JP2010118730A - 圧電デバイス及びその製造方法 - Google Patents

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Ryoichi Ohara
原 亮 一 尾
Naoko Yanase
瀬 直 子 梁
Yasuaki Yasumoto
本 恭 章 安
Shingo Masuko
子 真 吾 増
Kenya Sano
野 賢 也 佐
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Abstract

【課題】歩留まりが低下せず、感度を向上させることが可能な圧電デバイスを提供する。
【解決手段】開口19を囲うものとして構成された脚体部22によって支えられたベース膜13Aと、ベース膜13Aの表面に形成された下部電極16と、下部電極16上に形成された、段差のない圧電体膜17と、圧電体膜17上に形成された上部電極18と、を有するメンブレン21を備え、
ベース膜13Aと下部電極16とにより、圧電体膜17と上部電極18とを支持するための支持膜が構成されており、
この支持膜には、一端が開口19に連通し、他端が圧電体膜17の表面を露呈させる、トレンチ14が形成されている。
【選択図】図9A

Description

本発明は、圧電デバイス及びその製造方法に関する。
近年、半導体プロセスを応用したMEMS(Micro-Electro Mechanical System)技術による、様々な種類のデバイス(以下、MEMSデバイスという。)が活発に研究開発されている。これらのデバイス群には、
(a)力学的な物理量を検出するセンシングデバイス
(b)電気信号により微小構造体を機械的に変形させるデバイス
(c)微小構造体の共振を用いたデバイスなどがある。
上記(a)のデバイスの具体例としては、加速度センサ、ジャイロセンサ、ショックセンサ、マイクロフォン及び圧力センサがある。上記(b)のデバイスの具体例としては、スイッチ、可変容量素子、モータ、アクチュエータ及び可動ミラーがある。上記(c)の具体例として、一つの共振器又は複数の組み合わされた共振器を利用したフィルタがある。このようにMEMS技術により多様な機能を持つデバイスが実現されている。
これらのMEMSデバイスの動作原理は多様な物理現象に基づいている。そのような物理現象として、圧電効果及び逆圧電効果がある。
上記逆圧電効果を利用したMEMSデバイスの一つとして、通信機用フィルタに使用される薄膜バルク波共振器(FBAR; thin film bulk acoustic resonator)が知られている。このFBARは、圧電体に交流電界を印加することで発生するバルク波を利用するフィルタである。例えば、特許文献1に開示されたFBARは、基板(12)と、その上に形成された圧電積層構造体(14)と、基板(12)をエッチングして形成した振動用空間(20)とを備える。この振動用空間(20)は第1のビアホール(21)と第2のビアホール(22)からなり、共振器を構成している。
一方、圧電効果を利用して、超小型のマイクロフォンとして機能する圧電デバイス(以下、圧電MEMSマイクロフォンという。)がある。この圧電デバイスは、圧電体膜と、この圧電体膜を上下から挟む上部電極及び下部電極とを有するメンブレンを備える。このメンブレンは脚体部に支持されている。外部から音波が伝搬すると、メンブレンは撓み振動する。この撓み振動に伴って圧電体膜が水平方向に伸縮することにより、この圧電体膜の表面に電荷が発生する。このため、上部電極と下部電極の間に電位差が生じる。この電位差を検出することにより、音波を検知することができる。この種の圧電デバイスは、主に携帯電話などに用いられており、高い歩留まりと感度の向上が求められている。
国際公開第W004/088840号パンフレット
本発明は、歩留まりが低下せず、感度を向上させることが可能な圧電デバイスを提供する。
本発明の一態様によれば、開口を囲うものとして構成された脚体部によって支えられたベース膜と、前記ベース膜の表面に形成された下部電極と、前記下部電極上に形成された、段差のない圧電体膜と、前記圧電体膜上に形成された上部電極と、を有するメンブレンを備え、前記ベース膜と前記下部電極とにより、前記圧電体膜と前記上部電極とを支持するための支持膜が構成されており、前記支持膜には、一端が前記開口に連通し、他端が前記圧電体膜の表面を露呈させるように前記支持膜が除去された領域が設けられている、ことを特徴とする圧電デバイスが提供される。
