JP2010102855A - 燃料電池用プラグとそれを用いた燃料電池用カップラー - Google Patents

燃料電池用プラグとそれを用いた燃料電池用カップラー Download PDF

Info

Publication number
JP2010102855A
JP2010102855A JP2008271003A JP2008271003A JP2010102855A JP 2010102855 A JP2010102855 A JP 2010102855A JP 2008271003 A JP2008271003 A JP 2008271003A JP 2008271003 A JP2008271003 A JP 2008271003A JP 2010102855 A JP2010102855 A JP 2010102855A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cell
nozzle
socket
plug
end side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008271003A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Takahashi
賢一 高橋
Hiroyuki Hasebe
裕之 長谷部
Koichi Kawamura
公一 川村
Kenji Yoshihiro
憲司 吉弘
Akira Yamamori
陽 山盛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toyo Seikan Kaisha Ltd
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toyo Seikan Kaisha Ltd, Toshiba Electronic Engineering Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2008271003A priority Critical patent/JP2010102855A/ja
Priority to PCT/JP2009/004437 priority patent/WO2010047036A1/ja
Priority to TW098130750A priority patent/TW201025714A/zh
Publication of JP2010102855A publication Critical patent/JP2010102855A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/10Fuel cells with solid electrolytes
    • H01M8/1009Fuel cells with solid electrolytes with one of the reactants being liquid, solid or liquid-charged
    • H01M8/1011Direct alcohol fuel cells [DAFC], e.g. direct methanol fuel cells [DMFC]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/04Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
    • H01M8/04082Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration
    • H01M8/04186Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration of liquid-charged or electrolyte-charged reactants
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/24Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells
    • H01M8/2455Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells with liquid, solid or electrolyte-charged reactants
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/86Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
    • H01M4/90Selection of catalytic material
    • H01M4/92Metals of platinum group
    • H01M4/921Alloys or mixtures with metallic elements
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】適合性を有する燃料電池用ソケットにのみ接続可能であり、安全性、信頼性に優れる燃料電池用プラグを提供することを目的としている。
【解決手段】燃料電池5に液体燃料を供給するためにバルブ機構を有する燃料電池用ソケット2に着脱可能に接続させて用いるバルブ機構を有する燃料電池用プラグ1であって、前記燃料電池用ソケット2に挿入されるノズル11bと、前記ノズルノズル11bの先端側外周に設けられ、前記燃料電池用プラグ1と適合性を有する燃料電池用ソケット2に接続する場合にのみ前記ノズル11bを突出させるノズルガイド14とを有するもの。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料電池への液体燃料の供給に用いられる燃料電池用プラグとそれを用いた燃料電池用カップラーに関する。
近年、ノートパソコンや携帯電話等の各種携帯用電子機器を長時間充電なしで使用可能とするために、これら携帯用電子機器の電源に燃料電池を用いる試みがなされている。燃料電池は燃料と空気を供給するだけで発電することができ、燃料を補給すれば連続して長時間発電することができる。このため、燃料電池を小型化できれば、携帯用電子機器の電源として極めて有利なシステムといえる。
特に、エネルギー密度の高いメタノール燃料を用いた直接メタノール型燃料電池(DMFC:direct methanol fuel cell)は小型化が可能であり、さらに燃料の取り扱いも容易であるため、携帯機器用の電源として有望視されている。DMFCにおける液体燃料の供給方式としては、気体供給型や液体供給型等のアクティブ方式、また燃料タンク内の液体燃料を電池内部で気化させて燃料極に供給する内部気化型等のパッシブ方式が知られている。これらのうち、パッシブ方式はDMFCの小型化に対して有利である。
内部気化型のパッシブ型DMFCにおいては、燃料収容部内のメタノール燃料を燃料含浸層や燃料気化層等を介して気化させ燃料極に供給している(例えば特許文献1〜2参照)。そして、このような燃料収容部へのメタノール燃料等の液体燃料の供給には、例えばサテライトタイプ(外部注入式)の燃料カートリッジが用いられている。
燃料カートリッジによって液体燃料を供給する場合、一般に燃料電池用ソケットと燃料電池用プラグとによって構成される燃料電池用カップラーが用いられている。燃料電池用ソケットおよび燃料電池用プラグはそれぞれ弁体としてのバルブ本体を内蔵するバルブ機構を有しており、燃料電池用ソケットに燃料電池用プラグを接続することによって両者のバルブ本体を当接させてバルブ機構を開状態とする。これにより、例えば燃料電池に燃料電池用ソケットを装着すると共に、燃料カートリッジに燃料電池用プラグを装着し、燃料電池用ソケットに燃料電池用プラグを挿入することで燃料カートリッジに収容されている液体燃料を燃料電池、具体的には燃料収容部へと供給することができる。また、燃料電池用ソケットから燃料電池用プラグを引き抜くことで、両者のバルブ本体を離してバルブ機構を閉状態とし、液体燃料の供給を遮断することができる。
