JP2010108298A - 墓参りの遠隔監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】墓参りの遠隔監視システムを提供する。
【解決手段】遠隔監視システム1は、墓石41の近傍に設置された監視カメラ18から画像を取得可能な監視端末10と、監視端末10とインターネット2を介して通信可能な監視サーバ20とを有する。監視端末10は、墓石41に対面した墓参者5aの顔データ16を取得し、墓識別情報15と関連付けした情報71として監視サーバ20へ送信する。監視サーバ20は、関係者データベース30に登録されている縁故者5の顔データ36と受信した顔データ16とを照合し、墓参者5aを特定して、遺族3に墓参者5aの情報を連絡する。これにより、遺族3は、墓参者5aに対して礼状などを送ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、墓参者の情報および墓地メンテナンス等を遺族に提供するビジネスモデルに関するものである。
特許文献1には、手書きの芳名帳を使っての返礼品・挨拶状の送付などの作業は大変な作業であったため、作業時間が大幅に短縮できるシステムを提供することが記載されている。そのために、葬祭管理サーバを設定し、インターネット網に常時接続しておくこと、このインターネット網に、葬儀場受付に設置されているインターネット端末、登録オペレータの端末をつなげる環境を構築すること、この環境を利用し、葬儀場受付にて参列者に記入して頂いた芳名カードや名刺を専用スキャナーで読込み、その情報が葬祭管理サーバに送られ、自動的に専用ホームページに掲載されることが記載されている。専用ホームページを見ながら登録オペレーターは指定フォーマットに入力し、参列者データベースを即座に完成させ、さらに、返礼品管理サーバをこのインターネット網に接続して、返礼品の処理を行うことが記載されている。
特許文献2には、媒体専用の読取装置を備えることなく、媒体で保持する利用者識別情報を取得することができる個人認証システムを提供することが記載されている。この個人認証システムは、利用者の顔を撮影する撮影手段と、撮影により取得した顔画像に基づいて生成した生体情報と予め登録した生体情報とを照合して利用者が本人か否かを判定する生体情報判定手段と、利用者から取得した利用者識別情報と予め記憶手段で保持する登録利用者識別情報とを照合して利用者が本人か否かを判定する媒体判定手段とを備える。さらに、この個人認証システムは、利用者識別情報を光学的に読み取り可能な画形態情報として設けられている媒体と、媒体から撮影手段により読み取った画情報を利用者識別情報に変換する画像変換手段とを備える。
特開2003−248733号公報 特開2007−199860号公報
故人が埋葬された墓標、典型的には墓石の管理は、その墓石が属する墓地の管理者によって執り行われ、埋葬された故人の遺族にとって墓石の状態(傷み、汚れ等)を把握するには墓参り以外の方法はない。しかしながら、少子高齢化社会になりつつある今日、遺族にとっても、定期的な墓参りは、体力的・経済的負担になってきている。遺族の住む所と墓地とが離れているケースも多く、そのような場合は、特に、墓参りの機会は少なくなる。
故人と過去何らかの関係を持つ人間(縁故者)が墓参りに訪れたという情報は遺族にとって入手したい情報である。しかしながら、現状、墓参りに訪れた人を把握できる情報を確実に提供する方法はない。
本発明の一態様は、墓標、たとえば墓石の近傍に設置された撮像素子からの画像を取得可能な監視端末と、監視端末とインターネットを介して通信可能な監視サーバとを有するシステムである。監視端末は、墓標に対面した人の顔データを、監視端末の監視対象の墓標の墓参者の顔データとして取得する顔データ取得ユニットと、墓参者の顔データを、監視端末の監視対象の墓標の墓識別情報と関連付けして監視サーバへ送信する通信ユニットとを含む。監視サーバは、監視対象の複数の墓標の各々に関連付けられた連絡先および、監視対象の複数の墓標の各々に関連付けられた関係者の顔データおよび属性を含む関係者データベースと、監視端末から受信した墓識別情報および受信した墓参者の顔データにより、関係者データベースに含まれる連絡先および関係者を検索する検索ユニットと、受信した墓参者に一致する関係者が有れば、検索ユニットにより検索された連絡先に宛て、一致する関係者の属性を送る連絡ユニットとを含む。連絡ユニットは、受信した墓参者に一致する関係者が無ければ、検索ユニットにより検索された連絡先に宛て、墓参りがあったことを送る機能を含むことが望ましい。また、連絡ユニットは、受信した墓参者に一致する関係者が無ければ、検索ユニットにより検索された連絡先に宛て、受信した墓参者の顔データを送る機能を含むことが望ましい。
このシステムは、墓参りに来た人のほとんどは、墓標に対面して、弔意を表すという行動をとることを利用し、墓標の近傍に監視端末を置いて、墓参者の顔データを取得する。さらに、その顔データを監視サーバに送って、墓参者を顔データにより識別し、登録されている連絡先へ連絡する。墓参者を顔データから識別できない場合でも、顔データを連絡先へ連絡することにより、連絡先、たとえば、故人の遺族は、墓参者を認識することができる。したがって、遺族は、墓参者の有無、および墓参者に関する情報を自動的に得ることができる。さらに、関係者として墓地の管理人を登録しておくことにより、墓参りに行かなくても墓標の管理状況も把握できる。
