JP2010121396A - ずれ修正装置がエレクションピースから落下するのを防ぐ落下防止装置 - Google Patents

ずれ修正装置がエレクションピースから落下するのを防ぐ落下防止装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010121396A
JP2010121396A JP2008297841A JP2008297841A JP2010121396A JP 2010121396 A JP2010121396 A JP 2010121396A JP 2008297841 A JP2008297841 A JP 2008297841A JP 2008297841 A JP2008297841 A JP 2008297841A JP 2010121396 A JP2010121396 A JP 2010121396A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
end side
steel frame
erection piece
hole
correcting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008297841A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Okada
信二 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Technos Co Ltd
Original Assignee
Technos Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Technos Co Ltd filed Critical Technos Co Ltd
Priority to JP2008297841A priority Critical patent/JP2010121396A/ja
Priority to TW97151172A priority patent/TWI401357B/zh
Publication of JP2010121396A publication Critical patent/JP2010121396A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

【課題】ずれ修正装置に上向きの外力が作用した場合に前記ずれ修正装置の下端側エレクションピースからの落下を確実に防止できるようにすること。
【解決手段】下側鉄骨に取り付けられた上端側エレクションピースと、前記下側鉄骨の上に配置される上側鉄骨に取り付けられた下端側エレクションピースとに固定され、前記下側鉄骨に対する前記上側鉄骨のずれを修正するずれ修正装置であって環状のフレームを有するずれ修正装置を前記下端側エレクションピースに掛けて前記上側鉄骨を吊り上げたときに前記ずれ修正装置が前記下端側エレクションピースから落下するのを防ぐ落下防止装置は、前記下端側エレクションピースに設けられた第1貫通穴と、前記フレームの各側部に設けられたブラケットと、該ブラケットに設けられた第2貫通穴と、前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴に挿入され、前記ずれ修正装置を保持する保持手段とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、ずれ修正装置がエレクションピースから落下するのを防ぐ落下防止装置に関する。
建物の柱を構築するため、基礎の上に既に配置された鉄骨(下側鉄骨)の上に他の鉄骨(上側鉄骨)が配置される。前記下側鉄骨の上端部に複数のエレクションピース(上端側エレクションピース)が取り付けられており、前記上側鉄骨の下端部に複数のエレクションピース(下端側エレクションピース)が取り付けられている。前記上側鉄骨を前記下側鉄骨の上に配置したとき、前記下側鉄骨に対する前記上側鉄骨の位置や角度に、予め決められた設計上の位置や角度からのずれが生じる。このずれを修正するため、前記下側鉄骨に対する前記上側鉄骨のずれを修正するずれ修正装置が前記上端側エレクションピースの1つと前記下端側エレクションピースの1つとに固定される。
前記ずれ修正装置は細長い環状のフレームを有する。前記上側鉄骨を前記下側鉄骨の上に配置するとき、前記ずれ修正装置を前記下端側エレクションピースに掛けて前記上側鉄骨を吊り上げる。このときに前記ずれ修正装置が前記下端側エレクションピースから落下するのを防ぐため、落下防止装置が用いられる。従来の落下防止装置は、前記下端側エレクションピースに固定された、該下端側エレクションピースから上方へ突出する金属製の棒状部材からなる(特許文献1参照)。前記棒状部材は、前記ずれ修正装置が水平方向の外力を受けて前記下端側エレクションピースに対して移動したときにその移動を制限して、前記ずれ修正装置が前記下端側エレクションピースから離脱するのを阻止する。これにより、前記ずれ修正装置が前記下端側エレクションピースから落下するのを防止する。
特開平11−303406号公報
しかし、不測の事態として前記ずれ修正装置に上向きの外力が作用したとき、前記ずれ修正装置は、前記棒状部材の上を越えて前記下端側エレクションピースから離脱し、地上へ落下する可能性がある。仮に、前記上側鉄骨を地上数メートルから数百メートルの高さに吊り上げたときに前記ずれ修正装置の地上への落下が生じた場合、作業者、仮設物、構造物等に甚大な被害を与える恐れがある。
また、前記棒状部材は、前記下端側エレクションピースから突出しているため、前記下端側エレクションピース又は該下端側エレクションピースが取り付けられた前記上側鉄骨の取扱い時に、物に当たって又は物が当たって、変形、破損等の損傷を受けることがある。前記棒状部材が損傷を受けると、前記ずれ修正装置の前記下端側エレクションピースからの離脱を阻止できない恐れがあり、前記ずれ修正装置の前記下端側エレクションピースからの落下の防止が困難になる。
