JP2010118013A - 通信装置、表示媒体、通信制御装置および記録装置 - Google Patents

通信装置、表示媒体、通信制御装置および記録装置 Download PDF

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政寛 佐藤
Shigehiko Sasaki
茂彦 佐々木
Tsutomu Ishii
努 石井
Yasunori Saito
泰則 斎藤
Toshiro Shimada
利郎 島田
Yasuaki Konishi
泰彰 小西
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Abstract

【課題】通信すべき通信相手の誤認を抑制すること。
【解決手段】電子ペーパ20に設けられたRFIDタグ204について、記録装置と、記録装置に保持されている電子ペーパ20のRFIDタグ204とでは通信を行い、記録装置に保持されていない他の電子ペーパ20のRFIDタグ204とは通信を行わないようにするために、電子ペーパ20にアンテナ203を設ける。そして、電子ペーパ20が記録装置に保持されているときには、アンテナ203をRFIDリーダライタ部のアンテナとして使用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信装置、表示媒体、通信制御装置および記録装置に関する。
特許文献1に開示されているRFID(Radio Frequency IDentification)を組み込んだ表示媒体を用いて、様々なアプリケーションへの応用が行われている。
特開2004−102840号公報
本発明は、通信すべき通信相手の誤認を抑制することを目的とする。
本発明の請求項1に係る通信装置は、無線信号を送受信する第1のアンテナと、無線信号を送受信する第2のアンテナと、前記第1のアンテナ、および前記第1のアンテナの無線通信範囲に設けられた前記第2のアンテナを有し、内部に当該無線通信範囲全体が含まれるように構成された保持体と、外部装置が接続される端子であって、接続される前記外部装置から入力される要求信号を前記第1のアンテナから送信させる一方、前記第1のアンテナによって受信される応答信号を前記外部装置に出力する端子と、前記第2のアンテナによって前記要求信号が受信されると、当該要求信号に応じた応答信号を前記第2のアンテナから送信させる応答手段とを具備することを特徴とする。
本発明の請求項2に係る通信装置は、請求項1に記載の通信装置と、前記保持体に設けられ、前記端子を介して前記外部装置から予め設定された電圧が印加されているときに照射される光に応じて記録される画像を表示する表示部とを具備することを特徴とする。
本発明の請求項3に係る表示媒体は、請求項2の構成において、前記端子を介して前記外部装置から印加される電圧を、前記表示部に対して印加する電極をさらに具備し、前記第1のアンテナは、前記電極の材料で形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る通信制御装置は、請求項1に記載の通信装置を保持する保持手段と、前記保持手段によって前記通信装置が保持されると、前記端子に接続する接続手段と、前記接続手段によって接続された端子に対して、要求信号を入力する入力手段と、前記接続手段によって接続された端子から、前記要求信号に応答して出力される応答信号を取得する取得手段とを具備することを特徴とする。
本発明の請求項5に係る記録装置は、請求項2または請求項3に記載の表示媒体を保持する保持手段と、前記保持手段によって前記表示媒体が保持されると、前記端子に接続する接続手段と、前記接続手段によって接続された端子に対して、要求信号を入力する入力手段と、前記接続手段によって接続された端子から、前記要求信号に応答して出力される応答信号を取得する取得手段と、前記表示部に表示される画像を記録するときに、前記接続手段によって接続された端子に対して、予め設定された電圧を印加する記録電圧印加手段とを具備することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、外部装置と通信すべき通信装置の誤認を抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、通信装置を有する表示媒体および外部装置を接続する端子の数を減らすことができる。
請求項3に記載の発明によれば、第1のアンテナの形成を容易に行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、通信すべき通信装置の誤認を抑制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、通信すべき通信装置を有する表示媒体の誤認を抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
