JP2010125766A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送機構がインクによって汚れるのを抑制する。
【解決手段】インクジェットプリンタ1は、インクジェットヘッド2と、ベルト搬送装置50と、インクジェットヘッド2及びベルト搬送装置50とを制御する制御部100と、センサ65,71とを含んでいる。センサ65は、搬送面54を挟んで吐出面2aと対向する位置に配置されている。センサ71は、インクジェットヘッド2の上流に配置されている。制御部100は、印刷データに基づく印刷時において、センサ71が用紙Pの前端を検出してから所定時間が経過するまでの間に、センサ65が当該用紙Pの前端を検出しないときに、インクジェットヘッド2を制御して、用紙Pに対するインク吐出を停止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録媒体にインクを吐出するインクジェット記録装置に関する。
特許文献1には、4つのインクジェット記録ヘッドと、4つのインクジェット記録ヘッドと対向する位置に記録用紙を搬送方向に沿って搬送するベルトプラテンと、4つのインクジェット記録ヘッドの上流及び下流に配置された2つの用紙センサとを含むインクジェット記録装置について記載されている。このインクジェット記録装置においては、上流の用紙センサが記録用紙を検出した後、一定時間後に下流の用紙センサが用紙を検出しなければ、記録用紙にジャム(紙詰まり)が生じたと判断し、ジャム処理が行われる。
国際公開第WO2006/054665号パンフレット
しかしながら、上記特許文献1に記載のインクジェット記録装置においては、上流の用紙センサが記録用紙を検出してから一定時間の間は、各インクジェット記録ヘッドからインクが吐出されて記録用紙に対して印刷が行われようとする。つまり、記録用紙が上流の用紙センサに検出された直後であって、例えば、最も上流にあるインクジェット記録ヘッドの上流側面に記録用紙の前端が衝突し、記録用紙にジャムが生じた場合では、記録用紙がインクジェット記録ヘッドと対向する位置に搬送されていないのに、各インクジェット記録ヘッドからインクが吐出される。したがって、吐出されたインクによって、搬送機構であるベルトプラテン(搬送ベルト)が汚れる。
そこで、本発明の目的は、搬送機構がインクによって汚れるのを抑制するインクジェット記録装置を提供することである。
本発明のインクジェット記録装置は、インクを吐出する吐出面が形成されたインクジェットヘッドと、記録媒体を前記吐出面と対向する位置に搬送方向に沿って搬送する搬送機構と、前記搬送機構によって搬送される記録媒体が通過する搬送面を挟んで前記吐出面と対向する位置に配置され、前記搬送機構によって搬送されてきた記録媒体の前端を検出する対向センサと、前記搬送機構によって搬送された記録媒体の前端が前記対向センサによって検出される予定時刻を導出するための導出手段と、記録媒体を搬送するように前記搬送機構を制御し、且つ、記録媒体に対して印刷データに基づいてインクを吐出するように前記インクジェットヘッドを制御する制御手段とを備えている。そして、前記制御手段は、前記導出手段が導出した前記予定時刻に前記対向センサが記録媒体を検出しないときに、前記記録媒体に対するインク吐出を停止するように前記インクジェットヘッドを制御する。
これによると、対向センサが吐出面と対向する位置に配置されているので、記録媒体の前端が吐出面と対向する領域を通過し終わるまでに記録媒体にジャムが生じているか否かを検出することが可能となる。この結果、ジャムが発生し記録媒体が吐出面と対向する位置に存在していないことがあるのにインクを吐出してしまうことを抑制することが可能となり、搬送機構がインクによって汚れるのを抑制することができる。加えて、インクの無駄な吐出を抑制することが可能となる。
本発明において、前記吐出面には、インクを吐出する複数の吐出口と、これら吐出口を内包する吐出領域と、前記吐出領域を取り囲む非吐出領域とが形成されており、前記対向センサは、前記搬送方向に関して、前記吐出面の上流端から前記吐出領域の上流端との間の領域と対向する位置に配置されていることが好ましい。これにより、最もジャム発生確率が高い時である、記録媒体の先端が吐出面の上流端に突入した時のジャム発生を検出できるので、搬送機構のインクによる汚れ及びインクの無駄な吐出をより一層抑制することができる。
また、このとき、前記対向センサは、前記搬送方向に関して、前記吐出領域の上流端近傍と対向する位置に配置されていてもよい。これにより、吐出面の上流端から吐出領域の上流端との間の領域と対向する位置において、記録媒体にジャムが発生しても確実に検出することが可能となる。
また、本発明において、前記吐出面には、インクを吐出する複数の吐出口と、これら吐出口を内包する吐出領域と、前記吐出領域を取り囲む非吐出領域とが形成されており、前記対向センサは、前記吐出領域と対向する位置に配置されていることが好ましい。これにより、記録媒体のジャム発生の検出タイミングが比較的速くなるので、搬送機構のインクによる汚れ及びインクの無駄な吐出をより抑制することができる。また、吐出面の上流端から吐出領域の上流端との間の領域を含む広範囲の領域において、記録媒体にジャムが発生しても検出することが可能となる。
