JP2010128628A - 広告配信方法及び広告配信サーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】宅内機器の一部からユーザの生活履歴に関する情報を収集できない場合においても、ユーザの生活履歴に対応した広告データを配信する。
【解決手段】広告提供サーバ120は、ユーザの生活履歴に関する情報が不明なために、所定の広告配信条件で前記ユーザへの広告配信を判断できない場合、前記所定の広告配信条件と同一又は類似のターゲットを狙った他の広告配信条件を抽出する。そして、前記ユーザの生活履歴に関する情報が前記他の広告配信条件を満たせば、前記ユーザの生活履歴に関する情報は前記所定の広告配信条件を満たすと推定し、これに対応する広告データを配信する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ユーザの生活履歴に対応した広告を前記ユーザに配信する広告配信方法及び広告配信サーバに関するものである。
近年、ユーザの生活履歴を反映した広告配信方法が検討されている。この広告配信方法では、各種広告データを保有するセンターサーバは、インターネットを介して各ユーザ宅と接続される。前記ユーザ宅内には、ホームサーバが配置され、また、テレビやデジタルカメラ等の各種機器が前記ホームサーバに接続される。前記ホームサーバは、前記各種機器の製品名、製造番号、メーカ名等の属性情報及び前記各種機器の使用頻度に関する情報を機器情報として収集し、前記センターサーバに送信する。前記センターサーバは、前記ホームサーバから前記機器情報を受信すると、ユーザの使用頻度が高い機器に関連のある広告データを前記ユーザ宅のホームサーバへ配信する。これにより、ユーザの生活履歴を反映した広告データが配信される(例えば、特許文献1)。
特開2002−298014号
しかし、上記従来の技術では、以下のような問題が生じていた。
即ち、上記従来の技術では、ユーザの使用頻度の高い機器に関連のある広告データを配信するに過ぎず、ユーザの日々の帰宅時間や各種機器の使用時間など、ユーザの生活傾向まで考慮して広告データを配信することができないという問題があった。
かかる問題に対しては、前記ホームサーバのような情報収集機能を有する端末装置が、前記機器の使用頻度のみならず、前記機器の使用履歴に関する情報をユーザの生活履歴に関する情報として収集することで解決できる。例えば、前記機器が電子レンジの場合、前記端末装置は、何時に電子レンジが使用されたかを示す時間情報や、「強」又は「弱」など、電子レンジの使用時に選択したモード情報を前記生活履歴に関する情報として収集し、広告配信サーバに送信することも考えられる。この場合、前記広告配信サーバは、前記生活履歴に関する情報を受信すると、前記生活履歴に関する情報と前記広告配信サーバが保有する各広告データを配信するための条件である「広告配信条件」とを比較する。比較した結果、前記生活履歴に関する情報が前記広告配信条件を満たす場合、この広告配信条件に対応する広告データを前記ユーザ宅の端末装置に配信することが考えられる。これにより、ユーザの生活傾向を考慮して、ユーザの生活履歴に対応した広告データを配信することができる。
しかし、かかる解決手段では、前記機器が前記端末装置に前記生活履歴に関する情報を送信する機能を有していない場合や、前記機器の情報送信機能が故障している場合には、前記ユーザの生活履歴に関する情報を前記広告配信サーバに送信できない。したがって、前記広告配信サーバは、前記ユーザの生活履歴に関する情報を収集できないので、前記ユーザの生活履歴に関する情報と前記広告配信条件とを比較できない。この場合、ある特定の生活履歴に関する情報のみが前記広告配信条件と比較されるので、ユーザ宅には、特定の商品に偏った広告データが多く配信されることになる。また、同一又は類似の商品であっても、メーカが異なれば、異なる広告作成業者を選定する。前記広告作成業者が異なれば、同様の生活傾向をとる同一ターゲットを狙った広告データであっても異なる広告配信条件を設定することが考えられる。そのため、同一ターゲットを狙った広告データであるにも関わらず、広告機会の損失が発生することが想定される。この結果、前記広告配信サーバはユーザの生活履歴に対応した広告データを配信できないという問題があった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、宅内機器の一部から前記生活履歴に関する情報を収集できない場合においても、ユーザの生活履歴に対応した広告データを配信できる広告配信方法及び広告配信サーバを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一実施の態様の広告配信サーバは、端末装置から収集したユーザの生活履歴に関する情報が所定の広告配信条件を満たすか否か判断できない場合、前記所定の広告配信条件と他の広告配信条件との類似性の有無を判断し、前記所定の広告配信条件と同一又は類似のターゲットを狙った他の広告配信条件を抽出する。そして、前記ユーザの生活履歴に関する情報が前記同一又は類似のターゲットを狙った他の広告配信条件を満たせば、前記ユーザの生活履歴に関する情報は前記所定の広告配信条件を満たすと推定し、前記所定の広告配信条件に対応する広告データを配信するものである。
本態様により、ユーザの生活履歴に関する情報が不明な場合においても、前記所定の広告配信条件と同一又は類似のターゲットを狙った他の広告配信条件を基に、所定の広告データの配信を判断することができる。その結果、宅内機器の一部から前記生活履歴に関する情報を収集できない場合においても、この宅内機器のユーザに対して前記生活履歴に対応した広告データを配信できる。
請求項1記載の態様の広告提供サーバは、複数の広告コンテンツ及び前記複数の広告コンテンツの各々について配信条件を格納する記憶部と、複数の宅内機器に接続される情報収集装置であって且つ前記複数の宅内機器の使用状態に関する所定の情報を収集する情報収集装置に複数接続され前記複数の情報収集装置の各々から所定の情報を受信する通信部と、一の情報収集装置から受信した所定の情報が第1の広告コンテンツの配信条件を満たすが第2の広告コンテンツの配信条件を満たすか否か不明な場合であって、前記第1の広告コンテンツの配信条件及び前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たす所定の情報を送信した他の情報収集装置が所定の割合以上存在する場合、前記一の情報収集装置も前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たすと判断して、前記第2の広告コンテンツを前記一の情報収集装置に送信する制御部と、を備えたものである。
本態様は、一の情報収集装置から受信した所定の情報が第1の広告コンテンツの配信条件を満たすが第2の広告コンテンツの配信条件を満すか否か不明な場合であっても、前記第1の広告コンテンツの配信条件及び前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たす所定の情報を送信した他の情報収集装置が所定の割合以上存在する場合、前記一の情報収集装置も前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たすと判断して、前記第2の広告コンテンツを前記一の情報収集装置に送信するものである。
これにより、他の情報収集装置から収集した情報に基づいて前記第1の広告コンテンツと前記第2の広告コンテンツとの関連を推測して、前記第1の広告コンテンツと前記第2の広告コンテンツとが同一又は類似のターゲットを狙った異なるメーカの商品に関する広告であると判断された場合には、前記第1の広告コンテンツの配信条件を満たす宅内のユーザに対して前記第2の広告コンテンツを配信するので、一の情報収集装置が配置された宅内に使用状態に関する情報を送信できない宅内機器が存在しても、当該宅内機器の情報を配信条件とする前記第2の広告コンテンツを前記宅内のユーザに対して配信できる。
請求項2記載の態様の広告提供サーバは、請求項1記載の広告提供サーバにおいて、前記制御部は、一の情報収集装置から受信した所定の情報が第1の広告コンテンツの配信条件を満たすが第2の広告コンテンツの配信条件を満たすか否か不明な場合であって、前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たすと判断した場合、前記第1の広告コンテンツ及び前記第2の広告コンテンツの中からいずれか一つの広告コンテンツをランダムに選択して、前記一の情報収集装置に送信するものである。
本態様によると、前記第1の広告コンテンツ及び前記第2の広告コンテンツの中からいずれか一つの広告コンテンツをランダムに選択することにより、配信条件を満たすか否か不明な第2の広告コンテンツも配信される可能性があるので、一の情報収集装置が配置された宅内に使用状態に関する情報を送信できない宅内機器が存在しても、当該宅内機器の情報を配信条件とする前記第2の広告コンテンツを前記宅内のユーザに対して配信できる。
請求項3記載の態様の広告提供サーバは、請求項1記載の広告提供サーバにおいて、前記制御部は、一の情報収集装置から受信した所定の情報が第1の広告コンテンツの配信条件を満たすが第2の広告コンテンツの配信条件を満たすか否か不明な場合であって、前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たすと判断した場合、前記第1の広告コンテンツ及び前記第2の広告コンテンツの中からいずれか一つの広告コンテンツを順番に選択して、前記一の情報収集装置に送信するものである。
本態様によると、前記第1の広告コンテンツ及び前記第2の広告コンテンツの中からいずれか一つの広告コンテンツを順番に選択することにより、配信条件を満たすか否か不明な第2の広告コンテンツも配信される可能性があるので、一の情報収集装置が配置された宅内に使用状態に関する情報を送信できない宅内機器が存在しても、当該宅内機器の情報を配信条件とする前記第2の広告コンテンツを前記宅内のユーザに対して配信できるその際、配信条件を満たすか否か不明な第2の広告コンテンツより、配信条件を満たす第1の広告コンテンツに優先して配信の機会を与えることができる。
請求項4記載の態様の広告提供サーバは、請求項1記載の広告提供サーバにおいて、前記制御部は、前記複数の情報収集装置の各々について、前記複数の広告コンテンツの中の各広告コンテンツの配信条件を満たすか、満たさないか、又は満たすか満たさないか不明のフラグを記した条件評価テーブルを作成し、前記条件評価テーブルに基づいて、前記複数の広告コンテンツの中の各広告コンテンツについて、前記第1の広告コンテンツの配信条件を満たす情報収集装置の中で前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たす情報収集装置及び満たさない情報収集装置の総計を分母とし、前記第1の広告コンテンツの配信条件を満たす情報収集装置の中で前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たす情報収集装置の数を分子として算出した前記第1の広告コンテンツの配信条件を基準とした前記第2の広告コンテンツの配信条件の類似度を記した条件類似度テーブルを作成し、前記条件類似度テーブルに基づいて、前記類似度が所定の割合以上の場合、前記第1の広告コンテンツの配信条件は、前記第2の広告コンテンツの配信条件と類似すると判断し、前記第1の広告コンテンツの配信条件を満たす一の情報収集装置が前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たすか否か不明な場合であっても、前記一の情報収集装置は前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たすと判断するものである。
本態様によると、前記第1の広告コンテンツの配信条件を満たす情報収集装置の中で前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たす情報収集装置及び満たさない情報収集装置の総計を分母とし、前記第1の広告コンテンツの配信条件を満たす情報収集装置の中で前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たす情報収集装置の数を分子として類似度を算出する。これにより、分母を理論上最も小さな範囲に制限して類似度を計算するので、類似度を精度よく算出できる。
また、前記類似度が所定の割合以上の場合、前記第1の広告コンテンツの配信条件は、前記第2の広告コンテンツの配信条件と類似すると判断する。これにより、前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たすか否か不明の場合であっても、前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たさない情報収集装置を排除できる。そのため、一の情報収集装置が配置された宅内に使用状態に関する情報を送信できない宅内機器が仮に前記情報を送信できたとしたら、前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たさなかったような場合にまで、前記第2の広告コンテンツを配信する不都合を防止できる。
