JP2010109160A - 測定装置、露光装置及びデバイス製造方法 - Google Patents

測定装置、露光装置及びデバイス製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡易な構成で高精度に被検光学系の波面収差を測定することができる測定装置を提供する。
【解決手段】 被検光学系の波面収差を測定する測定装置が、マスク及び被検光学系を透過した光を反射して被検光学系に入射させる反射光学素子と、ピンホール、開口を透過した光の干渉縞を検出する検出器とを有する。マスクは、1つのピンホールとピンホールよりも大きな径の1つの開口とが点対称に配置された組を少なくとも3つ有し、各組の対称の中心が共通である。3つの組のうち、2組においてそれぞれ形成された被検光と、他の組において形成せれた参照光とを干渉させるか、3つの組のうち、1組において形成された被検光と、他の2組においてそれぞれ形成された参照光とを干渉させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、測定装置、露光装置及びデバイス製造方法に関する。
フォトリソグラフィーの分野において、LSI等の集積回路、CCD等の撮像素子、液晶パネル等の表示デバイスや磁気ヘッド等の半導体デバイスを製造する際、投影露光装置が従来から使用されている。投影露光装置は、レチクル(マスク)に形成されたパターンを、投影光学系を介してウエハ等の基板に転写する。かかる投影露光装置は、レチクルのパターンを正確にウエハに転写することが要求されるため、結像性能の良い、収差を抑えた投影光学系を用いることが重要である。
近年では、光源波長に対して、半導体デバイスのパターンの微細化が進んでいるため、該パターンの解像度が投影光学系の収差に対して敏感になってきている。そのため、投影光学系を装置内に設置して、実際に露光を行えるように装置を組んだ状態で、投影光学系の光学特性(例えば、波面収差)を高精度に測定する必要がある。
露光装置上において投影光学系の波面収差を測定する測定装置としては、特に、省スペースを実現する小型な測定装置であることが好ましい。そこで、点回折干渉計(PDI)やシアリング干渉計(Shearing Interferometer)などのシングルパス干渉計(特許文献1乃至3参照)やダブルパス干渉計(特許文献4参照)が提案されている。
特開2005−159213号公報 特開2000−97666号公報 特開2003−161672号公報 特開2003−14415号公報
特許文献1乃至3のそれぞれに記載のシングルパス干渉計では、被検光学系の像側に干渉縞の測定器を配置している。測定器を像側に配置すると、被検光学系が高NAの場合や、被検光学系の下に液体が満たされている場合などには、物理的な制約が多い。また、それらの場合に、干渉縞の歪み、瞳周縁部での光量低下が顕著になるために測定精度が低下してしまう。
一方、特許文献4に記載のダブルパス干渉計では、被検光学系の像側に反射光学素子を配置するのみでよいので簡易な構成となる。しかし、マスクに一組の大小ピンホールのみを用いており、ピンホールで光量が制限されるために測定器の撮像面上の光量が不足し、測定精度が低下するという問題がある。また、外乱の影響を受けやすい。
そこで、簡易な構成で高精度に被検光学系の波面収差を測定することができる測定装置、露光装置及びその露光装置を用いたデバイス製造方法、被検面の形状を測定する測定装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の側面としての測定装置は、被検光学系の波面収差を測定する測定装置において、光源からの光を用いて、被照明面に配置されたマスクを照明する照明光学系と、前記マスク及び前記被検光学系を透過した光を反射して、前記被検光学系に入射させる反射光学素子と、前記マスクを透過した光による干渉縞を検出する検出器とを有し、前記マスクは、1つのピンホールと前記ピンホールよりも大きな径の1つの開口とが点対称に配置された組を少なくとも3つ有し、各組の対称の中心が共通であり、1組のピンホール及び開口について、前記ピンホール及び前記被検光学系を透過した後、前記反射光学素子で反射されて前記被検光学系及び前記開口を透過した光を被検光とし、前記開口及び前記被検光学系を透過した後、前記反射光学素子で反射されて前記被検光学系及び前記ピンホールを透過した光を参照光として、前記少なくとも3つの組のうち、少なくとも2組においてそれぞれ形成された前記被検光と、他の少なくとも1組において形成された前記参照光とを干渉させるか、前記少なくとも3つの組のうち、少なくとも1組において形成された前記被検光と、他の少なくとも2組においてそれぞれ形成された前記参照光とを干渉させることを特徴とする。