また、このとき、前記吐出領域が、前記搬送方向と直交する方向に関して、記録媒体の長さ以上の長さを有していてもよい。これにより、記録媒体に縁なし印刷をすることが可能となる。
また、本発明において、前記対向センサは、前記搬送方向と直交する方向に関して、前記吐出面の中央と対向する位置に配置されていることが好ましい。これにより、対向センサがジャムせずに搬送されてきた記録媒体を確実に検出することが可能となる。
また、本発明において、前記対向センサが、光学式センサであり、前記搬送機構が、記録媒体を支持する前記搬送面を有しており、前記搬送面には、前記対向センサと対向する位置に透光領域又は孔が形成されていることが好ましい。これにより、対向センサが光学式センサであっても、記録媒体にジャムが生じているか否かを確実に検出することができる。また、搬送面に透光領域が形成されている場合は対向センサにインクなどが付着するのを防止することができる。
また、本発明において、前記搬送方向に沿って並設された複数の前記インクジェットヘッドと、前記搬送面を挟んで各インクジェットヘッドの前記吐出面と対向するように設けられた複数の前記対向センサとを備えている。そして、前記制御手段は、前記搬送方向に沿って隣接する2つの前記対向センサのうち、上流にある前記対向センサが記録媒体の前端を検出してから所定時間が経過するまでに下流にある前記対向センサが記録媒体の前端を検出しないときに、記録媒体に対するインク吐出を停止するように前記インクジェットヘッドを制御することが好ましい。これにより、複数のインクジェットヘッドを有する記録装置においても、隣接する対向センサ間毎に記録媒体にジャムが生じているか否かを容易に検出することが可能となる。
また、本発明において、前記搬送方向に沿って並設された複数の前記インクジェットヘッドを備えている。そして、前記対向センサが、各吐出面と対向するように前記搬送方向に沿って長尺に形成され、且つ少なくとも前記吐出面と対向する領域ごとに記録媒体の前端を検出する2以上の検出部が前記搬送方向に沿って並ぶように配置されており、前記制御手段は、前記搬送方向に沿って隣接する2つの前記検出部のうち、上流にある前記検出部が記録媒体の前端を検出してから所定時間が経過するまでに下流にある前記検出部が記録媒体の前端を検出しないときに、記録媒体に対するインク吐出を停止するように前記インクジェットヘッドを制御することが好ましい。これにより、複数のインクジェットヘッドを有する記録装置においても、隣接する検出部間毎に記録媒体にジャムが生じているか否かを容易に検出することが可能となる。
また、本発明において、前記導出手段が、前記搬送方向に関して、前記インクジェットヘッドよりも上流に配置された記録媒体を検出する上流センサを含んでおり、前記制御手段は、前記上流センサが記録媒体を検出してから前記予定時刻となる所定時間が経過するまでに前記対向センサが記録媒体の前端を検出しないときに、記録媒体に対するインク吐出を停止するように前記インクジェットヘッドを制御することが好ましい。これにより、上流センサから対向センサまでの間において、記録媒体にジャムが生じているか否かを検出することが可能となる。
本発明のインクジェット記録装置によると、対向センサが吐出面と対向する位置に配置されているので、記録媒体の前端が吐出面と対向する領域を通過し終わるまでに記録媒体にジャムが生じているか否かを検出することが可能となる。この結果、ジャムが発生し記録媒体が吐出面と対向する位置に存在していないことがあるのにインクを吐出してしまうことを抑制することが可能となり、搬送機構がインクによって汚れるのを抑制することができる。加えて、インクの無駄な吐出を抑制することが可能となる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの外観を示す斜視図である。図2は、図1に示すインクジェットプリンタの内部構造を示す概略側面図である。図3は、図2に示す4つのインクジェットヘッド2及びこれらの近傍を上方から見たときの平面図である。図4は、図2に示すベルト搬送装置50の平面図である。
インクジェットプリンタ1は、図1に示すように、直方体形状の筐体1aを有し、その正面(図1の紙面左方の手前側の面)には、上から順に2つの開口3a,3bが形成されている。開口3aには、下端の水平軸を支点として開閉可能な扉4が設けられている。開口3a及び扉4は、筐体1aの奥行き方向(図2の紙面に対して垂直な方向であって主走査方向)に関して、ベルト搬送装置50と対向配置されている。この構成において、ベルト搬送装置50上で用紙Pがジャムしたときに、ユーザが扉4を開けてベルト搬送装置50を図示しない昇降機構で下降させ、ジャムした用紙Pを取り除く。
