JP2010127915A - 高低温テストユニット、高低温テストユニットを備えたテストハンドラ、並びに高低温テストユニットの制御方法及び制御プログラム - Google Patents

高低温テストユニット、高低温テストユニットを備えたテストハンドラ、並びに高低温テストユニットの制御方法及び制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010127915A
JP2010127915A JP2008306745A JP2008306745A JP2010127915A JP 2010127915 A JP2010127915 A JP 2010127915A JP 2008306745 A JP2008306745 A JP 2008306745A JP 2008306745 A JP2008306745 A JP 2008306745A JP 2010127915 A JP2010127915 A JP 2010127915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
high temperature
heating
delivery
devices
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008306745A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5382688B2 (ja
Inventor
Takayuki Masuda
高之 増田
Junpei Yonemitsu
潤平 米満
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ueno Seiki Co Ltd
Original Assignee
Ueno Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ueno Seiki Co Ltd filed Critical Ueno Seiki Co Ltd
Priority to JP2008306745A priority Critical patent/JP5382688B2/ja
Publication of JP2010127915A publication Critical patent/JP2010127915A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5382688B2 publication Critical patent/JP5382688B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)

Abstract

【課題】インデックステーブル式ハンドラにおいて、一度に大量のデバイスの高温化又は低温化を可能にするとともに、半導体装置や電子部品等のデバイス用のテスト装置が配置可能になる高低温テストユニットを実現する。
【解決手段】高低温テストユニット1は、テストハンドラHのメインテーブルMから一定の距離を置いて、テスト装置2を備え、その間を、レール42と、レール42上を移動するシャトル41とにより、デバイスDをメインテーブルMとの間で受取り及び受渡しを行なう引離し機構4と、保持部51により、シャトル41との間でデバイスDの受取り及び受渡しを行い、デバイスDを高低温化装置3との間で受取り受渡しを行なう受渡し機構5と、高低温化装置3との間でデバイスDの受け取り及び受渡しを行なうとともに、デバイスDをテスト装置2との間で受け取り及び受渡しを行なう搭載機構6と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、インデックステーブル式ハンドラにおけるテストユニットの改良に係り、特に、一度に大量のデバイスの高低温化を可能にする高低温テストユニット、高低温テストユニットを備えたテストハンドラ、並びに高低温テストユニットの制御方法及び制御プログラムに関する。
ダイシング、マウンティング、ボンディング、シーリングの各組立工程を経た半導体装置や電子部品等のデバイスは、テストハンドラと呼ばれる複合テスト装置に供給される。そして、テストハンドラに設けられた保持機構によって保持され、テストハンドラ内を搬送されながら、デバイスの電気特性測定(以下、「電気テスト」又は単に「テスト」という。)、分類、マーキング、外観検査、梱包(テープ梱包)等の各工程処理が施される。このようなテストハンドラにおいては、処理効率の向上(テストコストの低減)のため、従来より、工程処理の時間短縮、工程処理間の搬送時間の短縮が図られている。
従来、テストハンドラは、トレイ供給、トレイ収納の水平搬送式、すなわち、XYの2軸方向の搬送が主流であった(特許文献1参照)。しかしながら、このようなXYロボットによる搬送では、一工程から他の工程への搬送時間であるインデックスタイムは0.5秒程度に短縮するのが限界であった。テスト時間が1〜3秒程度のデバイスでは、多数個同時測定により実効的なテスト処理時間を短縮することがテストコストの低減に有効だが、このとき前述の搬送時間がボトルネックになっていた。
また、上記のような水平搬送式テストハンドラは、加工点の配置に柔軟性が乏しく、各種処理工程を設けるには、搬送レーンに隣接するターンテーブルを複数設ける必要があり、マーキング、画像検査、テーピングなどの工程を、テスト工程インテグレーションすることが困難であった(特許文献2参照)。
一方、ディスクリート半導体で従来から採用されているインデックステーブル方式のハンドラには、搬送時間が早い(0.1秒以下)、インテグレーションが容易という利点があった(特許文献3参照)。
また、デバイスの用途はオーディオ、テレビ、パソコン等、屋内で使用する機器が主体であったが、近年、自動車のIT化に伴い自動車用として多種多用な用途で用いられるようになっている。そのため、自動車の使用する環境、極端な例では、砂漠地帯や北極圏等、主に高温下や低温下での使用に対応する性能が求められている。
デバイスの構造は、シリコン基板上にアルミ配線等により構成されているペレット、それを搭載している基板(銅やガラエポ等)、それらを接続する配線(金、アルミ、半田等)、そして全体を保護する樹脂で構成されている。
上述のようにデバイスはさまざまな物質で構成されているが、それぞれ熱膨張係数、熱抵抗が異なり、常温時の特性と例えば砂漠などの高温下、北極圏などの低温下での特性が異なり、最悪の場合、高低温環境下において動作しない場合がある。そのため、デバイスの特性検査を行うに際しては、このような高低温下での使用を想定して行う必要がある。
また、デバイスは、上記の通り、積層される部品の性質により、熱膨張係数が異なるため、常温において組み立てた時点からの温度変化により、部品に含まれる物質がそれぞれ膨張し、最悪の場合には部品全体にクラック(ひび)が発生し機能しなくなることが考えられる。熱抵抗も部品を構成する物質の性質により異なるため、常温時に得た電気的特性が高低温下では得られなくなる場合がある。
そこで、例えば低温下での使用を想定して、ICをチャンバ内において低温環境下においてICの品質検査を行うIC用低温ハンドラが提案されている(特許文献4参照)。この文献によれば、装置を大型化することなく、チャンバ内を正圧に保ち湿分を含んだ外気がチャンバ内に混入しないように構成し、チャンバ内を低温環境下に保ちつつ、かつチャンバ内に流入する空気全体の湿分による装置の冷却部等への着霜を防止することを目的としたものである。
また、高温下での使用を想定し、リードフレームに装着されたデバイスのテスト位置に搬送するまでの間に、レール状のヒータを設け、このレール状のヒータ上にテスト待ちのデバイスを複数個並べることによって、ヒータの熱でデバイスを所望の温度に加熱することを可能にした技術が提案されている(特許文献5参照)。
また、搬送経路の途中に加熱手段を備えた搬送レールを複数列設け、この搬送レール上をリードフレームが移動して、レール上でデバイスを加熱してテストを行う装置も提案されている(特許文献6参照)。
特開平6−148268号公報 特開2004−219226号公報 特開2005−62090号公報 特開平11−67794号公報 特開平5−229509号公報 特開平3−30340号公報
