JP2010110458A - バドミントンラケット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ガットを張るヘッド、グリップ、および前記ヘッドと前記グリップをつなぐシャフトからなるバドミントンラケットにおいて、前記シャフトの露出部分が、シャフトのグリップ側露出端を始端とし、軸方向の長さが25〜35mmの範囲内にある中空のテーパー部7を含んでおり、前記テーパー部の始端23におけるシャフト外断面が六角形であり、前記テーパー部の終端21におけるシャフト外断面が円形である。
【選択図】図2
Description
このような従来技術の課題に鑑みて、本発明者らは、より正確な位置に素早く羽根を打ち返すことができるバドミントンラケットを提供することを目的として検討を行った。
本発明は、ガットを張るヘッド、グリップ、および前記ヘッドと前記グリップをつなぐシャフトからなるバドミントンラケットにおいて、前記シャフトの露出部分が、シャフトのグリップ側露出端を始端とし、軸方向の長さが25〜35mmの範囲内にある中空のテーパー部を含んでおり、前記テーパー部の始端におけるシャフトの外断面が六角形であり、前記テーパー部の終端におけるシャフトの外断面が円形であることを特徴とするバドミントンラケットを提供する。
本発明のバドミントンラケット1は、ガットを張るヘッド3、グリップ15、およびヘッドとグリップをつなぐシャフト13からなる。本発明のバドミントンラケットは、シャフト13の露出部分がテーパー部7を含む点に特徴がある。
シャフトのねじれは、後述する実施例に記載される方法によりねじれ角度を測定することにより評価することができる。従来のバドミントンラケットのねじれ角度は通常26°以上であるが、本発明のバドミントンラケットのねじれ角度は25°以下であり、好ましくは22°〜25°であり、より好ましくは22.5〜24.5°であり、さらに好ましくは23.0〜24.5°である。本発明のバドミントンラケットはねじれ角度が小さいために、スイートスポットから左右に外れた位置で羽根を打ち返した場合であっても、ねらったところに羽根を機敏に返球しやすい。このため、バドミントンコートの長辺にほぼ相当する13mの距離に羽根を打ったときの羽根落下点のコントロール幅を従来より約40cm以上、割合にして10%以上狭めることが可能である。したがって、本発明のバドミントンラケットを用いれば、サイドライン間際のコントロールを向上させることができるため、サイドアウトの危険性を低減することができる。
図1および図2の構造を有する全長675mmのバドミントンラケット1について説明する。
本実施例のバドミントンラケット1のグリップ15は、ABS製の樹脂部9と木製の木部11を連結した構造を有している。樹脂部9は断面が六角形であり、木部11側からテーパー部13側に向けて断面径が小さくなっている。木部11は断面が八角形であり、表面には合成皮革でできたグリップテープが巻かれている。樹脂部9の軸方向の長さは36mmであり、木部11の軸方向の長さは160mmである。
このバドミントンラケットのガットを張る前の全重量を測定したところ82.6gであった。ヘッドには25ポンドでガットを張ることができた。また、このバドミントンラケットを素振りしたときのキックポイント(最大湾曲点)は、テーパー部の始端23からヘッド3側に130mm離れた位置にあり、通常のキックポイントよりも20mm程度ヘッド側にあることが確認された。
バドミントンラケットのシャフトを、ヘッドとの接合部を始端とし軸方向の長さが30mmの下向きの中空テーパー部をさらに有するように変更した点を除いて、その他の点は実施例1と同じ構造のバドミントンラケットを検討した。この下向きのテーパー部の始端におけるシャフト外断面は六角形であり、終端におけるシャフト外断面は円形である。この下向きのテーパー部の始端と終端における断面形状は、実施例1のテーパー部の始端と終端における断面形状と同一であり、2つのテーパー部は互いに対称形状をしている。
実施例2のバドミントンラケットは、実施例1のバドミントンラケットよりもさらにねじれ角度と最大振動幅が小さい。キックポイントは、テーパー部の始端からヘッド側に130mm離れた位置にある。
シャフトの全長にわたって打球面に垂直な方向の径が7.5mmであり断面が同じ形状になるように変更した点を除いて、その他の点は実施例1と同じ構造のバドミントンラケットを検討した(以下の比較例2〜5も同じ)。