監視端末は、墓標に対面した人の墓標に対し弔意を示す動作の有無を判断するユニットを含み、顔データ取得ユニットは、弔意を示す動作を行った人の顔データを取得することが望ましい。墓標に対し弔意を示す行動は、宗教、地方などによりほぼ固定化されており、画像認識技術により判断できる。典型的な行動は、墓標の前で手を合わせたり(合掌動作)、頭をたれたり、十字を切ったりするものであり、その動作の途中あるいは前後に、墓標に顔を向けることが多い。したがって、顔データ取得ユニットは、弔意を示す行動を識別することにより、顔データを取得するのに適したタイミングを把握することが可能となる。さらに、弔意を示す行動を識別することにより、顔の位置も把握しやすくなる。また、弔意を示す行動を識別することにより、墓参者ではない、たとえば、通りすがりの人などの、不要な顔データを取得し、誤情報を遺族に送る可能性を低減できる。
関係者データベースには、関係者の属性としてメールアドレスを格納しておくことが望ましい。さらに、監視サーバの連絡ユニットは、受信した墓参者に一致する関係者が有れば、その関係者のメールアドレスへ礼状を送る機能を含むことが望ましい。墓参者に対して自動的に礼状を発送することができる。
監視サーバは、受信した墓参者に一致する関係者が無ければ、連絡先からの指示により、受信した墓参者の顔データを関係者の顔データとして関係者データベースに登録するデータベース管理ユニットを含むことが望ましい。必要に応じて、関係者データベースを更新できる。
監視対象の複数の墓標の各々に関連付けられた関係者は、監視対象の複数の墓標のそれぞれに埋葬された1または複数の故人の縁故者、および/または、監視対象の複数の墓標が属する墓地の管理者を含むことが望ましい。縁故者の墓参りを把握することにより、遺族は墓参りしてくれた縁故者に感謝し、さらに、礼状を郵便あるいはメールで送ることができる。関係者の属性の典型的なものは、関係者のメールアドレスである。墓地の管理者を関係者として登録しておくことにより、管理者が墓参りと同じ動作をすることにより、管理者が墓標の管理をしたことが遺族に情報として伝達される。したがって、遺族は、管理者により墓標の管理を把握でき、また、管理者は遺族に対して墓標の管理(メンテナンス)を行っていることをアピールできる。
監視対象の複数の墓標の各々に関連付けられた連絡先の典型的なものは、監視対象の複数の墓標に埋葬された故人の遺族のメールアドレスである。連絡先は住所、電話番号、ファックス番号などであってもよいが、自動的に情報を伝達し、宛先の都合の良いタイミングで情報を取得できるもっとも良い伝達手段は、コンピュータネットワークを介して交換される蓄積交換型のメール(電子メール、インターネットメール)である。
また、監視サーバは、受信した墓識別情報および受信した墓参者の顔データを、監視対象の複数の墓標が属する墓地の単位で記録し、墓地毎の履歴管理データを生成するユニットをさらに含むことが望ましい。墓地への入退者の管理と連動させることにより、墓参り以外の人物を特定でき、墓荒らしなどの犯罪の予防に役立てることができる。空き土地の少ない都会などでは、集合型の墓地も多い。このシステムによる履歴管理データを、墓地の入退者の管理データとすることも可能である。
さらに、システムは、関係者データベースを生成する装置をさらに有することが望ましい。生成する装置は、縁故者の顔データおよび属性を、監視対象の複数の墓標のそれぞれに埋葬された故人の通夜、告別式および/または葬儀において取得する取得ユニットを含むことが望ましい。故人の縁故者のデータを容易に収集でき、精度の高い関係者データベースを簡単に生成できる。
本発明の他の態様の1つは、監視端末であり、この監視端末は、墓標の近傍に設置される撮像素子により墓標に対面した人の顔データを、監視端末の監視対象の墓標の墓参者の顔データとして取得する顔データ取得ユニットと、墓参者の顔データを、監視端末の監視対象の墓標の墓識別情報と関連付けして監視サーバへ送信する通信ユニットとを有する。監視端末は、墓標毎に配置してもよく、隣接する墓標との距離が近い場合は、複数の墓標を1つの監視端末で監視するようにしてもよい。
本発明の他の態様のさらに異なる1つは、墓標の近傍に設置される撮像素子により画像を取得する監視端末とインターネットを介して通信可能な監視サーバである。監視サーバは、連絡先および、監視対象の複数の墓標の各々に関連付けられた関係者の顔データおよび属性を含む関係者データベースと、監視端末から受信した墓識別情報および受信した墓参者の顔データにより、関係者データベースに含まれる連絡先および関係者を検索する検索ユニットと、検索ユニットにより検索された連絡先に宛て、受信した墓参者に一致する関係者が有れば、その関係者の属性を送る連絡ユニットとを有する。連絡ユニットは、さらに、受信した墓参者に一致する関係者が無ければ、検索ユニットにより検索された連絡先に宛て、墓参りがあったことを送る機能を含むことが望ましい。また、連絡ユニットは、受信した墓参者に一致する関係者が無ければ、検索ユニットにより検索された連絡先に宛て、受信した墓参者の顔データを送る機能を含むことが望ましい。顔データは、顔画像データであることが望ましい。