このような燃料電池用カップラーについては、例えば燃料電池の仕様により必要とされる液体燃料の濃度(純度)が一定でないことから、燃料電池の仕様に合致した特定の濃度の燃料だけを供給でき、他の濃度のものを誤って供給することがないようにするための識別手段が設けられている。具体的には、燃料電池用ソケットの内径側にキー溝またはキーから選ばれる一方を設け、燃料電池用プラグの外径側に他方を設けることで、燃料電池用ソケットと燃料電池用プラグとの識別が行われている(例えば、特許文献3参照)。
特許第3413111号公報 特開2004−171844号公報 特開2007−022569号公報
上記したように燃料電池用カップラーについては、特定の燃料電池用ソケットと特定の燃料電池用プラグとのみを接続させる観点から、例えばキー溝とキーとからなる一対の識別手段が設けられている。
しかしながら、近年の燃料電池の小型化に伴い、燃料電池用ソケットについても小型、小径化されており、このような小型、小径化された燃料電池用ソケットに合わせて小型、小径化された燃料電池用プラグが、従来の比較的大型、大径な燃料電池用ソケットに誤って挿入されるという誤挿入のおそれが高くなっている。
このような誤挿入の場合であっても、燃料電池用プラグと燃料電池用ソケットとのバルブ本体が当接する場合には、両者のバルブ機構が開状態となる。燃料電池用プラグと燃料電池用ソケットとが適合している場合、液体燃料の流路周辺が確実にシール状態とされるために外部への液体燃料の流出は抑制されるが、燃料電池用プラグと燃料電池用ソケットとが適合していない場合、液体燃料の流路周辺が不確実なシール状態となるために液体燃料が外部へと流出するおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、適合性を有する燃料電池用ソケットにのみ接続可能であり、安全性、信頼性に優れる燃料電池用プラグを提供することを目的としている。また、本発明は、このような燃料電池用プラグを用いた安全性、信頼性に優れる燃料電池用カップラーを提供することを目的としている。
本発明の燃料電池用プラグは、燃料電池に液体燃料を供給するためにバルブ機構を有する燃料電池用ソケットに着脱可能に接続させて用いられるバルブ機構を有する燃料電池用プラグであって、前記燃料電池用ソケットに挿入されるノズルと、前記ノズルの先端側外周に設けられ、前記燃料電池用プラグと適合性を有する燃料電池用ソケットに接続される場合にのみ前記ノズルを突出させるノズルガイドとを有することを特徴とする。
前記ノズルガイドは、例えば前記ノズルの外周に配置される筒状本体と、前記筒状本体の内部に配置され、前記ノズルの外面に形成された凹部に取り外し可能に嵌め込まれるノズル嵌合部および前記筒状本体の内面に形成された凹部に移動可能に嵌め込まれる本体嵌合部ならびに先端側から後端側にかけて縮径する縮径部を有する嵌合部材と、前記縮径部の先端側に配置される識別部材とを有することが好ましい。
前記識別部材は、前記燃料電池用ソケットに設けられる識別手段の配置と一致するように配置されていることが好ましい。また、前記嵌合部材の外径側には、前記嵌合部材を外径側から内径側に向かって押圧する嵌合部押圧部材が設けられていることが好ましい。
前記ノズルガイドは、例えば前記ノズルの外周に配置される拡径可能な略環状の本体部と、前記本体部の内径側に突出するように形成され、前記ノズルの外面に形成された凹部に取り外し可能に嵌め込まれるノズル嵌合部と、前記本体部の先端側かつ前記ノズル嵌合部の外径側に先端側から後端側にかけて縮径するように形成される縮径部とを有するものであっても構わない。
前記本体部は、周方向の少なくとも1箇所に切欠部を有することが好ましい。また、前記縮径部は、前記燃料電池用ソケットに設けられる識別手段の配置と一致するように配置されていることが好ましい。
上記した本発明の燃料電池用プラグについては、前記ノズルガイドの後端側に、前記ノズルガイドを先端側に押圧するガイド押圧部材が配置されていることが好ましい。
本発明の燃料電池用カップラーは、上記した本発明の燃料電池用プラグと、前記燃料電池用プラグと適合性を有する燃料電池用ソケットとを有することを特徴としている。
本発明の燃料電池用プラグによれば、適合性を有する燃料電池用ソケットに接続する場合にのみノズルを突出させるノズルガイドを設けることで、適合性を有する燃料電池用ソケットに接続した場合にのみ、両者のバルブ本体を当接させてバルブ機構を開状態とすることができ、安全性、信頼性に優れたものとすることができる。
また、このようなノズルガイドを設けることで、例えば燃料電池用ソケットの挿入口がノズルよりも過度に大きく、誤挿入のおそれがある場合であっても、燃料電池用ソケットの挿入口の縁部にノズルガイドが引っかかるようにして、両者のバルブ本体が当接することを抑制し、バルブ機構が開状態となることを抑制することで、外部への液体燃料の流出を抑制し、安全性、信頼性に優れたものとすることができる。
また、本発明の燃料電池用カップラーによれば、上記した安全性、信頼性に優れる燃料電池用プラグと、この燃料電池用プラグに適合する燃料電池用ソケットとを有するものとすることで、燃料電池用プラグと燃料電池用ソケットとを適切に接続し、液体燃料を安全に燃料電池へと供給することができる。
以下、本発明について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の燃料電池用プラグ(以下、単にプラグと呼ぶ)1が装着された燃料カートリッジ4と、プラグ1が接続される燃料電池用ソケット(以下、単にソケットと呼ぶ)2が装着された燃料電池5とを示したものである。
カートリッジ4は、液体燃料を収容する容器であるカートリッジ本体6を有し、その先端部分に液体燃料を吐出するためのプラグ1が装着されている。このようなカートリッジ4は、燃料電池5に液体燃料を注入するときのみ接続されるものであり、いわゆるサテライトタイプ(外部注入式)と呼ばれるものである。
カートリッジ本体6には、燃料電池5に応じた液体燃料、例えば直接メタノール型燃料電池(DMFC)であれば各種濃度のメタノール水溶液や純メタノール等のメタノール燃料が収容される。なお、カートリッジ本体6に収容される液体燃料は必ずしもメタノール燃料に限られるものではなく、例えばエタノール水溶液や純エタノール等のエタノール燃料、プロパノール水溶液や純プロパノール等のプロパノール燃料、グリコール水溶液や純グリコール等のグリコール燃料、ジメチルエーテル、ギ酸、その他の液体燃料であってもよい。いずれにしても、燃料電池5に応じた液体燃料が収容される。
燃料電池5は、例えば起電部となる燃料電池セル7と、この燃料電池セル7に供給する液体燃料を収容する燃料収容部8と、この燃料収容部8に液体燃料を供給するための燃料受容部9とを有し、燃料受容部9に燃料電池用ソケット2が装着されている。なお、燃料電池5は、燃料収容部8を経ずに燃料受容部9から直接的に燃料電池セル7に液体燃料を供給する構造であってもよい。
また、本発明の燃料電池カップラー(以下、単にカップラーと呼ぶ)3は、このようなプラグ1とソケット2とから構成されている。プラグ1、ソケット2はそれぞれバルブ機構を有するものであり、図示するような分離状態においては、それらのバルブ機構が閉状態となることで、液体燃料の流出が抑制されている。そして、ソケット2にプラグ1が挿入され接続状態となった場合、それらのバルブ本体が当接することでバルブ機構が開状態となり、液体燃料の供給が可能となる。
図2は、本発明のプラグ1と、このプラグ1に適合するソケット2とからなるカップラー3の分離状態の状態を示す断面図である。なお、以下では、プラグ1およびソケット2のそれぞれが対向する側を先端側とし、それらの反対側を後端側として説明する。すなわち、プラグ1については図中下側が先端側となり、ソケット2については図中上側が先端側となる。
プラグ1は、オス側カップラーとも呼ばれるものであり、図示しないカートリッジ本体6が嵌め込まれるプラグ本体11と、このプラグ本体11の内部に配置され、主としてバルブ機構を構成するバルブ本体12と、プラグ本体11を外側から覆うようにしてカートリッジ本体6に固定する押えキャップ13と、プラグ本体11の先端側に配置されるノズルガイド14とを有している。
