JP5417820B2 - システムファイル共有装置、システムファイル共有方法及びプログラム - Google Patents
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Description
ここで、工場出荷状態として端末の記憶装置が記憶する、OS(Operating System、オペレーティングシステム)、設定ファイル、アプリケーションソフトウェア等、端末の起動及び運用に必要なファイル化された情報のデータ類を、システムファイルと呼ぶ。ユーザがシステムファイルに対し、データやアプリケーションプログラムの追加、変更、削除等の変更操作を行うと、端末は、元のシステムファイルと、変更操作を行ったシステムファイルとの差分データを生成する。端末は、差分データを生成すると、記憶装置内のユーザ専用の記憶領域に生成した差分データを登録する。他のユーザが端末を利用する際には、端末は、同様に他のユーザ専用の記憶領域に差分データを登録する。各ユーザが端末を利用する際は、システムファイルにユーザ毎の差分データを反映させる。これにより、ユーザ毎に異なる利用環境で1つの端末を複数のユーザが利用することができる。また、ある端末において生成した差分データを他の端末に適用することで、1人のユーザのデータを複数の端末で利用することができる。
特許文献1に記載のストレージシステムは、正記憶装置と、正記憶装置に接続された副記憶装置とを備える。正記憶装置は正ボリュームと差分転送部とを備え、副記憶装置は副ボリューム、差分転送対応部、世代管理ボリューム、世代復元部を備える。
副記憶装置の副ボリュームは、過去のある時点(以下、開始時点とする)の正ボリュームの内容の複製を記憶する。開始時点以降に正ボリュームの更新を行うと、更新を行った正ボリュームの内容と、開始時点の正ボリュームの内容との差分データが生じる。正記憶装置の差分転送部は、当該差分データと当該差分データの管理情報とを副記憶装置に送信する。副記憶装置の差分転送対応部は、正記憶装置から差分データと管理情報とを受信し、受信した差分データと管理情報とを世代管理ボリュームに登録する。
特定の時点の正ボリュームの内容を復元する際には、副記憶装置の世代復元部が副ボリュームの内容と差分データとに基づいてデータの復元を行う。
特許文献2に記載のシステムは、更新前のソフトウェアを記憶するROM(Read Only Memory、読出し専用記憶装置)と、ROMからソフトウェアを読み込んで動作するRAM(Random Access Memory、ランダムアクセスメモリ)と、ソフトウェアの更新データを格納するフラッシュメモリとを備える。
特許文献2に記載のシステムは、起動時にフラッシュメモリに格納された差分データと、ROMに格納された更新前のソフトウェアから、更新後のソフトウェアのデータを生成し、RAMに展開する。
その理由としては、システムファイルの更新を実施する場合、通常、更新を実施するアップデートプログラムは、その時点でインストールされているアプリケーションプログラムや、当該アプリケーションプログラムのバージョン、設定ファイルの内容等に基づいて、追加、削除、更新を行うファイルを決定し、更新作業を実施することが多い。従って、端末のシステムファイル単体で更新作業を実施した場合、アップデートプログラムは差分データに含まれる変更操作を考慮せずに更新作業を行うため、必要なファイルの更新が実施されないままとなる。そのため、システムファイルにユーザの差分データを反映させた際の利用環境は、正しい更新結果とならない可能性があることが挙げられる。
また、システムファイル共有装置は、システムファイルの更新時に、システムファイルにユーザ差分データが反映された状態で、システムファイルの更新を実行する。これにより、更新の際にユーザ差分データに含まれるアプリケーションプログラムや設定ファイル等に基づいてシステムファイルの更新作業を行うことができるため、システムファイルの更新作業を正常に行うことができる。
図1は、本発明の一実施形態によるシステムファイル共有装置の構成を示す概略ブロック図である。
システムファイル共有装置100は、ユーザ差分記憶装置200と接続されている。
また、システムファイル共有装置100は、接続部101、システム記憶部102、ユーザ差分反映部103(ユーザ差分反映手段)、メインメモリ104、操作部105(操作手段)、ユーザ差分生成部106(ユーザ差分生成手段)、ユーザ差分登録部107、更新部108(更新手段)、システム差分生成部109(システム差分生成手段)、システム差分登録部110、システム差分記憶部111、ユーザ単位システム差分生成部112(ユーザ単位システム差分生成手段)、ユーザ単位システム差分登録部113、ユーザ単位システム差分記憶部114、復元部115(復元手段、システム差分取得手段、ユーザ単位復元手段、ユーザ単位システム差分取得手段)を備える。
