JP2010104194A - 電動モータ及びエンジン始動装置 - Google Patents

電動モータ及びエンジン始動装置 Download PDF

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茂之 円角
Takayuki Hoshi
貴之 星
Narihiro Kanbe
成広 神戸
Ryuichi Takakusaki
竜一 高草木
Chieko Sudo
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Abstract

【課題】補助極付の電動モータにおける補助極の位置や寸法を最適化し、補助極設置の効果を最大限発揮させる。
【解決手段】エンジン始動装置の駆動源として使用される電動モータ2は、モータハウジング21と、その内周面に取り付けられた複数個のマグネット26と、マグネット26の増磁側に隣接配置された補助極87を有し、マグネット26の内側にはアーマチュアコア28を備えたアーマチュア22を有している。補助極87は、進角90°(電気角)の位置に配置されており、その中心角は16°〜20°(機械角)に設定されている。また、アーマチュアコア28のティース88の幅をWt、スロット89の幅をWsとしたとき、補助極87の幅WhはWh=(Wt+2Ws)±2°に設定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、界磁マグネットに補助極を付加した電動モータに関し、特に、補助極の角度や進角設定の最適化技術に関する。
従来より、直流の電動モータでは、界磁極として永久磁石(マグネット)が一般に使用されている。例えば、自動車や自動二輪車、大型発電機等のエンジンを始動させるエンジン始動装置(スタータ)にも、マグネット界磁の電動モータが使用されており、特許文献1には、このモータの回転力によってピニオンギヤを軸方向に移動させ、エンジンのリングギヤに噛合する形式のエンジン始動装置が記載されている。
このようなエンジン始動装置は、エンジンを起動させる際には、停止状態にあるクランクシャフトを回転させるため、大きな回転トルクが必要となる。一方、エンジンが一旦回転し始めた後は、生ガス発生を抑えるため、高回転でエンジンを駆動させ、いち早くエンジンを通常作動状態に導く必要がある。このため、その駆動源であるモータには、起動時の高電流域では高トルクが、起動後の低電流域では高回転が性能的に求められる。ところが、通常のマグネット界磁モータは、高トルク型とすると高磁束の設定となり回転数が低下し、高回転型とすると低磁束の設定となりトルクが低下する。つまり、高電流−高トルク・低電流−高回転の設定は、両立が困難なトレードオフの関係にある。このため、通常のマグネットモータでは、エンジン始動装置に適したものを得ることが難しい、という課題があった。
そこで、このような二律背反の関係を満たすべく、特許文献2のスタータのように、マグネットに隣接して補助極を設け、スタータに適した性能が得られるようにしたモータが提案されている。そこでは、マグネットよりも可逆透磁率の高い磁性材料にて形成された補助極がマグネットの増磁側に配置されており、高電流域での高トルク化、低電流域での高回転化が図られている。このような補助極付モータでは、高電流域では電機子磁束が補助極を通り、これにより補助極が磁化して増磁された形となるため、高磁束が得られ高トルク型の設定となる。これに対し、低電流域では電機子磁束が補助極を通らないため、補助極の分だけマグネットを削った形となり、これにより低磁束状態となり、高回転型の設定となる。すなわち、補助極の付加により、高電流−高トルク・低電流−高回転というエンジン始動装置に最適な設定を実現することが可能となる。
特開2005-127244号公報 特開昭57-153558号公報 特開昭59-70172号公報
しかしながら、このような補助極付モータにおいても、補助極の位置やそのサイズを最適な設定としないと、高電流域で高トルク・低電流域で高回転という補助極設置の効果が十分に得られないおそれがある。この場合、前述の特許文献2のスタータでは、補助極の極孤率について最適値を提示しているが、その設定範囲が大きく必ずしも実用的とは言えない。また、補助極の位置については特に言及されておらず、その位置(進角設定)を最適化しないと、十分な補助極効果は期待できない。
本発明の目的は、補助極付の電動モータにおける補助極の位置や寸法を最適化し、補助極設置の効果を向上させることにある。
