JP2010124196A - 経路制御装置、通信システム、および経路制御方法 - Google Patents

経路制御装置、通信システム、および経路制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信端末による通信をより効率のよい経路で行うことを可能にする技術を提供する。
【解決手段】冗長性検知手段は、第1の通信端末と該第1の通信端末の通信相手である第2の通信端末の少なくとも一方が複数のゲートウェイ装置と接続しているとき、前記複数のゲートウェイ装置のうちどのゲートウェイ装置を用いれば、前記第1の通信端末から前記第2の通信端末への通信経路がより効率的となるかに基づき、該通信経路が冗長であることを検出する。経路変更手段は、前記冗長性検知手段によって前記通信経路が冗長であることが検知されたら、該通信経路の冗長を解消するような経路制御を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信端末がネットワーク経由で通信する通信システムにおける通信経路を効率化する技術に関する。
近年、移動通信を実現する様々な方法が検討されており、その中に、ネットワーク主導で移動通信を実現する方法がある。ネットワーク主導での移動通信方法の1つとして、IETFのnetlmm WGではPMIP(Proxy Mobile IP)と呼ばれるモビリティプロトコルの仕様が策定されている(非特許文献1)。
PMIPシステムは、移動端末の位置情報を管理するLMA(Local Mobility Anchor)と、移動端末に代わり移動端末の位置情報をLMAに登録するMAG(Mobile Access Gateway)から構成され、移動端末に対して通信サービスを提供する。
非特許文献1で規定される通信システムでは、移動端末の送受信する全てのデータは、移動端末の情報を管理するLMAを経由する。これは、移動端末の位置に従ってデータの転送先を変える必要があるためである。LMAは移動端末の位置に基づいてデータの転送先を決定し、その転送先にデータを転送する。
しかしながら、全てのデータがLMAを経由するのはシステムとしてのオーバーヘッドが大きい。ここで言うオーバーヘッドとして、例えばLMAの負荷、ネットワーク内のトラフィックの増加、通信遅延などがある。
これらのオーバーヘッドを削減するために通信経路を効率化するいくつかの方式が提案されている。例えば、同じPMIPドメイン内の移動端末同士が通信する場合、移動端末間の通信経路を効率化する方法が非特許文献2に記載されている。
図16は、移動端末の通信を実現する通信システムの構成と、その通信システムにおける通信経路の制御方法とを示す図である。図17は、図16の通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。
図16を参照すると、通信システムは、LMAと、そのLMAに接続された複数のMAG1〜nとを有している。ここでは、移動端末MN1からMN2への通信に着目する。
まず、通信が開始された初期の状態では、移動端末MN1から移動端末MN2宛に送信されたパケットは、MAG1―LMA―MAG2という通信経路で転送される。LMAは、MAG1からのパケットをMAG2に転送することになる。LMAは、自身に接続されたMAGの間のパケットを転送したことから、通信経路が冗長となっていることを検知する。
そこで、LMAはMAG1に対して移動端末MN2宛のパケットの転送先をMAG2に変更するよう指示する。MAG1はLMAの指示通りにMN2宛のパケットをMAG2に転送する。これにより、移動端末MN1から移動端末MN2へのパケットはLMAを経由することなく移動端末MN2に到達するようになる。
また、MN2からMN1の方向のパケットについても、これと同様の手順で通信経路が変更され、効率化される。
S. Gundavelli et al., 「Proxy Mobile IPv6」,http://tools.ietf.org/rfc/rfc5213.txt A. Dutta et al., 「ProxyMIP Extension for Inter−MAG Route Optimization」, http://tools.ietf.org/id/draft−dutta−netlmm−pmipro−01.txt
今後、複数のインタフェースを備えた移動端末への対応は重要性を増していくことが予想される。PMIPv6に代表されるネットワーク主導型のモビリティプロトコルは携帯電話網やWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)への適用が検討されている。そのため、今後、1台の移動端末が複数のインタフェースでPMIPドメインに接続してモビリティサービスを利用するという形態が普及すると考えられる。また、P2P(Peer to Peer)の普及や無線通信の高速化に伴い、ネットワーク側の負荷は一層増大すると考えられる。
このような背景から、複数のインタフェースを持つ移動端末の通信において更に効率的な経路を選択する技術が求められる。図16および図17に示した通信システムでは、同一ドメイン内の移動端末間の通信経路を効率化することにより、通信のオーバーヘッドを低減させることができる。しかしながら、移動端末が複数のインタフェースを備えている場合、必ずしも十分に効率的な通信経路を選択できていないという問題がある。
図16および図17を用いて説明した経路制御を、複数のインタフェースを備えた移動端末に適用した場合の通信システムの動作について説明する。図18は、図16の通信システムによる、複数のインタフェースを備える移動端末の通信経路の制御を示す図である。図18において、移動端末MN1は2つのインタフェースを備えており、それぞれMAG1とMAG2と接続している。それぞれのインタフェースにはアドレスaddress1とaddress2が割り当てられている。移動端末MN2はインタフェースを1つ備えており、そのインタフェースでMAG2と接続している。移動端末MN2の備えるインタフェースにはアドレスaddress3が割り当てられている。
