JP2010119512A - 医療情報システムおよび医用診断レポート表示装置 - Google Patents

医療情報システムおよび医用診断レポート表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 医用診断レポートの所見の根拠となる医用画像を容易に把握することを可能とする、医用診断レポート作成装置と医用情報保管装置とが接続される医療情報システム。
【解決手段】 文字情報と文字情報の少なくとも一部に医用画像を読み出すために関連付けられたリンク情報とを含む医用診断レポートを表示し、医用画像のサムネイル画像を記憶し、表示された医用診断レポートに含まれるリンク情報に基づいて特定される医用画像のサムネイル画像を読み出し、表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、医療情報保管装置に接続される医用診断レポート表示装置、およびそれらが接続された医療情報システムに関する。
従来から、医療行為の専門分野が細分化され、X線CT装置、MRI装置等の医用画像診断装置で撮影した医用画像の読影を専門の読影医に依頼することが広く行われている。このような読影依頼に際し、読影医は読影対象の医用画像を表示させて読影を行い、その結果を医用診断レポートにまとめ、依頼元に渡す。
既に、この医用診断レポートの作成を電子的に行う装置が実用化されている。(例えば、特許文献1参照。)。このような装置を用いて、読影医は、画像サーバ等の医療情報保管装置に保管されている医用画像を医用画像表示用のモニタに表示させる。同時に、読影医は、医用診断レポート表示用のモニタに新規の医用診断レポートを作成するための医用診断レポート作成画面を表示させる。そして、読影医は、表示させた医用画像に基づいて、この医用診断レポート作成画面にて、所見欄、診断欄等の各項目に読影結果に関する情報を示す文字列を入力する。さらに、読影医は、診断の根拠となる画像(以下、キー画像ともいう。)を、入力した文字列の任意の部分に関連付けする。読影医は、入力した文字列の一部を指定し、そこに表示させている医用画像を例えばドラッグ&ドロップ操作することにより、関連付けをする。具体的には、指定した文字列にドラッグ&ドロップ操作した医用画像を読み出すためのアドレス情報をハイパーリンクの形式で貼りつける。このアドレス情報とは、ネットワーク上での医用画像を特定するアドレス情報や、当該医用画像が保存されている医療情報保管装置のネットワーク上でのアドレスと当該医用画像の識別情報とを含むようなものである。このようにしてハイパーリンクが付けられた文字列を操作者が指定することにより、その文字列にリンク付けされた医用画像を画像サーバから読み出して表示させることができる。
更に、必要に応じて、前述のドラッグ&ドロップ操作の際に、対象となる医用画像を縮小したサムネイル画像を生成し、医用診断レポートへ貼付することができる。すなわち、医用診断レポートのデータにサムネイル画像自体を含めてしまう。これにより、ハイパーリンクが付けられた文字列を指定して、医用画像を画像サーバから読み出して表示させることなく、リンク付けされている医用画像のサムネイル画像が医用診断レポート作成画面に表示され、その文字列に対応した医用画像を確認することができる。
また、医用診断レポート表示用のモニタには、新規に医用診断レポートを作成するための情報だけでなく、新規の医用診断レポートと同一患者の過去の医用診断レポートのデータを表示させることもできる。過去の医用診断レポートに含まれる文字列にサムネイル画像が貼り付けられている場合には、リンク付けされている医用画像をそのサムネイル画像で確認することができる。
特開2005−301453号公報
しかしながら、従来技術の場合、医用診断レポートに医用画像のサムネイル画像を貼付することで、医用診断レポート自体のデータ容量が多くなる。そのため、医用診断レポートの保存先であるサーバの容量の関係上、一つの医用診断レポートに貼付可能なサムネイル画像の枚数は通常、所定の枚数に制限され、その所定の枚数を超える分の医用画像に関しては、医用診断レポートに貼付されない。
つまり、一つの医用診断レポートの所見欄の文字列にリンク付けされたアドレス情報に対応する医用画像の枚数が、医用診断レポートに貼付可能なサムネイル画像の枚数の上限を超える場合、医用画像に対応するサムネイル画像を医用診断レポート表示用のモニタに表示できない場合がある。
よって、医用診断レポートにサムネイル画像が貼付されない医用画像を操作者が把握するためには、操作者自らが、医用画像の個別表示のための操作を行わなければならず、この作業は操作者にとって負担となる。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、医用診断レポートの作成および閲覧に関する操作の効率を上げることを可能とする医療情報システムおよび医用診断レポート表示装置を提供することである。
前記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る医療情報システムは、医用画像に対する医用診断レポートを表示するための医用診断レポート表示装置と医用画像を保管する医療情報保管装置とが接続される医療情報システムにおいて、前記医用診断レポート表示装置は、文字情報と当該文字情報の少なくとも一部に前記医用画像を読み出すために関連付けられたリンク情報とを含む医用診断レポートを表示する表示手段と、この表示手段に表示された前記医用診断レポートに含まれる前記リンク情報に基づいて特定される前記医用画像のサムネイル画像を前記表示手段に表示するために、当該サムネイル画像の読み出し要求を前記医療情報保管装置に送信する制御手段と、を備え、前記医療情報保管装置は、前記医用画像のサムネイル画像を記憶する記憶手段と、前記医用診断レポート表示装置の制御手段からの前記サムネイル画像の読み出し要求に基づいて、当該サムネイル画像を前記記憶手段から読み出して前記医用診断レポート表示装置に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