本発明のさらに異なる他の態様の1つは、墓標の近傍に設置された撮像素子からの画像を取得可能な監視端末と、監視端末とインターネットを介して通信可能な監視サーバとを用いて、墓参者の情報を提供する方法である。この方法は、以下のステップを含む。
(1)監視端末が、墓標に対面した人の顔データを、監視端末の監視対象の墓標の墓参者の顔データとして取得すること。
(2)監視端末が、墓参者の顔データを、監視端末の監視対象の墓標の墓識別情報と関連付けして監視サーバへ送信すること。
(3)監視サーバが、監視対象の複数の墓標の各々に関連付けられた連絡先および、監視対象の複数の墓標の各々に関連付けられた関係者の顔データおよび属性を含む関係者データベースを、監視端末から受信した墓識別情報および受信した墓参者の顔データにより、検索すること。
(4)監視サーバが、検索された連絡先に宛て、受信した墓参者に一致する関係者が有れば、その関係者の属性を送ること。このステップでは、さらに、受信した墓参者に一致する関係者が無ければ、検索された連絡先に宛て、墓参りがあったことを送ることが望ましい。さらに、このステップでは、受信した墓参者に一致する関係者が無ければ、検索された連絡先に宛て、受信した墓参者の顔データ、特に、顔画像データを送ることが望ましい。
図1に、墓参りの遠隔監視システムの概要を示している。この遠隔監視システム1は、インターネット2に接続された監視端末10と、監視サーバ20とを含む。監視端末10は、墓石41の近傍に設置された撮像素子19、たとえばCCDあるいはCMOSを含むカメラ18に接続され、撮像素子19からの画像を取得することができる。監視端末10は、撮像素子19および/またはカメラ18を内蔵したものであってもよい。監視端末10は、カメラ18を通じて墓石(墓標)41に対面した人(墓参者)5aの顔データを取得する顔データ取得ユニット11と、顔データを含む情報(墓参者情報)71を、インターネット2を介して監視サーバ20に送信する通信ユニット12とを含む。顔データ取得ユニット11は、撮像素子19により得られた顔データを、監視端末10の監視対象の墓41の墓参者の顔データとして取得する。
通信ユニット12は、その墓参者の顔データを、監視端末10の監視対象の墓41の墓識別情報と関連付けした墓参者情報71として監視サーバ20へ送信する。墓参者情報71は、蓄積交換型の電子メールに埋め込まれた情報として監視サーバ20へ送付されてもよく、適当なプロトコルを経由して直接交換型のデータとして監視サーバ20へ送信されてもよい。監視端末10は、さらに、監視対象の墓石41に対面した人5aの墓石41に対し弔意を示す動作の有無を判断する行動解析ユニット13を含む。したがって、顔データ取得ユニット11は、弔意を示す動作を行った人5aの顔データのみを取得するようになっている。
複数の墓石41を含む墓地40においては、それぞれの墓石41に対応した監視端末10が設けられている。それぞれの監視端末10は、それぞれの墓石41の近傍に設置された監視カメラ18から、それぞれの墓石41を墓参りした人5aの顔データ16を取得し、それぞれの墓石(墓標)41に対応付けられた墓識別情報(墓ID)15を含めた墓参者情報71を生成し、監視サーバ20へ送信する。監視端末10は、ハブ79、ルータ78などのネットワーク接続機器を介してインターネット2に接続される。ルータ78は、ファイアウォール、ゲートウェイなどの機能を含んでいてもよい。
監視サーバ20は、関係者データベース30を含む。関係者データベース30は、ユーザ情報31と、ユーザ毎の関係者情報32とを含む。ユーザは、監視対象の複数の墓標、墓地40であれば墓石41の各々に埋葬された1または複数の故人4の遺族3であり、関係者データベース30には、ユーザ情報31として遺族3の連絡先35、たとえば、メールアドレスが格納されている。ユーザ毎の関係者は、監視対象の複数の墓標の各々に関連付けられた関係者であり、典型的には、墓石41の各々に埋葬された故人4および/または遺族3の縁故者5である。関係者データベース30には、関係者情報32として、各連絡先35に関連付けられた縁故者5の顔データ36および属性37が格納されている。属性37の典型的なものは縁故者5のメールアドレスなどの連絡先である。さらに、関係者情報32として、墓地40を管理する管理者45の顔データ36および属性37が格納されている。
本明細書における顔データ16および36は、顔の画像データであってもよく、顔認証用に顔の画像データから一部が選択された情報であってもよく、さらに、顔認証用に変換された情報であってもよい。ただし、顔データ16により墓参者5aが識別できない場合は、ユーザである遺族3に不明な墓参者5aを問い合わせできることが望ましい。このため、監視端末10が監視サーバ20に送信する顔データ16に適したものは、顔画像データまた顔画像がサムネイルなどとして含まれたデータである。