ところで、高低温下を想定してデバイスのテストを行う場合、そのテスト温度は、高温テストで120℃前後、低温テストの場合で−40℃程度である。高温環境への昇温方法としては、デバイスを例えば常温から125℃まで昇温するような場合、急激な温度変化はデバイスに与えるダメージが大きい。また、デバイス表面が所定温度に達していても、デバイス内部が所定温度に達していない場合もある。したがって、少なくとも90秒程度の時間を費やしてデバイスをゆっくり加熱する必要がある。この点は、低温環境下におく場合にも同様である。
この点、特許文献4及び5におけるテスト装置では、デバイスを一列に整列し、順次加熱又は冷却して1個ずつテストする処理を行っているため、デバイスを高温又は低温化させるソーク時間が、テスト時間に対して長いため、全体としての処理時間も長くなってしまっており、処理時間を短くするためには大量のデバイスを一度に温める必要があった。また、特許文献6のようにレールを複数並列に設けた場合には、レールの数を増やして同時に大量の電子部品の処理を行う場合には、装置構成上スペースが必要となる。
さらに、従来より用いられているDIP/SIP(ピン挿入タイプ)のようなデバイスであれば、特許文献5及び6のように搬送レール内に電気ヒータを入れて印加する方法が主であったが、近年のSMD(表面実装タイプ)のデバイスでは、製品搬送を搬送アーム等で行うため、測定部内を高温エアーブロー等で高温槽化して測定するほうが好ましい。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、インデックステーブル式ハンドラにおいて、高温テスト及び低温テストを実施する場合に、一度に大量のデバイスの高温化又は低温化を可能にし、装置全体としての高速処理を実現した高低温テストユニット、高低温テストユニットを備えたテストハンドラ、並びに高低温テストユニットの制御方法及び制御プログラムを提供することにある。
請求項1の発明は、半導体装置や電子部品等のデバイスを加熱又は冷却した後、当該デバイスに対して電気特性検査を施すものであって、インデックステーブル式のテストハンドラの円周等配位置に配された工程処理装置として用いられる高低温テストユニットにおいて、デバイスの電気特性検査を行うテスト装置と、デバイスを複数個搭載可能で、前記テスト装置に供給されるデバイスを所定温度に加熱又は冷却する加熱冷却トレイを有する高低温化装置と、レールと、レール上を移動するシャトルとにより、複数のデバイスをテストハンドラとの間で受取り及び受渡しを行なう引離し機構と、前記シャトルとの間でデバイスの受取り及び受渡しを行うとともに、当該デバイスを前記高低温化装置との間で受取り受渡しを行なう受渡し機構と、前記高低温化装置との間でデバイスをの受け取り及び受渡しを行なうとともに、当該デバイスを前記テスト装置との間で受け取り及び受渡しを行なう搭載機構と、を備えたことを特徴とする。
以上の態様では、テストハンドラのメインテーブルから一定の距離を置いて、テスト装置を設け、その間を、レールと、レール上を移動するシャトルとにより、複数のデバイスをテストハンドラとの間で受取り及び受渡しを行なう引離し機構と、シャトルとの間でデバイスの受取り及び受渡しを行うとともに、当該デバイスを前記高低温化装置との間で受取り受渡しを行なう受渡し機構と、高低温化装置との間でデバイスをの受け取り及び受渡しを行なうとともに、当該デバイスを前記テスト装置との間で受け取り及び受渡しを行なう搭載機構とにより、デバイスの受渡しを可能にした。これにより、テスト装置を、テストハンドラの外側に配置することができる。
したがって、従来の水平ハンドラと同様のボード類、テスターが使用可能で、長年培われてきたテスト資産をそのまま利用しつつ、インデックステーブル式のテストハンドラの長所である高速処理を合わせ、全体として高速テストシステム及びインテグレーションシステムを実現することができる。また、複数の工程処理装置を円周等位置に配置可能なインデックステーブル式ハンドラの特徴を生かし、一つのテーブルに対して複数の処理装置を配置し、装置構成の簡略化と装置の省スペース化が可能になる。
また、高低温化装置を、受渡し機構と、テスト装置との間に配し、加熱トレイ又は冷却トレイにより、テスト装置への受渡し前に十分な時間をかけて加熱又は冷却することが可能になる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記高低温化装置は、前記引離し機構と前記受渡し機構とを介して前記テストハンドラからデバイスを受け取り、当該デバイスを加熱又は冷却する第1の高低温化装置と、前記テスト装置でテストされたデバイスを前記搭載機構から受け取り、常温に冷却又は加熱する加熱冷却トレイを有する第2の高低温化装置と、を備え、前記第2の高低温化装置は、デバイスを常温化した後、前記受渡し機構に受け渡すことを特徴とする。
以上のような態様では、第1の高低温化装置において、加熱冷却トレイで加熱又は冷却し、テスト装置においてテストされたデバイスを、第2の高低温化装置において、加熱冷却トレイにより常温化した後、受渡し機構へ受け渡し、さらにシャトルに受け渡すことができるので、デバイスを通常の温度状態で、次工程移行することが可能になる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、1つの引離し機構、1つの受渡し機構及び1つの搭載機構とを1セットとし、当該セットを2つ備え、第1のセットは、メインテーブルからのデバイスを受け取り、前記第1の高低温化装置へデバイスの受渡し、このデバイスの前記第1の高低温化装置から前記テスト装置への受け渡しを行い、第2のセットは、前記テスト装置からのデバイスの受取り、前記第2の高低温化装置へのデバイスの受渡し、このデバイスの前記第2の高低温化装置からメインテーブルへの受渡しを行うものであることを特徴とする。なお、この発明は、請求項7及び請求項9に示すように、制御方法及び制御プログラムとして捉えることも可能である。
以上の態様では、第1のセットにおけるシャトルによるテストハンドラとのデバイスの受け取り受渡し処理の終了後、第1のセットにおけるシャトルと保持部との受渡しを行っている間に、第2のセットにおけるシャトルは、テストハンドラとの間でのデバイスの受け取り受渡し処理を開始する。これにより、テスト装置において、第1のセットの保持部によって受け渡されたデバイスのテスト処理が終了する時点で、第2のセットのシャトル及び保持部との受け取り及び受渡し処理を終了しておくことができる。したがって、テスト装置が待機となる時間を減少ないし無くすことができ、他の工程処理装置における処理効率も含めた装置全体の処理効率の向上を図ることができる。
請求項4の発明は、請求項2の発明において、2つの引離し機構、1つの受渡し機構及び1つの搭載機構とを1セットとし、当該セットを2つ備え、第1のセットは、メインテーブルからのデバイスを受け取り、前記第1の高低温化装置へデバイスの受渡し、このデバイスの前記第1の高低温化装置から前記テスト装置への受け渡しを行い、第2のセットは、前記テスト装置からのデバイスの受取り、前記第2の高低温化装置へのデバイスの受渡し、このデバイスの前記第2の高低温化装置からメインテーブルへの受渡しを行うものであり、各セットにおいて、1つの引離し機構が、メインテーブルとのデバイスの受取り受渡しを行っている間に、他の1つの引離し機構が、受渡し機構とのデバイスの受取り受渡しを行うように構成されたことを特徴とする。なお、この発明は、請求項10及び請求項12に示すように、制御方法及び制御プログラムとして捉えることも可能である。
以上の態様では、引離し機構及び受渡し機構を2セット設け、シャトル及び保持部と、シャトル及び保持部と、を備えることで、シャトルにおいて、保持部への受渡し及び受け取りを行っている間に、もう一対の保持部により、テスト装置のソケットからのデバイスの取り出しとデバイス挿入を行うことが可能になる。これにより、シャトルから受渡機構へ受け渡す時間に比較して、テスト装置におけるテスト時間が短い場合であっても、シャトルにおいて、保持部への受渡し及び受け取りを行っている間に、もう一対の保持部により、テスト装置のソケットからのデバイスの取り出しとデバイス挿入を行うことができるので、テストハンドラ及びテスト装置が待機となる時間を減らすことで、他の工程処理装置における処理効率も含めた装置全体の処理効率の向上を図ることができる。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、前記高低温化装置における加熱冷却トレイには、デバイスを挿入するポケットが、縦横列をなして設けられ、その数は、少なくとも、前記受渡し機構が一度に保持するデバイスの倍数以上であることを特徴とする。
