JP2010108100A - 知識データベース更新装置、知識データベース更新方法および知識データベース更新プログラム - Google Patents

知識データベース更新装置、知識データベース更新方法および知識データベース更新プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ソフトウェア製品の新バージョンに対応する知識データベースを効率よく準備することを可能とする知識データベース更新装置などを提供する。
【解決手段】本発明に係る知識データベース更新装置は、製品の旧バージョン向け知識データベースの内容である旧データベースファイル21を記憶する記憶部12と、製品の旧バージョンに対する機能別の知識参照数と製品の旧バージョンの機能ごとの売り上げと製品の新バージョンの機能ごとの売り上げとから、新バージョン製品に対して予想される機能別の更新優先度を算出する更新優先度付け支援部31と、更新優先度の高い機能の順に旧データベースファイルの内容をユーザに提示し、これに対するユーザの反応入力を反映して新バージョン向けの知識データベースを作成する知識更新部32とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ソフトウェア製品のサポート業務に使用される知識データベースに関し、特にソフトウェア製品のバージョンアップに合わせて新バージョン向けの知識データベースを準備することに関する。
ソフトウェア製品に関して、常日頃からのサポート業務によって問い合わせへの対応事例が蓄積され、その対応事例によって知識データベースを整備することは常日頃から行われてきている。また、ソフトウェア製品はバージョンアップおよびマイナーチェンジなどによって日々機能が改善および追加されており、それに応じてサポート業務に使用される知識データベースも新しい状態に維持されていることが要求されている。
ソフトウェア製品のバージョンアップおよびサポート業務に関連する技術として、次のような技術文献がある。特許文献1には、新発売製品と既存製品の売り上げの相関を算出するという技術が記載されている。特許文献2にも同様に、既存製品の売り上げから新製品の売り上げを推定するという技術が記載されている。また特許文献3には、知識情報の各々を重み情報によって補正するという技術が記載されている。
さらに特許文献4には、各々のユーザの持つ文書を、その知識を必要とする人に送付して文書ライブラリを更新するという技術が記載されている。そして特許文献5には、知識データベースにおいて、実体験事象に対する因果関係の確からしさを推定するという技術が記載されている。
特開2002−169946号公報 特開2004−326520号公報 特開2007−293491号公報 特開平11−184874号公報 特許第3268529号公報
しかしながら、ソフトウェア製品のバージョンアップが行われた直後では、旧バージョンに対する知識データベースの蓄積はあっても、新バージョンに対する知識データベースの蓄積はまだ不十分であることが多い。そのため、新バージョンについては、実際に問い合わせがあってからその問い合わせの内容に後追いで対応することを余儀なくされ、十分なサポート業務ができない。
サポート業務を効率的に遂行するためには、ソフトウェア製品のバージョンアップに合わせて、旧バージョン向けの知識データベースを更新して、新バージョンに対応する内容の知識データベースをあらかじめ準備しておくことが望ましい。しかしながら、そこに振り向けることのできる人的資源などは限られているので、そのような知識データベースをあらかじめ準備することは困難である。これはソフトウェア製品に限ったことでなく、サポート業務が存在する限りはハードウェア製品においても同様の問題が発生しうる。
特許文献1および2の技術は、単に旧バージョン製品の売り上げデータから新バージョン製品の売り上げを推定するだけである。特許文献3および5の技術は、知識データベース上で各々の知識の情報相互間の関連性を算出するだけである。特許文献4の技術は、組織内で知識を共有するだけである。即ち、特許文献1〜5のいずれにも、ソフトウェア製品の新バージョンのリリースに合わせて新バージョン向けの知識データベースをあらかじめ準備するという目的に適用しうる技術は記載されていない。これらの技術を組み合わせたとしても同様である。