本発明の目的は、ずれ修正装置に上向きの外力が作用した場合においても、前記ずれ修正装置の下端側エレクションピースからの落下を確実に防止できるようにすることである。また、本発明の他の目的は、前記下端側エレクションピースから突出する棒状部材を用いないで前記ずれ修正装置の前記下端側エレクションピースからの落下を防止することにより、前記棒状部材の損傷により前記ずれ修正装置の前記下端側エレクションピースからの落下の防止が困難になることがないようにすることである。
本発明は、下端側エレクションピースに設けられた第1貫通穴と、ずれ修正装置のフレームの各側部に設けられたブラケットと、該ブラケットに設けられた第2貫通穴と、前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴に挿入され、前記ずれ修正装置を保持する保持手段とにより、前記ずれ修正装置の前記下端側エレクションピースからの落下を防止する。これにより、前記ずれ修正装置に上向きの外力が作用して前記保持手段がその上方へ移動しようとしたとき、その移動が前記第1貫通穴の内面により制限されて前記ずれ修正装置が前記下端側エレクションピースから離脱しないようにし、前記ずれ修正装置の前記下端側エレクションピースからの落下を確実に防止できるようにする。また、従来のように、前記下端側エレクションピースから突出する棒状部材により前記ずれ修正装置の前記下端側エレクションピースからの落下を防止する場合のように前記棒状部材が損傷を受けて前記ずれ修正装置の前記下端側エレクションピースからの落下の防止が困難になることがないようにする。
本発明に係る落下防止装置は、下側鉄骨の上端部に取り付けられた複数の上端側エレクションピースの1つと、前記下側鉄骨の上に配置される上側鉄骨の下端部に取り付けられた複数の下端側エレクションピースの1つとに固定され、かつ前記下側鉄骨に対する前記上側鉄骨のずれを修正するずれ修正装置であって相対する一対の側部を有する環状のフレームを有するずれ修正装置を前記上端側エレクションピースと前記下端側エレクションピースとに固定する前に前記下端側エレクションピースに掛けて前記上側鉄骨を吊り上げたときに前記ずれ修正装置が前記下端側エレクションピースから落下するのを防ぐ落下防止装置であり、該落下防止装置は、前記下端側エレクションピースに設けられた第1貫通穴と、前記フレームの各側部に設けられたブラケットと、該ブラケットに設けられた第2貫通穴と、前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴に挿入され、前記ずれ修正装置を前記下端側エレクションピースに対して回転可能に保持する保持手段とを含む。
前記ずれ修正装置を前記下端側エレクションピースに掛けたとき、前記保持手段を前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴に挿入する。前記保持手段が前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴に挿入されるため、前記ずれ修正装置に上向きの外力が作用して前記保持手段がその上方へ移動しようとしても、その移動が前記第1貫通穴の内面により制限され、前記ずれ修正装置が前記下端側エレクションピースから離脱することはない。これにより、前記ずれ修正装置が前記下端側エレクションピースから落下するのを確実に防止することができる。
前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴に挿入された前記保持手段により前記ずれ修正装置の前記下端側エレクションピースからの落下を防止できるため、従来必要とされた、前記下端側エレクションピースから突出する棒状部材を要しない。このため、前記落下防止装置は、前記下端側エレクションピース又は該下端側エレクションピースが取り付けられた前記上側鉄骨の取扱い時に、物に当たって又は物が当たって、変形、破損等の損傷を受ける恐れがなく、前記落下防止装置の損傷により前記ずれ修正装置の前記下端側エレクションピースからの落下の防止が困難になることはない。
前記ずれ修正装置を前記下端側エレクションピースに掛け、前記保持手段を前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴に挿入した後、前記ずれ修正装置を前記下端側エレクションピースに対して回転させた状態に維持する。これにより、前記上側鉄骨を前記下側鉄骨の上に配置するときに前記ずれ修正装置が前記上端側エレクションピースに当たらないようにする。
前記ブラケットは前記側部から該側部の幅方向に突出している。前記第2貫通穴は、前記側部の幅方向に伸びる軸線を有する長穴である。このため、前記ずれ修正装置を前記下端側エレクションピースに掛けたときに前記下端側エレクションピースに対する前記ずれ修正装置の位置に誤差が生じたとしても、その誤差が前記長穴の長さの範囲内であれば、前記保持手段を前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴に挿入することができる。これにより、前記下端側エレクションピースに対する前記ずれ修正装置の位置を修正することなく効率良く前記保持手段を前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴に挿入することができる。また、前記第2貫通穴が前記長穴であるため、前記ずれ修正装置の前記下端側エレクションピースに対する回転に伴って前記保持手段が前記第2貫通穴の中で移動できるようにすることができ、前記回転が円滑になされるようにすることができる。
