JP2010121364A - スラリー状泥土に対する粉粒状添加材混合装置 - Google Patents

スラリー状泥土に対する粉粒状添加材混合装置 Download PDF

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Abstract

【課題】搬送管内を前後に空気を挟んだ多数の塊状となって搬送されてくる大きさの異なった泥土プラグに対し、それぞれに適切な量の粉粒状添加材の添加がなされる装置の提供。
【解決手段】スラリー状泥土を空気圧送させる搬送管1内にスラリー状泥土をスクイズポンプ3により送り出させ、その送り出されたスラリー状泥土を多数の塊状の泥土プラグに分断させた状態で空気圧送させ、搬送管1の出口側に搬送管出口1aから吐出されるスラリー状泥土Sを円筒状をしたガイド用周壁の内面に添って張り出したリング状床部を有し、その中央部分の泥土落下口とを有する泥土旋回ガイド30内に吐出させ、リング状床部上に粉粒状添加材Bを供給し、スラリー泥土Sと粉粒状添加材Bを泥土旋回ガイド30内で旋回させることによって混合させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばスラリー状をした浚渫泥土を盛土等の土木資材として利用可能とする場合などにおいて、スラリー状泥土に、セメント、石灰、砂、砕石、スラグ、等からなる粉粒状添加材を添加混合するスラリー状泥土に対する粉粒状添加材混合装置に関する。
一般に、浚渫泥土などのスラリー状泥土を土木資材として利用する場合の処理方法として、スラリー状泥土に対して、セメント、石灰、砂、砕石、スラグ等の粉粒状添加材を添加混合し、これらの粉粒状材添加によって水分を調整し固化する方法がある。(例えば特許文献1)がある。
また、スラリー状泥土と粉粒状添加材の混合方法として、一般に両材料の規定量を混合用槽内に投入し、バックホー等で攪拌混合するバッチ処理による方法や、スラリー状泥土と粉粒状添加剤を連続混合撹拌機に所定量ずつ投入し、内部に攪拌翼を備えた混合筒内を移動する間に混合攪拌させて送り出す方法(例えば特許文献2)がある。
また、スラリー状泥土を搬送管内に送り出し、高圧空気を注入して搬送管内を空気圧送するとともに、その空気圧送の途中にてセメントミルク等の流動性固化材を注入し、管内圧送中の攪拌作用によって両者を均一に混合攪拌させる所謂管中混合方法(例えば特許文献3,4)がある。
特開2006−231208号公報 特開2005−330731号公報 特開平11−229428号公報 特開2003−3514号公報
しかし、上述した従来のバッチ処理による方法では、スラリー状泥土に粉粒状添加材を混合した大量の混合土が必要な場合、非効率的であり、また、混合度が不均一となり易く、改良後の土砂の品質にも問題があった。更に改良されて流動性が失われた混合土を所望の打設場所に搬送しなければならず、その輸送のための設備が必要であり、全体としてコスト高となるという問題があった。
また、従来の管中混合法は、添加材混合後の混合土を管中圧送している間に混合攪拌を行うものであるため、添加材添加後の混合、攪拌のための特別の装置を要しない点で有利であり、添加材がセメントミルクのように流動性が高い場合には、例えば数百mといった長区間搬送が可能であり経済性が高い。
しかし、添加材が、砂、砕石、スラグ等の粉粒状体である場合は、これをスラリー状泥土に混合すると粉粒状体表面からの吸水作用により混合土が急激に流動性を失う。また、これらの粉粒状添加材は、セメントミルクのような流動性がないため、搬送管による空気圧送を行う際の添加は、搬送管の始端部に供給されるスラリー状泥土内に予め混合しておく必要がある。
このため、スラリー状泥土に粉粒状添加材が添加されることによって流動性が低くなった混合土を管内圧送すると圧送圧力が増大するため送泥量の低減を余儀なくされ、最悪の場合管内で閉塞する危険性がある。
このような従来の問題に鑑み、本発明は、スラリー状泥土の長区間の空気圧送が可能であり、しかも、従来の搬送のための装置以外に特別な混合攪拌のための大掛かりな装置を必要とせずに、スラリー状泥土に対する粉粒状添加材の混合攪拌ができる装置の提供を目的としてなされたものである。
更に、本発明は、搬送管内を前後に空気を挟んだ多数の塊状となって搬送されてくる大きさの異なった泥土プラグに対し、それぞれに適切な量の粉粒状添加材の添加がなされる装置の提供を目的としてなされたものである。
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための請求項1に記載の発明の特徴は、スラリー状泥土を空気圧送させる搬送管と、該搬送管内に前記スラリー状泥土を送り出す泥土送出手段と、該泥土送出手段によって送り出されたスラリー状泥土を多数の塊状の泥土プラグに分断させた状態で空気圧送させるための搬送空気供給手段と、前記搬送管の出口側に連通させた円形の泥土旋回ガイドと、該泥土旋回ガイド上に粉粒状添加材を供給する粉粒状添加材供給手段とを備え、前記搬送管出口から吐出されるスラリー状浚渫泥土がその慣性によって前記泥土旋回ガイド上を移動する際に前記粒状添加材が混合されるようにしてなるスラリー状泥土に対する粉粒状添加材混合装置にある。
請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記泥土旋回ガイドは、円筒状をしたガイド用周壁と、該ガイド用周壁の内面に添って張り出したリング状床部と、該リング状床部の中央部分に形成した泥土落下口とを有し、前記粉粒状添加材供給手段によって前記リング状床部上の粒状添加材受け部に粒状添加材を落下させるようにするとともに、前記搬送管の開口を前記ガイド用周壁の内面にその円形の接線方向に向けて開口させ、該搬送管出口から吐出されるスラリー状浚渫泥土がその慣性によって前記ガイド用周壁内面に沿ってガイド床上を旋回動作される間にリング状床部上に供給された前記粒状添加材が混合されるようにしたことにある。
請求項3に記載の発明の特徴は、請求項1又は2のいずれか1の請求項の構成に加え、前記泥土旋回ガイドのリング状床部は、中央に前記泥土落下口を開口させたドーナツ状に形成され、その内周縁には前記粉粒状添加材受け部位置に内周壁板を立設させたことにある。
請求項4に記載の発明の特徴は、請求項3の構成に加え、前記内周壁板は、少なくとも搬送管出口位置から前記粉粒状添加材落下位置を過ぎる位置にかけて連続配置に備え、その高さは前記粉粒状添加材落下位置が最も高く、その前後を徐々に低くしたことにある。
請求項5に記載の発明の特徴は、請求項1〜4の何れか1の請求項の構成に加え、前記リング状床部中央の泥土落下口下に連続して減勢サイクロンを備えたことにある。
請求項6に記載の発明の特徴は、請求項1〜5の何れか1の請求項の構成に加え、前記泥土送出手段として、泥土を定量送出できる定量泥土送出装置を使用するとともに、前記粉粒状添加材供給手段として、粉粒状添加材の送出量をコントロールできる自動粉粒状添加材供給装置を使用し、前記定量泥土送出装置の泥土送出量に応じた所望の添加量の粉粒状添加材を、前記自動粉粒状添加材供給装置により前記減勢サイクロン内に供給させるようにしたことにある。
請求項7に記載の発明の特徴は、請求項1〜5の何れか1の請求項の構成に加え、前記搬送管の途中の所定位置に、該搬送管内の圧力を計測する一対の圧力計を泥土搬送方向側に間隔を隔て設置し、スラリー状泥土が前記両圧力計位置を通過する際に検出される圧力値の時間差に基づいて、前記粉粒状添加材供給手段による供給タイミングをコンピューターによりコントロールさせるようにしたことにある。
請求項8に記載の発明の特徴は、請求項1〜5の構成に加え、前記搬送管の途中の所定位置に、該搬送管内の圧力を計測する圧力計を備え、該圧力計により計測される圧力ピーク値に基づいて前記粉粒状添加材供給手段による添加量をコンピューターによりコントロールさせるようにしたことにある。
本発明においては、搬送管内を多数の塊状の泥土プラグに分断させた状態で搬送されてくるスラリー状泥土に対し、搬送管終端に備えた泥土旋回ガイド上に粉粒状添加材を供給し、該泥土旋回ガイド内におけるスラリー状泥土の旋回動作によって両者を混合攪拌させるようにしたことにより、簡単な機構に混合攪拌装置を構成させることができ、またこれが泥土旋回ガイドを減勢手段の一部としての機能をも有し、従来必要だった混合ミキサ等の混合設備が省略でき、混合処理能力を飛躍的に増大させることができる。また、粉粒状添加材を混合した混合土の打設直前に、粉粒状添加材混合作業が行われるため、打設中の混合土の流動性を確保でき、打設時の施工性が良い。
また、本発明では、前記泥土旋回ガイドのリング状床部は、中央に前記泥土落下口を開口させたドーナツ状に形成され、その内周縁には前記粉粒状添加材受け部位置に内周壁板を立設させることにより、リング状床部上に落下されている粉粒状添加材が、搬送管出口から泥土プラグが勢いよく噴出された場合であっても、全量が泥土プラグに対し効率よく混合される。
更に、本発明では、内周壁板は、少なくとも搬送管出口位置から前記粉粒状添加材落下位置を過ぎる位置にかけて連続配置に備え、その高さは前記粉粒状添加材落下位置が最も高く、その前後を徐々に低くしたことにより、搬送管開口部を出た泥土プラグを挟む空気が瞬時に泥土旋回ガイド中心側に分離され、空気による粉粒状添加材の飛散が防止できる。
更に、前記リング状床部中央の泥土落下口下に連続して減勢サイクロンを備えたことにより、泥土旋回ガイドのみでは充分に減勢されない泥土プラグと粉粒状添加材との混合土が完全に減勢されて排出される構造とできる。
更に、本発明では、前記泥土送出手段として、泥土を定量送出できる定量泥土送出装置を使用するとともに、前記粉粒状添加材供給手段として、粉粒状添加材の送出量をコントロールできる自動粉粒状添加材供給装置を使用し、前記定量泥土送出装置の泥土送出量に応じた所望の添加量の粉粒状添加材を、前記自動粉粒状添加材供給装置により前記減勢サイクロン内に供給させるようにしたことにより、搬送管により空気圧送されるスラリー状泥土に好適な配合で添加材の供給が可能となり、これにより従来必要であった混合設備、混合時間およびポンプ等の打設補助設備が省略でき、均一な混合土の大量打設が可能となる。
更に、本発明では、前記搬送管の途中の所定位置に、該搬送管内の圧力を計測する一対の圧力計を泥土搬送方向側に間隔を隔て設置し、スラリー状泥土が前記両圧力計位置を通過する際に検出される圧力値の時間差に基づいて、前記粉粒状添加材供給手段による供給タイミングをコンピューターによりコントロールさせることにより、搬送管内を分断されて送られてくる泥土プラグ毎に粉粒状添加材の混合が可能となり、混合土全体の粉粒状添加材の混合状態が均一になる。
更に、本発明では、前記圧力計により計測される圧力ピーク値に基づいて前記粉粒状添加材供給手段による添加量をコンピューターによりコントロールさせることにより、適正な混合割合の粉粒状添加材の混合が可能となり、混合土全体の粉粒状添加材混合比率が均一になる。
次に本発明の実施するための最良の形態を図面に示した実施例について説明する。
図において、符号1は搬送管である。この搬送管1の始端部は、泥土送出手段として定量泥土送出装置に通じている。この装置はスラリー状浚渫泥土が、バックホーその他のスラリー状浚渫泥土搬送装置によって投入されるホッパー2を有し、このホッパーに投入されたスラリー状浚渫泥土をスクイズポンプ3によって搬送管1内に送り出すようになっており、スクイズポンプ3の回転速度を調整することによって、送り出し量が調整できるようになっている。
搬送管1の始端部の稍々送り出し側には、圧送用空気供給口5aが連通開口されており、これにコンプレッサー6から空気圧が送り込まれるエアホース5が連通されている。この圧送用空気供給口5aより搬送管1内に高圧空気を連続して送り込むことにより、スクリュー3によって定量供給されてくるスラリー状泥土を、前後に空気層A,A……によって挟まれた多数の不定量の塊状となったスラリー状泥土(以下泥土プラグと記す)S,S……に分断して圧送させるようになっている。因みに搬送管1内は、圧送用空気供給口5aの近くでは、圧力が高く、空気部分A、A…が短く、出口に近くなると、圧力は大気圧に近づき、空気部分A、A…が長くなり、圧力エネルギーが速度エネルギーに変換されて、泥土プラグS、S…の流速が増加する。
搬送管1の終端には、搬送管出口より勢いよく吐出する泥土プラグSの勢いを減衰させるための減勢サイクロン10が備えられている。この減勢サイクロン10は、円筒状の胴部10aの下端に漏斗部10bを有し、その下端の開口が混合土排出口11となっている。
減勢サイクロン10上には、粉粒状添加材添加混合のための装置が備えられている。この装置は、所望の粒状添加材を所定量ずつ添加供給する粒状添加材供給手段と、これによって供給された粒状添加材を泥土プラグに混合させる混合攪拌手段とから構成されている。
粉粒状添加材供給手段は、粉粒状添加材Bを所望の量ずつ、所望のタイミングにて供給できる自動粉粒状添加材供給装置20をもって構成されている。この装置20は、ホッパー内の粉粒状添加材を所望の量ずつ計量切り出しする計量切り出し部20aと、切り出された粉粒状添加材を所望のタイミングで送り出す送出部20bとから構成されている。計量切り出し部は20bとしては、一例として図2に示すようにロータリーフィーダーが使用できる。
これは、ホッパー20の下端開口部に放射状に多数のフィン22を突出したローター23を備え、これをモータ(図示せず)によって回転させることによりフィン22間の計量部内に入った粉粒状添加材を下方の計量排出口24から排出するものであり、ローター23の回転角度を制御することによって切り出し量を制御するものである。
また、送出部20bは、図2に示すように送気管25と送気装置(図示せず)とを備えた空気搬送装置が使用できる。この装置は、計量切り出し部20bから切り出された所望量の粉粒状添加材を送気管25内に落下させ、これを送気装置からの搬送用空気により出口側に搬送させるものである。
尚、この送出部20bは、上記の他、図3に示す振動送出装置が使用できる。この装置は、樋状の振動搬送部27を電磁振動機28をもって振動させることにより、切り出し装置から振動搬送部27上に落下された粉粒状添加材を送り出すものである。この他、ベルトコンベアも使用できる。
また、前述した計量切り出し部においても上記のものの他、従来の粉粒体計量切り出しに使用されている各種の装置が使用できる。
混合攪拌手段は、搬送管1の終端に連結した円形の泥土旋回ガイド30をもって構成されている。この泥土旋回ガイド30は、円筒状をしたガイド用周壁31と、該ガイド用周壁31の内面に添って張り出したドーナツ状をしたリング状床部32と、該リング状床部32の内周縁の一部に立設した内周壁板33とから構成されている。
リング状床部32の上側には、これと同形のドーナツ状をしたリング状天板34がガイド用周壁31の上端に固定されている。このリング状天板34の中心開口部に連通させて排気筒35が突設されている。また、リング状天板34の一部には粉粒状添加材投下口36が形成され、その上に投入用のホッパー状をしたシューター36aが備えられている。このシューター36a内に自動粉粒状添加材供給装置20から所定量の粒状添加材Bが投入されるようになっており、粒状添加材投下口36下のリング状床部32上面が粒状添加材受け部37となっている。
搬送管出口1aは、ガイド用周壁31内に、接線方向に向けて開口されており、これによって搬送管出口1aから噴出される泥土プラグSは、リング状床部32上をガイド用周壁31の内周面に沿って旋回されるようになっている。そして、前述した粉粒状添加材受け部37は、この搬送管出口1aより略1/4周分程度離れた位置に設けられている。
内周壁板33はリング状床部32の内周縁に立設されている。これは、リング状床板上を移動する泥土プラグS及び粉粒状添加材が、中心方向側に移動するのを部分的に阻止するものであり、その設置範囲及び高さは、図6の展開グラフに示すように、搬送管出口1aの最先端位置を0度とし、45度旋回位置を粉粒状添加材受け部37中心位置としたとき、図7(a)に示すように、搬送管出口1a直後の0度位置では、図7(b)に示すようにリング状天板34との間に間隔を有する高さとし、徐々に高くなって180度旋回位置では図7(c)に示すように、最高高さの半分程度となり、さらに徐々に低くなって225度旋回位置では図7(d)に示すように、高さが0、即ち内周壁がない状態となるように形成されている。
リング状床部32の中央の開口部が泥土落下口38となっており、その内周縁に連続して上述した減勢サイクロン10の胴部10aの上端が一体化にされている。
このように構成される粉粒状添加材添加混合のための装置においては、泥土旋回ガイド30の粉粒状添加材受け部37に供給された粉粒状添加材Bは、搬送管出口1aから吐出される泥土プラグSによって勢いよく流され、リング状床部の32上をガイド用周壁31の内面に沿って移動されている間に攪拌されて、両者が混合された状態の混合土Cとなる。
そして旋回速度が徐々に低下するとリング状床部32の中心側に徐々に移動し、内周壁板33がない位置で泥土落下口38より落下し、サイクロン10内を旋回し、更に攪拌されて混合土排出口11から自然落下に近い速度に減勢されて落下する。
このようにして泥土プラグSに粉粒状添加材Bが所望配合割合で混合された混合土Cを例えばトレーミー管に直接投入し、水底への盛土として使用することができる。その他、例えばベルトコンベアなどの搬送手段を使用して所望の箇所へ撒き出しや盛り上げ等の材料として使用できる。
この粉粒状添加材混合装置では、搬送管1内を送られてくる泥土プラグS毎に、その重量を計測し、これに対応した必要量の粉粒状添加材を、混合攪拌手段の泥土旋回ガイド30内に吐出されるタイミングに合わせて供給するようにしている。これは、搬送管1内を送られてくる泥土プラグS毎に、その搬送速度と重量を圧力センサからのデータに基づいて算出し、コンピューターによって自動粉粒状添加材添加供給装置20をコントロールすることにより行っている。次にその制御機構について説明する。
搬送管1には、図1に示すように終端よりやや上流側に、2つの圧力計41、42が上流側と下流側とに所定(1〜2m程度)の間隔eで設置されており、圧力計41、42は、それぞれ搬送管1内の圧力を連続的に計測するようになっている。そして、圧力計41、42の計測値は、制御用コンピューター43に、信号線44を介して即座に伝達され、記録される。図中45は制御ボックスである。
尚、圧力計41、42間には1つの泥土プラグSしか存在しないようにすることが好ましいが、圧力計41、42の間には複数の泥土プラグSが存在してもよい。
そして、制御用コンピューター43は、圧力計41、42により検出されるピーク値pに基づいて搬送管1内の各泥土プラグSの重量(又は長さ)を算出し、2つの圧力計41、42のピーク値pの検出時間差tに基づいて各泥土プラグS(土砂)の流速を算出し、各泥土プラグSの重量及び流速に対応して自動粉粒状添加材添加供給装置20による粉粒状添加材の供給量及び供給タイミングを制御する。
即ち、搬送管1内では各泥土プラグSが通過する際に圧力が上昇することが実験により確認されており、図8に実線で示すように、泥土プラグSの先端が圧力計41の設置箇所を通過する時刻t0に、圧力計41の計測値が上昇しはじめて、時刻t0から稍々遅れた時刻t1に、圧力計41でピーク値pが検出される。そして、図中破線で示すように、同一の泥土プラグSが下流側の圧力計42の設置箇所を通過する際に、上流側の検出時刻t1より遅い時刻t2に、圧力計42でピーク値pが検出される。
そして、圧力計41、42の設置間隔eと圧力計41、42のピーク値pの検出時間差t(t=t2−t1)とから、泥土プラグSの流速v(v=e/t)を算出することができ、泥土プラグSの流速vと圧力計41と搬送管1の終端との距離dとから、この泥土プラグSが減勢サイクロン10内に吐出する時刻t3(t3=d/v+t0)を算出することができる。
従って、多数の泥土プラグS、S…夫々が減勢サイクロン10内に吐出される直前に粉粒状添加材受け部37に所望量の粉粒状添加材を供給しておくことができ、泥土プラグS、S…の夫々に粉粒状添加材をこれに必要な量だけ確実に混合させることができる。
なお、圧力計41、42の設置間隔eが比較的狭く、圧力計41、42の間に1つの泥土プラグSしか存在しない場合には、同一の泥土プラグSに関して上流側の圧力計41により検出された直後に下流側の圧力計42により検出されるので、2つの圧力計41、42の検出結果を容易に対応させることができる。また、圧力計41、42により検出されるピーク値p又は波形は泥土プラグS、S…毎に特徴を有するため、ピーク値p又は波形に基づいて、同一の泥土プラグSに関する2つの圧力計41、42の検出結果を対応させてもよい。
また、圧力計42により検出されるピーク値pは、各泥土プラグSの重量wに略比例する(w=ap+b(a、bは定数)となる)ことが、実験により確認されている。
従って、粉粒状添加材の供給量を、各泥土プラグSが圧力計42の設置箇所を通過した際の圧力ピーク値pに比例させることによって、泥土プラグS、S…の量が異なっていても、泥土プラグS、S…の夫々に粉粒状添加材を所望の比率で混合させることができる。
尚、上述の実施例では、泥土旋回ガイドに供給する粉粒状添加材の量を、各泥土プラグに対応させた所望の混合割合となるようにコントロールしているが、この他、定量泥土送出装置による搬送管始端へのスラリー状泥土の単位時間当たり送り込み量を一定にし、これに対応させた混合割合となるように粉粒状添加材を自動粉粒状添加材供給装置から連続的に供給するようにしてもよく、また、前述した前記自動粉粒状添加材添加供給装置をコントロールする制御機構を使用して、泥土旋回ガイドへの泥土プラグ吐出タイミングに合わせて一定量ずつ間歇的に供給するようにしてもよい。
本発明に係る粉粒状添加材混合装置の全体の概略を示す断面図である。 本発明に係る粉粒状添加材混合装置に使用する自動粉粒状添加材供給装置の一例を示す断面図である。 同粉粒状添加材混合装置に使用する自動粉粒状添加材供給装置における送出部の他の例を示す断面図である。 同粉粒状添加材混合装置における混合攪拌部の縦断面図である。 図4中のA−A線断面図である。 同、混合攪拌部の内周壁板の分布と高低を示す展開グラフである。 図4に示す混合攪拌部における混合移動状態を示しており、(a)は、図5中のa−a線部分、(b)は、同b−b線部分、(c)は、同c−c線部分、(d)は、同d−d線部分の断面図である。 図1に示す装置における圧力計により計測される搬送管内圧力の時間的変化を示すグラフである。
符号の説明
A 空気層
B 粉粒状添加材
C 混合土
S 泥土プラグ(スラリー状泥土)
d 圧力計から搬送管終端までの距離
e 圧力計の相互の設置間隔
p 搬送管内の圧力のピーク値
t ピーク値の検出時間差(t=t1−t2)
1 搬送管
1a 搬送管出口
2 ホッパー
3 スクイズポンプ
5 エアホース
5a 圧送用空気供給口
6 コンプレッサー
10 減勢サイクロン
10a 胴部
10b 漏斗部
11 混合土排出口
20 自動粉粒状添加材供給装置
20a 計量切り出し部
20b 送出部
22 フィン
23 ローター
24 計量排出口
25 送気管
27 振動搬送部
28 電磁振動機
30 泥土旋回ガイド
31 ガイド用周壁
32 リング状床部
33 内周壁板
34 リング状天板
35 排気筒
36 粉粒状添加材投下口
36a シューター
37 粒状添加材受け部
38 泥土落下口
41,42 圧力計
43 制御用コンピューター
44 信号線
45 制御ボックス

Claims (8)

  1. スラリー状泥土を空気圧送させる搬送管と、該搬送管内に前記スラリー状泥土を送り出す泥土送出手段と、該泥土送出手段によって送り出されたスラリー状泥土を多数の塊状の泥土プラグに分断させた状態で空気圧送させるための搬送空気供給手段と、前記搬送管の出口側に連通させた円形の泥土旋回ガイドと、該泥土旋回ガイド上に粉粒状添加材を供給する粉粒状添加材供給手段とを備え、前記搬送管出口から吐出されるスラリー状浚渫泥土がその慣性によって前記泥土旋回ガイド上を移動する際に前記粒状添加材が混合されるようにしてなるスラリー状泥土に対する粉粒状添加材混合装置。
  2. 前記泥土旋回ガイドは、円筒状をしたガイド用周壁と、該ガイド用周壁の内面に添って張り出したリング状床部と、該リング状床部の中央部分に形成した泥土落下口とを有し、前記粉粒状添加材供給手段によって前記リング状床部上の粒状添加材受け部に粒状添加材を落下させるようにするとともに、前記搬送管の開口を前記ガイド用周壁の内面にその円形の接線方向に向けて開口させ、該搬送管出口から吐出されるスラリー状浚渫泥土がその慣性によって前記ガイド用周壁内面に沿ってガイド床上を旋回動作される間にリング状床部上に供給された前記粒状添加材が混合されるようにしてなる請求項1に記載のスラリー状泥土に対する粉粒状添加材混合装置。
  3. 前記泥土旋回ガイドのリング状床部は、中央に前記泥土落下口を開口させたドーナツ状に形成され、その内周縁には前記粉粒状添加材受け部位置に内周壁板を立設させてなる請求項2に記載のスラリー状泥土に対する粉粒状添加材混合装置。
  4. 前記内周壁板は、少なくとも搬送管出口位置から前記粉粒状添加材落下位置を過ぎる位置にかけて連続配置に備え、その高さは前記粉粒状添加材落下位置が最も高く、その前後を徐々に低くしてなる請求項3に記載のスラリー状泥土に対する粉粒状添加材混合装置。
  5. 前記リング状床部中央の泥土落下口下に連続して減勢サイクロンを備えてなる請求項1〜4の何れか1に記載のスラリー状泥土に対する粉粒状添加材混合装置。
  6. 前記泥土送出手段として、泥土を定量送出できる定量泥土送出装置を使用するとともに、前記粉粒状添加材供給手段として、粉粒状添加材の送出量をコントロールできる自動粉粒状添加材供給装置を使用し、前記定量泥土送出装置の泥土送出量に応じた所望の添加量の粉粒状添加材を、前記自動粉粒状添加材供給装置により前記減勢サイクロン内に供給させるようにしてなる請求項1〜5の何れか1に記載のスラリー状泥土に対する粉粒状添加材混合装置。
  7. 前記搬送管の途中の所定位置に、該搬送管内の圧力を計測する一対の圧力計を泥土搬送方向側に間隔を隔て設置し、スラリー状泥土が前記両圧力計位置を通過する際に検出される圧力値の時間差に基づいて、前記粉粒状添加材供給手段による供給タイミングをコンピューターによりコントロールさせるようにしてなる請求項1〜5の何れか1に記載のスラリー状泥土に対する粉粒状添加材混合装置。
  8. 前記搬送管の途中の所定位置に、該搬送管内の圧力を計測する圧力計を備え、該圧力計により計測される圧力ピーク値に基づいて前記粉粒状添加材供給手段による添加量をコンピューターによりコントロールさせるようにしてなる請求項1〜5の何れか1に記載のスラリー状泥土に対する粉粒状添加材混合装置。
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