JP2010122275A - 画像投写システム、及びこれに用いられるスクリーン装置,クライアント,プロジェクタ - Google Patents

画像投写システム、及びこれに用いられるスクリーン装置,クライアント,プロジェクタ Download PDF

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秀二 松尾
Takeshi Ishikawa
武 石川
Hirobumi Kasuga
博文 春日
Hiroshi Midorikawa
博 翠川
Masahiko Nunokawa
正彦 布川
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Abstract

【課題】被投写面に書き込まれた手書き情報が被投写面に投写される画像の邪魔にならないようにすることができる技術を提供する。
【解決手段】画像投写システムは、アプリケーションを実行するクライアントと、クライアントにおけるアプリケーションウィンドウ内のコンテンツを投写するプロジェクタと、書き込み可能かつスクロール可能なスクリーンを有し、投写されたコンテンツを表示すると共に、アプリケーションウィンドウにおけるスクロールに対応してスクリーンをスクロールするスクリーン装置と、アプリケーションウィンドウにおけるスクロール量をスクリーン装置に伝達する伝達手段と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホワイトボードなどの書き込み可能な被投写面に画像を投写する技術に関する。
従来より、パーソナルコンピュータにおいてプレゼンテーションやワードプロセッサなどのアプリケーションを実行し、アプリケーションの表示画面をプロジェクタによって投写することが行われていた。また、ホワイトボードや黒板などの書き込み可能な被投写面に画像を投写する際には、投写された画像に合わせてペンやチョークなどを用いて文字や図形が書き込まれることがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−14963号公報
投写する画像が複数ページにわたる場合には、ホワイトボード等に書き込まれた文字や図形(以下、「手書き情報」と呼ぶ)が、画像の表示の邪魔になる場合が起こり得る。例えば、1ページ目の画像を投写した際に書き込まれた手書き情報がホワイトボード等に残っていると、2ページ目の画像を投写する際に、画像と残存する手書き情報とが重なってしまい画像が見えづらくなる。そこで、ユーザは、ページが変わる度にホワイトボード等に書き込まれた手書き情報を消去しなければならず、非常に面倒な作業を強いられていた。
上述した投写する画像が複数ページにわたる場合とは、例えば、クライアントにおいてアプリケーションプログラムによって実行されるファイルが複数ページからなり、これらをページスクロール(ページジャンプ)して表示する場合が想定される。また、上記の問題は、ページ単位で投写する画像を変更する場合に限らず、例えば、ワードプロセッサ用アプリケーションにおいて行単位でページをスクロールする場合にも発生し得る。
本発明は、被投写面に書き込まれた手書き情報が被投写面に投写される画像の邪魔にならないようにすることができる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]画像投写システムであって、アプリケーションを実行するクライアントと、前記クライアントにおけるアプリケーションウィンドウ内のコンテンツを投写するプロジェクタと、書き込み可能かつスクロール可能なスクリーンを有し、前記投写されたコンテンツを表示すると共に、前記アプリケーションウィンドウにおけるスクロールに対応して前記スクリーンをスクロールするスクリーン装置と、前記アプリケーションウィンドウにおけるスクロール量を前記スクリーン装置に伝達する伝達手段と、を備える、画像投写システム。
適用例1の画像投写システムでは、クライアントのアプリケーションウィンドウにおけるスクロールに対応してスクリーン装置のスクリーン(被投写面)がスクロールするので、スクロールに伴い新たなコンテンツがスクリーンに表示される際に、スクロール前にスクリーンに書き込まれた手書き情報が新たなコンテンツの表示の邪魔にならないようにすることができる。
[適用例2]適用例1に記載の画像投写システムにおいて、さらに、前記スクリーンに書き込まれた手書き情報を、前記スクリーンがスクロールする際に消去する消去機構を備える、画像投写システム。
このようにすることで、スクリーンがスクロールする際に消去機構によって手書き情報が消去されるので、スクリーンのうち手書き情報が書き込まれていた領域に再びコンテンツが投写される場合に、書き込まれた手書き情報がコンテンツの表示の邪魔にならないようにすることができる。
[適用例3]適用例2に記載の画像投写システムにおいて、さらに、前記手書き情報を読み取って手書き情報画像を得る読み取り機構と、前記手書き情報画像と、前記手書き情報が前記スクリーンに書き込まれた際に前記スクリーンに表示されていたコンテンツである投写コンテンツと、を合成した画像である合成画像を生成する合成画像生成機構と、を備え、前記プロジェクタは、既に前記合成画像が生成されている前記投写コンテンツを再度投写する場合に、前記投写コンテンツに代えて、前記合成画像を投写する、画像投写システム。
このようにすることで、手書き情報を消去した場合であっても、再度投写コンテンツを投写する際に手書き情報も合わせて投写することができ、ユーザは、以前にコンテンツを投写した際に書き込んだ手書き情報を確認することができる。
[適用例4]適用例2に記載の画像投写システムにおいて、さらに、前記手書き情報を読み取って手書き情報画像を得る読み取り機構と、前記手書き情報画像と、前記手書き情報が前記スクリーンに書き込まれた際に前記スクリーンに表示されていたコンテンツである投写コンテンツと、を合成した画像である合成画像を生成する合成画像生成機構と、前記手書き情報画像と、前記投写コンテンツと、前記合成画像と、を互いに対応付けて記憶する記憶装置と、を備え、前記クライアントは、処理対象とする画像を、前記手書き情報画像と前記投写コンテンツと前記合成画像とから選択するためのユーザインタフェースを有する、画像投写システム。
このようにすることで、ユーザは、手書き情報と、投写コンテンツと、合成画像との中から、所望する画像をクライアントにおける処理対象とすることができる。したがって、例えば、プレゼンテーションの後において、書き込んだ手書き情報のみを事後的にプロジェクタを用いて投写する、といった利用方法を実現できる。
[適用例5]適用例3または適用例4に記載の画像投写システムにおいて、前記合成画像生成機構は、前記合成画像を生成する際に、前記手書き情報画像の色を、前記投写コンテンツの色に応じて調整する、画像投写システム。
このようにすることで、合成画像を投写する場合において、投写コンテンツに対して手書き情報を目立たせたり、手書き情報を目立たなくさせたりすることができる。
[適用例6]適用例5に記載の画像投写システムにおいて、前記合成画像生成機構は、前記合成画像を生成する際に、前記手書き情報画像の色を、前記投写コンテンツを特徴付ける特徴色の補色となるように調整する、画像投写システム。
このようにすることで、合成画像を投写する場合において、投写コンテンツに対して手書き情報を非常に目立たせることができる。
[適用例7]スクリーン装置であって、書き込み可能かつスクロール可能なスクリーンであって、クライアントにおけるアプリケーションウィンドウ内のコンテンツをプロジェクタによって投写されると、前記コンテンツを表示するスクリーンと、前記アプリケーションウィンドウにおけるスクロール量を受信するスクロール量受信部と、前記アプリケーションウィンドウにおけるスクロールに対応して前記スクリーンをスクロールさせるスクロール制御部と、を備える、スクリーン装置。