接続部101は、ユーザ差分記憶装置200とシステムファイル共有装置100との通信接続処理を行う。
システム記憶部102は、システムファイル共有装置100を動作させるOSやアプリケーションプログラム等のシステムファイルを記憶する。
ユーザ差分反映部103は、ユーザ差分データに基づいてシステムファイルの一部分を置き換えることで、システムファイルにユーザ差分データを反映させ、ユーザの利用環境を再現する。ここで、利用環境とは、例えば、あるデータを開くアプリケーションプログラムの関連付けや、ユーザ毎にインストールするアプリケーションプログラム等が挙げられる。
操作部105は、ユーザによる変更操作を受け付ける。
ユーザ差分生成部106は、変更操作によって生じるユーザ差分データを生成する。
ユーザ差分登録部107は、接続部101を介してユーザ差分記憶装置200にユーザ差分データを登録する。
更新部108は、システムファイルの更新を行う。システムファイルの更新とは、システムファイルの不具合の修正や、機能追加等を行うことである。システムファイルの更新は、一般的にシステムファイルの製造元が配布するアップデートプログラムを実行することによって行う。
システム差分生成部109は、更新前のシステムファイルと更新後のシステムファイルとの差分データ(システム差分データ)を生成する。
システム差分登録部110は、システム差分データをシステム差分記憶部111に登録する。
システム差分記憶部111は、システム差分データを記憶する。
ユーザ単位システム差分生成部112は、あるユーザが更新したシステムファイルと他のユーザが更新したシステムファイルとの差分データ(ユーザ単位システム差分データ)を生成する。
ユーザ単位システム差分登録部113は、ユーザ単位システム差分データをユーザ単位システム差分記憶部114に登録する。
ユーザ単位システム差分記憶部114は、ユーザ単位システム差分データを記憶する。
復元部115は、システム記憶部102が記憶するシステムファイルに基づき、当該システムファイルと異なるシステムファイルを復元する。
また、システムファイルを更新する際は、システムファイルに差分データが反映された状態で、更新部108がシステムファイルの更新を実行する。
これにより、システムファイル共有装置100は、ユーザ毎に異なる利用環境を設定し、かつシステムファイルの更新作業を正常に行うことができる。
図2は、システムファイル共有装置の動作を示す第1のフローチャートである。
図2は、システムファイル共有装置100の起動時の動作を示している。
まず、ユーザがシステムファイル共有装置100起動し、当該ユーザ専用のユーザ差分記憶装置200との接続操作を行うと、システムファイル共有装置100の接続部101は、ユーザ差分記憶装置200との接続処理を行い、ユーザ差分記憶装置200への読み込み処理及び書き込み処理を待機する(ステップS101)。ここで、システムファイル共有装置100とユーザ差分記憶装置200とは有線または無線で接続されている。有線で接続される場合は、例えばATA(Advanced Technology Attachment)接続、USB(Universal Serial Bus)接続、有線LAN(Local Area Network)接続等が挙げられる。また、無線で接続される場合は、例えば赤外線通信、無線LAN接続、Bluetooth接続等が挙げられる。
ユーザ差分反映部103は、システム記憶部102とユーザ差分記憶装置200とを統合すると、接続部101を介して、ユーザ差分記憶装置200からユーザ差分データを取得する(ステップS103)。また、ユーザ差分反映部103は、システム記憶部102からシステムファイルを取得する(ステップS104)。ステップS103で取得したユーザ差分データは、ステップS104で取得したシステムファイルとユーザの利用環境との差分である。従って、システムファイルにユーザ差分データを反映させることで、ユーザの利用環境を再現することができる。
ユーザ差分データの生成方法及び内容の詳細は後述するが、ユーザ差分データの反映方法としては、以下の方法が考えられる。
例えば、ユーザ差分データがバイナリ形式の差分情報である場合、システムファイルにユーザ差分データの内容を適用し、メインメモリ104にユーザ固有のシステムファイルとして展開して実行する方法が挙げられる。
