JP2010119590A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機 Download PDF

Info

Publication number
JP2010119590A
JP2010119590A JP2008295782A JP2008295782A JP2010119590A JP 2010119590 A JP2010119590 A JP 2010119590A JP 2008295782 A JP2008295782 A JP 2008295782A JP 2008295782 A JP2008295782 A JP 2008295782A JP 2010119590 A JP2010119590 A JP 2010119590A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ozone
vacuum cleaner
dust collection
collection chamber
packing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008295782A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4744583B2 (ja
Inventor
Sota Komae
草太 小前
Junichiro Hoshizaki
潤一郎 星崎
Tsuyoshi Maeda
剛志 前田
Akihiro Iwahara
明弘 岩原
Masayoshi Iizuka
政義 飯塚
Takenori Sekiguchi
剛徳 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Priority to JP2008295782A priority Critical patent/JP4744583B2/ja
Publication of JP2010119590A publication Critical patent/JP2010119590A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4744583B2 publication Critical patent/JP4744583B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Vacuum Cleaner (AREA)

Abstract

【課題】パッキンの酸化劣化によるオゾン漏れを検知することが可能な電気掃除機を提供する。
【解決手段】吸気口10及び排気口11を有する掃除機本体2と、掃除機本体2内に設けられ、吸気口10に連通する開口を備えた集塵室14と、集塵室14と排気口11との間に設けられ、吸気口10から外気を吸引して排気口から排気する吸引動力部13と、集塵室14の掃除機本体2への接続部分を気密に保持するためのパッキン15と、放電を発生するとともに、放電によって発生したオゾンを集塵室14内に供給する放電発生部20と、集塵室14からのオゾン漏れを検知するオゾンセンサ30と、オゾンセンサ30によってオゾン漏れが検知された場合、放電発生部20の動作を停止する制御回路部40とを備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気掃除機に関するものである。
従来より、掃除機本体内に放電発生部を設け、放電発生部で発生したオゾンを、塵埃を収集する集塵室に供給し、脱臭・除菌を図るようにした電気掃除機がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−124077号公報(第3頁、図1)