以上の態様では、加熱冷却トレイにおけるポケットの数が、保持部の一度に保持するデバイスの倍数以上であることにより、加熱冷却トレイにおいてデバイスを複数個同時に加熱又は冷却することができる。これにより、例えば、保持部が、複数個搭載したデバイスのうち先に搭載したものからピックアップしていくことにより、テスト装置への受渡し前に十分な時間をかけてデバイスを加熱又は冷却することが可能になる。また、第2の高低温装置を備える場合には、テスト後にデバイスを複数個同時に常温化できるため、デバイスを通常の温度状態で、次工程移行することが可能になる。
このようにして、テストハンドラへのデバイスの受渡しタイミングを遅らせることなく、かつ、高低温化装置の加熱冷却トレイにおいてデバイスに対するソーク時間、すなわち、含浸状態に置く加熱又は冷却時間を十分に確保することが可能である。
請求項6の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の高低温テストユニットを、円周等配位置に配された一工程処理装置として備えることを特徴とする高低温テストユニットを備えたテストハンドラ。
本発明によれば、インデックステーブル式ハンドラにおいて、高温テスト及び低温テストを実施する場合に、一度に大量のデバイスDの高温化又は低温化を可能にし、装置全体としての高速処理を実現した高低温テストユニット、その制御方法及び制御プログラムを提供することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態(以下、本実施形態という。)について、図1乃至図7を参照して説明する。
[1.第1の実施形態]
[1−1.構成]
第1の実施形態の高低温テストユニットの全体構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態の高低温テストユニットを、その一工程処理装置として含むインデックステーブル式のテストハンドラの全体構成を示す平面図(a)と側面図(b)である。
図1に示すように、本実施形態の高低温テストユニット1は、半導体装置や電子部品等のデバイスDに対して電気特性検査を施すものであって、各種工程処理を施すテストハンドラHの円周等配位置に設けられた工程処理装置の一部を成すように配置される。
この高低温テストユニット1は、テストハンドラHのメインテーブルMから一定の距離を置いて、テスト装置2を備え、このテスト装置2とメインテーブルMとの間に、テスト装置2に搭載するデバイスDを加熱し、テスト装置2におけるテスト後のデバイスDを冷却する高低温化装置3を備える。
高低温テストユニット1は、また、レール42と、レール42上を移動するシャトル41とにより、複数のデバイスDをメインテーブルMとの間で受取り及び受渡しを行なう引離し機構4と、デバイスDを保持する保持部51を備え、この保持部51により、シャトル41との間でデバイスDの受取り及び受渡しを行うとともに、デバイスDを高低温化装置3との間で受取り受渡しを行なう受渡し機構5と、高低温化装置3との間でデバイスDの受け取り及び受渡しを行なうとともに、デバイスDをテスト装置2との間で受け取り及び受渡しを行なう搭載機構6と、を備える。ここで、引離し機構4、受渡し機構5及び搭載機構6は、それぞれ、デバイスDをメインテーブルMからテスト装置2まで搬送する側(以下、これを「ローダ側」という。)と、デバイスDをテスト装置2からメインテーブルMまで戻す側(以下、これを「アンローダ側」という。)との2つのセットが、対称的にペアになって設けられている。
そこで、以下、高低温テストユニット1における各構成要素の具体的な説明を、図2を用いて説明する。なお、その際、ローダ側とアンローダ側とは、対照に現れるため、特に明示する場合を除き、区別なく併せて説明する。
引離し機構4は、シャトル41(41a,41d)とこのシャトル41を移動させるレール42(42a,42d)とからなる。シャトル41は、表面にデバイスDを載置する載置位置43を複数備える。より具体的には、メインテーブルMの吸着ノズルNが設けられたポジションN1又はN4から、テスト装置2の方向(図中Y方向)に向けて、8つの載置位置43a〜43hを備え、レール42上をメインテーブルMの吸着ノズルN下部から、テスト装置2側に設けられたレール42の端部Pまで移動するように構成されている。
なお、本実施形態において、載置位置43の数を8つとするのは、後述するテスト装置2におけるソケット21の数、すなわち一度に電気特性テストを行う数と、高低温化装置3における加熱トレイ31又は低温トレイ32の載置数に合わせたものである。そのため、この載置位置の数は、テスト装置2のソケット21の数や、後述する加熱トレイ31又は冷却トレイ32のポケットの数にあわせて、任意に決定されるものである。
レール42は、上述の通り、シャトル41をメインテーブルMとテスト装置2の間で移動させるためにメインテーブルMよりテスト装置2方向(図中Y方向)へ、直線的に延伸するものであり、そのレール長は、テストハンドラHの仕様、外部に設けられたテスト装置2及び高低温化装置3の仕様により任意に決定されるものである。後述の通り、シャトル41が、受渡し機構5の保持部51との間でデバイスDを受け渡すため、少なくとも、保持部51の全長程度の長さは確保される必要がある。なお、レール42は、シャトル41を制御手段又は制御プログラムによる制御によって直線方向に往復動させるための機構であれば、公知のあらゆる機構により構成可能である。
受渡し機構5は、図1に示すように、メインテーブルM方向に移動し、シャトル41との間でデバイスDの受取り受渡しを行い、また、テスト装置2方向へ移動し、加熱トレイ31又は冷却トレイ32との間でデバイスDの受取り受渡しを行なう保持部51aと、この保持部51を、この保持部51をXYZの3軸方向に移動させる駆動部52とからなる。
保持部51には、8つのデバイスD保持位置53a〜53hが設けられ、その間隔は、シャトル41aの保持間隔と同様である(ここでは、15mm)。この保持位置53a〜53hは、図3に示すように、下方向に向けて設けられ、保持部51は、デバイスDを上方から吸着保持するようになっており、保持位置53a〜53hより真空吸着する機構を内部に備える。なお、保持部51におけるデバイスDの保持方法は、真空吸着に限らず、デバイスDを挟み込む等により機械的に保持するメカチャックによっても構わないが、微細化したデバイスDにおいては、吸着保持によるのが好ましい。
駆動部52は、上述の通り、保持部51aをメインテーブルMとテスト装置2を結んだ方向であるY方向と、それと直行する加熱トレイ31及び冷却トレイ32の方向であるX方向と、XY方向と垂直方向の下降方向であるZ方向の3軸方向に移動させるものである。
具体的には、駆動部52は、保持部51がシャトル41からデバイスDを受け取る際に、保持部51をY方向であるメインテーブルM方向へ移動させるとともに、下降方向であるシャトル41の方向へZ軸移動させる。また、シャトル41からデバイスDを受け取り、これを加熱トレイ31上へ移動させる際に、保持部51をX方向へ移動させ、その後、保持部51を加熱トレイ31に向けて下降方向であるZ方向へ移動させる。
なお、保持部51を移動させる駆動部52の詳細な駆動機構は、特に限定されるものではなく、図3〜図5にイメージ図を示すようなバー状の保持部51をXYZ方向に移動させるための機構であれば、公知のあらゆる機構により構成可能である。
高低温化装置3は、加熱トレイ31と、冷却トレイ32と、それぞれのトレイを加熱又は冷却するヒータ33と、クーラ34とからなる。加熱トレイ31と冷却トレイ32は、加熱するものと冷却するものという作用の相違とポケットの数に相違はあるが、その他大きな構成上は相違がないので、以下、これらの構成をまとめて説明する。
図2に示すように、加熱トレイ31及び冷却トレイ32は、トレイ上にデバイスDを搭載し、搭載したデバイスDを加熱又は冷却するためのポケットが縦横に列を成して複数備える。例えば、図4(a)に示すように、加熱トレイ31は、ポケットを24行、16列により配列し、図4(b)に示すように、冷却トレイ32は、ポケットを8行、16列によって配列する。このように、加熱トレイ31のポケットの数より、冷却トレイ32のポケットの数が少なく設定されているのは、高温テストを行なうためにデバイスDを加熱する時間より、電気テスト後の各工程処理において許容される温度にデバイスDを戻す(常温化する)時間のほうが少なくて済むためである。このポケットの配列のピッチは、保持部51の保持位置53のピッチと同等である(本実施形態では、15mm)。
