JP2010122517A - 補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】補正レンズ移動装置に対して小型化を図る。
【解決手段】撮像画像の振れ量を補正するための補正レンズ12を備え、この補正レンズ12を、その光軸Kと直交する一方の方向と、該一方の方向と直交する他方の方向とに移動させるよう構成された補正レンズ移動装置において、光軸Kを挟んだ両側それぞれに一方の方向と平行に設けられた第1主ガイド軸33A及び第1副ガイド軸34Aと、光軸Kの方向に互に離隔して他方の方向と平行にそれぞれ設けられた第2主ガイド軸35A及び第2副ガイド軸36Aと、補正レンズ12を保持し、第1主ガイド軸33A及び第1副ガイド軸34Aにより案内されて一方の方向に移動可能とされた第1移動枠31Aと、第1移動枠31Aを支持し、第2主ガイド軸35A及び第2副ガイド軸36Aにより案内されて他方の方向に移動可能とされた第2移動枠32Aと、を備えた補正レンズ移動装置を提供する。
【選択図】図2
【解決手段】撮像画像の振れ量を補正するための補正レンズ12を備え、この補正レンズ12を、その光軸Kと直交する一方の方向と、該一方の方向と直交する他方の方向とに移動させるよう構成された補正レンズ移動装置において、光軸Kを挟んだ両側それぞれに一方の方向と平行に設けられた第1主ガイド軸33A及び第1副ガイド軸34Aと、光軸Kの方向に互に離隔して他方の方向と平行にそれぞれ設けられた第2主ガイド軸35A及び第2副ガイド軸36Aと、補正レンズ12を保持し、第1主ガイド軸33A及び第1副ガイド軸34Aにより案内されて一方の方向に移動可能とされた第1移動枠31Aと、第1移動枠31Aを支持し、第2主ガイド軸35A及び第2副ガイド軸36Aにより案内されて他方の方向に移動可能とされた第2移動枠32Aと、を備えた補正レンズ移動装置を提供する。
【選択図】図2
Description
本発明は、撮像画像の振れ量を補正するための補正レンズを備え、この補正レンズを、その光軸と直交する一方の方向と、該一方の方向と直交する他方の方向とに移動させるように構成された補正レンズ移動装置、及び、補正レンズを固定枠内に備え、撮像レンズの光路上に配置された状態で補正レンズを電磁力により補正レンズの光軸と直交する一方の方向と、該一方の方向と直交する他方の方向とに移動させて、撮像画像の振れ量を相殺するよう構成された像振れ補正装置に関するものである。
従来、被写体を撮影する撮影時に手振れや振動により生じた撮像画像の振れ量を光学的に補正して、被写体像に振れを生じさせずに見易い画像として撮影できる像振れ補正装置がビデオカメラ,電子スチルカメラ,スチルカメラなどに適用されている。
この種の像振れ補正装置の一例として、一の補正レンズと、この一の補正レンズを取り付けた第1の移動枠と、第2の移動枠と、固定基盤とを備え、手振れや振動などによる振れ量に応じて一の補正レンズを取り付けた第1の移動枠を第2の移動枠上で光軸を挟んでX軸と平行に支持した一対の第1ガイド軸を介して第1の電磁アクチュエータによりX軸方向に移動自在に設け、且つ、第2の移動枠を固定基盤上で光軸を挟んでX軸と直交するY軸と平行に支持した一対の第2ガイド軸を介して第2の電磁アクチュエータによりY軸方向に移動自在に設けることで、一の補正レンズで像振れを補正できるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−212876号公報
ところで、特許文献1に開示された像振れ補正装置は、固定基盤に対して補正レンズを取り付けた第1移動枠と、第2移動枠とを第1,第2電磁アクチュエータの各電磁力によりX軸方向,Y軸方向に移動させることで振れ量を補正できるものの、第1の移動枠をX軸方向に移動させる一対の第1ガイド軸と、第2の移動枠をY軸方向に移動させる一対の第2ガイド軸とが、平面的に見るとXY面内で補正レンズの外周側に上下と左右とに分かれて設置されているために、上記した像振れ補正装置が大型化してしまうという問題がある。
更に、第1,第2電磁アクチュエータは補正レンズの外周よりも外側で径方向に延出し、互いに直交して配置されているために、固定基盤の径方向の寸法が大きくなり、上記した像振れ補正装置が大型化してしまうという問題がある。
とくに、最近におけるビデオカメラや撮像装置は、ハンディタイプ(可搬型)であることから小型化や薄型化が要求されている。従って、特許文献1に開示された像振れ補正装置に対して、第1,第2ガイド軸の設置をXY面以外の他のスペースを有効利用し、且つ、光軸直交方向の寸法を抑制することが課題となっている。
そこで、撮像画像の振れ量を補正するための補正レンズを備え、この補正レンズを、その光軸と直交する一方の方向と、該一方の方向と直交する他方の方向とに移動させるように構成された補正レンズ移動装置、及び、補正レンズを固定枠内に備え、撮像レンズの光路上に配置された状態で補正レンズを電磁力により補正レンズの光軸と直交する一方の方向と、該一方の方向と直交する他方の方向とに移動させて、撮像画像の振れ量を相殺するよう構成された像振れ補正装置に対して小型化をそれぞれ図ることができる補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置を提供することを目的とする。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、第1の発明は、撮像画像の振れ量を補正するための補正レンズを備え、前記補正レンズを、その光軸と直交する一方の方向と、該一方の方向と直交する他方の方向とに移動させるよう構成された補正レンズ移動装置において、
前記光軸を挟んだ両側それぞれに前記一方の方向と平行に設けられた第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸と、
前記光軸の方向に互に離隔して前記他方の方向と平行にそれぞれ設けられた第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸と、
前記補正レンズを保持し、前記第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸により案内されて前記一方の方向に移動可能とされた第1移動枠と、
前記第1移動枠を支持し、前記第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸により案内されて前記他方の方向に移動可能とされた第2移動枠と、
を備えたことを特徴とする補正レンズ移動装置である。
前記光軸を挟んだ両側それぞれに前記一方の方向と平行に設けられた第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸と、
前記光軸の方向に互に離隔して前記他方の方向と平行にそれぞれ設けられた第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸と、
前記補正レンズを保持し、前記第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸により案内されて前記一方の方向に移動可能とされた第1移動枠と、
前記第1移動枠を支持し、前記第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸により案内されて前記他方の方向に移動可能とされた第2移動枠と、
を備えたことを特徴とする補正レンズ移動装置である。
また、第2の発明は、撮像画像の振れ量を補正するための補正レンズを備え、前記補正レンズを、その光軸と直交する一方の方向と、該一方の方向と直交する他方の方向とに移動させるよう構成された補正レンズ移動装置において、
前記光軸を挟んだ両側それぞれに前記一方の方向と平行に設けられた第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸と、
前記光軸の方向に互に離隔して前記他方の方向と平行にそれぞれ設けられた第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸と、
前記補正レンズを保持した補正レンズ枠と、
前記補正レンズ枠を前記他方の方向に移動可能に搭載すると共に前記第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸に案内されて前記補正レンズ枠と一体に前記一方の方向に移動可能とされた第1移動枠と、
前記補正レンズ枠が係合されると共に前記第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸に案内されて前記補正レンズ枠と一体に前記他方の方向に移動可能とされた第2移動枠と、
を備えたことを特徴とする補正レンズ移動装置である。