インクジェットプリンタ1は、図2に示すように、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクをそれぞれ吐出する4つのインクジェットヘッド2を有するカラーインクジェットプリンタである。このプリンタ1には、図2中下方に給紙装置10が、図2中上方に排紙部15がそれぞれ設けられており、これらの間に搬送方向Aに沿って記録媒体を搬送するベルト搬送装置50が設けられている。さらに、プリンタ1には、これらの動作を制御する制御部100が含まれている。
4つのインクジェットヘッド2は、主走査方向に長尺な略直方体形状を有しており、副走査方向に沿って並べられている。すなわち、このインクジェットプリンタ1は、ライン式プリンタである。なお、本実施形態において、副走査方向とは用紙Pの搬送方向Aと平行な方向であり、主走査方向とは副走査方向に直交する方向であって水平面に沿った方向(図3、図4中上下方向)である。
インクジェットヘッド2は、圧力室を含むインク流路が形成された流路ユニットと、圧力室のインクに圧力を与えるアクチュエータとが貼り合わされた積層体(ともに図示せず)を有しており、底面はインクを吐出する吐出面2aとなっている。図3に示すように、吐出面2aには、インクを吐出する複数の吐出口2bと、これら吐出口2bを内包する吐出領域2cと、吐出領域2cを取り囲む非吐出領域2dとが形成されている。吐出領域2cは、主走査方向に関して、用紙Pよりも若干長く形成されており、用紙Pの全面に画像を形成する(縁なし印刷する)ことが可能となっている。
給紙装置10は、図2に示すように、積層された複数の用紙Pを収納可能な給紙カセット11と、給紙カセット11から用紙Pを送り出す給紙ローラ12と、給紙ローラ12を回転させる給紙モータ13(図5参照)とを有している。給紙カセット11は、図2の紙面垂直方向に関して、開口3bから着脱可能に配置されており、筐体1aに装着されたときに、図2中上下方向に関してベルト搬送装置50と重なる位置に配置される。
給紙ローラ12は、最も上方に位置する用紙Pと回転しながら接触することで給紙カセット11から用紙Pを送り出す。なお、給紙モータ13は制御部100によって制御される。給紙カセット11の図2中左端部側には、給紙カセット11からベルト搬送装置50に向かって湾曲しながら延在する搬送ガイド17が設けられている。
この構成において、制御部100の制御により、給紙ローラ12が図2中時計回り方向に回転することによって、給紙ローラ12と接触した用紙Pが搬送ガイド17を通ってベルト搬送装置50に送り出される。
ベルト搬送装置50は、2つのベルトローラ51,52と、両ローラ51,52間に架け渡されるように巻回されたエンドレスの搬送ベルト53と、ベルトローラ52を回転させる搬送モータ59(図5参照)と、吸着装置60とを有している。2つのベルトローラ51,52は、搬送方向Aに沿って並設されている。
搬送ベルト53は、図3及び図4に示すように、主走査方向に関する幅がほぼ同じである2つのベルト部材55,56と、ベルト部材55,56よりも幅が小さいベルト部材57とを有している。ベルト部材57は、透明な材質から構成されており、2つのベルト部材55,56間に配置され両者に固定されている。すなわち、搬送ベルト53の用紙Pを支持する搬送面(外周面)54には、吐出面2aの主走査方向の中央と対向する位置に透光領域が形成されている。また、搬送面54には、搬送ベルト53の厚み方向に貫通した複数の孔53aが形成されている。複数の孔53aは、2つのベルト部材55,56において全体に亘って分散して配置されている。
吸着装置60は、図2に示すように、搬送ベルト53によって囲まれた領域内に配置されており、略直方体形状のプラテン61と、プラテン61の下方に配置されたファン62とを有している。プラテン61の上面には、図4に示すように、厚み方向に貫通した複数の孔61aが形成されている。複数の孔61aは、2つのベルト部材55,56と対向する領域内において全体に亘って分散して配置されている。孔61aの開口は、対向する孔53aをちょうど4つ包含可能な大きさとなっている。プラテン61は、主走査方向に関して、用紙P及び搬送ベルト53の長さよりも若干長く形成されている。
また、プラテン61の上面は、図2に示すように、搬送ベルト53の上側ループの内周面と接触しており、搬送ベルト53の内周側からこれを支持している。これにより、搬送ベルト53の上側ループの搬送面54とインクジェットヘッド2の吐出面2aとが対向しつつ平行になり、且つ、吐出面2aと搬送ベルト53の搬送面54との間に僅かな隙間が形成されている。当該隙間は、用紙搬送経路の一部を構成している。
プラテン61のベルト部材57と対向する位置には、図4に示すように、厚み方向に貫通した孔61bが4つ形成されている。これら孔61bは、副走査方向に沿って並んで配置されており、図3に示すように、吐出面2aと対向する位置に配置されている。各孔61b内には、センサ65〜68が配置されている。これらセンサ65〜68は、搬送ベルト53によって搬送されてきた用紙Pの前端を検出する。センサ65〜68は、光が用紙Pの表面で反射することによって用紙Pを検出する反射型の光学式センサであり、その検出面が吐出面2aと対向するように配置されている。