前記落下防止装置は、前記第2貫通穴が円形であり、該第2貫通穴の内径が前記保持手段の外径より大きいものとすることができる。この場合、前記ずれ修正装置を前記下端側エレクションピースに掛けたときに前記下端側エレクションピースに対する前記ずれ修正装置の位置に誤差が生じたとき、その誤差が前記第2貫通穴の内径の範囲内であれば、前記保持手段を前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴に挿入することができる。このため、前記下端側エレクションピースに対する前記ずれ修正装置の位置を修正することなく効率良く前記保持手段を前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴に挿入することができる。
前記保持手段は、トグルピンからなるものとすることができる。また、前記保持手段は、ボルトと、該ボルトに螺合されるナットとからなるものとすることができる。
本発明に係る落下防止方法は、下側鉄骨の上端部に取り付けられた複数の上端側エレクションピースの1つと、前記下側鉄骨の上に配置される上側鉄骨の下端部に取り付けられた、第1貫通穴を有する複数の下端側エレクションピースの1つとに固定され、かつ前記下側鉄骨に対する前記上側鉄骨のずれを修正するずれ修正装置であって相対する一対の側部を有する環状のフレームと該フレームの各側部に設けられたブラケットと該ブラケットに設けられた第2貫通穴とを有するずれ修正装置を前記上端側エレクションピースと前記下端側エレクションピースとに固定する前に前記下端側エレクションピースに掛けて前記上側鉄骨を吊り上げたときに前記ずれ修正装置が前記下端側エレクションピースから落下するのを防ぐ落下防止方法であり、該落下防止方法は、前記ずれ修正装置を前記下端側エレクションピースに対して回転可能に保持する保持手段を前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴に挿入することを含む。
本発明によれば、前記保持手段が前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴に挿入されるため、前記ずれ修正装置に上向きの外力が作用して前記保持手段がその上方へ移動しようとしたとき、その移動が前記第1貫通穴の内面により制限され、前記ずれ修正装置が前記下端側エレクションピースから離脱することはない。これにより、前記ずれ修正装置の前記下端側エレクションピースからの落下を確実に防止することができる。
また、前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴に挿入された前記保持手段により前記ずれ修正装置の前記下端側エレクションピースからの落下を防止することから、従来必要とされた、前記下端側エレクションピースから上方へ突出する棒状部材のような、前記下端側エレクションピースから突出する部材を要しない。これにより、前記落下防止装置は、前記下端側エレクションピース又は該下端側エレクションピースが取り付けられた前記上側鉄骨の取扱い時に、物に当たって又は物が当たって、変形、破損等の損傷を受ける恐れがない。このため、前記棒状部材により前記ずれ修正装置の前記下端側エレクションピースからの落下を防止する従来の場合にように前記棒状部材の損傷により前記ずれ修正装置の前記下端側エレクションピースからの落下の防止が困難になることはない。
図1に示すように、鉄骨(下側鉄骨)10の上端部に取り付けられた複数のエレクションピース(上端側エレクションピース)12の1つと、下側鉄骨10の上に配置される他の鉄骨(上側鉄骨)14の下端部に取り付けられた複数のエレクションピース(下端側エレクションピース)16の1つとに、下側鉄骨10に対する上側鉄骨14のずれを修正するずれ修正装置18が固定される。ずれ修正装置18は、相対する一対の側部20、22を有する環状のフレーム24を有する。ずれ修正装置18を上端側エレクションピース12と下端側エレクションピース16とに固定する前に、ずれ修正装置18を下端側エレクションピース16に掛けて上側鉄骨14を吊り上げる。このときにずれ修正装置18が下端側エレクションピース16から落下するのを防ぐため、落下防止装置26を用いる。落下防止装置26は、下端側エレクションピース16に設けられた第1貫通穴28と、フレーム24の各側部20、22に設けられたブラケット30と、該ブラケットに設けられた第2貫通穴32と、第1貫通穴28及び第2貫通穴32に挿入され、ずれ修正装置18を下端側エレクションピース16に対して回転可能に保持する保持手段34とを含む。
下側鉄骨10及び該下側鉄骨の上に配置された上側鉄骨14は、建物の柱の一部を構成する。下側鉄骨10は、基礎(図示せず)の上に配置されているか、又は前記基礎の上に配置された少なくとも1つの鉄骨の上に配置されている。上側鉄骨14を下側鉄骨10の上に配置するとき、上側鉄骨14の軸線方向が下側鉄骨10の軸線方向とほぼ一致するようにする。このとき、上側鉄骨14の軸線方向が下側鉄骨10の軸線方向と完全に一致するようにしてもよいし、上側鉄骨14の軸線方向が下側鉄骨10の軸線方向に対して僅かに傾斜するようにしてもよい。下側鉄骨10及び該下側鉄骨の上に配置された上側鉄骨14は、建物の柱の一部を構成する図1に示した例に代え、橋梁や鉄塔のトラス部材やアーチ部材を構成するものでもよい。
