JP2010110147A - モータ駆動制御装置及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents

モータ駆動制御装置及び電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】2乗和異常の誤検出を防止して異常検出能力を向上させることが可能なモータ駆動制御装置及び電動パワーステアリング装置の提供を目的とする。
【解決手段】本発明のモータ駆動制御装置40は、モータ駆動回路43に備えたスイッチ素子のオンオフタイミング以外のタイミング、換言すれば、レゾルバ25の出力信号(sin相信号、cos相信号)にスイッチングノイズが重畳する可能性が低いタイミングで、2乗和異常の有無を判定する際には、2乗和変動許容範囲の上限値として通常上限値H1を使用し、スイッチ素子のオンオフタイミング、換言すれば、レゾルバ25の出力信号にスイッチングノイズが重畳する可能性が高いタイミングで、2乗和異常の有無を判定する際には、2乗和変動許容範囲の上限値として通常上限値H1にスイッチングノイズ分を上乗せした特別上限値H2を使用する。
【選択図】図7

Description

本発明は、ブラシレス交流モータに備えたレゾルバの異常の有無を監視するモータ駆動制御装置及び、そのモータ駆動制御装置を有しかつ、ブラシレス交流モータによってハンドルの操舵を補助する電動パワーステアリング装置に関する。
この種の従来のモータ駆動制御装置は、正常なレゾルバから出力されるsin相信号とcos相信号の2乗和(=sinθ+cosθ)が一定値になることを利用し、その2乗和が予め定められた2乗和変動許容範囲から外れたか否かで、2乗和異常の有無を判定していた(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2006−78392号公報(段落[0008]、第1図) 特開平09−72758号公報(請求項2、段落[0020])
ところで、ブラシレス交流モータを駆動するための交流電流は、スイッチングインバータに備えたスイッチ素子のオンオフによって生成されるが、スイッチ素子がオンオフするタイミングでは、レゾルバの出力信号(sin相信号、cos相信号)にスイッチングノイズが重畳し得る。この場合、2乗和が2乗和許容範囲より大きくなって、本来、正常であるところを異常と誤判定してしまう虞があった。
これに対し、従来のモータ駆動制御装置では、上述した誤判定を防止するために、2乗和許容範囲の上限値を電機角の全角度範囲で一律に、スイッチングノイズ分を上乗せした値に設定していた為、異常検出能力が低いという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、2乗和異常の誤判定を防止して異常検出能力を向上させることが可能なモータ駆動制御装置及び電動パワーステアリング装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係るモータ駆動制御装置(40)は、ブラシレス交流モータ(19)に備えたレゾルバ(25)が出力するsin相信号とcos相信号からブラシレス交流モータ(19)の回転位置(θ1)を求め、その回転位置(θ1)に応じてスイッチングインバータ(43)の各スイッチ素子(UH,UL,VH,VL,WH,WL)をオンオフ制御することで、ブラシレス交流モータ(19)を駆動するための交流電流を生成すると共に、sin相信号とcos相信号の2乗和が予め定められた2乗和変動許容範囲から外れた2乗和異常の有無を監視するモータ駆動制御装置(40)において、2乗和変動許容範囲の上限値として、通常上限値(H1)と、通常上限値(H1)にスイッチ素子(UH,UL,VH,VL,WH,WL)のスイッチングノイズ分を上乗せした特別上限値(H2)とが設定され、スイッチ素子(UH,UL,VH,VL,WH,WL)のオンオフタイミング以外のタイミングで、2乗和異常の有無を判定する際には、2乗和変動許容範囲の上限値として通常上限値(H1)を使用し、スイッチ素子(UH,UL,VH,VL,WH,WL)のオンオフタイミングで、2乗和異常の有無を判定する際には、2乗和変動許容範囲の上限値として特別上限値(H2)を使用するところに特徴を有する。