本発明の別態様によれば、互いに向かい合う第1の面及び第2の面を有するシリコン基材の前記第1の面の上に、絶縁層、シリコン層が順次積層された基板を準備し、前記基板の前記シリコン層の所定の場所に、前記シリコン層の表面から前記絶縁層に達するトレンチを形成し、前記トレンチに埋込み酸化膜を形成し、前記シリコン層の所定の領域に第1導電型のドーパントをイオン注入することにより、前記シリコン層の少なくとも上層に下部電極を形成し、前記下部電極及び前記埋込み酸化膜上に、圧電体膜を形成し、前記圧電体膜の上に上部電極を形成し、前記シリコン層と前記絶縁層の境界面への射影が前記埋込み酸化膜を包含するように、前記基板の前記第2の面から前記絶縁層に達する開口を、前記シリコン基材に形成し、前記開口に露呈した前記絶縁層、及び前記埋込み酸化膜をエッチングにより除去する、ことを特徴とする圧電デバイスの製造方法が提供される。
本発明によれば、歩留まりが低下せず、感度を向上させることできる。
本発明の実施形態を説明する前に、本発明者らが本発明をなすに至った経緯について説明する。
まず、本発明者らは、前述の下部電極として、金属材料の代わりに、不純物をドーピングしたSi基板等の半導体材料を用いる方法を採用した。而して、Si基板の方が、金属材料で形成した膜に比べ、表面の平坦性に優れている。このため、Si基板の上に圧電体を成長させることにより、高い配向性を有する圧電体膜を容易に得ることができる。さらに、金属膜のパターニングなどの加工プロセスが不要になるという製造上のメリットもある。
ところで、一般に、非圧電層である上部電極及び下部電極で圧電層を上下から挟んだ構造(ユニモルフ構造)の圧電デバイスにおいては、圧電層よりも非圧電層の膜厚を厚くすることが多い。これは、メンブレンが撓んだ際に、水平方向に伸縮しない中立面が圧電層から離れているほど、圧電体の歪みが大きくなり、エネルギー変換効率が高まるからである。したがって、下部電極として不純物をドーピングしたSi層を用いる場合、このSi層は下部電極としてだけでなく非圧電層としての機能も持つものであるため、Si層の膜厚は圧電層の膜厚よりも厚くすることが好ましい。
次に、本発明者らは、圧電デバイスのエネルギー変換効率を高める方法の一つとして、メンブレンの一部の領域を薄化することを試みた。この理由は、薄化すれば剛性を低下させることができ、メンブレンが撓み振動する際、圧電体膜の歪みを所定の領域に集中させることや、圧電体膜を所望の形状に変形させることが容易になると考えたからである。
以下、本発明者らが考えた2つの比較例1,2について説明する。
図1は、比較例1に係る圧電デバイス90の断面図を示している。この図1からわかるように、圧電デバイス90はメンブレン61及び脚体部51を備えている。
また、この図1からわかるように、本比較例1に係るメンブレン61は、ベース膜であるシリコン層53の上に、下部電極56、圧電体膜57、上部電極58を順次形成したものとして構成されている。このメンブレン61は脚体部51で固定状態に支持されている。この脚体部51は、シリコン基板50の裏面(図中下側)からエッチングすることにより形成されたものである。
下部電極56は、シリコン基板50にn型ドーパントをイオン注入することにより形成されたn型領域である。また、この図からわかるように、圧電体膜57と上部電極58は、その一部が下部電極56が露呈するまで切り欠き状態に除去されて、トレンチ64が形成されている。このトレンチ64において、メンブレン61は薄化され、剛性低下領域60が形成されている。この剛性低下領域60においてメンブレン61の剛性の低下が図られている。
しかし、圧電体膜57と上部電極58のトータルの厚さは、例えば1〜1.5μmである。これに対して、シリコン層53と下部電極56のトータルの厚さは、例えば3〜5μmである。つまり、図1の比較例1では、メンブレン61全体の厚さに占めるシリコン層53と下部電極56との厚さの割合を大きくすることにより、前述のユニモルフ構造におけるエネルギー変換効率を高める条件を満足させている。しかし、このメンブレン61の構造では、薄くし得ないシリコン層53と下部電極56のトータルの厚さに起因して、圧電体膜57の歪みを集中させる効果は限定的と言わざるを得ない。したがって、これ以上の大幅なエネルギー変換効率の向上は望めなかった。