本発明の第2の側面としての測定装置は、被検面の形状を測定する測定装置において、光源からの光を用いて、被照明面に配置されたマスクを照明する照明光学系と、前記マスクを透過した光による干渉縞を検出する検出器とを有し、前記マスクは、1つのピンホールと前記ピンホールよりも大きな径の1つの開口とが点対称に配置された組を少なくとも3つ有し、各組の対称の中心が共通であり、1組のピンホール及び開口について、前記ピンホールを透過した後、前記被検面で反射されて前記開口を透過した光を被検光とし、前記開口を透過した後、前記被検面で反射されて前記ピンホールを透過した光を参照光として、前記少なくとも3つの組のうち、少なくとも2組においてそれぞれ形成された前記被検光と、他の少なくとも1組において形成された前記参照光とを干渉させるか、前記少なくとも3つの組のうち、少なくとも1組において形成された前記被検光と、他の少なくとも2組においてそれぞれ形成された前記参照光とを干渉させることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成で高精度に被検光学系の波面収差又は被検面の形状を測定することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、被検光学系TOSの光学特性を測定する測定装置の構成を示す概略図である。本実施例では、露光装置内に測定装置を組み込んだ状態で、露光装置の投影光学系を被検光学系TOSとして、その投影光学系の波面収差を測定する。図1に示すように、測定装置1は、照明光学系10、ミラー30、ハーフミラー40、結像レンズ50及び検出器60を有する。マスク20はハーフミラー40と被検光学系TOSとの間の、照明光学系10の被照明面に配置される。
光源12は露光装置の光源と同様な光源を使用し、例えば、波長が約193nmのArFエキシマレーザーや波長が約248nmのKrFエキシマレーザーなどを光源として使用する。
照明光学系14はマスク20をケーラー照明する光学系である。デバイスパターンをウエハに転写する際の露光装置の照明光学系を用いることができる。照明光学系14は、照明光学系の瞳面における光強度分布(有効光源)を形成する光学系(例えばプリズム、回折光学素子、CGH、開口絞りなど)や、オプティカルインテグレータ(ハエの目レンズなど)、集光光学系などを含む。
マスク20は、被検光学系TOSの物体面に配置される物体側マスクである。図2にマスク20の平面図を示す。図2に示すように、マスク20は、2次元平面上に周期的に配置された複数のピンホールと複数の開口を有する。ピンホール及び開口の配置については後述するように、マスク20の少なくとも1つのピンホールからの光束と少なくとも1つの開口からの光束とが可干渉性を有する距離に配置されている。なお、以下において、ピンホール21はマスク20に配置されるピンホールを総称するものとする。同様に、開口22はマスク20に配置されるピンホールよりも大きな径の開口を総称するものとする。
ピンホール21の直径Dは被検光学系TOSの物体側の開口数をNAob、光源12の波長をλとすると、以下の数式1を満たす。
Figure 2010109160
ピンホール21の直径Dは、被検光学系TOSの物体側NAを元にした回折限界以下の径である。従って、ピンホール21を通過した光(参照光)の波面は理想球面波となる。開口22の直径は、投影光学系を透過した光が、開口22を通過する際に被検光学系TOSの収差を失わない程度の大きさである。本実施例ではピンホール21の直径は0.1μm程度、開口22の直径は数μm程度である。ただし、ピンホールまたは開口の全てが同一の径でなくてもよい。
マスク20のある開口を透過した光(図1の太実線で示す)は、被検光学系TOSを透過し、反射光学素子としてのミラー30に入射する。ミラー30は被検光学系TOSを透過した光を反射し、反射した光(図1の点線で示す)を被検光学系TOSに光を入射させ、さらにマスク20へ入射させる。
なお、マスク20のある開口を透過して、ミラー30で反射した光はあるピンホールに、あるピンホールを透過してミラー30で反射した光はある開口に集光されるように、ミラー30とマスク20が配置されている。ミラー30としては球面ミラーを用いることができる。
ハーフミラー40及び結像レンズ50は被検光学系TOSを透過してミラー30で反射した後、マスク20を透過した光を検出器60に導く役割がある。
検出器60は、CCDカメラ等の光電変換素子で構成される撮像素子である。検出器60は、マスク20のピンホールからのの光束と開口からの光束とによって形成される干渉パターンを検出する。検出器60で検出された干渉縞のデータは演算処理部(算出部)に送られ、被検光学系の波面収差などが算出される。
以下、照明光学系10、マスク20及びミラー30の関係について詳細に説明する。