請求項2の発明に係るモータ駆動制御装置(40)は、ブラシレス交流モータ(19)に備えたレゾルバ(25)が出力するsin相信号とcos相信号からブラシレス交流モータ(19)の回転位置(θ1)を求め、その回転位置(θ1)に応じてスイッチングインバータ(43)の各スイッチ素子(UH,UL,VH,VL,WH,WL)をオンオフ制御することで、ブラシレス交流モータ(19)を駆動するための交流電流を生成すると共に、sin相信号とcos相信号の2乗和が予め定められた2乗和変動許容範囲から外れた2乗和異常の有無を監視するモータ駆動制御装置(40)において、スイッチ素子(UH,UL,VH,VL,WH,WL)のオンオフタイミングで、2乗和異常の有無の判定を禁止し、スイッチ素子(UH,UL,VH,VL,WH,WL)のオンオフタイミング以外のタイミングでのみ、2乗和異常の有無の判定を実行するところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のモータ駆動制御装置(40)において、レゾルバ(25)のうち、ブラシレス交流モータ(19)のモータロータ(21)と共に回転するレゾルバロータ(54)に備えられた入力コイル(53)には、一定周波数及び一定振幅の正弦波入力信号が入力され、レゾルバ(25)のうち、ブラシレス交流モータ(19)のモータステータ(20)に固定されたレゾルバステータ(55)に備えられかつ電機角にして90度ずらされた第1と第2の出力コイル(51,52)からは、入力コイル(53)との間の電磁誘導により、レゾルバステータ(55)に対するレゾルバロータ(54)の電機角(θ1)に応じた振幅の正弦波出力信号がそれぞれ出力され、第1の出力コイル(51)から出力された正弦波出力信号の1周期の波形のうち1/4波長間隔で配置された4点(Ps1,Ps2,Ps3,Ps4)で検出したサンプリング値を利用して最小2乗法により演算した振幅を、sin相信号とする一方、第2の出力コイル(52)から出力された正弦波出力信号の1周期の波形のうち1/4波長間隔で配置された4点(pc1,Pc2,Pc3,Pc4)で検出したサンプリング値を利用して最小2乗法により演算した振幅を、cos相信号とし、第1及び第2の出力コイル(51,52)から出力された正弦波出力信号における各4点のサンプリング値をそれぞれ加算して所定の許容範囲で0と一致したか否かによって、sin相信号及びcos相信号の異常の有無を判別すると共に、スイッチングインバータ(43)のスイッチ素子(UH,UL,VH,VL,WH,WL)のオンオフタイミングで、4点のサンプリング値を取得した場合には、異常の有無の判定を禁止し、スイッチングインバータ(43)のスイッチ素子(UH,UL,VH,VL,WH,WL)のオンオフタイミング以外のタイミングで4点のサンプリング値を取得した場合にのみ異常の有無の判定を行うところに特徴を有する。
請求項4の発明に係る電動パワーステアリング装置(11)は、請求項1乃至3の何れかに記載のモータ駆動制御装置(40)を有しかつ、ブラシレス交流モータ(19)を駆動源として備えたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の発明によれば、スイッチングインバータのスイッチ素子のオンオフタイミング以外のタイミング、換言すれば、レゾルバの出力信号にスイッチングノイズが重畳する可能性が低いタイミングで、2乗和異常の有無を判定する際には、2乗和変動許容範囲の上限値として通常上限値を使用し、スイッチングインバータのスイッチのオンオフタイミング、換言すれば、レゾルバの出力信号にスイッチングノイズが重畳する可能性が高いタイミングで、2乗和異常の有無を判定する際には、前記2乗和変動許容範囲の上限値として通常上限値にスイッチングノイズ分を上乗せした特別上限値を使用する。
これにより、レゾルバが正常な場合に、スイッチングノイズによって2乗和異常を誤判定することを防止しかつ、スイッチ素子のオンオフタイミング以外のタイミングでは、異常検出能力を従来より向上させることができる。
[請求項2の発明]
請求項2の発明によれば、スイッチングインバータのスイッチ素子のオンオフタイミング以外のタイミング、換言すれば、レゾルバの出力信号にスイッチングノイズが重畳する可能性が低いタイミングで、2乗和異常の有無を判定し、スイッチングインバータのスイッチのオンオフタイミング、換言すれば、レゾルバの出力信号にスイッチングノイズが重畳する可能性が高いタイミングでは、2乗和異常の有無を判定を禁止するので、レゾルバが正常な場合に、スイッチングノイズによって2乗和異常を誤判定することを防止しかつ、スイッチ素子のオンオフタイミング以外のタイミングでは、異常検出能力を従来より向上させることができる。
[請求項3の発明]
