JP2010110044A - 電動車両用充電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用した電気料金を低コストで回収することができ、さらに、負荷平準化機能を有する電動車両用充電装置の提供。
【解決手段】電動車両に電力を供給する1以上のコンセント口を有する電力供給手段と、 充電指示情報を入力可能とする情報入力手段、情報表示手段、および利用者から料金を回収する料金回収手段を有する操作端末機と、記憶装置と演算装置を有し、前記情報入力手段から入力された充電指示情報を記憶し、コンセント口毎に、充電開始時刻C、充電終了時刻Cおよび充電料金を含む充電予約情報を計算し、充電予約情報に基づき前記電力供給手段による通電を制御する制御部と、を備えた電動車両用充電装置であって、前記充電指示情報には充電時間Aが含まれ、前記制御部が充電時間Aに基づき充電開始時刻C、充電終了時刻Cおよび充電料金を計算することを特徴とする電動車両用充電装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、集合住宅や街の賃貸駐車場などにおいて複数台の電動車両に普通充電を行うための電動車両用充電装置に関し、特に、深夜電力利用時の負荷平準化機能を有した電動車両用充電装置に関する。
本明細書における「電動車両」とは、電気自動車、電動スクータ、電動車いす等の車両に二次電池を搭載しており、外部から二次電池に充電された電力を使って走行用動力を得る車両のことをいい、「電気自動車」とは、動力源が二次電池で駆動されるモータのみである自動車、二次電池で駆動されるモータ以外の動力源例えばエンジンなどを有する自動車のことをいう。
また、本明細書において「普通充電」とは、急速充電ではない充電のことであり、100Vあるいは200Vコンセントを備えた車両外部の小型充電装置を使って、車両に搭載した二次電池を充電することをいう。
近年、電気自動車の普及に備え、その充電装置の開発が急速に進められている。電気自動車の充電装置は、大別すると急速充電装置と普通充電装置に分けられる。
急速充電装置は、主に充電スタンドなどの短時間(例えば、数十分以内)での充電が必要とされる場面で利用されることが想定され、例えば、急速充電器(整流器および直流電圧・電流調整器で構成)1台に対し、1台の電気自動車を電力ケーブルで接続し、電力ケーブルを使った電力線通信あるいは専用の制御ケーブルを使った通信あるいは信号やりとりで制御しながら充電を行う構成となっている。特許文献1には、認証や課金処理を行うために、PLCモデムを用いて電力線通信を行うことが開示されている。
普通充電装置は、駐車場などの長時間(例えば、数時間)での充電に適した場面で、利用することが想定される。特許文献2には、充電時間の設定後、充電開始操作により電力供給を開始するとともに、設定された前記充電時間の終了とともに電力供給を停止し、その間に電力量計が出力する検出信号に基づいて充電料金の金額を算出する電気車両用充電装置が開示される。しかし、このような充電装置においては、深夜電力のような電気料金の安い時間帯に充電時間が集中することが想定され、深夜料金適用時間の開始と同時に消費電力が急増するという課題がある。この種の課題は従来から公知であり、例えば、特許文献3には、充電装置と通信回線により接続された制御装置が時間経過に応じた電力消費を予想した負荷曲線を作成し、負荷曲線の表す電力需要が低い時間帯に充電開始時刻を決めて充電装置に通知する、電気供給制御システムが開示され、特許文献4には、電力供給を管理したい電気温水器等の電気機器とそれへの通電開始希望時刻を管理センター(電力会社)の管理サーバに登録し、管理サーバからの指示により地域の配電負荷を均等とするシステムが開示され、特許文献5には、深夜電力を利用してバッテリーに貯えた電力を、電力会社から電気の供給を受ける電力需要者である事業所における電力需要ピーク時に放出して、電力負荷の平準化を図る電力負荷平準化方法およびシステムが開示される。
特開2006−262570号公報 特許第3442649号公報 特開2007−295717号公報 特開2006−25474号公報 特開2007−282383号公報
集合住宅などの賃貸駐車場で充電装置を提供するためには、使用した電気料金および各種コストを回収するための仕組みが必要である。しかし、電気を供給して利益を得るためには電気事業者の許可を受けることが必要である。このため、初期コストおよび運用コストを安価に抑えることのできる仕組みが求められている。この点、特許文献2の充電装置は電力量計を備える構成であることから高コストであり、特許文献3〜4のシステムもセンターとの通信が発生する点で高コストであり、特許文献5の方法およびシステムも電力貯蔵用のバッテリを必要とする点で高コストである。
上記のような賃貸駐車場においては深夜電力を利用して普通充電を行うことが想定されるが、平準化のための仕組みを設けなければ深夜料金適用時間の開始と同時に消費電力が急増するという課題が生じることになる。現時点においては電動車両の普及率は低いためこの種の問題は発生していないが、今後電動車両が普及するのに伴い、充電による電力消費ピークの発生は無視できない問題になると考えられる。電力需要のピークが増大した場合には発電設備の増設が必要となるが、変動が激しい電力需要に追従できるような発電設備の設置は発電コストの増加につながるため好ましくない。電力需要の平準化を図ることのできる電動車両用充電装置を提供することも本発明の解決すべき課題である。
また、普通充電による電動車両の充電時間は数時間以上と長く、利用者が常時電動車両付近に待機していることは通常はない。充電をしていない場合にも、不正操作等のいたずらがされることが考えられる。したがって、第三者による充電ケーブルの取り外しや不正操作の防止対策は不可欠であり、これも本発明が解決すべき課題である。
上記課題を解決すべく、本発明は、使用した電気料金を低コストで回収することができ、さらに、負荷平準化機能を有する電動車両用充電装置を提供することを目的とする。
集合住宅などの賃貸駐車場における電気代の支払い方法としては、駐車場管理者が電力会社に一括支払いを行い、配電盤に設置された個別コンセントの電力量計(子メータ)を駐車場管理者が読み、充電装置の容量(kW)および使用電力量(kWh)に応じた電気代を駐車場利用者に割り振って徴収することが考えられる。ここで、充電装置毎に電力量計を設ける場合、計量法により一台当たり数万円の検定付電力量計を利用しなくてはならない。他方、電動車両の1回当たりの充電単価は数百円程度になることが想定され、月に数回程度しか利用しない利用者がいることも当然あり得る。そうすると、個別に検定付電力量計を設けることは初期コストがかかりすぎ、また電力量計の台数が増加するほどに運用コストも嵩むという課題も生じることになる。さらに、個別の電力量計を設けるためには余分の設置スペースが必要となるという課題もある。