適用例7のスクリーン装置は、クライアントのアプリケーションウィンドウにおけるスクロール量に対応してスクリーン(被投写面)をスクロールするので、スクロールに伴い新たなコンテンツがスクリーンに表示される際に、スクロール前にスクリーンに書き込まれた手書き情報が新たなコンテンツの表示の邪魔にならないようにすることができる。
[適用例8]アプリケーションを実行し、プロジェクタに対してアプリケーションウィンドウ内のコンテンツのデータを送信可能なクライアントであって、前記スクリーンに書き込まれた手書き情報の画像である手書き情報画像を取得する手書き情報画像取得部と、前記手書き情報画像と、前記手書き情報が前記スクリーンに書き込まれた際に前記スクリーンに表示されていたコンテンツである投写コンテンツと、を合成した画像である合成画像を生成する合成画像生成部と、前記手書き情報画像と、前記投写コンテンツと、前記合成画像と、を互いに対応付けて記憶する記憶部と、前記クライアントにおける処理対象とする画像を、前記手書き情報画像と前記投写コンテンツと前記合成画像とから選択するためのユーザインタフェースと、を備えるクライアント。
適用例8のクライアントでは、手書き情報と、投写コンテンツと、合成画像とが互いに対応付けられて記憶されており、かつ、クライアントにおいて処理対象とする画像をこれらの画像から選択するためのユーザインタフェースを備えるので、ユーザは、手書き情報と、投写コンテンツと、合成画像との中から、所望する画像を投写させることができる。したがって、例えば、プレゼンテーションの後において、書き込んだ手書き情報のみを事後的にプロジェクタを用いて投写する、といった利用方法を実現できる。
[適用例9]書き込み可能かつスクロール可能なスクリーンを有するスクリーン装置に対して画像を投写するプロジェクタであって、アプリケーションを実行するクライアントから、前記クライアントにおけるアプリケーションウィンドウ内のコンテンツを受信するコンテンツ受信部と、前記コンテンツを前記スクリーンに投写する投写部と、前記スクリーン装置から、前記スクリーンに書き込まれた手書き情報の画像である手書き情報画像を取得する手書き情報画像取得部と、前記手書き情報画像と、前記手書き情報が前記スクリーンに書き込まれた際に前記スクリーンに表示されていたコンテンツである投写コンテンツと、を合成した画像である合成画像を生成する合成画像生成部と、前記手書き情報画像と、前記投写コンテンツと、前記合成画像と、を互いに対応付けて記憶する記憶部と、を備える、プロジェクタ。
適用例9のプロジェクタでは、手書き情報と、投写コンテンツと、合成画像とが互いに対応付けられて記憶されているので、クライアントからの指示に従い、これらの画像の中から指定された画像を投写することができる。したがって、例えば、ユーザは、プレゼンテーションの後において、クライアントから手書き情報のみを投写指示することによって、書き込んだ手書き情報のみを事後的に投写して確認する、といった利用が可能となる。
A.第1の実施例:
A1.システム構成:
図1は、本発明の一実施例としての画像投写システムの概略構成を示す説明図である。この画像投写システム500は、スクリーン装置10と、プロジェクタ100と、クライアントとしてのパーソナルコンピュータ300とを備えている。これらのうち、スクリーン装置10とプロジェクタ100とは一体構成となっている。なお、スクリーン装置10とプロジェクタ100とを別体構成とすることもできる。
スクリーン装置10は、上部スクリーン固定部12と、下部スクリーン固定部14と、スクリーンScとを備えている。上部スクリーン固定部12と下部スクリーン固定部14とは、互いに垂直方向に所定の距離だけ離れて壁面101に固定されている。スクリーンScは、これら上部スクリーン固定部12と下部スクリーン固定部14との間に配置され、壁面101と平行な被投写面を形成している。スクリーンScは、上下のいずれの方向にもスクロール可能であり、一般的なホワイトボードと同様にペン等で書き込み可能な無端状のシート部材で形成されている。
プロジェクタ100は、壁面設置型のプロジェクタであり、本体部20と固定部95とを備えている。固定部95は壁面101に固定されており、本体部20は固定部95に回転自在に取り付けられている。具体的には、本体部20は、固定部95を軸として図示しない床面(天井面)と平行に0度から180度までの範囲で任意に回転することができる。図1の例では、本体部20は、本体部20の長手方向が壁面101と垂直となる位置に配置されている。かかる位置に配置されたプロジェクタ100は、斜め下方に向けて画像光を射出し、スクリーンSc(被投写面)に画像を投写する。
本体部20の回転はユーザが手動で行うことができる。なお、本体部20を回転させるためのアクチュエータをプロジェクタ100が備える構成とし、パーソナルコンピュータ300からアクチュエータに回転指示を与えることによっても本体部20の回転を実現できる。本実施例において、本体部20は、本体部20が回動して長手方向が壁面101と垂直な位置に配置されているとき(すなわち、図1の状態)に電源がオンとなり、他の位置では電源がオフとなる。したがって、本体部20が画像を投写する際の、本体部20とスクリーンScとの位置関係は一定である。このとき、プロジェクタ100はスクリーンScに対して斜め上方から投写するので、プロジェクタ100は、予めキーストーン歪みが発生しないように画像調整して投写する構成となっている。また、投写される画像のスクリーンSc内における位置及び大きさは固定されている。図1の例では、投写画像の縦の長さはL2であり、スクリーンScの上端から長さL1だけ下の位置が投写画像の上端となり、スクリーンScの下端から長さL1だけ上の位置が投写画像の下端となっている。ここで、長さL2は、スクリーンScの全周の1/4の長さに相当する。なお、本体部20が回転可能な範囲のいずれの位置に配置されている場合においても電源をオンとする構成を採用することもできる。
パーソナルコンピュータ300は、プロジェクタ100(本体部20)との間で無線LAN(Local Area Network)を介した通信が可能である。無線LANとしては、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11b規格に準拠した無線LANや、Bluetooth(登録商標)などを用いることができる。なお、無線LANに代えて、IrDA規格に準拠した赤外線通信を採用することもできる。また、無線に代えて、IEEE802.3規格に準拠した有線LANを採用することもできる。パーソナルコンピュータ300では、プレゼンテーション用アプリケーションプログラムが実行され得る。
画像投写システム500では、パーソナルコンピュータ300においてプレゼンテーション用アプリケーションが実行された際に、アプリケーションウィンドウW1に表示される画像(コンテンツ)をプロジェクタ100によってスクリーンScに投写するように構成されている。
図2は、図1に示すプロジェクタ100及びスクリーン装置10の詳細構成を示す説明図である。プロジェクタ100において、本体部20は、CPU32と、RAM34と、ROM35と、無線通信制御部36と、入出力インタフェース(I/F)部37と、画像処理部38と、液晶パネル駆動部39と、照明光学系42と、液晶パネル43と、投写光学系44と、投写ミラー45と、画像光射出口46とを備えている。
CPU32は、ROM35に記憶されている制御用プログラムを実行することにより、投写制御部33として機能する。無線通信制御部36は、電波の送受信機やアンテナ等(図示省略)を備え、パーソナルコンピュータ300(図1)との間における無線LAN通信を実行し、パーソナルコンピュータ300から送信されるコンテンツデータをRAM34に格納する。入出力I/F部37は、投写制御部33と上部スクリーン固定部12との間の通信を実現するためのインタフェース群からなる。なお、プロジェクタ100と上部スクリーン固定部12との間は有線接続されているが、これに代えて、無線接続とすることもできる。この場合、プロジェクタ100とスクリーン装置10とを互いに別体構成とすることができる。画像処理部38は、投写制御部33からの指示に従い、RAM34に格納されているコンテンツデータに基づき、液晶パネル43に合せた解像度変換や、明るさやコントラスト等の調整を行う。液晶パネル駆動部39は、画像処理部38によって処理された後の画像データに基づき液晶パネル43を駆動する。
