JP2010110812A - 摩擦撹拌接合工法に用いられる被加工部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被加工部材の表面に発生する接合屑の固着を防止できる摩擦撹拌接合工法に用いられる被加工部材の提供。
【解決手段】 回転体2のプローブ5を回転させながら被加工部材6,7の当接部分13に押入させて、該当接部分13を塑性流動させた後、冷却硬化させて接合する摩擦撹拌接合工法に用いられる被加工部材6,7であって、被加工部材6,7の表面に、塑性流動した当接部分13の一部が外部へ隆起して形成される接合屑14の固着を防止可能な皮膜9を設けた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、摩擦撹拌接合工法に用いられる被加工部材に関する。
従来、摩擦撹拌接合工法及びその被加工部材として特許文献1記載の技術が知られている。
この発明によれば、回転体の突起部を回転させながら複数の被加工部材の当接部分に押入させて、該当接部分を塑性流動させた後、冷却硬化させることにより接合している。
特開2005−324251号公報
しかしながら、従来の発明にあっては、塑性流動した当接部分の一部が回転体の側方から被加工部材の表面に隆起して尖鋭な接合屑(所謂バリ)となって固着・残留するという問題点があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、被加工部材の表面に接合屑が固着・残留するのを防止できる摩擦撹拌接合工法に用いられる被加工部材を提供することである。
請求項1記載の発明では、回転体の突起部を回転させながら複数の被加工部材の当接部分に押入させて、該当接部分を塑性流動させた後、冷却硬化させて接合する摩擦撹拌接合工法に用いられる被加工部材であって、上記被加工部材の表面に、前記塑性流動した当接部分の一部が外部へ隆起して形成される接合屑の固着を防止可能な皮膜を設けたことを特徴とする。
この発明では、被加工部材の表面に接合屑の固着を防止可能な皮膜を設けたため、被加工部材の表面に接合屑が固着・残留するのを防止できる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
図1は実施例1の装置を説明する斜視図、図2は図1の矢視A1による断面図、図3は実施例1の被加工部材の表面を説明する断面図、図4は実施例1の被加工部材のボンデ処理を説明する図である。
図5、6は被加工部材の摩擦撹拌接合を説明する図、図7、8は実施例1の回転体の移動を説明する図である。
先ず、実施例1の摩擦撹拌接合工法に用いられる装置を説明する。
図1、2に示すように、摩擦撹拌接合工法に用いられる装置1は、回転体2と、載置台3とが備えられている。
回転体2は、略円柱状のショルダ4と、該ショルダ4の下端部に結合され、該ショルダ4に比べて小径な略円柱状のプローブ5とが備えられている。
また、ショルダ4の上端部は、図示しないスピンドルを介して図示しない回転用モータの回転軸に連結されている。
これにより、回転体2は、回転用モータの駆動動作によって軸周り方向に回転可能に設けられている。
さらに、回転体2(回転用モータやスピンドル共)の上端側は、ショルダ4(プローブ5)の向きや位置を自在に変位可能な図示しない産業用ロボットアームの一端部に配設されている。
なお、回転用モータ及び産業用ロボットアームの駆動動作は、これらと電気的に接続された図示しないコントロールユニットで制御されている。
また、載置台3上には、後述する被加工部材6,7が載置されている。
次に、実施例1の摩擦撹拌接合工法に用いられる被加工部材6,7について説明する。
被加工部材6,7は、それぞれ同一の厚みを有して板状に形成される他、接合すべき端部同士を互いに衝き合わせ当接させた状態で載置台3上に配置されている。
被加工部材6(7)は、アルミ合金製(またはアルミ製)の芯材8と、この芯材8の表裏の一方面(上面)に形成され、芯材8に比べて肉薄の皮膜9とから構成されている。
さらに詳述すると、図3に示すように、皮膜9は、化成皮膜10と、金属石鹸皮膜11と、未反応石鹸皮膜12の3層で構成されている。
被加工部材6(7)の芯材8に皮膜9を形成するには、ボンデ処理が用いられる。
図4に示すように、ボンデ処理は、洗浄工程S1、化成工程S2、潤滑剤処理及び乾燥工程S3の順番に行われる。
洗浄工程S1では、脱脂剤を用いて芯材8の表面の錆等を除去した後、酸またはアルカリを用いて洗浄する。
化成工程S2では、硅弗化ナトリウムと弗化亜鉛の処理溶液に芯材8を浸漬して、芯材8の表面に弗素系の化成皮膜10(NaAlF:クリオライト)を形成する。