また、加熱トレイ31と冷却トレイ32とは、図2に一点鎖線で示すように、シャトルの進行方向と同じ図中Y軸方向にスライドレール35が設けられ、このスライドレール35上をスライド移動するようになっている。これは、後述する搭載機構6は、X軸方向だけの移動であるので、これに合わせて、受渡し機構5からデバイスDを受け取る際には、メインテーブルM側に移動し、反対に、搭載機構6がデバイスDを加熱トレイからピックアップするために、あるいは搭載機構6が冷却トレイへデバイスDを載置するために、トレイ上の載置ラインが、搭載機構6の受渡しラインと一致するように、テスト装置2側へ移動するようにしたものである。
ここで、図4において、保持部51aがトレイ上のポケットに対して、デバイスDを投入する順序を、四角から丸の2段階にわけ、さらに各四角又は丸内の投入順序を数字で表す。すなわち、同図に示すように、保持部51aは、シャトル41aから受け取ったデバイスDを図中四角の数字1の8つのポケットにまず載置するようになっている。続いて、保持部51は、再度、シャトル41dから受け取ったデバイスDを図中四角の数字2の8つのポケットに載置するようになっている。
ここで、上記の通り、デバイスDを図中四角の数字1に載置した後に、一列ポケットを開けて、数字2の記載された8つのポケットにデバイスDを載置するのは、次に説明する搭載機構6が、加熱トレイ31からデバイスDを受け取るに当たり、搭載機構6のデバイスD保持ピッチが、テスト装置2のテストソケットピッチに合わせて、加熱トレイ31のピッチの倍(ここでは、30mm)に設定されているからである。
すなわち、保持部51aは、メインテーブルMの間欠回転速度を低下させないように、シャトルからデバイスDを受取り加熱トレイに受け渡すまでの一度のストロークにおいて、なるべく多くのデバイスDを加熱トレイに搬送したい要請があり、一方で、テスト装置2のソケットは、テスト機器のスペース制約上、ある程度の間隔を設けて設置する必要がある。
そこで、本実施形態においては、上述のように、図中に数字で表すように、加熱トレイのポケットに対して、一列空けて載置するようにしている。この場合、後述するが、搭載機構6のピックアップ手段は、まず、一列置きに載置された四角数字1,2,3,4のデバイスDを、次に、四角数字4,5,6,7のデバイスDをピックアップして、テスト装置2へ搬送する。
仮に、保持部51aが、一列空けず、隣り合わせにデバイスDを載置した場合に、搭載機構6が一つ置きにピックアップしようとすると、保持部51aにより最初に載置されたデバイスDから最後に載置されたデバイスDまで、保持部51aのシャトルとトレイ間のストローク8回分に相当する差があり、それだけ加熱トレイにおける加熱時間に差が出てしまう。そのため、この加熱時間の差を可能な限り少なくするため、保持部51aにより、加熱トレイ上に一列空けて載置するように構成している。
搭載機構6は、加熱トレイ31から加熱済みのデバイスDをピックアップし、テスト装置2のソケットに対して搭載するローダ61と、テストの終了したデバイスDをテスト装置2からピックアップして、冷却トレイ32へ載置するアンローダ62とからなる。
ローダ61及びアンドーダ62には、ともに、デバイスDを吸着するチャック63a〜63dが、それぞれ4つ設けられ、この4つのチャック63のピッチは、上述のように、テスト装置2のソケットにおけるピッチと同様であり、また、シャトル41、保持部51並びに加熱トレイのポケットのピッチの倍程度で構成されている。
この搭載機構6は、駆動機構64により、X軸方向へスライド移動するように構成されている。そして、Y軸方向に順次移動する加熱トレイ31の載置されたデバイスDのうち、ローダ61は、この駆動機構64によるX軸方向の駆動により、まず、四角数字1,2,3,4を、次に、5,6,7,8を、続いて9,10,11,12をというようにピックアップしていくようになっている。
テスト装置2のローダ61のチャック63からデバイスDを受け取り載置するソケット21の構成並びに作用は、従来と同様であるので、説明を省略する。
図2に示すように、テスト装置2は、電気検査を実行するためにデバイスDを収納するソケット21を、ボード上に等間隔に複数備える(ここでは4つ)。上述のとおり、このボード上のソケット21の間隔及び数は、保持部51の保持位置53a〜53hの間隔及び数と同一である。
[1−2.作用]
[1−2−1.作用の概要]
以上のような構成からなる本実施形態の高低温テストユニット1の作用について説明する。なお、本実施形態における高低温テストユニット1は、引離し機構、受渡し機構、高低温化装置、搭載機構及びテスト装置を各構成要素とし、この構成要素を用いて、テストハンドラと引離し機構、引離し機構と受渡し機構、受渡し機構と高低温化装置、高低温化装置と搭載機構、搭載機構と高低温化装置との間においてデバイスDの受取り及び受渡しを、制御手段又は制御プログラムにより制御することで作用する。
まず、シャトル41aは、メインテーブルMの吸着ノズルNのポジションN1より、載置位置43a〜43hにおいて、デバイスDを複数個(ここでは、8個)受け取る。具体的には、本実施形態におけるメインテーブルMは、その円周等配位置に、36箇所の吸着ノズルNを備え、36分割の間欠回転を行い、このメインテーブルMが、1ピッチ回転するのに同期して、シャトル41aが1ピッチずつシフトする。シャトル41aは、これを8回繰り返し、吸着ノズルNからシャトル41aの8つの載置位置43において、デバイスDを受け取る。
ここで、シャトル41a上の載置位置43間のピッチは、10mmと最小にしてある。これはシャトル41aがシフトする時間を短縮するとともに、シャトル41aがメインテーブル下に潜り込む際に、メインテーブル下部に設けられた駆動モータと干渉するのを防ぐ目的がある(図1(b)参照)。
次に、8個のデバイスDを搭載したシャトル41aは、レール42a上をメインテーブルMから離れる方向に移動する。一方、受渡し機構5の保持部51aは、図2に示すY方向であって、テスト装置2の位置から、メインテーブルMの方向へ移動する。
保持部51aは、メインテーブルM方向に移動し直下にシャトル41aが位置した状態で、シャトル41aの載置位置43a〜43hよりデバイスDを受け取り、図2に示すY方向(高低温化装置3の方向)へ移動する。保持部51aにより受け取られたデバイスDは、保持部51aが図中Y軸方向へ移動することによって、保持部51aから加熱トレイ31のポケット31aのうち、四角数字1の8つのソケット(図4(a)参照)へ受け渡され、加熱トレイ31において高温化される。
このようにして、シャトル41aからはメインテーブルMの間欠回転に伴って、順次デバイスDが保持部51a側に搬送されてきて、保持部51aはこのデバイスDを受け取り、加熱トレイ31のポケット31aにおいて、四角数字の2,3,4,5,6,・・・・,24、丸数字の1,2,3,・・・,24と順次挿入する。
一方、搭載機構6のローダ61は、すでに加熱トレイ31のポケット31aに受け渡され、高温化された四角数字のソケットに入ったデバイスDから、図1のY軸方向に向かって四角数字1,2,3,4の4つのデバイスDを受け取る(図4(a)参照)。このとき、上述の通り、搭載機構6は、X軸方向だけに移動するように構成されているので、これに合わせて、搭載機構6がデバイスDを加熱トレイ31からピックアップするために、トレイ上の載置ラインが、搭載機構6の受渡しラインと一致するように、加熱トレイ31は、スライドレール35上をテスト装置2側へ移動する。
このようにして、加熱済みのデバイスDを受け取ったローダ61は、テスト装置2の方向である図中X方向へ移動する。テスト装置2のソケット21の直上に位置するように、テスト装置2方向へ移動する。この様子を図5に示す。
ローダ61は、テスト装置2上に移動すると、図3(a)に示すように、下降動作を行い、テスト装置2上に、等間隔で、ローダ61のチャック63a〜63dの間隔と同間隔(本実施形態では30mm)に設けられたソケット21a〜24dにデバイスDを受け渡す。そして、所定時間をかけてこれらのデバイスDの電気特性検査を実行する。
ローダ61は、続いて、四角数字5,6,7,8に載置されたデバイスDを受け取り、テスト装置2へ受渡し、さらに四角数字9,10,11,12に載置されたデバイスDを受取り、テスト装置2へ受け渡す、というようにピックアップしていく。