請求項3の発明によれば、レゾルバは、ブラシレス交流モータのモータロータと共に回転するレゾルバロータに入力コイルを備え、モータステータに固定されたレゾルバステータに電機角にして90度ずらされた第1と第2の出力コイルを備えている。入力コイルには、一定周波数及び一定振幅の正弦波入力信号が入力され、モータロータ(レゾルバロータ)が回転すると、第1と第2の出力コイルからレゾルバロータの電機角に応じた振幅の正弦波出力信号がそれぞれ出力される。
第1と第2の出力コイルから出力された正弦波出力信号は、sin相信号とcos相信号に変換される。即ち、第1の出力コイルから出力された正弦波出力信号の1周期の波形のうち1/4波長間隔で配置された4点で検出したサンプリング値を利用して最小2乗法により演算した振幅を、sin相信号とする。また、第2の出力コイルから出力された正弦波出力信号の1周期の波形のうち1/4波長間隔で配置された4点で検出したサンプリング値を利用して最小2乗法により演算した振幅を、cos相信号とする。
そして、本発明では、各正弦波出力信号における各4点のサンプリング値をそれぞれ加算して所定の許容範囲で0と一致したか否かによってsin相信号及びcos相信号の異常の有無を判別する。
ここで、スイッチングインバータのスイッチ素子のオンオフタイミングで4点のサンプリング値を取得した場合には、各正弦波出力信号にスイッチングノイズが重畳している可能性が高いので、異常の有無の判定を禁止する。これにより、レゾルバが正常な場合に、スイッチングノイズによってsin相信号及びcos相信号の異常を誤判定することを防止することができる。
[請求項4の発明]
請求項4の発明によれば、スイッチングノイズによる2乗和異常の誤判定を防止しかつ、スイッチ素子のオンオフタイミング以外のタイミングでは、異常検出能力を従来より向上させることができるので、電動パワーステアリング装置の信頼性が向上する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。図1に示された車両10は、電動パワーステアリング装置11を備え、運転者によるステアリング操作をブラシレス三相交流モータ19(本発明の「ブラシレス交流モータ」に相当する。以下、単に「モータ19」という)で補助して転舵輪12,12を転舵することができる。具体的には、1対の転舵輪12,12の間には、転舵輪間シャフト16が差し渡され、その転舵輪間シャフト16は、筒形ハウジング18の内部に挿通されている。転舵輪間シャフト16の両端は、タイロッド17,17を介して各転舵輪12,12に連結され、筒形ハウジング18は、車両10の本体に固定されている。また、筒形ハウジング18の軸方向の中間部分には大径部18Dが備えられ、その大径部18Dにモータ19が内蔵されている。モータ19は、筒形ハウジング18の内面に嵌合固定されたモータステータ20と、モータステータ20の内側に遊嵌された筒状のモータロータ21とを備えてなる。そして、転舵輪間シャフト16がモータロータ21の内側を貫通している。
筒形ハウジング18のうち大径部18Dの一端には、本発明に係るレゾルバ25が設けられ、レゾルバ25によってモータ19の回転位置(電機角θ1)を検出している。ここで、本実施形態では、モータ19の電機角θ1とレゾルバ25の電機角θ1とは完全に一致している。
モータロータ21の内面には、ボールネジナット22が組み付けられている。また、転舵輪間シャフト16の軸方向の中間部分にはボールネジ部23が形成されている。これらボールネジナット22とボールネジ部23とからボールネジ機構24が構成され、モータロータ21と共にボールネジナット22が回転すると、筒形ハウジング18に対してボールネジ部23が直動し、これにより転舵輪12,12が転舵する。
転舵輪間シャフト16の一端部側には、ラック30が形成され、ステアリングシャフト32の下端部に備えたピニオン31がこのラック30に噛合している。ステアリングシャフト32の上端部には、ステアリング33が取り付けられている。
ステアリングシャフト32には、舵角センサ34とトルクセンサ35とが取り付けられ、ステアリング33の操舵角θ2を検出すると共に、ステアリングシャフト32にかかる操舵トルクTfを検出している。また、転舵輪12の近傍には、転舵輪12の回転に基づいて車速Vを検出するための車速センサ36が設けられている。
モータ19は、モータ駆動制御装置40によって駆動制御される。図2に示すようにモータ駆動制御装置40は、モータ駆動回路43(本発明の「スイッチングインバータ」に相当する)とモータ制御回路44とを有している。また、モータ制御回路44は、指令値決定部41とインバータ制御部42とを備え、インバータ制御部42がモータ駆動回路43のスイッチ群UH,UL,VH,・・・をオンオフ制御する。