本発明の電動モータは、ヨーク内周面に取り付けられた複数個のマグネットと、前記マグネットに隣接して配置された金属製の補助極と、前記マグネットの内側に回転自在に配置されたアーマチュアとを有する電動モータであって、前記アーマチュアは、径方向に突設されアーマチュアコイルが巻装される複数のティースと、前記ティース間に形成され前記アーマチュアコイルが収容されるスロットとを有するアーマチュアコアを備え、前記ティースの幅をWt、前記スロットの幅をWsとしたとき、前記補助極の幅WhがWh=(Wt+2Ws)±2°に形成されてなることを特徴とする。これにより、補助極によって生じるリラクタンストルクが極大化され、補助極設置の効果が向上する。
前記電動モータにおいて、前記補助極を進角90°(電気角)の位置に配しても良い。また、前記補助極の中心角を16°〜20°(機械角)としても良く、好ましくは16°に設定しても良い。これにより、マグネットによって得られる磁束を最大化しつつ補助極設置効果の向上が図られる。さらに、前記補助極を前記マグネットの増磁側に配置しても良い。
一方、本発明のエンジン始動装置は、電動モータを駆動源とし、該電動モータによって回転駆動されるピニオンをエンジンのリングギヤと噛合させて該エンジンを始動させるエンジン始動装置であって、前記電動モータは、ヨーク内周面に取り付けられた複数個のマグネットと、前記マグネットに隣接して配置された金属製の補助極と、前記マグネットの内側に回転自在に配置されたアーマチュアとを有し、前記アーマチュアは、径方向に突設されアーマチュアコイルが巻装される複数のティースと、前記ティース間に形成され前記アーマチュアコイルが収容されるスロットとを有するアーマチュアコアを備え、前記ティースの幅をWt、前記スロットの幅をWsとしたとき、前記補助極の幅WhがWh=(Wt+2Ws)±2°に形成されてなることを特徴とする。これにより、電動モータにおける補助極設置効果の向上が図られ、補助極による高電流−高トルク・低電流−高回転というエンジン始動装置に好適な設定を最適化できる。
前記エンジン始動装置において、前記補助極を進角90°(電気角)の位置に配しても良い。また、前記補助極の中心角を16°〜20°(機械角)としても良く、好ましくは16°に設定しても良い。さらに、前記補助極を前記マグネットの増磁側に配置しても良い。
本発明の電動モータによれば、補助極を備えた電動モータにて、アーマチュアコアのティース幅をWt、スロット幅をWsとしたとき、補助極幅WhをWh=(Wt+2Ws)±2°に形成することにより、補助極によって生じるリラクタンストルクが極大化され、補助極設置効果を向上させることが可能となる。
また、本発明のエンジン始動装置によれば、エンジン始動装置の駆動源として使用される電動モータとして、補助極を備えたモータを用いると共に、アーマチュアコアのティース幅をWt、スロット幅をWsとしたとき、補助極幅WhをWh=(Wt+2Ws)±2°に形成することにより、補助極によって生じるリラクタンストルクが極大化され、電動モータの補助極設置効果を向上させることが可能となる。このため、補助極による高電流−高トルク・低電流−高回転というエンジン始動装置に好適な設定を最適化することができ、装置性能を向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例である電動モータを駆動源として使用したエンジン始動装置の構成を示す断面図であり、中心線より上側は静止状態を、下側は通電状態を示している。図1のエンジン始動装置(スタータ)1は、自動車用エンジンの起動に使用され、マグネット界磁の電動モータ(以下、モータと略記する)2を駆動源としている。
モータ2は減速装置3と接続されており、モータ2の回転は減速装置3を介してドライブシャフト4に伝達される。ドライブシャフト(出力軸)4上には、オーバーランニングクラッチ5とピニオンギヤ6が軸方向に移動自在に設けられている。当該エンジン始動装置1は、マグネットスイッチ7がドライブシャフト4と同軸状に配置された1軸タイプのスタータとなっており、ピニオンギヤ6は、マグネットスイッチ7の作用によって、オーバーランニングクラッチ5と共に軸方向に移動し、エンジンのリングギヤ8と噛合する。
モータ2は、円筒形状のモータハウジング21内にアーマチュア22を回転自在に配置した構成となっている。モータハウジング21はモータ2のヨークを兼ねており、鉄等の磁性体金属によって形成されている。モータハウジング21の右端部には、金属製のエンドカバー23が取り付けられる。一方、モータハウジング21の左端部は、ピニオンギヤ6が収容されるギヤカバー24に取り付けられる。エンドカバー23はセットボルト25によってギヤカバー24に固定され、モータハウジング21はエンドカバー23とギヤカバー24との間に固定される。モータハウジング21の内周面には、周方向に複数個(ここでは6個)のマグネット26と補助極87が、等ピッチ(ここでは、60°間隔)で固定されている。マグネット26の内側にはアーマチュア22が配置される。アーマチュア22は、モータシャフト27に固定されたアーマチュアコア28と、アーマチュアコア28に巻装されたアーマチュアコイル29とから構成されている。