移動端末MN1は移動端末MN2へパケットを送信するとき、送信先のアドレスaddress3から、経路表を利用してゲートウェイとなるMAGと送信に利用するインタフェースとを決定する。
この例では、ゲートウェイにMAG1とMAG2のいずれかが選択され、送信にはそれらと接続しているインタフェースが利用される。例えば、address2に対するパケットをMAG2へ送信するような経路表が設定されていれば、MAG2が選ばれる。MAG2が選択されれば、通信はMN1―MAG2―MN2の経路で行われることになる。図18の例では、この経路が最適な経路であると言える。
しかし、移動端末MN1は、通信相手である移動端末MN2が接続しているMAGを事前に知らないので、最適な経路を選択できるような経路表を事前に設定しておくことはできない。それ故、毎回、必ず最適な経路が選択されるわけではない。場合によっては、ゲートウェイとしてMAG1が選ばれることもある。
図18を見れば明らかなように、ゲートウェイとしてMAG1が選択された場合、パケットは最適な経路を通らない。
まず、最初は、MAG1からLMAを経由してMAG2に至る経路R0でパケットが転送される。その後、パケットが転送される経路は、経路制御によって、MAG1からMAG2へ直接送られる経路R1、つまりMN1−MAG1−MAG2−MN2の経路に変更される。しかし、変更後の経路は、上述したMN1―MAG2―MN2の経路と比べると効率が悪い。
本発明の目的は、通信端末による通信をより効率のよい経路で行うことを可能にする技術を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の経路制御装置は、通信端末と接続するゲートウェイ装置を少なくとも有する通信ネットワークにおいて前記通信端末のパケット通信を転送するための通信経路を制御する経路制御装置であって、
第1の通信端末と該第1の通信端末の通信相手である第2の通信端末の少なくとも一方が複数のゲートウェイ装置と接続しているとき、前記複数のゲートウェイ装置のうちどのゲートウェイ装置を用いれば、前記第1の通信端末から前記第2の通信端末への通信経路がより効率的となるかに基づき、該通信経路が冗長であることを検出する冗長性検知手段と、
前記冗長性検知手段によって前記通信経路が冗長であることが検知されたら、該通信経路の冗長を解消するような経路制御を行う経路変更手段と、を有している。
本発明の通信システムは、
通信端末と、
前記通信端末と接続するゲートウェイ装置と、を有し、
前記通信端末または前記ゲートウェイ装置の少なくとも一方が、
第1の通信端末と該第1の通信端末の通信相手である第2の通信端末の少なくとも一方が複数のゲートウェイ装置と接続しているとき、前記複数のゲートウェイ装置のうちどのゲートウェイ装置を用いれば、前記第1の通信端末から前記第2の通信端末への通信経路がより効率的となるかに基づき、該通信経路が冗長であることを検出する冗長性検知性手段と、
前記冗長性検知手段によって前記通信経路が冗長であることが検知されたら、該通信経路の冗長を解消するような経路制御を行う経路変更手段と、を備える。
本発明の経路制御方法は、通信端末と接続するゲートウェイ装置を少なくとも有する通信ネットワークにおいて前記通信端末のパケット通信を転送するための通信経路を制御するための経路制御方法であって、
第1の通信端末と該第1の通信端末の通信相手である第2の通信端末の少なくとも一方が複数のゲートウェイ装置と接続しているとき、前記複数のゲートウェイ装置のうちどのゲートウェイ装置を用いれば、前記第1の通信端末から前記第2の通信端末への通信経路がより効率的となるかに基づき、該通信経路が冗長であることを検出し、
前記通信経路が冗長であることが検知されたら、該通信経路の冗長を解消するような経路制御を行う方法である。
本発明によれば、通信端末による通信をより効率のよい通信経路で行うことが可能となる。
本発明の実施形態の概略について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の通信システムの構成を示すブロック図である。図1を参照すると、通信システムは、端末情報管理装置20、ゲートウェイ装置30、および通信端末10を有している。端末情報管理装置20とゲートウェイ装置30はネットワーク50に含まれる通信装置である。端末装置10は、ネットワーク50に接続し、パケットによる通信を行うユーザ端末である。
端末情報管理装置20は、通信端末10とその通信端末10が接続しているゲートウェイ装置30との対応関係を示す端末情報を管理する。ゲートウェイ装置30は、通信端末10と接続し、通信端末10が送信したパケットをネットワーク50内の通信装置あるいは他の通信端末10に転送する。
本通信システムでは、端末情報管理装置20、ゲートウェイ装置30、または通信端末10の少なくとも1つは、通信経路が冗長であることを検知し、その冗長を解消するように経路制御を行う。以下、この装置を経路制御装置と呼ぶ。
図2は、経路制御装置の概略構成を示すブロック図である。図2を参照すると、経路制御装置60は冗長性検知部61および経路変更部62を有している。ここでは、通信端末10aから通信端末10bへのパケットの通信経路に着目して各部の動作を説明する。
冗長性検知部61は、パケットを送信する通信端末10aと、その通信端末10aの通信相手である通信端末10bの少なくとも一方が複数のゲートウェイ装置30a、30bと接続している場合に、複数のゲートウェイ装置30a、30bのうちどのゲートウェイ装置30を用いれば、通信端末10aから通信端末10bへの通信経路を効率化できるかに基づいて、通信端末10aから通信端末10bへの通信経路が冗長であることを検知する。通信端末10aから通信端末10bまでの通信経路でパケットが経由する通信装置が少なければ通信経路が効率的であり、パケットが経由する通信装置が多ければ通信経路が冗長である。上述の経路制御は、冗長な通信経路を効率的な通信経路に切り替えるための制御である。