センサ65〜68は、主走査方向に関して吐出面2aの中央と対向する位置であって、搬送方向Aに関して吐出面2aの非吐出領域2dの上流側領域(吐出面2aの上流端から吐出領域2cの上流端の間)と対向する位置に配置されている。より具体的には、非吐出領域2dと対向する位置であって吐出領域2cの上流端近傍領域に配置されている。また、センサ65〜68は、透光領域(ベルト部材57)と対向する位置に配置されているので、センサが光学式センサであっても、用紙Pを検出することができる。すなわち、後述するように用紙Pにジャムが生じているか否かを確実に検出することができる。加えて、センサ65〜68が搬送面54の透光領域57を挟んで吐出面2aと対向する位置に配置されていることで、センサ65〜68にインクなどが付着するのを防止することができる。
ファン62は、図2に示すように、略直方体形状を有しており、内部に設けられた回転羽が回転することによって、上面に形成された吸引口(不図示)から空気を吸引する装置である。また、ファン62は、制御部100により制御されている。
搬送方向Aに関して最も上流に配置されたインクジェットヘッド2の上流であって、ベルトローラ51と対向する位置には、押さえローラ48が配置されている。押さえローラ48は、バネなどの弾性部材によって搬送面54に対して付勢されており、給紙装置10から送り出された用紙Pを搬送面54に押さえ付ける。また、押さえローラ48は、従動ローラであり、搬送ベルト53の回転に伴って回転する。また、押さえローラ48とインクジェットヘッド2との間、及び、搬送方向Aに関して最も下流にあるインクジェットヘッド2の下流には、その検出面が搬送面54に対向するように、2つのセンサ71,72が設けられている。これらセンサ71,72は、主走査方向に関して、搬送面54の中央と対向する位置に配置されている。これらのセンサ71,72も、搬送ベルト53によって搬送されてきた用紙Pの前端を検出する。
この構成において、制御部100の制御により、ベルトローラ52を図2中時計回り方向に回転させることによって、搬送ベルト53が回転する。このとき、搬送ベルト53の回転に伴ってベルトローラ51及び押さえローラ48も回転する。また、このとき、制御部100の制御により、すべての孔61aから空気を吸引するように、ファン62が駆動されると孔61aと対向する孔53aから空気が吸引され、給紙装置10から送り出された用紙Pが搬送面54に吸着されながら搬送方向Aに搬送される。さらにこのとき、搬送ベルト53の搬送面54上に保持されつつ搬送されてきた用紙Pが4つのインクジェットヘッド2のすぐ下方を順に通過する際に、制御部100が各インクジェットヘッド2を制御し、用紙Pに向けて各色のインクを吐出する。こうして、用紙Pに所望のカラー画像が形成される。
ベルト搬送装置50の搬送方向Aのすぐ下流側には、剥離部材9が設けられている。剥離部材9は、その先端が用紙Pと搬送ベルト53との間に入り込むことによって、用紙Pを搬送面54から剥離する。
ベルト搬送装置50と排紙部15との搬送経路に沿う間には、4つの送りローラ21a,21b,22a,22bと、送りローラ21a,21bと送りローラ22a,22bとの間に配置された搬送ガイド18とが配置されている。送りローラ21b,22bは、制御部100に制御される送りモータ23,24(図5参照)によって回転駆動される。この構成において、制御部100の制御により、送りローラ21b,22bが回転するように送りモータ23,24が駆動され、ベルト搬送装置50から排出された用紙Pが送りローラ21a,21bに挟持されながら搬送ガイド18を通されて図2中上方に送られる。そして、送りローラ22a,22bに挟持されながら排紙部15に送られる。なお、送りローラ21a,22aは、従動ローラであり用紙搬送に伴って回転する。
次に、制御部100について説明する。制御部100は、例えば汎用のパーソナルコンピュータによって構成されている。かかるコンピュータは、CPU、ROM、RAM、ハードディスクなどのハードウェアが収納されており、ハードディスクには、プリンタ1の動作を制御する為のプログラムを含む各種のソフトウェアが記憶されている。そして、これらのハードウェア及びソフトウェアが組み合わされることによって、後述の各部101〜103(図5参照)が構築されている。また、制御部100には6つのセンサ65〜68,71,72が接続されており、用紙Pの前端を検出したときにその検出信号が各センサから制御部100に送信される。
図5は、図2に示す制御部100の概略構成を示すブロック図である。制御部100は、印字制御部101、搬送制御部102、及び、ジャム判定部103を含んでいる。
印字制御部101は、図示しないホストコンピュータから転送された印刷データに基づいて、用紙Pに対してインクを吐出するように、各インクジェットヘッド2からのインク吐出を制御する。このとき、印字制御部101は、センサ71がベルト搬送装置50によって搬送されてきた用紙Pの前端を検出してから所定時間経過後に、用紙Pに対してインクの吐出を開始するように各インクジェットヘッド2を制御する。ここでいう所定時間は、センサ71が用紙Pの前端を検出したときの用紙Pの前端から最も上流にあるインクジェットヘッド2の最も上流にある吐出口2bまでの搬送経路に沿った距離を、用紙Pの搬送速度で割った時間である。