潤滑剤処理及び乾燥工程S3では、芯材8をステアリン酸の処理溶液に浸漬した後、乾燥させる。
この結果、芯材8の化成皮膜10の外側にステアリン酸との化学反応により形成された金属石鹸皮膜11(ステアリン酸亜鉛)を形成すると共に、金属石鹸皮膜11の外側に未反応の未反応石鹸皮膜12(ステアリン酸ナトリウム)を形成することにより、所望の被加工部材6(7)を得る。
なお、適宜工程の後に水洗処理または中和処理等が施される。
次に、作用を説明する。
<装置の作動について>
両被加工部材6,7の当接した当接部分13を接合するには、先ず、図1、2に示すように、コントロールユニットからの指令信号により、産業用ロボットアームが駆動して、回転体2のプローブ5を両被加工部材6,7の当接部分13の真上に配置する。
次に、コントロールユニットからの指令信号により、回転用モータが駆動して回転体2を軸周り一方方向に回転させる。
次に、図5に示すように、コントロールユニットからの指令信号により、産業用ロボットアームが駆動して回転体2を下降させて、プローブ5を当接部分13に摺接させる。
この摺接に伴って摩擦熱が発生し、当接部分13におけるプローブ5の摺接箇所近傍が軟化して塑性流動しながら広がる。
次に、コントロールユニットからの指令信号により、産業用ロボットアームが駆動して回転体2をさらに下降させると、図6に示すように、プローブ5及びショルダ4の一端部が当接部分13の塑性流動域(図中破線ハッチングで図示)に挿入される。
このプローブ5及びショルダ4の一端部が挿入することによって、塑性流動域が、なお一層撹拌されて広がる。
なお、ショルダ4の一端部を必ずしも挿入する必要はなく、プローブ5のみを挿入するようにしても良い。
次に、図7に示すように、コントロールユニットからの指令信号により、産業用ロボットアームが駆動して回転体2を当接部分13に沿って接合すべき所定長さに亘って移動させる。
その後、コントロールユニットからの指令信号により、産業用ロボットアームが駆動して回転体2を被加工部材6,7から上昇させた後、初期位置に復帰させる。
この回転体2が通過した当接部分13は、自然冷却(または強制冷却)により冷却硬化して固相接合し、この結果、当接部分13を所定長さに亘って接合できる。
また、図8に示すように、実施例1では、回転体2を進行方向とは逆の方向に所定角度だけ傾倒した状態で移動させることで、スムーズな移動を可能にしている。
<接合屑の固着・残留防止について>
ここで、従来の発明にあっては、塑性流動した当接部分の一部がショルダの一端部付近から被加工部材の表面に隆起して、尖鋭な接合屑となって被加工部材の表面に固着・残留するという問題点があった。
この接合屑は、被加工部材の表面と接合されてしまうため、工具を用いて除去・研磨する必要があり、大変手間が掛かる追加の工程が必要になってしまう。
これに対し、実施例1では、前述したように、被加工部材6,7の表面に皮膜9を形成しているため、図6、7に示すように、ショルダ4の一端部付近から隆起した接合屑14は、皮膜9によって被加工部材6,7の表面と固着することなく外側に分離した状態で飛び出す。
従って、被加工部材6,7の表面に接合屑14が固着するのを防止でき、追加工程を省略できる。
また、接合部の美観を損ねることなく、製品品質を保つことができる。
なお、図6、7においては、接合屑14を両被加工部材6,7側にそれぞれ帯状に図示しているが、実際には接合屑14の大部分が被加工部材6側に発生し、これらは、回転体2の傾斜方向、傾斜角度、回転動作(正転、逆転、または正転と逆転の交互回転等)、進行方向等によって決まる。
また、接合屑14の固着防止効果は、皮膜9の化成皮膜10に依るところが大きいと考えられるため、化成皮膜10の厚みを金属石鹸皮膜11や未反応石鹸皮膜12に比べて大きく設定するようにしても良い。
次に、効果を説明する。
以下、実施例1の効果を請求項1、2、5に対応する(1)〜(3)と共に記載する。
(1)回転体2のプローブ5を回転させながら被加工部材6,7の当接部分13に押入させて、該当接部分13を塑性流動させた後、冷却硬化させて接合する摩擦撹拌接合工法に用いられる被加工部材6,7であって、被加工部材6,7の表面に、塑性流動した当接部分13の一部が外部へ隆起して形成される接合屑14の固着を防止可能な皮膜9を設けた。
これにより、被加工部材6,7の表面に発生する接合屑14の固着を防止できる。
(2)皮膜9は、弗素系の皮膜であることとした。
これにより、比較的安価で容易に形成可能な皮膜でもって被加工部材6,7の表面に発生する接合屑14の固着を防止できる。