図2は、マグネット26と補助極87の構成を示す説明図である。当該モータ2は6極26スロット構成となっており、図2に示すように、マグネット26と補助極87の中心角θm,θs(以下、θmをマグネット角、θsを補助極角と称し、共に機械角)はそれぞれ36°と16°に設定されている(全体で52°:極弧率=16/52=0.3)。この場合、θmを36°としているのは、発明者らの解析により、θm=36°のとき、モータ効率が良く、従来の補助極仕様モータよりも無負荷電流が低くなるためである。
一方、補助極87は、従来の補助極付きモータに対し、増磁側に進角した位置に設置されている。ここで、補助極87には、アーマチュア22との間にリラクタンストルク(両者間に生じる磁力線が真っ直ぐになろうとする力によって発生するトルク)が生じ、コアティースが補助極正面に対向しているときは、リラクタンストルクは発生しない。アーマチュア22が回転すると、ティースが隣接する補助極87の中点に至るまでは、リラクタンストルクはモータ発生トルクとは逆方向に働き、モータにとっては性能低下要因となる。その後、ティースが隣接する補助極87の中点に至ると両隣の補助極87との間で発生するリラクタンストルクが釣り合った状態となる。さらに、アーマチュア22が回転し中点を超えると、次の補助極87との間にリラクタンストルクが発生し、これは、モータトルクと同方向となる。従って、リラクタンストルクは、中点を超え次の補助極87に対向するまでの間がモータトルクに寄与することになり、この間でアーマチュアコイル29に通電を行うのが最も効率が良い。
つまり、アーマチュアコア28の回転角度とリラクタンストルクは、図3(a)に示すように正弦波状に変化し、当該モータ2では、60°ピッチで配された補助極87がティースと対向する0°,60°と、中点の30°で0となる(A,B,C点)。これを1周期(0〜2π)にてsinカーブで置き換えると(電気角で見ると)、図3(b)のように、リラクタンストルクはsin(π/2)(B,Cの中点)で最大となる。すなわち、補助極ピッチ角の1/4でリラクタンストルクが最大となり、これを6極モータに換算すると15°(=60°/4)となる。これは、当該モータ2では、補助極87の中点と次の補助極87の中心位置の中間地点に相当し、そこでアーマチュアコイル29が通電されるように、補助極87の位置が設定されている。
マグネットモータでは一般に、磁極と対向するコイルに同じ極性の電流が流れる場合、進角は0°となる。図4(a)は、マグネットモータ(6極18スロット)におけるマグネット101と補助極102の配置を示す説明図である。補助極102を備えた6極のマグネットモータでは、図4(a)に示すように、アーマチュアコイルに通電するとアーマチュア103の表面には6つの磁極が発生し、各磁極は60°ピッチとなる。そして、隣接するアーマチュア磁極の中心に合うようにマグネット101の中心を配置し、この状態を補助極102の進角θh=0°の状態とすると、このときの補助極102の位置(中心位置)Qは、アーマチュア磁極中心位置Oに対し、(360°/P)×1/2(P:極数)だけ周方向にずれた位置となる。6極のモータ2ではP=6のため、補助極102の位置は、図4(a)に示すように、Oから(360°/6)×1/2=30°の位置となる。
これに対し、図4(b)は、本発明のモータ2における補助極配置を示す説明図であり、モータ2では、前述のような進角0の位置Qを基準として、補助極102が増磁側、つまり、アーマチュア回転方向と反対側にずれた(進角した)位置に配置されている。この場合、補助極進角0の位置は、図4(b)に破線のハッチングにて示した旧補助極位置である。これに対し当該モータ2では、補助極効果を最大限発揮させるべく、前述のように、進角θh=15°の位置Q’に補助極87が設けられている。すなわち、補助極87は、図4(a)のアーマチュア磁極中心位置Oに対して、(360°/P)×1/2+15°(ここでは、45°)だけ、周方向にずれた位置に設けられている。
一方、θh=15°の位置に補助極87を設けると、図4(a)のようなマグネット配置の場合、図4(a)では隣接するマグネット104がある位置に掛かって補助極87が配置されることになる。従って、マグネットも増磁側にずらして(進角させて)配置されることとなり、その場合、マグネットは、図4(a)のマグネット位置Rに対して、θrだけ進角した位置R’に配される。マグネット進角θrは、マグネットを隣接する旧補助極位置までのサイズとすると(図4(b)ではθm=30°)、θr=θh/2となりθrはθhよりも小さくなる。但し、従前の旧補助極位置部分までマグネットを延長すると、その分、進角が大きくなる。当該モータ2は、前述のように、マグネット26のθmが36°となっており30°よりも大きいため、図4(b)に示すように、マグネット26は旧補助極位置部分まで進入し、マグネット進角θrも(θh+6°)/2=10.5°となる。