経路変更部62は、冗長性検知部61によって通信経路が冗長であることが検知されたら、その通信経路の冗長を解消するような経路制御を行う。
なお、冗長性検知部61が通信経路が冗長となっているか否かを判断するための具体的な方法や、経路変更部62が経路制御を行うための具体的な方法は、経路制御装置60が端末情報管理装置20、ゲートウェイ装置30、通信端末10のいずれであるかによって異なる。
以上説明したように、本実施形態によれば、経路制御装置60は、通信端末10のパケット通信を転送するための通信経路を制御する。そして、経路制御装置60において、冗長性検知部61は、通信端末10aと通信端末10bの少なくとも一方が複数のゲートウェイ装置30と接続している場合に、どのゲートウェイ装置30を用いれば通信経路を効率化できるかに基づいて、通信経路の冗長性を判断する。経路変更部62は、冗長であることが検知された通信経路を効率化する。したがって、複数のインタフェースを持ち、それぞれで異なるゲートウェイ装置30に接続するような通信端末10があっても、より効率的な通信経路を選択することができる。
以上、本発明の実施形態の概略の構成および動作について説明したが、以下では、より具体的な構成および動作として、それを適用した第1および第2の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1に示したように、第1の実施形態による通信システムは、1つ以上の通信端末10と、通信端末10の情報を管理する端末情報管理装置20と、通信端末10の情報を通信端末10に代わり端末情報管理装置20に登録するゲートウェイ装置30とから構成される。
端末情報管理装置20とゲートウェイ装置30はネットワーク50で相互に接続されている。通信端末10は、1つ以上のゲートウェイ装置30と接続することができる移動端末である。特に、通信経路の効率化に関わる2つの通信端末10に対して10a及び10b、ゲートウェイ装置に対して30A及び30Bと符号を付し、以下の説明で利用する。ここで、通信端末10aは、ゲートウェイ装置30A及び30Bの両方と接続され、通信端末10bはゲートウェイ装置30Bと接続される。
図3は、通信端末の構成を示すブロック図である。図3を参照すると、通信端末10は、経路表記億部101、接続通知部102を備え、また1つ以上のインタフェース10IFを備える。
経路表記憶部101は、通信端末10が送信するパケットに付与される宛先アドレスと、送信先のゲートウェイ装置30と、送信に利用するインタフェース10IFと、送信元アドレスとの対応関係を示す経路表を記憶する。この経路表は、通信端末10がパケットを送信するとき、パケットの送信元アドレス及び宛先アドレスから、送信に利用するインタフェース10IFとゲートウェイ装置30を決定するために用いる。
経路表の形式は例えば図8Bに示すような形式である。図8Bの1行目のエントリには、送信元アドレスADDR_a1から宛先アドレスADDR_bへのパケットは、インタフェースIF_a2からゲートウェイGW_Bに対して送信されることが示されている。
接続通知部102は、通信端末10がゲートウェイ装置30に接続した後、ゲートウェイ装置30に通信端末10に関する接続情報を通知する。接続情報は、その通信端末10を一意に識別するための端末識別子と、接続に使用されているインタフェース10IFを識別するためのインタフェース識別子とを含む。
図4は、端末情報管理装置20の構成を示すブロック図である。図4を参照すると、端末情報管理装置20は端末情報記憶部201およびパケット転送部202を備える。
端末情報記憶部201は、通信端末10に関する端末情報を記憶する。端末情報には通信端末10に関する情報として、端末識別子と、インタフェース識別子と、インタフェース識別子の示すインタフェースで利用しているアドレスと、インタフェース識別子の示すインタフェースで接続しているゲートウェイ装置30を識別するためのゲートウェイ識別子とが含まれる。
端末情報の形式は例えば図9に示すような形式である。例えば、図9の1行目のエントリは、端末識別子NID_aの通信端末10のインタフェースIF_a1には、アドレスADDR_a1が設定されており、そのインタフェースはゲートウェイ装置GW_Aと接続していることを示している。
パケット転送部202は、端末情報記憶部201に記憶されている端末情報に従い、通信端末10へのパケットを転送する。
図5は、ゲートウェイ装置30の構成を示すブロック図である。図5を参照すると、ゲートウェイ装置30は、収容端末情報記憶部301、端末情報更新部302、端末情報取得部303、冗長性検知部304、経路表変更部305、およびパケット転送部306を備える。
収容端末情報記憶部301は、当該ゲートウェイ装置30が収容している通信端末10に関する情報(以下「収容端末情報」という)を記憶する。
収容端末情報は、ゲートウェイ装置30が収容している通信端末10に関する情報だけである点を除き、端末情報記憶部201に記憶される端末情報と同一の内容である。ただし、通信システムの動作に影響がない範囲で情報が取捨選択あるいは変形されていてもよい。
パケット転送部306は、収容端末情報記憶部301に記憶されている収容端末情報を参照してパケットを転送する。
端末情報更新部302は、端末情報管理装置20の端末情報記憶部201に記録さている端末情報を現在の情報に更新する。端末情報更新部302は、通信端末10の接続通知部102から通知された接続情報を利用し、端末情報管理装置20の端末情報記憶部201に記録されている端末情報を更新する。これにより、端末情報管理装置20に記録されている情報記憶が最新の状態に保たれる。この更新は、端末情報管理装置20とゲートウェイ装置30とがメッセージを送受信することにより実行される。
