JP2010122022A - 分析用デバイスとこの分析用デバイスを使用した分析方法 - Google Patents

分析用デバイスとこの分析用デバイスを使用した分析方法 Download PDF

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Abstract

【課題】計量流路38の上手側に位置する分離キャビティ23から連結流路77の出口まで充填されてからの待ち時間が長くても全血が凝固することを抑制することができる分析用デバイスを提供することを目的とする。
【解決手段】分離キャビティ(23)の最外周に基端が接続され分離キャビティ(23)の試料液を移送する連結流路(34)と、連結流路(34)の他端が接続される溢流キャビティ(36)とを設けるとともに、連結流路(34)の出口から周方向および内周方向に向かって液溜り部(34a)を設けたことを特徴とし、血球成分は連結流路(34)の出口に到達しても、液溜り部(34a)に流入するため、連結流路34の出口で血球成分の移送が停止することがなく、凝固しにくい。
【選択図】図24

Description

本発明は、生物などから採取した液体の分析に使用する分析用デバイスに関するものであり、具体的には血液中の血漿成分を採取する技術に関する。
従来、生物などから採取した液体を分析する方法として、液体流路を形成した分析用デバイスを用いて分析する方法が知られている。分析用デバイスは、回転装置を使って流体の制御をすることが可能であり、遠心力を利用して、試料液の希釈、溶液の計量、固体成分の分離、分離された流体の移送分配、溶液と試薬の混合等を行うことができるため、種々の生物化学的な分析を行うことが可能である。
遠心力を利用して溶液を移送する特許文献1に記載の分析用デバイスは、図37に示すように注入口91からピペットなどの挿入器具によって試料液を収容キャビティ92へ注入し、分析用デバイス90の回転によって、試料液を分離キャビティ93へ移送し遠心分離した後、連結流路94を介して溶液成分を計量流路95に採取し、分析用デバイス90の次の回転で計量流路95内の溶液成分を測定スポット96へ移送することができる。このとき、分離キャビティ93に残留した全血が後追いで連結流路94,計量流路95に流入しないように、分離キャビティ93の最外周には全血排出用にサイホン形状を有する連結流路97が設けられている。この連結流路97のサイホン効果を利用して分離キャビティ93内の不要な試料液が溢流キャビティ98へ排出されるように構成されている。
特開2007−078676号公報
連結流路97を毛細管力で流れる全血の移送速度に個人差があるため、移送時間に余裕を持たせる必要がある。しかしながら、連結流路97の出口まで充填されてから次の動作までの待ち時間が長いと、連結流路97の出口で全血が凝固して詰まってしまった場合には、分離キャビティ93の全血を溢流キャビティ98へ排出できない事態が発生する。
本発明は、連結流路97の出口まで充填されてから次の動作までの待ち時間が長くても連結流路97の出口で全血が凝固することを抑制することができ、送液の安定性が向上した分析用デバイスを提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の分析用デバイスは、試料液を遠心力によって測定スポットに向かって移送するマイクロチャネル構造を有し、前記測定スポットにおける反応液にアクセスする読み取りに使用される分析用デバイスであって、前記試料液を溶液成分と固体成分とに前記遠心力を用いて分離する分離キャビティと、前記分離キャビティにて分離された前記溶液成分の一部が移送されこれを保持する計量流路と、前記分離キャビティの底部に基端が接続され前記分離キャビティの試料液を移送する連結流路と、前記連結流路の他端が接続される溢流キャビティとを設けるとともに、前記連結流路の出口から周方向および内周方向に向かって液溜り部を設けたことを特徴とする。
本発明の請求項2記載の分析用デバイスは、請求項1において、前記連結流路の幅:w1よりも液溜り部の幅:w2が広がるように形成したことを特徴とする。
本発明の請求項3記載の分析用デバイスは、試料液を遠心力によって測定スポットに向かって移送するマイクロチャネル構造を有し、前記測定スポットにおける反応液にアクセスする読み取りに使用される分析用デバイスであって、前記試料液を溶液成分と固体成分とに前記遠心力を用いて分離する分離キャビティと、前記分離キャビティにて分離された前記溶液成分の一部が移送されこれを保持する計量流路と、前記分離キャビティの底部に基端が接続され前記分離キャビティの試料液を移送する連結流路と、前記連結流路の他端が接続される溢流キャビティとを設けるとともに、前記連結流路の出口から更に周方向に向かって液溜り用連結流路を設けたことを特徴とする。
本発明の請求項4記載の分析方法は、分離キャビティに受け入れた試料液を遠心力によって溶液成分と固体成分とに分離し、前記分離キャビティで分離された溶液成分を遠心力によって測定スポットに向かって移送し、前記測定スポットにおける反応液にアクセスして前記溶液成分を分析するとともに、分離キャビティに残った試料液を、基端が前記分離キャビティの外周側の底部に接続され先端が溢流キャビティで開口した連結流路の毛細管力で吸い上げ、前記連結流路の前記溢流キャビティでの開口部分の幅w2を前記連結流路の前記先端までの流路の幅w1よりも大きくして試料液を溜め、その後に前記分離キャビティにそれまでよりも大きい前記遠心力を作用させて前記分離キャビティの試料液を前記溢流キャビティに排出することを特徴とする。
本発明の請求項5記載の分析方法は、分離キャビティに受け入れた試料液を遠心力によって溶液成分と固体成分とに前記を用いて分離し、前記分離キャビティで分離された溶液成分を遠心力によって測定スポットに向かって移送し、前記測定スポットにおける反応液にアクセスして前記溶液成分を分析するとともに、分離キャビティに残った試料液を基端が前記分離キャビティの外周側の底部に接続され先端が溢流キャビティで開口した連結流路によって毛細管力で吸い上げ、前記連結流路の前記溢流キャビティでの開口部分に達した試料液を、前記連結流路とは別の液溜まり用連結流路によって更に毛細管力で吸い上げさせ、その後に前記分離キャビティにそれまでよりも大きい前記遠心力を作用させて前記分離キャビティの試料液を前記溢流キャビティに排出することを特徴とする。
この構成によると、連結流路の他端が接続される溢流キャビティとを設けるとともに、前記連結流路の出口から周方向および内周方向に向かって液溜り部を設けるか、または前記連結流路の出口から更に周方向に向かって液溜り用連結流路を設けたことによって、待ち時間が長くても連結流路の出口で全血が凝固することを抑制することができる。
以下に、本発明の分析用デバイスとこれを使用する分析装置および分析方法の実施の形態を図1〜図23に基づいて説明する。
図1〜図6は分析用デバイスを示す。
図1(a)(b)は分析用デバイス1の保護キャップ2を閉じた状態と開いた状態を示している。図2(a)(b)は分析用デバイス1の正面図と底面図を示している。図3は図1(a)における下側を上に向けた状態で分解した状態を示している。
この分析用デバイス1は、微細な凹凸形状を表面に有するマイクロチャネル構造が片面に形成されたベース基板3と、ベース基板3の表面を覆うカバー基板4と、希釈液を保持している希釈液容器5と、試料液飛散防止用の保護キャップ2とを合わせた4つの部品で構成されている。
分析用デバイス1の底面で前記カバー基板4には、分析用デバイス1の底部に突出して調芯用嵌合部としての回転支持部15が形成されている。保護キャップ2の内周部には回転支持部16が形成されており、保護キャップ2を閉じた分析用デバイス1では、回転支持部16が回転支持部15の外周に接するように形成されている。さらに、前記カバー基板4には、基端が回転支持部15に接続されて先端が外周に向かって延びる回り止め用係合部としての凸部114が形成されている。
ベース基板3とカバー基板4は、希釈液容器5などを内部にセットした状態で接合され、この接合されたものに保護キャップ2が取り付けられている。
ベース基板3の上面に形成されている数個の凹部の開口をカバー基板4で覆うことによって、後述の複数の収容エリアとその収容エリアの間を接続するマイクロチャネル構造の流路などが形成されている。