中空のシャフト全長にわたって断面が同一の楕円形であり、楕円形の長径をヘッドの打球面と平行にしたシャフトを有するバドミントンラケットは、キックポイントが実施例1のバドミントンラケットに比べて20mm以上グリップ側にあり、横方向の振動も大きい。また、打球面に垂直な方向の強度が弱く、シャフトが折れやすいという実用上の問題がある。
中空のシャフト全長にわたって断面が同一の菱形であり、菱形の長い対角線をヘッドの打球面と平行にしたシャフトを有するバドミントンラケットは、キックポイントが実施例1のバドミントンラケットに比べて20mm以上グリップ側にあり、横方向の振動も大きい。また、打球面に垂直な方向にたわみにくくて打球時に高い反発力が得られにくいうえ、シャフトがねじれやすいという問題がある。
中空のシャフト全長にわたって断面が同一の円形であり、さらにシャフト軸線に沿った方向に延びる凸条と凹条が設けられているバドミントンラケットは、キックポイントが実施例1のバドミントンラケットに比べて20mm以上グリップ側にあり、横方向の振動も大きい。また、凹部に応力が集中して、シャフトがねじれやすいという問題がある。
中空のシャフト全長にわたって断面が同一の円形であり、さらにシャフトの内面の少なくとも一部分にシャフト軸線に沿った方向に延びるリブが設けられているバドミントンラケットは、カーボンで製造することが難しく軽量化が図りにくいうえ、キックポイントが実施例1のバドミントンラケットに比べて20mm以上グリップ側にあり、横方向の振動も大きい。また、シャフトがねじれやすいという問題がある。
3 ヘッド
5 円筒部
7 テーパー部
9 樹脂部
11 木部
13 シャフト
15 グリップ
21 テーパー部の終端
23 テーパー部の始端
31〜36 辺
Claims (11)
- ガットを張るヘッド、グリップ、および前記ヘッドと前記グリップをつなぐシャフトからなるバドミントンラケットにおいて、
前記シャフトの露出部分が、シャフトのグリップ側露出端を始端とし、軸方向の長さが25〜35mmの範囲内にある中空のテーパー部を含んでおり、
前記テーパー部の始端におけるシャフト外断面が六角形であり、
前記テーパー部の終端におけるシャフト外断面が円形である、
ことを特徴とするバドミントンラケット。 - 前記テーパー部の始端におけるシャフトの外断面が正六角形であることを特徴とする請求項1に記載のバドミントンラケット。
- ヘッドの打球面と垂直な方向のシャフト断面径が、前記テーパー部の始端から終端に向かうにつれて一定の割合で減少していることを特徴とする請求項1または2に記載のバドミントンラケット。
- 前記テーパー部の始端における中空部分を含むシャフト断面積が50〜62mm2の範囲内にあることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバドミントンラケット。
- 前記テーパー部の終端における中空部分を含むシャフト断面積が38〜50mm2の範囲内にあることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のバドミントンラケット。
- 前記テーパー部の終端における中空部分を含むシャフト断面積と前記テーパー部の始端における中空部分を含むシャフト断面積の比(終端/始端)が0.72〜0.86の範囲内にあることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のバドミントンラケット。
- 前記テーパー部の始端におけるシャフトの外断面を構成する六角形の対向する2辺が、前記ヘッドの打球面と平行であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のバドミントンラケット。
- 前記グリップが樹脂部と木部を連接した構造を有しており、前記シャフトが前記樹脂部内を貫通し前記木部内に挿嵌されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のバドミントンラケット。
- 前記木部内に挿嵌されているシャフトの部分が中空で外断面が円形であることを特徴とする請求項8に記載のバドミントンラケット。
- 前記樹脂部を貫通しているシャフトの部分が中空で外断面が六角形であることを特徴とする請求項8または9に記載のバドミントンラケット。
- 前記シャフトのグリップ側露出端からキックポイントまでの距離が100〜190mmの範囲内にあることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のバドミントンラケット。
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