次に、比較例2について説明する。図2は、本比較例2に係る圧電デバイス90Aの断面図を示している。この図2からわかるように、圧電デバイス90Aはメンブレン61A及び脚体部51Aを備えている。
図2の比較例2が、図1の比較例1と異なる点は以下の通りである。
図1の比較例1においては、上部電極58と圧電体膜57のみを貫通するトレンチ64を形成している。これに対し、図2の比較例2においては、一旦上部電極58Aからベース膜53Aまで貫通するトレンチ64Aを形成する。この後、このトレンチ64Aにその厚さの途中まで(圧電体膜57Aの厚さの途中まで)圧電体65で埋め戻している。図2では、この圧電体65の上方にあるトレンチ64Aの一部をトレンチ64A2としている。
なお、図2において図1と対応する要素には同一の符号にサフィックスAを付したものを用い、詳しい説明は省略する。
図2のメンブレン61Aの構造を採った場合、図1の比較例1に比して、音波がメンブレン61Aに伝搬した際の圧電体の歪みは増大し、エネルギー変換効率が向上する。しかし、図2からわかるように、圧電体膜57Aは段差Sを有するため、メンブレン61Aの機械的強度が、比較例1に比して低下するのが避けられない。このため、メンブレン61Aの撓み振動に伴って、圧電体膜57Aにクラックが発生し、その結果メンブレン61Aが破断するに至ることも考えられる。このようなことが起これば、歩留まりが低下することになってしまう。
本発明は、上記の認識に鑑みてなされたものであって、メンブレンの機械的強度を低下させることなしに、その剛性を低下させるようにしたものである。
以下、本発明に係る2つの実施形態について図面を参照しながら説明する。第1の実施形態では、上記の課題を解決する圧電デバイス及びその製造方法を説明する。第2の実施形態では、撓み振動する際により大きな電気信号を取り出すために、上部電極と下部電極をパターニングした圧電デバイス及びその製造方法を説明する。
なお、同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。
(第1の実施形態)
本実施形態に係る圧電デバイスのメンブレンの製造方法を、図3A〜図9Bを用いて説明する。図3A〜図8Bは、本実施形態に係るメンブレンの工程断面図である。図3B〜図8Bは、それぞれ図3A〜図9AのB−B線に沿う断面図である。
(1)まず、SOI(Silicon On Insulator)基板10を準備する。図3Bからわかるように、このSOI基板10は、シリコン基材11、絶縁体からなるBOX(Buried Oxide)層12、及び単結晶シリコンからなるシリコン層13が順次積層された構造を有する。シリコン層13は、予め不純物がドープされてp型領域(第1導電型領域)となっている。このシリコン層13の比抵抗値は、例えば10Ω・cmである。なお、このSOI基板10の厚さは、例えば400μm〜600μmである。このシリコン層13の厚さは、例えば3μm〜5μmである。
(2)次に、図3A及び図3Bに示すように、シリコン層13の所定の場所にトレンチ14を形成する。このトレンチ14は、図3Bからわかるように、シリコン層13の表面からBOX層12に達するまで形成されており、トレンチ14の底部にBOX層12の一部が露呈している。このトレンチ14の平面形状は図3Aに示される。なお、トレンチ14の幅は、例えば数十μm〜100μmである。
(3)次に、図4A及び図4Bに示すように、トレンチ14に埋込み酸化膜15を形成する。
なお、埋込み酸化膜15は、上記の説明のようにSTI(Shallow Trench Isolation)法により形成する他、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法により形成してもよい。
(4)次に、シリコン層13の表面に下部電極16を形成する。具体的には、シリコン層13及び埋込み酸化膜15の上にレジスト膜を形成しパターニングしてレジストマスクを形成する。このパターニングは、下部電極16の所望の形状に基づいて行われる。その後、このレジストマスクを用いてシリコン層13にn型ドーパントをイオン注入する。n型ドーパントとして、例えばリン(P)を用いる。その場合のイオン注入の条件は、例えば、加速電圧250kV、ドーズ量1×1015cm―2である。
