JP2010126164A - 熱可塑性樹脂袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】家畜用飼料を運搬するフレコンの内袋などにおいて、充填した家畜用飼料から発生するガスを、該内袋から容易に放出できる為の気道を有し、膨張による破袋を防止し、しかも外部環境から上記気道を介して侵入してくる糸状菌の繁殖を効果的に抑え、黴の発生を抑制し、更に、薄肉化による作業性の改善と、物流並びに廃棄費用の軽減が成しえる醗酵飼料用ガス抜きシール付き袋体を提供する事。
【解決手段】飼料を充填する熱可塑性樹脂製袋体1であって、製袋体全体に抗菌効果を持たせ、更に醗酵飼料から発生するガスの気道1ェに効果的な抗菌特殊シール1ゥを施し、発生したガスを製袋体の天井部から容易に放出する。それと共に今までは、大型平袋の梱包形態が纏め折りであったのを本発明の屏風折ロール巻きであるサブロールにし、段ボール詰を容易にした在庫管理も簡単な、抗菌効果のある醗酵飼料用ガス抜き付き袋体である。
【選択図】図1

Description

本発明は醗酵飼料用ガス抜きシール付き袋体に関する。更に詳しくは、本発明は食品廃物、飲料工業廃棄物などを原料とする家畜用飼料を充填し、飼料から発生するガスを抜くことが出来ると共に抗菌により、黴の発生を効果的に抑制し得る、熱可塑性樹脂袋のフレキシブルコンテナ用の醗酵飼料充填用ガス抜き付き袋体に関するもである。
従来、食品加工業廃棄物、飲料工業廃棄物などを、家畜用飼料に加工する事が行われており、そして、この家畜用飼料の搬送には、フレキシブルコンテ(以下、フレコンと省略する。)が、一般に用いられている。この場合、フレコンの内部に熱可塑性樹脂製袋体を用いて家畜用飼料を充填し、完全に封止すると、家畜用の飼料の醗酵により発生するガスによって、飼料を充填した熱可塑性樹脂製袋体が膨張して破袋し、荷崩れを起こす危険がある。したがって、通常は飼料から発生するガスを熱可塑性樹脂製袋体の外へ出す目的で、熱可塑性樹脂製袋体の開口部の封を緩やかにし、醗酵ガスの発生状態が緩やかになるのを確認し、封止している。若しくは、飼料を熱可塑性樹脂製袋体に充填した直後に吸引機を用いて醗酵ガスを取り除き、熱可塑性樹脂製袋体の開口部を封止している。しかしながら、熱可塑性樹脂製袋体の開口部の封を緩やかにした場合、環境中に浮遊する糸状菌等が開口部より侵入し、フレコンの熱可塑性樹脂製袋体内に充填された飼料上部に定着し、醗酵時の温度と湿度により、黴の発生を生じることが多い。また、充填時に吸引機にて熱可塑性樹脂製袋体の内の醗酵ガスを取除いても、醗酵が進むと醗酵ガスは更に発生し、熱可塑性樹脂製袋体内に再び醗酵ガスは充満する。しかも、飼料の中には乳酸菌を添加したものもあり、発生する醗酵ガスは増えている。その発生する醗酵ガスによって膨張し、熱可塑性樹脂製袋体の破袋が危惧される。その対応として、熱可塑性樹脂製袋体の底部のシール強度を増す為に、袋の厚みを厚くしている。その結果、熱可塑性樹脂製袋体の重量が重くなり、特に冬季は外気温度が下がる為にフィルムは硬化し、作業性が著しく低下する。更に、現在、一般に流通しているフレコン1t用の内袋として用いられている熱可塑性樹脂製袋体の寸法はフィルムの厚さは通常70〜120μm、折径は1800mm〜2000mm、長さは3000mm〜3500mmの範囲である。一般には平袋と呼ばれる形体であるが、その形体の為に梱包するには10〜20枚を一度に重ねて、幾重にも小さく折り、クラフト包装した後、ポリプロピレン製等の結束バンドにて封止している。しかも飼料の充填作業を行う為には前もって、熱可塑性樹脂製袋体を1枚毎に広げて準備をしなければならない。更に、フレコンに熱可塑性樹脂製袋体をセッティングする時は、熱可塑性樹脂製袋体の底部の中心をフレコン内側底部の中心に合わせながら行っている。一般的には勘に頼って行う作業の為、熱可塑性樹脂製袋体の長さは10%程度の余裕をもって製袋されている。中心位置がずれていた場合には、熱可塑性樹脂製袋体の底部あたる箇所がフレコン内で側部にずれ込み、充填した飼料が塑性樹脂製袋体内に収まりきれず開口部の封止が出来なくなるからである。
特許公開公報2004−51185号
本発明は本発明者らの先願である特許公開公報2004−51185で解決できなかった問題点を解決し以下に記載の課題を解決するものである。