端末情報取得部303は、ゲートウェイ装置30が収容している通信端末10の他の接続についての端末情報を端末情報記憶部201から取得し、収容端末情報記憶部301に保存する。ここでいう他の接続とは、その通信端末10が他のインタフェース10IFで他のゲートウェイ装置30に接続していることを言う。
冗長性検知部304は、通信経路の冗長性を検知する機能を有する。冗長性検知部304は、通信端末10へと転送するパケットに含まれている情報を利用して、通信経路の冗長性を検知する。
経路表変更部305は、通信経路が冗長であることを冗長性検知部304が検出すると、冗長な通信経路を通るパケットを送信している通信端末10の経路表記憶部101内の経路表を変更し、通信経路を効率化する。
図6は、第1の実施形態による通信システムの動作例を示すシーケンス図である。
まず、動作説明における前提を述べる。
通信端末10a、10b、ゲートウェイ装置30a、30bには、図1に示したように、NID_a、NID_b、GW_A、GW_Bという識別子がそれぞれ付与されている。
通信端末30aのインタフェースIF_a1にはアドレスADDR_a1、インタフェースIF_a2にはアドレスADDR_a2が割り当てられているものとする。通信端末30bのインタフェースIF_bにはADDR_bが割り当てられているものとする。
ここでは、簡単のため、通信端末10の各インタフェースには予めアドレスが割り当てられているものとする。そして、端末情報管理装置20の端末情報記憶部201には、端末識別子とインタフェース識別子の組み合わせ(<端末識別子,インタフェース識別子>)と、割り当てられているアドレスとの対応関係が事前に設定されているものとする。
ただし、アドレスが事前に設定されているというのは説明のための一例であり、本発明がこれに限定されるものではない。実際の通信システムの運用においては、通信端末10と端末情報管理装置20が直接的あるいは間接的に連携して動的にインタフェース10IFにアドレスを割り当て、両者間での情報を共有することもできる。
図6を参照すると、通信端末10aがゲートウェイ装置30Bと接続すると、通信端末10aの接続通知部102はゲートウェイ装置30Bに対して接続通知を送信する(ステップS101)。接続通知には、通信端末10aの端末識別子と、接続に利用するインタフェースのインタフェース識別子とを含む接続情報が含まれている。
接続通知を受信したゲートウェイ装置30Bでは、端末情報更新部302が、接続通知に含まれている接続情報により、端末情報管理装置20の端末情報記憶部201に保持されている通信端末10aに関する端末情報を更新する(ステップS102)。
この端末情報の更新は、端末情報記憶部201に記録されている端末情報内の、通知された接続情報に含まれている<端末識別子,インタフェース識別子>により識別されるエントリにおけるゲートウェイ装置の識別子を、当該ゲートウェイ装置30B自身の識別子に変更するものである。
端末情報の更新が完了すると、ゲートウェイ装置30Bの端末情報取得部303は、端末情報管理装置20の端末情報記憶部201に保持されている通信端末10aに関する端末情報を取得する(ステップS103)。その際、端末情報取得部303は、端末情報管理装置20の端末情報記憶部201内にある、通信端末10aの端末識別子で識別される全てのエントリを取得する。そして、端末情報取得部303は、取得した端末情報を収容端末情報記憶部301に記録する。このステップ103は、収容端末情報記憶部301を端末情報記憶部201の内容に同期させるための処理であり、必要に応じて適宜または定期的に行われればよい。
ステップS101からS103までの手順は、通信端末10の各インタフェースがゲートウェイ装置30と接続する毎に行われる。この一連の動作により、端末情報管理装置20の端末情報記憶部201には、各通信端末10の接続に利用されているインタフェース識別子と接続先のゲートウェイ装置30とを含む端末情報が記録され、最新の状態に管理される。さらに、ゲートウェイ装置30の収容端末情報記憶部301には、そのゲートウェイ装置30に接続している各通信端末10のアドレスと接続先ゲートウェイ装置30を含む収容端末情報が最新の状態で保持される。特に、ゲートウェイ装置30bの収容端末情報記憶部301においては、図10に示すように、通信端末10aおよび10bの端末情報が収容端末情報として保持された状態になる。
続いて、通信経路の効率化について説明する。
ここでは通信端末10aには図8Aのような経路表が設定されているとする。送信元アドレスがADDR_a1であり送信先アドレスがADDR_bである、通信端末10aから通信端末10bへのデータのパケットは、ゲートウェイ装置30Aから端末情報管理装置20を経由してゲートウェイ装置30Bに至る通信経路で転送される(ステップS104)。
ゲートウェイ装置30Bの冗長性検知部304は、パケットを監視することにより、通信経路の冗長性を検知する(ステップS105)。その際、ゲートウェイ装置30Bは、ゲートウェイ装置30B自身に接続された通信端末10同士の通信のパケットがネットワーク50側から受信されると、通信経路が冗長であると判断する。
図7は、ゲートウェイ装置30が通信経路の冗長性を検知するときの動作を示すフローチャートである。このフローチャートは、図6におけるステップS105の具体的な処理を示している。
図7を参照すると、ゲートウェイ装置30は、パケットを転送するとき、そのパケットの送信元アドレスsrc、宛先アドレスdst、および転送元MACアドレスrecv_macを取得する(ステップS201)。ここでいう転送元は、ゲートウェイ装置30にパケットを転送した通信装置のことである。通信端末10が転送元となることもあるし、ネットワーク50内の他のゲートウェイ装置30あるいは端末情報管理装置20が転送元となることもある。