プラグ本体11は、例えばカートリッジ本体6が嵌め込まれる筒状のベース部11aと、このベース部11aの先端側に一体に形成され、ベース部11aよりも細径とされた筒状のノズル11bと、ベース部11aの先端側であってノズル11bの外径側に一定の距離をおいて形成される支持筒部11cとを有している。
ベース部11aの内径は、カートリッジ本体6の先端側を嵌め込むことができるように、カートリッジ本体6の先端側の外径と略同様な大きさとされている。また、ノズル11bは、ソケット2の内部に挿入される部分であり、内部がカートリッジ本体6からの液体燃料の流路となっている。
ノズル11bの先端側には、先端面をへこませるようにしてシール凹部11dが形成されており、このシール凹部11dの底面中央部に液体燃料が吐出される燃料吐出口11eが形成されている。シール凹部11dは、ソケット2と接続した際、ソケット2のシール部材である弾性体ホルダ48が当接してシール状態を形成し、外部への液体燃料の流出を抑制するために設けられている。また、シール凹部11dは、ソケット2からプラグ1を取り外した際、燃料吐出口11eから吐出された液体燃料の残留物(付着物)の一時的な収容部として機能し、操作者が液体燃料に触れないために設けられている。
ベース部11aの内側には、バルブ本体12を保持するカップ状のバルブホルダ15が配置されている。バルブホルダ15はバルブ室を規定するものであり、その先端側外縁部に形成されたフランジ部15aがOリング16を介して後端側からカートリッジ本体6によって押圧されることでベース部11aに固定されている。また、バルブホルダ15の後端部には、液体燃料の流路となる連通孔15bが形成されている。
バルブ本体12は、バルブ機構を構成するものであり、バルブヘッド12bと、このバルブヘッド12bよりも径小とされ、バルブヘッド12bの両端に形成された先端側バルブステム12aと後端側バルブステム12cとを有している。先端側バルブステム12aおよび後端側バルブステム12cの外径側には、例えば図示しない流路となる軸方向に沿った凹部が形成されている。
先端側バルブステム12aは、ノズル11bの内部に移動可能に挿入、配置されており、バルブヘッド12bおよび後端側バルブステム12cは、バルブホルダ15の内部に移動可能に配置されている。このバルブヘッド12bの先端側には先端側バルブステム12aの外周を囲むようにOリング17が配置され、バルブヘッド12bの後端側にはバルブヘッド12bを先端側に押圧し、バルブ機構を閉状態とするための圧縮スプリング等のバルブ用弾性体18が配置されている。
分離状態においては、バルブ用弾性体18によってバルブヘッド12bが押圧されることで、ノズル11bの後端側がOリング17とバルブヘッド12bとによって塞がれ、バルブ機構が閉状態となり、ノズル11bからの液体燃料の流出が抑制されている。
一方、接続状態においては、Oリング17とバルブ本体12とが後端側へと移動することによりノズル11bの後端側が開放され、バルブ機構が開状態となり、カートリッジ本体6に収容された液体燃料がノズル11bの内部を通して燃料吐出口11eから吐出される。
ノズルガイド14は、このようなノズル11bの先端側外周を囲むようにして配置されている。ノズルガイド14は、プラグ1と適合性を有するソケット2に接続する場合にのみノズル11bを突出させるものである。このようなノズルガイド14を設けることで、適合性を有するソケット2に接続した場合にのみ、両者のバルブ本体12、42を当接させてバルブ機構を開状態とすることができ、安全性、信頼性に優れたものとすることができる。
また、このようなノズルガイド14を設けることで、例えばソケットの挿入口がノズル11bよりも過度に大きく、誤挿入のおそれがある場合であっても、このソケットの挿入口の縁部にノズルガイド14が引っかかるようにして、両者のバルブ本体が当接することを抑制し、バルブ機構が開状態となることを抑制することで、外部への液体燃料の流出を抑制し、安全性、信頼性に優れたものとすることができる。
なお、適合性とは、プラグ1とソケット2との接続の可否を識別するために用いられる識別手段が一致することを意味し、例えば後述するプラグ1の識別手段である識別部材24の配置と、ソケット2の識別手段である識別凸部41bの配置とが一致することを意味する。また、ノズル11bを突出させるとは、ソケット2の内部にノズル11bを挿入し、互いのバルブ本体12、42を当接させてバルブ機構を開状態とできる程度に突出させることを意味する。
ノズルガイド14は、例えばノズル11bから一定の間隔を空けて形成される支持筒部11cによって外径側から移動可能に支持されると共に、後端側から圧縮スプリング等のガイド用弾性体19によって押圧されるように支持されている。なお、ガイド用弾性体19は、ノズルガイド14が後端側に移動した際、再び先端側に移動させるために設けられている。
このようなノズルガイド14は、例えばノズル11bの先端側外周を囲むように配置される筒状本体21と、この筒状本体21の内部に配置される嵌合部材22と、筒状本体21の内部であって嵌合部材22の先端側に配置される識別部材24とを有している。
筒状本体21は、ノズル11bの先端側外周を囲むように一定の間隔を空けて配置されることで、ソケット2の内径および外径、具体的には識別手段となる識別凸部41bの内径および外径が接続可能な大きさであるかを判別することができるようになっている。また、筒状本体21は、ノズル11bの外径に比べて挿入口の内径が過度に大きいソケットに接続しようとした場合に、この挿入口の縁部に引っかかるようにすることで誤挿入を抑制することができる。これにより、両者のバルブ本体が当接することを抑制し、バルブ機構が開状態となることを抑制することで、外部への液体燃料の流出を抑制することができる。
筒状本体21の内径側には、嵌合部材22の本体嵌合部22bが嵌め込まれる凹部21aと、識別部材24の凸部24bが配置される軸方向に延びる溝部21bとが形成されている。凹部21aは、嵌合部材22、具体的には本体嵌合部22bが外径側に移動可能な大きさ(深さ)を有している。また、溝部21bは、識別部材24が嵌合部材22の縮径部22cを押圧することができる程度に移動可能なものとされている。
なお、凹部21aの形状、個数、配置は、嵌合部材22の形状、個数、配置に合わせて決定され、後述するように例えば嵌合部材22が周方向に2個配置される場合には、これに合わせて周方向に2個配置され、また例えば嵌合部材22が略環状のものである場合には、これに合わせて周方向に延びる溝状のものとされる。また、溝部21bの形状、個数、配置についても、識別部材24、具体的には凸部24bの形状、個数、配置に合わせて決定され、後述するように例えば識別部材24が2個配置される場合には、これに合わせて周方向に2個配置される。
嵌合部材22は、ノズル11bに筒状本体21を固定し、ノズル11bが筒状本体21から突出しないようにすると共に、ノズル11bへの筒状本体21の固定を解除することで、ノズル11bが筒状本体21から突出できるようにするために設けられている。
嵌合部材22は、内径側にノズル11bの側面に設けられるガイド用凹部11fに取り外し可能に嵌め込まれるノズル嵌合部22aを有すると共に、外径側に筒状本体21の内径側に形成された凹部21aに移動可能に嵌め込まれる本体嵌合部22bを有している。
嵌合部材22は、ノズル11bのガイド用凹部11fにノズル嵌合部22aを嵌め込むと同時に、筒状本体21の凹部21aに本体嵌合部22bを嵌め込むことで、ノズル11bに筒状本体21を固定することができる。一方、嵌合部材22は、外径側に移動し、ノズル11bのガイド用凹部11fからノズル嵌合部22aを取り外すようにすることで、ノズル11bへの筒状本体21の固定を解除し、ノズル11bが筒状本体21から突出できるようにする。
嵌合部材22の先端側であって、ノズル嵌合部22aと本体嵌合部22bとの間には、先端側から後端側に向かって縮径するような縮径部22cが形成されている。これにより先端側から識別部材24が当接し、押圧することで、嵌合部材22が外径側へと移動することができるようになっている、