照明光学系42は、光源ランプやリフレクタ等(図示省略)を備えており、照明光を液晶パネル43に射出する。液晶パネル43は、液晶パネル駆動部39から入力する信号に基づいて照明光を変調して画像光を生成する。なお、液晶パネル43に限らず、任意の光変調素子を用いることができ、例えば、DMD(Digital Micromirror Device:登録商標)を用いることもできる。投写光学系44は、図示しない投写レンズを備えており画像光を射出する。投写ミラー45は、投写光学系44から射出された画像光を、画像光射出口46を通ってスクリーンScに向かうように偏向する。
上部スクリーン固定部12は、上部プーリ52と、モータ53と、駆動制御部54と、を備えている。また、下部スクリーン固定部14は、下部プーリ62を備えている。2つのプーリ52,54は、対となってスクリーンScを所定の張力で保持すると共に、スクリーンScをスクロールさせる際の軸として機能する。モータ53は、上部プーリ52を回転させる。なお、下部プーリ62自身はモータによって駆動されず、スクリーンScのスクロールに従って回転する。駆動制御部54は、前述の入出力I/F部37と接続されており、投写制御部33からの指示に従いモータ53の駆動を制御する。
ここで、スクリーンScは、被投写面(投写画像を表示するエリア)として4つの面を有する。具体的には、スクリーンScの全周の長さは投写画像の縦の長さL2の4倍となっており、スクリーンScは、1回のスクロールで全周の1/4だけ移動(回転)することにより投写画像を表示するエリアとして4つのエリアを有する。なお、以下においては、これら4つのエリアを第1被投写面〜第4被投写面と呼ぶ。
図3は、図1に示すパーソナルコンピュータ300の内部構成を示す説明図である。このパーソナルコンピュータ300は、CPU310と、RAM340と、ROM345と、ハードディスクドライブ320と、入出力インタフェース部330と、キーボード332と、表示制御部350と、液晶ディスプレイ352と、無線通信処理部360と、を備えている。
ROM345には、プレゼンテーション用アプリケーションプログラム及び投写制御用プログラムが記憶されている。CPU310は、RAM340にロードされたプレゼンテーション用アプリケーションプログラムを実行することにより、アプリケーション実行部311として機能する。同様に、CPU310は、投写制御用のプログラムを実行することにより、投写画像制御部312及びスクロール量送信部313として機能する。ハードディスクドライブ320には、予め、プレゼンテーション用アプリケーションにより実行されるプレゼンテーションファイル322が記憶されている。
図4は、図3に示すプレゼンテーションファイル322の内容(コンテンツ)を示す説明図である。このプレゼンテーションファイル322は、3ページからなり、各ページはそれぞれ1つの画像を構成している。具体的には、1ページ目はデジタルカメラが表わされた画像f1であり、2ページ目は自転車が表わされた画像f2であり、3ページ目は人物が表された画像f3である。なお、プレゼンテーションファイル322のページ数としては、3ページに限らず4ページ以内の任意の数のページ数とすることができる。
図3に戻って、入出力インタフェース部330は、キーボード332や図示しないポインティングデバイスからの入力データを、内部バスを介してCPU310に伝える。表示制御部350は、フレームメモリとして用いられるVRAM(図示省略)を備えており、液晶ディスプレイ352に画像信号を送信する。無線通信処理部360は、電波の送受信機やアンテナ等(図示省略)を備え、無線LANを介したデータの送受信を行う。
ユーザがプレゼンテーションファイル322を指定してプレゼンテーション用アプリケーションを実行すると、アプリケーション実行部311は、アプリケーションウィンドウ内にプレゼンテーションファイル322の1ページ目の画像f1(図4)を表示したイメージデータを表示制御部350(VRAM)に書き込む。表示制御部350は、VRAM(図示省略)に書き込まれたイメージデータに基づいて、画像信号を生成して液晶ディスプレイ352に出力する。図1の例では、液晶ディスプレイ352にアプリケーションウィンドウW1が表示され、このアプリケーションウィンドウW1内に画像f1(図4)が表示されている。
このアプリケーションウィンドウW1は、ページスクロール用の2つのボタンBu,Bdを備えている。ボタンBuはスクロールアップ用のボタンであり、1回押下する度に表示されているページが1ページ戻ることとなる。ボタンBdはスクロールダウン用のボタンであり、1回押下する度に表示されているページが1ページ進むこととなる。なお、これらのボタンBu,Bdが押下されると、アプリケーション実行部311は、スクロール後のページに対応する画像を表示制御部350内のVRAM(図示省略)に書き込む。
ユーザがメニュー画面(図示省略)から画像投写メニューを選択すると、投写画像制御部312は、アプリケーション実行部311が表示制御部350にイメージデータを書き込むのと合わせて、アプリケーションウィンドウW1に表示されているページの画像データをRAM340に書き込む。投写画像制御部312は、RAM340に書き込んだイメージデータを、無線通信処理部360を制御してプロジェクタ100に送信する。すると、上述したように、プロジェクタ100では、無線LANを介して受け取ったイメージデータをスクリーンScに投写する。その結果、図1に示すように、プレゼンテーションファイル322の1ページ面の画像f1がスクリーンScに投写される。なお、上述したページスクロール用のボタンBu,Bdが押下されると、投写画像制御部312は、スクロール後のページに対応する画像をRAM340に書き込む。したがって、プロジェクタ100は、スクロール後のページに対応する画像をスクリーンScに投写することとなる。
以上の構成を有する画像投写システム500では、後述のスクロール処理を実行することにより、ユーザがペンを用いて文字や図形(以下「手書き情報」と呼ぶ)をスクリーンScに書き込んだ後にパーソナルコンピュータ300においてスクロールした場合でも、書き込んだ手書き情報がスクロール後の投写画像の邪魔をしないように構成されている。
なお、前述の無線通信制御部36と入出力I/F部37と無線通信処理部360とは、請求項における伝達手段に相当する。また、投写制御部33は請求項におけるスクロール量受信部及びコンテンツ受信部に、駆動制御部54は請求項におけるスクロール制御部に、液晶パネル駆動部39と照明光学系42と液晶パネル43と投写光学系44と投写ミラー45とは請求項における投写部に、それぞれ相当する。
A2.スクロール処理:
図5は、画像投写システム500において実行されるスクロール処理の手順を示すフローチャートである。図5において、左はスクリーン装置10における処理フローを示し、中央はプロジェクタ100における処理フローを示し、右はパーソナルコンピュータ300における処理フローを示す。スクリーン装置10及びプロジェクタ100では、それぞれ電源がオンとなると、スクロール処理が開始される。パーソナルコンピュータ300では、ユーザが画像投写メニュー(図示省略)を選択すると、スクロール処理が開始される。
パーソナルコンピュータ300(図3)において、スクロール量送信部313は、アプリケーション実行部311によってページスクロールがされたか否かを監視する(ステップS105)。そして、スクロールがあった場合には、スクロール量送信部313は、アプリケーション実行部311からスクロール量を取得して、無線通信処理部360を介してプロジェクタ100に送信する(ステップS110)。