次に、ゲートウェイ装置30は、送信元アドレスsrcを有する通信端末10と、宛先アドレスdstを有する通信端末10の双方がゲートウェイ装置30自身に接続しているか否か判定する(ステップS202)。この判定は、パケットから取得した送信元アドレスsrcおよび宛先アドレスdstを、収容端末情報記憶部301に記録されている収容端末情報と照合することによって実現できる。具体的には、収容端末情報記憶部301の収容端末情報に、アドレスがsrcあるいはdstであるエントリが存在するか否かを調べればよい。
ゲートウェイ装置30は、自身の配下の通信端末10同士の通信であることが確認できた場合(ステップS202のYES)、続いて、パケットがネットワーク50側からのパケットであるか否かを判定する(ステップS203)。これは、転送元MACアドレスrecv_macから判定することができる。
その結果、ネットワーク50側の通信装置からのパケットであれば(ステップS203のYES)、ゲートウェイ装置30は、通信経路が冗長であると判断する(return true)。なお、パケットがネットワーク50側の通信装置からであるか否かを判定する方法は、転送元MACアドレスを用いる方法に限られない。他の例として、ネットワーク50側の通信装置との接続と、通信端末10との接続に異なるインタフェースを利用している場合には、ゲートウェイ装置30は、パケットを受信したインタフェースが、ネットワーク50側の通信装置との接続に利用しているインタフェースか否か調べればよい。
また、ステップS202の判定でNOとなった場合、あるいはステップS203の判定でNOとなった場合、通信経路が冗長であることを検出しない(return false)。
図6に戻り、ゲートウェイ装置30Bにおいて、冗長性検知部304が、通信経路が冗長になっていることを検出すると、経路表変更部305が、通信端末10aの経路表記億部101に保持される経路表を変更することにより、通信経路を効率化する(ステップS106)。その際、経路表変更部305は、通信端末10aから通信端末10bへのパケットをゲートウェイ装置30自身が通信端末10aから受信することになるように、通信端末10aの経路表記億部101に保持される経路表を変更する。この経路表の変更は、通信端末10とゲートウェイ装置30とが単一もしくは複数のメッセージを交換することにより実行される。この結果、通信端末10aの経路表は図8Bのように変更される。
上述した経路変更により、通信端末10aのアドレスADDR_a1から通信端末10bのアドレスADDR_bに対して送信されるパケットの通信経路が効率化される(ステップS107)。
次に、逆方向の通信端末10bから通信端末10aへのパケットの通信経路の制御について説明する。
逆方向では、ゲートウェイ装置30Bが、通信端末10bのアドレスADDR_bから通信端末10aのアドレスADDR_a1へのパケットを通信端末10bから受信し、そのパケットを転送するとき効率的な通信経路を選択する。具体的には、通信端末10bと通信端末10aの双方がゲートウェイ装置30B自身に接続されており、通信端末10bからパケットを受信しているので、そのパケットの送信先を通信端末10aとする。
このときゲートウェイ装置30Bは、収容端末情報記憶部301に記録されている収容端末情報をもとに、配下の通信端末10同士の通信であるか否かを確認できる。ゲートウェイ装置30Bは、配下の通信端末10同士の通信であることを確認したら、パケットを通信端末10a宛に転送することにすればよい。これにより、その時点から適切な通信経路を利用することができる。
なお、この場合、通信端末10aは、受信したパケットの転送元アドレス(ゲートウェイ)と、そのパケットを受信したインタフェースとが整合しない場合に、受信したパケットを破棄しないような設定がされ、あるいはそのようなプロトコルスタックを備えている必要がある。
以上説明したように、本実施形態によれば、ゲートウェイ装置30Bは、ゲートウェイ装置30B自身に通信端末10aと通信端末10bの双方が接続しており、通信端末10aから通信端末10bへのパケットの転送元がネットワーク内の通信装置(例えば、他のゲートウェイ装置30a)であれば、通信経路が冗長になっていると判断する。これにより、通信端末10aから通信端末10bへのパケットの通信経路における冗長性を検知することができる。
また、本実施形態によれば、ゲートウェイ装置30Bは、そのゲートウェイ装置30Bに、通信端末10bと通信端末10aの双方が接続しており、通信端末10bから通信端末10aへのパケットが、通信端末10bから受信されたら、そのパケットの送信先を通信端末10aとする。これにより、通信端末10bから通信端末10aへのパケットの通信経路における冗長性を検知することができる。
なお、本実施形態の経路制御は、非特許文献2に記載された経路制御と併用することができる。その場合、非特許文献2に記載された経路制御により、通信端末10aから通信端末10bへのパケットの通信経路は、端末情報管理装置20を経由しない、通信端末10a―ゲートウェイ装置30A―ゲートウェイ装置30B―通信端末10bという通信経路となる。その後、ゲートウェイ装置30Bは、冗長性検知部304が更に通信経路が冗長となっていることを検出し、経路表変更部305が通信経路を更に効率化する。その結果、通信端末10aから通信端末10bへのパケットの通信経路は、通信端末10a―ゲートウェイ装置30B―通信端末10bという通信経路となる。
(第2の実施形態)