<実施形態>
図1は、本発明の一実施形態に係る電子ペーパ20についての説明図である。この例においては、電子ペーパ20は、照射された光に応じて記録される画像を表示する光記録型の表示媒体であって、表示装置21および通信装置22を有し、それぞれフレーム206に固定されている。表示装置21は、電極201と表示部205を有する。通信装置22は、電極202、アンテナ203およびRFIDタグ204を有する。まず、電子ペーパ20の通信装置22について説明する。
図2は電子ペーパ20のアンテナ203とRFIDタグ204との位置関係を示す電子ペーパ20の断面の構成を説明する図である。
2個の電極202は、後述するアンテナ203の両端の端子にそれぞれ接続されている。また、電極202は、後述するフレーム206によって外部から電気的に接続可能な状態で固定されている。電極202は、後述する記録装置10に電子ペーパ20を保持させたときに、記録装置10の電極151と電気的に接触する位置に配置され、記録装置10との接続端子として機能する。
アンテナ203は、上述のように両端がそれぞれ電極202に接続され、導電率の高い金属などにより、平面状に渦を巻くように形成されている。アンテナ203は、後述するようにして電極202に接続される記録装置10のRFIDリーダライタ部150(図5参照)から入力される信号(後述する要求信号)に応じて電波を発生し、RFIDタグ204と無線通信を行う。また、後述するRFIDタグ204から受信した信号(後述する応答信号)を、接続されるRFIDリーダライタ部150に出力する。この無線通信は、例えば13.56MHz帯の電波を用いるが、他の周波数帯域を用いてもよく、他の周波数帯域を用いる場合には、アンテナ203の形状は、その周波数帯域に対応した公知の形状とすればよい。この例においては、アンテナ203は、図2に示すように、後述するRFIDタグ204と重なるように、また、RFIDタグ204とは予め設定された距離だけ離れて設けられている。
RFIDタグ204は、アンテナ203に接続されるRFIDリーダライタ部150と無線通信を行う。以下、RFIDタグ204の構成について、図3を用いて説明する。
図3は、RFIDタグ204の構成を示すブロック図である。RFIDタグ204は、制御部204a、記憶部204b、送受信部204c、電源部204d、アンテナ204e、バス204fを備える。
制御部204aは、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置を備え、記憶部204bに記憶された制御プログラムを実行することにより、バス204fを介して、RFIDタグ204を構成している各部の動作を制御する。
記憶部204bは、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)などの半導体メモリで構成され、制御部204aが実行する制御プログラム、電子ペーパ20に付随する情報などを記憶する。電子ペーパ20に付随する情報とは、例えば、電子ペーパ20の累積書き換え回数値や、所有者の名称や、電子ペーパ20に表示されている画像の題名および作者名などである。また、制御部204aがプログラムを実行するときの作業用データを格納する。
送受信部204cは、アンテナ204eを介して、外部装置、この例においてはアンテナ203に接続されたRFIDリーダライタ部150と通信を行う。送受信部204aは、アンテナ204eによって受信した電波に係る要求信号を取得し、その信号を復調して受信情報に変換し、制御部204aに出力する。また、送受信部204aは、受信情報に応答して制御部204aの制御によって出力される送信情報を取得し、その送信情報に応じて変調された応答信号をアンテナ204eに出力する。例えば、要求信号を復調して得られる受信情報が、記憶部204bに記憶されている情報の送信を要求する内容であった場合、制御部204eは、その応答として、記憶部204bに記憶されている情報を読み出して、読み出した情報に応じて送信情報を生成、出力する。
電源部204dは、外部より受信した電波のエネルギを電力に変換して、バス204fを介してRFIDタグ204を構成している各部に電力を供給する。このように、この例においては、RFIDタグ204は、パッシブ型であるが、電池などの電力源を有するアクティブ型であってもよい。