テストが終了したデバイスDは、アンローダ62が回収し、冷却トレイ32に向けて搬送する。アンローダ62は、上述のように、移動範囲が異なるだけで、ローダ61と構成は同様であるので、テスト終了後のデバイスDの受取りは、上述したローダ61の受渡し動作の反対の動作を行なう。
テスト装置2からテスト終了後のデバイスDをピックアップした搭載機構6のアンローダ62は、図2のY方向であってメインテーブルMの方向へ移動し、冷却トレイ32のポケット32aのうち、図4(b)に四角数字で示すソケットのうち、最もテスト装置2よりの1,2,3,4の4つのソケットに、受け取ったデバイスDを挿入する。そして、このようなデバイスD4つの載置をテスト装置2におけるテストが終了したデバイスDに対して、丸数字側、すなわち、メインテーブル側に向け、順次行う。すなわち、四角数字1,2,3,4に対して、テスト装置側からメインテーブル側に向けて8回繰り返した後は、丸数字1,2,3,4に対して同様にテスト装置側からメインテーブル側へ8回繰り返す。
一方、保持部51bは、図4(b)において、四角数字1で示す8つのポケットから、すでに受け渡され、冷却トレイにより常温化されたデバイスDを受け取り、これを、シャトル41dへ載置する。
すなわち、保持部51bは、冷却トレイ32上へ図中Y方向に移動した後、冷却トレイ32のポケット32aのうち、四角に記した数字1の直上に位置するように、加熱トレイ31方向へ移動する。以降の処理は、加熱トレイ31の場合と同様、保持部51bは、デバイスDを図中四角の数字1の8つのソケットにまず載置するとともに、そのままY方向に1ピッチ移動し、図中丸の数字1の8つのソケットから、冷却済みのデバイスDを受け取る。
冷却済みのデバイスDを受け取った保持部51bは、図2に示すX方向であって、メインテーブルMの方向へ移動する。この保持部51bの移動により、保持部51bは、シャトル41dの直上に位置する。ここで、保持部51bからシャトル41dへのデバイスDの受渡しは、先に示したシャトル41dから保持部51bへの受渡し処理と反対の順序で行う。
以上のようにして、シャトル41dが、8つのデバイスD1〜D8を、保持部51bから受け取ると、シャトル41dはメインテーブルM側にレール42上を移動し、メインテーブルMの吸着ノズルN下に位置する。より具体的には、シャトル41dの載置位置43上に載置されたデバイスDのうち、載置位置43hに載置されたデバイスD8が、吸着ノズルのポジションN4の直下に位置するように、シャトル41dは移動する。
この状態から、メインテーブルMが間欠回転を開始し、1ピッチ回転するのに同期して、シャトル41dも1ピッチずつシフトする。これを8回繰り返し、吸着ノズルのポジションN2がシャトル41dの8つの載置位置43a〜43hに載置されたデバイスDを受け取る処理を実行する。このとき、シャトル41dの載置位置43には、1ポジション上流側に位置する吸着ノズルのポジションN1から、上記シャトル41dのからの受渡し処理の移動に同期して、検査前のデバイスDが順次受け渡され、上述の処理が繰り返されることとなる。
[1−3.効果]
以上のような本実施形態によれば、高低温化装置3を、メインテーブルMと、テスト装置との間に配し、加熱トレイ31と冷却トレイ32とにより複数個同時に搭載するとともに、複数個搭載したうちの先に搭載したものからピックアップしていくことにより、テスト装置への受渡し前に十分な時間をかけて加熱することが可能になるとともに、テスト終了後は、搭載機構6のアンローダ62へ受け渡し、冷却トレイ32により常温化した後、受渡し機構5の保持部51bによりシャトルに受け渡すことができるので、デバイスDを通常の温度状態で、次工程移行することが可能になる。
これにより、テストハンドラHへの受渡しタイミングを遅らせることなく、かつ、高低温化装置3の加熱トレイ31又は冷却トレイ32においてデバイスDに対するソーク時間、すなわち、含浸状態に置く加熱又は冷却時間を十分に確保することが可能である。
また、シャトル41上の載置位置43間のピッチは、10mmとデバイスDを隣接載置し、最小にする。これにより、シャトル41がテストハンドラHからデバイスDを受け取る際のシフトする時間を短縮することができるとともに、シャトル41がテストハンドラH側に移動した際、テーブルM下に潜り込むことにより、テーブルM下に設けられた駆動モータ等の他の機器と干渉するのを防ぐことができる。
一方、テスト装置2のソケット21の間隔は、テスト機器配置の都合上、30mmで、デバイスDを隣接させて配置することはできないが、受渡し機構5の保持部51が加熱トレイ31にデバイスDを置いた方向と、搭載機構6が加熱トレイ31から、デバイスDを受け取る方向を90°変えることで、搭載機構6のデバイスDの受取り方によって、シャトルにおけるピッチと、テスト装置におけるピッチとの相違に対応することができる。
[2.第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について、図7を参照して説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態の基本的構成及び作用を共通にしつつ、引離し機構4及びシャトル41の構成に変更を加えたものである。
すなわち、第1の実施形態では、シャトル41を加熱トレイ31側の31aと、冷却トレイ32側の31dと2つで構成し、一方を受渡し機構5への受渡し用(31a)とし、他方を受け取り・メインテーブルMへの受け渡し用(31d)として構成した。これに対して、本実施形態では、図7に示すように、受渡し機構一つに対し、2つの引離し機構4を設けて構成したものである。この場合、受渡し機構5、高低温化装置3及びテスト装置2の機械的構成に変更を加えることなく、当該実施態様を実現可能である。
ここで、本発明の引離し処理、すなわち、メインテーブルMからシャトル41への受渡し終了後は、シャトル41aが保持部51a側に移動して、保持部51aへのデバイスDの受渡しがなされる。このシャトル41aが保持部51aへデバイスDを受渡し間は、メインテーブルMは、デバイスDを受け渡す対象がないため、待機状態となってしまう。
また、上述のとおり、メインテーブルMからシャトル41aへのデバイスDの受渡し処理では、シャトル41aが1ピッチずつ移動しながら、8回の受渡し処理が必要なのに対して、シャトル41aから保持部51aへの受渡し、及び保持部51aから加熱トレイ31への受渡しは、8個のデバイスDを一度に受渡しするため、受渡し時間だけ比較すれば、メインテーブルMからシャトル41aへの受渡しの8分の1の時間で実現できる。そのため、保持部51aが、シャトル41aからの受取り位置と、加熱トレイ31への受渡し位置の間を、XY方向に移動する時間を加味しても、保持部51aは、デバイスDを加熱トレイ31へ受渡し後で、メインテーブルMからシャトル41aへのデバイスDの受渡しにおいて待ち時間が生じることとなる。
そこで、本実施形態では、メインテーブルMの待機時間及び保持部51aの待機時間を減少させるべく、保持部51a及び保持部51bのそれぞれに、シャトル41及びレール42からなる引離し機構4を2つずつ設けて対応したものである。
ここで、本実施形態においても、シャトル41aから保持部51aへの受渡し、保持部51aから加熱トレイ31への受渡し及び受取り、保持部51aからテスト装置2への受渡し、テスト装置2から保持部51bの受取り、保持部51bから冷却トレイ32への受渡し及び受取り、保持部51bからシャトル41dへの受渡しの個々の処理は、第1の実施形態と同様である。
第1の実施形態と異なるのは、メインテーブルMからシャトル41aへデバイスDの受渡しを行なっている間、シャトル41dからメインテーブルMへデバイスDの受渡しが行なわれ、これが終了すると、変わって、メインテーブルMからシャトル41bへデバイスDの受渡しを行なっている間、シャトル41cからメインテーブルMへデバイスDの受渡しが行なわれ、メインテーブルMが、絶えず間欠回転するようになることである。
また、メインテーブルMからシャトル41aへデバイスDの受渡しと、シャトル41dからメインテーブルMへデバイスDの受渡しが行なわれている間は、シャトル41bから保持部51aへのデバイスDを受渡し及び保持部51aから加熱トレイ31へのデバイスDの受渡しと、冷却トレイ32から保持部51bへのデバイスDの受渡し及び保持部51bからシャトル41cへのデバイスDの受渡し、の処理がそれぞれ行なわれるように構成されている。