本発明の目的は、限られた人的資源やコンピュータ資源であっても、ソフトウェア製品の新バージョンに対応する知識データベースを効率よく準備することを可能とする知識データベース更新装置、知識データベース更新方法および知識データベース更新プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る知識データベース更新装置は、製品のサポート業務に使用される知識データベースの内容を、製品の新バージョン向けに更新する知識データベース更新装置であって、製品の旧バージョン向け知識データベースの内容である旧データベースファイルを記憶した記憶部と、製品の旧バージョンに対する機能別の知識参照数と製品の旧バージョンの機能ごとの売り上げと製品の新バージョンの機能ごとの売り上げとから、新バージョン製品に対して予想される機能別の更新優先度を算出する更新優先度付け支援部と、更新優先度の高い機能の順に旧データベースファイルの内容をユーザに提示するとともにこれに対するユーザの反応入力を反映して新バージョン向けの知識データベースを作成する知識更新部とを有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る知識データベース更新方法は、製品のサポート業務に使用される知識データベースの内容を、製品の新バージョン製品向けに更新する知識データベース更新方法であって、更新優先度付け支援部が、製品の旧バージョンに対する機能別の知識参照数と、製品の旧バージョンの機能ごとの売り上げと、製品の新バージョンの機能ごとの売り上げとから、製品の新バージョンに対して予想される機能別の更新優先度を算出し、次に知識更新部が、製品の旧バージョン向け知識データベースの内容を更新優先度の高い機能の順にユーザに提示し、続いて知識更新部が、提示された知識データベースの内容に対するユーザの反応入力を反映して製品の新バージョン向けの知識データベースを作成することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る知識データベース更新プログラムは、製品のサポート業務に使用される知識データベースの内容を、製品の新バージョン向けに更新する知識データベース更新装置が備えるコンピュータに、製品の旧バージョンに対する機能別の知識参照数と製品の旧バージョンの機能ごとの売り上げと製品の新バージョンの機能ごとの売り上げとから、製品の新バージョンに対して予想される機能別の更新優先度を算出する手順と、製品の旧バージョン向け知識データベースの内容を更新優先度の高い機能の順にユーザに提示する手順と、提示された知識データベースの内容に対するユーザの反応入力を反映して製品の新バージョン向けの知識データベースを作成する手順とを実行させることを特徴とする。
本発明は、上述したように製品の旧バージョンに対する機能別の知識参照数と、製品の旧バージョンの機能ごとの売り上げと、製品の新バージョンの機能ごとの売り上げとから、製品の新バージョンに対して予想される機能別の更新優先度を算出するように構成したので、更新優先度の高い順から新バージョンに対応する知識データベースを作成することができる。これによって、限られた人的資源やコンピュータ資源であっても、ソフトウェア製品の新バージョンに対応する知識データベースを効率よく準備することが可能であるという、従来にない優れた知識データベース更新装置、知識データベース更新方法および知識データベース更新プログラムを提供することができる。
(実施形態の構成)
以下、本発明の実施形態の構成について添付図1に基づいて説明する。
最初に、本実施形態の基本的な内容について説明し、その後でより具体的な内容について説明する。
本発明の実施形態に係る知識データベース更新装置10は、製品のサポート業務に使用される知識データベースの内容を、製品の新バージョン向けに更新する知識データベース更新装置であって、製品の旧バージョン向け知識データベースの内容である旧データベースファイル21を記憶した記憶部12と、製品の旧バージョンに対する機能別の知識参照数と製品の旧バージョンの機能ごとの売り上げと製品の新バージョンの機能ごとの売り上げとから、新バージョン製品に対して予想される機能別の更新優先度を算出する更新優先度付け支援部31と、更新優先度の高い機能の順に旧データベースファイルの内容をユーザに提示するとともにこれに対するユーザの反応入力を反映して新バージョン向けの知識データベースを作成する知識更新部32とを有する。
