JP2010114940A - 多重入力−多重出力チャンネルにおいてバンド幅効率を向上するための方法および装置 - Google Patents

多重入力−多重出力チャンネルにおいてバンド幅効率を向上するための方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】多重入力−多重出力チャンネルにおいてバンド幅効率を向上するための方法および装置
【解決手段】開示されている1つの実施形態では、入力ビット流をトレリス符号ブロックへ供給する。例えば、トレリス符号ブロックは、6/7のレートの符号を使用して、畳込み符号化を行う。次に、例えば128の信号点または変調記号に対するトレリス符号化直交振幅変調を使用して、トレリス符号ブロックの出力を変調する。こうして生成された変調記号系列をダイバーシティ符号化する。ダイバーシティ符号化は、例えば、時空間符号化または空間周波数符号化である。変調記号系列、すなわちダイバーシティ符号化された変調記号系列は、2以上の直交ウオルシュカバーへ供給される。例えば、変調記号系列のレプリカを供給して、ダイバーシティを向上するか、または変調記号系列のデマルチプレキシングを使用して、データ伝送レートまたは“スループット”を向上することができる。ウオルシュカバーの出力は、別々の入力として、通信チャンネルへ供給される。
【選択図】図1

Description

本発明は、概ね、無線通信システムの分野に関する。とくに、本発明は、多重入力多重出力チャンネルを使用して、広帯域符号分割多重アクセス通信システムにおける伝送に関する。
無線通信システムでは、数名のユーザが、共通の通信チャンネルを共用する。通信チャンネル上で数名のユーザが情報を同時に伝送することにより発生する競合を避けるために、使用可能なチャンネル容量をユーザに割り当てることについての幾つかの規制が必要である。通信チャンネルへのユーザのアクセスの規制は、種々の形態の多数のアクセスプロトコルによって実現される。1つの形態のプロトコルは、符号分割多重アクセス(code division multiple access, CDMA)として知られている。プロトコルには、容量の限られた1本のチャンネルを多数のアクセスに割り当てることに加えて、他の機能、例えばユーザを互いに独立させる機能、すなわちユーザ間の干渉を制限する機能、および指定されていない受信者による傍受および復号を困難にすることによってセキュリティを与える機能、すなわち低確率の傍受とも呼ばれる機能を有する。
CDMAシステムでは、信号を符号化することによって、各信号を他のユーザの信号から区別する。各ユーザは、その情報信号を伝送信号へ一意に符号化する。指定された受信者には、ユーザの符号系列が分かっており、伝送信号を復号して、情報を受信することができる。情報信号を符号化すると、スペクトルが広がり、符号化された伝送信号のバンド幅は、情報信号の元のバンド幅よりも相当に広くなる。このために、CDMAは、“スペクトラム拡散”変調または符号化とも呼ばれる。各ユーザの信号エネルギーをチャンネルのバンド幅全体に拡散するので、各ユーザの信号は、他のユーザにはノイズのように見える。復号処理により、適切な信号対雑音比が実現する、すなわち目的のユーザの信号を他のユーザの信号の“ノイズ”と区別できる限り、信号内の情報を回復することができる。ユーザ信号の情報回復に影響を与える他の要素には、各加入者ごとに異なる環境条件、例えばシャドウイングおよびマルチパスによるフェージングがある。簡潔にいうと、シャドウイングは、送信機と受信機との間の信号伝送路を妨害する物理的物体(例えば、大きい建物)によって生じる干渉である。マルチパスは、信号が、長さの異なる多数のパスを横切って、受信機に到達する時間が異なる結果生じる信号の歪みである。マルチパスは、通信チャンネルの“時間分散”とも呼ばれる。さらに加えて、マルチパスフェージングは、時間で変化する。例えば、走行中の車両内に積まれた通信ユニットにおいて、マルチパスフェージング量は迅速に変化する。
スペクトラム拡散信号を効率的に符号化および復号化するために、多数の方法が実行されてきた。この方法には、誤り検出符号および訂正符号、並びに畳込み符号が含まれる。無線通信、とくに音声通信では、2ユーザ間で双方向に同時に通信すること、すなわち二重通信または全二重通信が望ましい。CDMAで全二重通信を行うのに使用する1つの方法には、周波数分割二重通信がある。周波数分割二重通信では、一方の周波数バンドを、基地局から移動ユーザへの通信、すなわち順方向チャンネルに使用し、他方の周波数バンドを、移動ユーザから基地局への通信、すなわち逆方向チャンネルに使用する。順方向チャンネルは、ダウンリンクチャンネルとも呼ばれ、逆方向チャンネルはアップリンクチャンネルとも呼ばれる。順方向チャンネルと逆方向チャンネルとでは、符号化および変調の特定のやり方が異なる。
ディジタルデータの形態のユーザの信号の情報は、誤りから保護するために符号化される。既に記載したように、誤りは、例えば、時間にしたがって変化するマルチパスフェージング作用の結果として発生する。符号化することにより、冗長を情報信号へ取入れることによって、ディジタルデータを誤りから保護する。誤りを検出するのに使用する符号を、誤り検出符号と呼び、誤りを検出して訂正することができる符号を、誤り訂正符号と呼ぶ。誤り検出および誤り訂正符号の2つの基本的なタイプを、ブロック符号および畳込み符号と呼ぶ。
畳込み符号は、連続の情報ビット系列を、ユーザ信号のディジタル情報から、連続の符号化された伝送ビット系列へマップすることによって働く。対比すると、畳込み符号は、最初に情報系列を別個のブロックへまとめ、符号化しないところがブロック符号と異なる。畳込み符号は、情報系列をシフトレジスタへ送ることによって生成される。一般に、シフトレジスタには、N段(1段にkビット)とnの関数発生器とが構成されている。情報系列は、一度に、N段、kビットずつずらされ、nの関数発生器は、各kビットの情報系列に対して、nビットの符号化された系列を生成する。符号レートは、R=k/nとして定義され、符号化されたユーザ情報の入力レートを、符号化された情報を伝送する出力レートによって除算したものに等しい。数値Nは、符号の拘束長と呼ばれ、符号の複雑さ、すなわち計算コストは、拘束長にしたがって指数関数的に増加する。CDMAシステムでは、例えば、拘束長9および符号レート3/4の畳込み符号を使用する。
連続の情報ビット系列から連続の符号化されたビット系列へのマッピングは、高度に構成されているので、畳込み符号に対して復号アルゴリズムを使用することができ、これはブロック符号に対して使用される復号アルゴリズムとは相当に異なる。個々の畳込み符号により行われる符号化は、いろいろな様式で表現することができる。符号化は、例えば、生成多項式、論理テーブル、状態図、またはトレリス図によって表現することができる。例えば、符号化をトレリス図で表現するときは、個々のトレリス図は、表現される個々の畳込み符号に依存する。トレリス図の表現は畳込み符号に依存し、トレリス図の表現が分かっているときは、符号化された系列を復号化することができる。
信号伝送において、畳込み符号化を変調と組合せた技術は“トレリス符号化変調(trellis coded modulation)”と呼ばれ、トレリス符号化変調では、畳込み符号化と信号変調とを統合し、その結果、トレリス符号化において得られる恩恵は、より複雑な信号を変調するためのコストの追加を相殺するよりも相当に大きい。異なる信号伝送方法を比較するための1つのやリ方では、バンド幅の効率を比較する。バンド幅効率は、一般に、所与のバンド幅で送られる情報量、すなわち“正規化されたデータレート”を、1ビット当りのSNRと比較することによって測定される。1ビット当りの所与のSNRで恐らく実現できる最大の正規化されたデータレートは、理論上最大のチャンネル容量であり、チャンネルの“シャノン容量”と呼ばれる。信号伝送方法において、バンド幅効率がより高くなると、チャンネルの全シャノン容量の使用により近くなる。多数の送信アンテナと多数の受信アンテナとを有する1本のチャンネルであって、送信および受信アンテナの各対間の全ての可能な信号パスを使用するチャンネルを、多重入力多重出力(multiple input multiple output, MIMO)チャンネルと呼び、MIMOは、一定のチャンネル条件のもとで、1つの送信−受信アンテナの対のみを使用する同様のチャンネルと比較して、シャノン容量がより高いことが分かっている。
信号を受信する際に、信号を復調して、復号しなければならない。畳込み符号を復号する、すなわち“検出”する方法は数多くある。トレリス図表現を使用して、畳込み符号を復号する1つの方法には、ビタビ復号化がある。トレリス図では、トレリスに通っている各パスは、畳込み符号器からの符号化された可能性のある系列と、符号化された系列を生成した元の情報系列とに対応する。ビタビアルゴリズムでは、実際に受信した符号化系列を使用して、トレリスに通っているパスのメトリック値を判断し、他のパスを検討から除外する。最終的に、復号器は、トレリスに通っていて、最も好ましいメトリック値を有するパスを選択し、対応する情報系列を復号する。このようにして、この技術において知られているように、ビタビ復号器は、最尤検出を行う。
