JP2010119577A - Underpants-type absorbent article - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、使い捨ておむつ等のパンツ型吸収性物品に関する。 The present invention relates to a pants-type absorbent article such as a disposable diaper.
従来より、表面シート、裏面シート及び液保持性の吸収体を備え、腹側部の両側縁部と背側部の両側縁部とを互いに重ね合わせた重合部を融着して形成された一対のサイドシール部を有するパンツ型の吸収性物品が種々提案されている。
また、ウエスト開口部からの排泄物の漏れを防止するために、例えば、特許文献1にはウエスト立体ギャザーを備えたパンツ型の使い捨ておむつが開示されている。
また、ウエスト開口部からの排泄物の漏れを防止するために、例えば、特許文献2にはウエスト開口部の全周に亘って配置された弾性部材を内包したウエストリボンを備えたパンツ型の使い捨ておむつが開示されている。
Conventionally, a pair comprising a top sheet, a back sheet, and a liquid-retaining absorbent, and formed by fusing overlapping portions in which both side edges of the abdominal side and both side edges of the back side are overlapped with each other Various underpants-type absorbent articles having side seal portions have been proposed.
In order to prevent leakage of excrement from the waist opening, for example,
In order to prevent leakage of excrement from the waist opening, for example,
しかし、特許文献1及び特許文献2に記載の使い捨ておむつにおいては、何れも、ウエスト立体ギャザーを構成する部材又はウエストリボンを配しているため、腹側部の両側縁部と背側部の両側縁部とを互いに重ね合わせた重合部は、複数の部材から構成されている。そのため、重合部は、各構成材料の坪量、各構成材料の配置位置によって、坪量が部分的に変化しており、重合部を融着してサイドシール部を形成すると、坪量の大きい部分のサイドシール部が硬くなる傾向にあり、装着時に痛みを与えたり、肌に傷をつける等の原因となる場合があった。
However, in the disposable diapers described in
したがって、本発明の目的は、腹側部の両側縁部と背側部の両側縁部とを互いに重ね合わせた重合部の坪量が部分的に大きくなっても、サイドシール部が硬くなり難いパンツ型吸収性物品を提供することにある。 Therefore, the object of the present invention is to prevent the side seal portion from becoming hard even if the basis weight of the overlapping portion where the both side edges of the ventral side and the both side edges of the back side overlap each other is partially increased. The object is to provide a pant-type absorbent article.
本発明は、腹側部の両側縁部と背側部の両側縁部とを互いに重ね合わせた重合部を融着して形成された一対のサイドシール部を有し、該サイドシール部において前記重合部を構成する部材の合計坪量の異なる部位が存在するパンツ型吸収性物品であって、前記重合部は複数の部材から構成されており、一対の前記サイドシール部の融着面積は、複数の該部材それぞれの坪量の合計坪量が大きい領域ほど小さいパンツ型吸収性物品を提供するものである。 The present invention has a pair of side seal portions formed by fusing overlapping portions in which both side edge portions on the ventral side portion and both side edge portions on the back side portion are overlapped with each other. A pants-type absorbent article in which different parts of the total basis weight of the members constituting the overlapping portion exist, wherein the overlapping portion is composed of a plurality of members, and the fusion area of the pair of side seal portions is: A region having a larger total basis weight of each of the plurality of members provides a smaller pant-type absorbent article.
本発明のパンツ型吸収性物品によれば、腹側部の両側縁部と背側部の両側縁部とを互いに重ね合わせた重合部の坪量が部分的に大きくなっても、サイドシール部が硬くなり難く、装着時に痛みを与えたり、肌に傷をつける等の原因となり難い。 According to the pant-type absorbent article of the present invention, even if the basis weight of the overlapping portion where the both side edges of the abdominal side and the both side edges of the back side overlap each other is partially increased, the side seal portion Is hard to harden and is unlikely to cause pain or damage to the skin when worn.
以下、本発明のパンツ型吸収性物品であるパンツ型使い捨ておむつの好ましい第1実施形態について、図1〜図4に基づいて説明する。 Hereinafter, a preferred first embodiment of a pants-type disposable diaper, which is a pants-type absorbent article of the present invention, will be described with reference to FIGS.