ここで更新優先度付け支援部31は、製品の旧バージョンに対する機能別の知識参照数をRoldi、製品の旧バージョンの機能ごとの売り上げをSoldi、製品の新バージョンの機能ごとの売り上げをSnewiとすると、製品の新バージョンに対して予想される機能別の更新優先度Rnewiを、
Figure 2010108100
として算出する。
また更新優先度付け支援部31は、製品の新バージョンの機能ごとの売り上げを、新製品の新バージョンの顧客に対する重要度に基づいて補正する顧客重要度係数導出機能51を有し、これによって該売り上げを重要度の順に補正してから更新優先度を算出する。
この構成によって、ユーザは機能別の更新優先度を得て、その優先度の高い順から新バージョン向けの知識データベースを準備することが可能となる。
以下、これをより詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る知識データベース更新装置10の構成を表す説明図である。知識データベース更新装置10はコンピュータ装置であり、後述する更新優先度の算出などに係る処理を行うプロセッサ11と、各種データを記憶している不揮発性記憶装置である記憶部12と、ユーザからの各種入力を受け付ける入力部13と、処理結果などをユーザに提示する出力部14とを有する。
記憶部12には、旧バージョン製品についての知識データベースである旧データベースファイル21と、新バージョン製品についての知識データベースである新データベースファイル22と、後述する顧客別重要度テーブル23および知識参照数テーブル24とが記憶されている。プロセッサ11では、旧データベースファイル21内の各データに対して、後述の更新優先度を付与する処理を行う更新優先度付け支援部31と、旧データベースファイル21から新データベースファイル22を生成する処理を行う知識更新部32といった各機能部が実行される。
更新優先度付け支援部31は、入力部13から入力されたサポート業務での「問い合わせ実績」と「製品売り上げデータ」に基づき、旧データベースファイル21に登録された各データに対し更新優先度を付与し、知識参照数テーブル24のデータを作成する。知識更新部32は旧データベースファイル21に登録された任意の一件を出力部14に表示させ、この表示させた内容を製品の新バージョンに対応させた知識(新データベースファイル22の登録データ)を入力部13を介したユーザからの入力によって生成する。以上の各々の機能については以後で詳述する。
入力部13は、キーボードやマウスなどの入力装置とそれらを駆動するインターフェイスとを含む。出力部14は、ディスプレイ装置とグラフィックカード、および知識データベース更新装置10のOS(Operating System)の中でGUI(Graphic User Interface)を作成してユーザに提示する部分を含む。
図2は、図1に示した更新優先度付け支援部31の内部処理をより詳しく示す説明図である。更新優先度付け支援部31は、旧データベース知識参照数41、旧バージョン製品・機能別売り上げ42、新バージョン製品・機能別売り上げ43、顧客名44の各々の入力データから、更新優先度45を算出する。
旧データベース知識参照数41は、過去の問い合わせ実績で旧データベースに対してアクセスがあった数から得られるデータであり、知識参照数テーブル24に記憶されている。
これに対して、旧バージョン製品・機能別売り上げ42、新バージョン製品・機能別売り上げ43、顧客名44の各々は、製品売り上げデータから得られるデータであり、入力部13によって更新優先度付け支援部31へ入力される。旧バージョン製品・機能別売り上げ42は旧バージョン製品の売り上げを機能ごとに見た数字であり、新バージョン製品・機能別売り上げ43は新バージョン製品の売り上げを機能ごとに見た数字である。顧客名44は、旧バージョンおよび新バージョン製品の顧客の名前である。
更新優先度付け支援部31内部は、顧客名44から重要度44bを得る顧客重要度係数導出機能51、重要度44bに基づいて新バージョン製品・機能別売り上げ43を補正する重み付け売り上げ導出機能52、および更新優先度45を算出する更新優先度導出機能53といった各機能からなる。顧客重要度係数導出機能51は、図1で示した顧客別重要度テーブル23の記憶内容を参照して、入力された顧客名44から、それに対応する重要度を表す係数である重要度44bを算出し、重み付け売り上げ導出機能52に渡す。
