JP2010108654A - 電磁開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定接点及び可動接点への氷結の発生をより効率的に抑制し、低温環境下での接
点間の接触性能を向上させること。
【解決手段】電磁開閉装置は、本体部2と、固定接点用端子3と、本体部2及び固定接点
用端子3を収納するケース1とを備える。本体部2は、コイル14を有する電磁石6と、
可動接点20が端部に配設された可動バネ8とを有する。固定接点用端子3は、一端部に
固定接点21を具備し、他端部に端子片3aを有する。端子片3aは、ケース1の外部へ
突出される。可動接点20は、電磁石6の吸引力、及び可動バネ8の弾性復帰力により、
固定接点21に対して接触・離間する。そして、固定接点用端子3の前記一端部と前記他
端部とを連結する連結部3bには、ケース1内外の温度差によって発生する結露を捕集す
る捕集部22が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、コイルを有する電磁石の吸引力、及び可動接点が端部に配設された可動バネ
の弾性復帰力により、可動接点が固定接点に接触・離間することで開閉動作を行う電磁開
閉装置に関するものである。
従来より、コイルを有する電磁ブロックの吸引力、及び可動接点が端部に配設された可
動バネの弾性復帰力により、可動接点が固定接点に接触・離間することで開閉動作を行う
電磁開閉装置が提供されている。
ところで、冬季や寒冷地等の周囲環境温度が低い場合、密封状態のケース内で氷結現象
が発生し、接点導通不良を引き起こす問題があった。以下、氷結現象について簡単に説明
する。通電によって、ケース内のコイルやボビン、通電経路を形成する接点及び端子は発
熱を起こし、ケース内の温度が上昇する。このとき、外部温度が非常に低ければ、ケース
の内外で温度差が生じるので、ケース内で水蒸気を含んだ空気の対流が起こる。そして、
ケース内壁部周辺の飽和水蒸気量が低下し、ケース内の空気中に含まれる水蒸気が水滴と
なり、ケース内壁部や可動接点、固定接点に結露が発生する。そして、非通電状態になれ
ば、次第にケース内の温度は外部温度により冷却され、部材表面に付着していた水滴が凍
る。この様な氷結現象は、特に、樹脂部材と比べ熱伝導率が高い金属材によって形成され
る可動接点や固定接点の表面で頻繁に発生する。
これに対して、ケースの内底部に、固定接点及び可動接点へ向かって流れる空気を遮蔽
する遮蔽壁を設けて、固定接点及び可動接点の氷結を防止する電磁開閉装置が提供されて
いる(特許文献1参照)。
特開2007−323883号公報
しかしながら、従来の電磁開閉装置は、ケースの内外の温度差によって起こる水蒸気を
含んだ空気の対流について、内底部に沿って流れる空気のみを遮蔽しており、例えば、コ
イル近傍から固定接点及び可動接点へ向かって流れる対流に対しては、対策がされておら
ず、氷結を防止する効果としては不十分であった。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、固定接点及び可動接点へ
の氷結の発生をより効率的に抑制し、低温環境下での接点間の接触性能を向上させること
ができる電磁開閉装置を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、コイルを有する電磁石の吸引力、及び
可動接点が端部に配設された可動バネの弾性復帰力により、前記可動接点が固定接点に対
して接触・離間することで開閉動作を行う電磁開閉装置において、前記電磁石及び前記可
動バネを有する本体部と、一端部に前記固定接点を具備し他端部に端子片を有する固定接
点用端子と、前記本体部及び前記固定接点用端子を内部に収納する箱状のケースとを備え
、前記端子片は、前記ケースの外部へ突出され、前記固定接点用端子の前記一端部と前記
他端部とを連結する連結部には、前記ケース内外の温度差によって発生する結露を捕集す
る捕集部が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、前記端子片は、前記ケースの外部へ突出され、前記固定接点用端子
の前記一端部と前記他端部とを連結する連結部には、前記ケース内外の温度差によって発
生する結露を捕集する捕集部が設けられているので、低温環境下で通電を行っても、前記
ケースの外気と触れる前記端子片を通じて前記捕集部の温度は低下し、氷結の原因となる
前記ケース内の水蒸気は、前記固定接点及び前記可動接点に付着して結露となる前に、前
記捕集部で結露として捕集される。因って、固定接点及び可動接点への氷結の発生をより
効率的に抑制し、低温環境下での接点間の接触性能を向上させることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記固定接点用端子は、全体として略帯
形状に形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記固定接点用端子は、全体として略帯形状に形成されてなるので
、前記捕集部は、水蒸気を含んだ空気の対流を効率よく遮断し、且つより多くの水蒸気を
結露として捕集することができる。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記連結部は、前記コイルに対して前記
固定接点より近い位置に配設されていることを特徴とする。
この発明によれば、前記連結部は、前記コイルに対して前記固定接点より近い位置に配
設されているので、通電による発熱で温度が高くなっている前記コイル近傍から温度の低
い方へ流れる、水蒸気を含んだ空気を、前記固定接点より先に前記連結部に到達させるこ
とができる。因って、前記捕集部は、前記固定接点より多くの水蒸気を効率よく結露とし
て捕集することができる。
本発明では、固定接点及び可動接点への氷結の発生をより効率的に抑制し、低温環境下
での接点間の接触性能を向上させることができるという効果がある。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1について、図1〜図3を参照して説明する。尚、以下の説明
では、図1において上下左右方向を規定している。
本実施形態1の電磁開閉装置は、図1に示すように、本体部2と、固定接点用端子3と
、本体部2及び固定接点用端子3を内部に収納し全体として略直方体形の箱状に形成され
るケース1とを備え、ソケット(図示せず)に挿入されて取り付けられる。
ケース1は、図1に示すように、下面が開口した箱型の合成樹脂成形品からなるボディ
4と、扁平な略矩形板状に形成されてなるベース5とから構成され、ボディ4をベース5
に上方から被せて形成される。ベース5には、細長矩形状に貫通する挿通孔が、計4個(
図中では5a,5bの2箇所のみ図示)配設されている。前記4個の挿通孔のうち図示さ
れていない2個は、ベース5の左右方向中心部より左側寄りに、その長手方向を左右方向
に向けて、奥行き方向に並設されている。また、挿通孔5a,5bは、ベース5の左右方
向の略中心部と、中心部より右側寄りとに、それぞれ長手方向を奥行き方向に向けて配設
されている。
本体部2は、図1に示すように、電磁石6と、継鉄7と、可動バネ8と、接極子9と、
ボビン10と、可動接点用端子11と、一対のコイル端子12,13(13は図示せず)
から構成される。また、電磁石6は、ボビン10に巻回された励磁用のコイル14と、ボ
ビン10の中心軸に貫通して挿入される鉄芯15とからなる。
ボビン10は、図1〜図3に示すように、電気絶縁性を有する樹脂材料によって全体が
略円筒形状に形成されてなり、胴部10aと、胴部10aの上下端部に設けられた上鍔部
10b及び下鍔部10cとを一体に備える。胴部10aは、円筒形状に形成されてなり、
その中心軸には、上下端部に貫通してなる貫通孔10dが設けられている。そして、胴部
10aの外周面にはコイル14が巻回され、貫通孔10dには鉄芯15が挿入される。上
鍔部10bは、胴部10a上端部が、上方から見て略コ字状に形成されてなり、前記コ字
の開口は、右側に向いている。下鍔部10cは、胴部10a下端部が矩形板状に形成され
てなり、更にその下鍔部10cの左右方向略中心部から左端部に亘って、左右方向両端部
及び下端部が開口した略角筒形状に形成される筒部16が配設されている。筒部16の奥
行き方向前端部及び後端部の上方には、外側に窪んだ一対の凹部16aが左右方向に亘っ
て延びている。また、筒部16の奥行き方向前端部及び後端部の下方にも、外側に窪んだ