監視サーバ20は、さらに、監視端末10から受信した墓参者情報71に含まれる墓識別情報(受信した墓識別情報)15および顔データ(受信した墓参者の顔データ)16を用いて、関係者データベース30に含まれるユーザ(遺族)3の連絡先35と、関係者を検索する検索ユニット(墓参者サーチユニット)21を含む。関係者は、このケースでは、縁故者5または管理者45であり、ユーザ(遺族)3は、墓ID15により一義的に決まる情報(ユーザ情報)である。たとえば、縁故者5が墓参者5aであった場合は、サーチユニット21は、監視端末10から監視サーバ20が受信した墓参者5aの顔データ16と、データベース30の関係者情報32に含まれる、受信した墓ID15の顔データ36とを照合し、墓参者5aに対応する縁故者5を検索する。監視サーバ20は、ユーザ管理ユニット25を含んでおり、墓石の設置状況、管理者情報、故人情報、遺族情報などを管理できるようになっている。サーチユニット21は、ユーザ管理ユニット25の機能を利用して、墓ID15と、ユーザ(遺族)3の情報とを関連付けしたり、検索したり、認証したりすることができる。
監視サーバ20は、さらに、サーチユニット21により、墓参者5aに一致する関係者5が検索されれば、その関係者5の属性(メールアドレス)37を含むメール72を、サーチユニット21により検索された遺族3の連絡先(メールアドレス)35に宛て送信する連絡・通知ユニット22を含む。連絡・通知ユニット22は、さらに、受信した墓参者5aの顔データ16に一致する関係者の顔データ36がデータベース30に無ければ、電子メール72に代わり、受信した墓参者5aの顔データ16を含む電子メール73を遺族3のメールアドレス35に送る。監視サーバ20は、メールの送受信機能を含む通信ユニット26を備えている。
顔データ16の典型的なものは、顔を表示できる顔画像データである。したがって、プライバシー保護などの観点より顔データ16の送信が許可されない場合は、連絡・通知ユニット22は、受信した墓参者5aに一致する関係者が無ければ墓参りがあった事実だけ、あるいは墓参りの日時などの情報だけを送るようにしてもよい。または、連絡・通知ユニット22は、受信した墓参者5aに一致する関係者が無ければ、通知しないように設定することも可能である。このような機能の選択は、ユーザ管理ユニット25により、ユーザ単位で設定することも可能であり、すべてのユーザに対して設定することも可能である。
連絡・通知ユニット22は、さらに、墓参者5aに一致する関係者5が特定されたときに、その特定された関係者5のメールアドレスに礼状を自動的に発送する機能を含んでいてもよい。礼状の案文は監視サーバ20に登録することができ、案文は遺族3が適宜変更できるようにしておくことが望ましい。
監視サーバ20は、さらに、受信した墓参者5aの顔データ16に一致する関係者の顔データ36がデータベース30にないときは、連絡先(遺族)3からの指示により、受信した墓参者5aの顔データ16を、関係者の顔データ36として関係者データベース30に登録するデータベース管理ユニット23を含む。また、監視サーバ20は、それぞれの監視端末10から受信した墓識別情報15および受信した墓参者の顔データ16を、監視対象の複数の墓41が属する墓地40の単位で記録し、墓地40のそれぞれの履歴管理データ39を生成するユニット(履歴管理ユニット)24を有する。
監視サーバ20からのメール72または73は、ユーザである遺族3のパーソナルコンピュータ61または携帯電話などにより受信される。遺族3は、これらの電子メール72または73により、誰かが故人の墓41に墓参りしたことを知ることができる。監視サーバ20から墓参者5aのメールアドレス37を含むメール72を受領した場合は、遺族3は、その縁故者5のメールアドレス37に宛て、礼文63などを含む電子メール75を送信できる。縁故者5は、基地局77を介して携帯電話などの携帯端末65、または、プロバイダなどを介してパーソナルコンピュータ66により遺族3からの電子メール75を受け取ることができる。特定された縁故者5に対して監視サーバ20から自動的に礼状が電子メールで送られるようにしてもよい。
墓参者5aの顔データ16がデータベース30に登録されていない場合は、遺族3は、顔データ16を含むメール73を監視サーバ20から受け取る。遺族3が、顔データ16から墓参りした人5aを認識できる場合は、監視サーバ20のデータベース管理ユニット23の機能を用いて墓参者5aを関係者としてデータベース30の関係者情報32に登録できる。また、墓参者5aに、メールなどの連絡手段によりお礼を述べることができる。
さらに、墓地40の管理人45が墓41のメンテナンスを行い、墓参者5aとして動作した場合は、遺族3は、管理人45の情報を含むメール72を監視サーバ20から受信する。したがって、遺族3は、管理人45が墓41をメンテナンスしたことを把握できる。