また、前記目的を達成するために、本発明の請求項2に係る医療情報システムは、文字情報と当該文字情報の少なくとも一部に前記医用画像を読み出すためのアドレス情報が関連付けられたリンク情報とを含む医用診断レポートを表示する表示手段と、前記医用画像のサムネイル画像を記憶する記憶手段と、この表示手段に表示された前記医用診断レポートに含まれる前記リンク情報に基づいて特定される前記医用画像のサムネイル画像を前記表示手段に表示するために、当該サムネイル画像を前記記憶手段から読み出す制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、前記目的を達成するために、本発明の請求項10に係る医用診断レポート表示装置は、医用画像を保管すると共に当該医用画像のサムネイル画像を生成又は保管する医療情報保管装置に接続される医用診断レポート表示装置において、文字情報と当該文字情報の少なくとも一部に前記医用画像を読み出すためのアドレス情報が関連付けられたリンク情報とを含む医用診断レポートを表示する表示手段と、この表示手段に表示された前記医用診断レポートに含まれる前記リンク情報に基づいて特定される前記医用画像のサムネイル画像を前記医用情報保管装置に送信するよう指示すると共に、前記医用情報保管装置から受信したサムネイル画像を前記表示手段に表示させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、医用診断レポートの作成および閲覧に関する操作の効率を上げることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
本実施例では、医用診断レポートの所見欄に入力された所見を構成する任意の文字列に対して、リンク付けされた医用画像に対応したサムネイル画像を医用情報保管装置から読み出して、医用診断レポートと併せて医用診断レポート作成画面に表示する例について説明する。本実施例では、サムネイル画像は、医用診断レポートを表示する前に作成され、医用情報保管装置に保存されている。
(構成)
まず、本実施例における医療情報システム100の構成につき、図1を用いて説明する。
図1は本実施例における医療情報システム100の構成を示すブロック図である。ネットワークNには、被検体の医用画像を得るためのフィルムディジタイザ11(FDG)、ディジタルラジオグラフィー12(DR)、ディジタルフルオログラフィ13(DF)、X線コンピュータ断層撮影装置14(CT)、核医学診断装置15(NM)、超音波診断装置16(US)、電子内視鏡17(EES)、磁気共鳴イメージング装置18(MRI)等の医用画像診断装置1(以下、モダリティともいう。)と、例えば放射線課読影室に設置され、依頼された読影画像に対する医用診断レポートを作成する医用診断レポート作成装置2と、画像サーバ31およびレポートサーバ32を有する医療情報サーバ3とが接続されており、相互に情報通信が可能となっている。医用画像診断装置1は、取得した医用画像をネットワークNを介して画像サーバ31に送信し、画像サーバ31は送られた医用画像を保存する。医用診断レポート作成装置2は、定期的に画像サーバ31にアクセスし、読影の必要がある医用画像が新たに画像サーバ31に保存されていないかどうかの確認を行い、新たに読影の必要のある医用画像が画像サーバ31に保存されていることが確認された場合、医用診断レポート作成装置2は新規の医用診断レポートを作成可能とする。作成された医用診断レポートは、ネットワークNを介してレポートサーバ32に送られ保存される。
更に、一般的なパーソナルコンピュータ等を医療情報の閲覧端末として用いるWebクライアント4がネットワークNに接続可能となっており、病院関係者や、読影を依頼された外部の読影医等が病院内外から医療情報の閲覧を行うために、このWebクライアント4を利用する。
続いて、前述の医用診断レポート作成装置2及び医療情報サーバ3に関して、更に詳細な説明を行なう。
まず、医用診断レポート作成装置2の構成について図2を用いて説明する。
図2は本実施例における医用診断レポート作成装置2の構成を示すブロック図である。
医用診断レポート作成装置2は、例えばコンピュータであり、医用診断レポートの作成及び閲覧に関する処理を行なう情報処理部21、ネットワークN上の他の端末とデータの送受信を行なう通信ポート22、情報処理において情報を一旦格納するための記憶部23を備える。
更に、医用診断レポート作成装置2は、入力部24、表示部25を備え、入力部24はキーボード241や、マウス242等のポインティングデバイスを有し、表示部25は医用診断レポート作成画面251、医用画像表示画面252を有する。
尚、医用画像表示画面252には、一度に多数の医用画像を表示できるように、マルチディスプレイを適用してもよい。
ここで本発明において重要な機能を有する情報処理部21に関して更に詳細な説明を行なう。
情報処理部21は、通信ポート22を介して医療情報サーバ3から医用診断レポートの作成において参照される医用画像、過去の医用診断レポート、またその医用診断レポートにおける所見や添付される読影対象の医用画像の編集に関する履歴情報等のコンテンツを読み出し、記憶部23に格納しておく。
また、情報処理部21は医用診断レポートを作成・編集するレポート作成部211、医用診断レポートの作成の際、所見欄に入力される所見を構成する文字列の少なくとも一部に対して、医用画像のアドレス情報をハイパーリンクの形式で貼るハイパーリンク処理部212、後述の画像サーバ31が備えるサムネイル画像生成部312によって生成されたサムネイル画像を貼付した医用診断レポートの表示用の画像を生成し、表示部25へ送る表示用画像生成部213を備える。ここで、アドレス情報とは、ネットワーク上で医用画像を特定するアドレス情報や、当該医用画像が保存されている画像サーバのネットワーク上でのアドレスと当該医用画像を識別するための識別情報とを含むようなものであり、当該医用画像を読み出すことができればどのような態様のものであっても良い。
更に、医用診断レポート作成装置2はサムネイル画像生成指示部214を備える。サムネイル画像生成指示部214は、ハイパーリンク処理動作中に、文字列にアドレス情報をハイパーリンクの形式で貼付する際、そのアドレス情報と、設定されているサムネイル画像生成条件を画像サーバ31に送る。そして、画像サーバ31が、サムネイル画像を生成保存し、当該サムネイル画像を特定するアドレス情報は、レポート作成部211によって医用診断レポートに医用画像のアドレス情報とは別途、貼付される。