このような進角の考え方に基づき、発明者らは、補助極87の進角(設置位置)と、補助極87によってアーマチュア22に発生するリラクタンストルクとの関係について解析した。その際、発明者らは、補助極87のみによるリラクタンストルクを解析すべく、マグネット26を取り除いた形の解析モデルを設定し、前述の関係を検証した。図5は、その検証結果を示すグラフである(6極26スロット、アーマチュア直径:50mm、補助極角θs:16°、補助極外径:68mm)。
図5から分かるように、リラクタンストルクは、図3の検討結果を裏付けるように、進角θhが機械角15°(電気角では90°:補助極87の電気角は隣接する補助極間で360°のため、機械角60°ピッチで配置されている補助極87では電気角90°となる)近傍にて最大となり、それより小さくても、また、大きくてもその値は減少することが判明した。そこで、当該モータ2では、この解析結果から進角θhとして機械角15°(電気角90°)を採用している。なお、この解析モデルではマグネットのない状態で検討を行っているが、マグネットサイズの大小にかかわらず、補助極87の進角θhは15°が好ましい。
さらに、補助極87のサイズに関しても同様のモデルにて解析を行った。図6は、その検証結果を示すグラフである。図6から分かるように、リラクタンストルクは、補助極角θsが16°〜20°にて最大となり、それより小さくても、また、大きくてもその値は減少することが判明した。この場合、θm+θsが同じ角度(ここでは、前述のように53°)のとき、マグネット角θmが大きい方がマグネット26によって得られる磁束が大きいことから、補助極角θsとしては、マグネット角θmを最大化し得る16°が好ましい。そこで、当該モータ2では、図5,6の解析結果から進角θhを15°、補助極角θsを16°に設定し、リラクタンストルクを極大化して補助極設置効果を最大限発揮させている。
加えて、モータ2では、アーマチュア22のティース89と補助極87のサイズについても最適化を図っている。図7は、ティース89と補助極87との関係を示す説明図である。補助極87と対向するティース89は、その幅Wtが大き過ぎると両者間に生じる磁力線が屈曲しにくくなり、リラクタンストルクが小さくなる。その一方、ティース幅Wtが小さ過ぎると磁気飽和が生じ易くなり、磁束量が低く抑えられリラクタンストルクが小さくなる。発明者らの解析によれば、ティース89と補助極87の関係は、ティース89の幅をWt、ティース89間のスロット91の幅をWsとしたとき、補助極87の幅Whが、Wh=(Wt+2Ws)±2°のときリラクタンストルクが最大化することが分かった。従って、当該モータ2においても、その関係を満たすように、Wh,Wt,Wsの値が設定されている。
このように、本発明によるモータ2では、補助極87を進角15°の位置に配置すると共に、その中心角を16°〜20°(ここでは20°)に設定したことにより、補助極によって生じるリラクタンストルクが極大化され、補助極設置の効果が向上する。このため、本発明によるエンジン始動装置1では、補助極による高電流−高トルク・低電流−高回転というエンジン始動装置に好適な設定を最適化することが可能となり、エンジン始動装置の性能を向上させることが可能となる。
モータシャフト27の右端部は、エンドカバー23に取り付けられたメタル軸受31によって回転自在に支持されている。一方、モータシャフト27の左端部は、ピニオンギヤ6等が取り付けられたドライブシャフト4の端部に回転自在に支持されている。ドライブシャフト4の右端部には軸受部32が凹設されており、モータシャフト27はそこに取り付けられたメタル軸受33によって回転自在に支持される。これにより、ドライブシャフト4は、モータ2のモータシャフト27と同軸状に配置される。
アーマチュアコア28の一端側には、モータシャフト27に外嵌固定されたコンミテータ34が隣接配置されている。コンミテータ34の外周面には、導電材にて形成されたコンミテータ片35が複数個取り付けられており、各コンミテータ片35にはアーマチュアコイル29の端部が固定されている。モータハウジング21の左端部には、ブラシホルダ36が取り付けられている。ブラシホルダ36には、周方向に間隔をあけて、ブラシ収容部37が複数個配置されている。各ブラシ収容部37にはそれぞれブラシ38が出没自在に内装されている。ブラシ38の突出先端部(内径側先端部)は、コンミテータ34の外周面に摺接している。
ブラシ38の後端側には図示しないピグテールが取り付けられており、ブラシホルダ36に設けられた導電プレート41の第1プレート41aと電気的に接続されている。導電プレート41は、この第1プレート41aと、電源ターミナル44と電気的に接続された第2プレート41bとから構成されており、両プレート41a,41bの間には両者間を絶縁する絶縁部41cが設けられている(以下、第1及び第2プレート41a,41bは、それぞれ、プレート41a,プレート41bと略記する)。絶縁部41cには、スイッチプレート43が対向配置されており、導電プレート41(プレート41a,41b)とスイッチプレート43の両電気接点によってスイッチ部42が形成されている。