ところで、電気掃除機の集塵室は開口を有しており、この開口は、通常、パッキンを介して掃除機本体の吸気口に接続されている。しかしながら、上記従来のように集塵室にオゾンを供給する電気掃除機では、オゾンによりパッキンが酸化劣化し、気密性が低下することがあった。このように気密性が低下すると、電気掃除機動作中の真空度が低下して床面掃除時の吸引力が低下してしまうという問題があった。さらに、酸化劣化したパッキンの隙間からオゾンが機外へと漏れ、オゾン臭を使用者に感じさせ、不快感を与えてしまうという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、パッキンの酸化劣化によるオゾン漏れを検知することが可能な電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明に係る電気掃除機は、吸気口及び排気口を有する掃除機本体と、掃除機本体内に設けられ、吸気口に連通する開口を備えた集塵室と、集塵室と排気口との間に設けられ、吸気口から外気を吸引して排気口から排気する吸引動力部と、集塵室の掃除機本体への接続部分を気密に保持するための1又は複数のパッキンと、放電を発生するとともに、放電によって発生したオゾンを集塵室内に供給する放電発生部と、集塵室からのオゾン漏れを検知するオゾン検知部とオゾン検知部によってオゾン漏れが検知された場合、放電発生部の動作を停止する制御回路部と、を備えたものである。
本発明に係る電気掃除機は、オゾン漏れ検知部を設けたので、パッキンの酸化劣化による集塵室外へのオゾン漏れを検知することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る電気掃除機1の構成を示す概略斜視図である。図2は、図1の掃除機本体2の概略横断面図である。
電気掃除機1は、掃除機本体2、掃除用吸込み具3、延長パイプ4及び吸込み用ホース5を備えており、延長パイプ4と吸込み用ホース5との接続部分には電気掃除機1の電源をオンオフする操作スイッチを備えた操作入力部6が設けられている。また、掃除機本体2の上部には、後述の集塵部12の上部開口を開閉する開閉蓋7が設けられており、開閉蓋7の上面には、報知部としてのオゾン漏れ通知LED8aを備えた表示部8が配置されている。符号8bについては後述の実施の形態2で説明する。また、掃除機本体2には一対の走行用車輪9が取り付けられている。
図2において、掃除機本体2の前部(図2の左側)には、外気が吸気される吸気口10が形成され、後部(図2の右側)には排気口11が形成されている。吸気口10となるホース接続管10aの一端側の開口には、吸込み用ホース5が着脱自在に接続され、ホース接続管10aの他端側の開口は後述の集塵室14及び集塵部12の開口に接続される。また、掃除機本体2内には、吸気口10の下流側に集塵部12を備えており、更に下流側には、吸気口10から外気を吸引して排気口11から排出する吸引動力部13が設けられている。そして、掃除機本体2内には、吸気口10から集塵部12、吸引動力部13及び排気口11に至る通風路が形成されている。
集塵部12の内部には、集塵室14が着脱自在に配置されている。集塵部12及び集塵室14は吸気口10に連通する開口を備えており、その開口が掃除機本体2の吸気口10にパッキン15を介して気密に接続されている。このパッキン15は、一般的にエラストマーを含むゴム材料で形成されているものが良い。また、パッキン15は、吸気口10から流れ込むゴミを含んだ吸引風が集塵室14を介さずに直接吸引動力部13に吸引されるのを防止するものであり、吸引動力部13にゴミが入り込むのを、防ぐ役割を有している。これにより、吸引動力部13の故障を抑制する効果を得ることが出来る。
集塵部12の吸気口10側には、放電を起こしてオゾンを発生させ、発生したオゾンを集塵室14内に供給して脱臭・除菌を行う放電発生部20が設けられている。
集塵室14は、図示しないフィルタを袋状に成形して構成されており、ゴミを含んだ吸引風がフィルタを通過する際に、ゴミだけを捕集して集塵室14内に蓄積するものである。なお、集塵室14は、集塵室14を通過する吸引風に含まれるゴミを捕集するものであれば良く、材質や形状はこれに限定されるものではない。たとえば、フィルタを紙や布などの繊維素材や、メッシュ状のプラスチックや金属で形成しても良いし、フィルタを2層以上に構成しても良い。また、サイクロン方式など遠心力や慣性力によって吸引風とゴミを分離する方法を用いても良い。
図3は、放電発生部20の設置部分の拡大断面図である。図4は、図3の放電発生部20の放電発生素子22の構成の一例を示す概略図である。
