JP2010115340A - 指保護具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 食材の包丁操作を行うに当って、指を切傷するおそれを防止する保護具を提供するものである。
【解決手段】 中硬質材で人差指の先端の第二関節までを保護し、主に第一関節よりの先端部に摺接させる包丁のガイドと包丁が高くあがって第一関節より第二関節の間に包丁が当っても切傷することはなく、第一関節の腹面の切り欠きによって、容易に曲げ伸ばしが可能で、指の太い細いに無関係に挿嵌されるようにオーバーラップ代が設けられ、挿嵌した保護具が安定に保持され、指の先端約5ミリ保護具より露出しているので、食材を押さえや、移動や盛り付けにも、感触が失われることがなく、指保護具の切り欠きを指の腹側より逆に挿嵌することによって、食材を千切りやフグの刺身のように薄切りに調理することも可能にした。
【選択図】 図1
【解決手段】 中硬質材で人差指の先端の第二関節までを保護し、主に第一関節よりの先端部に摺接させる包丁のガイドと包丁が高くあがって第一関節より第二関節の間に包丁が当っても切傷することはなく、第一関節の腹面の切り欠きによって、容易に曲げ伸ばしが可能で、指の太い細いに無関係に挿嵌されるようにオーバーラップ代が設けられ、挿嵌した保護具が安定に保持され、指の先端約5ミリ保護具より露出しているので、食材を押さえや、移動や盛り付けにも、感触が失われることがなく、指保護具の切り欠きを指の腹側より逆に挿嵌することによって、食材を千切りやフグの刺身のように薄切りに調理することも可能にした。
【選択図】 図1
Description
包丁を使って食材に投入する時、専門家の調理師はともかく、通常の人は、食材を押さえている指先を傷つける可能性があり、経験に応じて刻む速さにも影響がある。
食材を包丁操作にて、刻むことは、熟練者には問題視されないが、包丁扱い頻度の少ない人は、指を切傷する可能性が高く、スピードを落とし作業するが、指の切傷を恐れ、切り幅も不揃いになる事が多々あり、包丁を食材に垂直に投入してもまな板に包丁の刃が全面当らず、食材が完全に切離されない可能性がある。
従来は、ポリプロピレン樹脂やステンレス鋼のような衛生的にして硬質な材料でもって、第一関節と第二関節との間に挿嵌する保持部と該保持部に一体に設けられて包丁の刃を摺接させる包丁摺動ガイド部とを備えた調理用指先保護具を構成し、この指先保護具を包丁の側面を当接させる指先に装着して従来同様に野菜を押さえ、指先を小刻みに後退させながら上記摺動ガイド部に沿って包丁を上下に操作することによって野菜を細かく調理できるようにした。(特許公開平10−14790)
他の従来の技術として、包丁やカッターなどの刃物による創傷や突き傷から指を保護するために、防刃機能の高い、或いは金属線などで防刃機能を強化した、合成樹脂繊維の布又は不織布又はフイルムと粘着材からなる防刃テープ(以降防刃テープと称する)で指を覆う。刃物類の強い力のかかる可能性の高い指先背部や側面は、合成樹脂製又は金属製の防刃カバーを粘着材または粘着テープで、或いは、合成樹脂板や板金属板で防刃を強化した防刃テープで、又は、重ねた防刃テープで、爪の部分を覆う。(特許公開2005−87702)
関節の動きに追従して柔軟に変形する関節カバー部と、関節以外の曲らない部分を保護する指カバー部を設け、さらに指先全体を保護する先端カバー部を設け、先端カバー部の表面にはすべり止めを設け、以上を一体構造で成形して、指への固定は指カバー部の部分で行う。これにより、保護具全体を指にワンタッチで着脱可能とし、指の動きを妨げることなく指の各部を刃物の誤操作による損傷から保護する。(特開2000−083843)
この出願の発明に関する先行技術文献情報としては次のものがある。
特許公開平10−14790
特許公開2005−87702
特許公開2000−083843