請求項5記載の態様の広告提供サーバは、請求項4記載の広告提供サーバにおいて、前記制御部は、一の情報収集装置から受信した所定の情報が第1の広告コンテンツの配信条件を満たすが第2の広告コンテンツの配信条件を満たすか否か不明な場合であって、前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たすと判断した場合、前記類似度に応じて前記第1の広告コンテンツ及び前記第2の広告コンテンツの各々にスコアを加算し、前記加算されたスコアに応じた確率で、前記第1の広告コンテンツ及び前記第2の広告コンテンツの中からいずれか一つの広告コンテンツをランダムに選択して、前記一の情報収集装置に送信するものである。
本態様によると、前記類似度に応じた確率で、前記第1の広告コンテンツ及び前記第2の広告コンテンツの中からいずれか一つの広告コンテンツをランダムに選択することにより、前記第1の広告コンテンツ及び前記第2の広告コンテンツに均等に配信の機会を与えるのではなく、前記類似度に応じた確率で配信の機会を与えるので、配信条件を満たすか否か不明な第2の広告コンテンツについての配信の機械を確保しつつ、配信条件を満たす第1の広告コンテンツに配信の機会をより多く与えることができる。
請求項6記載の態様の広告提供サーバは、請求項4記載の広告提供サーバにおいて、前記制御部は、一の情報収集装置から受信した所定の情報が第1の広告コンテンツの配信条件を満たすが第2の広告コンテンツの配信条件を満たすか否か不明な場合であって、前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たすと判断した場合、前記類似度に応じて前記第1の広告コンテンツ及び前記第2の広告コンテンツの各々にスコアを加算し、前記加算されたスコアに応じた確率で、前記第1の広告コンテンツ及び前記第2の広告コンテンツの中からいずれか一つの広告コンテンツを順番に選択して、前記一の情報収集装置に送信するものである。
本態様によると、前記類似度に応じた確率で、前記第1の広告コンテンツ及び前記第2の広告コンテンツの中からいずれか一つの広告コンテンツを順番に選択することにより、前記第1の広告コンテンツ及び前記第2の広告コンテンツに均等に配信の機会を与えるのではなく、前記類似度に応じた確率で配信の機会を与えるので、配信条件を満たすか否か不明な第2の広告コンテンツについての配信の機械を確保しつつ、配信条件を満たす第1の広告コンテンツに配信の機会をより多く且つ優先して与えることができる。
請求項7記載の態様の広告提供サーバは、請求項4記載の広告提供サーバにおいて、前記制御部は、前記条件類似度テーブルを類似度の高い順番にソートし、前記類似度が所定値以上のものを次回の類似度の計算に使用するものである。
本態様によると、類似度の高い広告配信条件のみを選んで前回の類似度計算の結果を次回の類似度の計算に利用することにより、前回の類似度を維持しつつ今回の類似度テーブルを一から作成する手間を省略できるので、類似度の精度を維持しつつ類似度テーブルを作成する処理負担を軽減できる。
請求項8記載の態様の広告提供サーバは、請求項1記載の広告提供サーバにおいて、配信条件を満たすか否か不明な広告コンテンツについて配信を禁止する設定部を設け、前記制御部は、前記設定部の設定により、配信条件を満たすか否か不明な広告コンテンツについて配信が禁止された場合、前記第2の広告コンテンツを前記一の情報収集装置に送信しないものである。
本態様によると、広告コンテンツの広告主が厳密な広告配信を希望する場合には、配信条件を満たすか否か不明な広告コンテンツについては配信しないようにできる。
請求項9記載の態様の広告提供サーバは、請求項1記載の広告提供サーバにおいて、前記所定の情報を、前記宅内機器の電源のON/OFFの変化に関する情報としたものである。
請求項10記載の態様の広告提供サーバは、請求項9記載の広告提供サーバにおいて、前記所定の情報を、前記宅内機器が照明である場合、前記照明の電源のON/OFFの変化に関する情報としたものである。
請求項11記載の態様の広告提供サーバは、請求項1記載の広告提供サーバにおいて、前記所定の情報を、開閉ドアを有する宅内機器の開閉ドアの開閉の変化に関する情報としたものである。
請求項12記載の態様の広告提供サーバは、請求項11記載の広告提供サーバにおいて、前記所定の情報を、前記宅内機器が冷蔵庫の場合、前記冷蔵庫の開閉ドアの開閉の変化に関する情報としたものである。
請求項13記載の態様の広告提供サーバは、請求項1記載の広告提供サーバにおいて、前記所定の情報を、前記宅内機器の使用中/不使用の変化に関する情報としたものである。
請求項14記載の態様の広告提供サーバは、請求項13記載の広告提供サーバにおいて、前記所定の情報を、前記宅内機器が体重計の場合、前記体重計の使用中/不使用の変化に関する情報としたものである。
請求項15記載の態様の広告提供方法は、複数の広告コンテンツ及び前記複数の広告コンテンツの各々について配信条件を格納する広告配信サーバから前記複数の広告コンテンツの中のいずれかの広告コンテンツを配信する広告配信方法であって、複数の宅内機器に接続される情報収集装置であって且つ前記複数の宅内機器の使用状態に関する所定の情報を収集する情報収集装置に複数接続され前記複数の情報収集装置の各々から所定の情報を受信し、一の情報収集装置から受信した所定の情報が第1の広告コンテンツの配信条件を満たすが第2の広告コンテンツの配信条件を満たすか否か不明な場合であって、前記第1の広告コンテンツの配信条件及び前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たす所定の情報を送信した他の情報収集装置が所定の割合以上存在する場合、前記一の情報収集装置も前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たすと判断し、前記第2の広告コンテンツを前記一の情報収集装置に送信するものである。
(実施の態様1)
以下、本発明の一実施の態様である広告配信方法及び広告配信サーバについて、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施の態様である広告配信方法及び広告配信サーバが用いられる広告配信システムを示したシステム構成図である。図1において、本実施の態様の広告配信システムは、ユーザ宅110を複数含み、また、広告提供サーバ120を含んでいる。各ユーザ宅110と広告提供サーバ120とは宅外伝送路130を介して接続される。ここで、宅外伝送路130は、イーサネット(登録商標)等の有線ネットワーク、無線LAN等の無線ネットワーク、放送波によるネットワーク、又はこれらが複合したネットワーク等で構成される。
各ユーザ宅110は、複数の宅内機器140及び情報収集装置150を有し、複数の宅内機器140と情報収集装置150とは宅内のネットワーク160を介して接続される。宅内機器140は、例えば、テレビ、電子レンジ、又は洗濯機のように様々な種類の機器を示している。図1において、各種宅内機器140を宅内機器140a、宅内機器140b、及び宅内機器140cとして区別した。一方、情報収集装置150は、例えば、デジタルテレビ、パーソナルコンピュータ、及びビデオ記録再生機等で実現される。ここで、ネットワーク160は、イーサネット(登録商標)等の有線ネットワーク、無線LAN等の無線ネットワーク、メモリカード等のポータブルメディアを介したネットワーク、又はこれらが複合したネットワーク等で構成される。
宅内機器140は、ユーザの生活履歴に関する情報を収集する機能を備えている。例えば、宅内機器140が洗濯機の場合、何時に洗濯機が使用されたかを示す時間情報や、洗濯機を使用する際に用いられる「すすぎ」や「脱水」などのモード情報を前記生活履歴に関する情報として収集する。一方、情報収集装置150は、宅内機器140の各々から前記生活履歴に関する情報を収集する機能を備えている。
広告提供サーバ120は、各広告主から配信を依頼された各種の広告データと前記広告データを配信するための条件である広告配信条件とを保有している。
図2は、本発明の一実施の態様である宅内機器140の内部構成を示したブロック図である。図2において、本実施の態様の宅内機器140は、機器情報検出部141、機器情報記憶部142、及び通信部143から構成される。
機器情報検出部141は、宅内機器140に設置されたセンサの情報や内部クロック等を基に、ユーザの使用履歴に関する情報を宅内機器140の機器情報として検出し、機器情報記憶部142に格納する。例えば、宅内機器140が照明の場合は、照明が「オン」或いは「オフ」された日時や照度レベル等を前記機器情報として検出する。また、宅内機器140が体重計の場合は、測定日時、体重、及び体脂肪率等を前記機器情報として検出する。
機器情報記憶部142は、機器情報検出部141で検出された前記機器情報をテーブルとして保存する。例えば、各ユーザを識別するためのユーザIDや、宅内機器140の機器種別、動作内容、及び使用時間などを前記テーブルの項目として保存する場合が考えられる。
通信部143は、ネットワーク160を介して情報収集装置150と通信する機能を有し、機器情報記憶部142に記録されている前記宅内機器140の機器情報を情報収集装置150に送信する。
図3は、本発明の一実施の態様である情報収集装置150の内部構成を示したブロック図である。図3において、本実施の態様の情報収集装置150は、機器情報記憶部151、生活情報生成部152、生活情報記憶部153、広告表示制御部154、及び通信部155から構成される。
機器情報記憶部151は、通信部155で受信される各宅内機器140の機器情報を記憶する。
生活情報生成部152は、各種宅内機器140の各々から取得した前記機器情報をユーザごとに整理し、このユーザごとに整理された情報をユーザの生活履歴情報として生活情報記憶部153に記憶する。このとき、生活情報生成部152は、前記生活履歴情報を広告提供サーバ120に対して提供するか否かをユーザの意思に基づいて設定することができる。
生活情報記憶部153は、生活情報生成部152で生成された前記ユーザの生活履歴情報を記憶する。この生活情報記憶部153の詳細なデータ構造については図5にて後述する。
広告表示制御部154は、広告提供サーバ120に対して広告データの配信を要求し、広告提供サーバ120から取得した広告データを外部の表示装置へ出力することを制御する。
通信部155は、ネットワーク160を介して各宅内機器140と通信する機能を有し、機器情報記憶部142に記録されている宅内機器140の前記機器情報を各宅内機器140より受信する。また、通信部155は、宅外伝送路160を介して広告提供サーバ120と通信する機能を有する。通信部155は、機器情報記憶部152に記録されている前記ユーザの生活履歴情報を広告提供サーバ120に送信し、広告提供サーバ120から配信される広告データを受信する。さらに、通信部155は、前記受信した広告データを前記表示装置に送信する機能も有する。
図4は、本発明の一実施の態様である広告提供サーバ120の内部構成を示したブロック図である。図4において、本実施の態様の広告提供サーバ120は、通信部121、生活情報記憶部122、広告記憶部123、広告配信情報記憶部124、広告配信条件判定部125、広告配信条件類似判定部126、及び広告決定部127から構成される。
通信部121は、宅外伝送路160を介して各ユーザ宅110の情報収集装置150と通信する。通信部121は、各ユーザ宅110の情報収集装置150より、生活情報記憶部154に記録されている前記ユーザの生活履歴情報を受信し、生活情報記憶部122に記憶する。また、通信部121は、広告決定部127で選別される広告データを各ユーザ宅110の情報収集装置150に送信する。
生活情報記憶部122は、各ユーザ宅110の情報収集装置130から取得した各ユーザの生活履歴情報を記憶する。この生活情報記憶部122の詳細なデータ構造については図6にて後述する。
広告記憶部123は、各広告主から配信を依頼された各種広告データを記憶する。広告配信情報記憶部124は、前記各種広告データに設定された広告配信情報を記憶する。ここで、広告配信情報とは、所定のユーザに対して所定の広告データの配信可否を判定する際に、前記ユーザの生活履歴情報を評価するために用いる情報である。前記広告配信情報には、所定の広告データを所定のユーザに配信するために設定された広告配信条件や各種のパラメータ等が含まれる。この広告配信情報記憶部124の詳細なデータ構造については図7にて後述する。
広告配信条件判定部125は、広告配信情報記憶部124に格納された前記広告配信条件を用いて生活情報記憶部122に記憶された前記ユーザの生活履歴情報を評価し、当該広告データの配信可否を判定する。例えば、前記生活履歴情報が前記広告配信条件を満たす場合、前記広告配信条件に対応する広告データを「配信可能」であると評価し、前記生活履歴情報が前記広告配信条件を満たさない場合、前記広告配信条件に対応する広告データを「配信不可能」であると評価する。そして、ユーザから前記生活履歴情報が提供されないことにより、前記生活履歴情報を前記広告配信条件で評価できないときは、前記広告配信条件に対応する広告データを「判定不可」であると評価する。
広告配信条件類似判定部126は、広告配信条件判定部125での評価結果に基づいて、配信情報記憶部124に格納されている広告配信条件の各々について、各広告配信条件間の類似の有無を判定する。具体的には、前記ユーザの生活履歴情報が不明のため、所定の広告配信条件を満たすか否かを評価できないとき、前記所定の広告配信条件を満たす他のユーザの生活履歴情報を基に、前記所定の広告配信条件がターゲットとするユーザと他の広告配信条件がターゲットとするユーザとの間にどの程度の類似性があるかを示した類似度を算出する。この具体的な処理については後述する。