(3)回転体2のプローブ5(ショルダ4の一端部共)を当接部分13に沿って相対移動させることにより、該当接部分13を所定の長さに亘って接合した。
これにより、回転体2を被加工部材6,7に対して相対移動させる場合には、移動させない場合に比べて接合屑14の発生量が特に多くなるため、この発明で得られる作用・効果が大きく、好適となる。
以下、実施例2を説明する。
実施例2において、実施例1と同様の構成部材については同じ符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
図9は実施例2の被加工部材を説明する図、図10は同側断面図、図11は実施例2の被加工部材を組み付けた容器を説明する図、図12〜14は実施例2の被加工部材の摩擦撹拌接合を説明する図である。但し、図12において容器内の内部構造物については図示を省略する。
実施例2では、摩擦撹拌接合工法を車室内空調用のアキュムレータの製造に適用した例であり、図9に示すように、アキュムレータ19は、蓋体としての有底円筒状の被加工部材20と、この被加工部材20によって開口端側が閉塞されるケーシング本体としての有底円筒状の被加工部材21が備えられている。
図10に示すように、被加工部材20の内周上壁には、図示しないコンプレッサ側の接続管と接続するための接続孔20aと、図示しないエバポレータ側の接続管と接続するための接続孔20bとが上方に向けて貫通形成されている。
また、接続孔20aには略U字状に湾曲したパイプ22の一端部が挿通し固定されている。
パイプ22の他端部は被加工部材20の内周上壁に凹設された凹部20cに挿通し固定されている。
なお、パイプ22の略U字状の底部には小孔22aが開口され、さらに他端部付近には連通孔22bが開口されている。
被加工部材20の下端外周には、段部20dを有して縮径され、雄螺子溝20eが形成された螺合部20fが形成されている。
一方、被加工部材21の上端内周には、雄螺子溝20eと螺合可能な雌螺子溝21aを有する螺合部21bが形成されている。
そして、両被加工部材20,21は、それぞれ実施例1で説明した被加工部材21と同様の素材、構造であり、これらはそれぞれ鍛造工法によって母材から最終形状である有底円筒状に加工されている。
この際、両被加工部材20,21の外周面には、鍛造時において母材と成形金型の摩擦抵抗を無くすために母材に予め設けられた皮膜9が形成されている。
このように構成された両被加工部材20,21は、図10、11に示すように、被加工部材20の螺子部20fの雄螺子溝20eと被加工部材21の螺子部21bの雌螺子溝21aを螺合して、被加工部材21の段部20dと被加工部材21の上端部21cを衝き合わせて当接させることにより、容器24を得る。
なお、この際、容器24内には図示しない多数の粒子状乾燥剤が直接または通気性のある布袋内に入れられた状態で挿入される。あるいは、容器24内の流通媒体の外部への漏れを検出する蛍光剤が挿入される。
次に、図12〜14に示すように、容器24を図示しない治具で固定して、実施例1と同様に、回転体2を被加工部材21の段部20dと被加工部材21の上端部21cとの当接部分25に沿って移動させながら、容器24の全周に亘って接合させることにより、所望のアキュムレータ23を得る。
この際、両被加工部材20,21の外周面には、前述したように、皮膜9が形成されているため、実施例1と同様の作用・効果を得ることができ、接合屑14が被加工部材20,21の表面に固着する虞がない。
また、当接部分25が曲面であるため、接合屑14を自重により落下させることができる。
従って、実施例2では、皮膜9が被加工部材20,21の鍛造時における潤滑剤として機能すると共に、摩擦撹拌接合時には接合屑14の固着防止剤として機能させることができる。
アキュムレータ23の作動については、特開2007−212007に記載の技術と同様であるため、その説明は省略する。
このように形成されたアキュムレータ23は、摩擦撹拌接合による密閉により、容器24の密閉強度(耐圧性能)が非常に高いため、COを冷媒とする高圧の車室内空調用冷凍サイクルに適用して好適となる。
次に、実施例2の効果を請求項3に対応する(4)と共に列記する。
(4)皮膜は、被加工部材20,21の鍛造時における潤滑剤であることとした。
これにより、被加工部材20,21の鍛造時に潤滑剤として用いる皮膜9でもって、接合屑14が被加工部材20,21の表面に固着するのを防止でき、鍛造部品の接合に用いて好適となる。
以下、実施例3を説明する。
実施例3において、実施例1と同様の構成部材については同じ符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
