JP2010119604A - 直達治具 - Google Patents

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衛 光石
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五三男 大西
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伸彦 菅野
Sakuo Yonenobu
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純一郎 岩城
譲 ▲柳▼本
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Abstract

【課題】直達牽引方式を用いた上で、患者の下肢を整復治療するために必要な動作をより確実に実行可能な技術を提供することを目的とする。
【解決手段】整復治療の対象となる骨(K1)に直接結合されるリング(3)と、整復装置(2)の出力軸(2a)とを連結する直達治具(1)であって、整復装置(2)の出力軸(2a)と平行に配置される第1シャフト(4)と、第1シャフト(4)をその軸方向にスライド可能に保持することで、第1シャフト(4)を整復装置(2)の出力軸(2a)にスライド可能に結合する第1中継部材(7)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、整復装置を用いて直達牽引方式で患者の下肢を整復治療する場合に、整復装置に装着される直達治具に関する。
骨折や脱臼をした場合には、これを治療するために整復治療が行なわれる。従来、整復治療を行なう場合には、医師や整復師等の整復治療を行なう者が、自らの力で患者の脚などに伸縮、曲げ、或いは捻りなど各種の動作を行なわせていた。
ここで、整復治療の際に患者の脚を牽引して伸ばす方法としては、図8に示す介達牽引方式と、図7に示す直達牽引方式とが例示できる。介達牽引方式は、図8に示すように、例えば重り150によって、人体の例えば下肢Kの外側から整復治療の対象の骨を引っ張る方法であり、骨の周囲の皮膚を牽引することで、間接的に骨折などの整復治療を行う。この方式では、皮膚を介して骨を牽引するため、牽引のためには多くても2Kg位までしか力を掛けることができない。それ以上の力をかけると皮膚の損傷が激しくなるからである。また、重り150による力や動きが直接骨に伝わらないので、精度よく骨の位置決めを行うことが困難な場合があった。
一方、直達牽引方式は、整復治療の対象となる骨K1に直接銅線を通し、これに重り150をかけて引っ張る方法であり、図7に示すような連結器160を重り150で引っ張る。この方法では、骨K1に直接銅線を通すため、5〜10kg程度までの力で牽引することが可能である。しかしながら、この方法でも、通常は図7のように骨K1の方向に重り150で牽引するために、骨の精密な位置決めが困難であるという不都合があった。また、骨K1の軸に垂直方向の位置決めを行うことが困難であるという不都合があった。
さらに、近年、下肢を整復治療すべき患者の下腿を支持する下腿支持台と、前記下腿支持台を略水平な軸線の周りに移動させる第1可動テーブル及びこの第1可動テーブルを駆動する第1駆動手段と、前記下腿支持台を略水平方向に移動させる第2可動テーブル及びこの第2可動テーブルを駆動する第2駆動手段と、前記下腿支持台を略垂直方向に移動させる第3可動テーブル及びこの第3可動テーブルを駆動する第3駆動手段と、を備え、これにより、患者の下肢を整復するために必要不可欠な動作、すなわち捻り動作と伸縮動作、上下動動作を行なわせることを可能とした整復装置の研究が進んでいるが、従来の直達牽引方式は、このような整復装置に適用することが困難であった(特許文献1参照。)。
特開2003−319958号公報
本発明は、上記のような不都合を解決するためになされたものであり、直達牽引方式を用いた上で、患者の下肢を整復治療するために必要な動作をより確実に実行可能な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は整復装置に装着される直達治具であって、整復治療の対象となる骨に直接結合された部材と整復装置とを、整復装置の出力軸と平行にスライド可能に設けられた軸部材によって連結するように構成されている。
すなわち、本発明は、整復治療の対象となる骨に直接結合されるとともに人体の外部で
他部材と連結されることで前記整復治療の対象となる骨を外部から位置決め可能に保持する保持部材と、前記整復治療の対象となる骨を少なくとも一方向に牽引する整復装置の出力軸とを連結する直達治具であって、