第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aは、腹側部Aの両側縁部6a,6aと背側部Bの両側縁部6b,6bとを互いに重ね合わせた重合部7,7を融着して形成された一対のサイドシール部8,8を有し、重合部7は複数の部材から構成されており、サイドシール部8,8において重合部7,7を構成する部材の合計坪量の異なる部位が存在する。第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aの一対のサイドシール部8,8の融着面積は、複数の該部材それぞれの坪量の合計坪量が大きい領域ほど小さく形成されている。
第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aは、図1,図2に示すように、中心線CLに対して左右対称に形成されている。従って以下の説明では、左右対称な部分については、主に、左側について説明する。
The pants-type
As shown in FIGS. 1 and 2, the pant-type
第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aについて、詳述すると、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1A(以下、「おむつ1A」ともいう。)は、図2に示すように、液透過性の表面シート2と、液不透過性(撥水性も含む)の裏面シート3と、両シート2,3間に介在する吸収体4とを有する実質的に縦長の吸収性本体5、及び吸収性本体5の裏面シート側に配され接着固定された外包材6を備えている。
The pants-type
外包材6は、図2に示すように、その長手方向(以下「Y方向」という。Y方向:中心線CLに平行な方向をいう。)に、腹側部A、股下部C及び背側部Bを有している。外包材6における腹側部Aの両側縁6a,6aと背側部Bの両側縁部6b,6bとを互いに重ね合わせた重合部7,7を融着して、一対のサイドシール部8,8を形成することにより、図1に示す、ウエスト開口部WO及び一対のレッグ開口部LO,LOを有するパンツ型の使い捨ておむつ1Aが形成される。外包材6の腹側部Aは、おむつ1Aの装着時に、装着者の腹側に配される部位であり、背側部Bは、装着者の背側に配される部位であり、股下部Cは、装着者の股間部に配される部位である。
As shown in FIG. 2, the outer packaging material 6 has an abdominal side A, a crotch C, and a dorsal side in the longitudinal direction (hereinafter referred to as “Y direction”. Y direction: a direction parallel to the center line CL). Part B is included. In the outer packaging material 6, the overlapping
外包材6は、吸収性本体5の外方全域に亘って延出しており、おむつの外面をなす外層シート61と、外層シート61の内面側に配されている内層シート62と、外層シート61又は内層シート62の吸収性本体5より長手方向(Y方向)外方部分を内層シート62側に折り返した折り返し部61a,61b又は62a,62bとを有している。おむつ1Aにおいては、外包材6は、図2に示すように、その両側縁が、長手方向(Y方向)中央部において内方に括れた形状を有している。また、外包材6は、図1〜図3に示すように、おむつの外面をなす外層シート61、外層シート61の内面側に配されている内層シート62、外層シート61と外層シート61を折り返した折り返し部61aとの間に配設固定された複数本のウエスト弾性部材63、及び外層シート61と内層シートとの間に配設固定された複数本のレッグ弾性部材64から形成されている。複数本の胴回り弾性部材63は、腹側部A及び背側部Bのウエスト開口部WOとなる周縁部に沿ってに設けられており、各胴回り弾性部材63は、伸長状態で、幅方向(以下「X方向」という。X方向:使い捨ておむつ1Aの長手方向に延びる中心線CLに垂直な方向をいう。)に配設固定されている。複数本のレッグ弾性部材64は、図2に示すように、レッグ開口部LOとなる周縁部に沿って配され、各レッグ弾性部材64は、伸長状態で、配設固定されている。
The outer packaging material 6 extends over the entire outer region of the absorbent
おむつ1Aの外包材6の外層シート61は、腹側部A及び背側部Bにおいて、図2,図3(a)、図3(b)に示すように、内層シート62の長手方向(Y方向)の両端62c,62cよりも更に長手方向(Y方向)外方に延出する長さを有し、その延出した部分を、内層シート62側に折り返すことにより折り返し部61a,61bを形成している。外層シート61は、腹側部Aにおいて、図2,図3(a)に示すように、折り返し部61aとともに複数本のウエスト弾性部材63を挟持固定している。同様に、外層シート61は、背側部Bにおいて、図2,図3(b)に示すように、折り返し部61bとともに複数本のウエスト弾性部材63を挟持固定している。折り返し部61aは、図2,図3(a)に示すように、その長手方向(Y方向)の端縁61a1が、吸収性本体5の長手方向(Y方向)の腹側部A側の端縁よりも股下部C寄りの位置まで延びている。同様に、折り返し部61bは、図2,図3(b)に示すように、その長手方向(Y方向)の端縁61b1が、吸収性本体5の長手方向(Y方向)の背側部B側の端縁よりも股下部C寄りの位置まで延びている。このように、吸収性本体5の長手方向(Y方向)の両端縁は、外包材6と折り返し部61a,61bとによって狭持されている。
The