一方、嵌合部材22の後端側には、例えばノズル嵌合部22aの後端側表面と同様な位置に平面部22dが形成されており、この平面部22dに後端側からガイド用弾性体19が当接し、押圧することで、嵌合部材22を含めたノズルガイド14の全体が先端側に押圧されている。
また、本体嵌合部22bの外径側には周方向に延びる溝部22eが形成されており、この溝部22eに嵌合部押圧部材23が外径側から嵌め込まれるようにして配置されることで、嵌合部材22が外径側から内径側へと押圧されている。嵌合部押圧部材23は、例えば外観がC字状のものであり、弾性変形することにより拡径および縮径するものである。
図3に、嵌合部材22と嵌合部押圧部材23との組み合わせの一例を示す。ここで、図3(a)は、図中上側が先端側となるように図示した外観図であり、図3(b)は、図中上側が後端側となるように図示した外観図である。
嵌合部材22は、例えば周方向に均等な間隔となるように2個配置され、外観がC字状の嵌合部押圧部材23によって外径側から内径側へと押圧されるようになっている。嵌合部材22は、それぞれ内径側にノズル嵌合部22aを有すると共に、外径側に本体嵌合部22bを有しており、図3(a)に示すように、これらの先端側に、先端側から後端側に向かって縮径するようにして縮径部22cが形成されている。一方、後端側には、図3(b)に示すように、ノズル嵌合部22aの表面と同様な位置に平面部22dが形成されている。そして、本体嵌合部22bの外径側に設けられた周方向に延びる溝部22eに嵌合部押圧部材23が嵌め込まれるようにして配置されている。
また、図4は、嵌合部材22の変形例を示したものである。ここで、図4(a)は、図中上側が先端側となるように図示した外観図であり、図4(b)は、図中上側が後端側となるように図示した外観図である。なお、図4には、嵌合部押圧部材23も併せて示している。
図4に示す嵌合部材22は、本体嵌合部22b、縮径部22c、平面部22d、溝部22eを略環状に形成したものである。この嵌合部材22については、拡径しやすいように周方向の一部に切欠部22fを形成し、外観がC字状となるように形成されている。なお、ノズル嵌合部22aについては、例えば周方向に均等な間隔となるように2個形成している。
いずれの形状のものについても、嵌合部押圧部材23によって嵌合部材22を外径側から押圧するようにすることで、ノズル11bのガイド用凹部11fに嵌合部材22のノズル嵌合部22aを嵌め込み、また嵌合部材22の外径側への移動に合わせて拡径することで、ノズル11bのガイド用凹部11fから嵌合部材22のノズル嵌合部22aを取り外すことができ、さらに拡径後に縮径することで、再びノズル11bのガイド用凹部11fに嵌合部材22のノズル嵌合部22aを嵌め込むことができる。なお、嵌合部材22のみで適切に拡径および縮径ができる場合には、必ずしも嵌合部押圧部材23が設けられている必要はない。
識別部材24は、ソケット2の識別手段である識別凸部41bの配置に対応して配置されることで識別手段となると共に、このソケット2の識別凸部41bの押圧を利用して嵌合部材22の縮径部22cを押圧することで、嵌合部材22によるノズル11bへの筒状本体21の固定を解除し、筒状本体21からノズル11bが突出できるようにするために設けられている。
識別部材24は、嵌合部材22、特に縮径部22cの先端側に配置されている。なお、嵌合部材22の縮径部22c、識別部材24は、ソケット2の識別手段である識別凸部41bの配置に対応して配置されている。このような配置とすることで、識別手段として機能させることができると共に、嵌合部材22によるノズル11bへの筒状本体21の固定を有効に解除させることができる。
識別部材24は、例えば板状部24aと、この板状部24aの外径側の略中央部に形成される凸部24bとを有している。板状部24aは、ノズル11bと筒状本体21との間に移動できるように配置されており、ソケット2の識別凸部41bによる押圧を嵌合部材22の縮径部22cに伝えるために利用される。また、凸部24bは、筒状本体21の溝部21bに移動可能に嵌め込まれるようにして配置されることで、識別部材24の周方向への移動を抑制し、軸方向に適切に移動させるために設けられている。
図5に、識別部材24の一例を示す。ここで、図5(a)は、外径側から見た状態を示す外観図であり、図5(b)は、先端側から見た状態を示す平面図であり、図5(c)は、外径側から見た状態を示す平面図である。
板状部24aは、例えば略長方形状とされており、筒状本体21の内面形状に合わせて外径側に凸状となるように湾曲されている。また、凸部24bは、例えば略半球状とされており、板状部24aの外径側の略中央部分に一体に形成されている。なお、このような略長方形状の識別部材24は、通常、長手方向がプラグ1の軸方向と一致するように配置される。
このようなプラグ1は、Oリング16、17、バルブ用弾性体18、ガイド用弾性体19を除き、一般には非金属材料、例えばポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリスチレン(PS)等から構成される他、耐メタノール性を有するポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、液晶ポリマー(LCP)等のスーパーエンジニアプラスチックや、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアセタール(POM)等の汎用エンジニアプラスチックから構成される。
一方、ソケット2は、メス側カップラーとも呼ばれるものであり、ソケット本体41と、その内部に軸方向に沿って配置されるバルブ本体42とを有している。
ソケット本体41は、例えば先端側に配置される略円筒状の先端側筒部43と、この先端側筒部43の後端側から嵌め込まれるようにして固定される中間筒部44と、この中間筒部44の後端側から嵌め込まれるようにして固定される後端側筒部45とを有している。
ソケット本体41の先端側は、プラグ1のノズル11bが挿入されるノズル挿入口41aとなっている。また、ソケット本体41の先端側には、ソケット2の識別手段として、例えば周方向の2箇所に先端側に突出する識別凸部41bが形成されている。この識別凸部41bは、上記したようにプラグ1の識別部材24と当接するように周方向の配置が調整されており、プラグ1の識別部材24を押圧することで、結果的にノズル11bへの筒状本体21の固定を解除し、ノズル11bが筒状本体21から突出することができるようにするものである。なお、この識別凸部41bは、ソケット本体41、具体的には先端側筒部43の一部を先端側に延ばすようにして一体に形成されている。また、この識別凸部41bは、例えばソケット2が取り付けられる燃料受容部9の端面から突出するように形成されている。
中間筒部44は、後端側筒部45と併せてバルブ室を形成するものであり、先端側にバルブ本体42が挿入されるガイド孔44aが形成されている。また、後端側筒部45は、軸心部分にバルブ本体42の後端側への移動を規定するバルブ当接部45aが形成されており、その外周に液体燃料の流路となる複数の流通孔45bが均等な間隔となるように形成されている。
バルブ本体42は、バルブ機構を構成するものであり、バルブヘッド42bと、このバルブヘッド42bよりも径小とされ、バルブヘッド42bの両端に形成された先端側バルブステム42aと後端側バルブステム42cとを有している。
先端側バルブステム42aは、ガイド孔44aに移動可能に挿入され、先端側筒部43の内部へと延ばされている。この先端側バルブステム42aの側面部には例えば図示しない軸方向に沿って液体燃料の流路となる溝部が形成されており、これにより液体燃料をガイド孔44aに効率的に通過させることが可能となっている。また、バルブヘッド42bおよび後端側バルブステム42cは中間筒部44の内部に移動可能に配置されている。
後端側筒部45の内部には、バルブヘッド42bの先端側にOリング46が配置されると共に、後端側にバルブ本体42を先端側に押圧する圧縮スプリング等のバルブ用弾性体47が配置されている。バルブ用弾性体47は、例えばバルブヘッド42bの後端側において、後端側バルブステム42cおよびバルブ当接部45aの外周を囲むように配置されている。