これにより、各広告配信条件間の類似性を算出することが可能となり、各広告データ間の関連を推定できるので、所定の広告データと同一のターゲットを狙った他の広告データを抽出できる。
広告決定部127は、前記類似度に応じて各ユーザ宅110の情報収集装置130に配信する広告データを決定する。具体的には、広告配信条件判定部145においてユーザ宅110へ配信可能であると評価された配信広告データと、広告配信条件判定部145において判定不可であると評価された広告データのうち、前記配信広告データの広告配信条件に類似し前記広告配信条件と同一のターゲットを狙った広告データであると判定された広告データとを配信候補として抽出する。
図5は、図3に示す生活情報記憶部153のデータ構造を詳細に表した図である。図5において、生活情報記憶部153は、項目501「ユーザ識別」、項目502「宅内機器種別」、項目503「宅内機器動作」、項目504「動作情報」、項目505「動作日時」、及び項目506「情報提供可否」の各項目に関する情報を前記ユーザの生活履歴情報として記録する。
項目501「ユーザ識別」は、宅内機器140を使用したユーザを識別するためのユーザIDが記録される。
項目502「宅内機器種別」は、ユーザが使用した宅内機器140の種類が記録される。
項目503「宅内機器動作」は、宅内機器140の使用時の動作内容を示す情報が記録される。例えば、項目502「宅内機器種別」に宅内機器140として「玄関ドア」が記録されている場合、項目503「宅内機器動作」には「玄関ドア」の動作内容を示す「開錠」や「施錠」等が記録される。また、項目502「宅内機器種別」に宅内機器140として「体重計」が記録されている場合、項目503「宅内機器動作」には「体重計」の動作内容を示す「体重測定」や「体脂肪測定」等が記録される。
項目504「動作情報」は、前記宅内機器140の使用時の動作内容を具体的に説明するための補助情報が記録される。例えば、項目502「宅内機器種別」に宅内機器140として「玄関ドア」が記録され、項目503「宅内機器動作」に「開錠」が記録されている場合、項目動作情報504には、「外部から」や「内部から」等が記録されることが考えられる。また、宅内機器種別502に宅内機器140として「体重計」が記録され、項目503「宅内機器動作」に「体重測定」が記録されている場合、項目504「動作情報」には、測定結果を示す「65kg」等が記録されることが考えられる。
項目505「動作日時」は、宅内機器140使用時の日時が記録される。
項目506「提供可否」は、前記生活履歴情報を広告提供サーバ120に提供するかどうかを示す情報が記録される。具体的には、ユーザが前記生活履歴情報を広告提供サーバ120に対して提供する場合は「提供」を設定し、プライバシ情報等でユーザが前記生活履歴情報を広告提供サーバ120に対して提供しない場合は「未提供」を設定する。
図5の場合、生活情報記憶部153は6個の生活履歴情報を管理している。具体的には、1番目の生活履歴情報は、項目501「ユーザ識別」に「UID−001」、項目種別502「宅内機器」に「玄関ドア」、項目503「宅内機器動作」に「開錠」、項目504「動作情報」に「外部から」、項目505「動作日時」に「9月1日22:00」、及び項目506「情報提供可否」に「提供」が記録されており、「UID−001のユーザが、9月1日22:00に、玄関ドアを外部から開錠した」という情報を広告提供サーバ120に対して「提供する」ことを示している。同様に、2番目の生活履歴情報は「UID−001のユーザが、9月1日22:05に、リビング照明をオンした」という情報を広告提供サーバ120に対して「提供する」ことを意味する。3番目の生活履歴情報は「UID−001のユーザが、9月1日22:30に、洗濯機を標準モードで使用した」という情報を広告提供サーバ120に対して「提供する」ことを意味する。4番目の生活履歴情報は「UID−001のユーザが、9月1日23:00に、電子レンジを500Wで1分間使用した」という情報を広告提供サーバ120に対して「提供する」ことを意味する。5番目の生活履歴情報は「UID−001のユーザが、9月1日23:20に、洗濯機の使用を自動的に終了した」という情報を広告提供サーバ120に対して「提供する」ことを意味する。6番目の生活履歴情報は「UID−001のユーザが、9月1日23:30に、体重測定を行い、その測定結果が65kgであった」という情報を広告提供サーバ120に対して「提供しない」ことを意味する。
図6は、図4に示す生活情報記憶部122のデータ構造を詳細に表した図である。生活情報記憶部122は、各ユーザ宅110の情報収集装置150から取得したユーザの生活履歴情報を記憶する。即ち、図6に示す生活情報記憶部122は、図5で説明した生活情報記憶部153が管理する各ユーザの生活履歴情報のうち、項目506「情報提供可否」が「提供」と設定された生活履歴情報を記憶するものである。したがって、生活情報記憶部122のデータ構造は、図5に示した生活情報記憶部153の各項目のうち、項目506「情報提供可否」を除いたものに相当する。ここでは各項目の説明を省略する。
図6の場合、生活情報記憶部122は6個の生活履歴情報を管理している。図6において1番目から5番目までの生活履歴情報は、図5に示した生活情報記憶部153の1番目から5番目までの生活履歴情報に相当する。図5における6番目の生活履歴情報は、情報提供可否506が「未提供」であり、広告提供サーバ120には送信されないため、生活情報記憶部122に記録されない。6番目の生活履歴情報は、UID−001のユーザとは別のUID−002のユーザに関し、「UID−002のユーザが、9月1日22:30に、リビング照明をオンした」ことを意味する。
なお、本発明の実施の態様において、ユーザの生活履歴情報は図5及び図6に示した生活履歴情報を一例としたが、図5及び図6の各項目の一部のみを含む情報を用いてもよいし、「洗濯機がすすぎ中」のような宅内機器の動作状態のような別の情報を含んでもよい。また、これらの生活履歴情報を抽象化して「帰宅時間が22:00」のような形式で管理してもよい。
図7は、図4に示す広告配信情報記憶部124のデータ構造を詳細に表した図である。図7において、広告配信情報記憶部124は、項目701「広告配信条件識別」、項目702「広告配信条件」、項目703「類似配信可否」、項目704「類似配信閾値」、及び項目705「広告ファイルパス」の各項目に関する情報を記憶する。
項目701「広告配信条件識別」は、各広告配信条件を識別するための識別情報が記録される。
項目702「広告配信条件」は、広告提供サーバ120が保有する各種広告データをユーザ宅110へ配信するための条件が記録される。例えば、図7に示すRID−001の広告配信条件には、「リビング照明の点灯時刻が22:00〜25:00」であるユーザを対象とする条件が設定されている。
項目703「類似配信可否」は、前記ユーザの生活履歴情報が所定の広告配信条件を満たすか否かが不明な場合に、前記所定の広告配信条件に対応する広告データを他の広告データの類似広告としてユーザに配信することが広告主によって許可されているか否かを示す。具体的には、前記他の広告データの類似広告として前記所定の広告データをユーザへ配信することを広告主が許可する場合は「許可」を設定する。一方、前記他の広告データの類似広告として前記所定の広告データをユーザへ配信することを広告主が禁止する場合は、「禁止」を設定する。
項目704「類似配信閾値」は、所定の広告配信情報の項目703「類似配信可否」が「許可」と記憶されている場合に、前記所定の広告配信情報に対応する広告データを他の広告データの類似広告としてどの程度まで配信するかを示す閾値である。前記閾値には0から1までの値を設定がされる。この閾値と広告配信条件類似判定部146により算出される他の広告配信条件の類似度とを比較することにより、両広告データ間の類似性の有無を判定する。広告主によって項目704「類似配信閾値」の値が設定されていない場合は、システムに設定されたデフォルト値を用いる。
項目705「広告ファイルパス」は、広告提供サーバ120の広告記憶部123が記憶する広告データを識別するための情報である。項目705「広告ファイルパス」を設定することにより、所定の広告データとこれに対応する広告配信条件とが対応付けられる。
図7の場合、広告配信情報記憶部124は5個の広告配信情報を管理している。1番目の広告配信情報は、項目701「広告配信条件識別」に「RID−001」、項目702「広告配信条件」に「リビング照明のオン時刻が22:00〜25:00」、項目703「類似配信可否」に「許可」、項目704「類似配信閾値」に「0.7」、項目705「広告ファイルパス」に「URI−001」が記憶されており、「リビング照明のオン時刻が22:00〜25:00であるユーザを対象としてURI−001の広告データを配信し、ユーザの生活履歴情報がこの広告配信条件を満たすか不明な場合には、この広告配信条件と他の広告配信条件との類似度が0.7以上であればURI−001の広告データを前記他の広告配信条件に対応する広告データの類似広告として配信する」ことを意味する。同様に、2番目の広告配信情報は、「リビング照明のオン時刻が21:00〜24:00かつリビング照明オンの後10分以内に冷蔵庫を開いたユーザを対象としてURI−002の広告データを配信し、ユーザの生活履歴情報がこの広告配信条件を満たすか不明な場合には他の広告配信条件との類似度が0.8以上であれば類似広告として配信する」ことを意味する。3番目の広告配信情報は、「電子レンジのオン時刻が18:00〜20:00であるユーザを対象としてURI−003の広告コンテンツを配信し、ユーザがこの広告配信条件を満たすか不明な場合には他の広告配信条件との類似度が0.9以上であれば類似広告として配信する」ことを意味する。4番目の広告配信情報は、「玄関ドアの外部からの開錠時刻が21:00〜25:00であるユーザを対象としてURI−004の広告データを配信し、別の広告配信条件の類似広告としては配信しない」ことを意味する。5番目の広告配信情報は、「洗濯機の標準モードのオン時刻が7:00〜9:00であるユーザを対象としてURI−005の広告データを配信し、ユーザがこの広告配信条件を満たすか不明な場合には他の広告配信条件との類似度がシステムのデフォルト値以上であれば類似広告として配信する」ことを意味する。
なお、本発明の実施の態様においては、図7に示した広告配信情報を一例としたが、各項目の一部のみを含む情報を用いてもよいし、広告の表示上限回数や表示期間等の別の情報を含んでもよい。
また、本発明の実施の態様においては、項目702「広告配信条件」の条件として1回限りの生活履歴情報を評価する例を示したが、「リビング照明のオン時刻が22:00〜25:00の日付が直近1ヶ月で20日以上」のように所定期間の間のユーザの生活履歴情報をまとめて評価するような広告配信条件でもよい。
以下、以上のように構成された広告配信方法及び広告配信サーバについて、図面を用いてその動作を説明する。
図8は、本発明の実施の形態に係る広告配信方法における広告提供サーバ120、宅内機器140、及び情報収集装置150の動作を示したシーケンス図である。
まず、宅内機器140は、宅内機器140に設置されたセンサの情報や内部クロック等を基にユーザの使用履歴に関する情報を宅内機器140の機器情報として検出し、機器情報記憶部142に記憶する。記憶した後、宅内機器140は前記機器情報を情報収集装置150に送信する(S801)。
情報収集装置150は、宅内機器140の各々より前記機器情報を受信すると、機器情報記憶部151に記憶する(S802)。そして、情報収集装置150は、前記機器情報から宅内機器140のユーザの生活履歴情報を生成し、生活情報記憶部153に記憶する(S803)。このとき、ユーザは前記生活履歴情報を広告提供サーバ120に提供するか否かを設定することができる。
次に、情報収集装置150は、前記生活履歴情報を広告提供サーバ120に提供することがユーザにより許可されているか否かを判定する(S804)。判定した結果、前記生活履歴情報を広告提供サーバ120に提供することが許可されていない場合、情報収集装置150は前記生活履歴情報を広告提供サーバ120に送信しない。一方、前記生活履歴情報を広告提供サーバ120に提供することが許可されている場合、情報収集装置150は前記生活履歴情報を広告提供サーバ120に送信する(S805)。
広告提供サーバ120は、各ユーザ宅110の情報収集装置150より前記生活履歴情報を受信すると、生活情報記憶部122に記憶する(S806)。
次に、広告提供サーバ120は、各種広告データが各ユーザ宅110へ配信可能か否かを判断するために、各種広告データに設定されている広告配信条件で各ユーザの生活履歴情報を評価し、この評価結果を広告配信条件評価テーブルに記録する(S807)。具体的には、ユーザの生活履歴情報が広告配信条件を満たすか否かを示す情報、又はユーザの生活履歴情報が広告配信条件を満たすか否か不明であることを示す情報が前記広告配信条件評価テーブルに記録される。この広告配信条件評価テーブルの生成処理については図10にて後述する。
そして、広告提供サーバ120は、前記広告配信条件評価テーブルに基づいて、前記広告配信条件の各々について、各広告配信条件間の類似度を算出し、広告配信条件類似度テーブルに記録する(S808)。具体的には、例えば、所定のユーザの生活履歴情報が広告配信条件Aを満たし、広告配信条件Bを満たすか否か不明な場合、広告配信条件Aに対する広告配信条件Bの類似度は、広告配信条件Aを満たすユーザの中で広告配信条件Bを評価可能なユーザの総計を分母とし、前記広告配信条件Aを満たすユーザの中で前記広告配信条件Bを満たすユーザの数を分子として算出する。この類似度テーブル生成処理については図12にて後述する。