おむつ1Aの外包材6の内層シート62は、腹側部A及び背側部Bにおいて、図2,図3(a)、図3(b)に示すように、その長手方向(Y方向)の両端62c,62cが、吸収性本体5の長手方向(Y方向)の両端縁近傍の間に亘って延在している。即ち、内層シート62は、外層シート61と異なり、図3(a),図3(b)に示すように、折り返し部が形成されておらず、内層シート62の長手方向(Y方向)の長さは、外層シート61の長手方向(Y方向)の長さよりも短く形成されている。
The
おむつ1Aにおいて、外包材6の内層シート62は、その坪量が、外層シート61の坪量よりも大きいものを用いている。風合い、コストの観点から、おむつ1Aにおいては、外層シート61の坪量は、8g/m2〜30g/m2であり、内層シート62の坪量は8g/m2〜30g/m2であることが好ましい。坪量の測定は、以下の方法により測定する。
In the
<坪量の測定方法>
内層シート62、外層シート61を各30mm×30mm以上の大きさに裁断し、一つのおむつから合計面積が各900mm2の測定片を採取し、この測定片の重量を最小表示1mgの電子天秤を用いて測定し坪量に換算することで求める。坪量の値は、n=5のおむつより測定片を採取した平均値である。尚、内層シート62及び外層シート61の各測定片は、サイドシール部8以外の部分から採取する。30mm×30mmの大きさの測定片をとることが出来ない場合は、なるべく大きな面積になるようサンプリングを行い、その面積から坪量を換算する。内層シートおよび外層シートがホットメルト等の接着剤にて接合されている場合はクロロホルム等の有機溶媒にて接着剤を洗い流した後、十分に乾燥を行い、重量の測定を行うこととする。外包材6を形成する部材以外の別部材の坪量を測定する場合も同様である。
<Measurement method of basis weight>
The
おむつ1Aにおいては、図1,図2に示すように、重合部7は、複数の部材から構成された外包材6で形成されている。具体的には、腹側部Aの側縁部6aは、図3(a)に示すように、外層シート61と、内層シート62と、折り返し部61aとを有し、背側部Bの側縁部6bは、図3(b)に示すように、外層シート61と、内層シート62と、折り返し部61bとを有している。腹側部Aの側縁部6aと背側部Bの側縁部6bとを互いに重ね合わせた部分が、図2に示すように、重合部7となる。
In the
おむつ1Aにおいては、図3(a)に示すように、腹側部Aの側縁部6aは、長手方向(Y方向)に、外層シート61及び折り返し部61aの2つの部材からなる6a1領域と、外層シート61、内層シート62及び折り返し部61aの3つの部材からなる6a2領域と、並びに、外層シート61及び内層シート62の2つの部材からなる6a3領域とを有している。ここで、各領域における複数の部材それぞれの坪量の合計坪量は、内層シート62の坪量が、外層シート61の坪量よりも大きいため、3つの部材からなる6a2領域の合計坪量が、2つの部材からなる6a1領域の合計坪量及び2つの部材からなる6a3領域の合計坪量よりも大きく、内層シート62を含む2つの部材からなる6a3領域の合計坪量が、内層シート62を含まない2つの部材からなる6a1領域の合計坪量よりも大きい。
In
腹側部Bの側縁部6bについても同様に、おむつ1Aにおいては、図3(b)に示すように、長手方向(Y方向)に、外層シート61及び折り返し部61bの2つの部材からなる6b1領域と、外層シート61、内層シート62及び折り返し部61bの3つの部材からなる6b2領域と、並びに、外層シート61及び内層シート62の2つの部材からなる6b3領域とを有している。ここで、各領域における複数の部材それぞれの坪量の合計坪量は、内層シート62の坪量が、外層シート61の坪量よりも大きいため、3つの部材からなる6b2領域の合計坪量が、2つの部材からなる6b1領域の合計坪量及び2つの部材からなる6b3領域の合計坪量よりも大きく、内層シート62を含む2つの部材からなる6b3領域の合計坪量が、内層シート62を含まない2つの部材からなる6b1領域の合計坪量よりも大きい。側縁部6aと側縁部6bとを重ね合わせた重合部7は、6a2領域と6b2領域とを重ね合わせた合計坪量の最も大きい領域と、その次に合計坪量の大きい6a3領域と6b3領域とを重ね合わせた領域と、6a1領域と6b1領域とを重ね合わせた合計坪量の最も小さい領域を有している。この重合部7を融着することによりサイドシール部8が形成される。
Similarly, in the
サイドシール部8は、その融着面積が、重合部7を構成する複数の部材それぞれの坪量の合計坪量が大きい領域ほど小さく形成されている。おむつ1Aのサイドシール部8は、図3(c)に示すように、6a2領域と6b2領域とを重ね合わせた領域を融着して形成されたシール領域8a2の融着面積が、6a3領域と6b3領域とを重ね合わせた領域を融着して形成されたシール領域8a3及び6a1領域と6b1領域とを重ね合わせた領域を融着して形成されたシール領域8a1の融着面積よりも小さく、6a3領域と6b3領域とを重ね合わせた領域を融着して形成されたシール領域8a3の融着面積が、6a1領域と6b1領域とを重ね合わせた領域を融着して形成されたシール領域8a1の融着面積よりも小さくなるように形成されている。具体的には、図3(c)に示すように、シール領域8a1、シール領域8a2及びシール領域8a3は、何れも幅方向(X方向)に延在する融着部81と、おむつ1Aの長手方向(Y方向)の腹側部A側の端部中央に向かって傾斜して延在する融着部82とを有している。シール領域8a2における融着部81の幅は、シール領域8a1及びシール領域8a3における融着部81の幅よりも狭く、シール領域8a3における融着部81の幅は、シール領域8a1における融着部81の幅よりも狭く形成されている。シール領域8a1、シール領域8a2及びシール領域8a3における融着部82の幅は、何れも略同じであり、融着部82同士の間隔も略同じである。
The
シール領域8a2における融着部81の幅は、0.2mm〜2mmであることが好ましく、シール領域8a3における融着部81の幅は、0.4mm〜2.5mmであることが好ましく、シール領域8a1における融着部81の幅は、0.6mm〜3mmであることが好ましい。シール領域8a2における融着部81同士の間隔は、3mm〜8mmであることが好ましく、シール領域8a3における融着部81同士の間隔は、2mm〜7mmであることが好ましく、シール領域8a1における融着部81同士の間隔は、1mm〜6mmであることが好ましい。図3(c)に示す、融着部81と融着部82とが交差する角度αは、30°〜70°であることが好ましい。シール領域8a1、シール領域8a2及びシール領域8a3における融着部82の幅は、0.5mm〜3mmであることが好ましく、融着部82同士の間隔は、1mm〜5mmであることが好ましい。