このシステム1は、さらに、関係者データベース30に登録する関係者情報32を生成する装置(関係者情報生成装置)50を有する。生成する装置50は、故人4の通夜、告別式および/または葬儀に参列した縁故者5の顔データ36および、住所、メールアドレスなどの属性37を取得する取得ユニット51を含む。監視端末10および監視サーバ20の監視対象となる墓41のそれぞれに埋葬される故人4の縁故者5は、故人4が亡くなった後に執り行われる通夜・告別式に参列することが多い。したがって、縁故者5のデータ32を容易に収集でき、精度の高い関係者データベース30を簡単に生成できる。
通夜・告別式59において、通常、参列者(縁故者)5bは、その参列者の住所などの個人情報を記帳台紙53に向かって記入する。その際、カメラ58などの顔認識用登録装置を用いて、取得ユニット(取得手段)51は、参列者5bである縁故者5の顔データ36を取り込む。記帳そのものは通常の紙と筆記用具54を用いて行われるが、取得ユニット51は、筆跡を感知してデータ化する専用装置などを用いて電子的に縁故者5の属性情報37を取得する。そして、生成する装置50のデータ化ユニット52がこれらの情報36および37を紐付けし、関係者情報32を生成する。生成された関係者情報32は、インターネット2を介して適当なプロトコルにしたがって監視サーバ20に送られ、データベース管理ユニット23が関係者データベース30に取り込む。
縁故者5の情報を取得する手段および方法は、上記に限らず、縁故者の顔データ36およびメールアドレスを含む属性情報37を入力するための端末を告別式59などの会場に用意しておいてもよい。また、カメラ58により、参列した縁故者5の顔データ36だけ取得し、遺族3がメールアドレスなどを含む属性データ37を入力することにより、関係者情報32を生成してもよい。通夜・告別式59への参列あるいは記帳がなかった縁故者5においては、上述したように、墓参者5aの顔データ16に基づき、遺族3が後日新たに縁故者5として関係者情報32に登録することが可能である。
このようにして得られた関係者情報32は、上記のように、墓参りを行った縁故者5に対して、故人4あるいは遺族3からのお礼をメール75により送信するために利用できる。さらに、メール75に、故人4の顔写真などを添付することで、亡くなった後でも縁故者5と故人4あるいは遺族3との関係維持に活用できる。また、命日などの情報を故人の情報として監視サーバ20のユーザ管理ユニット25またはデータベース30に記憶することで、遺族3あるいは関係のより深い縁故者5に対し、監視サーバ20から、一定周期で墓参りを促すメールを配信することも可能である。
図2に、この墓参りの遠隔監視システム1において、ユーザである遺族3へ墓参者5aの情報を提供する方法80の概要をフローチャートにより示している。
まずステップ81において、上述した関係者情報生成装置50により、故人4の通夜、告別式および/または葬儀に参列した縁故者5の顔データ36および、住所、メールアドレスなどの属性37を取得し、関係者情報32を生成する。その関係者情報32を監視サーバ20の関係者データベース30に登録する。
ステップ82において、墓石41の適当な位置に監視用のカメラ18を設置し、監視端末10がカメラ18の撮像素子19から画像データを取得できるようにする。監視端末10をインターネット2に接続し、墓参者5aの監視を開始する。
ステップ83において、監視端末10の行動解析ユニット13が墓参者5aを検出すると、ステップ84において、監視端末10の顔データ取得ユニット11が、カメラ18を介して墓石41に対面した人の顔データ16を取得し、監視端末10の監視対象の墓41の墓参者5aの顔データ16とする。
ステップ85において、監視端末10の通信ユニット12が、墓参者5aの顔データ16を、監視端末10の監視対象の墓41の墓識別情報15と関連付けした墓参者情報71を生成し、監視サーバ20へ送信する。
ステップ86では、監視サーバ20の履歴管理ユニット24が監視端末10から受信した墓参者情報71に含まれる墓識別情報15および墓参者の顔データ16に基づき、墓地40の単位で履歴管理情報39を生成する。
ステップ87において、監視サーバ20のサーチユニット21が関係者データベース30を、監視端末10から受信した墓参者情報71に含まれる墓識別情報15および墓参者の顔データ16により検索し、墓参者5aを特定する。
データベース30の検索により墓参者5aが特定できれば、ステップ88において、監視サーバ20のユーザ連絡ユニット22が、検索された連絡先、すなわち、遺族3のメールアドレス35に宛て、墓参者5aのメールアドレスなどの属性37を含む電子メール72を送信する。電子メール72に墓参者5aの顔データ16を添付して送ることも可能である。同時に、墓参者5aのメールアドレスへ、自動的に礼状の電子メールを送信するようにしてもよい。礼状の案文は監視サーバ20のユーザ管理ユニット25および/またはデータベース30に登録しておくことにより、遺族3がインターネット2に接続されたコンピュータ61により変更することができる。
一方、ステップ87において墓参者5aに一致する関係者が特定できない場合は、ステップ89において、遺族3のメールアドレス35に宛て、墓参者5aの顔データ16を含む電子メール73を送信する。このステップ89は、ユーザ単位またはシステムの設定により、実行しないようにすることも可能である。あるいは、顔データ16の代わりに、墓参りの日時のみを送るようにすることも可能である。
