JP2010125734A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】送信回数を減らして送信速度を向上させ、且つデータの送信遅延や送信抜けを抑制する。
【解決手段】通信制御部28は、予め送信遅延許容時間が設定されている複数のデータをCPU27から受信し、当該複数のデータを一括してリソース22へ転送する。通信制御部28は、CPU27から受信した異系列の複数のデータと同系列の複数のデータのうち最新のデータのみとを記憶する送受信バッファ31と、送受信バッファ31に記憶されている各データの変化を検知するデータ変化検知回路41と、データ変化検知回路41により検知されたデータに設定されている送信遅延許容時間に応じて、送受信バッファ31内の複数のデータをリソース22へ転送するまでの残時間を設定する送信周期設定回路43と、残時間が経過した時、複数のデータを一括してリソース22へ転送する転送回路44とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数のデータをCPUから受信し、当該複数のデータを一括してリソースへ転送する通信制御部を備える画像形成装置に関する。
従来から、複数のロータリエンコーダが検出した複数の検出データを一括してシリアル伝送する制御システム及び制御方法が知られている(特許文献1参照)。また、入力されたデータとバッファ内に記憶しているデータを基に伝送データの編集方法を選択する連携表示システムが従来から知られている(特許文献2)。特許文献2の連携表示システムは、例えば、入力データに応じて、バッファ内の複数のデータを伝送1回分としてまとめるか、或いは、バッファ内の複数のデータのうち古いデータを削除して最新のデータのみを残す。
このように、従来技術においては、複数のデータが異なる系列のデータであるならばこれらのデータを一括して送信し、複数のデータが同じ系列のデータであるならば古いデータを削除して最新データのみを送信しており、データの種類毎に一括送信機能の有効/無効を選択している。
特開2002−44758号公報 特開平9−218854号公報
しかし、異系列或いは同系列のデータが入力される度に、バッファ内の総てのデータをまとめて一括送信してしまうと、入力されたデータを除く他のバッファ内のデータに関しては、複数回にわたり同じデータを送信してしまうことになる。よって、送信回数が増加し、送信されるデータ量も増大してしまい、通信速度の低下、ひいては制御タイミングの遅れに繋がってしまう。
送信する周期を長く設定すると、送信回数は減るが、送信されるデータ量が変らないので、急いで送信する必要がある緊急データを早急に伝送することができなくなり、制御タイミングが遅れてしまい、緊急な制御が困難となってしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、送信回数を減らして送信速度を向上させ、且つデータの送信遅延や送信抜けを抑制する画像形成装置を提供することである。
本発明の特徴は、用紙に画像を形成する画像形成装置であって、この画像形成装置が、画像形成装置を構成するリソースを制御するCPUと、予め送信遅延許容時間が設定されている複数のデータを前記CPUから受信し、当該複数のデータを一括して前記リソースへ転送する通信制御部とを備え、前記通信制御部が、前記CPUから受信した系列の異なる複数のデータを一時的に記憶し、且つ記憶している現在のデータに対して同じ系列の新しいデータを前記CPUから受信した場合に前記現在のデータを破棄して前記新しいデータを記憶する送受信バッファと、前記送受信バッファに記憶されている各データの変化を検知するデータ変化検知回路と、前記データ変化検知回路により検知されたデータに設定されている前記送信遅延許容時間に応じて、前記送受信バッファに記憶されている複数のデータを一括して前記リソースへ転送するまでの残時間を設定する送信周期設定回路と、前記残時間が経過した時、前記送受信バッファに記憶されている複数のデータを一括して前記リソースへ転送する転送回路とを備えることである。