下側鉄骨10及び上側鉄骨14のそれぞれは、ほぼ四角形の断面形状を有する角形鋼管からなる。上端側エレクションピース12は下側鉄骨10の周方向に間隔を置かれており、下側鉄骨10の前記四角形の各辺に1つの上端側エレクションピース12が存在する。下端側エレクションピース16は上側鉄骨14の周方向に間隔を置かれており、上側鉄骨14の前記四角形の各辺に1つの下端側エレクションピース16が存在する。各下端側エレクションピース16は、上側鉄骨14を下側鉄骨10の上に配置したときに上端側エレクションピース12と上下方向に整列される。下側鉄骨10及び上側鉄骨14のそれぞれは、角形鋼管からなる図1に示した例に代え、円形鋼管からなるものでもよいし、H形鋼、溝形鋼等のような形鋼からなるものでもよいし、複数の鋼板を組み合わせて製作されたものでもよい。
上端側エレクションピース12及び下端側エレクションピース16のそれぞれは、上端部36と、下端部38と、相対する一対の側部40、42とを有する鋼製の板状部材である。上端側エレクションピース12は、その上下方向が下側鉄骨10の軸線方向と一致しており、一方の側部40が下側鉄骨10に溶接されている。下端側エレクションピース16は、その上下方向が上側鉄骨14の軸線方向と一致しており、一方の側部40が上側鉄骨14に溶接されている。
上端側エレクションピース12は第3貫通穴44を有し、該第3貫通穴に、下側鉄骨10を吊り上げるための吊上げ用ロープ(図示せず)が固定される。上端側エレクションピース12は、上端面が平坦であり、一方の側部40における下端面の高さが他方の側部42における下端面の高さより低い。すなわち、上端側エレクションピース12は、一方の側部40における前記上端面から前記下端面までの長さが他方の側部42における前記上端面から前記下端面までの長さより長い。これにより、上端側エレクションピース12と下側鉄骨10との溶接部分をより強固にすることができ、前記溶接部分が、下側鉄骨10の吊上げ時に前記吊上げ用ロープから受ける力に十分に抵抗できるようにすることができる。
上端側エレクションピース12は、一方の側部40における前記下端面の高さが他方の側部42における前記下端面の高さより低い図1に示した例に代え、前記下端面が平坦であるもの、すなわち一方の側部40における前記下端面の高さが他方の側部42における前記下端面の高さと等しいものでもよい。上端側エレクションピース12は、図1に示した例では、その厚さが一定であるが、これに代え、一方の側部40における厚さが他方の側部42におけるより厚いものでもよい。これにより、上端側エレクションピース12と下側鉄骨10との溶接部分をさらに強固にすることができる。
下端側エレクションピース16は、下端面が平坦であり、一方の側部40における上端面の高さが他方の側部42における上端面の高さより高い。すなわち、下端側エレクションピース16は、一方の側部40における前記下端面から前記上端面までの長さが他方の側部42における前記下端面から前記上端面までの長さより長い。これにより、下端側エレクションピース16と上側鉄骨14との溶接部分をより強固にすることができる。ところで、上側鉄骨14を吊り上げるとき、上側鉄骨14を案内するための案内用ロープ(図示せず)が第1貫通穴28に固定される。下端側エレクションピース16と上側鉄骨14との溶接部分をより強固にすることにより、前記溶接部分が、上側鉄骨14の案内時に前記案内用ロープから受ける力に十分に抵抗できるようにすることができる。
下端側エレクションピース16は、一方の側部40における前記上端面の高さが他方の側部42における前記上端面の高さより高い図1に示した例に代え、前記上端面が平坦であるもの、すなわち一方の側部40における前記上端面の高さが他方の側部42における前記上端面の高さと等しいものでもよい。下端側エレクションピース16は、図1に示した例では、その厚さが一定であるが、これに代え、一方の側部40における厚さが他方の側部42におけるより厚いものでもよい。これにより、下端側エレクションピース16と上側鉄骨14との溶接部分をさらに強固にすることができる。
上端側エレクションピース12及び下端側エレクションピース16のそれぞれは、鋼板を切断することにより製作されているが、これに代え、鋳造又は鍛造により製作されたものでもよい。上端側エレクションピース12及び下端側エレクションピース16のそれぞれは、炭素鋼からなるものでもよいし、ステンレス鋼のような特殊鋼からなるものでもよい。また、上端側エレクションピース12及び下端側エレクションピース16のそれぞれは、鋼製である図1に示した例に代え、アルミニウムのような他の金属で作られたものでもよい。
上側鉄骨14を下側鉄骨10の上に配置したとき、下側鉄骨10に対する上側鉄骨14の位置や角度に、予め決められた設計上の位置や角度からのずれが生じる。ずれ修正装置18は前記ずれを修正するために使用される。
ずれ修正装置18のフレーム24は、細長く、上下方向に伸びている。フレーム24は、頂部46と、底部48とを有する。フレーム24は、上側鉄骨14を下側鉄骨10の上に配置した後に上端側エレクションピース12及び下端側エレクションピース16を受け入れる。
ずれ修正装置18は、図2に示すように、フレーム24の一方の側部20に上下方向に間隔を置いて設けられた2つの第1ねじ穴50と、各第1ねじ穴に螺合された第1ボルト52とを有する。各第1ねじ穴50は一方の側部20をその厚さ方向(図2における左右方向)に貫いている。第1ボルト52は、フレーム24が上端側エレクションピース12及び下端側エレクションピース16を受け入れた状態において、第1ボルト52をフレーム24に対して回転させたとき、下端側エレクションピース16をフレーム24の他方の側部22に押し付ける。これにより、ずれ修正装置18は下端側エレクションピース16に固定される。
ずれ修正装置18は、フレーム24の底部48に設けられた第2ねじ穴54と、該第2ねじ穴に螺合された第2ボルト56とを有する。第2ねじ穴54は底部48をその厚さ方向(図2における上下方向)に貫いている。第2ボルト56は、フレーム24が上端側エレクションピース12及び下端側エレクションピース16を受け入れた状態において、第2ボルト56をフレーム24に対して回転させたとき、上端側エレクションピース12に押し付けられる。これにより、ずれ修正装置18は上端側エレクションピース12に固定される。