スイッチプレート43はスイッチシャフト45に取り付けられており、エンジンのイグニッションスイッチがONされてマグネットスイッチ7が通電されると、スイッチシャフト45が左方に移動する。スイッチプレート43がプレート41a,41bに接触すると、絶縁部41cが導通しスイッチ部42がON状態となる。これにより、図示しない給電ケーブルが取り付けられた電源ターミナル44とブラシ38との間が電気的に接続され、バッテリからコンミテータ34に電源が供給される。これに対し、イグニッションスイッチがOFFのときは、絶縁部41cが開放されてスイッチ部42がOFF状態となり、導電プレート41とスイッチプレート43の間には空隙が形成され、モータ2への給電が停止する。
減速装置3の遊星歯車機構11には、インターナルギヤユニット46とドライブプレートユニット47が設けられている。インターナルギヤユニット46は、ギヤカバー24の右端部に固定されており、その内周側には内歯リングギヤ48が形成されている。インターナルギヤユニット46の中央にはメタル軸受49が内装されており、ドライブシャフト4の右端側が回転自在に支持されている。ドライブプレートユニット47は、ドライブシャフト4の右端部に固定されており、プラネタリギヤ51が3個等分間隔で取り付けられている。プラネタリギヤ51は、ベースプレート52に固定された支持ピン53に、メタル軸受54を介して回転自在に支持されている。プラネタリギヤ51は内歯リングギヤ48と噛合している。
モータシャフト27の左端部には、サンギヤ55が形成されている。サンギヤ55はプラネタリギヤ51と噛合しており、プラネタリギヤ51は、サンギヤ55と内歯リングギヤ48との間で、自転しつつ公転する。モータ2が作動すると、モータシャフト27と共にサンギヤ55が回転し、サンギヤ55の回転に伴い、プラネタリギヤ51が内歯リングギヤ48と噛み合いながらサンギヤ55の周りを公転する。これにより、ドライブシャフト4に固定されたベースプレート52が回転し、モータシャフト27の回転が減速されてドライブシャフト4に伝達される。
オーバーランニングクラッチ5は、遊星歯車機構11によって減速された回転をピニオンギヤ6に対し一回転方向に伝達する。オーバーランニングクラッチ5は、クラッチアウタ56とクラッチインナ57との間に、ローラ58とクラッチスプリング(図示せず)を配した構成となっている。クラッチアウタ56は、ボス部56aとクラッチ部56bとからなり、ボス部56aは、ドライブシャフト4のヘリカルスプライン部61に取り付けられている。ボス部56aの内周側には、ヘリカルスプライン部61と噛み合うスプライン部62が形成されている。これにより、クラッチアウタ56は、ドライブシャフト4上をヘリカルスプライン部61に沿って軸方向に移動可能となっている。
ドライブシャフト4にはストッパ63が取り付けられている。ストッパ63は、ドライブシャフト4に装着されたサークリップ64によって軸方向の移動が規制されている。ストッパ63には、ギヤリターンスプリング65の一端側が取り付けられている。ギヤリターンスプリング65の他端側は、ボス部56aの内端壁66に当接している。クラッチアウタ56は、このギヤリターンスプリング65によって右方向に付勢されており、通常時(非通電時)には、クラッチアウタ56はギヤカバー24に固定されたクラッチストッパ67に当接した位置で保持される。
クラッチアウタ56のクラッチ部56b内周には、ピニオンギヤ6と一体に形成されたクラッチインナ57が配置されている。クラッチアウタ56とクラッチインナ57の間には、ローラ58及びクラッチスプリングが複数組配置されている。また、クラッチ部56bの外周にはクラッチカバー68が外装されており、クラッチ部56bの左端面とクラッチカバー68との間には、クラッチワッシャ69が取り付けられている。このクラッチワッシャ69によって、ローラ58及びクラッチスプリングは、クラッチ部56bの内周側に、軸方向の移動を規制された状態で収容される。
クラッチ部56bの内周壁はカム面となっており、楔状斜面部と曲面部が形成されている。ローラ58は、通常、クラッチスプリングによって曲面部側に押されている。クラッチアウタ56が回転し、クラッチスプリングの付勢力に抗して、ローラ58が楔状斜面部とクラッチインナ57の外周面との間に挟持されると、クラッチインナ57はローラ58を介してクラッチアウタ56と一体に回転する。これにより、モータ2が作動しドライブシャフト4が回転すると、その回転はクラッチアウタ56からローラ58を介してクラッチインナ57に伝達され、ピニオンギヤ6が回転する。