本発明の特徴によれば、送受信バッファは、記憶している現在のデータに対して同じ系列の新しいデータをCPUから受信した場合、現在のデータを破棄して新しいデータを記憶するので、送受信バッファは受信した同系列の複数のデータのうち最新のデータのみを記憶することになる。また、送受信バッファはCPUから受信した系列の異なる複数のデータを一時的に記憶し、転送回路は送受信バッファに記憶されている複数のデータを一括してリソースへ転送する。よって、送受信バッファは、データ内容が同種の同系列データについては古いデータを削除して最新のデータのみを記憶し、データ内容が異種の異系列データについては受信する度に各データを読み込み、転送回路は、これらの同系列データ及び異系列データを1つのブロックデータとして一括送信することができる。
そして、送受信バッファが同系列データや異系列データを新たに記憶した時、データ変化検知回路は、これを前記送受信バッファに記憶されている各データの変化として検知する。各データには当該各データの緊急レベル等により定まる通信遅延許容時間が予め設定されている。そして、データ変化検知回路により検知されたデータに設定されている送信遅延許容時間に応じて複数のデータを一括してリソースへ転送するまでの残時間を設定し、残時間が経過した時、送受信バッファに記憶されている複数のデータを一括してリソースへ転送する。これにより、複数のデータを一括送信する周期タイミングをデータに設定されている送信遅延許容時間に応じて適宜変更することができるので、緊急レベルの低いデータの送信周期を長く、緊急レベルの高いデータの送信周期を短くすることができる。よって、送信回数を低減すると同時に、緊急データの送信抜けや緊急データの取りこぼし、緊急データの送信遅延などを抑制することもできる。
本発明の画像形成装置によれば、送信回数を減らして送信速度を向上させ、且つデータの送信遅延や送信抜けを抑制することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係わる画像形成装置の全体構成を説明する。本発明の実施の形態に係わる画像形成装置11は、用紙上に画像を形成する装置であって、用紙上に画像を形成する本体ユニット16と、本体ユニット16へ用紙を供給する給紙ユニット15と、本体ユニット16から排紙された用紙に対して後処理を施す後処理ユニット17とを備える。
本体ユニット16は、回転する感光ドラムの表面を一様に帯電させる帯電部と、一様に帯電した感光ドラムの表面に潜像を形成する像露光部と、潜像が形成された感光ドラムの表面にトナー像を形成する現像部と、トナー像を用紙上へ転写する転写部と、用紙に対して加熱定着処理を施す定着部を備える。
給紙ユニット15は、画像が形成される前の用紙を複数蓄え、画像を形成する時期に合わせて用紙を本体ユニット16へ搬送する。本体ユニット16は、給紙ユニット15から供給された用紙に対して画像を形成する。一方、後処理ユニット17は、画像が形成された後の用紙に対して仕分けや綴じ処理等の後処理を施し、排紙トレイ上へ用紙を積載する。
図2を参照して、図1の各ユニット15〜17が備える制御上の構成を説明する。図1の各ユニット15〜17は、各々の機能を実現するための様々な被制御部材と、これらの被制御部材へ入力される制御信号を中継する負荷制御デバイスを備える。本体ユニット16は、総てのユニット15〜17に対する制御を行う本体エンジン制御基板21と、本体ユニット16が備える被制御部材を制御する本体負荷制御デバイス23と、本体負荷制御デバイス23により制御されるモータM、クラッチCL、ファンFAを含む被制御部材とを備える。
給紙ユニット15は、給紙ユニット15が備える被制御部材を制御する給紙負荷制御デバイス22と、給紙負荷制御デバイス22により制御されるモータM、クラッチCL、ファンFAを含む被制御部材とを備える。同様に、後処理ユニット17は、後処理ユニット17が備える被制御部材を制御する後処理負荷制御デバイス24と、後処理負荷制御デバイス24により制御されるモータM、クラッチCL、ファンFAを含む被制御部材とを備える。
