JP2010127556A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】受液器内での乾燥剤容器の動きを防止しうる熱交換器を提供する。
【解決手段】熱交換器は、受液器7と、受液器7内に配置された乾燥剤ユニット10とを備えている。受液器7に、冷媒流入口32および冷媒流出口33を上下方向に間隔をおいて形成し、冷媒流入口32と冷媒流出口33との間の高さ位置に、受液器7内を上下両側部分に区画する仕切板38を配置する。乾燥剤ユニット10は、乾燥剤が収容されかつ仕切板38の上側部分に配置された乾燥剤容器44と、乾燥剤容器44を保持する保持部材45とを備えている。保持部材45は受液器7内における仕切板38の上側部分に位置する容器保持フレーム46を有する。容器保持フレーム46に、乾燥剤容器44に係合する係合部54を設ける。係合部54を乾燥剤容器44に係合させることにより、乾燥剤容器44を保持部材45の容器保持フレーム46で拘束する。
【選択図】図2

Description

この発明は、たとえばカーエアコンを構成する冷凍サイクルに用いられる熱交換器に関する。
この明細書および特許請求の範囲において、図1の上下を上下というものとする。
近年、車体への組み付け性の向上や、設置スペースの節約を図ること、および冷凍サイクルの冷凍能力の向上を図ることを目的として、カーエアコンを構成する冷凍サイクルの熱交換器として、たとえば互いに間隔をおいて配置された上下方向にのびる1対のタンクと、両タンク間に上下方向に間隔をおいて並列状に配置されかつ両端部が両タンクにそれぞれ接続された複数の熱交換管と、隣り合う熱交換管間に配置されたフィンと、いずれか一方のタンクに取り付けられた上下方向にのびる受液器と、受液器内に配置されかつ乾燥剤を有する乾燥剤ユニットとを備えており、両タンクがそれぞれ同一高さ位置に設けられた仕切壁によりタンクの長さ方向に2つのヘッダに区画され、両仕切壁よりも上側の部分にコンデンサとしての機能を有する凝縮部が設けられるとともに、両仕切壁よりも下側の部分に過冷却器としての機能を有する過冷却部が設けられ、受液器に、タンクにおける凝縮部のヘッダから受液器内に冷媒を送り込む冷媒流入口および受液器からタンクにおける過冷却部のヘッダに冷媒を送り出す冷媒流出口が、前者が上方に位置するように形成され、乾燥剤ユニットが、乾燥剤が収容された乾燥剤容器と、乾燥剤容器を保持する保持部材とを備えており、保持部材が、上下方向に間隔をおいて配置された1対の円板部と、両円板部を連結する上下方向にのびる連結部とよりなり、乾燥剤容器が、下側円板部に載せられているとともに、連結部により側方への脱落が防止されている熱交換器が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1記載の熱交換器においては、乾燥剤ユニットの乾燥剤容器は、保持部材の下側円板部上に載せられているだけで、連結部によっては拘束されていないので、受液器内に流入してきた冷媒の勢いにより受液器内で動き、乾燥剤容器内の乾燥剤、たとえばモレキュラシーブが擦れ合って粉砕されるおそれがある。その結果、粉砕された乾燥剤の微粒が乾燥剤容器から外部に漏れ、異物となって冷凍サイクル中に混入するという問題がある。
特開2003−302126号公報
この発明の目的は、上記問題を解決し、受液器内での乾燥剤容器の動きを防止しうる熱交換器を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の態様からなる。
1)互いに間隔をおいて配置された上下方向にのびる1対のタンクと、両タンク間に上下方向に間隔をおいて並列状に配置されかつ両端部が両タンクにそれぞれ接続された複数の熱交換管と、いずれか一方のタンクに取り付けられた上下方向にのびる筒状受液器と、受液器内に配置された乾燥剤ユニットとを備えており、受液器に、冷媒流入口および冷媒流出口が上下方向に間隔をおいて形成された熱交換器において、