その1 熱可塑性樹脂製袋体に固定具の取付け等の作業を省き、時短を図る。
その2 熱可塑性樹脂製袋体の余尺を排除し、減容化を図る。
その3 熱可塑性樹脂製袋体の肉薄化による軽量化。
その4 抗菌性の向上とガス抜きの容易性並びに排出量の調整。
その5 熱可塑性樹脂製袋体を直接加工する事による付属品の削減。
その6 熱可塑性樹脂製袋体をフレコンにセッティングする時の容易性。
その7 熱可塑性樹脂製袋体に固定具の排除による、段積みの際の安定性。
その8 熱可塑性樹脂製袋体の底部シールにかかる膨張圧力の分散化。
その9 熱可塑性樹脂製袋体の全体の抗菌化とガス抜き気道の抗菌効果の向上。
その10 熱可塑性樹脂製袋体の梱包の簡素化。
本発明は、家畜用飼料を搬送するフレコンの内袋などにおいて、効果的なガス抜きヒートシール部を施すことにより、袋の薄肉化と防黴対策、更に薄肉化による作業性の改善と物流コストの削減並びに最終的にはリサイクルや廃棄物となる袋の減量化を提供する事を目的とするものである。
本発明者は、前記の優れた機能を有する醗酵飼料充填用ガス抜きヒートシール部付き袋体を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、抗菌剤を含有する熱可塑性樹脂製袋体にスターシール製袋(センターガセットしたものを流れ方向に半折し、8枚重ねシールした袋、以下、スターシール製袋と称する。)とした袋体の耳部に沿って、鍵盤状に配列した特殊なガス抜きヒートシール部を施し、更に、屏風折されロール個巻(以下、サブロールと称する。)にされた該袋体20〜40本をダンボール箱に梱包することにより、その目的を達成しえることを見出した。
本発明は、かかる知見に基づいて完成したもので、本発明1は、両側面にガゼットを有する袋の側面に施す幅と長さが、それぞれ10〜15mmのヒートシールを、2〜6mm間隔でピアノの鍵盤状に複数配列したことを特徴とする熱可塑性樹脂製袋体で、ピアノの鍵盤状に複数配列した上記ヒートシールを、両端のヒートシールを1個以上残して、袋の側面から1〜5mmの幅で切り取り、上記2〜6mm間隔を醗酵ガス抜き用の気道とし、本発明2は、更に、上記ヒートシールを上記熱可塑性樹脂製袋体の上端開口から200〜300mmの位置で深さ方向に195〜395mm配列した熱可塑性樹脂製袋体である。本発明3は、上記熱可塑性樹脂製袋体を幅方向に半折り後、深さ方向に複数回屏風折りしてスターシール製袋とした。加えて、本発明4は、抗菌剤を含有する熱可塑性樹脂製袋体とした。更に、折径が、600〜2100mm、長さが800〜3500mmとした熱可塑性樹脂製袋体である。
すなわち、本発明は
(1)飼料を充填する熱可塑性樹脂製袋体であって、その耳部にガス抜きヒートシール部を施すことにより、飼料より発生した醗酵したガスは、熱可塑性樹脂製袋体を封止した状態では熱可塑性樹脂製袋体の天井部に位置するガス抜きヒートシール部より、常時、放出された。
(2)ガス抜きヒートシール部を設けることにより、熱可塑性樹脂製袋体袋内に発生する醗酵ガスを常時放出することが出来、底部シールの要求強度が軽減され、薄肉化が可能になった。
(3)熱可塑性樹脂製袋体自体が抗菌剤を含有する熱可塑性樹脂フィルムからなるので、外部からの浮遊菌である糸状菌等の進入を阻止できた。
(4)抗菌の効果は抗菌剤と菌の接する面によって決まる。菌と接する時間、若しくは接する面の長さが長いほど抗菌効果があり、本発明の特殊なガス抜きヒートシール部は気道から進入する浮遊菌にも効果的である。
(5)熱可塑性樹脂製袋体の薄肉化により、熱可塑性樹脂フィルムの腰を軟らかく出来、その効果として、ガス抜きヒートシール部の気道の密着性が向上した。
(6)醗酵ガスの放出が容易であり、封止後の状態で発生した醗酵ガスの圧力が時間の経過と共に一定に治まれば、発生した水蒸気にてガス抜きシール部分の気道が塞がれ、更に密着性が強まり、抗菌効果の向上をもたらす。
(7)熱可塑性樹脂製袋体の薄肉化により、製袋の方法を平袋からスターシール製袋に変えることが可能になった。その結果、底部シールの部分に直接かかる醗酵ガスの圧力が分散し、軽減した。
(8)熱可塑性樹脂製袋体をスターシール製袋にすることにより、熱可塑性樹脂製袋体の底部の中心点が明確になり、熱可塑性樹脂製袋体のフレコン内での位置決めが容易になった。その結果、余尺の必要性が無くなった。