収容エリアのうちの必要なものには各種の分析に必要な試薬が予め担持されている。保護キャップ2の片側は、ベース基板3とカバー基板4に形成された軸6a,6bに係合して開閉できるように枢支されている。検査しようとする試料液が血液の場合、毛細管力の作用する前記マイクロチャネル構造の各流路の隙間は、50μm〜300μmに設定されている。
この分析用デバイス1を使用した分析工程の概要は、希釈液が予めセットされた分析用デバイス1に試料液を点着し、この試料液の少なくとも一部を前記希釈液で希釈した後に測定しようとするものである。
図4は希釈液容器5の形状を示している。
図4(a)は平面図、図4(b)は図4(a)のA−A断面図、図4(c)は側面図、図4(d)は背面図、図4(e)は開口部7から見た正面図である。この開口部7は希釈液容器5の内部5aに、図6(a)に示すように希釈液8を充填した後にシール部材としてのアルミシール9によって密封されている。希釈液容器5の開口部7とは反対側には、ラッチ部10が形成されている。この希釈液容器5は、ベース基板3とカバー基板4の間に形成され希釈液容器収容部11にセットされて図6(a)に示す液保持位置と、図6(c)に示す液放出位置とに移動自在に収容されている。
図5は保護キャップ2の形状を示している。
図5(a)は平面図、図5(b)は側面図、図5(c)は図5(a)のB−B断面図、図5(d)は背面図、図5(e)は開口2aから見た正面図である。保護キャップ2の内側には、図1(a)に示した閉塞状態で図6(a)に示すように、希釈液容器5のラッチ部10が係合可能な係止用溝12が形成されている。
この図6(a)は使用前の分析用デバイス1を示す。この状態では保護キャップ2が閉塞されており、保護キャップ2の係止用溝12に希釈液容器5のラッチ部10が係合して希釈液容器5が矢印J方向に移動しないように液保持位置に係止されている。この状態で利用者に供給される。
試料液の点着に際して保護キャップ2が図6(a)でのラッチ部10との係合に抗して図1(b)に示したように開かれると、保護キャップ2の係止用溝12が形成されている底部2bが弾性変形して図6(b)に示すように保護キャップ2の係止用溝12と希釈液容器5のラッチ部10との係合が解除される。
この状態で、分析用デバイス1の露出した注入口13に試料液を点着して保護キャップ2を閉じる。この際、保護キャップ2を閉じることによって、係止用溝12を形成していた壁面14が、希釈液容器5のラッチ部10の保護キャップ2の側の面5bに当接して、希釈液容器5を前記矢印J方向(液放出位置に近づく方向)に押し込む。希釈液容器収容部11には、ベース基板3の側から突出部としての開封リブ11aが形成されており、希釈液容器5が保護キャップ2によって押し込まれると、希釈液容器5の斜めに傾斜した開口部7のシール面に張られていたアルミシール9が図6(c)に示すように開封リブ11aに衝突して破られる。
なお、図7は分析用デバイス1を図6(a)に示した出荷状態にセットする製造工程を示している。先ず、保護キャップ2を閉じる前に、希釈液容器5の下面に設けた溝42(図3と図4(d)参照)と、カバー基板4に設けた孔43とを位置合わせして、この液保持位置において孔43を通して希釈液容器5の溝42に、ベース基板3またはカバー基板4とは別に設けられた係止治具44の突起44aを係合させて、希釈液容器5を液保持位置に係止した状態にセットする。そして、保護キャップ2の上面に形成されている切り欠き45(図1参照)から、押圧治具46を差し入れて保護キャップ2の底面を押圧して弾性変形させた状態で保護キャップ2を閉じてから押圧治具46を解除することによって、図6(a)の状態にセットできる。
なお、この実施の形態では希釈液容器5の下面に溝42を設けた場合を例に挙げて説明したが、希釈液容器5の上面に溝42を設け、この溝42に対応してベース基板3に孔43を設けて係止治具44の突起44aを溝42に係合させるようにも構成できる。
また、保護キャップ2の係止用溝12が希釈液容器5のラッチ部10に直接に係合して希釈液容器5を液保持位置に係止したが、保護キャップ2の係止用溝12と希釈液容器5のラッチ部10とを間接的に係合させて希釈液容器5を液保持位置に係止することもできる。
この分析用デバイス1を、図8と図9に示す分析装置100のターンテーブル101にセットする。
この実施の形態では、ターンテーブル101は、図9に示すように傾斜した回転軸心107に取り付けられて水平線Hに対して角度θ°だけ傾斜しており、分析用デバイス1の回転停止位置に応じて、分析用デバイス1内の溶液にかかる重力の方向を制御できる。
具体的には、図32(a)に示す位置(真上を0°(360°)として表現した場合に180°付近の位置)で分析用デバイス1を停止させた場合は、操作キャビティ121の下側122が正面から見て下側に向くため、操作キャビティ121内の溶液125は外周方向(下側122)に向かって重力を受ける。
また、図32(b)に示す60°付近の位置で分析用デバイス1を停止させた場合は、操作キャビティ121の左上側123が正面から見て下側に向くため、操作キャビティ121内の溶液125は左上方向に向かって重力を受ける。同様に、図32(c)に示す300°付近の位置では、操作キャビティ121の右上側124が正面から見て下側に向くため、操作キャビティ121内の溶液125は右上方向に向かって重力を受ける。
このように、回転軸心107に傾斜を設け、任意の位置に分析用デバイス1を停止させることで、分析用デバイス1内の溶液を所定の方向に移送させるための駆動力の1つとして利用できる。
分析用デバイス1内の溶液にかかる重力の大きさは、回転軸心107の角度θを調整することで設定することができ、移送する液量と、分析用デバイス1内の壁面に付着する力との関係に応じて設定することが望ましい。
角度θは、10°〜45°の範囲が望ましく、角度θが10°より小さいと溶液にかかる重力が小さすぎて移送に必要な駆動力が得られないおそれがあり、角度θが45°より大きくなると回転軸心107への負荷が増大したり、遠心力で移送させた溶液が自重で勝手に動いて制御できなくなるおそれがある。
ターンテーブル101の上面には環状溝102が形成されており、分析用デバイス1をターンテーブル101にセットした状態では分析用デバイス1のカバー基板4に形成された回転支持部15と保護キャップ2に形成された回転支持部16が環状溝102に係合してこれを収容している。
ターンテーブル101に分析用デバイス1をセットした後に、ターンテーブル101の回転させる前に分析装置のドア103を閉じると、セットされた分析用デバイス1は、ドア103の側に設けられたクランパ104によって、ターンテーブル101の回転軸心上の位置が付勢手段としてのバネ105aの付勢力でターンテーブル101の側に押さえられて、分析用デバイス1は、回転駆動手段106によって回転駆動されるターンテーブル101と一体に回転する。107はターンテーブル101の回転中の軸心を示している。
図10と図11(a)に示すようにターンテーブル101の環状溝102の内周には、等間隔に複数の溝115がターンテーブル101の側の回り止め用係合部として設けられている。図11(a)は図10のA−AA断面図、図11(b)は図10のB−BB断面図を示す。ターンテーブル101の溝115と溝115の間の仕切壁116の頂部は山形形状に成形されている。また、溝115と溝115の間の仕切壁116の内径R1が、分析用デバイス1の底面中央に設けられターンテーブル101の環状溝102に収容される回転支持部15の外径R2よりも大きい。
このように構成したため、ターンテーブル101に分析用デバイス1をセットすると、図9に示すように、ターンテーブル101の環状溝102の中央に調芯用嵌合部として形成された中央凸部117が分析用デバイス1の回転支持部15の内側に位置して、分析用デバイス1とターンテーブル101の中心を合わせる調芯用嵌合部として作用する。この際には、ターンテーブル101の環状溝102の内周に等間隔に形成されている溝115の何れかに、図9と図12に示すように分析用デバイス1の凸部114の先端114aが係合して、ターンテーブル101の周方向に分析用デバイス1がスリップしない状態になる。
保護キャップ2は注入口13の付近に付着した試料液が、分析中に遠心力によって外部へ飛散を防止するために取り付けられている。