本体エンジン制御基板21は、所定のコンピュータプログラムに従って総てのユニット15〜17の制御を行う演算処理部(CPU)27と、ユニット15〜17の制御を行う為にCPU27から送信されたデータを受信し、当該データを各ユニット15〜17の負荷制御デバイス22〜24へ転送する通信制御部28とを備える。負荷制御デバイス22〜24は、通信制御部28から転送された当該データに基づいて、各ユニット15〜17が備える被制御部材の動作を制御する。
給紙負荷制御デバイス22、本体負荷制御デバイス23、後処理負荷制御デバイス24は、「画像形成装置を構成するリソース」に相当する。
図3を参照して、給紙ユニット15が備える被制御部材のうち用紙搬送路上に配置された部材の一部について説明する。給紙負荷制御デバイス22は、例えば、用紙搬送路29a〜29c上に設置されたモータ部材を制御する。モータ部材には、ループローラを駆動するループモータML1、ML2と、レジストローラを駆動するレジストモータMRと、水平搬送ローラを駆動する水平搬送モータMT1、MT2とが含まれる。用紙搬送路29aと用紙搬送路29bは合流して用紙搬送路29cとなる。ループモータML1は用紙搬送路29a上に配置され、用紙を紙搬送方向へ搬送する。ループモータML2は用紙搬送路29b上に配置され、用紙を紙搬送方向へ搬送する。レジストモータMRは用紙搬送路29aと用紙搬送路29bとの合流地点付近に配置され、水平搬送モータMT1、MT2は用紙搬送路29a上に配置されている。
給紙負荷制御デバイス22は、用紙搬送路29a〜29c上に設置されたモータ部材以外の他の負荷30も制御する。他の負荷30には、例えば、トレイ上昇モータ、吸着モータ、吸着ファン、ヒータファン、トレイファン、除湿ヒータ、及び吸着シャッターが含まれる。
図4を参照して、通信制御部28の詳細な構成を説明する。通信制御部28は、CPU27から受信したデータを一時的に記憶する送受信バッファ31と、所定の周期で送受信バッファ31に記憶されているデータを一括して給紙負荷制御デバイス22へ送信する送信回路32と、給紙負荷制御デバイス22から緊急コマンドを受信する受信回路33とを備える。なお、図4では、リソースとして給紙負荷制御デバイス22を例にとり説明するが、給紙負荷制御デバイス22の代わりに、本体負荷制御デバイス23又は後処理負荷制御デバイス24を採用してもよい。
送信回路32は、送受信バッファ31に記憶されている各データの変化を検知するデータ変化検知回路41と、データ変化検知回路41により検知されたデータに設定されている送信遅延許容時間に応じて、送受信バッファ31に記憶されている複数のデータを一括して給紙負荷制御デバイス22へ転送するまでの残時間を設定する送信周期設定回路43と、残時間が経過した時に送受信バッファ31に記憶されている複数のデータを一括して給紙負荷制御デバイス22へ転送する転送回路44と、データ変化検知回路41が検知したデータのIDを格納し、当該IDを転送回路44へ送信する調停回路42とを備える。
送受信バッファ31は、CPU27から受信した系列の異なる複数のデータを一時的に記憶し、且つ記憶している現在のデータに対して同じ系列の新しいデータをCPU27から受信した場合に現在のデータを破棄して新しいデータを記憶する。よって、送受信バッファ31は、記憶している現在のデータに対して同じ系列の新しいデータをCPU27から受信した場合、現在のデータを破棄して新しいデータを記憶するので、送受信バッファ31は受信した同系列の複数のデータのうち最新のデータのみを記憶することになる。また、データ内容が異種の異系列データについては受信する度に各データを記憶する。
例えば、図3の他の負荷30に含まれるヒータファンや除湿ヒータを制御するデータは、ヒータファンや除湿ヒータのオン/オフを制御するオン/オフデータであって特に制御タイミングが厳しく設定されていないデータである。このようなヒータ部材のオン/オフを制御するオン/オフデータを複数回受信した場合、送受信バッファ31は、オン/オフデータのうち最も新しいデータだけを記憶し、その他の古いデータは削除する。一方、図3のループモータML1、ML2、レジストモータMR、水平搬送モータMT1、MT2は、搬送路上の用紙の曲がりを調整する為に必要な部材であり、制御タイミングが短く、且つ毎回異なる回転数が設定される。そこで、送受信バッファ31は、これらのモータ部材の回転数を制御するデータをデータ内容が異種の異系列データとして扱い、当該データを受信する度に総てのデータを記憶する。