(9)熱可塑性樹脂製袋体をスターシール製袋にすることにより、個別の取り扱いが出来るようになり、小分け作業等の事前の準備の必要が無くなった。
(10)スターシール製袋した熱可塑性樹脂製袋体をシール部分より屏風折にし、ロール状に畳んでサブロールにすると、充填作業の時、フレコンの開口部から底部の位置まで容易に落としこみが出来、熱可塑性樹脂製袋体のセットが容易になった。
(11)熱可塑性樹脂製袋体をスターシール製袋にすることにより、熱可塑性樹脂製袋体をサブロールにして、ダンボール入れの梱包形態が可能になった。
本発明の醗酵飼料用ガス抜きヒートシール部付き袋体は、フレコンに適用するのが好ましく、したがって、飼料を充填するのに用いられる熱可塑性樹脂製袋体としては、一般にフレコンの内袋が使用される。熱可塑性樹脂製袋体の材料としては、例えば高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の汎用の熱可塑性樹脂のフィルムが使用されるが、ナイロン、ポリエステル、ポリビニルアルコール等の熱可塑性樹脂のフィルムも使用する事が出来る。これらのフィルムは単層構造であってもよく、二層以上の積層構造であってもよい。本発明では熱可塑性樹脂製袋体に醗酵ガス抜き用のヒートシール部を施し、縦2mm〜30mm、横1mm〜20mm、のヒートシールが間隔を保ち、ピアノの鍵盤状に配列し、熱可塑性樹脂製袋体の耳部に深さ方向へ100mm〜600mmの長さで鍵盤状に配列したヒートシール加工を行なった。更に、加工したヒートシールを気道の位置の確定とヒートシール部強度確保の為に両端のシールを1個以上残して、熱可塑性樹脂製袋体の耳部より1〜5mmの幅で切り取り、醗酵ガス抜き用の気道を設けた。気道とヒートシールを交互にピアノの鍵盤状に配置したのがガス抜きヒートシール部である。ガス抜きヒートシール部はピアノの鍵盤状に配列するがヒートシール部の長さと数は発生する醗酵ガスの量にて調整した。更に、切り取り幅はヒートシールの形状により、熱可塑性樹脂製袋体の耳部より1〜5mmの範囲で調整した。熱可塑性樹脂製袋体の上端開口から深さ方向に200〜300mmの位置がガス抜きヒートシール部の起点になるが、上端開口の封止位置により、醗酵ガスの抜け具合の調整ができた。ガス抜きヒートシール部の起点より下部で封止した場合は気道の個数が減り、醗酵ガスの抜けを緩やかに出来た。熱可塑性樹脂製袋体で発生する醗酵ガスを常時、設けた気道より放出することで熱可塑性樹脂製袋体のシール強度に対する要求度が下がり、薄肉化が実現でき、8枚重ねシールであるスターシール製袋5が可能となった。この事により、屏風折によるサブロールが出来、商品の軽量化、減容化、充填作業の効率化を図れた。加えて、抗菌剤を含有する熱可塑性樹脂袋体とした。
本発明に係る一実施例につき、図を参照して以下説明する。熱可塑性樹脂製袋体1がフレコンの内袋である場合、フィルムの厚さは通常10〜150μm、好ましくは25〜80μmの範囲で選定した。また、熱可塑性樹脂製袋体1の折径Gは通常600〜2100mm、好ましくは800〜2000mm、長さは、通常800〜3500mm、好ましくは900〜3300mmの範囲とした。図1に図示するガス抜きヒートシール部2においても、図1に図示するガス抜きヒートシール部2の加工位置は熱可塑性樹脂製袋体1の側面であるが、熱可塑性樹脂製袋体耳部1ァに平行な方向が好ましい。図2に図示する熱可塑性樹脂製袋体1に飼料などの中身を充填後、熱可塑性樹脂袋1の上端開口hを封止した。図5に図示する如くガス抜きヒートシール部2は熱可塑性樹脂製袋体1の天井部に位置するのが好ましい。内容物の量により図1に図示するヒートシール1ゥの幅aと長さdは変わるが、例として、1t用のフレコン用の内袋の場合は、ガス抜きヒートシール部2の数は1〜4箇所で図1に図示するように熱可塑性樹脂製袋体耳部1ァの位置に加工するのが好ましい。図1に図示するガス抜きヒートシール部2の熱可塑性樹脂製袋体ヒートシール1ゥの幅aは、通常5〜25mm、熱可塑性樹脂製袋体ヒートシール1ゥの長さdは10mm〜20mm程度であるが、熱可塑性樹脂製袋体気道1ェの幅bが広くdの長さが短いと醗酵ガスの放出には効果的ではあるが、抗菌性が低下し、熱可塑性樹脂製袋体気道1ェの幅bが狭くdの長さが長いと外部からの浮遊菌である糸状菌等の進入の阻止と、抗菌性には効果的ではあるが、密着性の良さがかえって気道の通気性を損なう結果となった。