図11は、第2の実施形態による通信システムの構成を示すブロック図である。第2の実施形態における通信システムは、第1の実施形態における通信システムとは通信端末11およびゲートウェイ装置31の構成が異なる。その他の構成要素については第1の実施形態と同様である。第1の実施形態と同様のものには同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
第2の実施形態でも、第1の実施形態と同様、経路の効率化に関わる通信端末11に対して11aと11b、ゲートウェイ装置31に対して31Aと31Bという符号を付す。
図12は、第2の実施形態による通信端末の構成を示すブロック図である。図13は、第2の実施形態によるゲートウェイ装置の構成を示すブロック図である。
図12を参照すると、通信端末11は、経路表記憶部101、接続通知部102、冗長性検知部104、経路表変更部105、およびインタフェース10IFを有している。図13を参照すると、ゲートウェイ装置31は、収容端末情報記憶部301、端末情報更新部302、端末情報取得部303、およびパケット転送部306を備える。
本実施形態の第1の実施形態との主な違いとして、第1の実施形態においてゲートウェイ装置に配置されていた冗長性検知部と経路表変更部の2つの機能が通信端末に配置される。この機能配備の違いによって装置の詳細な動作が異なるため異なる符号を用いている。以下では、この動作の違いについて詳細に説明する。
冗長性検知部104は、第1の実施形態と同様、パケットが冗長な経路を通っていることを検出する。しかし、通信端末11に配備されているので、検出に利用できる情報が第1の実施形態の場合と異なる。本実施形態の冗長性検知部104は、通信端末11内の経路表記憶部101に保持される経路表と、受信したパケットに含まれている情報及びそのパケットをどのインタフェースで受信したかとを基にして、通信経路の冗長性を検知する。
経路表変更部105も、第1の実施形態と同様、冗長性検知部104が、通信経路が冗長となっていることを検出すると、経路表記憶部101の経路表を変更する。ただし、経路表変更部105と経路表記億部101が同一装置内に配置されているため、装置間でメッセージを交換する必要が無い。経路表は、冗長性検知部104で得られたアドレス情報と、パケットを受信したインタフェースとを基にして変更される。変更の詳細については後述する。
次に、本実施形態の動作の一例を詳細に説明する。図14は、第2の実施形態による通信システムの動作例を示すシーケンス図である。ここでも、第1の実施形態と同様の動作ステップには、第1の実施形態と同一の符号を付すこととし、詳細な説明は省略する。
図14における、通信端末11aが接続通知を送信してからゲートウェイ装置31Bが収容端末情報を取得するまでの流れ(S101〜S103)は、第1の実施形態のものと同一である。また、図14におけるステップS114,S115およびS116は、第1の実施形態の図6におけるステップS104,S105およびS106とそれぞれ対応しており、基本的な動作の流れはそれらと同じである。
本実施形態は、冗長性の検知に利用するパケットの方向が第1の実施形態と大きく異なり、そのため冗長性の検知方法も異なる(S114,S115)。第1の実施形態では、通信経路の冗長性を検知するのに、経路表を変更される通信端末が送信したパケットを利用した。これに対して、本実施形態では、経路表を変更される通信端末11aの受信するパケットを、通信経路の冗長性を検知するのに利用する。
ここでは、通信端末11bから通信端末11aへ向かう方向のパケット、つまりアドレスADDR_bからADDR_a1へのパケットは、第1の実施形態と同様の動作によって通信経路が効率化されるものとする。具体的には、ゲートウェイ装置31Bが、通信端末11bのアドレスADDR_bから通信端末11aのアドレスADDR_a1へのパケットを通信端末11bから受信し、そのパケットを転送するとき効率的な通信経路を選択する。その結果として、通信端末11bから通信端末11aへのパケットは、ゲートウェイ装置31Bのみを経由する効率的な経路によって配送されるようになる(ステップS114)。本実施形態では、この通信経路が効率化されたパケットを、通信端末11aから通信端末11bへ向かうパケットの通信経路が冗長となっているか否かの判断に利用される。
図15は、通信端末11が通信経路の冗長性を検知するときの動作を示すフローチャートである。このフローチャートは、図14におけるステップS115の具体的な処理を示している。
図15を参照すると、通信端末11aは、パケットを受信すると、受信したパケットの送信元アドレスsrcと、宛先アドレスdstと、受信に利用したインタフェースの識別子recv_ifとを取得する(ステップS301)。次に、通信端末11aは、経路表記憶部101の経路表を利用して宛先アドレスdstから送信元アドレスsrcへのパケットがどのインタフェースから送信されるかを示す、インタフェース識別子send_ifを取得する(ステップS302)。
そして、通信端末11aは、得られた送信のインタフェース識別子send_ifと受信のインタフェース識別子recv_ifが同じであるか否か判定する(ステップS303)。通信端末11aは、それらが同一であれば、通信経路が冗長でないと判断し(return false)、それらが同一でなければ、通信経路が冗長であると判断する(return true)。
図14に戻り、冗長であることが検出されると、通信端末11aは、経路表を変更することで冗長な通信経路を効率化する(ステップS116)。ステップS115では、上述の例のように宛先アドレスdstから送信元アドレスsrcへ向かう方向のパケットの通信経路が冗長であることが分かる。そこで、通信端末11aは、宛先アドレスdstから送信元アドレスsrcへのパケットがインタフェースrecv_ifから送信されるようになるように経路表記億部101の経路表を変更する。
上述した経路変更により、通信端末11aのアドレスADDR_a1から通信端末11bのアドレスADDR_bに対して送信されるパケットの通信経路が効率化される(ステップS107)。