アンテナ204eは、導電率の高い金属などにより、平面状に渦を巻くように形成され、その両端が送受信部204cに接続されている。アンテナ204eは、送受信部204cから入力された応答信号に応じた電波を発生し、また、アンテナ203から受信した要求信号を出力する。
なお、RFIDタグ204は、汎用のRFIDタグの機能を有しているから、アンテナ203に接続されたRFIDリーダライタ部150と通信を行うだけでなく、アンテナを有する汎用のRFIDリーダライタとの通信を、アンテナ204eを介して行ってもよい。以上が、RFIDタグ204の構成の説明、および通信装置22の構成についての説明である。
次に、電子ペーパ20の表示装置21の構成について説明する。2個の電極201は、後述する電子ペーパ20の表示部205の内部を構成する透明電極220、260にそれぞれ電気的に接続されている。また、電極201は、フレーム206によって外部から電気的に接続可能な状態で固定されている。電極201は、後述する記録装置10に電子ペーパ20を保持させたときに、記録装置10の電極131と電気的に接触する位置に配置され、記録装置10との接続端子として機能する。次に、表示装置21の表示部205の構成について説明する。
図4は、表示装置21の表示部205の断面の構成を説明する図である。表示部205は、フィルム基板210、270、透明電極220、260、光導電層230、着色層240、表示層250で構成される。
表示部205は、電子ペーパ20に画像の記録や表示を行う領域である。表示部205はフレーム206に保持されている。この例においては、記録された画像の表示を行う表示面20aと、後述する記録光源141からの光を照射して画像の記録を行う記録面20bが電子ペーパ20における対向した面のそれぞれに対応している。なお、表示面20aと記録面20bが同一の面にある電子ペーパ20を用いても良い。
フィルム基板210、270は、電子ペーパ20の表面を保護するために設けられた層であり、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)により構成される。フィルム基板210は記録面20b側であり記録光を照射する側の面である。フィルム基板270は表示面20a側であり記録された画像を使用者が観察する側の面である。
透明電極220、260は、例えばITO(酸化インジウム錫)から構成される層である。上述したように、透明電極220、260に接続された電極201と、記録装置10の電極131とが電気的に接続され、制御部110の制御により電圧印加部130が電極131に電圧を印可すると、透明電極220、260間に電位差が生じる。光導電層230は、照射される光の強度に応じてその導電率を異ならせる導電体の層である。光導電層230は、例えば有機光導電体を用いる。着色層240は、表示層250が光を通過する場合に観察される層であり、あらかじめ決められた色、例えば黒色になっている。
表示層250は印加される電圧に応じて光の反射状態を異ならせる表示素子を含む層である。表示層250は、バインダー樹脂中にマイクロカプセル状のコレステリック液晶表示素子を分散させたものである。コレステリック液晶表示素子は、配向状態として、プレーナ配向状態とフォーカルコニック配向状態とになりうる。コレステリック液晶表示素子は、プレーナ配向状態の場合は光を反射(ブラッグ反射)して、あらかじめ決められた色を呈し、フォーカルコニック配向状態にある場合は光を透過して着色層240の色を呈する。以上が表示部205における各構成の説明である。
フレーム206は、上述のように、表示装置21および通信装置22の各部を保持する。また、フレーム206は、外光が透過せず、4つの電極201、202間が電気的に短絡しないように絶縁する部材で構成されている。以上が、電子ペーパ20の構成の説明である。
次に、記録装置10の構成について説明する。図5は、本発明の一実施形態である記録装置10の構成を示すブロック図である。同図に示す記録装置10は、上述した電子ペーパ20に画像の記録、消去(初期化)を行う装置であって、制御部110、記憶部120、電圧印加部130、記録光発生部140、RFIDリーダライタ部150、情報取得部160を備える。
制御部110は、CPUなどの演算装置を備え、記憶部120に記憶された制御プログラムを実行することでバス170を介して記録装置10を構成している各部の動作を制御する。
記憶部120は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、ROM、RAMなどで構成され、制御部110が実行する制御プログラムや、電子ペーパ20に記録して表示させる画像を示す画像情報を記憶する。また、制御部110がプログラムを実行するときの作業用データを格納する。また、後述のように、取得したRFIDタグ204に記憶されている情報についても、制御部110によって記憶される。なお、制御プログラム、画像情報は、後述する情報取得部160から得て、記憶部120に記憶してもよい。