(5)次に、レジストマスクを剥離し、その後、アニールを行うことでイオン注入したドーパント(P)を活性化させる。アニール温度は、例えば1100℃の温度である。アニールの結果、SOI基板10の表面から約1μmの深さにわたって、リンの濃度が1×1019cm−3のn型領域(第2導電型領域)が形成される。図5A及び図5Bに示すように、このようにして形成されたn型領域が下部電極16として機能する。なお、シリコン層13のうち下部電極16以外の部分はベース膜13Aとなる。
上記のように下部電極16はp型のシリコン層13の中に埋め込まれたn型領域である。このため、下部電極16とベース膜13Aの界面にpn接合が形成される。よって、このpn接合により、下部電極16はベース膜13Aと電気的に絶縁されることになる。
(6)次に、図6A及び図6Bに示すように、反応性マグネトロンスパッタ法により、下部電極16及び埋込み酸化膜15上に、窒化アルミニウム(AlN)からなる圧電体膜17を成長させる。この際、スパッタガスは、例えばアルゴン(Ar)と窒素(N)の混合ガスとし、ターゲットパワーは例えば5kWとする。この圧電体膜17の厚さは、例えば0.5μm〜1.0μmである。なお、圧電体膜17の材料としては、他の強誘電体、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、酸化亜鉛(ZnO)でもよい。
(7)次に、図7A及び図7Bに示すように、反応性マグネトロンスパッタ法により、圧電体膜17の上にアルミニウム(Al)からなる上部電極18を形成する。この上部電極18の厚さは、例えば0.5μmである。なお、この上部電極18の材料は、他の金属(例えば、モリブデン(Mo)、チタン(Ti))のほか、合金(例えば、TiAl、AlNi、又はAl−Si系合金)又は導電性の化合物(例えば窒化チタン(TiN))でもよい。
(8)次に、図8A及び図8Bに示すように、ディープRIE(Deep-RIE)法を用いて、SOI基板10の裏面(図中下側)からBOX層12に達するまで、所定の場所のシリコン基材11を除去し、開口19を形成する。はこの開口19の幅は、例えば数百μm〜1.5mmである。図8Bからわかるように、シリコン基材11を除去した領域において、BOX層12が露呈している。
(9)次に、図9Aに示すように、フッ素系ガスを用いたリアクティブイオンエッチング(RIE)又はバッファードフッ酸(BHF)溶液を用いたエッチングにより、開口19の底部に露呈したBOX層12及び埋込み酸化膜15を除去する。
上記の工程により、本実施形態に係る圧電デバイス100が得られる。図9Aは、本実施形態に係る圧電デバイス100の断面図を示している。
図9Aからわかるように、メンブレン21は、ベース膜13Aと下部電極16から構成される支持膜と、この支持膜により支持された圧電体膜17及び上部電極18と、を有し、シリコン基材の残部11AとBOX層の残部12Aからなる脚体部22により支持されている。このメンブレン21は、図9Aの上側から到来する音波を受けて撓み振動する。脚体部22は、図9A及び図9Bからわかるように、開口19を囲うものとして構成されている。この脚体部22を構成するBOX層の残部12Aは、シリコン基材の残部11Aとベース膜13Aとの間に配置されている。
次に、本実施形態のメンブレン21と前述の2つの比較例のメンブレン61,61Aを比較する。
図9Aからわかるように、メンブレン21は、シリコン層13に形成されたトレンチ14によって剛性の低下した剛性低下領域20を有している。このトレンチ14は、メンブレン21の厚さに対して支配的なベース膜13A及び下部電極16を削って形成されているため、前述の比較例1(図1参照)に比べて、メンブレン21の剛性を低下させる効果が大きい。これにより、メンブレン21が撓み振動した際、圧電体膜17の歪みがより大きくなる。その結果、上部電極18と下部電極16の間に生じる電圧がより大きくなり、エネルギー変換効率が向上する。
さらに、本実施形態に係る圧電体膜17は、前述の比較例2(図2参照)に係る圧電体膜57Aのように段差Sを有しないので、メンブレン21の機械的強度は低下しない。よって、メンブレン21が撓み振動してもクラックは発生せず、歩留まりは低下しない。
次に、メンブレン21のさらに詳細な構成について図9Bを用いて説明する。図9Bは、図9AのC−Cに沿う断面図である。