ずれ修正装置18は、相対する第3ねじ穴58及び第4ねじ穴60であって第1ねじ穴50の下方にあってフレーム24の一方の側部20に設けられた第3ねじ穴58及び他方の側部22に設けられた第4ねじ穴60と、第3ねじ穴58に螺合された第3ボルト62と、第4ねじ穴60に螺合された第4ボルト64とを有する。第3ねじ穴58はフレーム24の一方の側部20をその厚さ方向に貫いており、第4ねじ穴60はフレーム24の他方の側部22をその厚さ方向に貫いている。
ずれ修正装置18が下端側エレクションピース16と上端側エレクションピース12とに固定された状態において、第3ボルト62をフレーム24に対して回転させたとき、第3ボルト62が上端側エレクションピース12に押し付けられて、ずれ修正装置18及び上側鉄骨14が下側鉄骨10に対して該下側鉄骨の幅方向(図2における左右方向)における一方の側(図2における右側)へ移動する。これにより、上側鉄骨14の位置が下側鉄骨10に対して前記幅方向における他方の側(図2における左側)にずれている場合にそのずれを修正することができる。他方、第4ボルト64をフレーム24に対して回転させたとき、第4ボルト64が上端側エレクションピース12に押し付けられて、ずれ修正装置18及び上側鉄骨14が前記他方の側へ移動する。これにより、上側鉄骨14の位置が下側鉄骨10に対して前記一方の側にずれている場合にそのずれを修正することができる。
フレーム24は、下端側エレクションピース16を受け入れる上方部分と、上端側エレクションピース12を受け入れる下方部分とを有し、前記上方部分における一方の側部20と他方の側部22との間の間隔は下端側エレクションピース16の厚さ寸法とほぼ等しく、前記下方部分における前記間隔は上端側エレクションピース12の厚さ寸法より大きい。前記下方部分における前記間隔と上端側エレクションピース12の厚さ寸法との差は、下側鉄骨10に対する上側鉄骨14の位置のずれを修正するために上側鉄骨14を前記幅方向に移動させることができる距離に相当する。
ずれ修正装置18は、フレーム24が上端側エレクションピース12及び下端側エレクションピース16を受け入れたときに上端側エレクションピース12と下端側エレクションピース16との間に配置される荷重負担装置66を有する。上端側エレクションピース12と下端側エレクションピース16との間に配置された荷重負担装置66は上側鉄骨14の荷重を負担する。荷重負担装置66は、特許文献1に記載されているような、従来知られた装置である。
荷重負担装置66は、図1に示したように、シム板68と、該シム板の上に配置されるカムアーム70と、該カムアームの上に配置される座板72と、該座板を貫くねじ穴74と、該ねじ穴に螺合されたねじ部材76とからなる。カムアーム70は、逆への字形であり、一端部78と、他端部80と、一端部78と他端部80との間にあって下方に突状な支点部分82とを有する。カムアーム70は、一端部78が座板72に接しており、支点部分82がシム板68に接している。ねじ部材76は、該ねじ部材を座板72に対して回転させたとき、カムアーム70の他端部80に下向きの力を加える。
荷重負担装置66を上端側エレクションピース12と下端側エレクションピース16との間に配置するとき、まず、カムアーム70及び該カムアームの上に配置された座板72を上端側エレクションピース12と下端側エレクションピース16との間に挿入し、その後、シム板68をカムアーム70と上端側エレクションピース12との間に挿入する。荷重負担装置66を上端側エレクションピース12と下端側エレクションピース16との間に配置した後、ねじ部材76を座板72に対して回転させてカムアーム70の他端部80に下向きの力を加えることにより、カムアーム70がシム板68に対して支点部分82を中心に回転する。これにより、カムアーム70の一端部78がその上方へ移動し、座板72を介して下端側エレクションピース16に上向きの力が加えられ、下側鉄骨10の軸線に対する上側鉄骨14の軸線の角度が変更される。このようにして、荷重負担装置66は、下側鉄骨10の軸線に対する上側鉄骨14の軸線の角度が、予め決められた設計上の角度からずれている場合、そのずれを修正することができる。
ブラケット30は、図3、4に示すように、フレーム24の側部20、22からその後方(図3における左方)へ該側部の幅方向(図3における左右方向)に突出している。ずれ修正装置18が下端側エレクションピース16に掛けられたとき、第2貫通穴32の少なくとも一部が第1貫通穴28と整列される。保持手段34は、ずれ修正装置18が下端側エレクションピース16に掛けられた後に第1貫通穴28及び第2貫通穴32に挿入される。ブラケット30は、図3、4に示す例では、フレーム24の側部20、22に一体に形成されているが、これに代え、フレーム24の側部20、22に溶接されていてもよいし、フレーム24の側部20、22にボルト(図示せず)により固定されていてもよい。
保持手段34は、図5に示すように、トグルピンからなる。前記トグルピンは、本体84と、該本体の一端部に設けられ、本体84の外径より大きい幅寸法を有する留め部分86と、本体84の他端部に、該本体に対して回転可能に取り付けられた抜け止め部材88とを有する。保持手段34を第1貫通穴28及び第2貫通穴32に挿入するとき、まず、抜け止め部材88の軸線を本体84の軸線と一致させる。次に、前記トグルピンを、留め部分86がフレーム24の一方の側部20の外方に位置するように第1貫通穴28及び第2貫通穴32に挿入する。その後、フレーム24の他方の側部22の外方において抜け止め部材88を、その軸線が本体84の軸線と直交するように本体84に対して回転させる。留め部分86及び抜け止め部材88は、前記トグルピンが第1貫通穴28及び第2貫通穴32から抜けるのを阻止する。