その後、情報収集装置150は、各種の番組コンテンツを格納するコンテンツサーバ170に番組コンテンツの配信を要求する(S809)。コンテンツサーバ170は前記番組コンテンツの配信要求に応じて情報収集装置150に番組コンテンツを送信する(S810)。情報収集装置150は、コンテンツサーバ170より当該番組コンテンツを受信すると、外部の表示装置に表示する(S811)。ここで、前記表示装置は、例えば、テレビ受像機、及びパーソナルコンピュータ等を示している。
情報収集装置150は、当該番組コンテンツを表示すると、広告提供サーバ120に広告データの配信を要求する(S812)。広告提供サーバ120は、情報収集装置150より前記広告データの配信要求を受け付けると、S808において算出された各広告配信条件間の類似度に応じて各広告データの各々について配信スコアを計算し、配信スコアテーブルに記録する(S813)。具体的には、広告提供サーバ120は広告配信条件間の類似度に応じて各広告データの配信スコアを重み付けし、ユーザの生活履歴情報を満たす広告配信条件に対応する広告データの配信スコアが高くなるように計算する。この配信スコアテーブル生成処理については図15にて後述する。
次に、広告提供サーバ120は前記配信スコアテーブルに基づいて各ユーザ宅110に配信する広告データを決定し(S814)、各ユーザ宅110の情報収集装置150に前記広告データを配信する(S815)。具体的には、前記ユーザの生活履歴情報を満たす広告データ、及び前記ユーザの生活履歴情報が広告配信条件を満たすか否か不明な場合の前記類似度が所定の閾値以上である広告データを、配信広告データとして抽出し、ユーザ宅110へ送信する。この配信広告決定処理については図17にて後述する。
情報収集装置150は、広告提供サーバ120より当該広告データを受信すると、外部の表示装置に表示する。そして、広告提供サーバ120に次の広告データの配信を要求する(S816)。
なお、本発明の実施の態様においては、図8に示した動作を一例としたが、広告提供サーバ120の一部の機能を情報収集装置150において実現するようにしてもよい。例えば、広告提供サーバ120が、ステップS814で配信広告を1個に決定するのではなく、複数の広告データを広告候補としてそのリストを情報収集装置150に送信し、情報収集装置150が自身の提供していない生活履歴情報に基づき決定し、広告提供サーバ120から取得するようにしてもよい。
以下、図9、図10及び図11を用いて図8の広告配信条件評価テーブルの生成処理(S807)を説明する。
図9は、広告提供サーバ120がユーザ宅110の情報収集装置150から収集したユーザの生活履歴情報を表した図である。
図9において、項目901は、宅内機器140を使用したユーザを識別するためのユーザIDが記録される。項目902「機器有無」は、広告提供サーバ120が宅内機器140から前記ユーザの生活履歴情報を収集できているか否かを示す情報が記録される。項目903「時刻」は、ユーザが何時に宅内機器140を使用したかを示す時間情報が記録される。項目904「宅内機器」は、ユーザ宅110が有する宅内機器140の種類が記録される。
具体的には、例えば、UID−001のユーザは、リビング照明を22:05にオンし、電子レンジを23:00に使用し、玄関ドアを22:00に外部から開錠し、洗濯機を22:30に標準モードで使用したことを示している。また、冷蔵庫に関しては、広告提供サーバ120はUID−001のユーザの生活履歴情報を収集することができなかったことを示している。UID−002のユーザは、リビング照明を22:30にオンし、冷蔵庫の扉を22:40に開き、電子レンジを23:00にオンして、洗濯機を24:00に使用を開始したことを示している。また、玄関ドアに関しては、広告提供サーバ120はUID−002のユーザの生活履歴情報を収集することができなかったことを示している。UID−003のユーザは、電子レンジを18:30にオンして、玄関ドアを19:00に開錠したことを示している。また、リビング照明、冷蔵庫及び洗濯機に関しては、広告提供サーバ120はUID−003の生活履歴情報を収集することができなかったことを示している。UID−004のユーザは、リビング照明を23:05にオンして、冷蔵庫の扉を23:10に開き、玄関ドアを23:00に開錠し、洗濯機を8:00に使用を開始したことを示している。また、電子レンジに関しては、広告提供サーバ120はUID−004のユーザの生活履歴情報を収集することができなかったことを示している。UID−005のユーザは、リビング照明を21:20にオンして、冷蔵庫の扉を21:30に開き、玄関ドアを21:15に開錠したことを示している。また、電子レンジ及び玄関ドアに関しては、広告提供サーバ120はUID−005のユーザの生活機器情報を収集することができなかったことを示している。
図10は、図8の広告配信条件評価テーブル生成処理(S807)の動作を示したフローチャートである。この広告配信条件評価テーブル生成処理は、図4に示した広告配信条件判定部125において実行される。広告配信条件判定部125は、ユーザの生活履歴情報が所定の広告配信条件を満たすか否かを示す情報、又はユーザの生活履歴情報が所定の広告配信条件を満たすか否か不明であることを示す情報を広告配信条件評価テーブルに記録する。ここで、評価対象は図9に示すUID−001のユーザ(以下、「ユーザ001」とする)の生活履歴情報とする。
図11は、広告配信条件評価テーブル生成処理(S807)終了後に生成される広告配信条件評価テーブルの例である。図11において、項目1101の欄には、宅内機器140を使用したユーザを識別するためのユーザIDが記録される。項目1102の欄には、広告配信情報記憶部124に記憶されている各広告配信条件を識別するための識別情報が記録される。このように表された図11の広告配信条件評価テーブルに図10の処理結果が記録される。
本処理において、広告配信条件判定部125は、広告配信情報記憶部124に記憶されているすべての広告配信条件についてS1002からS1009の処理を繰り返す(S1001)。例えば、図7の場合、広告配信条件判定部125は本処理をRID−001の広告配信条件からRID−005の広告配信条件まで5回(図9に示す「N」が「N=5」)繰り返す。
まず、広告配信条件判定部125は、広告配信情報記憶部124よりRID−001の広告配信条件(以下、「広告配信条件001」とする)を取得する(S1002)。そして、広告配信条件判定部125は、ユーザ001の生活履歴情報が広告配信条件001で評価可能であるか否かを判定する(S1003)。
S1003において、広告配信条件001でユーザ001の生活履歴情報を評価可能である場合、広告配信条件判定部125は、ユーザ001の生活履歴情報を広告配信条件001で評価するステップ(S1004)に移行する。一方、広告配信条件001でユーザ001の生活履歴情報を評価可能であるか否か不明な場合、広告配信条件判定部125はユーザ001の生活履歴情報が広告配信条件001で「評価不可」であると判定するステップ(S1008)に移行する。そして、広告配信条件判定部125は「評価不可」であることを示す情報「?」を広告配信条件評価テーブルに記録する(S1009)。例えば、図7では、広告配信条件001は「リビング照明」に関する条件を指定している。また、図9では、広告提供サーバ120はユーザ001から「リビング照明」に関する生活履歴情報を収集している。したがって、この場合、広告配信条件判定部125はユーザ001の生活履歴情報を広告配信条件001で「評価可能」であると判定し、S1004に移行する。
次に、S1004において、広告配信条件判定部125は、ユーザ001の生活履歴情報が広告配信条件001を満たすか否か判定する(S1005)。前記生活履歴情報が広告配信条件001を満たす場合、広告配信条件判定部125は前記生活履歴情報が広告配信条件001を「満たす」と判定する(S1006)。そして、広告配信条件判定部125は「満たす」ことを示す情報「○」を広告配信条件評価テーブルに記録する(S1009)一方、前記生活履歴情報が広告配信条件001を満たさない場合、広告配信条件判定部125は前記生活履歴情報が広告配信条件001を「満たさない」と判定する(S1007)。そして、広告配信条件判定部125は「満たさない」ことを示す情報「×」を広告配信条件評価テーブルに記録する(S1009)。例えば、広告配信条件001は「リビング照明のオン時刻が22:00〜25:00」である。一方、ユーザ001の「リビング照明」に関する生活履歴情報は「リビング照明が22:05にオンした」である。したがって、この場合、S1005において、広告配信条件判定部125は、ユーザ001の生活履歴情報が広告配信条件001を「満たす」と判定する(S1006)。そして、広告配信条件判定部125は図11に示すように広告配信条件評価テーブルの「RID−001」に関する「UID−001」の欄に「○」を記録する(S1009)。
記録した後、広告配信条件判定部125は、次のRID−002の広告配信条件(以下、「広告配信条件002」とする)を取得する(S1002)。そして、広告配信条件判定部125は、ユーザ001の生活履歴情報が広告配信条件002で評価可能であるか否かを判定する(S1003)。
S1003において、図7では、広告配信条件002は「冷蔵庫」に関する条件を指定している。図9では、広告提供サーバ120はユーザ001から「冷蔵庫」に関する生活履歴情報を収集できていない。したがって、この場合、広告配信条件判定部125は、ユーザ001の生活履歴情報を広告配信条件002で「評価不可」であると判定する(S1008)。そして、広告配信条件判定部125は図11に示すように広告配信条件評価テーブルの「RID−002」に関する「UID−001」の欄に「?」を記録する(S1009)。
記録した後、広告配信条件判定部125は、次のRID−003の広告配信条件(以下、「広告配信条件003」とする)を取得する(S1002)。そして、広告配信条件判定部125は、ユーザ001の生活履歴情報が広告配信条件001で評価可能であるか否かを判定する(S1003)。
S1003において、図7では、広告配信条件003は「電子レンジ」に関する条件を指定している。図9では、広告提供サーバ120はユーザ001から「電子レンジ」に関する生活履歴情報を収集している。したがって、この場合、広告配信条件判定部125はユーザ001の生活履歴情報を広告配信条件003で「評価可能」であると判定し、S1004に移行する。
次に、S1004において、広告配信条件判定部125は、ユーザ001の生活履歴情報が広告配信条件003を満たすか否か判定する(S1005)。例えば、広告配信条件003は「電子レンジのオン時刻が18:00〜20:00」である。一方、ユーザ001の「電子レンジに関する」生活履歴情報は「電子レンジを23:00に使用した」である。したがって、この場合、S1005において、広告配信条件判定部125は、ユーザ001の生活履歴情報が広告配信条件001を「満たさない」と判定する(S1007)。そして、広告配信条件判定部125は図11に示すように広告配信条件評価テーブルの「RID−003」に関する「UID−001」の欄に「×」を記録する。
記録した後、広告配信条件判定部125は、次のRID−004の広告配信条件(以下、「広告配信条件004」とする)を取得する。そして、広告配信条件判定部125は、ユーザ001の生活履歴情報が広告配信条件001で評価可能であるか否かを判定する(S1003)。
S1003において、図7では、広告配信条件004は「玄関ドア」に関する条件を指定している。図9では、広告提供サーバ120はユーザ001から「玄関ドア」に関する生活履歴情報を収集している。したがって、この場合、広告配信条件判定部125はユーザ001の生活履歴情報を広告配信条件004で「評価可能」であると判定し、S1004に移行する。
次に、S1004において、広告配信条件判定部125は、ユーザ001の生活履歴情報が広告配信条件004を満たすか否か判定する(S1005)。例えば、広告配信条件004は「玄関ドアの開錠時刻が21:00〜25:00」である。一方、ユーザ001の「玄関ドア」に関する生活履歴情報は「玄関ドアを22:00に開錠した」である。したがって、S1005において、広告配信条件判定部125は、ユーザ001の生活履歴情報が広告配信条件004を「満たす」と判定する(S1006)。そして、広告配信条件判定部125は図11に示すように広告配信条件評価テーブルの「RID−004」に関する「UID−001」の欄に「○」を記録する。
記録した後、広告配信条件判定部125は、次のRID−005(以下、「広告配信条件005」とする)の広告配信条件を取得する。そして、広告配信条件判定部125は、ユーザ001の生活履歴情報が広告配信条件001で評価可能であるか否かを判定する(S1003)。
S1003において、図7では、広告配信条件005は「洗濯機」に関する条件を指定している。また、図9では、広告提供サーバ120はユーザ001から「洗濯機」に関する生活履歴情報を収集している。したがって、この場合、広告配信条件判定部125はユーザ001の生活履歴情報を広告配信条件005で「評価可能」であると判定し、S1004に移行する。