The width of the
サイドシール部8の融着方法としては、ヒートエンボス、超音波エンボス、高周波エンボス等が用いられ、おむつ1Aにおいては、図4に示すように、一対の超音波エンボスロール80a,80bが用いられている。具体的には、図3(c)に示すサイドシール部8の形状に対応するように形成された凸部80を備えたエンボスロール80aと、表面がフラットなフラットロール80bとの間に、帯状のおむつ1Aの連続体を通し、側縁部6aと側縁部6bとを重ね合わせた重合部7の位置で、凸部80及びフラットロール80bによってエンボスすることにより、サイドシール部8を形成する。凸部80は、帯状のおむつ1Aの連続体の流れ方向と直交する方向と、図3(c)に示すサイドシール部8の長手方向(Y方向)とが対応するように、流れ方向と直交する方向に、シール領域8a1、シール領域8a2及びシール領域8a3の形状に対応する凸部を有している。従って、サイドシール部8は、1回のエンボスにより形成される。
As a method for fusing the
ここでシール領域8a1の融着面積、シール領域8a2の融着面積、シール領域8a3の融着面積とは、凸部80によってエンボスされた部分の面積であり、具体的には、サイドシール部8を平面視して、エンボス処理によりフィルム化された部分であり、サイドシール部8を平面視して、エンボス処理部の底面の部分の面積のことを示す。尚、サイドシール部8が、胴回り弾性部材63等により、幅方向(X方向)等に収縮している場合には、伸張した状態で底面の部分の面積を測定する。
Here, the fusion area of the seal region 8a1, the fusion area of the seal region 8a2, and the fusion area of the seal region 8a3 are the areas of the portions embossed by the
サイドシール部8の融着強度は、5N/30mm〜40N/30mmであることが好ましく、5N/30mm〜30N/30mmであることが更に好ましい。サイドシール部8の融着強度とは、シール領域8a1、シール領域8a2、シール領域8a3の何れの領域における融着強度も、上記数値範囲を満たしていることを意味している。サイドシール部8の融着強度が、5N/30mm〜40N/30mmの数値範囲であれば、使用中のサイドシール部8の剥がれを防止することができる。また、使用後に容易にサイドシール部8を破ることができるので、おむつの交換がし易い。
The fusion strength of the
サイドシール部8の融着強度の最大強度に対する該サイドシール部の融着強度の最小強度(F min/F max)は、2/3<F min/F max≦1であることが好ましく、5/6<F min/F max≦1であることが更に好ましい。サイドシール部8の融着強度の最大強度に対する該サイドシール部の融着強度の最小強度(F min/F max)が、2/3<F min/F max≦1の数値範囲であれば、融着強度のバラツキが小さいため、使用後に均一な力でサイドシール部8を容易に破ることができるので、おむつの交換が更にし易い。融着強度の測定は、以下の方法により測定する。
The minimum strength (F min / F max) of the side seal portion relative to the maximum strength of the
<融着強度の測定方法>
おむつ1Aからサイドシール部8をおむつ1Aの長手方向(Y方向)に沿って切り取る。次に、切り取ったサイドシール部8をシール領域8a1、シール領域8a2及びシール領域8a3の部分で幅方向(X方向)にカットし、長手方向(Y方向)のシール部の長さが30mmのシール領域8a1のサンプル、シール領域8a2のサンプル及びシール領域8aのサンプルを得る。
各領域のシール強度を引張試験機〔商品名 オートグラフAGS50A (株)島津製作所製〕にて測定する。その際、引張速度300mm/minで測定を行い、最大強度を求める。測定はn=5回行い、その平均値にてその領域の融着強度とする。尚、各領域のシール部の長さが30mm取れない場合には、30mmに近い最大の幅にて測定を行い、30mmの幅に換算することにより融着強度を求める。
<Measurement method of fusion strength>
The
The seal strength of each region is measured with a tensile tester [trade name: Autograph AGS50A, manufactured by Shimadzu Corporation]. At that time, measurement is performed at a tensile speed of 300 mm / min to obtain the maximum strength. The measurement is performed n = 5 times, and the average value is used as the fusion strength of the region. In addition, when the length of the seal part of each area | region cannot take 30 mm, it measures by the maximum width | variety close | similar to 30 mm, and calculates | requires fusion strength by converting into the width | variety of 30 mm.