保持手段34は、前記トグルピンからなる上記の例に代え、ボルト(図示せず)と、該ボルトに螺合されるナット(図示せず)とからなるものでもよい。この場合、保持手段34を第1貫通穴28及び第2貫通穴32への挿入するとき、まず、前記ボルトを、その頭部がフレーム24の一方の側部20の外方に位置するように第1貫通穴28及び第2貫通穴32に挿入し、その後、フレーム24の他方の側部22の外方において前記ナットを前記ボルトに螺合する。前記ボルトの前記頭部及び前記ナットは、前記ボルトが第1貫通穴28及び第2貫通穴32から抜けるのを阻止する。
第1貫通穴28及び第2貫通穴32に挿入された保持手段34はずれ修正装置18を下端側エレクションピース16に対して回転可能に保持する。図6、7に示すように、上側鉄骨14を下側鉄骨10の上に配置するとき、ずれ修正装置18を、フレーム24が上側鉄骨14に平行である状態から、フレーム24の底部48が上側鉄骨14から遠ざかる方向に、保持手段34を中心にして下端側エレクションピース16に対して回転させる。これにより、上側鉄骨14を下側鉄骨10の上に配置するときにずれ修正装置18が上端側エレクションピース12に当たらないようにする。
保持手段34が第1貫通穴28及び第2貫通穴32に挿入されるため、ずれ修正装置18に上向きの外力が作用して保持手段34がその上方へ移動しようとしても、その移動が第1貫通穴28の内面により制限され、ずれ修正装置18が下端側エレクションピース16から離脱することはない。これにより、ずれ修正装置18を下端側エレクションピース16に掛けて上側鉄骨14を吊り上げたときにずれ修正装置18が下端側エレクションピース16から落下するのを確実に防止することができる。
なお、保持手段34が第1貫通穴28及び第2貫通穴32に挿入されたとき、保持手段34が下端側エレクションピース16及びブラケット30を貫くため、保持手段34が第1貫通穴28及び第2貫通穴32に挿入されたことを目視により確認することが可能である。このため、誤って保持手段34が第1貫通穴28及び第2貫通穴32に挿入されないということは起こり得ない。これにより、保持手段34が第1貫通穴28及び第2貫通穴32に挿入されないことによりずれ修正装置18の下端側エレクションピース16からの落下の危険性が生じることはなく、安全性に優れる。
第1貫通穴28及び第2貫通穴32に挿入された保持手段34によりずれ修正装置18の下端側エレクションピース16からの落下を防止できるため、従来必要とされた、下端側エレクションピースに固定され、該下端側エレクションピースから上方へ突出する棒状部材のような、下端側エレクションピースから突出する部材を要しない。このため、落下防止装置26は、上側鉄骨14に取り付けられる前の下端側エレクションピース16の取扱い時又は下端側エレクションピース16が取り付けられた上側鉄骨14の取扱い時に、物に当たって又は物が当たって、変形、破損等の損傷を受ける恐れがない。これにより、前記棒状部材によりずれ修正装置の下端側エレクションピースからの落下を防止する場合にように前記棒状部材の損傷により前記ずれ修正装置の前記下端側エレクションピースからの落下の防止が困難になることはない。
第1貫通穴28の内径は約35mmないし約45mmであり、保持手段34の外径は約10mmないし約15mmである。第2貫通穴32は、フレーム24の側部20、22の前記幅方向に伸びる軸線を有する長穴である。前記長穴の前記幅方向における長さ寸法は約20mmないし約30mmである。
第2貫通穴32が前記長穴であるため、ずれ修正装置18を下端側エレクションピース16に掛けたときに下端側エレクションピース16に対するずれ修正装置18の位置に誤差が生じたとしても、その誤差が前記長穴の前記長さ寸法の範囲内であれば、保持手段34を第1貫通穴28及び第2貫通穴32に挿入することができる。これにより、下端側エレクションピース16に対するずれ修正装置18の位置を修正することなく効率的に保持手段34を第1貫通穴28及び第2貫通穴32に挿入することができる。また、第2貫通穴32が前記長穴であるため、ずれ修正装置18の下端側エレクションピース16に対する回転に伴って保持手段34が第2貫通穴32の中で移動できるようにすることができ、ずれ修正装置18が下端側エレクションピース16に対して回転しやすいようにすることができる。
第2貫通穴32が前記長穴である上記の例に代え、第2貫通穴32が円形であり、該第2貫通穴の内径が保持手段34の外径より大きくてもよい。すなわち、第2貫通穴32は、その内径が保持手段34の外径より大きめに設定されたルーズホールとすることができる。この場合、ずれ修正装置18を下端側エレクションピース16に掛けたときに下端側エレクションピース16に対するずれ修正装置18の位置に誤差が生じたとき、その誤差が第2貫通穴32の前記内径の範囲内であれば、保持手段34を第1貫通穴28及び第2貫通穴32に挿入することができる。これにより、下端側エレクションピース16に対するずれ修正装置18の位置を修正することなく効率的に保持手段34を第1貫通穴28及び第2貫通穴32に挿入することができる。
図6、7に示したように、上側鉄骨14を下側鉄骨10の上に配置する前に、まず、ずれ修正装置18を下端側エレクションピース16に掛け、次に、保持手段34を第1貫通穴28及び第2貫通穴32に挿入する。その後、ずれ修正装置18を、フレーム24が上側鉄骨14に平行である状態から、フレーム24の底部48が上側鉄骨14から遠ざかる方向に、保持手段34を中心にして下端側エレクションピース16に対して回転させ、図8に示すように、2つの第1ねじ穴50のうち下方に位置する第1ねじ穴50に螺合された第1ボルト52を下端側エレクションピース16に係合させてずれ修正装置18を下端側エレクションピース16に対して回転させた状態に維持する。