以上に述べた従来の技術の問題点は、第一関節と第二関節との間に挿嵌した保持部の材質が硬質材である事と指に挿嵌している保護具との弾力がないため、長時間の包丁での刻み作業と一つの食材でも大きさが異なり、その都度、指の曲げ角度が変化するので、保護具に当てた包丁が食材への投入角度が局面で変わり、安定した刻み速度と刻んだ食材の大きさが安定しない、また、保護具の下方の先端が食材に接触し、食材上の移動が困難となり、刻んだ食材をボールに投入することや、盛り付け時に、食材を保持した手が自由に移動できない欠点がある。
また、指に合成樹脂繊維や金属線で強化した粘着テープで指を覆う保護方法は、指との一体感があるようであるが、補強用の合成樹脂繊維や金属線があるために、粘着テープだけの時と同様に指への一体感は得られず、該補強材の起伏が包丁操作に影響する。
尚、粘着テープに塗布されている粘着材は、指を覆って使用後除去する必要性があり、完全硬化の接着剤は別として、溶剤や水により接着効果が低下し、数十分で劣化し、長時間の使用が不可能で、何回も取替えが必要となり、消耗品と同様品となる欠点がある。
さらに、関節の動きに追従して柔軟に変形するように、ジャバラ部が設けてあるが、包丁操作時、ジャバラ部に包丁の刃先が引っかかり易く、また、指先の第一関節よりの先端が保護されていないので、包丁操作の角度によっては、指の先端部を切傷する欠点がある。
本発明は上記目的を達成するために、ほぼ人差し指の大きさを有し、第二関節までの長さを有する中硬質の合成樹脂材料より成り、断面はC形の筒状で、指の太さの調整用に円周の約1/3オーバーラップ代が設けられ、指間接を曲り易くする為に、筒本体の長さの中央部に45〜60度の切り欠きを設けた指保護具。
上述したように本発明は、従来のように、硬質の材質で、指(7)に保護板を装着している違和感を排除し、指(7)との一体感を第一の目的として指保護具(1)を装着している違和感がなく、食材を刻む作業が出来る保護具(1)を提供できる。
指(7)に装着した指保護具(1)は、合成樹脂材の中硬質(45〜60度)に加え、指保護具(1)の長さのほぼ中央の45〜60度の切り欠き(4)によって、指(7)の第一関節が違和感なしに自由に曲げたり、伸ばしたりする効果がある。
そして、指保護具(1)より、指(7)の先端が少し(約5ミリ程度)露出しているので、食材が掴かんだり、押さえたり、或いは、刻む作業の時に、一番主流の指(7)が食材に直接接触しているため、指保護具(1)を装着している感覚がほとんどなく、刻む作業しながら、包丁操作の動きに応じて食材上の移動や、刻んだ食材を他所に移動させたり、受け皿に入れたり、盛り付けをしながらの包丁作業、次の食材をまな板にセットしたり、未洗浄の食材を容器から出したり、洗浄したりなどの作業中に指保護具(1)を脱着することなく作業が出来る効果がある。
もし、人差し指(7)のみの切傷の保護で、隣接の指を切傷する恐れがある場合は、指保護具(1)を隣接する指に追加使用できる。
さらに、指保護具(1)を、逆に切り欠き(4)を指(7)の表側に向けて挿嵌して、指(7)の腹側に保護部をもってくれば、指(7)の側面に包丁の刃を当て行う、千切りや、もっとも困難とされるフグの刺身にする薄切りも、指(7)を切傷することなく実施する効果がある。
以下、本発明の実施の形態として図1、図2、図3に基づいて説明する。
図において、図1は、指保護具(1)を指(7)に装着状態を示している。指(7)に指保護具(1)を挿嵌するときに、に第一関節内側に指保護具(1)の中央の切り欠き(4)に合せ指が容易に曲げたり、伸ばしたりが十分可能なように45〜60度の切り欠き(4)が設けてある。指保護具(1)に指(7)を挿嵌し、挿嵌した指(7)から容易に指保護具(1)が脱落したり、指保護具(1)が動いたり、回転などを防止するために、十分保持可能なようにオーバーラップ代(5)(6)が設けてある。
図において、図1は、指保護具(1)を指(7)に装着状態を示している。指(7)に指保護具(1)を挿嵌するときに、に第一関節内側に指保護具(1)の中央の切り欠き(4)に合せ指が容易に曲げたり、伸ばしたりが十分可能なように45〜60度の切り欠き(4)が設けてある。指保護具(1)に指(7)を挿嵌し、挿嵌した指(7)から容易に指保護具(1)が脱落したり、指保護具(1)が動いたり、回転などを防止するために、十分保持可能なようにオーバーラップ代(5)(6)が設けてある。
