JP2010117950A - レイアウト編集装置及びレイアウト編集方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 用紙サイズに収まるように、コンテンツをレイアウトするためのコンテナを自動的に生成して配置することにより、複数のコンテンツをレイアウト可能とする。
【解決手段】 複数のコンテンツを用紙にレイアウトする際に、コンテンツをレイアウトするためのコンテナをコンテンツのサイズに基づいて自動的に生成する。生成された複数のコンテンツに対する複数のコンテナが用紙サイズに収まるように、各コンテナを配置し、配置された各コンテナにより複数のコンテンツをレイアウトする。
【選択図】 図11

Description

本発明は、レイアウト編集装置及びレイアウト編集方法に関するものである。
近年、商品の多品種化で商品ライフサイクルが短くなったことやインターネット利用の普及による消費者のカスタマイズサービス指向などの要因からCRM、One-to-Oneマーケティングの必要性が注目されている。これらの手法により顧客満足度を高め、顧客の開拓や囲い込みを目指すものである。
ここで、CRMとは、Customer Relationship Managementの略である。One-to-Oneマーケティングとは、データベースマーケティングの一種で、顧客の年齢、性別、趣味、嗜好、購買履歴などの個人属性情報をデータベース化し、その内容を分析して顧客のニーズに合った提案を行うものである。One-to-Oneマーケティングの代表的な手法として、バリアブルプリントが挙げられる。
ここ最近では、DTP(デスクトップパブリッシング)技術の進展とデジタル印刷装置の普及に伴い、文書を顧客毎にカスタマイズして出力するバリアブルプリントシステムが開発されている。そして、顧客毎に異なる量のコンテンツを最適にレイアウトすることが求められるようになった。
従来、バリアブルプリントシステムは、ドキュメント上にコンテナなどでレイアウトを作成し、データベースとレイアウトを関連付けていた。しかし、テキスト及びイメージのコンテナのサイズが固定であったため、データベース内のデータがコンテナに挿入されたとき、データ量がコンテナサイズより多いとテキストのオーバーラップやイメージの欠けが発生する。逆に、データ量がコンテナサイズより小さいと隙間が空いてしまった。
このような問題を解決するために、自動レイアウトシステムが提案されている。ここで、自動レイアウトシステムはテキスト及びイメージのコンテナのサイズを可変に設定することが可能である。また、コンテナのサイズを可変とし、差し込まれるデータ量に応じてコンテナのサイズを大きくするよう変更できる自動レイアウトシステムが存在する。またテキストの場合に、固定のコンテナサイズ内に入りきらないデータが挿入されると、そのテキストのフォントサイズを縮小し、コンテナ内に全てのテキストを表示する技術も存在する。
しかし、コンテナのサイズが大きくなった場合、同じドキュメント上の他のコンテナに重なってしまう問題が発生する。また、フォントサイズを調節する場合、テキストの量が大きいと、フォントサイズが小さくなり過ぎる問題が発生し得る。
これを解決するための更なる自動レイアウトの技術としては、あるコンテナのサイズが大きくなった場合に、そのコンテナに隣接したコンテナのサイズを小さくする技術が特許文献1に「レイアウトデザイン装置」として開示されている。
また、バリアブルプリントシステムとして、1レコードを1ドキュメントにレイアウトする技術だけでなく、多レコードを1ドキュメントにレイアウトするマルチレコードの技術も知られている。この技術により、一人の顧客に対して、レイアウトするデータの数が異なることが可能になり、更に一人一人に対してよりカスタマイズされたドキュメントを作成することができる。
特開2000−48216号公報
バリアブルプリントにおいて、サイズの異なるコンテンツを適切にレイアウトするために、レイアウト枠(コンテナ)をコンテンツのサイズに合わせて動的に変化させることを可能にするシステムが存在する。しかし、これらのシステムはデータベースに対するテンプレートありきとして使用されている。ユーザにとってみればテンプレートの作成は困難であり、レイアウトエンジンを使用するための敷居は高いものとなっていた。
様々なソースから抜き出した様々な形状とサイズを持つコンテンツを一覧にする場合やテンプレートが無く自動的に配置を行うような場合に、コンテンツの並びが非効率であり、無駄な余白の発生するレイアウトになってしまうことがあった。
本発明は、用紙サイズに収まるように、コンテンツをレイアウトするためのコンテナを自動的に生成して配置することにより、複数のコンテンツをレイアウト可能とすることを目的とする。
本発明は、複数のコンテンツをレイアウトするレイアウト編集装置であって、
コンテンツをレイアウトするためのコンテナを該コンテンツのサイズに基づいて生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された前記複数のコンテンツに対する複数のコンテナが所定の領域に収まるように、各コンテナを配置する配置手段と、
前記配置手段によって配置された各コンテナに前記複数のコンテンツをレイアウトするレイアウト手段と、
を有することを特徴とする。
また、本発明は、複数のコンテンツをレイアウトするレイアウト編集装置のレイアウト編集方法であって、
コンテンツをレイアウトするためのコンテナを該コンテンツのサイズに基づいて生成する生成工程と、
前記生成工程において生成された前記複数のコンテンツに対する複数のコンテナが所定の領域に収まるように、各コンテナを配置する配置工程と、
前記配置工程において配置された各コンテナに前記複数のコンテンツをレイアウトするレイアウト工程と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、用紙サイズに収まるように、コンテンツをレイアウトするためのコンテナを自動的に生成して配置することにより、複数のコンテンツをレイアウトすることが可能となる。
以下、図面を参照しながら発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
本発明に係る自動レイアウト処理を説明する前に、本発明を適用可能な印刷システムの構成を説明する。
[システム構成]
図1は、バリアブルデータドキュメントを印刷する印刷システムの構成の一例を示す図である。図1に示すように、印刷システム100は、本発明に係る自動レイアウト処理を実行する汎用のコンピュータ101、データベースサーバ117、ファイルサーバ115、プリントサーバ109で構成される。また、コンピュータ101と、各サーバ117、115、109とはネットワーク107を介して接続されている。
データベースサーバ117は、ドキュメント生成のためのデータソースとして典型的なデータベース119を管理するコンピュータである。コンピュータ101はネットワーク107を介してデータベースサーバ117と通信する。
ファイルサーバ115は、バリアブルデータドキュメントの印刷でデータとマージされたドキュメントテンプレートによって生成されたドキュメントを保存するコンピュータである。また、ドキュメントはコンピュータ101のローカルファイルシステムに保存されるか、プリンタ113で直接印刷されても良い。
プリントサーバ109は、直接接続されていないプリンタ113をネットワーク107に接続するネットワーク機能を提供するコンピュータである。このプリントサーバ109とプリンタ113は典型的な通信チャネル111を介して接続される。
ここで、自動レイアウト処理はコンピュータ101のレイアウト編集アプリケーション121のようなソフトウェアの全体、或いは一部分で実行される。また、レイアウト編集アプリケーション121は、バリアブルデータ印刷(VDP)を行うよう指示し、2つのソフトウェアコンポーネントを含む。
レイアウトエンジン105は、長方形の範囲内で与えられた制限やサイズによって矩形と線の位置を計算する。ユーザインタフェース103は、ユーザにドキュメントテンプレートを作成させ、ドキュメントテンプレート内でデータソースと関連付けるメカニズムを提供する。尚、ユーザインタフェース103とレイアウトエンジン105は、コミュニケーションチャネル123を介して通信する。
図2は、図1に示すコンピュータ101の構成の一例を示す図である。図2に示す例では、コンピュータ101には、I/Oインタフェース143を介してキーボード132やマウス(ポインティングデバイス)133が接続される。このキーボード132やマウス133は入力装置として機能する。また、コンピュータ101には、ビデオインタフェース137を介してビデオディスプレイ144、I/Oインタフェース138を介してローカルのプリンタ145が接続される。このビデオディスプレイ144とプリンタ145は出力装置として機能する。
尚、上述のキーボード132やマウス133とビデオディスプレイ144とは、図1に示すユーザインタフェース103として機能する。
更に、コンピュータ101はI/Oインタフェース138を介してネットワーク107に接続されたシステム100の他のコンピュータに接続する。尚、ネットワーク107の典型はローカルエリアネットワーク(LAN)やワイドエリアネットワーク(WAN)である。
また、コンピュータ101は典型的に少なくとも1つのプロセッサ135、例えば半導体のランダムアクセスメモリ(RAM)やリードオンリーメモリ(ROM)で構成されるメモリ136を含む。更に、典型的にハードディスクドライブ140やフレキシブルディスクドライブ141などの記憶装置139を含む。不図示であるが、磁気テープドライブなどを含んでも良い。また、CD−ROMドライブ142は不揮発性のデータソースとして提供される。
上述したコンピュータ101の各コンポーネントは、相互接続バス134を介して接続され、メモリ136上に展開されたオペレーティングシステムに基づいて処理を実行するプロセッサ135によって制御される。
図1に示すレイアウト編集アプリケーション121は典型的にハードディスクドライブ140に常駐し、プロセッサ135が実行時にメモリ136に読み込まれ、処理される。レイアウト編集処理において、データベースサーバ117のデータはネットワーク107を介して取得され、メモリ136に蓄積される。
図3は、エンジンサーバが追加された印刷システムの構成の一例を示す図である。図3では、図1に示すレイアウトエンジン105を分離したレイアウトエンジン225を含むエンジンサーバ227を更に含む。尚、エンジンサーバ227は典型的なコンピュータである。
ファイルサーバ115に保存されたドキュメントテンプレートは印刷や他の目的がある場合、レイアウトエンジン225によってドキュメントを生成するために、データベース119に保存されたデータと結合することができる。このような操作はユーザインタフェース103を介して要求されるか、特定のレコードのみ印刷するように要求される。
[アプリケーション構成]
[メイン画面]
図4は、ユーザインタフェース画面の一例を示す図である。ユーザインタフェース画面は、操作時にビデオディスプレイ144に表示されるアプリケーションウインドウ301によって形成される。ウインドウ301には、メニューバー302、ツールバー303、マウス133の位置・動作によって場所を移動可能なワークエリア306とオプションのパレット311とカーソル(ポインタデバイス)313が表示される。
メニューバー302は周知の技術であり、メニューオプションの階層の下に拡張される多くのメニューアイテム304を持つ。ツールバー303は、アプリケーションの特別なモードによって非表示、或いは表示可能な多くのツールボタンなどのウィジット305を持つ。
オプションのルーラー308は、ワークエリア306内のポインタ、ページ、ライン、マージンガイド、レイアウト枠(以下、コンテナと称す)又はオブジェクトの位置を示すために使われる。
パレット311はバリアブルデータを読み込んで表示するライブラリのような追加機能にアクセスするために使われる。パレット311は移動、リサイズ、クローズをするためのウインドウコントロール312を持つ。
また、ツールバー303は、少なくとも以下のユーザ選択可能な『ボタン』を持つ。
・選択ツールボタン:コンテナの辺を選択、移動、サイズ変更、リサイズ、ロック・ロック解除するために使われる。コンテナは、(複数)コンテナの周りに選択ボックスをドラッグ、或いは複数コンテナを選択する間にCTRLキーを押しつづけることによって複数選択を可能にする。
・イメージコンテナツールボタン:スタティック或いはバリアブルなイメージを持つコンテナを作成するために使われる。
・テキストコンテナツールボタン:スタティック或いはバリアブルなテキストを持つコンテナを作成するために使われる。
・リンクツールボタン:コンテナ間の距離を制御するために使われる。
[ドキュメントテンプレート]
ワークエリア306は、ドキュメントテンプレートのデザインを表示・編集するために使われる。これは、ユーザに、ドキュメントの概観をデザインさせること、マージされたドキュメントが、バリアブルデータの量、サイズに基づいてどのように変化するかを理解させることができる。
ここで外部データソースがテンプレートにリンクされていると、現在のドキュメントのプレビューができるように、バリアブルテキストとイメージがテンプレート上のコンテナに表示される。
また、ドキュメントの構造とバリアブルデータのコンテナの描写をする視覚的な手がかりは、カーソル313をコンテナ407、408上に移動させた場合や、コンテナ407、408を選択した場合に常に表示される。
更に、ワークエリア306には、スクロールバー307、オプションのルーラー308、ドキュメントテンプレート309を含む。ここで、ドキュメントテンプレート309はテンプレート中のページが複数あることを示すことができる。
与えられたドキュメントテンプレートのページサイズは、周知の技術として、ユーザによって指定される。それぞれのドキュメントでの実際のページ数は、バリアブルデータによって変化しても良い。例えば、1ページ内にフィットできなかった時、追加のページが自動的に作成される。
それぞれのページ内の境界線は、ページ上の印刷可能なオブジェクトの最大幅を示す、任意のページマージン310である。
また、図4には1ページのドキュメントテンプレート309上に表示することが可能なオブジェクトの例を含む。それらは、多数のコンテナ407、408、固定されていない辺410、リンク412を持つ。
[コンテナ]
コンテナは、ドキュメントテンプレート309内の固定又は可変のテキストやイメージを持つスペースであり、他のコンテナやオブジェクトと相互に作用しながらレイアウトされる。コンテナはカーソル313を使い、ユーザインタフェースで示され、移動やサイズ調整、或いは再作成が可能である。
より正確には、コンテナは設定の集まり、視覚的表現、インタラクションと編集動作が可能である。以下はコンテナの定義の全部分である。
・コンテナは固定又は可変のコンテンツを持つ。可変のコンテンツは、データソースから取得することで、異なるドキュメントでは異なる内容になる、という意味でダイナミックである。尚、可変のコンテンツがアニメーションのように時間的に変化するコンテンツを含むことは印刷に適合していないため意図していない。また同様に、固定のコンテンツはコンテナを使って生成される全てのドキュメントで、同じに表示される。しかし、可変のコンテンツのレイアウト動作の影響を受け、固定のコンテンツといえども各ドキュメント上での位置は異なっても良い。
・コンテナは、コンテンツに適用される背景色、ボーダー、フォントスタイルのような、テキスト設定の装飾機能を持っている。
・コンテナは、ドキュメントを生成したときにデータソースからのデータとマージされる。可変のコンテンツはデータソースから取得した特定のデータの表示を行う。コンテナのこの表示は、例えば印刷されるか、ビデオディスプレイ144上で表示されるか、或いはその両方が可能である。
・コンテナはユーザインタフェースを持つ、例えばコンテナの編集や、表示設定のためのインタラクティブなGUIを持つ。インタフェースの要素は典型的にビデオディスプレイ144上に表示される、しかし、それらの要素はドキュメント上には印刷されない。このユーザインタフェースは背景色やフォントのようなコンテナの装飾機能のいくつかを表示し、またコンテナの設定の編集や表示を許すためのインタフェース要素も表示する。
[コンテナ制約]
コンテナは、それぞれのドキュメントで表示されるコンテンツをどのように結び付けるか制御する制約がある。これらの制約(固定・可変コンテンツをコンテナと結びつけると共に)は、ユーザが一つのドキュメントテンプレートから多数のドキュメントのレイアウトの表出を制御する主要な方法である。
制約の例は、『このコンテナのコンテンツの高さは、最大値が4インチ』である。また別の制約の例は、『コンテナのコンテンツの左エッジは、どのドキュメントでも同じ水平位置で表示しなければならない』である。以下に記述される内容は、GUIを使ってこのような制約を表示、編集するためのいろいろな方法である。
尚、イメージがページ上に定義された場所を持っているように、固定コンテンツの配置を指定するコンテンツプレイスホルダーは、デジタル印刷技術でよく知られている。以下の検討で、コンテナは位置及びサイズを持ち、それらは公知の技術で知られている手法で編集され、表示されると想定して良い。その代わりに、この検討はバリアブルデータ印刷に特化した方法での表示・編集に焦点を合わせる。
また、コンテナは、ユーザにドキュメントのコンテンツのサイズ・位置を指定することを可能にする。いくつものドキュメントのレイアウトを一つのドキュメントテンプレートから生成するため、コンテナは多数のレイアウトの可能性と制約を指定・表示するためのユーザインタフェースとして利用される。その表示とレイアウト動作については更に後述する。
[コンテナ表示・編集]
[新規コンテナの作成]
コンテナは、テキストコンテナとイメージコンテナの2種類で記述される。テキストコンテナは固定、又はデータベースから受け取る可変のテキストを持つ。イメージコンテナは、埋め込みのイメージ、又はデータベースから受け取る可変のイメージを持つ。
新規のテキストコンテナとイメージコンテナは、ウィジット305からマウス133でクリックして選択するテキストコンテナツールやイメージコンテナツールによって四角形の領域をドラッグすることで、ドキュメントテンプレート309上に作成される。
コンテナは、また同様に、適切なツールをアクティブにした後に、ドキュメントテンプレート309上でクリックすることによって単純に作成されてもかまわない。この場合、デフォルトサイズのコンテナが挿入されるか、新規コンテナの寸法を入れるために、ダイアログボックスが提供されても良い。
[コンテナの表示]
コンテナの辺は、関連付けられたコンテンツがドキュメント内で表示される際の、仮想の境界線を定義するものである。コンテナをユーザインタフェースとして利用する際に、例えばコンテナの左辺は関連付けられたコンテンツがどんなドキュメント内でも表示可能である最も左の辺として扱われる。また、コンテナの高さは、生成されたドキュメントで関連付けられたコンテンツを表示可能な高さの制限として理解できるであろう。ここでは、ユーザインタフェース103を通してコンテナの辺や大きさを変化させることを前提としている。
以下では、コンテンツのレイアウトを制限するために使われるいくつかのユーザインタフェースとレイアウトの関係のルールを定義している。
・コンテナの左右の辺が実線であれば、コンテナの幅は固定である。コンテナの幅が固定であれば、関連付けられたコンテンツに割り当てられる幅は全てのドキュメントで同じになる。しかし、コンテナの高さは変わる可能性がある。
・コンテナの上下の辺が実線であれば、コンテナの高さは固定である。コンテナの高さが固定であれば、関連付けられたコンテンツに割り当てられる高さは全てのドキュメントで同じになる。
・距離の制約が固定であれば、指定された距離は全てのドキュメントで同じになる。
・コンテナの実線辺にコンテナの制約をつなぐと、そのコンテナは制約によってつながれた他のコンテナによって押され、位置を変える場合がある。上下辺に対する制約は縦方向の位置変更を、左右辺に対する制約は横方向の位置変更をもたらす。
『固定』の反対は、辺、位置、ドキュメント制約がドキュメント毎に変化するかもしれないことを意味している『可変』である。可変を実現するためのユーザインタフェースとレイアウト関係のルールの例は、例えば以下のようである。
・コンテナの左右の辺が点線であれば、コンテナの幅は可変である。コンテナの幅が可変であれば、関連付けられたコンテンツに割り当てられる幅はドキュメント毎に変化する。
・コンテナの上下の辺が点線であれば、コンテナの高さは可変である。コンテナの高さが可変であれば、関連付けられたコンテンツに割り当てられる高さはドキュメント毎に変化する。
・距離の制約が可変であれば、指定された距離はドキュメント毎に変化する可能性がある。距離の制約に対する設定により、最大長・最小長の制限の枠内でコンテナの距離を調整するレイアウトを行うことができる。
・コンテナの点線辺にコンテナの制約をつなぐと、そのコンテナは制約によってつながれた他のコンテナを押し、位置を変える場合がある。上下辺に対する制約は縦方向の位置変更を、左右辺に対する制約は横方向の位置変更をもたらす。
図5は、ルールに基づくコンテナの辺の状態(16通り)を示す図である。一般的に、コンテナの辺の状態は、ドキュメントテンプレートのデザインの手助けとして表示される要素であるため、印刷物には描画されない。
コンテナの制約として設定される幅・高さの最小値・最大値の設定値は、副次的なダイアログディスプレイ(パレット311)に表示される。
図6は、本実施形態における典型的なコンテナルールを説明するための図である。図6に示す(A)はパターン1で、コンテナ601は幅が可変である。この例では、辺603は実線で表現され、可変の辺604は点線で表現される。また、拡縮アイコン602は、隣接する辺604が可変であることを示す、オプションのインジケーターである。
また、図6に示す(B)はパターン2で、コンテナ611は幅・高さ両方が可変である。そして、図6に示す(C)はパターン3で、このコンテナ621も幅・高さ両方が可変である。
[リンクの設定]
図7は、リンクの設定方法のUI例を示す図である。まず、リンクを設定するために、リンクを設定するためのコンテナ(最低2つ)701、702を作成する。図4に示したコンテナ407、408と同様に、実線は固定されている辺、点線は固定されていない辺を意味する。
次に、リンクを設定する片方のコンテナ701にカーソル313を移動させてクリックし、もう片方のコンテナ702まで移動させてクリックする。703は、コンテナ701でクリックをした位置と移動させた後、コンテナ702でクリックをした位置とを結んだ線で、どの位置にリンクが設定されるのかをユーザに示している。その後、704に示すリンクUIが表示され、リンクの設定が終了する。
705は点線で示されている辺で、可変の辺を示している。このようなデザインでは、左のコンテナ0701は右方向に可変のサイズをとれる。また、右のコンテナ702は左方向に可変のサイズをとれる。その間をリンクで接続したことにより、左右のコンテナはその間の距離を保ったまま、相互にサイズを可変に調整するように動作する。
[プレビュー処理]
図8は、プレビューモードにおける処理を示すフローチャートである。自動レイアウトシステムでは、レイアウトモードとプレビューモードとがある。レイアウトモードはコンテナを作成し、そのコンテナ間に関連付けを行い、レイアウトを作成するモードである。プレビューモードは作成したレイアウトにデータベース上の実データレコードを挿入し、実際にデータ値が挿入された後のレイアウト結果をプレビューするモードである。
まず、ステップS801で、プレビューモードが選択されると、ステップS802で、プレビューするレコードが挿入される。次に、ステップS803で、挿入されたレコードをレイアウトするために、レイアウト計算を行う。
次に、ステップS804では、ステップS803で計算されたレイアウトを表示する。そして、ステップS805で、プレビューモードでユーザの入力によって他のレコードにプレビューを切り替えるか否かを判定する。ここで、他のレコードについてプレビューを行う必要がないと判定した場合は、ステップS807へ処理を進め、プレビューモードを終了する。
一方、ステップS805で、他のレコードについてプレビューを行うのであれば、ステップS806へ処理を進め、他のレコードを選択し、ステップS803で再度レイアウト計算を行う。そして、ステップS804でプレビューを行い、上述の処理を繰り返す。
尚、プレビューモードでなく、印刷時においては、印刷するレコード全てについて順にレイアウト計算を行う。従って、ステップS805、S807は存在しない。全てのレコードについて印刷が終了した時点で終了する。
[レイアウト計算]
図9は、図8に示すS803でのレイアウト計算の詳細を示すフローチャートである。また、図10は、レイアウト計算のUI表示の一例を示す図である。
まず、ステップS901で、レイアウトを計算するために関連しあうコンテナの集合を求める。このレイアウト計算は、リンクによって関連付けられたコンテナを一つの集合として計算を行う。次に、ステップS902で、ステップS901で求めたコンテナの集合から、レイアウトを計算するために一つを選択する。そして、ステップS903で、選択したコンテナの集合について、レイアウトを計算し、最適化を行う。
ここでは、レイアウトされるコンテナのサイズが、実際のコンテンツのサイズとできる限り差が少なくなるように、レイアウトの最適化を行う。レイアウトの最適化は、動的にサイズを変化することが可能なように関連付けられたコンテナにおいて、それぞれに挿入されるコンテンツのサイズとレイアウトされた結果のサイズとの差が、できる限り同じになるように行われる。
このレイアウトの最適化を行う際に、ステップS904でルールに違反しているか否かを判定し、違反している場合は、ステップS903に戻り、再度ルールを違反しないように計算する。ここで記述したルールとは、レイアウト作成時にユーザによって設定される制約のことであり、コンテナのサイズと位置、辺の状態、リンクの長さなどである。
一方、ステップS904でルールを違反しないようにレイアウトが計算されると、その集合のレイアウトは完成となる。そして、ステップS905で、ページ上の全ての集合について計算が終了すると、この処理を終了する。
図10に示す2つのコンテナ1001、1002は、レコードが挿入されレイアウトが決定されている状態を表している。図中、実線は固定された辺、点線は可変の辺、矢印は可変の辺の変化方向を示している。1003はリンクをそれぞれ示している。
この状態において、レコードを変更し、異なるサイズのコンテンツを挿入すると、1004に示す状態のように、新しいコンテンツのサイズが重ねて示される。そして、レイアウト計算が行われ、レイアウト計算された結果が1005に示すように表示される。この計算後の各コンテナのサイズは、実際に挿入されるコンテンツのサイズと同等に、差異があるように計算され、且つ上述したルールに違反しないように計算される。
[レイアウト編集]
次に、レイアウト編集アプリケーション121に対してコンテンツが投入された場合の処理を、図11を用いて説明する。
図11は、本実施形態におけるレイアウト編集処理を示すフローチャートである。まずステップS1101では、レイアウト編集アプリケーション121が、投入されたコンテンツを認識し、ステップS1102では投入された各コンテンツのサイズ(縦・横の長さ)を取得する。そして、ステップS1103では、レイアウト編集アプリケーション121が、投入されたコンテンツの全ての面積を計測し、当該面積と当該コンテンツが配置される紙面の面積サイズとを比較する。ここで、コンテンツの総面積が紙面の面積サイズより小さい場合はステップS1104へ処理を進め、コンテンツの総面積が紙面の面積サイズも大きい場合はステップS1111へ処理を進める。
このステップS1104では、レイアウト編集アプリケーション121が、コンテンツの総面積が紙面のサイズと同等になるような拡大率を設定し、拡大率に従い各コンテンツを拡大したものと同等のコンテナを内部的に用意する。そして、ステップS1105では、レイアウト編集アプリケーション121が、ステップS1104で生成したコンテナを紙面に配置していく。紙面への配置は横方向に設定された閾値に従い、その閾値を越えないように配置していく。尚、コンテナの配置における基本処理の詳細については更に後述する。
次に、ステップS1106で、レイアウト編集アプリケーション121が、コンテナを配置した後で、配置したコンテナに外接する四角形を取得する。そして、ステップS1107で、レイアウト編集アプリケーション121が、取得した外接四角形の縦横比が規定サイズに収まるか否かを判定する。規定サイズに収まらない場合はステップS1108へ処理を進め、規定サイズに収まる場合はステップS1109へ処理を進める。
このステップS1108では、仮に配置したコンテナの外接四角形が規定サイズに収まらなかったことから、レイアウト編集アプリケーション121は、コンテナのサイズがミスマッチであったと仮定する。そして、レイアウト編集アプリケーション121は、コンテナの拡大率nを所定の値分下げて、ステップS1105へ戻り、再びコンテナの配置を行う。
ステップS1109では、レイアウト編集アプリケーション121が、各コンテナを配置した際に、各行にある余白についての補正を行う。この補正は、コンテナの配置を変更するもので、補正が行われた場合はステップS1106に戻り、コンテナの再配置を行う。また、補正が必要なかった場合はステップS1110へ処理を進める。
このステップS1110では、レイアウト編集アプリケーション121が、各コンテナをコネクタで接続し、全体を縮小した仮テンプレートを生成する。このとき、横方向のコネクタは各行に並ぶ全てのコンテナを接続し、縦方向のコネクタは横位置に同じ辺を持つコンテナに対してコネクタを接続する。尚、コネクタは内部的に理想サイズを保持するものとする。
一方、コンテンツの総面積が紙の面積サイズよりも大きかった場合は、レイアウト編集アプリケーション121は、ステップS1111で、全てのコンテンツが収まるような仮想的な用紙面を想定する。そして、レイアウト編集アプリケーション121が、その仮想的な用紙面に各コンテンツと同等のサイズのコンテナを配置していく。この場合、仮想的な用紙面に対して用紙面の横幅の10%×m分の幅が足された幅が、閾値として設定される。
次に、ステップS1112では、レイアウト編集アプリケーション121が、コンテナを仮配置した後で、配置したコンテナに外接する四角形を取得する。そして、ステップS1113で、レイアウト編集アプリケーション121が、取得した外接四角形の縦横比が規定サイズに収まるかどうかを判定する。規定サイズに収まらない場合はステップS1114へ処理を進め、規定サイズに収まる場合はステップS1115へ処理を進める。
このステップS1114では、レイアウト編集アプリケーション121が、仮に配置したコンテナの外接四角形が規定サイズに収まらなかったため、仮想的な紙面サイズがミスマッチであったと判定する。そして、レイアウト編集アプリケーション121は、仮用紙の横サイズの閾値を拡大し、ステップS1111に戻る。
また、ステップS1115では、レイアウト編集アプリケーション121が、各コンテナを配置した際に、各行にある余白についての補正を行う。この補正は、コンテナの配置を変更するもので、補正が行われた場合はステップS1112に戻り、コンテナの再配置を行う。また、補正が必要なかった場合はステップS1110へ処理を進め、上述した仮テンプレートを生成する処理を行う。
次に、ステップS1116では、レイアウト編集アプリケーション121が、作成された仮テンプレートの横方向に並んだコンテナに対してコンテナ縦方向のサイズについて補正を行う。そして、ステップS1117で、レイアウト編集アプリケーション121が、テンプレートに実コンテンツを適用させ、レイアウトエンジンを用いて用紙サイズへ適用させる。そして、コンテンツを配置した紙面を表示して終了する。
[コンテナ配置時の基本処理]
図12〜図14は、コンテナを紙面へ配置する際の基本配置を示す図である。コンテナを配置していく場合、基本的にはコンテナを並べた際に、その幅がある規定値に収まっているか否かを判定する。図12に示す例は、規定された幅に収まるようにコンテナが配置された場合の図である。また、図13に示す例は、コンテナを並べたときに、規定された幅に収まらなかった場合で、規定された幅に収まらなかったコンテナは次の行に配置される。また、行の中で最も縦方向に長いものを行高の基準のサイズ(基準位置)とする。図14に示すように、配置されたコンテナの下に配置されるコンテナは、基準位置にそろえられて配置される。
[規定サイズ]
図15は、図11に示すステップS1107で判定される規定サイズを説明するための図である。ここでは、規定サイズの一例として、図15に示すような縦横比を持った図形を参考値としている。
1501は規定サイズの縦/横の最小値である。1501の縦の長さは、
用紙の縦−(用紙の縦−用紙の横)×(1/2)
であり、縦横の比は
縦(25.35)÷横(21.0)≒1.207
となっている。
1502は基本となるA4の用紙サイズを示す。1503は規定サイズの縦/横の最大値である。1503の縦の長さは、
用紙の縦+(用紙の縦−用紙の横)×(1/2)
であり、縦横の比は
縦(34.05)÷横(21.0)≒1.621
となっている。
1504は規定サイズを決めるための値であり、(用紙の縦−用紙の横)×(1/2)となっている。
ここでは、A4の紙面にレイアウトすることを前提としており、その他の用紙サイズへのレイアウトを行う場合は、規定サイズの最大値・最小値は上述のような計算に基づいて変更される。
[メイン処理の可視化]
図16〜図18は、図11に示す処理に従ってコンテナの配置が行われる場合の具体例を示す図である。1601は一例として投入されたコンテンツ群から得られるコンテナ群である。また、コンテンツ群(1〜9)の縦・横の長さは、本実施形態では以下のような値であり、S1102で取得される。
コンテンツ(1)=4cm×4cm
コンテンツ(2)=6cm×4cm
コンテンツ(3)=5cm×4cm
コンテンツ(4)=5cm×5cm
コンテンツ(5)=3cm×3cm
コンテンツ(6)=4cm×5cm
コンテンツ(7)=5cm×3cm
コンテンツ(8)=3cm×4cm
コンテンツ(9)=4cm×3cm
1602は紙面を示したものであり、A4サイズを想定としている。
これらのコンテンツが投入された場合、S1103にて、投入されたコンテンツの総面積と紙面の面積が計測される。上述のコンテンツの場合、紙面の面積はおよそ623平方cmであり、コンテンツの総面積は153平方cmであることが分かる。
S1104では、コンテンツの総面積が紙面の面積より小さく、総コンテンツの面積が紙面面積と同等となるような仮想コンテナを取得するために、拡大率を取得する。ここで拡大率は、次式からコンテンツの4倍サイズとなるコンテナを仮想紙面へ適用する。
紙面の面積÷コンテンツの総面積(623÷153)=4.07…≒4倍
図17は、4倍に拡大された各コンテンツを用紙幅110%の幅を閾値としてコンテナが配置された図である。1701はコンテンツの4倍サイズのコンテナであり、1702は用紙幅の110%の幅を閾値とした仮想紙面である。
1703はコンテナが配置された後で、S1106にて取得される外接四角形を示す。外接四角形1703は、縦40cm、横22cmであり、縦横比は以下の値となる。
40/22≒1.818
しかし、この縦横比は、S1107の判定で図15に示す規定サイズよりも大きな値であるために、S1108へ処理を進め、コンテンツの3倍サイズのコンテナを生成し、再配置を行う。
図18は、コンテンツの3倍サイズのコンテナが用紙幅110%の幅の仮想紙面に配置された図である。1801はコンテンツの3倍サイズのコンテナであり、1802は用紙幅の110%の幅を閾値とした仮想紙面である。
1803はコンテナが配置された後で、S1106にて取得される外接四角形を示す。外接四角形1803は、縦267.8cm、横225.9cmであり、縦横比は以下の値となる。
縦横比は267.8/225.9≒1.225
従って、縦横比が規定サイズ内に含まれ、仮テンプレートを生成するための基本配置となる。
[コンテナ配置の補正]
図11に示すS1109及びS1115にて行われる配置コンテナの補正を、図19を用いて説明する。
図19は、配置コンテナの補正処理を示すフローチャートである。ここでは、コンテナの配置が行われた後とし、図20に示す2001の配置(パターン1)になったと仮定してステップS1901を開始する。ステップS1901では、各行に配置したコンテナ幅の合計値を取得し、ステップS1902で、各コンテナの最大差異を計測する。例えば、コンテナの配置が2001のような配置(パターン1)の場合、1行目の幅はコンテナ1〜3のそれぞれの幅の合計値である21cmとなる。同様に、2行目の幅は22.5cm、3行目の幅は10.5cmとなるのが分かり、最大差異2002は2行目と3行目の12cmであることが計測される。
次に、コンテナの補正(再配置)を行うために、ステップS1903で、n行目の最も右に位置するコンテナを一つ下の行に移動させる。ここで、N=1(初期値)、即ち1行目最右に位置するコンテナを移動して再配置を行った後の図が、図20に示す2003の配置(パターン2)である。
そして、ステップS1904では、ステップS1901で行ったように各行に配置したコンテナ幅を取得し、各コンテナの最大差異を計測する。ここで、配置が2003のような配置(パターン2)の場合、1行目の幅は12cm、2行目の幅は24cm、3行目の幅は18cmとなることが分かり、最大差異2004は1行目と2行目の12cmであることが計測される。
次に、ステップS1905では、最右に位置するコンテナを移動したのが、最後の行であったか否かを判定する。図20のような例の場合、N=1の時は最後の行でないため、ステップS1906へ処理を進め、N=2としてステップS1902に戻る。
ここで、N=2とした場合、2行目の最右に位置するコンテナを移動して再配置を行った後の配置が、図20に示す2005の配置(パターン3)である。この配置についても上述した処理と同様に処理すると、1行目の幅は21cm、2行目の幅は15cm、3行目の幅は18cmとなるのが分かり、最大差異2006は1行目と2行目の6cmであることが計測される。
次に、N=3となった場合、3行目に位置するコンテナは1つしかないため、再配置を行っても配置は2001のような配置と同様になる。
ステップS1905で、Nが最後の行の場合、ステップS1907へ処理を進め、最後の行まで再配置を行った後の最大差異2002、2004、2006の中から最小のものを選択し、コンテナ配置を補正する。つまり、図20の例では、パターン3が選択される。
次に、ステップS1908で、補正したコンテナに外接する四角形を取得する。この例では、最大差異2006が最も小さく、配置が2005のような配置(パターン3)における外接四角形を取得する。
次に、ステップS1909で、取得した外接四角形の縦横比が規定値内であるか否かを判定する。規定値外であった場合は、ステップS1910へ処理を進め、ステップS1907で選択した最大差異の次点を選択し、ステップS1908に戻る。また、規定値内であった場合は、ステップS1911へ処理を進め、仮テンプレートの配置パターンを修正し、この処理を終了する。
本実施形態の場合、配置が2005のような配置の外接四角形が規定値内であったため、仮テンプレートの配置パターンとして補正を行い、終了する。
[仮テンプレートの補正]
次に、テンプレートの補正として、配置されたコンテナに対する優先度の付与に関する処理を、図21〜図23を用いて説明する。
図21は、図11に示すS1116での処理を示すフローチャートである。ステップS2101では、各行のコンテナの平均の高さを取得する。次に、ステップS2102では、ステップS2101で取得した平均の高さから各コンテナとの偏差を取得する。そして、ステップS2103では、ステップS2102で取得した偏差に基づいて各コンテナに対して優先度を付与し、この終了する。
図22は、仮テンプレートの補正処理が行われる前の状態を示す図である。図23は、優先度の付与により補正が行われた後の仮テンプレート状態を示す図である。ここでは、正確な優先度が付与されたものではなく、おおよその優先度が付与された場合の例を示すものである。
図22において、コンテナ2201〜2214は仮テンプレートとして配置されたものである。各コンテナの縦横はコネクタで接続されている。コンテナ2201〜2205は行2215に属し、コンテナ2206は行2217に属する。また、コンテナ2207〜2210は行2218に属し、コンテナ2211〜2214は行2220に属する。尚、各行に属するコンテナの上辺の位置は統一されている。
平均値2216は、行2215に含まれるコンテナの平均の高さであり、各コンテナの高さ(6+16+11+4+8)÷コンテナの数(5)=9の高さに位置する。
また、平均値2219は、行2218に含まれるコンテナの平均の高さであり、各コンテナの高さ(7+6+17+5)÷コンテナの数(4)=8.75の高さに位置する。
更に、平均値2221は、行2220に含まれるコンテナの平均の高さであり、各コンテナの高さ(6+9+3+11)÷コンテナの数(4)=4.75の高さに位置する。
ここで、行2215を例に挙げて、図21に示す優先度の付与処理について説明する。平均値2216は“9”であり、各コンテナからの偏差は以下になる。
コンテナ2201:3
コンテナ2202:7
コンテナ2203:2
コンテナ2204:5
コンテナ2205:1
上述のように、最大の偏差は7であり、この値を基準として各コンテナに優先度を付与する。尚、説明を簡略化するために、今回は優先度が(高:0〜4:低)の5段階であるとすると、偏差に比例した優先度が以下のように設定される。
偏差0→優先度0
偏差0〜1→優先度1
偏差1〜3→優先度2
偏差3〜5→優先度3
偏差5〜7→優先度4
従って、上記の各コンテナの優先度は、以下のように設定される。
コンテナ2201:優先度2
コンテナ2202:優先度4
コンテナ2203:優先度2
コンテナ2204:優先度3
コンテナ2205:優先度1
上述された優先度に基づいて各コンテナの変化量が決まる。例えば、図22では、優先度1のコンテナ2205は、コンテナサイズを1増加することで平均値2216となる。そのため、コンテナ2205の変化量は+1となる。一方、コンテナ2201、2203の優先度が2であるため変化量は優先度1の変化量の2倍となる。すなわち、コンテナ2201、2203の変化量は+2となる。
また、コンテナ2202は、優先度が4であるため、変化量は優先度1の変化量の4倍となる。但し、コンテナ2202は平均値2216よりも大きいので、変化量は減少するように変化される。つまり、コンテナ2202の変化量は−4となる。以上の処理を繰り返した結果が図23である。この処理により、図23に示すように、平均化されたサイズのコンテナが配置されたレイアウトテンプレートを生成できる。
図24は、図11に示すステップS1105にてコンテナが配置される時に使用される閾値を設定するためのUIの一例を示す図である。図24に示すように、閾値の設定は、ある設定された閾値(110%)だけでなく、ユーザが自由に変更できるように構成しても良い。
本実施形態によれば、必要なコンテンツを様々なデータソースから必要な部分だけ抜き出して指定し、まとめた資料を作成する際に、ページ紙面を有効に利用し、かつ、見易い自動レイアウトにより、手間を掛けることなくまとめることが可能になる。
尚、本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
また、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行する。これによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
このプログラムコードを供給するための記録媒体として、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、次の場合も含まれることは言うまでもない。即ち、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合である。
更に、記録媒体から読出されたプログラムコードがコンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込む。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
バリアブルデータドキュメントを印刷する印刷システムの構成の一例を示す図である。 図1に示すコンピュータ101の構成の一例を示す図である。 エンジンサーバが追加された印刷システムの構成の一例を示す図である。 ユーザインタフェース画面の一例を示す図である。 ルールに基づくコンテナの辺の状態(16通り)を示す図である。 本実施形態における典型的なコンテナルールを説明するための図である。 リンクの設定方法のUI例を示す図である。 プレビューモードにおける処理を示すフローチャートである。 図8に示すS803でのレイアウト計算の詳細を示すフローチャートである。 レイアウト計算のUI表示の一例を示す図である。 本実施形態におけるレイアウト編集処理を示すフローチャートである。 コンテナを紙面へ配置する際の基本配置を示す図である。 図11に示すステップS1107で判定される規定サイズを説明するための図である。 図11に示す処理に従ってコンテナの配置が行われる場合の具体例を示す図である。 配置コンテナの補正処理を示すフローチャートである。 配置コンテナの補正処理を説明するための図である。 図11に示すステップS1116での処理を示すフローチャートである。 仮テンプレートの補正処理が行われる前の状態を示す図である。 優先度の付与により補正が行われた後の仮テンプレート状態を示す図である。 図11に示すステップS1105にてコンテナが配置される時に使用される閾値を設定するためのUIの一例を示す図である。
符号の説明
100 印刷システム
101 コンピュータ
103 ユーザインタフェース
105 レイアウトエンジン
107 ネットワーク
109 プリントサーバ
113 プリンタ
115 ファイルサーバ
117 データベースサーバ
119 データベース
121 レイアウト編集アプリケーション

Claims (8)

  1. 複数のコンテンツをレイアウトするレイアウト編集装置であって、
    コンテンツをレイアウトするためのコンテナを該コンテンツのサイズに基づいて生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成された前記複数のコンテンツに対する複数のコンテナが所定の領域に収まるように、各コンテナを配置する配置手段と、
    前記配置手段によって配置された各コンテナに前記複数のコンテンツをレイアウトするレイアウト手段と、
    を有することを特徴とするレイアウト編集装置。
  2. 前記配置手段は、前記複数のコンテナに外接する四角形を取得し、取得した四角形の縦横比が規定値に収まるように、各コンテナを配置することを特徴とする請求項1に記載のレイアウト編集装置。
  3. 前記配置手段は、各行に配置すべき各コンテナの幅の差異が最も小さくなるように、各コンテナを配置することを特徴とする請求項1に記載のレイアウト編集装置。
  4. 前記配置手段は、各行で各コンテナの高さの偏差に応じて、優先度をコンテナに付与し、当該優先度に基づいて各コンテナを配置することを特徴とする請求項1に記載のレイアウト編集装置。
  5. 前記配置された前記複数のコンテナは自動的にコネクタで接続され、該コネクタは理想サイズを保持することを特徴とする請求項1に記載のレイアウト編集装置。
  6. 前記コンテナとコネクタとを縮小したテンプレートを生成することを特徴とする請求項5に記載のレイアウト編集装置。
  7. 複数のコンテンツをレイアウトするレイアウト編集装置のレイアウト編集方法であって、
    コンテンツをレイアウトするためのコンテナを該コンテンツのサイズに基づいて生成する生成工程と、
    前記生成工程において生成された前記複数のコンテンツに対する複数のコンテナが所定の領域に収まるように、各コンテナを配置する配置工程と、
    前記配置工程において配置された各コンテナに前記複数のコンテンツをレイアウトするレイアウト工程と、
    を有することを特徴とするレイアウト編集方法。
  8. コンピュータを、請求項1乃至6の何れか1項に記載のレイアウト編集装置として機能させるためのプログラム。
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