JP2010108046A - 顔認識装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者の顔を認識した場合にその運転者の顔を学習する顔認識装置において、運転者が誰であるかをより効果的に特定して、以前に記憶した学習値を活用する。
【解決手段】顔認識装置1は、カメラ2、ドライバモニタECU3、予防安全ECU4、メインボデーECU51、運転席位置制御ユニット52、各種位置調整スイッチ53を備える。メインボデーECU51は、メモリスイッチ6の番号を記憶している。ドライバモニタECU3は、その番号を入力する。メモリスイッチ6の番号が変更された場合には、選択部32は、メモリスイッチ6に対応する学習値35を選択する。学習値35には、目の検索位置、口の検索開始位置、開眼判定の閾値等を含み、認識部31は、この開始位置から顔の中から顔パーツの検索を開始する。また、認識部31は、学習値35に含める開眼判定の閾値を用いて開眼判定を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、運転者の顔を認識した場合にその運転者の顔を学習する顔認識装置に関する。
従来、運転者の運転操作等を支援する目的のために、運転者の顔を撮像し、その撮像した画像から、眼部等の顔パーツの位置を検索する顔認識装置が開示されている(特許文献1等)。この装置によれば、運転者の目の状態から、運転者の眠気を検知したり、運転者が横を向いていることを検知したりすることにより、運転者に警報を出すことができる。
特許文献1には、キー内部に記憶したIDコードとシートの位置により運転者を特定し、その運転者について認識した結果を用いて顔パーツの配置(個々の顔パーツの位置)を学習し、次回に顔認識をする場合には、その学習した顔パーツの位置を用いて、顔の認識を行うようにした顔認識装置が開示されている。特許文献1には、スマートキーにシートポジションが記憶され、シートポジションの設定が変更された場合には、顔認識装置は、新規の人間が車両に乗ったものとみなして、新規な顔認識を行う旨の記載がある。この装置によれば、同じ人間が運転席に座る場合には座席の設定を変えないと想定されることから、この場合には運転者を特定でき、迅速に顔を認識することが期待できる。
特開2003−22500号公報
しかしながら、特許文献1のように、キーに記憶したシートの位置を個人の特定に用いても、運転者は、必ずしも上記のような個人の設定情報を記憶しているキーを使用するとは限らない。また、家族でキーを共用する場合には、その運転する人間が代わるたびにシートが調整されると想定されるから、顔認識装置は、以前学習した学習値を利用できずに、初めから顔認識を行う必要があった。
本発明は、運転者の顔を認識した場合にその運転者の顔を学習する顔認識装置において、運転者が誰であるかをより効果的に特定して、以前に記憶した学習値を活用することを目的とする。
上記目的を達成するために、以下の構成を備えることができる。
(1)本発明は、
運転者の顔を撮像した画像に基づいて当該顔を認識する顔認識装置であって、
上記顔を認識する認識手段と、
運転者により調整された座席の設定を複数記憶し、当該座席の設定の選択を受け付けて上記座席の設定を再生する座席再生手段と、
上記認識手段により運転者の顔を認識した場合には、上記座席の設定と対応付けて、当該運転者の顔の特徴を学習値として記憶する学習手段と、を備え、
上記認識手段は、上記座席の設定が選択され変更がなされた場合に、複数の上記座席の設定の中から当該選択された座席の設定に対応付けられた上記学習値を選択する選択手段を含み、上記選択手段によって選択された学習値を用いて上記運転者の顔を認識する顔認識装置である。
この構成では、座席再生手段が、当該座席の設定の選択を受け付けて上記座席の設定を再生する。上記座席の設定が選択され変更されたとすれば、これは運転者の意識的な作用によるから、以前車両を利用した運転者が再度同じ設定にしようとして設定したという決め手になる。そこで、この構成では、学習値選択手段は、上記座席の設定が選択され変更がなされた場合に、当該座席の設定に対応付けられた上記学習値を選択し、認識手段はこれを用いて顔を認識する。これにより、顔認識装置は、以前学習した個人をより効果的に特定できる。また、この構成では、座席再生手段が、学習値を複数記憶しており、学習値選択手段により、座席の設定の変更に応じて学習値が切り換えられることになる。したがって、認識手段は、以前設定された学習値を活用することができるから、従来のように運転者が代わるたびに新たに学習する必要がなく、より早期、確実に運転席の顔を認識できる。
