JP2010108018A - 懸賞システム、提供方法およびプログラム - Google Patents
懸賞システム、提供方法およびプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010108018A JP2010108018A JP2008276345A JP2008276345A JP2010108018A JP 2010108018 A JP2010108018 A JP 2010108018A JP 2008276345 A JP2008276345 A JP 2008276345A JP 2008276345 A JP2008276345 A JP 2008276345A JP 2010108018 A JP2010108018 A JP 2010108018A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- prize
- success
- user
- image
- lottery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
【課題】電子懸賞サービスにおいて、コストを抑制しつつ、営業上の効果をより向上させる。
【解決手段】タッチパネル式の表示パネル22aを備えた携帯電話2aに、画像220aを表示させる。画像220aは、懸賞サービスにおける当選情報(当否データ)を含まないくじ画像であり、当否データが表示されるべき領域にはマスク画像222aが表示されるように構成されている。ユーザが指でマスク画像222aが表示されている画面領域を擦ると、そのユーザ操作に応じて、ユーザの指が触れた位置に表示されているマスク画像222aを当否データと置換し、当否データを表示する。
【選択図】図6
【解決手段】タッチパネル式の表示パネル22aを備えた携帯電話2aに、画像220aを表示させる。画像220aは、懸賞サービスにおける当選情報(当否データ)を含まないくじ画像であり、当否データが表示されるべき領域にはマスク画像222aが表示されるように構成されている。ユーザが指でマスク画像222aが表示されている画面領域を擦ると、そのユーザ操作に応じて、ユーザの指が触れた位置に表示されているマスク画像222aを当否データと置換し、当否データを表示する。
【選択図】図6
Description
本発明は、電子的な懸賞サービスを提供する技術に関する。より詳しくは、懸賞サービスにおいて、ユーザの期待感を増大させることにより、懸賞サービスの効果を最大化する技術に関する。
古くから、キャンペーン商品の広告宣伝手法や顧客の足を店舗に向けさせるための販促手法として、懸賞やくじ引き、福引きといったサービス(以下、「懸賞サービス」と略称する)が提供されている。そして、昨今のインターネットやコンピュータの普及により、一般のユーザが所有する端末装置(携帯電話、パソコン、PAD等)を利用して、懸賞サービスを電子的に提供する技術が提案されている。このような電子的に提供される懸賞サービスが例えば特許文献1に記載されている。
電子的に提供される懸賞サービス(以下、「電子懸賞サービス」と略称する)では、例えば、ユーザは、端末装置から特定のサイトにアクセスして、応募情報(懸賞応募用のシリアルナンバーや応募者の住所等)を送信する。この応募情報を受け付けたサーバ側は、電子懸賞サービスにおける当否を判定し、その当否に関する情報(当否情報)をアクセスした端末装置に送信する。ユーザは、当該端末装置に表示される当否情報によって、応募した懸賞サービスにおいて当選したか否かを確認することができる。
ところが、従来の電子懸賞サービスでは、インターネットの特性上、当否情報が比較的瞬時に得られるため、応募者(ユーザ)からみれば、期待感を増大させる間もなく当選結果が表示されてしまい、面白みに欠けるという問題があった。懸賞サービスにおいては、電子的であるか否かを問わず、ユーザの当選に対する期待感を増大させることによりユーザに楽しんでもらうことが営業上の効果を発揮する上で重要である。しかしながら、従来のインターネット上の電子懸賞サービスは、サービスを提供する技術において、その要求に充分に応えられていないという問題があった。
これを補うためには、提供者側において、懸賞における賞品を高額化させたり、当選確率を上昇させる等の手法も可能ではあるが、このような対処では当然ながら提供者にとって大きなコスト負担となる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、電子懸賞サービスにおいて、コストを抑制しつつ、営業上の効果をより向上させることを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、懸賞の当否情報を記憶する記憶手段と、懸賞の当否情報を含まないくじ画像を画面に表示する表示手段と、前記表示手段に表示されたくじ画像に対するユーザの操作を受け付ける操作手段と、前記操作手段が受け付けた操作に応じて、前記記憶手段に記憶された懸賞の当否情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る懸賞システムであって、前記操作手段は、操作者が前記画面に物体を接触させる操作を検出するとともに、前記物体が触れた前記画面上の領域を接触領域として検出する検出手段を備え、前記出力手段は、前記検出手段により検出される操作に応じて、前記検出手段によって検出された接触領域に表示されているくじ画像を変化させつつ、前記接触領域に前記記憶手段に記憶された懸賞の当否情報を表示させることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1の発明に係る懸賞システムであって、前記くじ画像は、前記画面上で移動可能な複数のブロック画像に分割されて表示されており、前記出力手段は、前記複数のブロック画像が正規の表示順序となるように、ユーザが前記画面上の前記複数のブロック画像を移動させる操作に応じて、前記記憶手段に記憶された懸賞の当否情報を出力することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1ないし3の発明に係る懸賞システムであって、懸賞の当否情報を管理する当選管理サーバ装置をさらに備え、前記出力手段が出力する当否情報は、ユーザが前記当選管理サーバ装置へアクセスするためのリンク情報を含むことを特徴とする。
また、請求項5の発明は、懸賞サービスの提供方法であって、(a)懸賞の当否情報を含まないくじ画像を端末装置の画面に表示する工程と、(b)前記画面に表示されたくじ画像に対するユーザの操作を前記端末装置が受け付ける工程と、(c)懸賞の当否情報を前記端末装置が記憶する工程と、(d)前記(b)工程において受け付けた操作に応じて、前記(c)工程において記憶された懸賞の当否情報を前記端末装置において出力する工程とを有することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項5の発明に係る提供方法であって、前記(c)工程は、少なくとも前記(b)工程が開始される以前において開始される工程であることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項5の発明に係る提供方法であって、前記(c)工程は、くじ画像に対するユーザの操作が前記(b)工程において受け付けられたことに応じて開始される工程であることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、コンピュータによって実行可能なプログラムであって、前記プログラムの前記コンピュータによる実行は、前記コンピュータを、懸賞の当否情報を記憶する記憶手段と、懸賞の当否情報を含まないくじ画像を画面に表示する表示手段と、前記表示手段に表示されたくじ画像に対するユーザの操作を受け付ける操作手段と、前記操作手段が受け付けた操作に応じて、前記記憶手段に記憶された懸賞の当否情報を出力する出力手段とを備える懸賞システムとして機能させることを特徴とする。