分析用デバイス1を構成する部品の材料としては、材料コストが安価で量産性に優れる樹脂材料が望ましい。前記分析装置100は、分析用デバイス1を透過した光を測定する光学的測定方法によって試料液の分析を行うため、ベース基板3およびカバー基板4の材料としては、PC,PMMA,AS,MSなどの透明性が高い合成樹脂が望ましい。
また、希釈液容器5の材料としては、希釈液容器5の内部に希釈液8を長期間封入しておく必要があるため、PP,PEなどの水分透過率の低い結晶性の合成樹脂が望ましい。保護キャップ2の材料としては、成形性のよい材料であれば特に問題がなく、PP,PE,ABSなどの安価な樹脂が望ましい。
ベース基板3とカバー基板4との接合は、前記収容エリアに担持された試薬の反応活性に影響を与えにくい方法が望ましく、接合時に反応性のガスや溶剤が発生しにくい超音波溶着やレーザー溶着などが望ましい。
また、ベース基板3とカバー基板4との接合によって両基板3,4の間の微小な隙間による毛細管力によって溶液を移送させる部分には、毛細管力を高めるための親水処理がなされている。具体的には、親水性ポリマーや界面活性剤などを用いた親水処理が行われている。ここで、親水性とは水との接触角が90°未満のことをいい、より好ましくは接触角40°未満である。
図13は分析装置100の構成を示す。
この分析装置100は、ターンテーブル101を回転させるための回転駆動手段106と、分析用デバイス1内の溶液を光学的に測定するための光学測定手段108と、ターンテーブル101の回転速度や回転方向および光学測定手段の測定タイミングなどを制御する制御手段109と、光学測定手段108によって得られた信号を処理し測定結果を演算するための演算部110と、演算部110で得られた結果を表示するための表示部111とで構成されている。
回転駆動手段106は、ターンテーブル101を介して分析用デバイス1を回転軸心107の回りに任意の方向に所定の回転速度で回転させるだけではなく、所定の停止位置で回転軸心107を中心に所定の振幅範囲、周期で左右に往復運動をさせて分析用デバイス1を揺動させることができるように構成されている。
光学測定手段108には、分析用デバイス1の測定部に特定の波長光を照射するための光源112と、光源112から照射された光のうち、分析用デバイス1を通過した透過光の光量を検出するフォトディテクタ113とを備えている。
分析用デバイス1をターンテーブル101によって回転駆動して、注入口13から内部に取り込んだ試料液を、注入口13よりも内周にある前記回転軸心107を中心に分析用デバイス1を回転させて発生する遠心力と、分析用デバイス1内に設けられた毛細管流路の毛細管力を用いて、分析用デバイス1の内部で溶液を移送していくよう構成されており、分析用デバイス1のマイクロチャネル構造を分析工程とともに詳しく説明する。
図14は分析用デバイス1の注入口13の付近を示している。
図14(a)は注入口13を分析用デバイス1の外側から見た拡大図を示し、図14(b)は保護キャップ2を開いて指先120から試料液18を採取するときの様子を示したものであり、図14(c)は前記マイクロチャネル構造をターンテーブル101の側からカバー基板4を透過して見たものである。
注入口13は分析用デバイス1の内部に設定された回転軸心107から外周方向へ突出した形状で、内周方向に伸長するようベース基板3とカバー基板4との間に形成された微小な隙間δの毛細管力の作用する誘導部17を介して、毛細管力により必要量保持できる毛細管キャビティ19に接続されているため、保護キャップ2を開いてこの注入口13に試料液18を直接に付けることによって、注入口13の付近に付着した試料液が誘導部17の毛細管力によって分析用デバイス1の内部に取り込まれる。
誘導部17と毛細管キャビティ19と接続部にはベース基板3に凹部21を形成して通路の向きを変更する屈曲部22が形成されている。
誘導部17から見て毛細管キャビティ19を介してその先には、毛細管力が作用しない隙間の受容キャビティ23aが形成されている。毛細管キャビティ19と屈曲部22および誘導部17の一部の側方には、一端が分離キャビティ23に接続され、他端が大気に開放したキャビティ24が形成されている。キャビティ24の作用によって、注入口13から採取された試料液は誘導部17および毛細管キャビティ19のキャビティ24が形成されていない側の側壁を優先的に伝って充填されていくため、注入口13で気泡が混入した場合に、誘導部17のキャビティ24と隣接している区間内で空気がキャビティ24に向かって排出され、気泡を巻き込まずに試料液18を充填することができる。
図15はこのようにして点着後の分析用デバイス1をターンテーブル101にセットして回転させる前の状態を示している。このとき、図6(c)で説明したように希釈液容器5のアルミシール9が開封リブ11aに衝突して破られている。25a〜25mはベース基板3に形成された空気孔である。
分析工程を、回転駆動手段106の運転を制御している制御手段109の構成と共に説明する。
− 工程1 −
検査を受ける試料液が注入口13に点着された分析用デバイス1は、図16(a)に示すように毛細管キャビティ19内に試料液を保持し、希釈液溶液5のアルミシール9が破られた状態でターンテーブル101にセットされる。
− 工程2 −
ドア103を閉じた後にターンテーブル101を時計方向(C2方向)に回転駆動すると、保持されている試料液が屈曲部22の位置で破断し、誘導部17内の試料液は保護キャップ2内に排出され、毛細管キャビティ19内の試料液18は図16(b)に示すように受容キャビティ23aを介して分離キャビティ23b,23cに流入するとともに、分離キャビティ23b,23cで血漿成分18aと血球成分18bとに遠心分離される。
希釈液容器5から流出した希釈液8は、図16(b)および図23(a)に示すように排出流路26を介して保持キャビティ27に流入する。保持キャビティ27に流入した希釈液8が所定量を超えると、越えた希釈液8は溢流流路28aを介して溢流キャビティ29aに流れ込み、さらに毛細管流路37、溢流キャビティ29b、溢流通路28bを経由して、リファレンス測定チャンバーとしての溢流キャビティ29cに流れ込む。
溢流キャビティ29cに流入した希釈液は、保持キャビティ27と同様に、所定量を超えると、越えた希釈液は溢流流路28cを介して溢流キャビティ29dに流れ込む。
なお、希釈液容器5は、アルミシール9でシールされている開口部7とは反対側の底部の形状が、図4(a)(b)に示すように円弧面32で形成され、かつ図16(b)に示す状態の希釈液容器5の液放出位置においては、図17に示すように円弧面32の中心mが回転軸心107よりも排出流路26に近づくよう距離dだけオフセットするように形成されているため、この円弧面32に向かうように流れた希釈液8が円弧面32に沿って外側から開口部7に向かう流れ(矢印n方向)に変更されて、希釈液容器5の開口部7から効率よく希釈液容器収容部11に放出される。
− 工程3 −
次に、ターンテーブル101の回転を停止させると、血漿成分18aは分離キャビティ23bの壁面に形成された毛細管キャビティ33に吸い上げられ、毛細管キャビティ33と連通する連結流路30を介して図18(a)に示すように計量流路38に流れて定量が保持される。
ここで、この実施の形態では、計量流路38の出口に、充填確認エリア38aが内周方向に伸長するように形成されており、次工程に移る前に、100rpm前後で低速回転させて、充填確認エリア38aに血漿成分18aを保持したまま、光学的に血漿成分18aの有無を検出することができる構成としている。分析用デバイス1内の充填確認エリア38aの内面は、光を透過させたときに充填確認エリア38aを通過する光が散乱するように表面を粗らしており、血漿成分18aが充填されていない場合は、透過する光量が減少し、血漿成分18aが充填された場合は、表面の微細な凹凸にも液が充填されるため、光の散乱が抑制されて透過する光量が増加する。その光量の差を検出することで血漿成分18aの充填の有無を検出可能としている。
また、分離キャビティ23b,23c内の試料液は、分離キャビティ23cと溢流キャビティ36bを連結しているサイホン形状を有する連結流路34内に呼び水され、同様に、希釈液8も保持キャビティ27と混合キャビティ39を連結しているサイホン形状を有する連結流路41内に呼び水される。