監視サーバ20から電子メール72または73を受信した遺族3は、ステップ90において、電子メール72または73に含まれる情報から、墓参りをした縁故者5に対してお礼の電子メール75を送信する。ステップ91において、墓参りした縁故者の顔データ16が関係者データベース30に登録されていなければ、ステップ92において、監視サーバ20に対してデータベース30の更新を指示する。
図3に、監視端末10の機能をブロック図により示している。図4に、監視端末10の動作をフローチャートにより示している。監視端末10は、墓石41などの墓標の近傍に設置される監視カメラ18の撮像素子19からの画像を取得し、人感センサーとして機能とするとともに、行動解析機能を備えたユニット(手段)13を備えている。この端末10および端末を用いたシステム1は、墓参りに来た人のほとんどは、墓石41などの墓標に対面して、弔意を表すという行動をとることを利用し顔データを取得する。行動解析ユニット13は、さらに、墓石41に対面した人の墓石41に対し弔意を示す動作の有無を判断する。そして、監視端末10の顔データ取得ユニット11に、弔意を示す動作を行った人の顔データ16を取得させる。
監視端末10のメモリあるいはストレージ14には、行動パターンファイル17が含まれており、墓石41に対し弔意を示す行動のいくつかのパターンが記憶されている。墓標に対して弔意を示す動作は、宗教、地方などによりほぼ固定化されており、画像認識技術により判断できる。典型的な行動は、墓石41の前で手を合わせたり(合掌動作)、頭をたれたり、十字を描くように手を動かすものである。さらに、それらの弔意を示す動作は、その途中あるいは前後に、墓石41に顔を向けることが多い。行動解析ユニット13は、カメラ18により取得された画像が人であることを検出するとともに、画像中の人の行動を判断することにより、墓参者ではない、たとえば、通りすがりの人などの画像を排除できる。
監視端末10は、さらに、顔データ取得ユニット(顔データ取得手段)11を有し、顔データ取得ユニット11は、カメラ18から取得した画像に含まれる墓参者5aの顔データ(顔画像)16を抽出し、取得する。行動解析ユニット13が弔意を示す行動を識別することにより、顔データ取得ユニット11は、顔データ16を取得するのに適したタイミングを把握することが可能となる。さらに、弔意を示す行動を識別することにより、顔の位置も把握しやすくなるので、高精度で墓参者5aの顔データ16を取得できる。
監視端末10は、さらに、ストレージ14に予め登録されている墓識別情報(墓ID)15と、顔データ16とを含む墓参者情報71を生成し、監視サーバ20に宛てて送信する通信ユニット(通信手段)12を含む。
図4に示すように、監視端末10は、ステップ101において、行動解析ユニット13が人を感知すると、さらに、ステップ102において、その人が弔意を示す所定の行動を行ったか否かにより、感知された人が墓参者5aであるか否かを決定する。墓参者5aであれば、ステップ103で、顔データ取得ユニット11が顔データ16を取得する。顔データ16は画像データであってもよく、画像データから顔を認識するための情報を抽出し、あるいは圧縮した情報であってもよい。ステップ104において、通信ユニット12が墓石ID(墓ID)15と、顔データ16とを含む墓参者情報71を生成して、ステップ105において、監視サーバ20へ送信する。
図5に、監視サーバ20の機能をブロック図により示している。図6に、監視サーバ20の動作をフローチャートにより示している。監視サーバ20は、監視端末10から受信した墓参者情報71に含まれる墓ID15および顔データ16に基づき、データベース30の関係者情報32を検索するサーチユニット(サーチ手段)21と、その結果に基づいて遺族3、縁故者5などの関係者にメールを送信する連絡・通知ユニット(連絡・通知手段)22とを含む。さらに、監視サーバ20は、管理機能として、メールを含む情報をインターネット2を介して送受信するための送受信管理ユニット26と、ユーザである故人4および遺族3、さらに、墓石41に関する情報を管理するためのユーザ管理ユニット25と、データベース30の設定・更新を管理するためのデータベース管理ユニット23、各墓地40の履歴を管理する履歴管理ユニット(履歴管理手段)24とを含む。
連絡・通知ユニット22は、遺族3に対して墓参者5aの情報を供給するだけではなく、特定された墓参者5aに対して礼状を電子メールで発送できる。そのため、ユーザ情報31には、ユーザである遺族3のメールアドレス35に加え、礼状の文面38を登録できる。ユーザ管理ユニット25は、礼状の文面38の管理も行う。
履歴管理ユニット24は、監視端末10から墓参者情報71により受信した墓識別情報15および墓参者5aの顔データ16または顔データ16により特定された墓参者5aの情報を、監視対象の墓地40の単位で記録し、墓地毎の履歴管理データ39を生成する。この履歴管理データ39は、墓地40への入退者の管理するシステムと連動させることにより、墓地40に立ち入った人で、墓参り以外の人物を特定できる。このため、墓荒らしなどの犯罪の予防に役立てることができる。空き土地の少ない都会などでは、集合型の墓地も多く、マンション型の墓地であると、履歴管理データ39を墓地全体の履歴管理情報として取り扱うことも可能である。