また、ユーザ差分データが、システム記憶部102が記憶する各システムファイルに対する操作履歴及び変更操作を行ったデータの情報である場合、メインメモリ104にシステムファイルを展開してから当該ユーザ差分データに基づいた操作をシステムに対して自動的に実行するという方法等が挙げられる。
図3は、システムファイル共有装置100におけるユーザによる操作時の動作を示している。
システムファイル共有装置100がステップS107、S108、S109の処理によってユーザ差分データを反映させたシステムファイルに基づいて起動したのちに、ユーザがシステムファイル共有装置100に対しデータの生成、変更、削除、アプリケーションプログラムの追加等の変更操作を行うと、操作部105は、ユーザによる変更操作を受け付ける(ステップS201)。操作部105は、変更操作を受け付けると、メインメモリ104に展開されて記憶されたユーザ差分データ反映後のシステムファイルに対し、受け付けた変更操作を実行する(ステップS202)。
ユーザ差分データの生成方法としては、例えば、ユーザ差分生成部106が、データの生成、変更、削除、アプリケーションプログラムの追加等の変更操作の実行前におけるユーザ差分データを反映させたシステムファイルを基準として、変更操作後のユーザ差分データを反映させたシステムファイルとのバイナリデータの差分を、ユーザ差分データとして生成する方法が挙げられる。この場合、ユーザ差分記憶装置200の変更操作の実行毎に当該ユーザ差分データが生成され、ユーザ差分記憶装置200に蓄積されるため、ユーザ差分記憶装置200は、複数のユーザ差分データを記憶する。そのため、ユーザ差分反映部103は、ステップS107において、当該複数のユーザ差分データを、生成された順に適用させていく必要がある。
また、ユーザ差分生成部106は、システム記憶部102が記憶するシステムファイルを基準として、変更操作後のユーザ差分データを反映させたシステムファイルとのバイナリデータの差分を、ユーザ差分データとして生成する方法が挙げられる。
また、操作部105が実行するデータの生成、変更、削除、アプリケーションプログラムの追加等の変更操作に基づいて、ユーザ差分生成部106がユーザ差分データを反映させたシステムファイルに対する操作履歴及びその際に変更したデータの情報を、ユーザ差分データとして生成する方法が挙げられる。
上述したステップS201〜S204の処理により、ユーザによる変更操作によって変更されたファイル及びアプリケーションプログラムは、ユーザ差分データとしてユーザ差分記憶装置200に記憶される。このとき、システム記憶部102が記憶するシステムファイルの書き換えは行わない。
図4は、システムファイル共有装置100におけるシステムファイルの更新時の動作を示している。ここで、システムファイルの更新とは、例えば、システムファイルに含まれるOS、アプリケーションプログラム、ライブラリ、設定ファイル等の追加、書き換え、削除を行うことである。
システムファイルの更新は、一般的には更新対象の端末上で更新を行うためのアップデートプログラムを動作させ、当該アップデートプログラムが端末のシステムファイルに応じて更新作業を実行することで行われる。例えば、ブラウザアプリケーションがインストールされている場合、当該ブラウザアプリケーションが使用するライブラリの情報を取得し、必要に応じて、当該ライブラリをセキュリティ対策が施されたものに書き換えることによって更新作業を実行する。
ユーザ差分登録部107がユーザ差分データを書き込むと、システム差分生成部109は、システム記憶部102が記憶する更新後のシステムファイルを基準として、システム記憶部102が記憶する更新前のシステムファイルの差分を、システム差分データとして生成する(ステップS305)。これにより、更新後のシステムファイルを更新前のシステムファイルに戻す差分データを生成することができる。
システム差分登録部110がシステム差分データを登録すると、更新部108は、システム記憶部102が記憶する更新前のシステムファイルを削除する(ステップS307)。
図5は、システムファイル共有装置100の上述したステップS108における詳細な動作を示している。ステップS108は、上述したステップS301〜S307によって、あるユーザ(以下、ユーザAとする)がシステムファイル共有装置100のシステムファイルを更新し、更新後のシステムファイルが他のユーザ(以下、ユーザBとする)に対応するユーザ差分データを生成した際のシステムファイルのバージョンよりも新しくなった状態でユーザBがシステムファイル共有装置100を起動した場合に実行される。