ここで、連結流路41の出口に形成された流入防止溝32は、連結流路41から計量流路38へ希釈液8が流入するのを防止するために形成されており、ベース基板3およびカバー基板4の両方に0.2mm〜0.5mm程度の深さで形成されている。
毛細管キャビティ33は、分離キャビティ23bの最外周の位置から内周側に向かって形成されている。換言すると、毛細管キャビティ33の最外周の位置は、図16(b)に示す血漿成分18aと血球成分18bとの分離界面18cよりも外周方向に伸長して形成されている。
このように毛細管キャビティ33の外周側の位置を上記のように設定することによって、毛細管キャビティ33の外周端が、分離キャビティ23bにおいて分離された血漿成分18aと血球成分18bに浸かっており、血漿成分18aは血球成分18bに比べて粘度が低いため、血漿成分18aの方が優先的に毛細管キャビティ33によって吸い出され、連結流路30を介して計量流路38に向かって血漿成分18aを移送できる。
また、血漿成分18aが吸い出された後、血球成分18bも血漿成分18aの後を追って吸い出されるため、毛細管キャビティ33および連結流路30の途中までの経路を血球成分18bで置換することができ、計量流路38が血漿成分18aで満たされると、連結流路30および毛細管キャビティ33内の液の移送も止まるため、計量流路38に血球成分18bが混入することはない。
したがって、従来の構成よりも送液ロスを最小限に抑えることができるため、測定に必要な試料液の量を低減することができる。
また、図24に連結流路34とその周辺の拡大図を示し、この連結流路34とその周辺を詳しく説明する。
従来、図24(a)に示すように、分離キャビティ23b,23cに残った試料液が毛細管キャビティ33に吸上げられて次工程に移送されないように、分離キャビティ23cの最外周位置(r1)と連結し、且つ出口の半径位置(r2)がr1<r2となるサイホン形状を有する連結流路34を設けており、試料液が連結流路34内に呼び水された後、ターンテーブル101を回転させて分離キャビティ23b,23c内に残留する試料液をサイホン効果によって溢流キャビティ36bに排出している。しかし、試料液が血液の場合、連結流路34を流れる血球成分18bの移送速度に個人差があるため、血球成分18bが連結流路34の出口まで到達する時間を多く見込んで、次工程の回転を始める必要がある。その際に、連結流路34の出口に早く到達した血球成分18bは、次工程までの待ち時間の間に凝固が促進され、次工程の回転を始めた際に、連結流路34の出口を詰まらせて排出できないことがわかってきた。この現象を回避するために、連結流路34の出口の位置(r2)を更に外周側に伸ばすことで、連結流路34の出口まで充填させず、血球成分18bの凝固を抑制することも可能であるが、分析用デバイス1の小型化には適さない。
ここで、この実施の形態では、図24(b)に示すように、連結流路34の出口から更に周方向および内周方向に向かって液溜り部34aを設けている。このように液溜り部34aを設けることで、血球成分18bは連結流路34の出口に到達しても、液溜り部34aに流入するため、連結流路34の出口で血球成分18bの移送が停止することがない。
また、連結流路34の幅(w1)よりも液溜り部34aの幅(w2)が広がるように形成したため、血球成分18bの液先端に働く表面張力の方向が一方向に向かなくなり推進力が分散する。そのため、血球成分18bは液溜り部34aに流入後に移送速度が低下するため、少ないエリアで移送速度の個人差を吸収することができる。
また、図24(c)に示すように、連結流路34の出口から更に内周方向に向かって液溜り用連結流路34bを設けることもできる。液溜り用連結流路34bの出口には、大気開放キャビティ31aと、その内部に大気と連通する空気孔25nが設けられている。
このようにすることで、図24(b)の構成と同様の効果が得られる。
− 工程4 −
ターンテーブル101を時計方向(C2方向)に回転駆動すると、図18(b)に示すように、計量流路38に保持されていた血漿成分18aは大気開放キャビティ31の位置で破断し、定量だけ混合キャビティ39に流れ込み、保持キャビティ27内の希釈液8もサイホン形状の連結流路41を介して混合キャビティ39に流れ込む。
また、分離キャビティ23b,23cおよび連結通路30、毛細管キャビティ33内の試料液18はサイホン形状の連結流路34と逆流防止通路35を介して溢流キャビティ36aに流れ込む。
− 工程5 −
次に、ターンテーブル101の回転を停止し、分析用デバイス1を図18(b)に示す位置にして、±1mm程度の揺動を分析用デバイス1に与えるようにターンテーブル101を40〜80Hzの周波数で制御して、混合キャビティ39内に移送された希釈液8と血漿成分18aからなる測定対象の希釈血漿40を攪拌する。
− 工程6 −
その後に、分析用デバイス1を図19(a)に示す位置にして、±1mm程度の揺動を分析用デバイス1に与えるようにターンテーブル101を80〜200Hzの周波数で制御して、混合キャビティ39に保持される希釈血漿40を希釈血漿40の液面よりも内周側に形成された毛細管流路37の入口まで移送する。
毛細管流路37の入口まで移送された希釈血漿40は、毛細管力によって毛細管流路37内に吸い出され、毛細管流路37、計量流路47a、47b,47c、溢流流路47dに順次移送される。
ここで、この実施の形態の混合キャビティ39の構成および溶液の移送方法について図25〜図31をもとに詳細に説明する。
図25(a)は、揺動前の混合キャビティ39内の液面の状態を示す平面図であり、図25(b)は、揺動後の混合キャビティ39内の液面の状態を示す平面図、図25(c)は、図25(b)に示す混合キャビティ39のA−A断面図である。
混合キャビティ39は、混合キャビティ39の内周側から最外周位置に向かって先すぼまりの傾斜した壁面で形成しており、希釈血漿40を液面高さ(d1)で保持できるよう構成すると共に、液面高さd1よりも内周位置(d0)に次工程へ希釈血漿40を移送するための毛細管流路の入口37aを設ける構成としている。尚、本実施の形態で操作している混合キャビティ39内の液量は数十μl程度である。そのため、混合キャビティ39の壁面に働く表面張力が高く、重力の影響を受けにくくなっている。
図25(a)に示す操作キャビティ121の位置で揺動を行った場合を例に、操作キャビティとしての混合キャビティ39に保持される希釈血漿40の動きについて説明していく。
混合キャビティ39内の希釈血漿40の液面は、図25(b)に示すように、揺動の慣性力によって左右に動かされるため、希釈血漿40は混合キャビティ39の両側の壁面に引っ張られるような液面を形成していく。
そのため、両側の壁面に引っ張られる液面の高さは、揺動を繰り返すことで混合キャビティの内周方向に伸長するため、毛細管流路の入口37aに向かって移送することが可能となる。
しかしながら、混合キャビティ39の厚み(t1)を一定にして形成した場合、図28(c)に示すように、希釈血漿40は天面(ベース基板3側の面)に沿って液面が伸長していくため、ベース基板3とカバー基板4の接合界面近傍に設けた毛細管流路の入口37aに到達することができない。
(実施例1)
そのため、この実施の形態では、図26に示す構成によって液面の制御を行っている。図26(a)は、揺動前の混合キャビティ39内の液面の状態を示す平面図であり、図26(b)は、揺動後の混合キャビティ39内の液面の状態を示す平面図、図26(c)は、図26(b)に示す混合キャビティ39のB−B断面図である。
混合キャビティ39は、希釈血漿40の液面高さ(d1)よりも内周位置(d2)に、厚みが拡大(t1<t2)するよう段差39aを設ける構成である。
このように構成して揺動することで、混合キャビティ39の両壁面を伸長する液面は、天面に設けられた段差39aによって液面の伸長が抑制され、代わって段差39aを基点に底面側の液面が内周方向に伸長するようになる。これは、液面の伸長方向と異なる方向に表面張力を働かせるよう段差39aを設けたためである。そのため、毛細管流路の入口37aに到達することが可能となる。