図3は、図1および2で示した顧客別重要度テーブル23の記憶内容の一例を示す説明図である。顧客別重要度テーブル23は、ユーザから入力された顧客名44と、各々の顧客に納品した製品Aの機能44aと、各々の顧客に対応する係数である重要度44bとが記憶されている。顧客重要度係数導出機能51は、この顧客別重要度テーブル23を参照して、顧客名44に対応する重要度44bを得て、これを重み付け売り上げ導出機能52に渡す。
重み付け売り上げ導出機能52は、顧客重要度係数導出機能51から受け取った各顧客の重要度44bをCi、新バージョン製品・機能別売り上げ43をSiとすると、新バージョン製品の顧客重要度によって重み付けされた機能ごとの売り上げ(全顧客分の総和)Snewiは、以下の式で表される。このSnewiが、更新優先度導出機能53に渡される。
Figure 2010108100
図3で示した例では、「A」という製品の中には「A1」「A2」「A3」「A4」という各々の機能があり、顧客の中でX社にはその中の「A1」「A2」「A3」「A4」を全部納品しているのに対して、Y社には「A1」「A2」「A3」のみを納品し、Z社には「A1」「A2」のみを納品している。ここでは説明のため、ごく単純に模式化された例のみを示すので、X社、Y社、Z社以外の売り上げについては考えず、A1〜A4以外の機能についても考えないことにする。
この場合、X社、Y社、Z社の重要度を各々Cx、Cy、Czとし、さらに製品AのX社、Y社、Z社の各々向けの売上金額をSx、Sy、Szとすると、数1でiを1〜4の自然数として、機能A1〜4の各々に対応する機能ごとの売り上げSnew1〜Snew4は以下のように計算される。
Figure 2010108100
Figure 2010108100
Figure 2010108100
Figure 2010108100
一方、旧バージョン製品・機能別売り上げ42に対しては、上記のような顧客重要度による重み付けの処理は行われない。
更新優先度導出機能53は、重み付け売り上げ導出機能52から出力されたSnewiと、入力部13から入力された旧バージョン製品・機能別売り上げ42(これをSoldとする)、そして過去の問い合わせ実績で得られた旧データベース知識参照数41(これをRoldiとする)とから、以下の式から新バージョン製品で予測される知識参照数Rnewiを算出する。算出された結果から、知識参照数テーブル24を更新する。
Figure 2010108100
ここでは、更新優先度を計算する前提として、「任意の知識において旧バージョンと新バージョンで参照される傾向は変わらない」ことを前提としている。その前提より、RoldiとRnewiの比はSoldiとSnewiの比と等しくなる。
図4は、図1および2で示した知識参照数テーブル24の記憶内容の一例を示す説明図である。知識参照数テーブル24には、機能A1〜A4の各々に対する知識参照数Roldi(iは1〜4の自然数)41が記録されている。これと、前述のSnewiおよびSoldiの値とを数6に適用して、更新優先度導出機能53によってRnewi45を算出し、知識参照数テーブル24を更新する。
ここで得られたRnewi45が、各々の知識のそれぞれに対する更新優先度である。知識更新部32は、旧データベースファイル21に記録された中で、この更新優先度の高い知識から順番に出力部14に表示させる。操作者はこれに基づいて各々のRnewに該当する知識を新バージョンに対応して更新した内容を、入力部13を介して知識更新部32に入力し、知識更新部32はこれに基づいて新データベースファイル22を生成する。
図5は、以上で説明した知識データベース更新装置10の動作を表すフローチャートである。まず、入力部13から、旧バージョン製品・機能別売り上げ42、新バージョン製品・機能別売り上げ43、顧客名44の各データの入力を受け付ける(ステップS101)。これらの入力から、まずは顧客重要度係数導出機能51が、顧客別重要度テーブル23の記憶内容を参照して、入力された顧客名44に対応する重要度44bを算出し、この値を重み付け売り上げ導出機能52に渡す(ステップS102)。
重み付け売り上げ導出機能52は、重要度44bと新バージョン製品の各製品および機能ごとの売り上げをSiを数1に適用して、新バージョン製品の顧客重要度によって重み付けされた売り上げの全顧客分の総和Snewiと、旧バージョン製品のそれであるSoldiとを算出する(ステップS103)。算出された結果は更新優先度導出機能53に渡される。