なお、本発明の座席の設定には、再生できるあらゆる座席の設定を含めることができ、座席の椅子そのものの設定のみならず、ステアリング、ミラーの位置、角度を含めることができる。また、本発明の「顔の特徴」とは、例えば、各顔パーツの配置、形状のいずれかを含む概念であるが、これらの要素のすべてである必要はない。
(2)上記座席再生手段が設定する座席の設定には、リクライニング位置、座高位置、前後スライド位置、背もたれ高さ、ステアリングのチルト位置、ステアリングの左右位置、サイドミラーの方向のいずれか1つ、またはこれらの任意の組み合わせを含むものとしてもよい。
(3)上記認識手段は、上記画像に基づいて前記顔の向きを検出し、
上記学習手段は、上記顔の向きの検出のための各顔パーツの検索開始位置を上記学習値として記憶するものとしてもよい。
上記(1)の構成の顔認識の応用として、顔向き検出をすることができる。この構成では、学習手段は、各顔パーツの検索開始位置を上記学習値として記憶するので、より早期、確実に顔向き検出をすることができる。
(4)上記認識手段は、上記画像に基づいて目が開眼しているか否かの判定を行い、
上記学習手段は、上記判定のための目の検索開始位置を上記学習値として記憶するものとしてもよい。
(5)上記認識手段は、上記画像に基づいて目が開眼しているか否かの判定を行い、
上記学習手段は、上記判定を行うための目の開き具合の閾値を、上記学習値として記憶するものとしてもよい。
上記(1)の構成の顔認識の応用として、開眼判定をすることができる。この構成では、学習手段が開眼検出の閾値を学習し、選択手段が学習値を特定するので、認識手段は、より早期に閾値を調整できる。したがって、より早期、確実に開眼判定をすることができる。
本発明によれば、運転者の顔を認識した場合にその運転者の顔を学習する顔認識装置において、運転者が誰であるかをより効果的に特定することができる。これにより、顔認識装置は、以前に記憶した学習値を活用して、より早期、確実に顔を認識できる。
以下、図面を参照して、本発明に係る顔認識装置1の実施形態について説明する。
図1に示す顔認識装置1は、車両に搭載され、運転者の顔101を認識する。顔認識装置1は、カメラ2、ドライバモニタECU3(認識手段)、予防安全ECU4、メインボデーECU51、運転席位置制御ユニット52(座席再生手段)、各種位置調整スイッチ53(座席再生手段)、メモリスイッチ6(座席再生手段)を備える。予防安全ECU4、メインボデーECU51、運転席位置制御ユニット52、各種位置調整スイッチ53、メモリスイッチ6は、車内LANであるCAN7で接続されている。
なお、上記括弧内は、本発明の構成要件に対応するが本発明を限定するものではない。また、本実施形態の車両は、必ずしも顔認識装置1のためだけに顔認識装置1の各構成を備えるのではない。以上2〜4、51〜53の構成は、他の機能を兼用してもよい。
カメラ2は、例えば、運転席のメータ部分またはステアリングの付け根上部に搭載され、運転者の顔を撮像する。
ドライバモニタECU3は、カメラ2が撮像した画像の画像処理を行う。これにより、ドライバモニタECU3は、顔の各パーツ(輪郭、鼻の位置、目の位置、口の位置等)を検索(探索)し、それらのパーツの形状から、顔の向きや開眼しているか否かなどを判定し、その判定した内容を予防安全ECU4に送る。
なお、顔を認識する方法や、ドライバモニタECU3内部の構成については後に詳述する。
予防安全ECU4は、ドライバモニタECU3が認識した顔の情報に基づいて、運転者に警告をしたり、減速したりするなどの安全処置をとる。