直流電源14は、バッテリ38に昇圧回路39を接続してなり、バッテリ38の出力電圧を昇圧回路39で昇圧してモータ駆動回路43に付与している。また、バッテリ38は、エンジンに連動するオルタネータ(図示せず)から受電している。
モータ駆動回路43は、バッテリ38に接続された昇圧回路39の正極と負極(GND)との間に、U,V,W相の各スイッチ直列回路43U,43V,43Wが並列接続された三相ブリッジ回路になっている。U相のスイッチ直列回路43Uには、上段側のスイッチ素子UH、下段側のスイッチ素子ULとが直列接続して備えられ、それら両スイッチ素子UH,ULの中間から分岐した給電ライン42Uにモータ19のU相巻線が接続されている。これと同様に、V相のスイッチ直列回路43Vには、上段側のスイッチ素子VH及び下段側のスイッチ素子VLが備えられ、それらの中間から分岐した給電ライン42Vにモータ19のV相巻線が接続されており、W相のスイッチ直列回路43Wには、上段側のスイッチ素子WH及び下段側のスイッチ素子WLが備えられ、それらの中間から分岐した給電ライン42Wにモータ19のW相巻線が接続されている。
また、スイッチ素子群UH,UL,VH,・・・は、例えば、Nチャンネル型のMOSFETで構成され、それらMOSFETのゲートがモータ制御回路44に接続されている。さらに、図示しないが、各給電ライン42U,42V,42Wの途中には、電流センサが備えられている。
モータ制御回路44のうち指令値決定部41は、トルクセンサ35、舵角センサ34及び車速センサ36から各検出結果(操舵トルクTf、ステアリング33の操舵角θ2、車速V)を取得し、モータ19に対するモータ駆動電流の指令値Iq1*を決定する。
モータ制御回路44のうちインバータ制御部42は、指令値決定部41からモータ駆動電流の指令値Iq1*を取得する。そして、指令値Iq1*に応じたU,V,W相の電流Iu,Iv,Iwを、レゾルバ25の検出結果、即ち、モータ19の電機角θ1に基づいて決定し、それらU,V,W相の電流Iu,Iv,Iwがモータ駆動回路43の給電ライン42U,42V,42Wに通電されるように、モータ駆動回路43のスイッチ群UH,UL,VH,・・・をオンオフ制御する。
ここで、本実施形態のモータ19の駆動方式は、所謂「矩形波駆動方式」となっている。具体的には、3つのスイッチ直列回路43U,43V,43Wのうち、1つのスイッチ直列回路の上側のスイッチ素子と、別の1つのスイッチ直列回路の下側のスイッチ素子とをオンして、その組み合わせをモータ19の電機角θ1にして60[deg]毎に順次切り替えていく。つまり、駆動中は常に、モータ19におけるU,V,Wの3相の相巻線のうちの何れか2相だけに通電され、その通電相となる2相の組み合わせ(通電パターン)が順次に切り替わる。
これを図3に示すタイミングチャートに基づいて説明すると、例えば、電機角θ1が0〜60[deg]の間は、U相の上側のスイッチ素子UHとV相の下側のスイッチ素子VLのみがONしており、U相からV相に電流が流れる。電機角θ1が60〜120[deg]の間は、U相の上側のスイッチ素子UHとW相の下側のスイッチ素子WLのみがONしており、U相からW相に電流が流れる。電機角θ1が120〜180[deg]の間は、V相の上側のスイッチ素子VHとW相の下側のスイッチ素子WLのみがONしており、V相からW相に電流が流れる。以下、電機角θ1が180〜240[deg]の間は、V相からU相へ、電機角θ1が240〜300[deg]の間はW相からU相へ、電気角が300〜360[deg]の間はW相からV相へと、それぞれ電流が流れる。このように、上述した例では、電機角θ1が60,120,180,240,300,360(0)[deg]のときに、スイッチ素子がオンオフされ、通電パターン(通電相)が切り替わる。
次に本実施形態のレゾルバ25を図4に基づいて説明する。レゾルバ25は、検出器50と信号処理部60とを備え、所謂「1相励磁2相出力方式」となっている。即ち、検出器50は、モータステータ20に固定されたレゾルバステータ55に、電機角にして90度ずらされたsin相コイル51及びcos相コイル52を備え、モータロータ21と共に回転するレゾルバロータ54に励磁コイル53を備えている。sin相コイル51は本発明の「第1の出力コイル」に相当し、cos相コイル52は本発明の「第2の出力コイル」に相当し、励磁コイル53は本発明の「入力コイル」に相当する。