更新優先度導出機能53は、重み付け売り上げ導出機能52から渡されたSnewiおよびSoldiと、知識参照数テーブル24から得られる旧データベース知識参照数41(Roldi)とを数6に適用して新バージョン製品で予測される知識参照数Rnewiを算出する(ステップS104)。同時に、このRnewiに基づいて、知識参照数テーブル24を更新する。
そして出力部14が、算出されたRnewiを更新優先度として、Rnewiの高い知識から順番に旧データベースファイル21の内容を表示する(ステップS105)。ユーザは、この表示された知識を新バージョンに対応して更新し、その内容を入力部13を介して知識更新部32に入力し、知識更新部32はこれに基づいて新データベースファイル22を生成する(ステップS106)。
(実施形態の全体的な動作)
次に、上記の実施形態の全体的な動作について説明する。本実施形態に係る動作は、製品のサポート業務に使用される知識データベースの内容を、製品の新バージョン製品向けに更新する知識データベース更新方法であって、更新優先度付け支援部31が、製品の旧バージョンに対する機能別の知識参照数と、製品の旧バージョンの機能ごとの売り上げと、製品の新バージョンの機能ごとの売り上げとから、製品の新バージョンに対して予想される機能別の更新優先度を算出し(図5:ステップS104)、知識更新部32が、製品の旧バージョン向け知識データベースの内容を更新優先度の高い機能の順にユーザに提示し(図5:ステップS105)、知識更新部32が、提示された知識データベースの内容に対するユーザの入力を反映して製品の新バージョン向けの知識データベースを作成する(図5:ステップS106)。
また、更新優先度付け支援部31が、製品の旧バージョンに対する機能別の知識参照数をRoldi、製品の旧バージョンの機能ごとの売り上げをSoldi、製品の新バージョンの機能ごとの売り上げをSnewiとすると、製品の新バージョンに対して予想される機能別の更新優先度Rnewiを、前述の数6の式から算出する(図5:ステップS104)。
ここで、上記各動作ステップについては、これをコンピュータで実行可能にプログラム化し、これらを前記各ステップを直接実行するコンピュータである知識データベース更新装置10に実行させるようにしてもよい。
この動作により、本実施形態は以下のような効果を奏する。
新バージョンの製品に対して問い合わせの事例の蓄積を待たなくても、旧バージョンに対する知識データベースを、機能別の知識参照数と売り上げデータとを利用して更新優先度を算出し、その更新優先度の順に新バージョン向けに更新することによって、限られた人的資源やコンピュータ資源の中で的確な知識データベースの更新を行うことができるようになる。
これによって、実際の問い合わせが発生するより前に、参照されると予想される頻度が高い知識についてあらかじめ知識データベースを準備することができるので、実際に問い合わせがあってからその問い合わせの内容に後追いで対応することは少なくなり、サポート業務においての応答時間の短縮、そしてこれに伴うコストの削減という効果を得ることができる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができる。
ソフトウェア製品、およびハードウェア製品を含む工業製品など、顧客に提供されたものに対する保守サポート業務が存在する領域において、幅広く利用することができる。
本発明の実施形態に係る知識データベース更新装置の構成を表す説明図である。 図1に示した更新優先度付け支援部の内部処理をより詳しく示す説明図である。 図1および2で示した顧客別重要度テーブルの記憶内容の一例を示す説明図である。 図1および2で示した知識参照数テーブルの記憶内容の一例を示す説明図である。 以上で説明した知識データベース更新装置の動作を表すフローチャートである
符号の説明
10 知識データベース更新装置
11 プロセッサ
12 記憶部
13 入力部
14 出力部
21 旧データベースファイル
22 新データベースファイル
23 顧客別重要度テーブル
24 知識参照数テーブル
31 更新優先度付け支援部
32 知識更新部
41 旧データベース知識参照数
42 旧バージョン製品・機能別売り上げ
43 新バージョン製品・機能別売り上げ
44 顧客名
44a 機能
44b 重要度
45 更新優先度
51 顧客重要度係数導出機能
