JP2010123106A - 造形対象物の偏位検出方法及び当該検出に基づく造形対象物の偏位補正方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 最も遠い位置にある軌跡に沿って移動した際、負荷電流又は負荷電力の急変によって前記検出を行い、当該検出の後に、工具1を造形対象物2の外側表面に沿って切削に必要な回転を伴わずに順次移動させることによって、偏位している位置の中心座標位置(O’)を算出し、予め予定した軌跡による中心座標位置(O)の方向に移動させると共に、前記各軌跡のうち、各中心座標位置から最も遠いか、最も近い座標位置を一致させることによる造形対象物2の偏位検出及び補正方法及び当該補正方法に対応するソフトウエアを作成するCAMシステム。
【選択図】 図3
Description
(1)所定の一次元方向(Z軸方向)と直交する二次元平面方向(x,y平面方向)において工具の回転中心を基準として、造形対象物に対し最も遠い位置から最も近い位置の領域範囲内に、予め設定した複数個の軌跡に沿って工具を移動させながら順次切削を行うことによる三次元造形方法において、前記複数個の軌跡のうち造形対象物から最も遠い位置にある軌跡(「予定遠方軌跡」と略称する。)に沿った移動に際し、工具の回転を伴う移動によって生ずる負荷電流又は負荷電力を測定し、当該測定値が切削が行われる場合の基準範囲よりも低い状態から当該基準範囲よりも高い状態に急変することによって、造形対象物の設置位置が本来の位置から偏位している状態を検出し、工具の移動を中止することによる造形対象物の偏位検出方法、
(2)前記(1)の検出方法において、測定値が基準位置よりも低い値から高い値に急変する位置(P1)が検出された後に、造形対象物に沿って工具を切削に必要な回転を伴わずに造形物表面に沿って一巡する移動を行わせることによって、偏位している造形対象物に対し工具の切削半径だけ外側に位置している軌跡(以下「偏位外側軌跡」と略称する。)を設定したうえで、偏位外側軌跡の中心座標位置(O’)の座標を算定し、偏位外側軌跡上において、当該中心座標位置(O’)から最も遠いか、最も近い位置にある座標位置(R)を算定する一方、予定遠方軌跡によって囲まれる図形の中心座標位置(O)を算定すると共に、当該中心座標位置(O)から最も遠いか、又は最も近い座標位置(S)を算定し、造形対象物の偏位したことによる中心座標位置(O’)を予定遠方軌跡による中心座標位置(O)に合致させると共に、偏位外側軌跡において算定された中心座標位置(O’)から最も遠いか、最も近い座標位置(R)を予定遠方軌跡の中心座標位置(O)から最も遠いか、最も近い座標位置(S)に合致させるように、NCコントローラによって造形対象物を移動することによる造形対象物の偏位補正方法。
(3)前記(1)の検出方法において、測定値が基準範囲よりも低い値から高い値に急変する位置(P1)の座標を、NCコントローラのコンピュータに記録すると共に、予定遠方軌跡に沿って工具を逆方向に移動することによって、前記測定値が基準範囲よりも低い値から当該基準範囲よりも高い値に急変する位置(P2)を検出し、かつ前記位置(P2)の座標を、前記コンピュータに記録させたうえで、前記急変する2箇所の座標位置(P1,P2)の何れか一方から他方に向かって、切削に必要な工具の回転を伴わずに造形物表面のうち、前記逆方向に移動した予定遠方軌跡の領域から離れる側に位置している表面に接触させながら移動させることによって、偏位外側軌跡の各座標を複数個の区分に沿って前記コンピュータに記録させ、偏位外側軌跡上において、前記急変する2箇所の座標位置(P1,P2)を結ぶ直線(P1P2)と同一長さであって、かつ当該直線と平行な直線を形成し得るような2箇所の座標位置(Q1,Q2)を前記コンピュータによって算定し、前記急変する2箇所の座標位置(P1,P2)及び前記のようにコンピュータによって算定された2箇所の座標位置(Q1,Q2)によって形成される菱形(◇P1P2Q2Q1)の中心座標位置を算定することによって、偏位外側軌跡の中心座標位置(O’)の座標を算定し、偏位外側軌跡上において、当該中心座標位置(O’)から最も遠いか、最も近