吸収性本体5は、図2に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性(撥水性も含む)の裏面シート3及び両シート2、3間に介在された液保持性の吸収体4を有しており、実質的に縦長である。吸収性本体5は、図2に示すように、外包材6の背側部Bから腹側部Aに亘って配設されており、吸収性本体5の長手方向(Y方向)両端部は、外包材6の長手方向(Y方向)両端部よりも長手方向(Y方向)内方に後退した位置にある。吸収性本体5は、接着剤、ヒートシール、超音波シール等による接合法によって外包材6の内層シート62に接合されている。
As shown in FIG. 2, the absorbent
吸収性本体5の長手方向(Y方向)両側部には、図2に示すように、液抵抗性又は撥水性で且つ通気性の素材から構成された側方カフス51,51が設けられている。各側方カフス51の自由端部近傍には、側方カフス形成用の弾性部材52が長手方向(Y方向)に伸長した状態で配設固定されている。側方カフス51は、おむつの装着時に自由端部側が起立し、吸収性本体5の幅方向(X方向)への排泄物の流出を阻止することができる。側方カフス51形成用シートは、吸収性本体5の幅方向(X方向)外方側の所定幅の部分が、 非肌当接面側に巻き込まれて、固定されている。
As shown in FIG. 2, side cuffs 51 and 51 made of a liquid-resistant or water-repellent and breathable material are provided on both sides in the longitudinal direction (Y direction) of the absorbent
第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aの形成材料について説明する。
重合部7を構成する部材の融着成分は、ポリプロピレン、ポリエチレン又はポリエステル等の汎用の樹脂からなることがコスト的にも好ましいが、重合部7を構成する部材の融着成分同士が同系列の成分であることが好ましい。おむつ1Aにおいては、重合部7を構成する部材は、外層シート61(折り返し部61aを含む)及び内層シート62(折り返し部62aを含む)である。従って、外層シート61及び内層シート62が、互いに同系列の成分であることが好ましい。外層シート61及び内層シート62を構成する融着成分がポリプロピレンの同系列の成分であるとは、例えば、ポリプロピレン単体のホモPP繊維のみから形成された不織布シート、少量のエチレン等がプロピレン連鎖中にランダムに取り込まれたランダムPP繊維のみから形成された不織布シート、ホモPP樹脂又はランダムPP樹脂を50%以上含むが、ホモPP樹脂又はランダムPP樹脂以外の熱可塑性樹脂(例えばポリエチレン樹脂、ポリエステル樹脂等)を混合した芯鞘型複合繊維やサイドバイサイド型複合繊維から形成された不織布シート、ホモPP繊維又はランダムPP繊維を50%以上含むが、ホモPP繊維又はランダムPP繊維以外の繊維(例えばレーヨン繊維、コットン繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維等)を混綿した繊維から形成された不織布シート等が挙げられる。
The material for forming the pants-type
The fusion component of the member constituting the
外層シート61及び内層シート62を構成する融着成分がポリエチレン又はポリエステルと同系列の成分であるとは、ポリプロピレンの同系列の成分と同様に解することができる。特に、ポリエチレンと同系列の成分であるとは、芯部がポリエステル樹脂で鞘部がポリエチレン樹脂からなる芯鞘型複合繊維やサイドバイサイド型複合繊維、芯部がポリプロピレン樹脂で鞘部がポリエチレン樹脂からなる芯鞘型複合繊維やサイドバイサイド型複合繊維を混綿した繊維から形成された不織布シート等が好ましい。また、特に、ポリエステルと同系列の成分であるとは、芯部がポリエステル樹脂で鞘部が低融点ポリエステル樹脂からなる芯鞘型複合繊維やサイドバイサイド型複合繊維を混綿した繊維から形成された不織布シート等が好ましい。重合部7を構成する部材の融着成分が、ポリプロピレン、ポリエチレン又はポリエステルと同系列の成分であると、融着成分の相溶性が良く、融着強度が良好であるため、より低温で融着することができる。従って、高温でエンボス処理をする必要がないため、エンボス処理された部分以外の部分が硬化することがなく、サイドシール部全体が柔らかくなり、肌触りが向上する。
It can be understood that the fusion component constituting the
表面シート2、裏面シート3、側方カフス51形成用シートとしては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート2としては、液透過性の不織布や、開孔フィルム、これらの積層体等を用いることができ、裏面シート3としては、樹脂フィルムや樹脂フィルムと不織布の積層体等を用いることができる。側方カフス51形成用シートとしては、伸縮性のフィルム、不織布、織物またはそれらの積層シート等を用いることができる。
As the
吸収体4としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、吸収体4としては、パルプ等の繊維材料の繊維集合体又はこれに高吸収性ポリマーを担持させたものからを、ティッシュペーパーや透水性の不織布等の被覆材で包んでなるもの等を用いることができる。
The
側方カフス形成用の弾性部材52、ウエスト弾性部材63、レッグ弾性部材64としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、天然ゴム、ポリウレタン、ポリスチレン−ポリイソプレン共重合体、ポリスチレン−ポリブタジエン共重合体、アクリル酸エチル−エチレン等のポリエチレン−αオレフィン共重合体等からなる伸縮性の材料等を用いることができる。
As the
次に上述した本発明の第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aを使用した際の作用効果について説明する。
第1実施形態のおむつ1Aは、図1〜図3に示すように、一対のサイドシール部8,8の融着面積が、重合部7,7を構成する複数の部材それぞれの坪量の合計坪量が大きい領域ほど小さく形成されている。一般的に重合部を形成する部材数の合計坪量が大きくなると、融着樹脂量がそれに伴い増加するため、熱による樹脂化がなされるとその部分における硬さが増大し、装着時において肌を傷つける等の不具合が生じる。本発明では前述したように、腹側部Aの両側縁部6a,6aと背側部Bの両側縁部6b,6bとを互いに重ね合わせた重合部7,7を構成する複数の部材の合計坪量が、部分的に大きくなり、融着成分を構成する樹脂量が多くなっても、合計坪量に合わせて融着面積を変更しているため、サイドシール部8全体の総融着面積を抑えることができる。従って、サイドシール部8が硬くなり難く、装着時に痛みを与えたり、肌に傷をつける等の原因となり難い。また、各領域の融着強度がほぼ同一になるため、使用後にサイド部を剥離する際に同一な力で剥離することが可能となり、使い勝手も良好となる。
Next, the effect at the time of using the underpants type
The
次に、本発明のパンツ型吸収性物品の第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつについて、図5,図6に基づいて説明する。
第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Bについては、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aと異なる構成部分について主に説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分は、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aについての説明が適宜適用される。
Next, a pants-type disposable diaper according to a second embodiment of the pants-type absorbent article of the present invention will be described with reference to FIGS.