前記光軸を挟んだ両側それぞれに前記一方の方向と平行に設けられた第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸と、
前記光軸の方向に互に離隔して前記他方の方向と平行にそれぞれ設けられた第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸と、
前記補正レンズを保持した補正レンズ枠と、
前記補正レンズ枠を前記他方の方向に移動可能に搭載すると共に前記第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸に案内されて前記補正レンズ枠と一体に前記一方の方向に移動可能とされた第1移動枠と、
前記補正レンズ枠が係合されると共に前記第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸に案内されて前記補正レンズ枠と一体に前記他方の方向に移動可能とされた第2移動枠と、
を備えたことを特徴とする補正レンズ移動装置である。
また、第3の発明は、補正レンズを固定枠内に備え、撮像レンズの光路上に配置された状態で前記補正レンズを電磁力により前記補正レンズの光軸と直交する一方の方向と、該一方の方向と直交する他方の方向とに移動させて、撮像画像の振れ量を相殺するよう構成された像振れ補正装置において、
前記光軸を挟んだ両側それぞれに前記一方の方向と平行に設けられた第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸と、
前記光軸の方向に互に離隔して前記他方の方向と平行にそれぞれ設けられた第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸と、
前記補正レンズを保持し、前記第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸により案内されて前記一方の方向に移動可能とされた第1移動枠と、
前記第1移動枠を支持し、前記第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸により案内されて前記他方の方向に移動可能とされた第2移動枠と、
前記第1移動枠側に設けられた第1コイル及び第1磁石の一方と、前記第2移動枠側に設けられた前記第1コイル及び第1磁石の他方と、を有し、前記第1コイルと前記第1磁石とを、前記一方の方向を含む平面と前記光軸とに平行な平面を挟んで互いに対向するよう配設してなる第1の電磁力発生部と、
前記第2移動枠側に設けられた第2コイル及び第2磁石の一方と、前記固定枠側に設けられた前記第2コイル及び第2磁石の他方と、を有し、前記第2コイルと前記第2磁石とを、前記他方の方向を含む平面と前記光軸とに平行な平面を挟んで互いに対向するよう配設してなる第2の電磁力発生部と、
前記撮像画像の振れ量に応じた電磁力を発生させるよう前記第1及び第2の電磁力発生部を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする像振れ補正装置である。
前記光軸を挟んだ両側それぞれに前記一方の方向と平行に設けられた第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸と、
前記光軸の方向に互に離隔して前記他方の方向と平行にそれぞれ設けられた第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸と、
前記補正レンズを保持し、前記第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸により案内されて前記一方の方向に移動可能とされた第1移動枠と、
前記第1移動枠を支持し、前記第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸により案内されて前記他方の方向に移動可能とされた第2移動枠と、
前記第1移動枠側に設けられた第1コイル及び第1磁石の一方と、前記第2移動枠側に設けられた前記第1コイル及び第1磁石の他方と、を有し、前記第1コイルと前記第1磁石とを、前記一方の方向を含む平面と前記光軸とに平行な平面を挟んで互いに対向するよう配設してなる第1の電磁力発生部と、
前記第2移動枠側に設けられた第2コイル及び第2磁石の一方と、前記固定枠側に設けられた前記第2コイル及び第2磁石の他方と、を有し、前記第2コイルと前記第2磁石とを、前記他方の方向を含む平面と前記光軸とに平行な平面を挟んで互いに対向するよう配設してなる第2の電磁力発生部と、
前記撮像画像の振れ量に応じた電磁力を発生させるよう前記第1及び第2の電磁力発生部を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする像振れ補正装置である。
更に、第4の発明は、補正レンズを固定枠内に備え、撮影レンズの光路上に配置された状態で前記補正レンズを電磁力により前記補正レンズの光軸と直交する一方の方向と、該一方の方向と直交する他方の方向とに移動させて、撮像画像の振れ量を相殺するよう構成された像振れ補正装置において、
前記光軸を挟んだ両側それぞれに前記一方の方向と平行に設けられた第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸と、
前記光軸の方向に互に離隔して前記他方の方向と平行にそれぞれ設けられた第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸と、
前記補正レンズを保持した補正レンズ枠と、
前記補正レンズ枠を前記他方の方向に移動可能に搭載すると共に前記第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸に案内されて前記補正レンズ枠と一体に前記一方の方向に移動可能とされた第1移動枠と、
前記補正レンズ枠が係合されると共に前記第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸に案内されて前記補正レンズ枠と一体に前記他方の方向に移動可能とされた第2移動枠と、
前記第1移動枠側に設けられた第1コイル及び第1磁石の一方と、前記固定枠側に設けられた前記第1コイル及び第1磁石の他方と、を有し、前記第1コイルと前記第1磁石とを、前記一方の方向を含む平面と前記光軸とに平行な平面を挟んで互いに対向するよう配設してなる第1の電磁力発生部と、
前記第2移動枠側に設けられた第2コイル及び第2磁石の一方と、前記固定枠側に設けられた前記第2コイル及び第2磁石の他方と、を有し、前記第2コイルと前記第2磁石とを、前記他方の方向を含む平面と前記光軸とに平行な平面を挟んで互いに対向するよう配設してなる第2の電磁力発生部と、
前記撮像画像の振れ量に応じた電磁力を発生させるよう前記第1及び第2の電磁力発生部を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする像振れ補正装置である。
前記光軸を挟んだ両側それぞれに前記一方の方向と平行に設けられた第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸と、
前記光軸の方向に互に離隔して前記他方の方向と平行にそれぞれ設けられた第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸と、
前記補正レンズを保持した補正レンズ枠と、
前記補正レンズ枠を前記他方の方向に移動可能に搭載すると共に前記第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸に案内されて前記補正レンズ枠と一体に前記一方の方向に移動可能とされた第1移動枠と、
前記補正レンズ枠が係合されると共に前記第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸に案内されて前記補正レンズ枠と一体に前記他方の方向に移動可能とされた第2移動枠と、
前記第1移動枠側に設けられた第1コイル及び第1磁石の一方と、前記固定枠側に設けられた前記第1コイル及び第1磁石の他方と、を有し、前記第1コイルと前記第1磁石とを、前記一方の方向を含む平面と前記光軸とに平行な平面を挟んで互いに対向するよう配設してなる第1の電磁力発生部と、
前記第2移動枠側に設けられた第2コイル及び第2磁石の一方と、前記固定枠側に設けられた前記第2コイル及び第2磁石の他方と、を有し、前記第2コイルと前記第2磁石とを、前記他方の方向を含む平面と前記光軸とに平行な平面を挟んで互いに対向するよう配設してなる第2の電磁力発生部と、
前記撮像画像の振れ量に応じた電磁力を発生させるよう前記第1及び第2の電磁力発生部を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする像振れ補正装置である。