い位置にある座標位置(R)を算定する一方、予定遠方軌跡によって囲まれる図形の中心座標位置(O)を算定すると共に、当該中心座標位置(O)から最も遠いか、又は最も近い座標位置(S)を算定し、造形対象物の偏位したことによる中心座標位置(O’)を予定遠方軌跡による中心座標位置(O)に合致させると共に、偏位外側軌跡において算定された中心座標位置(O’)から最も遠いか、最も近い座標位置(R)を予定遠方軌跡の中心座標位置(O)から最も遠いか、最も近い座標位置(S)に合致させるように、NCコントローラによって造形対象物を移動することによる造形対象物の偏位補正方法、
(4)CADシステムと連動し、かつ以下のようなソフトウエアを作成するCAMシステム。
1 予定遠方軌跡を工具が移動している段階において、前記(1)記載の負荷電流又は負荷電力の測定値の急変状態を入力として作動の開始指令、
2 工具に対し、本来の位置から偏位している造形対象物の外側表面に対し、偏位外側軌跡に沿って、切削に必要な回転を伴わずに一巡する旨の指令及びCADシステムに対し、当該一巡した偏位外側軌跡の作成指令、並びに当該偏位外側軌跡の各座標を複数個の区分に沿って記録させる指令、
3 前記2の複数個の軌跡に基づく偏位外側軌跡の中心座標位置(O’)の算定指令及び当該算定された中心座標位置(O’)の記録指令、
4 前記3による中心座標位置(O’)から最も遠いか、最も近い位置にある座標位置(R)の算定及び当該算定された座標位置の記録指令、
5 予定遠方軌跡によって囲まれる図形の中心座標位置(O)の算定及び当該算定された中心座標位置(O)の記録指令、
6 前記5による中心座標位置(O)から最も遠いか、最も近い位置にある座標位置(S)の算定及び当該算定された座標位置の記録指令、
7 造形対象物を移動させる外部のメカニズムに対し、偏位外側軌跡の中心座標位置(O’)を予定遠方軌跡の中心座標位置(O)にシフトさせ、偏位外側軌跡の中心座標位置(O')から最も遠いか、最も近い位置にある座標位置(R)を予定遠方軌跡の中心座標位置にシフトさせることに対応した移動指令、
(5)CADシステムと連動し、かつ以下のようなソフトウエアを作成するCAMシステム。
1 予定遠方軌跡を工具が移動している段階において、前記(1)記載の負荷電流又は負荷電力の測定値の急変状態を入力として作動の開始指令、
2 予定遠方軌跡における前記測定値が急変する位置(P1)の座標の記録指令、
3 工具に対し、予定遠方軌跡に沿って、本来設定された移動方向と逆方向への移動指令、及び逆方向移動に伴って、改めて負荷電流又は負荷電力の測定値が急変する位置(P2)の座標の記録指令、
4 工具に対し、前記急変する2箇所の座標位置(P1,P2)の何れか一方から他方に向かって、切削に必要な工具の回転を伴わずに造形物表面のうち、前記逆方向に移動した予定遠方軌跡の領域から離れる側に位置している表面に接触させながら移動させながら移動している指令及びCADシステムに対し、当該移動による偏位外側軌跡の作成指令、並びに当該偏位外側軌跡の各座標を複数個の区分に沿って前記コンピュータに記録させる指令、
5 偏位外予定軌跡上において、前記急変する2箇所の領域(P1,P2)を結ぶ直線(P1P2)と同一長さであって、かつ平行な直線を形成し得るような2箇所の座標位置(Q1,Q2)を算定すべき旨の計算指令、及び当該計算に基づいて特定した2箇所の座標位置(Q1,Q2)の座標位置の記録指令、
6 前記測定値が急変する2箇所の座標位置(P1,P2)、及び前記算定及び記録された2箇所の座標位置(Q1,Q2)によって形成される菱形(◇P1P2Q2Q1)の中心座標位置(O’)の算定指令((P1,Q2)又は(P2,Q1)の中心座標位置の座標(O’)の算定指令)、及び当該座標位置(O’)の記録指令、
7 前記6による中心座標位置(O’)から最も遠いか、最も近い位置にある座標位置(R)の算定及び当該算定された座標位置の記録指令、
8 予定遠方軌跡によって囲まれる図形の中心座標位置(O)の算定及び当該算定された中心座標位置(O)の記録指令、
9 前記8による中心座標位置(O)から最も遠いか、最も近い位置にある座標位置(S)の算定及び当該算定された座標位置の記録指令、