既に記載したように、符号化の目的の1つは、ユーザ信号内の情報を、種々の現象(例えばマルチパスフェージング)によって発生する誤りから保護することである。信号の信頼性を向上するのに使用できる他の収集技術を、“ダイバーシティ”と呼ぶ。簡単に述べると、ダイバーシティは、無線伝搬がランダムである性質を利用し、個別にフェージングする、すなわち相当に相関の弱い通信信号パス上で送られる同じ情報信号の幾つかのレプリカを受信機へ供給することによって行う。例えば、一方の無線信号のパスが強いフェージングを受けているとき、他方の独立のパス上には強力な信号があることがある。2本以上のパスがあることにより、情報信号の信号対雑音比からの選択が向上する。ダイバーシティを行うものの1つにはレーキ受信機があり、レーキ受信機では、受信機において何本かのアンテナを使用し、異なる信号パスを選択する。レーキ受信機の欠点は、高データレートでは効率が低下することである。時間分散またはマルチパスの影響を抑制する1つの手段として、この技術において知られている直交周波数分割多重化(orthogonal frequency division multiplexing, OFDM)を使用する。OFDMは、高データレートで適切に働き、したがってレーキ受信機が高データレートで効率が悪いという欠点をなくす。
信号の信頼性を高めるのに使用できる別の収集技術は、“電力制御”と呼ばれる。簡単に述べると、電力制御とは、送信機において信号電力を調節し、通信チャンネルにおける変化する状態、例えば、異なるユーザの相対的な移動およびマルチパスフェージングを補償するように信号を送信することである。電力制御は、チャンネルの状態、または“チャンネル状態情報(channel state information, CSI)”を受信ユニットから送信機へ戻すことに関する情報の伝送に依存して行われる。したがって、電力制御はCSI技術である。他のCSI技術、例えば個々の“パイロット信号”および信号伝送の“訓練期間”を使用することに関係するCSI技術もある。他方で、ダイバーシティ技術は、非CSI技術であり、実行の際に、チャンネル状態情報を個々に送る必要はない。一般に、非CSI技術はより簡単であり、非CSI技術では、チャンネル状態情報を伝送する複雑さを避けているので、実行コストを、より廉価にすることができる。
さらに加えて、非CSI技術は、チャンネル上に、伝送するチャンネル状態情報の“オーバーヘッド”、すなわちユーザ情報以外のものを含まないようにしているところが、CSI技術よりも優れている。ユーザ情報以外のもの、すなわちCSIを送るのに使用される1ビット当りの所与のSNRのチャンネル容量、すなわちシャノン容量の範囲で、ユーザ情報を送るのに使用できるチャンネル容量がより少なくなり、有効伝送バンド幅効率が低減する。不安定なチャンネル、すなわちチャンネル状態が十分に緩やかに変化しないチャンネルでは、チャンネル状態の変化に遅れないように、チャンネル状態情報を高データレートで送って、送信機が、チャンネル状態情報を効率的に使用できるようにすることが必要である。したがって、非CSI技術は、チャンネル状態が迅速に変化する移動通信に強い。
MIMOチャンネルではチャンネル容量が増加するという長所は、多数のCSI技術と組合せて使用されている。非CSI技術、例えば符号化、ダイバーシティ、およびOFDMも、無線通信における誤り性能および“スループット”、すなわちユーザ情報のデータレートを向上するのに使用できる。したがって、MIMOチャンネルで伝送するときの有効バンド幅効率を向上し、一方でチャンネル状態情報を送ることについての欠点を避けることによって、MIMOチャンネルの増加容量を利用する技術が必要とされている。向上したバンド幅効率を利用することによって、MIMOチャンネルにおける無線通信の誤り性能、データレート、および容量を向上することも、この技術において必要とされている。
本発明は、多重入力多重出力チャンネルにおいてバンド幅効率を向上するための方法およびシステムに関する。本発明は、バンド幅効率を向上し、一方でチャンネル状態情報を伝送することについての欠点を避けるための技術における必要を克服している。さらに加えて、本発明は、多重入力多重出力チャンネルにおける無線通信の誤り性能、データレート、および容量を向上する。
本発明の1つの態様では、入力ビット流をトレリス符号ブロックへ供給する。例えば、トレリス符号ブロックは、6/7のレートの符号を使用して、畳込み符号化を行う。次に、トレリス符号ブロックの出力は、例えば、128の信号点または変調記号のトレリス符号化直交振幅変調を使用して、変調される。こうして生成された変調記号系列をダイバーシティ符号化する。ダイバーシティ符号化は、例えば、時空間符号化または空間周波数符号化である。変調記号系列、すなわちダイバーシティ符号化変調記号系列は、2以上の直交ウオルシュカバーへ供給される。例えば、変調記号系列のレプリカを供給して、ダイバーシティを向上するか、または変調記号系列の復調を使用して、データ伝送レートまたは“スループット”を使用することができる。ウオルシュカバーの出力は、別々の出力として、通信チャンネルへ供給される。通信チャンネルは、例えば、WCDMA通信システムにおける多重入力多重出力チャンネルである。
図1は、例示的な通信システムにおける、本発明の1つの実施形態の通信チャンネルの多重入力の直交性の例を示すブロック図。 図2は、例示的な通信システムにおける、本発明の別の実施形態の通信チャンネルの多重入力の直交性の例を示すブロック図。 図3は、例示的な通信システムにおける、本発明の1つの実施形態のアラモウティ伝送ダイバーシティを使った通信チャンネルの多重入力の直交性の例を示すブロック図。 図4は、例示的な通信システムにおける、本発明の別の実施形態のアラモウティ伝送ダイバーシティを使った通信チャンネルの多重入力の直交性の例を示すブロック図。 図5は、図1または図2の何れかに与えられている多重入力の直交性の例と共に使用するための受信機処理の例を示すブロック図。 図6は、図3または図4の何れかに与えられているアラモウティ伝送ダイバーシティを使った多重入力の直交性の例と共に使用するための、受信機の処理の例を示すブロック図。 図7は、例示的な通信システムにおける、本発明の1つの実施形態の直交周波数分割多重化を使って、通信チャンネルの多重入力の直交性およびダイバーシティの例を示すブロック図。 図8は、図7に与えられている直交周波数分割多重化を使って、多重入力の直交性およびダイバーシティの例と共に使用するための、受信機の処理の例を示すブロック図。
ここで開示される実施形態は、多重入力多重出力チャンネルにおいてバンド幅効率を向上するための方法およびシステムに関する。以下では、ここで開示される実施形態の実行に関する特定の情報について記載する。当業者には、ここで開示される実施形態を、本出願に明確に記載されているものとは異なるやり方で実行してもよいことが分かるであろう。さらに加えて、開示される実施形態の特定の詳細の一部は、本発明を明らかにしないために記載されていない。この技術において普通の技能をもつ者には、本出願に記載されていない特定の詳細についての知識があるので、本出願には記載していない。
本出願の図面およびそれに付随する詳細な説明は、単に例示的な実施形態に関する。簡潔さを維持するために、本発明の原理を使用する他の実施形態は、本出願には明確に記載されておらず、本発明の図面によっても明確に示されていない。
図1は、1つの実施形態にしたがう通信チャンネルへの多重入力の直交性の例を示している。図1に示されている例示的なシステム100は、送信機の一部を構成しているものであり、通信が順方向チャンネルで行われているときは、一般に、基地局、ゲートウエイ、または衛星中継器内に位置する。例示的なシステム100は、例えば、広帯域符号分割多重アクセス(wideband code division multiple access, WCDMA)通信システムにおける、基地局送信機の一部である。WCDMA通信システムは、“スペクトラム拡散通信システム”とも呼ばれる。
図1に示されている例示的なシステム100では、入力ビット流101にはユーザ信号が含まれていて、ユーザ信号には、通信チャンネルで送られる情報が収められている。通信チャンネルは、例えば、無線通信システムにおける送信および受信アンテナ間の無線周波数伝送であり、多数の送信アンテナおよび多数の受信アンテナ間の全信号パスが含まれる。この例では、送信アンテナを、通信チャンネルへの入力と呼び、受信アンテナを、通信チャンネルへの出力と呼ぶ。通信チャンネルへの2以上の入力か、または2以上の出力が構成されている通信システムは、多重入力多重出力(multiple input multiple output, MIMO)システムとも呼ばれる。
引き続き図1に関して、入力ビット流101は“トレリス符号”ブロック102へ供給される。トレリス符号ブロック102では、入力ビット流101に対して、上述の畳込み符号化を行う。1つの実施形態では、トレリス符号ブロック102は、(n−1)/nの符号レートで畳込み符号化を行ない、“(n−1)/nのレートのトレリス符号”とも呼ばれる。既に記載したように、符号レートは、符号化される情報の入力レートを、符号化された情報の出力レートで除算したものに等しいか、または入力ビット数対出力ビット数の比に相当する。例えば、1つの実施形態では、6/7のレートのトレリス符号を使用し、トレリス符号ブロック102へ6ビットが入力されるたびに、7ビットが出力される。