これに対し、エンジンが始動し、クラッチインナ57がクラッチアウタ56よりも早く回転すると、ローラ58は曲面部側に移動し、クラッチインナ57はクラッチアウタ56に対し空転状態となる。すなわち、クラッチインナ57がオーバーラン状態となると、ローラ58が楔状斜面部とクラッチインナ外周面との間には挟持されず、クラッチインナ57の回転はクラッチアウタ56には伝達されない。従って、エンジン始動後、エンジン側からより高い回転数でクラッチインナ57が回されても、その回転はオーバーランニングクラッチ5にて遮断され、モータ2側には伝達されない。
クラッチインナ57の左端側には、ピニオンギヤ6が一体に形成されている。ピニオンギヤ6(クラッチインナ57)は、冷間鍛造によって形成された鋼製部材であり、クロム鋼(例えば、SCr 420H)に浸炭処理を施したものが使用される。ピニオンギヤ6の内径側にはシャフト孔71が形成されており、シャフト孔71にはピニオンギヤメタル72が取り付けられている。ピニオンギヤ6は、このピニオンギヤメタル72を介してドライブシャフト4に回転自在に支持される。一方、クラッチインナ57の内径側にはスプリング収容部73が形成されており、そこには、ストッパ63やギヤリターンスプリング65が収容されている。
マグネットスイッチ7は、遊星歯車機構11の左方にドライブシャフト4と同軸状に配置されており、モータ2や遊星歯車機構11とも同心状となっている。マグネットスイッチ7は、ギヤカバー24に固定された鋼製の固定部74と、ボビン78に沿って左右方向に移動自在、すなわち、ボビン78に対し相対移動可能に配置された可動部75とからなる。固定部74には、ギヤカバー24に固定されたケース76と、ケース76内に収容されたコイル77及びケース76の内周側に取り付けられたボビン78が設けられている。コイル77は、図示しないイグニッションスイッチと電気的に接続されている。可動部75には、スイッチシャフト45が取り付けられた可動鉄心79が設けられ、可動鉄心79の内周側にはギヤプランジャ81が取り付けられている。可動鉄心79の外周側(図中下端側)には、スイッチリターンスプリング86が取り付けられている。スイッチリターンスプリング86の他端側はギヤカバー24に当接しており、可動鉄心79は右方に付勢されている。
可動鉄心79の内周にはさらに、ブラケットプレート82が固定されている。ブラケットプレート82には、プランジャスプリング83の一端がカシメ固定されている。プランジャスプリング83の他端側は、イグニッションキースイッチがOFFのとき(図1の上半分の状態のとき)は、ギヤプランジャ81に当接しており、ギヤプランジャ81はプランジャスプリング83によって左方に付勢されている。ギヤプランジャ81はドライブシャフト4に軸方向に移動可能取り付けられており、可動鉄心79の内周面との間には摺動鉄心84が介設されている。
ギヤカバー24はアルミダイカストにて形成されており、ギヤカバー24の左端部には、メタル軸受85を介してドライブシャフト4の左端側が回転自在に支持されている。ギヤカバー24内には、合成樹脂製(例えば、ガラス繊維強化ポリアミド)のクラッチストッパ67やケース76等が固定されている。また、ギヤカバー24の右端面側には、モータハウジング21やエンドカバー23がセットボルト25によって固定されている。
次に、このようなエンジン始動装置1を用いたエンジン始動動作について説明する。まず、自動車のイグニッションキースイッチがOFFされているときは、図1の上半分のように、ギヤリターンスプリング65の付勢力によって、クラッチアウタ56はクラッチストッパ67に当接した状態にある。このとき、スイッチプレート43は導電プレート41から離れており、モータ2への給電は行われない。また、ピニオンギヤ6は、右方の離脱位置にあり、リングギヤ8とは噛み合っていない状態にある。
これに対し、イグニッションキースイッチをONすると、まず、コイル77に電流が流れ、マグネットスイッチ7に吸引力が発生する。コイル77が励磁されると、ケース76及びボビン78を通る磁路が形成され、可動鉄心79が左方に吸引される。可動鉄心79が左方に吸引されると、ブラケットプレート82が左方へ移動し、プランジャスプリング83が押し縮められる。このときのプランジャスプリング83の反発力は、ギヤリターンスプリング65の反発力よりも大きくなるように設定されており、ギヤプランジャ81は、摺動鉄心84に加わる吸引力と、プランジャスプリング83によって左方に押される。これにより、クラッチアウタ56がヘリカルスプライン部61上を軸方向に沿って移動し、それと共にピニオンギヤ6もまた左方へ移動する。