以上説明したように、本実施形態では、通信端末11aが経路制御装置となる。通信端末11aは、複数のインタフェースのそれぞれで異なるゲートウェイ装置31と接続しており、通信相手である通信端末11bからのパケットを受信するためのインタフェースと、通信端末11aへのパケットを送信するためのインタフェースとが異なる場合に、通信端末11a自身が通信端末11bへ送るパケットの通信経路が冗長になっていると判断する。
また、通信端末11aは、通信端末11bと通信端末11bへのパケットの送信先となるゲートウェイ装置31の対応関係を示す経路表に基づいてパケットの送信先を決定している。冗長性検知部104は、経路表に基づいて、通信端末11bへのパケットを送信するためのインタフェースを判断し、通信端末11bからのパケットがどのインタフェースで受信されたかに基づいて、通信端末11bからのパケットを受信するためのインタフェースを判断する。経路表変更部105は、その経路表を変更することにより、前記通信経路の冗長を解消する。
以上説明したように、本実施形態によれば、冗長性検知部104が通信端末11にあるので、第1の実施形態でゲートウェイ装置30に集中していた各通信端末11に処理負荷が分散される。
また、経路表変更部105も通信端末11にあるので、第1の実施形態で必要であった通信端末10とゲートウェイ装置30の間のメッセージ交換が不要になり、通信端末10およびゲートウェイ装置30の処理が低減され、またネットワーク50上のトラフィックも低減される。
なお、本実施形態においても、第1の実施形態と同様、非特許文献2に記載された経路制御と併用することができる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で、更なる変形・置換・調整を加えることができる。
本実施形態の通信システムの構成を示すブロック図である。 経路制御装置の概略構成を示すブロック図である。 第1の実施形態による通信端末の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態による端末情報管理装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態によるゲートウェイ装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態による通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 ゲートウェイ装置が通信経路の冗長性を検知するときの動作を示すフローチャートである。 通信端末に設定される経路表の一例を示す図である。 通信端末に設定される経路表の他の例を示す図である。 端末情報管理装置に設定される端末情報の一例を示す図である。 ゲートウェイ装置に設定される収容端末情報の一例を示す図である。 第2の実施形態による通信システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態による通信端末の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態によるゲートウェイ装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態による通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 第2の実施形態による通信端末が通信経路の冗長性を検知するときの動作を示すフローチャートである。 移動端末の通信を実現する通信システムの構成と、その通信システムにおける通信経路の制御方法とを示す図である。 図16の通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図16の通信システムによる、複数のインタフェースを備える移動端末の通信経路の制御を示す図である。
符号の説明
10、10a、10b、11、11a、11b 通信端末
20 端末情報管理装置
30、30A、30B、31、31A、31B ゲートウェイ装置
50 ネットワーク
60 経路制御装置
61 冗長性検知部
62 経路変更部
101 経路表記億部
102 接続通知部
104 冗長性検知部
105 経路表変更部
10IF インタフェース
201 端末情報記憶部
202 パケット転送部
301 収容端末情報記憶部
302 端末情報更新部
303 端末情報取得部
304 冗長性検知部
305 経路表変更部
306 パケット転送部

Claims (15)

  1. 通信端末と接続するゲートウェイ装置を少なくとも有する通信ネットワークにおいて前記通信端末のパケット通信を転送するための通信経路を制御する経路制御装置であって、
    第1の通信端末と該第1の通信端末の通信相手である第2の通信端末の少なくとも一方が複数のゲートウェイ装置と接続しているとき、前記複数のゲートウェイ装置のうちどのゲートウェイ装置を用いれば、前記第1の通信端末から前記第2の通信端末への通信経路がより効率的となるかに基づき、該通信経路が冗長であることを検出する冗長性検知手段と、
    前記冗長性検知手段によって前記通信経路が冗長であることが検知されたら、該通信経路の冗長を解消するような経路制御を行う経路変更手段と、を有する経路制御装置。
  2. 前記経路制御装置は前記ゲートウェイ装置であり、該ゲートウェイ装置に、前記第1の通信端末と前記第2の通信端末の双方が接続しており、該第1の通信端末から該第2の通信端末へのパケットがネットワーク内の通信装置から転送されてくるのであれば、前記通信経路が冗長であると判断する、請求項1に記載の経路制御装置。