請求項1ないし4に記載の発明は、懸賞の当否情報を記憶する記憶手段と、懸賞の当否情報を含まないくじ画像を画面に表示する表示手段と、表示手段に表示されたくじ画像に対するユーザの操作を受け付ける操作手段と、操作手段が受け付けた操作に応じて、記憶手段に記憶された懸賞の当否情報を出力する出力手段とを備えることにより、くじ画像に対するユーザの操作がなされるまで、懸賞の当否情報がユーザに提供されないので、ユーザの期待感を阻害することがない。すなわち、ユーザの当選に対する期待感を増大させることができ、例えば、懸賞サービスにおける販促効果が向上する。
請求項2に記載の発明は、操作者が画面に物体を接触させる操作を検出するとともに、物体が触れた画面上の領域を接触領域として検出する検出手段を備え、出力手段が、検出手段により検出される操作に応じて、検出手段によって検出された接触領域に表示されているくじ画像を変化させつつ、接触領域に記憶手段に記憶された懸賞の当否情報を表示させることにより、紙媒体におけるスクラッチカードのような懸賞サービスを電子的に提供することができ、ユーザの当選に対する期待感を増大させることができる。
請求項3に記載の発明は、複数のブロック画像が正規の表示順序となるように、ユーザが画面上の複数のブロック画像を移動させる操作に応じて、記憶手段に記憶された懸賞の当否情報を出力することにより、正規の表示順序に並べ替えられるまでの間は当否情報が表示されないので、その間、ユーザの当選に対する期待感を増大させることができる。
請求項4に記載の発明は、懸賞の当否情報を管理する当選管理サーバ装置をさらに備え、出力手段が出力する当否情報は、ユーザが当選管理サーバ装置へアクセスするためのリンク情報を含むことにより、懸賞に当選したことにより必要となる情報のやり取りを迅速に開始することができる。したがって、懸賞システムの操作性が向上する。
請求項5ないし7に記載の発明は、懸賞の当否情報を含まないくじ画像を端末装置の画面に表示する工程と、画面に表示されたくじ画像に対するユーザの操作を端末装置が受け付ける工程と、懸賞の当否情報を端末装置が記憶する工程と、受け付けた操作に応じて、記憶された懸賞の当否情報を端末装置において出力する工程とを有することにより、くじ画像に対するユーザの操作がなされるまで、懸賞の当否情報がユーザに提供されないので、ユーザの期待感を阻害することがない。すなわち、ユーザの当選に対する期待感を増大させることができ、例えば懸賞サービスにおける販促効果が向上する。
請求項6に記載の発明は、くじ画像に対するユーザの操作が行われたときに、速やかに当否情報を出力することができる。
請求項7に記載の発明は、くじ画像に対するユーザの操作が行われるまで、当否情報がユーザに知られることを防止できる。
請求項8に記載の発明は、コンピュータを、懸賞の当否情報を記憶する記憶手段と、懸賞の当否情報を含まないくじ画像を画面に表示する表示手段と、表示手段に表示されたくじ画像に対するユーザの操作を受け付ける操作手段と、操作手段が受け付けた操作に応じて、記憶手段に記憶された懸賞の当否情報を出力する出力手段とを備える懸賞システムとして機能させることにより、くじ画像に対するユーザの操作がなされるまで、懸賞の当否情報がユーザに提供されないので、ユーザの期待感を阻害することがない。すなわち、ユーザの当選に対する期待感を増大させることができ、例えば懸賞サービスにおける販促効果が向上する。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。
<1. 第1の実施の形態>
図1は、本発明に係る懸賞システム1を示す図である。
図1は、本発明に係る懸賞システム1を示す図である。
懸賞システム1は、ユーザが所持している携帯電話2a,2bと、電子懸賞サービスを提供する提供者によって設置されるくじ発行サーバ装置4および当選管理サーバ装置5とから構成されており、これらの各装置がネットワーク8を介して接続されている。
なお、以下の説明では、携帯電話2aおよび携帯電話2bを携帯電話2と総称する場合がある。また、ユーザが使用する端末装置としては携帯電話2に限定されるものではなく様々な形態の装置が採用可能であり、例えばユーザ宅に設置されるパーソナルコンピュータであってもよい。また、ネットワーク8に接続される携帯電話2の数は、図1に示す数に限定されるものではない。
図2は、携帯電話2aの構成を示す図である。また、図3は、携帯電話2bの構成を示す図である。
携帯電話2aは、CPU20、メモリ21、表示パネル22a、操作ボタン23および通信部24を備えている。一方、携帯電話2bは、携帯電話2aにおける表示パネル22aの代わりに表示パネル22bを備えている。本実施の形態における携帯電話2a,2bは、図1に示すように、いずれもネットワーク8に接続することが可能な端末装置として構成されている。
プログラム3は、くじ発行サーバ装置4等の外部の装置からダウンロードにより取得される。ただし、プログラム3は、SDカードのような可搬性の記憶媒体に格納された状態で、当該記憶媒体が携帯電話2に装着されることによって取得されてもよい。あるいは、携帯電話2が製造される過程でメモリ21に予め格納されてもよい。また、これらの手法が適宜併用されてもよい。
また、当否データ211は、懸賞サービスにおける懸賞の当否を示す情報であって、くじ発行サーバ装置4によって作成されるデータである。本実施の形態における携帯電話2は、ネットワーク8を介してくじ発行サーバ装置4から当否データ211を取得し、メモリ21に記憶する。ただし、当否データ211は、SDカードのような可搬性の記憶媒体に格納された状態で、当該記憶媒体が携帯電話2に装着されることによって取得され、メモリ21に格納されてもよい。また、これらの手法が適宜併用されてもよい。
CPU20は、メモリ21に記憶されているプログラム3に従って動作することにより、携帯電話2の各構成を制御する。すなわち、CPU20はプログラム3を実行する機能を有しており、携帯電話2a,2bはいずれも一般的なコンピュータとしての構成を備えている。
メモリ21は、プログラム3や当否データ211等の各種データを記憶する記憶装置としての機能を有している。なお、図2ないし図5ではメモリ21を一つの構成として図示しているが、一般にメモリ21は異なる種類の複数のハードウェアが組み合わされて構成されている。
表示パネル22a,22bは、くじ画像(後述)や当否データ211等の各種データを画面に表示(出力)する機能を有する。すなわち、表示パネル22a,22bは、いずれも本発明における表示手段および出力手段の機能を兼ね備えている。
なお、本発明における出力手段は、表示パネル22a,22bのように、各種データ(当否データ211)を画面に表示させる装置に限定されるものではない。例えば、携帯電話2の備えるスピーカ(図示せず)から当否データ211に応じて再生される音声(例えば、「大当たり」という声)を出力するものであってもよい。あるいは、携帯電話2の備えるLEDやライト等を当否データ211に応じて一斉に点滅させることも考えられる。すなわち、本発明における出力手段としてのハードウェアは、当否データ211を出力する際の演出に応じて適宜採用すればよい。