トレリス符号ブロック102は、直交振幅変調(quadrature amplitude modulation, QAM)ブロック104と協働する。トレリス符号ブロック102とQAMブロック104とを組合せると、入力ビット流101を一連の変調記号、すなわち“変調記号系列”へ変換することができる。変調記号は、複素位相空間内の信号点として表現することができる(文献(“Channel Coding with Multilevel/Phase Signals” by G. Ungerboeck, IEEE Transactions in Information Theory,vol.IT−28, pp 55−57, January 1982)参照)。1つの実施形態では、128の変調記号、すなわち信号点に対してトレリス符号化直交振幅変調が使用される。128の変調記号に対するトレリス符号化直交振幅変調は、128−QAMとも呼ぶ。他の直交振幅変調、例えば8−QAMおよび32−QAMを使用してもよい。さらに加えて、他のタイプの多重レベル/位相変調、例えばパルス振幅変調(pulse amplitude modulation, PAM)、位相シフトキーイング(phase shift keying, PSK)、または差分位相シフトキーイング(differential phase shift keying, DPSK)を使用してもよい。異なる変調方式を使用する、すなわちシステムの動作中に変調方式を変更することによって、信頼性と兼ね合いをつけつつ、異なるデータレートまたはスループットを支援することができる。例えば、8−QAMを使用すると、128−QAMまたは32−QAMと比較して、所与の信号伝送電力で、信号伝送の誤りの信頼性を向上することができるが、データ伝送レートは低減し、逆に32−QAMを使用すると、8−QAMと比較して、同じ信号電力で、誤り性能の信頼性が下がるといった犠牲を払うが、スループットまたはデータレートは向上することができる。別途記載するように、ウオルシュ関数を選択することと組合せて、変調を選択して使用することができ、実現できるスループットと信頼性との種々の組合せをさらに増やすことができる。
図1に示されているように、QAMブロック104からの変調記号系列は、ウオルシュカバー110、112、114、および116の各々へ供給される。ウオルシュカバー110は“ウオルシュ1”、ウオルシュカバー112は“ウオルシュ2”、ウオルシュカバー114は“ウオルシュ3”、ウオルシュカバー116は“ウオルシュ4”で表示されている。各ウオルシュカバー110、112、114、および116を別々に表示し、各ウオルシュカバーが、別個のウオルシュ関数を使用して、ウオルシュカバー110、112、114、および116の4つの出力の直交性を実現することを示す。
背景の項目に記載したように、WCDMA通信では、各別個の信号を拡散して、多数の信号が、あまり干渉し合うことなく、同じバンド幅を同時に占有することができる。信号は異なるユーザから送信されるか、または図1に示されているこの例では、既に説明したように、例えばダイバーシティを実現するために信号のレプリカを生成する。1つの拡散手段では、各別個の信号へ、別個の“直交”拡散符号、またはウオルシュ関数のような関数を適用する。”直交性”とは、拡散関数間に相関がないことを示す。ウオルシュ関数(ウオルシュ符号系列とも呼ばれる)を使用する所与のスペクトラム拡散通信システムでは、n行(1行にnチップで)を有する予め規定されたウオルシュ関数行列を前もって設定して、異なるウオルシュ関数を定義して、異なる別個の信号を区別するのに使用する。この例では、変調記号系列の各別個のレプリカが、別個のウオルシュ関数へ割り当てられる。言い換えると、QAMブロック104からの出力信号の各別個のレプリカを、別個のウオルシュ符号系列によって符号化して、各別個の信号を他の信号と区別する。
CDMA通信システムの一般的な原理、とくに、通信チャンネル上で伝送するためのスペクトラム拡散信号を生成するための一般的な原理は、米国特許第4,901,307号(“Spread Spectrum Multiple Access Communication System Using Satellite or Terrestrial Repeaters”)に記載されており、米国特許第4,901,307号は、本発明の譲受人に譲渡されている。本明細書では、この特許、すなわち米国特許第4,901,307号の開示は、本出願の参考文献として全面的に取り上げている。さらに加えて、米国特許第5,103,459号(“System and Method for Generating Signal Waveforms in a CDMA Cellular Telephone System”)には、PN拡散、ウオルシュカバリング、およびCDMAスペクトラム拡散通信信号を生成するための技術が開示されており、米国特許第5,103,459号は本発明の譲受人に譲渡されている。本明細書では、この特許、すなわち米国特許第5,103,459号の開示も、本出願の参考文献として全面的に取り上げている。さらに加えて、本明細書で開示されている実施形態は、データの時分割多重化と、“高データレート”の通信システムに関係する種々の原理とを利用しており、本明細書に開示されている実施形態は“高データレート”の通信システムで使用することができ、このような“高データレート”の通信システムは、1997年11月3日に出願された米国特許出願第08/963,386号(“Method and Apparatus for High Rate Packet Data Transmission”)に開示されていて、米国特許出願第08/963,386号は、本発明の譲受人に譲渡されている。本明細書では、米国特許出願第08/963,386号の開示も、本出願の参考文献として全面的に取り上げている。
n行(1行にnチップ)を有するウオルシュ関数は、次数nのウオルシュ関数行列とも呼ばれる。ウオルシュ関数行列の例として、nが4に等しい、すなわち次数4のウオルシュ関数行列を次に示す:
Figure 2010114940
この例では、4つのウオルシュ関数が含まれていて、各関数は4チップを有する。各ウオルシュ関数は、上述のウオルシュ関数行列内の1行である。例えば、ウオルシュ関数行列の2行目は、系列1,0,1,0を有するウオルシュ関数である。各ウオルシュ関数、すなわちこの行列内の各行は、行列内の他の行と相関がないことが分かるであろう。言い換えると、各ウオルシュ関数内のチップのちょうど半分は、行列内の残りのウオルシュ関数内のチップと異なる。
各出力チップ拡散系列が、1つおきの出力チップ拡散系列と直交しているとき、ウオルシュ関数のような別個の直交拡散関数を各別個の信号へ適用すると、各別個の信号内の各変調記号が、出力チップの各拡散系列へ変換される。ウオルシュ関数を使用して、各別個の信号内の各変調記号を、特定のウオルシュ関数におけるチップ系列とXORをとることによって変換を行うことができる。
Figure 2010114940
したがって、この例では、各変調記号は、長さが4の出力チップの拡散系列へ拡散される。各入力変調記号ごとに生成される出力チップ数を拡散係数と呼び、この例では、拡散係数は4である。実際には、長さが2ないし512のウオルシュ関数(すなわち、各ウオルシュ符号系列内に2ないし512チップを有するウオルシュ関数)が使用される。したがって、拡散係数は、実際には2ないし512である。
したがって、ウオルシュカバー110の出力120、ウオルシュカバー112の出力122、ウオルシュカバー114の出力124、およびウオルシュカバー116の出力126は、相互に直交している出力チップの拡散系列である。出力120、122、124、および126の各々は、通信チャンネルへ個々に入力される。例えば、出力チップの各拡散系列を、有限期間インパルス応答(“finite duration impulse response, FIR”)フィルタへ送り、FIRフィルタを使用して、信号をパルス整形し、その後で各信号入力ごとに別々のアンテナを使用して、通信チャンネルへ送信する。受信機は、通信チャンネルの出力において、単一のアンテナか、または多数のアンテナを使用して、信号を受信する。例えば、受信信号を、受信側のFIRフィルタを介して、ウオルシュデカバーへ送ることができる。ウオルシュデカバーは、出力チップの別個の拡散系列を逆拡散する−すなわち、元の別個のウオルシュ関数拡散に別個の逆関数を適用することによって、ウオルシュ関数拡散を元に返す。
Figure 2010114940
変調記号系列を最尤復号器、例えばビタビ復号器へ入力する。通信チャンネルは不完全であるので、受信した変調記号系列は、通信チャンネルへ入力された元の変調記号系列と全く同じでなくてもよい。簡潔に言うと、最尤検出では、変調符号系列を生成した可能性が最も高い有効変調記号系列を判断し、有効変調記号系列は最尤復号器によって受信される。したがって、最尤復号器は、変調記号系列を受信すると、元の変調記号系列の“最良の推定値”を判断し、最良の推定値を出力情報系列へ復号する。最良の推定値を使用するので、出力情報系列は、伝送された元の情報と比較して、最少数の誤りを含む。
したがって、図1は、多重入力多重出力通信チャンネルにおいて直交伝送ダイバーシティを使用することによって通信の信頼性を向上するのに使用できるシステムの例を示している。
図2は、別の実施形態にしたがう、通信チャンネルへの多重入力の直交性の例を示している。図2に示されている例示的なシステム200は、送信機の一部を構成しているものであり、通信が順方向チャンネルで行われているときは、一般に、基地局、ゲートウエイ、または衛星中継器内に位置する。例示的なシステム200は、例えば、WCDMA通信システムまたはスペクトラム拡散通信システム内の基地局送信機の一部である。
図2に示されている例示的なシステム200において、入力ビット流201には、ユーザの信号が含まれている。信号には、通信チャンネルで送られる情報が収められている。通信チャンネルは、例えば、無線通信システムにおける送信および受信アンテナ間の無線周波数伝送であり、上述の多重入力多重出力、すなわちMIMOのチャンネルが含まれる。