まず、照明光学系10について説明する。露光装置において、レチクルを照明する光束の空間コヒーレンスが高い場合には、レチクルに描画されたパターンを通過した光束同士が干渉し、かかるパターンをウエハ(基板)上に転写できなくなる。従って、レチクルを照明する光束の空間コヒーレンスは、ハエの目レンズなどを用いることによって下げられている。換言すれば、照明光学系10は、空間コヒーレンスが下げられ、干渉計にとって干渉性が低い光束でマスク20を照明することになる。そのため、基板の露光用の照明光学系を用いた場合でも高コントラストの干渉縞を得るためには、マスクのピンホール及び開口、有効光源分布を適切に設定する必要がある。
ここで、光源10の波長をλ、照明光学系の焦点距離をfとし、fλで規格化された座標を(ε,η)として、有効光源分布をu(ε,η)と表す。マスク20の座標を(x,y)とすると、マスク20の原点(0,0)に対する可干渉性(所謂、相互強度Γ)の分布は以下の数式2で表される。数式2は、Van Cittert‐Zernikeの定理と言われ、相互強度は有効光源分布をフーリエ変換することで求められる。なお、(ε,η)、(x,y)は直交座標である。
Figure 2010109160
ここで、有効光源分布における発光部の位置を(εj,ηj)(jは自然数)とする。また、マスク20における複数のピンホール21の位置を(xi,yi)(iは自然数)、複数の開口22の位置を(Xk,Yk)(kは自然数)とする。その場合、以下の数式3が成り立つとき、(xi,yi)にあるピンホールからの光束と(Xk,Yk)にある開口からの光束とが可干渉性を有し、それらの光束による干渉縞のコントラストが高くなる。なお、nは整数である。
Figure 2010109160
そこで、数式3に基づいて、本実施例では図2及び図3に示すマスクと、図4に示す有効光源分布を用いる。
図3に示すように、マスク20のピンホールと開口は、隙間なく並べられた仮想の正六角形の頂点に交互に配置されている。また、1つのピンホールと、そのピンホールよりも大きな径の1つの開口とを一組として、そのピンホール及び開口は、点Pを対称の中心として点対称に配置されている。具体的には、ピンホール21aと開口22aの一組が点Pを対称の中心として点対称に配置されている。また、ピンホール21b及び開口22bの組、ピンホール21c及び開口22cの組、ピンホール21d及び開口22dの組も同様である。
ミラー30は、仮にマスク20のP点で光が透過すると考えたときに、P点を透過した光が被検光学系TOSにより集光される位置とミラー30の焦点位置(曲率中心)が一致するように配置される。被検光学系TOSの物体側の座標原点を点Pの位置とし、被検光学系TOSの像側の座標原点をP点の透過光が被検光学系TOSで集光される位置とする。
マスク20上の開口の位置が(4X,4Y)のとき、その位置の開口を透過した光が被検光学系TOS(4倍縮小系)で集光されると、集光位置は像面上で(−X,−Y)となる。1度被検光学系TOSを透過した光がミラー30で反射されて集光されると、その集光位置は像面上で(X,Y)となり、被検光学系TOSを再度透過して、物体面上で(−4X,−4Y)の位置に集光する。例えば、開口22aを通って、被検光学系TOSを通り、ミラー30で反射された後、再度被検光学系TOSを通る光は、P点を中心に、開口22aとは点対称な位置(ピンホール21a)に集光される。また、同様に、開口22b(22c)を通った光は被検光学系TOSを透過し、ミラー30で反射され、再度被検光学系TOSを透過し、ピンホール21b(21c)を通る。これらの光は参照波であり、ピンホール21を通ることで理想球面波となる。一方、ピンホール21dを通る光は被検光学系TOSを透過し、ミラー30で反射され、再度被検光学系TOSを透過し、開口22dを通る。この光は被検光であり、被検光学系TOSを透過する前にピンホール21dを透過しているため、照明光学系の収差の影響を受けず、被検光学系TOSを透過した後に開口22dを透過しているため、被検光学系TOSの収差を含んだ波面となる。
照明光学系10は、マスク20を照明して高コントラストな干渉縞を形成するために、有効光源分布を調整し、マスク20を通過した光束の可干渉距離及び可干渉方向を制御して所望の光束同士のみを干渉させている。換言すれば、照明光学系10は、マスク20のピンホール21からの光束と、ピンホール21に隣接する開口22からの光束のみが可干渉性を有する有効光源分布を形成する。例えば、照明光学系14は、図4(a)乃至図4(e)に示すような有効光源分布を形成する。これらの有効光源分布は、開口22dからの光束と、ピンホール21のうち開口22dから同じ距離だけ離れた3方向のピンホール21a乃至21cからの光束のみとが可干渉性を有するように形成されている。