データ変化検知回路41は、送受信バッファ31が同系列データや異系列データを新たに記憶した時、これを送受信バッファ31に記憶されている各データの変化として検知する。データ変化検知回路41により変化が検知されたデータを「変化データ」と呼ぶ。データ変化検知回路41は、データの変化を検知すると、変化データのIDを付した送信要求信号CHを調停回路42に対して発信する。
調停回路42は、送信要求信号CHを受信すると、変化データのIDを格納し、当該データのIDを転送回路44へ送信する。また、調停回路42は、送信要求信号CHを受信すると、送信要求信号CHに関わるデータを給紙負荷制御デバイス22へ転送するまでの残時間の設定を送信周期設定回路43に要求する為に変化データのIDを付した周期設定信号TSを送信周期設定回路43に対して発信する。
送信周期設定回路43は、周期設定信号TSを受信すると、周期設定信号TSに関わるデータに設定されている送信遅延時間を読み出す。なお、送受信バッファ31がCPU27から受信する各データには、当該各データの緊急レベル等により定まる通信遅延許容時間が予め設定され、送信周期設定回路43は、各データについて通信遅延許容時間を纏めたテーブルデータを記憶している。
例えば、通信遅延許容時間が比較的に長い被制御部材は、図3の他の負荷30、具体的に、トレイ上昇モータ、吸着モータ、吸着ファン、ヒータファン、トレイファン、除湿ヒータ、及び吸着シャッターである。これらの被制御部材は、オン/オフの単純な制御が行われる。これに対して、通信遅延許容時間が比較的に長い被制御部材は、図3のレジストモータMR、ループモータML1、ML2、水平搬送モータMT1、MT2である。これらの被制御部材は、用紙の搬送を行うため、精密なタイミング制御が要求される。
図3のレジストモータMR、ループモータML1、ML2、水平搬送モータMT1、MT2に設定されている送信遅延許容時間について、レジストモータ<ループモータ<水平搬送モータの関係が成り立つ。これらの送信遅延許容時間の関係は被制御部材の送信優先度関係の一例である。
また、送信周期設定回路43は、送受信バッファ31に記憶されている複数のデータを一括して給紙負荷制御デバイス22へ転送するまでの残時間をカウントダウンするカウンタを備えている。短時間に変化データが発生する場合、各変化データについて残時間をカウントする必要があるので、送信周期設定回路43はカウンタを複数備える。そして、送信周期設定回路43は、現在の残時間と周期設定信号TSに関わるデータに設定されている送信遅延許容時間とを比較して、短い方を新たな残時間として設定する。具体的に、周期設定信号TSに関わるデータに設定されている送信遅延許容時間が現在の残時間よりも短ければ、当該送信遅延許容時間を残時間として更新する。一方、周期設定信号TSに関わるデータに設定されている送信遅延許容時間が現在の残時間と同じ或いは現在の残時間よりも長ければ、当該送信遅延許容時間を無視して現在の残時間のカウントダウンを継続する。なお、残時間の設定については図6で具体例を示して詳細に説明する。
更に、送信周期設定回路43は、残時間が経過すると、送受信バッファ31に記憶されている複数のデータを一括して給紙負荷制御デバイス22へ転送することを転送回路44に対して許可する為に送信許可信号FSを転送回路44へ発信する。
転送回路44は、送信許可信号FSを受信すると、調停回路42から受信した変化データのIDに基づいて、送受信バッファに記憶されている複数のデータをデータブロックとして取り纏め、当該データブロックを給紙負荷制御デバイス22へ転送する。給紙負荷制御デバイス22は、データブロックに含まれる複数のデータに基づいて、図2及び図3の給紙ユニット15が備える被制御部材(モータM、クラッチCL、ファンFAなど)の動作を制御する。