本実施の形態における表示パネル22aは、表示パネル22bと異なり、いわゆるタッチパネル式の表示装置として構成されており、ユーザ(操作者)が画面に物体を接触させる操作を検出することが可能であるとともに、当該物体が触れた画面上の領域を接触領域として検出する機能を有している。すなわち、携帯電話2aの表示パネル22aはポインティングデバイスとしての機能を有するハードウェアとして構成されており、本発明における操作手段としての機能を有している。表示パネル22aによる検出結果は、ユーザの指が接触した接触領域の座標を示す電気信号に変換され、CPU20に伝達される。
なお、以下の説明では、上記物体としてユーザの「指」を例に説明するが、もちろん物体はこれに限定されるものではない。例えば、専用のタッチペンであってもよいし、特に個体に限定されるものでもなく、ユーザによって表示パネル22aの画面に吹きかけられる「息」のように気体であってもよい。また、以下の説明では、表示パネル22aの画面をユーザが指で触れる操作を「タッチ操作」と称する。
操作ボタン23は、携帯電話2に指示(情報)を入力する際に、ユーザによって操作される。例えば、操作ボタン23は、接続先のダイヤル番号やネットワークアドレス等の情報を入力するために使用される。なお、詳細は後述するが、操作ボタン23は表示パネル22a,22bに表示される画像(くじ画像やGUIによって提供される画像等)を操作するためにも操作される。操作ボタン23がユーザによって操作されると、操作ボタン23は当該ユーザの操作に応じた電気信号をCPU20に伝達する。
通信部24は、携帯電話2をネットワーク8に接続する機能を有する。携帯電話2は、通信部24を備えることにより、音声による通話やデータ通信等を実現できる。
図4は、携帯電話2aが有する機能ブロックをデータの流れとともに示す図である。また、図5は、携帯電話2bが有する機能ブロックをデータの流れとともに示す図である。図4および図5に示す設定部200、操作受付部201および表示制御部202は、主にCPU20がプログラム3に従って動作することにより実現される機能ブロックである。
設定部200は、装置(携帯電話2)のハードウェアスペック(当該装置が備えている構成)を確認して、その情報に基づいて設定データ212を作成する機能を有している。例えば、携帯電話2の設定部200は、プログラム3が起動されたタイミング等において、当該携帯電話2の備える表示装置がタッチパネル式の表示装置であるか否かを検出して、その検出結果を設定データ212に含めてメモリ21に記憶させる。
すなわち、携帯電話2aのメモリ21に記憶される設定データ212には、表示装置として表示パネル22aの存在が記憶されており、表示装置がタッチパネル式であることが示されている。一方、携帯電話2bのメモリ21に記憶される設定データ212には、表示装置として表示パネル22bの存在が記憶されており、表示装置がタッチパネル式でないことが示されている。詳細は後述するが、設定部200により設定データ212を作成し、これを参照することにより、ハードウェア構成が異なる端末装置(携帯電話2)において、それに応じた動作が可能となる。
操作受付部201は、ハードウェア(携帯電話2においては表示パネル22aや操作ボタン23)をユーザが操作することによって、操作されたハードウェアからCPU20に伝達される電気信号を受け付け、ユーザが意図した情報に変換する機能を有している。例えば、携帯電話2aでは、表示パネル22aから伝達される電気信号を接触領域の座標を示す情報(座標情報)に変換する。また、操作されたキーまたはボタン等に対応して操作ボタン23から伝達される電気信号を情報(例えば、ダイヤル番号、アドレス情報、コマンド、入力情報等)に変換する。さらに、操作受付部201は、これらの情報を通信部24に伝達する機能も有している。
なお、操作受付部201は、受け付けた電気信号を変換した情報に基づいて出力要求データ213を作成しメモリ21に記憶させる。出力要求データ213とは、当否データ211を出力するように要求するユーザによる指示データの一種であって、ユーザが所定の出力要求操作を行ったときに、当該出力要求操作に応じて操作受付部201によって作成されるデータとして定義する。すなわち、出力要求データ213とは、携帯電話2に当否データ211を出力するように要求するコマンドとして作成されるデータとも言える。なお、出力要求操作とは、くじ画像に対するユーザの操作であるが、出力要求操作の具体例については後述する。
表示制御部202は、当否データ211、設定データ212および出力要求データ213等に基づいて、表示パネル22a(または表示パネル22b)を制御する。表示制御部202の機能によって携帯電話2は任意のデータ(例えば、くじ画像や当否データ211等)を画面に表示することが可能となる。
特に、懸賞システム1における携帯電話2の表示制御部202は、設定データ212を参照しつつ、携帯電話2の備えるハードウェアに適したくじ画像を表示させる機能を有している。
図6は、表示制御部202が表示パネル22aに表示させるくじ画像の例を示す図である。また、図7は、表示制御部202が表示パネル22bに表示させるくじ画像の例を示す図である。
図6に示すように、画像220aは、マスク画像222a、操作メッセージ223aおよび広告メッセージ224から構成されている。また、図7に示すように、画像221aは、マスク画像222a、操作メッセージ223bおよび広告メッセージ224から構成されている。
すなわち、画像220aと、画像221aとでは、くじ画像に対するユーザの操作(出力要求操作)を促す文字列(操作メッセージ223aおよび操作メッセージ223b)が異なっている。このように表示制御部202は、メモリ21に記憶されている設定データ212を参照することにより、画像220aまたは画像221aを選択して表示させる。
なお、操作メッセージ223aに示されているように、携帯電話2aでは、マスク画像222a(より詳しくはマスク画像222aが表示されている画面上の領域)にユーザが指で触れて画面を擦る動作が当該ユーザによる「出力要求操作」となる。一方、操作メッセージ223bに示されているように、携帯電話2bでは、操作ボタン23のキーをユーザが操作してカーソルを画面上の「はい」の文字に移動させて実行させる動作が「出力要求操作」となる。
また、図6および図7によって明らかなように、画像220a,221aは、いずれも懸賞サービスにおける懸賞の当否を示す情報(例えば当否データ211)を含まない画像である。言い換えれば、携帯電話は、画像220a,221aを表示した状態では、当否データ211が表示される画面上の領域にマスク画像222aが表示されており、見かけ上、当否データ211の内容がマスク画像222aによって覆い隠された状態となる。したがって、画像220a,221aが表示されたとしても、ユーザは懸賞の当否について知得することはない。
くじ発行サーバ装置4および当選管理サーバ装置5は、いずれも一般的なコンピュータとしての構成および機能を備えた装置であり、ネットワーク8に接続された外部の端末装置(例えば携帯電話2)との間でデータ通信が可能となっている。
くじ発行サーバ装置4は、ユーザからのアクセスがあると、当該ユーザ側から送信される応募情報に基づいて、当該ユーザの応募権限をチェックする。正当な応募権限のないユーザからのアクセスに対しては、プログラム3および当否データ211を送信することなく、通信を終了する(くじを発行しない)。一方、正当な応募権限のあるユーザに対しては、プログラム3のダウンロード処理を行うとともに、抽選を行い、その抽選結果を示す当否データ211(当否情報)を作成して送信する。