次に、S1004において、広告配信条件判定部125は、ユーザ001の生活履歴情報が広告配信条件001を満たすか否か判定する(S1005)。この場合、広告配信条件005は「洗濯機の標準モードのオン時刻が7:00〜9:00」である。一方、ユーザ001の洗濯機に関する生活履歴情報は「洗濯機を標準モードで22:30に使用開始した」である。したがって、この場合、S1005において、広告配信条件判定部125は、ユーザ001の生活履歴情報が広告配信条件005を「満たさない」と判定する(S1007)。そして、広告配信条件判定部125は図11に示すように広告配信条件評価テーブル「RID−005」に関する「UID−001」の欄に「×」を記録する。
このように、広告配信条件判定部125は、ユーザの生活履歴情報を広告配信情報記憶部124に記憶されているすべての広告配信条件で評価し、各評価結果を広告配信条件評価テーブルに記録する。
以上の処理を、図9に示すUID−002のユーザからUID−005のユーザについて行う。その結果、図11に示す広告配信条件評価テーブルが得られる。
以下、図13を用いて図8の広告配信条件類似度テーブル生成処理(S808)を説明する。
図12は、図8の広告配信条件類似度テーブル生成処理(S808)の動作を示したフローチャートである。この広告配信条件評価テーブル生成処理は、図4に示した広告配信条件類似判定部126において実行される。広告配信条件類似判定部126は、S807において生成される広告配信条件評価テーブルに基づいて、前記広告配信条件の各々について、各広告配信条件間の類似度を算出し、広告配信条件類似度テーブルに記録する。
図13は、広告配信条件類似度テーブル生成処理(S808)終了後に生成される広告配信条件類似度テーブルの例である。ここでは、図11に示したユーザ001について広告配信条件類似度テーブル生成処理(S808)を行った場合を例に示している。図13において、項目1301の欄には、類似度を算出する広告配信条件を識別するための識別情報が記録される。項目1302の欄には、類似度を計算する際に基準となる広告配信条件を識別するための識別情報が記録される。このように表された図13の広告配信条件類似度テーブルに図12の処理結果が記録される。
本処理において、広告配信条件類似判定部126は、広告配信情報記憶部124に記憶されているすべての広告配信条件についてS1202からS1208の処理を繰り返す(S1201)。例えば、図7の場合、広告配信条件類似判定部126は本処理をRID−001の広告配信条件からRID−005の広告配信条件まで5回(図12に示す「N」が「N=5」)繰り返す。
まず、広告配信条件類似判定部126は、広告配信情報記憶部124より、類似度を計算する際に基準となる広告配信条件を取得する(S1202)。ここで、基準となる広告配信条件とは、他の広告配信条件に対して類似性の有無の判断基準となる広告配信条件である。例えば、図7の場合、広告配信条件類似判定部126は、前記基準となる広告配信条件として広告配信条件001を取得する。
次に、基準となる広告配信条件である広告配信条件001を取得した後、広告配信条件類似判定部126は、広告配信情報記憶部124に記憶されているすべての広告配信条件について、以下のS1204からS1208の処理を繰り返す(S1203)。
まず、広告配信条件類似判定部126は、広告配信情報記憶部124より類似度の計算対象となる広告配信条件を取得する(S1204)。ここで、計算対象となる広告配信条件とは、前記基準となる広告配信条件に対してどの程度類似しているかを判断する広告配信条件である。例えば、図7の場合、広告配信条件類似判定部126は、基準となる広告配信条件である広告配信条件001自身を含む、広告配信条件001から広告配信条件005までの各広告配信条件を順に取得する。そして、広告配信条件類似判定部126は、前記計算対象の広告配信条件に対応する広告データを他の広告データの類似広告として配信することが広告主によって許可されているか否か判定する(S1205)。具体的には、例えば、図7に示した広告配信情報の項目703「類似配信可否」に、「許可」が設定されている場合には、広告配信条件類似判定部126は、広告配信条件001を基準とした前記計算対象の広告配信条件の類似度を計算する(S1206)。この類似度の計算方法については図14にて後述する。そして、広告配信条件類似判定部126は、S1206において計算された類似度を広告配信条件類似度テーブルに記録する(S1208)。
一方、項目703「類似配信可否」に「禁止」が設定されている場合には、広告配信条件類似判定部126は、広告配信条件001を基準とした前記計算対象の広告配信条件の類似度を「0」と設定する(S1207)。そして、広告配信条件類似判定部126は、前記類似度の値「0」を広告配信条件類似度テーブルに記録する(S1208)。例えば、S1204において、広告配信条件類似判定部126が前記計算対象の広告配信条件として図7に示す広告配信条件004を取得した場合、項目703「類似配信可否」には「禁止」が設定されている。したがって、この場合、広告配信条件類似判定部126は、広告配信条件001を基準とした広告配信条件004の類似度を「0」と設定する。そして、広告配信条件類似判定部126は、図13に示すように広告配信条件類似度テーブルの「RID−001」を基準とした場合の「RID−004」に関する欄に「0」を記録する。
また、S1205において、前記基準となる広告配信条件と前記計算対象の広告配信条件とが同じ広告配信条件である場合には、広告配信条件類似判定部126は、前記計算対象の類似度を「1」と設定する。そして、広告配信条件類似判定部126は、前記類似度の値「1」を広告配信条件類似度テーブルに記録する(S1208)。例えば、図7の場合、S1204において、前記計算対象の広告配信条件は広告配信条件001も含むので、広告配信条件類似判定部126が前記計算対象の広告配信条件として広告配信条件001を取得した場合、前記基準となる広告配信条件と前記計算対象の広告配信条件とは同じ広告配信条件になる。したがって、この場合、広告配信条件類似判定部126は、広告配信条件001を基準とした広告配信条件001の類似度を「1」と設定する。そして、広告配信条件類似判定部126は、図13に示すように広告配信条件類似度テーブルの項目1401の「RID−001」の欄に「1」を記録する。
以上のS1204からS1208までの処理を、広告配信条件002から広告配信条件005までの各広告配信条件について繰り返すと、広告配信条件001を基準とした場合の各広告配信条件の類似度が広告配信条件費類似度テーブルに記録される。
さらに、S1202において、前記基準となる広告配信条件として広告配信条件002から広告配信条件005までの各広告配信条件を順に取得し、S1204からS1208までの処理を行うと、図13に示すような広告配信条件類似度テーブルが生成される。
以下、図11及び図13を用いて図14に示す広告配信条件間の類似度計算処理(S1206)を説明する。
図14は、図12の類似度計算処理(S1206)の動作を示したフローチャートである。本処理は、S807において生成される広告配信条件評価テーブルに基づいて、前記基準となる広告配信条件と前記計算対象の広告配信条件との類似度を算出するものである。
まず、図15を用いて、類似度の計算方法の原理を説明する。
図15は、全ユーザの生活履歴情報をRID−iの広告配信条件及びRID−jの広告配信条件で評価した結果を示すユーザ分布である。図15(a)は前記ユーザ分布をベン図で示したものであり、図15(b)は前記ユーザ分布をテーブルで示したものである。なお、図15(a)及び図15(b)の図中に示されたアルファベット「A人」から「I人」までの総和はユーザの総数(「M人」)に相当する。
例えば、図15(a)において、ユーザの生活履歴情報がRID−iの広告配信条件で評価可能な場合、ユーザの分布は図中の左の楕円の内側に分布する。一方、ユーザの生活履歴情報がRID−iの広告配信条件で評価可能か否か不明な場合、ユーザの分布は図中の左の楕円の外側に分布する。また、ユーザの生活履歴情報がRID−iの広告配信条件を満たす場合、ユーザの分布は図中の左の楕円の内側で、かつ、破線の上部に分布する。一方、ユーザの生活履歴情報がRID−iの広告配信条件を満たさない場合、ユーザの分布は図中の左の楕円の内側で、かつ、破線の下部に分布する。
同様に、ユーザの生活履歴情報がRID−jの広告配信条件で評価可能な場合、ユーザの分布は図中の右の楕円の内側に分布する。一方、ユーザの生活履歴情報がRID−jの広告配信条件で評価可能か否か不明な場合、ユーザの分布は図中の右の楕円の外側に分布する。また、ユーザの生活履歴情報がRID−jの広告配信条件を満たす場合、ユーザの分布は図中の右の楕円の内側で、かつ、破線の上部に分布する。一方、ユーザの生活履歴情報がRID−jの広告配信条件を満たさない場合、ユーザの分布は図中の右の楕円の内側で、かつ、破線の下部に分布する。
ここで、前記基準となる広告配信条件をRID−iの広告配信条件とし、前記計算対象の広告配信条件をRID−jの広告配信条件とすると、「RID−iの広告配信条件を基準とした場合のRID−jの広告配信条件の類似度」は、「RID−iの広告配信条件を満たすユーザの中でRID−jの広告配信条件を評価可能であるユーザの総数」に対する「RID−iの広告配信条件を満たすユーザの中でRID−jの広告配信条件を満たすユーザの総数」の比率で計算される。
図15(a)において、RID−iの広告配信条件を満たすユーザの中でRID−jの広告配信条件を評価可能であるユーザ」の総数は、図15(a)の「A+B」に相当する。一方、「RID−iの広告配信条件を満たすユーザの中でRID−jの広告配信条件を満たすユーザ」の総数は図15(a)の「A人」に相当する。したがって、この場合、RID−iの広告配信条件を基準とした場合のRID−jの広告配信条件の類似度は、「A/(A+B)」となる。
図15(a)で説明した考え方を図15(b)のテーブルを用いて説明すると、「RID−iの広告配信条件を満たすユーザ」の総数は、項目「RID−iの評価結果」の「○」の列に記録されている「A+B+C」である。このうち、「RID−jの広告配信条件を評価可能であるユーザ」の総数は、項目「RID−jの評価結果」の「○」及び「×」に相当する欄に記録されている「A+B」である。一方、「RID−iの広告配信条件を満たすユーザの中でRID−jの広告配信条件を満たすユーザ」の総数は、項目「RID−iの評価結果」及び項目「RID−jの評価結果」の「○」に相当する欄に記録されている「A人」である。したがって、RID−iの広告配信条件を基準とした場合のRID−jの広告配信条件の類似度は、「A/(A+B)」となる。
以上、図15を用いて、類似度計算処理(S1206)おける類似度の計算方法の原理を説明した。
本処理において、図14では、前記基準となる広告配信条件を図11に示す広告配信条件004とし、前記計算対象の広告配信条件を図11に示す広告配信条件001とする。即ち、広告配信条件004は上述のRID−iの広告配信条件に相当し、広告配信条件001は上述のRID−jの広告配信条件に相当する。
まず、広告配信条件類似判定部126は、類似度を計算するための変数「x」及び変数「y」に「x=0」、「y=0」を代入し、類似度の値を初期化する(S1401)。なお、変数「x」は類似度の分子の値(図15の「A人」に相当する値)を格納し、変数「y」は類似度の分母の値(図15の「A人+B人」に相当する値)を格納する。
次に、前記変数「x」及び前記変数「y」を初期化した後、広告配信条件類似判定部126は、広告配信条件評価テーブル記録されているユーザ全員について、以下のS1403からS1407までの処理を順に繰り返す(S1402)。例えば、図11の場合、広告配信条件類似判定部126はユーザ001からユーザ005について本処理を順に5回(図14及び図15に示す「M」が「M=5」)繰り返す。即ち、広告配信条件類似判定部126は図14に示す「k」の値が「5」になるまで本処理を繰り返す。
まず、広告配信条件類似判定部126は、「k」に「1」を設定し、ユーザ001の生活履歴情報を取得する(S1402)。次に、ユーザ001の生活履歴情報が前記基準となる広告配信条件である広告配信条件004を満たすか否かを判定する(S1403)。具体的には、図11に示すような広告配信条件評価テーブルにおいて、前記当該ユーザの広告配信条件004に関する設定値が「○」であるか否かを判定する。設定値が「○」の場合、広告配信条件類似判定部126はS1404に移行する。一方、設定値が「○」でない場合、広告配信条件類似判定部126は前記変数「x」及び前記変数「y」に値を加算せず、次のユーザの生活履歴情報を取得する処理に移行する(S1407→S1402)。ユーザ001の場合、図11により、広告配信条件004に関する設定値は「○」である。したがって、この場合、広告配信条件類似判定部126はS1404に移行する。
次に、S1404において、広告配信条件類似判定部126は、現在計算対象の広告配信条件である広告配信条件001について、ユーザ001の広告配信条件001に関する設定値が「○」であるか否かを判定する。
ユーザ001の広告配信条件001に関する設定値が「○」の場合、広告配信条件類似判定部126は前記変数「x」の値に「1」を加算し(S1406)、さらに、前記変数「y」の値に「1」を加算する(S1407)。