尚、サムネイル画像生成条件には、サムネイル画像表示時の構成画素数や、表示画面上でのサイズなどのパラメータが含まれ、その設定は入力部24を用いて行なわれるものであり、随時変更可能に構成してもよい。
続いて、医療情報サーバ3の構成に関して図3を用いて説明する。
図3は本実施例における医療情報サーバ3の構成を示すブロック図である。
医療情報サーバ3は、画像サーバ31とレポートサーバ32から構成され、画像サーバ31は、通信ポート311、サムネイル画像生成部312、画像データ保存部313、画像出力部314およびこれらの各ユニットの動作を統括的に制御し、CPUとメモリ(図示は省略)を有する制御部315を備える。
通信ポート311は、医用画像診断装置1が撮影した医用画像や、サムネイル画像生成指示部214から送られるサムネイル画像生成の対象となる医用画像のアドレス情報やサムネイル画像生成条件等の受信や、生成されたサムネイル画像の送信等の際に他の装置と通信を行なう。
サムネイル画像生成部312は、通信ポート311を介して医用診断レポート作成装置2側のサムネイル画像生成指示部214からサムネイル画像生成条件を受け、そのサムネイル画像生成条件に基づいてサムネイル画像を生成すると共に、通信ポート311を介して、医用診断レポート作成装置2にサムネイル画像を送る。
更に、画像データ保存部313は、医用画像診断装置1から送られる医用画像や、前述のサムネイル画像生成部312により生成されたサムネイル画像を保存する。
また、レポートサーバ32は、医用診断レポート作成装置2により作成された医用診断レポートの受信や、医用診断レポート作成装置2からの医用診断レポートの閲覧要求に伴う医用診断レポート等の送信の際、他の装置と通信を行う通信ポート321、医用診断レポートや、後述の検査情報テーブル、患者情報テーブル、所見情報テーブル、アドレス情報テーブルを保存するレポートデータ保存部322、レポート出力部323を備える。また、これらの各ユニットの動作を統括的に制御し、CPUとメモリ(図示は省略)を備える制御部324を有する。
次に、レポートサーバ32がレポートデータ保存部322に保存する検査情報テーブル、患者情報テーブル、所見情報テーブル、アドレス情報テーブルについて図4、図5を用いて説明する。
図4(a)は検査情報テーブルを示しており、各患者ID、検査が実施された日付及び検査に用いられたモダリティ名が記録されており、それぞれの情報に対してレポートIDが付けられている。新規に医用診断レポートを作成するとレポートIDが発行され、そのレポートの対象となる検査の患者ID、検査日、モダリティ名が関連付けされ保存される。このテーブルを使って、同一患者、同一モダリティ等の条件で医用診断レポートを検索することが可能となる。
図4(b)は、患者情報テーブルを示しており、患者IDに対応する、患者の氏名、性別、年齢等が記録されている。後述する患者の患者情報の表示に利用される。
図4(c)は、所見情報テーブルを示しており、レポートIDと、そのレポートIDに対応する医用診断レポートの各レポート項目(本実施例では書誌的事項、所見欄、診断欄)とこれらのレポート項目に記載される文字列データが記録されている。医用診断レポートの作成に当たって入力された各項目の内容は、このテーブルに記録され、医用診断レポートの表示の際には、このテーブルの内容が読み出され表示される。
図5は、アドレス情報テーブルを示しており、レポートIDと、そのレポートIDに対応する医用診断レポートの所見欄に記載される文字列に設定されているハイパーリンク設定箇所情報と、更に各ハイパーリンク設定箇所情報に貼付されている医用画像のアドレス情報及び当該医用画像のサムネイル画像のアドレス情報が保存されている。ハイパーリンク処理動作によって、これらの情報が保存されていき、後述するハイパーリンクが貼られた所見からの医用画像の表示処理や、医用診断レポートの表示における縮小画像の表示処理にこのテーブルの情報が利用される。尚、サムネイル画像のアドレス情報は、医用画像のアドレス情報を所定の規則によって変更したものとして設定しておけば、アドレス情報テーブルとして記憶する必要はない。例えば、医用画像のアドレス情報が「http://report/report.asp?pid=345678&std=20080101&xxx=0001」である場合、サムネイル画像を保存する際、その保存先のアドレス情報を前述の医用画像のアドレス情報の末尾に「&mode=thumbnail」を付けた「http://report/report.asp?pid=345678&std=20080101&xxx=0001&mode=thumbnail」とするとあらかじめ設定しておけばよい。
以上説明したような図4及び図5に示されるテーブルにおいて、1つのレポートIDに関連付けられている情報を全てあるいはその一部を集めたものが1つのレポートIDに対応する医用診断レポートの情報を構成することになる。(以下、この情報をレポートデータともいう。)尚、これらの情報テーブルは本実施例に記載した内容に限ったものではなく、必要に応じて情報の種類は更に増加させてもよい。
(動作)
(ハイパーリンクの貼り付け処理に関する動作)
以上のように構成された医療情報システム100に関して、まず医用診断レポート作成装置2による医用診断レポートの作成動作におけるハイパーリンクの貼り付け処理に関する説明を、図6、図7を用いて行なう。
図6は医用診断レポート作成装置2を用いたドラッグ&ドロップ操作によるハイパーリンクの貼り付け処理に係る表示画面を示す図である。
図6の医用診断レポート作成画面251に表示されたレポート作成ウィンドウW1は、図示しない患者の氏名、年齢、性別等が表示される患者情報欄、患者の病歴、検査目的、撮影条件等の書誌的事項が表示される書誌的事項欄I1、所見を記入する所見欄I2、診断結果を記入する診断欄I3、所見欄I2にリンク付けされたコンテンツのサムネイル画像が表示されるリンク一覧I4を有する。また、医用画像表示画面252に表示される医用画像表示ウィンドウW2は、図6中に示される6枚の参照画像IMAGE11、IMAGE12、IMAGE13、IMAGE14、IMAGE15、IMAGE16のような読影のための参照画像が表示されている。また、図6中のCS11、CS12、CS13は医用画像のアドレス情報をハイパーリンクの形式で貼られているリンク対応範囲の文字列を示し、またTH11、TH12、TH13は前述の文字列CS11、CS12、CS13に貼られるアドレス情報により特定される医用画像のサムネイル画像である。