上記した第1,第2の発明の補正レンズ移動装置によると、第1移動枠を一方の方向に案内する第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸は、光軸を挟んだ両側それぞれに一方の方向と平行に設けられているが、とくに、第2移動枠を他方の方向に案内する第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸は、光軸の方向に互に離隔して他方の方向と平行にそれぞれ設けられているので、第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸に対して光軸の片側で奥行き方向前後を有効利用することによって、補正レンズを備えた固定枠内の一方の方向の幅寸法を小さく設定できるので、補正レンズ移動装置に対して小型化を図ることができる。
また、上記した第3,第4の発明の像振れ補正装置によると、第1移動枠を一方の方向に案内する第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸は、光軸を挟んだ両側それぞれに一方の方向に平行に設けられているが、とくに、第2移動枠を他方の方向に案内する第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸は、光軸の方向に互に離隔して他方の方向と平行にそれぞれ設けられているので、第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸に対して光軸の片側で奥行き方向前後を有効利用することによって、補正レンズを備えた固定枠内の一方の方向の幅寸法を小さく設定でき、更に、第1,第2移動枠を駆動する第1,第2の電磁力発生部は、先に説明した特許文献1に記載された像振れ補正装置とは異なって、固定枠内の奥行き方向に向かって互に直交して設けられているために、固定枠の外形寸法を小さく設定できるので、像振れ補正装置に対して小型化を図ることができる。
以下に本発明に係る補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置の一実施例について、図1〜図8を参照して詳細に説明する。
本発明に係る補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置は、ビデオカメラ,電子スチルカメラ,スチルカメラなどに適用できるものであり、この補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置を例えばビデオカメラに適用した場合について図1を用いて説明する。
図1は本発明に係る補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置を適用したビデオカメラの全体構成を模式的に示した構成図である。
図1に示したビデオカメラ10では、固定枠となるレンズ鏡筒11が樹脂材を用いて長尺な筒状に形成されており、このレンズ鏡筒11内の中心を通るようにレンズ系の光軸Kが仮想に設定されているものとする。
尚、後述する実施例1, 2の補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置30(30A,30B)では、レンズ鏡筒11内に設けたレンズ系の光軸Kと直交する面をXY面と呼称すると共に、レンズ系の光軸Kと直交するXY面中の一方の方向をX軸方向と呼称し、且つ、一方の方向と直交する他方の方向をY軸方向と呼称して説明するが、一方の方向をY軸方向とし、他方の方向をX軸方向としてX軸とY軸とを入れ替えても良いものである。
上記したレンズ鏡筒11内には、仮想に設定したレンズ系の光軸Kに沿って、撮影時の手振れや振動により生じた撮像画像の振れ量を相殺できるように光軸Kと直交するXY面内の互いに直角な2方向(X軸方向,Y軸方向)に移動自在な補正レンズ(群)12と、補正レンズ12をX軸方向(一方の方向)に移動させる第1移動枠31と、補正レンズ12をY軸方向(他方の方向)に移動させる第2移動枠32とによる補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置30が配設されていると共に、この補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置30よりも後方に、被写体Hを撮影する撮影レンズ(群)14と、この撮影レンズ(群)14により撮影した被写体像を変倍(ズーミング)するために光軸Kの方向に移動自在な変倍レンズ(群)15と、被写体像の光量を調整するために開閉自在なアイリス16と、被写体像のピントを調整するために光軸Kの方向に移動自在なフォーカスレンズ(群)17と、被写体像を光電変換する固体撮像素子18とが上記した順に設けられている。
この際、補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置30の配設位置は上記した被写体H側の先頭位置に限定されるものではなく、レンズ構成によりレンズ鏡筒11内の適宜な位置に配設可能であり、更に、アタッチメントなどによりレンズ鏡筒11の前方に補正レンズ12を備えた固定枠(図示せず)を配設することも可能であるが、後述する実施例1,2では補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置30(30A,30B)をレンズ鏡筒11内に配設した例について説明する。
また、ビデオカメラ10内には、全体を制御する制御部21が設けられている。
そして、この制御部21の入力側に、ビデオカメラ10が光軸Kと直交したX軸方向(図1の紙面の手前−奥方向)に横振れした時の横振れ量を検出する横振れ量検出器22と、ビデオカメラ10が光軸K及びX軸と直交したY軸方向(図1の紙面の上下方向)に縦振れした時の縦振れ量を検出する縦振れ量検出器23と、横振れ量に応じてX軸方向に移動する第1移動枠31の位置を検出する第1移動枠用位置センサ24と、縦振れ量に応じてY軸方向に移動する第2移動枠32の位置を検出する第2移動枠用位置センサ25とが接続されていると共に、この制御部21の出力側と第1,第2移動枠31,32側との間に、第1移動枠用アクチュエータ駆動回路26と、第2移動枠用アクチュエータ駆動回路27とが接続されている。
そして、この制御部21の入力側に、ビデオカメラ10が光軸Kと直交したX軸方向(図1の紙面の手前−奥方向)に横振れした時の横振れ量を検出する横振れ量検出器22と、ビデオカメラ10が光軸K及びX軸と直交したY軸方向(図1の紙面の上下方向)に縦振れした時の縦振れ量を検出する縦振れ量検出器23と、横振れ量に応じてX軸方向に移動する第1移動枠31の位置を検出する第1移動枠用位置センサ24と、縦振れ量に応じてY軸方向に移動する第2移動枠32の位置を検出する第2移動枠用位置センサ25とが接続されていると共に、この制御部21の出力側と第1,第2移動枠31,32側との間に、第1移動枠用アクチュエータ駆動回路26と、第2移動枠用アクチュエータ駆動回路27とが接続されている。
この際、横振れ量検出器22及び縦振れ量検出器23は、ジャイロ等の周知の角速度センサにより構成され、且つ、ビデオカメラ10Aの横方向(X軸方向)と縦方向(Y軸方向)とに検出面を向けてレンズ鏡筒11の適宜な箇所にそれぞれ設置されており、横振れと縦振れとにそれぞれ起因した各角速度を検出して、各角速度に対応した横振れ量及び縦振れ量を制御部21に入力している。
また、第1,第2移動枠用位置センサ24,25は、磁束密度の変化を電圧に変換するホール素子をそれぞれ用いており、これについては後述する実施例1,2の補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置30(30A,30B)で述べるが、第1,第2電磁アクチュエータ40,50(図2〜図6,図8)の一部を構成する第1,第2磁石43,53の各磁束密度を各ホール素子24,25で検出して、各検出結果を制御部21に入力することで、第1,第2移動枠31,32の各位置の制御が行われると共に、初期時に第1,第2移動枠31,32をそれぞれの基準位置に至らしめることができるようになっている。
また、第1,第2移動枠用アクチュエータ駆動回路26,27は、横振れ量検出器22及び縦振れ量検出器23から出力された横振れ量及び縦振れ量に応じて後述する第1,第2電磁アクチュエータ40,50(図2〜図6,図8)の一部を構成する第1,第2コイル配線基板41,51に搭載した不図示の各コイルに各コイル駆動電流を供給することで、第1,第2移動枠31,32を介して補正レンズ12をX軸方向及びY軸方向に移動させている。
以下、本発明に係る補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置30について実施例1,実施例2の順に詳述する。
図2は本発明に係る実施例1の補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置を分解して示した分解斜視図である。
また、図3は本発明に係る実施例1の補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置を組み立てた状態を示した斜視図である。
更に、図4は本発明に係る実施例1の補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置を図3中の矢印R方向から見た後面図である。
また、図3は本発明に係る実施例1の補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置を組み立てた状態を示した斜視図である。
更に、図4は本発明に係る実施例1の補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置を図3中の矢印R方向から見た後面図である。
図2〜図4に示した本発明に係る実施例1の補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置30Aでは、実施例1の像振れ補正装置内に実施例1の補正レンズ移動装置を含ませて図示している。
ここで、上記した実施例1の補正レンズ移動装置は、撮像画像の振れ量を補正する適宜な像振れ補正装置に適用可能に構成されており、撮像画像の振れ量を補正するための補正レンズ12を備え、補正レンズ12を、その光軸Kと直交する一方の方向と、該一方の方向と直交する他方の方向とに移動させるよう構成した際に、光軸Kを挟んだ両側それぞれに一方の方向と平行に設けられた第1主ガイド軸33A及び第1副ガイド軸34Aと、光軸Kの方向に互に離隔して他方の方向と平行にそれぞれ設けられた第2主ガイド軸35A及び第2副ガイド軸36Aと、補正レンズ12を保持し、第1主ガイド軸33A及び第1副ガイド軸34Aにより案内されて一方の方向に移動可能とされた第1移動枠31Aと、第1移動枠31Aを支持し、第2主ガイド軸35A及び第2副ガイド軸36Aにより案内されて他方の方向に移動可能とされた第2移動枠32Aと、を備えて概略構成されているものである。
一方、上記した実施例1の像振れ補正装置は、補正レンズ12を固定枠となるレンズ鏡筒11A(図4)内に備え、撮像レンズ14(図1)の光路上に配置された状態で補正レンズ12を電磁力により補正レンズ12の光軸Kと直交する一方の方向と、一方の方向と直交する他方の方向とに移動させて、撮像画像の振れ量を相殺するよう構成した際に、上記した実施例1の補正レンズ移動装置の各構成部材を備えると共に、更に、第1移動枠31A側に設けられた第1コイル(41)及び第1磁石43の一方と、第2移動枠32A側に設けられた第1コイル(41)及び第1磁石43の他方と、を有し、第1コイル(41)と第1磁石43とを、一方の方向を含む平面と光軸Kとに平行な平面を挟んで互いに対向するよう配設してなる第1の電磁力発生部(40)と、第2移動枠32A側に設けられた第2コイル(51)及び第2磁石53の一方と、固定枠(11A)側に設けられた第2コイル(51)及び第2磁石53の他方と、を有し、第2コイル(51)と第2磁石53とを、他方の方向を含む平面と光軸Kとに平行な平面を挟んで互いに対向するよう配設してなる第2の電磁力発生部(50)と、撮像画像の振れ量に応じた電磁力を発生させるよう第1及び第2の電磁力発生部(40,50)を制御する制御部21(図1)と、を備えて概略構成されているものである。
ここで、図2を用いて実施例1の補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置30Aについて具体的に説明すると、まず、樹脂材を用いて形成した第1移動枠31Aは、円板部31aがレンズ鏡筒11A(図4)内で光軸Kと直交したXY面(不図示)に配置され、且つ、円板部31aの中心部位に中心孔31a1が貫通して穿設されており、この中心孔31a1内に補正レンズ12が保持されている。
また、第1移動枠31Aは、円板部31a上で中心孔31a1よりも上方にX軸方向主軸受部31bがX軸方向(図示左右方向)に沿って形成されており、このX軸方向主軸受部31bに形成した貫通孔31b1内に第2移動枠32Aの上方に取り付けられるX軸方向主ガイド軸(第1主ガイド軸)33AがX軸と平行に嵌合可能になっていると共に、X軸方向主軸受部31bの上面31b2上に第1電磁アクチュエータ40の一部を構成するコイル(図示せず)を搭載した第1コイル配線基板41がX軸方向を含む平面(図示せず)と光軸Kとに平行に撮像素子18側に向かって水平に固着されている。
また、第1移動枠31Aは、円板部31a上で中心孔31a1よりも下方にX軸方向副軸受部31cがX軸方向(図示左右方向)に沿って形成されており、このX軸方向副軸受部31cに形成したU字状溝31c1内に第2移動枠32Aの下方に取り付けられるX軸方向副ガイド軸(第1副ガイド軸)34AがX軸と平行に嵌合可能になっている。
次に、樹脂材を用いて形成した第2移動枠32Aは、板部32aがレンズ鏡筒11A(図4)内で光軸Kと直交したXY面(不図示)に配置され、且つ、板部31aの中心部位に光通過用の貫通孔32a1が第1移動枠31Aの中心孔31a1と対向して穿設されている。
また、第2移動枠32Aは、板部32a上で貫通孔32a1の左右上方に一対のX軸方向主軸受片32b1,32b2が間隔を離して互に対向して光軸Kと平行に突出形成されており、これら一対のX軸方向主軸受片32b1,32b2間にX軸方向主ガイド軸33AがX軸と平行に掛け渡されていると共に、このX軸方向主ガイド軸33Aに沿って第1移動枠31Aに形成したX軸方向主軸受部31bの貫通孔31b1がX軸方向に摺動可能になっている。
また、第2移動枠32Aは、板部32a上で貫通孔32a1の左右下方に一対のX軸方向副軸受片32c1,32c2が間隔を離して互に対向して光軸Kと平行に突出形成されており、これら一対のX軸方向副軸受片32c1,32c2間にX軸方向副ガイド軸34AがX軸と平行に掛け渡されていると共に、このX軸方向副ガイド軸34Aに沿って第1移動枠31Aに形成したX軸方向副軸受部31cのU字状溝31c1がX軸方向に摺動可能になっている。
従って、計2本のX軸方向主ガイド軸33A及びX軸方向副ガイド軸34Aは、補正レンズ12を通る光の光通過路を避けて光軸Kを挟んだ上下両側それぞれにX軸方向と平行に設けられているので、補正レンズ12を保持した第1移動枠31Aは、X軸方向主ガイド軸33AとX軸方向副ガイド軸34Aとに案内されて第1移動枠31A上をX軸方向に移動可能になっている。
また、第2移動枠32Aは、板部32aの上方部位にアクチュエータ支持片32dが光軸K及びX軸と平行に撮像素子18側に向かって突出形成されており、このアクチュエータ支持片32dの裏面に第1電磁アクチュエータ40の一部を構成する第1コ字状ヨーク42がX軸方向を含む平面(図示せず)と光軸Kとに平行に撮像素子18側に向かって水平に取り付けられていると共に、第1コ字状ヨーク42内に第1磁石43が第1移動枠31Aに取り付けた第1コイル配線基板41と所定の間隔を隔てて対向するように固着されているので、第1コイル配線基板41と第1磁石43との間に形成される所定の間隔は略一定に保たれている。
この際、第1コ字状ヨーク42は、第1コイル配線基板41の表面側と対向するように第1磁石43を内側に固着するヨーク部42aと、曲げ接続部42bと、第1コイル配線基板41の裏面側に進入するバックヨーク部42cとが磁性鋼板を用いてコ字状に曲げ形成されている。
また、第1磁石43は、図示を省略するものの、図示左右方向(X軸方向)がN極とS極との2極に着磁されており、且つ、第1コイル配線基板41上に第1移動枠用センサ24(図1)が初期時に第1磁石43のN極とS極との境目に対向するように固着されている。
更に、第2移動枠32Aは、光軸Kから離れて板部32aの右方にY軸方向主軸受部32eがY軸方向(図示上下方向)に沿って形成されており、この第Y軸方向主軸受部32eに形成した貫通孔32e1内にレンズ鏡筒11A(図4)内の右方に取り付けられるY軸方向主ガイド軸(第2主ガイド軸)35AがY軸と平行に嵌合可能になっていると共に、Y軸方向主軸受部32eに第2電磁アクチュエータ50の一部を構成するコイル(図示せず)を搭載した第2コイル配線基板51がY軸方向を含む平面(図示せず)と光軸Kとに平行に撮像素子18側に向かって垂直に固着されている。
また、第2移動枠32Aは、Y軸方向主軸受部32eの下方部位に連接してY軸方向副軸受部32fが光軸Kと平行に撮像素子18側に向かって延出されており、このY軸方向副軸受部32fの一端側に形成したU字状溝32f1内にレンズ鏡筒11A(図4)内の右方に取り付けられるY軸方向副ガイド軸(第2副ガイド軸)36AがY軸と平行に嵌合可能になっている。
従って、計2本のY軸方向主ガイド軸35A及びY軸方向副ガイド軸36Aは、レンズ鏡筒11A(図4)内の奥行き方向のスペースを有効に利用して、補正レンズ12を通る光の光通過路を避けて光軸Kの右片側で光軸Kの方向となる奥行き方向に互に離隔してY軸方向と平行にそれぞれ設けられているので、第1移動枠31Aを支持した第2移動枠32Aは、Y軸方向主ガイド軸35AとY軸方向副ガイド軸36Aとに案内されてレンズ鏡筒11A内をY軸方向に移動可能になっている。
また、レンズ鏡筒11A(図4)の右内側面11a(図4)に第2電磁アクチュエータ50の一部を構成する第2コ字状ヨーク52がY軸方向を含む平面(図示せず)と光軸Kとに平行に被写体H側に向かって垂直に取り付けられていると共に、第2コ字状ヨーク52内に第2磁石53が第2移動枠32Aに取り付けた第2コイル配線基板51と所定の間隔を隔てて対向するように固着されているので、第2コイル配線基板51と第2磁石53との間に形成される所定の間隔は略一定に保たれている。
この際、第2コ字状ヨーク52は、第1コ字状ヨーク42と同様に、第2コイル配線基板51の表面側と対向するように第2磁石53を内側に固着するヨーク部52aと、曲げ接続部52bと、第2コイル配線基板51の裏面側に進入するバックヨーク部52cとが磁性鋼板を用いてコ字状に曲げ形成されている。
また、第2磁石53は、図示を省略するものの、図示上下方向(Y軸方向)がN極とS極との2極に着磁されており、且つ、第2コイル配線基板51上に第2移動枠用センサ25(図1)が初期時に第2磁石53のN極とS極との境目に対向するように固着されている。
そして、補正レンズ12を保持した第1移動枠31Aを第2移動枠32A上に組み立てると、図3及び図4に示した如くになる。
ここで、第1電磁アクチュエータ40は、第1コイル配線基板41に搭載したコイル(図示せず)と、第1コ字状ヨーク42及び第1磁石43が第1電磁力発生部材であるので、第1移動枠31AのX軸方向主軸受部31bに固着させた第1コイル配線基板41を、第2移動枠32Aのアクチュエータ支持片32dに取り付けた第1コ字状ヨーク42内の第1磁石43と対向させることで、第1コイル配線基板41に対して通電せずに像振れ補正動作を行なわない初期時には、第1コ字状ヨーク42と第1磁石43とが磁気ループを形成しているものの、非通電の第1コイル配線基板41上に搭載した不図示のコイルに対して第1磁石43のN極とS極との磁束の量が略均等となるように付勢力が働くために、第1移動枠31Aは第2移動枠32A上でX軸方向移動範囲の中点位置にいる。
この後、補正レンズ12に対して撮像画像の横振れ量に対応した像振れ補正動作を行なうために、制御部21(図1)を動作させて、横振れ量検出器22(図1)から出力された横振れ量を制御部21(図1)を介して第1移動枠アクチュエータ駆動回路26(図1)に入力し、この第1移動枠アクチュエータ駆動回路26(図1)により横振れ量を相殺する方向に補正レンズ12を保持した第1移動枠31AをX軸方向に移動させる電流を第1コイル配線基板41に印加すると、この第1コイル配線基板41に搭載した不図示のコイルと第1磁石43のN極(又はS極)との間で発生する電磁力により、第1移動枠31Aが第1磁石43のN極(又はS極)側に引き寄せられるので、補正レンズ12を保持した第1移動枠31Aを横振れ量に応じて所定量だけ第2移動枠32A上でX軸方向の一方側(又は他方)側に移動させることができる。
また、第2電磁アクチュエータ50は、第2コイル配線基板51に搭載したコイル(図示せず)と、第2コ字状ヨーク52及び第2磁石53が第2電磁力発生部材であるので、第2移動枠32AのY軸方向主軸受部32eに固着させた第2コイル配線基板51を、レンズ鏡筒11A(図4)の右内側面11aに取り付けた第2コ字状ヨーク52内の第2磁石53と対向させることで、第2コイル配線基板51に対して通電せずに像振れ補正動作を行なわない初期時には、第2コ字状ヨーク52と第2磁石53とが磁気ループを形成しているものの、非通電の第2コイル配線基板51に搭載した不図示のコイルに対して第2磁石53のN極とS極との磁束の量が略均等となるように付勢力が働くために、第2移動枠32Aはレンズ鏡筒11A(図4)内でY軸方向移動範囲の中点位置にいる。
この後、補正レンズ12に対して撮像画像の縦振れ量に対応した像振れ補正動作を行なうために、縦振れ量検出器23(図1)から出力された縦振れ量を制御部21(図1)を介して第2移動枠アクチュエータ駆動回路27(図1)に入力し、この第2移動枠アクチュエータ駆動回路27(図1)により縦振れ量を相殺する方向に第2移動枠32AをY軸方向に移動させる電流を第2コイル配線基板51に印加すると、この第2コイル配線基板51に搭載した不図示のコイルと第2磁石53のN極(又はS極)との間で発生する電磁力により、第2移動枠32Aが第2磁石53のN極(又はS極)側に引き寄せられるので、補正レンズ12を保持した第1移動枠31Aと一体に第2移動枠32Aを縦振れ量に応じて所定量だけレンズ鏡筒11A(図4)内でY軸方向の一方側(又は他方)側に移動させることができる。
上記の構成により、実施例1の補正レンズ移動装置によれば、とくに、第1移動枠31AをX軸方向に移動可能に支持した第2移動枠32AをY軸方向に案内する計2本のY軸方向主ガイド軸35A及びY軸方向副ガイド軸36Aは、光軸Kの右片側で光軸Kの方向となる奥行き方向に互に離隔してY軸方向と平行にそれぞれ設けられているので、計2本のY軸方向主ガイド軸35A及びY軸方向副ガイド軸36Aに対してレンズ鏡筒11内で光軸Kの右片側の奥行き方向前後を有効利用することによってレンズ鏡筒11A内のX軸方向の幅寸法を小さく設定できる。従って、実施例1の補正レンズ移動装置に対して小型化を図ることができる。
更に、実施例1の像振れ補正装置によれば、上記した実施例1の補正レンズ移動装置と同様の効果が得られる他に、第1,第2移動枠31A,32Bを駆動する第1,第2の電磁力発生部となる第1,第2電磁アクチュエータ40,50は、先に説明した特許文献1に記載された像振れ補正装置とは異なって、レンズ鏡筒11A内の奥行き方向に向かって互に直交して設けられているために、レンズ鏡筒11Aの外形寸法を小さく設定できる。従って、実施例1の像振れ補正装置に対して光軸Kと直交する方向(径方向)への小型化を図ることができる。
図5は本発明に係る実施例2の補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置を分解して示した分解斜視図である。
また、図6は本発明に係る実施例2の補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置を組み立てた状態を示した図であり、(a)は斜視図,(b)は(a)中の矢印R方向から見た後面図である。
また、図7は図6(b)に示したP部を拡大して示したP部拡大図である。
更に、図8は本発明に係る実施例2の補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置を図6(a)中の矢印R方向から見た後面図である。
また、図6は本発明に係る実施例2の補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置を組み立てた状態を示した図であり、(a)は斜視図,(b)は(a)中の矢印R方向から見た後面図である。
また、図7は図6(b)に示したP部を拡大して示したP部拡大図である。
更に、図8は本発明に係る実施例2の補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置を図6(a)中の矢印R方向から見た後面図である。
図5,図6及び図8に示した本発明に係る実施例2の補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置30Bでも、実施例1と同様に、実施例2の像振れ補正装置内に実施例2の補正レンズ移動装置を含ませて図示している。
ここで、上記した実施例2の補正レンズ移動装置は、撮像画像の振れ量を補正する適宜な像振れ補正装置に適用可能に構成されており、撮像画像の振れ量を補正するための補正レンズ12を備え、補正レンズ12を、その光軸Kと直交する一方の方向と、該一方の方向と直交する他方の方向とに移動させるよう構成した際に、光軸Kを挟んだ両側それぞれに一方の方向と平行に設けられた第1主ガイド軸33B及び第1副ガイド軸34Bと、光軸Kの方向に互に離隔して他方の方向と平行にそれぞれ設けられた第2主ガイド軸35B及び第2副ガイド軸36Bと、補正レンズ12を保持した補正レンズ枠13と、補正レンズ枠13を他方の方向に移動可能に搭載すると共に第1主ガイド軸33B及び第1副ガイド軸34Bに案内されて補正レンズ枠13と一体に一方の方向に移動可能とされた第1移動枠31Bと、補正レンズ枠13が係合されると共に第2主ガイド軸35B及び第2副ガイド軸36Bに案内されて補正レンズ枠13と一体に他方の方向に移動可能とされた第2移動枠32Bと、を備えて概略構成されているものである。