一方、S1404において、ユーザ001の広告配信条件001に関する設定値が「○」でない場合、広告配信条件類似判定部126はユーザ001の広告配信条件001に関する設定値が「×」であるか否かを判定する(S1405)。S1405において、ユーザ001の広告配信条件001に関する設定値が「×」の場合、広告配信条件類似判定部126は前記変数「x」の値には加算せず、前記変数「y」の値にのみ「1」を加算する(S1408)。また、S1405において、前記当該ユーザの広告配信条件001に関する設定値が「?」の場合、広告配信条件類似判定部126は前記変数「x」及び前記変数「y」に値を加算しない。
ユーザ001の場合、図11により、S1404においてユーザ001の広告配信条件001に関する設定値は「○」である。したがって、S1406において変数「x」に「1」が加算され「x=1」となり、S1407において変数「y」の値に「1」が加算され「y=1」となる。次に、広告配信条件類似判定部126は、「k」に「1」を加算して「k」を「2」に設定し、次のユーザであるユーザ002の生活履歴情報を取得する処理に移行する(S1407→S1402)。
次に、広告配信条件類似判定部126はユーザ002の生活履歴情報を取得すると(S1402)、ユーザ002の生活履歴情報が前記基準となる広告配信条件である広告配信条件004を満たすか否かを判定する(S1403)。S1403において、ユーザ002の場合、図11により広告配信条件004に関する設定値は「?」である。したがって、配信条件類似判定部126は、前記変数「x」及び前記変数「y」に値を加算しない(「x=1」、「y=1」のまま)。次に、広告配信条件類似判定部126は、「k」に「1」を加算して「k」を「3」に設定し、次のユーザであるユーザ003の生活履歴情報を取得する処理に移行する(S1407→S1402)。
次に、広告配信条件類似判定部126はユーザ003の生活履歴情報を取得すると(S1402)、ユーザ003の生活履歴情報が前記基準となる広告配信条件である広告配信条件004を満たすか否かを判定する(S1403)。S1403において、ユーザ003の場合、図11により広告配信条件004に関する設定値は「×」である。したがって、配信条件類似判定部126は前記変数「x」及び前記変数「y」に値を加算しない(「x=1」、「y=1」のまま)。次に、広告配信条件類似判定部126は、「k」に「1」を加算して「k」を「4」に設定し、次のユーザであるユーザ004の生活履歴情報を取得する処理に移行する(S1407→S1402)。
次に、広告配信条件類似判定部126はユーザ004の生活履歴情報を取得すると(S1402)、ユーザ004の生活履歴情報が前記基準となる広告配信条件である広告配信条件004を満たすか否かを判定する(S1403)。S1403において、ユーザ004の場合、図11により、広告配信条件004に関する設定値は「○」である。したがって、この場合、広告配信条件類似判定部126はS1404に移行する。S1404において、ユーザ004の広告配信条件001に関する設定値は「○」であるので、S1406において変数「x」に「1」が1回加算され、S1407において変数「y」の値に「1」が1回加算される。その結果、「x=2」、「y=2」となる。次に、広告配信条件類似判定部126は、「k」に「1」を加算して「k」を「5」に設定し、次のユーザであるユーザ005の生活履歴情報を取得する処理に移行する(S1407→S1402)。
次に、広告配信条件類似判定部126はユーザ005の生活履歴情報を取得すると(S1402)、ユーザ005の生活履歴情報が前記基準となる広告配信条件である広告配信条件004を満たすか否かを判定する(S1403)。S1403において、ユーザ005の場合、図11により、広告配信条件004に関する設定値は「○」である。したがって、この場合、広告配信条件類似判定部126はS1404に移行する。S1404において、ユーザ005の広告配信条件001に関する設定値は「○」ではないので、広告配信条件類似判定部126はS1405に移行する。S1405において、ユーザ005の広告配信条件001に関する設定値は「×」である。したがって、S1408において変数「y」の値に「1」が加算される。その結果、「x=2」、「y=3」となる(S1408)。
ここで、「k」の値が「M」の値である「5」に達したので、広告配信条件類似判定部126は、この処理から抜ける。
この後、広告配信条件類似判定部126は、広告配信条件004を基準とした場合の広告配信条件001の類似度を「x/y」として計算する(S1409)。例えば、図11の場合、ユーザ001からユーザ005までのすべてのユーザの生活履歴情報について処理を行うと、上述したように前記変数「x」は「x=2」であり、前記変数「y」は「y=3」である。したがって、この場合、広告配信条件004を基準とする広告配信条件001の類似度は「2/3」となる。
そして、広告配信条件類似判定部126は、S1208において、図13に示すように、広告配信条件類似度テーブルの項目1302の「RID−004」に関する項目1301の「RID−001」の欄に「2/3」と記録する。
以上、本処理を広告配信条件001から広告配信条件005までのすべての組み合わせについて行うと、図13に示すような広告配信条件類似度テーブルが生成される。
本態様によると、所定のユーザの生活履歴情報が所定の広告配信条件を満すか否か不明な場合に、前記所定のユーザの生活履歴情報を満たす他の広告配信条件を用い、全ユーザの生活履歴情報に基づいて前記所定の広告配信条件と前記他の広告配信条件との類似度を算出する。これにより、広告配信条件類似判定部126は前記所定の広告配信条件に対応する広告データと前記他の広告配信条件に対応する広告データとの関連の強弱を推測することができる。その結果、広告配信条件類似判定部126は前記所定の広告データと前記他の広告データとが同一又は類似のターゲットを狙った広告であるか否かを判断することができる。
なお、本発明の実施の態様においては、ユーザごとにS808において毎回類似度を計算するようにしているが、前回生成した広告配信条件類似度テーブルを更新する際に、予め類似度の高い順番にソートしておき、類似度の高い部分だけを再計算するようにしてもよい。これにより、類似度の低い広告配信条件間の計算を何度もする必要がなくなる。
また、本発明の実施の態様においては、類似度計算処理(S1206)において、図15に示した「A人」及び「B人」に相当する部分のユーザの比率を用いて類似度を計算したが、図15の「D人」、「E人」、及び「F人」に相当する部分を用いて、類似度を「D/(D+E)」により計算し、「F」に相当する部分のユーザに対して類似広告を配信するようにしてもよい。また、類似度として、単純一致係数「(A+E)/(A+B+D人+E)」や、Jaccard係数「A/(A+B+D)」や、Dice係数「2A/(2A+B+D)」や、コサイン類似度「((A+E)−(B+D))/((A+B)(D+E))1/2」を用いてもよい。
以下、図7、図11、図13及び図17を用いて図16に示す広告配信スコアテーブル生成処理(S813)を説明する。
図16は、図8の広告配信スコアテーブル生成処理(S813)の動作を示したフローチャートである。この広告配信スコアテーブル生成処理は、図4に示した広告決定部127において実行される。広告決定部127は、ユーザの生活履歴情報が計算対象の広告配信条件を満たす場合に、前記広告配信条件に対応する広告データの配信スコアが高くなるように重み付けする。さらに、広告決定部127は、S808において算出される広告配信条件間の類似度の値を広告データの配信スコアに重み付けする。
図17は、広告配信スコアテーブル生成処理(S813)終了後に生成される広告配信スコアテーブルの例である。ここでは、図11に示したユーザ001について広告配信スコアテーブル生成処理(S813)を行った場合を例に示している。
項目1701の欄には、広告配信スコアの計算対象である広告配信条件を識別するための識別情報が記録される。
項目1702の欄には、所定のユーザの生活履歴情報が項目1701の各広告配信条件を満たすか否かを示す「一致スコア」が記録される。この一致スコアは、広告配信を要求したユーザの生活履歴情報が広告配信条件を満たした場合に、前記広告配信条件に対応する広告データの配信スコアを重み付けするものである。
項目1703の欄には、前記基準となる広告配信条件に関する項目1701の各広告配信条件の「類似スコア」が記録される。この類似スコアは、図13に示すような広告配信条件類似度テーブルに記録されている各広告配信条件間の類似度のうち、前記類似度が図7の項目704「類似配信閾値」に設定されている値より大きいものを類似スコアとして抽出している。
項目1704の欄には、項目1701の欄の各広告配信条件に対応する広告データの「広告配信スコア」が記録される。
ここでは、広告データの配信要求をしているユーザを図11に示すユーザ001とし、このユーザ001に図7に示すRID−001の広告データからRID−005の広告データを配信する場合を例に本処理を説明する。この場合、広告決定部127はRID−001の広告データからRID−005の広告データまで本処理を5回(図17に示す「N」が「5」)行い、各々の広告配信スコアを図17の広告配信条件評価テーブルに記録する。
まず、S1601からS1605において、広告決定部127は、ユーザ001の生活履歴情報がRID−001の広告配信条件である広告配信条件001を満たすか否かに応じて、前記生活履歴情報が広告配信条件001を満たす場合に重みが大きくなるよう前記配信スコアを重み付けする。
S1601において、広告決定部127は「i」に「1」を設定し、広告配信条件001を取得する。そして、広告決定部127は、RID−001の広告配信スコア「S1」に「S1=0」を代入し、広告配信スコア「S1」の値を初期化する(S1602)。
次に、広告決定部127は、図11に示す広告配信条件評価テーブルにおいて、ユーザ001の広告配信条件001に関する設定値が「×」であるか否かを判定する(S1603)。S1603において、ユーザ001の広告配信条件001に関する設定値が「×」の場合、広告決定部127は図17の広告配信条件001に関する項目1702「一致スコア」に「0」を設定する。このとき、広告決定部127は広告配信スコアに加算しない。一方、S1603において、ユーザ001の広告配信条件001に関する設定値が「×」でない場合、ユーザ001の広告配信条件001に関する設定値が「○」であるか否かを判定する(S1604)。S1604において、ユーザ001の広告配信条件001に関する設定値が「○」の場合、広告決定部127は、図17の広告配信条件001に関する項目1702「一致スコア」に「1」を設定する。そして、広告決定部127は広告配信スコア「S1」に前記一致スコアの値「1」を加算し、図17の項目1704にこの広告配信スコアの値「1」を設定する(S1605)。S1604において、ユーザ001の広告配信条件001に関する設定値が「○」でない場合、即ち、「?」の場合、広告決定部127は当該広告配信条件に関する項目1702「一致スコア」に「0」を設定する。このとき、広告決定部127は広告配信スコアに加算しない。
具体的には、図11より、ユーザ001の広告配信条件001に関する設定値は「○」である。したがって、広告決定部127は図17の項目「RID−001」に関する項目1702「一致スコア」に「1」を設定する。そして、広告配信スコア「S1」に前記一致スコアの値「1」を加算し(「S1=1.0」)、図17の項目1704にこの広告配信スコアの値「1.0」を設定する。
本態様によると、広告配信を要求しているユーザ001の生活履歴情報が当該広告配信条件を満たす否かに応じて配信スコアを重み付けし、ユーザ001の生活履歴情報を満たす広告配信条件に対応する広告データの配信スコアが高くなるように計算する。
これにより、広告決定部127は、ユーザ001の生活履歴情報を満たす広告データとユーザ001の生活履歴情報を満たすか否か不明な広告データとに均等に配信の機会を与えるのではなく、ユーザ001の生活履歴情報を満たす広告データに配信の機会をより多く与えることができる。
次に、S1603においてユーザ001の広告配信条件001に関する設定値が「×」でない場合、即ち、前記設定値が「○」又は「?」の場合、広告決定部127は、S1606に移行する。
S1606からS1612において、広告決定部127は、広告配信条件001と広告配信条件001から005の各々との類似性の強弱を示す類似度を基に、前記類似性が強いほど重みが大きくなるように広告配信条件001に対応する広告データの配信スコアに重み付けする。
まず、S1606において、広告決定部127は「j」に「1」を設定し、前記基準となる広告配信条件として広告配信条件001を取得する。
次に、広告決定部127は、図11の広告配信条件評価テーブルにおいてユーザ001の広告配信条件001に関する設定値が「○」であるか否かを判定する(S1607)。S1607において、ユーザ001の広告配信条件001に関する設定値が「○」である場合、広告決定部127は図13の広告配信条件類似度評価テーブルより広告配信条件001を基準とした場合の広告配信条件001の類似度を選択する(S1608)。そして、広告決定部127はS1609に移行する。一方、ユーザ001の広告配信条件001に関する設定値が「○」でない場合、広告決定部127は「RID−001」を基準とする「RID−001」の項目1703「類似スコア」に関する欄に「0」を設定する。このとき、広告決定部127は、広告配信スコア「S1」に加算せず、項目1704「広告配信スコア」の設定値を更新しない。そして、広告決定部127は次の基準となる広告配信条件を取得する処理に移行する(S1612→S1606)。
