JP2010117604A - 現像剤補給容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の補給性能を実現し、充填性や組立性に優れ、トナーブロッキングにも強く、汚れを低減することができる、現像剤補給容器を提供する。
【解決手段】回転することで現像剤を画像形成装置へ補給する現像剤補給容器1において、現像剤を収容する円筒状の容器本体であって、ブロー成形により内部に螺旋状突起1bが形成された容器本体1Aと、容器本体1Aの一端側に形成され、螺旋状突起1bが形成されていない、容器本体内径よりも小径の現像剤排出開口部1Aと、容器本体1Aと一体で回転し、容器本体1A内の螺旋状突起1bによって搬送されてきた現像剤を現像剤排出開口部1Aへ搬送する搬送部材3と、を有し、容器本体1Aの一端側の現像剤排出開口部1Aから、搬送部材3を容器本体1Aの径方向内側に変位させて現像剤排出開口部1Aから容器本体1A内へ挿入し、挿入後に容器本体1A内で搬送部材3を容器本体1Aの径方向外側に変位させることで、搬送部材3を容器本体内部に固定する。
【選択図】図10

Description

本発明は、電子写真複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真画像形成装置に着脱可能な現像剤補給容器に関するものである。
従来、電子写真複写機やプリンタ等の電子写真画像形成装置には微粉末の現像剤が使用されている。そして、電子写真画像形成装置本体の現像剤が消費された場合には、現像剤補給容器を用いて画像形成装置本体へ現像剤を補給することが行われている。
ここで、現像剤は極めて微細な粉末であるため、現像剤補給時には、現像剤が飛散しないように現像剤補給容器を画像形成装置本体の内部に据え置いて、小さな開口部から少量ずつ現像剤を排出する現像剤補給容器が提案され、実用化されている。
上述したような現像剤補給容器は、ブロー成形や射出成形などにより製造するのが一般的であり、例えば、特許文献1〜特許文献3に記載されるような種々の現像剤補給容器がある。
特許文献1は、現像剤補給容器である円筒状のトナーボトルを2軸延伸ブロー成形法によって製造する方法が開示されてある。特許文献1は、プリフォームと呼ばれる加熱した樹脂部材を金型の中に入れて、プリフォーム内部にエアーを吹き込み膨らませることで、金型に密着・成形させて現像剤補給容器を形成する方法である。金型には螺旋状の突起が設けてあるため、成形後には容器の内面に螺旋状の突起が形成され、この螺旋状の突起によって容器の回転に伴い現像剤を排出開口部へ搬送する。排出開口部は、容器本体の一端側に容器本体よりも小径の突出した開口部を形成しており、搬送された現像剤は、この排出開口部から画像形成装置へ現像剤を補給する構成となっている。
また、特許文献2には容器内部に螺旋状の搬送突起を形成した容器本体に、容器本体よりも小径の開口部から容器内部に向って搬送部材を封入した例が開示されている。この搬送部材は、棒状の支持部材に掻き取り羽根を設け、この掻き取り羽根を支持部に巻き付けながら前記開口部から容器本体内部へ封入し、容器内面を摺擦して現像剤を撹拌するという構成のものである。
また、特許文献3には射出成形により形成した容器本体内に容器本体と一体となって回転する搬送部材を設けた例が開示されている。
特開2001−42626号公報 特開平9−34233号公報 特開2003−057931号公報
しかしながら、上記従来技術はそれぞれの優れた特徴を有しつつも、一方ではまだ幾つかの技術的な課題が残されている。
例えば特許文献1に示すようなブロー成形による現像剤補給容器の場合、その製法上の特徴から成形できる製品形状には制約がある。
ブロー成形は、樹脂部材を膨らませて金型に密着・成形する製法のため、基本的にはエアーを吹込むための開口部が1箇所の袋状の物しか成形できない。これは、両端に開口穴がある筒状のような部品だとエアーを吹き込んだ際に他方の開口部からエアーが抜けてしまい、膨らませることができないからである。従って、ブロー成形といえば、通常は飲料用のペットボトルに代表されるような小径の開口部と大径のボトル部を有するような形状が殆どである。
このように開口部を2箇所以上設けることができないため、現像剤を容器に充填する充填口と、充填した現像剤を画像形成装置へ補給するための排出開口部が必ず同じになってしまう。
ところが、充填性を考慮した場合、充填口が大きいほうが効率よく充填できるが、一方でトナー飛散や汚れ性を考慮した場合は充填口は小さいほうが好ましい。
また、この開口部の大きさは現像剤を補給する際の補給性能にも大きく関係しており、開口が大き過ぎると必要以上に現像剤が補給されてしまうし、小さ過ぎると補給量が足りないというように最適な口径に設定しなければならない。
このように充填性、補給性、汚れ性といった様々な性能を一つの開口部で実現せざるを得ず、全てを同時に満足させることが非常に難しいという問題がある。