10 造形対象物を移動させる外部のメカニズムに対し、偏位外側軌跡の中心座標位置(O’)を予定遠方軌跡の中心座標位置(O)にシフトさせ、偏位外側軌跡の中心座標位置(O')から最も遠いか、最も近い位置にある座標位置(R)を予定遠方軌跡の中心座標位置にシフトさせることに対応した移動指令、
からなる。
1 記録された2箇所の測定値の急変位置(P1,P2)の直交座標(x,y座標)における各距離(x1−x2,y1−y2)の算定、及び当該算定値のシフトレジスターにおける記録、
2 CADシステムによって作成された偏位外側軌跡において、第1座標(x1’,y1’)を前記測定値が急変した2箇所の座標位置(P1,P2)の何れか一方に近い位置から順次第1の座標位置(x1’,y1’)を順次選択すべき旨の指令及び前記2箇所の座標位置(P1,P2)の他方から近い位置の順に、第2の座標位置(x2’,y2’)を順次選択すべき旨の指令、
3 第1の座標位置(x1’,y1’)を順次特定したうえで、第2の座標位置(x1’,y1’)を順次変化させながら、第1の座標位置と第2の座標位置との各座標における各距離(x1’−x2’,y1’−y2’)と前記2箇所の測定値の急変位置の直交座標における各距離(x1−x2,y1−y2)との差の算定(x1’−x2’−x1+x2,y1’−y2’−y1+y2)の算定、
4 前記3の差の絶対値が所定の誤差δであるか否かの判定(|x1’−x2’−x1+x2|≦δ,|y1’−y2’−y1+y2|≦δの判定)、
5 前記4の判定要件を充足する第1の座標(x1’,y1’)及び第2の座標(x2’,y2’)の特定及びこれらの座標位置の記録。
11 工具の回転中心
2 造形対象物
3 予定遠方軌跡
4 偏位外側軌跡
Claims (8)
- 所定の一次元方向(Z軸方向)と直交する二次元平面方向(x,y平面方向)において工具の回転中心を基準として、造形対象物に対し最も遠い位置から最も近い位置の領域範囲内に、予め設定した複数個の軌跡に沿って工具を移動させながら順次切削を行うことによる三次元造形方法において、前記複数個の軌跡のうち造形対象物から最も遠い位置にある軌跡(請求項2以下の記載において、「予定遠方軌跡」と略称する。)に沿った移動に際し、工具の回転を伴う移動によって生ずる負荷電流又は負荷電力を測定し、当該測定値が切削が行われる場合の基準範囲よりも低い状態から当該基準範囲よりも高い状態に急変することによって、造形対象物の設置位置が本来の位置から偏位している状態を検出し、工具の移動を中止することによる造形対象物の偏位検出方法。
- 工具の回転中心が予定遠方軌跡の移動を終了した段階にて、負荷電流又は負荷電力の測定を自動的に停止することを特徴とする請求項1記載の造形対象物の偏位検出方法。
- 請求項1の検出方法において、測定値が基準位置よりも低い値から高い値に急変する位置(P1)が検出された後に、造形対象物に沿って工具を切削に必要な回転を伴わずに造形物表面に沿って一巡する移動を行わせることによって、偏位している造形対象物に対し工具の切削半径だけ外側に位置している軌跡(以下「偏位外側軌跡」と略称する。)を設定したうえで、偏位外側軌跡の中心座標位置(O’)の座標を算定し、偏位外側軌跡上において、当該中心座標位置(O’)から最も遠いか、最も近い位置にある座標位置(R)を算定する一方、予定遠方軌跡によって囲まれる図形の中心座標位置(O)を算定すると共に、当該中心座標位置(O)から最も遠いか、又は最も近い座標位置(S)を算定し、造形対象物の偏位したことによる中心座標位置(O’)を予定遠方軌跡による中心座標位置(O)に合致させると共に、偏位外側軌跡において算定された中心座標位置(O’)から最も遠いか、最も近い座標位置(R)を予定遠方軌跡の中心座標位置(O)から最も遠いか、最も近い座標位置(S)に合致させるように、NCコントローラによって造形対象物を移動することによる造形対象物の偏位補正方法。