  3. 前記ゲートウェイ装置は、通信端末と該通信端末が接続しているゲートウェイ装置との対応関係を示す端末情報を管理する端末情報管理装置から、前記ネットワーク内の前記通信装置から受信した前記パケットの送信元である前記第1の通信端末の端末情報を取得し、該端末情報に基づいて、該第1の通信端末が該ゲートウェイ装置自身に接続しているか否か判断する、請求項2に記載の経路制御装置。
  4. 前記ゲートウェイ装置は、該ゲートウェイ装置に、前記第1の通信端末と前記第2の通信端末の双方が接続しており、該第1の通信端末から該第2の通信端末へのパケットが該第1の通信端末から受信されたら、該パケットの送信先を該第2の通信端末とする、請求項2または3に記載の経路制御装置。
  5. 前記経路制御装置は通信端末であり、複数のインタフェースのそれぞれで異なるゲートウェイ装置と接続しており、通信相手端末からのパケットを受信するためのインタフェースと、該通信相手端末へのパケットを送信するためのインタフェースとが異なる場合に、該通信端末から該通信相手端末への通信経路が冗長になっていると判断する、請求項1に記載の経路制御装置。
  6. 前記通信端末は、通信相手端末と該通信相手端末へのパケットの送信先となるゲートウェイ装置の対応関係を示す経路表に基づいてパケットの送信先を決定し、
    冗長性検知手段は、前記経路表に基づいて、前記通信相手端末へのパケットを送信するためのインタフェースを判断し、該通信相手端末からのパケットがどのインタフェースで受信されたかに基づいて、該通信相手端末からのパケットを受信するためのインタフェースを判断し、
    前記経路変更手段は、前記経路表を変更することにより、前記通信経路の冗長を解消する、
    請求項5に記載の経路制御装置。
  7. 前記経路変更手段は、前記第1の通信端末から前記第2の通信端末への通信経路を、より効率的な通信経路に切り替えるための経路制御を行う、請求項1から6のいずれか1項に記載の経路制御装置。
  8. 通信端末と、
    前記通信端末と接続するゲートウェイ装置と、を有し、
    前記通信端末または前記ゲートウェイ装置の少なくとも一方が、
    第1の通信端末と該第1の通信端末の通信相手である第2の通信端末の少なくとも一方が複数のゲートウェイ装置と接続しているとき、前記複数のゲートウェイ装置のうちどのゲートウェイ装置を用いれば、前記第1の通信端末から前記第2の通信端末への通信経路がより効率的となるかに基づき、該通信経路が冗長であることを検出する冗長性検知性手段と、
    前記冗長性検知手段によって前記通信経路が冗長であることが検知されたら、該通信経路の冗長を解消するような経路制御を行う経路変更手段と、を備える、通信システム。
  9. 前記ゲートウェイ装置が前記冗長性検知手段と前記経路変更手段を備え、
    前記冗長性検知手段は、該ゲートウェイ装置に、前記第1の通信端末と前記第2の通信端末の双方が接続しており、該第1の通信端末から該第2の通信端末へのパケットがネットワーク内の通信装置から転送されてくるのであれば、前記通信経路が冗長であると判断する、請求項8に記載の通信システム。
  10. 前記ゲートウェイ装置は、通信端末と該通信端末が接続しているゲートウェイ装置との対応関係を示す端末情報を管理する端末情報管理装置から、前記ネットワーク内の前記通信装置から受信した前記パケットの送信元である前記第1の通信端末の端末情報を取得し、該端末情報に基づいて、該第1の通信端末が該ゲートウェイ装置自身に接続しているか否か判断する、請求項9に記載の経路制御装置。
  11. 前記通信端末が前記冗長性検知手段と前記経路変更手段を備え、
    前記冗長性検知手段は、該通信端末が複数のインタフェースのそれぞれで異なるゲートウェイ装置と接続しており、通信相手端末からのパケットを受信するためのインタフェースと、該通信相手端末へのパケットを送信するためのインタフェースとが異なる場合に、該通信端末から該通信相手端末への通信経路が冗長になっていると判断する、請求項8に記載の通信システム。
  12. 通信端末と接続するゲートウェイ装置を少なくとも有する通信ネットワークにおいて前記通信端末のパケット通信を転送するための通信経路を制御するための経路制御方法であって、
    第1の通信端末と該第1の通信端末の通信相手である第2の通信端末の少なくとも一方が複数のゲートウェイ装置と接続しているとき、前記複数のゲートウェイ装置のうちどのゲートウェイ装置を用いれば、前記第1の通信端末から前記第2の通信端末への通信経路がより効率的となるかに基づき、該通信経路が冗長であることを検出し、
    前記通信経路が冗長であることが検知されたら、該通信経路の冗長を解消するような経路制御を行う、経路制御方法。
  13. 前記ゲートウェイ装置は、該ゲートウェイ装置に、前記第1の通信端末と前記第2の通信端末の双方が接続しており、該第1の通信端末から該第2の通信端末へのパケットがネットワーク内の通信装置から転送されてくるのであれば、前記通信経路が冗長であると判断する、請求項12に記載の経路制御方法。
  14. 前記ゲートウェイ装置は、通信端末と該通信端末が接続しているゲートウェイ装置との対応関係を示す端末情報を管理する端末情報管理装置から、前記ネットワーク内の前記通信装置から受信した前記パケットの送信元である前記第1の通信端末の端末情報を取得し、該端末情報に基づいて、該第1の通信端末が該ゲートウェイ装置自身に接続しているか否か判断する、請求項13に記載の経路制御方法。
  15. 前記通信端末は、複数のインタフェースのそれぞれで異なるゲートウェイ装置と接続しており、通信相手端末からのパケットを受信するためのインタフェースと、該通信相手端末へのパケットを送信するためのインタフェースとが異なる場合に、該通信端末から該通信相手端末への通信経路が冗長になっていると判断する、請求項12に記載の経路制御方法。
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