52 重み付け売り上げ導出機能
53 更新優先度導出機能

Claims (7)

  1. 製品のサポート業務に使用される知識データベースの内容を、前記製品の新バージョン向けに更新する知識データベース更新装置であって、
    前記製品の旧バージョン向け知識データベースの内容である旧データベースファイルを記憶した記憶部と、
    前記製品の旧バージョンに対する機能別の知識参照数と前記製品の旧バージョンの機能ごとの売り上げと前記製品の新バージョンの機能ごとの売り上げとから、前記新バージョン製品に対して予想される機能別の更新優先度を算出する更新優先度付け支援部と、
    前記更新優先度の高い機能の順に前記旧データベースファイルの内容をユーザに提示するとともにこれに対するユーザの反応入力を反映して前記新バージョン向けの知識データベースを作成する知識更新部と
    を有することを特徴とする知識データベース更新装置。
  2. 前記更新優先度付け支援部が、前記製品の旧バージョンに対する機能別の知識参照数をRoldi、前記製品の旧バージョンの機能ごとの売り上げをSoldi、前記製品の新バージョンの機能ごとの売り上げをSnewiとすると、前記製品の新バージョンに対して予想される機能別の更新優先度Rnewiを
    Figure 2010108100
    として算出することを特徴とする、請求項1に記載の知識データベース更新装置。
  3. 前記更新優先度付け支援部が、前記製品の新バージョンの機能ごとの売り上げを、前記製品の新バージョンの顧客に対する重要度の順に補正してから前記更新優先度を算出することを特徴とする、請求項1に記載の知識データベース更新装置。
  4. 製品のサポート業務に使用される知識データベースの内容を、前記製品の新バージョン製品向けに更新する知識データベース更新方法であって、
    更新優先度付け支援部が、前記製品の旧バージョンに対する機能別の知識参照数と、前記製品の旧バージョンの機能ごとの売り上げと、前記製品の新バージョンの機能ごとの売り上げとから、前記製品の新バージョンに対して予想される機能別の更新優先度を算出し、
    次に知識更新部が、前記製品の旧バージョン向け知識データベースの内容を前記更新優先度の高い機能の順にユーザに提示し、
    続いて前記知識更新部が、前記提示された知識データベースの内容に対するユーザの反応入力を反映して前記製品の新バージョン向けの知識データベースを作成する
    ことを特徴とする知識データベース更新方法。
  5. 前記更新優先度付け支援部が、前記製品の旧バージョンに対する機能別の知識参照数をRoldi、前記製品の旧バージョンの機能ごとの売り上げをSoldi、前記製品の新バージョンの機能ごとの売り上げをSnewiとすると、前記製品の新バージョンに対して予想される機能別の更新優先度Rnewiを、
    Figure 2010108100
    として算出することを特徴とする、請求項4に記載の知識データベース更新方法。
  6. 製品のサポート業務に使用される知識データベースの内容を、前記製品の新バージョン向けに更新する知識データベース更新装置が備えるコンピュータに、
    前記製品の旧バージョンに対する機能別の知識参照数と前記製品の旧バージョンの機能ごとの売り上げと前記製品の新バージョンの機能ごとの売り上げとから、前記製品の新バージョンに対して予想される機能別の更新優先度を算出する手順と、
    前記製品の旧バージョン向け知識データベースの内容を前記更新優先度の高い機能の順にユーザに提示する手順と、
    前記提示された知識データベースの内容に対するユーザの反応入力を反映して前記製品の新バージョン向けの知識データベースを作成する手順と
    を実行させることを特徴とする知識データベース更新プログラム。
  7. 前記更新優先度を算出する手順が、前記製品の旧バージョンに対する機能別の知識参照数をRoldi、前記製品の旧バージョンの機能ごとの売り上げをSoldi、前記製品の新バージョンの機能ごとの売り上げをSnewiとすると、前記製品の新バージョンに対して予想される機能別の更新優先度Rnewiを、
    Figure 2010108100
    として算出することを特徴とする、請求項6に記載の知識データベース更新プログラム。
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