メインボデーECU51は、図示しない運転席ドアコンピュータを介して、メモリスイッチ6にセットされた番号を受信し、運転席の各種設定の再生の命令を運転席位置制御ユニット52に送る。また、メインボデーECU51は、テールランプ等の信号を受信し、その点灯状態の情報を記憶する。運転席位置制御ユニット52は、上記再生の命令を受けて、運転席の座席、ステアリングの高さ、ミラーの角度等の設定(以下では、これらを包括する概念を「座席の設定」と称する。)を所定の位置に移動させる。各種位置調整スイッチ53は、座席シートの位置、ステアリングの位置、ミラーの方向を電動で移動させるためのスイッチである。メモリスイッチ6は、現在の座席の設定を登録、再生するためのスイッチである。各種位置調整スイッチ53により、座席の設定のいずれかを変更した後に、運転者がメモリスイッチ6のセットボタン(後述する)を押すとメインボデーECU51は、座席の設定を記憶する。各種位置調整スイッチ53は、座席の設定として複数の設定を受け付ける。この複数の座席の設定は番号付けられており、この番号をメモリシート番号と称する。メモリスイッチ6には、メモリシート番号に対応する複数の番号ボタンが設けられている。この番号ボタンを押すと、運転席位置制御ユニット52は、座席の設定を再生する(即ち、座席シート、ステアリング、ミラーなどをその番号に対応して設定された位置、角度へ移動させる)。これにより、車両は、車両の利用者それぞれにあった座席シートの環境を提供できる。
ドライバモニタECU3の内部についてより詳しく説明する。ドライバモニタECU3は、マイコン(マイクロコンピュータ)30、記憶部33を備える。マイコン30は、記憶部33の情報に基づいて、マイコン30内部のROM内に記憶されたプログラムを実行する。顔認識装置1は、マイコン30内のCPUにより、マイコン30内のプログラムとして認識部31、選択部32を動作させる。
なお、認識部31は、本発明の認識手段に相当する。選択部32は、本発明の選択手段に相当する。
選択部32は、認識部31のサブルーチンとしてマイコン30により動作する。選択部32は、メモリスイッチ6が操作され、メモリシート番号に変更があった場合に、その変更後の番号に対応する学習値35A、35B、35Cを記憶部33の学習値35の中から選択する。認識部31は、選択部32が選択した学習値35に基づいて、画像処理により顔101の認識を行う。運転者の顔を認識する方法として、例えば、認識部31は、顔について、白、黒の2値化を行い、輪郭を抽出し、顔の中心の暗い鼻腔(鼻の孔)を抽出し、そして、その周囲の目、口などの顔パーツを検索することができる。
記憶部33は、マイコン30の外部メモリであり、バス36を介してマイコン30に接続されている。記憶部33は、マイコン30が利用するデータを記憶している。記憶部33は、メモリシート番号34(34A、34B、34C)と対応付けて、学習値35を記憶している。これにより、選択部32は、メモリシート番号を入力した場合、記憶部33のメモリシート番号34に対応する学習値35A、35B、35Cを取得できる。本実施形態では、3つのメモリシート番号(1〜3)が車両に設定されているものとする。例えば、運転者により、メモリスイッチ6が操作され、メモリスイッチ6により1が選択されると、選択部32は、メモリシート番号34Aに対応する学習値35Aを選択する。2が選択されると、選択部32は、メモリシート番号34Bに対応する学習値35Bを選択する。34C、35Cも同様である。そして、認識部31は、選択部32が選択した学習値35に基づいて顔101の認識を行う。このようにすれば、運転者の意識的な明示の操作によって、選択部32が学習値35を切り換えることになるから、選択部32は、個人をより効果的に特定できる。
学習値35は、認識部31が個人を認識した顔の特徴を記憶したデータである。また、学習値35は、認識部31が一旦個人の顔を学習した場合に、再度その個人の顔を認識するためのプロファイルとして機能する。ここでのプロファイルは、選択部32が顔101の各パーツ(目、鼻、口)を検索するために必要なデータの集合をいうものとする。例えば、プロファイルには、目の検索開始位置、口の検索開始位置、鼻の検索開始位置を含めることができるし、また、開眼判定の閾値(目の開き具合を判定するための閾値)を含めてもよい。また、プロファイルの概念には、学習値のみならず、学習されていない初期状態で検索を行うためのデータ集合を含む。学習値がない場合には、認識部31は、予め設定された初期値(工場出荷時のデータ)を用いて認識を行う。即ち、車両出荷時の状態では、記憶部33には、図示しない初期値のプロファイルが用意されており、認識部31は、そのプロファイルに記述された検索開始位置から顔101の各部を検索する。認識部31が一旦個人を認識すると、認識部31は、初期値のプロファイルを修正し、学習値35として記憶部33に記憶させる。