分離状態においては、バルブ用弾性体47によってバルブ本体42(バルブヘッド42b)が先端側に押圧されることで、ガイド孔44aがOリング46とバルブヘッド42bとによって塞がれ、バルブ機構が閉状態となっており、ソケット2からの液体燃料の流出(逆流)が抑制されている。なお、このような観点から、Oリング46やバルブヘッド42bの外径は、ガイド孔44aの内径よりも径大なものとされている。
一方、接続状態においては、バルブ本体42が後端側へと移動することによりガイド孔44aが開放され、バルブ機構が開状態となる。これにより、プラグ1から吐出される液体燃料がガイド孔44aを通して後端側へと通過できるようになる。
先端側筒部43の内部には、先端側バルブステム42aの外周を覆うようにゴムホルダ等からなる蛇腹形状の弾性体ホルダ48が配置されている。弾性体ホルダ48は、その先端側をノズル11bのシール凹部11dに嵌め合わせることによって、ノズル11bとの間をシール状態とするものであり、内部が液体燃料の流路となるものである。弾性体ホルダ48は、蛇腹形状と材料特性(ゴム弾性)に基づいて軸方向に伸縮可能なものであり、ノズル11bの挿入に合わせて収縮することで、ノズル11bの挿入中もシール状態を維持することができる。
弾性体ホルダ48の先端側の外周にはホルダ支持部材49が配置されており、このホルダ支持部材49によって弾性体ホルダ48の先端側が支持されている。また、先端側筒部43の内径側に形成された段部によってホルダ支持部材49の先端側への移動が制限されると共に、このホルダ支持部材49の後端側に弾性体ホルダ48が軸方向に若干収縮した状態で配置されることにより、弾性体ホルダ48の後端側が中間筒部44のガイド孔44aの周辺に当接し、シール状態となっている。ホルダ支持部材49の後端側には、このホルダ支持部材49が後端側に移動した後に再び元の位置に戻すための圧縮スプリング等の支持部材用弾性体51が配置されている。
このようなソケット2の構成材料としては、Oリング46、バルブ用弾性体47、弾性体ホルダ48、支持部材用弾性体51を除き、一般には非金属材料、例えばポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリスチレン(PS)等から構成される他、耐メタノール性を有するポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、液晶ポリマー(LCP)等のスーパーエンジニアプラスチックや、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアセタール(POM)等の汎用エンジニアプラスチックから構成される。
次に、プラグ1とソケット2との接続について説明する。
まず、図2に示す状態からソケット2にプラグ1を接続しようとすると、図6に示すように、ソケット2の識別手段である識別凸部41bが、プラグ1のノズルガイド14、厳密には筒状本体21の内径側に挿入され、識別部材24に当接する。
さらにプラグ1をソケット2に向かって押圧すると、ソケット2の識別凸部41bに押し返されるようにして識別部材24が後端側に移動する。この際、識別部材24が縮径部22cを先端側から押圧することによって、嵌合部材22が外径側へと移動する。また、嵌合部材22の外径側への移動に伴い、ノズル11bのガイド用凹部11fから嵌合部材22のノズル嵌合部22aが取り外され、結果的にノズル11bへの筒状本体21の固定が解除され、ノズル11bを筒状本体21から突出させることができるようになる。
このようにして押圧が可能となったプラグ1をさらにソケット2に向かって押圧すると、図7に示すように、ノズル11bを筒状本体21から突出させてソケット2の内部に挿入することができ、両者のバルブ本体12、42を当接させることができる。この際、ノズル11bのシール凹部11dにソケット2の弾性体ホルダ48が嵌め込まれ、ノズル11bと弾性体ホルダ48との間がシール状態となり、液体燃料の流出が抑制される。
さらにソケット2に向かってプラグ1を押圧すると、図8に示すように、当接するバルブ本体12、42のうちソケット2のバルブ本体42が後端側に移動し、ソケット2のバルブ機構が開状態となる。なお、ソケット2のバルブ機構が先に開状態となるのは、安全性を確保するために液体燃料が供給される側のバルブ機構を先に開状態とすることが有効なためである。ここでは、ソケット2のバルブ機構を先に開状態とするために、ソケット2におけるバルブ本体42を押圧するバルブ用弾性体47の反発力よりも、プラグ1におけるバルブ本体12を押圧するバルブ用弾性体18の反発力を大きくすることで、ソケット2のバルブ機構を先に開状態としている。
さらにソケット2に向かってプラグ1を押圧すると、図9に示すように、バルブ当接部45aに当接したバルブ本体42によって押し返されるようにしてバルブ本体12が後端側へと移動し、プラグ1のバルブ機構が開状態となる。これにより、プラグ1のノズル11bから液体燃料が吐出されると共に、この液体燃料がソケット2の弾性体ホルダ48を通して最終的に燃料受容部9へと供給される。
一方、ソケット2からプラグ1を取り外す場合、ソケット2からプラグ1を引き抜いていくと、図8に示すように、まずプラグ1のバルブ本体12が先端側に移動し、プラグ1のバルブ機構が閉状態となる。さらに、ソケット2からプラグ1を引き抜いていくと、図7に示すように、ソケット2のバルブ本体42が先端側に移動し、ソケット2のバルブ機構が閉状態となる。
さらに、ソケット2からプラグ1を引き抜いていくと、ノズルガイド14に対してノズル11bが後端側に移動し、図6に示すように、嵌合部材22のノズル嵌合部22aの位置にノズル11bのガイド用凹部11fが位置し、嵌合部材22のノズル嵌合部22aがノズル11bのガイド用凹部11fに嵌め込まれる。これにより、再びノズル11bに筒状本体21を固定し、ノズル11bが筒状本体21から突出しないようにすることができる。
このようなプラグ1とソケット2とによれば、ソケット2の識別手段、具体的には識別凸部41bの大きさ、配置が、プラグ1の識別手段、具体的には識別部材24の大きさ、配置に一致し、またソケット2の内径および外径がプラグ1のノズル11bとノズルガイド14との隙間に一致する場合にのみ、ノズル11bをノズルガイド14から突出させることができ、ソケット2にプラグ1を接続することができる。
一方、ソケット2の識別手段とプラグ1の識別手段とが一致しない場合、あるいはソケット2の内径および外径がプラグ1のノズル11bとノズルガイド14との隙間に一致しない場合、ノズル11bをノズルガイド14から突出させることができず、ソケット2にプラグ1を接続することができない。また、ノズル11bに対して大きすぎるソケットに接続しようとした場合、例えばノズル11bの外径側に設けられたノズルガイド14、具体的には筒状本体21がソケットの挿入口の縁部に引っかかり、ソケットの内部にノズル11bを挿入することができず、バルブ機構が閉状態のままとなり、液体燃料の流出が抑制される。
次に、本発明の他のプラグ1について説明する。
図10は、本発明の他のプラグ1と、このプラグ1に適合するソケット2とからなるカップラー3の分離状態の様子を示す断面図である。また、図11はプラグ1のノズルガイド31を示すものであり、図11(a)が先端側から見た状態を示す外観図、図11(b)が先端側から見た状態を示す平面図、図11(c)が図11(b)に示すノズルガイド31を右側から見た状態を示す右側面図、図11(d)が図11(b)に示すノズルガイド31を下側から見た状態を示す下面図、図11(e)が図11(b)に示すノズルガイド31のA−A矢視断面図である。
プラグ1は、ノズルガイド31の構造およびその支持構造が図2に示すノズルガイド14の構造およびその支持構造と異なっている。具体的には、ノズルガイド31は、図2に示すノズルガイド14の筒状本体21、嵌合部材22、嵌合部押圧部材23、および識別部材24が略一体化された構造となっている。なお、プラグ1のこれ以外の部分、およびソケット2については、図2に示すプラグ1およびソケット2と同様なものであるため、以下では相違部分についてのみ説明する。