受液器内における冷媒流入口と冷媒流出口との間の高さ位置に、受液器内を上下両側部分に区画する仕切部材が配置され、仕切部材に、仕切部材の上下両側部分を通じさせる連通穴が形成され、乾燥剤ユニットが、乾燥剤が収容された乾燥剤容器と、乾燥剤容器を保持する保持部材とを備えており、乾燥剤容器が、受液器内における仕切部材の上側部分に配置され、保持部材が受液器内における仕切部材の上側部分に位置する容器保持フレームを有し、当該容器保持フレームに、乾燥剤容器に係合する係合部が設けられ、係合部が乾燥剤容器に係合することにより乾燥剤容器が保持部材の容器保持フレームに拘束されている熱交換器。
2)保持部材の容器保持フレームが、周方向に間隔をおいて設けられるとともに上下方向にのびる複数の保持バーを有しており、各保持バーに、上下方向に並ぶように内方突出状に形成された複数の突起からなる係合部が設けられている上記1)記載の熱交換器。
3)保持部材の容器保持フレームが、周方向に等間隔をおいて設けられるとともに上下方向にのびる2つの保持バーを有しており、各保持バーに、上下方向に並ぶように内方突出状に形成された複数の突起からなる係合部が設けられ、両保持バーが、上端部において着脱自在に連結されている上記1)記載の熱交換器。
4)保持部材の容器保持フレームが、周方向に間隔をおいて設けられるとともに上下方向にのびる複数の保持バーと、保持バーに着脱自在に取り付けられた保持リングとを有しており、保持リングに、内方突出状に形成された複数の突起からなる係合部が設けられている上記1)記載の熱交換器。
5)受液器が取り付けられた第1のタンクが、第1の仕切壁により第1タンクの長さ方向に2つのヘッダに区画され、同じく他方の第2タンクが、第2の仕切壁により第2タンクの長さ方向に2つのヘッダに区画されており、両仕切壁が、両タンクの長さ方向に関して同一位置にあり、両仕切壁よりも上側の部分にコンデンサとしての機能を有する凝縮部が設けられ、同じく両仕切壁よりも下側の部分に過冷却器としての機能を有する過冷却部が設けられ、凝縮部の第1タンク側ヘッダから流出した冷媒が冷媒流入口を通って受液器内に入り、受液器の冷媒流出口から流出した冷媒が、過冷却部の第1タンク側のヘッダに流入するようになっている上記1)〜4)のうちのいずれかに記載の熱交換器。
上記1)〜4)の熱交換器によれば、受液器内に配置された乾燥剤ユニットが、乾燥剤が収容された乾燥剤容器と、乾燥剤容器を保持する保持部材とを備えており、保持部材が受液器内における仕切部材の上側部分に位置する容器保持フレームを有し、当該容器保持フレームに、乾燥剤容器に係合する係合部が設けられ、係合部が乾燥剤容器に係合することにより乾燥剤容器が保持部材の容器保持フレームに拘束されているので、受液器内に流入してきた冷媒の勢いによる乾燥剤容器の動きが防止される。したがって、乾燥剤容器の動きに起因する乾燥剤容器内の乾燥剤の粉砕が防止され、その結果異物の発生が防止される。
上記3)の熱交換器によれば、保持部材への乾燥剤容器の脱着を容易に行うことができる。
以下、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
この実施形態は、この発明による熱交換器を、コンデンサの機能を有する凝縮部と、過冷却器の機能を有する過冷却部とが一体化された熱交換器に適用したものである。
以下の説明において、図1の左右を左右というものとし、図1の紙面表側を前、これと反対側を後というものとする。また、以下の説明において、「アルミニウム」という用語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を含むものとする。
なお、全図面を通じて同一部分および同一物には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図1は熱交換器の全体構成を示し、図2および図3はその要部の構成を示す。