ここで、学習値35の内容の具体例をより詳しく述べる。前述したように、各パーツを検索する方法としては、例えば、認識部31により、顔の中心部の暗部である鼻腔を探し、その後、目の位置、口の位置を探すことができる。この場合には、認識部31は、学習値35の目、鼻その他の顔のパーツ(本願では、これを顔パーツと称する。)の検索開始位置として、鼻を中心とした目の位置、口の位置等の顔のパーツの位置を記憶してもよい。
また、記憶部33は、学習値35として、開眼判定の閾値を含んでいてもよい。
さらに、記憶部33は、学習値35として、鼻を中心とした目の位置、口の位置等の顔のパーツの位置のみならず、顔の大きさや、顔の色、カメラ2が撮像するときの撮像条件を記憶してもよい。撮像条件には、カメラ2が撮像するときのハードウェア的またはソフトウェア的な設定値のいずれを含めてもよい。ハードウェア的な設定値としては、例えば、シャッタが開いている時間である露光時間や、カメラ2が絞り機構を備える場合には、絞り値を含めてもよい。また、ソフトウェア的な設定値としては、輝度の補正量、顔の輪郭を抽出するために2値化する場合の輝度の閾値を設定してもよい。記憶部33が学習値35として上記顔の色、閾値を記憶する場合、そのいずれか1つを記憶していれば足りる。また、これらの顔の色、閾値は、そのメモリシート番号の人物の顔を撮像する際に、顔やその内部の顔パーツの輪郭を抽出する場合に用いることができる。さらに、学習値35のファイルの記述方式は、どのようなものでもよい。例えば、バイナリ形式でもよく、テキスト形式でもよい。
認識部31がこのような学習値35に基づいて、目の位置等の顔パーツを検索しているので、ドライバモニタECU3は、より迅速かつ的確に顔パーツの状態を取得できる。
なお、顔認識装置1のメーカーが撮像条件を学習値35に入力している場合には、カメラ2は、この撮像条件に基づいて、各フレームで撮像する際の露光時間を調整してもよい。メーカーが、撮像条件のソフトウェア的な設定値を学習値35に入力している場合には、認識部31は、この撮像条件に基づいて、カメラ2が撮像した画像の輝度を調整してもよい。このように撮像条件を調整すれば、カメラ2は、メモリシート番号に応じて、適切な輝度の撮像画像を取得でき、認識部31の認識精度が高まると期待できる。
図2を用いて、メモリスイッチ6の構成、および運転席位置制御ユニット52が再生する座席シート周辺の設定の例を示す。図2(A)のように、メモリスイッチ6は、番号ボタン61A、61B、61Cを備えている。番号ボタン61A〜61Cは、メモリシート番号の1〜3に対応している。例えば運転者が番号ボタン61Aを押すと、運転席位置制御ユニット52は、メモリシート番号1に対応する座席の設定を再生する。番号ボタン61Bを押すと、運転席位置制御ユニット52は、メモリシート番号2に対応する座席の設定を再生する。番号ボタン61Cも同様である。セットボタン62は、運転者がシートを、手動でまたは電動スイッチで移動させて調整した場合に、その現在の設定を登録するのに用いる。即ち、運転者がシートを調整した後にセットボタン62を押すと、ドライバモニタECU3がシートの現在の各種設定を登録する。
座席の設定には、例えば図2(B)、図2(C)、図2(D)に示すように、シート81、ステアリング82、サイドミラー83のいずれかの設定を含む。
図2(B)に示すように、シート81の設定には、リクライニング位置811(シートの背もたれの角度調整)、座高位置812(座高の高さ調整)、前後スライド位置813(シートの前後調整)、背もたれ高さ814(背もたれの高さ調整)のいずれか1以上の設定を含む。
図2(C)に示すように、ステアリング82の設定には、チルト位置821(ステアリング82の上下調整)、左右位置822(ステアリング82の左右調整)のいずれか1以上の設定を含む。
図2(D)に示すように、サイドミラー83の調整には、左右方向831、上下方向832のいずれか1以上の設定を含む。サイドミラー83の調整は、運転席側の調整でもよいし、助手席側の調整でもよい。さらに、座席の設定には、バックミラー84の方向の設定を含めてもよい。
運転者がこのような各部の調整をした後にセットボタン62を押すと、メインボデーECU51は、その時のメモリシート番号に対応する各部の設定を更新する。また、運転席位置制御ユニット52は、メモリスイッチ6が同じ番号に切り換わった時にその設定を再生する。
