JP2010124016A5 - - Google Patents
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上記課題を解決するために、本発明に係る低域補完装置は、第1ローパスフィルタ手段によって音源信号の低域帯域の抽出が行われた低域のオーディオ信号において、振幅値が負側から正側へ変わる時間位置または正側から負側へと変わる時間位置に、インパルス出力が発生するようにインパルス列を生成するインパルス列生成手段と、該インパルス列生成手段により生成された前記インパルス列に対して、前記オーディオ信号の振幅値に応じた重み付けを行うことにより、前記オーディオ信号の特性に応じた倍音信号を生成する倍音信号生成手段と、該倍音信号生成手段により生成された倍音信号に対して帯域制限を施すことにより、前記音源信号の低域帯域における補完信号を生成する補完信号生成手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る低域補完装置では、低域のオーディオ信号において振幅値が、負側から正側へ変わる時間位置または正側から負側へと変わる時間位置を基準にインパルス列を生成し、このインパルス列に低域のオーディオ信号の振幅値に応じた重み付けを付加することによって倍音信号を生成する。このため、音源信号の信号レベルに依存することなく(音源信号の信号レベルが1以上であっても1以下であっても)、最適な倍音信号を生成することが可能となる。
また、上述した低域補完装置の第1ローパスフィルタ手段は、スピーカの再生能力に応じてカットオフ周波数が決定されるものであってもよい。
また、上述した低域補完装置において、前記補完信号生成手段は、スピーカの再生能力に応じてカットオフ周波数が決定されるハイパスフィルタ手段と、該ハイパスフィルタ手段において決定されたカットオフ周波数よりも高い周波数がカットオフ周波数として決定される第2ローパスフィルタ手段とを有し、該ハイパスフィルタ手段と該第2ローパスフィルタ手段とを用いて前記倍音信号にフィルタリング処理を施すことにより、前記補完信号を生成するものであってもよい。
このように、補完信号生成手段が、スピーカの再生能力に応じてカットオフ周波数が決定されるハイパスフィルタ手段を用いて、倍音信号のフィルタリング処理を行うことにより、スピーカの再生可能な周波数以上の帯域の信号成分であって、倍音信号によりミッシングファンダメンタル効果を実現し得るような信号成分を、補完信号に含ませることが可能となる。
また、補完信号生成手段が、ハイパスフィルタ手段において決定されたカットオフ周波数よりも高い周波数がカットオフ周波数として決定される第2ローパスフィルタ手段を用いて、倍音信号のフィルタリング処理を行うことにより、低域の補完信号に高域周波数の倍音信号成分が含まれてしまい、低域補完処理により高域補完がなされて、聴感上違和感が生じてしまうことを防止することができる。
図8(a)は、本実施の形態に係る第2ローパスフィルタ部19のフィルタ特性を示しており、図8(b)は、第2ハイパスフィルタ部20のフィルタ特性を示している。第2ローパスフィルタ部19は、4次のバタワースフィルタにより構成されており、カットオフ周波数は90Hzとなっている。また、第2ハイパスフィルタ部20は、2次のバタワースフィルタにより構成されており、カットオフ周波数は48Hzとなっている。このように、第2ローパスフィルタ部19のカットオフ周波数は、第2ハイパスフィルタ部20のカットオフ周波数よりも高い周波数に設定される。
また、本実施の形態に係るオーディオ再生装置1では、第2ローパスフィルタ部19のカットオフ周波数が、第2ハイパスフィルタ部20において決定されたカットオフ周波数よりも高い周波数に設定される。このようにしてカットオフ周波数が決定された第2ローパスフィルタ部19を用いて、倍音信号のフィルタリング処理を行うことにより、低域の補完信号に高域周波数の倍音信号成分が含まれてしまい、低域補完処理により高域補完がなされて、聴感上違和感が生じてしまうことを防止することができる。
Claims (3)
- スピーカの再生能力に応じてカットオフ周波数が決定される第1ローパスフィルタ手段と、
該第1ローパスフィルタ手段によって、入力された音源信号の低域帯域の抽出が行われたオーディオ信号において、振幅値が負側から正側へ変わる時間位置または正側から負側へと変わる時間位置に、インパルス出力が発生するようにインパルス列を生成するインパルス列生成手段と、
該インパルス列生成手段により生成された前記インパルス列に対して、前記オーディオ信号の振幅値に応じた重み付けを行うことにより、前記オーディオ信号の特性に応じた倍音信号を生成する倍音信号生成手段と、
該倍音信号生成手段により生成された倍音信号に対して帯域制限を施すことにより、前記音源信号の低域帯域における補完信号を生成する補完信号生成手段と
を備えることを特徴とする低域補完装置。 - 前記補完信号生成手段は、
前記スピーカの再生能力に応じてカットオフ周波数が決定されるハイパスフィルタ手段と、
該ハイパスフィルタ手段において決定されたカットオフ周波数よりも高い周波数がカットオフ周波数として決定される第2ローパスフィルタ手段とを有し、
該ハイパスフィルタ手段と該第2ローパスフィルタ手段とを用いて前記倍音信号にフィルタリング処理を施すことにより、前記補完信号を生成すること
を特徴とする請求項1に記載の低域補完装置。 - スピーカの再生能力に応じてカットオフ周波数が決定される第1ローパスフィルタ手段を用いて入力された音源信号の低域帯域を抽出し、
該第1ローパスフィルタ手段によって前記音源信号の低域帯域の抽出が行われたオーディオ信号において、振幅値が負側から正側へ変わる時間位置または正側から負側へと変わる時間位置にインパルス出力が発生するようにインパルス列を生成し、
該インパルス列に対して、前記オーディオ信号の振幅値に応じた重み付けを行うことにより、前記オーディオ信号の特性に応じた倍音信号を生成し、
該倍音信号に対して帯域制限を施すことにより、前記音源信号の低域帯域における補完信号を生成する
ことを特徴とする低域補完装置の補完信号生成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008292900A JP5268581B2 (ja) | 2008-11-17 | 2008-11-17 | 低域補完装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008292900A JP5268581B2 (ja) | 2008-11-17 | 2008-11-17 | 低域補完装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010124016A JP2010124016A (ja) | 2010-06-03 |
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JP5268581B2 JP5268581B2 (ja) | 2013-08-21 |
Family
ID=42324993
Family Applications (1)
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JP2008292900A Active JP5268581B2 (ja) | 2008-11-17 | 2008-11-17 | 低域補完装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP5268581B2 (ja) |
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2008
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