図1において、熱交換器(1)は、互いに間隔をおいて配置された上下方向にのびる左右1対のアルミニウム製タンク(2)(3)と、両タンク(2)(3)間に幅方向を前後方向に向けるとともに上下方向に間隔をおいて並列状に配置され、かつ左右両端部が両タンク(2)(3)にそれぞれ接続された複数のアルミニウム製扁平状熱交換管(4)と、隣り合う熱交換管(4)間および上下両端の熱交換管(4)の外側に配置されて熱交換管(4)にろう付されたアルミニウム製コルゲートフィン(5)と、上下両端のコルゲートフィン(5)の外側に配置されてコルゲートフィン(5)にろう付された上下1対のアルミニウム製サイドプレート(6)と、左タンク(2)に取付部材(8)を介して固定された受液器(7)と、受液器(7)内に配置された乾燥剤ユニット(10)とを備えている。
熱交換器(1)の両タンク(2)(3)内は、下部の同一高さ位置においてそれぞれ仕切壁(9)(11)により上下に区画されており、これにより気相の冷媒を凝縮させて液相とするコンデンサの機能を有する凝縮部(12)と、凝縮部(12)で凝縮された液状冷媒を凝縮温度よりも5〜15℃程度低い温度まで過冷却する過冷却器の機能を有する過冷却部(13)とが同一垂直面内において上下に並んで一体に設けられている。
ここで、左タンク(2)における仕切壁(9)よりも上方の部分が凝縮部(12)の左ヘッダ(14)であり、右タンク(3)における仕切壁(11)よりも上方の部分が凝縮部(12)の右ヘッダ(15)である。また、左タンク(2)における仕切壁(9)よりも下方の部分が過冷却部(13)の左ヘッダ(16)であり、右タンク(3)における仕切壁(11)よりも下方の部分が過冷却部(13)の右ヘッダ(17)である。
凝縮部(12)の右ヘッダ(15)は、上下方向の中程の高さ位置に設けられた通路群形成用のアルミニウム製第1仕切板(18)により上ヘッダ部(15a)と下ヘッダ部(15b)とに区画されており、左ヘッダ(14)は第1仕切板(18)よりも下方の高さ位置に設けられた通路群形成用のアルミニウム製第2仕切板(19)により上ヘッダ部(14a)と下ヘッダ部(14b)とに区画されている。そして、凝縮部(12)に、第1仕切板(18)よりも上方の部分、両仕切板(18)(19)間の部分および第2仕切板(19)よりも下方の部分において、それぞれ上下に連続して並んだ熱交換管(4)からなる通路群(21)(22)(23)が設けられている。各通路群(21)(22)(23)を構成する熱交換管(4)の本数は、上から順次減少している。また、各通路群(21)(22)(23)を構成する全ての熱交換管(4)における冷媒の流れ方向が同一となっているとともに、隣り合う2つの通路群(21)(22)および(22)(23)の熱交換管(4)における冷媒の流れ方向が異なっている。
凝縮部(12)の右ヘッダ(15)の上ヘッダ部(15a)の上端部に、図示しない冷媒入口に通じるアルミニウム製冷媒入口部材(24)がろう付され、過冷却部(13)の右ヘッダ(17)に、図示しない冷媒出口に通じるアルミニウム製冷媒出口部材(25)がろう付されている。
受液器(7)は、上下両端が開口した円筒状本体(26)と、円筒状本体(26)の下端部にろう付されて下端開口を閉鎖するアルミニウム製下キャップ(27)と、円筒状本体(26)の上端開口を閉鎖する合成樹脂製の円柱状プラグ(28)とを備えている。
図2に示すように、円筒状本体(26)は、横断面円形のアルミニウム製パイプ(30)と、パイプ(30)の上端部にろう付され、かつ内周面が円筒面状となされたアルミニウム製段付き円筒状めねじ部品(31)とよりなる。円筒状本体(26)のパイプ(30)の周壁の下部には、冷媒流入口(32)および冷媒流出口(33)が、前者が上方に位置するように形成されている。冷媒流入口(32)は、取付部材(8)に形成された冷媒流入路(34)を介して凝縮部(12)の左ヘッダ(14)の下ヘッダ部(14b)に形成された冷媒出口(35)に通じさせられ、冷媒流出口(33)は、取付部材(8)に形成された冷媒流出路(36)を介して過冷却部(13)の左ヘッダ(16)に形成された冷媒入口(37)に通じさせられている。パイプ(30)における冷媒流入口(32)と冷媒流出口(33)との間の高さ位置には、パイプ(30)内を上下に区画するアルミニウム製仕切板(38)(仕切部材)が設けられている。仕切板(38)には、その外周縁部を除いた大部分に、仕切板(38)の上下両側部分を通じさせる連通穴(39)が貫通状に形成されている。