引き続き図2に関して、入力ビット流201は“トレリス符号”ブロック202へ供給される。既に記載したように、トレリス符号ブロック202は、入力ビット流201に対して畳込み符号化を行う。本明細書に記載されている1つの実施形態では、トレリス符号ブロック202は、入力ビット流201に対して(n−1)/nのレートのトレリス符号化を行なう。例えば、1つの実施形態では、6/7のレートのトレリス符号を使用する。
トレリス符号ブロック202は、QAMブロック204と協働する。トレリス符号ブロック202とQAMブロック204とを組合せると、入力ビット流201を変調記号系列へ変換することができ、既に記載したように、変調記号は、複素位相空間内の信号点として表現することができる。1つの実施形態では、128の変調記号に対するトレリス符号化直交振幅変調、すなわち128−QAMを使用する。既に記載したように、他の変調を使用してもよく、異なるウオルシュ関数と組合せて、スループットと信頼性との多数の組合せを支援することができる。
図2に示されているように、QAMブロック204からの変調記号系列の一部分は、変調記号系列を時間デマルチプレックス(time demultiplex)することによって、各ウオルシュカバー210、212、214、および216へ供給される。したがって、個々の変調記号系列は、各ウオルシュカバー210、212、214、および216へ同時に供給される。通信チャンネルの容量は、図1の例と同じであるので、それぞれ別々のウオルシュカバーは、ここでも、拡散系列を通信チャンネルへ同じレートで入力することができる。通信チャンネルへ供給される情報量の増加を相殺するために、トレリス符号ブロック202およびQAMブロック204の出力レートを高める、4倍に“加速”して、別個の変調記号系列へそれぞれ別々のウオルシュカバーを供給する。したがって、図2の例では、図1の例よりも、最大の情報のスループットレートは4倍に向上する。しかしながら、図2の例を図1の例とダイバーシティについて比較すると、対応する損失があり、図2の例では、変調記号系列の4つのレプリカが通信チャンネル上で同時に送られる。言い換えると、図1の例における向上した信頼性の一部は、図2の例では、情報のスループット、すなわちデータレートになっている。
ウオルシュカバー210は“ウオルシュ1”、ウオルシュカバー212は“ウオルシュ2”、ウオルシュカバー214は“ウオルシュ3”、ウオルシュカバー216は“ウオルシュ4”で表示されている。各ウオルシュカバー210、212、214、および216を別々に表示し、各ウオルシュカバーが別個のウオルシュ関数を使用して、ウオルシュカバー210、212、214、および216の4つの出力の直交性が実現するのを示す。したがって、ウオルシュカバー210の出力220、ウオルシュカバー212の出力222、ウオルシュカバー214の出力224、およびウオルシュカバー216の出力226は、相互に直交する出力チップの拡散系列である。出力220、222、224、および226の各々は、通信チャンネルへ個々に入力される。例えば、出力チップの各拡散系列を、FIRフィルタ上へ送り、FIRフィルタを使用して、信号をパルス整形し、その後で各信号入力ごとに別々のアンテナを使用して、通信チャンネルへ送信する。受信機は、通信チャンネルの出力において、単一のアンテナか、または多数のアンテナを使用して、信号を受信し、信号を受信側のFIRフィルタに通し、信号をウオルシュデカバーし、上述の最尤復号を使用して、変調記号系列を復号する。
したがって、図2は、多重入力多重出力の通信チャンネルにおいて直交伝送ダイバーシティを使用することによって、向上した信頼性と向上したデータレートとの折り合いをつけつつ、通信の信頼性を高め、かつデータレートを向上するのに使用できるシステムの例を示している。
図3は、1つの実施形態にしたがう、通信チャンネルへの多重入力のアラモウティ伝送ダイバーシティの直交性の例を示している。図3に示されている例示的なシステム300は、送信機の一部を構成しているものであり、通信が順方向チャンネルで行われているときは、一般に、基地局、ゲートウエイ、または衛星中継器内に位置する。例示的なシステム300は、例えば、WCDMA通信システムまたはスペクトラム拡散通信システム内の基地局送信機の一部である。
図3に示されている例示的なシステム300において、入力ビット流301には、ユーザ信号が含まれていて、ユーザ信号には、通信チャンネルで送られる情報が収められている。通信チャンネルは、例えば、無線通信システムにおける送信および受信アンテナ間の無線周波数伝送であり、上述の多重入力多重出力、すなわちMIMOのチャンネルが含まれる。
引き続き図3に関して、入力ビット流301は“トレリス符号”ブロック302へ供給される。トレリス符号ブロック302では、入力ビット流301に対して、上述の畳込み符号化を行う。本明細書に記載されている1つの実施形態では、トレリス符号ブロック302は、入力ビット流301に対して(n−1)/nのレートのトレリス符号化を行なう。例えば、1つの実施形態では、6/7のレートのトレリス符号が使用される。
トレリス符号ブロック302は、QAMブロック304と協働する。トレリス符号ブロック302とQAMブロック304とを組合せると、入力ビット流301を変調記号系列へ変換することができ、既に記載したように、変調記号は、複素位相空間内の信号点として表現することができる。1つの実施形態では、128の変調記号に対するトレリス符号化直交振幅変調、すなわち128−QAMが使用される。既に記載したように、他の変調を使用してもよく、異なるウオルシュ関数と組合せて、スループットと信頼性との多数の組合せを支援することができる。
図3に示されているように、QAMブロック304からの変調記号系列は、アラモウティブロック306および308の各々へ供給される。各アラモウティブロック306および308の入力および出力は、全く同じである。図3に示されているように、QAMブロック304からの変調記号系列は、アラモウティブロック306および308の“A”入力、次にアラモウティブロック306および308の“B”入力へ交互に送られる。したがって、QAM304からの変調記号系列は、入力記号グループへ効率的にまとめられる。各入力グループには、2つの記号が収められていて、この例では、それらを“A記号”および“B記号”と呼ぶ。アラモウティブロック306および308の各々には、第1の出力と第2の出力とが構成されている。変調記号の各入力グループにおいて、各アラモウティブロック306および308の第1の出力は、A記号と、その次のB記号の複素共役とであり、図3では、これを“(A,B)”で示している。既に記載したように、各変調記号は、複素位相空間内の信号点、すなわち複素数で表現される。変調記号の各入力グループにおいて、各アラモウティブロック306および308の第2の出力は、B記号と、その次のA記号の負の複素共役とであり、図3では、これを“(B,−A)”で示している。この方式の理論的な正当化および長所は、文献(“A Simple Transmit Diversity Technique for Wireless Communications” by S. M. Alamouti, IEEE Journal on Select Areas in Communications, vol. 16, no. 8,pp 1451−58, October 1998)に記載されている。この例に記載されているダイバーシティ符号化の方式は、時空間符号化と呼ばれる。ここで参照した文献に記載されているように、この技術において普通の技能をもつ者には明らかなように、この例では空間周波数符号化を使用することもできる。アラモウティブロック306の第1の出力は、ウオルシュカバー310へ供給される。アラモウティブロック306の第2の出力は、ウオルシュカバー312へ供給される。アラモウティブロック308の第1の出力は、ウオルシュカバー314へ供給される。アラモウティブロック308の第2の出力は、ウオルシュカバー316へ供給される。
ウオルシュカバー310は“ウオルシュ1”で表示され、ウオルシュカバー312も“ウオルシュ1”で表示され、ウオルシュカバー314は“ウオルシュ2”で表示され、ウオルシュカバー316も“ウオルシュ2”で表示されている。各ウオルシュカバー310および312を“ウオルシュ1”で全く同じに表示し、同じウオルシュ関数を使用して、アラモウティブロック306の両方の出力を拡散することを示す。同様に、各ウオルシュカバー314および316を“ウオルシュ2”で全く同じに表示し、同じウオルシュ関数を使用して、アラモウティブロック308の両方の出力を拡散することを示す。言い換えると、各対のウオルシュカバーの中の両方のウオルシュカバーは、同じウオルシュ関数を使用する。ウオルシュカバー310および312は、ウオルシュカバー314および316とは異なるように表示され、各対のウオルシュカバーごとに、別個のウオルシュ関数を使用して、ウオルシュカバー310、312、314、および316の4つの出力が、2つで1組で相互の直交性が実現するのを示す。言い換えると、2つで1組の相互の直交性は、各対のウオルシュカバーの各対が、1つおきの対のウオルシュカバーと直交していることを示している。したがって、ウオルシュカバー310の出力320、ウオルシュカバー312の出力322、ウオルシュカバー314の出力324、およびウオルシュカバー316の出力326は、出力チップの拡散系列であり、出力320および322の対は、出力324および326の対と直交している。出力320、322、324、および326の各々は、通信チャンネルへ別々に入力される。例えば、出力チップの各拡散系列をFIRフィルタ上へ送り、FIRフィルタを使用して、信号をパルス整形し、その後で各信号入力ごとに別々のアンテナを使用して、通信チャンネルへ送信する。受信機は、通信チャンネルの出力において、単一のアンテナか、または複数のアンテナを使用して、信号を受信し、信号を受信側のFIRフィルタに通し、信号をウオルシュデカバーし、上述の最尤復号を使用して、変調記号系列を復号する。