プロジェクタ100(図2)において、投写制御部33は、パーソナルコンピュータ300からスクロール量を受信したか否かを監視する(ステップS205)。投写制御部33は、スクロール量を受信すると、受信したスクロール量に基づき、スクロール量を指定したスクロール指示をスクリーンScに送信する(ステップS210)。
ステップS210において指定するスクロール量は、以下のように予め設定されている。すなわち、アプリケーションウィンドウW1におけるスクロール量がn(n=1〜3)ページダウンの場合には、スクロール量として「n/4周(長さL2)スクロールアップ」が設定されている。また、アプリケーションウィンドウW1におけるスクロール量がn(n=1〜3)ページアップの場合には、スクロール量として「n/4周(長さL2)スクロールダウン」が設定されている。
スクリーン装置10(図2)において、駆動制御部54は、プロジェクタ100からスクロール指示を受信したか否かを監視する(ステップS305)。駆動制御部54は、スクロール指示を受信すると、受信したスクロール指示において指定されたスクロール量だけモータ53を駆動してスクリーンScをスクロールさせる。
パーソナルコンピュータ300において、投写画像制御部312は、前述のステップS110の後において、スクロール後の画像データをプロジェクタ100に対して送信し(ステップS115)、再びステップS105に戻る。
プロジェクタ100において、投写制御部33は、前述のステップS210の後において、パーソナルコンピュータ300から受信した画像データに基づき、スクロール後の新たなページの画像をスクリーンScに投写する(ステップS215)。このとき、スクリーン装置10では、前述のステップS310の処理によって、スクリーンScがスクロールしているので、スクロール後の新たな被投写面にスクロール後の画像が投写されることとなる。なお、プロジェクタ100において、投写制御部33は、ステップS215を実行した後には、再びステップS205に戻る。また、スクリーン装置10において、駆動制御部54は、ステップS310を実行した後には、再びステップS305に戻る。
図6は、スクロール処理を実行する際にスクリーンScに投写される画像の一例を示す説明図である。まず、図6上段に示すように、スクリーンScの第1被投写面に画像f1が表示されている状態において、ユーザがペンで手書き情報G1を書き込んだ。この状態において、ユーザがキーボード332(図3)を操作して、アプリケーションウィンドウW1におけるスクロールダウン用のボタンBdを1回押下した場合、中段に示す状態となる。
具体的には、ボタンBdが1回押下されるので、アプリケーションウィンドウW1においては、1ページ分だけスクロールダウンする。したがって、パーソナルコンピュータ300からプロジェクタ100に対してスクロール量(1ページダウン)が送信される。また、プロジェクタ100からスクリーン装置10に対し、この1ページダウンに対応するスクロール量(1/4周アップ)を指定したスクロール指示がされる。それゆえ、スクリーン装置10では、スクリーンScが1/4周(長さL2)だけスクロールアップして第2被投写面が被投写面となる。そして、パーソナルコンピュータ300からプロジェクタ100に対して、2ページ目の画像f2(図4)の画像データが送信されるので、第2被投写面に画像f2が表示され、図6中段に示す状態となる。
このとき、第1被投写面に書き込まれた手書き情報G1(図6上段)は、スクリーンScと共にスクロールするので、画像f2を投写する際の第2被投写面には何も書き込まれていない。したがって、手書き情報G1は、第2被投写面における画像f2の表示の邪魔をしないこととなる。なお、図6中段の状態においては、新たな手書き情報G2がユーザによって書き込まれている。
その後、ユーザが、アプリケーションウィンドウW1におけるスクロールアップ用のボタンBuを1回押下すると、スクリーンScは、1/4周(長さL2)分スクロールダウンして再び第1被投写面が被投写面となる。また、プロジェクタ100は、画像f1を投写する。したがって、図6下段に示すように、再び第1被投写面に画像f1が表示される。このとき、図6上段において書き込まれた手書き情報G1が再び被投写面に現れるので、ユーザは、指定した画像f1を確認することができると共に、先ほど書き込んだ手書き情報も合わせて確認することができる。
以上説明したように、画像投写システム500では、アプリケーションウィンドウW1におけるスクロールに対応してスクリーンScがスクロールするので、スクリーンScの投写面に書き込まれた手書き情報がスクロール後の画像を投写する際に邪魔にならない。また、アプリケーションウィンドウW1におけるスクロール量に応じてスクリーンScがスクロールするので、同じ画像を投写する際に同じ投写面を用いることができる。したがって、同じ画像を再度投写させる際に、以前に書き込んだ手書き情報を画像と合わせて表示させることができる。また、プロジェクタ100及びスクリーン装置10は、壁面設置型であり、投写条件も固定されている。したがって、ユーザは、画像を投写してプレゼンテーションを行う際に面倒な設定作業を行う必要がない。また、プロジェクタ100は、本体部20が回転可能であるので、使用しない際に長手方向が壁面101と平行になるように配置することによって、本体部20がユーザの通行の邪魔となることを抑制できる。
B.第2の実施例:
図7は、第2の実施例におけるプロジェクタ100及びスクリーン装置10aの詳細構成を示す説明図である。図8は、第2の実施例におけるパーソナルコンピュータ300aの詳細構成を示す説明図である。第2の実施例の画像投写システムは、以下の4点において、画像投写システム500(図1〜図4)と異なり、他の構成は第1の実施例と同じである。すなわち、スクリーン装置10a(図7)において、上部スクリーン固定部12aは、読み取り部56及びイレーザ55を備えている点と、スクリーンScは、投写画像を表示するエリアとして、2つのエリア(第1,2被投写面)を有している点と、パーソナルコンピュータ300a(図8)において、CPU310は、上述した各機能部に加えて、コンテンツ管理部314及びユーザインタフェース(UI)制御部315として機能する点と、RAM340は、コンテンツ格納部342を備えている点と、が画像投写システム500との相違点である。
読み取り部56(図7)は、所定の画素密度でスクリーンScの幅方向(X方向)に配列された受光素子を有するCCD(Charge Coupled Devices)(図示省略)と、各受光素子に対応するレンズ(図示省略)と、R,G,Bの各色の光で原稿面を照射する露光ランプ(図示省略)と、を備えている。読み取り部56は、スクリーンScがスクロールする際に、スクリーンScに書き込まれた手書き情報を読み取って読み取り信号を駆動制御部54に送信する。駆動制御部54は、読み取り部56から受信した読み取り信号を、入出力I/F部37介して投写制御部33に送信する。イレーザ55は、スクリーンScと同じ幅(X方向の長さ)を有し、スクリーンScに接して配置されている。イレーザ55は、スクリーンScがスクロールする際にスクリーンScに書き込まれた手書き情報を消去する。
なお、本実施例において、読み取り部56は、請求項における読み取り機構に相当する。また、イレーザ55は請求項における消去機構に、投写画像制御部312は請求項における手書き情報画像取得部及び合成画像生成機構に、RAM340(図8)は請求項における記憶装置及び記憶部に、それぞれ相当する。
第2の実施例における画像投写システムは、スクリーンScを読み取って画像ファイルとして管理する。このとき、読み取り画像ファイルと、投写画像の画像ファイルと、読み取り画像と投写画像との合成画像の画像ファイルとを、互いに対応付けて管理する。そして、第2の実施例における画像投写システムでは、ユーザは、これらの画像ファイルの中から投写する画像を指定することができる。