受信回路33は、給紙負荷制御デバイス22から緊急コマンドECを受信した場合、残時間の経過に関わらず、転送回路44が緊急コマンドECに対応する緊急データを最短の周期時間内に給紙負荷制御デバイス22へ転送するように転送回路44に対して指示する。給紙負荷制御デバイス22が緊急コマンドECを発信する場合には、深刻なJAMに繋がるおそれのある不具合であって、給紙負荷制御デバイス22により制御される被制御部材を緊急に制御することにより抑制可能な不具合が発生した場合が含まれる。
例えば、給紙負荷制御デバイス22により制御されるレジストローラの付近に設置されたセンサがレジスト部における用紙の片寄りを検知した場合、深刻なJAMに繋がる場合があるため、レジスト部のループモータML1、ML2やレジストモータMR、水平搬送モータMT1、MT2を補整或いは瞬時に停止することが望ましい。レジスト部における用紙の片寄りが発生した場合、給紙負荷制御デバイス22は緊急コマンドECを発信し、給紙負荷制御デバイス22から緊急コマンドECを受信した受信回路33は、残時間の経過に関わらず、転送回路44が緊急コマンドECに対応する緊急データを給紙負荷制御デバイス22へ転送するように転送回路44に対して指示する。これにより、転送回路44は、CPU27を介することなく、最短の周期時間内に緊急データを給紙負荷制御デバイス22へ転送することができる。
図5を参照して、図4の通信制御部28の動作手順の一例を説明する。
(イ)先ずS01段階において、送受信バッファ31、データ変化検知回路41、調停回路42、送信周期設定回路43、転送回路44、及び受信回路33を初期化する。具体的には、送受信バッファ31内のデータをクリアし、調停回路42、送信周期設定回路43、転送回路44が記憶している送信データのIDをクリアする。
(ロ)S03に進み、データ変化検知回路41は、送受信バッファ31が同系列データや異系列データを新たに記憶した場合、これを送受信バッファ31に記憶されている各データの変化として検知する。データの変化を検知すると(S03でYES)、S05段階に進み、データ変化検知回路41は、変化データのIDを付した送信要求信号CHを調停回路42に対して発信する。そして、送信要求信号CHを受信した調停回路42は、変化データのIDを格納し、当該データのIDを転送回路44へ送信し、同時に、変化データのIDを付した周期設定信号TSを送信周期設定回路43に対して発信する。
(ハ)S07に進み、周期設定信号TSを受信した送信周期設定回路43は、周期設定信号TSに関わるデータは電源をオンしてから最初のデータであるか否かを判断する。最初のデータである場合(S07でYES)、S09段階に進み、送受信バッファ31内のデータを給紙負荷制御デバイス22へ一括して転送するまでの残時間tsをデフォルトの周期時間、例えば2msに設定する。
(ニ)S13に進み、送信周期設定回路43は、残時間tsを設定したカウンタのカウントダウンを開始する。S15段階に進み、残時間tsが経過したか否かを判断する。残時間tsが経過した場合(S15でYES)、S21段階に進み、送信周期設定回路43は、総てのカウントを停止する。S23段階で、前回のデータ送信が完了していることを確認した後、S25段階において、送信周期設定回路43は、送信許可信号FSを転送回路44へ発信し、送信許可信号FSを受信した転送回路44は、調停回路42から受信した変化データのIDに基づいて、残時間tsが経過した時に送受信バッファ31に格納されている総てのデータを一括して読み出す。S27段階に進み、転送回路44は、読み出した複数のデータを1つのデータブロックとして取り纏め、当該データブロックを給紙負荷制御デバイス22へシリアル送信する。その後、S03段階に戻る。
(ホ)一方、残時間tsが経過していない場合(S15でNO)、S17段階に進み、残時間tsを設定したカウンタがカウントダウンを開始してからの残時間tpを保存し、更に、S19段階に進み、残時間tpの経過を監視する。なお、残時間tpは、前回の変化データの残時間tsをカウントダウンし始めてからの残り時間を示し、短時間にn個のデータ入力が送受信バッファ31に対して成された場合は、n個の残時間tp1、tp2、・・・tpnを並行してカウントすることになる。残時間tp1、tp2、・・・tpnの少なくともいずれか1つが経過した場合(S19でYES)、S21段階に進み、残時間tp1、tp2、・・・tpnのいずれも経過していない場合(S19でNO)、S03段階に戻る。