深夜電力利用時の負荷平準化については、電気温水器においても同様の課題がある。ここでは、例えば、深夜電力用タイムスイッチの投入時刻を1時間程度の範囲で調整することで対応することがされているが、深夜電力適用時間帯が開始する際の負荷立ち上がり抑制には一定の効果があるものの、負荷平準化までには至っていない。
また、管理サーバによる集中管理システムは、通信トラフィックを考慮すると採用し難く、通信コストがかさむという課題もある。
発明者は、まず、個別に電力量計を設ることなく電気料金を適切に回収することを検討した。次に、オフラインで負荷平準化を図ることを検討した。ここで、より大きな視点からは、集合住宅の賃貸駐車場も街の時間貸し駐車場も一需要家に過ぎず、これらを別異に取り扱う必然性はない。発明者は鋭意検討し、設置主体や管理主体にかかわりなく、横断的な負荷平準を実現することのできる電動車両用充電装置を提供できないかと考えた。
すなわち、第1の発明は、電動車両に電力を供給する1以上のコンセント口を有する電力供給手段と、充電指示情報を入力可能とする情報入力手段、情報表示手段、および利用者から料金を回収する料金回収手段を有する操作端末機と、記憶装置と演算装置を有し、前記情報入力手段から入力された充電指示情報を記憶し、コンセント口毎に、充電開始時刻C、充電終了時刻Cおよび充電料金を含む充電予約情報を計算し、充電予約情報に基づき前記電力供給手段による通電を制御する制御部と、を備えた電動車両用充電装置であって、前記充電指示情報には充電時間Aが含まれ、前記制御部が充電時間Aに基づき充電開始時刻C、充電終了時刻Cおよび充電料金を計算することを特徴とする電動車両用充電装置である。
第2の発明は、第1の発明において、前記制御部の有する記憶装置には、駐車スペース番号、コンセント口番号および車両諸元情報が関連付けられたデータベースが記憶され、前記制御部が、前記情報入力手段から入力された駐車スペース番号またはコンセント口番号に基づきデータベースの車両諸元情報を取得し、最長充電時間Mを設定することを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、前記充電指示情報にはバッテリ残量が含まれ、前記制御部がバッテリ残量および前記最長充電時間Mに基づき充電時間Aを計算することを特徴とする。
第4の発明は、第2または3の発明において、前記制御部が、前記情報入力手段から入力された駐車スペース番号またはコンセント口番号に基づきデータベースの車両諸元情報を取得し、コンセント口に供給する電圧を切り替えることを特徴とする。
第5の発明は、第1ないし4のいずれかの発明において、前記制御部が、深夜電力時間帯内で充電開始時刻Cおよび充電終了時刻Cを設定可能であることを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明において、深夜電力時間帯の負荷をオフラインで平準化する手段であって、充電時間Aに基づき充電調整時間Eを算出し、充電開始時刻Cを充電調整時間E内に分散させる手段を前記制御部が有することを特徴とする。
第7の発明は、第6の発明において、前記充電指示情報には希望終了時間Bが含まれ、前記制御部が充電時間Aおよび希望終了時間Bに基づき充電調整時間Eを算出することを特徴とする。
第8の発明は、第6または7の発明において、前記制御部が、ランダムデータ生成手段を備え、ランダムデータ生成手段が生成したランダムデータに基づき充電開始時刻Cを充電調整時間E内に分散させることを特徴とする。
第9の発明は、第1ないし8のいずれかの発明において、前記操作端末機が、前記充電指示情報が関連付けられたサービスメニューであって、利用者がサービスメニューを選択することにより前記充電指示情報が入力されるサービスメニューを備えることを特徴とする。
第10の発明は、第1ないし9のいずれかの発明において、前記料金回収手段が、充電料金を決済する情報記憶媒体のリーダ・ライタを含んで構成され、かつ、オフラインで料金を決済可能であることを特徴とする。
第11の発明は、第1ないし10のいずれかの発明において、前記コンセント口が、電気式鍵を備えるコンセントボックス内に設置されることを特徴とする。
第12の発明は、第11の発明において、前記コンセントボックスは不使用時に施錠されており、電子マネーのID番号による認証を介して解錠が行われることを特徴とする。
第13の発明は、第11の発明において、前記コンセントボックスは不使用時に施錠されており、事前に配布されたICタグによる認証を介して解錠が行われることを特徴とする。
本発明によれば、使用した電気料金を低コストで回収することができる電動車両用充電装置を提供することができる。
また、オフラインで負荷平準化を実現可能な電動車両用充電装置を提供することができる。
最良の形態の本発明を、集合住宅などの賃貸駐車場において、専ら深夜電力を利用して電気自動車(バッテリ電気自動車(BEV))およびプラグインハイブリッド車(PHEV)の普通充電を行う充電装置の例で説明する。
本発明の充電装置は、電気自動車の充電開始時刻を調整することにより充電需要の平準化を行う機能を有している。電気料金の割安な深夜電力(23時〜7時の間)を利用して多数の電気自動車等を充電するにあたり、全ての電気自動車が午後11時に充電を開始すると大きなピーク需要を発生させることとなり、電力系統にとって望ましくないからである。
まず、充電装置1の構成について説明し、続いてその作動等を説明する。
《充電装置》
充電装置1は、コンセント配電盤10と、充電用コンセント21〜25と、操作端末機31とを主たる構成要素とする。
コンセント配電盤10は、充電用コンセント21〜25および操作端末機31と接続され、コンセント回路入切装置14を入切制御するためのコンセント制御装置11を備える。コンセント配電盤10は、深夜電力用タイムスイッチ17により深夜帯のみ通電される主電源2と常時通電がされる制御用電源3とに接続されている。なお、街の時間貸し駐車場のように昼間の利用も想定される場合には、主電源2を時間帯別電力にすることが必要となるが、この場合には制御用電源3を別途用意する必要はない。