しかしながら、工程5において、血漿成分18aと希釈液8を混合キャビティ39内で保持し、揺動によって確実に攪拌する必要があるため、工程5の揺動中に毛細管流路の入口37aに液面が到達して、毛細管流路37に吸い出されないように毛細管流路の入口37aの位置(d0)と液面位置(d1)の距離を十分に離しておく必要がある。特に、本実施の形態のような数十μlの液量を扱う場合、図26に示す構成のみでは、揺動によって内周方向に伸長する液面の距離が短く、毛細管流路の入口37aまで液面を到達されることができない、もしくは毛細管流路の入口37aまでの距離を十分に離すことができずに、攪拌中に希釈血漿40が毛細管流路37に吸い出される可能性がある。
(実施例2)
揺動によって混合キャビティ39の一側面のみの液面の伸長距離を伸ばす構成について、図27をもとに説明する。図27(a)は、揺動前の混合キャビティ39内の液面の状態を示す平面図であり、図27(b)は、揺動後の混合キャビティ39内の液面の状態を示す平面図、図27(c)は、図27(b)に示す混合キャビティ39のC−C断面図である。
混合キャビティ39は、毛細管流路の入口37aがある壁面と対抗する壁面に、希釈血漿40の液面高さ(d1)よりも内周位置(d3)で、内周方向に向かって更に広がるよう屈曲させた屈曲部39bを設ける構成である。
このように構成して揺動することで、混合キャビティ39の毛細管流路の入口37aがある壁面と対抗する壁面を伸長する液面は、壁面に設けられた屈曲部39bによって液面の伸長が抑制され、毛細管流路の入口37aがある壁面の液面が内周方向に更に伸長するようになる。これは、液面の伸長方向と異なる方向に表面張力を働かせるよう屈曲部39bを設けたためである。そのため、毛細管流路の入口37aの距離を十分に離しても到達することが可能となる。
(実施例3)
図28は、図26の構成と図27の構成を組み合わせて液面の制御を行っている。図26に示す構成における液面の動きについては、図26および図27で説明したとおりである。
(実施例4)
分析用デバイス1をより小型化するためには、図29(a)に示すように、混合キャビティ39に保持される希釈血漿40の液面近傍に計量流路38の出口を形成することが考えられる。
計量流路38に保持される血漿成分18aは、分析用デバイス1の回転によって発生する遠心力で混合キャビティ39に移送されるが、その際にカバー基板4の表面を濡らすように移送される。一度濡らされた表面は表面張力が低下するため、液が伝わりやすくなるため、混合キャビティ39を揺動させると、図29(b)に示すように血漿成分18aが通った経路にも希釈血漿40が濡れ広がっていき、計量流路38の出口に到達して計量流路38に逆流してしまう。
そのため、この実施の形態では、さらに図30に示す構成によって液面の制御を行っている。
図30(a)において図29(a)との構成の違いは、カバー基板4に溝39cを設けた点である。溝39cは希釈血漿40の液面高さ(d1)よりも内周位置に形成しており、カバー基板4の表面を伝って濡れ広がってほしくない領域(計量流路38の出口周辺、屈曲部39bの周辺など)全てに形成している。このとき、毛細管流路の入口37aがある壁面側には、幅wの溝を形成しない領域を残している。
このように構成することで、混合キャビティ39を揺動させても、血漿成分18aを移送した際に濡れた経路への液面の広がりを溝39cの段差部分に働く表面張力によって抑制することが可能となり、毛細管流路の入口37aに希釈血漿40の液面を到達させることができる。
カバー基板4に形成する溝39cには、あらかじめ撥水剤などによる撥水処理を行うとより効果的である。
混合キャビティ39から毛細管流路37への希釈血漿40の吸い出しが開始されると、混合キャビティ39内の液面の状態は、図31に示すようになる。
混合キャビティ39から希釈血漿40を吸い出すには、図19(a)に示す位置付近で揺動を行うのが効率がよく、毛細管流路37も毛細管力と毛細管流路37に流入してくる希釈血漿に働く重力の両方の作用によって、移送速度が促進される。
また、毛細管流路37を経由して、計量流路47a,47b,47cおよび溢流流路47dまで希釈血漿40が到達する間、揺動を繰り返すことで、混合キャビティ39に付着しようとする希釈血漿40の表面張力を、揺動の慣性力によって抑制することができるため、移送速度が更に促進される。
図25〜図31で説明した混合キャビティ39の構成および溶液の移送方法の説明を終わって、次に、本実施の形態における分析用デバイス1の小型化について、図23および図33をもとに説明する。
図33(a)は、保持キャビティ27と混合キャビティ39の間に溢流キャビティ29cを配置した場合のレイアウト図である。
保持キャビティ27に移送された希釈液8は、所定量を超えると溢流流路28aを介して溢流キャビティ29aに流れ込み、さらに溢流流路28bを経由して溢流キャビティ29cに流れ込むよう配置している。
ここで、溢流キャビティ29cは、分析用デバイス1を小型化するために保持キャビティ27の外周位置に隣接して形成する必要がある。
混合キャビティ39は血漿成分18aおよび希釈液8が図33(a)の平面図に対して右側から移送されてくるため、混合した希釈血漿40を混合キャビティ39の右側から次工程へ移送するのは困難であり、混合キャビティ39の左側へ移送する必要がある。
しかしながら、毛細管流路37は溢流キャビティ29cの外周側を通って左側に展開する必要があるため、毛細管流路37を配置できる半径位置によって混合キャビティ39の位置も決まってくる。そのため、溢流キャビティ29cを保持キャビティ27と混合キャビティ39の間に配置することによって、外形はその間の距離ΔR1だけ拡大したR2となってしまう。
また、毛細管流路37も外周よりに配置された分、内周位置まで展開する経路が長くなるため、希釈血漿40のロスが拡大する。
図33(b)は、溢流キャビティ29aを周方向に伸長するよう配置した場合のレイアウト図である。
溢流キャビティ29aを周方向に伸長するように形成したため、混合キャビティ39の位置を保持キャビティ27に隣接するよう内周側に配置できるが、溢流キャビティ29aが左側のエリアに配置されたために、毛細管流路37を展開できる内周位置がΔR2だけ外周方向に寄せられてしまう。そのため、次工程に必要な流路やキャビティを配置できるスペースD1がΔR2だけ縮小されたD2になってしまうため、配置することが困難となり、結果として外形はΔR2だけ拡大したR3になってしまう。
そのため、この実施の形態では、図33(c)に示す構成にすることで分析用デバイス1の小型化を実現している。
図33(c)において、保持キャビティ27に移送された希釈液8は、所定量を超えると溢流流路28aを介して溢流キャビティ29aに流れ込み、さらに溢流キャビティ29aの半径方向外方に向かって毛細管流路37、溢流キャビティ29b、溢流通路28bを経由して、最外周に配置された溢流キャビティ29cに流れ込む構成としている。
混合キャビティ39は保持キャビティ27の外周位置に隣接するよう配置され、毛細管流路37は溢流キャビティ29aと溢流キャビティ29bの間を周方向に横断するように配置している。すなわち、遠心力で外周方向に移送する経路に対して、周方向に毛細管力で横断する経路を設けている。
このように配置したため、希釈液8の計量を行う場合には、図23(a)に示すように、矢印Yの方向に遠心力が働くため、溢流キャビティ29aを通過する希釈液8は毛細管流路37の周方向の一端に連結される混合キャビティ39に流入することなく、溢流流路29cまで移送される。
また、希釈血漿40を混合キャビティ39から毛細管流路37を介して次工程へ移送する場合には、図23(b)に示すように、矢印Xの方向に毛細管力が働くため、毛細管流路37に隣接して形成される溢流キャビティ29a、29bに希釈血漿40が流入することなく移送することができる。
この時、溢流キャビティ29cおよび溢流キャビティ29dに移送された希釈液8は、分析用デバイス1の回転の停止と共に、大気と連通する溢流キャビティ29eと接続される溢流流路28d、および溢流流路28b,28cに充填されるため、溢流キャビティ29c,29dの両出口が大気と遮断されて内部が負圧になる。そのため、揺動を行いながら混合キャビティ39から毛細管流路37に液を移送しても、溢流キャビティ29cから希釈液8が流出することなく、希釈血漿40を次工程へ展開することができる。溢流キャビティ29c,29d内には気泡51a,51bが形成される。