上述したステップS101〜S105が実行され、ステップS105で、ユーザ差分反映部103が、ユーザBのユーザ差分データが生成された時点におけるシステムファイルのバージョンと、取得したシステムファイル、すなわちユーザAが更新したシステムファイルのバージョンとが一致しないと判定した場合(ステップS105:NO)、復元部115は、システム差分記憶部111からユーザ差分データに対応するバージョンのシステム差分データを取得する(ステップS401)。当該システム差分データは、ユーザAが更新したシステムファイルをユーザBのユーザ差分データに対応するバージョンのシステムファイルに復元するための差分データである。ステップS306によってシステムファイルのバージョンの情報がシステム差分データのヘッダ領域に付与されているため、復元部115は、システム差分記憶部111から当該バージョンの情報とユーザ差分データに対応するバージョンとが一致するシステム差分データを検索し、取得する。
また、アップデートプログラムの実行と平行して、更新部108は、アップデートプログラムによって実行される更新作業を、復元部115が生成した更新前システムファイルに対して実行する。そして、ユーザBが更新した更新前システムファイルを、システム記憶部102が予め記憶しているユーザAが更新したシステムファイルとは別に、システム記憶部102に登録する(ステップS407)。このとき、ユーザBが更新した更新前システムファイルと、ユーザAが更新したシステムファイルとの間に差異が生じることがある。この差異は、ユーザAとユーザBがインストールしているアプリケーションプログラムや設定ファイルが異なることによる。差異が生じた場合、当該差異の差分を取得し、ユーザBの次回以降の起動時に適用することで、ユーザBが更新したシステムファイルを再現することができる。
ユーザ差分登録部107がユーザ差分データを書き込むと、ユーザ単位システム差分生成部112は、システム記憶部102が予め記憶するシステムファイルと、ステップS407でシステム記憶部102に登録した、ユーザBが更新した更新前システムファイルとに差異があるか否かを判定する(ステップS410)。
ユーザ単位システム差分生成部112は、システム記憶部102が予め記憶するユーザAが更新したシステムファイルと、システム記憶部102が記憶するユーザBが更新した更新前システムファイルとに差異があると判定した場合(システム410:YES)、システム記憶部102が予め記憶するユーザAが更新したシステムファイルを基準として、ユーザBが更新した更新前システムファイルの差分を、ユーザBのユーザ単位システム差分データとして生成する(ステップS411)。ユーザ単位システム差分データは、システム記憶部102が記憶するユーザAが更新したシステムファイルから、ユーザBが更新したシステムファイルを再現するための差分データである。
この処理によって、システム記憶部102が記憶するシステムファイルは、ユーザAが更新したシステムファイルのみとなる。従って、ユーザBが更新した更新前システムファイル、すなわち、ユーザBのユーザ差分データに対応し、かつ最新のバージョンのシステムファイルは、ユーザBによるシステムファイル共有装置100の次回起動時に、システム記憶部102が記憶するユーザAが更新したシステムファイルと、復元部115がユーザBのユーザ単位システム差分データとを用いて復元処理を行うことで、復元することができる。
同様に、その他のユーザも、ユーザBと同様にユーザ単位システム差分データを生成し、生成したユーザ単位システム差分データと、ユーザAが更新したシステムファイル、すなわち最初に更新されたシステムファイルとに基づいて復元したシステムファイルを利用する。なお、ユーザBやその他のユーザがシステムファイルの更新を行った結果、ユーザAが更新したシステムファイルと同じものとなった場合は、これに限られず、ユーザAが更新したシステムファイルを利用してもよい。
図6は、システムファイル共有装置100の上述したステップS109における詳細な動作を示している。ステップS109は、システムファイル共有装置100の以前の利用時に上述したステップS411〜S412の処理によってユーザBのユーザ単位システム差分データが生成された状態で、ユーザBがシステムファイル共有装置100を起動した場合に実行される。