なお、図2(B)〜(D)に示す座席の設定は、本願発明の「座席の設定」に相当し、「座席の設定」には、図2(B)に示す座席本体のみならず、周辺の設定も含む概念とする。ただし、本発明は、「座席の設定」として、以上のすべてを設定できるようにする必要はないし、別のものを設定してもよい。
次に図3のフローを用いて、顔認識処理時のドライバモニタECU3の処理の実施例について説明する。なお、ST1〜ST3の処理については、マイコン30が定期的に行う。その周期としては、例えば、カメラ2のフレーム周期ごとにしてもよいし、複数周期ごとにしてもよいし、所定時間間隔で行ってもよい。
ST1において、選択部32は、メインボデーECU51から現在のメモリシート番号の情報を入力し、マイコン30または記憶部33に記憶させる。選択部32は、このST1を定期的に行う。ST2で、メモリスイッチ6の番号ボタン61A〜61Cが操作され、メモリシート位置の設定が変更されたか判定する。これが押されるということは、以前設定した運転者が意識的に変更したことになり、運転者の特定の決め手になる。メモリシート番号が変更された場合には(ST2のYES)、ST3に移動する。
ST3では、選択部32は、変更されたメモリシート番号に対応する学習値35を選択する。その後ST4に移動する。
メモリシート番号が変更されていない場合には(ST2のNO)、ST3を回避してST4に移動する。この場合には、認識部31は、プロファイルとして、以前使っていたプロファイルを使うことができる。また、認識部31は、前述のとおり、プロファイルとして、車両の出荷時にはプロファイルの初期値を使ってもよい。
その後、図4(A)、(B)に示すST4、ST5を実行する。ST4は、顔向き検知処理、ST5は、開眼判定処理を表している。
図4(A)の顔向き検知処理について説明する。
ST41において、カメラ2が撮像した画像を2値化して、その2値の値が変わる境界をエッジとして抽出する。
ST42において、認識部31は、上記エッジから顔の輪郭(上下端、左右端等)を抽出する。
ST43において、目、鼻、口の各顔パーツを検索する。その方法として、前述したように、認識部31は、まず顔の中心の鼻腔を検索する。認識部31は、顔の中心であって、もっとも暗いところを検索し、それを鼻腔とする。このとき、認識部31は、プロファイルの学習値35に記憶された鼻の検索開始位置から検索を開始する。これにより、認識部31は、以前に認識した結果である学習値35を用いて検索するので、早期に鼻を検索できる。また、鼻を中心として、目、口の位置を検索する。このとき、認識部31は、プロファイルの学習値35に記憶された目、口の検索開始位置から検索を開始する。記憶部33は、目、口の検索開始位置として、例えば、鼻に対する相対的な位置を記憶する。これにより、鼻を検索した後、目、口を検索できる。認識部31は、以前に認識した結果である学習値35を用いて検索するので、早期に目、口を検索できる。
ST44において、目、鼻、口のパーツの配置に基づいて、顔の中心線を判定する。その中心線は、例えば、2つの目の中間部分と、鼻の位置を結んだ線とすることができる。この中心線の判定により、認識部31は、顔の傾きを判定できる。また、認識部31が目を検索すれば、認識部31は、目の形状を抽出することにより、顔の向きを判定できる。例えば、左眼が小さく、右目が大きい状態にあるとすれば、カメラ2から見て右目が顔の中央に来ているから、認識部31は、顔が左を向いていると判定できる。
図4(B)の開眼判定処理について説明する。
ST51において、認識部31は、鼻腔を検出する。その方法としては、前述のST41〜ST43のステップを用いることができる。
ST52において、認識部31は、上瞼(まぶた)および下瞼の輪郭を検出する。この検出においても、目を検索するために、認識部31は、学習値35の「目の検索開始位置」を用いることができる。
ST53において、認識部31は、ST52で検出した上瞼と下瞼の間の距離から、開眼度を検出する。
ST54において、開眼度が閾値未満であるか否か判定する。この判定においては、認識部31は、閾値として学習値35の「開眼判定の閾値」を用いる。ST54の判定が肯定(YES)であれば、認識部31は、開眼が継続している時間(図中の開眼継続時間)を計測して(ST55)図4の処理を終了する。ST53の判定が否定(NO)であれば、認識部31は、ST54をせずに終了する。
以上の実施形態について、以下に補足説明を行う。