よって、熱可塑性樹脂製袋体気道1ェの通気性と抗菌効果、双方を満足するガス抜きヒートシール部2の幅aは10〜20mmが好ましく、熱可塑性樹脂製袋体気道1ェの幅bも3〜6mmが好ましい。ガス抜きヒートシール部2の形状は醗酵飼料用としては鍵盤型の形状が好ましい。鍵盤状のシールパターンは必ずしも熱可塑性樹脂製袋体耳部1ァに対して垂直な形状でなくともかまわない。気道1ェの長さや幅の調整により、ガス抜き効果や抗菌効果を更に高めたり、又は、制限された位置でのヒートシール1ゥの加工であれば垂直な形状ではなく、傾斜させたり、蛇行させたりし、状況に則した形状に出来る。又ヒートシール1ゥの形状は円形でも方形でも構わないが、熱可塑性樹脂製袋体の気道1ェの抗菌効果を高める為に鍵盤型の形状はフィルムの厚みと大いに関係があり、縦10〜15mm横2〜5mmのブロックを2〜6mmの等間隔で200〜400mmの長さに熱可塑性樹脂製袋体耳部1ァの部分に施工して、熱可塑性樹脂製袋体耳部1ァの部分を1〜3mm図1に図示する幅eでヒートシールカット位置1ィの195〜395mmにカットし、袋の深さ方向ヒートシールの長さCに醗酵ガスの放出部を形成した。更に、図2に図示するように本発明でスターシール製袋5が可能になり、従来の折径Gの出来上がり幅gをほぼ4分の1に出来る。例えば、折径G1900mm幅の熱可塑性樹脂製袋体1の出来上がり幅gは、図5に図示するように折径Gが図2で図示する出来上がり幅g475〜500mmになる。更に、図4に図示するようにロール状の個巻(以下、サブロールと呼ぶ)3にすることで、より作業性の改善を図った。しかし、ただ単に1方向に巻き取ると同方向にテンションが掛かり、たわみが生じる。そこで、図2で図示するように2500〜3000mmの長さfの熱可塑性樹脂製袋体1であれば、袋の深さ方向屏風折り長さjは、100〜200mm毎に底部のヒートシール位置を起点として屏風折りを繰り返し、折り残りが図3に図示するように袋の上端開口から深さiが200〜300mmになった時にロール状に巻き取り、押止する。例えば、厚みが35〜40μm、幅1900〜2000mm、長さ2900〜3100mmの熱可塑性樹脂製袋体1であれば、巻取り完了後の形態は図4に図示するように袋のロール状巻径(直径)k≒50mm、折径Gの1/4長さg≒500mm、重量≒440gの円柱形になる。このサブロール3の熱可塑性樹脂製袋体1を30本纏めて1梱包にしても約13kg程度であり、図6に図示するように段ボール箱4による梱包も可能である。醗酵飼料用ガス抜き付き袋体1は抗菌剤を含有する熱可塑性樹脂フィルムからなるものが好ましく用いられる。この含有される抗菌剤は無機系、有機系のいずれの抗菌剤でも良いが特に酸化カルシウム及び水酸化カルシウムが衛生上は害が無く好ましい。
醗酵ビール粕飼料600Kgを充填した醗酵飼料用ガス抜きヒートシール付き袋体を30℃以上の雰囲気下、野外にて3週間放置後、袋体の状況を目視観察したが、強度不足による破袋も又、ガス抜け不良による破袋も更に黴の発生も確認できなかった。
本発明によれば、食品加工業廃棄物、飲料工業廃棄物などを原料とする家畜用飼料を充填して、かつ該飼料から発生するガスを容易に放出できると共に、黴の発生を効果的に抑制しえる、特に、フレコンの内袋用として好適な醗酵飼料用ガス抜き付き袋体を提供できる。更にフィルムの薄肉化による、軽量化は原材料の大幅な削減が出来、その結果、製作にかかる削減だけでなく、充填現場における作業性の向上と、商品梱包の簡素化、更に最終処分の際の費用の軽減等、トータルコストダウンに寄与出来る。
本発明の醗酵飼料用ガス抜き付き袋体に用いるガス抜きヒートシール部のシールパターン・鍵盤状の一例と耳部のカット位置を示した平面図である。 本発明の醗酵飼料用ガス抜き付き袋体に用いるガス抜きヒートシール部の加工箇所の説明図である。 本発明の醗酵飼料用ガス抜き付き袋体の屏風折り個巻き方法であるサブロール仕様の巻取り形態の説明図である。 本発明の醗酵飼料用ガス抜き付き袋体を屏風折り個巻き方法して、サブロールにてロール巻にした出来上がり状態の説明図である。 本発明の醗酵飼料用ガス抜き付き袋体に充填した状態のフレコン内部でのイメージ図である。 本発明の醗酵飼料用ガス抜き付き袋体の飼料充填における作業工程の説明図である。
符号の説明
1 熱可塑性樹脂製袋体

1ァ 熱可塑性樹脂製袋体の耳部(袋の折部)

1ィ 熱可塑性樹脂製袋体のシールカット部

1ゥ 熱可塑性樹脂袋体のヒートシール

1ェ 熱可塑性樹脂袋体の気道

2 ガス抜きヒートシール部

a ヒートシールの幅

b ガス抜き用気道の幅

c 袋の深さ方向ヒートシール部の長さ

d ヒートシールの長さ

e 耳部(袋の折部)のカットの深さ

f 熱可塑性樹脂製袋体の長さ

G 熱可塑性樹脂製袋体の折径 G=4×g(出来上がり幅)

h 熱可塑性樹脂袋の上端開口

i 袋の上端開口から深さ

j 袋の深さ方向屏風折り長さ

k 袋のロール状巻径

3 サブロール

4 段ボール

5 スターシール製袋

Claims (4)

  1. 両側面にガゼットを有する袋の側面にヒートシールを所定間隔でピアノの鍵盤状に複数配列し、両端の前記ヒートシールを1個以上残して、袋の側面から所定幅切り取り、醗酵ガス抜き用の気道としたことを特徴とする熱可塑性樹脂袋。
  2. 上記ヒートシールを上記熱可塑性樹脂袋の上端開口から所定位置で深さ方向に配列したことを特徴とする請求項1に記載の熱可塑性樹脂袋。
  3. 上記熱可塑性樹脂袋を幅方向に半折り後、深さ方向に複数回屏風折りにしたことを特徴とする請求項1から請求項2に記載の熱可塑性樹脂袋。
  4. 上記熱可塑性樹脂袋が抗菌剤を含有することを特徴とする請求項1から請求項3に記載の熱可塑性樹脂袋。

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