具体的には、図4(a)の有効光源分布を用いるとき、相互強度は図5のように六回対称の位置にピークをもつ。原点の位置に開口22d、ピークの位置にピンホール21a乃至21cが配置されているため、開口22dからの光束とピンホール21a乃至21cからの光束が干渉する。また、図5の相互強度から、ピンホール21のうちピンホール21a乃至21c以外のピンホールからの光束と、開口22dからの光束とはほとんど干渉しない。このような、隣接する開口とピンホールからの光束のみが干渉する関係は、21a〜cと22dに限られず、マスクの各ピンホール及び各開口について成り立つ。つまり、当該開口及びピンホールを一組として、4つの組のうち、3組においてそれぞれ形成された被検光と、他の1組において形成された前記参照光とを干渉させる。または、4つの組のうち、1組において形成された被検光と、他の3組においてそれぞれ形成された参照光とを干渉させる。
図4は、照明光学系14が形成する有効光源分布の一例を示す概略図である。なお、黒円の中の白色の部分が発光部である。また、有効光源分布はマスク20面上における光の角度分布にも相当し、x´方向、y´方向は図2及び3に示すx方向、y方向にそれぞれ対応する。これらの有効光源分布で、例えばピンホール21dと、開口22a乃至22cを含む領域を照明する場合を考える。マスク20からの光が被検光学系TOSを透過してミラー30で反射し、再度被検光学系TOSを透過した後、ピンホール21a、21b、21cを通ったそれぞれの光と、開口22dを通った光とは互いに干渉する。
さらに、図4(a)乃至(e)に示す有効光源分布で、マスク20の全面を照明した場合は、例えば、ピンホール21a、21b、21cを通った各光と開口22dを通った光との干渉縞の中心が
Figure 2010109160
の整数倍だけ6方向にずれて重ね合わされる。daは隣接するピンホールと開口との距離である。この結果、図6に示すような干渉縞が検出器60上に形成される。
距離daは十分に小さく、ピンホール群は高密度に配置されているため、測定光量を増加させて測定精度を上げることができる。なお、ピンホール及び開口を配置(照明)する領域を大きくすることで更に光量を増加させることができる。ただし、ピンホール21a、21b、21cを通ったそれぞれの光と、開口22dを通った光との干渉縞のピークがずれて足し合わされるため、その領域を大きくするにつれてコントラストが低下してしまう場合がある。従って、マスク20のピンホール及び開口を配置する(照明する)範囲は、干渉縞のピッチの1/10以内にすることが好ましい。
演算処理部(算出部)は、検出器60で撮像される干渉縞から被検光学系TOSの波面収差の位相情報を算出する。その算出のために電子モアレ法やフーリエ変換法を使用する。これらの方法を用いれば、1つの干渉縞から被検光学系TOSの波面収差の位相情報を取り出すことができ、被検光学系TOSの波面収差を短時間で測定することができる。電子モアレ法を用いる場合には、干渉縞と同じ周波数で、複数の位相(例えば0、90°、180°、270°)のcos関数を用いる。それぞれの関数を干渉縞に掛け合わせ、フーリエ変換やarctanの演算を行うことで、波面収差が得られる。このとき、用いるcos関数は3種類であり、それぞれ120度異なる方向の周波数をもっている。フーリエ変換法を用いる場合には、干渉縞をフーリエ変換した際にフーリエ空間上で6回対称なピークが現れるため、そのうちの120度毎に存在する3つのピーク付近の情報を用いればよい。電子モアレ法、フーリエ変換法により、3つの波面収差が得られ、測定誤差が全くない場合には3つの波面収差は等しい。但し、測定誤差がある場合は3つの波面収差が異なることが多いため、3つの波面収差の平均値を算出するなどして測定誤差を低減させることが好ましい。
測定装置のシステムエラーとして、ミラー30の製造誤差や結像レンズ50の収差があるが、予めそれらを計測しておき、測定された波面収差から差し引いて、被検光学系TOSの波面収差を求めても良い。
また、照明光学系10が図7(a)乃至図7(c)に示すような有効光源分布を形成して、マスク20を照明しても測定が可能である。具体的には、図7(a)乃至図7(c)のうちいずれかの有効光源分布でマスク20を照明して、ダブルパス干渉計を構成し、隣接するピンホールと開口とのそれぞれを透過した光束同士を干渉させると、高コントラストの干渉縞を形成することができる。そして、検出器60で干渉縞を撮像することによって、被検光学系TOSの波面収差を求めることができる。図8(a)乃至図8(c)に示す有効光源、図9(a)乃至図9(c)に示す有効光源、図10(a)乃至図10(c)に示す有効光源についても同様である。
具体的には、図7〜図10の各図における(a)に示す有効光源分布を用いてピンホール22dを通過した光束と開口21bを通過した光束との可干渉性を高めて干渉パターンを検出する。また、図7〜図10の各図における(b)に示す有効光源分布を用いてピンホール22dを通過した光束と開口21cを通過した光束との可干渉性を高めて干渉パターンを検出する。さらに、図7〜10の各図における(c)に示す有効光源分布を用いてピンホール22dを通過した光束と開口21aを通過した光束との可干渉性を高めて干渉パターンを検出する。