(へ)図5の2回目以降のループにおいて、S03段階でデータ変化検知回路41がデータの変化を検知した場合(S03でYES)、この変化データは最初のデータと言えないので(S07でNO)、S11段階に進む。
(ト)S11段階において、送信周期設定回路43は、現在の残時間tp1、tp2、・・・tpnと変化データに設定されている送信遅延許容時間tsとを比較して、短い方を新たな残時間として設定する。具体的に、変化データに設定されている送信遅延許容時間tsが現在の残時間tp1、tp2、・・・tpnのいずれよりも短ければ(S11でNO)、S13段階に進み、当該送信遅延許容時間tsを残時間として更新して、送信周期設定回路43は、残時間tsのカウントダウンを新たに開始する。
(チ)一方、変化データに設定されている送信遅延許容時間tsが現在の残時間tp1、tp2、・・・tpnの少なくともいずれか1つと同じ、或いは現在の残時間tp1、tp2、・・・tpnの少なくともいずれか1つよりも長ければ(S11でNO)、当該送信遅延許容時間tsを無視して現在の残時間tp1、tp2、・・・tpnのカウントダウンを継続し、S19段階に進む。S19段階において、残時間tp1、tp2、・・・tpnの少なくともいずれか1つが経過している否かを判断する。経過している場合(S19でYES)、S21段階に進み、経過していなければ(S19でNO)、S03段階に戻る。
図6(a)〜図6(c)を参照して、送信周期設定回路43による残時間の設定について説明する。図6(a)に示すように、先ず、ループモータML1に対するデータが送受信バッファ31に入力されると、ループモータML1について予め定めた送信遅延許容時間が送信周期設定回路43のカウンタに設定され、カウントダウンが開始される。その後、ループモータML1についての残り時間が残時間t2pの時に、レジストモータMRに対するデータが送受信バッファ31に入力される。レジストモータMRについて予め定めた送信遅延許容時間t1が現在の残時間t2pよりも短いので、現在の残時間t2pよりも送信遅延許容時間t1を優先する。すなわち、送信遅延許容時間t1を新たな残時間として更新する。その後、送信遅延許容時間t1が経過するまでに新たな変化データの入力が成されなければ、送信遅延許容時間t1が経過したときに、ループモータML1に対するデータとレジストモータMRに対するデータとを一括してシリアル送信する。
図6(b)に示すように、先ず、ループモータML1に対するデータが送受信バッファ31に入力されると、ループモータML1について予め定めた送信遅延許容時間が送信周期設定回路43のカウンタに設定され、カウントダウンが開始される。その後、ループモータML1についての残り時間が残時間t2pの時に、水平搬送モータMT1に対するデータが送受信バッファ31に入力される。水平搬送モータMT1について予め定めた送信遅延許容時間t3が現在の残時間t2pよりも長いので、送信遅延許容時間t3よりも現在の残時間t2pを優先する。すなわち、送信遅延許容時間t3を無視して現在の残時間t2pのカウントダウンを継続する。その後、残時間t2pが経過するまでに新たな変化データの入力が成されなければ、残時間t2pが経過したときに、ループモータML1に対するデータと水平搬送モータMT1に対するデータとを一括してシリアル送信する。
図6(c)に示すように、先ず、ヒータファンに対するデータが送受信バッファ31に入力されると、ヒータファンについて予め定めた送信遅延許容時間が送信周期設定回路43のカウンタに設定され、カウントダウンが開始される。その後、ヒータファンについての残り時間が残時間t4pの時に、除湿ファンに対するデータが送受信バッファ31に入力される。除湿ファンについて予め定めた送信遅延許容時間t5が現在の残時間t4pよりも長いので、送信遅延許容時間t5よりも現在の残時間t4pを優先する。すなわち、送信遅延許容時間t5を無視して現在の残時間t4pのカウントダウンを継続する。その後、残時間t4pが経過するまでに新たな変化データの入力が成されなければ、残時間t4pが経過したときに、ヒータファンに対するデータと除湿ファンに対するデータとを一括してシリアル送信する。