このように、本実施の形態の分析デバイス1の構成を用いることで、ΔR1やΔR2などの余分な領域を使用することなく、必要な流路パターンを配置できるため、分析用デバイス1の小型化が実現可能となる。
尚、この実施の形態では、希釈液8を計量する際の排出された液の移送経路と混合後の希釈血漿40を次工程へ移送する経路が交差するよう配置しているが、特に限定された工程に使用されるものではない。
− 工程7 −
ターンテーブル101を時計方向(C2方向)に回転駆動すると、図19(b)に示すように、計量流路47a,47b,47cに保持されていた希釈血漿40は、大気と連通する大気開放キャビティ50との連結部である屈曲部48a,48b,48c,48dの位置で破断して、定量だけ測定チャンバー52b,52cおよび保持キャビティ53に流れ込む。
また、このとき溢流流路47dに保持されていた希釈血漿40は、逆流防止通路55を介して溢流キャビティ54に流れ込む。また、このとき毛細管流路37内の希釈血漿40は、溢流キャビティ29b,溢流流路28bを介して溢流キャビティ29cに流れ込む。
計量流路47aの一部の側壁は屈曲部48aの近傍に大気開放キャビティ50と連通するよう凹部49が形成されているため、屈曲部48a近傍での壁面に付着する力が低下し、屈曲部48aでの液切れをよくしている。
測定チャンバー52a〜50cの形状は、遠心力の働く方向に伸長した形状で、具体的には、分析用デバイス1の回転中心から最外周に向かって分析用デバイス1の周方向の幅が細く形成されている。
複数の測定チャンバー52a〜52c,40gの外周側の底部は分析用デバイス1の同一半径上に配置されているため、複数の測定チャンバー52a〜52cを測定するのに同一波長の光源112やそれに対応するフォトディテクタ113を別の半径距離に複数個配置する必要が無く、装置のコストを削減できると共に、同一測定セル内に複数の異なる波長を用いて測定することもできるため、混合溶液の濃度に応じて最適な波長を選択することで測定感度を向上させることができる。
さらに、各測定チャンバー52a〜52cの周方向に位置する側壁の一側壁には、前記測定チャンバーの外周位置から内周方向に伸長するように毛細管エリア56a〜56cが形成されている。図19(b)におけるF−F断面を図34に示す。
毛細管エリア56bの吸い上げ可能な容量は、測定チャンバー52bに保持される試料液を全て収容できる容量よりも少ない容量に形成されている。毛細管エリア56a,56cも同様に、それぞれの測定チャンバー52a,52cに保持される試料液を全て収容できる容量よりも少ない容量に形成されている。
測定チャンバー52a〜52cの光路長は、それぞれの検査対象の成分と試薬を反応させた後の混合溶液から得られる吸光度の範囲によって調整されている。
また、毛細管エリア56a,56b,56c内には図35(a)に示すように、それぞれの検査対象の成分と反応させるための試薬58a1,58a2,58b1,58b2,58b3,58c1,58c2が、毛細管エリア56a,56b,56c内に形成された試薬担持部57a1,57a2,57b1,57b2,57b3,57c1,57c2に担持されている。図35(a)におけるG−G断面を図35(b)に示す。
試薬担持部57b1,57b2,57b3のカバー基板4との隙は、毛細管エリア56bのカバー基板4との隙より薄くなるよう毛細管エリア56bより突出して形成している。
そのため、この試薬担持部57b1,57b2,57b3に試薬58b1,58b2,58b3を塗布することで、試薬58b1,58b2,58b3の広がりを試薬担持部57b1,57b2,57b3と毛細管エリア56bとの段差で抑制できるため、種類の異なる試薬同士を混ざることなく担持することが可能となる。
さらには、試薬担持部57b1,57b2,57b3の隙の方が、毛細管エリア56bよりも薄いため、毛細管エリア56bに吸上げられた液が確実に試薬担持部57b1,57b2,57b3へ充填されるため、試薬58b1,58b2,58b3を確実に溶解させることができる。
毛細管エリア56bは、50〜300μm程度の毛細管力が作用する隙で形成しているため、試薬担持部57b1,57b2,57b3は毛細管エリア56bよりも数十μm程度突出するように形成している。毛細管エリア56a,56cにおいても同様に構成されている。
− 工程8 −
次に、ターンテーブル101の回転を停止し、分析用デバイス1を図20(a)に示す位置にして、±1mm程度の揺動を分析用デバイス1に与えるようにターンテーブル101を60〜120Hzの周波数で制御して、保持キャビティ53に保持される希釈血漿40を希釈血漿40の液面に浸かるよう保持キャビティ53の側壁に形成された連結部59を介して毛細管力の作用により操作キャビティ61に移送する。
さらにターンテーブル101を120〜200Hzの周波数で制御して、図36(a)に示す操作キャビティ61に担持された試薬67a,67bと希釈血漿40を攪拌し、希釈血漿40内に含まれる特定の成分と試薬を反応させる。
また、測定チャンバー52b,52cに移送された希釈血漿40は、毛細管力によって図20(a)に示すように毛細管エリア56b,56cに吸い上げられ、この時点で試薬58b1,58b2,58b3,58c1,58c2の溶解が開始され、希釈血漿40内に含まれる特定の成分と試薬の反応が開始される。
図36(a)に示すように、回転軸心107に対して保持キャビティ53の周方向に隣接して操作キャビティ61が形成されている。操作キャビティ61のカバー基板4との隙は毛細管力の作用する隙に形成されており、試薬67a,67bが試薬担持部65a,65bに担持されている。操作キャビティ61には、試薬67a,67bの周辺で、具体的には試薬67a,67bの間に半径方向に伸長した攪拌リブ63が形成されている。
攪拌リブ63とカバー基板4との厚み方向の断面寸法は、図36(b)に示すように、操作キャビティ61のカバー基板4との厚み方向の断面寸法よりも小さい。
また、試薬担持部65a,65bのカバー基板4との隙は、操作キャビティ61のカバー基板4との隙より薄くなるよう操作キャビティ61より突出して形成している。
そのため、試薬担持部65a,65bの隙の方が、操作キャビティ61よりも薄いため、操作キャビティ61に流入した液が確実に試薬担持部65a,65bへ充填されるため、試薬67a,67bを確実に溶解させることができる。試薬担持部65a,65bは操作キャビティ61よりも数十μm程度だけ突出するように形成している。
操作キャビティ61の内周側の側方にはキャビティ62が形成されており、キャビティ62は保持キャビティ53と連通部60で連結されている。キャビティ62のカバー基板4との隙は、毛細管力の作用しない隙に形成されている。またキャビティ62は、連通部60近傍に形成された空気孔25hを介して大気に連通している。
保持キャビティ53と操作キャビティ61とは、保持キャビティ53の側壁から前記連通部60を通過して延びる連結部59を介して連結されている。連結部59のカバー基板2との隙は、毛細管力の作用する隙に形成されている。ここでは連結部59の先端は、保持キャビティ53に保持された希釈血漿40の液面よりも前記回転軸心について外周方向に伸長して形成されている。
操作キャビティ61の外周側には、分離キャビティ66が形成されており、連結通路64を介して接続されている。連結通路64のカバー基板4との間の厚み方向の断面寸法は、毛細管力の作用する隙で、操作キャビティ61に作用する毛細管力よりも大きくなるよう制限されている。
操作キャビティ61には希釈血漿40で満たされている空間と隙の大きさは同じであるけれども希釈血漿40で満たされていない僅かな空間68aが残っている。
図20(a)に示す状態では、希釈血漿40と試薬67a,67bとが接触して試薬67a,67bが希釈血漿40に溶け出す。この状態で分析用デバイス1を回転軸心107を中心に所定角度の揺動をさせると、操作キャビティ61の希釈血漿40は前記空間61aがあるために操作キャビティ61の中で移動して、この攪拌の際に、攪拌リブ63に衝突してより確実に攪拌される。これによって、試薬の比重が大きい場合であっても試薬を沈殿させないようにより有効に作用している。
− 工程9 −