(a)、(b)、(c)のそれぞれの有効光源で照明した場合は、それぞれ、干渉縞が1方向にしか出ない。そのため、例えば、フーリエ変換法による解析では、3つの干渉パターンのフーリエスペクトルはどれもピークを2つもち、それらは離れているので誤差要因が少ないことから測定精度が向上する。
なお、照明光学系10が(a)〜(c)の3つの有効光源分布を形成しているが、例えば、図7〜図10の各図における(a)に示す1つの有効光源分布を形成して、被検光学系TOSを回転させてもよい。また、(a)〜(c)のいずれか1つの有効光源分布を回転させてもよい。
また、可干渉性を制御するために、図4に示す有効光源分布の代わりに、図11に示す回折格子などの光分割手段又はCGH(Computer Generated Hologram)などを用いてもよい。また、図7〜図10の有効光源分布の代わりに、図12に示す3つの回折格子をそれぞれ用いても良い。図11及び図12の白線は透過部を表す。回折格子の透過部のピッチ(回折格子ピッチ)をPg、回折格子とマスク20との距離をLgとすると、回折格子ピッチPg及び距離Lgは、以下の数式4を満たす。
(数4)
Pg=(m*λ*Lg)/(n*d)
なお、dはマスク20におけるピンホール間の距離であり、λは光源部10からの光束の波長、n及びmは定数(1、2、3・・・)である。
また、隣接していないピンホール及び開口からの光束を干渉させ、干渉縞のピッチを短くすることにより、干渉縞のフーリエスペクトルのピーク同士を遠ざけることで計測精度向上を図っても良い。
波面収差計測は、被検光学系TOSの物体面のある1点の波面収差に限らず、マスク20とミラー30を動かすことで、物体面における任意の点で被検光学系TOSの波面収差を計測することができる。そのためには、物体面の任意の点がP点に合うようにマスク20を駆動し、P点の透過光が被検光学系TOSで集光されるとする位置にミラー30の焦点位置が合うようにミラー30を駆動すればよい。
また、露光装置内に測定装置を組み込んだ状態での測定に限らず、露光装置外で投影光学系の波面収差を測定してもよいし、露光装置の投影光学系以外の光学系の波面収差を測定してもよい。
さらに、測定装置1に被検光学系TOSのレンズ間隔などを調整する調整部を設け、被検光学系TOSの波面収差を低減するフィードバック制御機構を設けてもよい。例えば、被検光学系TOSの波面収差を測定し、その測定結果を用いて演算部が補正部のアクチュエータの駆動量を算出して、算出された駆動量だけアクチュエータを駆動する。
さらに、当該調整を実行した後、波面収差が調整された被検(投影)光学系を用いて、デバイスのパターンが描かれたレチクルを照明し、レチクルのパターンの像をウエハに投影する露光処理を行う。さらに、現像及びエッチング処理などの周知の工程を経て、半導体デバイス等のデバイスを形成することにより、デバイスを製造する。
以上のように、本実施例によれば、ダブルパス干渉計を構成することにより簡易な構成でありながら、被検光学系の光学特性を高精度に測定することができる。また、露光光源などの空間コヒーレンスの低い光源を用いた場合でも当該光学特性をより高精度に測定することができる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。本実施例ではマスク20の代わりに、図13に示すマスク20Aを用いる。また、マスク20Aの構成に応じて照明光学系が所定の有効光源分布を形成する。
図13にマスク20Aの平面図を示す。マスク20Aは、2次元平面上に周期的に配置された複数のピンホールと複数の開口を有する。図14に示すように、隣接する1つのピンホールと1つの開口を1つの対として、x方向(第1の方向)に複数の対が等間隔で並べられ、x方向に対して垂直なy方向(第2の方向)にも複数の対が等間隔で並べられている。ここで、ピンホールと開口とは距離dbを隔てて配置されている。
また、1つのピンホールと、そのピンホールよりも大きな径の1つの開口とを一組として、各ピンホールと各開口は、点Qを共通の対称の中心として点対称に配置されている。具体的にはピンホール23aと開口24aの1組が点Qを対称の中心として点対称に配置されている。また、ピンホール23b及び開口24bの組、ピンホール23c及び開口24cの組も同様である。
マスク20Aのピンホールの直径及び開口の直径は、マスク20のピンホール及び開口と同様である。従って、マスク20Aのピンホールを通過した光の波面は理想球面波となる。また、マスク20Aの開口の径は、透過光が被検光学系TOSの収差を失わない程度の大きさである。