前記整復装置の出力軸と平行に配置される第1スライド軸と、
前記第1スライド軸を、その中心軸である第1軸の方向にスライド可能に保持することで、前記第1スライド軸を前記整復装置の出力軸にスライド可能に結合する第1結合部材と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明においては、
前記第1スライド軸はスプラインシャフトであり、
前記第1結合部材は、前記スプラインシャフトを複数条のボール列を介して保持するスプラインナットを有するようにしてもよい。
また、本発明においては、
前記第1スライド軸に垂直に配置される第2スライド軸と、
前記第2スライド軸に垂直に配置される第3スライド軸と、
前記第2スライド軸を前記第1スライド軸に対してスライドおよび/または前記第1軸回りに回転可能に結合する第2結合部材と、
前記第3スライド軸を前記第2スライド軸に対してスライドおよび/または軸回りに回転可能に結合する第3結合部材と、
をさらに備えるようにしてもよい。
また、本発明においては、
前記保持部材を、前記第3スライド軸に対してスライドおよび/または回転可能に結合する第4結合部材をさらに備えるようにしてもよい。
また、本発明においては、
前記保持部材は、円形または円弧形の外形を有し、前記整復治療の対象となる骨を前記円形または円弧形の略中心において保持し、
前記整復装置の出力軸と、前記円形または円弧形の中心軸とを略一致させるようにしてもよい。
また、本発明においては、
前記第1軸と前記整復装置の出力軸とは、15cm以上離れているようにしてもよい。
また、本発明においては、
前記整復装置の出力軸の延長線上にレーザ平行光を出射するレーザポインタを備えるようにしてもよい。
なお、本発明においては、上記の手段を可能な限り組み合わせて用いることが可能である。
本発明によれば、直達牽引方式によって患者の下肢を整復治療する際に、必要な動作をより確実に実行することができる。
以下、本発明に係る直達治具の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係る直達治具1の概略構成を示す斜視図である。ここで、直達治具1は、整復装置2(詳細な構造は省略)と、保持部材としてのリング3とを連結する治具である。整復装置2の出力軸2aは、少なくとも図中白抜き矢印の方向に移動可能である。整復治療の対象となる患者の骨が例えば大腿骨K1である場合、患者の下肢Kは、図1に示すようにリング3内を貫通した状態で固定される。そして、整復装置2の出力軸2aが動くことによって、直達治具1と連結されたリング3及び、リング3に固定された大腿骨K1が移動して位置決めが行われる。
図2には、リング3の詳細な構成について示す。リング3は、ステンレスで形成された、断面が矩形の円形の部材である。そして、リング3には、ピン固定部材3bを介して、尖った先端形状を有するピン3aを先端がリング3の中心方向に向くように固定することが可能になっている。また、リング3には、軽量化のための抜き孔3cが、全周に亘って略等間隔で形成されている。本実施例においては、2本のピン3aを互いに略90度異なる方向から、大腿骨K1に直接差し入れ、2本のピン3aを固定部材3bによってリング3に固定することで、リング3に対して患者の下肢K及び大腿骨K1を固定する。その際に、大腿骨K1はリング3の概略中心において固定される。なお、リング3については、完全な円形である必要はなく、2本のピン3aを固定できる構成であれば、例えば円弧状のものであってもよい。また、リング3の材質はステンレスに限られたものではない。他の金属、炭素繊維など他の材質を用いてリング3を形成してもよい。さらに、リング3に対して患者の下肢K及び大腿骨K1を固定する際に、大腿骨K1にピン3aを直接差し入れる角度は適宜変更して構わない。また、大腿骨K1に直接差し入れるピン3aの本数も2本である必要はない。
図1の説明に戻る。直達治具1は、第1シャフト4、第2シャフト5、第3シャフト6の3つのシャフトを有している。また、第1シャフト4と整復装置2の出力軸2aとの間を固定しまたは固定を解除する第1中継部材7、第1シャフト4と第2シャフト5との間を固定しまたは固定を解除する第2中継部材8、第2シャフト5と第3シャフト6との間を固定しまたは固定を解除する第3中継部材9、第3シャフト6とリング3との間を固定しまたは固定を解除する第4中継部材10とを備えている。ここで、第1シャフト4〜第3シャフト6は、本実施例において第1スライド軸〜第3スライド軸に相当する。また、第1中継部材7〜第4中継部材10は、本実施例において第1結合部材〜第4結合部材に相当する。