前述のように、ベース膜13Aと下部電極16から構成される支持膜を含む平面に沿ってトレンチ14が形成されている。図9Bからわかるように、このトレンチ14により、支持膜には4つの片持ち梁23a,23b,23c,24dが形成されている。これらの片持ち梁23a,23b,23c,24dは、いずれも先端側が自由端であり基端側が脚体部22に支持されており、先端側を突き合わせた位置関係に形成されている。このように、片持ち梁23a,23b,23c,24dの先端側が自由端であるため、メンブレン21の中央領域における剛性が低下する。これにより、メンブレン21が撓み振動する際に、中央領域における圧電体膜17の自由度が大きくなる。よって、メンブレン21が音波を受けて撓み振動する際、圧電体膜17の歪みを、圧電体膜17の中央領域に集中させることができる。
このため、少なくとも圧電体膜17の中央領域に、上部電極及び下部電極を形成しておくことにより、上部電極と下部電極の間の電位差を効率的に増大させることができる。
なお、圧電体膜17の中央領域に歪みを集中させる構造は上記のものに限られない。先端側が突き合うように片持ち梁が形成されていればよい。例えば、図10Aや図10Bに示すようなトレンチ14を形成して上記と同様の工程により圧電デバイスを作製してもよい。図10Aでは、3つの片持ち梁80a,80b,80cが、先端側が突き合うように形成されている。図10Bでは、8つの片持ち梁81a,81b,81c,81d,81e,81f,81g,81hが、先端側が突き合うように形成されている。
また、圧電体膜17の中央領域ではなく、周辺領域に歪みを集中させたい場合、前述の支持膜の周辺部にトレンチ14を形成し、上記と同様の工程により圧電デバイスを作製してもよい。図11A及び図11Bに具体例を示す。図11Bは、図11AのB−B線に沿う断面図である。この図11Aからわかるように、トレンチ14は輪状のものとして形成されている。このようなトレンチ14を形成することで、圧電体膜の周辺領域に歪みを集中させることも可能である。
以上説明したように、支持膜にトレンチ14を形成することでメンブレン21の剛性を低下させ、メンブレン21が撓み振動する際の圧電体膜17の歪みを所望の領域に集中させることができる。
以上に述べたように、本実施形態によれば、歩留まりが低下せず、感度を向上させることの可能な圧電デバイスが得られる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態と第2の実施形態の相違点の一つは、より大きな電位差を検出するために上部電極及び下部電極がパターニングされており、また、メンブレンを保護するための貫通孔が設けられている点である。
以下、本実施形態に係る圧電デバイスの製造方法を、図12A〜図18を用いて説明する。図12B〜図16Bは、それぞれ図12A〜図16AのB−B線に沿う断面図である。
(1)第1の実施形態と同様、シリコン基材11、BOX層12及びシリコン層13が順次積層された構造を有するSOI基板10を準備し、シリコン層13の所定の場所にトレンチ14を形成する。
(2)次に、図12A及び図12Bに示すように、トレンチ14に埋込み酸化膜15を形成する。
(3)次に、シリコン層13及び埋込み酸化膜15の上にレジスト膜を形成しパターニングしてレジストマスクを形成する。このパターニングは、下部電極の形状に基づいて行われる。その後、このレジストマスクを用いてシリコン層13にn型ドーパント(P)をイオン注入する。
(4)次に、レジストマスクを剥離し、その後、アニールを行うことでイオン注入したリンを活性化させる。アニール温度は、例えば1100℃の温度である。アニールの結果、SOI基板10の表面から約1μmの深さにわたって、リンの濃度が1×1019cm−3のn型領域(第2導電型領域)が形成される。このようにして形成されたn型領域が下部電極として機能する。図13A及び図13Bは、このようにして形成された下部電極を示している。この下部電極は、内側下部電極16a、16b、16c、16dと、外側下部電極16e、16f、16g及び16hを有する。なお、シリコン層13のうち下部電極16以外の部分はベース膜13Aとなる。
(5)次に、図14A及び図14Bに示すように、反応性マグネトロンスパッタ法により、ベース膜13A、埋込み酸化膜15、内側下部電極16a、16b、16c、16d、及び外側下部電極16e、16f、16g及び16hの上に圧電体膜17を成長させる。