励磁コイル53には一定周波数及び一定振幅の励磁信号(Esinωt、図5(A)参照)が印可されており、モータロータ21が回転すると、sin相コイル51からは励磁信号の振幅を正弦波状に変調させた波形のsin波変調信号(Asinθ1・Esinωt、図5(B)参照)が出力される。また、cos相巻線52からは、励磁信号の振幅を正弦波状に変調した波形でかつsin波変調信号と90°位相がずれたcos波変調信号(Acosθ1・Esinωt、図5(C)参照)が出力される。なお、図5では、説明の便宜のため、励磁信号、sin波変調信号、cos波変調信号の周波数が実際より小さく(波長が実際より大きく)示されている。励磁信号は、本発明の「正弦波入力信号」に相当し、sin波変調信号及びcos波変調信号は、本発明の「正弦波出力信号」に相当する。
これらsin波変調信号及びcos波変調信号は、レゾルバ25の信号処理部60に備えたアンプ61,61にて増幅され、それぞれフィルタ回路62,62に出力される。各フィルタ回路62,62でsin波変調信号及びcos波変調信号から励磁信号成分が除去(平滑化)されると、sin波変調信号から正弦波状のsin相信号(sinθ1、図5(B)の点線のグラフ)が生成され、cos波変調信号からsin相信号と90°位相がずれた正弦波状のcos相信号(cosθ1、図5(C)の点線のグラフ)が生成される。
より詳細には、sin波変調信号が入力したフィルタ回路62では、図6(A)に示すように、sin波変調信号の1周期の波形のうち1/4波長間隔で配置された4点Ps1〜Ps4で検出したサンプリング値を利用して最小2乗法により演算した振幅を、sin相信号とする。また、cos波変調信号が入力したフィルタ回路62では、図6(B)に示すように、cos波変調信号の1周期の波形のうち1/4波長間隔で配置された4点Pc1〜Pc4で検出したサンプリング値を利用して最小2乗法により演算した振幅を、cos相信号とする。
これらsin相信号とcos相信号は演算回路63に出力される。演算回路63は、sin相信号とcos相信号のアークタンジェント(arctan)からレゾルバ25の電機角θ1、即ち、モータ19の電機角θ1を演算する。そして、検出された電機角θ1は、モータ制御回路44に出力される(図2参照)。
ところで、モータ制御回路44には、レゾルバ25の異常の有無を監視するために、異常検出部45が備えられ、その異常検出部45が図7に示す異常検出プログラムPG1を所定周期で実行している。この異常検出プログラムPG1については、次述する本実施形態の作用効果の説明と併せて行う。
本実施形態の構成に関する説明は以上である。次に、本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態のモータ駆動制御装置40では、通常、車両10の走行中は、モータ駆動回路43で生成したU,V,W相の電流Iu,Iv,Iwからなる3相交流電流をモータ19に通電することでモータ19を駆動し、操舵を補助する。また、モータ駆動制御装置40に備えた異常検出部45は、図示しないイグニッションスイッチのオンにより、図7に示した異常検出プログラムPG1を所定周期で繰り返し実行する。異常検出プログラムPG1では、sin相信号とcos相信号の2乗和SQ1(=sinθ1+cosθ1)を予め定めた2乗和許容範囲と比較し、その2乗和許容範囲から外れたか否かで2乗和異常の有無を判定する。なお、以下の説明において、モータ19の通電パターン(通電相)は、図3のタイミングチャートで示した通り、電機角θ1が60,120,180,240,300,360(0)[deg]のときにスイッチ素子がオンオフして切り替わるものとする。
異常検出プログラムPG1が実行されると、まず、レゾルバ25から電機角θ1を取得する(S1)。
次いで、前回の2乗和異常の有無の判定(S6)において異常無し(例えば、異常フラグがオフ)か否か及び、前回と今回との間でモータ19における通電パターン(通電相)が変化したか否か、換言すれば、モータ駆動回路43に備えたスイッチ素子のオンオフタイミングか否かを判別する(S2)。
通電パターンが変化したか否かは、例えば、以下のようにして判定する。即ち、今回取得した電機角θ1と前回取得した電機角θ1とを比較し、前回と今回との間で電機角θ1が、60,120,180,240,300,360(0)[deg]の何れかを跨いだか否かを判定する。なお、イグニッションスイッチがオンしてから異常検出プログラムPG1が最初に実行されたときは、通電パターンの変化無しであり、ステップS2にて「NO」となる。