第1中継部材7の締め付けネジ7aを緩めることで、出力軸2aと第1シャフト4との間の固定が解除されるが、この解除により、第1シャフト4は、出力軸2aに対して図中P1方向への移動が許可される。第2中継部材8の締め付けネジ8aを緩めることで、第1シャフト4と第2シャフト5との間の固定が解除されるが、この解除により、第2シャフト5は、第1シャフト4の軸に対して図中A1方向への回転が許可される。第3中継部材9の締め付けネジ9aを緩めることで、第2シャフト5と第3シャフト6との間の固定が解除されるが、この解除により、第3シャフト6は、第2シャフト5の軸に対して図中P2方向への移動とA2方向への回転が許可される。
第4中継部材10の締め付けネジ10aを緩めることで、第3シャフト6とリング3との間の固定が解除されるが、この解除により、リング3は、第3シャフト6の軸に対して図中P3方向への移動とA3方向への回転が許可される。また、締め付けネジ10bを緩めることで、リング3及び、第4中継部材10においてリング3をクランプするクランプ部10cは、第3シャフト6に対して図中A4方向への回転(揺動)が許可される。
図3には、本実施例における直達治具1のさらに詳細な図を示す。図3Aは直達治具1を図1中Xの方向から見た側面図、図3Bは図1中のZの方向から見た平面図、図3Cは
図1中Yの方向から見た正面図である。
ここで、第1中継部材7の内部には、ボールスプライン7bが備えられている。図4には、ボールスプライン7bの斜視図を示す。本実施例における第1シャフト4には、外周に3個所の突起部4aが設けられており、ボールスプライン7bでは、突起部4aをそれぞれ左右から挟み無理なく与圧が付与できるように6条の負荷ボール列7cが配置されている。すなわち第1シャフト4は、ボールスプライン7bにおけるスプラインシャフトを構成している。ボールスプライン7bは、スプラインナット7dにおいて第1中継部材7に固定されている。
このように、本実施例においては、構造上最も大きなモーメントが作用する可能性がある第1中継部材7にはボールスプライン7bが用いられているため、モーメントが作用した場合にも第1シャフト4のかじりによる操作性の悪化を抑制することができる。なお、本発明の直達治具1に使用されるボールスプライン7bは上記のものに限られない。スプラインシャフト、スプラインナットの形状、負荷ボール列の条数などは直達治具1自体の大きさ、負荷の大きさなどによって適宜変更できる。
図3の説明に戻る。図3Aにおいて、締め付けねじ7aが設けられた締め付け部7eには、第1シャフト4より若干径を大きく設定した貫通孔(不図示)と貫通孔と外部との間に第1シャフト4と平行に設けられたスリット7fとが形成されており、第1シャフト4は貫通孔を貫通するように配置されている。そして、締め付けねじ7aを締め付けることにより、スリット7fが狭まるように締め付け部7eが弾性変形し、そのことにより貫通孔が第1シャフト4を締め付けて第1シャフト4のスライドを禁止するようになっている。他の中継部材において締め付けねじを締め付けた場合の作用も同様であるので、他の中継部材については、締め付け部の説明は省略する。
また、図3Aに示すように、第1シャフト4と第2シャフト5とは第2中継部材8によって直交するように連結されている。また、第2シャフト5には、圧縮バネ12が、第2シャフト5で貫通される形で取り付けられている。圧縮バネ12は、第3中継部材9における締め付けねじ9aを緩めた場合に、第3中継部材9が自重で第2シャフト5に沿って落下することを防止している。
また、図3Cに示すように、第2シャフト5と第3シャフト6とは第3中継部材9によって直交するように連結されている。第3シャフト6における第3中継部材9と反対側には、第4中継部材10が設けられている。第4中継部材10には前述のようにクランプ部10cが設けられており、このクランプ部10cにはリング3が挟み込まれており締め付けねじ10bを締め付けることによってリング3がクランプされる。締め付けねじ10bを緩めることで、クランプ部10cは図1中のA4方向に回転が可能となっており、これによりリング3を揺動させて適宜位置決めを行うことができる。
また、図3Bに示すように、第1中継部材7における、整復装置2の出力軸相当部分には、整復装置2の出力軸2aの延長線上にレーザの平行光を出射可能なレーザポインタ11が備えられている。このレーザポインタ11からレーザ光を出射することで、整復装置2の出力軸方向を可視化することができ、本実施例において整復治療の対象となる大腿骨K1の位置決めの基準として用いることが可能である。また、本実施例では第1シャフト4の軸と、整復装置2の出力軸2aとは15cm以上離すようにしている。こうすることにより、患者の下肢Kがリング3に挿入された状態においても、下肢Kと直達治具1とが干渉することを抑制でき、また、充分な作業スペースを確保することができるので、作業効率を向上させることが可能となる。