図6に示すように、監視サーバ20では、ステップ111において、送受信管理ユニット26が、監視端末10からの墓参者情報71を受信すると、ステップ112において、履歴管理ユニット24が履歴管理データ39を生成する。さらに、ステップ113において、サーチユニット21が受信した顔データ16と、データベース30の顔データ36とを照合し、ステップ114において墓参者5aが特定されると、ステップ115において、連絡・通知ユニット22が遺族3へ墓参者5aのメールアドレス、氏名などを含む属性データ37を、電子メール72により通知する。それとともに、連絡・通知ユニット22が、特定された墓参者5aのメールアドレスに対して礼状を電子メールで自動発送してもよい。
ステップ114において墓参者5aが特定できない場合は、ステップ116において、連絡・通知ユニット22が遺族3へ、墓参者5aの顔データ16を電子メール73により通知する。遺族3は、顔データ16により墓参者5aが特定できれば、礼状を郵送、電子メールなどにより送ったり、その墓参者5aの情報を新たに関係者データベース30に登録できる。したがって、遺族3は、墓参者5aの有無と、墓参者5aの氏名、連絡先などの属性情報37を自動的に得ることができる。上述したように、連絡・通知ユニット22は、墓参者5aが特定できない場合に、上記の顔データ16を送る機能に代えて、墓参者の情報を送らない機能、墓参りの事実、たとえば、日時のみ送る機能が選択可能であり、ステップ116の処理は、省略することも可能であり、あるいは、変更することも可能である。
さらに、監視端末10から送信された墓参者情報71に含まれている顔データ16が墓地40の管理人45の顔データであれば、ステップ115において、連絡・通知ユニット22は、関係者としてデータベース30に登録されている墓地40の管理人45が墓石41のメンテナンスを行ったことを遺族3に連絡する。このため、遺族3は、墓参りに行かなくても墓石41の管理状況も把握できる。管理者45は、この墓参りの遠隔監視システム1を用いて、遺族3に対して墓石41の管理(メンテナンス)を依頼通りに行っていることをアピールできる。
遺族3は、家庭内に設置されたパーソナルコンピュータ61にインストールされたプログラムの実行やWebベースで提供される墓地あるいは墓石の管理ページにアクセスするなどの方法により、監視サーバ20の各種機能をオンオフ設定したり、お礼メール文の作成・修正を行ったり、墓参履歴・メンテナンス履歴の閲覧などが行える。遺族3によるこれら機能により、墓参者5aへのお礼メールの送信を自動化せず、遺族3が確認してから特定の縁故者にだけ送信するなどの運用も可能となる。
このように、上記の監視端末10と、監視サーバ20とを含む墓参りの遠隔監視システム1を利用することにより、遺族3が、故人4が埋葬されている墓41が適切な時期に管理委託者45によりメンテナンスされているかを遠隔地にいても知ることができる。また、墓参りした縁故者5の情報が遺族3に自動的に開示されるので、縁故者5と遺族3との間で故人4の生前の関係を維持できる。また、監視端末10は、墓参りの際に墓石41に向かって正面での顔データ16の取得が可能であり、顔認識精度が高い。さらに、この遠隔監視システム1により遺族3あるいは縁故者5により提供されるデータは、一定周期の墓参り(祥月命日等)の備忘録として活用できる。また、この遠隔監視システム1は、マンション型墓地にも適用可能であり、墓標あるいは墓石の間隔が狭い場合は、1つの監視端末10で複数の墓石41を監視対象にすることも可能である。そして、墓地荒らしなど犯罪抑止にも、このシステム1を利用できる。また、監視端末10は後付ユニットのような形で現在の墓地40に展開可能であり、経済的なシステムである。
墓参りの遠隔監視システムの概要を示す図。 遠隔監視システムによるサービスの概要を示すフローチャート。 監視端末の機能を示すブロック図。 監視端末の動作を示すフローチャート。 監視サーバの機能を示すブロック図。 監視サーバの動作を示すフローチャート。
符号の説明
1 遠隔監視システム、 3 遺族(ユーザ)、 4 故人
5 縁故者、 5a 墓参者、 5b 参列者
10 監視端末、 20 監視サーバ

Claims (12)

  1. 墓標の近傍に設置された撮像素子から画像を取得可能な監視端末と、
    前記監視端末とインターネットを介して通信可能な監視サーバとを有するシステムであって、
    前記監視端末は、
    前記墓標に対面した人の顔データを、前記監視端末の監視対象の墓標の墓参者の顔データとして取得する顔データ取得ユニットと、
    前記墓参者の顔データを、前記監視端末の監視対象の墓標の墓識別情報と関連付けして前記監視サーバへ送信する通信ユニットとを含み、
    前記監視サーバは、
    監視対象の複数の墓標の各々に関連付けられた連絡先および、前記監視対象の複数の墓標の各々に関連付けられた関係者の顔データおよび属性を含む関係者データベースと、