図9は、第2の実施例におけるスクロール処理の手順を示すフローチャートである。パーソナルコンピュータ300aにおいてスクロール処理が開始されると、上述したステップS105,S110が実行される。また、プロジェクタ100において上述したステップS205,S210が、スクリーン装置10aにおいて上述したステップS305,S310が、それぞれ実行される。なお、ステップS210において指定するスクロール量は、第1の実施例とは異なる。具体的には、例えば、アプリケーションウィンドウW1において1ページ分スクロールした場合には「1/2周スクロールアップ」を指定する。このとき、アプリケーションウィンドウW1におけるスクロールが、スクロールアップとスクロールダウンとのいずれであっても、「1/2周スクロールアップ」を指定する。
スクリーン装置10aにおいて、読み取り部56は、ステップS310が実行(開始)されると、スクリーンScがスクロールする際に、画像が投写されたエリア(第1被投写面又は第2被投写面)についてスキャンし、イレーザ55は、スクリーンScに書き込まれた手書き情報を消去する(ステップS315)。駆動制御部54は、ステップS315において得られた読み取り画像の画像データを、入出力I/F部37を介して投写制御部33に送信する(ステップS320)。
パーソナルコンピュータ300aにおいて、投写画像制御部312は、アプリケーションウィンドウW1におけるスクロール量を送信した後(ステップS110の後)、スクロール後に表示する画像(ページ)について合成画像が作成されているか否かを判定する(ステップS112)。合成画像とは、前述のステップS315において得られた読み取り画像と、投写画像との合成画像である。
合成画像が作成されている場合には、投写画像制御部312(図8)は、合成画像の画像データをプロジェクタ100に送信する(ステップS115b)。一方、合成画像が作成されていない場合には、投写画像制御部312は、スクロール後のページの画像データをプロジェクタ100に送信する(ステップS115a)。
プロジェクタ100において、投写制御部33(図7)は、パーソナルコンピュータ300aから画像データを受信すると、受信した画像データに基づき画像をスクリーンScに投写する(ステップS220)。したがって、スクリーンScには、合成画像(ステップS115b実行の場合)又はスクロール後のページの画像(ステップS115a実行の場合)が投写される。
投写制御部33は、画像投写を行いながら、スクリーン装置10aから読み取り画像データを受信するか否かを監視している(ステップS225)。投写制御部33は、スクリーン装置10a(駆動制御部54)から読み取り画像データを受信すると、受信した読み取り画像データをパーソナルコンピュータ300aに送信する(ステップS230)。
パーソナルコンピュータ300aにおいて、投写画像制御部312は、前述のステップS115a又はステップS115bを実行した後、プロジェクタ100から読み取り画像データを受信するか否かを監視している(ステップS120)。投写画像制御部312は、プロジェクタ100から読み取り画像データを受信すると、読み取り画像と投写した画像との合成画像を生成する(ステップS125)。コンテンツ管理部314は、読み取り画像データと、合成画像の画像データとを、投写した画像(コンテンツ)の画像データに対応付けてコンテンツ格納部342(図8)に保存する(ステップS130)。なお、既に読み取り画像データがコンテンツ格納部342に保存されている場合には、新たに受信した読み取り画像データが上書き保存される。また、既に合成画像が生成されてコンテンツ格納部342に保存されている場合には、新たに生成された合成画像が上書き保存される。
図10は、コンテンツ格納部342における画像データの格納例を模式的に示す説明図である。図10において、左の列は、プレゼンテーションファイル322の内容を示しており、図4と同じである。また、中央の列は読み取り画像データ(ファイル)の内容を、右の列は合成画像の画像データ(ファイル)の内容を、それぞれ示している。
図10の例では、読み取り画像データとして、2つの画像f11,f21のデータが格納されている。また、合成画像データとして、2つの画像f12,22のデータが格納されている。画像f11は、画像f1が投写された際の被投写面をスキャンして得られた画像であり、手書き情報の画像が含まれている。画像f12は、画像f1と画像f11との合成画像である。同様に、画像f21は、画像f2が投写された際の被投写面をスキャンして得られた画像であり、手書情報の画像が含まれている。画像f22は、画像f2と画像f21との合成画像である。なお、図10の例では、プレゼンテーションファイルの3ページ目の画像f3に対応する読み取り画像及び合成画像がない。これは、3ページ目の画像f3が1度も投写されていない、または、投写された状態で他のページにスクロールされていないことを意味している。
ここで、プレゼンテーションファイルの各ページの画像と、読み取り画像データ(ファイル)と、合成画像データ(ファイル)とは、互いに対応付けられて格納されている。具体的には、読み取り画像データのファイル名は、「プレゼンテーションファイルのファイル名+ページ番号+sf」として命名されている。また、合成画像データのファイル名は、「プレゼンテーションファイルのファイル名+ページ番号+cf」として命名されている。なお、ファイル名を利用することに代えて、同じフォルダ内に格納することにより、プレゼンテーションファイルの各ページの画像と、読み取り画像データと、合成画像データとを、互いに対応付けて格納することもできる。
図11は、第2の実施例におけるスクロール処理を実行する際にスクリーンScに投写される画像の一例を示す説明図である。スクリーンScの第1被投写面に画像f1が表示され、手書き情報G1が書き込まれた状態(図11上段)において、ユーザが、アプリケーションウィンドウW1におけるスクロールダウン用のボタンBdを1回押下した場合、中段に示す状態となる。上段から中段に移行する間に、第1被投写面はスキャンされ、読み取り画像f11(図10)及び合成画像f12の画像データが、画像f1と対応付けられてコンテンツ格納部342に格納される。また、第1被投写面に書き込まれた手書き情報G1は、イレーザ55によって消去される。
図11中段の状態において、ユーザがアプリケーションウィンドウW1におけるスクロールアップ用のボタンBuを1回押下した場合、図11下段に示す状態となる。図11中段から下段に移行する間に、第2被投写面はスキャンされ、読み取り画像データf21(図10)及び合成画像データf22が、画像f2と対応付けられてコンテンツ格納部342に格納される。また、第2被投写面に書き込まれた手書き情報G2は、イレーザ55によって消去される。
図11下段の状態においては、第1被投写面に合成画像f12が投写される。これは、再度投写する1ページ目の画像f1については、図11上段から中段に移行する際に既に合成画像が作成されているからである(図9ステップS112,S115b参照)。ここで、図11上段から中段に移行する間に手書きの手書き情報G1は消去されているが、合成画像f12は、読み取り画像f11の内容が含まれているので、手書き情報G1も画像として投写されることとなる。したがって、ユーザは、画像f1と共に、書き込まれた手書き情報G1も合わせて確認することができる。
以上のスクロール処理により、コンテンツ格納部342内には、プレゼンテーションファイルの各ページの画像と、読み取り画像と、合成画像とが、互いに対応付けられて格納されることとなる。その結果、ユーザは、このようにして格納された各画像のうち、所望する画像を投写したり、液晶ディスプレイ352に表示させたり、パーソナルコンピュータ300aにプリンタ(図示省略)を接続して印刷するといった処理を行い得る。したがって、例えば、プレゼンテーションを行った際に書き込んだ書き込み情報のみを投写する、又は印刷して参加者に配布するといったことが可能となる。このような処理を行う場合、ユーザは、プレゼンテーションファイル名を指定して、上述したプレゼンテーション用アプリケーションとは異なるアプリケーション(格納画像処理用アプリケーション)を起動する。