一対の溝部16bが左右方向に亘って延びている。尚、この一対の溝部16bには、扁平
な矩形板状に形成されてなる支持台17が圧入固定されている。
一対のコイル端子12,13(13は図示せず)は、導電性を有する略矩形板から形成
され、その長手方向を上下方向に向けて、ボビン10の奥行き方向前端部及び後端部の左
側寄りに各々固定されている。コイル端子12,13の下端部に延設される端子片12a
,13a(13aは図示せず)は、ベース5に貫設されている先述の2個の挿通孔(図示
せず)を通じて各々ケース1の外部へ突出する。そして、コイル端子12,13の上端部
には、それぞれコイル14の巻き始め端と、巻き終わり端とが、電気的に接続されている
(何れも図示せず)。即ち、端子片12a,13aを通じてコイル14への給電が可能と
なる。
鉄芯15は、図1に示すように、円柱形状に形成され、その下端部には、円板形状に形
成された頭部15aが備えられている。尚、頭部15aの外径寸法は、前記円柱の外径寸
法より大きくしている
継鉄7は、図1に示すように、矩形板を長手方向略中央部で直角に曲折させてなり、水
平面に平行な横設部7aと、横設部7aの右端部から下方へ延びる起立部7bとから構成
され、コイル14の周辺に磁束の磁路を形成する。そして、横設部7aが、コ字型に形成
される上鍔部10bに右側方向より嵌合される。また、横設部7aには貫通穴7cが上下
方向に貫設されており、ボビン10の貫通孔10dから上方に突出する鉄芯15の上端部
が、貫通穴7cにかしめ固定されることで、継鉄7は鉄芯15に連結される。一方、鉄芯
15の下端部では、頭部15aが下鍔部10cの下面に当接しているので、継鉄7及び鉄
芯15がボビン10から抜け落ちることはない。起立部7bは、コイル14から離間して
、鉄芯15の中心軸と平行に配置されており、起立部7bの右面には、右側へ突出する複
数の突部(図示せず)が設けられている。
可動バネ8は、図1に示すように、銅板等の導電性薄板を略L字状に曲折させてなり、
水平面に平行な作動部8aと、水平面の法線方向に平行な固定部8bと、作動部8a及び
固定部8b間の曲折部分であるヒンジバネ部8cとから構成される。作動部8aは、左側
方向に延出されてなり、作動部8a上面の右側寄りには、接極子9がかしめにより固定さ
れている。作動部8aの左端部には、上下方向に貫通する孔部が形成され、略球形状に形
成された可動接点20が、前記孔部にかしめ固定されており、可動接点20の上下方向の
頂部分は、各々後述の固定接点21と、支持台17とに対向している。そして、固定部8
bには、左右方向に貫通する複数の穴部(図示せず)が設けられており、可動接点用端子
11とともに、前述の複数の突部を介して起立部7bの後面にかしめ固定される。このと
き、作動部8aの左端部は、ボビン10の筒部16の右側開口より挿入される。
可動接点用端子11は、図1に示すように、導電性材料によって矩形板状に形成され、
可動バネ8を介して可動接点20と電気的に接続されている。そして、可動接点用端子1
1は、先述の様に可動バネ8とともに起立部7bの右面にかしめ固定されている。可動接
点用端子11の下端部に配設される端子片11aは、ベース5の挿通孔5bを通じてケー
ス1の外部へ突出する。
接極子9は、図1に示すように、磁性材料によって略矩形板状に形成されてなり、作動
部8a上面の右側寄りにかしめ固定されている。また、接極子9の右端部9aは、奥行き
方向に亘って起立部7bの下端部7dに当接されている。
つまり、継鉄7は、可動バネ8を介して接極子9を上下方向に対して揺動自在に支持し
ている。また、電磁石6、継鉄7、可動バネ8、接極子9及び可動接点用端子11は互い
に協働して、コイル14による磁気回路を形成する。
固定接点用端子3は、図1及び図2に示すように、導電性材料によって帯状に形成され
、一端部に固定接点21を具備し、他端部に端子片3aを有する。固定接点用端子3の前
記一端部と前記他端部とを連結する連結部3bは、図1に示すように、長手方向の略中心
部から前記一端部側が、上方へ直角に曲折され、更に右側へ直角に曲折されてなり、全体
としてコ字型に形成されている。そして、本実施形態1の固定接点用端子3は、この連結