なお、上記において第1シャフト4、第2シャフト5、第3シャフト6はステンレスの中空のパイプ材によって形成されている。これにより、直達治具1全体としての軽量化が可能になっている。また、第1中継部材7、第2中継部材8、第3中継部材9、第4中継部材10はステンレスで構成してもよいが、ジュラルミンによって構成してもよい。ジュラルミンを使用することで、直達治具1のさらなる軽量化を図ることができる。また、上記の説明において、第1中継部材7は、第1シャフト4を出力軸2aに対してスライド可能に連結し、第2中継部材8は、第2シャフト5を第1シャフト4に対して回転可能に連結しているが、第1中継部材7は、第1シャフト4を出力軸2aに対してスライド及び回転可能に連結し、第2中継部材8は、第2シャフト5を第1シャフト4に対してスライド及び回転可能に連結してもよいことはもちろんである。
次に、図5を用いて、直達治具1の作用について説明する。例えば患者の大腿骨K1について整復治療を行う場合に、患者の大腿骨K1に対してピン3aを直接作用させ、ピン3aをリング3に取り付けることで、患者の大腿骨K1にリング3を固定する。その状態で患者を整復装置1の近傍に移動する。そして、大腿骨K1を位置決めさせたい(引っ張
りたい)方向を考慮して適宜患者の姿勢を決定する。その際、締め付けねじ7a、8a、
9a、10aの全てを緩めておく。そして、患者および大腿骨K1の位置と整復装置1の位置は維持したまま、第1シャフト4のスライド位置、第2シャフト5の第1シャフト周りの回転位置、第2シャフト5における第3中継部材9の位置、第3シャフト6の第2シャフト5周り回転位置、第3シャフト6における第4中継部材10の位置、第3シャフト6に対する第4中継部材10の角度及びクランプ部材10cの角度を適宜調整して、リング3と整復装置2の出力軸2aとを連結させる。その後、締め付けねじ7a、8a、9a、10aの全てを締め付けて、リング3と整復装置2の出力軸2aとの位置関係を動かないように固定する。
なお、患者および大腿骨K1の位置を決める際には、レーザポインタ11をONして、レーザビームが下肢K上に形成するスポットを観察することで、整復装置2の出力軸2aの延長線上の点を検知してもよい。そして、上記スポットを大腿骨K1上に位置させることで、整復治療の対象となる大腿骨K1を、整復装置2の出力軸2aの延長線上に位置させることができる。また、これを第1シャフト4のスプライン軸中心方向と大腿骨骨軸方向とを合わせる目安とすることができ、整復治療中に患者の大腿骨K1や整復装置2自体に不要なモーメントが作用することを容易に抑制できる。ここでスプライン軸は、本実施例における第1軸に相当する。
また、直達治具1で調整すべき、患者および大腿骨K1の位置及び姿勢は上記に限定されるものではない。例えば、図6に示すように大腿骨K1を整復装置2の出力軸2aに対して傾斜させて固定することもできる。また、前述の例では第2シャフト5が床面に対して垂直となっていたが、例えば、第2中継部材8の調整によって、第2シャフト5を第1シャフト4に対してA1方向に90度回転させ、第2シャフト5が床面に対して水平となるようにし、第3シャフト6が床面に対して垂直になるような形態にすることもできる。また、本実施例では、第3シャフト6は第3中継部材に脱着可能に構成されているため、例えば、一旦、第3シャフト6を第3中継部材9から図1の患者側から見て左方向に引き抜き、患者側から見て右方向から取付直すことにより、リング3の第1シャフト4に対する図1中左右方向の位置を反転させることが可能となる。これにより、例えば整復治療の対象となる下肢Kが左足の場合と右足の場合とに、容易に対応することができる。
このように、本実施例における直達治具1は、整復治療の対象となる骨と整復装置2の位置を任意に決定した後に、両者の位置関係に併せて適宜、第1シャフト4〜第3シャフト6及び第1中継部材7〜第4中継部材10の組合せによる形状を調整することができ、整復治療の自由度を向上させることができる。また、その際、整復治療の対象となる骨と
整復装置2とはステンレスまたはジュラルミンで構成された部材で連結されることとなるので、整復治療の対象となる骨と整復装置2の出力軸2aとを充分な剛性をもって結合することができる。
また、本実施例における直達治具1において最も大きなモーメントが作用する第1中継部材7にはボールスプライン7aを用いているので、第1中継部材7における第1シャフト4のかじりを抑えることが可能である。