    前記監視端末から受信した墓識別情報および受信した墓参者の顔データにより、前記関係者データベースに含まれる前記連絡先および前記関係者を検索する検索ユニットと、
    前記受信した墓参者に一致する関係者が有れば、前記検索ユニットにより検索された連絡先に宛て、前記一致する関係者の属性を送る連絡ユニットとを含む、システム。
  2. 請求項1において、前記連絡ユニットは、前記受信した墓参者に一致する関係者が無ければ、前記検索ユニットにより検索された連絡先に宛て、墓参りがあったことを送る機能を含む、システム。
  3. 請求項2において、前記連絡ユニットは、前記受信した墓参者に一致する関係者が無ければ、前記検索ユニットにより検索された連絡先に宛て、前記受信した墓参者の顔データを送る機能を含む、システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記監視端末は、前記墓標に対面した人の前記墓標に対し弔意を示す動作の有無を判断するユニットを含み、
    前記顔データ取得ユニットは、弔意を示す動作を行った人の顔データを取得する、システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記関係者の属性には、関係者のメールアドレスが含まれており、
    前記連絡ユニットは、前記受信した墓参者に一致する関係者が有れば、前記一致する関係者のメールアドレスへ礼状を送る機能を含む、システム。
  6. 請求項3において、
    前記監視サーバは、前記受信した墓参者に一致する関係者が無ければ、前記連絡先からの指示により、前記受信した墓参者の顔データを前記関係者の顔データとして前記関係者データベースに登録するデータベース管理ユニットを含む、システム。
  7. 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    前記監視対象の複数の墓標の各々に関連付けられた関係者は、前記監視対象の複数の墓標のそれぞれに埋葬された故人の縁故者、および/または、前記監視対象の複数の墓標が属する墓地の管理者を含み、
    前記関係者の属性は、前記関係者のメールアドレスを含み、
    前記監視対象の複数の墓標の各々に関連付けられた連絡先は、前記監視対象の複数の墓標に埋葬された故人の遺族のメールアドレスを含む、システム。
  8. 請求項1ないし7のいずれかにおいて、
    前記監視サーバは、前記受信した墓識別情報および前記受信した墓参者の顔データを、前記監視対象の複数の墓標が属する墓地の単位で記録し、墓地毎の履歴管理データを生成するユニットをさらに含む、システム。
  9. 請求項7において、
    前記関係者データベースを生成する装置をさらに有し、
    前記生成する装置は、前記縁故者の顔データおよび属性を、前記監視対象の複数の墓標のそれぞれに埋葬された故人の通夜、告別式および/または葬儀において取得する取得ユニットを含む、システム。
  10. 墓標の近傍に設置される撮像素子により前記墓標に対面した人の顔データを、監視端末の監視対象の墓標の墓参者の顔データとして取得する顔データ取得ユニットと、
    前記墓参者の顔データを、前記監視端末の監視対象の墓標の墓識別情報と関連付けして監視サーバへ送信する通信ユニットとを有する監視端末。
  11. 墓標の近傍に設置される撮像素子から画像を取得する監視端末とインターネットを介して通信可能な監視サーバであって、
    監視対象の複数の墓標の各々に関連付けられた連絡先および、前記監視対象の複数の墓標の各々に関連付けられた関係者の顔データおよび属性を含む関係者データベースと、
    前記監視端末から受信した墓識別情報および受信した墓参者の顔データにより、前記関係者データベースに含まれる前記連絡先および前記関係者を検索する検索ユニットと、
    前記受信した墓参者に一致する関係者が有れば、前記検索ユニットにより検索された連絡先に宛て、前記一致する関係者の属性を送る連絡ユニットとを有する、監視サーバ。
  12. 墓標の近傍に設置された撮像素子からの画像を取得可能な監視端末と、前記監視端末とインターネットを介して通信可能な監視サーバとを用いて、墓参者の情報を提供する方法であって、
    前記監視端末が、前記墓標に対面した人の顔データを、前記監視端末の監視対象の墓標の墓参者の顔データとして取得することと、
    前記監視端末が、前記墓参者の顔データを、前記監視端末の監視対象の墓標の墓識別情報と関連付けして前記監視サーバへ送信することと、
    前記監視サーバが、監視対象の複数の墓標の各々に関連付けられた連絡先および、前記監視対象の複数の墓標の各々に関連付けられた関係者の顔データおよび属性を含む関係者データベースを、前記監視端末から受信した墓識別情報および受信した墓参者の顔データにより、検索することと、
    前記監視サーバが、検索された連絡先に宛て、前記受信した墓参者に一致する関係者が有れば、前記一致する関係者の属性を送ることとを有する方法。
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