Regarding the pants-type
第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1B(以下、「おむつ1B」ともいう。)の重合部7は、外包材6を形成する部材以外の吸汗シート等の別部材を含んで構成されている。具体的には、おむつ1Bには、図5,図6に示すように、背側部Bにおける幅方向(X方向)に延在する吸汗シート9が配されている点がおむつ1Aと大きく異なる。以下、おむつ1Bについて、詳述する。
The overlapping
おむつ1Bの外包材6は、図5に示すように、吸収性本体5の外方全域に亘って延出しており、おむつの外面をなす外層シート61と、外層シート61の内面側に配されている内層シート62と、外層シート61の吸収性本体5より長手方向(Y方向)外方部分を内層シート62側に折り返した折り返し部61a,61bとを有している。おむつ1Bの外包材6の外層シート61は、腹側部A及び背側部Bにおいて、図5,図6に示すように、外層シート61と内層シート62とによってウエスト弾性部材63を挟持固定した部位よりも更に長手方向(Y方向)外方に延出する長さを有し、その延出した部分が、内層シート62側に折り返されて折り返し部61a,61bを形成している。折り返し部61aは、図5,図6(a)に示すように、その長手方向(Y方向)の端縁61a1が、吸収性本体5の長手方向(Y方向)の腹側部A側の端縁よりも股下部C寄りの位置まで延びている。同様に、折り返し部61bは、図5,図6(b)に示すように、その長手方向(Y方向)の端縁61b1が、吸収性本体5の長手方向(Y方向)の背側部B側の端縁よりも股下部C寄りの位置まで延びている。このように、吸収性本体5の長手方向(Y方向)の両端縁は、外包材6と折り返し部61a,61bとによって狭持されている。
As shown in FIG. 5, the outer wrapping material 6 of the
おむつ1Aの外包材6の内層シート62は、腹側部A及び背側部Bにおいて、図5,図6(a),図6(b)に示すように、その長手方向(Y方向)の両端62c,62cが、吸収性本体5の長手方向(Y方向)の両端縁近傍の間に亘って延在している。即ち、内層シート62は、外層シート61と異なり、図6(a),図6(b)に示すように、折り返し部が形成されておらず、内層シート62の長手方向(Y方向)の長さは、外層シート61の長手方向(Y方向)の長さよりも短く形成されている。
The
おむつ1Bの吸汗シート9は、図5,図6(a),図6(b)に示すように、腹側部A及び背側部Bの幅方向(X方向)に延在している。吸汗シート9は、外層シート61の折り返し部61b上に配されており、腹側部Aの両側縁部6a,6a間及び背側部Bの両側縁部6b,6b間に亘って延在している。腹側部Aの吸汗シート9は、長手方向(Y方向)の長さに関し、おむつ1Bの長手方向(Y方向)の腹側部Aにおける端縁近傍と内層シート62の長手方向(Y方向)の腹側部Aにおける端縁近傍との間に亘って延在している。同様に、背側部Bの吸汗シート9は、長手方向(Y方向)の長さに関し、おむつ1Bの長手方向(Y方向)の背側部Bにおける端縁近傍と内層シート62の長手方向(Y方向)の背側部Bにおける端縁近傍との間に亘って延在している。
The sweat-
おむつ1Bにおいて、外包材6の内層シート62の坪量と、外層シート61の坪量とは、略同じであり、吸汗シート9の坪量は、内層シート62の坪量及び外層シート61の坪量よりも大きいものを用いている。吸汗性の観点から、吸汗シート9の坪量は、10g/m2〜40g/m2であることが好ましい。風合い、コストの観点から、おむつ1Bにおいては、外層シート61の坪量及び内層シート62の坪量は、8g/m2〜30g/m2であることが好ましい。吸汗シート9の坪量の測定は、上記の外層シート61の坪量及び内層シート62の坪量の測定法により測定する。
In the
おむつ1Bの腹側部Aの側縁部6aは、図6(a)に示すように、外層シート61と、内層シート62と、折り返し部61aと、吸汗シート9とを有し、背側部Bの側縁部6bは、図6(b)に示すように、外層シート61と、内層シート62と、折り返し部61bと、吸汗シート9とを有している。
The
おむつ1Bにおいては、図6(a)に示すように、腹側部Aの側縁部6aは、長手方向(Y方向)に、外層シート61、折り返し部61a及び吸汗シート9の3つの部材からなる6a1領域と、外層シート61、内層シート62及び折り返し部61aの3つの部材からなる6a2領域と、並びに、外層シート61及び内層シート62の2つの部材からなる6a3領域とを有している。ここで、各領域における複数の部材それぞれの坪量の合計坪量は、吸汗シート9の坪量が、外層シート61の坪量及び内層シート62の坪量よりも大きく、外層シート61の坪量及び内層シート62の坪量が略同じであるため、6a1領域の合計坪量が、6a2領域の合計坪量及び6a3領域の合計坪量よりも大きく、6a2領域の合計坪量が、6a3領域の合計坪量よりも大きい。
In the
腹側部Bの側縁部6bについても同様に、おむつ1Bにおいては、図6(b)に示すように、長手方向(Y方向)に、外層シート61、折り返し部61b及び吸汗シート9の3つの部材からなる6b1領域と、外層シート61、内層シート62及び折り返し部61bの3つの部材からなる6b2領域と、並びに、外層シート61及び内層シート62の2つの部材からなる6b3領域とを有している。ここで、各領域における複数の部材それぞれの坪量の合計坪量は、吸汗シート9の坪量が、外層シート61の坪量及び内層シート62の坪量よりも大きく、外層シート61の坪量及び内層シート62の坪量が略同じであるため、6b1領域の合計坪量が、6b2領域の合計坪量及び6b3領域の合計坪量よりも大きく、6b2領域の合計坪量が、6b3領域の合計坪量よりも大きい。側縁部6aと側縁部6bとを重ね合わせた重合部7は、6a1領域と6b1領域とを重ね合わせた合計坪量の最も大きい領域と、その次に合計坪量の大きい6a2領域と6b2領域とを重ね合わせた領域と、6a3領域と6b3領域とを重ね合わせた合計坪量の最も小さい領域を有している。この重合部7を融着することによりサイドシール部8が形成される。
Similarly for the