その後、上側鉄骨14を吊り上げる。上側鉄骨14の吊上げは、上側鉄骨14の上端部に取り付けられた複数のエレクションピース90のそれぞれに固定された吊上げ用ロープ92を用いて、クレーン(図示せず)により行う。上側鉄骨14の吊上げ後、上側鉄骨14を下側鉄骨10の上方へ移動させ、上側鉄骨14を下側鉄骨10の上に降ろす。このようにして上側鉄骨14を下側鉄骨10の上に配置する。ずれ修正装置18を下端側エレクションピース16に対して回転させた状態に維持することにより、フレーム24の底部48が下端側エレクションピース16の真下に存在しないようにすることができ、上側鉄骨14を下側鉄骨10の上に配置するときにフレーム24の底部48が上端側エレクションピース12に当たらないようにすることができる。
上側鉄骨14を下側鉄骨10の上に配置した後、第1ボルト52をフレーム24に対して回転させて第1ボルト52の下端側エレクションピース16への係合を解除する。その後、図9に示すように、ずれ修正装置18を、フレーム24の底部48が下側鉄骨10に近付く方向に、保持手段34を中心にして下端側エレクションピース16に対して回転させる。これにより、図10に示すように、フレーム24が下端側エレクションピース16及び上端側エレクションピース12を受入れる。その後、上端側エレクションピース12と下端側エレクションピース16との間に荷重負担装置66を配置し、ずれ修正装置18を下端側エレクションピース16と上端側エレクションピース12とに固定する。
上側鉄骨14を下側鉄骨10の上に配置したとき、下側鉄骨10に対する上側鉄骨14の角度にずれが生じている場合、荷重負担装置66を用いて前記ずれを修正する。また、下側鉄骨10に対する上側鉄骨14の位置にずれが生じている場合、第3ボルト62又は第4ボルト64を用いて前記ずれを修正する。
例えば、図11に示すように、上側鉄骨14の位置が下側鉄骨10に対して該下側鉄骨の幅方向(図11における左右方向)における一方の側(図11における右側)にずれ94が生じている場合、第4ボルト64をフレーム24に対して回転させることにより、第4ボルト64を上端側エレクションピース12に押し付ける。このとき、第4ボルト64はフレーム24に対して該フレームの他方の側部22から一方の側部20に向けて動く(図11に、第4ボルト64が動く方向を矢印96で示す。)。これにより、ずれ修正装置18及び上側鉄骨14が前記幅方向における他方の側へ移動する(図11に、ずれ修正装置18及び上側鉄骨14が移動する方向を矢印98で示す。)。これにより、下側鉄骨10に対する上側鉄骨14の位置のずれ94を修正することができる。
本発明に係る落下防止装置を示す図。 図1の線2におけるずれ修正装置の断面図。 図1の線3における落下防止装置の拡大図。 図3の線4における落下防止装置の断面図。 本発明に係る保持手段の斜視図。 上側鉄骨の吊上げ時におけるずれ修正装置の側面図。 図6の線7におけるずれ修正装置の拡大図。 図7の線8におけるずれ修正装置の断面図 上側鉄骨を下側鉄骨の上に配置したときのずれ修正装置の側面図。 下端側エレクションピースと上端側エレクションピースとに固定されたずれ修正装置の側面図。 ずれ修正装置により下側鉄骨に対する上側鉄骨の位置のずれを修正していることを示す図。
符号の説明
10 下側鉄骨
12 上端側エレクションピース
14 上側鉄骨
16 下端側エレクションピース
18 ずれ修正装置
20 一方の側部
22 他方の側部
24 フレーム
26 落下防止装置
28 第1貫通穴
30 ブラケット
32 第2貫通穴
34 保持手段

Claims (7)

  1. 下側鉄骨の上端部に取り付けられた複数の上端側エレクションピースの1つと、前記下側鉄骨の上に配置される上側鉄骨の下端部に取り付けられた複数の下端側エレクションピースの1つとに固定され、前記下側鉄骨に対する前記上側鉄骨のずれを修正するずれ修正装置であって相対する一対の側部を有する環状のフレームを有するずれ修正装置を前記上端側エレクションピースと前記下端側エレクションピースとに固定する前に前記下端側エレクションピースに掛けて前記上側鉄骨を吊り上げたときに前記ずれ修正装置が前記下端側エレクションピースから落下するのを防ぐ落下防止装置であって、
    前記下端側エレクションピースに設けられた第1貫通穴と、
    前記フレームの各側部に設けられたブラケットと、
    前記ブラケットに設けられた第2貫通穴と、
    前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴に挿入され、前記ずれ修正装置を前記下端側エレクションピースに対して回転可能に保持する保持手段とを含む、落下防止装置。
  2. 前記ブラケットは前記側部から該側部の幅方向に突出している、請求項1に記載の落下防止装置。
  3. 前記第2貫通穴は、前記側部の幅方向に伸びる軸線を有する長穴である、請求項1に記載の落下防止装置。
  4. 前記第2貫通穴は円形であり、該第2貫通穴の内径は前記保持手段の外径より大きい、請求項1に記載の落下防止装置。
  5. 前記保持手段はトグルピンからなる、請求項1に記載の落下防止装置。
  6. 前記保持手段は、ボルトと、該ボルトに螺合されるナットとからなる、請求項1に記載の落下防止装置。
  7. 下側鉄骨の上端部に取り付けられた複数の上端側エレクションピースの1つと、前記下側鉄骨の上に配置される上側鉄骨の下端部に取り付けられた、第1貫通穴を有する複数の下端側エレクションピースの1つとに固定され、前記下側鉄骨に対する前記上側鉄骨のずれを修正するずれ修正装置であって相対する一対の側部を有する環状のフレームと該フレームの各側部に設けられたブラケットと該ブラケットに設けられた第2貫通穴とを有するずれ修正装置を前記上端側エレクションピースと前記下端側エレクションピースとに固定する前に前記下端側エレクションピースに掛けて前記上側鉄骨を吊り上げたときに前記ずれ修正装置が前記下端側エレクションピースから落下するのを防ぐ落下防止方法であって、