ステップS2でNOの場合、即ち、前回の2乗和異常の有無の判定(S6)で異常有りと判定されたか又は、スイッチ素子のオンオフタイミングではない場合には、レゾルバ25を正常と判定する2乗和許容範囲の上限値として、通常上限値H1を設定する(S3)。一方、ステップS1でYESの場合、即ち、前回の2乗和異常の有無の判定(S6)で異常無しと判定されかつ、通電パターンが変化した場合(スイッチ素子のオンオフタイミングである場合)には、2乗和許容範囲の上限値として特別上限値H2を設定する(S4)。
ここで、特別上限値H2は、通常上限値H1にスイッチングノイズ分を上乗せした値となっている。詳細には、特別上限値H2は、レゾルバ25が正常でかつsin相信号及びcos相信号の両方に実際にスイッチングノイズが重畳したときに実測されたsin相信号とcos相信号の2乗和に、所定のマージン値を加算した値となっている。なお、図8には、電機角θ1に応じて上限値が変化する2乗和許容範囲が概念的に図示されており、同図に示すように、2乗和許容範囲の下限値Lは、全角度範囲で一定値となっている。
上記ステップS3又はS4において2乗和許容範囲の上限値を設定したら、レゾルバ25からsin相信号(sinθ1)及びcos相信号(cosθ1)を取り込み、それらの2乗和SQ1を演算する(S5)。
次いで、演算された2乗和SQ1を、ステップS3又はS4にて上限値が設定された2乗和許容範囲と比較する(S6)。
2乗和SQ1が2乗和許容範囲に収まっていた場合には、異常無しとして直ちに異常検出プログラムPG1を抜ける。
これに対し、例えば、レゾルバ25の検出器50における断線や信号処理部60のアンプ61,61、フィルタ回路62,62の異常により、sin相信号又はcos相信号の振幅や位相がずれ、その結果、2乗和SQ1が設定された許容範囲から外れた場合には、異常有りとして、例えば、異常フラグをオンすると共に、図示しない警報ランプを点灯させる等の異常対処処理(S7)を行う。
このように本実施形態によれば、モータ駆動回路43に備えたスイッチ素子のオンオフタイミング以外のタイミング、換言すれば、レゾルバ25の出力信号(sin相信号、cos相信号)にスイッチングノイズが重畳する可能性が低いタイミングで、2乗和異常の有無を判定する際には、2乗和変動許容範囲の上限値として通常上限値H1を使用し、スイッチ素子のオンオフタイミング、換言すれば、レゾルバ25の出力信号にスイッチングノイズが重畳する可能性が高いタイミングで、2乗和異常の有無を判定する際には、2乗和変動許容範囲の上限値として通常上限値H1にスイッチングノイズ分を上乗せした特別上限値H2を使用する。
これにより、レゾルバ25が正常な場合に、スイッチングノイズによって2乗和異常を誤判定することを防止しかつ、スイッチ素子のオンオフタイミング以外のタイミングでは、レゾルバ25の異常を見逃すことなく確実に検出することができる。即ち、2乗和許容範囲の上限値を電機角θ1の全角度範囲で一律に、特別上限値H2に設定した場合に比べて、異常検出能力が向上する。
また、本実施形態の電動パワーステアリング装置11は、上述したモータ駆動制御装置40を有しているので、信頼性が向上する。
[第2実施形態]
この第2実施形態は、異常検出プログラムの内容が、上記第1実施形態とは異なる。その他の構成については上記第1実施形態と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図9に示すように、本実施形態では、2乗和許容範囲の上限値が、スイッチングノイズ分の上乗せが無い通常上限値H1だけとなっており、第1実施形態のような特別上限値H2の設定が無くなっている。そして、ステップS2でYESの場合、即ち、スイッチ素子のオンオフタイミングでは、2乗和異常の有無の判定(S6)を実行せず、スイッチ素子のオンオフタイミング以外のタイミングでのみ、2乗和異常の有無の判定(S6)を実行する。
このように本実施形態によれば、レゾルバ25の出力信号(sin相信号、cos相信号)にスイッチングノイズが重畳する可能性が高い場合には、2乗和異常の有無の判定(S6)を実行しないようになっているので、2乗和異常の誤判定を防止することができる。
また、レゾルバ25の出力信号にスイッチングノイズが重畳する可能性が低い場合には、スイッチングノイズ分の上乗せが無い通常上限値H1を上限値とした2乗和異常範囲と2乗和とを比較して異常の有無を判定するから、2乗和許容範囲の上限値を電機角θ1の全角度範囲で一律に、スイッチングノイズ分を上乗せした値に設定した場合に比べて、異常検出能力が向上する。
[第3実施形態]