このように、シャトル41a及びシャトル41dにおけるメインテーブルMとの間でのデバイスDの受け取り受渡し処理の終了後、シャトル41bと保持部51a、シャトル41cと保持部51bとが受渡し及び受取りの処理を行っている最中に、シャトル41a及びシャトル41dは、メインテーブルMとの間でのデバイスDの受け取り及び受渡し処理を実行する。これにより、メインテーブルMが待機となる時間を無くすことができ、他の工程処理装置における処理効率も含めた装置全体の処理効率の向上を図ることができる。
[3.他の実施形態]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、次のような態様も包含するものである。すなわち、上記実施形態においては、高低温化装置において、テスト前のデバイスDを加熱し、テスト後のデバイスDを常温化するという手順で、デバイスDの加熱及び冷却を行ったが、本発明はこのような実施態様に限定されるものではない。例えば、高低温化装置が、テスト前の加熱のみを行う実施態様、すなわち、冷却トレイを設けない態様も含む。また、テスト前の受渡し機構と搭載機構との間に、冷却トレイを設け、テスト後の搭載機構と受渡し機構との間に、加熱トレイを設け、テスト前のデバイスDを冷却し、テスト後のデバイスDを加熱して常温化するという手順で、デバイスDの加熱及び冷却を行う態様も包含する。さらに、高低温化装置が、テスト前の冷却のみを行う実施態様も包含するものである。
また、第1の実施形態では、1つの引離し機構及び1つの受渡し機構とを1セットとしてこれを2セット設け、第2の実施形態では、2つの引離し機構及び1つの受渡し機構とを1セットとして、これを2セット設け、いずれの実施形態においても、一方のセットをメインテーブルMから高低温テストユニット1への受渡し用とし、他方のセットを高低温テストユニット1からメインテーブルMへの受渡し用とし構成したが、本発明は、このような態様に限られない。すなわち、いずれの実施態様よりも簡易な構成として、1つの引離し機構及び1つの受渡し機構とを1セットのみとし、この1セットが、メインテーブルMから高低温テストユニット1への受渡しと、高低温テストユニット1からメインテーブルMへの受渡しとを兼ねる構成とすることももちろん可能である。ただし、この場合、メインテーブルMと引離し機構との受取り受渡し処理の間に、受渡し機構と引離し機構の受取り受渡し処理を挟む必要が生じるため、メインテーブルMの待機時間が増え、これにより、メインテーブルMに配された他の工程処理の待機時間もこれに合わせる必要が生じるため、本発明の最適な実施形態ではない。
上記実施形態においては、シャトル41の搭載デバイスD数を8個にしたが、これは4個でもまた別の個数でも成立する。また、シャトル41の載置位置43のピッチ(10mm)とソケット21のピッチ(30mm)は一例であり、これに限定されるものではない。
上記実施形態の高低温テストユニット1では、メインテーブルMからシャトル41へデバイスDを受け渡しは、メインテーブルMの回転する円周に対して、シャトル41の移動軸が半径方向ではなくずれて配置されているため、吸着ノズルNに円周の接線方向に平行保持されたデバイスDの向きが、必ずしもシャトル41の移動軸方向とならない。上記実施形態では説明の便宜上省略しているが、本発明では、上記のような問題を解決するため、吸着ノズルNからシャトル41への受渡す際に、デバイスDの姿勢角度を変換する姿勢回転ユニットが設けられている。また、シャトル41から吸着ノズルNにデバイスDを戻す位置にも同様のユニットを設けている。
また、本発明では、引離し機構4のレールの軸を、メインテーブルMの回転半径方向に向けて設置することにより、デバイスDの姿勢角度を変換する機構を設けることなく実施することも可能である。
本発明の第1の実施形態における高低温テストユニットのテストハンドラにおける一工程とした場合の全体構成を示す平面図(a)及び側面図(b)。 本発明の第1の実施形態における高低温テストユニットの全体構成を示す平面図。 本発明の第1の実施形態における高低温テストユニットのテスト装置への受渡し処理を示す模式図。 本発明の第1の実施形態における高低温テストユニットの加熱冷却トレイの構成を示す平面図。 本発明の第2の実施形態における高低温テストユニットの全体構成を示す平面図。
符号の説明
1…高低温テストユニット
2…テスト装置
21,21a〜21d…ソケット
3…高低温化装置
31…加熱トレイ
31a…ポケット
32…冷却トレイ
32a…ポケット
33…ヒータ
34…クーラ
35…スライドレール
4…引離し機構
41,41a〜41d…シャトル
42,42a〜42d…レール
43…載置位置
43,43a〜43h…載置位置
43h…載置位置
5…受渡し機構
51a,51b…保持部
52…駆動部
53,53a〜53h…保持位置
6…搭載機構
61…ローダ
62…アンローダ
63,63a〜63d…チャック
64…駆動機構
D,D1〜D8…デバイス
M…メインテーブル
N…吸着ノズル

Claims (10)

  1. 半導体装置や電子部品等のデバイスを加熱又は冷却した後、当該デバイスに対して電気特性検査を施すものであって、インデックステーブル式のテストハンドラの円周等配位置に配された工程処理装置として用いられる高低温テストユニットにおいて、
    デバイスの電気特性検査を行うテスト装置と、
    デバイスを複数個搭載可能で、前記テスト装置に供給されるデバイスを所定温度に加熱又は冷却する加熱冷却トレイを有する高低温化装置と、
    レールと、レール上を移動するシャトルとにより、複数のデバイスをテストハンドラとの間で受取り及び受渡しを行なう引離し機構と、
    デバイスを保持する保持部を備え、この保持部により、前記シャトルとの間でデバイスの受取り及び受渡しを行うとともに、当該デバイスを前記高低温化装置との間で受取り受渡しを行なう受渡し機構と、
    前記高低温化装置との間でデバイスをの受け取り及び受渡しを行なうとともに、当該デバイスを前記テスト装置との間で受け取り及び受渡しを行なう搭載機構と、
    を備えたことを特徴とする高低温テストユニット。
  2. 前記高低温化装置は、
    前記引離し機構と前記受渡し機構とを介して前記テストハンドラからデバイスを受け取り、当該デバイスを加熱又は冷却する第1の高低温化装置と、
    前記テスト装置でテストされたデバイスを前記搭載機構から受け取り、常温に冷却又は加熱する加熱冷却トレイを有する第2の高低温化装置と、を備え、
    前記第2の高低温化装置は、デバイスを常温化した後、前記受渡し機構に受け渡すことを特徴とする請求項1記載の高低温テストユニット。
  3. 1つの引離し機構、1つの受渡し機構及び1つの搭載機構とを1セットとし、当該セットを2つ備え、
    第1のセットは、メインテーブルからのデバイスを受け取り、前記第1の高低温化装置へデバイスの受渡し、このデバイスの前記第1の高低温化装置から前記テスト装置への受け渡しを行い、
    第2のセットは、前記テスト装置からのデバイスの受取り、前記第2の高低温化装置へのデバイスの受渡し、このデバイスの前記第2の高低温化装置からメインテーブルへの受渡しを行うものであることを特徴とする請求項2記載の高低温テストユニット。
  4. 2つの引離し機構、1つの受渡し機構及び1つの搭載機構とを1セットとし、当該セットを2つ備え、
    第1のセットは、メインテーブルからのデバイスを受け取り、前記第1の高低温化装置へデバイスの受渡し、このデバイスの前記第1の高低温化装置から前記テスト装置への受け渡しを行い、
    第2のセットは、前記テスト装置からのデバイスの受取り、前記第2の高低温化装置へのデバイスの受渡し、このデバイスの前記第2の高低温化装置からメインテーブルへの受渡しを行うものであり、
    各セットにおいて、1つの引離し機構が、メインテーブルとのデバイスの受取り受渡しを行っている間に、他の1つの引離し機構が、受渡し機構とのデバイスの受取り受渡しを行うように構成されたことを特徴とする請求項2記載の高低温テストユニット。
  5. 前記高低温化装置における加熱冷却トレイには、デバイスを挿入するポケットが、縦横列をなして設けられ、その数は、少なくとも、前記受渡し機構が一度に保持するデバイスの倍数以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の高低温化テストユニット。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の高低温テストユニットを、円周等配位置に配された一工程処理装置として備えることを特徴とする高低温テストユニットを備えたテストハンドラ。