プラグ(28)の外周面には、めねじ部品(31)の内周面のめねじ(41)にねじ合わされるおねじ(42)が形成されており、プラグ(28)がめねじ部品(31)内にねじ嵌められることにより、円筒状本体(26)の上端開口がプラグ(28)によって閉鎖されている。また、プラグ(28)の外周面におけるおねじ(42)よりも下方の部分と、めねじ部品(31)の内周面におけるめねじ(41)よりも下方の部分との間がOリング(43)によってシールされている。
乾燥剤ユニット(10)は、通気性および通液性を有する材料、たとえば合成樹脂製不織布で形成されるとともに、モレキュラシーブなどからなる乾燥剤(図示略)が収容された袋状の乾燥剤容器(44)と、乾燥剤容器(44)を保持するプラスチック製保持部材(45)とを備えている。乾燥剤容器(44)は、受液器(7)内における仕切板(38)の上側部分に配置されている。保持部材(45)は、プラグ(28)と仕切板(38)との間に位置し、かつ乾燥剤容器(44)を拘束する容器保持フレーム(46)と、容器保持フレーム(46)の下端に一体に形成され、かつ下キャップ(27)と仕切板(38)との間に配されるストレーナ保持フレーム(47)とよりなる。保持部材(45)の容器保持フレーム(46)内に、受液器(7)内における仕切板(38)の上方に配置された乾燥剤容器(44)が保持され、ストレーナ保持フレーム(47)内に、上端が開口するとともに下端が閉鎖された有底筒状のストレーナ(48)が保持されている。
図2および図3に示すように、保持部材(45)の容器保持フレーム(46)は、リング状のベース部材(49)と、ベース部材(49)に周方向に間隔をおいて一体に形成されて上方にのびる複数、ここではベース部材(49)に周方向に等間隔をおいて一体に形成されて上方にのびる左右2つの保持バー(51)とを備えている。容器保持フレーム(46)のベース部材(49)には、径方向内方に突出した支持アーム(52)が、周方向に間隔をおいて一体に形成されており、支持アーム(52)の先端に円筒状体(53)が一体に形成されている。容器保持フレーム(46)の各保持バー(51)の内面、すなわち他の保持バー(51)側を向いた面には、先端が尖った複数の歯(55)(突起)が上下方向に連続して並ぶように内方突出状に形成されており、これらの歯(55)によって、各保持バー(51)に、乾燥剤容器(44)に係合する係合部(54)が設けられている。
各保持バー(51)の上端に、他の保持バー(51)側に突出した水平突出部(56)が一体に形成され、各水平突出部(56)の先端に、上方に突出した上方突出部(57)が一体に形成されている。左側の一方の上方突出部(57)には貫通穴(58)が形成され、右側の他方の上方突出部(57)には、左側の上方突出部(57)の貫通穴(58)内に挿通させられる突片(59)が一体に形成されているとともに、当該突片(59)の先端に、突片(59)を貫通穴(58)に通した際に、左側の上方突出部(57)における貫通穴(58)の周囲の部分に係合する引掛部(59a)が一体に形成されている。そして、右側の上方突出部(57)の突片(59)を左側の上方突出部(57)の貫通穴(58)に通すことによって、両保持バー(51)が上端部において着脱自在に連結されている。両保持バー(51)が上端部において連結された状態で、両保持バー(51)の上方突出部(57)の上端が、プラグ(28)の下端面に当接している。なお、引掛部(59a)は、突片(59)を貫通穴(58)に強制的に通す際、および貫通穴(58)から強制的に引く抜く際には弾性変形して貫通穴(58)を通過するようになっている。