放電発生部20は、ケース21内に放電発生素子22を備えており、ケース21とホース接続管10aとはオゾン供給孔23により互いに連通している。放電発生素子22は放電電極24と接地電極25とを有し、放電電極24に高電圧を印加して接地電極25との間で放電を発生させるものである。この放電によりオゾンが生成される。本例では例えば1000ppbのオゾンを生成している。
放電発生部20で生成されたオゾンはオゾン供給孔23からホース接続管10aを介して集塵室14へと供給され、集塵室14内の塵埃の脱臭・除菌を行う。なお、放電発生部20は、通常の掃除動作が終了し、吸引動力部13が停止した後に、例えば予め設定された脱臭時間駆動して集塵室14内の脱臭・除菌を行うように後述の制御回路部により制御される。
ところで、集塵室14内に供給されたオゾンは、集塵室14内の塵埃と反応して脱臭・除菌を行った後、消失する。このため、パッキン15による吸気口10と集塵室14の開口との間の気密性が十分であれば、オゾンが集塵室14外に漏れることはない。しかしながら、パッキン15がオゾンにより酸化劣化して気密性が低下すると、集塵室14外へとオゾンが漏れ出す。本例では、このようなオゾン漏れを検知するオゾンセンサ30を集塵部12内に配置している。オゾンセンサ30の構成は特に限定するものではないが、以下に2つの構成例を示す。
図5は、オゾンセンサ30の構成例1を示す図で、図5(a)は回路図、図5(b)はオゾン濃度に対する出力電圧の変動を示すグラフである。
図5のオゾンセンサ30は、オゾンが接触したときのエネルギーを熱として検知するヒーター31と、ヒーター31と共にセンサー部32を構成する抵抗RSと、センサー部32で感知したオゾン濃度に応じて電圧が変化する抵抗RLとを備えている。抵抗RSと抵抗RLとは直列に接続され、この直列の回路がヒーター31に並列に接続されている。
このように構成されたオゾンセンサ30は、オゾンガス濃度が増加すると、センサー部32の抵抗RSの電圧が増加し、抵抗RLの検出電圧VLが減少する。図5のオゾンセンサ30は、これを検出原理としてオゾン濃度を検出するものである。
図6は、オゾンセンサ30の構成例2を示す図である。
図6のオゾンセンサ30は、光を照射する発光ダイオード33と、発光ダイオード33から照射された光が通過する、着色された多孔質透明板(プラスチック、ガラス等)34と、多孔質透明板34を通過した光を受光するフォトダイオード35とを備えている。オゾンが多孔質透明板34に触れると多孔質透明板34が脱色し、発光ダイオード33から照射される光の透過率が変動してフォトダイオード35で検出される光強度が変動する。図6のオゾンセンサ30は、これを検出原理としてオゾン濃度を検出するものである。すなわち、脱色度合いはオゾンと多孔質透明板34の接触度合いの関数で示されるため、光強度の変化率がオゾン濃度を示す値となる。
オゾンセンサ30は、上記のような構成によりオゾン濃度を検知して後述の制御回路部に出力しており、制御回路部は、オゾンセンサ30からのオゾン濃度が所定の閾値を超えた場合に、オゾン漏れと検知する。なお、オゾンセンサ30は、パッキン15からのオゾン漏れを検知するという目的上、パッキン15の近傍に設けることが望ましい。ここでは、図2に示すようにパッキン15の外周部に設けている。これにより、パッキン15からオゾン漏れが発生した時に、確実で、且つ早期にオゾン漏れを検知することができる。
ここで使用される閾値は、オゾンセンサ30の役割に応じて適する値を取るのが良い。例えば、閾値を、人間がオゾン臭を不快と感じ始める10ppbとすることで、ユーザが不快と感じる程のオゾン臭を感じることなくパッキン15の劣化に気がつき、交換することが可能となるため、ユーザがより快適に掃除機を使用することが出来る。
また、ユーザが吸引力の低下を感知できるようになる際のオゾン漏れ量を予め確認しておき、そのときの漏れ量を閾値として設定しても良い。
このように、閾値を設定することにより、オゾンを検知することによる効果を明確に設定でき、パッキン15を交換するまでの期間を延長することが出来るため、ユーザの手間を軽減する効果が得られる。