一方、上記した実施例2の像振れ補正装置は、補正レンズ12を固定枠となるレンズ鏡筒11B(図8)内に備え、撮像レンズ14(図1)の光路上に配置された状態で補正レンズ12を電磁力により補正レンズ12の光軸Kと直交する一方の方向と、一方の方向と直交する他方の方向とに移動させて、撮像画像の振れ量を相殺するよう構成した際に、上記した実施例2の補正レンズ移動装置の各構成部材を備えると共に、更に、第1移動枠31B側に設けられた第1コイル(41)及び第1磁石43の一方と、固定枠(11B)側に設けられた第1コイル(41)及び第1磁石43の他方と、を有し、第1コイル(41)と第1磁石43とを、一方の方向を含む平面と光軸Kとに平行な平面を挟んで互いに対向するよう配設してなる第1の電磁力発生部(40)と、第2移動枠32B側に設けられた第2コイル(51)及び第2磁石53の一方と、固定枠(11B)側に設けられた第2コイル(51)及び第2磁石53の他方と、を有し、第2コイル(51)と第2磁石53とを、他方の方向を含む平面と光軸Kとに平行な平面を挟んで互いに対向するよう配設してなる第2の電磁力発生部(50)と、撮像画像の振れ量に応じた電磁力を発生させるよう第1及び第2の電磁力発生部(40,50)を制御する制御部21(図1)と、を備えて概略構成されているものである。
ここで、図5及び図6(a),(b)を用いて実施例2の補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置30Bについて具体的に説明すると、まず、樹脂材を用いて形成した補正レンズ枠13は、円板部13aがレンズ鏡筒11B(図8)内で光軸Kと直交したXY面(不図示)に配置され、且つ、円板部13aの中心部位に中心孔13a1が貫通して穿設されており、この中心孔13a1内に補正レンズ12が保持されている。
また、補正レンズ枠13は、円板部13a上で中心孔13a1よりも左方にY軸方向副補助軸受部13bがX軸方向の左方に向かって突出形成されており、このY軸方向副補助軸受部13bに形成したU字状溝13b1内に第1移動枠31Bの左方に取り付けられるY軸方向副補助ガイド軸37がY軸と平行に嵌合可能になっている。
また、補正レンズ枠13は、円板部13a上で中心孔13a1よりも右方に上下一対のY軸方向主補助軸受部13c,13dがX軸方向の右方に向かって突出形成されており、これら上下一対のY軸方向主補助軸受部13c,13dに穿設した各貫通孔13c1,13d1間に第1移動枠31Bの右方に取り付けられるY軸方向主補助ガイド軸38がY軸と平行に嵌合可能になっていると共に、円板部13aの右側面13eの中間部位に第2移動枠32Bと係合する係合ピン39がX軸方向の右方に向かって固着されている。
次に、樹脂材を用いて形成した第1移動枠31Bは、板部31dがレンズ鏡筒11B(図8)内で光軸Kと直交したXY面(不図示)に配置され、且つ、板部31dの中心部位に光通過用の貫通孔31d1が補正レンズ枠13の中心孔13a1と対向して穿設されている。
また、第1移動枠31Bは、板部31d上で貫通孔31d1の左方上下に一対のY軸方向副補助軸受片31e1,31e2が間隔を離して互に対向して光軸Kと平行に撮像素子18側に向かって突出形成されており、これら一対のY軸方向副補助軸受片31e1,31e2間にY軸方向副補助ガイド軸37がY軸と平行に掛け渡されている共に、このY軸方向副補助ガイド軸37に沿って補正レンズ枠13に形成したY軸方向副補助軸受部13bのU字状溝13b1がY軸方向に摺動可能になっている。
また、第1移動枠31Bは、板部31d上で貫通孔31d1の右方上下に一対のY軸方向主補助軸受片31f1,31f2が間隔を離して互に対向して光軸Kと平行に撮像素子18側に向かって突出形成されており、これら一対のY軸方向主補助軸受片31f1,31f2間にY軸方向主補助ガイド軸38がY軸と平行に掛け渡されていると共に、このY軸方向主補助ガイド軸38に沿って補正レンズ枠13に形成した一対のY軸方向主補助軸受部13c,13dの各貫通孔13c1,13d1がY軸方向に摺動可能になっている。
従って、補正レンズ12を保持した補正レンズ枠13は、第1移動枠31BのXY面(不図示)上で光軸Kを挟んで左右にY軸方向に向かってそれぞれ取り付けたY軸方向副補助ガイド軸37とY軸方向主補助ガイド軸38とに案内されて後述する第2移動枠32Bと協働してY軸方向に移動可能になっている。
更に、第1移動枠31Bは、板部31d上で貫通孔31d1よりも上方にX軸方向主軸受部31gがX軸方向(図示左右方向)に沿って形成されており、このX軸方向主軸受部31gに形成した貫通孔31g1内にレンズ鏡筒11B(図8)内の上方に取り付けられるX軸方向主ガイド軸(第1主ガイド軸)33BがX軸と平行に嵌合可能になっていると共に、X軸方向主軸受部31gの上面31g2の裏面に第1電磁アクチュエータ40の一部を構成するコイル(図示せず)を搭載した第1コイル配線基板41がX軸方向を含む平面(図示せず)と光軸Kとに平行に撮像素子18側に向かって水平に固着されている。
また、第1移動枠31Bは、板部31d上で貫通孔31d1よりも左下方にX軸方向副軸受部31hがX軸方向(図示左右方向)に沿って形成されており、このX軸方向副軸受部31hに形成したU字状溝31h1内にレンズ鏡筒11B(図8)内の下方に取り付けられるX軸方向副ガイド軸(第1副ガイド軸)34BがX軸と平行に嵌合可能になっている。
従って、計2本のX軸方向主ガイド軸33B及びX軸方向副ガイド軸34Bは、補正レンズ12を通る光の光通過路を避けて光軸Kを挟んだ上下両側それぞれにX軸方向と平行に設けられているので、補正レンズ12を保持した補正レンズ枠13と一体に第1移動枠31Bは、X軸方向主ガイド軸33BとX軸方向副ガイド軸34Bとに案内されてレンズ鏡筒11B(図8)内をX軸方向に移動可能になっている。
次に、樹脂材を用いて形成した第2移動枠32Bは、補正レンズ枠13中で光軸Kから離れて右側に形成した右側面13eよりも右方でこの右側面13eと僅かな間隔を隔ててY軸方向主軸受部32gがY軸方向(図示上下方向)に沿って形成されており、この第Y軸方向主軸受部32gに形成した貫通孔32g1内にレンズ鏡筒11B(図8)内の右方に取り付けられるY軸方向主ガイド軸(第2主ガイド軸)35BがY軸と平行に嵌合可能になっていると共に、Y軸方向主軸受部32iの中間部位にピン係合用凹部32hが補正レンズ枠13の右側面13eに固着させた係合ピン39と対向して形成されている。
この際、図7に図6(b)に示したP部を拡大して示した如く、第2移動枠32Bに形成したピン係合用凹部32h内の上下には、一対のピボット32h1,32h2が間隔を隔てて互いに対向しており、これら一対のピボット32h1,32h2間に補正レンズ枠13の右側面13eに固着させた係合ピン39が進入して点接触している。
図5及び図6(a),(b)に戻り、第2移動枠32Bに形成したY軸方向主軸受部32gには、第2電磁アクチュエータ50の一部を構成するコイル(図示せず)を搭載した第2コイル配線基板51がY軸方向を含む平面(図示せず)と光軸Kとに平行に撮像素子18側に向かって垂直に固着されている。
また、第2移動枠32Bに形成したY軸方向主軸受部32gの下方部位に連接してY軸方向副軸受部32iが光軸Kと平行に撮像素子18側に向かって延出されており、このY軸方向副軸受部32iの一端側に形成したU字状溝32i1内にレンズ鏡筒11B(図8)内の右方に取り付けられるY軸方向副ガイド軸(第2副ガイド軸)36BがY軸と平行に嵌合可能になっている。
従って、計2本のY軸方向主ガイド軸35B及びY軸方向副ガイド軸36Bは、レンズ鏡筒11B(図8)内の奥行き方向のスペースを有効に利用して、補正レンズ12を通る光の光通過路を避けて光軸Kの右片側で光軸Kの方向となる奥行き方向に互に離隔してY軸方向と平行にそれぞれ設けられているので、補正レンズ枠13の右側面13eに固着させた係合ピン39を介して係合した第2移動枠32Bは補正レンズ枠13と一体となって、Y軸方向主ガイド軸35BとY軸方向副ガイド軸36Bとに案内されてレンズ鏡筒11B(図8)内をY軸方向に移動可能になっている。