搬送制御部102は、給紙装置10から排紙部15まで用紙Pを搬送するように、給紙モータ13、搬送モータ59、送りモータ23,24、及び、ファン62を制御する。
ジャム判定部103は、6つのセンサ65〜68,71,72による用紙Pの検出間隔がそれぞれ所定時間を超えるときだけ、当該用紙Pにジャムが発生したと判定する。換言すると、搬送方向Aに沿って隣接する2つのセンサのうち、上流にあるセンサが用紙Pの前端を検出した時刻から下流にあるセンサが用紙Pの前端を検出する予定時刻となる所定時間が経過するまでに、下流にあるセンサが当該用紙Pの前端を検出しないときに、当該用紙Pにジャムが発生したと判定する。ここでいう所定時間は、各センサ間の搬送経路に沿った離隔距離を用紙Pの搬送速度で割った時間である。なお、4つのセンサ65〜68は、搬送方向Aに関して等間隔に配置されているため、各センサ間の所定時間は同じである。また、ジャム判定部103とセンサ71とが、上流のセンサ71が用紙Pを検出してから下流のセンサ65が用紙Pを検出する予定時刻を導出する導出手段を構成している。
具体的には、ジャム判定部103は、まず、センサ71が用紙Pの前端を検出した時刻から所定時間経過後の予定時刻に、すなわち、センサ71が用紙Pの前端を検出してから所定時間(センサ65とセンサ71との離隔距離を搬送速度で割った時間)が経過するまでの間に、センサ65が当該用紙Pの前端を検出しないときに、用紙Pにジャムが発生したと判定する。次に、ジャム判定部103は、センサ65が用紙Pの前端を検出してから所定時間(センサ65,66の離隔距離を搬送速度で割った時間)が経過するまでの間に、センサ66が用紙Pの前端を検出しないときに、用紙Pにジャムが発生したと判定する。次に、ジャム判定部103は、用紙搬送に伴ってセンサ66〜68,72の順に、用紙Pの前端を検出したその検出間隔がそれぞれ所定時間を超えるときだけ、当該用紙Pにジャムが発生したと判定する。そして、ジャム判定部103は、上述のようにジャムが発生したと判定したときに、印字制御部101及び搬送制御部102を制御して、各インクジェットヘッド2からのインク吐出を停止、及び、用紙Pの搬送を停止させる。なお、6つのセンサ65〜68,71,72からの検出間隔が所定時間内であり、ジャム判定部103によってジャムが発生したと判定されないときは、用紙Pはインクジェットヘッド2と対向するときにインクが吐出されて画像が形成され、排紙部15に排紙される。
以上のように、本実施形態のインクジェットプリンタ1によると、センサ65〜68が吐出面2aと対向する位置に配置されているので、用紙Pの前端が吐出面2aと対向する領域を通過し終わるまでに用紙Pにジャムが生じているか否かを検出することが可能となる。この結果、ジャムが発生し用紙Pが吐出面2aと対向する位置に存在していないことがあるのにインクを吐出してしまうことを抑制することが可能となり、ベルト搬送装置50がインクによって汚れるのを抑制することができる。加えて、インクジェットヘッド2から無駄なインク吐出を抑制することができる。
また、センサ65〜68が非吐出領域2dの上流側領域と対向する位置に配置されているので、非吐出領域2dの下流側領域と対向する位置に配置されているものより、用紙Pに実際にインク吐出が実行される以前にジャム発生が検出できる。そのため、ベルト搬送装置50のインクによる汚れ及びインクの無駄な吐出をより一層抑制することができる。また、センサ65〜68が非吐出領域2dと対向する位置であって吐出領域2cの上流端近傍領域に配置されているので、吐出面2aの上流端から吐出領域2cの上流端との間の領域と対向する位置において、用紙Pにジャムが発生しても確実に検出することが可能となる。
また、センサ65〜68が、主走査方向に関して、吐出面2aの中央と対向する位置に配置されているので、ジャムせずに搬送されてきた用紙Pを確実に検出することが可能となる。すなわち、用紙Pの搬送において、吐出領域2cの中心と用紙Pの中心とが鉛直方向に沿って重なるようなセンター合わせ、及び、主走査方向に関して吐出領域2cの一端と用紙Pの一端とが鉛直方向に沿って重なるようなサイド合わせのいずれの用紙搬送が行われても、センサ65〜68が吐出面2aの中央と対向しているので、用紙Pが主走査方向に多少ずれてもセンサ65〜68で用紙Pを検出することができる。
また、センサ65〜68が各吐出面2aに対向して配置され、ジャム判定部103が、上流にあるセンサが用紙Pの前端を検出してから所定時間が経過するまでに下流にあるセンサが用紙Pの前端を検出しないときに、用紙Pにジャムが生じていると判定するので、4つのインクジェットヘッド2を有するプリンタ1においても、隣接するセンサ間ごとに用紙Pにジャムが生じているか否かを容易に検出することが可能となる。
また、最も上流にあるインクジェットヘッド2よりも上流にセンサ71が設けられており、ジャム判定部103が、センサ71が用紙Pの前端を検出してから所定時間が経過するまでにセンサ65が用紙Pの前端を検出しないときに、用紙Pにジャムが生じていると判定するので、センサ71からセンサ65までの間において、用紙Pにジャムが生じているか否かを検出することが可能となる。