図7は、図1の電気掃除機1の電気的な構成を示すブロック図である。
制御回路部40には、操作入力部6、表示部8、吸引動力部13、放電発生部20及びオゾンセンサ30が接続されている。操作入力部6の操作信号及びオゾンセンサ30の検知信号は制御回路部40に入力されており、制御回路部40は、これら入力信号に基づいて表示部8、吸引動力部13及び放電発生部20を制御する。制御回路部40は、具体的には例えばマイクロコンピュータで構成されている。
次に、上記の構成を有する電気掃除機1の特徴部分の動作の流れを説明する。
図8は、電気掃除機1の特徴部分の動作の流れを示すフローチャートである。
使用者により操作入力部6の操作スイッチがオンされ、吸引動力部13が駆動すると、吸引力が発生し、掃除用吸込み具3から吸い込まれた空気が、延長パイプ4、吸込み用ホース5及び吸気口10を介して掃除機本体2内に吸引される。そして、吸引された空気中の塵埃が集塵室14にて捕獲され、塵埃が除去された空気が、図示しないフィルターで濾過されて排気口11から排気される。以上の動作は通常の掃除動作と同様である。
そして、操作入力部6の操作スイッチがオフされると、制御回路部40は、吸引動力部13の駆動を停止する(S1)とともに、放電発生部20を駆動させる(S2)。これにより集塵室14内にオゾンが供給され、集塵室14内の脱臭・除菌が行われる。ここで、パッキン15が通常状態の場合には、気密性が保持されているため集塵室14外へとオゾンが漏れることはない。しかしながら、パッキン15がオゾンなどの影響により酸化劣化するとパッキン15が硬化し、パッキン15によって気密が保たれていた接続部分に隙間が生じ、気密性が低下して集塵室14から集塵部12へとオゾンが漏れ出す。また、このようにパッキン15が酸化劣化した状態で吸引動力部13を駆動させた場合、接続部分の気密性が得られないので、パッキン15部分から吸引風が通過してしまう。
制御回路部40は、放電発生部20の駆動中、脱臭時間が経過するまでの間、オゾンセンサ30からのオゾン濃度をチェックしている(S3、S4)。そして、脱臭時間の間、オゾン濃度が予め設定された閾値(例えば、10ppb)を超えることがなければ、脱臭時間経過後、放電発生部20を停止して(S6)、脱臭動作を終了する。一方、脱臭時間の間、すなわち放電発生部20の駆動中にオゾン濃度が閾値(例えば、10ppb)を超えた場合には、表示部8のオゾン漏れ通知LED8a(図1参照)を点灯させてオゾン漏れがある旨を外部に報知する(S5)と共に、放電発生部20の駆動を停止する(S6)。なお、閾値の10ppbは、オゾン臭が顕著に現れ、使用者が不快感を感じる目安の値である。このオゾン漏れ通知LED8aの点灯を確認した使用者は、パッキン15の交換あるいはメーカーにメンテナンスを依頼するなどの対策を行うことになる。
このように、本実施の形態1によれば、オゾンセンサ30により集塵室14外へのオゾン漏れを検知することが可能になる。そして、オゾン漏れを外部に報知するようにしているため、使用者は、パッキン15の交換あるいはメーカーにメンテナンスを依頼するなどの臭気対策を行うことができる。これにより、パッキン15の劣化によるオゾン漏れが生じた際に発生するオゾン臭をユーザが感じることを防止し、かつ、未濾過の吸引風が劣化したパッキン15から漏れ出て、吸引動力部13を通風し、吸引力が低下することを防止できる。
また、オゾン濃度が閾値を超えた場合には放電発生部20を停止するようにしたので、使用者に対してオゾン臭による不快感を与えるのを確実に防止することができる。
あるいは、吸引動力部13を動作しないようにロックし、掃除機そのものを使用不能としてもよい。このとき、パッキン15の交換を検知し、吸引動力部13の停止を解除する、または、手動でロックを解除する手段を同時に設けることが望ましい。
また、吸引動力部13の駆動中には、パッキン15の酸化劣化によるオゾン漏れがあったとしても、オゾンが掃除機本体2内に留まらないため、オゾン濃度は増加せず正確な検知が行えない。しかし、本実施の形態1では、吸引動力部13の停止中にオゾン漏れのチェックを行うようにしているため、オゾン漏洩を正確に検知することが可能となっている。
実施の形態2.