(6)次に、塩素系ガスを使用するRIE法により、圧電体膜17にビアホール(図示せず)を形成する。このビアホールは、メンブレンが撓み振動したときに圧電体17の表面に現れる同じ極性の電荷を検出する、下部電極と上部電極を電気的に接続するためのものである。具体的には、内側下部電極16a,16b,16c,16dは、ビアホールを介して外側上部電極18b(後述)とそれぞれ電気的に接続される。同様に、外側下部電極16e,16f,16g,16hは、ビアホールを介して内側上部電極18a(後述)とそれぞれ電気的に接続される。
なお、この工程において、必要に応じて、圧電体膜17を所望の形状に加工してもよい。例えば、圧電体膜17の周辺部分をエッチングして除去してもよい。
(7)次に、反応性マグネトロンスパッタ法により、圧電体膜17の上に上部電極18を形成する。
(8)次に、塩素系ガスを用いたRIE又は薬液を用いたウェットエッチングにより、上部電極18を所定の形状にパターニングする。具体的には、図15A及び図15Bに示すように、上部電極18は、中央領域の内側上部電極18aと、周辺領域の外側上部電極18bにパターニングされる。図15Bから分かるように、この内側上部電極18aは内側下部電極16a,16b,16c,16dとほぼ平面的に重なるように形成される。同様に、外側上部電極18bは外側下部電極16e,16f,16g,16hとほぼ平面的に重なるように形成される。
(9)次に、図16A及び図16Bに示すように、塩素系ガス又はフッ素系ガスを用いたRIEにより、外側上部電極18bからBOX層12まで達する貫通孔24,24を形成する。この貫通孔24は、圧電デバイスが基板などに実装された際、開口19内の空気と外部の空気との圧力差をなくすためのものである。この貫通孔24がない場合、開口19内の密封された空気が温度の変化などに伴って膨張又は収縮することにより、メンブレンが破壊されることがある。
なお、貫通孔24が大きすぎると、伝搬した音波が貫通孔24を通ってメンブレンの裏側からメンブレンに圧力を加えるため、特に周波数の低い音波に対する感度が低下してしまう。したがって、貫通孔24はメンブレンに比べて十分小さく、その直径は例えば10μmである。また、この貫通孔24は、内側上部電極18aからBOX層12まで達するように形成してもよい。
(10)次に、図17に示すように、ディープRIE法を用いて、SOI基板10の裏面(図中下側)からBOX層層12に達するまで、所定の場所のシリコン基材11を除去し、開口19を形成する。
(11)次に、図18に示すように、フッ素系ガスを用いたRIE又はBHF溶液を用いたエッチングにより、開口19の底部に露呈したBOX層12及び埋込み酸化膜15を除去する。
上記の工程により、本実施形態に係る圧電デバイス110が得られる。図18は、圧電デバイス110の断面図を示している。
図18からわかるように、メンブレン31は、ベース膜13Aと下部電極16a〜16hから構成される支持膜と、この支持膜により支持された圧電体膜17及び上部電極18a,18bと、を有し、シリコン基材の残部11AとBOX層の残部12Aからなる脚体部22により支持されている。このメンブレン31は、図18の上側から到来する音波を受けて撓み振動する。
本実施形態に係る圧電デバイス110は、前述の第1の実施形態に係る圧電デバイス100と同様、エネルギー変換効率が高く、歩留まりも低下しないという効果が得られる。
さらに、前述のように、上部電極と下部電極をパターニングしているため、より大きな電位差を検出することができる。このことについて詳細に説明する。ここでは、メンブレン31がある方向に撓んだことにより、圧電体膜17が中央領域において水平方向に圧縮され、周辺領域において伸張される場合を考える。この場合、圧電体膜17は、中央領域の上面が正に帯電し下面が負に帯電する一方、周辺領域の上面は負に帯電し下面は正に帯電する。このとき、内側上部電極18aと外側下部電極16e,16f,16g,16hは同じ極性(+)の電荷を検出し、一方、外側上部電極18bと内側下部電極16a,16b,16c,16dは同じ極性の電荷(−)を検出することになる。前述のように、本実施形態ではビアホールによって同じ極性の電荷が発生する領域に設けられた電極を電気的に接続している。よって、より大きな電位差を検出することができる。