  7. 半導体装置や電子部品等のデバイスを加熱又は冷却した後、当該デバイスに対して電気特性検査を施すものであって、インデックステーブル式のテストハンドラの円周等配位置に配された工程処理装置として用いられる高低温テストユニットの制御方法において、
    デバイスの電気特性検査を行うテスト装置と、前記テスト装置に供給されるデバイスを、複数個のデバイスが搭載可能で所定温度に加熱又は冷却する加熱冷却トレイを有する第1の高低温化装置と、前記第1の高低温化装置において加熱又は冷却され、前記テスト装置でテストされたデバイスを複数個搭載可能で、このデバイスを常温に冷却又は加熱する加熱冷却トレイを有する第2の高低温化装置と、を用い、
    レールと、レール上を移動するシャトルとにより、複数のデバイスをテストハンドラとの間で受取り及び受渡しを行なう引離し機構と、デバイスを保持する保持部を備え、この保持部により、前記シャトルとの間でデバイスの受取り及び受渡しを行うとともに、当該デバイスを前記高低温化装置との間で受取り受渡しを行なう受渡し機構と、前記高低温化装置との間でデバイスをの受け取り及び受渡しを行なうとともに、当該デバイスを前記テスト装置との間で受け取り及び受渡しを行なう搭載機構と、を1つのセットして、当該セットを2つ用い、
    さらに、受渡し機構とテスト装置とのデバイスの受取り及び受渡しを制御する制御手段を用いて、
    前記制御手段による制御により、
    第1のセットが、メインテーブルからのデバイスを受け取り、前記第1の高低温化装置へデバイスの受渡し、このデバイスの前記第1の高低温化装置から前記テスト装置への受け渡しを行い、
    第2のセットが、前記テスト装置からのデバイスの受取り、前記第2の高低温化装置へのデバイスの受渡し、このデバイスの前記第2の高低温化装置からメインテーブルへの受渡しを行うことを特徴とする高低温テストユニットの制御方法。
  8. 半導体装置や電子部品等のデバイスを加熱又は冷却した後、当該デバイスに対して電気特性検査を施すものであって、インデックステーブル式のテストハンドラの円周等配位置に配された工程処理装置として用いられる高低温テストユニットの制御方法において、
    デバイスの電気特性検査を行うテスト装置と、前記テスト装置に供給されるデバイスを、複数個のデバイスが搭載可能で所定温度に加熱又は冷却する加熱冷却トレイを有する第1の高低温化装置と、前記第1の高低温化装置において加熱又は冷却され、前記テスト装置でテストされたデバイスを複数個搭載可能で、このデバイスを常温に冷却又は加熱する加熱冷却トレイを有する第2の高低温化装置と、を用い、
    レールと、レール上を移動するシャトルとにより、複数のデバイスをテストハンドラとの間で受取り及び受渡しを行なう引離し機構と、デバイスを保持する保持部を備え、この保持部により、前記シャトルとの間でデバイスの受取り及び受渡しを行うとともに、当該デバイスを前記高低温化装置との間で受取り受渡しを行なう受渡し機構と、前記高低温化装置との間でデバイスをの受け取り及び受渡しを行なうとともに、当該デバイスを前記テスト装置との間で受け取り及び受渡しを行なう搭載機構と、を1つのセットして、当該セットを2つ用い、
    さらに、受渡し機構とテスト装置とのデバイスの受取り及び受渡しを制御する制御手段を用いて、
    前記制御手段による制御により、
    第1のセットが、メインテーブルからのデバイスを受け取り、前記第1の高低温化装置へデバイスの受渡し、このデバイスの前記第1の高低温化装置から前記テスト装置への受け渡しを行い、
    第2のセットが、前記テスト装置からのデバイスの受取り、前記第2の高低温化装置へのデバイスの受渡し、このデバイスの前記第2の高低温化装置からメインテーブルへの受渡しを行うものであり、
    各セットにおいて、1つの引離し機構が、メインテーブルとのデバイスの受取り受渡しを行っている間に、他の1つの引離し機構が、受渡し機構とのデバイスの受取り受渡しを行うことを特徴とする高低温テストユニットの制御方法。
  9. 半導体装置や電子部品等のデバイスを加熱又は冷却した後、当該デバイスに対して電気特性検査を施すものであって、インデックステーブル式のテストハンドラの円周等配位置に配された工程処理装置として用いられる高低温テストユニットの制御プログラムにおいて、
    デバイスの電気特性検査を行うテスト装置と、前記テスト装置に供給されるデバイスを、複数個のデバイスが搭載可能で所定温度に加熱又は冷却する加熱冷却トレイを有する第1の高低温化装置と、前記第1の高低温化装置において加熱又は冷却され、前記テスト装置でテストされたデバイスを複数個搭載可能で、このデバイスを常温に冷却又は加熱する加熱冷却トレイを有する第2の高低温化装置と、を用い、
    レールと、レール上を移動するシャトルとにより、複数のデバイスをテストハンドラとの間で受取り及び受渡しを行なう引離し機構と、デバイスを保持する保持部を備え、この保持部により、前記シャトルとの間でデバイスの受取り及び受渡しを行うとともに、当該デバイスを前記高低温化装置との間で受取り受渡しを行なう受渡し機構と、前記高低温化装置との間でデバイスをの受け取り及び受渡しを行なうとともに、当該デバイスを前記テスト装置との間で受け取り及び受渡しを行なう搭載機構と、を1つのセットして、当該セットを2つ用い、
    さらに、受渡し機構とテスト装置とのデバイスの受取り及び受渡しを制御する制御手段を用いて、
    前記プログラムは、前記制御手段に、
    第1のセットが、メインテーブルからのデバイスを受け取り、前記第1の高低温化装置へデバイスの受渡し、このデバイスの前記第1の高低温化装置から前記テスト装置への受け渡しを行う機能と、
    第2のセットが、前記テスト装置からのデバイスの受取り、前記第2の高低温化装置へのデバイスの受渡し、このデバイスの前記第2の高低温化装置からメインテーブルへの受渡しを行う機能と、を実現させることを特徴とする高低温テストユニットの制御プログラム。
  10. 半導体装置や電子部品等のデバイスを加熱又は冷却した後、当該デバイスに対して電気特性検査を施すものであって、インデックステーブル式のテストハンドラの円周等配位置に配された工程処理装置として用いられる高低温テストユニットの制御プログラムにおいて、
    デバイスの電気特性検査を行うテスト装置と、前記テスト装置に供給されるデバイスを、複数個のデバイスが搭載可能で所定温度に加熱又は冷却する加熱冷却トレイを有する第1の高低温化装置と、前記第1の高低温化装置において加熱又は冷却され、前記テスト装置でテストされたデバイスを複数個搭載可能で、このデバイスを常温に冷却又は加熱する加熱冷却トレイを有する第2の高低温化装置と、を用い、
    レールと、レール上を移動するシャトルとにより、複数のデバイスをテストハンドラとの間で受取り及び受渡しを行なう引離し機構と、前記シャトルとの間でデバイスの受取り及び受渡しを行うとともに、当該デバイスを前記高低温化装置との間で受取り受渡しを行なう受渡し機構と、前記高低温化装置との間でデバイスをの受け取り及び受渡しを行なうとともに、当該デバイスを前記テスト装置との間で受け取り及び受渡しを行なう搭載機構と、を1つのセットして、当該セットを2つ用い、
    さらに、受渡し機構とテスト装置とのデバイスの受取り及び受渡しを制御する制御手段を用いて、
    前記プログラムは、前記制御手段に、
    第1のセットが、メインテーブルからのデバイスを受け取り、前記第1の高低温化装置へデバイスの受渡し、このデバイスの前記第1の高低温化装置から前記テスト装置への受け渡しを行う機能と、
    第2のセットが、前記テスト装置からのデバイスの受取り、前記第2の高低温化装置へのデバイスの受渡し、このデバイスの前記第2の高低温化装置からメインテーブルへの受渡しを行う機能と、
    各セットにおいて、1つの引離し機構が、メインテーブルとのデバイスの受取り受渡しを行っている間に、他の1つの引離し機構が、受渡し機構とのデバイスの受取り受渡しを行う機能と、を実現させることを特徴とする高低温テストユニットの制御プログラム。