実施の形態1の電気掃除機1は、集塵室14を掃除機本体2に接続する接続部分が一箇所であり、オゾン漏洩の検出対象のパッキン15も1個であった。これに対し、実施の形態2は、集塵室14の構成が多少異なり、吸気口10側に加えて更に排気口11側にも排気側開口を有し、この開口部分にもパッキンを備えているものである。
図9は、本発明の実施の形態2に係る電気掃除機1の掃除機本体2の概略横断面図である。図10は、図9の掃除機本体2の斜視図である。図11は、図9の掃除機本体2の縦断面図である。なお、図9〜図11の電気掃除機1と、図1及び図2に示した実施の形態1の電気掃除機1とは外形形状等が異なっており、全く同じ電気掃除機1を示したものではないが、図9〜図11において、図1及び図2に示した実施の形態1と同じ機能を有する部分には同一符号を付す。また、実施の形態2の電気掃除機1の電気的な構成は図7に示した実施の形態1と同様である。以下、実施の形態2が、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
実施の形態2の電気掃除機1の集塵室14は、排気口11側にも開口が形成されており、この排気側開口がパッキン50を介して吸引動力部13に気密に接続されている。そして、このパッキン50からのオゾン漏れを検出するオゾンセンサ51が、パッキン50の外周部に設けられている。また、図1に示すように、オゾンセンサ51対応のオゾン漏れ通知LED8bが表示部8に設けられている。
ここにおいて、パッキン50を設けることにより、オゾンとの反応物であるゴミやゴミの臭いが少ない際に、集塵室14の排気側開口からオゾンが漏れることを防ぐ効果を得ることが出来る。
このように構成した実施の形態2の電気掃除機1は、実施の形態1と同様の作用効果を得ることができるとともに、パッキン15、50毎に各オゾンセンサ30、51を設けた構成であるため、各パッキン15、50からのオゾン漏れをそれぞれ個別に検知することが可能である。これにより、パッキン15、50の両方からオゾンが漏れ、混合され、オゾン濃度が上がり、パッキン15、50の実際の寿命よりも早くパッキンを交換することを防止する効果を得ることが出来る。
そして、表示部8にそれぞれ別々にオゾン漏れ通知LED8a、8b(図1参照)を設けたことで、どちらのパッキン15、50からオゾン漏れが発生しているのかを個別に報知することが可能となる。これにより、使用者はどのパッキンからオゾン漏れが発生しているか即座に判別することが出来るので、容易にオゾン漏れの原因調査及びパッキンの交換を行うことが出来る。
なお、実施の形態1及び実施の形態2では、パッキンの外周部にオゾンセンサを設けたが、オゾンセンサの位置はこの位置に限られない。例えば、図12に示すように、開閉蓋7の内側にオゾンセンサ30を設けるようにしても良い。この位置にオゾンセンサ30を設けた場合には、使用者が開閉蓋7を開けた際に使用者がダイレクトに感じるオゾン臭のオゾン濃度を検知することができる。
また、上記では、使用者にオゾン臭による不快感を及ぼすことを防止する観点から閾値を設定した例を示したが、吸引力の低下を検知する観点から別の閾値を設定してもよい。すなわち、例えばオゾン臭を感じさせる程度のパッキンの劣化状態と、吸引力の低下を引き起こす程度のパッキンの劣化状態とが異なるような場合には、それぞれ別々の閾値を設定してもよい。
また、上記では、放電発生部20を予め設定された脱臭時間運転するとしたが、その時間は使用者により任意に変更可能としてもよい。
また、上記では、オゾン漏れ検知対象のパッキンを、集塵室14の吸気口10側及び排気口11側に設けたパッキン15、50とした例を示したが、この他に、酸化劣化によりオゾン臭発生や吸引力低下を引き起こすパッキンがあれば、そのパッキンもオゾン検出対象としてもよい。例えば、図11の符号60は集塵室14で塵埃が除去された空気を濾過するフィルターであり、このフィルター60の周囲に設けたパッキン61等が該当する。
なお、上記では、放電発生部20は、主にオゾンを発生させることを目的としたものであったが、これに限定するものではない。例えば、主にイオンを発生させることを目的としたものであってもよい。この目的の場合のイオンの利用形態としては、イオンにより塵埃を帯電させ、帯電させた板で塵埃を捕獲するもの等が該当する。放電発生部20は、イオンを発生させることを目的としたものであっても、イオンを放電により発生させる場合にはオゾンも必ず発生するため、集塵室14内にはオゾンも供給されることになる。要は、その目的が何であれ、本発明は、放電発生部20を備え、放電発生部20により発生したオゾンが集塵室14内に供給される構成の電気掃除機1に適用される。
なお、オゾン漏れを外部に報知する報知部としては、表示部8に設けたオゾン漏れ通知LED8a、8bによるものの他、音声による報知や、バイブレーション機能でもよく、使用者に対してオゾン漏れを伝達できるものであれば、特に手段は問わない。
なお、例えばLEDのみを用いた場合は視覚障害者にはオゾン漏れを感知できず、音声による報知は聴覚障害者にはオゾン漏れを感知できないため、2種類以上の報知手段を有している方がより良い。