ノズルガイド31は、例えば図11に示すように外観が略環状の本体部31aと、この本体部31aの内径側に突出するように形成されるノズル嵌合部31bと、このノズル嵌合部31bの外径側であって本体部31aの先端側に先端側から後端側にかけて縮径するように形成される縮径部31cとを有している。
本体部31aは、例えば周方向の一部に切欠部31dが形成されており、外観がC字状とされている。このような切欠部31dを有するC字状のものとすることで、弾性変形による拡径が容易なものとなっている。このような本体部31aは、例えばガイド用弾性体19が当接し、先端側へと押圧するために用いられる平面部31eと、この平面部31eの外径側から先端側へと延ばされるようにして形成され、支持筒部11cの内面に接触してノズルガイド31の傾きを抑制するために用いられる外壁部31fとを有している。
ノズル嵌合部31bは、本体部31aの内径側に突出するように、例えば周方向に均等な間隔となるように2個形成されている。そして、各ノズル嵌合部31bの外径側であって、本体部31a、厳密には平面部31eの先端側に、先端側から後端側に向かって縮径するようにして縮径部31cが形成されている。なお、ノズル嵌合部31b、縮径部31cについては、図3、4に示すような嵌合部材22のノズル嵌合部22a、縮径部22cと同様の機能を有するものであるため、ここでは説明を省略する。
また、縮径部31cの先端側には、外径側に延びるようにして水平部が形成されている。このような水平部を設けることにより、例えばソケットの挿入口がノズル11bよりも過度に大きく、誤挿入のおそれがある場合であっても、ソケットの挿入口の縁部にこの水平部が引っかかるようにして、両者のバルブ本体が当接することを抑制し、バルブ機構が開状態となることを抑制することで、外部への液体燃料の流出を抑制し、安全性、信頼性に優れたものとすることができる。
一方、本体部31aの外径側には、例えばノズル嵌合部31bの周方向の配置と一致するようにして支持筒部嵌合部31gが形成されている。支持筒部嵌合部31gは、支持筒部11cに形成される軸方向に延びるガイド用溝部11gに移動可能に嵌め込まれることによって、ノズルガイド31の軸方向の移動範囲を規定すると共に、周方向の回転を抑制するために設けられている。
このようなノズルガイド31を有するプラグ1については、ノズル嵌合部31b、縮径部31cがそれぞれ図3、4に示す嵌合部材22のノズル嵌合部22a、縮径部22cに相当し、平面部31eが図3、4に示す嵌合部材22の平面部22dに相当し、支持筒部嵌合部31gが図3、4に示す嵌合部材22の本体嵌合部22bに相当する(なお、この場合、支持筒部11cのガイド用溝部11gが図2示す筒状本体21の凹部21aに相当する)。
このようなノズルガイド31を有するプラグ1とソケット2とは以下のようにして接続することができる。
まず、図10に示す状態からソケット2にプラグ1を接続しようとすると、図12に示すようにソケット2の識別手段である識別凸部41bが、プラグ1のノズルガイド31の内径側に形成された縮径部31cに当接する。この際、ノズル11bのシール凹部11dにソケット2の弾性体ホルダ48が嵌め込まれることで、ノズル11bと弾性体ホルダ48との間がシール状態となり、液体燃料の流出が抑制される。
さらにソケット2に向かってプラグ1を押圧すると、図13に示すように、ソケット2の識別凸部41bに押し返されるようにして縮径部31cが先端側から押圧され、本体部31aが拡径する。これにより、ノズル11bのガイド用凹部11fに嵌め込まれていたノズル嵌合部31bが取り外され、結果的にノズル11bへのノズルガイド31の固定が解除され、ノズル11bをノズルガイド31から突出させることができるようになる。また、これにより、さらにノズル11bを挿入すると、当接するバルブ本体12、42のうちソケット2のバルブ本体42が後端側に移動し、ソケット2のバルブ機構が開状態となる。
さらにソケット2に向かってプラグ1を押圧すると、図14に示すように、バルブ当接部45aに当接したバルブ本体42に押し返されるようにしてバルブ本体12が後端側へと移動し、プラグ1のバルブ機構が開状態となる。これにより、プラグ1のノズル11bから液体燃料が吐出されると共に、この液体燃料がソケット2の弾性体ホルダ48を通して最終的に燃料受容部9へと供給される。
一方、ソケット2からプラグ1を取り外す場合、ソケット2からプラグ1を引き抜いていくと、図13に示すように、まずプラグ1のバルブ本体12が先端側に移動し、プラグ1のバルブ機構が閉状態となる。さらに、ソケット2からプラグ1を引き抜いていくと、ソケット2のバルブ本体42が先端側に移動することで、ソケット2のバルブ機構が閉状態となる。
さらに、ソケット2からプラグ1を引き抜いていくと、ノズルガイド31に対してノズル11bが後端側に移動し、図12に示すように、ノズル嵌合部31bの位置にノズル11bのガイド用凹部11fが位置したときに、ノズル嵌合部31bがノズル11bのガイド用凹部11fに嵌め込まれる。これにより、再びノズル11bにノズルガイド31を固定し、ノズル11bがノズルガイド31から突出しないようにすることができる。
このようなノズルガイド31を有するプラグ1についても、ソケット2の識別手段と、プラグ1の識別手段とが一致し、またソケット2の内径および外径がプラグ1のノズル11bとノズルガイド31の縮径部31cとの隙間に一致する場合にのみ、ノズル11bをノズルガイド31から突出させることができ、ソケット2にプラグ1を接続することができる。
一方、ソケット2の識別手段とプラグ1の識別手段とが一致しない場合、あるいはソケット2の内径および外径がプラグ1のノズル11bとノズルガイド31の縮径部31cとの隙間に一致しない場合、ノズル11bをノズルガイド31から突出させることができず、ソケット2にプラグ1を接続することができない。また、ノズル11bに対して大きすぎるソケットに接続しようとした場合、例えばノズル11bの外径側に設けられたノズルガイド31、例えば縮径部31cの先端側に形成された水平部等がソケットの挿入口の縁部に引っかかり、ソケットの内部にノズル11bを挿入することができず、バルブ機構を閉状態のままとし、液体燃料の流出を抑制することができる。
次に、本発明のカップラー3が適用される燃料電池5について、内部気化型のDMFCを例に挙げて説明する。図15は、本発明の燃料電池5の一例を示す断面図である。燃料電池5は、起電部を構成する燃料電池セル7と、燃料収容部8と、図示を省略したソケット2を有する燃料受容部9とから主として構成されている。なお、図示が省略されたソケット2を有する燃料受容部9は、例えば図1に示されるように燃料収容部8の下面側に設けられている。
燃料電池セル7は、アノード触媒層71およびアノードガス拡散層72からなるアノード(燃料極)と、カソード触媒層73およびカソードガス拡散層74からなるカソード(酸化剤極/空気極)と、アノード触媒層71とカソード触媒層73とで挟持されたプロトン(水素イオン)伝導性の電解質膜75とから構成される膜電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly)を有している。
アノード触媒層71およびカソード触媒層73に含有される触媒としては、例えば、Pt、Ru、Rh、Ir、Os、Pd等の白金族元素の単体、白金族元素を含有する合金等が挙げられる。具体的には、アノード触媒層71にメタノールや一酸化炭素に対して強い耐性を有するPt−RuやPt−Mo等を、カソード触媒層73に白金やPt−Ni等を用いることが好ましい。また、炭素材料のような導電性担持体を使用する担持触媒、あるいは無担持触媒を使用してもよい。
電解質膜75を構成するプロトン伝導性材料としては、例えばスルホン酸基を有するパーフルオロスルホン酸重合体のようなフッ素系樹脂(ナフィオン(商品名、デュポン社製)やフレミオン(商品名、旭硝子社製)等)、スルホン酸基を有する炭化水素系樹脂、タングステン酸やリンタングステン酸等の無機物等が挙げられる。ただし、これらに限られるものではない。