コンセント制御装置11は、演算装置と、主記憶装置と、駐車スペース番号、コンセント口番号および車両諸元情報などを管理するための車両情報データベースが格納された補助記憶装置とを備え、演算装置により充電用コンセント21〜25毎の充電料金を計算することができる。また、コンセント制御装置11は、操作端末機31から充電指示情報等の操作データを授受し、充電予約スケジュールを管理する。また、コンセント制御装置11はランダムデータ生成手段111を有する。ランダムデータ生成手段111を用いた負荷平準化については後述する。さらに、コンセント制御装置11は、停電が発生しても充電予約や充電利用状況を記憶しておくことが可能であり、例えば、記憶装置に不揮発性メモリを使用する構成、バックアップ用バッテリを搭載する構成である。
充電用コンセント21〜25が接続されるコンセント回路の各々には、漏電遮断器16と、その上流側にコンセント制御装置11からの指令で入切されるリモコンMCCB15(配線用遮断器)を設置する。
コンセント配電盤10は、漏電遮断器16のノブのみを使用者が操作可能な構造とするのが好ましい。これは、コンセントの誤使用による短絡や漏電により漏電遮断器が動作することは十分考えられるため、リセット操作等を駐車場使用者が行うことで迅速な対応を可能とするためである。本実施の形態では、通常の分電盤のように漏電遮断器ノブを盤内扉に穴を開けで内扉の外から操作可能とし、他の盤内機器はすべて内扉内に設置し、内扉を施錠することで管理者以外は操作ができないようにしている。また、配電盤10には外扉を設置し、部外者の漏電遮断器操作を防止している。この外扉には駐車場利用者しか扉を開けられないようにすべく機械式鍵か電気式鍵を設置することが好ましい。
《充電用コンセント》
本実施の形態の充電用コンセント21〜25は、図2に示す如く構成される。
コンセントボックス308内には通電用のコンセント口385が設けられており、通電状況を知らせるための表示灯305と接続されている。ここで、表示灯305をコンセント配電盤10ではなくコンセントボックス308に設置してもよい。コンセント口385は用途に応じて任意の規格のものを用いることができるが、本実施の形態では、日本電動車両協会規格JEVISC601に規定される250V30A接地極付引掛形(JISC8303)を使用している。電動車いす等の電動車両のプラグ形状がこれと一致しない場合はアダプタを使用する。また、コンセント口385は、接続操作が容易なように横向きに取り付けており、プラグを右方向に回転させるとロック状態となり、左方向に回転させるとアンロック状態となる。扉384が閉じた状態でなくては通電が行われない構成であり、扉384の開閉は、リミットスイッチ381により検出される。
コンセントボックス308は、雨水等の浸入防止の観点からも、非作業時には扉が閉状態であることが望ましい。本実施の形態では、扉384を固定するヒンジは閉方向にスプリング付勢されており、磁石386により非作業時は閉状態が維持されるようにしている。作業終了後も扉が開状態の場合に操作パネル303に警告表示をして利用者に注意を促すようにしてもよい。
電動車両からの充電用ケーブルは、コンセントボックス底面に設けられたケーブル通し用スリット383に配置される。コンセントボックス308は、例えば、壁に取り付けるか下部にポールを付けて自立して設置する。コンセント385の高さは、雨水浸入防止の観点から内線規定では地面より30cm以上の高さとすることが規定されているが、操作の容易さを考えると地面より80cm〜120cm程度の高さとすることが望ましい。
本実施の形態のコンセントボックス308には、盗電やいたずら等を防止するための扉384が付いており、電気鍵382により施錠することが可能である。電気鍵382は、コンセント制御装置11からの通電で扉閉動作する電磁ロッドである。充電中は電気鍵382をロック状態として扉384が誤って開くことを防止するのが好ましいが、集合住宅などにおいては、充電中にコンセントボックス308の施錠を行わない構成としてもよい。
コンセントボックス308の施錠方法は本実施の形態に限定されず、例えば下記の方法が考えられ、駐車場の利用状況や周囲環境によりいずれかを選択する。
(1)機械式施錠
利用者が特定されている場合などには、コンセントボックスに機械式の鍵を設け、利用者の都合で施錠を行うようにしてもよい。
(2)電気式施錠(不使用時は施錠しない形態)
利用者が不特定である場合などには、利用者が変わる毎に施錠パターンを変更できる電気式鍵を設けるのが好ましい。電気式施錠の設定時に充電中止のためのコードを合わせて設定するようにしてもよい。これにより、急用ができた場合などに充電作業を途中で停止することも可能となる。充電中止のためのコードとしては、例えば次のものを設定する。
1)タッチパネルから事前に設定したコードを入力する。
2)充電予約時に暗証番号を設定し、タッチパネルで暗証番号を入力する。
3)充電予約時に使用した電子マネーのIDを記憶し、ICカード読み書き装置で同じ電子マネーIDであることを確認する。
(3)電気式施錠(不使用時も施錠する形態)
上記(2)の形態によれば、悪意のあるものが空の充電予約を行うなどのいたずらを行うことが可能である。不振者の侵入対策が取られていない場所に充電装置を設置する場合には、不使用時も施錠することができる形態とすることが好ましい。電気式施錠において、不使用時にもコンセントボックスに施錠するための手法としては、例えば次のものが考えられる。
1)電子マネー用ICカードのIDを契約時等に予め登録しておく。
2)事前に配布されたICタグ(充電用ケーブル等に取り付け可)のIDを、コンセントボックス等に取り付けたICタグリーダを介して認識させる。
《操作端末機》
操作端末機31は、充電の予約操作および料金支払いを行うための端末装置であり、充電操作用の操作パネル303と、料金回収装置304とを有している。ここで、充電操作用操作パネル303および料金回収装置304をコンセント配電盤10の表面に設置してもよい。また、操作端末機31は1台であってもよいし、複数台であってもよい。操作端末機31には必要に応じ、音声ガイド機能や印字機能を設けてもよい。
操作パネル303は、利用者とのマンマシンインタフェイス機能を果たすタッチパネル式液晶パネルであり、表示手段(情報出力手段)と情報入力手段を兼ねる。利用者は、操作パネル303を操作して、料金回収装置304に支払用情報記憶媒体330(図示省略)を読み取らせて充電料金を先払いしてから充電を行う。