一方、可動鉄心79がスイッチリターンスプリング86の付勢力に抗して左方に移動すると、スイッチシャフト45も左方へ移動し、スイッチプレート43が導電プレート41に接触して接点が閉じる。これにより、電源ターミナル44とブラシ38との間が電気的に接続され、コンミテータ34に電源が供給されてモータ2が作動しアーマチュア22が回転する。モータ2が作動し、アーマチュア22が回転すると、遊星歯車機構11を介してドライブシャフト4が回転する。
ドライブシャフト4の回転に伴い、ヘリカルスプライン部61に取り付けられたクラッチアウタ56もまた回転する。ヘリカルスプライン部61は、ドライブシャフト4の回転方向を考慮してねじり方向が設定されており、クラッチアウタ56の回転数が増大すると、その慣性マスによって、クラッチアウタ56がヘリカルスプライン部61に沿って左方に移動する。モータ2の回転に伴ってクラッチアウタ56が左方へ飛び出すと、ピニオンギヤ6もクラッチアウタ56と共に左方に移動し、ピニオンギヤ6はリングギヤ8と噛合する。すなわち、イグニッションキースイッチONに伴い、ピニオンギヤ6は、まず、ギヤプランジャ81によって左方に押され、その後、モータ2の作動と共に一気に左方に飛び出し、リングギヤ8と噛み合う。
これにより、ピニオンギヤ6は、図1の下半分の状態のような作動位置に移動し、モータ2の回転がリングギヤ8に伝達され、リングギヤ8が回転する。リングギヤ8はエンジンのクランク軸に接続されており、リングギヤ8の回転に伴ってクランク軸が回転し、エンジンが起動する。エンジンが起動すると、リングギヤ8によってピニオンギヤ6は高回転で回転されるが、オーバーランニングクラッチ5の作用によりその回転はモータ2側には伝達されない。
なお、クラッチアウタ56が左方に移動すると、ギヤリターンスプリング65もクラッチアウタ56に押されて縮められる。また、プランジャスプリング83は、ギヤプランジャ81を左方に押し出し、ピニオンギヤ6とリングギヤ8が完全に噛み合った状態となると解放され、自然長状態となる。このため、クラッチアウタ56に当接した状態のギヤプランジャ81とプランジャスプリング83との間には、図1の下半分の状態のように、若干の隙間が生じる。
エンジンが始動するとピニオンギヤ6は高回転で回転され、オーバーランニングクラッチ5は空転方向に回転される。オーバーランニングクラッチ5が空転方向に回されるとクラッチ内に空転トルクが生じ、クラッチアウタ56には切れトルクと呼ばれる回転力が働く。この回転力により、クラッチアウタ56にはヘリカルスプライン部61を介して右方へのスラスト力が生じ、クラッチアウタ56が右方へ移動しピニオンギヤ6がリングギヤ8から離脱するおそれがある。そこで、エンジン始動装置1では、摺動鉄心84に加わる電磁吸引力によって、ギヤプランジャ81を移動左端位置(図1の下半分参照)にて保持し、クラッチアウタ56の移動を規制する。これにより、ピニオンギヤ6の右方への移動が規制され、ピニオンギヤ6の離脱が抑えられる。
一方、エンジンが始動しイグニッションキースイッチがOFFされると、マグネットスイッチ7への通電も停止され、その吸引力も消滅する。すると、スイッチリターンスプリング86の付勢力によってブラケットプレート82が右方に押され、それまでボビン78による吸引力にて左方に保持されていた可動鉄心79が右方に移動する。可動鉄心79が右方に移動すると、スイッチシャフト45も右方へ移動し、スイッチプレート43が導電プレート41から離れ接点が開く。これにより、モータ2に対する給電が遮断され、ドライブシャフト4の回転が停止し、クラッチアウタ56の回転も停止する。
クラッチアウタ56の回転が停まると、その慣性マスによる軸方向への移動力も消滅する。このため、押し縮められていたギヤリターンスプリング65の付勢力によって、クラッチアウタ56は、ヘリカルスプライン部61に沿って作動位置から静止位置へと右方へ移動する。このとき、ギヤプランジャ81もクラッチアウタ56に押されて図1の上半分の状態となる。なお、ギヤリターンスプリング65の付勢力は、この時点におけるプランジャスプリング83の付勢力よりも大きくなるように設定されている。クラッチアウタ56が右方に移動すると、ピニオンギヤ6もまた右方に移動してリングギヤ8から離脱し、図1の上半分の状態へと戻る。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、前述のモータ2は、エンジン始動装置の駆動源として使用されるモータであるが、本発明は、エンジン始動装置用モータには限定されず、電動モータ一般に広く適用可能である。
本発明の一実施例である電動モータを駆動源として使用したエンジン始動装置の構成を示す断面図であり、中心線より上側は静止状態を、下側は通電状態を示している。 図1のエンジン始動装置に使用されている電動モータのマグネットと補助極の構成を示す説明図である。 アーマチュア回転角度θに対する補助極によるリラクタンストルクの変化を示す説明図である。 (a)はマグネットモータにおけるマグネットと補助極の配置を示す説明図、(b)は本発明による電動モータにおける補助極配置を示す説明図である。 補助極位置(進角)と補助極によるリラクタンストルクとの関係の検証結果を示すグラフである。 補助極幅(中心角)と補助極によるリラクタンストルクとの関係の検証結果を示すグラフである。 補助極とアーマチュアコアのティースとの関係を示す説明図である。