- 請求項1の検出方法において、測定値が基準範囲よりも低い値から高い値に急変する位置(P1)の座標を、NCコントローラのコンピュータに記録すると共に、予定遠方軌跡に沿って工具を逆方向に移動することによって、前記測定値が基準範囲よりも低い値から当該基準範囲よりも高い値に急変する位置(P2)を検出し、かつ前記位置(P2)の座標を、前記コンピュータに記録させたうえで、前記急変する2箇所の座標位置(P1,P2)の何れか一方から他方に向かって、切削に必要な工具の回転を伴わずに造形物表面のうち、前記逆方向に移動した予定遠方軌跡の領域から離れる側に位置している表面に接触させながら移動させることによって、偏位外側軌跡の各座標を複数個の区分に沿って前記コンピュータに記録させ、偏位外側軌跡上において、前記急変する2箇所の座標位置(P1,P2)を結ぶ直線(P1P2)と同一長さであって、かつ当該直線と平行な直線を形成し得るような2箇所の座標位置(Q1,Q2)を前記コンピュータによって算定し、前記急変する2箇所の座標位置(P1,P2)及び前記のようにコンピュータによって算定された2箇所の座標位置(Q1,Q2)によって形成される菱形(◇P1P2Q2Q1)の中心座標位置を算定することによって、偏位外側軌跡の中心座標位置(O’)の座標を算定し、偏位外側軌跡上において、当該中心座標位置(O’)から最も遠いか、最も近い位置にある座標位置(R)を算定する一方、予定遠方軌跡によって囲まれる図形の中心座標位置(O)を算定すると共に、当該中心座標位置(O)から最も遠いか、又は最も近い座標位置(S)を算定し、造形対象物の偏位したことによる中心座標位置(O’)を予定遠方軌跡による中心座標位置(O)に合致させると共に、偏位外側軌跡において算定された中心座標位置(O’)から最も遠いか、最も近い座標位置(R)を予定遠方軌跡の中心座標位置(O)から最も遠いか、最も近い座標位置(S)に合致させるように、NCコントローラによって造形対象物を移動することによる造形対象物の偏位補正方法。
- 最初に測定値の急変が検出された位置(P1)及び逆方向に移動することによって更に検出された測定値の急変位置(P2)につき、直交座標(x,y座標)における各距離(x1−x2,y1−y2)を算定し、前記逆方向に移動した予定遠方軌跡の領域から離れる側に位置している偏位外側軌跡において、予め複数個の座標位置を予定遠方軌跡の場合と同じように設定したうえで、2個の座標(座標(x1’,y1’)、及び座標(x2’,y2’))の組み合わせについて、差し引き計算を行い(x1’−x2’,y1’−y2’の計算を行い)、前記算定に係る各距離(x1−x2,y1−y2)との差が、所定の誤差のうちであるδ以下であるか否か(|x1’−x2’−x1+x2|、及び|y1’−y2’−y1+y2|が所定の誤差δ以下であるか否か)を判定したうえで、前記誤差範囲内にある2個の座標((x1’,y1’)、及び座標(x2’,y2’))の位置を結ぶ直線につき、前記2箇所の測定値の急変位置を結ぶ直線(P1P2)と同一距離であり、かつ平行な直線(Q1Q2)である旨の判定を行うことを特徴とする請求項4記載の造形対象物の偏位補正方法。
- CADシステムと連動し、かつ以下のようなソフトウエアを作成するCAMシステム。
1 予定遠方軌跡を工具が移動している段階において、請求項1記載の負荷電流又は負荷電力の測定値の急変状態を入力として作動の開始指令、
2 工具に対し、本来の位置から偏位している造形対象物の外側表面に対し、偏位外側軌跡に沿って、切削に必要な回転を伴わずに一巡する旨の指令及びCADシステムに対し、当該一巡した偏位外側軌跡の作成指令、並びに当該偏位外側軌跡の各座標を複数個の区分に沿って記録させる指令、
3 前記2の複数個の軌跡に基づく偏位外側軌跡の中心座標位置(O’)の算定指令及び当該算定された中心座標位置(O’)の記録指令、
4 前記3による中心座標位置(O’)から最も遠いか、最も近い位置にある座標位置(R)の算定及び当該算定された座標位置の記録指令、
5 予定遠方軌跡によって囲まれる図形の中心座標位置(O)の算定及び当該算定された中心座標位置(O)の記録指令、
6 前記5による中心座標位置(O)から最も遠いか、最も近い位置にある座標位置(S)の算定及び当該算定された座標位置の記録指令、