上述したステップS101〜S106が実行され、ステップS106で、ユーザ差分反映部103が、ユーザ単位システム差分記憶部114がユーザ差分データに対応するユーザ単位システム差分データ、すなわちユーザBのユーザ単位システム差分データを記憶していると判定した場合(ステップS106:YES)、復元部115は、ユーザ単位システム差分記憶部114からユーザBのユーザ単位システム差分データを取得する(ステップS501)。このとき、ステップS412によってシステムファイルのバージョンの情報及び作成者の情報がユーザ単位システム差分データのヘッダ領域に付与されているため、復元部115は、ユーザ単位システム差分記憶部111からバージョンの情報とユーザ差分データに対応するバージョンとが一致し、かつ作成者が当該ユーザであるシステム差分データを検索し、取得する。
これにより、システムファイル共有装置100は、ユーザ毎に異なる利用環境を設定し、かつシステムファイルの更新作業を正常に行うことができる。
これにより、あるユーザのユーザ差分データがシステム記憶部102に記憶されている現在のシステムファイルの更新前に保存されたもので、他のユーザによってシステムファイルが更新された場合、ユーザは、システム差分記憶部111が記憶するシステム差分データに基づいてシステムファイルを更新前の状態に戻すことができる。従って、ユーザは、ユーザ差分データとシステムファイルのバージョンを一致させた上でシステムファイルの更新を行うことができる。
例えば、本実施形態では、ユーザ差分記憶装置200をシステムファイル共有装置100とは異なる筐体に備えられている例を説明したが、これに限られず、ユーザ差分記憶部として、例えばシステムファイル共有装置100の筐体内に備えられていても良い。また、本実施形態では、ユーザ毎に異なるユーザ差分記憶装置200を備える例を説明したが、これに限られず、例えばユーザ差分記憶装置200を外部のサーバに実装し、複数のユーザのユーザ差分データをまとめて記憶するようにしても良い。
Claims (12)
- 複数のユーザが使用する共有のシステムファイルに対して、前記ユーザ毎に異なる設定を反映させて動作するシステムファイル共有装置であって、
ユーザから前記システムファイルに対する変更操作を受け付ける操作手段と、
前記システムファイルと、前記変更操作に基づいて変更を行ったシステムファイルとの差分を示すユーザ差分データを生成するユーザ差分生成手段と、
前記ユーザがアプリケーションを実行する際に前記システムファイルに前記ユーザ差分データを反映させるユーザ差分反映手段と、
前記システムファイルに前記ユーザ差分データが反映された状態で、前記システムファイルの更新を実行する更新手段と、
あるユーザが更新を実行したシステムファイルと他のユーザが更新を実行したシステムファイルとの差分を示すユーザ単位システム差分データを生成するユーザ単位システム差分生成手段と、
前記あるユーザのユーザ単位システム差分データと前記他のユーザが更新を実行したシステムファイルとに基づいて、前記あるユーザが更新を実行したシステムファイルを復元するユーザ単位復元手段と、
を備えることを特徴とするシステムファイル共有装置。 - 前記更新を実行したシステムファイルと前記更新を実行する前のシステムファイルとの差分を示すシステム差分データを生成するシステム差分生成手段と、
前記システム差分データと、最新のシステムファイルとに基づいて、前記システム差分データを生成した時点の直前の前記システムファイルを復元する復元手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のシステムファイル共有装置。 - 前記ユーザ差分データを生成した時点以降に生成された前記システム差分データを取得するシステム差分取得手段をさらに備え、
前記復元手段は、前記取得したシステム差分データに基づいて前記システムファイルを復元する、
ことを特徴とする請求項2に記載のシステムファイル共有装置。 - 前記他のユーザが更新したシステムファイルを用いて自装置を動作させる際に、前記あるユーザの前記ユーザ単位システム差分データを取得するユーザ単位システム差分取得手段をさらに備え、
前記ユーザ単位復元手段は、前記取得したユーザ単位システム差分データに基づいて前記あるユーザが更新を実行したシステムファイルを復元する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のシステムファイル共有装置。 - 複数のユーザが使用する共有のシステムファイルに対して、前記ユーザ毎に異なる設定を反映させて動作するシステムファイル共有装置を用いたシステムファイル共有方法であって、
操作手段は、ユーザから前記システムファイルに対する変更操作を受け付け、