図7は、図6に示されるような表示画面により行なわれるハイパーリンクの貼り付け処理のフローチャートであり、医用診断レポートの作成動作におけるハイパーリンクの貼り付け処理に関して図7を参照しながら説明を行なう。
(図7のステップS11)
まず、医用診断レポート作成装置2の表示部25には、これまで行われた検査のリストが表示される。この検査リストから、操作者が入力部24を使って、医用診断レポートを作成する対象の検査を選択することにより、医用診断レポート作成画面251に新規作成用の医用診断レポートが表示される。そして、当該検査の読影対象としての医用画像を画像サーバ31から受信し、医用画像表示画面252に表示する。このとき表示される医用画像のアドレス情報は、記憶部23に保持される。
(図7のステップS12)
医用診断レポート作成画面251に表示される医用診断レポートの所見欄I4に、操作者が入力部24を用いて、所見を示す文字列を入力する。入力された文字列は、表示用画像生成部213により医用診断レポート作成画面252上の医用診断レポートの所見欄I2に表示される。このように所見欄に所見を示す文字列が表示された状態で、操作者は、ハイパーリンクを貼り付ける文字列の任意の範囲を入力部24を使って指定する。すなわち、図6の文字列CS11、CS12、CS13のようなリンク対応範囲を特定する。ハイパーリンク処理部212はリンク対応範囲に関する指示信号を受け付け、文字列におけるリンク対応範囲を認識する。
(図7のステップS13)
次に、操作者はマウス242を用いて、図5に示すように、医用画像表示画面252に表示されている医用画像の中でハイパーリンク処理部212が認識したリンク対応範囲にハイパーリンクの貼り付け処理を行おうとする医用画像を指定するためのドラッグ操作を行い、医用診断レポート作成画面251のリンク対応範囲にドロップ操作する。このドラッグ&ドロップ操作により、ハイパーリンク処理部212は指定されたリンク対応範囲にリンクさせようとする医用画像を認識する。例えば、図6では、文字列CS11、CS12、CS13に対して、参照画像IMAGE11、IMAGE12、IMAGE13をドラッグ&ドロップ操作によって対応させている。(以下、文字列の指定からドラッグ&ドロップ操作までをリンク付け操作ともいう。)
(図7のステップS14)
そして、ハイパーリンク処理部212は、その医用画像のサムネイル画像を画像サーバ31が生成できるように記憶部23に保持している当該医用画像のアドレス情報を画像サーバ31に送信する。すなわち、サムネイル画像生成指示部214は、所見内のリンク対応範囲にリンクさせようとする医用画像のアドレス情報に基づいて、この医用画像のサムネイル画像の生成を行なうよう、画像サーバ31に指示を送る。その際、サムネイル画像生成指示部214は、構成画素数や、医用診断レポート作成画面251上での表示サイズなどの、サムネイル画像生成条件もアドレス情報と併せて画像サーバ31に送信する。そして、この指示により作成されたサムネイル画像とサムネイル画像のアドレス情報を画像サーバ31から受信し、記憶部23に記憶する。
(図7のステップS15)
受信したサムネイル画像をリンク一覧I6に表示するように、表示用画像生成部213が、医用診断レポートの表示画像を生成し、表示部25がその表示画像を表示する。
(図7のステップS16)
そして、ハイパーリンク処理部212は、記憶部23に保持されている当該医用画像のアドレス情報とサムネイル画像のアドレス情報を所見欄に含まれる文字列中のリンク対応範囲にハイパーリンクの形式で貼り付ける。例えば、図6では、文字列CS11、CS12、CS13に対して、参照画像IMAGE11、IMAGE12、IMAGE13のアドレス情報とそれらのサムネイル画像のアドレス情報をそれぞれ貼り付ける。
(図7のステップS17)
ハイパーリンク処理部212は、ハイパーリンクが設定されたリンク対応範囲の文字列の色を変更し又は下線を付して識別表示するよう、表示用画像生成部213に指示信号を送り、表示用画像生成部213は当該指示信号に基づいてリンク対応範囲の文字列の表示態様を変更した医用診断レポートの表示画像を生成し、表示部25がその表示画像を表示する。
(図7のステップS18)
続いて、他に参照する医用画像をリンクさせたい文字列があるか操作者が判断し、リンクさせたい文字列がある場合には、操作者は入力部24を用いてリンク付け操作を行なう。すなわち、ステップS17において、医用画像とリンクさせる文字列の指定を認識した場合には、次に、ステップS2の処理に戻り、ハイパーリンク処理動作を続行する。
(図7のステップS19)
医用画像とリンクさせたい文字列がない場合には、操作者は入力部24を用いて作成中の医用診断レポートのファイルを保存するようレポート作成部211に指示信号を送り、その指示信号に基づいてレポート作成部211は医用診断レポートのファイルをレポートサーバ32に送り、レポートサーバ32がそのファイルを保存し、一連の処理が完了する。このファイル保存により、図4(a)に示した検査情報テーブル、図4(c)に示した所見情報テーブル、図5に示したアドレス情報テーブルが更新される。なお、本実施例においては、リンク一覧に表示されていたサムネイル画像は、レポートデータ保存部には保存されない。すなわち、従来の医用診断レポートのデータとは異なり、そのデータにサムネイル画像は含まれないので、ファイル容量を小さくできる。
以上説明したフローチャートの各ステップの順番は、図7に示すものに拘泥されず、その順番は、本発明の要旨の範囲で変更され得る。例えば、S12とS13は順番が逆であっても良いし、S14乃至S17に関しては、S14の後にS15が行なわれれば、どのような順番であっても良い。
(サムネイル画像生成に関する動作)
次に、リンク付け操作に併せて、この医用画像のサムネイル画像の生成、保存を行う際の本実施例における画像サーバ31の動作の説明を、図8を用いて行う。
図8はリンク付け操作の際の本実施例における画像サーバ31の動作フローを示した図である。