本実施形態においては、センサ65〜68が非吐出領域2dと対向する位置に配置されていたが、図6に示すように、センサ65〜68が吐出領域2cと対向する位置に配置されていてもよい。この変形例においても、センサ65〜68が非吐出領域2dの下流側領域と対向する位置に配置されているものより、用紙Pのジャム発生の検出タイミングが速くなる。そのため、ベルト搬送装置50のインクによる汚れ及びインクの無駄な吐出をより抑制することができる。また、センサ65〜68が吐出領域2cと対向する位置に配置されているので、吐出面2aの上流端からセンサ65〜68までの領域が第1実施形態と比して広くなり、広範囲の領域において、用紙Pにジャムが発生しても検出することが可能となる。また、センサ65〜68が吐出領域2cと対向する位置に配置されていることで、センサがインクジェットヘッド2の主走査方向側方に配置されているもの、及び、センサが主走査方向に関して吐出面2aの端と吐出領域2cの端との間の領域(非吐出領域の一部)と対向する位置に配置されているものと比して、センサ65〜68がジャムせずに搬送されてきた用紙Pを確実に検出することが可能となる。つまり、センサが、インクジェットヘッドの主走査方向側方や当該非吐出領域の一部と対向する位置に配置されている場合では、主走査方向に関して用紙Pの全体が吐出領域2cと対向するように搬送されてきたときに、当該用紙Pを検出することができなくなるが、本変形例においては吐出領域2cと対向しているので用紙Pを検出することができる。
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。図7は、本発明の第2実施形態によるインクジェットプリンタのベルト搬送装置の部分平面図である。なお、第1実施形態と同様なものに関しては、同符号で示し説明を省略する。本実施形態におけるベルト搬送装置250のプラテン261には、第1実施形態における4つの孔61bの代わりに孔262が形成されており、センサ65〜68の代わりに孔262内にセンサ265が設けられている。
孔262は、ベルト部材57及び4つのインクジェットヘッド2の吐出面2aと対向するように、副走査方向に沿って長尺に延在して形成されている。センサ265は、孔262にちょうど嵌め込むことが可能な長尺形状を有しており、その検出面266がベルト部材57及び4つの吐出面2aと対向している。検出面266には、用紙Pの前端を検出する検出部267が副走査方向に沿って複数設けられている。本実施形態においては、これら検出部267は、吐出面2aと対向する領域毎に13個ずつ配置されているが、少なくとも2以上の検出部267が吐出面2aと対向する領域毎に設けられておればよい。
制御部のジャム判定部は、センサ71とセンサ265の最も上流にある検出部267との検出間隔、センサ265の搬送方向Aに沿って隣接する検出部間の検出間隔、及び、センサ265の最も下流にある検出部267とセンサ72との検出間隔がそれぞれ対応する所定時間を超えるときだけ、当該用紙Pにジャムが発生したと判定する。なお、センサ265の複数の検出部267は搬送方向Aに沿って等間隔に配置されているので、検出部間の所定時間はすべて同じである。また、ジャム判定部とセンサ71とが、予定時刻を導出する導出手段を構成している。
具体的には、ジャム判定部は、まず、センサ71が用紙Pの前端を検出した時刻から所定時間経過後の予定時刻に、すなわち、センサ71が用紙Pの前端を検出してから所定時間(センサ71と最も上流にある検出部267との間の搬送方向Aに沿った離隔距離を搬送速度で割った時間)が経過するまでの間に、センサ265の最も上流にある検出部267が当該用紙Pの前端を検出しないときに、用紙Pにジャムが発生したと判定する。次に、ジャム判定部は、用紙搬送に伴ってセンサ265の検出部267が上流にあるものから順に、用紙Pの前端を検出したその検出間隔がそれぞれ所定時間(検出部間の搬送方向Aに沿った離隔距離を搬送速度で割った時間)を超えるときだけ、当該用紙Pにジャムが発生したと判定する。次に、ジャム判定部は、センサ265の最も下流にある検出部267が用紙Pの前端を検出してから所定時間(最も下流にある検出部267とセンサ72との間の搬送方向Aに沿った離隔距離を用紙Pの搬送速度で割った時間)が経過するまでの間に、センサ72が当該用紙Pの前端を検出しないときに、用紙Pにジャムが発生したと判定する。そして、ジャム判定部は、上述のようにジャムが発生したと判定したときに、第1実施形態と同様に印字制御部101及び搬送制御部102を制御して、各インクジェットヘッド2からのインク吐出を停止、及び、用紙Pの搬送を停止させる。なお、3つのセンサ71,72,265からの検出間隔が所定時間内であり、ジャム判定部によってジャムが発生したと判定されないときは、用紙Pはインクジェットヘッド2と対向するときにインクが吐出されて画像が形成され、排紙部15に排紙される。