また、本実施例においては、整復装置2の出力軸2aと平行な第1シャフト4は、出力軸2aに対して15cm以上離して配置しているので、整復治療の対象となる骨にリング3を固定した状態で、直達治具1に取り付ける際及び整復治療中に、作業スペースを充分に確保することが可能である。
さらに、本実施例においては、整復装置2の出力軸2aの延長線上にレーザ平行光を出射するレーザポインタ11が備えられているので、整復治療の対象となる骨の規準位置を容易に検知することができる。
なお、上記の実施例では、整復装置2は、少なくとも第1シャフト4のスプライン軸方向に移動して整復治療の対象となる大腿骨K1を牽引可能としたが、本発明に係る直達治具が装着される整復装置は、出力軸の方向以外、例えば図1におけるX方向及びZ方向へも牽引可能な整復装置でもよい。さらに、捻り運動、例えば図1におけるA4方向への捻り運動が可能な整復装置でもよい。
本発明における直達治具は、整復装置の出力軸と、整復治療の対象となる骨とを、高い剛性を持って連結することが可能である。従って、上記のような、牽引動作の自由度の高い整復装置に本発明における直達治具を適用することで、より高い自由度及び、より高い精度で整復治療を行うことができる。
本発明に係る直達治具の概略について説明するための図である。 リングの概略構成を示す図である。 本発明に係る直達治具(リングと出力軸を含む)の概略構成を示す3面図である。 本発明に係る直達治具に使用されるボールスプラインの概略構成を示す斜視図である。 本発明に係る直達治具の概略構成の使用例について説明するための図である。 本発明に係る直達治具の概略構成の他の使用例について説明するための図である。 従来例に係る直達牽引方式について説明するための図である。 従来例に係る介達牽引方式について説明するための図である。
符号の説明
K 下肢、K1 大腿骨、1 整復装置、2 整復装置、2a 出力軸、3 リング、4 第1シャフト、5 第2シャフト、6 第3シャフト、7 第1中継部材、7b ボールスプライン、8 第2中継部材、9 第3中継部材、10 第4中継部材、11 レーザポインタ

Claims (7)

  1. 整復治療の対象となる骨に直接結合されるとともに人体の外部で他部材と連結されることで前記整復治療の対象となる骨を外部から位置決め可能に保持する保持部材と、前記整復治療の対象となる骨を少なくとも一方向に牽引する整復装置の出力軸とを連結する直達治具であって、
    前記整復装置の出力軸と平行に配置される第1スライド軸と、
    前記第1スライド軸を、その中心軸である第1軸の方向にスライド可能に保持することで、前記第1スライド軸を前記整復装置の出力軸にスライド可能に結合する第1結合部材と、
    を備えることを特徴とする直達治具。
  2. 前記第1スライド軸はスプラインシャフトであり、
    前記第1結合部材は、前記スプラインシャフトを複数条のボール列を介して保持するスプラインナットを有することを特徴とする請求項1に記載の直達治具。
  3. 前記第1スライド軸に垂直に配置される第2スライド軸と、
    前記第2スライド軸に垂直に配置される第3スライド軸と、
    前記第2スライド軸を前記第1スライド軸に対してスライドおよび/または前記第1軸回りに回転可能に結合する第2結合部材と、
    前記第3スライド軸を前記第2スライド軸に対してスライドおよび/または軸回りに回転可能に結合する第3結合部材と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の直達治具。
  4. 前記保持部材を、前記第3スライド軸に対してスライドおよび/または回転可能に結合する第4結合部材をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の直達治具。
  5. 前記保持部材は、円形または円弧形の外形を有し、前記整復治療の対象となる骨を前記円形または円弧形の略中心において保持し、
    前記整復装置の出力軸と、前記円形または円弧形の中心軸とを略一致させることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の直達治具。
  6. 前記第1軸と前記整復装置の出力軸とは、15cm以上離れていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の直達治具。
  7. 前記整復装置の出力軸の延長線上にレーザ平行光を出射するレーザポインタを備えたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の直達治具。
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