料金回収装置304は、電子マネーで精算するためのリーダ・ライタである。本実施の形態では、オンライン認証が不要で代金回収コストが最も安価であることから電子マネーを採用した。また、電子マネー用のICカードにはID認証機能があり、コンセントボックス308の施錠等にも利用できるという利点もある。また、電気代は充電時間に比例としたため、各コンセント用の高価な電力量計は省略することが可能となった。このため、従来装置よりも装置費用を安価にすることができる。
《支払方式》
本実施の形態における支払用情報記録媒体330には、ICカードや携帯電話等の機器に組み込まれている記録媒体(例えば、FeliCa(登録商標))を用いるストアードバリュー型電子マネーを記録するもの、いわゆるプリペイドカード、クレジットカード、デビットカードなどの電子データの読取により決済が可能な支払い手段を記録するものが含まれる。しかし、無人運用時のトラブル回避や運用コスト抑制の観点からは、支払用情報記録媒体330にはオフラインで決済できるタイプのものを採用することが好ましい。クレジットカードやデビッドカードを用いた支払い方式では、センターとの通信による認証プロセスが必要であり、通信コストがかかる。また、現金精算も釣り銭準備維持等のための運用コストがかかる。したがって、センターとの通信が不要なオフライン決済型の支払方式、例えば、電子マネーやプリペイドカードを用いることが好ましく、専用カードの発行が不要という観点からは電子マネーを用いることがより好ましく、使用できる地域が広い電子マネー(例えばEdy(登録商標))を用いることがさらに好ましい。
《コンセント電圧》
電気自動車(BEV)の充電電圧は200Vであり、プラグインハイブリッド車(PHEV)の充電電圧は100Vである。もっとも、PHEVの充電器は通常100V・200Vの両方に対応しているので、充電装置1の供給電圧を全て200Vとしても通常は問題がない。供給電圧を200Vで統一した場合には、リモコンMCCB15を単相二線式とすることができ、表示灯305も200V仕様・電圧切り替え機能なしとなるため、装置構成を簡略化することができる。そして、100Vの場合は1kWで充電時間は3.5時間であるが、200Vの場合は2kWで充電時間は2時間であり、充電時間も短縮することができる。他方、充電電力が大きい分、電気代の基本料金が高くなるというデメリットがある。
電気料金の点では、100Vと200Vのつなぎ替え方式が有利である。深夜の充電を前提とすると、充電時間を3.5時間から2時間に短縮する必要性も小さい。そこで、本実施の形態では、主電源2を単相3線200Vで受電し、漏電遮断器16の接続をつなぎ替えることにより供給電圧を変更する構成としている。具体的には、リモコンMCCB15までを単相三線式とし、200Vで供給する場合には漏電遮断器16を電圧線と電圧線間に接続、100Vで供給する場合には漏電遮断器16を電圧線と中性線間に接続する。本実施の形態では、経済性を考えて利用者の車種にあわせて供給電圧は固定であり接続変更は手で行う構成とした。なお、100V供給コンセントは2つの電圧線に均等に割り振ることに留意する。漏電遮断器16は200V仕様、過電流遮断定格は15Aとし、電圧を変更しても取替えはしない。表示灯305についてもコンセント電圧の変更に伴い、抵抗器の接続を変更する必要がある。もっとも、時間貸し駐車場等利用者の車種が固定できない場合や手での接続変更が困難な場合は、自動で電圧切替を行うための電圧切替手段を設けてもよい。例えば、二線式のリモコンMCCB15を2台使用し、それぞれから200Vあるいは100Vを供給可とし漏電遮断器16に並列接続して、コンセント制御装置11を介して利用者が利用電圧を指定可能とすること、あるいは事前に利用者の車種に合せて利用電圧を指定しておくことで、自動で電圧切替を行うことが開示される。自動電圧切替手段の回路構成例を図14に示す。ここで、リモコンMCCB15を2台使用する場合は、2台同時に入りとなると回路が短絡するため、リモコンMCCB15が同時に入りとならないよう、図15に例示するようなインタロック回路を設ける必要がある。また、表示灯305についてもコンセント電圧の変更に伴い、抵抗器の接続を自動で変更する。
《充電時間》
本発明の充電装置1は、利用者(運転者)が充電時間を入力することを必須の条件としている。利用者は、電動車両に表示されているバッテリ充電残量をみて、所望の充電時間Aを設定する。
本実施の形態では制御装置11により取得されるパラメータは次のとおりである。
充電時間A: 利用者が指定する電動車両の充電時間
希望終了時刻B: 利用者が指定する電動車両の充電時間の希望終了時刻
充電開始時刻C: 深夜料金により充電を開始可能な時刻(=23時)
充電開始時刻C: 利用者の入力情報に基づき演算装置が算出した充電開始時刻
充電終了時刻C: 利用者の入力情報に基づき演算装置が算出した充電終了時刻
充電可能時間D: 充電を行うことができる時間帯
充電調整時間E: 充電開始時刻を調整するための時間帯
最長充電時間M: 車種(例えばBEVとPHEV)毎の最長充電時間
BEVやPHEVの普通充電では、図6に示すように、充電電力がほとんど一定(充電最終段階のみ充電電力が減少)のため、貸しコンセントの使用料は充電時間に基づき算出することとしている。このため、利用者は少なくとも、操作パネル303で充電時間Aを指定する必要がある。さらに、本実施の形態では利用者の利便性を考慮して、利用者が希望終了時刻Bを入力することを可能としている。本実施の形態では充電時間Aおよび希望終了時刻Bを10分刻みで設定可能としている。
充電時間Aと希望終了時刻Bから充電開始時刻Cが演算装置により算定される。本実施の形態では、充電開始時刻Cは10分単位のサイクルで設定される。この際、算定時の時刻から30秒以降のサイクル群から一のサイクルが選定される。また、充電時間Aと希望終了時刻Bに誤りがあり、算出した充電開始時刻Cが現在時刻より前となった場合には、希望終了時刻Bを優先し、充電開始時刻Cが現在時刻より後になるように充電時間Aを短縮させる。充電開始時刻Cの調整による負荷平準化については後述する。