以上のように、本実施形態のインクジェットプリンタによると、センサ265の検出部267が吐出面2a毎に2以上対向しており、ジャム判定部が、上流にある検出部267が用紙Pの前端を検出してから所定時間が経過するまでに、下流にある検出部267が用紙Pの前端を検出しないときに、用紙Pにジャムが発生したと判定する。このため、複数のインクジェットヘッド2を有する記録装置においても、隣接する検出部間ごとに用紙Pにジャムが生じているか否かを容易に検出することができる。加えて、吐出面2aと対向する領域に2以上の検出部267が設けられていることで、上流にある検出部267の直ぐ下流において生じた用紙Pのジャムを検出することが可能になる。そのため、当該ジャム発生の検出タイミングも速くなり、ベルト搬送装置250のインクによる汚れ及びインクの無駄な吐出をより一層抑制することができる。さらに、複数の検出部267が最も上流にある吐出面2aの上流端から最も下流にある吐出面2aの下流端に至るまでの間に連続して配置されているので、この間において用紙Pに生じたジャムを即座に検出することができる。なお、第1実施形態と同様な構成を有する部分においては、第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
本実施形態においては、複数の検出部267を有する1つの長尺なセンサ265で用紙Pのジャムを検出したが、吐出面2aと対向する位置において、第1実施形態と同様なセンサを搬送方向Aに離隔して複数配置しても、上述と同様な効果を得ることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、センサ71が設けられていなくてもよい。この場合、ジャム判定部が給紙装置10から用紙Pが送り出された時刻から所定時間経過後の予定時刻に、すなわち、給紙装置10から用紙Pを送り出してから所定時間(給紙装置10とセンサ65(又はセンサ265の最も上流にある検出部267)との搬送経路に沿った離隔距離を用紙Pの搬送速度で割った時間)が経過するまでの間に、センサ65(又はセンサ265の最も上流にある検出部267)が当該用紙Pの前端を検出しないときに、用紙Pにジャムが発生したと判定する。つまり、ジャム判定部と給紙装置10とセンサ71とが、予定時刻を導出する導出手段を構成している。
第1及び第2実施形態におけるセンサ65〜68,265は、検出面が吐出面2aと対向しておればどこに配置されていてもよい。また、第2実施形態におけるセンサ265は4つの吐出面2aと対向しているが、搬送方向Aに沿って複数の検出部が配置された長尺な4つのセンサが吐出面2aとそれぞれ対向するように配置されていてもよい。また、センサ265は、吐出面2aと対向しない領域に検出部267が設けられていなくてもよい。また、吐出領域2cが主走査方向に関して用紙Pの幅よりも短くてもよい。
また、第1及び第2実施形態においては、透光領域(ベルト部材57)が搬送ベルト53の回転方向に沿って全周にわたって形成されているが、透光領域と非透光領域とが混在して形成されていてもよい。この場合、制御部が、搬送面54に用紙Pを吸着させるときに、用紙Pの前端が透光領域と対向するように、給紙装置10及びベルト搬送装置50,250を制御すればよい。また、この場合、透光領域の代わりに、孔が形成されていてもよい。この場合においても、用紙Pの搬送時に、前端が孔と対向するように制御すればよい。こうすれば、センサ65〜68,265が光学式のセンサであっても、用紙Pの前端を検出することが可能となって、用紙Pにジャムが生じているか否かを確実に検出することができる。また、吸着装置60が設けられていなくてもよい。この場合、搬送面54が弱粘性を有していることが好ましい。さらには、吸着装置が、直流電流を流すことでプラテンに静電気が生じる静電吸着装置であってもよい。これらの場合、搬送ベルト53に孔53aを設ける必要がなくなり、ベルト搬送装置の構成が簡易になる。
また、第1及び第2実施形態においては、用紙Pを吐出面2aと対向する位置に搬送する搬送機構が、ベルト搬送装置50,250以外の搬送機構から構成されていてもよい。例えば、搬送機構が、用紙を挟持しながら回転することで用紙を搬送方向に搬送する2組のローラ対と、これらローラ対間に配置されたプラテンとを有するローラ搬送機構であってもよい。この場合は、第1及び第2実施形態と同様にプラテンにセンサ65〜68,265が設けることで、同様な効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの外観を示す斜視図である。 図1に示すインクジェットプリンタの内部構造を示す概略側面図である。 図2に示す4つのインクジェットヘッド及びこれらの近傍を上方から見たときの平面図である。 図2に示すベルト搬送装置の平面図である。 図2に示す制御部の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタのベルト搬送装置の変形例を示す部分平面図である。 本発明の第2実施形態によるインクジェットプリンタのベルト搬送装置の部分平面図である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ(インクジェット記録装置)
2 インクジェットヘッド
2a 吐出面
2b 吐出口