図3の例は、図1の例よりも、最大の情報スループットレートが2倍に向上している。さらに加えて、図3の例では、アラモウティダイバーシティ符号化を使用しているので、図2の例と比較して、ダイバーシティが向上している。したがって、図3は、多重入力多重出力の通信チャンネルにおいて直交伝送ダイバーシティを使用することによって、向上した信頼性と向上したデータレートとの折り合いをつけつつ、通信の信頼性を高め、かつデータレートを向上するのに使用できるシステムの例を示している。
図4は、別の実施形態にしたがう、通信チャンネルへの多重入力のアラモウティ伝送ダイバーシティの直交性の例を示している。図4に示されている例示的なシステム400は、送信機の一部を構成しているものであり、通信が順方向チャンネルで行われているときは、一般に、基地局、ゲートウエイ、または衛星中継器内に位置する。例示的なシステム400は、例えば、WCDMA通信システムまたはスペクトラム拡散通信システム内の基地局送信機の一部である。
図4に示されている例示的なシステム400において、入力ビット流401には、ユーザの信号が含まれていて、ユーザの信号には、通信チャンネルで送られる情報が収められている。通信チャンネルは、例えば、無線通信システム内の送信アンテナと受信アンテナとの間の無線周波数伝送であり、上述の多重入力多重出力、すなわちMIMOのチャンネルが含まれる。
引き続き図4に関して、入力ビット流401は“トレリス符号”ブロック402へ供給される。既に記載したように、トレリス符号ブロック402では、入力ビット流401に対して畳込み符号化を行う。本明細書に記載されている1つの実施形態では、トレリス符号ブロック402は、入力ビット流401に対して(n−1)/nのレートのトレリス符号化を行なう。例えば、1つの実施形態では、6/7のレートのトレリス符号が使用される。
トレリス符号ブロック402は、QAMブロック404と協働する。トレリス符号ブロック402とQAMブロック404とを組合せると、入力ビット流401を変調記号系列へ変換することができ、既に記載したように、変調記号は、複素位相空間内の信号点として表現することができる。1つの実施形態では、128の変調記号に対するトレリス符号化直交振幅変調、すなわち128−QAMが使用される。既に記載したように、他の変調を使用してもよく、異なるウオルシュ関数と組合せて、スループットと信頼性との多数の組合せを支援することができる。
図4に示されているように、QAMブロック404からの変調記号系列の一部は、変調記号系列を時間デマルチプレックスすることによって、アラモウティブロック406および408の各々へ供給される。したがって、個々の変調記号系列は、各アラモウティブロック406および408の各入力へ同時に供給される。図4に示されているように、QAMブロック404からの変調記号系列は、アラモウティブロック406の“A”入力および“B”入力、次にアラモウティブロック408の“C”入力および“D”入力へ交互に送られる。したがって、QAM404からの変調記号系列を、入力記号グループへ効率的にまとめられる。各入力グループには、4つの記号が収められ、この例では、これらを“A記号”、“B記号”、“C記号”、および“D記号”と呼ぶ。
アラモウティブロック406および408の各々には、第1の出力と第2の出力とが構成されている。変調記号の各入力グループにおいて、各アラモウティブロック406の第1の出力は、A記号と、その次のB記号の複素共役とであり、図4では、これを“(A,B)”で示している。既に記載したように、各変調記号は、複素位相空間内の信号点、すなわち複素数で表現される。変調記号の各入力グループにおいて、各アラモウティブロック406の第2の出力は、B記号と、その次のA記号の負の複素共役とであり、図4では、これを“(B,−A)”で示している。したがって、変調記号の各入力グループにおいて、各アラモウティブロック408の第1の出力は、C記号と、その次のD記号の複素共役とであり、図4では、これを“(C,D)”で示している。変調記号の各入力グループにおいて、各アラモウティブロック408第2の出力は、D記号と、その次のC記号の負の複素共役とであり、図4では、“(D,−C)”で示している。この例に記載されているダイバーシティ符号化の方式は、S. M. Alamoutiによる上述で参照した文献に記載されている時空間符号化の変形である。上述で参照した文献に記載されているように、この技術において普通の技能をもつ者には明らかなように、この例では空間周波数符号化を使用することもできる。アラモウティブロック406の第1の出力は、ウオルシュカバー410へ供給される。アラモウティブロック406の第2の出力は、ウオルシュカバー412へ供給される。アラモウティブロック408の第1の出力は、ウオルシュカバー414へ供給される。アラモウティブロック408の第2の出力は、ウオルシュカバー416へ供給される。
ウオルシュカバー410は“ウオルシュ1”で表示され、ウオルシュカバー412も“ウオルシュ1”で表示され、ウオルシュカバー414は“ウオルシュ2”で表示され、ウオルシュカバー416も“ウオルシュ2”で表示されている。各ウオルシュカバー410および412を“ウオルシュ1”で全く同じに表示し、同じウオルシュ関数を使用して、アラモウティブロック406の両方の出力を拡散することを示す。同様に、各ウオルシュカバー414および416を“ウオルシュ2”で全く同じに表示し、同じウオルシュ関数を使用して、アラモウティブロック408の両方の出力を拡散したことを示す。ウオルシュカバー410および412は、ウオルシュカバー414および416とは異なるように表示され、ウオルシュカバーの対ごとに別個のウオルシュ関数を使用して、ウオルシュカバー410、412、414、および416の4つの出力が、2つで1組の直交性を実現するのを示す。したがって、ウオルシュカバー410の出力420、ウオルシュカバー412の出力422、ウオルシュカバー414の出力424、およびウオルシュカバー416の出力426は、出力チップの拡散系列であり、出力420および422の対は、出力424および426の対と直交している。出力420、422、424、および426の各々は、通信チャンネルへ個々に入力される。例えば、出力チップの各拡散系列をFIRフィルタ上へ送り、FIRフィルタを使用して、信号をパルス整形し、その後で各信号入力ごとに別々のアンテナを使用して、通信チャンネルへ送信する。受信機は、通信チャンネルの出力において、単一のアンテナか、または複数のアンテナを使用して、信号を受信し、信号を受信側のFIRフィルタに通し、信号をウオルシュデカバーし、上述の最尤復号を使用して、変調記号系列を復号する。
図4の例の最大の情報スループットレートは、図3の例の2倍である。したがって、図4の例の情報スループットレートは、図2の例の情報スループットレートに等しい。さらに加えて、図4の例では、アラモウティダイバーシティ符号化を使用しているので、図2の例と比較して、ダイバーシティが向上している。したがって、図4は、多重入力多重出力の通信チャンネルにおいて直交伝送ダイバーシティを使用することによって、向上した信頼性と向上したデータレートとの折り合いをつけつつ、通信の信頼性を高め、かつデータレートを向上するのに使用できるシステムの例を示している。
図5は、1つの実施形態にしたがう、受信機の処理の例を示している。図5に示されている例示的なシステム500は、受信機の一部を構成しているものであり、通信が順方向チャンネルで行われているときは、一般に、加入者ユニットまたは移動ユニット内に位置する。例示的なシステム500は、例えば、WCDMA通信システムまたはスペクトラム拡散通信システムにおける加入者ユニット受信機の一部である。
図5に示されている例示的なシステム500において、入力信号501は、通信チャンネルから、4つの入力で受信される。通信チャンネルは、例えば、無線通信システムにおける多数の送信および受信アンテナ間の無線周波数伝送であり、上述の多重入力多重出力、すなわちMIMOのチャンネルが含まれる。例えば、1本のチャンネルに4本の受信アンテナが与えられているときは、各個々の受信アンテナごとに、例示的なシステム500の“コピー”が存在することとする。
引き続き図5に関して、図5に示されている受信処理は、図1または図2において使用されている送信処理の何れかと共に使用されることを意図されている。したがって、入力信号501には、図1または図2の何れかのウオルシュ1、ウオルシュ2、ウオルシュ3、およびウオルシュ4の各々によってウオルシュカバーされた複合信号が構成されている。入力信号501は、ウオルシュデカバー512、514、516、および518の各々へ送られる。