サイドシール部8は、その融着面積が、重合部7を構成する複数の部材それぞれの坪量の合計坪量が大きい領域ほど小さく形成されている。おむつ1Bのサイドシール部8は、図6(c)に示すように、6a1領域と6b1領域とを重ね合わせた領域を融着して形成されたシール領域8a1の融着面積が、6a2領域と6b2領域とを重ね合わせた領域を融着して形成されたシール領域8a2及び6a3領域と6b3領域とを重ね合わせた領域を融着して形成されたシール領域8a3の融着面積よりも小さく、6a2領域と6b2領域とを重ね合わせた領域を融着して形成されたシール領域8a2の融着面積が、6a3領域と6b3領域とを重ね合わせた領域を融着して形成されたシール領域8a3の融着面積よりも小さくなるように形成されている。具体的には、図6(c)に示すように、シール領域8a1、シール領域8a2及びシール領域8a3は、円状の融着部83を複数個有している。シール領域8a1における融着部83の直径は、シール領域8a2及びシール領域8a3における融着部83の直径よりも短く、シール領域8a2における融着部83の直径は、シール領域8a3における融着部83の直径よりも短く形成されている。
The
シール領域8a1における融着部83の直径は、1mm〜3mmであることが好ましく、シール領域8a2における融着部83の直径は、2mm〜4mmであることが好ましく、シール領域8a3における融着部83の直径は、3mm〜5mmであることが好ましい。
The diameter of the
第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Bの形成材料について説明する。
第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Bについては、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aと同様である。
The formation material of the pants-type
About the underpants type
吸汗シート9としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、吸汗シート9としては、レーヨン、コットン、パルプ等の親水性繊維を50重量%以上、特に60重量%以上含んだスパンレース不織布、エアスルー不織布、紙等を用いることができる。
The sweat-absorbing
上述した本発明の第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Bを使用した際の作用効果について説明する。
第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Bは、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aと同様の効果が得られる。以下、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aと異なる効果について説明する。
The effect at the time of using the underpants type
The underpants type
第2実施形態の使い捨ておむつ1Bは、図5,図6に示すように、特に、腹側部A及び背側部Bそれぞれに吸汗シート9を設けているため、腹側部Aの両側縁部6a,6aと背側部Bの両側縁部6b,6bとを互いに重ね合わせた重合部7,7を構成する複数の部材それぞれの坪量の合計坪量が、部分的に多くなっている。しかし、合計坪量に合わせて融着面積を変更しているため、サイドシール部8全体の総融着面積を抑えることができる。従って、サイドシール部8が硬くなり難く、装着時に痛みを与えたり、肌に傷をつける等の原因となり難い。
The
本発明のパンツ型吸収性物品は、上述の第1実施形態及び第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1A,1Bに何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。また、上述の第1実施形態及び第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1A,1Bにおける各構成要件は、本発明の趣旨を損なわない範囲で、適宜組み合わせて実施できる。
The pants-type absorbent article of the present invention is not limited to the pants-type
例えば、上述の第1実施形態及び第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1A,1Bにおいては、図2,図5に示すように、外層シート61及び内層シート62から構成された外包材6は吸収性本体5の外方全域に亘って延出しているが、図7に示すように、外層シート61及び内層シート62を腹側部Aの部分及び背側部Bの部分にのみ配し、外包材6が、腹側部A及び背側部Bの部分的に形成されていてもよい。尚、図7に示すパンツ型の使い捨ておむつは、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aを変形した形態である。
For example, in the pants-type
また、上述の第1実施形態及び第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1A,1Bにおいては、図2,図5に示すように、外層シート61及び内層シート62は吸収性本体5の外方全域に亘って延出しているが、図8に示すように、外層シート61又は内層シート62の一方を吸収性本体5の外方全域に亘って延出させて、外包材6を形成していてもよい。尚、図8に示すパンツ型の使い捨ておむつは、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aを変形した形態であり、外層シート61を吸収性本体5の外方全域に亘って延出させて、外包材6を形成している。
In the pants-type
また、上述の第1実施形態及び第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1A,1Bにおいては、図2,図5に示すように、重合部7は、外包材6で形成されているが、外包材6を設けず、吸収体4を狭持する表面シート2及び裏面シート3を、吸収体4の外方全域に亘って延出させ、表面シート2及び裏面シート3で形成されていてもよい。
Moreover, in the underpants-type