符号の説明
1 エンジン始動装置
2 電動モータ
3 減速装置
4 ドライブシャフト
5 オーバーランニングクラッチ
6 ピニオンギヤ
7 マグネットスイッチ
8 リングギヤ
11 遊星歯車機構
21 モータハウジング
22 アーマチュア
23 エンドカバー
24 ギヤカバー
25 セットボルト
26 マグネット
27 モータシャフト
28 アーマチュアコア
29 アーマチュアコイル
31 メタル軸受
32 軸受部
33 メタル軸受
34 コンミテータ
35 コンミテータ片
36 ブラシホルダ
37 ブラシ収容部
38 ブラシ
41 導電プレート
41a 第1プレート
41b 第2プレート
41c 絶縁部
42 スイッチ部
43 スイッチプレート
44 電源ターミナル
45 スイッチシャフト
46 インターナルギヤユニット
47 ドライブプレートユニット
48 内歯リングギヤ
49 メタル軸受
51 プラネタリギヤ
52 ベースプレート
53 支持ピン
54 メタル軸受
55 サンギヤ
56 クラッチアウタ
56a ボス部
56b クラッチ部
57 クラッチインナ
58 ローラ
61 ヘリカルスプライン部
62 スプライン部
63 ストッパ
64 サークリップ
65 ギヤリターンスプリング
66 内端壁
67 クラッチストッパ
68 クラッチカバー
69 クラッチワッシャ
71 シャフト孔
72 ピニオンギヤメタル
73 スプリング収容部
74 固定部
75 可動部
76 ケース
77 コイル
78 ボビン
79 可動鉄心
81 ギヤプランジャ
82 ブラケットプレート
83 プランジャスプリング
84 摺動鉄心
85 メタル軸受
86 スイッチリターンスプリング
87 補助極
88 ティース
89 スロット
Wh 補助極幅
Wt ティース幅
Ws スロット幅
θh 進角
θm マグネット角
θs 補助極角

Claims (8)

  1. ヨーク内周面に取り付けられた複数個のマグネットと、前記マグネットに隣接して配置された金属製の補助極と、前記マグネットの内側に回転自在に配置されたアーマチュアとを有する電動モータであって、
    前記アーマチュアは、径方向に突設されアーマチュアコイルが巻装される複数のティースと、前記ティース間に形成され前記アーマチュアコイルが収容されるスロットとを有するアーマチュアコアを備え、
    前記ティースの幅をWt、前記スロットの幅をWsとしたとき、前記補助極の幅WhがWh=(Wt+2Ws)±2°に形成されてなることを特徴とする電動モータ。
  2. 請求項1記載の電動モータにおいて、前記補助極を進角90°(電気角)の位置に配したことを特徴とする電動モータ。
  3. 請求項1又は2記載の電動モータにおいて、前記補助極の中心角を16°〜20°(機械角)としたことを特徴とする電動モータ。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の電動モータにおいて、前記補助極を前記マグネットの増磁側に配置したことを特徴とする電動モータ。
  5. 電動モータを駆動源とし、該電動モータによって回転駆動されるピニオンをエンジンのリングギヤと噛合させて該エンジンを始動させるエンジン始動装置であって、
    前記電動モータは、ヨーク内周面に取り付けられた複数個のマグネットと、前記マグネットに隣接して配置された金属製の補助極と、前記マグネットの内側に回転自在に配置されたアーマチュアとを有し、
    前記アーマチュアは、径方向に突設されアーマチュアコイルが巻装される複数のティースと、前記ティース間に形成され前記アーマチュアコイルが収容されるスロットとを有するアーマチュアコアを備え、
    前記ティースの幅をWt、前記スロットの幅をWsとしたとき、前記補助極の幅WhがWh=(Wt+2Ws)±2°に形成されてなることを特徴とするエンジン始動装置。
  6. 請求項5記載のエンジン始動装置において、前記補助極を進角90°(電気角)の位置に配したことを特徴とするエンジン始動装置。
  7. 請求項5又は6記載のエンジン始動装置において、前記補助極の中心角を16°〜20°(機械角)としたことを特徴とするエンジン始動装置。
  8. 請求項5〜7の何れか1項に記載のエンジン始動装置において、前記補助極を前記マグネットの増磁側に配置したことを特徴とするエンジン始動装置。
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