尚、この動作フローは図7のステップS14での医用診断レポート作成装置2からの医用画像のサムネイル画像の生成指示を画像サーバ31が受信した後に行なわれる動作のフローを示している。
(図8のステップS21)
まず、画像サーバ31は、医用診断レポート作成装置2から、サムネイル画像生成の指示を受信する。この時、サムネイル画像生成の対象となる医用画像のアドレス情報とサムネイル画像生成条件(サムネイル画像の構成画素数や、医用診断レポート作成画面251上での表示サイズなど)とを画像サーバ31は受信する。
(図8のステップS22)
画像サーバ31が備えるサムネイル画像生成部312は、サムネイル画像生成指示部215より送られる医用画像のアドレス情報に基づいて、サムネイル画像生成の対象となる医用画像を画像データ保存部313より読み出す。
(図8のステップS23)
そして、画像データ保存部313より読み出された医用画像と、受信したサムネイル画像生成条件に基づいてサムネイル画像生成部312がサムネイル画像を生成する。
(図8のステップS24)
画像データ保存部313は、サムネイル画像生成部312が生成したサムネイル画像を保存する。
(図8のステップS25)
保存されたサムネイル画像のアドレス情報を制御部315は、通信ポート311を介して医用診断レポート作成装置2に送信する。
以上の動作により、リンク付けされた医用画像のサムネイル画像が画像サーバ31に準備される。
(医用診断レポートの閲覧に関する動作)
次に本実施例において、既に所見欄の文字列に医用画像のアドレス情報がハイパーリンクの形式で貼り付けられている医用診断レポートの閲覧を行なう際の動作について図9〜図12を用いて説明する。
図9、10は医用診断レポートの閲覧時の医用診断レポート作成画面251の表示例を示したものである。図9、10ともに表示画面の右半分には、作成中の医用診断レポートが表示されており、図6にて説明した医用診断レポート作成画面251と同様のものであるので説明を省略する。左半分の患者情報欄I5には、患者情報が表示される。この患者情報は、図4にて説明した患者情報テーブルが参照され表示される。その下欄は、その患者に関する過去に作成された医用診断レポート(以下、単に過去レポートともいう。)が表示される領域である。まず、操作者が医用診断レポート作成対象の検査を医用診断レポート作成装置2の表示部25に表示された検査リストから選択すると、その検査の患者IDが特定される。そして、検査情報テーブルにより当該患者IDに関連するレポートIDが特定され、表示画面上で選択ボタンRにより特定されたレポートIDを持つ医用診断レポートが選択可能にされる。図9及び図10の例では、過去レポートが3つ特定され選択ボタンR1、R2、R3で選択表示させることができるようになっている。図9においては、選択ボタンRの下のリンク一覧I6、I7、I8に、それぞれの過去レポートにハイパーリンクが貼られた医用画像のサムネイル画像が表示されている。このサムネイル画像は、図5にて説明したアドレス情報テーブルが参照されて、画像サーバ31から読み出されたものが表示されている。図10においては、選択ボタンR1が選択され、その所見欄I61と、リンク一覧I6が表示されている。CS31〜CS37はハイパーリンクが貼られた文字列を示し、その文字列それぞれにリンク付けされた医用画像のサムネイル画像がリンク一覧I6に表示されている。
図11は、新規の医用診断レポートの作成において参考として過去レポートを閲覧する場合の、医療情報システム100の動作フローを示す図である。先に説明した図9、図10の表示画面を参照しながら、図11を用いて、新規の医用診断レポートの作成において参考として過去レポートを閲覧する場合の動作について説明する。
尚、この動作フローは、図7にて説明したハイパーリンクの貼り付け処理のステップS11と同時に行なわれるようにするのが好ましく、その場合、この動作フローの終了後に、図7のステップS12が行なわれることになる。
(図11のステップS31)
操作者が医用診断レポート作成対象の検査を医用診断レポート作成装置2の表示部25に表示された検査リストから選択すると、その検査の患者IDが特定される。そして、医用診断レポート作成装置2は、特定された患者IDに関連するレポートの読み出し要求のために、通信ポート22を介してその患者IDをレポートサーバに送信される。その患者IDを受信したレポートサーバ32では、検査情報テーブルにより当該患者IDに関連するレポートIDを特定し、その特定したレポートIDを持つ医用診断レポートのレポートデータを医用診断レポート作成装置2に送信する。
(図11のステップ32)
医用診断レポート作成装置2は、レポートサーバ32から送られるレポートデータを通信ポート22を介して受信し、記憶部23に記憶する。
(図11のステップ33)
レポート作成部211は、受信したレポートデータから、サムネイル画像のアドレス情報を認識し、そのアドレス情報に基づいてサムネイル画像を読み出す要求を画像サーバ31に送信する。画像サーバ31は、受信したアドレス情報により特定されるサムネイル画像を読み出して、医用レポート作成装置2に送信する。
(図11のステップ34)
医用診断レポート作成装置2は、受信したサムネイル画像を記憶部23に記憶する。
(図11のステップ35)
表示用画像生成部213は、記憶部23に記憶されたサムネイル画像を読み出し、サムネイル画像を含む表示用の医用診断レポートを生成し、表示部25に送る。
(図11のステップS36)
表示部25は表示用画像生成部213から送られる医用診断レポートを図9、10に示すように、医用診断レポート作成画面251に表示する。
以上のようにして、過去レポートにリンク付けされた医用画像全てのサムネイル画像が表示される。
また、本実施例においては、サムネイル画像のデータそのものは、画像サーバ31が有するサムネイル画像生成部312によって生成されるが、レポート作成部211が認識するサムネイル画像生成の対象となる医用画像の画像データ保存部313上でのアドレス情報およびサムネイル画像生成指示部214から送られるサムネイル画像生成条件に基づいて、医用診断レポート作成装置2が有する表示用画像生成部213がサムネイル画像を生成し、サムネイル画像保存のために、ネットワークNを介してこのサムネイル画像を画像データ保存部313へ送信してもよい。このようにすれば、サムネイル画像の生成と、そのサムネイル画像を含む表示用の医用診断レポートの生成および表示を医用診断レポート作成装置2で一括して行えるので、サムネイル画像の生成から表示までの一連の動作をより効率的に行なうことができる。