また、上述の第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aにおいては、図3(c)に示すように、サイドシール部8が、幅方向(X方向)に延在する融着部81と、傾斜して延在する融着部82とを有しているが、融着部81を有さなくてもよい。その場合、融着部82は、図9に示すように、シール領域8a2における融着部82の幅が、0.5mm〜2mmであることが好ましく、シール領域8a3における融着部82の幅が、0.5mm〜3mmであることが好ましく、シール領域8a1における融着部82の幅が、1mm〜4mmであることが好ましい。シール領域8a2における融着部82同士の間隔は、1mm〜4mmであることが好ましく、シール領域8a3における融着部82同士の間隔は、1mm〜3mmであることが好ましく、シール領域8a1における融着部82同士の間隔は、0.5mm〜2mmであることが好ましい。また、サイドシール部8が、傾斜して延在する融着部82を有さず、有幅方向(X方向)に延在する融着部81のみを有していてもよい。
Further, in the pants-type
また、上述の第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aにおいては、図4に示すように、サイドシール部8が、1回のエンボスにより形成されている。本発明はシールパターンを部位ごとに変化させることにより1回のエンボスによって複数回エンボスを行うような設備的な負荷をかけることなく、所望のサイドシールを得ることができるといった利点をももたらす。しかし、これに限定されるものではなく、例えば、サイドシール部8が、シール領域8a1の形状に対応する凸部を備えたエンボスロール、シール領域8a2の形状に対応する凸部を備えたエンボスロール、及びシール領域8a3の形状に対応する凸部を備えたエンボスロールの3回のエンボスにより形成されていてもよい。
Moreover, in the underpants type
本発明は、パンツ型使い捨ておむつ以外にも、例えば、パンツ型の生理用ナプキン等の吸収性物品に好適に用いることができる。 In addition to the pants-type disposable diaper, the present invention can be suitably used for absorbent articles such as a pants-type sanitary napkin.
1A,1B パンツ型使い捨ておむつ
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 吸収性本体
51 側方カフス
52 側方カフス形成用の弾性部材
6 外包材
6a,6b 側縁
61 外層シート
61a,61b 折り返し部
61a1,61b1 端縁
62 内層シート
62a,62b 折り返し部
62a1,62b1 端縁
62c 長手方向(Y方向)の端
63 ウエスト弾性部材
64 レッグ弾性部材
7 重合部
8 サイドシール部
80a,80b エンボスロール
80 凸部
9 吸汗シート
1A, 1B Pants-type
Claims (7)
前記重合部は複数の部材から構成されており、一対の前記サイドシール部の融着面積は、複数の該部材それぞれの坪量の合計坪量が大きい領域ほど小さいパンツ型吸収性物品。 It has a pair of side seal portions formed by fusing overlapping portions in which both side edge portions on the ventral side portion and both side edge portions on the back side portion are overlapped, and the overlapping portion is configured in the side seal portion It is a pants-type absorbent article in which there are different parts of the total basis weight of the member,
The superposed part is composed of a plurality of members, and the fusion area of the pair of side seal parts is a pant-type absorbent article that is smaller in a region where the total basis weight of each of the plurality of members is larger.
前記外包材は、前記パンツ型吸収性物品の外面をなす外層シートと、該外層シートの内面側に配されている内層シートとを有しており、
前記重合部は、前記外包材で形成されている、請求項1に記載のパンツ型吸収性物品。 The pant-type absorbent article includes a substantially longitudinal absorbent body having a top sheet, a back sheet, and an absorbent body interposed between both sheets, and an outer packaging material disposed on the back sheet side of the absorbent body. With
The outer packaging material has an outer layer sheet forming the outer surface of the pant-type absorbent article, and an inner layer sheet disposed on the inner surface side of the outer layer sheet,
The pants-type absorbent article according to claim 1, wherein the overlapping portion is formed of the outer packaging material.
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