部3bの前記コ字型の上下方向に延びる矩形板部分を、結露を捕集する捕集部22として
いる。また、端子片3aは、連結部3bとの付け根から下方へ直角に曲折されている。固
定接点用端子3の前記一端部を、図2に示すように、ボビン10の一対の凹部16aに挿
入して圧入固定することで、固定接点用端子3がボビン10に取り付けられる(図中の矢
印参照)。固定接点21は、略円盤形状に形成される頭部と、前記頭部の中心部から上方
に突出する突起部とから構成される。固定接点用端子3の前記一端部には、上下方向に貫
設する孔部が設けられており、固定接点21の前記頭部を下方に向けて、前記孔部に前記
突起部をかしめ固定することで、固定接点21が固定接点用端子3の前記一端部に固着さ
れている。そして、前記頭部は、可動バネ8の可動接点20上方頂部と対向して配設され
ている。一方、端子片3aは、図1に示すように、ベース5の挿通孔5aを通じてケース
1の外部へ突出する。
上述の様な本実施形態1の電磁開閉装置の基本動作について説明する。コイル14に電
流が流れていない場合、電磁石6は非励磁状態であり、接極子9は鉄芯15の頭部15a
から離間した位置にある。即ち、可動接点20は、固定接点21から離れており、接点は
開いた状態にある。この状態からコイル端子12,13を通じてコイル14に電流が流れ
ると、電磁石6は励磁され、接極子9は、電磁石6の吸引力により可動バネ8の弾性復帰
力に抗して、右端部9aを支点に上方へ変位し、鉄芯15の頭部15aに吸着する。この
吸着動作にともない、可動接点20は、可動バネ8の作動部8aを介して、接極子9と一
体となって上方へ変位する。即ち、可動接点20が固定接点21と接触して、接点は、閉
じた状態となる。
その後、コイル14に流れる電流が切れると電磁石6は消磁され、電磁石6の吸引力は
消失するので、接極子9は、可動バネ8の弾性復帰力により、前記吸着方向と反対の下方
向へ変位し、鉄芯15の頭部15aから離間する。この離間動作にともない、可動接点2
0は、可動バネ8の作動部8aを介して、接極子9と一体となって下方へ変位する。即ち
、可動接点20が再び固定接点21から離れて、接点は開いた状態となる。尚、先述の様
に筒部16の下方には支持台17が設置されているので、可動接点20が固定接点21か
ら離れた状態にあるとき、作動部8aが、筒部16の下面開口から更に下方へ移動して固
定接点用端子3と接触することはない。
この様に本実施形態1の電磁開閉装置は、電磁石6の励磁と消磁との繰り返しにより、
可動接点20が固定接点21に対して接触・離間することで開閉動作を行う。
次に、本実施形態1の電磁開閉装置の作用について説明する。従来技術で述べた様に、
電磁開閉装置を使用する環境温度が低い場合、ケース内で氷結現象が発生し、接点導通不
良を引き起こす問題があった。これに対して、従来の電磁開閉装置は、ケースの内外の温
度差によって起こる水蒸気を含んだ空気の対流について、内底部に沿って流れる空気のみ
を遮蔽しており、氷結を防止する効果としては不十分であった。一方、本実施形態1の電
磁開閉装置は、先ず、コイル端子12,13を通じてコイル14に電流を流すと、コイル
14が発熱することでコイル14近傍の空気の温度が上昇する。固定接点用端子3の端子
片3aは、ケース1の外部に突出し、温度の低い外気と接しているため、固定接点用端子
3の連結部3bの温度も端子片3aを伝って低くなる。すると、コイル14と連結部3b
の周囲の空気に温度差が生じて、図1中の矢印方向に流れる水蒸気を含んだ空気の対流が
発生する。しかし、本実施形態1の捕集部22は、図1及び図3に示すように、前記矢印
方向に流れる空気が、可動接点20及び固定接点21の配設される筒部16内へ流れ込む
のを防ぐ。更に、水蒸気を含んだ空気が温度の低い捕集部22の左側面22aに触れるこ
とで、飽和水蒸気量が低下し空気中の水蒸気が水滴となる。即ち、氷結の原因となるケー
ス1内の水蒸気は、可動接点20や固定接点21、その他の部材に付着して結露となる前
に、捕集部22で結露として捕集される。因って、可動接点20及び固定接点21への氷
結の発生をより効率的に抑制し、低温環境下での接点間の接触性能を向上させることがで
きる。
(実施形態2)
以下、本発明の実施形態2について、図4〜6を参照して説明する。尚、本実施形態2