なお、抽選の手法等については従来から様々な手法が提案されており、これらを適宜採用することが可能であるため、ここでは詳細な説明を省略する。また、プログラム3および当否データ211は同時にユーザに送信されなくてもよい。例えば、プログラム3のダウンロードは任意に実行可能に構成し、ダウンロードしたプログラム3を携帯電話2において起動し必要な情報(応募権限を示す情報等)を入力することにより、当否データ211の取得(応募)が可能とされてもよい。
本実施の形態における当選管理サーバ装置5は、一般のユーザからのアクセスが制限されており、何らかの賞品に当選したことを示す当否データ211を有する携帯電話2からのみ接続できるように構成されている。言い換えると、携帯電話2に記憶されている当否データ211に応じてアクセス権限が付与されている。
当選管理サーバ装置5は、携帯電話2から送信される当否データ211を受け付けて、当選している賞品の確認や賞品の発送先情報の取得等を行い、提供される懸賞サービスに応じた賞品の発送手続き等を行う。すなわち、誤りなく当選者に当選した賞品を届けるとともに、二重発送等を防止する。
なお、くじ発行サーバ装置4および当選管理サーバ装置5の機能を一台の装置で実現してもよいし、さらに多くの装置によって実現してもよい。
以上が本実施の形態における懸賞システム1の構成および機能の説明である。次に、懸賞システム1の動作を説明するとともに、懸賞システム1を用いて懸賞サービスを提供する方法について説明する。
図8は、懸賞システム1を用いる懸賞サービスの提供方法を示す流れ図である。
まず、懸賞システム1は、くじ発行サーバ装置4によって当否データ211を発行する(ステップS1)。本実施の形態では、ユーザが携帯電話2を操作して、くじ発行サーバ装置4に対してプログラム3のダウンロードを要求すると、くじ発行サーバ装置4が当該ユーザの適正(応募権限等)を確認する。そして、問題がなければ(条件を満たせば)、当該ダウンロード要求に対して抽選を行い、その結果を示す当否データ211が作成される。
すなわち、プログラム3は一回一回のダウンロードごとにおいて共通のデータであるが、当否データ211は各ダウンロード要求に対してそれぞれ異なるデータ(ユニークなデータ)である。本実施の形態では、ユーザのダウンロード要求が懸賞サービスへの応募行為に相当する。
なお、当否データ211は懸賞サービスの提供が開始されるときに既に作成され、くじ発行サーバ装置4に格納されていてもよい。すなわち、ダウンロード要求に対して、既に作成され記憶されている当否データ211が、くじ発行サーバ装置4によって適宜選択されて携帯電話2に配布されてもよい。
ダウンロード要求されたプログラム3および発行された当否データ211は、ネットワーク8を介してダウンロード要求を実行した携帯電話2に送信され、当該携帯電話2のメモリ21に記憶される(ステップS2)。
次に、プログラム3が起動され、設定部200が設定データ212を作成し、当該設定データ212に応じて表示制御部202がくじ画像を表示させる(ステップS3)。すなわち、タッチパネル式の表示パネル22aを備える携帯電話2aにおいては画像220a(図6)が表示され、タッチパネル式でない表示パネル22bを備える携帯電話2bにおいては画像221a(図7)が表示される。
先述のように、ステップS3において、携帯電話2に表示されるくじ画像(画像220a,221a)は、懸賞の当否情報(当否データ211)を含まない画像であるため、くじ画像が表示されたとしても、懸賞の当否の結果がユーザに提供されない。すなわち、本実施の形態における提供方法において、ステップS3が実行された時点では、ユーザの当選に対する期待感を阻害することはない。
ステップS3を実行し、くじ画像を表示すると、携帯電話2はユーザによって適切な出力要求操作が行われるまで待機する(ステップS4)。
この状態で、携帯電話2aを所持するユーザは、表示パネル22aに表示されている操作メッセージ223aを参考にしつつ、マスク画像222aを指で擦る動作を行う。この操作が携帯電話2aの操作受付部201によって出力要求操作として検出される。
一方、携帯電話2bを所持するユーザは、表示パネル22bに表示されている操作メッセージ223bを参考にしつつ、操作ボタン23のキーを操作して、カーソルを「はい」に移動させる動作と、マスク画像222aを削る処理を実行させる操作(例えば、決定ボタンの押下)を行う。この操作が携帯電話2bの操作受付部201によって出力要求操作として検出される。
携帯電話2の操作受付部201が出力要求操作を検出すると、操作受付部201はステップS4においてYesと判定し、当該出力要求操作に応じて出力要求データ213を作成する。この出力要求データ213に応じて、表示制御部202は当否データ211を表示(出力)させる(ステップS5)。
マスク画像222aを指で擦る動作に応じて作成される出力要求データ213(携帯電話2aにおいて作成される出力要求データ213)は、表示パネル22aから順次伝達される接触領域の座標情報に基づいて作成されるデータである。すなわち、この場合の出力要求データ213は、ユーザの指の軌跡を示す情報であり、ユーザの指が画面に触れている間、作成され続けることになる。
携帯電話2aの表示制御部202は、このような出力要求データ213(順次得られる接触領域の座標情報)に応じて、当該座標に表示されているマスク画像222aの画素を、当否データ211の当該座標に表示すべき画素と置換して表示する。すなわち、表示制御部202は、表示パネル22aにより検出される操作に応じて、表示パネル22aによって検出された接触領域に表示されているくじ画像(画像220a)を変化させつつ、当該接触領域にメモリ21に記憶された懸賞の当否データ211を表示させる。
図9は、タッチパネル式の表示パネル22aに表示されたくじ画像が変化して、当否データ211が表示される様子を概念的に示した図である。図9と図6とを比較すれば明らかなように、図6に示した画像220aは、部分画像であるマスク画像222aがマスク画像222bに変化することにより、画像220bへと変化している。また、マスク画像222bは、ユーザの指の軌跡(接触領域)に応じた形状となっており、当該接触領域には当否データ211が表示されている。
このように、ユーザが表示パネル22aの画面を指で触れることによって、その指の軌跡に応じて、マスク画像222aの画素が当否データ211の画素に置き換わる。したがって、あたかもマスク画像222aが削れて懸賞の当選情報(当選結果)が現れるような演出を実現できる。
一方、タッチパネル式でない表示パネル22bを備える携帯電話2bについて説明すると、操作ボタン23が操作されることにより作成される出力要求データ213(携帯電話2bにおいて作成される出力要求データ213)が、当否データ211を出力するように要求するデータとなる。
携帯電話2bの表示制御部202は、このような出力要求データ213に応じて、マスク画像222aの各画素を、予め定められている順序で、当否データ211を表現した画像を構成する各画素と置換して表示する。すなわち、表示制御部202は、表示パネル22bに表示されているくじ画像(画像221a)をアニメーションのフェードアウト技法に類似する手法で変化させつつ、当該接触領域にメモリ21に記憶された懸賞の当否データ211を表示させる。