ウオルシュデカバー512は“ウオルシュ1”、ウオルシュデカバー514は“ウオルシュ2”、ウオルシュデカバー516は“ウオルシュ3”、ウオルシュデカバー518は“ウオルシュ4”で表示されている。各ウオルシュデカバー512、514、516、および518を表示することにより、各ウオルシュデカバーが同じ別個のウオルシュ関数を使用して、図1または図2からの対応する送信信号をデカバーするのを示している。したがって、4つのデカバー512、514、516、および518の4つの出力は、図1の場合は、送信された単一の変調記号系列の4つのレプリカに対応し、図2の場合は、送信された4つの別個の変調記号系列に対応する。ウオルシュデカバー512によって出力されたレプリカの変調記号系列、または別個の変調記号系列は、メトリック生成ブロック522へ送られ、ウオルシュデカバー514の出力はメトリック生成ブロック524へ送られ、以下同様に、図5に示されている通りである。
メトリック生成ブロック522、524、526、および528の各々は、トレリス復号器、例えばビタビ復号器への入力ごとに、メトリック生成を行う。なお、メトリック生成は、“パスメトリック”生成または“ブランチメトリック”生成とも呼ばれる。例えば、メトリック生成ブロック522、524、526、および528の各々では、ウオルシュデカバー処理の各出力を、各送信された可能性のある変調記号の複素共役によって乗算し、推定の複素パス利得の複素共役によって乗算し、積の実部を2倍し、バイアス項、すなわちチャンネルのパス利得の大きさの二乗と、送信された可能性のある変調記号の大きさの二乗との積を減算して、メトリック値を生成し、トレリス復号器の入力する。図5に示されているように、メトリック生成ブロック522、524、526、および528によって出力されたメトリック値は全て、トレリス復号ブロック532へ供給される。トレリス符号ブロック532の出力533は、既に記載したように、ユーザの元の入力ビット流、すなわち図1の場合は入力ビット流101の、図2の場合は、入力ビット流201の、最尤推定値である。したがって、図5は、多重入力多重出力の通信チャンネルにおいて信号の直交性を利用した受信機の処理の例を示している。
図6は、1つの実施形態にしたがう、受信機の処理の例を示している。図6に示されている例示的なシステム600は、受信機の一部を構成しているものであり、通信が順方向チャンネルで行われているときは、一般に、加入者ユニットまたは移動ユニット内に位置する。例示的なシステム600は、例えば、WCDMA通信システムまたはスペクトラム拡散通信システムにおける加入者ユニットの受信機の一部である。
図6に示されている例示的なシステム600では、入力信号601を、通信チャンネルから4つの入力で受信する。通信チャンネルは、例えば、無線通信システムにおける多数の送信および受信アンテナ間の無線周波数伝送であり、上述の多重入力多重出力、すなわちMIMOのチャンネルが含まれる。例えば、1本のチャンネルに4本の受信アンテナが与えられているときは、各個々の受信アンテナごとに、例示的なシステム600の“コピー”が存在することとする。
引き続き図6に関して、図6に示されている受信処理は、図3または図4において使用されている送信処理の何れかと共に使用することが意図されている。したがって、入力信号601には、図3または図4の何れかのウオルシュ1およびウオルシュ2の各々によってウオルシュカバーされた複合信号が構成されている。入力信号601は、ウオルシュデカバー602および604の各々へ送られる。
ウオルシュデカバー602は“ウオルシュ1”で表示され、ウオルシュデカバー604は“ウオルシュ2”で表示されている。各ウオルシュデカバー602および604の各々を表示し、各ウオルシュデカバーが同じ別個のウオルシュ関数を使用して、図3または図4(の送信機の一部)からの対応する送信信号をデカバーすることを示す。したがって、ウオルシュデカバー602および604の2つの出力は受信記号の対に対応し、したがって上述のアラモウティ技術を使用して、この2つの出力から、受信記号の対の各受信記号を推定することができる。
簡単に説明すると、図3に示されている記号の対(A,B)を、チャンネルパス利得hと共に送ると、この対は(hA,h)に“なり”、図3に示されている記号の対(B,−A)を、チャンネルパス利得hと共に送ると、この対は(hB,−h)に“なる”。第1の時間間隔中に、チャンネルからの一定量のノイズn(1)を、第1の時間間隔の受信信号r(1)へ加える。したがって、第1の時間間隔の受信信号は、次式で表現される;
r(1)=hA+hB+n(1)。
第2の時間間隔中に、チャンネルからの一定量のノイズn(2)を、第2の時間間隔の受信信号r(2)へ加える。したがって、第2の時間間隔の受信信号は、次式で表現される;
r(2)=h−h+n(2)。
信号遅延素子の助けを借りて、同じ時間点においてr(1)およびr(2)の値を使用可能にするために、“第1の記号のアラモウティ推定”として示したブロックでは、r(1)およびr(2)に対して次の代数的演算を行う;
第1の記号推定値=h r(1)−h(2)。
同様に、“第2の記号のアラモウティ推定”として示したブロックでは、r(1)およびr(2)に対して次の代数的演算を行う;
第2の記号推定値=h r(1)+h(2)。
複素数の代数を使用すると、次のように示すことができる;
第1の記号推定値=(|h+|h)A+h n(1)+hn(2)、
第2の記号推定値=(|h+|h)B+h n(1)+hn(2)。
したがって、“第1の記号推定値”は記号“A”の推定値であり、“第2の記号推定値”は記号“B”の推定である。各推定には、バイアス(|h+|h)が含まれていて、メトリック生成ブロック622、624、626、および628によってずらされる。
図3の送信処理を使用する場合に、ウオルシュ1およびウオルシュ2の両者は、記号の対A、Bをカバーする。したがって、図3の場合に、図6に示されている第1の記号のアラモウティ推定ブロック612の出力記号Sは、記号“A”の推定値であり、第2の記号のアラモウティ推定のブロック614の出力記号Sは、記号“B”の推定値であり、出力記号Sは、記号“A”の推定値であり、出力記号Sは、記号“B”の推定値である。
図4の送信処理を使用する場合に、ウオルシュ1は記号の対A、Bをカバーし、ウオルシュ2は記号の対C、Dをカバーする。したがって、図4の場合に、図6に示されている第1の記号のアラモウティ推定ブロック612の出力記号Sは、記号“A”の推定値であり、第2の記号のアラモウティ推定ブロック614の出力記号Sは、記号“B”の推定値であり、第1の記号のアラモウティ推定ブロック616の出力記号Sは、記号“C”の推定値であり、第2の記号のアラモウティ推定ブロック618の出力記号Sは、記号“D”の推定値である。
記号推定値は、図6に示されているようにメトリック生成ブロック622、624、626、および628の各々へ送られる。メトリック生成ブロック622、624、626、および628の各々は、トレリス復号器、例えばビタビ復号器への入力ごとにメトリック生成を行なう。入力メトリック生成は、“パスメトリック”生成または“ブランチメトリック”生成とも呼ばれる。例えば、メトリック生成ブロック622、624、626、および628の各々では、アラモウティ推定ブロックの各々によって生成された記号の推定系列内の各変調記号推定値を、各送信された可能性のある変調記号の複素共役によって乗算し、この積の実部を2倍し、バイアス項、すなわち(|h+|h)と、送信された可能性のある変調記号の大きさの二乗との積を減算し、メトリック値を生成し、トレリス復号器へ入力する。図6に示されているように、メトリック生成ブロック622、624、626、および628によって出力されるメトリック値の全てはトレリス復号ブロック632へ供給される。トレリス復号ブロック632の出力633は、既に記載したように、図3の場合は、元のユーザの入力ビット流の、図4の場合は、多数のユーザの入力ビット流の、最尤推定値である。したがって、図6は、多重入力多重出力の通信チャンネルにおいてアラモウティ伝送ダイバーシティの信号の直交性を使用する受信機の処理の例を示している。
図7は、OFDMをどのように使用できるかについての例を、1つの実施形態において示している。図7に示されている例示的なシステム700は、送信機の一部を構成しているものであり、通信が順方向チャンネルで行われているときは、一般に、基地局、ゲートウエイ、または衛星中継器内に位置する。例示的なシステム700は、例えば、WCDMA通信システムまたはスペクトラム拡散通信システムにおける基地局送信機の一部である。
図7に示されている例示的なシステム700において、入力ビット流701には、ユーザの信号が含まれている。信号には、通信チャンネルで送られる情報が収められている。通信チャンネルは、例えば、無線通信システムにおける多数の送信および受信アンテナ間の無線周波数伝送であり、上述の多重入力多重出力、すなわちMIMOのチャンネルが含まれる。図7に示されているように、入力ビット流701は、“トレリス符号化QAM”ブロック702へ供給される。トレリス符号化QAMブロック702では、入力ビット流701に対して、図1および図2に関連して既に記載したように、畳込み符号化および直交振幅変調を行う。
引き続き図7に関して、トレリス符号化されたQAMブロック702からの変調記号系列は、“周波数符号化”ブロック704へ供給される。周波数符号化ブロック704は、変調記号系列を時間デマルチプレックスすることによって、各ウオルシュ/アラモウティブロック712、714、および716へ変調記号系列を供給する。したがって、変調記号系列の一部分は、ウオルシュ/アラモウティブロック712、714、および716の各々へ、各ウオルシュ/アラモウティブロックごとに異なる別個の周波数で、同時に供給される。各別個の周波数は、“周波数ビン”とも呼ばれる。図7に示されている例では、この説明のための例を単純に簡潔にするために、3つのみの異なる周波数または周波数ビンを使用している。したがって、図7の例では、それぞれに1つの周波数ビンが割り当てられた、3つのみのウオルシュ/アラモウティブロックが示されている。実際には、現実的な考察に基づいて、希望する数の周波数ビンを使用することができる。したがって、この技術において普通の技能をもつ者には明らかなように、ウオルシュ/アラモウティブロックの数は調整することができる。