また、本実施形態では、貫通孔24が設けられているので、圧電デバイス110の脚体部22を基板等に実装した際、開口19内の空気が密封されることがない。このため、気温や気圧などの変化により開口19内の空気の体積が増減しても、貫通孔24を通して空気が出し入れされる。これによりメンブレン31に過大な圧力がかからないようにし、メンブレン31の破壊を防止することができる。
ところで、実際に、本発明者らが圧電デバイス110を用いた圧電MEMSマイクロフォンを試作・評価したところ、周波数200Hz〜10kHzまでの音波に対してほぼ平坦な感度特性を示した。例えば周波数1kHzの音波に対する音圧感度は、実用上の性能を満足する−40dBであった。
さらに、1000個の試作品を製造したところ、メンブレンの破断又は亀裂などの構造要因に起因する不良が発生したものは0個であった。
また、インピーダンスアナライザを用いてインピーダンスの周波数依存性を評価したところ、最も低次の撓み振動の共振の結合係数は理論値とほぼ一致し、圧電体として用いた窒化アルミニウムが良好な圧電性を示していることについても確認した。
以上説明したように、本実施形態によれば、歩留まりが低下せず、感度を向上させることの可能な圧電デバイスが得られる。
以上、本発明に係る2つの実施形態について説明した。
なお、本発明に係る圧電デバイスは、音波を受信するものに限られず、例えば加速度などの力学的な力を受けて動作するデバイスも含む。
また、トレンチ14は、支持膜を除去して形成されたものであればよい。よって、トレンチ14のアスペクト比は図示したものに限らず任意である。また、トレンチ14の断面は垂直に限らず、例えばテーパ形状であってもよい。
また、上記の説明では、SOI基板10のシリコン層13はp型としたが、n型のシリコン層でもよい。この場合、下部電極16はp型ドーパントをイオン注入することにより形成されたp型領域となる。また、シリコン層13は不純物を含まない真性半導体でもよい。この場合、下部電極16はn型領域でもp型領域のどちらでもよい。
また、上記の説明ではSOI基板10を用いたが、この代わりに、例えば、Si基板上にシリコン酸化膜(SiO)形成し、その上に多結晶シリコン(Poly−Si)を形成したものを基板としても用いてもよい。
比較例1に係る圧電デバイスの断面図である。 比較例2に係る圧電デバイスの断面図である。 第1の実施形態に係る圧電デバイスの製造工程を示す平面図である。 図3AのB−B線に沿う断面図である。 図3Aに続く、第1の実施形態に係る圧電デバイスの製造工程を示す平面図である。 図4AのB−B線に沿う断面図である。 図4Aに続く、第1の実施形態に係る圧電デバイスの製造工程を示す平面図である。 図5AのB−B線に沿う断面図である。 図5Aに続く、第1の実施形態に係る圧電デバイスの製造工程を示す平面図である。 図6AのB−B線に沿う断面図である。 図6Aに続く、第1の実施形態に係る圧電デバイスの製造工程を示す平面図である。 図7AのB−B線に沿う断面図である。 図7Aに続く、第1の実施形態に係る圧電デバイスの製造工程を示す平面図である。 図8AのB−B線に沿う断面図である。 第1の実施形態に係る圧電デバイスの断面図である。 図9AのC−C線に沿う断面図である。 SOI基板のシリコン層に形成されたトレンチの変形例を示す図である。 SOI基板のシリコン層に形成されたトレンチの別の変形例を示す図である。 SOI基板のシリコン層に形成されたトレンチのさらに別の変形例を示す図である。 図11AのB−B線に沿う断面図である。 第2の実施形態に係る圧電デバイスの製造工程を示す平面図である。 図12AのB−B線に沿う断面図である。 図12Aに続く、第2の実施形態に係る圧電デバイスの製造工程を示す平面図である。 図13AのB−B線に沿う断面図である。 図13Aに続く、第2の実施形態に係る圧電デバイスの製造工程を示す平面図である。 図14AのB−B線に沿う断面図である。 図14Aに続く、第2の実施形態に係る圧電デバイスの製造工程を示す平面図である。 図15AのB−B線に沿う断面図である。 図15Aに続く、第2の実施形態に係る圧電デバイスの製造工程を示す平面図である。 図16AのB−B線に沿う断面図である。 図16Aに続く、第2の実施形態に係る圧電デバイスの製造工程を示す平面図である。 第2の実施形態に係る圧電デバイスを示す断面図である。
符号の説明
10・・・SOI基板
11・・・シリコン基材