次に、ターンテーブル101を時計方向(C2方向)に回転駆動すると、図20(b)に示すように、操作キャビティ61の試薬と反応した希釈血漿が連結通路64を通過して分離キャビティ66に流れ込み、さらに高速回転を維持することで、操作キャビティ61内で生成された凝集物を遠心分離する。ここで、この実施の形態では、検査対象の成分と試薬を反応させる際に、前記反応を阻害する成分を前工程で排除するよう構成しており、操作キャビティ61で希釈血漿を試薬と反応させることで、後工程の反応を阻害する特定の成分を凝集処理し、次工程で遠心分離することで前記凝集物を排除している。
また、毛細管エリア56b,56cに保持されていた試薬と希釈血漿の混合溶液は、遠心力によって測定チャンバー52b,52cの外周側に移送することで、試薬と希釈血漿の攪拌が行われる。
ここでは、分析用デバイス1の回転と停止の動作を繰り返し行うことで、試薬と希釈血漿の攪拌を促進しているため、拡散のみの攪拌に比べて確実に且つ短時間で攪拌を行うことが可能となる。
− 工程10 −
次に、ターンテーブル101の回転を停止させると、希釈血漿40は分離キャビティ66の壁面に形成された毛細管キャビティ69に吸い上げられ、毛細管キャビティ69と連通する連結流路70を介して図21(a)に示すように計量流路80に流れて定量が保持される。
また、分離キャビティ66内の凝集物を含む希釈血漿40は、分離キャビティ66と溢流キャビティ81aを連結しているサイホン形状を有する連結流路68内に呼び水される。
また、測定チャンバー52b,52cに移送された試薬と希釈血漿の混合溶液は、毛細管力によって再び毛細管エリア56b,56cに吸い上げられる。
毛細管キャビティ69の最外周の位置は、図21(a)に示すように、分離キャビティ66に保持される希釈血漿に浸かるように外周方向に伸長して形成されている。
このように毛細管キャビティ69を形成することで、比重の重い沈殿物よりも上澄みの希釈血漿の方が優先的に毛細管キャビティ69によって吸い出され、連結流路70を介して計量流路80に向かって沈殿物を除去した希釈血漿40を移送できる。
− 工程11 −
ターンテーブル101を時計方向(C2方向)に回転駆動すると、図21(b)に示すように、計量流路80に保持されていた希釈血漿40は、大気と連通する大気開放キャビティ80との連結部である屈曲部84の位置で破断して、定量だけ測定チャンバー52aに流れ込む。
また、分離キャビティ66および連結通路70、毛細管キャビティ69内の希釈血漿40はサイホン形状の連結流路68を介して溢流キャビティ81aに流れ込む。
また、毛細管エリア56b,56cに保持されていた試薬と希釈血漿の混合溶液は、遠心力によって測定チャンバー52b,52cの外周側に移送することで、試薬と希釈血漿の攪拌が行われる。
ここで、溢流キャビティ81aに移送された希釈血漿40は、分析用デバイス1の回転の停止と共に、大気と連通する溢流キャビティ81bと接続される溢流流路82cに充填されるため、溢流キャビティ81aの出口が大気と遮断されて内部が負圧になる。そのため、溢流キャビティ81aから希釈血漿40が連結流路68を通って流出するのを防ぐことができる。
− 工程12 −
次に、ターンテーブル101の回転を停止させると、測定チャンバー52aに移送された希釈血漿40は、毛細管力によって図22(a)に示すように毛細管エリア56aに吸い上げられ、この時点で試薬58a1,58a2の溶解が開始され、希釈血漿40内に含まれる特定の成分と試薬の反応が開始される。
また、測定チャンバー52b,52cに移送された試薬と希釈血漿の混合溶液は、毛細管力によって再び毛細管エリア56b,56cに吸い上げられる。
− 工程13 −
ターンテーブル101を時計方向(C2方向)に回転駆動すると、図22(b)に示すように、毛細管エリア56a,56b,56cに保持されていた試薬と希釈血漿の混合溶液は、遠心力によって測定チャンバー52a,52b,52cの外周側に移送することで、試薬と希釈血漿の攪拌が行われる。
測定チャンバー52aに移送された希釈血漿40についても、工程11と工程12の動作を繰り返し行うことで、試薬と希釈血漿40の攪拌を促進しているため、拡散のみの攪拌に比べて確実に且つ短時間で攪拌を行うことが可能となる。
− 工程14 −
分析用デバイス1を反時計方向(C1方向)または時計方向(C2方向)に回転駆動して、各測定チャンバー52a,52b,52cが光源112とフォトディテクタ113の間を通過するタイミングに、演算部110がフォトディテクタ113の検出値を読み取って、特定成分の濃度を算出する。尚、工程7および工程11で希釈血漿40が各測定チャンバー52a,52b,52cに流入した際に、各測定チャンバー52a,52b,52cが光源112とフォトディテクタ113の間を通過するタイミングに、演算部110がフォトディテクタ113の検出値を読み取ることで、試薬と反応前の吸光度を算出できるため、演算部110での計算処理に測定チャンバー52a,52b,52cのリファレンスデータとして利用することで、測定精度を改善することができる。
上記の実施の形態では、測定チャンバーにおいて光学的にアクセスして減衰量から成分を測定していたが、試薬と試料との反応物に測定チャンバーにおいて電気的にアクセスして成分を測定する場合でも同様である。
本発明は、分析精度を向上させることができ、生物などから採取した液体の成分分析に使用する分析用デバイスの小型化ならびに高性能化に有用である。
本発明の実施の形態における分析用デバイスの保護キャップを閉じた状態と開いた状態の斜視図 同実施の形態の分析用デバイスの正面図と底面図 同実施の形態の分析用デバイスの分解斜視図 同実施の形態の希釈液容器の平面図、A−A断面図、側面図、背面図、正面図 同実施の形態の保護キャップの平面図、側面図、B−B断面図、正面図 同実施の形態の希釈液容器の密封状態と保護キャップを開いた状態および希釈液放出状態の断面図 同実施の形態の分析用デバイスを出荷状態にセットする工程の断面図 同実施の形態の分析装置のドアを開いた状態の斜視図 同実施の形態の分析装置の断面図 同実施の形態のターンテーブルの拡大平面図 同実施の形態のターンテーブルのA−AA断面図とB−BB断面図 同実施の形態のターンテーブルと分析用デバイスの凸部との係合状態を説明するターンテーブルの拡大平面図 同実施の形態の分析装置の構成図 同実施の形態の分析用デバイスの注入口付近の拡大斜視図、保護キャップを開いて指先から試料液を採取する状態の斜視図、分析用デバイスのマイクロチャネル構造をターンテーブルの側からカバー基板を透過して見た拡大斜視図 同実施の形態の分析用デバイスに点着しターンテーブルにセットして回転させる前の状態図 同実施の形態の分析用デバイスの毛細管キャビティ内に試料液を保持し、希釈液溶液のアルミシールが破られた状態でターンテーブルにセットされた状態図と分離された状態図 同実施の形態の希釈液容器の液放出を説明する拡大断面図 同実施の形態の工程3において分離キャビティから計量流路に流れて定量保持した状態図と工程4において計量流路から混合キャビティに流れ込む状態図 同実施の形態の工程6において分析用デバイスを揺動させる状態図とターンテーブルを時計方向に回転駆動して測定チャンバーおよび保持キャビティに流れ込んだ状態図 同実施の形態の工程8において分析用デバイスを揺動させる状態図と工程9においてターンテーブルを時計方向に回転駆動させて操作キャビティの試薬と反応した希釈血漿が分離キャビティに流れ込み、さらに高速回転を維持することで、操作キャビティ内で生成された凝集物を遠心分離する状態図 同実施の形態の工程10においてターンテーブルを停止させ希釈血漿が計量流路に流れて定量が保持された状態図と工程11において計量流路に保持されていた希釈血漿が測定チャンバーに流れ込んだ状態図 同実施の形態の工程12において測定チャンバーの希釈血漿と試薬との反応が開始される状態図と工程13において試薬と希釈血漿の攪拌の状態図 同実施の形態の工程2において希釈液容器から流出した希釈液が排出流路を介して保持キャビティに流入する状態の拡大斜視図と希釈血漿を混合キャビティから毛細管流路を介して次工程へ移送する状態の拡大斜視図 分離キャビティに残った試料液を溢流キャビティへ排出する場合の問題点の説明図と同実施の形態の改善例を示す分析用デバイスの要部の平面図 混合キャビティの構成および溶液の移送方法の問題点を説明する揺動前の混合キャビティの液面の状態を示す平面図、揺動後の混合キャビティの液面の状態を示す平面図、混合キャビティのA−A断面図 