具体的には、図11より、ユーザ001の広告配信条件001に関する設定値は「○」である。したがって、広告決定部127は、図13の広告配信条件類似度評価テーブルより広告配信条件001を基準とした場合の広告配信条件001の類似度「1」を選択し、S1609に移行する。
次に、S1609において、広告決定部127は、配信スコアの計算対象である広告配信条件001に関して図7の項目704「類似配信閾値」に値が設定されているか否かを判定する。項目704「類似配信閾値」に値が設定されている場合、広告決定部127はこの値を広告配信条件001の類似配信閾値として設定する。一方、項目704「類似配信閾値」に値が設定されていない場合、広告決定部127は、広告配信条件001の類似配信閾値としてシステムに設定されたデフォルト値を設定する(S1610)。
具体的には、広告配信条件001の場合、図7の「RID−001」の項目704「類似配信閾値」に設定された値は「0.7」である。したがって、この場合、広告決定部127は広告配信条件001の類似配信閾値を「0.7」と設定する。
次に、広告決定部127は、S1608において選択された広告配信条件001を基準とする広告配信条件001の類似度が前記広告配信条件001の類似配信閾値の値より大きいか否かを判定する(S1611)。前記類似度が前記類似配信閾値の値より大きい場合、広告決定部127は、「RID−001」を基準とする「RID−001」の項目1703「類似スコア」に関する欄に前記類似度を設定する。そして、広告決定部127は広告配信スコア「S1」にこの類似スコアの値を加算し(S1612)、項目1704の設定値をこの広告配信スコアで更新する。一方、広告配信条件001を基準する広告配信条件001の類似度が前記広告配信条件001の類似配信閾値の値より小さい場合、広告決定部127は、「RID−001」を基準とする「RID−001」の項目1703「類似スコア」に関する欄に「0」を設定する。このとき、広告決定部127は、広告配信スコア「S1」に加算せず、項目1704「広告配信スコア」の設定値を更新しない。
具体的には、S1608において設定された広告配信条件001を基準とする広告配信条件001の類似度は「1」である。したがって、前記類似度が広告配信条件001の類似配信閾値の値「0.7」より大きいので、「RID−001」を基準とした場合の「RID−001」の項目1703「類似スコア」に関する欄に「1」を設定する。そして、広告決定部127は広告配信スコア「S1」にこの類似スコアの値「1」を加算し(「S1=2.0」)、項目1704「広告配信スコア」の設定値を「2.0」に更新する。この後、広告決定部127は次の広告配信条件002を取得する処理に移行する(S1612→S1606)。
以上が、S1606からS1612において広告配信条件001を基準とした場合の広告配信条件001の類似スコアを設定する処理である。
次に、広告決定部127は「j」に「2」を設定し(S1606)、前記基準となる広告配信条件として広告配信条件002を取得する。S1607において、図11よりユーザ001の広告配信条件002に関する設定値は「?」である。したがって、この場合、広告決定部127は「RID−002」を基準とする「RID−001」の項目1703「類似スコア」に関する欄に「0」を設定する。このとき、広告決定部127は、広告配信スコア「S1」に加算しないので、項目1704「広告配信スコア」の設定値は「2.0」のままである。そして、広告決定部127は次の広告配信条件003を取得する処理に移行する(S1612→S1606)。
次に、広告決定部127は「j」に「3」を設定し(S1606)、前記基準となる広告配信条件として広告配信条件003を取得する。S1607において、図11よりユーザ001の広告配信条件003に関する設定値は「×」である。したがって、この場合、広告決定部127は「RID−003」を基準とする「RID−001」の項目1703「類似スコア」に関する欄に「0」を設定する。このとき、広告決定部127は、広告配信スコア「S1」に加算しないので、項目1704「広告配信スコア」の設定値は「2.0」のままである。そして、広告決定部127は次の広告配信条件004を取得する処理に移行する(S1612→S1606)。
次に、広告決定部127は「j」に「4」を設定し(S1606)、前記基準となる広告配信条件として広告配信条件004を取得する。S1607において、図11よりユーザ001の広告配信条件004に関する設定値は「○」である。したがって、この場合、広告決定部127は、図13の広告配信条件類似度評価テーブルより広告配信条件004を基準とする広告配信条件001の類似度「2/3」を選択する(S1608)。次に、広告決定部127は、S1609において現在計算対象である広告配信条件001の類似配信閾値「0.7」を設定し、広告配信条件004を基準とした場合の広告配信条件001の類似度が前記類似配信閾値「0.7」より大きいか否か判定する(S1611)。具体的には、S1611において、広告配信条件004を基準とする広告配信条件001の類似度は「2/3」である。したがって、この場合、前記類似度が前記類似配信閾値の値「0.7」より小さいので、広告決定部127は、「RID−004」を基準とする「RID−001」の項目1703「類似スコア」に関する欄に「0」を設定する。このとき、広告決定部127は、広告配信スコア「S1」に加算しないので、項目1704「広告配信スコア」の設定値は「2.0」のままである。そして、広告決定部127は次の広告配信条件005を取得する処理に移行する(S1612→S1606)。
次に、広告決定部127は「j」に「5」を設定し(S1606)、前記基準となる広告配信条件として広告配信条件005を取得する。S1607において、図11よりユーザ001の広告配信条件005に関する設定値は「×」である。したがって、この場合、広告決定部127は「RID−005」を基準とする「RID−001」の項目1703「類似スコア」に「0」を設定する。このとき、広告決定部127は、広告配信スコア「S1」に加算しないので、項目1704「広告配信スコア」の設定値は「2.0」のままである。
ここで、S1601において「j」の値が「N」の値である「5」に達したので、広告決定部127は、この処理(S1606〜S1612)から抜ける。このように、S1606からS1612において広告配信条件001と各広告配信条件との類似スコアを設定すると、図17に示すように項目1703「類似スコア」の各々には、項目1701の「RID−001」について、広告配信条件001から広告配信条件005の各広告配信条件を基準とする広告配信条件001の類似度を示す「類似スコア」が設定される。また、項目1704「広告配信スコア」には、項目1702「一致スコア」の設定値及び項目1703「類似スコア」の各欄に記録されている各類似スコアの総和が設定される。具体的には、項目1701の「RID−001」について、項目1704「広告配信スコア」にはRID−001の広告配信スコアとして「2.0」が設定される。
この後、広告決定部127はS1601において「i」に2を設定し、次のRID−002の広告データについて「RID−001」と同様に配信スコアを計算する処理を行う(S1612→S1601)。
以上のS1601からS1612までの処理を、広告配信条件001から広告配信条件005について繰り返すと、各広告配信条件に関する広告配信スコアが求まり、図17に示す広告配信スコアテーブルが得られる。
本態様によると、広告配信条件間の類似度に応じて各広告データの配信スコアを重み付けし、ユーザ001の生活履歴情報を満たす広告配信条件に対応する広告データの配信スコアが高くなるように計算する。これにより、ユーザ001の生活履歴情報を満たす広告データとユーザ001の生活履歴情報を満たすか否か不明な広告データとに均等に配信の機会を与えるのではなく、前記類似度に応じた確率で配信の機会を与えることができる。このため、ユーザ001の生活履歴情報を満たすか否か不明な広告データついての配信の機会を確保しつつ、ユーザ001の生活履歴情報を満たす広告データに配信の機会をより多く与えることができる。
なお、本発明の実施の態様においては、S1605における一致スコアを「1」とし、ステップS1612における類似スコアを「類似度」として広告配信スコアに重みをつけたが、これらの重みを変更してもよい。
以下、図17及び図18を用いて図8に示す配信広告決定処理(S814)の動作を説明する。
図18は、図8の配信広告決定処理(S814)の動作を示したフローチャートである。この配信広告決定処理は、図4に示した広告決定部127において実行される。本処理において、広告決定部127は、各広告データの広告配信スコアの比率に応じてユーザ宅110へ配信する広告データを決定する。ここでは、広告の配信要求をしているユーザを図11に示したユーザ001とし、図17に示した「RID−001」から「RID−005」までの各広告配信スコアを例として、本処理を説明する。
まず、広告決定部127は、0以上1以下の範囲で乱数「rand」を生成する(S1801)。例えば、ここでは、乱数「rand」の値を「0.5」として説明する。
次に、広告決定部127は、項目1704「広告配信スコア」に記録されている「RID−001」から「RID−005」までの各広告配信スコアの総和を乱数「rand」の値「0.5」に乗じ、前記乱数「rand」をこの乗算結果に更新する(S1802)。具体的には、図17の場合、「RID−001」から「RID−005」までの各広告配信スコアの総和は「2.0+3.0+0+2.0+0=7.0」である。したがって、この場合、S1802において乱数「rand」の値は「0.5×7.0=3.5」と設定される。
次に、広告決定部127は、S1803からS1805において、「RID−001」から「RID−005」までの各広告配信スコアを、前記乱数「rand」の値より大きくなるまで、順に加算する処理を行う。ここで、前記各広告配信スコアの加算結果を格納する変数を「sum」とする。また、図17の広告配信スコアテーブルの「k」番目に記録されている「RID−k」の広告配信スコアを示す変数を「Sk」とする。
まず、広告決定部127は、変数「sum」に「sum=0」を代入し、変数「sum」の値を初期化する(S1803)。
次に、広告決定部127は、「k」に「1」を設定し、項目1704「広告配信スコア」より「RID−001」の広告配信スコア「S1」を取得する(S1804)。そして、広告決定部127は変数「sum」に広告配信スコア「S1」を加算し、変数「sum」の値をこの加算結果に更新する(S1805)。このとき、変数「sum」の値が前記乱数「rand」の値「3.5」より大きいとき、広告決定部127はこの処理を抜ける。
一方、変数「sum」の値が前記乱数「rand」の値「3.5」より小さいとき、広告決定部127は、「k」に「2」を設定し、「RID−002」の広告配信スコア「S2」を取得する(S1805→S1804)。そして、「k」が「1」のときと同様に、広告決定部127は変数「sum」の値に広告配信スコア「S2」の値を加算し、変数「sum」の値をこの加算結果に更新する(S1805)。そして、変数「sum」の値が前記乱数「rand」の値「3.5」より大きいとき、広告決定部127はこの処理を抜ける。
また、変数「sum」の値が前記乱数「rand」の値「3.5」より小さいとき、広告決定部127は、「k」に「3」を設定し、項目1704「広告配信スコア」より「RID−003」の広告配信スコア「S3」を取得する(S1805→S1804)。
このように、広告決定部127は、変数「sum」の値が前記変数「rand」の値「3.5」より大きくなるまで、変数「sum」に「RID−k」の広告配信スコア「Sk」の値を順に加算していく。
具体的には、S1804において「k」が「1」のとき、項目1704より、RID−001の広告配信スコア「S1」の値は「2.0」である。したがって、S1805において、変数「sum」の値は「sum=0+2.0=2.0」となる。この場合、変数「sum」の値「2.0」は変数「rand」の値「3.5」より小さいので、広告決定部127は「k」に「2」を設定し、RID−002の広告配信スコア「S2」を取得する。項目1704より、RID−002の広告配信スコア「S2」の値は「3.0」である。したがって、S1805において、変数「sum」の値は「sum=2.0+3.0=5.0」となる。この場合、変数「sum」の値「5.0」は変数「rand」の値「3.5」より大きくなるので、広告決定部127はこの処理を抜ける。
次に、S1804からS1805の処理を抜けると、広告決定部127は、前記処理を抜けた時点での「k」の値に相当するRID−kの広告データをユーザ宅110へ配信する広告データに決定する(S1806)。具体的には、S1804からS1805の処理を抜けた時点の「k」の値は「2」である。したがって、この場合、広告決定部127はRID−002の広告データをユーザ宅110へ配信する広告データとして決定する(S1806)。
図11に示すように、広告配信条件「RID−002」はユーザ001の生活履歴情報を満たすか否か不明であるが、本態様により、このような場合においても広告提供サーバ120は広告配信条件「RID−002」に対応する広告データをユーザ001に配信できる。この結果、広告提供サーバ120は、宅内機器の一部から前記生活履歴に関する情報を収集できない場合においても、この宅内機器のユーザに対して前記生活履歴に対応した広告データを配信できる。