これによって懸賞システム1は、タッチパネル式でない表示パネル22bを備える携帯電話2bにおいても、あたかもマスク画像222aが削れて懸賞の当選情報(当選結果)が現れるような演出を実現できる。
このように、懸賞システム1は、携帯電話2における同一位置に第1レイヤと第2レイヤとを定義し、第1レイヤにマスク画像222a,222bを表示させ、第2レイヤに当否データ211を表示させる。そして、第1レイヤの各画素を第2レイヤの同一位置に表示される画素に優先して表示させることにより、第2レイヤに表示されるべき当否データ211が、第1レイヤに表示されるマスク画像222a,222bによって覆われているかのように表現する。この状態で、ユーザにより出力要求操作が行われると、第1レイヤに表示されているマスク画像222a,222bの画素を当該操作に応じて順次表示しない画素とし、これによって非優先的であった第2レイヤの当否データ211を表現した画像の画素が表示されるように演出する。
なお、図9では詳細を図示していないが、本実施の形態における当否データ211には、懸賞への当選結果に応じて当選管理サーバ装置5へアクセスするためのリンク情報が含まれている。そして、例えば、「http//www.sankakushikakusyokuhin.co.jp」のような文字列として表示され、キー操作によって選択実行可能となるように構成されている。
本実施の形態では、当選したことによる賞品の要求(以下、「引換要求」と称する。)は、ユーザが操作ボタン23を操作することによって、携帯電話2に表示されたリンク情報を選択実行することによって行われる。引換要求がされると、携帯電話2の通信部24は、リンク情報に基づいて、当該当否データ211をネットワーク8を介して当選管理サーバ装置5に送信する。これにより、当選管理サーバ装置5が当選の受付を行う(ステップS6)。
このように、当否データ211が当選管理サーバ装置5へのリンク情報を含むことによって、懸賞に当選したことにより必要となる情報のやり取りを迅速に開始することができる。したがって、懸賞システム1の操作性が向上する。なお、ステップS6では、当否データ211を受け付けるだけではなく、当選管理サーバ装置5は、当該ユーザの個人情報(主に賞品の発送先として必要となる情報、以下「ユーザ情報」と称する。)を受け付ける。
当選の受付がされると、提供者側で賞品の発送を行う(ステップS7)。本実施の形態では、賞品は、受付の際に携帯電話2から当選管理サーバ装置5に送信されたユーザ情報に含まれる住所に発送される。
ただし、賞品の発送としては、賞品の形態に応じて様々な例が考えられる。例えば、賞品がゲームで使用されるアイテムであれば、当該アイテムに関するパラメータ情報を携帯電話2に返信すればよい。すなわち、賞品自体が何らかのデータである場合は、当選の受付のために、携帯電話2と当選管理サーバ装置5とが接続されている状態で、データ通信により受け渡しすればよい。
また、賞品への引換情報(クーポン等の画像情報)を携帯電話2に返信してもよい。この場合は、所定の引換場所(例えば店舗等)にユーザが出向いて、携帯電話2に引換情報を表示させて賞品と引き換える。このような賞品の発送方法を採用すれば、ユーザを提供者の店舗に向かわせることができ、さらに販売促進に貢献できる。
このようにして、すべての当選者に対して賞品の発送が完了すると、懸賞システム1は懸賞サービスの提供を終了する。
以上のように、本実施の形態における懸賞システム1を用いて懸賞サービスを提供することにより、紙媒体のくじにおけるスクラッチカードのような懸賞サービスをユーザの端末装置(携帯電話2)で提供することができる。したがって、従来、電子的に実現されていた懸賞サービスに比べてユーザの当選に対する期待感を増大させることができるとともに、例えば広告メッセージ224を長時間表示させることができるため、懸賞サービスの効果(販促効果等)を向上させることができる。
また、本実施の形態では、当否データ211を携帯電話2に記憶する工程(ステップS2)は、少なくとも出力要求操作を検出する工程(ステップS4)よりも前に開始される工程である。すなわち、ユーザによる出力要求操作がされる以前に携帯電話2は当否データ211を取得しているが、単に、取得した当否データ211が携帯電話2において出力されていない状態となっているだけである。これにより、くじ画像に対するユーザの操作が行われたときに、改めて当否データ211を取得する場合に比べて、速やかに当否データ211を出力することができる。
なお、当否データ211は、プログラム3以外のプログラムによって解析されないファイル形式で作成されることが好ましい。例えば、プログラム3における所定の解析アルゴリズムによってのみ読み取り可能なバイナリ形式のファイルデータとして作成することが考えられる。また、プログラム3における復号化アルゴリズムに応じて、くじ発行サーバ装置4によって暗号化されていてもよい。
<2. 第2の実施の形態>
第1の実施の形態では、ダウンロード要求があったときに、くじ発行サーバ装置4が懸賞サービスにおける抽選を行うと説明した。しかし、本発明では、くじ画像は当否データ211を含まない画像であるため、くじ画像を携帯電話2において表示する際には当否データ211は必要ない。すなわち、抽選を行うタイミングはプログラム3をダウンロードするタイミングに限定されるものではない。
第1の実施の形態では、ダウンロード要求があったときに、くじ発行サーバ装置4が懸賞サービスにおける抽選を行うと説明した。しかし、本発明では、くじ画像は当否データ211を含まない画像であるため、くじ画像を携帯電話2において表示する際には当否データ211は必要ない。すなわち、抽選を行うタイミングはプログラム3をダウンロードするタイミングに限定されるものではない。
図10は、第2の実施の形態における提供方法を示す流れ図である。
まず、第2の実施の形態においても、懸賞システム1は、くじ発行サーバ装置4によってくじを発行する(ステップS11)。
くじの発行は、本実施の形態においても、ユーザが携帯電話2を操作して、くじ発行サーバ装置4に対してプログラム3のダウンロードを要求することにより実行される。ダウンロード要求がされると、くじ発行サーバ装置4は当該ユーザの適正(応募権限等)を確認する。そして、問題がなければ(条件を満たせば)、当該ダウンロード要求に対してプログラム3を携帯電話2に送信する。すなわち、第2の実施の形態においては、ステップS11において携帯電話2に対して発行されるのはプログラム3のみであり、この段階での抽選は行われず、当然当否データ211は発行されない。
次に、携帯電話2においてプログラム3が起動され、設定部200が設定データ212を作成し、当該設定データ212に応じて表示制御部202がくじ画像を表示させる(ステップS12)。すなわち、タッチパネル式の表示パネル22aを備える携帯電話2aにおいては画像220a(図6)が表示され、タッチパネル式でない表示パネル22bを備える携帯電話2bにおいては画像221a(図7)が表示される。
ステップS12を実行し、くじ画像を表示すると、携帯電話2はユーザによって適切な出力要求操作が行われるまで待機する(ステップS13)。
この状態で、携帯電話2aを所持するユーザは、表示パネル22aに表示されている操作メッセージ223aを参考にしつつ、マスク画像222aを指で擦る動作を行う。この操作が携帯電話2aの操作受付部201によって出力要求操作として検出される。