図12(A)は、画像選択メニュー画面を示す説明図である。格納画像処理用アプリケーションが起動されると、UI制御部315(図8)は、処理対象とする画像を選択するためのメニュー画面(画像選択メニュー画面W2)を液晶ディスプレイ352に表示させる。この画像選択メニュー画面W2は、指定されたプレゼンテーションファイルの各ページの画像を示すアイコンf51〜f53と、決定ボタンB1と、終了ボタンB2とを備えている。図12(A)の例では、1ページ目の画像f1を示すアイコンf51がアクティブとなっている。
図12(B)は、処理選択メニュー画面W3を示す説明図である。図12(A)の状態において決定ボタンB1を押下すると、UI制御部315は、処理選択メニュー画面W3を液晶ディスプレイ352に表示させる。この処理選択メニュー画面W3は、画像選択メニュー画面W2で選択された画像のアイコンf51と、画像種別を選択するための3つのボタンB11〜B13と、処理種別を選択するための3つのボタンB1〜B3とを備えている。3つのボタンB11〜B13は、処理選択メニュー画面W3に表示されたアイコンに関連する画像(ページ画像,読み取り画像,合成画像)のうち、処理対象とする画像を選択するための画像である。3つのボタンB4〜B6は、処理対象とする画像について、どのような処理(投写,画面表示,印刷)を行うかを選択するためのボタンである。具体的には、ボタンB4は、処理対象の画像を投写させるためのボタンである。また、ボタンB5は投写対象の画像を液晶ディスプレイ352に表示させるためのボタンであり、ボタンB6は投写対象の画像をプリンタ(図示省略)で印刷させるためのボタンである。
図12(B)の例では、アイコンf51に関連する画像のうち、読み取り画像(ボタンB12)が選択され、投写ボタンB4が選択されている。したがって、コンテンツ格納部342(図8)から読み取り画像f11(図10)の画像データが読み出されて、RAM340に書き込まれ、スクリーンScに投写される。なお、前述の処理選択メニュー画面W3は、請求項におけるユーザインタフェースに相当する。
以上説明したように、第2の実施例の画像投写システムも第1の実施例の500と同様な効果を有する。また、第2の実施例の画像投写システムでは、プレゼンテーションファイルの各ページの画像と、読み取り画像と、合成画像とを互いに対応付けて記憶するので、各ページの画像をインデックスとして、読み取り画像や合成画像を選択して、投写や画面表示や印刷を実行できる。また、第2の実施例の画像投写システムでは、手書き情報を読み取った後にイレーザ55によって消去するので被投写面(画像投写エリア)として2面あれば足り、スクリーン装置10の小型化が可能となる。或いは、スクリーンSc上において投写エリアを広く確保することができる。
C.変形例:
なお、上記各実施例における構成要素の中の、独立クレームでクレームされた要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
上述した各実施例では、スクリーンScの1回あたりのスクロール量は、アプリケーションウィンドウW1における1ページに対応する長さ(第1の実施例では1/4周、第2の実施例では1/2周)を単位とするものであったが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、パーソナルコンピュータ300,300aにおいて実行されるアプリケーションがワードプロセッサ用アプリケーションであれば、ページ単位のスクロール以外にも、行単位など1ページよりも少ない単位でのスクロール等も行い得る。この場合、例えば、以下の構成により実現することができる。パーソナルコンピュータ300,300aからプロジェクタ100に対して、アプリケーションウィンドウW1におけるスクロール量として、画素単位の移動量を送信する。そして、プロジェクタ100において投写制御部33は、この画素単位の移動量に応じたスクリーンScのスクロール量を指定してスクロール指示を駆動制御部54に送信する。なお、画素単位の移動量に応じたスクリーンScのスクロール量は、例えば、以下のようにして決定する。まず、プロジェクタ100において、投写制御部33は、パーソナルコンピュータ300,300aから送信される画素単位の移動量を、画像処理部38による解像度変換後の画像サイズにおける画素単位の移動量(以下「変換後の移動量」と呼ぶ)に変換する。この変換は、例えば、変換前後の画素単位の移動量を対応付けたテーブルを参照して実現することができる。なお、パーソナルコンピュータ300,300aの解像度と、液晶パネル43の解像度とは予め固定されているので、変換前後の画素単位の移動量を予め対応付けることができる。そして、投写制御部33は、変換後の移動量をスクリーンScのスクロール量に変換することにより、駆動制御部54に指定するスクロール量を決定する。このスクリーンScのスクロール量の変換は、例えば、変換後の移動量とスクリーンScのスクロール量とを対応付けたテーブルを参照して実現することができる。なお、液晶パネル43の解像度と、スクリーンSc上における投写画像サイズとが予め固定されているので、変換後の移動量とスクリーンScのスクロール量とを予め対応付けることができる。
また、上述したようにアプリケーションウィンドウW1におけるスクロール量に対応した量だけスクリーンScをスクロールすることに代えて、アプリケーションウィンドウW1におけるスクロール量に関わらず、常に同じ量だけスクリーンScをスクロールすることもできる。例えば、第2の実施例において、アプリケーションウィンドウW1におけるスクロール量(ページ数)に関わらず、スクリーンScを1/2周分スクロールする構成とすることもできる。このような構成においても、スクリーンScに書き込まれた手書き情報が、スクリーンScにおける投写画像の表示を邪魔しないようにすることができる。すなわち、一般には、クライアントのアプリケーションウィンドウにおけるスクロールに対応してスクリーン(被投写面)をスクロールするスクリーン装置を、本発明の画像投写システムにおいて採用することができる。
C2.変形例2:
上述した第2の実施例では、読み取り部56が読み取った画像をそのまま読み取り画像として、パーソナルコンピュータ300aのRAM340に保存していたが、これに代えて、読み取り画像のうち、手書き情報部分のみを抽出して読み取り画像として保存することもできる。手書き情報の抽出は、例えば、読み取った画像データからペンの色(例えば黒色)を示す画素(ブロック)を抽出することにより実行可能である。すなわち、一般には、手書き情報を読み取って画像を得ることが可能な任意の読み取り機構を、本発明の画像投写システムにおける読み取り機構として採用することができる。なお、この構成においては、手書き情報の抽出を行う機能部が請求項における手書き情報画像取得部に相当する。
C3.変形例3:
上述した第2の実施例では、スクリーンScに書き込まれた手書き情報が黒色であれば、読み取り画像及び合成画像における手書き情報部分の色は黒色であったが、これに代えて、手書き情報部分の色を変更することもできる。例えば、投写する画像が暗い画像や黒色の画像である場合、スクリーンScに投写された画像に黒色のペンで手書き情報を書き込むと、手書き情報部分が分かりづらくなる。そこで、この場合、手書き情報部分の色を明るい色(例えば、白色や、明るい黄色など)に変更する。このようにすることで、合成画像を投写する際に手書き情報部分をはっきりと識別することができる。このように手書き情報の色を変化させるためには、例えば、以下のような構成を採用することができる。パーソナルコンピュータ300aにおいて、読み取り部56で読み取った画像データから手書き情報部分を抽出する。また、パーソナルコンピュータ300aにおいて、読み取った画像に対応付けられる投写画像(プレゼンテーションファイルにおけるページ画像)の平均色を求める。この平均色の決定は、例えば、ページ画像の各画素のR,G,Bについて平均値を求めることにより実行する。そして、パーソナルコンピュータ300aにおいて、手書き情報部分の色を、求めた平均色の補色に変更して、取り込み画像データとして上書き保存する。例えば、平均色が緑色であったら、手書き情報部分を赤色に変更して保存する。また、ステップS125(図9)において、手書き情報部分の色を変更した後の取り込み画像と、投射画像とに基づき合成画像を生成する。前述のように手書き情報部分の色を投写画像の平均色の補色とするのは、合成画像における手書き情報部分をより強調するためである。なお、ページ画像のうち、手書き情報を含む一部の領域について平均色を求めて、かかる平均色の補色としてもよい。すなわち、一般には、投写画像(コンテンツ)を特徴付ける特徴色の補色を、手書き情報部分の色とする任意の構成を本発明の画像投写システムにおいて採用することができる。
また、上述した投写画像の特徴色の補色に代えて、投写画像の平均色と似た色に、手書き情報部分の色を変更することもできる。この場合には、手書き情報部分を目立たなくすることができる。すなわち、一般には、手書き情報部分の色を投写コンテンツの色に応じて調整する任意の構成を、本発明の画像投写システムにおいて採用することができる。
C4.変形例4:
上述した第4の実施例では、投射した画像(コンテンツ)に対応付けて管理する画像は、読み取り画像と合成画像とであったが、これらに加えて、装飾用画像を管理することもできる。装飾用画像としては、例えば、投写画像の周りを囲むための装飾用枠画像(スキン)や、投写画像上において所定の間隔で罫線を表示するための画像等を採用することができる。また、第2の実施例では、パーソナルコンピュータ300aでは、読み取り画像を受信した場合に合成画像を生成して保存するようにしていたが、これに代えて、合成画像を保存しておかず、投写する際に投写画像(コンテンツ)と読み取り画像とから合成画像を生成して投写するようにしてもよい。
C5.変形例5:
上述した第1の実施例では、被投写面の数は4であったが、これに代えて、任意の数とすることもできる。なお、被投写面の数を5以上とする場合には、投写画像のサイズをより小さくする、又はスクリーンScのサイズを大型化することを要する。この場合、プレゼンテーションファイル322のページ数を、上述した第1の実施例における上限値(4ページ)よりも多くのページ数とすることができる。また、被投写面の数を第2の実施例と同様に「2」とすることもできる。この場合、第2の実施例と同様に、イレーザを配置して、スクロールするたびにスクリーンScに書き込まれた手書き情報を消去することが好ましい。
C6.変形例6:
上述した各実施例では、クライアントとして機能する装置は、パーソナルコンピュータ300,300aであったが、パーソナルコンピュータ300,300aに代えて、プロジェクタ100がクライアント機能を備える構成とすることもできる。具体的には、プロジェクタ100において、各機能部311〜315やプレゼンテーションファイルを作成する機能部(ファイル作成部)を備えるように構成する。そして、ユーザがUSBメモリ等の記憶媒体を用いてプロジェクタ100に画像データを記憶させると、プロジェクタ100において、ファイル作成部はプレゼンテーションファイルを作成し、投写画像制御部312は投写制御部33を介して画像を投写する。このような構成においても、投写画像が切り替わるたびにスクリーンScをスクロールするように構成することで、スクリーンScに書き込まれた手書き情報が投写画像の邪魔になることを抑制することができる。なお、かかる構成においては、プロジェクタにおける投写画像制御部312に相当する機能部は、請求項における手書き情報取得部及び合成画像生成部に相当する。すなわち、一般には、クライアント機能を任意の装置が備える構成を、本発明の画像投写システムにおいて採用することができる。
C7.変形例7:
上述した第1の実施例では、パーソナルコンピュータ300とスクリーン装置10との間で直接データの送受信はなされていなかったが、これに代えて、これらの装置間で直接データの送受信を行うようにすることもできる。具体的には、スクリーン装置10に無線LAN通信を行うための機能部を備えるようにする。そして、パーソナルコンピュータ300は、スクリーン装置10に対してスクロール量を直接送信する。スクリーン装置10では、受信したスクロール量に応じて予め設定された量だけスクリーンScをスクロールさせるようにすればよい。また、第2の実施例では、スクロール量の通知に加えて、取り込み画像の画像データもスクリーン装置10aとパーソナルコンピュータ300aとの間で直接送受信するように構成することもできる。
C8.変形例8:
上述した第2の実施例では、投写画像,読み取り画像,及び合成画像の保存先は、パーソナルコンピュータ300aが備えるRAM340(コンテンツ格納部342)であったが、これに代えて又はこれに加えて、他の記憶装置に保存することもできる。例えば、プロジェクタ100のRAM34(図7)を保存先とすることもできる。また、無線LANにNAS(Network Attached Storage)を接続し、かかるNASに保存することもできる。すなわち、一般には、投写画像と、読み取り画像と、合成画像とを互いに対応付けて記憶可能な任意の装置を、本発明の画像投写システムにおける記憶装置として採用することができる。なお、保存先としてプロジェクタ100のRAM34を採用する場合には、かかるRAM34は、請求項における記憶部に相当する。
C9.変形例9:
上述した第2の実施例では、同じ画像について複数回投写した場合には、読み取り画像は上書き保存されていたが、これに代えて、読み取るたびに異なる画像として保存することもできる。かかる構成においては、パーソナルコンピュータ300aにおいて合成画像を予め生成して保存しておかず、投写指示があった場合に(該当するページへのスクロールがあった場合に)、合成画像を生成してプロジェクタ100に送信することもできる。この場合、投写画像に対応付けられている全ての読み取り画像を合成して合成画像を生成することで、スクロールによって消去された全ての手書き情報を投写画像と共にスクリーンScに投写することができる。
C10.変形例10:
上述した各実施例では、スクリーンScに投写する画像は、アプリケーションウィンドウW1内のページ画像(コンテンツ)であったが、これに代えて、アプリケーションウィンドウW1の画像も合わせて投写することもできる。すなわち、一般には、クライアントにおけるアプリケーションウィンドウ内のコンテンツをスクリーンに投写する構成を、本発明の画像投写システムにおいて採用することができる。
C11.変形例11:
上述した各実施例では、プロジェクタ100は、壁面101に配置されていたが、壁面101に代えて、天井面や床面(机上)に設置される構成とすることもできる。また、これら据え置き型のプロジェクタに代えて、ポータブルタイプのプロジェクタとすることもできる。
C12.変形例12:
上述した第2の実施例では、手書き情報G1,G2は、文字と図形とをいずれも含むものであったが、これに代えて、文字のみを含むもの、又は、図形のみを含むものとすることもできる。また、図形も線で描いた図(線画)に限らず、一定の面積をインクで塗りつぶした図形とすることもできる。
C13.変形例13:
上述した各実施例では、スクリーンScは、無端状の形状であったが、有端状の形状であってもよい。例えば、巻き取り機構を上部スクリーン固定部12及び下部スクリーン固定部14にそれぞれ配置し、これら2つの巻き取り機構の間にスクリーンScを配置して、スクリーンScの2つの端辺を互いに異なる巻き取り機構に接続させる。そして、スクリーンScをスクロールする際に一方の巻き取り機構がスクリーンScを巻き取り、逆向きにスクロールする際には、他方の巻き取り機構がスクリーンScを巻き取るようにする構成とすることもできる。すなわち、一般には、スクロール可能な任意のスクリーンを有するスクリーン装置を、本発明の画像投写システムに採用することができる。