同実施の形態の実施例1の分析用デバイスの揺動前の混合キャビティの液面の状態を示す平面図、揺動後の混合キャビティの液面の状態を示す平面図、混合キャビティのB−B断面図 同実施の形態の実施例2の分析用デバイスの揺動前の混合キャビティの液面の状態を示す平面図、揺動後の混合キャビティの液面の状態を示す平面図、混合キャビティのC−C断面図 同実施の形態の実施例3の分析用デバイスの揺動前の混合キャビティの液面の状態を示す平面図、揺動後の混合キャビティの液面の状態を示す平面図、混合キャビティのD−D断面図 分析用デバイスをより小型化した場合の問題点を説明する揺動前の混合キャビティの液面の状態を示す平面図、揺動後の混合キャビティの液面の状態を示す平面図、混合キャビティのE−E断面図 同実施の形態の実施例4の分析用デバイスの揺動前の混合キャビティの液面の状態を示す平面図、揺動後の混合キャビティの液面の状態を示す平面図、混合キャビティのG−G断面図 実施例4において混合キャビティから毛細管流路への希釈血漿の吸い出しが開始されたときの混合キャビティの液面の状態を示す拡大斜視図 ターンテーブルを180°付近で停止させた場合の分析用デバイスの平面図とターンテーブルを60°,300°付近で停止させた場合の分析用デバイスの平面図 同実施の形態の保持キャビティと混合キャビティの間に溢流キャビティを配置した場合のレイアウトの説明図 同実施の形態の分析用デバイスの図19におけるF−F断面図 同実施の形態の分析用デバイスの毛細管エリアにおける試薬の担持状態を示す拡大平面図とG−G断面図 同実施の形態の分析用デバイスの操作キャビティにおける試薬の担持状態を示す拡大平面図とH−H断面図 特許文献1の構成図
符号の説明
1 分析用デバイス
2 保護キャップ
2a 開口
2b 底部
3 ベース基板
4 カバー基板
5 希釈液容器
5a 内部
5b ラッチ部10の面
6a,6b 軸
7 開口部
8 希釈液
9 アルミシール(シール部材)
10 ラッチ部
11 希釈液容器収容部
11a 開封リブ(突出部)
12 係止用溝
12a 壁面
13 注入口
15 回転支持部(分析用デバイスの側の調芯用嵌合部)
16 回転支持部
17 誘導部
18 試料液
18a 血漿成分
18b 血球成分
18c 分離境界
19 毛細管キャビティ
20 傾斜面
21 凹部
22 屈曲部
23a 受容キャビティ
23b 分離キャビティ(上部)
23c 分離キャビティ(下部)
24 キャビティ
25a〜25m 空気孔
25n 空気孔
26 排出流路
27 保持キャビティ
28a 溢流流路
28b 溢流流路
28c 溢流流路
28d 溢流流路
29a 溢流キャビティ
29b 溢流キャビティ
29c 溢流キャビティ(リファレンス測定チャンバー)
29d 溢流キャビティ
29e 溢流キャビティ
30 連結流路
31 大気開放キャビティ
31a 大気開放キャビティ
32 流入防止溝
33 毛細管キャビティ
34 連結流路
34a 液溜り部
34b 液溜り用連結流路
w1 連結流路34の幅
w2 液溜り部34aの幅
35 逆流防止通路
36a 溢流キャビティ
36b 溢流キャビティ
37 毛細管流路
37a 毛細管流路37の入口
38 計量流路
38a 充填確認エリア
39 混合キャビティ
39a 段差
39b 屈曲部
39c 溝
40 希釈血漿
41 連結流路
42 溝
43 孔
44 係止治具
44a 突起
45 切り欠き
46 押圧治具
47a,47b,47c 計量流路
47d 溢流流路
48a,48b,48c,48d 屈曲部
49 凹部
50 大気開放キャビティ
51a,51b 気泡
52a,52b,52c 測定チャンバー
53 保持キャビティ
54 溢流キャビティ
55 逆流防止通路
56a,56b,56c 毛細管エリア
57a1,57a2,57b1,57b2,57b3,57c1,57c2 試薬担持部
58a1,58a2,58b1,58b2,58b3,58c1,58c2 試薬
59 連結部
60 連通部
61 操作キャビティ
61a 空間
62 キャビティ
63 攪拌リブ
64 連結通路
65a,65b 試薬担持部
66 分離キャビティ
67a,67b 試薬
68 連結流路
69 毛細管キャビティ
70 連結流路
71 第1の駆動手段
71a 第1のモータ
74 第1のギア部
80 計量流路
81a,81b 溢流キャビティ
82 連結流路
83 大気開放キャビティ
84 屈曲部
100 分析装置
101 ターンテーブル
102 環状溝
103 ドア
104a クランパ
105b バネ(付勢手段)
106 回転駆動手段
107 回転軸心
108 光学測定手段
109 制御手段
110 演算部
111 表示部
112 光源
113 フォトディテクタ
114 凸部(分析用デバイス1の側の回り止め用係合部)
114a 凸部114の先端
115 溝(ターンテーブル101の側の回り止め用係合部)
116 仕切壁
117 中央凸部(ターンテーブル101の側の調芯用嵌合部)
120 指先
121 操作キャビティ
122 下側
123 左上側
124 右上側
125 溶液

Claims (5)

  1. 試料液を遠心力によって測定スポットに向かって移送するマイクロチャネル構造を有し、前記測定スポットにおける反応液にアクセスする読み取りに使用される分析用デバイスであって、
    前記試料液を溶液成分と固体成分とに前記遠心力を用いて分離する分離キャビティと、
    前記分離キャビティにて分離された前記溶液成分の一部が移送されこれを保持する計量流路と、
    前記分離キャビティの底部に基端が接続され前記分離キャビティの試料液を移送する連結流路と、
    前記連結流路の他端が接続される溢流キャビティと
    を設けるとともに、前記連結流路の出口から周方向および内周方向に向かって液溜り部を設けた
    分析用デバイス。
  2. 前記連結流路の幅:w1よりも液溜り部の幅:w2が広がるように形成した請求項1記載の分析用デバイス。
  3. 試料液を遠心力によって測定スポットに向かって移送するマイクロチャネル構造を有し、前記測定スポットにおける反応液にアクセスする読み取りに使用される分析用デバイスであって、
    前記試料液を溶液成分と固体成分とに前記遠心力を用いて分離する分離キャビティと、
    前記分離キャビティにて分離された前記溶液成分の一部が移送されこれを保持する計量流路と、
    前記分離キャビティの底部に基端が接続され前記分離キャビティの試料液を移送する連結流路と、
    前記連結流路の他端が接続される溢流キャビティと
    を設けるとともに、前記連結流路の出口から更に周方向に向かって液溜り用連結流路を設けた
    分析用デバイス。
  4. 分離キャビティに受け入れた試料液を遠心力によって溶液成分と固体成分とに分離し、
    前記分離キャビティで分離された溶液成分を遠心力によって測定スポットに向かって移送し、前記測定スポットにおける反応液にアクセスして前記溶液成分を分析するとともに、
    分離キャビティに残った試料液を、基端が前記分離キャビティの外周側の底部に接続され先端が溢流キャビティで開口した連結流路の毛細管力で吸い上げ、
    前記連結流路の前記溢流キャビティでの開口部分の幅w2を前記連結流路の前記先端までの流路の幅w1よりも大きくして試料液を溜め、その後に前記分離キャビティにそれまでよりも大きい前記遠心力を作用させて前記分離キャビティの試料液を前記溢流キャビティに排出する分析方法。
  5. 分離キャビティに受け入れた試料液を遠心力によって溶液成分と固体成分とに前記を用いて分離し、
    前記分離キャビティで分離された溶液成分を遠心力によって測定スポットに向かって移送し、前記測定スポットにおける反応液にアクセスして前記溶液成分を分析するとともに、
    分離キャビティに残った試料液を基端が前記分離キャビティの外周側の底部に接続され先端が溢流キャビティで開口した連結流路によって毛細管力で吸い上げ、
    前記連結流路の前記溢流キャビティでの開口部分に達した試料液を、前記連結流路とは別の液溜まり用連結流路によって更に毛細管力で吸い上げさせ、その後に前記分離キャビティにそれまでよりも大きい前記遠心力を作用させて前記分離キャビティの試料液を前記溢流キャビティに排出する分析方法。
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