乾燥剤容器(44)は、両保持バー(51)が上端部において着脱自在に連結された際に、両保持バー(51)により挟着されるとともに、係合部(54)が乾燥剤容器(44)に係合した状態で、両保持バー(51)により拘束される。このとき、乾燥剤容器(44)の下端はベース部の円筒状体(53)から離隔していてもよいし、あるいは円筒状体(53)上に載っていてもよい。
保持部材(45)の容器保持フレーム(46)による乾燥剤容器(44)の保持は、右側の上方突出部(57)の突片(59)を左側の上方突出部(57)の貫通穴(58)に挿通する前の両保持バー(51)の上端どうしの連結が解除されている状態において(図3参照)、乾燥剤容器(44)を両保持バー(51)間に配置した後、右側の上方突出部(57)の突片(59)を左側の上方突出部(57)の貫通穴(58)に挿通し、引掛部(59a)を左側の上方突出部(57)の貫通穴(58)の周囲の部分に係合させることにより行われる。なお、保持部材(45)の容器保持フレーム(46)からの乾燥剤容器(44)の取り外しは、右側の上方突出部(57)の突片(59)を左側の上方突出部(57)の貫通穴(58)から強制的に引き抜くことにより行われる。
保持部材(45)の容器保持フレーム(46)のベース部材(49)と、仕切板(38)における貫通穴(58)の周囲の環状部分(38a)との間がOリング(61)によりシールされている。すなわち、プラグ(28)の下端面により容器保持フレーム(46)の上方突出部(57)が下方に押圧されることによって、ベース部材(49)がOリング(61)を介して仕切板(38)の環状部分(38a)に押し付けられ、これにより環状部分(38a)の上面と、ベース部材(49)の下面との間がシールされている。
ストレーナ保持フレーム(47)は、容器保持フレーム(46)のベース部材(49)に下方突出状に一体に形成されるとともに仕切板(38)の連通穴(39)に通され、かつ上下両端が開口した短円筒状の上枠部材(62)と、上枠部材(62)に周方向に間隔をおいて設けられた上下方向にのびる複数の縦枠部材(63)と、上端が開口するとともに下端が閉鎖された皿状であり、かつ縦枠部材(63)の下端どうしを連結する下枠部材(64)とよりなる。そして、ストレーナ(48)は、上端が上枠部材(62)に固定されるとともに、下端が下枠部材(64)上に載せられている。
熱交換器(1)は、圧縮機、膨張弁(減圧器)およびエバポレータとともに冷凍サイクルを構成し、カーエアコンとして車両に搭載される。
上述した熱交換器(1)において、冷凍サイクルの運転時には、圧縮機により圧縮された高温高圧の気液混相の冷媒が入口部材(24)を通って図示しない冷媒入口から凝縮部(12)の右ヘッダ(15)の上ヘッダ部(15a)内に流入する。右ヘッダ(15)の上ヘッダ部(15a)内に流入した気液混相の冷媒は、上端通路群(21)の熱交換管(4)を通って左ヘッダ(14)の上ヘッダ部(14a)内に流入した後、中間通路群(22)の熱交換管(4)を通って右ヘッダ(15)の下ヘッダ部(15b)内に流入し、さらに下端通路群(23)の熱交換管(4)を通って左ヘッダ(14)の下ヘッダ部(14b)内に流入する。
凝縮部(12)の左ヘッダ(14)の下ヘッダ部(14b)内に流入した気液混相の冷媒は、冷媒出口(35)から送り出されて取付部材(8)の冷媒流入路(34)を通り、冷媒流入口(32)から受液器(7)内における仕切板(38)よりも上方の部分に流入する。気液混相の冷媒が受液器(7)内における仕切板(38)よりも上方の部分に流入すると、乾燥剤ユニット(10)の乾燥剤容器(44)内の乾燥剤により水分が除去されるとともに、気液分離される。