マスク20Aにおいても、少なくとも1つのピンホールからの光束と少なくとも1つの開口からの光束とが可干渉性を有する距離に配置されている。
ミラー30は、仮にマスク20AのQ点で光が透過すると考えたときに、Q点を透過した光が被検光学系TOSにより集光される位置とミラー30の焦点位置が一致するように配置される。被検光学系TOSの物体側の座標原点を点Qの位置とし、被検光学系TOSの像側の座標原点をQ点の透過光が被検光学系TOSで集光される位置とする。
例えば、開口24a、24bと、ピンホール23cを含む領域を照明する場合を考える。開口24aを通って、被検光学系TOSを通り、ミラー30で反射された後、再度被検光学系TOSを通る光は、Q点を対称の中心として、開口24aとは点対称な位置(ピンホール23a)に集光される。また、同様に、開口24bを通った光は被検光学系TOSを透過し、ミラー30で反射され、再度被検光学系TOSを透過し、ピンホール23bを通る。これらの光は参照波であり、ピンホールを通ることで理想球面波となる。
一方、ピンホール23cを通る光は被検光学系TOSを透過し、ミラー30で反射され、再度被検光学系TOSを透過し、開口24cを通る。この光は被検光であり、被検光学系TOSを透過する前にピンホール23cを透過しているため、照明光学系の収差の影響を受けず、被検光学系TOSを透過した後に開口24cを透過しているため、被検光学系TOSの収差を含んだ波面となる。
照明光学系10は、マスク20Aを通過した光束の可干渉距離及び可干渉方向を考慮して、有効光源分布を形成する。照明光学系10は、マスク20Aのピンホールからの光束は、そのピンホールに隣接する開口からの光束のみと可干渉性を有するように有効光源分布を形成する。
例えば、照明光学系14は、図15(a)乃至図15(e)に示すような有効光源分布を形成する。黒円の中の白色の部分が発光部である。これらの有効光源分布で、開口24a、24bと、ピンホール23cを含む領域を照明した場合、開口24cからの光束と、開口24cから同じ距離だけx、y方向に離れたピンホール23aと23bからの光束のみとが可干渉性を有する。つまり、開口24cからの光束と、ピンホール23aと23b以外のピンホールからの光束とはほとんど干渉しない。これは、23a、bと24cに限らず、マスク20Aの各ピンホール及び各開口についても同様である。
上述のように、これらの有効光源分布で、ピンホール23a、23bを通ったそれぞれの参照光と開口24cを通った被検光とは互いに干渉して干渉縞を形成する。つまり、当該開口及びピンホールを一組として、3つの組のうち、2組においてそれぞれ形成された被検光と、他の1組において形成された前記参照光とを干渉させる。または、3つの組のうち、1組において形成された被検光と、他の2組においてそれぞれ形成された参照光とを干渉させる。しかし、開口を通過した光束同士は可干渉性が低く、干渉しない。従って、マスク20Aの開口を通過した光束同士の干渉による測定精度への影響は小さい。
検出器60は、被検光学系TOSを透過後に開口(例えば24c)を通る光束と、ピンホール(例えば23a、23b)を通る2つの光束との、3つの光束により形成される干渉パターンを1単位として複数の干渉パターンが重なった干渉縞を検出(撮像)する。
検出器60上では、上記の3つの光束が距離3db(dbは隣接するピンホールと開口の距離)の整数倍だけX方向及びY方向にずれて重ね合わされた干渉パターンを形成する。図16は、図15(a)乃至(e)に示す有効光源分布でマスク全面を照明した場合に、被検光学系TOSを透過した後マスク20Aを通過した光束が形成する干渉パターンを示す図である。この場合は、図16に示すような4回回転対称なパターンとなる。図16は被検光学系TOSの収差が無い場合であるが、被検光学系TOSの収差がある場合はこのパターンとは異なったパターンとなる。
距離dbは十分に小さく、ピンホール群は高密度に配置されているために測定精度を下げることなく、光量を増加させることができる。なお、ピンホールの数を増やすことで更に光量を増加させることができるが、干渉パターンもずれて足し合わされるため、ピンホールを配置する範囲(面積)が広がるにつれてコントラストが低下してしまう。従って、マスク20Aのピンホール及び開口を配置する(照明する)範囲は、干渉縞ピッチの1/10以内にすることが好ましい。
実施例1と同様に、検出器60で得られる干渉パターンから被検光学系TOSの波面収差の位相情報を取得する際には、電子モアレ法やフーリエ変換法を使用する。電子モアレ法を用いる場合には、干渉パターンにかけるcos関数は2種類であり、それぞれX方向及びY方向に周波数をもち、互いに位相の異なる関数である。これらの関数を干渉縞に掛け合わせ、フーリエ変換やarctanの演算を行うことで、波面収差が得られる。フーリエ変換法を用いる場合には、干渉パターンをフーリエ変換した際にフーリエ空間上で4回対称なピークが現れるため、そのうちの直交する2つのピーク付近の情報を用いればよい。電子モアレ法、フーリエ変換法により、2つの波面収差を得られるが、測定誤差が全くない場合には、2つの波面収差は等しい。但し、実際には測定誤差があり、2つの波面収差が異なることが多いため、2つの波面収差を平均するなどして測定誤差を低減させることが好ましい。
また、照明光学系10が図17(a)、(b)に示すような有効光源分布でマスク20を照明して、ダブルパス干渉計を構成し、被検光学系の波面収差の測定精度を向上させることができる。図18(a)、(b)に示す有効光源、図19(a)、(b)に示す有効光源、図20(a)、(b)に示す有効光源についても同様である。
具体的には、図17〜図20の各図における(a)に示す有効光源分布を用いてピンホール23bを通過した光束と開口24cを通過した光束との可干渉性を高めて干渉パターンを検出する。また、図17〜図20の各図における(b)に示す有効光源分布を用いてピンホール23aを通過した光束と開口24cを通過した光束との可干渉性を高めて干渉パターンを検出する。
なお、照明光学系10が(a)、(b)の2つの有効光源分布を形成しているが、例えば、図17〜図20の各図における(a)に示す1つの有効光源分布を形成して、被検光学系TOSを回転させてもよい。また、(a)、(b)のいずれか1つの有効光源分布を回転させてもよい。
また、実施例1と同様に、照明光学系10が形成する有効光源分布ではなく、図21に示すような光分割部である回折格子を照明光学系10とマスク20Aとの間に配置して可干渉性を制御してもよい。回折格子は、マスク20Aにおけるピンホールからの光束と、そのピンホールのX方向及びY方向に隣接する開口からの光束のみが干渉性を有するように配置された透過部を有する。ここで、図21は、光分割部の一例としての回折格子の概略平面図である。
また、光分割部として、図22(a)、(b)に示す2つの回折格子を光路内に切替えて配置することによって被検光学系の波面収差の測定精度を向上させても良い。ここで、図21は、光分割部の一例としての回折格子の概略平面図である。
実施例1と比較して、検出器60で検出される干渉縞は、縞のピッチが形成される方向が直交しているため、容易に解析することができ、より精度が高い。
以上のように、本実施例の測定装置によれば、簡易な構成でありながら、被検光学系の光学特性を高精度に測定することができる。また、露光光源などの空間コヒーレンスの低い光源を用いた場合でも当該光学特性をより高精度に測定することができる。
図23は、本発明の第3の実施例における測定装置の構成を示す概略図である。本実施例における測定装置1Aは、凹面球面ミラーROSの被検面の形状を測定する。測定装置1Aは少なくとも照明光学系10、ハーフミラー40、結像レンズ50、検出器60を有する。
照明光学系10はマスク20Bをケーラー照明し、マスク20Bは照明光学系10の被照明面であって、かつ、球面ミラーROSの焦点面に配置される。
マスク20Bは、実施例1又は2のようにマスク20又は20Aと同じ構成を用いることができ、対称の中心P(Q)点は球面ミラーROSの焦点と一致して配置される。
照明光学系10は、実施例1又は2のようにマスク20Bの隣接するピンホール及び開口からの光束のみが可干渉性を有するように、図4、図7〜10、図15、図17〜20のような有効光源分布を形成する。また、上述のように有効光源分布を形成する代わりに回折格子を用いてもよい。
本実施例では、照明光学系10がマスク20Bを照明すると、開口を透過した光(図23中の太実線)は球面ミラーROSで反射され、反射光(図23の点線)がピンホールを透過する。この光は理想球面波(参照光)となる。
さらに、ピンホールを透過した光が球面ミラーROSで反射され、開口を透過する。この光は球面ミラーROSの面形状の情報を持った波面(被検光)となる。これらの2つの光はハーフミラー40で反射され、結像レンズ50を通り、検出器60上で干渉縞を形成する。この干渉縞を電子モアレ法もしくはフーリエ変換法等を用いて解析することで球面ミラーROSの面形状を測定することができる。そして、計測された面形状を用いて、球面ミラーROSを加工することができる。