本発明の実施の形態1に係る電気掃除機1の構成を示す概略斜視図である。 図1の掃除機本体2の概略横断面図である。 放電発生部20の設置部分の拡大断面図である。 図3の放電発生部20の放電発生素子22の構成の一例を示す概略図である。 オゾンセンサ30の構成例1を示す図である。 オゾンセンサ30の構成例2を示す図である。 図1の電気掃除機1の電気的な構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1の電気掃除機1の特徴部分の動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る電気掃除機1の掃除機本体2の概略横断面図である。 図9の掃除機本体2の斜視図である。 図9の掃除機本体2の縦断面図である。 オゾンセンサ30の他の配置位置の例を示す図である。
符号の説明
1 電気掃除機、2 掃除機本体、3 掃除用吸込み具、4 延長パイプ、5 吸込み用ホース、6 操作入力部、7 開閉蓋、8 表示部、8b 符号、9 走行用車輪、10 吸気口、10a ホース接続管、11 排気口、12 集塵部、13 吸引動力部、14 集塵室(集塵袋)、15 パッキン、20 放電発生部、21 ケース、22 放電発生素子、23 オゾン供給孔、24 放電電極、25 接地電極、30 オゾンセンサ、31 ヒーター、32 センサー部、33 発光ダイオード、34 多孔質透明板、35 フォトダイオード、40 制御回路部、50 パッキン、51 オゾンセンサ、60 フィルター、61 パッキン。

Claims (10)

  1. 吸気口及び排気口を有する掃除機本体と、
    該掃除機本体内に設けられ、前記吸気口に連通する開口を備えた集塵室と、
    該集塵室と前記排気口との間に設けられ、前記吸気口から外気を吸引して前記排気口から排気する吸引動力部と、
    前記集塵室の前記掃除機本体への接続部分を気密に保持するための1又は複数のパッキンと、
    放電を発生するとともに、放電によって発生したオゾンを前記集塵室内に供給する放電発生部と、
    前記集塵室からのオゾン漏れを検知するオゾン検知部と
    前記オゾン検知部によってオゾン漏れが検知された場合、前記放電発生部の動作を停止する制御回路部と、
    を備えたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記パッキンは、少なくとも前記集塵室の前記開口と前記吸気口との間の接続部分に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記集塵室は前記吸引動力部に連通する排気側開口を有し、前記パッキンは、少なくとも前記排気側開口に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 前記オゾン検知部を前記パッキンの外周部に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の電気掃除機。
  5. 前記オゾン検知部でオゾン漏れを検知した場合、オゾン漏れを使用者に報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の電気掃除機。
  6. 前記オゾン検知部を複数の前記パッキンに設け、前記パッキンに対してオゾン漏れをそれぞれ個別に検知し、オゾン漏れを発生している箇所を前記報知手段で報知することを特徴とする請求項5に記載の電気掃除機。
  7. 前記オゾン漏れ検知部は、所定の閾値を超えるオゾン濃度を検知した場合、オゾン漏れと検知することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の電気掃除機。
  8. 前記閾値は、10ppbであることを特徴とする請求項7記載の電気掃除機。
  9. 前記制御回路部は、前記オゾン検知部によってオゾン漏れを検知した場合、前記吸引動力部の運転をロックすることを特徴とする請求項1又は請求項8に記載の電気掃除機。
  10. 吸気口及び排気口を有する掃除機本体と、
    該掃除機本体内に設けられ、前記吸気口に連通する開口を備えた集塵室と、
    該集塵室と前記排気口との間に設けられ、前記吸気口から外気を吸引して前記排気口から排気する吸引動力部と、
    前記集塵室の前記掃除機本体への接続部分を気密に保持するための1又は複数のパッキンと、
    放電を発生するとともに、放電によって発生したオゾンを前記集塵室内に供給する放電発生部と、
    前記集塵室からのオゾン漏れを検知するオゾン検知部と
    前記オゾン検知部と連動しオゾン漏れを使用者に報知する報知手段と
    を備えたことを特徴とする電気掃除機。