は、基本的な構成が実施形態1と共通であるので、共通の構成要素には、同一の符号を付
して説明を省略する。また、以下の説明では図4において上下左右方向を規定している。
本実施形態2の連結部3bは、コイル14に対して固定接点21より近い位置に配設さ
れている点に特徴がる。
本実施形態2の固定接点用端子3は、図5に示すように、一端部が略扁平な矩形板状に
形成され、他端部には実施形態1と同様に端子片3aが配設されている。固定接点用端子
3の前記一端部には、固定接点21がかしめ固定されており、更に前記一端部の長手方向
両端部には、曲折してなる細長角筒状の係合片3cと、略コ字型に曲折してなる細長矩形
板状の連結部3bとが、各々端子片3a側に向かって突出している。また、連結部3bの
先端部から端子片3aが下方に向かって延設されている。一方、ボビン10の下鍔部10
c下面には、図6に示すように、奥行き方向両端部の左右方向中央部に下方へ突出する3
つの凸部23,24,25が設けられている。そして、固定接点用端子3の前記一端部を
下方より開口する筒部16へ嵌めこみ、連結部3bを凸部23,24と筒部16の側壁と
の隙間に挿入して圧入固定させ、同じく係合片3cを凸部25と筒部16の側壁との隙間
に挿入して圧入固定させることで、固定接点用端子3がボビン10に取付けられる。連結
部3bは、コイル14の中心軸の略直下に配置されており、前記中心軸から連結部3bま
での距離は、前記中心軸から固定接点21までの距離より短くしている。尚、本実施形態
2では、連結部3bの、ボビン10と当接している当接面以外の面を捕集部22とする。
この様な本実施形態2の電磁開閉装置は、コイル14が発熱すると実施形態1と同様に
ケース1内で温度差が生じて、水蒸気を含んだ空気の対流が発生する。このとき、温度の
低い連結部3bは、実施形態1と異なり筒部16の左側ではなく、コイル14の中心軸の
略直下に配設されているので、図4に示すように、実線矢印方向以外に破線矢印方向への
対流も発生する。しかし、連結部3bの方が固定接点21よりもコイル14の中心軸に近
いので、前記破線矢印方向に流れる空気が連結部3bに到達する方が、前記実線矢印方向
に流れる空気が固定接点21に到達するよりも早い。因って、捕集部22は、固定接点2
1より多くの水蒸気を効率よく結露として捕集することができ、可動接点20及び固定接
点21への氷結の発生をより効率的に抑制し、低温環境下での接点間の接触性能を向上さ
せることができる。
本発明の実施形態1の断面図である。 同上における固定接点用端子をボビンに固定する前の斜視図である。 同上における固定接点用端子をボビンに固定した後の斜視図である。 本発明の実施形態2の断面図である。 同上における固定接点用端子の斜視図である。 同上における固定接点用端子をボビンに固定した後の斜視図である。
符号の説明
1 ケース
2 本体部
3 固定接点用端子
3a 端子片
3b 連結部
6 電磁石
8 可動バネ
14 コイル
20 可動接点
21 固定接点
22 捕集部



Claims (3)

  1. コイルを有する電磁石の吸引力、及び可動接点が端部に配設された可動バネの弾性復帰
    力により、前記可動接点が固定接点に対して接触・離間することで開閉動作を行う電磁開
    閉装置において、前記電磁石及び前記可動バネを有する本体部と、一端部に前記固定接点
    を具備し他端部に端子片を有する固定接点用端子と、前記本体部及び前記固定接点用端子
    を内部に収納する箱状のケースとを備え、前記端子片は、前記ケースの外部へ突出され、
    前記固定接点用端子の前記一端部と前記他端部とを連結する連結部には、前記ケース内外
    の温度差によって発生する結露を捕集する捕集部が設けられていることを特徴とする電磁
    開閉装置。
  2. 前記固定接点用端子は、全体として略帯形状に形成されてなることを特徴とする請求項
    1記載の電磁開閉装置。
  3. 前記連結部は、前記コイルに対して前記固定接点より近い位置に配設されていることを
    特徴とする請求項1記載の電磁開閉装置。


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