以上のように、本実施例の測定装置によれば、簡易な構成でありながら、被検物の面形状を高精度に測定することができる。また、露光光源などの空間コヒーレンスの低い光源を用いた場合でも当該光学特性をより高精度に測定することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明の第1の実施例における測定装置の概略図である。 マスク20の平面図である。 マスク20の構成を説明するための図である。 有効光源分布を示す図である。 マスク20上の可干渉性を表す図である。 マスク20を用いた場合に撮像される干渉縞を表す図である。 有効光源分布を示す図である。 有効光源分布を示す図である。 有効光源分布を示す図である。 有効光源分布を示す図である。 光分割手段の一例としての回折格子を表す図である。 光分割手段の一例としての回折格子を表す図である。 マスク20Aの平面図である。 マスク20Aの構成を説明するための図である。 有効光源分布を示す図である。 マスク20Aを用いた場合に撮像される干渉縞を表す図である。 有効光源分布を示す図である。 有効光源分布を示す図である。 有効光源分布を示す図である。 有効光源分布を示す図である。 光分割手段の一例としての回折格子を表す図である。 光分割手段の一例としての回折格子を表す図である。 本発明の第3の実施例における測定装置の概略図である。
符号の説明
10 照明光学系
12 光源
20 マスク
20A マスク
20B マスク
21a〜d ピンホール
22a〜d 開口
23a〜c ピンホール
24a〜c 開口
30 ミラー
40 ハーフミラー
50 結像レンズ
60 検出器
TOS 被検光学系
ROS 球面ミラー

Claims (6)

  1. 被検光学系の波面収差を測定する測定装置において、
    光源からの光を用いて、被照明面に配置されたマスクを照明する照明光学系と、
    前記マスク及び前記被検光学系を透過した光を反射して、前記被検光学系に入射させる反射光学素子と、
    前記マスクを透過した光による干渉縞を検出する検出器とを有し、
    前記マスクは、1つのピンホールと前記ピンホールよりも大きな径の1つの開口とが点対称に配置された組を少なくとも3つ有し、各組の対称の中心が共通であり、
    1組のピンホール及び開口について、前記ピンホール及び前記被検光学系を透過した後、前記反射光学素子で反射されて前記被検光学系及び前記開口を透過した光を被検光とし、前記開口及び前記被検光学系を透過した後、前記反射光学素子で反射されて前記被検光学系及び前記ピンホールを透過した光を参照光として、
    前記少なくとも3つの組のうち、少なくとも2組においてそれぞれ形成された前記被検光と、他の少なくとも1組において形成された前記参照光とを干渉させるか、
    前記少なくとも3つの組のうち、少なくとも1組において形成された前記被検光と、他の少なくとも2組においてそれぞれ形成された前記参照光とを干渉させることを特徴とする測定装置。
  2. 前記ピンホール及び前記開口は、正六角形の頂点に交互に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記マスクにおいて、第1の方向にピンホール及び開口の対が複数、前記第1の方向とは垂直な第2の方向にピンホール及び開口の対が複数、配置されていることを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  4. 光源からの光を用いてレチクルを照明し、投影光学系を介してレチクルのパターンの像を基板に投影する露光装置において、
    前記被検光学系としての前記投影光学系の波面収差を測定する請求項1乃至3の何れか1項に記載の測定装置と、
    前記測定装置による測定結果を用いて、前記投影光学系の波面収差を調整する調整部とを有することを特徴とする露光装置。
  5. 請求項4に記載の露光装置を用いて、前記投影光学系の波面収差を調整する調整ステップと、
    前記調整ステップを実行した後、請求項5に記載の露光装置を用いて基板を露光するステップと、
    該露光された基板を現像するステップと、
    該現像された基板からデバイスを形成するステップとを有することを特徴とするデバイスの製造方法。
  6. 被検面の形状を測定する測定装置において、
    光源からの光を用いて、被照明面に配置されたマスクを照明する照明光学系と、
    前記マスクを透過した光による干渉縞を検出する検出器とを有し、
    前記マスクは、1つのピンホールと前記ピンホールよりも大きな径の1つの開口とが点対称に配置された組を少なくとも3つ有し、各組の対称の中心が共通であり、
    1組のピンホール及び開口について、前記ピンホールを透過した後、前記被検面で反射されて前記開口を透過した光を被検光とし、前記開口を透過した後、前記被検面で反射されて前記ピンホールを透過した光を参照光として、
    前記少なくとも3つの組のうち、少なくとも2組においてそれぞれ形成された前記被検光と、他の少なくとも1組において形成された前記参照光とを干渉させるか、
    前記少なくとも3つの組のうち、少なくとも1組において形成された前記被検光と、他の少なくとも2組においてそれぞれ形成された前記参照光とを干渉させることを特徴とする測定装置。
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