アノード触媒層71に積層されるアノードガス拡散層72は、アノード触媒層71に燃料を均一に供給する役割を果たすと同時に、アノード触媒層71の集電体も兼ねている。一方、カソード触媒層73に積層されるカソードガス拡散層74は、カソード触媒層73に酸化剤を均一に供給する役割を果たすと同時に、カソード触媒層73の集電体も兼ねている。アノードガス拡散層72にはアノード導電層76が積層され、カソードガス拡散層74にはカソード導電層77が積層されている。
アノード導電層76およびカソード導電層77は、例えば金のような導電性金属材料からなるメッシュや多孔質膜、あるいは薄膜等で構成されている。なお、電解質膜75とアノード導電層76との間、および電解質膜75とカソード導電層77との間には、ゴム製のOリング78、79が介在されており、これらによって燃料電池セル7からの燃料漏れや酸化剤漏れを防止している。
燃料収容部8の内部には、液体燃料Fとして例えばメタノール燃料が充填されている。また、燃料収容部8は燃料電池セル7側が開口されており、この燃料収容部8の開口部と燃料電池セル7との間に気体選択透過膜52が設置されている。気体選択透過膜52は、液体燃料Fの気化成分のみを透過し、液体成分は透過させない気液分離膜である。このような気体選択透過膜52の構成材料としては、例えばポリテトラフルオロエチレンのようなフッ素樹脂が挙げられる。ここで、液体燃料Fの気化成分とは、液体燃料Fとしてメタノール水溶液を使用した場合にはメタノールの気化成分と水の気化成分からなる混合気、純メタノールを使用した場合にはメタノールの気化成分を意味する。
カソード導電層77上には保湿層53が積層されており、さらにその上には表面層54が積層されている。表面層54は酸化剤である空気の取入れ量を調整する機能を有し、その調整は表面層54に形成された空気導入口54aの個数やサイズ等を変更することで行う。保湿層53はカソード触媒層73で生成された水の一部が含浸されて、水の蒸散を抑制する役割を果たすと共に、カソードガス拡散層74に酸化剤を均一に導入することで、カソード触媒層73への酸化剤の均一拡散を促進する機能も有している。保湿層53は例えば多孔質構造の部材で構成され、具体的な構成材料としてはポリエチレンやポリプロピレンの多孔質体等が挙げられる。
燃料収容部8上に積層された気体選択透過膜52、燃料電池セル7、保湿層53、および表面層54は、例えばステンレス製のカバー55が被されることによって保持されている。カバー55には表面層54に形成された空気導入口54aと対応する部分に開口55aが設けられている。また、燃料収容部8にはカバー55の爪55bを受けるテラス8aが設けられており、このテラス8aに爪55bをかしめることで全体がカバー55によって一体的に保持されている。
上述したような構成を有する燃料電池5においては、燃料収容部8内の液体燃料F(例えばメタノール水溶液)が気化し、この気化成分が気体選択透過膜52を透過して燃料電池セル7に供給される。燃料電池セル7内において、液体燃料Fの気化成分はアノードガス拡散層72で拡散されてアノード触媒層71に供給される。アノード触媒層71に供給された気化成分は、例えば下記の(1)に示すメタノールの内部改質反応を生じさせる。
CHOH+HO → CO+6H+6e …(1)
なお、液体燃料Fとして純メタノールを使用した場合には、燃料収容部8から水蒸気が供給されないため、カソード触媒層73で生成した水や電解質膜75中の水をメタノールと反応させて上記(1)式の内部改質反応を生起するか、あるいは上記(1)式の内部改質反応によらず、水を必要としない他の反応機構により内部改質反応を生じさせる。
内部改質反応で生成されたプロトン(H)は電解質膜75を伝導し、カソード触媒層73に到達する。表面層54の空気導入口54aから取り入れられた空気(酸化剤)は、保湿層53、カソード導電層77、カソードガス拡散層74を拡散して、カソード触媒層73に供給される。カソード触媒層73に供給された空気は、次の(2)式に示す反応を生じさせる。この反応によって、水の生成を伴う発電反応が生じる。
(3/2)O+6H+6e → 3HO …(2)
上述した反応に基づく発電反応が進行するにしたがって、燃料収容部8内の液体燃料F(例えばメタノール水溶液や純メタノール)は消費される。燃料収容部8内の液体燃料Fが空になると発電反応が停止するため、その時点でもしくはそれ以前の時点で燃料収容部8内にカートリッジ4から液体燃料を供給する。カートリッジ4からの液体燃料の供給は、前述したようにカートリッジ4側のプラグ1を燃料電池5側のソケット2に挿入することにより実施される。
以上、本発明の燃料電池用プラグ、燃料電池用カップラーについて説明したが、本発明の燃料電池用プラグ、燃料電池用カップラーは上記実施形態そのものに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。
例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。また、例えば燃料電池としては小型化が進められているパッシブ型DMFCが好適であるが、少なくとも本発明の燃料電池用カップラーにおける燃料電池用ソケットを具備することができ、液体燃料が該燃料電池用ソケットを介して供給されるものであれば、その方式や機構等については何等限定されるものではない。
本発明の燃料電池用プラグが装着された燃料カートリッジ、および本発明の燃料電池用プラグが接続される燃料電池用ソケットが装着された燃料電池を示す概略図。 本発明の燃料電池用プラグ、およびこの燃料電池用プラグが接続される燃料電池用ソケットの分離状態を示す断面図。 嵌合部材と嵌合部押圧部材との一例を示す外観図。 嵌合部材と嵌合部押圧部材との他の例を示す外観図。 識別部材の一例を示す外観図。 接続初期の状態を示す断面図。 接続途中におけるノズルのガイド用凹部11fから嵌合部材のノズル嵌合部が取り外された状態を示す断面図。 接続途中における燃料電池用ソケットのバルブ機構が開状態となったときの状態を示す断面図。 燃料電池用プラグのバルブ機構が開状態となり、接続状態となったときの状態を示す断面図。 本発明の他の燃料電池用プラグ、およびこの燃料電池用プラグが接続される燃料電池用ソケットの分離状態を示す断面図。 ノズルガイドの他の例を示す外観図および平面図。 接続初期の状態を示す断面図。 接続途中における燃料電池用ソケットのバルブ機構が開状態となったときの状態を示す断面図。 燃料電池用プラグのバルブ機構が開状態となり、接続状態となったときの状態を示す断面図。 本発明の燃料電池用カップラーが適用される燃料電池の一例を示す断面図。
符号の説明
1…燃料電池用プラグ、2…燃料電池用ソケット、3…燃料電池用カップラー、4…カートリッジ、5…燃料電池、6…カートリッジ本体、7…燃料電池セル、8…燃料収容部、9…燃料受容部、11…プラグ本体、11a…ベース部、11b…ノズル、11c…支持筒部、11d…シール凹部、11e…燃料吐出口、11f…ガイド用凹部、11g…ガイド用溝部、12…バルブ本体、13…押えキャップ、14…ノズルガイド、15…バルブホルダ、17…Oリング、18…バルブ用弾性体、19…ガイド用弾性体、21…筒状本体、21a…凹部、21b…溝部、22…嵌合部材、22a…ノズル嵌合部、22b…本体嵌合部、22c…縮径部、22d…平面部、22e…溝部、22f…切欠部、23…嵌合部押圧部材、24…識別部材、24a…板状部、24b…凸部、31…ノズルガイド、31a…本体部、31b…ノズル嵌合部、31c…縮径部、31d…切欠部、31e…平面部、31f…外壁部、31g…支持筒部嵌合部、41…ソケット本体、41a…ノズル挿入口、41b…識別凸部、42…バルブ本体、43…先端側筒部、44…中間筒部、45…後端側筒部、46…Oリング、47…バルブ用弾性体、48…弾性体ホルダ、49…ホルダ支持部材、51…支持部材用弾性体

Claims (9)

  1. 燃料電池に液体燃料を供給するためにバルブ機構を有する燃料電池用ソケットに着脱可能に接続させて用いられるバルブ機構を有する燃料電池用プラグであって、
    前記燃料電池用ソケットに挿入されるノズルと、
    前記ノズルの先端側外周に設けられ、前記燃料電池用プラグと適合性を有する燃料電池用ソケットに接続される場合にのみ前記ノズルを突出させるノズルガイドと
    を有することを特徴とする燃料電池用プラグ。
  2. 請求項1記載の燃料電池用プラグにおいて、