本出願時点の電動車両の仕様では、普通充電時に、適当な充電時間を算出するために必要な情報をケーブル等を介して充電装置に送信することはできない。将来的に充電ケーブルを通信線としてPLCモデムによりバッテリ残量情報を通信で取得できるようになれば、充電時間Aの指定を自動化することも可能であるが、現時点では対応時期は不明である。このため、普通充電時においては、利用者は電動車両のバッテリ残量(電気自動車のメータ)を見て充電時間Aを計算し、それを手動で充電装置1に入力することが必要である。後述するように、充電料金は入力した充電時間Aに比例して決まるため、経済的な理由から利用者が充電時間Aを入力することの動機付けが働くことがある程度は期待できる。しかし、利便性の観点からはより簡易な入力ができることが好ましいため、本実施の形態では、電気自動車の車種(BEVまたはPHEVを選択)とバッテリ残量を入力すれば、充電時間Aを自動算出するという機能を制御装置11に持たせることとした。この場合の充電時間Aの計算方法は、例えば下記のとおりとなる。
[式1]BEVの場合(10分未満は切り捨て)
充電時間A=充電最長時間M×(100%−バッテリ残量%)÷100
ex.バッテリ残量が30%であれば6.5時間×0.7=4時間30分
[式2]PHEVの場合(10分未満は切り捨て)
充電時間A=充電最長時間M×(100%−バッテリ残量%)÷100
ex.バッテリ残量が30%であれば3.5時間×0.7=2時間20分
《操作》
図3は、充電装置1による充電作業手順の一例を示したものである。
まず、利用者は、充電装置1が設置された駐車スペースに電気自動車(電動車両)を駐車する(STEP1)。次に、充電装置1のコンセント口385に、電気自動車の充電ケーブルを接続する(STEP2)。続いてタッチパネル303から、充電時間Aや希望終了時刻Bなどの予約に必要な情報を入力する。本実施の形態では1台の操作端末機31で複数の駐車スペースを管理しているので、駐車スペース番号の情報も入力する必要がある。なお、充電電圧を自動で切替える機能がある場合において、月極駐車場等のように利用者が固定されているときには予め登録した車種情報と供給電圧を関連付けてデータベースに格納することにより供給電圧を自動選択することができるが、時間貸し駐車場等のように利用者が固定されていないときには上記データに加えて供給電圧も入力する必要がある(STEP3)。タッチパネル303から入力された情報に基づき算定された料金情報がタッチパネル303上に表示されるので(STEP4)、利用者は電子マネーなどで充電料金の支払を行う(STEP5)。この際、充電作業を途中で中止するためのパスワード等の設定も行う(STEP6)。以上の作業を終えると充電作業の設定が完了したことを知らせる表示がタッチパネル303になされる。この際、音声による通知を併用してもよい(STEP7)。コンセントボックス308が閉じていることがリミットスイッチ381により検出されると(STEP8−1)、コンセントボックス308が施錠される(STEP8)。そして、予約した充電開始時刻C1になるとコンセント口385からの通電が開始され(STEP9)、充電終了時刻C2になるとコンセント口385からの通電が終了する(STEP10)。引き続きコンセントボックス308が解錠され(STEP11)、利用者はコンセント口385から充電用ケーブルを取り外すことが可能となる(STEP12)。なお、STEP6で設定したパスワード等を入力し、タッチパネル303上で充電中止操作をすれば(STEP13)、充電終了時刻C2になる前にコンセント口385からの通電は中止される(STEP14)。なお、充電の途中で、中止操作が実施された場合に返金を行うことも考えられるが、追加の機能を設けるなど煩雑となるため本実施の形態では行わない仕様とした。
図4は、充電装置1による充電作業手順の他の例を示したものである。
まず、利用者は、充電装置1が設置された駐車スペースに電気自動車(電動車両)を駐車する(STEP21)。次に、利用者が事前に登録した電子マネー用ICカードのIDを読ませると、登録されたICカードのいずれかに該当するかの認証が行われ(STEP22)、認証がなされた場合にはコンセントボックス308が解錠される(STEP23)。充電装置1のコンセント口385に、電気自動車の充電ケーブルを接続してから予定時刻に通電が終了するまでの作業手順は、図3のSTEP2〜10とほぼ同様である。但し、充電作業を途中で中止するためのパスワード等の設定を行わない点、充電予約作業が途中で放棄されると、一定時間経過後(例えば15分)には自動的に施錠される点で相違する(STEP24〜31)。充電中止操作の許否の判定は、電子マネー用ICカードのIDで利用者を認証すること行われる(STEP36)。充電中止操作(STEP37)およびコンセント通電中止(STEP38)は図3と同じ手順である。充電終了後、利用者がコンセントボックス308を解錠するためには、予約時に使用した電子マネー用ICカードが必要である。同じICカードをリーダにかざすとコンセントボックス308が解錠され(STEP33)、利用者はコンセント口385から充電用ケーブルを取り外すことが可能となる(STEP34)。リミットスイッチ381によりコンセントボックス308が閉じていることが検出され、その後一定時間が経過すると自動的にコンセントボックス308の施錠が行われる(STEP35)。コンセントボックス308の開閉状態がリミットスイッチ381により検出され、開いている場合には警報が発せられる(STEP39)。
《料金体系》
集合住宅や月極の賃貸駐車場では、月単位で駐車場利用料金を徴収することが通常である。したがって、設備費などの初期コストや維持費などの運用コストは、例えば、貸しコンセント利用料金などの名目で駐車場利用料金に上乗せして徴収すると充電用コンセント21〜25の利用状況にかかわらず料金回収を確実に行うことができる。電気代の基本料金(電気基本料金)についても同様とすることができる。一方で、電気代の従量料金については、例えば電気自動車の普通充電電力がほとんど一定であることを考慮して、電力量計による計測は行わずに充電時間に比例した利用料金とすることが開示される。このような料金体系とした場合、コンセントの利用料金が電気の転売に該当するのではないかとの懸念が生じるが、合理的な範囲であれば許容されるというのが業界の共通の認識であり、充電時間あたりの加算料金を厳密に従量料金と一致させる必要はない。以上を前提に、下記表1に電気料金の例を示し、下記表2に充電用コンセントの利用料金の例を示す。
上記の料金体系は、街の時間貸し駐車場にも適用可能であるが、この場合は設備費や維持費および電気基本料金も充電時間あたりの加算料金に計上する必要がある。ここでも想定される利用時間に合わせて料金を設定する必要があり、利用状況によっては設備費や維持費および電気基本料金を回収できないことも想定されるため、加算料金を若干高めに設定せざるを得ないと考えられるが、上述のとおり合理的な範囲であれば許容される。街の時間貸し駐車場における利用料金の設定例を下記式3に示す。なお、充電を行わない自動車用の料金体系を別途設定してもよい。