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、以下の作用効果が得られる。
送受信バッファ31は、記憶している現在のデータに対して同じ系列の新しいデータをCPU27から受信した場合、現在のデータを破棄して新しいデータを記憶するので、送受信バッファ31は受信した同系列の複数のデータのうち最新のデータのみを記憶することになる。また、送受信バッファ31はCPU27から受信した系列の異なる複数のデータを一時的に記憶し、転送回路44は送受信バッファ31に記憶されている複数のデータを一括して負荷制御デバイス22〜24へ転送する。よって、送受信バッファ31は、データ内容が同種の同系列データについては古いデータを削除して最新のデータのみを記憶し、データ内容が異種の異系列データについては受信する度に各データを読み込み、転送回路44は、これらの同系列データ及び異系列データを1つのブロックデータとして一括送信することができる。
送受信バッファ31が同系列データや異系列データを新たに記憶した時、データ変化検知回路41は、これを送受信バッファ31に記憶されている各データの変化として検知する。各データには当該各データの緊急レベル等により定まる通信遅延許容時間が予め設定されている。そして、データ変化検知回路41により検知されたデータに設定されている送信遅延許容時間に応じて複数のデータを一括してリソースへ転送するまでの残時間を設定し、残時間が経過した時、送受信バッファ31に記憶されている複数のデータを一括してリソースへ転送する。これにより、複数のデータを一括送信する周期タイミングをデータに設定されている送信遅延許容時間に応じて適宜変更することができるので、緊急レベルの低いデータの送信周期を長く、緊急レベルの低いデータの送信周期を短くすることができる。よって、送信回数を低減すると同時に、緊急データの送信抜けや緊急データの取りこぼし、緊急データの送信遅延などを抑制することもできる。
また、残時間がデータ変化検知回路41により検知されたデータに設定されている送信遅延許容時間よりも短い場合に限り、当該送信遅延許容時間を残時間として更新することで、緊急レベルの高いため送信遅延許容時間が短く設定されているデータを即時に負荷制御デバイス22〜24へ転送することができる。
受信回路33は、給紙負荷制御デバイス22から緊急コマンドECを受信した場合、残時間の経過に関わらず、転送回路44が緊急コマンドECに対応する緊急データを最短の周期時間内に給紙負荷制御デバイス22へ転送するように転送回路44に対して指示する。これにより、転送回路44は、CPU27を介することなく、最短の周期時間内に緊急データを給紙負荷制御デバイス22へ転送することができる。
上記のように、本発明は、1つの実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
本発明の実施の形態では、画像形成装置におけるデータ転送制御システムを例にとり説明したが、本発明はこれに限らず、バスを介してシリアルデータの転送するコンピュータシステムにおいて、ホストコンピュータが備えるCPU27から通信制御部28を介してあらゆるリソースに対して複数のデータをシリアル送信する場合に適用することができる。
本発明の実施の形態では、各データには当該各データの緊急レベル等により定まる通信遅延許容時間が予め設定されていたが、例えば、CPUにこの送信遅延許容時間を編集する機能を設けて、ユーザが任意に送信遅延許容時間を設定できるようにしてもよい。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の実施の形態に係わる画像形成装置の全体構成を示すブロック図である。 図1の各ユニット15〜17が備える制御上の構成を示すブロック図である。 給紙ユニット15が備える被制御部材のうち用紙搬送路上に配置された部材の一部を示す概略図である。 通信制御部28の詳細な構成を示すブロック図である。 図4の通信制御部28の動作手順の一例を示すフローチャートである。 図6(a)〜図6(c)は、送信周期設定回路43による残時間の設定例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