一方、携帯電話2bを所持するユーザは、表示パネル22bに表示されている操作メッセージ223bを参考にしつつ、操作ボタン23のキーを操作して、カーソルを「はい」に移動させる動作と、マスク画像222aを削る処理を実行させる操作(例えば、決定ボタンの押下)を行う。この操作が携帯電話2bの操作受付部201によって出力要求操作として検出される。
出力要求操作がされると、携帯電話2は、操作受付部201および通信部24によってネットワーク8を介してくじ発行サーバ装置4にアクセスし、当否データ211を送信するように要求する。これに対して、くじ発行サーバ装置4は、要求の適正を判断した後、抽選を行い、その結果を示す当否データ211を作成して携帯電話2に送信する。
この当否データ211を受信した携帯電話2は、当該当否データ211をメモリ21に記憶しつつ(ステップS14)、当否データ211を表示する(ステップS15)。なお、ステップS15以降の処理は、第1の実施の形態におけるステップS5以降の処理と同様に実行することが可能であるため、説明を省略する。
このように構成することにより、本実施の形態における懸賞システム1は、正常な出力要求操作が実行されない限り当否データ211を取得できない構成となる。
第1の実施の形態における提供方法では、くじ画像が表示されるときには、既に当否データ211がメモリ21に記憶されている。いい換えれば、正常な出力要求操作の有無にかかわらず当否データ211が携帯電話2に存在しているため、正常な出力要求操作を行わずに不正に当否データ211の内容を確認することが可能となる。つまり、紙媒体で提供されるスクラッチカードを用いた懸賞サービスを例にすると、当該スクラッチカードを削ることなく、当選の有無を確認することが物理的に可能となるのである。
懸賞システム1に対して正常な出力要求操作が行われると、例えばマスク画像222aがマスク画像222bに変化するため、既に当否データ211が出力されたことを容易に確かめることができる。しかし、正常な出力要求操作を行わずに当否データ211の内容を知得されると、このような確認を行うことができないおそれがある。例えば、ユーザ間におけるくじの譲渡を認める懸賞サービスでは、当選の有無を不正に知得しつつ、ハズレくじのみ他人に譲渡することが考えられる。あるいは、削る箇所を限定したスクラッチカードに相当する懸賞サービスについても問題が発生する。
しかし、本実施の形態では、携帯電話2の画面に表示されたくじ画像に対するユーザの操作(出力要求操作)を受け付けない限り、当否データ211が携帯電話2に記憶されることがなく、ユーザが当否データ211を取得することができないため、上記の問題を抑制することができ、様々な形態の懸賞サービスを提供できる。
また、くじ発行サーバ装置4側でステップS14において抽選日の到来までは当否データ211の要求を受け付けないように構成することができる。すなわち、くじの発行のみ事前に実行し、抽選日が到来するまでは当選が分からない(携帯電話2において当否データ211を取得できない)ような懸賞サービスを提供することができる。
以上のように、第2の実施の形態における懸賞システム1においても、第1の実施の形態における懸賞システム1と同様に、スクラッチカードのような懸賞サービスを提供することができ、懸賞サービスの販促効果を向上させることができる。
また、本実施の形態では、携帯電話2の画面に表示されたくじ画像に対するユーザの操作(出力要求操作)を受け付けてから、当否データ211を携帯電話2に記憶することにより、様々な懸賞サービスに柔軟に対応することができる。
なお、ダウンロード要求の際に、各ダウンロードごとに異なる識別番号(くじ番号)をプログラム3とともに送信し、ステップS14において当該識別番号をくじ発行サーバ装置4に送信することによって当否データ211が取得できるように構成してもよい。
<3. 第3の実施の形態>
上記実施の形態では、マスク画像222aがマスク画像222bへと変化し当否データ211が表示される演出において、スクラッチカードを削るような演出となる例について説明した。しかし、ユーザの出力要求操作と、それに応じた当否データ211の表示手法はこれに限定されるものではない。
上記実施の形態では、マスク画像222aがマスク画像222bへと変化し当否データ211が表示される演出において、スクラッチカードを削るような演出となる例について説明した。しかし、ユーザの出力要求操作と、それに応じた当否データ211の表示手法はこれに限定されるものではない。
図11は、第3の実施の形態における懸賞システム1において携帯電話2に表示されるくじ画像の例を示す図である。なお、図11では、くじ画像のうちのマスク画像225aのみを示しており、くじ画像の他の部分(例えば広告メッセージ224等)は図示を省略している。
図11に示すように、第3の実施の形態におけるくじ画像を構成するマスク画像225aは、16個のブロック画像601ないし616に分割されている。なお、マスク画像225aの分割数は16に限定されるものではない。
本実施の形態において、くじ画像が表示されると、ユーザは複数のブロック画像601ないし616が完成状態の表示順序(正規の表示順序)となるように、画面上の複数のブロック画像601ないし616を移動させる操作を行う。
例えば、携帯電話2aのようにタッチパネル式の表示パネル22aを備えた装置の場合は、ユーザが指で表示パネル22aの画面に触れることによりブロック画像616に隣接するブロック画像のうちの1つが移動対象ブロック画像として指定される。図11では、ブロック画像605が移動対象ブロックとして指定された例である。そして、画面に触れている指をブロック画像616に向けて移動させる操作に連動して、移動対象ブロック画像をブロック画像616の表示位置に移動させるとともに、ブロック画像616を移動対象ブロックが表示されていた位置に移動させる。
図12は、タッチパネル式の表示パネル22aを備えた携帯電話2aにおいてブロック画像が移動する過程を示す図である。図11に示したマスク画像225aは、ブロック画像605が移動するにつれてマスク画像225bに変化している。図12に例示するように、ブロック画像605の移動に伴って、ブロック画像616がさらにブロック画像616a,616bに分割され表示されている。なお、図12では、図11と同様に、くじ画像のうちのマスク画像225bのみを示しており、くじ画像の他の部分は図示を省略している。
一方、携帯電話2bのようにタッチパネル式でない表示パネル22bを備えた装置の場合は、ユーザが操作ボタン23の方向キーを操作することによって、同様に演出することができる。例えば、図11に示す状態で左方向キーがユーザによって押下されると、この状態で左方向に移動可能なブロック画像はブロック画像605のみであるから、ブロック画像605をブロック画像616の位置に移動させるための操作が行われたことがわかる。
このように、第3の実施の形態では、マスク画像225aの各ブロック画像601ないし616は、ユーザの操作に応じて画面上で移動可能に表示されている。すなわち、マスク画像225aは、いわゆる「16面パズル」を表現した画像を構成しており、マスク画像225aはブロック画像601ないし616が正規の順序で並んでいない初期状態を表現した画像といえる。
図13は、ブロック画像が正規の表示順序で並んでいる状態を示す図である。すなわち、図13に示すマスク画像225cは16面パズルの完成状態を表現した画像である。
本実施の形態では、携帯電話2は、マスク画像225cが表示された時点で、ユーザによる正常な出力要求操作が完了したと判定し、当否データ211がマスク画像225cに代わって画面に表示される。