C14.変形例14:
上述した各実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
本発明の一実施例としての画像投写システムの概略構成を示す説明図。 図1に示すプロジェクタ100及びスクリーン装置10の詳細構成を示す説明図。 図1に示すパーソナルコンピュータ300の内部構成を示す説明図。 図3に示すプレゼンテーションファイル322の内容(コンテンツ)を示す説明図。 画像投写システム500において実行されるスクロール処理の手順を示すフローチャート。 スクロール処理を実行する際にスクリーンScに投写される画像の一例を示す説明図。 第2の実施例におけるプロジェクタ100及びスクリーン装置10aの詳細構成を示す説明図。 第2の実施例におけるパーソナルコンピュータ300aの詳細構成を示す説明図。 第2の実施例におけるスクロール処理の手順を示すフローチャート。 コンテンツ格納部342における画像データの格納例を模式的に示す説明図。 第2の実施例におけるスクロール処理を実行する際にスクリーンScに投写される画像の一例を示す説明図。 画像選択メニュー画面を示す説明図及び処理選択メニュー画面W3を示す説明図。
符号の説明
10,10a…スクリーン装置、12,12a…上部スクリーン固定部、14…下部スクリーン固定部、20…本体部、32…CPU、33…投写制御部、36…無線通信制御部、37…入出力インタフェース(I/F)部、38…画像処理部、39…液晶パネル駆動部、42…照明光学系、43…液晶パネル、44…投写光学系、45…投写ミラー、46…画像光射出口、52…上部プーリ、53…モータ、54…駆動制御部、55…イレーザ、56…読み取り部、62…下部プーリ、95…固定部、100…プロジェクタ、101…壁面、300,300a…パーソナルコンピュータ、310…CPU、311…アプリケーション実行部、312…投写画像制御部、313…スクロール量送信部、314…コンテンツ管理部、315…ユーザインタフェース(UI)制御部、320…ハードディスクドライブ、322…プレゼンテーションファイル、330…入出力インタフェース部、332…キーボード、342…コンテンツ格納部、350…表示制御部、352…液晶ディスプレイ、360…無線通信処理部、500…画像投写システム、W1…アプリケーションウィンドウ、f1,f2,f3…画像、G1,G2…手書き情報、B1…決定ボタン、B2…終了ボタン、B4…投写ボタン、B5…画面表示ボタン、B6…印刷ボタン、W2…画像選択メニュー画面、W3…処理選択メニュー画面、Sc…スクリーン、Bd…ボタン、Bu…ボタン、f11,f21…取り込み画像、f12,f22…合成画像、B11〜B13…画像種別選択用ボタン、f51…アイコン

Claims (9)

  1. 画像投写システムであって、
    アプリケーションを実行するクライアントと、
    前記クライアントにおけるアプリケーションウィンドウ内のコンテンツを投写するプロジェクタと、
    書き込み可能かつスクロール可能なスクリーンを有し、前記投写されたコンテンツを表示すると共に、前記アプリケーションウィンドウにおけるスクロールに対応して前記スクリーンをスクロールするスクリーン装置と、
    前記アプリケーションウィンドウにおけるスクロール量を前記スクリーン装置に伝達する伝達手段と、
    を備える、画像投写システム。
  2. 請求項1に記載の画像投写システムにおいて、さらに、
    前記スクリーンに書き込まれた手書き情報を、前記スクリーンがスクロールする際に消去する消去機構を備える、画像投写システム。
  3. 請求項2に記載の画像投写システムにおいて、さらに、
    前記手書き情報を読み取って手書き情報画像を得る読み取り機構と、
    前記手書き情報画像と、前記手書き情報が前記スクリーンに書き込まれた際に前記スクリーンに表示されていたコンテンツである投写コンテンツと、を合成した画像である合成画像を生成する合成画像生成機構と、
    を備え、
    前記プロジェクタは、既に前記合成画像が生成されている前記投写コンテンツを再度投写する場合に、前記投写コンテンツに代えて、前記合成画像を投写する、画像投写システム。
  4. 請求項2に記載の画像投写システムにおいて、さらに、
    前記手書き情報を読み取って手書き情報画像を得る読み取り機構と、
    前記手書き情報画像と、前記手書き情報が前記スクリーンに書き込まれた際に前記スクリーンに表示されていたコンテンツである投写コンテンツと、を合成した画像である合成画像を生成する合成画像生成機構と、
    前記手書き情報画像と、前記投写コンテンツと、前記合成画像と、を互いに対応付けて記憶する記憶装置と、
    を備え、
    前記クライアントは、処理対象とする画像を、前記手書き情報画像と前記投写コンテンツと前記合成画像とから選択するためのユーザインタフェースを有する、画像投写システム。
  5. 請求項3または請求項4に記載の画像投写システムにおいて、
    前記合成画像生成機構は、前記合成画像を生成する際に、前記手書き情報画像の色を、前記投写コンテンツの色に応じて調整する、画像投写システム。
  6. 請求項5に記載の画像投写システムにおいて、
    前記合成画像生成機構は、前記合成画像を生成する際に、前記手書き情報画像の色を、前記投写コンテンツを特徴付ける特徴色の補色となるように調整する、画像投写システム。
  7. スクリーン装置であって、
    書き込み可能かつスクロール可能なスクリーンであって、クライアントにおけるアプリケーションウィンドウ内のコンテンツをプロジェクタによって投写されると、前記コンテンツを表示するスクリーンと、
    前記アプリケーションウィンドウにおけるスクロール量を受信するスクロール量受信部と、
    前記アプリケーションウィンドウにおけるスクロールに対応して前記スクリーンをスクロールさせるスクロール制御部と、
    を備える、スクリーン装置。
  8. アプリケーションを実行し、プロジェクタに対してアプリケーションウィンドウ内のコンテンツのデータを送信可能なクライアントであって、
    前記スクリーンに書き込まれた手書き情報の画像である手書き情報画像を取得する手書き情報画像取得部と、
    前記手書き情報画像と、前記手書き情報が前記スクリーンに書き込まれた際に前記スクリーンに表示されていたコンテンツである投写コンテンツと、を合成した画像である合成画像を生成する合成画像生成部と、
    前記手書き情報画像と、前記投写コンテンツと、前記合成画像と、を互いに対応付けて記憶する記憶部と、
    前記クライアントにおける処理対象とする画像を、前記手書き情報画像と前記投写コンテンツと前記合成画像とから選択するためのユーザインタフェースと、
    を備えるクライアント。
  9. 書き込み可能かつスクロール可能なスクリーンを有するスクリーン装置に対して画像を投写するプロジェクタであって、
    アプリケーションを実行するクライアントから、前記クライアントにおけるアプリケーションウィンドウ内のコンテンツを受信するコンテンツ受信部と、
    前記コンテンツを前記スクリーンに投写する投写部と、
    前記スクリーン装置から、前記スクリーンに書き込まれた手書き情報の画像である手書き情報画像を取得する手書き情報画像取得部と、
    前記手書き情報画像と、前記手書き情報が前記スクリーンに書き込まれた際に前記スクリーンに表示されていたコンテンツである投写コンテンツと、を合成した画像である合成画像を生成する合成画像生成部と、
    前記手書き情報画像と、前記投写コンテンツと、前記合成画像と、を互いに対応付けて記憶する記憶部と、
    を備える、プロジェクタ。
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