更に、もう一つの問題は、容器本体内に撹拌・搬送部材等の他の部材を設けることが非常に困難であるということである。
例えば、現像剤補給容器でよく問題とされる「トナーブロッキング」について考えてみる。
現像剤は極めて微細な粉末であるため、長期間高温高湿環境下などで放置しておいたり、物流による振動等で現像剤が徐々に締まって固まってしまう「ブロッキング」という現象を生じることがある。ブロッキングが生じると現像剤が補給できなくなるという致命的な問題となるため、従来こうした課題に対しては容器内部にブロッキングを崩すための撹拌部材等の別部材を設けることが一般的である。
しかしながら、こうした撹拌部材を内装する現像剤補給容器の多くは、「射出成形」による現像剤補給容器が殆どである。開口部を一つしか設けることができないブロー成形による現像剤補給容器の場合、小さな開口から撹拌部材等を挿入・設置することが困難であるため、殆ど実用化されていないのが現状である。
特許文献2には容器本体よりも小さな開口から搬送部材を容器内部に挿入するという例が開示されている。この開示例では棒状の支持部に弾性の掻き取り羽根を設けた掻き取り部材を、前記支持部に巻き付けながら容器本体内に封入する例が示されている。
しかしながら、掻き取り羽根を支持部に巻き付けながら小さな開口から容器本体内へ挿入しなければならない。そのため、組立性が非常に悪い点と、容器本体内面を掻き取り部材が摺擦するために、現像剤にストレスを与えて現像剤同士が凝集・固着してしまう、所謂「粗粒」が発生してしまう可能性がある。
また、トナーボトルの再使用を考えた場合、特許文献2に記載の掻き取り羽根では、ポリエステルなどのフィルム状の弾性材料であるため、使用後は巻きぐせがついてカールしてしまったりする可能性がある。そのため、新品時と同等の性能を維持することが困難な場合がある。カールを抑制するためにフィルムの厚さを厚くしたり、剛性の高い材質にすると逆に凝集体や粗粒が発生してしまう可能性があり、最適化が難しい。
このようにブロー成形による現像剤補給容器は、開口部が1箇所しか設けられないという制約のため、現像剤補給容器として要求される、補給性能、充填性能、汚れ性等を適宜最適化することが困難であった。
これに対し、特許文献3に示すような射出成形による現像剤補給容器の場合、上記のような課題や制約は無く、自由に形状を成形できるため、最適化した現像剤補給容器を構成することができる。
射出成形は、金型に溶融した樹脂を流し込み(射出)、冷却した後に金型を開いて成形品を取り出すという一般的に広く知られた製法である。射出成形のメリットは成形品の寸法精度がブロー成形などと比較すると精度が高い点である。これは内側も外側も精度が保証された金型で囲み、その内部に完全に溶融した樹脂を流し込み成形するため、製品の内面も外面も精度を出し易いためである。特に、トナーボトルのような円筒形状の製品に対しては内径と外径の真円度や円筒度、偏肉精度などが要求される場合には非常に好適な製法である。
また、ブロー成形の場合、樹脂部材を延伸させるため延びの良い樹脂材料に選択肢が限られるが、射出成形の場合だと、樹脂を完全に溶融するため材料の選択肢が広く、殆ど全ての樹脂材料を選択できるというのも大きなメリットである。
また、ブロー成形のように膨らませる必要がないので様々な形状の成形が可能で、形状の制約が比較的少ないといった特徴がある。
しかしながら、ブロー成形と比較して、製品の基本肉厚も厚いため、使用する樹脂材料の量も多くなり、材料費が高くなり易いといったコスト的に不利な面があるのは否めない。
また、特許文献3に記載の現像剤補給容器は、容器本体内に渡って搬送部材が内設されているため、トナーを充填した際に、この搬送部材が邪魔になって良好な充填を阻害する可能性があった。
本発明は、上記従来技術の課題を解消するために発案されたものであり、その目的とするところは、所望の補給性能を実現し、充填性や組立性に優れ、トナーブロッキングにも強く、汚れを低減することができる、現像剤補給容器を提供することである。
上記目的は本発明に係る現像剤補給容器にて達成される。要約すれば、本発明の一態様によれば、回転することで現像剤を画像形成装置へ補給する現像剤補給容器において、
現像剤を収容する容器本体であって、ブロー成形により内部に螺旋状突起が形成された容器本体と、
前記容器本体の一端側に形成され、前記螺旋状突起が形成されていない、前記容器本体内径よりも小径の現像剤排出開口部と、
前記容器本体と一体で回転し、前記容器本体内の前記螺旋状突起によって搬送されてきた現像剤を前記現像剤排出開口部へ搬送する搬送部材と、
を有し、
前記容器本体の一端側の前記現像剤排出開口部から、前記搬送部材を前記容器本体の径方向内側に変位させて前記現像剤排出開口部から前記容器本体内へ挿入し、挿入後に前記容器本体内で前記搬送部材を前記容器本体の径方向外側に変位させることで、前記搬送部材が前記容器本体内部に固定されていることを特徴とする現像剤補給容器が提供される。
本発明の第二の態様によれば、回転することで現像剤を画像形成装置へ補給する現像剤補給容器において、
現像剤を収容する容器本体であって、ブロー成形により内部に螺旋状突起が形成され、一端側に形成した容器本体開口部には螺旋状突起が形成されていない容器本体と、
前記容器本体の前記容器本体開口部に着脱可能に接続され、前記容器本体内径よりも小径の現像剤排出開口部を形成する開口部材と、
前記容器本体と一体で回転し、前記容器本体内の前記螺旋状突起によって搬送されてきた現像剤を前記現像剤排出開口部へ搬送する搬送部材と、
を有し、
前記開口部材が前記容器本体に取り付けられていない状態で、前記容器本体の前記容器本体開口部から、前記搬送部材を前記容器本体の径方向内側に変位させて前記容器本体開口部から前記容器本体内へ挿入し、挿入後に前記容器本体内で前記搬送部材を前記容器本体の径方向外側に変位させることで前記搬送部材が前記容器本体内部に固定され、その後、前記開口部材が前記容器本体開口部に取り付けられていることを特徴とする現像剤補給容器が提供される。
本発明の現像剤補給容器によれば
(1)トナーブロッキングが生じても、確実に解消し、排出初期から良好な補給性を実現できる。
(2)ブロー成形と射出成形の両方のメリットを生かした、低コストで充填性に優れている。
(3)搬送部材が装脱着可能であり、更に、容器本体と一体となって回転するため、摺擦などによる部品の消耗が無く、繰り返し何度でも再使用することが可能な再使用性に優れている。
(4)容器本体に現像剤を充填した後に、搬送部材を容器本体内に装着することが可能であるため、高密度充填可能である。
以下、本発明に係る現像剤補給容器を図面に則して更に詳しく説明する。ただし、以下の実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
実施例1
先ず、図1〜図3を用いて、本発明に係る現像剤補給容器が装着される電子写真画像形成装置の一例である電子写真複写機の構成について説明する。
<電子写真画像形成装置>
図1に示す電子写真複写機100は、装置本体100Aにドラム状の電子写真感光体(以下、「感光体ドラム」という。)104が回転可能に支持されている。画像形成装置100にて、原稿101が原稿台ガラス102の上に置かれると、原稿101の画像情報に応じた光像が光学部103の複数のミラーMとレンズLnにより感光体ドラム104上に結像する。カセット105、106、107、108に積載された記録媒体(以下、「用紙」という。)Pのうち、図2に示す操作部100aから使用者(ユーザー)が入力した情報若しくは原稿101の紙サイズから最適な用紙Pをカセット105〜108の用紙サイズ情報から選択する。ここで、記録媒体としては用紙に限定されずに、例えばOHPシート等適宜選択できる。
そして、給送・分離装置105A、106A、107A、108Aにより搬送された1枚の用紙Pを、搬送部109を経由してレジストローラ110まで搬送する。更に、レジストローラ110により用紙Pを感光体ドラム104の回転と、光学部103のスキャンのタイミングを同期させて転写部に搬送する。転写部では、転写放電器111によって、感光体ドラム104上に形成された現像剤像を用紙Pに転写する。そして、分離放電器112によって、現像剤像の転写された用紙Pを感光体ドラム104から分離する。
この後、搬送部113により定着部114へ搬送された用紙Pは、定着部114において熱と圧力により用紙P上の現像剤像を定着させた後、片面コピーの場合には、排出反転部115を通過し、排出ローラ116により排出トレイ117へ排出される。又、両面コピーの場合には、排出反転部115のフラッパ118の制御により、再給送搬送路119、120を経由してレジストローラ110まで搬送された後、片面コピーの場合と同様の経路をたどって排出トレイ117へ排出される。
又、多重コピーの場合には、用紙Pは排出反転部115を通り、一度排出ローラ116により一部が装置外へ排出される。そして、この後、用紙Pの終端がフラッパ118を通過し、排出ローラ116にまだ挟持されているタイミングでフラッパ118を制御すると共に排出ローラ116を逆回転させることにより、再度装置本体100A内へ搬送される。更にこの後、再給送搬送部119、120を経由してレジストローラ110まで搬送された後、片面コピーの場合と同様の経路をたどって排出トレイ117へ排出される。
ところで、上記構成の装置本体100Aにおいて、感光体ドラム104の回りには現像部201、クリーナ部202、一次帯電器203等が配置されている。
現像部201は、原稿101の情報が光学部103により感光体ドラム104に形成された静電潜像を、現像剤を用いて現像するものである。
又、現像部201は、現像剤ホッパー201aと現像器201bとを有している。現像剤ホッパー201aは、現像剤補給容器1から補給された現像剤を撹拌するための撹拌部材201cを有している。そして、この撹拌部材201cにより撹拌された現像剤は、マグネットローラ201dにより現像器201bに送られる。現像器201bは、現像ローラ201fと、搬送部材201eを有している。そして、マグネットローラ201dにより現像剤ホッパー201aから送られた現像剤は、搬送部材201eにより現像ローラ201fに送られて、この現像ローラ201fにより感光体ドラム104に供給される。
尚、クリーナ部202は、感光体ドラム104に残留している現像剤を除去するためのものである。又、一次帯電器203は、感光体ドラム104を帯電するためのものである。
図2に示す外装カバーの一部である現像剤補給容器交換用前カバー15(以下、「交換用前カバー」という。)を図3に示すようにユーザーが矢印b方向に開けると、現像剤補給装置18が現れる。そして、この現像剤補給装置18内に現像剤補給容器1を矢印a方向に挿入する。
その後、図4に示すように、ボトルトレイ50上に現像剤補給容器1を載置し、操作レバー11を回動することで現像剤補給容器1が画像形成装置と係合し、補給可能な状態にセットされる。
ユーザーが現像剤補給容器1を装置本体100Aから取り出す際には、装着時とは逆のレバー操作を行なうことで、ボトルトレイ50に載っている現像剤補給容器1を取り出す。
ここでは、交換用前カバー15は現像剤補給容器1を着脱(交換)するための専用カバーであって、現像剤補給容器1を着脱するためだけに開閉される。
尚、装置本体100Aのメンテナンスは、前面カバー100cを開閉することによって行われるが、その他の構成であっても構わない。
また、ボトルトレイ50を介することなく、現像剤補給容器1を装置本体100Aに直接装着し、又、装置本体100Aから取り外してもよい。
<現像剤補給容器>
次に、本発明における現像剤補給容器1(以下、「トナーボトル」という。)について図5を用いて説明する。
図5は、本実施例におけるトナーボトル1の断面斜視図である。
図5において、トナーボトル1は、略中空円筒形状の容器本体1Aを有している。容器本体1Aの一端側のほぼ中央に容器本体内径よりも小さい内径を有した円筒部が突設されており、この円筒部先端側が現像剤(トナー)を画像形成装置(現像装置)側へ排出するための現像剤排出開口部1aとされる。前記開口部1aには開口部1aを密封する封止部材2が軽圧入嵌合されている。この封止部材2は、トナーボトル1の軸方向(図5にてC−C方向)にトナーボトル1に対して相対的にスライド移動することにより、開口部1aの自動開閉動作を行う。なお、図5において、開口部1aは、封止部材2により閉止された状態にある。
図6を参照して、開口部1aの自動開閉動作についてその一例を簡単に説明する。
図6(a)に示すように、装置本体100Aには駆動部材30が設けられている。図6(b)に示すように、現像剤補給容器1を第1の方向、即ち、a方向へ変位させると、封止部材2は駆動部30へと挿入される。封止部材2は、駆動部30と係止突起2aによって係止される。
また、この時、封止部材2と、容器本体1Aの被ロック係止部2bとの係合が解消され、封止部材2は開口部1aを開封可能となる。
その後、図6(c)に示すように容器本体1Aがb方向へ変位すると、開口部1aより封止部材2が開封し、現像剤を排出可能な状態となる。さらに、駆動部20が回転すると、駆動受け部(図示せず)を介して封止部材2が駆動力を受け回転する。
開口部1aの自動開閉機構は、本発明の特徴部をなすものではないので、封止部材及び駆動部材等のこれ以上の詳しい説明は省略する。
次に、トナーボトル1の内部の構成について説明する。
トナーボトル1は、略円筒形状を有しており、画像形成装置本体内に略水平方向に配置されている。上述したように、トナーボトル1は、開口部1aに配置された封止部材2に設けられた係止突起2aが画像形成装置本体100Aの駆動部材30と係合して、画像形成装置本体100Aからトナーボトル1に回転駆動力が伝達される。
容器本体1Aは、本実施例においてはインジェクションブロー成形によって成形されている。そして、図5に示すように、容器本体1Aの内面には螺旋状の突起部1bが形成されており、トナーボトル1の回転に伴ってトナーを現像剤排出開口部1aへ搬送する構成とされる。トナーボトル1の開口部1a内には搬送部材3が内設されている。トナーボトル1内に収容されたトナーは、螺旋状突起1bによって開口部1aへと搬送され、搬送されてきたトナーを搬送部材3によって持ち上げ、前記開口部1aから現像ホッパー201bへと補給する。
次に、本実施例におけるトナーボトル1について説明する。
本実施例におけるトナーボトル1は、一般的に広く知られている射出成形やインジェクションブロー成形などの各種製法を用いてよく、特に限定する必要はないが、本実施例では、インジェクションブロー成形にて製作したトナーボトルの例を示す。
ここで、インジェクションブロー成形工程について簡単に説明する。
インジェクションブロー成形は、先ず、射出成形によって“プリフォーム”と呼ばれる試験管のような有底筒状の部材を形成し、その後加熱・温調して軸方向に延伸しながらエアーを吹き込みブロー成形を行い、製作するものである。射出成形とブロー成形を組み合わせた製法で、それぞれのメリットを生かした方法が特徴である。
本実施例では、プリフォームの口部をトナーボトル1の開口部1aとしているため、後述する搬送部材3を支持する支持部1c(図9参照)のような細かい形状でも射出成形によって精度よく形成することができる。一方、開口部1a以下の容器本体1Aの部分については、ブロー成形によって形成することでトナーボトル内部に螺旋状の突起1bを容易に形成することができる。
このように精度が欲しい部分は射出成形で、内部に突起形状が必要な部分はブロー成形で、というようにそれぞれの特徴を生かした製法として、インジェクションブロー成形法は、トナーボトルの製法としては好適である。
<搬送部材の説明>
次に、本発明の最も特徴的な構成を有する搬送部材3について図7、図8、図9を用いて説明する。
図7は、本発明の第一実施例における搬送部材3の構成を示す図であり、図7(A)は分解斜視図、図7(B)は組み立てた状態を示す斜視図である。
図8は、搬送部材3の動作説明図であり、図8(A)は搬送部材3が閉じた状態、図8(B)は開いた状態を示している。
図9は、搬送部材3をトナーボトル1へ挿入・固定する様子を示す図であり、図9(A)は挿入前、図9(B)は挿入後を示す部分斜視図である。
図7及び図8に示すように、本実施例にて、搬送部材3は、容器本体1Aが回転すると、容器本体1Aと共に回転する一対のバッフル部材3Aを備えている。各バッフル部材3Aは、回転することによって容器本体1A内の現像剤を持ち上げる板状の仕切り壁部3aと、持ち上げた現像剤を排出開口部1aへと搬送する搬送リブ部3bとを有している。
また、対をなすバッフル部材3A、3Aは、トナーボトル1の回転軸を中心とした回転中心軸対称となるように対称配置にて支持軸3cによって回転可能に支持されている。
つまり、仕切り壁部3aは、容器本体1A内を略二分する形状とされる。また、容器本体1Aに設置した状態において、螺旋状突起1bと接続されているのが好ましい。
更に、バッフル部材3A、3Aの間には付勢手段であるU字形状の板バネ3dが設けられ、従って、図8(B)に示すように、変位可能に構成されている。板バネ3dは、搬送リブ部3bに形成されたバネ保持部3b1に保持されている。つまり、バッフル部材3A、3Aは、軸受部3eを介して支持軸3cに揺動可能に支持されており、この板バネ3dにより支持軸3cを回転中心としてバッフル部材同士を互いに開く方向(矢印方向)に付勢されている。
図9は、搬送部材3をトナーボトル1へ挿入・固定する様子を示す図であり、図9(A)は挿入前、図9(B)は挿入後を示す部分斜視図である。
図10は、搬送部材3の挿入からトナーボトル1内で開放するまでの様子を説明した図である。
先ず、図9(A)は挿入前の状態で、搬送部材3を閉じた状態でトナーボトル1側へ挿入する。この時、開口部1a内面には搬送部材3の支持軸3cを支持固定するための支持部1cが設けられており、そこへ搬送部材3の支持軸3cが突き当たるまで挿入する。支持部1cはスナップフィット的に弾性変形可能な支持形状を成しており、支持軸3cが挿入されることによって弾性変形して図9(B)に示すように支持軸3cをトナーボトル1の開口部1aに支持固定する。これにより、搬送部材3は回転方向及び軸線方向いずれに対してもトナーボトル1にしっかりと固定され、トナーボトル1と一体となる。
なお、各バッフル部材3Aの仕切り壁部3aは、容器本体1A内へと挿入する際に容器本体1Aの内面、即ち、開口部1aの内面等に接触することで径方向内側へ変位する。そのため、仕切り壁部3aの外周部には、第一の傾斜面3a1、3a3と、容器本体1A内から取出す際に容器本体内面に接触することで径方向内側へ変位するための第二の傾斜面3a2、3a4とを有している。
尚、図9(A)、図10(A)に示すように、各バッフル部材3A、3Aを把持手段(図示せず)にて把持し、互いの方へと板バネ3dの付勢力に抗して変位させ、そして、図9(B)、図10(B)の位置まで挿入することもできる。その後、各バッフル部材3A、3Aの把持を開放すると、板バネ3dの弾性回復力によって各バッフル部材3A、3Aは、トナーボトル1内で矢印方向に開放され、径方向外側に変位される(図10(C))。これにより、仕切り壁部3aの第一の傾斜面3a1が容器本体1Aの内壁面に当接し、トナーボトル1の開口部1aと容器本体1Aの段差部1Aa1に、第二の傾斜面3a2と第3の傾斜面3a3とにて形成される山形形状凹部3a5が嵌り合う。これにより、図10(C)のような状態で搬送部材3は、容器本体内部に、即ち、トナーボトル1に固定される。
そして、所定のトナーを開口部1aから充填した後、図10(D)に示すように、開口部1aを封止するための封止部材2を圧入することでトナーボトル1の組立が完了する。
このように、本実施例における現像剤補給容器(トナーボトル)1は、小径の開口部1aから挿入した搬送部材3を容器本体1Aの内壁に密着するまで容器内部で自由に変位することが可能である。そのために、螺旋状突起1bによって開口部1a近傍へ搬送されてきたトナーを確実に開口部1aへと導いて、排出させることができる。従って、非常に補給性能に優れた現像剤補給容器1を実現できる。
また、開口部1a近傍にこのような搬送部材3を容器内に設けることが可能であるため、開口部1a近傍でトナーがブロッキングしても、前記搬送部材3によってトナーを積極的に崩すことができるため、排出初期からスムーズで確実な補給動作を実現できる。
また、前記搬送部材3は容器本体1Aと一体となって回転するため、従来技術のように容器内壁と掻き取り部材を摺擦させてトナーを搬送させる構成ではない。そのため、トナーにストレスを与えず、凝集体や粗粒の発生のない、画像品質に影響を与えない現像剤補給容器を提供することができる。
また、搬送部材3は板バネ3dによって常に容器内壁に付勢されており容器内壁と搬送部材3との間に隙間が存在せずに密着状態を維持できる。そのため、トナーのすり抜けが生じることがなく、確実にトナーを搬送でき、残留トナーが極めて少ない現像剤補給容器1を提供できる。
上述した実施例はあくまで一例であって、組立工程の順序を変えることによって、より最適化した現像剤補給容器1にすることも可能である。
例えば本実施例によれば、充填した後に搬送部材3を容器本体1A内に挿入することも可能である。図9(A)の状態で、先に開口部1aから容器本体1A内にトナーを充填しておけば、充填時に充填を阻害するものが存在しない。従って、嵩密度の高い状態で容器内にトナーを充填することが可能である。こうすることでより多くのトナーを充填することが可能となり、さらに充填タクトも短縮化できる。
また、本実施例におけるトナーボトル1は、リサイクルにも好適である。
先に説明したように、本実施例におけるトナーボトル1は、容器本体1A、搬送部材3、封止部材2の3部品で構成されており、非常に部品点数が少ない。使用済みのトナーボトルを再利用する場合は、搬送部材3を、図8(A)のように変位させてボトル内から取り外すことで、ボトル内部の清掃を効率良く行なうことが可能である。さらに、取り外した搬送部材3は、従来技術の撹拌翼のように摺擦部分や磨耗部分等の消耗部分が無いため、部品劣化が殆ど無く、何度でも繰り返し使用可能である。分解した各部品を清掃後、容器本体1Aに新しいトナーを充填し、搬送部材3や封止部材2を再度組み込むことで、容器本体1Aを繰り返し再生使用することが容易に可能である。その大きな理由としては搬送部材3の独自の構成によるものである。
このように本実施例においては、搬送部材3を閉じたり、開いたりと自由に形状を変位させることが可能な構成であることから、ボトル内部から搬送部材3を容易に取り外すことが可能なため、リサイクル性に優れたトナーボトル1を提供することができる。
実施例2
次に、図11を参照して、本発明に係る現像剤補給容器の他の実施例について説明する。
本実施例にて、搬送部材3は、先の実施例1とは異なり、搬送部材3が一体で構成されている。
本実施例では、図11、図12に示すように、搬送部材3は、一対のバッフル部材3Aを有している。各バッフル部材3Aは、回転することによって容器本体1A内の現像剤を持ち上げる板状の仕切り壁部3aと、持ち上げた現像剤を排出開口部1a(図13(C))へ搬送する搬送リブ部3bとを有している。搬送リブ3bは、各バッフル部材3Aに対して搬送部材3の両面となるようにして回転対称に配置している。
また、本実施例では、図13、図14に示すように、搬送部材3は、容器本体1Aより小径とされる容器本体端面に形成した開口部である容器本体開口部1Aaから容器本体1A内へと挿入される。
また、本実施例では、上述のように、図13、図14に示すように、搬送部材を3を開口部1Aaから容器本体1A内へと挿入する際に仕切り壁部3aが径方向内側に変位可能なようにスリット部3gが形成されている(図11、図12)。従って、各バッフル部材3Aは、図12(B)に示すように、弾性変形により仕切り壁部3aが径方向内側又は径方向外側に変位可能である。
また、各バッフル部材3Aの外周縁には、第1傾斜面3a1と第2傾斜面3a3が形成され、そして、第一の傾斜面3a1と第二の傾斜面3a3とを接続する連結面3a3にて山形形状とされている。
上述のように、スリット3gを設けることにより、バッフル部材3a及び搬送リブ3bは、図12(B)に示すように矢印方向に弾性変形可能となる。従って、図14(A)、(B)に示すように、容器本体開口部1Aaに挿入した際に、第一の傾斜面3a1が容器本体開口部1Aaに接触することで、バッフル部材3Aが径方向内側に弾性変形する。開口部1Aaを通過した後に弾性力によって容器内部で径方向外側へと元の状態に復元し、図14(C)、(D)に示すように、連結面3a2及び第二傾斜面3a3が容器内壁に密着し、搬送部材3を固定した状態で保持することが可能となる。
また、上述したように、搬送部材3の先端には第一の傾斜面3a1が設けてある。そのため、従来のように搬送部材3の支持部に掻き取り羽根を巻き付けながら挿入するといった面倒な作業も不要で、挿入するだけでセット可能といった、非常に組立性に優れた現像剤補給容器を提供することができる。
第二実施例においても、小径の開口部1aから大径の容器本体1Aまでを一体的に形成されたトナーボトル1内に搬送部材3を設けることが可能であるため、よりシンプル且つ低コストで実現することができる。
尚、本実施例では、封止部材2が装着される小径の開口部1aを備えた開口部材1Bは、容器本体1Aと一体に成形されるのではなく、別部材として成形され、その後一体とされている。
つまり、図13に図示するように、開口部1aは、円筒状のフランジ4と一体に成形されており、このフランジ4が容器本体1Aの一端を形成する、螺旋状突起が成形されていない容器本体開口部1Aaに嵌合され、一体に接続される。
図13(A)、(B)、(C)は、本実施例のトナーボトル1の組み立て方法の一例を示す部分断面斜視図である。図13(A)は、容器本体1A(図中はボトル1Aの長さをカットした省略図である)の端面に形成された開口部1Aaの内面に設けた支持部1cに搬送部材3の固定部3fを挿入する様子を示す。この支持部1cは、対向方向に2箇所設けてあり、それに対応して搬送部材3の固定部3fも2箇所設けている。
図13(A)に示すように、支持部1c内に固定部3fを、フランジ4が容器本体開口部1Aaの段差1Aa1に突き当たるまで挿入することで、搬送部材3の回転方向と片方の軸方向の位置を規制する。また、図13(B)に示すように、シール部材5を容器本体開口部1Aaの端面1Aa2と、フランジ4の内部端面溝部4aとの間に挟み込み、図13(C)に示すように、容器本体1Aとフランジ4を固定して組み立て完了となる。
図14は、搬送部材3の挿入の様子を段階的に示す図である。図14(A)は挿入前、図14(B)はボトル内を搬送部材3が通過中の様子、図14(C)は搬送部材3が所定の位置にセットされ弾性変形してボトル内壁に密着した様子、を示す図である。また、図14(D)は、その後、開口部材1B、封止部材2、シール部材5を組み込んだ状態の図である。
本実施例2では、開口部材1Bは、樹脂材料を一般的な射出成形によって形成したものを使用した。この開口部材1Bのフランジ部4とトナーボトル1の結合は、ボトル1に設けたネジ部1dとフランジ4の内面に設けたネジ部(不図示)によってネジ係合されることで着脱可能に固定する。フランジ4と容器本体1Aとをネジ結合することで、その間に挟まれた搬送部材3は、両者の間で軸方向に固定された状態となる(図14(D)参照)。
また、本発明における実施例2の現像剤補給容器1は、先の実施例1と同様にリサイクルにも好適である。
使用済みの現像剤補給容器1を再使用する場合は、開口部材1Bを容器本体1Aから除去した後、搬送部材3を容器本体開口部1Aa側から引っ張ると第二の傾斜面3a3が容器本体1Aの内面に当接する。これにより、バッフル部材3Aが径方向内側に弾性変形し、容器本体開口部1Aaを通過して取り出すことができる。取り出した後に、容器本体内を清掃すれば、内部に搬送部材3が存在しないため、容易に清掃が行なうことができる。清掃後は、容器本体内に搬送部材3が無い状態なので、この状態でトナーを再充填すれば充填を阻害する障害物が無いため非常に充填密度が高い状態で充填可能である。更に、充填タクトも短くなるため生産性の高い現像剤補給容器を提供することができる。
また、上述したように搬送部材3を容器本体1A内に容易に装脱着することが可能なので、搬送部材3の消耗が殆どない。そのことから、繰り返し現像剤補給容器1として使用することが可能で、環境性、エコロジー性に優れた現像剤補給容器を提供できる。
以上説明したように、本実施例における現像剤補給容器1は、従来開口部が一箇所しか設けることができなかった容器本体でも、小径の開口部から自由に搬送部材を挿入することが可能である。そのため、開口部付近でブロッキングが発生しても、撹拌・搬送部材によって積極的にブロッキングしたトナーを崩し、初期から良好な排出性を維持することが可能である。
本発明に係る現像剤補給容器が適用される画像形成装置の一実施例の概略縦断面図である。 図1の画像形成装置の斜視図である。 図1の画像形成装置の現像剤補給容器交換用カバーを開いて現像剤補給容器を画像形成装置に装着する様子を示す斜視図である。 本発明に係る現像剤補給容器を装着する現像剤補給装置の概略斜視図である。 本発明に係る現像剤補給容器の一実施例の部分断面斜視図である。 本発明に係る現像剤補給容器の自動開閉動作を説明する図である。 本発明の実施例1の搬送部材の斜視図であり、図7(A)は搬送部材の分解斜視図、図7(B)は組んだ状態を示している。 本発明の実施例1の搬送部材の斜視図であり、図8(A)は搬送部材が閉じた状態、図8(B)は開いた状態を示している。 本発明の実施例1の搬送部材の挿入・固定方法を説明する図である。 本発明の実施例1のトナーボトルの組立工程の一例を示す図である。 本発明の実施例2の搬送部材の説明図であり、図11(A)は斜視図、図11(B)は正面図である。 本発明の実施例2の搬送部材の正面図であり、図12(A)は搬送部材が弾性変形する前、図12(B)は弾性変形した状態を示している。 本発明の実施例2の搬送部材の固定方法を示す図であり、トナーボトルの組立工程の一例を示す図である。 本発明の実施例2のトナーボトルの組立工程の一例を示す図である。
符号の説明
1 現像剤補給容器(トナーボトル)
1A 容器本体
1Aa 容器本体開口部
1B 開口部材
1a 現像剤排出開口部
1b 螺旋状突起
1c 支持部
1d ネジ部
2 封止部材
2a 係止突起
2b 解除突起
3 搬送部材
3A バッフル部材
3a 仕切り壁
3b 搬送リブ
3c 支持軸
3d 板バネ
3e 軸受部
3f 固定部
3g スリット部
4 フランジ
5 シール部材
100 画像形成装置
100A 画像形成装置本体
100a 操作部
100c 前面カバー
104 電子写真感光体ドラム(像担持体)
201 現像部
201a 現像ホッパー
201b 現像器
201c 撹拌部材
201d マグネットローラ
201e 搬送部材
201f 現像ローラ
T トナー(現像剤)

Claims (7)

  1. 回転することで現像剤を画像形成装置へ補給する現像剤補給容器において、
    現像剤を収容する容器本体であって、ブロー成形により内部に螺旋状突起が形成された容器本体と、
    前記容器本体の一端側に形成され、前記螺旋状突起が形成されていない、前記容器本体内径よりも小径の現像剤排出開口部と、
    前記容器本体と一体で回転し、前記容器本体内の前記螺旋状突起によって搬送されてきた現像剤を前記現像剤排出開口部へ搬送する搬送部材と、
    を有し、
    前記容器本体の一端側の前記現像剤排出開口部から、前記搬送部材を前記容器本体の径方向内側に変位させて前記現像剤排出開口部から前記容器本体内へ挿入し、挿入後に前記容器本体内で前記搬送部材を前記容器本体の径方向外側に変位させることで、前記搬送部材が前記容器本体内部に固定されていることを特徴とする現像剤補給容器。
  2. 前記搬送部材は、回転することによって前記容器本体内の現像剤を持ち上げる板状の仕切り壁部と、持ち上げた現像剤を前記現像剤排出開口部へ搬送する搬送リブ部とをそれぞれ有する一対のバッフル部材であって、
    前記バッフル部材は、回転中心軸対称に互いに対称配置され、
    前記バッフル部材同士は、径方向に揺動可能に支持軸にて支持され、且つ、付勢手段により前記支持軸を回転中心として前記バッフル部材同士を互いに開く方向に付勢されていることを特徴とする請求項1に記載の現像剤補給容器。
  3. 回転することで現像剤を画像形成装置へ補給する現像剤補給容器において、
    現像剤を収容する容器本体であって、ブロー成形により内部に螺旋状突起が形成され、一端側に形成した容器本体開口部には螺旋状突起が形成されていない容器本体と、
    前記容器本体の前記容器本体開口部に着脱可能に接続され、前記容器本体内径よりも小径の現像剤排出開口部を形成する開口部材と、
    前記容器本体と一体で回転し、前記容器本体内の前記螺旋状突起によって搬送されてきた現像剤を前記現像剤排出開口部へ搬送する搬送部材と、
    を有し、
    前記開口部材が前記容器本体に取り付けられていない状態で、前記容器本体の前記容器本体開口部から、前記搬送部材を前記容器本体の径方向内側に変位させて前記容器本体開口部から前記容器本体内へ挿入し、挿入後に前記容器本体内で前記搬送部材を前記容器本体の径方向外側に変位させることで前記搬送部材が前記容器本体内部に固定され、その後、前記開口部材が前記容器本体開口部に取り付けられていることを特徴とする現像剤補給容器。
  4. 前記搬送部材は、回転することによって前記容器本体内の現像剤を持ち上げる板状の仕切り壁部と、持ち上げた現像剤を前記現像剤排出開口部へ搬送する搬送リブ部とをそれぞれ有する一対のバッフル部材であって、
    前記各バッフル部材は、前記仕切り壁部に前記搬送部材を前記容器本体開口部から前記容器本体内へ挿入する際に前記仕切り壁部が径方向内側に変位可能なスリット部を有することを特徴とする請求項3に記載の現像剤補給容器。
  5. 前記各バッフル部材は、弾性変形により前記仕切り壁部が径方向内側又は径方向外側に変位可能であることを特徴とする請求項4に記載の現像剤補給容器。
  6. 前記各バッフル部材の前記仕切り壁部は、前記容器本体内へと挿入する際に前記容器本体内面に接触することで径方向内側へ変位するための第一の傾斜面と、前記容器本体内から取出す際に前記容器本体内面に接触することで径方向内側へ変位するための第二の傾斜面とを有することを特徴とする請求項3〜5のいずれかの項に記載の現像剤補給容器。
  7. 前記搬送部材の前記仕切り壁部は、前記容器本体内を略二分する形状とされる、前記螺旋状突起と接続されていることを特徴とする請求項2〜6のいずれかの項に記載の現像剤補給容器。
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