更に、サムネイル画像を医用画像の標準フォーマットであるDICOMフォーマット(画像データと患者情報や撮影条件等の付帯情報データからなる)で保存するような場合には、その付帯情報に関連するレポートIDを入れておき(例えば、プライベートタグに入れておく)、その付帯情報からレポートIDを使って所望のサムネイル画像を検索することができる。このような場合には、関連する過去レポートのデータをレポートサーバから読み出す必要がなく、図9に示したような表示が可能となる。
以上のようにして、医用診断レポートの所見情報と、医用画像のアドレス情報を用いずに各医用診断レポートに対応するサムネイル画像を一括表示することが可能となる。
尚、本実施例において医用診断レポート作成装置2、画像サーバ31およびレポートサーバ32に各ユニットを設けた例を以上のように説明したが、全ての処理をソフトウェアとして実現してもよい。
(効果)
本実施例によれば、サムネイル画像をレポート情報に含めるのではなく、画像サーバにサムネイル画像を生成し保存しておくことにより、過去の医用診断レポートの閲覧を行なう際、画像サーバ31からサムネイル画像を読み出すだけで、効率的にサムネイル画像の表示を行うことができる。これにより、医用診断レポートのデータ容量を増やすことなくサムネイル画像を表示することが可能となり、操作者が、その医用画像を容易に把握することが可能となる。
更に、医用診断レポートに直接サムネイル画像を貼り付ける場合に比べ、レポートサーバ32上の各医用診断レポートのデータ容量が抑えられるため、より多くの医用診断レポートが保存可能となる。
また、サムネイル画像の表示により医用画像を容易に把握できるので、わざわざオリジナルの医用画像を読み出す必要がなく、オリジナルの医用画像と比べてデータ量の少ないサムネイル画像のデータを画像サーバ31から医用診断レポート作成装置2に送るだけであるので、より効率的にデータの送受信を行うことができる。
(実施例1の変形例1)
実施例1では、操作者が新規の医用診断レポートを作成する際に、画像サーバ31が診断所見の根拠として指定する医用画像に関するサムネイル画像を作成、保存するが、画像サーバ31にアクセスが集中するなど、画像サーバ31にとって負担のかかるタイミングでサムネイル画像の作成を要求すると、結果サムネイル画像作成の効率を下げてしまう。
このような場合、サムネイル画像作成依頼に関する情報を一旦、画像サーバ31側で蓄積し、画像サーバ31の負担が軽いタイミングで一括してサムネイル画像生成を行なうことで、作業効率の低下を解消できる。
例えば、画像サーバ31の制御部314が備えるメモリに、サムネイル画像生成指示部214からのサムネイル画像生成依頼のデータを一旦蓄積し、画像サーバ31への負担が所定以下まで減少したことを制御部315が認識すると、メモリに記憶されるサムネイル画像生成依頼に関する情報に基づいて、サムネイル画像生成を行うよう、制御部315からサムネイル画像生成部312に指示信号が送られ、サムネイル画像生成部312が指示信号に基づいてサムネイル画像の生成、保存を行う。
以上のような構成、動作により、サムネイル画像の生成をより効率的に行なうことができる。
実施例1では、リンク付け操作が行なわれた際に、サムネイル画像が生成され保存されるものであったが、本実施例では、過去レポートの表示の際に、サムネイル画像を生成するものである。
(構成)
本実施例における医用診断レポート作成装置2および画像サーバ31の構成は、基本的に、前述の実施例1と同様であり、異なる点は、サムネイル画像をどの段階で生成するかだけである。つまり、本実施例では、新規の医用診断レポートを作成する方法は、実施例1と同様であるが、新規の医用診断レポートを作成する際のリンク付け操作によってサムネイル画像は生成されない。本実施例における、その生成タイミングについては、以下の本実施例の動作の説明において詳細に説明する。
(動作)
(図12のステップS41)
まず、医用診断レポート作成装置2の表示部25には、これまで行われた検査のリストが表示される。この検査リストから、操作者が入力部24を使って、医用診断レポートを作成する対象の検査を選択することにより、医用診断レポート作成画面251に新規作成用の医用診断レポートが表示される。そして、当該検査の読影対象としての医用画像を画像サーバ31から受信し、医用画像表示画面252に表示する。
(図12のステップS42)
レポート作成部211は、選択された検査の患者IDに基づいて、レポートサーバ32上のデータベースから患者が過去に受けた検査に関する医用診断レポートを読み出す。例えば、レポートサーバ32上の検査情報テーブルを参照し、患者IDが同じレポートIDを特定し、所見情報テーブル及びアドレス情報テーブルから当該レポートIDに関連する情報を読み出す。その際、過去の医用診断レポートの読み出しは、新規の医用診断レポートの作成開始と連動して自動で行なわず、操作者による指示に基づいて行ってもよい。
(図12のステップ43)
読み出したレポート情報に含まれるアドレス情報とサムネイル画像生成条件とを含むサムネイル画像生成の指示を画像サーバ31に送信する。この指示を受信した画像サーバ31は、受信したアドレス情報に基づいて、サムネイル画像生成の対象となる医用画像を画像データ記憶部313より読み出し、受信したサムネイル画像生成条件に基づいてその医用画像のサムネイル画像を生成し、医用診断レポート作成装置2に送信する。
(図12のステップ44)
医用診断レポート作成装置2は、画像サーバ31からサムネイル画像を受信し、記憶部23に記憶する。
(図12のステップ45)
医用診断レポート作成装置2が有する表示用画像生成部213は、図9に示すようなサムネイル画像を含む医用診断レポートの表示用画像を生成し、表示部25へ送る。
(図12のステップS46)
表示部25は画像生成部213から送られたサムネイル画像を含む医用診断レポートの表示用画像を医用診断レポート作成画面251に表示する。
(効果)
本実施例によれば、サムネイル画像をレポート情報に含めるのではなく、過去レポートの表示の際にサムネイル画像を生成するようにしているので、実施例1と同様の効果が得られるばかりでなく、画像サーバにサムネイル画像を保存する必要がないので、画像サーバにサムネイル画像の記憶領域を確保する必要がない。
(実施例1、2の変形例)
また、医用診断レポート作成装置2において、医用診断レポート作成画面251上に表示するサムネイル画像は、医用診断レポートの所見の根拠となるキー画像だけでなく、そのキー画像に対する関連医用画像のサムネイル画像を表示しても良い。
ここで関連医用画像とは、キー画像と所定の関連性を持った医用画像である。例えばキー画像の基データが取得された時刻に対して所定の時間間隔で取得された基データにより生成された医用画像や、キー画像が示す被検体の体軸方向の位置を基点とし、その位置から所定の間隔の位置における医用画像等である。
この関連医用画像を医用診断レポート作成画面251に表示する際の動作例を説明する。
例えば、予めどのような関連性を持った医用画像を関連医用画像とするかを示す設定情報を記憶部23に記憶しておく。設定情報としては、時間的に前後に取得されたもの、空間的に隣り合うもの等である。そして、リンク付け操作の際にキー画像のアドレス情報に加えて、設定情報に基づいて所定の関連がある医用画像のアドレス情報をも貼り付けるようにすれば良い。この場合、関連する医用画像のアドレス情報は、当該医用画像が記憶部23に記憶されていれば、記憶部23から得られるが、記憶部23に記憶されていなければ、画像サーバ31を検索して取得する。さらに、キー画像と、その他の関連医用画像との関係を表す指標(例えば取得時刻や体軸方向の位置関係など)をアドレス情報と併せて医用診断レポートに貼り付けておいてもよい。このように、関連医用画像のアドレス情報も貼り付けることによって、キー画像とその関連医用画像のサムネイルを表示することができる。
図13は、キー画像のみのサムネイル画像を表示するか、関連医用画像のサムネイル画像を表示するか選択を可能とする表示画面例を示している。I6は、過去レポートのリンク一覧を示しており、そこには、TH21〜TH27の7枚のサムネイル画像が表示されている。このような表示状態において、TH23のサムネイル画像をマウス242等のポインティングデバイスにより指定する。
その後、サムネイル画像の表示モードの選択ウィンドウが表示され、キー画像のみを表示する通常モードと、そのキー画像と同じ検査において取得された別の医用画像のサムネイル画像を表示する他画像表示モードが選択可能となる。操作者が他画像表示モードを選択すると、レポート情報に含まれるアドレス情報から、キー画像と、その他の関連医用画像のサムネイル画像が表示可能となる。サムネイル画像の生成は、これまで説明した実施例のいずれの方法でも良い。
図14は、関連医用画像のサムネイル画像を表示させる表示画面例を示している。キー画像(図14中のTH23)とその他の関連医用画像(図14中のTH231〜TH233)との関係を示す指標に基づく順番で、入力部24を使ったサムネイル画像の表示切替の指示入力に応じて、サムネイル画像が表示される。
尚、図14に示すように、キー画像およびその他の関連医用画像の縁に太枠などを設けて、操作者が他のキー画像(図14中のTH21、TH22、TH24〜TH27)と区別しやすいようにする。
また、キー画像のみの表示に戻る場合には、前述のサムネイル画像の表示モードの選択ウィンドウから、表示モードを他画像表示モードから通常モードに切替えればよい。
以上のような構成、動作により、各医用診断レポートの所見となるキー画像に加え、キー画像が取得された時刻の前後や、空間的に隣接する医用画像のサムネイル画像が閲覧可能となる。
また、上記実施形態では、医用診断レポート作成装置2はレポート作成部211のような新規にレポートを作成する機能を備えているが、本発明は医用診断レポートと、そのレポートに含まれる文字情報にリンク付けされたアドレス情報に対応する医用画像のサムネイル画像を併せて表示できればよい。したがって、前述のレポート作成部211のような新規にレポートを作成する機能を医用診断レポート作成装置2が備えなくても構わない。
尚、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施例1における医療情報システムの構成を示すブロック図。 本発明の実施例1における医用診断レポート作成装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例1における画像サーバ、レポートサーバの構成を示すブロック図。 本発明の実施例1におけるレポートサーバが有する各種情報テーブルを示す図。 本発明の実施例1におけるレポートサーバが有する各医用診断レポートにおけるアドレス情報テーブルを示す図。 本発明の実施例1における医用診断レポート作成装置のドラッグ&ドロップ操作によるハイパーリンクの貼り付け処理の様子を示す図。 本発明の実施例1における新規医用診断レポート作成時の医用診断レポート作成装置の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例1におけるサムネイル画像の生成を行う際の画像サーバの動作を示すフローチャート。 本発明の実施例1における医用診断レポート作成画面上での過去に取得された医用診断レポートの表示例を示す図。 本発明の実施例1における医用診断レポート作成画面上での過去に取得された医用診断レポートの表示例を示す図。 本発明の実施例1における新規医用診断レポート作成時の医用診断レポート作成装置の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例2における新規医用診断レポート作成時の医用診断レポート作成装置の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例1、2の変形例における医用診断レポート作成画面上のリンク一覧に表示するサムネイル画像の切替表示の例を示す図。 本発明の実施例1、2の変形例における医用診断レポート作成画面上のリンク一覧に表示するサムネイル画像の切替表示の例を示す図。
符号の説明
100 医療情報システム
N ネットワーク
1 医用画像診断装置
2 医用診断レポート作成装置
21 情報処理部
211 レポート作成部
212 ハイパーリンク処理部
213 表示用画像生成部
214 サムネイル画像生成指示部