さらに加えて、この例は、変調記号系列の直接デマルチプレクシングに基づいている。すなわち、変調記号系列からの1記号を第1の周波数ビンへ符号化し、次の記号を第2の周波数ビンへ符号化し、その次の記号を第3の周波数ビンへ符号化し、その次の記号を再び第1の周波数ビンへ符号化し、以下同様に、各次の記号を処理する。この方式の多くの変形が可能であり、例えば、変調記号系列全体のレプリカを各周波数ビンへ符号化することもできる。この技術において知られている多数の他の技術、例えば、記号反復および記号インターリービングも使用することができる。この技術の実行に関する詳細は、この技術において普通の技能をもつ者には明らかであり、したがって本明細書では提示していない。
引き続き図7に関して、ウオルシュ/アラモウティブロックの各々は、図1ないし図4に関して既に記載したトレリス符号化変調の次の処理を行う。例えば、各ウオルシュ/アラモウティブロック712、714、および716に対して、図4の処理を選択したときは、ウオルシュ/アラモウティブロック712、714、および716の各々は、図4のアラモウティブロック406および408、ウオルシュカバー410、412、414、および416について示した処理を実行する。例えば、ウオルシュ/アラモウティブロック712の場合に、ウオルシュ/アラモウティブロック712へ入力される変調記号系列は、先ず、図4のアラモウティブロック406およびアラモウティブロック408に対応する2つのアラモウティブロックへデマルチプレックスされる。したがって、ウオルシュ/アラモウティブロック712の出力は、ウオルシュカバー410、412、414、および416に対応する4つのウオルシュカバーの出力である。したがって、ウオルシュ/アラモウティブロック712は、図4に関係して既に記載したように、2つで1組の出力チップの直交拡散系列を4つ出力する。したがって、既に記載した形式の直交伝送ダイバーシティ技術が、各周波数ビンの変調記号系列へ適用される。
各ウオルシュ/アラモウティブロック712、714、および716の4つの出力は、“逆FFTおよび巡回プレフィックス”ブロック722、724、726、および728の各々へ供給される。すなわち、4つの逆FFTおよび巡回プレフィックスブロック722、724、726、および728の各々は、出力チップの3つの別個の拡散系列を、各周波数ビンごとに1つづつ入力する。この例では、図1ないし4の例と関係して、4つの別々のアンテナを、多重入力多重出力通信チャンネルへの入力として使用すると仮定する。多重入力多重出力チャンネルへの実際の入力数を使用できることが明らかである。例えば、8つの入力を備えた1本のチャンネルには、8つの逆FFTおよび巡回プレフィックスブロックが必要であり、各ウオルシュ/アラモウティブロックが8つの出力を備えることが必要である。所与の例に必要な変更は、この技術において普通の技能をもつ者には明らかである。したがって、各逆FFTおよび巡回プレフィックスブロックは、周波数ビンの全ての出力、すなわち出力チップの拡散系列に対して逆FFT処理を行う。逆FFT処理は、出力チップの拡散系列の各チップ期間に1回行う。巡回プリフィックスは、この技術において既知であり、一定量の既知のサンプルを逆FFTへ加えて、チャンネルの時間分散を明らかにする。巡回プリフィックス量は、多重入力多重出力チャンネルの全信号パス間の最大時間分散に基づいて判断される。したがって、逆FFTおよび巡回プリフィックスブロック722、724、726、および728の各々は、全周波数ビンからの出力チップの拡散系列を周波数領域から時間領域へ変換する。
したがって、逆FFTおよび巡回プリフィックスブロック722の出力723、逆FFTおよび巡回プリフィックスブロック724の出力725、逆FFTおよび巡回プリフィックスブロック726の出力727、および逆FFTおよび巡回プリフィックスブロック728の出力729は、時間領域の出力チップの拡散系列である。出力723、725、727、および729の各々は、通信チャンネルへ別々に入力される。例えば、出力チップの各拡散系列を、FIRフィルタ上へ送り、FIRフィルタを使用して、信号をパルス整形し、その後で各信号入力ごとに別々のアンテナを使用して、通信チャンネルへ送信する。受信機は、通信チャンネルの出力において、単一のアンテナか、または複数のアンテナを使用して、信号を受信し、信号を受信側のFIRフィルタに通し、信号をウオルシュデカバーし、図8に関係して別途記載するような他の処理を行う。
したがって、図7は、OFDMを直交伝送ダイバーシティと組合せて使用することによって、多重入力多重出力の通信チャンネルにおける時間分散の影響を打ち消すのに使用できるシステムの例を示している。したがって、このシステムでは、多重入力多重出力チャンネルにおける向上したバンド幅効率の信号伝送において、通信の信頼性を向上し、かつデータレートを高める。
図8は、1つの実施形態にしたがう、OFDMを取入れた受信機の処理の例を示している。図8に示されている例示的なシステム800は、受信機の一部を構成しているものであり、通信が順方向チャンネルで行われているときは、一般に、加入者ユニットまたは移動ユニット内に位置する。例示的なシステム800は、例えば、WCDMA通信システムまたはスペクトラム拡散通信システムにおける加入者ユニット受信機の一部である。
図8に示されている例示的なシステム800では、入力信号801、803、805、および807は、多重入力多重出力通信チャンネルから受信される。通信チャンネルは、例えば、無線通信システムにおける多数の送信および受信アンテナ間の無線周波数伝送であり、上述の多重入力多重出力、すなわちMIMOのチャンネルが含まれる。本出願に使用されている例では、4本の送信アンテナと4本の受信アンテナとを与えられた1本のチャンネルが示されている。したがって、入力信号801、803、805、および807は、別々の受信アンテナ上で受信される。
引き続き図8に関して、図8に示されている受信処理は、図7で使用されている送信処理と共に使用されることを意図されている。図7の送信処理には、既に記載した図1、図2、図3、および図4に関連して記載した送信処理を取入れることができる。したがって、入力信号801、803、805、および807には、全周波数ビンからの出力チップの時間領域の拡散系列が含まれている。入力信号801はFFT802へ送られ、入力信号803はFFTブロック804へ送られ、入力信号805はFFTブロック806へ送られ、入力信号807はFFTブロック808へ送られる。各FFTブロック802、804、806、および808は、出力チップの拡散系列のチップ期間ごとに、FFT処理を1回行って、出力チップの拡散系列を時間領域から周波数領域へ変換して、全周波数ビンを満たす。次に、周波数領域の出力チップの拡散系列を“ウオルシュ/アラモウティおよびメトリック生成”ブロック812、814、および816へ送る。ウオルシュ/アラモウティおよびメトリック生成ブロックは、各周波数ビンごとに、1つである。既に記載したように、本出願において使用されている例には、3つの周波数ビンがあり、したがって、ウオルシュ/アラモウティおよびメトリック生成ブロックは3つある。図5および6に関連して既に記載したように、各ブロックでは、メトリック値を生成するための受信機の処理を行う。使用している伝送処理方式が、図1または2の伝送処理方式であるか、あるいは図3または4の伝送処理方式であるかに依存して、図5または図6の処理を使用する。ウオルシュ/アラモウティおよびメトリック生成ブロック812、814、および816の各々によって出力されたメトリック値は、“周波数復号”ブロック822へ送られる。周波数復号ブロック822は、メトリック値を時分割多重化して、図7に関係して既に記載した、本出願で使用している例において行なわれる時間デマルチプレックスを打ち消す。この技術において普通の技能をもつ者には明らかであるように、他の技術、例えばインターリービングを使用するときは、周波数復号ブロック822には、例えば、対応するデインターリービングが含まれる。次に、周波数復号されたメトリック値は、トレリス復号ブロック832、例えばビタビ復号器へ送られ、トレリス復号ブロック832では、既に記載した最尤復号を使用して変調記号系列を復号する。したがって、図8は、多重入力多重出力チャンネルにおいて、アラモウティ伝送ダイバーシティを直交周波数分割多重化と組合せて、信号の直交性を利用した受信機の処理の例を示している。
上述の記述により、開示されている実施形態では、WCDMAシステムにおける無線通信のための多重入力多重出力技術を使用して、多重入力多重出力チャンネルのバンド幅効率を向上するための方法およびシステムを提供していることが分かるであろう。上述の実施形態にしたがうと、アンテナ間、並びにユーザ間の直交性を維持する一方で、ユーザの情報は多重送信アンテナと多重受信アンテナとの間で伝送される。さらに加えて、上述の実施形態にしたがうと、アンテナ間、並びにユーザ間の直交性を維持する一方で、ダイバーシティも実現される。開示されている実施形態は、WCDMAシステムにおける通信に適用されると記載したが、この技術において普通の技能をもつ者には、多数の送信および受信アンテナまたは多数の通信入力および出力において、直交伝送ダイバーシティを使用することが必要であるといった同様の情況において、開示されている実施形態をどのように適用するかが容易に分かるであろう。