なお、本発明の実施の態様においては、配信広告決定処理(S814)を、乱数を発生させて広告配信スコアの比率に応じた配信確率で配信する場合を説明したが、広告配信スコアの比率の高い順番に配信するようにしてもよい。例えば、図17に示すような広告配信スコアの場合、「RID−002」→「RID−001」→「RID−004」のように、単純に広告配信スコアの高い順番に配信してもよいし、「RID−002」→「RID−001」→「RID−002」→「RID−004」→「RID−001」→「RID−002」→「RID−004」のように、広告配信スコアの比率に応じて最高平均方式で配信してもよい。また、「RID−001」→「RID−004」→「RID−002」のように、広告配信条件がユーザの生活履歴情報を満たした広告データを優先して配信するようにしてもよい。
本態様によると、広告決定部127は、広告配信スコアの比率に応じた確率でユーザ宅へ配信する広告データを決定する。これにより、広告決定部127は、ユーザの生活履歴情報を満たす広告データ及び前記生活履歴情報を満たすか否か不明な広告データの中から、前記広告データの配信スコアの比率に応じた確率で前記広告データを配信することができる。
なお、本発明の実施の態様においては、広告提供サーバ120が広告配信条件に基づき配信する広告データを決定するようにしているが、配信対象は広告データに限らず、各種商品やコンテンツなどの情報であってもよく、これらの商品やコンテンツなどの配信条件が設定される場合であれば同等の効果が得られる。
また、本発明はこれらの実施の態様に何ら限定されるものではなく、ユーザの生活履歴情報を収集できない場合に、複数のユーザの生活履歴情報に基づく条件を満たす割合から、前記生活履歴情報の収集ができないが潜在的に条件を満たすユーザに対して配信するコンテンツを決定するという要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。
本発明によれば、宅内機器の一部からユーザの生活履歴に関する情報を収集できない場合においても、ユーザの生活履歴に対応した広告データを配信できる広告配信方法及び広告配信サーバを提供できる。
本発明の一実施の態様を示したシステム構成図 本発明の一実施の態様に用いる宅内機器のハード構成を示した図 本発明の一実施の態様に用いる情報収集装置のハード構成を示した図 本発明の一実施の態様に用いる広告提供サーバのハード構成を示した図 本発明の一実施の態様に用いる情報収集装置が有する生活情報記憶部のデータ構造を詳細に表した図 本発明の一実施の態様に用いる広告提供サーバが有する生活情報記憶部のデータ構造を詳細に表した図 本発明の一実施の態様に用いる広告提供サーバが有する広告配信情報記憶部のデータ構造を詳細に表した図 本発明の実施の形態に係る広告配信方法における宅内機器、情報収集装置、広告提供サーバ、及びコンテンツサーバの動作を示したシーケンス図 本発明の一実施の態様に用いる広告提供サーバが、宅内機器から収集した各ユーザの生活履歴情報を示した図 本発明の一実施の態様に用いる広告提供サーバにおいて、図8に示す広告配信条件評価テーブル生成処理の動作を示すフローチャート 広告配信条件評価テーブルのデータ構造を表した図 本発明の一実施の態様に用いる広告提供サーバにおいて、図8に示す広告配信条件類似度計算テーブル生成処理を示すフローチャート 広告配信条件類似度テーブルのデータ構造を表した図 本発明の一実施の態様に用いる広告提供サーバにおいて、図12に示す類似度計算処理の動作を示すフローチャート 本発明の一実施の態様に用いる広告提供サーバにおいて、全ユーザの生活履歴情報を任意の2つの広告配信条件で評価した結果を示すユーザ分布図。 本発明の一実施の態様に用いる広告提供サーバにおいて、図8に示す広告配信スコアテーブル生成処理の動作を示すフローチャート 広告配信スコアテーブルのデータ構造を表した図 本発明の一実施の態様に用いる広告提供サーバにおいて、図8に示す配信広告決定処理の動作を示すフローチャート
符号の説明
110 ユーザ宅
120 広告提供サーバ
122 生活情報記憶部
124 広告配信情報記憶部
125 広告配信条件判定部
126 広告配信条件類似判定部
127 広告決定部
140 宅内機器
150 情報収集装置
141 機器情報検出部
142 機器情報記憶部
151 機器情報記憶部
152 生活情報生成部
153 生活情報記憶部
154 広告表示制御部

Claims (15)

  1. 複数の広告コンテンツ及び前記複数の広告コンテンツの各々について配信条件を格納する記憶部と、
    複数の宅内機器に接続される情報収集装置であって且つ前記複数の宅内機器の使用状態に関する所定の情報を収集する情報収集装置に複数接続され前記複数の情報収集装置の各々から所定の情報を受信する通信部と、
    一の情報収集装置から受信した所定の情報が第1の広告コンテンツの配信条件を満たすが第2の広告コンテンツの配信条件を満たすか否か不明な場合であって、前記第1の広告コンテンツの配信条件及び前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たす所定の情報を送信した他の情報収集装置が所定の割合以上存在する場合、前記一の情報収集装置も前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たすと判断して、前記第2の広告コンテンツを前記一の情報収集装置に送信する制御部と
    を具備した広告提供サーバ。
  2. 前記制御部は、
    一の情報収集装置から受信した所定の情報が第1の広告コンテンツの配信条件を満たすが第2の広告コンテンツの配信条件を満たすか否か不明な場合であって、前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たすと判断した場合、前記第1の広告コンテンツ及び前記第2の広告コンテンツの中からいずれか一つの広告コンテンツをランダムに選択して、前記一の情報収集装置に送信することを特徴とする請求項1記載の広告配信サーバ。
  3. 前記制御部は、
    一の情報収集装置から受信した所定の情報が第1の広告コンテンツの配信条件を満たすが第2の広告コンテンツの配信条件を満たすか否か不明な場合であって、前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たすと判断した場合、前記第1の広告コンテンツ及び前記第2の広告コンテンツの中からいずれか一つの広告コンテンツを順番に選択して、前記一の情報収集装置に送信することを特徴とする請求項1記載の広告配信サーバ。
  4. 前記制御部は、前記複数の情報収集装置の各々について、前記複数の広告コンテンツの中の各広告コンテンツの配信条件を満たすか、満たさないか、又は満たすか満たさないか不明のフラグを記した条件評価テーブルを作成し、
    前記条件評価テーブルに基づいて、前記複数の広告コンテンツの中の各広告コンテンツについて、前記第1の広告コンテンツの配信条件を満たす情報収集装置の中で前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たす情報収集装置及び満たさない情報収集装置の総計を分母とし、前記第1の広告コンテンツの配信条件を満たす情報収集装置の中で前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たす情報収集装置の数を分子として算出した前記第1の広告コンテンツの配信条件を基準とした前記第2の広告コンテンツの配信条件の類似度を記した条件類似度テーブルを作成し、
    前記条件類似度テーブルに基づいて、前記類似度が所定の割合以上の場合、前記第1の広告コンテンツの配信条件は、前記第2の広告コンテンツの配信条件と類似すると判断し、
    前記第1の広告コンテンツの配信条件を満たす一の情報収集装置が前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たすか否か不明な場合であっても、前記一の情報収集装置は前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たすと判断する
    ことを特徴とする請求項1記載の広告配信サーバ。
  5. 前記制御部は、
    一の情報収集装置から受信した所定の情報が第1の広告コンテンツの配信条件を満たすが第2の広告コンテンツの配信条件を満たすか否か不明な場合であって、前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たすと判断した場合、前記類似度に応じて前記第1の広告コンテンツ及び前記第2の広告コンテンツの各々にスコアを加算し、
    前記加算されたスコアに応じた確率で、前記第1の広告コンテンツ及び前記第2の広告コンテンツの中からいずれか一つの広告コンテンツをランダムに選択して、前記一の情報収集装置に送信することを特徴とする請求項4記載の広告配信サーバ。
  6. 前記制御部は、
    一の情報収集装置から受信した所定の情報が第1の広告コンテンツの配信条件を満たすが第2の広告コンテンツの配信条件を満たすか否か不明な場合であって、前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たすと判断した場合、前記類似度に応じて前記第1の広告コンテンツ及び前記第2の広告コンテンツの各々にスコアを加算し、
    前記加算されたスコアに応じた確率で、前記第1の広告コンテンツ及び前記第2の広告コンテンツの中からいずれか一つの広告コンテンツを順番に選択して、前記一の情報収集装置に送信することを特徴とする請求項4記載の広告配信サーバ。
  7. 前記制御部は、
    前記条件類似度テーブルを類似度の高い順番にソートし、前記類似度が所定値以上のものを次回の類似度の計算に使用する
    ことを特徴とする請求項4記載の広告配信サーバ。
  8. 前記通信部は、前記第1の広告コンテンツを提供する広告主サーバが前記第1の広告コンテンツとの関係では、配信条件を満たすか否か不明な広告コンテンツを配信することを禁止する旨の所定の指示を前記ある広告主サーバから受信し、
    前記制御部は、
    前記所定の指示の受信により、前記第1の広告コンテンツとの関係では配信条件を満たすか否か不明な広告コンテンツを配信することを禁止する場合、前記第2の広告コンテンツを前記一の情報収集装置に送信しない
    ことを特徴とする請求項1記載の広告配信サーバ。
  9. 前記所定の情報は、前記宅内機器の電源のON/OFFの変化に関する情報であることを特徴とする請求項1記載の広告提供サーバ。
  10. 前記所定の情報は、前記宅内機器が照明である場合、前記照明の電源のON/OFFの変化に関する情報であることを特徴とする請求項9記載の広告提供サーバ。
  11. 前記所定の情報は、開閉ドアを有する宅内機器の開閉ドアの開閉の変化に関する情報であることを特徴とする請求項1記載の広告提供サーバ。
  12. 前記所定の情報は、前記宅内機器が冷蔵庫の場合、前記冷蔵庫の開閉ドアの開閉の変化に関する情報であることを特徴とする請求項11記載の広告提供サーバ。
  13. 前記所定の情報は、前記宅内機器の使用中/不使用の変化に関する情報であることを特徴とする請求項1記載の広告提供サーバ。
  14. 前記所定の情報は、前記宅内機器が体重計の場合、前記体重計の使用中/不使用の変化に関する情報であることを特徴とする請求項13記載の広告提供サーバ。
  15. 複数の広告コンテンツ及び前記複数の広告コンテンツの各々について配信条件を格納する広告配信サーバから前記複数の広告コンテンツの中のいずれかの広告コンテンツを配信する広告配信方法であって、
    複数の宅内機器に接続される情報収集装置であって且つ前記複数の宅内機器の使用状態に関する所定の情報を収集する情報収集装置に複数接続され前記複数の情報収集装置の各々から所定の情報を受信し、
    一の情報収集装置から受信した所定の情報が第1の広告コンテンツの配信条件を満たすが第2の広告コンテンツの配信条件を満たすか否か不明な場合であって、前記第1の広告コンテンツの配信条件及び前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たす所定の情報を送信した他の情報収集装置が所定の割合以上存在する場合、前記一の情報収集装置も前記第2の広告コンテンツの配信条件を満たすと判断し、
    前記第2の広告コンテンツを前記一の情報収集装置に送信する
    ことを特徴とする広告提供方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015002364A (ja) * 2013-06-13 2015-01-05 株式会社グラモ リモートコントロールシステム、端末、方法、及びコンピュータプログラム
JP2015005092A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 ヤフー株式会社 広告引当装置及び広告引当プログラム
JP2015230670A (ja) * 2014-06-06 2015-12-21 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム

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