11A・・・シリコン基材の残部
12・・・BOX層
12A・・・BOX層の残部
13・・・シリコン層
13A・・・ベース膜
22,51,51A・・・脚体部
53,53A・・・シリコン層
14,64・・・トレンチ
15・・・埋込み酸化膜
16,56,56A・・・下部電極
16a,16b,16c,16d・・・内側下部電極
16e,16f,16g,16h・・・外側下部電極
17,57,57A・・・圧電体膜
18,58,58A・・・上部電極
18a・・・内側上部電極
18b・・・外側上部電極
19・・・開口
20,60,60A・・・剛性低下領域
21,31,61,61A・・・メンブレン
23a,23b,23c,23d・・・片持ち梁
24・・・貫通孔
50,50A・・・シリコン基板
65・・・圧電体
80a,80b,80c・・・片持ち梁
81a,81b,81c,81d,81e,81f,81g,81h・・・片持ち梁
90,90A,100,110・・・圧電デバイス

Claims (5)

  1. 開口を囲うものとして構成された脚体部によって支えられたベース膜と、
    前記ベース膜の表面に形成された下部電極と、
    前記下部電極上に形成された、段差のない圧電体膜と、
    前記圧電体膜上に形成された上部電極と、
    を有するメンブレンを備え、
    前記ベース膜と前記下部電極とにより、前記圧電体膜と前記上部電極とを支持するための支持膜が構成されており、
    前記支持膜には、一端が前記開口に連通し、他端が前記圧電体膜の表面を露呈させるように前記支持膜が除去された領域が設けられている、
    ことを特徴とする圧電デバイス。
  2. 開口を囲うものとして構成された脚体部によって支えられたベース膜と、
    前記ベース膜の表面に形成された下部電極と、
    前記下部電極上に形成された、段差のない圧電体膜と、
    前記圧電体膜上に形成された上部電極と、
    を有するメンブレンを備え、
    前記ベース膜と前記下部電極とにより、前記圧電体膜と前記上部電極とを支持するための支持膜が構成されており、
    前記支持膜には、前記支持膜を含む平面に沿ってトレンチが形成されており、
    前記トレンチにより、前記支持膜には、先端側が自由端で、基端側が前記脚体部に支持された複数の片持ち梁が、前記メンブレンの中央領域における剛性を低下させるように、前記先端側を突き合わせた位置関係に形成されている、
    ことを特徴とする圧電デバイス。
  3. 前記上部電極は、前記圧電体膜の内側部分に形成された内側上部電極と、前記圧電体膜の外側部分に形成された外側上部電極と、を備え、
    前記下部電極は、前記圧電体膜の内側部分に形成された内側下部電極と、前記圧電体膜の外側部分に形成された外側下部電極と、を備え、
    前記内側上部電極と前記外側下部電極とが電気的に接続され、前記外側上部電極と前記内側下部電極とが電気的に接続されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の圧電デバイス。
  4. 前記開口を、前記上部電極側の外側の空間と連通させる、貫通孔を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の圧電デバイス。
  5. 互いに向かい合う第1の面及び第2の面を有するシリコン基材の前記第1の面の上に、絶縁層、シリコン層が順次積層された基板を準備し、
    前記基板の前記シリコン層の所定の場所に、前記シリコン層の表面から前記絶縁層に達するトレンチを形成し、
    前記トレンチに埋込み酸化膜を形成し、
    前記シリコン層の所定の領域に第1導電型のドーパントをイオン注入することにより、前記シリコン層の少なくとも上層に下部電極を形成し、
    前記下部電極及び前記埋込み酸化膜上に、圧電体膜を形成し、
    前記圧電体膜の上に上部電極を形成し、
    前記シリコン層と前記絶縁層の境界面への射影が前記埋込み酸化膜を包含するように、前記基板の前記第2の面から前記絶縁層に達する開口を、前記シリコン基材に形成し、
    前記開口に露呈した前記絶縁層、及び前記埋込み酸化膜をエッチングにより除去する、
    ことを特徴とする圧電デバイスの製造方法。
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