    前記ずれ修正装置を前記下端側エレクションピースに対して回転可能に保持する保持手段を前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴に挿入することを含む、落下防止方法。
JP2008297841A 2008-11-21 2008-11-21 ずれ修正装置がエレクションピースから落下するのを防ぐ落下防止装置 Pending JP2010121396A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008297841A JP2010121396A (ja) 2008-11-21 2008-11-21 ずれ修正装置がエレクションピースから落下するのを防ぐ落下防止装置
TW97151172A TWI401357B (zh) 2008-11-21 2008-12-29 落下防止裝置及落下防止方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008297841A JP2010121396A (ja) 2008-11-21 2008-11-21 ずれ修正装置がエレクションピースから落下するのを防ぐ落下防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010121396A true JP2010121396A (ja) 2010-06-03

Family

ID=42322957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008297841A Pending JP2010121396A (ja) 2008-11-21 2008-11-21 ずれ修正装置がエレクションピースから落下するのを防ぐ落下防止装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2010121396A (ja)
TW (1) TWI401357B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014083602A1 (ja) * 2012-11-27 2014-06-05 テクノス株式会社 エレクションピース及びその取付構造

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2978846B2 (ja) * 1996-07-15 1999-11-15 戸田建設株式会社 柱の建入方法と建入システム
JP3375885B2 (ja) * 1998-04-17 2003-02-10 テクノス株式会社 鉄骨柱を正しい姿勢に修正する方法及び固定ジグ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014083602A1 (ja) * 2012-11-27 2014-06-05 テクノス株式会社 エレクションピース及びその取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
TWI401357B (zh) 2013-07-11
TW201020379A (en) 2010-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5261846B2 (ja) ずれ修正装置がエレクションピースから落下するのを防ぐ落下防止装置
US10000363B2 (en) Pipe flange lifting apparatus
JP6532908B2 (ja) コラム切梁の架設方法
US6343444B1 (en) Plumbing device for plumbing and connection of a long member
JP6594193B2 (ja) 鋼管の継手機構及び連結方法
JP2010121396A (ja) ずれ修正装置がエレクションピースから落下するのを防ぐ落下防止装置
US20140321908A1 (en) Standard and ledger of a scaffolding system, and method for erecting the same
JP2009108611A (ja) 鉄筋建込み用治具及び鉄筋の建込み方法
WO2017195233A1 (ja) 支保工
JP2008267030A (ja) 建築構造用アンカーボルトサポート工法及び装置
JP4448526B2 (ja) ベースプレートの据え付け構造
JP5412307B2 (ja) 橋梁用支承装置の据付方法及びその方法に用いる固定治具
JP3206533U (ja) 足場吊下げ用チエン調整金具
JP3225269U (ja) 吊りピース
JP2019060082A (ja) 支保工
JP2006169883A (ja) 仮設部材及び仮設部材用連結部
CN104743439A (zh) 一种鲁奇气化炉灰锁下阀安装专用吊装工具
KR20130104052A (ko) 어스앵커 브라켓
TWI668354B (zh) 鋼柱之對位差異修正用輔助具
JP4863982B2 (ja) 杭と上部構造物の支持構造
JP2014234654A (ja) 回転杭を構成する鋼管の接合構造
JP6597758B2 (ja) 抜け止め装置及びそれを備える作業機械
JP2022097978A (ja) 仮設足場における足場板の位置決め係止装置
JP5431676B2 (ja) 建て起こし兼用吊り治具
WO2012017979A1 (ja) 曲がり外板の受けピン