電圧印加部130は、電極131を有し、電極131に対して電圧印加を行う。電子ペーパ20が記録装置10に保持されると、電子ペーパ20の電極201と、電圧印加部130の電極131とが電気的に接触し、電子ペーパ20に対して画像の記録や初期化を行うときには、電極131、201を介して電子ペーパ20の透明電極220、260間に、制御部110の制御に応じた電圧を印加する。
記録光発生部140は、記録光源141を備え、電子ペーパ20に画像を記録するときや、初期化するときに照射する光を発生する。この例においては、記録光源141として複数のLED(Light Emitting Diode)が線状に配置され、画像を記録する解像度に応じた範囲に各LEDの光を収束するレンズを備えたLEDアレイを用いた。制御部110により各LEDの明滅が制御されるとともに、電子ペーパ20の記録面20bに沿って移動するように制御されることで、電子ペーパ20の記録面20bに対して記録光を走査して照射する。なお、LEDアレイを用いて線状の記録光を走査するだけでなく、半導体レーザなどを用いたスポット状の記録光を回転するポリゴンミラーなどの反射物に反射させて、走査しても良い。また、液晶ディスプレイなどを用いて面状の記録光を発生するようにしてもよい。
RFIDリーダライタ部150は、電極151を有し、制御部110の制御により電極151に対する要求信号の出力を行い、また電極151から応答信号を取得して制御部110に出力する。電子ペーパ20が記録装置10に保持されると、電子ペーパ20の電極202と、電極151とが電気的に接触し、RFIDリーダライタ部150は、電極151、202を介して、後述する電子ペーパ20に内蔵されたアンテナ203とが接続される。
要求信号は、例えば、上述したようにRFIDタグ204に記憶されている情報の出力の要求、また、RFIDタグ204への情報の記録の要求(記録内容を含む)など、後述する電子ペーパ20に内蔵されたRFIDタグ204に対して各種処理を要求する信号である。また、応答信号は、RFIDタグ204に対する要求信号の応答として、RFIDタグ204から送信される信号であって、例えば、RFIDタグ204に記憶されている情報、情報記録要求に応じて情報の記録を完了したことなどを示す信号である。
この例においては、RFIDリーダライタ部150に接続されたアンテナ203と、RFIDタグ204とで行われる要求信号、応答信号の通信は、上述のように、13.56MHz帯の電波に対して、要求信号、応答信号に応じた変調などを行うことにより実現する。ここで、要求信号の出力レベルは、アンテナ203とRFIDタグ204との距離に応じて設定され、例えば、アンテナ203からの電波による無線通信範囲内にRFIDタグ204が位置する関係となる出力レベル以上になるように設定されている。また、出力レベルの上限については、記録装置10に保持されていない他の電子ペーパ20が有するRFIDタグ204が無線通信範囲外になるように設定される。例えば、無線通信範囲が電子ペーパ20の外側に広がらないように設定し、内部に当該無線通信範囲全体が含まれるようにすることが望ましい。
このように、RFIDリーダライタ部150は、単独ではRFIDタグ204と無線通信を行うことはできず、電子ペーパ20のアンテナ203と接続することによって、RFIDタグ204との無線通信を実現する。
情報取得部160は、記録装置10の外部より制御プログラムや、画像情報を取得する。情報取得部160は、図示しない操作部を利用者が操作するなどして、記録装置10に対して行う命令を制御部110に通知する。例えば「電子ペーパ20への画像記録」とか「記録装置10の電源OFF」などである。なお、情報取得部160は、記録装置10の動作情報、保持している電子ペーパ20のRFIDタグ204から取得した情報に応じて、図示しない表示画面などに表示してもよい。
情報取得部160は、有線、無線などによる通信手段を用いて情報取得の機能を実現する。なお、記録装置10の外部より、各種情報を取得する機能があれば、通信手段に限らず、USBメモリ、メモリカードなどの半導体メモリや、CD−ROMやDVDなどの光ディスクなどから取得するインターフェースを用いても良い
図6は、記録装置10を側面から見た内部構成を説明する図である。図2に示す記録装置10は電子ペーパ20を保持している。
筐体101aは、記録装置10のケースであり、記録装置10の構成する各部を保持し、記録装置10内部に外光が入らないように遮光を行い、電気的な短絡が起きないように絶縁を行う樹脂などで構成される。筐体101aは、透明板102とともに内部空間を構成し、制御部110の制御によって記録光源141は、内部空間内をAR1方向に移動し、記録面20bに対して記録光を走査して照射する。
筐体101bは、電子ペーパ20を保持し、電子ペーパ20を保持したときには、電極131が電子ペーパ20の電極201と接続され、電極151が電子ペーパ20の電極202と接続されるように、電極131、151が設けられている。
透明板102は、記録装置10に保持されている電子ペーパ20の記録面20bに対して、筐体101aの内部空間から後述する記録光源141によって照射される記録光を通過させる光学ガラスや透明樹脂などの透光性部材である。透明板102を構成する透光性部材は、例えば記録光を低損失で通過させ、光の歪みの少ない物性であることが望ましい。以上が、記録装置10の構成についての説明である。
次に、本実施形態の記録装置10および電子ペーパ20の動作を説明する。
まず、利用者は、記録装置10に電子ペーパ20を保持させる。その手順は、電子ペーパ20をその記録面20bが、透明板102と向かい合うようにして記録装置10に置く。また、電子ペーパ20をその電極201、202がある辺と、記録装置10の電極131、151がある辺を対応させて、筐体101bに保持させることにより、電極201と電極131を接続させるとともに、電極202と電極151を接続させる。この状態を表したものが図6である。これにより、アンテナ203とRFIDリーダライタ部150とが接続される。
制御部110は、記録装置10に電子ペーパ20を保持したことを認識すると、RFIDリーダライタ部150を制御して、RFIDタグ204に記憶されている情報の出力の要求を示す要求信号をアンテナ203から送信させる。ここで、制御部110による電子ペーパ20の保持の認識は、電子ペーパ20が保持されたことを検出するセンサなどを用いて行なえばよい。
RFIDタグ204は、アンテナ203から送信された要求信号を受信すると、制御部204aの制御により、記憶部204bに記憶されている情報を応答信号として、アンテナ204eから送信する。このとき、記録装置10に保持されていない他の電子ペーパ20のRFIDタグ204は、アンテナ203の通信範囲外になり、アンテナ203から送信された要求信号を受信しないから、RFIDリーダライタ部150において、他の電子ペーパ20のRFIDタグ204に係る応答信号を取得することは無い。
RFIDタグ204が送信した応答信号がアンテナ203に受信されると、制御部110は、RFIDタグ204に記憶されている情報を取得し記憶部120に記憶する。そして、制御部110は、図示しない表示画面などにRFIDタグ204から受信した情報に応じた表示をして、利用者に通知する。
その後、制御部110は、利用者から「電子ペーパへの画像記録」の命令、および記録すべき画像の画像情報を取得すると、電子ペーパ20の表示部205に画像の記録の制御を行う。電子ペーパ20に画像を記録するために以下を行う。まず、電子ペーパ20に記録された画像を消去して初期化する。これは、制御部110の制御によって、透明電極220、260間に予め設定されたリセット電圧を加えた状態で記録面20bに対して、記録光源141、または図示しないリセット光源などを用いてリセット光を照射し、その後、リセット電圧の印加を停止することで行う。
その後、電子ペーパ20に画像情報に応じた画像を記録する。制御部110は、電圧印加部130に記録電圧を発生させ、透明電極220、260間に予め設定された記録電圧を印加させる。制御部110は、その状態で記録光発生部140の記録光源141を制御して、記録面20bに画像情報に応じた記録光を照射させる。その後、制御部110は、記録電圧の印加を停止すると記録光の照射に応じた画像が表示面20aに表示される。
そして、電子ペーパ20のRFIDタグ204へ新しい情報の記録が行われる。なお、RFIDタグ204への情報の記録は、電子ペーパ20への画像の記録に対して、その前に行っても良いし、後に行ってもよいし、画像の記録中に行ってもよい。
制御部110は、記憶部120からRFIDタグ204に記録する情報を読み出して、RFIDリーダライタ部150に出力する。RFIDタグ204に記録する情報とは、例えば電子ペーパ20に記録する画像に係る画像情報のファイル名、画像情報に従属する情報、RFIDタグ204から取得した電子ペーパ20の累積書き換え回数に1を加算した数値を示す情報などである。
RFIDリーダライタ部150は、記録すべき情報および情報の記録の要求を示す要求信号を出力し、アンテナ203から送信する。RFIDタグ204は、アンテナ203から送信された要求信号を受信すると、制御部204aの制御により、記憶部204bに要求情報に係る情報を記録し、記録したことを示す応答信号をアンテナ204eから送信する。このとき、記録装置10に保持されていない他の電子ペーパ20のRFIDタグ204は、アンテナ203の通信範囲外になり、アンテナ203から送信された要求信号を受信しないから、RFIDリーダライタ部150において、他の電子ペーパ20のRFIDタグ204に係る応答信号を取得することは無い。以上が、記録装置10および電子ペーパ20の動作についての説明である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は以下のように、さまざまな形態で実施可能である。
<変形例1>
上述した実施形態においては、電圧印加部130から透明電極220、260に至る経路の電極131、201の組と、そしてRFIDリーダライタ部150からアンテナ203に至る経路の電極151、202の組とをそれぞれ別個に設けて実施したが、それを共通化して1組の電極131a、201aとしてもよい。この場合における記録装置10および電子ペーパ20の構成について、図7、図8を用いて説明する。
図7は、本変形例に係る記録装置10Aの構成を示すブロック図である。図7に示すように記録装置10Aは、電圧印加部130およびRFIDリーダライタ部150と接続する電極131aを有する。電極131aは、実施形態における電極131と電極151を共通化したものである。他の構成については、実施形態と異なるものではないため説明を省略する。
図8は、本変形例に係る電子ペーパ20Aの構成を示すブロック図である。図8に示しように、電子ペーパ20は、電極201aおよび各電極201aとアンテナ203とを電気的に接続する経路上にHPF(ハイパスフィルタ)207を有する。電極201aは、実施形態における電極201、202を共通化したものである。また、HPF207は、高周波数帯域の信号を通過させるフィルタである。
電圧印加部130が発生するリセット電圧、記録電圧は、直流信号を含む低周波数帯域の信号が用いられ、RFIDリーダライタ部150が発生する信号などアンテナ203において送受信される信号は高周波数帯域の信号である。したがって、このHPF207によって、印加電圧の低周波数帯域の信号については、アンテナ203により短絡されることを防ぐ。なお、透明電極220、260間に印加される電圧にアンテナ203において送受信される信号が含まれないようにする場合には、電極201aと透明電極220、260とを電気的に接続する経路上に低周波数帯域の信号を通過させるローパスフィルタを設ければよい。
<変形例2>
上述した実施形態においては、アンテナ203を金属により形成していたが、電子ペーパ20の透明電極220、透明電極260、または透明電極220、260双方を用いて構成してもよい。
<変形例3>
上述した変形例1においては、リセット電圧、記録電圧がアンテナにより短絡することを防ぐために、HPF207を用いていたが、HPF207を用いずに、短絡を防ぐようにした電子ペーパ20Bとしてもよい。この場合は、例えば、図9に示すように、電子ペーパ20Bは、アンテナ203の一端と表示部205の透明電極260とを電気的に接続し、アンテナ203の他の一端と、表示部205の透明電極220とを光導電体208を介して電気的に接続するようにすればよい。ここで、図9においては、電極201aと表示部205に係る透明電極220、260との接続については記載を省略している。
光導電体208は照射される光の強度に応じてその導電率が上昇する導電体であって、例えば有機光導電体などである。すなわち、光を照射しなければ高い抵抗値を示して絶縁体に近い状態となり、光を照射すると抵抗値が低下して導電体となる部材である。この例においては、記録光源141から照射する光により抵抗値が低下する構成とした。なお、光導電層230と同じ材料であってもよい。
この場合における記録装置10Bの構成を説明する。記録装置10Bに電子ペーパ20を保持したときに光導電体208の位置に対応する部分の筐体101aに透明板103を設ける。そして、RFIDリーダライタ部150を動作させてアンテナ203から信号の送受信をさせるときに、制御部110は、記録光源141をAR2方向に移動制御して、透明板103を介して記録光源141からの記録光141aを光導電体208に照射させる。したがって、光導電体208に記録光141aは照射されていないとき、例えば、画像の記録、初期化を行うとき(記録面20bに記録光141aを照射しているとき)には、2つの電極201a間には、高抵抗な光導電体208により短絡を防いだ状態で電圧が印加される。ここで、例えば、RFIDタグ204への情報記録において、記録光源141を光導電体208への光照射位置へ移動を行うときには、その前に電子ペーパ20の表示部205に対する画像の記録処理を行い、画像記録処理後に、記録光源141を光導電体208への光照射位置に移動させるようにするとよい。
なお、記録光源141を使って光導電体208に記録光141aを照射するのではなく、図示しない光導電体208への光照射のための光源を設けて照射してもよい。また、透明板103は前述した透明板102と同じく、例えば記録光141aを低損失で通過させ、光の歪みの少ない物性を有する光学ガラスや透明樹脂などで構成すればよい。また、アンテナ203は、変形例2に示したように、透明電極260を用いて形成してもよい。
実施形態に係る電子ペーパの構成を示すブロック図である。 実施形態に係る通信装置の断面の構成を示す図である。 実施形態に係るRFIDタグの構成を示すブロック図である。 実施形態に係る表示部の断面の構成を示す図である。 実施形態に係る記録装置の構成を示すブロック図である。 実施形態に係る記録装置を側面から見た内部構成を示す図である。 変形例1に係る記録装置の構成を示すブロック図である。 変形例1に係る電子ペーパの構成を示すブロック図である。 変形例3に係る記録装置および電子ペーパの構成を説明する図である。
符号の説明
10,10A,10B…記録装置、101a,101b…筐体、102,103…透明板、110…制御部、120…記憶部、130…電圧印加部、131,131a…電極、140…記録光発生部、141…記録光源、141a…記録光、150…RFIDリーダライタ部、151…電極、160…情報取得部、170…バス、20…電子ペーパ、21…表示装置、22…通信装置、20a…表示面、20b…記録面、201,201a…電極、202…電極、203…アンテナ、204…RFIDタグ、204a…制御部、204b…記憶部、204c…送受信部、204d…電源部、204e…アンテナ、202f…バス、205…表示部、206…フレーム、207…HPF、208…光導電体、210、270…フィルム基板、220、260…透明電極、230…光導電層、240…着色層、250…表示層

Claims (5)

  1. 無線信号を送受信する第1のアンテナと、
    無線信号を送受信する第2のアンテナと、
    前記第1のアンテナ、および前記第1のアンテナの無線通信範囲に設けられた前記第2のアンテナを有し、内部に当該無線通信範囲全体が含まれるように構成された保持体と、
    外部装置が接続される端子であって、接続される前記外部装置から入力される要求信号を前記第1のアンテナから送信させる一方、前記第1のアンテナによって受信される応答信号を前記外部装置に出力する端子と、
    前記第2のアンテナによって前記要求信号が受信されると、当該要求信号に応じた応答信号を前記第2のアンテナから送信させる応答手段と
    を具備することを特徴とする通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置と、
    前記保持体に設けられ、前記端子を介して前記外部装置から予め設定された電圧が印加されているときに照射される光に応じて記録される画像を表示する表示部と
    を具備することを特徴とする表示媒体。
  3. 前記端子を介して前記外部装置から印加される電圧を、前記表示部に対して印加する電極をさらに具備し、
    前記第1のアンテナは、前記電極の材料で形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示媒体。
  4. 請求項1に記載の通信装置を保持する保持手段と、
    前記保持手段によって前記通信装置が保持されると、前記端子に接続する接続手段と、
    前記接続手段によって接続された端子に対して、要求信号を入力する入力手段と、
    前記接続手段によって接続された端子から、前記要求信号に応答して出力される応答信号を取得する取得手段と
    を具備することを特徴とする通信制御装置。
  5. 請求項2または請求項3に記載の表示媒体を保持する保持手段と、
    前記保持手段によって前記表示媒体が保持されると、前記端子に接続する接続手段と、
    前記接続手段によって接続された端子に対して、要求信号を入力する入力手段と、
    前記接続手段によって接続された端子から、前記要求信号に応答して出力される応答信号を取得する取得手段と、
    前記表示部に表示される画像を記録するときに、前記接続手段によって接続された端子に対して、予め設定された電圧を印加する記録電圧印加手段と
    を具備することを特徴とする記録装置。
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