以上の図1、図3の説明では、機能ごとに分離したブロックで説明したが、実装上は、これらの機能のうち、いずれかが複数の機能が一体として構成してもよいし、一つのブロックを複数に分離して構成してもよい。例えば、記憶部33が記憶する情報のいずれかまたは全部をマイコン30が記憶していてもよい。また、認識部31、選択部32は、マイコン30の機能部とせずに、別々の計算部で構成してもよい。
また、以上の実施形態では、現在位置の入力をするのに、予防安全ECU4を介してGPSナビゲ−ションの情報を入力するとしたが、この情報をドライバモニタECU3に直接入力してもよい。
学習値35は、以上で説明したすべての情報を記憶するものでなくてもよく、部分的であってもよい。また、認識部31は、顔パーツのすべてを認識する必要はない。例えば、開眼検知(ST5)に用いるのであれば、認識部31は、目だけを検索すればよい。また、認識部31は、必ずしも鼻を中心として目の位置を検索する必要はない。したがって、認識部31が学習値35に記憶させる目の位置も、鼻との相対関係のデータである必要はない。
また、図3に示すST4、ST5は、顔認識をする方法を用いた場合の応用例である。したがって、本発明の実施形態としては、学習値35を選択した場合に学習した顔の形状をどのように活用するかについては、以上の説明には限定されない。また、メモリスイッチ6は、番号ボタン61A〜61Cの3つを図面に表示したがそれ未満でも超えていてもよい。
本発明は、例えば、移動体の運転者、作業者一般、その他の顔の認識に用いることができる。
本実施形態の顔認識装置の構成図 座席設定のメモリスイッチ、座席設定の具体例 本実施形態の顔認識装置のフローの実施例 図3のサブフロー
符号の説明
1…顔認識装置
2…カメラ
3…ドライバモニタECU
30…マイコン(マイクロコンピュータ)
31…認識部
32…選択部(学習値選択部)
33…記憶部
34…メモリシート番号
35…学習値
4…予防安全ECU
51…メインボデーECU
52…運転席位置制御ユニット
53…各種位置調整スイッチ
6…メモリスイッチ(シート位置設定用)
61A、61B、61C…番号ボタン
62…セットボタン
7…CAN(車内LAN)
81…シート
811…リクライニング位置
812…座高位置
813…前後スライド位置
814…背もたれ高さ
82…ステアリング
821…チルト位置
822…左右位置
83…サイドミラー
84…バックミラー
831…左右方向
832…上下方向
101…顔

Claims (5)

  1. 運転者の顔を撮像した画像に基づいて当該顔を認識する顔認識装置であって、
    前記顔を認識する認識手段と、
    運転者により調整された座席の設定を複数記憶し、当該座席の設定の選択を受け付けて前記座席の設定を再生する座席再生手段と、
    前記認識手段により運転者の顔を認識した場合には、前記座席の設定と対応付けて、当該運転者の顔の特徴を学習値として記憶する学習手段と、を備え、
    前記認識手段は、前記座席の設定が選択され変更がなされた場合に、複数の前記座席の設定の中から当該選択された座席の設定に対応付けられた前記学習値を選択する選択手段を含み、前記選択手段によって選択された学習値を用いて前記運転者の顔を認識することを特徴とする顔認識装置。
  2. 前記座席再生手段が設定する座席の設定には、リクライニング位置、座高位置、前後スライド位置、背もたれ高さ、ステアリングのチルト位置、ステアリングの左右位置、サイドミラーの方向のいずれか1つ、またはこれらの任意の組み合わせを含むことを特徴とする請求項1に記載の顔認識装置。
  3. 前記認識手段は、前記画像に基づいて前記顔の向きを検出し、
    前記学習手段は、前記顔の向きの検出のための各顔パーツの検索開始位置を前記学習値として記憶することを特徴とする請求項1に記載の顔認識装置。
  4. 前記認識手段は、前記画像に基づいて目が開眼しているか否かの判定を行い、
    前記学習手段は、前記判定のための目の検索開始位置を前記学習値として記憶することを特徴とする請求項1に記載の顔認識装置。
  5. 前記認識手段は、前記画像に基づいて目が開眼しているか否かの判定を行い、
    前記学習手段は、前記判定を行うための目の開き具合の閾値を、前記学習値として記憶することを特徴とする請求項1に記載の顔認識装置。
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