以上のように、第3の実施の形態では、複数のブロック画像601ないし616が正規の表示順序となるように、ユーザが携帯電話2の画面上の複数のブロック画像601ないし616を移動させる操作に応じて、メモリ21に記憶された懸賞の当否データ211を出力する。これにより、正規の表示順序に並べ替えられるまでの間は当否データ211が表示されないので、その間、ユーザの当選に対する期待感を増大させることができる。
<4. 変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
例えば、上記実施の形態に示した各工程は図8あるいは図10に示した工程に限定されるものではない。すなわち、同様の効果が得られるならば、適宜、順序や内容が変更されてもよい。
また、上記実施の形態に示した機能ブロックは、専用の論理回路を用いてハードウェアとして実現されてもよい。
また、マスク画像222aを変化させる演出は上記に限定されるものではなく、例えば、第1の実施の形態における携帯電話2aにおいて、ユーザがマスク画像222aに触れることにより、マスク画像222aが徐々に薄れていき、当否データ211が出現するように演出してもよい。また、第1の実施の形態における携帯電話2bにおいて、出力要求データ213が作成された時点で、瞬時に当否データ211を表示させてもよい(すなわち、アニメーションは必須ではない)。
また、出力要求操作の例は上記実施の形態に示すものに限定されない。例えば、端末装置がパーソナルコンピュータである場合には、ユーザがマウス等のポインティングディバイスを操作することによって、マウスポインタの移動した軌跡に応じてマスク画像222aを変化させてもよい。あるいは、モーションセンサを備えている端末装置では、ユーザが当該端末装置を振る操作に応じて、徐々にマスク画像222aを変化させてもよい。
1 懸賞システム
2,2a,2b 携帯電話
20 CPU
200 設定部
201 操作受付部
202 表示制御部
21 メモリ
211 当否データ
212 設定データ
213 出力要求データ
220a,220b,221a 画像(くじ画像)
222a,222b,225a,225b,225c マスク画像
22a,22b 表示パネル
23 操作ボタン
24 通信部
3 プログラム
4 くじ発行サーバ装置
5 当選管理サーバ装置
8 ネットワーク
2,2a,2b 携帯電話
20 CPU
200 設定部
201 操作受付部
202 表示制御部
21 メモリ
211 当否データ
212 設定データ
213 出力要求データ
220a,220b,221a 画像(くじ画像)
222a,222b,225a,225b,225c マスク画像
22a,22b 表示パネル
23 操作ボタン
24 通信部
3 プログラム
4 くじ発行サーバ装置
5 当選管理サーバ装置
8 ネットワーク
Claims (8)
- 懸賞の当否情報を記憶する記憶手段と、
懸賞の当否情報を含まないくじ画像を画面に表示する表示手段と、
前記表示手段に表示されたくじ画像に対するユーザの操作を受け付ける操作手段と、
前記操作手段が受け付けた操作に応じて、前記記憶手段に記憶された懸賞の当否情報を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする懸賞システム。 - 請求項1に記載の懸賞システムであって、
前記操作手段は、操作者が前記画面に物体を接触させる操作を検出するとともに、前記物体が触れた前記画面上の領域を接触領域として検出する検出手段を備え、
前記出力手段は、前記検出手段により検出される操作に応じて、前記検出手段によって検出された接触領域に表示されているくじ画像を変化させつつ、前記接触領域に前記記憶手段に記憶された懸賞の当否情報を表示させることを特徴とする懸賞システム。 - 請求項1に記載の懸賞システムであって、
前記くじ画像は、前記画面上で移動可能な複数のブロック画像に分割されて表示されており、
前記出力手段は、前記複数のブロック画像が正規の表示順序となるように、ユーザが前記画面上の前記複数のブロック画像を移動させる操作に応じて、前記記憶手段に記憶された懸賞の当否情報を出力することを特徴とする懸賞システム。 - 請求項1ないし3に記載の懸賞システムであって、
懸賞の当否情報を管理する当選管理サーバ装置をさらに備え、
前記出力手段が出力する当否情報は、ユーザが前記当選管理サーバ装置へアクセスするためのリンク情報を含むことを特徴とする懸賞システム。 - 懸賞サービスの提供方法であって、
(a) 懸賞の当否情報を含まないくじ画像を端末装置の画面に表示する工程と、
(b) 前記画面に表示されたくじ画像に対するユーザの操作を前記端末装置が受け付ける工程と、
(c) 懸賞の当否情報を前記端末装置が記憶する工程と、
(d) 前記(b)工程において受け付けた操作に応じて、前記(c)工程において記憶された懸賞の当否情報を前記端末装置において出力する工程と、
を有することを特徴とする提供方法。 - 請求項5に記載の提供方法であって、
前記(c)工程は、少なくとも前記(b)工程が開始される以前において開始される工程であることを特徴とする提供方法。 - 請求項5に記載の提供方法であって、
前記(c)工程は、くじ画像に対するユーザの操作が前記(b)工程において受け付けられたことに応じて開始される工程であることを特徴とする提供方法。 - コンピュータによって実行可能なプログラムであって、前記プログラムの前記コンピュータによる実行は、前記コンピュータを、
懸賞の当否情報を記憶する記憶手段と、
懸賞の当否情報を含まないくじ画像を画面に表示する表示手段と、
前記表示手段に表示されたくじ画像に対するユーザの操作を受け付ける操作手段と、
前記操作手段が受け付けた操作に応じて、前記記憶手段に記憶された懸賞の当否情報を出力する出力手段と、
を備える懸賞システムとして機能させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008276345A JP2010108018A (ja) | 2008-10-28 | 2008-10-28 | 懸賞システム、提供方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008276345A JP2010108018A (ja) | 2008-10-28 | 2008-10-28 | 懸賞システム、提供方法およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010108018A true JP2010108018A (ja) | 2010-05-13 |
Family
ID=42297445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008276345A Pending JP2010108018A (ja) | 2008-10-28 | 2008-10-28 | 懸賞システム、提供方法およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010108018A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013149062A (ja) * | 2012-01-19 | 2013-08-01 | Nomura Research Institute Ltd | モバイル営業支援システム |