ユーザ差分生成手段は、前記システムファイルと、前記変更操作に基づいて変更を行ったシステムファイルとの差分を示すユーザ差分データを生成し、
ユーザ差分反映手段は、前記ユーザがアプリケーションを実行する際に前記システムファイルに前記ユーザ差分データを反映させ、
更新手段は、前記システムファイルに前記ユーザ差分データが反映された状態で、前記システムファイルの更新を実行し、
ユーザ単位システム差分生成手段は、あるユーザが更新を実行したシステムファイルと他のユーザが更新を実行したシステムファイルとの差分を示すユーザ単位システム差分データを生成し、
ユーザ単位復元手段は、前記あるユーザのユーザ単位システム差分データと前記他のユーザが更新を実行したシステムファイルとに基づいて、前記あるユーザが更新を実行したシステムファイルを復元する、
ことを特徴とするシステムファイル共有方法。 - システム差分生成手段は、前記更新を実行したシステムファイルと前記更新を実行する前のシステムファイルとの差分を示すシステム差分データを生成し、
復元手段は、前記システム差分データと、最新のシステムファイルとに基づいて、前記システム差分データを生成した時点の直前の前記システムファイルを復元する、
ことを特徴とする請求項5に記載のシステムファイル共有方法。 - システム差分取得手段は、前記ユーザ差分データを生成した時点以降に生成された前記システム差分データを取得し、
前記復元手段は、前記取得したシステム差分データに基づいて前記システムファイルを復元する、
ことを特徴とする請求項6に記載のシステムファイル共有方法。 - ユーザ単位システム差分取得手段は、前記他のユーザが更新したシステムファイルを用いて自装置を動作させる際に、前記あるユーザの前記ユーザ単位システム差分データを取得し、
前記ユーザ単位復元手段は、前記取得したユーザ単位システム差分データに基づいて前記あるユーザが更新を実行したシステムファイルを復元する、
ことを特徴とする請求項5から請求項7の何れか1項に記載のシステムファイル共有方法。 - 複数のユーザが使用する共有のシステムファイルに対して、前記ユーザ毎に異なる設定を反映させて動作するシステムファイル共有装置を、
ユーザから前記システムファイルに対する変更操作を受け付ける操作手段、
前記システムファイルと、前記変更操作に基づいて変更を行ったシステムファイルとの差分を示すユーザ差分データを生成するユーザ差分生成手段、
前記ユーザがアプリケーションを実行する際に前記システムファイルに前記ユーザ差分データを反映させるユーザ差分反映手段、
前記システムファイルに前記ユーザ差分データが反映された状態で、前記システムファイルの更新を実行する更新手段、
あるユーザが更新を実行したシステムファイルと他のユーザが更新を実行したシステムファイルとの差分を示すユーザ単位システム差分データを生成するユーザ単位システム差分生成手段、
前記あるユーザのユーザ単位システム差分データと前記他のユーザが更新を実行したシステムファイルとに基づいて、前記あるユーザが更新を実行したシステムファイルを復元するユーザ単位復元手段、
として動作させるためのプログラム。 - 前記システムファイル共有装置を、
前記更新を実行したシステムファイルと前記更新を実行する前のシステムファイルとの差分を示すシステム差分データを生成するシステム差分生成手段、
前記システム差分データと、最新のシステムファイルとに基づいて、前記システム差分データを生成した時点の直前の前記システムファイルを復元する復元手段、
として動作させるための請求項9に記載のプログラム。 - 前記システムファイル共有装置を、
前記ユーザ差分データを生成した時点以降に生成された前記システム差分データを取得するシステム差分取得手段として動作させ、
前記復元手段は、前記取得したシステム差分データに基づいて前記システムファイルを復元する、
ことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。 - 前記システムファイル共有装置を、
前記他のユーザが更新したシステムファイルを用いて自装置を動作させる際に、前記あるユーザの前記ユーザ単位システム差分データを取得するユーザ単位システム差分取得手段として動作させ、
前記ユーザ単位復元手段は、前記取得したユーザ単位システム差分データに基づいて前記あるユーザが更新を実行したシステムファイルを復元する、
ことを特徴とする請求項9から請求項11の何れか1項に記載のプログラム。
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