JP2010102193A - 異常判定装置、画像形成装置、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】発光部及び伝送線の少なくとも一方の異常を判定することができる。
【解決手段】第1の方向に配列され各々伝送線を介して伝送された画像情報に基づいて点消灯されるL個の発光部を備えた光源を有し、光源から照射された光を第1の方向と交差する第2の方向に走査して画像を形成する画像形成手段を、隣接するm列の線で構成された走査部分と、隣接するn列の線に相当する未走査の未走査部分とが第1の方向に隣接して配置された検知画像が第1の方向に隣接して複数形成されるよう制御し、該形成された検知画像の各々の境界または検知画像の各々の走査部分と未走査部分との境界を検知し、該検知周期に、予め定められた周期との差が予め定められた範囲を超える異常周期が含まれていた場合に、発光部及び伝送線の少なくとも一方に異常が生じていると判定する。ただし、Lは2以上の整数で、m及びnは正の整数で、Lとm+nとが互いに素である。
【選択図】図10
【解決手段】第1の方向に配列され各々伝送線を介して伝送された画像情報に基づいて点消灯されるL個の発光部を備えた光源を有し、光源から照射された光を第1の方向と交差する第2の方向に走査して画像を形成する画像形成手段を、隣接するm列の線で構成された走査部分と、隣接するn列の線に相当する未走査の未走査部分とが第1の方向に隣接して配置された検知画像が第1の方向に隣接して複数形成されるよう制御し、該形成された検知画像の各々の境界または検知画像の各々の走査部分と未走査部分との境界を検知し、該検知周期に、予め定められた周期との差が予め定められた範囲を超える異常周期が含まれていた場合に、発光部及び伝送線の少なくとも一方に異常が生じていると判定する。ただし、Lは2以上の整数で、m及びnは正の整数で、Lとm+nとが互いに素である。
【選択図】図10
Description
本発明は、異常判定装置、画像形成装置、及びプログラムに関する。
下記特許文献1には、印字処理前に補助記録手段に記録されているフォント情報と、転送された印字情報に含まれているフォント情報とを比較し、印字情報に含まれているフォント情報が補助記録手段に記録されているフォント情報に対応していない場合には追加フォント情報を補助記録手段から読み出すと共に、追加フォント情報を読み出すことができない場合には補助記録手段の異常を検知する印字装置が開示されている。
特開平07−137365号公報
本発明は、画像情報に基づいて点消灯される発光部及び画像情報を伝送する伝送線の少なくとも一方の異常を判定することができる異常判定装置、画像形成装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
請求項1の発明の異常判定装置は、第1の方向に配列されると共に各々伝送線を介して伝送された画像情報に基づいて点消灯されるL個の発光部を備えた光源を有し、前記光源から照射された光を前記第1の方向と交差する第2の方向に走査して画像を形成する画像形成手段を、隣接するm個の発光部が連続点灯された状態で走査されて形成される隣接するm列の線で構成された走査部分と、隣接するn個の発光部が連続消灯された状態で形成される隣接するn列の線に相当する未走査の未走査部分とが前記第1の方向に隣接して配置された検知画像が前記第1の方向に隣接して複数形成されるように制御する制御手段と、前記制御手段の制御により形成された前記検知画像の各々の境界、または前記検知画像の各々の走査部分と未走査部分との境界を検知する検知手段と、前記検知手段の検知周期に、予め定められた周期との差が予め定められた範囲を超える異常周期が含まれていた場合に、前記発光部及び前記伝送線の少なくとも一方に異常が生じていると判定する判定手段と、を備えている。ただし、Lは2以上の整数であり、m及びnは正の整数であって、Lとm+nとが互いに素である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の異常判定装置において、前記判定手段は、更に、前記異常周期の位置に基づいて、異常が生じている発光部及び異常が生じている伝送線の少なくとも一方を判定する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の異常判定装置前記判定手段は、更に、前記異常が生じていると判定した発光部及び伝送線の少なくとも一方の数、及び異常が生じていると判定した発光部及び伝送線の少なくとも一方の前記第1の方向における位置、の少なくとも一方に基づいて異常レベルを判定する。
請求項4の発明は、請求項3に記載の異常判定装置前記判定手段で判定された異常レベルが予め定められたレベルである場合に、前記画像形成手段の動作を停止する停止手段を更に設けた。