気相の冷媒は受液器(7)の上部に溜まり、液相の冷媒が容器保持フレーム(46)のベース部材(49)およびストレーナ保持フレーム(47)の上枠部材(62)を通って受液器(7)内における仕切板(38)よりも下方の部分に流入し、ストレーナ(48)を通過した後、冷媒流出口(33)から取付部材(8)の冷媒流出路(36)を通って、冷媒入口(37)から過冷却部(13)の左ヘッダ(16)内に流入する。過冷却部(13)の左ヘッダ(16)内に流入した冷媒は、熱交換管(4)を通って右ヘッダ(17)内に流入し、図示しない冷媒出口から冷媒出口部材(25)を通して膨張弁を経て蒸発器に送られる。そして、Oリング(61)の働きによって、受液器(7)の冷媒流入口(32)と冷媒流出口(33)との間の短絡が防止される。
図4は乾燥剤容器(44)を保持する保持部材の変形例を示し、図5および図6はその要部を示し、図7は保持部材に乾燥剤容器(44)を保持させる方法を示す。
図4および図5において、保持部材(70)の容器保持フレーム(46)の保持バー(51)に、複数の保持リング(71)が上下方向に間隔をおいて着脱自在に取り付けられている。図6に示すように、各保持リング(71)に、内方に向かって斜め上方に突出するとともに先端が尖った複数の歯(73)(突起)が周方向に間隔をおいて一体に形成されており、これらの歯(73)によって、各保持リング(71)に、乾燥剤容器(44)に係合する係合部(72)が設けられている。また、各保持リング(71)の外周縁には、周方向に等角間隔をおいて2つの平坦部(77)が形成され、当該平坦部(77)の外側縁部に保持バー(51)が嵌る切り欠き(78)が形成されている。切り欠き(78)の内部は開口部よりも若干広くなっている。
各保持バー(51)の内面には、保持バー(51)の幅方向にのびる複数の凸条(74)が上下方向に間隔をおいて一体に形成されている。一方の保持バー(51)の凸条(74)と、他方の保持バー(51)の凸条(74)とは同一高さ位置にある。また、両保持バー(51)の上端どうしは、連結部材(75)により一体に連結されており、連結部材(75)に上方突出部(76)が一体に形成されている。そして、乾燥剤容器(44)が全保持リング(71)に通された状態で、保持バー(51)が保持リング(71)の切り欠き(78)内に強制的に嵌め入れられるとともに、保持リング(71)が保持バー(51)の凸条(74)により受けられることによって、乾燥剤容器(44)が保持リング(71)を介して保持バー(51)に拘束される。
保持部材(70)の容器保持フレーム(46)による乾燥剤容器(44)の保持は、図7に示すように、乾燥剤容器(44)を全保持リング(71)に通して各保持リング(71)の係合部(72)の歯(73)を乾燥剤容器(44)に係合させた後、保持バー(51)における各凸条(74)よりも上方の部分を、各保持リング(71)の切り欠き(78)内に強制的に嵌め入れることにより行われる。なお、保持部材(70)の容器保持フレーム(46)からの乾燥剤容器(44)の取り外しは、保持バー(51)を保持リング(71)の切り欠き(78)内から強制的に離脱させ、乾燥剤容器(44)を保持リング(71)から引き抜くことにより行われる。
その他の構成は、上述した実施形態の保持部材(45)と同様あり、同一部分には同一符号を付す。
上述した変形例の保持部材(70)において、保持バー(51)の数は2つに限定されるものではなく、3以上であってもよい。
この発明の熱交換器の全体構成を示す正面図である。 図1に示す熱交換器の受液器の部分を拡大して示す一部を省略した垂直縦断面図である。 図1に示す熱交換器の乾燥剤ユニットの保持部材への乾燥剤容器の取り付け方を示す斜視図である。 保持部材の変形例を示す図2相当の図である。 図4の部分拡大図である。 図4の保持部材の保持リングを示す斜視図である。 図4の保持部材への乾燥剤容器の取り付け方を示す斜視図である。
符号の説明
(1):熱交換器
(2)(3):タンク
(4):熱交換管
(7):受液器
(9):仕切壁
(10):乾燥剤ユニット
(11):仕切壁
(12):凝縮部
(13):過冷却部
(14):凝縮部左ヘッダ