図15は実施例3の皮膜の結晶構造を説明する図である。
実施例3では、皮膜9を炭素系の皮膜で代用している点が実施例1と異なる。
具体的には、実施例3では、炭素系の皮膜としてカーボングラファイトを被加工部材の表面に積層したものが採用されている。
図15に示すように、カーボングラファイトの結晶構造は、炭素元素C−C同士は共有結合で結合力が非常に強いが、繊維層30と繊維層30はファンデルワールス結合(分子間結合)で結合力が弱いという特性がある。
なお、繊維層の厚みは0.34nm程度である。
これにより、実施例3では、飛び出した接合屑が被加工部材の表面に接触した場合に、炭素系の皮膜が剥がれて、接合屑の固着を防止できる。
従って、接合屑が被加工部材の表面になお一層固着しにくいため、好適となる。
次に、実施例3の効果を請求項4に対応する(5)と共に列記する。
(5)皮膜9を炭素系の皮膜であることとした。
これにより、(1)〜(3)と同様の作用・効果を得ることができる。
以上、実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、複数の被加工部材及び当接部分の数、形状、素材、寸法等については適宜設定できる。
また、被加工部材の当接部分を所定長さに亘って接合する場合には、必ずしも回転体を移動(回転)させる必要はなく、回転体と被加工部材は相対的に移動(回転)すれば良い。
また、図16、17に示すように、複数の被加工部材40を板厚方向に重ねて、該重ねられた部分を当接部分41として接合する場合もあり得る。
さらに、接合部位をスポット溶接のように1点または複数箇所において点在させて接合する場合もあり得る。
実施例1の装置を説明する斜視図である。 図1の矢視A1による図である。 実施例1の被加工部材の表面を説明する断面図である。 実施例1の被加工部材のボンデ処理を説明する図である。 図1の被加工部材の摩擦撹拌接合を説明する図である。 図1の被加工部材の摩擦撹拌接合を説明する図である。 実施例1の回転体の移動を説明する図である。 実施例1の回転体の移動を説明する図である。 実施例2の被加工部材を説明する図である。 実施例2の被加工部材の側断面図である。 実施例2の被加工部材が組み付けられた容器を説明する図である。 実施例2の被加工部材の摩擦撹拌接合を説明する図である(一部省略)。 実施例2の被加工部材の摩擦撹拌接合を説明する図である。 実施例2の被加工部材の摩擦撹拌接合を説明する図である。 実施例3の皮膜の結晶構造を説明する図である。 その他の実施例の被加工部材の摩擦撹拌接合を説明する図である。 その他の実施例の被加工部材の摩擦撹拌接合を説明する図である。
符号の説明
1 装置
2 回転体
3 載置台
4 ショルダ
5 プローブ
6、7、20、21、40 被加工部材
8 芯材
9 皮膜
10 化成皮膜
11 金属石鹸皮膜
12 未反応石鹸皮膜
13、25、41 当接部分
14 接合屑
20a、20b 接続孔
20c 凹部
20d 段部
20e 雄螺子溝
20f、21b 螺合部
21a 雌螺子溝
21c 上端部
22 パイプ
22a 小孔
22b 連通孔
23 アキュムレータ
24 容器
30 繊維層

Claims (5)

  1. 回転体の突起部を回転させながら複数の被加工部材の当接部分に押入させて、該当接部分を塑性流動させた後、冷却硬化させて接合する摩擦撹拌接合工法に用いられる被加工部材であって、
    前記被加工部材の表面に、前記塑性流動した当接部分の一部が外部へ隆起して形成される接合屑の固着を防止可能な皮膜を設けたことを特徴とする摩擦撹拌接合工法に用いられる被加工部材。
  2. 請求項1記載の摩擦撹拌接合工法に用いられる被加工部材において、
    前記皮膜は、弗素系の皮膜であることを特徴とする摩擦撹拌接合工法に用いられる被加工部材。
  3. 請求項2記載の摩擦撹拌接合工法に用いられる被加工部材において、
    前記皮膜は、被加工部材の鍛造時における潤滑剤であることを特徴とする摩擦撹拌接合工法に用いられる被加工部材。
  4. 請求項1記載の摩擦撹拌接合工法に用いられる被加工部材において、
    前記皮膜は、炭素系の皮膜であることを特徴とする摩擦撹拌接合工法に用いられる被加工部材。
  5. 請求項1〜4のうちのいずれかに記載の摩擦撹拌接合工法に用いられる被加工部材において、
    前記回転体の突起部を前記当接部分に沿って相対移動させることにより、該当接部分を所定の長さに亘って接合することを特徴とする摩擦撹拌接合工法に用いられる被加工部材。
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