22 通信ポート
23 記憶部
24 入力部
241 キーボード
242 マウス
25 表示部
251 医用診断レポート作成画面
252 医用画像表示画面
3 医療情報サーバ
31 画像サーバ
311 通信ポート
312 サムネイル画像生成部
313 画像データ保存部
314 画像出力部
315 制御部
32 レポートサーバ
321 通信ポート
322 レポートデータ保存部
323 レポート出力部
324 制御部
4 Webクライアント

Claims (14)

  1. 医用画像に対する医用診断レポートを表示するための医用診断レポート表示装置と医用画像を保管する医療情報保管装置とが接続される医療情報システムにおいて、
    前記医用診断レポート表示装置は、
    文字情報と当該文字情報の少なくとも一部に前記医用画像を読み出すために関連付けられたリンク情報とを含む医用診断レポートを表示する表示手段と、
    この表示手段に表示された前記医用診断レポートに含まれる前記リンク情報に基づいて特定される前記医用画像のサムネイル画像を前記表示手段に表示するために、当該サムネイル画像の読み出し要求を前記医療情報保管装置に送信する制御手段と、
    を備え、
    前記医療情報保管装置は、
    前記医用画像のサムネイル画像を記憶する記憶手段と、
    前記医用診断レポート表示装置の制御手段からの前記サムネイル画像の読み出し要求に基づいて、当該サムネイル画像を前記記憶手段から読み出して前記医用診断レポート表示装置に送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする医療情報システム。
  2. 文字情報と当該文字情報の少なくとも一部に前記医用画像を読み出すために関連付けられたリンク情報とを含む医用診断レポートを表示する表示手段と、
    前記医用画像のサムネイル画像を記憶する記憶手段と、
    この表示手段に表示された前記医用診断レポートに含まれる前記リンク情報に基づいて特定される前記医用画像のサムネイル画像を前記表示手段に表示するために、当該サムネイル画像を前記記憶手段から読み出す制御手段と、
    を備えることを特徴とする医療情報システム。
  3. 前記医用画像のリンク情報を前記文字情報と当該文字情報の少なくとも一部にリンク付けするリンク付け処理手段と、
    前記リンク情報に基づいて特定される前記医用画像のサムネイル画像を生成するサムネイル画像生成手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の医療情報システム。
  4. 前記サムネイル画像生成手段は、前記リンク付け処理手段が前記医用画像のリンク情報を前記文字情報と当該文字情報の少なくとも一部にリンク付けする動作に応じて、前記医用画像に関する前記サムネイル画像を生成することを特徴とする請求項3に記載の医療情報システム。
  5. 前記サムネイル画像生成手段は、前記医用情報保管装置にかかる負荷が軽いときに、前記医用画像に関する前記サムネイル画像を生成することを特徴とする請求項4に記載の医療情報システム。
  6. 前記サムネイル画像生成手段は、前記医用診断レポート閲覧時に、この医用診断レポートに含まれる前記リンク情報に基づいて、前記医用画像に関する前記サムネイル画像を生成することを特徴とする請求項3に記載の医療情報システム。
  7. 前記サムネイル画像生成手段は、前記医用画像の前記リンク情報に基づいて前記記憶手段に記憶される複数の医用画像の中から関連医用画像を選択し、この関連医用画像に関する関連サムネイル画像を生成し、
    前記サムネイル画像表示手段は、この関連サムネイル画像を表示することを特徴とする請求項3に記載の医療情報システム。
  8. 前記関連医用画像は、同一の検査において異なる時間に取得された医用画像であることを特徴とする請求項7に記載の医療情報システム。
  9. 前記関連医用画像は、同一の検査において前記被検体に対して体軸方向の位置が異なる医用画像であることを特徴とする請求項7に記載の医療情報システム。
  10. 医用画像を保管すると共に当該医用画像のサムネイル画像を生成又は保管する医療情報保管装置に接続される医用診断レポート表示装置において、
    文字情報と当該文字情報の少なくとも一部に前記医用画像を読み出すために関連付けられたリンク情報とを含む医用診断レポートを表示する表示手段と、
    この表示手段に表示された前記医用診断レポートに含まれる前記リンク情報に基づいて特定される前記医用画像のサムネイル画像を前記医用情報保管装置に送信するよう指示すると共に、前記医用情報保管装置から受信したサムネイル画像を前記表示手段に表示させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする医用診断レポート表示装置。
  11. 前記医用画像のリンク情報を前記文字情報と当該文字情報の少なくとも一部にリンク付けするリンク付け処理手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記リンク情報により特定される医用画像のサムネイル画像を生成するよう前記医療情報保管装置に指示を送信することを特徴とする請求項10に記載の医用診断レポート表示装置。
  12. 前記制御手段は、前記医療情報保管装置にかかる負荷が軽いときに、前記医用画像に関する前記サムネイル画像を生成するよう指示を前記医用情報保管装置に送信することを特徴とする請求項10に記載の医用診断レポート表示装置。
  13. 前記制御手段は、前記医用診断レポート閲覧時に、この医用診断レポートに含まれる前記リンク情報に基づいて、前記医用画像に関する前記サムネイル画像を生成するよう指示を前記医療情報保管装置に送信することを特徴とする請求項10に記載の医用診断レポート表示装置。
  14. 前記制御手段は、前記リンク付け処理手段が前記医用画像のリンク情報を前記文字情報と当該文字情報の少なくとも一部にリンク付けする動作に応じて、前記医用画像に関する前記サムネイル画像を生成するよう指示を前記医療情報保管装置に送信することを特徴とする請求項11に記載の医用診断レポート表示装置。
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