請求項5の発明の画像形成装置は、第1の方向に配列されると共に各々伝送線を介して伝送された画像情報に基づいて点消灯されるL個の発光部を備えた光源を有し、前記光源から照射された光を前記第1の方向と交差する第2の方向に走査して画像を形成する画像形成手段と、請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の異常判定装置と、を備えている。
請求項6の発明は、コンピュータを、第1の方向に配列されると共に各々伝送線を介して伝送された画像情報に基づいて点消灯されるL個の発光部を備えた光源を有し、前記光源から照射された光を前記第1の方向と交差する第2の方向に走査して画像を形成する画像形成手段を、隣接するm個の発光部が連続点灯された状態で走査されて形成される隣接するm列の線で構成された走査部分と、隣接するn個の発光部が連続消灯された状態で形成される隣接するn列の線に相当する未走査の未走査部分とが前記第1の方向に隣接して配置された検知画像が前記第1の方向に隣接して複数形成されるように制御する制御手段、及び前記制御手段の制御により形成された前記検知画像の各々の境界、または前記検知画像の各々の走査部分と未走査部分との境界を検知する検知手段の検知周期に、予め定められた周期との差が予め定められた範囲を超える異常周期が含まれていた場合に、前記発光部及び前記伝送線の少なくとも一方に異常が生じていると判定する判定手段、として機能させるためのプログラムである。
請求項1の発明によれば、画像情報に基づいて点消灯される発光部及び画像情報を伝送する伝送線の少なくとも一方の異常を判定することができる。
請求項2の発明によれば、異常が生じている発光部及び異常が生じている伝送線の少なくとも一方を判定することができる。
請求項3の発明によれば、発光部及び伝送線の少なくとも一方の異常レベルを判定することができる。
請求項4の発明によれば、異常レベルが予め定められたレベルである場合に、画像形成手段の動作を停止することができる。
請求項5の発明によれば、画像情報に基づいて点消灯される発光部及び画像情報を伝送する伝送線の少なくとも一方の異常を判定することができる。
請求項6の発明によれば、画像情報に基づいて点消灯される発光部及び画像情報を伝送する伝送線の少なくとも一方の異常を判定することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置20の構成の一例を示すブロック図である。
画像形成装置20は、主制御部22、UI(ユーザインタフェース)24、画像形成制御部26、画像形成部28、及び検知部29を備えている。
主制御部22は、ホストコンピュータから(例えばページ記述言語の)画像情報を受信し、該受信した画像情報に基づいた画像形成が行われるよう、画像形成装置20の動作全体を制御する。
図2は、主制御部22の構成を示すブロック図である。
主制御部22は、CPU(セントラルプロセッシングユニット)30、RAM(ランダムアクセスメモリ)32、ROM(リードオンリメモリ)34、UIコントローラ36、HDD(ハードディスクドライブ)38、インタフェース40、及び通信インタフェース42を備え、それらはバス44を介して相互に接続されている。
UIコントローラ36には、UI24が接続されている。UI24は、例えば、タッチパネルディスプレイ等から構成され、主制御部22のCPU30から入力された制御信号に応じて画像や各種メッセージ等の情報を表示する表示部としての機能と、UI24に表示された画像上の任意の位置を利用者が指定することにより指示入力する入力部としての機能を兼ね備えている。なお、UI24は、タッチパネルディスプレイに限定されるものではなく、例えば、液晶ディスプレイ等の表示部と、操作者により操作される操作ボタン等の入力部とが個別に装備されたものであってもよい。
HDD38には、画像情報やCPU30が実行するプログラム等、様々な情報が記憶される。
インタフェース40には、画像形成制御部26及び検知部29が接続されている。CPU30は、インタフェース40を介して画像形成制御部26に画像情報や各種制御信号を送信したり、検知部29から検知結果を示す信号を受け取ったりする。
また、主制御部22は、通信インタフェース42を介してホストコンピュータに接続されている。主制御部22は、通信インタフェース42を介して、該ホストコンピュータから画像情報等を受け取る。
CPU30は、ROM34やHDD38等に記憶されたプログラムを実行する。RAM32は、通信インタフェース42を介してホストコンピュータから入力された画像情報等々、様々なデータを一時記憶するためのメモリとして利用される他、プログラム実行時のワークメモリとしても利用される。
なお、CPU30が実行するプログラムが記憶される記録媒体は、上記ROM34やHDD38等に限定されず、CD−ROMやFD(フレキシブルディスク)、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの可搬型記録媒体であってもよい。この場合には、可搬型記録媒体からプログラムデータを読み出すためのドライブや接続ポートを設けて主制御部22を構成する。また、CPU30が実行するプログラムが記憶される記録媒体は、画像形成装置20の外部に備えられたHDD等の記憶装置等であってもよい。さらにまたネットワークを介して接続されたデータベース、或いは他のコンピュータシステム並びにそのデータベースや、更に電気通信回線上の搬送波のような伝送媒体であってもよい。
画像形成制御部26は、図示は省略するが、CPU、RAM、及びROMからなるマイクロコンピュータと、画像情報を一時的に保持するバッファと、画像処理を行う画像処理回路とを含んで構成され、主制御部22から入力された画像情報に基づいて画像形成部28の画像形成動作を制御する。
具体的には、画像形成制御部26は、主制御部22から入力された画像情報からイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの各色毎の画像情報を生成する。更に画像形成制御部26は、該生成した各色毎の画像情報を、後述する面発光レーザアレイ50の発光部50Aの各々に対応するL個の画像情報に分解し、各画像情報をL本の伝送線90を介して、画像形成部28の後述するレーザ出力部(ROS)3に出力する(図4も参照)。また、画像形成制御部26は、画像形成部28で画像が形成される記録用紙を搬送する搬送動作の制御も行う。ここで、Lは2以上の整数である。
なお、図示は省略するが、画像形成制御部26には、画像読取部から原稿の画像を読み取って得られた画像情報も入力される。画像形成制御部26は、この画像情報も前述したように処理して、ROS3に出力する。
画像形成部28は、画像形成制御部26から入力された画像情報に基づいて記録用紙に画像を形成する。
図3は、画像形成部28の構成図である。画像形成部28は、接触帯電器で感光体表面を帯電した後、光の照射により静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーにより現像するゼログラフィエンジンをイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの各色について備えたタンデム型のカラー電子写真方式の画像形成部である。
画像形成部28は、図中矢印Aの方向にて回転する4つの感光体1Y、1M、1C、1Kと、この各感光体の表面を帯電バイアスを印加することにより帯電する接触帯電器2Y、2M、2C、2Kと、帯電された各感光体表面を各色の画像情報に基づいて変調された露光光により露光し、各感光体上に静電潜像を形成するROS(レーザ出力部)3Y、3M、3C、3Kと、各色現像剤を保持する現像剤保持体である現像ロール46Y、46M、46C、46Kを各々備え、現像ロール46Y、46M、46C、46Kに現像バイアスを印加することにより各感光体上の静電潜像を各色現像剤で現像して感光体上にトナー像を形成する現像器4Y、4M、4C、4Kと、感光体上の各色トナー像を中間転写体ベルト6に転写する一次転写器5Y、5M、5C、5Kと、中間転写体ベルト6上のトナー像を記録用紙に転写する二次転写器7と、記録用紙に転写されたトナー像を定着する定着器9と、記録用紙を収納する用紙収納部Tと、各感光体の表面をクリーニングするクリーナ(図示せず)と、各感光体表面の残留電荷を除去する除電器(図示せず)と、中間転写体ベルト表面をクリーニングするベルトクリーナ8とから構成されている。
また、前述の光学センサ10は、中間転写体ベルト6表面に転写された画像形成位置調整用の基準画像Pを検出するため、中間転写体ベルト6表面に対向する位置に2個設けられている。
以下、感光体1Y、1M、1C、1Kを特に区別しないで説明する場合は、符号末尾の添字を省略し、感光体1と称する。 また、接触帯電器2Y、2M、2C、2K、ROS3Y、3M、3C、3K、現像ロール46Y、46M、46C、46K、現像器4Y、4M、4C、4K、及び一次転写器5Y、5M、5C、5K、についても同様に、YMCK各々の構成要素を特に区別しないで説明する場合は、符号末尾の添字を省略して説明する。
図4にROS3の概略構成を示す。ROS3は、駆動回路80と、面発光レーザアレイ50と、走査光学系82とを備えている。駆動回路80は、画像形成制御部26からL本の伝送線90を介して入力された画像情報に応じた駆動電流を生成し、面発光レーザアレイ50のL個の面発光レーザ(発光部)50Aに各々供給し、各発光部50Aを点消灯する。なお、駆動電流量は、後述するAPC制御により調整される。
面発光レーザアレイ50から出射された光は、光偏向器及び複数のレンズを含んで構成された走査光学系82により、感光体1の外周面上を各々走査され、感光体1の表面が露光される。以下、光の走査方向と交差する方向を第1の方向と呼称し、光の走査方向を第2の方向と呼称する。