図2は指保護具(1)の側面図で指(7)を挿嵌して、屈曲可能な中硬質の保護具(1)を縦に割り指(7)の太い人も細い人も挿嵌が可能なように設けられ、指保護具(1)の安定化をはかるために指の太さの調整用と保護具の材質のスプリングバックにより保持力を兼ね備えたオーバーラップ代(5)(6)を指(7)のほぼ円周の1/3設けている、指保護具(1)の長さの中央部にパイプの円周の1/2〜3/4程に指が曲り易いように約45〜60度の切り欠き(4)が設けられている。
図3は、指保護具(1)の背面図で、切り欠き(4)とオーバーラップ(5)(6)の状況を示している。
指(7)の最先端が指保護具(1)より5ミリ程度露出しているので、食材の感触が直接感じられるので、食材をまな板にのせたり、刻む作業をしたり、刻んだ食材を盛り付けたりする場合でも、指保護具(1)を装着している感覚を感じることなく作業が可能な利点がある。
食材を刻む時の包丁の当り面(3)であり、包丁の操作時、誤って包丁が第一関節より高くあがって第一関節より指(7)の上部に当たっても、第一関節から第二関節までの面(2)で防止する事が出来る。
1 指保護具
2 指の第一関節から第二関節の間の保護部分
3 指の第一関節から指先への保護部分と包丁当り面
4 指の曲りを助ける切り欠く
5 指保持用オーバーラップ上
6 指保持用オーバーラップ下
7 指
2 指の第一関節から第二関節の間の保護部分
3 指の第一関節から指先への保護部分と包丁当り面
4 指の曲りを助ける切り欠く
5 指保持用オーバーラップ上
6 指保持用オーバーラップ下
7 指
Claims (1)
- ほぼ人差し指の大きさを有し、第二関節までの長さを有する中硬質の合成樹脂材料より成り、断面は逆C形の筒状で、指の太さの調整用に円周の約1/3オーバーラップ代が設けられ、指間接を曲り易くする為に、筒本体の長さの中央部に45〜60度の切り欠きを設けた指保護具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008290485A JP2010115340A (ja) | 2008-11-13 | 2008-11-13 | 指保護具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008290485A JP2010115340A (ja) | 2008-11-13 | 2008-11-13 | 指保護具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010115340A true JP2010115340A (ja) | 2010-05-27 |
Family
ID=42303396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008290485A Pending JP2010115340A (ja) | 2008-11-13 | 2008-11-13 | 指保護具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010115340A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63148373A (ja) * | 1986-12-12 | 1988-06-21 | Nec Corp | 回路図デ−タの管理方式 |
JP2004528902A (ja) * | 2001-05-01 | 2004-09-24 | スウィッチキイ プロパティー リミテッド | ユーティリティー手袋 |
-
2008
- 2008-11-13 JP JP2008290485A patent/JP2010115340A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS63148373A (ja) * | 1986-12-12 | 1988-06-21 | Nec Corp | 回路図デ−タの管理方式 |
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