[式3]
利用料金(10分あたり)=(月当り設備費+月当り維持費+電気基本料金+予想される月当り電気従量料金)÷(予想される月当り利用時間×6)
《負荷平準化》
大きなピーク需要の発生や深夜帯の早い時期に需要が集中することは、深夜帯需要の均一的なかさ上げを行うという観点からは望ましくなく、負荷平準化対策が必要である。電動車両の充電は、一般に料金の安価な深夜電力(23時〜7時)で充電することが想定され、何ら負荷平準を行わないと深夜電力時間帯が開始する23時になると一斉に充電が開始され、大きなピーク需要を発生させることとなる。一方、自動車の走行距離は例えば図5に示すようにまちまちであり、自動車が電気自動車やハイブリッド車に置き換わってもその傾向が劇的に変わることはないと考えられる。そうすると、電動車両の充電時間はその走行距離から算定できるので、大まかな充電需要の予測を立てることができる。充電需要予測の前提となる電気自動車(BEV)およびハイブリッド車(PHEV)のバッテリ関係の諸元を表3に示す。
図6は、表3に基づき、バッテリが空の場合の普通充電時の充電電力を示したものである。表3、図5および図6に基づき、走行した全ての電動車両は23時に充電を開始すると仮定して試算した電気自動車等充電需要を図7に示す。
図7をみると、充電時間の短い電動車両から順番に充電が終了することから、23時の直後に非常に大きなピークがあり負荷率の低い需要となっており、特にバッテリ容量の大きいBEVでこの傾向が大きいことが分かる。PHEVはバッテリ容量が小さいため比較的負荷率は大きいが、元々充電時間が短いため充電は早めに終了してしまうことが分かる。なお、ピーク値が100台の合計になっていないのは、図5において走行距離が0kmの車が約3割あるためである。
本発明の負荷平準化機能を実現するための基本的な考え方を以下に説明する。なお、以下では深夜電力時間帯(23時〜7時)に負荷が集中することを前提としており、昼間帯(7時〜23時)や昼間帯と深夜電力時間帯にまたがる場合の負荷平準は考慮していないが、本発明を深夜電力時間帯とその他時間帯とを組み合わせる場合にも適用できることはいうまでもない。
まず、充電調整時間Eの範囲内で充電コンセント21〜25毎の充電開始時刻Cをほぼ均等に分散させる。この際、充電調整時間Eをできるだけ長くするために、希望終了時刻Bのデフォルト値を深夜電力時間帯の最終時刻に設定するのが好ましい。例えば充電可能時間Dが深夜電力時間帯の8時間であり、希望終了時刻Bのデフォルト値を7時とした場合、充電調整時間Eは1時間30分となり、充電開始時間Cを23時から0時30分の間の任意の時刻に設定することができる。
次に、充電時間Aを指定可能とすることにより、充電調整時間Eを可変とし、その範囲で充電開始時刻Cを分散させる。例えば充電時間Aが3時間とされた場合、充電調整時間Eは5時間となり、充電開始時刻Cを23時から4時までの間の任意の時刻に設定することができる。
なお、希望終了時刻Bを指定可能とするかは利用者の利便性を重視するかにより決定する事項である。希望終了時刻Bを指定可能とすることにより利用者の利便性は高まるが、充電調整時間Eは充電可能時間Dが短くなる分だけ短くなるからである。例えば充電時間Aが3時間、希望終了時刻Bが午前6時とされた場合、充電調整時間Eは4時間となり、充電開始時刻Cを23時から3時までの間の任意の時刻に設定することができる。単純に負荷分平準化の点のみを考えると、充電中止機能を持たせ、希望終了時刻Bは指定不可とするのが好ましい。
充電開始時刻Cの調整について、図8を参照しながら説明する。
図8において、充電開始時刻Cは下記式4により算定される。
[式4]
充電開始時刻C=充電開始可能時刻C+(k×充電調整時間E)
ここで、kは0≦k≦1
kが等確率で0〜1の値を取れるとすれば、充電開始時刻C1は充電調整時間Eの範囲内でほぼ均等に割り振られる。全ての充電装置1で同様の負荷平準化対策を行えば、地域当たりの設置台数は例えば数百台〜数千台以上となり、全体の充電需要は確率論の期待値となると考えられる。
本発明の制御装置11はkを生成するランダムデータ生成手段111を有し、充電コンセント21〜25毎に上記式4のkを求め、充電開始時刻C1を調整している。ランダムデータ生成手段111は任意のランダムデータを発生するためのハードウェアまたはソフトウェアである。生成するランダムデータは復号用のものではないから、全く任意の自然乱数でもよいが、本発明の目的を達成するためには疑似乱数を用いるのが好適である。疑似乱数を発生させるアルゴリズムは任意のものを採用してよく、有効桁数も適宜選択してよいが、全ての充電装置1で統一したアルゴリムズを使用することが重要である。図10に混合合同法での疑似乱数発生の例を示す。
本実施の形態においては、例えば充電料金の支払いが行われ予約完了する時点(図3のSTEP7または図4のSTEP28)で疑似乱数を発生させてkを決定し、これに基づき充電開始時刻C1および充電終了時刻C2が算出する。
上記の手法による最大の特徴は、負荷平準化処理を各充電装置が独立に行うことであり、サーバ装置や通信などのインフラを必要としないことにある。そして、駐車場が集合住宅用であるか商用の時間貸し用であるかを問わず、別の言い方をすれば管理主体が異なる場合にも管理者間で連携を取ることなく、負荷平準化を図ることを可能とすることが可能である。
充電調整時間Eの算定方法について、図9を参照しながら説明する。
図9[i]は、充電調整時間Eが固定である場合の調整例を示すグラフであり、図9[ii]は充電調整時間Eを充電可能時間Dおよび充電時間Aから算出した場合の調整例を示すグラフである。但し、図9では説明の便宜上、希望終了時刻Bは固定としている。
図9[i]では、最長充電時間Mに基づき算出された充電調整時間Eが固定とされ、短い充電時間の割合が増えるに連れて負荷平準化の質が低下することになる。しかし、図5を見ても分かるように、充電需要は充電時間A=最長充電時間Mとなる場合はむしろ少ないことが予想され、最長充電時間Mを想定して充電開始時刻Cを調整すると質の高い負荷平準化は期待できない。例えば充電調整時間Eが1時間30に固定されていると、充電時間が3時間の場合にも希望終了時刻Bは2時〜3時30分となり、3時30分〜7時の間には負荷が割り振られないことになる。この点、図9[ii]では通電時間Aに基づき算出された充電調整時間Eが一充電作業毎に変化するので、柔軟な負荷分散が可能である。例えば充電時間Aが3時間の場合、充電調整時間Eは23時〜4時となり、2時〜7時の時間帯にも負荷を割り付けることができる。