7 造形対象物を移動させる外部のメカニズムに対し、偏位外側軌跡の中心座標位置(O’)を予定遠方軌跡の中心座標位置(O)にシフトさせ、偏位外側軌跡の中心座標位置(O')から最も遠いか、最も近い位置にある座標位置(R)を予定遠方軌跡の中心座標位置にシフトさせることに対応した移動指令。 - CADシステムと連動し、かつ以下のようなソフトウエアを作成するCAMシステム。
1 予定遠方軌跡を工具が移動している段階において、請求項1記載の負荷電流又は負荷電力の測定値の急変状態を入力として作動の開始指令、
2 予定遠方軌跡における前記測定値が急変する位置(P1)の座標の記録指令、
3 工具に対し、予定遠方軌跡に沿って、本来設定された移動方向と逆方向への移動指令、及び逆方向移動に伴って、改めて負荷電流又は負荷電力の測定値が急変する位置(P2)の座標の記録指令、
4 工具に対し、前記急変する2箇所の座標位置(P1,P2)の何れか一方から他方に向かって、切削に必要な工具の回転を伴わずに造形物表面のうち、前記逆方向に移動した予定遠方軌跡の領域から離れる側に位置している表面に接触させながら移動させながら移動している指令及びCADシステムに対し、当該移動による偏位外側軌跡の作成指令、並びに当該偏位外側軌跡の各座標を複数個の区分に沿って前記コンピュータに記録させる指令、
5 偏位外予定軌跡上において、前記急変する2箇所の領域(P1,P2)を結ぶ直線(P1P2)と同一長さであって、かつ平行な直線を形成し得るような2箇所の座標位置(Q1,Q2)を算定すべき旨の計算指令、及び当該計算に基づいて特定した2箇所の座標位置(Q1,Q2)の座標位置の記録指令、
6 前記測定値が急変する2箇所の座標位置(P1,P2)、及び前記算定及び記録された2箇所の座標位置(Q1,Q2)によって形成される菱形(◇P1P2Q2Q1)の中心座標位置(O’)の算定指令((P1,Q2)又は(P2,Q1)の中心座標位置の座標(O’)の算定指令)、及び当該座標位置(O’)の記録指令、
7 前記6による中心座標位置(O’)から最も遠いか、最も近い位置にある座標位置(R)の算定及び当該算定された座標位置の記録指令、
8 予定遠方軌跡によって囲まれる図形の中心座標位置(O)の算定及び当該算定された中心座標位置(O)の記録指令、
9 前記8による中心座標位置(O)から最も遠いか、最も近い位置にある座標位置(S)の算定及び当該算定された座標位置の記録指令、
10 造形対象物を移動させる外部のメカニズムに対し、偏位外側軌跡の中心座標位置(O’)を予定遠方軌跡の中心座標位置(O)にシフトさせ、偏位外側軌跡の中心座標位置(O')から最も遠いか、最も近い位置にある座標位置(R)を予定遠方軌跡の中心座標位置にシフトさせることに対応した移動指令。 - CADシステムと連動し、かつ以下のソフトウエアを作成することを特徴とする請求項7記載のソフトウエアを作成するCAMシステム。
1 記録された2箇所の測定値の急変位置(P1,P2)の直交座標(x,y座標)における各距離(x1−x2,y1−y2)の算定、及び当該算定値のシフトレジスターにおける記録、
2 CADシステムによって作成された偏位外側軌跡において、第1座標(x1’,y1’)を前記測定値が急変した2箇所の座標位置(P1,P2)の何れか一方に近い位置から順次第1の座標位置(x1’,y1’)を順次選択すべき旨の指令及び前記2箇所の座標位置(P1,P2)の他方から近い位置の順に、第2の座標位置(x2’,y2’)を順次選択すべき旨の指令、
3 第1の座標位置(x1’,y1’)を順次特定したうえで、第2の座標位置(x1’,y1’)を順次変化させながら、第1の座標位置と第2の座標位置との各座標における各距離(x1’−x2’,y1’−y2’)と前記2箇所の測定値の急変位置の直交座標における各距離(x1−x2,y1−y2)との差の算定(x1’−x2’−x1+x2,y1’−y2’−y1+y2)の算定、
4 前記3の差の絶対値が所定の誤差δであるか否かの判定(|x1’−x2’−x1+x2|≦δ,|y1’−y2’−y1+y2|≦δの判定)、
5 前記4の判定要件を充足する第1の座標(x1’,y1’)及び第2の座標(x2’,y2’)の特定及びこれらの座標位置の記録。
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