更に、図8に示した如く、レンズ鏡筒11Bの上内側面11bに第1電磁アクチュエータ40の一部を構成するヨーク部42aがX軸方向を含む平面(図示せず)と光軸Kとに平行に撮像素子18側に向かって水平に取り付けられていると共に、ヨーク部42aの裏面に第1磁石43が第1移動枠31Bに取り付けた第1コイル配線基板41の表面と所定の間隔を隔てて対向するように固着されているので、第1コイル配線基板41と第1磁石43との間に形成される所定の間隔は略一定に保たれている。また、第1コイル配線基板41の背面に対してバックヨーク部42cが所定の間隔を隔てて対向するようにレンズ鏡筒11B内の左右間に水平に設けられている。
尚、この実施例2では、第1電磁アクチュエータ40の一部を構成するヨーク部42aとバックヨーク部42cとを分離させた例を示したが、先に実施例1で示したような第1コ字状ヨーク42(図2〜図4)をレンズ鏡筒11Bの上内側面11bに取り付けることも可能である。
従って、補正レンズ枠13と一体に第1移動枠31Bは、第1電磁アクチュエータ40の電磁力により、レンズ鏡筒11B内のXY面(不図示)上で光軸Kを挟んで上下に設けたX軸方向主ガイド軸33BとX軸方向副ガイド軸34Bとに沿ってX軸方向に駆動される。
また、レンズ鏡筒11Bの右内側面11aに第2電磁アクチュエータ50の一部を構成するヨーク部52aがY軸方向を含む平面(図示せず)と光軸Kとに平行に被写体H側に向かって垂直に取り付けられていると共に、ヨーク部52aの裏面に第2磁石53が第2移動枠32Bに取り付けた第2コイル配線基板51の表面と所定の間隔を隔てて対向するように固着されているので、第2コイル配線基板51と第2磁石53との間に形成される所定の間隔は略一定に保たれている。また、第2コイル配線基板51の背面に対してバックヨーク部52cが所定の間隔を隔てて対向するようにレンズ鏡筒11B内の右方に垂直に設けられている。
尚、この実施例2では、第2電磁アクチュエータ50の一部を構成するヨーク部52aとバックヨーク部52cとを分離させた例を示したが、先に実施例1で示したような第2コ字状ヨーク52(図2〜図4)をレンズ鏡筒11Bの右内側面11aに取り付けることも可能である。
従って、補正レンズ枠13と係合した第2移動枠32Bは、第2電磁アクチュエータ50の電磁力により、レンズ鏡筒11B内のXY面(不図示)と直交してこのレンズ鏡筒11Bの奥行き方向に沿った面内で光軸Kの右片側にY軸方向に向かってそれぞれ取り付けたY軸方向主ガイド軸35BとY軸方向副ガイド軸36Bとに沿ってY軸方向に駆動されている。
上記の構成により、実施例2の補正レンズ移動装置によれば、とくに、X軸方向に移動する第1移動枠31B上に補正レンズ12を保持した補正レンズ枠13をY軸方向に移動可能に搭載した上で、この補正レンズ枠13と係合した第2移動枠32BをY軸方向に案内する計2本のY軸方向主ガイド軸35B及びY軸方向副ガイド軸36Bは、補正レンズ12を通る光の光通過路を避けて光軸Kの右片側で光軸Kの方向となる奥行き方向に互に離隔してY軸方向と平行にそれぞれ設けられているので、実施例1と同様に、計2本のY軸方向主ガイド軸35B及びY軸方向副ガイド軸36Bに対してレンズ鏡筒11B内で光軸Kの右片側の奥行き方向前後を有効利用することによってレンズ鏡筒11B内のX軸方向の幅寸法を小さく設定できる。従って、実施例2の補正レンズ移動装置に対して小型化を図ることができる。
更に、実施例2の像振れ補正装置によれば、上記した実施例2の補正レンズ移動装置と同様の効果が得られる他に、第1,第2移動枠31B,32Bを駆動する第1,第2の電磁力発生部となる第1,第2電磁アクチュエータ40,50は、先に説明した特許文献1に記載された像振れ補正装置とは異なって、レンズ鏡筒11B内の奥行き方向に向かって互に直交して設けられているために、レンズ鏡筒11Bの外形寸法を小さく設定できる。従って、実施例2の像振れ補正装置に対して光軸Kと直交する方向(径方向)への小型化を図ることができる。
尚、上記した実施例1,2において、第1,第2電磁アクチュエータ40,50は、第1,第2コイル配線基板41,51を第1,第2移動枠31,32上に取り付けることでムービングコイル方式に構成されているが、これに限ることなく、ここでの図示を省略するものの、第1,第2磁石42,51を第1,第2移動枠31,32上に取り付けることでムービンマグネット方式に構成することも可能である。
10…ビデオカメラ、
11,11A,11B,11C…レンズ鏡筒、12…補正レンズ、
13…補正レンズ枠、13a…円板部、13a1…中心孔、
13b…Y軸方向副補助軸受部、13b1…U字状溝、
13c,13d…一対のY軸方向主補助軸受部、13e…右側面、
14…撮影レンズ(群)、15…変倍レンズ(群)、16…アイリス、
17…フォーカスレンズ(群)、18…固体撮像素子、
21…制御部、22…横振れ量検出器、23…縦振れ量検出器、
24…第1移動枠用位置センサ、25…第2移動枠用位置センサ、
26…第1移動枠用アクチュエータ駆動回路、
27…第2移動枠用アクチュエータ駆動回路、
30…補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置、
30A…実施例1の補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置、
30B…実施例2の補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置、
31,31A,31B…第1移動枠、31a…円板部、31a1…中心孔、
31b…X軸方向主軸受部、31b1…貫通孔、31b2…上面、
31c…X軸方向副軸受部、31c1…U字状溝、
31d…板部、31d1…貫通孔、
31e1,31e2…一対のY軸方向副補助軸受片、
31f1,31f2…一対のY軸方向主補助軸受片、
31g…X軸方向主軸受部、31g1…貫通孔、31g2…上面、
31h…X軸方向副軸受部、31h1…U字状溝、
32,32A,32B…第2移動枠、32a…板部、32a1…光通過孔、
32b1,32b2…一対のX軸方向主軸受片、
32c1,32c2…一対のX軸方向副軸受片、
32d…アクチュエータ支持片、32e…Y軸方向主軸受部、32e1…貫通孔、
32f…Y軸方向副軸受部、32f1…U字状溝、
32g…Y軸方向主軸受部、32g1…貫通孔、
32h…ピン係合用凹部、32h1,32h2…一対のピボット、
32i…Y軸方向副軸受部、32h1…U字状溝、
33A,33B…第1主ガイド軸(X軸方向主ガイド軸)、
34A,34B…第1副ガイド軸(X軸方向副ガイド軸)、
35A,35B…第2主ガイド軸(Y軸方向主ガイド軸)、
36A,36B…第2副ガイド軸(Y軸方向副ガイド軸)、
37…Y軸方向副補助ガイド軸、38…Y軸方向主補助ガイド軸、
39…係合ピン、
40…第1電磁アクチュエータ、
41…第1コイル配線基板、42…第1コ字状ヨーク、43…第1磁石、
50…第2電磁アクチュエータ、
51…第2コイル配線基板、52…第2コ字状ヨーク、53…第2磁石、
H…被写体、K…光軸。
11,11A,11B,11C…レンズ鏡筒、12…補正レンズ、
13…補正レンズ枠、13a…円板部、13a1…中心孔、
13b…Y軸方向副補助軸受部、13b1…U字状溝、
13c,13d…一対のY軸方向主補助軸受部、13e…右側面、
14…撮影レンズ(群)、15…変倍レンズ(群)、16…アイリス、
17…フォーカスレンズ(群)、18…固体撮像素子、
21…制御部、22…横振れ量検出器、23…縦振れ量検出器、
24…第1移動枠用位置センサ、25…第2移動枠用位置センサ、
26…第1移動枠用アクチュエータ駆動回路、
27…第2移動枠用アクチュエータ駆動回路、
30…補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置、
30A…実施例1の補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置、
30B…実施例2の補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置、
31,31A,31B…第1移動枠、31a…円板部、31a1…中心孔、
31b…X軸方向主軸受部、31b1…貫通孔、31b2…上面、
31c…X軸方向副軸受部、31c1…U字状溝、
31d…板部、31d1…貫通孔、
31e1,31e2…一対のY軸方向副補助軸受片、
31f1,31f2…一対のY軸方向主補助軸受片、
31g…X軸方向主軸受部、31g1…貫通孔、31g2…上面、
31h…X軸方向副軸受部、31h1…U字状溝、
32,32A,32B…第2移動枠、32a…板部、32a1…光通過孔、
32b1,32b2…一対のX軸方向主軸受片、
32c1,32c2…一対のX軸方向副軸受片、
32d…アクチュエータ支持片、32e…Y軸方向主軸受部、32e1…貫通孔、
32f…Y軸方向副軸受部、32f1…U字状溝、
32g…Y軸方向主軸受部、32g1…貫通孔、
32h…ピン係合用凹部、32h1,32h2…一対のピボット、