《変形例》
充電装置1を商用として利用する場合などには、稼動情報を収集しながら異常監視を行うとともに、補助規則装置に蓄積した監視情報を所定のタイミングでインタネットを介して遠方の監視センターに伝送する機能をコンセント制御装置11に持たせてもよい。この際、監視カメラを設置し、監視センターで監視カメラからの画像を監視し、利用者との会話を行うなどの業務をインタネットを通じて行うようにしてもよい。
また、充電時間Aを利用者が数値で入力しなくとも、予め設定された条件で充電を行うサービスメニュー(例えば「フル充電」や「ハーフ充電」)を容易すると利用者の利便性が高い。例えば、利用者が操作パネル303上で「フル充電」のボタンを指定した場合に、充電時間Aが、BEVの場合6時間、PHEVの場合3時間とされ、操作パネル303に充電時間Aを表示して確認を促すことが考えられ、この際、利用者に充電時間Aを修正可能としてもよい。
また、車種によってバッテリ容量および充電条件が異なるため、車種情報を格納したテーブルを充電装置1に用意して、車種情報に基づき充電時間Aのデフォルト値を設定するようにしてもよい。ここでの車種とは、BEVやPHEVよりも下位の商標により特定される具体的車種を意味する。この際、電動車両の充電用ケーブルにICタグを取り付け、車両ID等の最低限の識別情報のみをICタグリーダにより取得し、その他の情報(バッテリ容量等)をサーバ装置上の電動車両データベースから取得できるようにしてもよい。
《コンセプト》
以上に説明した最良の形態の本発明の電動車両用充電装置のコンセプトをまとめると次のとおりである。
(1)駐車場駐車スペース1台あたり1個の充電コンセントを準備する。充電コンセントにはコンセント配電盤よりコンセント入切遮断器、漏電遮断器を介して電気を供給する。電気料金の観点から、BEVには200VをPHEVには100Vを供給する。単相三線200Vで受電し、駐車スペースの契約車種に合わせて漏電遮断器の接続を変更することで供給電圧を切り替える。
(2)電気自動車等の普通充電電力はほとんど一定のため、電力量計で使用電力量を計測するのではなく、充電器容量とタッチパネルで指定した充電時間で電気代を決める。これにより、個別コンセントの充電電力量を測定するための高価な取引用検定付電力量計が不要となる。また、従量料金の支払は、充電前に電子マネーで行う。料金回収は電子マネーのデータ収集のみであるから外部への委託も可能であり、駐車場管理者は電力量計を読み電気代を徴収する必要がなくなる。
(3)駐車場には充電操作を行うタッチパネル式画面、電子マネー読み書き装置を備えた操作端末機を設置する。電気自動車等の充電用ケーブルをコンセント口に接続し、タッチパネルで充電を行う駐車スペース番号、充電時間(標準はBEV6時間、PHEV3時間)、希望終了時刻(標準は午前7時)を指定する。充電車種(使用契約時に登録し、これにあわせてコンセント電圧を設定)、充電時間に応じた充電料金を算出・表示し、電子マネーを使って充電料金を支払う。
(4)盗電およびいたずら防止対策として、コンセントは扉付のコンセントボックスに収納し機械式鍵あるいは電気式鍵を設ける。
(5)充電に要する時間は最長のバッテリが空の状態でバッテリ電気自動車(BEV:200V)で約6.5時間、プラグインハイブリッド車(PHEV:100V)で約3.5時間である。深夜電力の時間帯は23時から7時までの8時間であり、充電終了時刻を7時とするとBEVは充電開始時刻を23時から0時30分の間、PHEVは23時から3時30分までの間の任意の時刻とすることができ、それぞれのコンセントの充電開始時刻を調整可能な時間帯にほぼ均等に割り振ることで充電需要を分散し負荷平準化を図ることができる。さらに、充電時間に応じた電気料金体系とすることでバッテリの残量に応じた充電時間を選択することのインセンティブとする。これによりさらに広い時間帯に充電開始時刻を割り振ることができるようなり、より高精度な負荷平準化効果が期待できる。
以下では本発明の詳細を実施例により説明するが、本発明は何ら実施例により限定されるものではない。
実施例1では、充電時間の異なる10台の電気自動車(BEV)を充電する場合の負荷平準化効果を検証した。計算の対象となる電気自動車のバッテリ残量は下記表4のとおりであり、充電時間Aは上記式1により算出した。なお、充電電力は3kWで一定とした。
本実施例では、演算の容易な混合合同法を用いて4桁の疑似乱数を発生させ、これをkとした。この場合発生される疑似乱数は0〜0.9999の範囲となる。
表5は、表4の10台の電気自動車について充電調整時間E、充電開始時刻Cおよび充電終了時刻Cを算出したものである。ここで各値は、充電開始可能時刻Cを23時とし、上記式4に基づき算出した。実施例1に係る充電電力の変化と、比較例1(23時に同時に充電を開始した場合)に係る充電電力の変化とを図11に示す。
以上に示したように、本実施例の負荷平準化方法によれば、充電開始可能時刻C(23時)直後のピークを抑えることができ、しかもピークの最大値を大幅に抑えることができることが確認できた。
実施例2では、最長充電時間Mが6時間30分である100台の電気自動車(BEV)を充電する場合の負荷平準化効果を検証した。本実施例では全ての電気自動車について充電開始可能時刻Cを23時とし、希望終了時刻Bを7時とし、バッテリ残量は図7の例による。
実施例2に係る充電電力の変化と、比較例2−1(23時に同時に充電を開始した場合)に係る充電電力の変化と、比較例2−2(23〜0時30の間に均等割り振りした場合)に係る充電電力の変化とを図12に示す。
以上に示したように、本実施例の負荷平準化方法によれば、充電開始可能時刻C(23時)直後のピークを抑えることができ、しかもピークの最大値を1/4以下に抑えることができることが確認できた。
実施例3では、最長充電時間Mが3時間30分である100台のハイブリッド車(PHEV)を充電する場合の負荷平準化効果を検証した。本実施例では全てのハイブリッド車について充電開始可能時刻Cを23時とし、希望終了時刻Bを7時とし、バッテリ残量は図7の例による。
実施例3に係る充電電力の変化と、比較例3−1(23時に同時に充電を開始した場合)に係る充電電力の変化と、比較例3−2(23〜3時30の間に均等割り振りした場合)に係る充電電力の変化とを図13に示す。