11 画像形成装置
15 給紙ユニット
16 本体ユニット
17 後処理ユニット
21 本体エンジン制御基板
22 給紙負荷制御デバイス(リソース)
23 本体負荷制御デバイス(リソース)
24 後処理負荷制御デバイス(リソース)
27 CPU
28 通信制御部
29a、29b、29c 用紙搬送路
30 負荷
31 送受信バッファ
32 送信回路
33 受信回路
41 データ変化検知回路
42 調停回路
43 送信周期設定回路
44 転送回路
CH 送信要求信号
CL クラッチ
EC 緊急コマンド
FA ファン
FS 送信許可信号
M モータ
ML1、ML2 ループモータ
MR レジストモータ
MT1、MT2 水平搬送モータ
TS 周期設定信号

Claims (6)

  1. 用紙に画像を形成する画像形成装置において、
    前記画像形成装置を構成するリソースを制御するCPUと、
    予め送信遅延許容時間が設定されている複数のデータを前記CPUから受信し、当該複数のデータを一括して前記リソースへ転送する通信制御部とを備え、
    前記通信制御部は、
    前記CPUから受信した系列の異なる複数のデータを一時的に記憶し、且つ記憶している現在のデータに対して同じ系列の新しいデータを前記CPUから受信した場合に前記現在のデータを破棄して前記新しいデータを記憶する送受信バッファと、
    前記送受信バッファに記憶されている各データの変化を検知するデータ変化検知回路と、
    前記データ変化検知回路により検知されたデータに設定されている前記送信遅延許容時間に応じて、前記送受信バッファに記憶されている複数のデータを一括して前記リソースへ転送するまでの残時間を設定する送信周期設定回路と、
    前記残時間が経過した時、前記送受信バッファに記憶されている複数のデータを一括して前記リソースへ転送する転送回路と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記送信周期設定回路は、前記データ変化検知回路により検知されたデータに設定されている前記送信遅延許容時間が前記残時間よりも短い場合に限り、当該送信遅延許容時間を前記残時間として更新することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記リソースには、画像形成装置が有するヒータ部材及び用紙搬送路上に設置されたモータ部材を制御する負荷制御デバイスが含まれ、前記送受信バッファは、前記ヒータ部材のオン/オフを制御するオン/オフデータを複数回受信した場合、当該オン/オフデータのうち最も新しいデータだけを記憶し、前記モータ部材を制御するモータ制御データを複数回受信した場合、総てのモータ制御データを記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記モータ部材には、レジストモータ、ループモータ、水平搬送モータが含まれ、
    前記各モータ部材に予め設定されている前記送信遅延許容時間について、レジストモータ<ループモータ<水平搬送モータの関係が成り立つことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記通信制御部は前記リソースから緊急コマンドを受信する受信回路を更に備え、
    前記受信部は、緊急コマンドを受信した場合、前記残時間の経過に関わらず、緊急コマンドに対応する緊急データを最短の周期時間内に当該リソースへ転送するように前記転送回路に対して指示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記CPUは前記送信遅延許容時間を設定する機能を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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