JP2013196502A (ja) * | 2012-03-21 | 2013-09-30 | Pioneer Electronic Corp | 携帯端末装置、サーバ装置、携帯端末装置の制御方法、制御プログラム、および記録媒体 |
CN103761706A (zh) * | 2014-01-24 | 2014-04-30 | 北京壹平台科技有限公司 | 一种用于手机彩票刮奖的图像二维分割方法 |
WO2014083860A1 (ja) * | 2012-11-30 | 2014-06-05 | グリー株式会社 | 通信端末の制御方法、プログラム、通信端末、通信システム、及びサーバ |
JP2015211848A (ja) * | 2015-05-29 | 2015-11-26 | グリー株式会社 | 通信端末 |
JP2018083085A (ja) * | 2017-12-06 | 2018-05-31 | グリー株式会社 | 通信端末、プログラム、通信端末の制御方法及び通信システム |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0396432A (ja) * | 1989-09-06 | 1991-04-22 | Nishiwaki Giken Kogyo Kk | 自動車用カバー装置 |
JP2003053045A (ja) * | 2001-08-17 | 2003-02-25 | Masafumi Nishiyama | オンラインスクラッチカード遊戯プログラム及びオンラインスクラッチカード遊戯装置 |
JP2006202005A (ja) * | 2005-01-20 | 2006-08-03 | Kiko Head Kk | 電子懸賞システム、その動作方法及びプログラム |
-
2008
- 2008-10-28 JP JP2008276345A patent/JP2010108018A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0396432A (ja) * | 1989-09-06 | 1991-04-22 | Nishiwaki Giken Kogyo Kk | 自動車用カバー装置 |
JP2003053045A (ja) * | 2001-08-17 | 2003-02-25 | Masafumi Nishiyama | オンラインスクラッチカード遊戯プログラム及びオンラインスクラッチカード遊戯装置 |
JP2006202005A (ja) * | 2005-01-20 | 2006-08-03 | Kiko Head Kk | 電子懸賞システム、その動作方法及びプログラム |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013149062A (ja) * | 2012-01-19 | 2013-08-01 | Nomura Research Institute Ltd | モバイル営業支援システム |
JP2013196502A (ja) * | 2012-03-21 | 2013-09-30 | Pioneer Electronic Corp | 携帯端末装置、サーバ装置、携帯端末装置の制御方法、制御プログラム、および記録媒体 |
WO2014083860A1 (ja) * | 2012-11-30 | 2014-06-05 | グリー株式会社 | 通信端末の制御方法、プログラム、通信端末、通信システム、及びサーバ |
JP2014108162A (ja) * | 2012-11-30 | 2014-06-12 | Gree Inc | 通信端末、プログラム、通信端末の制御方法、及び通信システム |
CN103761706A (zh) * | 2014-01-24 | 2014-04-30 | 北京壹平台科技有限公司 | 一种用于手机彩票刮奖的图像二维分割方法 |
CN103761706B (zh) * | 2014-01-24 | 2019-08-20 | 北京壹平台科技有限公司 | 一种用于手机彩票刮奖的图像二维分割方法 |
JP2015211848A (ja) * | 2015-05-29 | 2015-11-26 | グリー株式会社 | 通信端末 |
JP2018083085A (ja) * | 2017-12-06 | 2018-05-31 | グリー株式会社 | 通信端末、プログラム、通信端末の制御方法及び通信システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6213594B2 (ja) | スロットマシン | |
JP2009195433A (ja) | 遊技機演出システム | |
JP2009195432A (ja) | 遊技機演出システム | |
JP2010108018A (ja) | 懸賞システム、提供方法およびプログラム | |
JP2009195431A (ja) | 遊技機演出システム | |
CN104520827A (zh) | 信息处理装置 | |
US10338728B2 (en) | Method, computer, and stamp system | |
US9878247B2 (en) | Comment display-capable game system, comment display control method and storage medium | |
US9779577B2 (en) | Game system, game control method and storage medium | |
WO2016194601A1 (ja) | ユーザ入力の操作性を向上させるプログラム、ゲームシステム、電子装置、サーバ及びゲーム制御方法 | |
JP6311048B1 (ja) | プログラム、制御方法および情報処理装置 | |
JP5854901B2 (ja) | 遊技情報表示システム | |
JP2022010418A (ja) | 情報処理装置 | |
JP2021053466A (ja) | ゲームプログラム、ゲームプログラムを実行する方法、および情報処理装置 | |
JP5833883B2 (ja) | 遊技システム、端末装置、及びコンピュータプログラム | |
WO2014058385A1 (en) | A gaming machine and a method of restoring a game | |
JP2018033515A (ja) | 遊技情報表示システム | |
JP5938131B1 (ja) | ユーザ入力の操作性を向上させるプログラム、ゲームシステム、電子装置、サーバ及びゲーム制御方法 | |
JP2004021722A (ja) | チケット認証システム、コンテンツサーバ、制御プログラムおよびチケット認証方法 | |
JP2019004929A (ja) | 遊技場用システム | |
JP6815433B2 (ja) | ゲーム装置、プログラム及びゲームシステム | |
JP2011206576A (ja) | 遊技機演出システム | |
JP6926152B2 (ja) | プログラム、情報処理装置および制御方法 | |
WO2021166551A1 (ja) | 情報処理システム及びゲーム管理プログラム | |
JP6553228B2 (ja) | プログラム、制御方法および情報処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110125 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110726 |