以上に示したように、本実施例の負荷平準化方法によれば、充電開始可能時刻C(23時)直後のピークを抑えることができ、しかもピークの最大値を1/2以下に抑えることができることが確認できた。他方、比較例3−2では本実施例と同様に質の高い負荷平準化が実現できている。これは、比較例3−2では調整時間Eが4時間30分(=8時間−3時間30分)と充分に長く設定され、かつ、最長充電時間Mが3時間30分と短いことが理由であると考えられる。しかし、充電対象車種が全てハイブリッド車であることは通常は考え難く、電気自動車などが混在する環境にも適用できるという点で本実施例の方が汎用性に優れている。
本発明の充電装置の構成図である。 本発明のコンセントボックスの構成図である。 本発明の充電装置による充電作業手順の一例である。 本発明の充電装置による充電作業手順の他の例である。 自動車走行距離(香川県)の統計データである。 普通充電時の充電電力の変化(バッテリが空の場合)を示すグラフである。 BEV(100台)およびPHEV(100台)の充電需要を予測したグラフである。 本発明の負荷平準化機能を説明するためのグラフである。 [i]充電調整時間を固定した場合のグラフと、[ii]充電調整時間を可変とした場合のグラフである。 混合合同法による疑似乱数発生を説明するための図面である。 実施例1に係る充電電力の変化と、比較例1に係る充電電力の変化とを示したグラフである。 実施例2に係る充電電力の変化と、比較例2−1および2−2に係る充電電力の変化とを示したグラフである。 実施例3に係る充電電力の変化と、比較例3−1および3−2に係る充電電力の変化とを示したグラフである。 本発明に係る自動電圧切替回路の構成例である。 本発明に係る自動電圧切替時インタロック回路の構成例である。
符号の説明
2 主電源
3 制御用電源
10 コンセント配電盤
11 コンセント制御装置
12,13 主回路遮断器(MCCB)
14 コンセント回路入切装置
15 コンセント入切遮断器(リモコンMCCB)
16 漏電遮断器(ELB)
21〜25 充電用コンセント
31 操作端末機
111 ランダムデータ生成手段
161,162 抵抗器
201,202 電圧線
203 中性線
303 操作パネル(タッチパネル)
304 料金回収装置(リーダ・ライタ)
305 表示灯
308 コンセントボックス
330 支払用情報記録媒体
381 扉閉検出スイッチ(リミットスイッチ)
382 電気式鍵(電磁ロッド)
383 ケーブル通し用スリット
384 扉
385 コンセント口
386 磁石

Claims (13)

  1. 電動車両に電力を供給する1以上のコンセント口を有する電力供給手段と、
    充電指示情報を入力可能とする情報入力手段、情報表示手段、および利用者から料金を回収する料金回収手段を有する操作端末機と、
    記憶装置と演算装置を有し、前記情報入力手段から入力された充電指示情報を記憶し、コンセント口毎に、充電開始時刻C、充電終了時刻Cおよび充電料金を含む充電予約情報を計算し、充電予約情報に基づき前記電力供給手段による通電を制御する制御部と、を備えた電動車両用充電装置であって、
    前記充電指示情報には充電時間Aが含まれ、前記制御部が充電時間Aに基づき充電開始時刻C、充電終了時刻Cおよび充電料金を計算することを特徴とする電動車両用充電装置。
  2. 前記制御部の有する記憶装置には、駐車スペース番号、コンセント口番号および車両諸元情報が関連付けられたデータベースが記憶され、前記制御部が、前記情報入力手段から入力された駐車スペース番号またはコンセント口番号に基づきデータベースの車両諸元情報を取得し、最長充電時間Mを設定することを特徴とする請求項1に記載の電動車両用充電装置。
  3. 前記充電指示情報にはバッテリ残量が含まれ、前記制御部がバッテリ残量および前記最長充電時間Mに基づき充電時間Aを計算することを特徴とする請求項2に記載の電動車両用充電装置。
  4. 前記制御部が、前記情報入力手段から入力された駐車スペース番号またはコンセント口番号に基づきデータベースの車両諸元情報を取得し、コンセント口に供給する電圧を切り替えることを特徴とする請求項2または3に記載の電動車両用充電装置。
  5. 前記制御部が、深夜電力時間帯内で充電開始時刻Cおよび充電終了時刻Cを設定可能であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の電動車両用充電装置。
  6. 深夜電力時間帯の負荷をオフラインで平準化する手段であって、充電時間Aに基づき充電調整時間Eを算出し、充電開始時刻Cを充電調整時間E内に分散させる手段を前記制御部が有することを特徴とする請求項5に記載の電動車両用充電装置。
  7. 前記充電指示情報には希望終了時間Bが含まれ、前記制御部が充電時間Aおよび希望終了時間Bに基づき充電調整時間Eを算出することを特徴とする請求項6に記載の電動車両用充電装置。
  8. 前記制御部が、ランダムデータ生成手段を備え、ランダムデータ生成手段が生成したランダムデータに基づき充電開始時刻Cを充電調整時間E内に分散させることを特徴とする請求項6または7に記載の電動車両用充電装置。
  9. 前記操作端末機が、前記充電指示情報が関連付けられたサービスメニューであって、利用者がサービスメニューを選択することにより前記充電指示情報が入力されるサービスメニューを備えることを特徴とする1ないし8のいずれか一項に記載の電動車両用充電装置。
  10. 前記料金回収手段が、充電料金を決済する情報記憶媒体のリーダ・ライタを含んで構成され、かつ、オフラインで料金を決済可能であることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一項に記載の電動車両用充電装置。
  11. 前記コンセント口が、電気式鍵を備えるコンセントボックス内に設置されることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一項に記載の電動車両用充電装置。
  12. 前記コンセントボックスは不使用時に施錠されており、電子マネーのID番号による認証を介して解錠が行われることを特徴とする請求項11に記載の電動車両用充電装置。
  13. 前記コンセントボックスは不使用時に施錠されており、事前に配布されたICタグによる認証を介して解錠が行われることを特徴とする請求項11に記載の電動車両用充電装置。
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