JP2008306745A 2008-12-01 2008-12-01 高低温テストユニット、高低温テストユニットを備えたテストハンドラ、並びに高低温テストユニットの制御方法及び制御プログラム Expired - Fee Related JP5382688B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008306745A JP5382688B2 (ja) 2008-12-01 2008-12-01 高低温テストユニット、高低温テストユニットを備えたテストハンドラ、並びに高低温テストユニットの制御方法及び制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008306745A JP5382688B2 (ja) 2008-12-01 2008-12-01 高低温テストユニット、高低温テストユニットを備えたテストハンドラ、並びに高低温テストユニットの制御方法及び制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010127915A true JP2010127915A (ja) 2010-06-10
JP5382688B2 JP5382688B2 (ja) 2014-01-08

Family

ID=42328410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008306745A Expired - Fee Related JP5382688B2 (ja) 2008-12-01 2008-12-01 高低温テストユニット、高低温テストユニットを備えたテストハンドラ、並びに高低温テストユニットの制御方法及び制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5382688B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110328161A (zh) * 2019-08-07 2019-10-15 深圳市诺泰自动化设备有限公司 一种高低温测试分选一体机
CN111722967A (zh) * 2020-06-23 2020-09-29 青岛歌尔智能传感器有限公司 高低温测试方法、系统、处理端及计算机可读存储介质

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0251077A (ja) * 1988-08-12 1990-02-21 Nec Kyushu Ltd 半導体素子搬送用ターンテーブル
JPH0982779A (ja) * 1995-09-14 1997-03-28 Tokyo Electron Ltd 搬送機構及びこの搬送機構を有する検査装置
JPH10232262A (ja) * 1997-02-20 1998-09-02 Mitsubishi Electric Corp 半導体デバイスのテスト用搬送装置
JPH11352183A (ja) * 1998-06-05 1999-12-24 Advantest Corp 電子部品試験装置
JP2003035746A (ja) * 2001-07-23 2003-02-07 Yamaha Motor Co Ltd 部品搬送装置
JP2008164595A (ja) * 2006-12-05 2008-07-17 Ueno Seiki Kk 高低温化装置及び高低温テストハンドラ
JP2010014632A (ja) * 2008-07-06 2010-01-21 Ueno Seiki Kk 外置き型テストユニット、その制御方法及び制御プログラム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0251077A (ja) * 1988-08-12 1990-02-21 Nec Kyushu Ltd 半導体素子搬送用ターンテーブル
JPH0982779A (ja) * 1995-09-14 1997-03-28 Tokyo Electron Ltd 搬送機構及びこの搬送機構を有する検査装置
JPH10232262A (ja) * 1997-02-20 1998-09-02 Mitsubishi Electric Corp 半導体デバイスのテスト用搬送装置
JPH11352183A (ja) * 1998-06-05 1999-12-24 Advantest Corp 電子部品試験装置
JP2003035746A (ja) * 2001-07-23 2003-02-07 Yamaha Motor Co Ltd 部品搬送装置
JP2008164595A (ja) * 2006-12-05 2008-07-17 Ueno Seiki Kk 高低温化装置及び高低温テストハンドラ
JP2010014632A (ja) * 2008-07-06 2010-01-21 Ueno Seiki Kk 外置き型テストユニット、その制御方法及び制御プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110328161A (zh) * 2019-08-07 2019-10-15 深圳市诺泰自动化设备有限公司 一种高低温测试分选一体机
CN111722967A (zh) * 2020-06-23 2020-09-29 青岛歌尔智能传感器有限公司 高低温测试方法、系统、处理端及计算机可读存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP5382688B2 (ja) 2014-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8970244B2 (en) Transport apparatus for moving carriers of test parts
JP5288465B2 (ja) 高低温化装置及び高低温化装置を備えたテストハンドラ
US7365558B2 (en) In-tray burn-in board, device and test assembly for testing integrated circuit devices in situ on processing trays
CN106062576B (zh) 集成的测试和处理机构
US8720875B2 (en) Carrier for holding microelectronic devices
US10613138B2 (en) Method and device for loading and unloading devices under test into a tester by flipping
JP4999002B2 (ja) 高低温化装置及び高低温化装置を備えたテストハンドラ
JP4941988B2 (ja) 高低温化ユニット及び高低温化テストハンドラ
TW201026584A (en) Transfer apparatus for handling electronic components
CN102778642A (zh) 半导体器件检测装置以及半导体器件检测方法
CN1599049A (zh) 用于预烧测试器的分类处理器
US20050162151A1 (en) Device transfer mechanism for a test handler
WO2018131921A1 (ko) 소자핸들러
KR20130083811A (ko) 핸들러 장치 및 시험 장치
JP2008164595A (ja) 高低温化装置及び高低温テストハンドラ
TWI720891B (zh) 晶片封裝的檢測系統以及晶片封裝的檢測方法
JP5382688B2 (ja) 高低温テストユニット、高低温テストユニットを備えたテストハンドラ、並びに高低温テストユニットの制御方法及び制御プログラム
TWI618164B (zh) 電子零件搬送裝置及電子零件檢查裝置
JP2016102723A (ja) 電子部品搬送装置
CN112242325A (zh) 裸芯拾取方法
JP5164108B2 (ja) 外置き型テストユニット、その制御方法及び制御プログラム
WO2007135710A1 (ja) 電子部品試験装置
US9575117B2 (en) Testing stacked devices
KR20100054974A (ko) 생산성을 향상시킨 솔더볼 마운트 장비 및 이를 이용한 솔더볼 마운트 방법
US11915955B1 (en) Workpiece inspection apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130925

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5382688

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees