JP2010120432A - 車輪の取り付け構造 - Google Patents
車輪の取り付け構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010120432A JP2010120432A JP2008293708A JP2008293708A JP2010120432A JP 2010120432 A JP2010120432 A JP 2010120432A JP 2008293708 A JP2008293708 A JP 2008293708A JP 2008293708 A JP2008293708 A JP 2008293708A JP 2010120432 A JP2010120432 A JP 2010120432A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axle
- wheel
- tire
- cover
- mounting structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
【課題】タイヤホールの車軸からの脱離を防止することができる上に、破損したボルトの飛散も防止することのできる車輪の取り付け構造の提供を目的とする。
【解決手段】タイヤホイール1にタイヤ2を装着した車輪3を車軸4に固定する車輪の取り付け構造であって、
前記車軸4には、タイヤホイール1の車軸4への連結ボルト5を外方から覆うとともに、タイヤホイール1と車軸4との連結解除時におけるタイヤホイール1の車軸4からの離脱を規制するカバー6が固定される車輪の取り付け構造
【選択図】 図1
【解決手段】タイヤホイール1にタイヤ2を装着した車輪3を車軸4に固定する車輪の取り付け構造であって、
前記車軸4には、タイヤホイール1の車軸4への連結ボルト5を外方から覆うとともに、タイヤホイール1と車軸4との連結解除時におけるタイヤホイール1の車軸4からの離脱を規制するカバー6が固定される車輪の取り付け構造
【選択図】 図1
Description
本発明は、車輪の取り付け構造に関するものである。
車軸からの車輪の脱落を防止することを目的とした車輪の取り付け構造としては、特許文献1に記載のものが知られている。この従来例において、車軸は先端に傘部を備えたアクスルシャフト周りにハブを連結して形成されており、車輪の取り付けは、タイヤホイールをハブに固定して行われる。
アクスルシャフトの先端にはタイヤホイールの内径に比して大径のプレートが固定されており、タイヤホイールをハブに固定するボルトが破損した際の車輪の脱落を防止する。
実開平4-60701号公報
しかし、上述した従来例は、タイヤホイールの車軸からの脱落防止は可能であるものの、破損したボルトの散逸を防止することができないという欠点がある。
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、タイヤホールの車軸からの脱離を防止することができる上に、破損したボルトの飛散も防止することのできる車輪の取り付け構造の提供を目的とする。
本発明によれば上記目的は、
タイヤホイール1にタイヤ2を装着した車輪3を車軸4に固定する車輪の取り付け構造であって、
前記車軸4には、タイヤホイール1の車軸4への連結ボルト5を外方から覆うとともに、タイヤホイール1と車軸4との連結解除時におけるタイヤホイール1の車軸4からの離脱を規制するカバー6が固定される車輪の取り付け構造を提供することにより達成される。
タイヤホイール1にタイヤ2を装着した車輪3を車軸4に固定する車輪の取り付け構造であって、
前記車軸4には、タイヤホイール1の車軸4への連結ボルト5を外方から覆うとともに、タイヤホイール1と車軸4との連結解除時におけるタイヤホイール1の車軸4からの離脱を規制するカバー6が固定される車輪の取り付け構造を提供することにより達成される。
車輪3はタイヤホイール1にタイヤ2を固定して形成され、車軸4にはタイヤホイール1を連結ボルト5で連結して固定される。車軸4には上記連結ボルト5を覆うようにカバー6が固定されており、連結ボルト5が破断した際の連結ボルト5の飛散を規制する。また、カバー6は、連結ボルト5が破断して車輪3が車軸4からの脱離方向に移動するのを暫時規制することができる程度の強度を有しており、連結ボルト5が破損した際の車輪3の車軸4から脱離を規制する。
したがってこの発明において、車両の走行中にタイヤホイール1と車軸4とを連結している連結ボルト5が破断しても、車輪3が車軸4から脱離したり、あるいは破断した連結ボルト5が周辺に飛散することを完全に防止することが可能になり、安全性を飛躍的に高めることができる。
本発明は全浮動、半浮動等の種々のドライブアクスルに加え、駆動力を伝達しないいわゆるデッドアクスルにも適用することができる。また、ドライブアクスルのように車輪3をハブ8に固定する構造においては、カバー6はハブ8に固定することも、アクスルシャフト9に固定することも可能であるが、アクスルシャフト9に固定した場合には、ハブ8が破損した場合であっても、アクスルシャフト9が破断しない限りカバー6は脱落しないために、ハブ8破損による脱輪を防止することができる。
本発明によれば、タイヤホイールの車軸からの脱離を防止することができる上に、破損したボルトの飛散も防止することができる。
図1、2にドライブアクスルに適用された本発明の実施の形態を示す。この実施の形態において車軸4は全浮動アクスル構造を有しており、図外のディファレンシャルギアから動力を受けて回転駆動されるアクスルシャフト9と、アクスルシャフト9を外嵌するアクスルケース7とを有する。また、図1において車輪3はタイヤホイール1に2本のタイヤ2を固定したダブルタイヤが示されているが、これに限られない。
アクスルケース7には、ベアリング4bを介してハブ8が空転自在に外嵌され、上記車輪3のタイヤホイール1は、連結ボルト5を使用してハブ8のフランジ8aに連結される。また、アクスルシャフト9に加えられた回転動力をハブ8、および車輪3に伝達するために、アクスルシャフト9は連結子12によってハブ8に連結される。アクスルシャフト9とハブ8とを連結するために、アクスルシャフト9の先端部にはフランジ9aが形成される。
以上の結果、車体荷重はアクスルケース7にのみ負荷されてアクスルシャフト9は回転動力の伝達機能のみを有するために、アクスルシャフト9への車体荷重によるモーメント発生が防止される。
なお、図1において符号13はハブ8に固定されるブレーキドラム、14はブレーキシュー、15はブレーキドラム13内を密閉するためにアクスルケース7に固定されるシールプレートを示す。
さらに、上記タイヤホイール1の外側面にはカバー6が装着される。図2に示すように、カバー6は、板金に絞り加工を施して円形トレイ形状に形成され、外周辺縁をタイヤホイール1の外側面に当接させた状態で装着される。このカバー6は、外周縁が上記連結ボルト5の全てを囲むことができる大きさに形成され、装着状態で全連結ボルト5が中空部16内に収容される。
カバー6の板厚は、連結ボルト5、あるいはハブ8の破断によりタイヤホイール1と車軸4との連結が解除された場合であっても、容易に破壊することなく、暫時タイヤホイール1を現位置に保持しておくことができる程度の強度を発揮することができるように設定される。
なお、図1、2においてカバー6は円形トレイ形状に形成された場合が示されているが、円錐形状等、適宜形状に形成することができる。
以上のように形成されるカバー6を装着するために、カバー6の中心に装着孔6aが開設されるとともに、車軸4のアクスルシャフト9の先端に雄ねじ部10が形成される。雄ねじ部10はフランジ9aから前方に突設され、カバー6の装着は、雄ねじ部10をカバー6の装着孔6aに挿通させた後、雄ねじ部10にナット11を締め付けて行われる。
ナット11には、カバー6の装着孔6aの通過を規制してカバー6の脱落を防止するためのストッパ突起11aが側方に向けて放射状に突設される。この実施の形態においてストッパ突起11aは、螺合操作時の工具引っ掛け部を兼ねているが、たとえば、中間部の断面形状を六角形状とすることにより工具引っ掛け部を別途形成することもできる。
また、車両走行中のナット11の脱落を防止するために、雄ねじ部10、およびナット11のねじの巻き方向は、車体前進時の車輪3回転方向が締め付け方向となるように設定される。
したがってこの実施の形態において、ハブ8の破損、あるいは連結ボルト5の破断が生じても、車輪3はカバー6によって原位置に保持されるために、車輪3の脱落が完全に防止される。
1 タイヤホイール
2 タイヤ
3 車輪
4 車軸
5 連結ボルト
6 カバー
7 アクスルケース
8 ハブ
9 アクスルシャフト
10 雄ねじ部
11 ナット
2 タイヤ
3 車輪
4 車軸
5 連結ボルト
6 カバー
7 アクスルケース
8 ハブ
9 アクスルシャフト
10 雄ねじ部
11 ナット
Claims (3)
- タイヤホイールにタイヤを装着した車輪を車軸に固定する車輪の取り付け構造であって、
前記車軸には、タイヤホイールの車軸への連結ボルトを外方から覆うとともに、タイヤホイールと車軸との連結解除時におけるタイヤホイールの車軸からの離脱を規制するカバーが固定される車輪の取り付け構造。 - 前記車軸は、アクスルケースの外周に空転自在に外嵌されて前記タイヤホイールが連結されるハブ、アクスルケース内に挿通されるアクスルシャフトとを有し、
前記カバーがアクスルシャフトに固定される請求項1記載の車輪の取り付け構造。 - 前記カバーは、アクスルシャフトの先端に形成された雄ねじ部に螺合するナットにより抜け止めされる請求項2記載の車輪の取り付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008293708A JP2010120432A (ja) | 2008-11-17 | 2008-11-17 | 車輪の取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008293708A JP2010120432A (ja) | 2008-11-17 | 2008-11-17 | 車輪の取り付け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010120432A true JP2010120432A (ja) | 2010-06-03 |
Family
ID=42322163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008293708A Pending JP2010120432A (ja) | 2008-11-17 | 2008-11-17 | 車輪の取り付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010120432A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022117681A (ja) * | 2021-02-01 | 2022-08-12 | いすゞ自動車株式会社 | 脱輪防止構造および車輪装置 |
-
2008
- 2008-11-17 JP JP2008293708A patent/JP2010120432A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022117681A (ja) * | 2021-02-01 | 2022-08-12 | いすゞ自動車株式会社 | 脱輪防止構造および車輪装置 |
JP7363827B2 (ja) | 2021-02-01 | 2023-10-18 | いすゞ自動車株式会社 | 脱輪防止構造および車輪装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2016019747A1 (zh) | 一种车用绞盘自动刹车装置及方法 | |
US9835211B2 (en) | Brake assembly | |
EP3275695B1 (en) | Axle assembly having an axle shaft subassembly | |
CN108569082B (zh) | 车轮安装构造 | |
JP2007290606A (ja) | 自転車用ハブ | |
JP2010120432A (ja) | 車輪の取り付け構造 | |
EP3421258B1 (en) | Drive device | |
CN204173821U (zh) | 一种整体式电动绞盘 | |
CN206086215U (zh) | 一种半浮式后驱动桥防脱轮边结构 | |
JP2009250303A (ja) | 動力伝達装置 | |
KR101224750B1 (ko) | 차량의 구동륜 액슬장치 | |
JP6371461B1 (ja) | メンテナンス用回転規制器具 | |
KR20110138774A (ko) | 스토퍼 이탈방지 구조를 갖는 유성기어 타입의 차축구조 | |
JP2008221859A (ja) | 車輪支持装置 | |
CN109572412A (zh) | 用于转向驱动桥总成的轮边结构和转向驱动桥总成 | |
CN211259312U (zh) | 一种贯通桥减速器锁紧螺母检修结构及其应用的减速器总成 | |
KR20120002765U (ko) | 차동베어링 예압조절구조 | |
JP5275269B2 (ja) | 動力伝達装置 | |
KR101496575B1 (ko) | 차량용 드라이브 샤프트 결합장치 | |
JP2009296936A (ja) | 草刈機の刈刃軸構造 | |
KR20120058934A (ko) | 차량용 구동륜 액슬장치 | |
JP2008221860A (ja) | 車輪支持装置 | |
JP2009274465A (ja) | 車両の脱輪防止具 | |
JP6303210B2 (ja) | ラジオコントロールカーの車軸構造 | |
JP2009269443A (ja) | 車輪支持装置 |