(15):凝縮部右ヘッダ
(16):過冷却部左ヘッダ
(17):過冷却部右ヘッダ
(32):冷媒流入口
(33):冷媒流出口
(38):仕切板(仕切部材)
(39):連通穴
(44):乾燥剤容器
(45)(70):保持部材
(46):容器保持フレーム
(51):保持バー
(54)(72):係合部
(55)(73):歯(突起)
(71):保持リング

Claims (5)

  1. 互いに間隔をおいて配置された上下方向にのびる1対のタンクと、両タンク間に上下方向に間隔をおいて並列状に配置されかつ両端部が両タンクにそれぞれ接続された複数の熱交換管と、いずれか一方のタンクに取り付けられた上下方向にのびる筒状受液器と、受液器内に配置された乾燥剤ユニットとを備えており、受液器に、冷媒流入口および冷媒流出口が上下方向に間隔をおいて形成された熱交換器において、
    受液器内における冷媒流入口と冷媒流出口との間の高さ位置に、受液器内を上下両側部分に区画する仕切部材が配置され、仕切部材に、仕切部材の上下両側部分を通じさせる連通穴が形成され、乾燥剤ユニットが、乾燥剤が収容された乾燥剤容器と、乾燥剤容器を保持する保持部材とを備えており、乾燥剤容器が、受液器内における仕切部材の上側部分に配置され、保持部材が受液器内における仕切部材の上側部分に位置する容器保持フレームを有し、当該容器保持フレームに、乾燥剤容器に係合する係合部が設けられ、係合部が乾燥剤容器に係合することにより乾燥剤容器が保持部材の容器保持フレームに拘束されている熱交換器。
  2. 保持部材の容器保持フレームが、周方向に間隔をおいて設けられるとともに上下方向にのびる複数の保持バーを有しており、各保持バーに、上下方向に並ぶように内方突出状に形成された複数の突起からなる係合部が設けられている請求項1記載の熱交換器。
  3. 保持部材の容器保持フレームが、周方向に等間隔をおいて設けられるとともに上下方向にのびる2つの保持バーを有しており、各保持バーに、上下方向に並ぶように内方突出状に形成された複数の突起からなる係合部が設けられ、両保持バーが、上端部において着脱自在に連結されている請求項1記載の熱交換器。
  4. 保持部材の容器保持フレームが、周方向に間隔をおいて設けられるとともに上下方向にのびる複数の保持バーと、保持バーに着脱自在に取り付けられた保持リングとを有しており、保持リングに、内方突出状に形成された複数の突起からなる係合部が設けられている請求項1記載の熱交換器。
  5. 受液器が取り付けられた第1のタンクが、第1の仕切壁により第1タンクの長さ方向に2つのヘッダに区画され、同じく他方の第2タンクが、第2の仕切壁により第2タンクの長さ方向に2つのヘッダに区画されており、両仕切壁が、両タンクの長さ方向に関して同一位置にあり、両仕切壁よりも上側の部分にコンデンサとしての機能を有する凝縮部が設けられ、同じく両仕切壁よりも下側の部分に過冷却器としての機能を有する過冷却部が設けられ、凝縮部の第1タンク側ヘッダから流出した冷媒が冷媒流入口を通って受液器内に入り、受液器の冷媒流出口から流出した冷媒が、過冷却部の第1タンク側のヘッダに流入するようになっている請求項1〜4のうちのいずれかに記載の熱交換器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012159245A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Showa Denko Kk コンデンサ
JP2015132440A (ja) * 2014-01-15 2015-07-23 株式会社ケーヒン・サーマル・テクノロジー コンデンサ
JP2017120153A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 ユニオン昭和株式会社 コンデンサ

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