JP2008295782A 2008-11-19 2008-11-19 電気掃除機 Expired - Fee Related JP4744583B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008295782A JP4744583B2 (ja) 2008-11-19 2008-11-19 電気掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008295782A JP4744583B2 (ja) 2008-11-19 2008-11-19 電気掃除機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010119590A true JP2010119590A (ja) 2010-06-03
JP4744583B2 JP4744583B2 (ja) 2011-08-10

Family

ID=42321466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008295782A Expired - Fee Related JP4744583B2 (ja) 2008-11-19 2008-11-19 電気掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4744583B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013230317A (ja) * 2012-05-02 2013-11-14 Mitsubishi Electric Corp 電気掃除機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09322931A (ja) * 1996-06-07 1997-12-16 Hitachi Ltd オゾン濃度検出手段付き空気清浄装置
JP2003325404A (ja) * 2002-05-08 2003-11-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気掃除機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09322931A (ja) * 1996-06-07 1997-12-16 Hitachi Ltd オゾン濃度検出手段付き空気清浄装置
JP2003325404A (ja) * 2002-05-08 2003-11-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気掃除機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013230317A (ja) * 2012-05-02 2013-11-14 Mitsubishi Electric Corp 電気掃除機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4744583B2 (ja) 2011-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005523775A (ja) オゾンを用いた空気清浄・脱臭・殺菌装置
JP5192745B2 (ja) 表示装置および空気調和機
WO2017126146A1 (ja) 空気清浄機
KR100753056B1 (ko) 구급차용 소독장치
KR101020515B1 (ko) 저온 플라즈마를 이용한 의료용 멸균 및 건조 장치
JP5222050B2 (ja) 空気調和機
JP4744583B2 (ja) 電気掃除機
KR200418459Y1 (ko) 모니터와 음성 알람기능을 구비한 구급차용 오존살균기
KR20190071917A (ko) 공기정화장치 및 그것의 필터 교체시점 판단 방법
KR20030085698A (ko) 오존을 이용한 공기청정 탈취 살균기
KR100825055B1 (ko) 오존을 이용한 소독장치
JP4636803B2 (ja) 空気浄化装置
JP2009061092A (ja) 電気掃除機
KR102437029B1 (ko) 휴대용 방역 살균장치
KR100658798B1 (ko) 필터카트리지 및 이 카트리지가 장착된 공기정화장치
JP2007117254A (ja) 空気浄化装置
TWI312402B (ja)
KR102403220B1 (ko) 손 소독용 살균장치
JP3116664U (ja) 空気清浄器
KR100621802B1 (ko) 진공청소기의 먼지봉투 교환시기 알림장치
KR0176049B1 (ko) 진공청소기 필터교체 경보장치
JP5274620B2 (ja) 電気掃除機
KR200157346Y1 (ko) 자외선 살균장치가 구비된 진공청소기
KR20160116265A (ko) 공기 청정 상태의 표시 기능을 가지는 공기청정기
KR100609922B1 (ko) 냉장고용 탈취장치 및 그 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110510

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4744583

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees