JP2010117013A - 電動弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動弁の小型化による弁体の押圧力の低下に関する問題を解消し、電動弁の組立が容易で、電動モータへの負荷を減少させることのできる電動弁を提供する。
【解決手段】電動モータのロータ7が回転することにより直線的に移動して弁座4に接離する弁体12と、弁体が弁座に着座した後に斥力にて弁体を弁座に押圧する一対の磁石16、17とを備える電動弁1。磁石の斥力を用いて弁体を弁座に押圧するため、電動弁を小型化しても弁体を弁座に十分に押圧することができ、弁体が回転する際に摩擦力が発生せず、電動モータの負荷を低減することができる。磁石を配置する場所が限定されても、その場所に設置可能な形状の磁石を配置するだけでよいので、設置が容易である。一対の磁石を、弁体の移動を案内するための弁ホルダ(円筒状部材)11の内部に配置することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍サイクルシステムにおける冷媒の流量制御等に使用され、電動モータのロータが回転することにより直線的に移動する弁体を備えた電動弁に関する。
上記電動弁として、例えば特許文献1には、図3に示すように、2つの導管51及び52と弁座53とを備えた弁本体54と、弁本体54に接合された密閉ケース55と、密閉ケース55の内部に配置されたロータ56と、密閉ケース55の外周部に固定され、ロータ56とで電動モータ(ステッピングモータ)を構成するステータ57等を備え、ロータ56の内部には、ロータ56にナット部材58を介して一体に連結さた弁軸59と、弁本体54及び密閉ケース55に連結された連結保持部60aを下端部に備えるガイドステム60と、弁軸59の下端部59aに上部が圧入固定され、ガイドステム60に摺動自在に内挿された弁ホルダ61とを備え、さらに、弁ホルダ61内で弁軸59の下端に配置されたばね受けボール62と、上部63aが弁ホルダ61の下端部に設けられた係止部61aにて抜け止め係止された弁体63と、ばね受けボール62と弁体63との間に、弁体63を弁座53に押圧するコイルばね64が縮装された電動弁50が提案されている。
上記構成を有する電動弁50において、ロータ56が回転すると、それに伴って弁軸59及び弁体63が昇降し、弁体63が弁座53に接離することによって電動弁50が開閉する。ここで、コイルばね64は、弁体63が弁座53に当接する閉弁状態において所要のシール圧を得るため、及び、弁体63が弁座53に衝接した際の衝撃を緩和するため、弁ホルダ61内で常に下方(閉弁方向)に向けて付勢されている。
一方、特許文献2には、図4に示すように、2つの導管51、52と弁座53とを備えた弁本体54と、弁本体54と接合された密閉ケース55と、密閉ケース55の内部に配置されたロータ56と、密閉ケース55の外周部に固定され、ロータ56とで電動モータを構成するステータ57と、弁座53と接離する弁体76を備えた弁軸71と、弁軸71が摺動可能に内挿された雄ねじ管72と、ロータ56と雄ねじ管72との間に、ロータ56とともに連結部材73を介して回転する弁軸ホルダ74と、弁体76が弁座53と接触した後に弁体76を弁座53に押圧するコイルばね75が、雄ねじ管72と弁軸71との間に縮装された電動弁70が提案されている。
上記構成を有する電動弁70においても、ロータ56が回転すると、それに伴って弁軸71及び弁体76が昇降し、弁体76が弁座53に接離することによって電動弁70が開閉する。また、コイルばね75は、弁体76が弁座53に当接する閉弁状態において所要のシール圧を得るため、及び、弁体76が弁座53に衝接した際の衝撃を緩和するため、弁軸ホルダ74内で常に下方(閉弁方向)に向けて付勢されている。
特開2008−32215号公報 特開2006−84012号公報
前述の電動弁は、いずれも弁体を弁座に押圧するためにコイルばねを用いるため、電動弁を小型化すると、より小型で反力の大きいコイルばねを使用する必要があるものの、コイルばねでは押圧力に限界があり、この要求に対応できない場合がある。また、電動弁の小型化によってコイルばねの配置スペースが狭くなると、コイルばねを設置し難く、電動弁の組立作業性が低下するという問題もあった。さらに、弁軸が回転する際にコイルばねを支持する部材とコイルばねとの間に摩擦力が発生する上、コイルばね自身が湾曲し、コイルばねと弁ホルダや雄ねじ管の側壁との摩擦力が発生する。このため、弁軸を回転させるためのトルクが増大し、電動モータへの負荷が増加し、モータが大型化するという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、電動弁の小型化による弁体の押圧力の低下に関する問題を解消し、電動弁の組立が容易で、電動モータへの負荷を減少させることができてモータを小型化することのできる電動弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、電動弁であって、電動モータのロータが回転することにより直線的に移動して弁座に接離する弁体と、該弁体が該弁座に着座した後に斥力にて前記弁体を前記弁座に押圧する一対の磁石とを備えることを特徴とする。
そして、本発明によれば、一対の磁石の斥力を用いて弁体を弁座に押圧するため、電動弁を小型化した場合であっても弁体を弁座に十分に押圧することができる。また、電動弁の小型化の際に、磁石を配置する場所が限定されても、その場所に設置可能な形状の磁石を配置するだけでよいので、設置が容易である。さらに、一対の磁石の斥力を利用して弁体を押圧するため、弁体が回転する際に摩擦力が発生せず、電動モータの負荷を低減することができる。また、モータ負荷低減に伴ってモータを小型化することができる。
前記電動弁において、前記一対の磁石を、前記弁体の移動を案内するための円筒状部材の内部に配置することができる。
以上のように、本発明によれば、小型化による弁体の押圧力の低下に関する問題を解消し、組立作業性がよく、電動モータの小型化も可能な電動弁を提供することができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明にかかる電動弁の第1の実施形態を示し、この電動弁1は、大別して、2本の導管2、3と弁座4とを備える弁本体5と、弁本体5に接合された密閉ケース6と、密閉ケース6の内部に配置されたロータ7と、密閉ケース6の外周部に固定され、ロータ7とで電動モータを構成するステータ8と、ナット部材9を介してロータ7に一体に連結された弁軸10と、弁軸10の移動を案内する弁ホルダ(円筒状部材)11と、弁軸10の下端部に係止された弁体12と、弁体12を弁座4に接離させるためのねじ送り機構を構成する固定ねじ部13a及び可動ねじ部10dと、ロータ7の回転を規制するストッパ機構を構成する固定ストッパ14及び可動ストッパ15と、弁体12を弁座4に押圧する弁体押圧機構を構成する一対の磁石16、17等で構成される。
弁本体5は、円筒状に形成され、2本の導管2、3によって形成される2つの流路2a、3aに連通する弁室5aを備える。弁室5aと流路3aとの間に弁座4が位置し、弁体12を弁座4に接離させることで電動弁1が開閉する。
密閉ケース6は、下部が開口し、上部が閉じた円筒状に形成され、弁本体5の上部に接合される。密閉ケース6の内部には、ロータ7等の主要部品が収容される。
ロータ7は、円筒状に形成され、密閉ケース6の内部に回転可能に配置される。また、ロータ7の内壁には、可動ストッパ15の上端部15aと当接可能な押動板部7bが上下方向に延設される。ロータ7の内部には、弁軸10、弁ホルダ11等、ロータ7の回転を弁体12の上下方向の移動に変換させるための機構が設けられる。
ステータ8は、円筒状に形成され、密閉ケース6の外周部に固定される。このステータ8とロータ7とで電動モータが構成され、ステータ8への給電によりロータ7が回転する。
弁軸10は、ロータ7の上部7aに螺嵌されたナット部材9を介してロータ7に一体に連結される。弁軸10は、可動ねじ部10dを備えるとともに、円筒状の下部10aが下方に向かって開口して凹部10bを形成し、下端部に弁体12の係止部10cを備える。
弁ホルダ11は、円筒状に形成され、弁本体5及び密閉ケース6と連結された連結保持部11aを下端部に備える。この弁ホルダ11の内部を弁軸10が上下方向に案内される。
弁体12は、下部に円錐状部分を有し、全体的に円柱状に形成される。弁体12の上部12aは、弁軸10の下部10aに内挿されるとともに、弁軸10の係止部10cにより抜け止め係止される。
ねじ送り機構は、弁体12を弁座4に接離させるために備えられ、弁ホルダ11の上部に内嵌固定された雌ねじ部材13に形成された固定ねじ部(雌ねじ部)13aと、弁軸10の外周に形成され、固定ねじ部13aと螺合する可動ねじ部(雄ねじ部)10dとで構成される。
ストッパ機構は、ロータ7の回転を規制するために設けられ、上端部14aが上方に起曲し、下端部14bが弁ホルダ11の連結保持部11aの近傍に固定され、中央部が弁ホルダ11に外嵌された固定ストッパ14と、上端部15aが弁ホルダ11の軸方向に対して略々垂直な方向に突出し、下端部15bが平坦面状に形成され、中央部が弁ホルダ11に外嵌された可動ストッパ15とで構成される。固定ストッパ14及び可動ストッパ15のピッチは同じであり、有効巻数が各々5.5及び1.5の右巻きのコイルばねである。また、固定ストッパ14の螺旋部分に可動ストッパ15が組み込まれ、可動ストッパ15の上端部15aが、回転するロータ7の押動板部7bと当接することで、可動ストッパ15が固定ストッパ14の螺旋部分に沿って回転しながら昇降することができる。
弁体押圧機構は、弁体12が弁座4に当接する閉弁状態において所要のシール圧を得るため、及び、弁体12が弁座4に衝接した際の衝撃を緩和するために設けられ、弁軸10の凹部10bに収容された一対の円板状の磁石16、17からなる。磁石16、17は、同一磁極が対向するように配置され、互いの磁力に起因する斥力で弁体12を下方に押圧する。磁石16、17としては、珪素鋼板、アルニコ磁石、フェライト磁石、SmCo磁石及びNdFeB系磁石等の希土類磁石等を用いることができる。
磁石16、17は、配置箇所の容積を考慮した上で、電動弁1の仕様により必要な斥力が発生するような径及び板厚を適宜選択する。また、磁石16、17の設置方法は、弁軸10及び弁体12が鉄等の軟磁性合金等からなる場合には、磁石との引力にて各々に固着することができる。弁軸10及び弁体12が樹脂等の非磁性材料からなる場合には、接着剤等にて固着する。磁石16、17の設置箇所が狭く、磁石16、17自身が互いの磁力によって反対磁極が対向するように反転しないような場合には、単に一対の磁石16、17を設置箇所に配置するだけでよい。
次に、上記構成を有する電動弁1の動作について、図1を参照しながら説明する。
電動弁1を閉じる場合には、ステータ8に一方向の通電を行い励磁すると、ロータ7が上面視時計方向に回転し、雌ねじ部材13の固定ねじ部13aと弁軸10の可動ねじ部10dとのねじ送り機構により、弁軸10が下降し、弁体12が弁座4に着座して電動弁1が閉弁する。また、弁全開時には固定ストッパ14の上端部14aと可動ストッパ15の上端部15aとが当接しているが、上記ロータ7の回転に伴い、ロータ7の押動板部7bにて可動ストッパ15の上端部15aが固定ストッパ14の螺旋部分に沿って回転しながら下降する。
弁体12が弁座4に着座した時点では、可動ストッパ15の下端部15bは最下点まで到達せず、ロータ7がさらに回転可能な状態にある。ロータ7がさらに上面視時計方向に回転し、可動ストッパ15の下端部15bが固定ストッパ14の下端部14bに当接すると、ロータ7の回転が強制的に停止される。
また、弁体12が弁座4に着座すると、弁体12の移動は停止するが、弁軸10はさらに下降するため、一対の磁石16、17間の距離が短縮され、同一磁極が対向することで発生する斥力により弁体12を弁座4に押圧し、図1に示す姿勢で動作が終了する。
一方、電動弁1を開く場合には、ステータ8に上記とは逆方向の通電を行い励磁すると、ロータ7が上面視反時計方向に回転し、雌ねじ部材13の固定ねじ部13aと弁軸10の可動ねじ部10dとのねじ送り機構により、弁軸10が上昇し、弁体12が弁座4から離れ電動弁1が開弁する。ロータ7の回転に伴い、可動ストッパ15の上端部15aが押動板部7bを介して上方に移動し、固定ストッパ14の上端部14aに当接すると、ロータ7の回転が停止し、弁体12の上昇も停止する。
以上のように、電動弁1は、一対の磁石16、17により、従来のようにコイルばねを用いずに、弁体12を弁座4に押圧することができるため、コイルばねを用いることによって生ずる種々の摩擦力が発生しない。そのため、電動モータの負荷を低減することがでる。また、モータ負荷低減に伴ってモータを小型化することができる。これに加え、電動弁1の小型化により部材の配置箇所が狭小化しても、円板状の磁石16、17を容易に設置することができ、電動弁1の組立作業性が向上する。
次に、本発明にかかる電動弁の第2の実施形態について、図2を参照しながら説明する。
この電動弁21は、大別して、2本の導管22、23と弁座24とを備える弁本体25と、弁本体25に接合された密閉ケース26と、密閉ケース26の内部に配置されたロータ27と、密閉ケース26の外周部に固定され、ロータ27とで電動モータを構成するステータ28と、連結部材29を介してロータ27に連結された弁軸ホルダ(円筒状部材)31と、下部に弁座24と接離可能な弁体32を備える弁軸30と、弁軸30の外側に位置し、弁軸30の移動を案内する雄ねじ管33と、弁体32を弁座24に接離させるためのねじ送り機構を構成する固定ねじ部33a及び可動ねじ部31bと、閉弁後におけるロータ27の閉弁方向の回転を規制するストッパ機構を構成する可動ストッパ34及び固定ストッパ35と、弁体32を弁座24に押圧する弁体押圧機構を構成する一対の磁石36、37等で構成される。
弁本体25は、円筒状に形成され、2本の導管22、23によって形成される2つの流路22a、23aに連通する弁室25aを備える。弁室25aと流路23aとの間に弁座24が位置し、弁体32を弁座24に接離させることで電動弁21が開閉する。
密閉ケース26は、下部が開口し、上部が閉じた円筒状に形成され、弁本体25の上部に接合される。密閉ケース26の内部には、ロータ27等の主要部品が収容される。
ロータ27は、円筒状に形成され、密閉ケース26の内部に回転可能に配置される。ロータ27の内部には、弁軸30、雄ねじ管33等、ロータ27の回転を弁体32の上下方向の移動に変換させるための機構が設けられる。
ステータ28は、円筒状に形成され、密閉ケース26の外周部に固定される。このステータ28とロータ27とで電動モータが構成され、ステータ28への給電によりロータ27が回転する。
弁軸ホルダ31は、雄ねじ管33の外側に位置し、下方に開口する円筒状に形成され、その内周面に、雄ねじ管33の固定ねじ部(雌ねじ部)33aと螺合する可動ねじ部(雌ねじ部)31bが螺設される。弁軸ホルダ31の上部には、弁軸30の上部縮径部30aが嵌合してプッシュナット38により連結される。弁軸ホルダ31には、可動ストッパ34が固着され、雄ねじ管33の固定ストッパ35と当接可能に構成される。
弁軸30は、その下端部に弁体32を備え、雄ねじ管33の中心に上下動可能に嵌挿される。弁軸30は、弁軸ホルダ31の上部空間31aに設けられた磁石36、37によって常時下方に付勢される。
雄ねじ管33は、その外周面に固定ねじ部33aが螺設され、雄ねじ管33には、ストッパ機構の一方を構成する固定ストッパ35が固着される。
ねじ送り機構は、弁体32を弁座24に接離させるために備えられ、雄ねじ管33の外周に形成された固定ねじ部33aと、弁軸ホルダ31の内部に形成され、固定ねじ部33aと螺合可能な可動ねじ部31bとで構成される。
ストッパ機構は、弁軸ホルダ31とともに回転移動する可動ストッパ34と、雄ねじ管33に付設され、密閉ケース26の弁本体25側に位置する固定ストッパ35とで構成される。可動ストッパ34が下降すると、固定ストッパ35に当接し、ロータ27の回転及び下降を強制的に停止させる。
弁体押圧機構は、弁軸ホルダ31の上部空間31aに嵌入されたドーナツ形状の一対の磁石36、37で構成され、磁石36、37は、同一磁極が対向するように配置され、互いの磁力に起因する斥力で弁体32を下方に押圧することができる。磁石36、37の材質や寸法等については前述の磁石16、17と同様に選定される。
次に、上記電動弁21の動作について、図2を参照しながら説明する。
電動弁1を閉じる場合には、ステータ28に一方向の通電を行い励磁すると、ロータ27が上面視時計方向に回転し、ロータ27に連動して弁軸ホルダ31も回転し、弁軸ホルダ31の可動ねじ部31bと雄ねじ管33の固定ねじ部33aとのねじ送り機構で弁軸30が下降し、弁体32が弁座24に着座して閉弁する。
弁体32が弁座24に着座した時点では、可動ストッパ34は、まだ固定ストッパ35に当接せず、弁体32が着座した状態でロータ27及び弁軸ホルダ31が回転可能な状態である。ロータ27及び弁軸ホルダ31がさらに回転して下降すると、可動ストッパ34が固定ストッパ35に当接し、ロータ27の回転が強制的に停止される。
また、弁体32が弁座24に着座すると、弁体32の移動は停止するが、弁軸ホルダ31はさらに下降するため、一対の磁石36、37間の距離が短縮され、同一磁極が対向することで発生する斥力により弁体32を弁座24に押圧し、図2に示す姿勢で動作が終了する。
一方、電動弁21を開く場合には、ステータ28に上記とは逆方向の通電を行い励磁すると、ロータ27が上面視反時計方向に回転し、雄ねじ管33の固定ねじ部33aと、弁軸ホルダ31の可動ねじ部31bとのねじ送り機構により、弁軸30が上昇し、弁体32が弁座24から離れ電動弁21が開弁する。
以上のように、本実施の形態においても、電動弁21は、一対の磁石36、37により、従来のようにコイルばねを用いずに、弁体32を弁座24に押圧することができるため、コイルばねを用いることで発生する種々の摩擦力が発生せず、電動モータの負荷を低減することができる。また、モータ負荷低減によりモータを小型化することができる。その上、電動弁21の小型化により部材の配置箇所が狭小化しても、ドーナツ状の磁石36、37を弁軸30に嵌入するだけで設置することができ、電動弁21の組立作業性が向上する。
本発明にかかる電動弁の第1の実施形態を示す断面図である。 本発明にかかる電動弁の第2の実施形態を示す断面図である。 従来の電動弁の一例を示す断面図である。 従来の電動弁の他の例を示す断面図である。
符号の説明
1 電動弁
2 導管
2a 流路
3 導管
3a 流路
4 弁座
5 弁本体
5a 弁室
6 密閉ケース
7 ロータ
7a 上部
7b 押動板部
8 ステータ
9 ナット部材
10 弁軸
10a 下部
10b 凹部
10c 係止部
10d 可動ねじ部
11 弁ホルダ
11a 連結保持部
12 弁体
12a 上部
13 雌ねじ部材
13a 固定ねじ部
14 固定ストッパ
14a 上端部
14b 下端部
15 可動ストッパ
15a 上端部
15b 下端部
16 磁石
17 磁石
21 電動弁
22 導管
22a 流路
23 導管
23a 流路
24 弁座
25 弁本体
26 密閉ケース
27 ロータ
28 ステータ
29 連結部材
30 弁軸
30a 上部縮径部
31 弁軸ホルダ
31a 上部空間
31b 可動ねじ部
32 弁体
33 雄ねじ管
33a 固定ねじ部
34 可動ストッパ
35 固定ストッパ
36 磁石
37 磁石
38 プッシュナット

Claims (2)

  1. 電動モータのロータが回転することにより直線的に移動して弁座に接離する弁体と、
    該弁体が該弁座に着座した後に斥力にて前記弁体を前記弁座に押圧する一対の磁石とを備えることを特徴とする電動弁。
  2. 前記一対の磁石は、前記弁体の移動を案内するための円筒状部材の内部に配置されることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
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