32i…Y軸方向副軸受部、32h1…U字状溝、
33A,33B…第1主ガイド軸(X軸方向主ガイド軸)、
34A,34B…第1副ガイド軸(X軸方向副ガイド軸)、
35A,35B…第2主ガイド軸(Y軸方向主ガイド軸)、
36A,36B…第2副ガイド軸(Y軸方向副ガイド軸)、
37…Y軸方向副補助ガイド軸、38…Y軸方向主補助ガイド軸、
39…係合ピン、
40…第1電磁アクチュエータ、
41…第1コイル配線基板、42…第1コ字状ヨーク、43…第1磁石、
50…第2電磁アクチュエータ、
51…第2コイル配線基板、52…第2コ字状ヨーク、53…第2磁石、
H…被写体、K…光軸。
Claims (4)
- 撮像画像の振れ量を補正するための補正レンズを備え、前記補正レンズを、その光軸と直交する一方の方向と、該一方の方向と直交する他方の方向とに移動させるよう構成された補正レンズ移動装置において、
前記光軸を挟んだ両側それぞれに前記一方の方向と平行に設けられた第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸と、
前記光軸の方向に互に離隔して前記他方の方向と平行にそれぞれ設けられた第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸と、
前記補正レンズを保持し、前記第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸により案内されて前記一方の方向に移動可能とされた第1移動枠と、
前記第1移動枠を支持し、前記第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸により案内されて前記他方の方向に移動可能とされた第2移動枠と、
を備えたことを特徴とする補正レンズ移動装置。 - 撮像画像の振れ量を補正するための補正レンズを備え、前記補正レンズを、その光軸と直交する一方の方向と、該一方の方向と直交する他方の方向とに移動させるよう構成された補正レンズ移動装置において、
前記光軸を挟んだ両側それぞれに前記一方の方向と平行に設けられた第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸と、
前記光軸の方向に互に離隔して前記他方の方向と平行にそれぞれ設けられた第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸と、
前記補正レンズを保持した補正レンズ枠と、
前記補正レンズ枠を前記他方の方向に移動可能に搭載すると共に前記第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸に案内されて前記補正レンズ枠と一体に前記一方の方向に移動可能とされた第1移動枠と、
前記補正レンズ枠が係合されると共に前記第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸に案内されて前記補正レンズ枠と一体に前記他方の方向に移動可能とされた第2移動枠と、
を備えたことを特徴とする補正レンズ移動装置。 - 補正レンズを固定枠内に備え、撮像レンズの光路上に配置された状態で前記補正レンズを電磁力により前記補正レンズの光軸と直交する一方の方向と、該一方の方向と直交する他方の方向とに移動させて、撮像画像の振れ量を相殺するよう構成された像振れ補正装置において、
前記光軸を挟んだ両側それぞれに前記一方の方向と平行に設けられた第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸と、
前記光軸の方向に互に離隔して前記他方の方向と平行にそれぞれ設けられた第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸と、
前記補正レンズを保持し、前記第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸により案内されて前記一方の方向に移動可能とされた第1移動枠と、
前記第1移動枠を支持し、前記第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸により案内されて前記他方の方向に移動可能とされた第2移動枠と、
前記第1移動枠側に設けられた第1コイル及び第1磁石の一方と、前記第2移動枠側に設けられた前記第1コイル及び第1磁石の他方と、を有し、前記第1コイルと前記第1磁石とを、前記一方の方向を含む平面と前記光軸とに平行な平面を挟んで互いに対向するよう配設してなる第1の電磁力発生部と、
前記第2移動枠側に設けられた第2コイル及び第2磁石の一方と、前記固定枠側に設けられた前記第2コイル及び第2磁石の他方と、を有し、前記第2コイルと前記第2磁石とを、前記他方の方向を含む平面と前記光軸とに平行な平面を挟んで互いに対向するよう配設してなる第2の電磁力発生部と、
前記撮像画像の振れ量に応じた電磁力を発生させるよう前記第1及び第2の電磁力発生部を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする像振れ補正装置。 - 補正レンズを固定枠内に備え、撮影レンズの光路上に配置された状態で前記補正レンズを電磁力により前記補正レンズの光軸と直交する一方の方向と、該一方の方向と直交する他方の方向とに移動させて、撮像画像の振れ量を相殺するよう構成された像振れ補正装置において、
前記光軸を挟んだ両側それぞれに前記一方の方向と平行に設けられた第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸と、
前記光軸の方向に互に離隔して前記他方の方向と平行にそれぞれ設けられた第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸と、
前記補正レンズを保持した補正レンズ枠と、
前記補正レンズ枠を前記他方の方向に移動可能に搭載すると共に前記第1主ガイド軸及び第1副ガイド軸に案内されて前記補正レンズ枠と一体に前記一方の方向に移動可能とされた第1移動枠と、
前記補正レンズ枠が係合されると共に前記第2主ガイド軸及び第2副ガイド軸に案内されて前記補正レンズ枠と一体に前記他方の方向に移動可能とされた第2移動枠と、
前記第1移動枠側に設けられた第1コイル及び第1磁石の一方と、前記固定枠側に設けられた前記第1コイル及び第1磁石の他方と、を有し、前記第1コイルと前記第1磁石とを、前記一方の方向を含む平面と前記光軸とに平行な平面を挟んで互いに対向するよう配設してなる第1の電磁力発生部と、
前記第2移動枠側に設けられた第2コイル及び第2磁石の一方と、前記固定枠側に設けられた前記第2コイル及び第2磁石の他方と、を有し、前記第2コイルと前記第2磁石とを、前記他方の方向を含む平面と前記光軸とに平行な平面を挟んで互いに対向するよう配設してなる第2の電磁力発生部と、
前記撮像画像の振れ量に応じた電磁力を発生させるよう前記第1及び第2の電磁力発生部を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする像振れ補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008297021A JP2010122517A (ja) | 2008-11-20 | 2008-11-20 | 補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008297021A JP2010122517A (ja) | 2008-11-20 | 2008-11-20 | 補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010122517A true JP2010122517A (ja) | 2010-06-03 |
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ID=42323900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008297021A Pending JP2010122517A (ja) | 2008-11-20 | 2008-11-20 | 補正レンズ移動装置及び像振れ補正装置 |
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-
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- 2008-11-20 JP JP2008297021A patent/JP2010122517A/ja active Pending
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