この第3実施形態では、2乗和異常に加えて、sin相信号及びcos相信号の異常の有無を監視している。具体的には、図10のフローチャートに示すように、ステップS6の処理に次いで、通電パターンが変化したか否か(S8)、即ち、スイッチ素子のオンオフタイミングか否かを判定し、通電パターンが変化した場合(S8でYES)には、直ちに異常検出プログラムPG3を抜ける。一方、通電パターンが変化していない場合(S8でNO)には、sin波変調信号をsin相信号に変換する際にサンプリングした1周期当たり4点Ps1〜Ps4のサンプリング値を全て加算する(S9)。次いで、その合計値が所定の許容範囲(±α)で0と一致したか否かを判定する(S10)。sin波変調信号が正負の一方側にオフセットしている場合には、サンプリング値の合計が所定の許容範囲で0と一致しないのでステップS10でNO、即ち、sin相信号に異常有りとなり、異常対処処理(S7)を実行する。
次に、cos波変調信号をcos相信号に変換する際にサンプリングした1周期当たり4点Pc1〜Pc4のサンプリング値を全て加算する(S11)。そして、合計値が所定の許容範囲(±β)で0と一致したか否かを判定する(S12)。cos波変調信号が正負の一方側にオフセットしている場合には、サンプリング値Pc1〜Pc4の合計が所定の許容範囲で0と一致しないので、ステップS12でNO、即ち、cos相信号に異常有りとなり、異常対処処理(S7)を実行する。
本実施形態によれば、モータ駆動回路43のスイッチ素子のオンオフタイミングで、sin波変調信号及びcos波変調信号からサンプリング値を取得した場合には、sin波変調信号及びcos波変調信号にスイッチングノイズが重畳している可能性が高いので、異常の有無の判定を禁止する。これにより、レゾルバ25が正常な場合に、スイッチングノイズによってsin相信号及びcos相信号の異常の有無を誤判定することを防止することができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1〜第3実施形態では、ボールネジ機構で筒型のモータ19と転舵輪間シャフト16とを連結した所謂ラック電動パワーステアリング装置11に本発明を適用した例を示したが、ラックアンドピニオン機構でモータを転舵輪間シャフト16に連結したピニオン電動パワーステアリング装置に本発明を適用してもよいし、ステアリングシャフト32の途中にモータをギヤ連結したコラム電動パワーステアリング装置に本発明を適用してもよい。
(2)前記第1〜第3実施形態では、異常検出部45をモータ制御回路44に設けていたが、レゾルバ25の信号処理部60に設けてもよい。また、演算回路63にて異常検出プログラムPG1,PG2を実行して、異常検出を行うようにしてもよい。
(3)上記第1及び第3実施形態では、レゾルバ25が検出した電機角θ1からモータ19における通電パターン(通電相)が変化したか否かを判定して、変化した場合に、2乗和許容範囲の上限値を特別上限値H2に設定していたが、検出された電機角θ1が通電パターンが切り替わる前後の所定角度範囲となった場合、具体的には、通電パターンが図3に示すタイミングチャートで切り替わる場合において、検出された電機角θ1が、例えば、60±γ[deg],120±γ[deg],180±γ[deg],240±γ[deg],300±γ[deg],360±γ[deg]の何れかの角度範囲に含まれるときに、特別上限値H2を設定し、その他の角度の場合に、通常上限値H1を設定するようにしてもよい。ここで、γの値は一定値でもよいが、モータ駆動電流の大きさに応じて適宜変更してもよい。
(4)前記第1〜第3実施形態では、2乗和許容範囲における特別上限値H2を一定値としていたが、電機角θ1によってスイッチングノイズの強度が異なる場合には、スイッチングノイズの強度に応じて異ならせてもよい。
本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置を搭載した車両の概念図 モータ駆動制御装置の回路図 スイッチ素子群のオンオフタイミングを示したタイミングチャート レゾルバの回路図 (A)励磁信号のグラフ、(B)sin波変調信号及びsin相信号のグラフ、C)cos波変調信号及びcos相信号のグラフ (A)sin波変調信号の1周期に相当するグラフ、(B)cos波変調信号の1周期に相当するグラフ 異常検出プログラムのフローチャート 電気角に応じた2乗和許容範囲の変化を示す図 第2実施形態に係る異常検出プログラムのフローチャート 第3実施形態に係る異常検出プログラムのフローチャート
符号の説明
11 電動パワーステアリング装置
19 ブラシレス三相交流モータ(ブラシレス交流モータ)
20 モータステータ
21 モータロータ
25 レゾルバ
40 モータ駆動制御装置
43 モータ駆動回路(スイッチングインバータ)
44 モータ制御回路
45 異常検出部
50 励磁コイル(入力コイル)
51 sin相コイル(第1の出力コイル)
52 cos相コイル(第2の出力コイル)
54 レゾルバロータ
55 レゾルバステータ
H1 通常上限値
H2 特別上限値
PG1,PG2,PG3 異常検出プログラム
SQ 2乗和
UH,UL,VH,VL,WH,WL スイッチ素子
θ1 電気角(回転位置)

Claims (4)

  1. ブラシレス交流モータに備えたレゾルバが出力するsin相信号とcos相信号から前記ブラシレス交流モータの回転位置を求め、その回転位置に応じてスイッチングインバータの各スイッチ素子をオンオフ制御することで、前記ブラシレス交流モータを駆動するための交流電流を生成すると共に、前記sin相信号と前記cos相信号の2乗和が予め定められた2乗和変動許容範囲から外れた2乗和異常の有無を監視するモータ駆動制御装置において、
    前記2乗和変動許容範囲の上限値として、通常上限値と、前記通常上限値に前記スイッチ素子のスイッチングノイズ分を上乗せした特別上限値とが設定され、
    前記スイッチ素子のオンオフタイミング以外のタイミングで、前記2乗和異常の有無を判定する際には、前記2乗和変動許容範囲の上限値として前記通常上限値を使用し、
    前記スイッチ素子のオンオフタイミングで、前記2乗和異常の有無を判定する際には、前記2乗和変動許容範囲の上限値として前記特別上限値を使用することを特徴とするモータ駆動制御装置。
  2. ブラシレス交流モータに備えたレゾルバが出力するsin相信号とcos相信号から前記ブラシレス交流モータの回転位置を求め、その回転位置に応じてスイッチングインバータの各スイッチ素子をオンオフ制御することで、前記ブラシレス交流モータを駆動するための交流電流を生成すると共に、前記sin相信号と前記cos相信号の2乗和が予め定められた2乗和変動許容範囲から外れた2乗和異常の有無を監視するモータ駆動制御装置において、
    前記スイッチ素子のオンオフタイミングで、前記2乗和異常の有無の判定を禁止し、前記スイッチ素子のオンオフタイミング以外のタイミングでのみ、前記2乗和異常の有無の判定を実行することを特徴とするモータ駆動制御装置。
  3. 前記レゾルバのうち、前記ブラシレス交流モータのモータロータと共に回転するレゾルバロータに備えられた入力コイルには、一定周波数及び一定振幅の正弦波入力信号が入力され、
    前記レゾルバのうち、前記ブラシレス交流モータのモータステータに固定されたレゾルバステータに備えられかつ電機角にして90度ずらされた第1と第2の出力コイルからは、前記入力コイルとの間の電磁誘導により、前記レゾルバステータに対する前記レゾルバロータの電機角に応じた振幅の正弦波出力信号がそれぞれ出力され、
    前記第1出力コイルから出力された正弦波出力信号の1周期の波形のうち1/4波長間隔で配置された4点で検出したサンプリング値を利用して最小2乗法により演算した振幅を、前記sin相信号とする一方、
    前記第2出力コイルから出力された正弦波出力信号の1周期の波形のうち1/4波長間隔で配置された4点で検出したサンプリング値を利用して最小2乗法により演算した振幅を、前記cos相信号とし、
    前記第1及び第2の出力コイルから出力された正弦波出力信号における各4点のサンプリング値をそれぞれ加算して所定の許容範囲で0と一致したか否かによって、前記sin相信号及び前記cos相信号の異常の有無を判別すると共に、
    前記スイッチングインバータの前記スイッチ素子のオンオフタイミングで、前記4点のサンプリング値を取得した場合には、前記異常の有無の判定を禁止し、前記スイッチングインバータの前記スイッチ素子のオンオフタイミング以外のタイミングで前記4点のサンプリング値を取得した場合にのみ前記異常の有無の判定を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ駆動制御装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載のモータ駆動制御装置を有しかつ、前記ブラシレス交流モータを駆動源として備えたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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