    前記ノズルガイドは、前記ノズルの外周に配置される筒状本体と、前記筒状本体の内部に配置され、前記ノズルの外面に形成された凹部に取り外し可能に嵌め込まれるノズル嵌合部および前記筒状本体の内面に形成された凹部に移動可能に嵌め込まれる本体嵌合部ならびに先端側から後端側にかけて縮径する縮径部を有する嵌合部材と、前記縮径部の先端側に配置される識別部材とを有することを特徴とする燃料電池用プラグ。
  3. 請求項2記載の燃料電池用プラグにおいて、
    前記識別部材は、前記燃料電池用ソケットに設けられる識別手段の配置と一致するように配置されていることを特徴とする燃料電池用プラグ。
  4. 請求項2記載の燃料電池用プラグにおいて、
    前記嵌合部材の外径側には、前記嵌合部材を外径側から内径側に向かって押圧する嵌合部押圧部材が設けられていることを特徴とする燃料電池用プラグ。
  5. 請求項1記載の燃料電池用プラグにおいて、
    前記ノズルガイドは、前記ノズルの外周に配置される拡径可能な略環状の本体部と、前記本体部の内径側に突出するように形成され、前記ノズルの外面に形成された凹部に取り外し可能に嵌め込まれるノズル嵌合部と、前記本体部の先端側かつ前記ノズル嵌合部の外径側に先端側から後端側にかけて縮径するように形成される縮径部とを有することを特徴とする燃料電池用プラグ。
  6. 請求項5記載の燃料電池用プラグにおいて、
    前記本体部は、周方向の少なくとも1箇所に切欠部を有することを特徴とする燃料電池用プラグ。
  7. 請求項5記載の燃料電池用プラグにおいて、
    前記縮径部は、前記燃料電池用ソケットに設けられる識別手段の配置と一致するように配置されていることを特徴とする燃料電池用プラグ。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項記載の燃料電池用プラグにおいて、
    前記ノズルガイドの後端側には、前記ノズルガイドを先端側に押圧するガイド押圧部材が配置されていることを特徴とする燃料電池用プラグ。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項記載の燃料電池用プラグと、
    前記燃料電池用プラグと適合性を有する燃料電池用ソケットと
    を有することを特徴とする燃料電池用カップラー。
JP2008271003A 2008-10-21 2008-10-21 燃料電池用プラグとそれを用いた燃料電池用カップラー Withdrawn JP2010102855A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008271003A JP2010102855A (ja) 2008-10-21 2008-10-21 燃料電池用プラグとそれを用いた燃料電池用カップラー
PCT/JP2009/004437 WO2010047036A1 (ja) 2008-10-21 2009-09-08 燃料電池用プラグとそれを用いた燃料電池用カップラー
TW098130750A TW201025714A (en) 2008-10-21 2009-09-11 Plug for fuel cell and coupler adapted for fuel cell and using same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008271003A JP2010102855A (ja) 2008-10-21 2008-10-21 燃料電池用プラグとそれを用いた燃料電池用カップラー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010102855A true JP2010102855A (ja) 2010-05-06

Family

ID=42119093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008271003A Withdrawn JP2010102855A (ja) 2008-10-21 2008-10-21 燃料電池用プラグとそれを用いた燃料電池用カップラー

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2010102855A (ja)
TW (1) TW201025714A (ja)
WO (1) WO2010047036A1 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005332685A (ja) * 2004-05-20 2005-12-02 Hitachi Ltd 燃料電池及び燃料カートリッジ
JP2007128850A (ja) * 2005-10-05 2007-05-24 Toshiba Corp 燃料電池用燃料カートリッジの接続構造とそれを用いた燃料電池
JP4987308B2 (ja) * 2006-01-27 2012-07-25 株式会社東海 燃料カートリッジ
JP2007220571A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Toshiba Corp 燃料電池用カップラとそれを用いた燃料電池
JP4841312B2 (ja) * 2006-05-25 2011-12-21 東洋製罐株式会社 カップラー

Also Published As

Publication number Publication date
TW201025714A (en) 2010-07-01
WO2010047036A1 (ja) 2010-04-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007128850A (ja) 燃料電池用燃料カートリッジの接続構造とそれを用いた燃料電池
JP2008047405A (ja) 燃料電池用ソケットとそれを用いた燃料電池
JP2007311292A (ja) 燃料電池用カップラとそれを用いた燃料電池
JP2007194055A (ja) 燃料電池用燃料カートリッジ、燃料電池およびカップラ
JP2009123575A (ja) 燃料電池用カップラーおよび燃料電池
JP2007073464A (ja) 燃料電池用燃料カートリッジとそれを用いた燃料電池
JP2007128700A (ja) 燃料電池用燃料カートリッジとそれを用いた燃料電池
JP4996099B2 (ja) 燃料電池用燃料カートリッジ、燃料電池およびカップラ
JP2007311032A (ja) 燃料電池用燃料カートリッジとそれを用いた燃料電池
JP2007242572A (ja) 燃料電池用燃料カートリッジの接続機構とそれを用いた燃料電池
KR101044868B1 (ko) 연료 전지용 연료 카트리지와 연료 카트리지용 노즐 어태치먼트
JP2007122961A (ja) 燃料電池用燃料カートリッジとそれを用いた燃料電池
WO2010047036A1 (ja) 燃料電池用プラグとそれを用いた燃料電池用カップラー
JP2007220571A (ja) 燃料電池用カップラとそれを用いた燃料電池
JP2009218036A (ja) 燃料電池用ソケット、燃料電池用カップラー、および燃料電池
JP2007273219A (ja) 燃料電池用燃料カートリッジの接続機構とそれを用いた燃料電池
JP2007273092A (ja) 燃料電池用燃料カートリッジとそれを用いた燃料電池
WO2009147818A1 (ja) 燃料電池用ソケット、燃料電池用カップラー、および燃料電池
WO2010070855A1 (ja) 燃料電池用ソケットと、それを用いた燃料電池用カップラーおよび燃料電池
JP2010102854A (ja) 燃料電池用プラグおよび燃料電池用カップラー
JP2011082035A (ja) 燃料電池用カップラーおよび燃料電池
JP2009123574A (ja) 燃料電池用ソケットとそれを用いた燃料電池
JPWO2008105182A1 (ja) 燃料電池

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20120110