2c 吐出領域
2d 非吐出領域
50,250 ベルト搬送装置(搬送機構)
54 搬送面
57 ベルト部材(透光領域)
65〜68,265 センサ(対向センサ)
71 センサ(上流センサ)
100 制御部(制御手段)
267 検出部

Claims (10)

  1. インクを吐出する吐出面が形成されたインクジェットヘッドと、
    記録媒体を前記吐出面と対向する位置に搬送方向に沿って搬送する搬送機構と、
    前記搬送機構によって搬送される記録媒体が通過する搬送面を挟んで前記吐出面と対向する位置に配置され、前記搬送機構によって搬送されてきた記録媒体の前端を検出する対向センサと、
    前記搬送機構によって搬送された記録媒体の前端が前記対向センサによって検出される予定時刻を導出するための導出手段と、
    記録媒体を搬送するように前記搬送機構を制御し、且つ、記録媒体に対して印刷データに基づいてインクを吐出するように前記インクジェットヘッドを制御する制御手段とを備えており、
    前記制御手段は、前記導出手段が導出した前記予定時刻に前記対向センサが記録媒体を検出しないときに、前記記録媒体に対するインク吐出を停止するように前記インクジェットヘッドを制御することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記吐出面には、インクを吐出する複数の吐出口と、これら吐出口を内包する吐出領域と、前記吐出領域を取り囲む非吐出領域とが形成されており、
    前記対向センサは、前記搬送方向に関して、前記吐出面の上流端から前記吐出領域の上流端との間の領域と対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記対向センサは、前記搬送方向に関して、前記吐出領域の上流端近傍と対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記吐出面には、インクを吐出する複数の吐出口と、これら吐出口を内包する吐出領域と、前記吐出領域を取り囲む非吐出領域とが形成されており、
    前記対向センサは、前記吐出領域と対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記吐出領域が、前記搬送方向と直交する方向に関して、記録媒体の長さ以上の長さを有していることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記対向センサは、前記搬送方向と直交する方向に関して、前記吐出面の中央と対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記対向センサが、光学式センサであり、
    前記搬送機構が、記録媒体を支持する前記搬送面を有しており、
    前記搬送面には、前記対向センサと対向する位置に透光領域又は孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記搬送方向に沿って並設された複数の前記インクジェットヘッドと、
    前記搬送面を挟んで各インクジェットヘッドの前記吐出面と対向するように設けられた複数の前記対向センサとを備えており、
    前記制御手段は、前記搬送方向に沿って隣接する2つの前記対向センサのうち、上流にある前記対向センサが記録媒体の前端を検出してから所定時間が経過するまでに下流にある前記対向センサが記録媒体の前端を検出しないときに、記録媒体に対するインク吐出を停止するように前記インクジェットヘッドを制御することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記搬送方向に沿って並設された複数の前記インクジェットヘッドを備えており、
    前記対向センサが、各吐出面と対向するように前記搬送方向に沿って長尺に形成され、且つ少なくとも前記吐出面と対向する領域ごとに記録媒体の前端を検出する2以上の検出部が前記搬送方向に沿って並ぶように配置されており、
    前記制御手段は、前記搬送方向に沿って隣接する2つの前記検出部のうち、上流にある前記検出部が記録媒体の前端を検出してから所定時間が経過するまでに下流にある前記検出部が記録媒体の前端を検出しないときに、記録媒体に対するインク吐出を停止するように前記インクジェットヘッドを制御することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記導出手段が、前記搬送方向に関して、前記インクジェットヘッドよりも上流に配置された記録媒体を検出する上流センサを含んでおり、
    前記制御手段は、前記上流センサが記録媒体を検出してから前記予定時刻となる所定時間が経過するまでに前記対向センサが記録媒体の前端を検出しないときに、記録媒体に対するインク吐出を停止するように前記インクジェットヘッドを制御することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。






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