上述の記述から、本明細書において開示された実施形態の概念を、その技術的範囲から逸脱することなく実行するのに、種々の技術を使用できることは明らかである。さらに加えて、本明細書において開示されている実施形態は、ある特定の実施形態に関して記載されているが、この技術において普通の技能を持つ者には、本明細書において開示されている実施形態の意図および技術的範囲から逸脱することなく、形式および細部において変更できることが分かるであろう。例えば、本明細書に開示されている実施形態に記載した直交振幅変調(quadrature amplitude modulation, QAM)を、位相シフトキーイング(phase shift keying, PSK)のような他のタイプの変調と置き換えることができる。さらに加えて、例えば、本明細書に開示されている1つの実施形態に記載した時空間ダイバーシティ符号化を、空間周波数ダイバーシティ符号化に置き換えることができる。開示されている実施形態は、全ての点において、制限的にではなく、例示的に検討されている。本明細書において開示されている実施形態は、本明細書において開示されている特定の実施形態に制限されず、本発明の技術的範囲から逸脱することなく、多くの再構成、変更、および置換ができることも分かるであろう。
したがって、多重入力多重出力チャンネルにおけるバンド幅効率を向上するための方法およびシステムが記載されている。

Claims (34)

  1. トレリス符号ブロックへ入力ビット流を供給するステップと、
    前記トレリス符号ブロックの出力を変調して、変調記号系列を供給するステップと、
    前記変調記号系列を複数のウオルシュカバーへ供給し、前記複数のウオルシュカバーの各々が、複数の出力チップ拡散系列の1つを出力するステップと、
    前記複数の出力チップ拡散系列をチャンネル上で伝送するステップとが含まれる方法。
  2. 前記供給するステップには、前記変調記号系列のレプリカを、前記複数のウオルシュカバーの各々へ供給することが含まれる請求項1記載の方法。
  3. 前記供給するステップには、前記変調記号系列を時間デマルチプレックスして、前記変調記号系列の一部分を、前記複数のウオルシュカバーの各々へ同時に供給することが含まれる請求項1記載の方法。
  4. 前記複数のウオルシュカバーは、相互に直交するウオルシュカバーで構成される請求項1記載の方法。
  5. 前記変調するステップには、トレリス符号化直交振幅変調を使用して、前記トレリス符号ブロックの前記出力を変調することが含まれる請求項1記載の方法。
  6. 前記トレリス符号ブロックは、前記入力ビット流に対して(n−1)/nのレートのトレリス符号化を行う請求項1記載の方法。
  7. 前記変調するステップの後で、かつ前記供給するステップの前に、前記変調記号系列を周波数符号化するステップと、
    前記供給するステップの後で、かつ前記送信するステップの前に、逆FFTおよび巡回プレフィックス処理を行うステップとがさらに構成されている請求項1記載の方法。
  8. 前記チャンネルには、多重入力多重出力チャンネルが含まれる請求項1記載の方法。
  9. 入力ビット流をトレリス符号ブロックへ供給するステップと、
    前記トレリス符号ブロックの出力を変調して、第1の変調記号系列を供給するステップと、
    前記第1の変調記号系列をダイバーシティ符号化して、第2の変調記号系列を生成するステップと、
    前記第2の変調記号系列を複数のウオルシュカバーへ供給し、前記複数のウオルシュカバーの出力の各々が、複数の出力チップ拡散系列の1つを出力するステップと、
    前記複数の出力チップ拡散系列をチャンネル上で伝送するステップとが含まれている方法。
  10. 前記ダイバーシティ符号化が、時空間符号化である請求項9記載の方法。
  11. 前記ダイバーシティ符号化が、空間周波数符号化である請求項9記載の方法。
  12. 前記供給するステップには、前記第2の変調記号系列のレプリカを、前記複数のウオルシュカバーの対へ供給することが含まれる請求項9記載の方法。
  13. 前記ダイバーシティ符号化のステップには、前記第1の変調記号系列をデマルチプレックスして、前記複数のウオルシュカバーの対に対応する前記第1の変調記号系列の一部分を同時にダイバーシティ符号化して、前記第2の変調記号系列の一部分を前記複数のウオルシュカバーの各々へ供給することが含まれる請求項9記載の方法。
  14. 前記複数のウオルシュカバーには、2つで1組の相互に直交するウオルシュカバーで構成される請求項9記載の方法。
  15. 前記変調するステップには、トレリス符号化直交振幅変調を使用して、前記トレリス符号ブロックの前記出力を変調することが含まれる請求項9記載の方法。
  16. 前記変調するステップの後で、かつ前記供給するステップの前に、前記変調記号系列を周波数符号化するステップと、
    前記供給するステップの後で、かつ前記送信するステップの前に、逆FFTおよび巡回プレフィックス処理を行うステップとがさらに含まれる請求項1記載の方法。
  17. 前記チャンネルには、多重入力多重出力チャンネルが含まれる請求項9記載の方法。
  18. 入力ビット流を符号化するように構成されたトレリス符号ブロックと、
    前記トレリス符号ブロックの出力を受信して、変調記号系列を供給するように構成された変調器と、
    前記変調記号系列が供給される複数のウオルシュカバーであって、前記複数のウオルシュカバーの各々が複数の出力チップ拡散系列の1つを出力する、複数のウオルシュカバーとが含まれていて、
    前記複数の出力チップ拡散系列をチャンネル上で伝送するように構成されているシステム。
  19. 前記変調記号系列のレプリカが、前記複数のウオルシュカバーの各々へ供給される請求項18記載のシステム。
  20. 前記変調記号系列を時間デマルチプレックスして、前記変調記号系列の一部分を、前記複数のウオルシュカバーの各々へ同時に供給する請求項18記載のシステム。
  21. 前記複数のウオルシュカバーは、相互に直交するウオルシュカバーで構成される請求項18記載のシステム。
  22. 前記変調器が、トレリス符号化直交振幅変調を使用して、前記トレリス符号ブロックの前記出力を変調するように構成されている請求項18記載のシステム。
  23. 前記トレリス符号ブロックが、前記入力ビット流に対して、(n−1)/nのレートのトレリス符号化を行う請求項18記載のシステム。
  24. 前記変調記号系列を周波数符号化して、前記変調記号系列の一部分を、前記複数のウオルシュカバーの各々へ同時に供給する周波数コーダと、
    前記複数のウオルシュカバーの各々の前記出力を、周波数領域から時間領域へ変換して、前記複数の出力チップ拡散系列を供給するように構成されている逆FFTプロセッサとがさらに構成されている請求項18記載のシステム。
  25. 前記チャンネルには、多重入力多重出力チャンネルが含まれる請求項18記載のシステム。
  26. 入力ビット流を符号化するように構成されているトレリス符号ブロックと、
    前記トレリス符号ブロックの出力を受信して、第1の変調記号系列を供給するように構成されている変調器と、
    前記第1の変調記号系列をダイバーシティ符号化して、第2の変調記号系列を生成するように構成されているアラモウティブロックと、
    前記第2の変調記号系列が供給される複数のウオルシュカバーであって、複数のウオルシュカバーの各々が複数の出力チップ拡散系列の1つを出力する複数のウオルシュカバーとが含まれていて、
    前記複数の出力チップ拡散系列をチャンネル上で伝送するように構成されているシステム。
  27. 前記アラモウティブロックが、時空間符号化を使用して、ダイバーシティ符号化するように構成されている請求項26記載のシステム。
  28. 前記アラモウティブロックが、空間周波数符号化を使用して、ダイバーシティ符号化するように構成されている請求項26記載のシステム。
  29. 前記第2の変調記号系列のレプリカを、前記複数のウオルシュカバーの対へ供給する請求項26記載のシステム。
  30. 前記第1の変調記号系列をデマルチプレックスして、前記複数のウオルシュカバーの対に対応する前記第1の変調記号系列の一部分を同時にダイバーシティ符号化して、前記第2の変調記号系列の一部分を前記複数のウオルシュカバーの各々へ供給する請求項26記載のシステム。
  31. 前記複数のウオルシュカバーは、2つで1組の相互に直交するウオルシュカバーで構成される請求項26記載のシステム。
  32. 前記変調するステップには、トレリス符号化直交振幅変調を使用して、前記トレリス符号ブロックの前記出力を変調することが含まれる請求項26記載のシステム。
  33. 前記変調記号系列を周波数符号化して、前記変調記号系列の一部分を、前記複数のウオルシュカバーの各々へ同時に供給するように構成されている周波数コーダと、
    前記複数のウオルシュカバーの各々の前記出力を、周波数領域から時間領域へ変換して、前記複数の出力チップ拡散系列を供給するように構成されている逆FFTプロセッサとがさらに構成されている請求項26記載のシステム。
  34. 前記チャンネルには、多重入力多重出力チャンネルが含まれる請求項26記載のシステム。
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