図5は、ROS3の面発光レーザアレイ50及び走査光学系82の構成図である。ROS3はL個の発光部50Aが配列された面発光レーザアレイ50を備えている。本実施の形態では、図6に示すように、面発光レーザアレイ50を、各発光部50Aを第1の方向に微小にずらした状態で2次元配列して構成する。なお、図5では簡略化のために発光部50Aを4個図示し、図6では16個図示したが、発光部50Aは4個や16個に限定されない。また、本実施の形態では、面発光型レーザアレイを適用したROSを例に挙げて説明するが、端面発光型レーザアレイであってもよい。
面発光レーザアレイ50の光射出側には、コリメータレンズ52、ハーフミラー54が順に配置されている。発光部50Aを点灯させ面発光レーザアレイ50から射出された光は、コリメータレンズ52によって略平行光束にされた後にハーフミラー54に入射される。ハーフミラー54に入射した光は、透過光と反射光に分けられ、透過光は第1の方向にパワーをもつシリンダレンズ62へ、反射光は光量センサ58の受光部58Aへ入射する。光量センサ58は受光部58Aで受光された光の光量を検出する。なお、受光部58Aで検出された光の光量に基づいて、個々の光の光量にばらつきが出ないように光量制御(APC)が行われるが、ここでは、APCの詳細な説明は省略する。
一方、シリンダレンズ62を透過した光は矢印C方向に回転する光偏向器66により偏向される。偏向された光はfθレンズ70により等速に走査するよう補正されへ感光体1の外周面上に矢印B方向(第2の方向)に沿って照射される。このとき感光体1が矢印A方向(第1の方向)に回転することで画像が形成される。
また、fθレンズ70の光射出側には、光の走査範囲のうち走査開始側の端部(SOS:Start Of Scan)に相当する位置にピックアップミラー76が配置されており、ピックアップミラー76の光射出側にはビーム位置検出センサ(SOSセンサ)78が配置されている。面発光レーザアレイ50から射出された光は、光偏向器66の各反射面のうちの光を反射している面が、入射光をSOSに相当する方向へ反射する向きとなったときに、ピックアップミラー76で反射されてSOSセンサ78に入射される。光が入射したときにSOSセンサ78からは主走査同期信号が出力される。この信号は、光偏向器66の回転に伴って感光体1の外周面上に光を走査して静電潜像を形成するにあたり、画像書込みタイミングの同期をとるために用いられる。
なお、前述した走査光学系82は、コリメータレンズ52、ハーフミラー54、シリンダレンズ62、光偏向器66、及びfθレンズ70を含んで構成されている。
ここで、本実施の形態の画像形成装置20における画像形成動作を簡単に説明する。CPU30からの制御信号によって駆動が開始され、感光体1Y、1M、1C、1Kの表面を接触帯電器2Y、2M、2C、2Kに帯電バイアスを電源から印加することで所定の帯電電位に帯電する。接触帯電器2Y、2M、2C、2Kによって帯電された感光体1Y、1M、1C、1Kの表面が各色現像器4Y、4M、4C、4K位置に到達した時点で各色現像器4Y、4M、4C、4Kにも電源から所定の現像電位となるように現像バイアスが印加される。
一方、画像読取部(図示せず)で原稿から読み取られた画像情報、或いは外部のホストコンピュータなどで作成された画像情報が、画像形成制御部26によって各色毎の画像情報に分解された後、ROS(レーザ出力部)3Y、3M、3C、3Kに入力され、光が出射される。そして、この出射された光は、接触帯電器2Y、2M、2C、2Kにより帯電された感光体1Y、1M、1C、1Kの表面に照射される。この各感光体1Y、1M、1C、1K表面に光がラスタ照射されると、各感光体1Y、1M、1C、1K上にはそれぞれ入力画像情報に対応した静電潜像が形成される。続いて、各色現像器4Y、4M、4C、4Kにより各感光体上の静電潜像がトナーにより現像され、各感光体上にトナー像が形成される。各感光体1Y、1M、1C、1K上に形成されたトナー像は、各一次転写器5Y、5M、5C、5Kにより中間転写体ベルト6に転写される。この中間転写体ベルト6へトナー像の転写が終了した各感光体1Y、1M、1C、1Kは、クリーナにより表面に付着した残留トナーなどの付着物がクリーニングされ、除電器により残留電荷が除去される。
次に、中間転写体ベルト6上のトナー像は、二次転写器7により、用紙収容部Tから送られてくる記録用紙上に転写された後、定着器9により記録用紙上に転写されたトナー像が定着され所望の画像が得られる。記録用紙上へのトナー像の転写が終了した中間転写体ベルト6は、ベルトクリーナ8により表面に付着した残留トナーなどの付着物がクリーニングされ、また接触帯電器2Y、2M、2C、2Kへの帯電バイアス印加を停止し、各色現像器4Y、4M、4C、4Kへの現像バイアス印加を停止し、さらに画像形成部28の駆動を停止することで、一回の画像形成動作が終了する。
電子写真方式のカラー画像形成装置においては、温度・湿度などの環境条件や経時劣化などの影響により、各色トナー像の位置ずれといった画像変動が起こる。そのため、記録用紙への画像形成前や画像形成の待機中等に画像位置調整を行うようにしている。その方法としては、中間転写体ベルト6上に、画像位置調整用の基準画像Pを形成する。そして、この基準画像Pを光学センサ10により検出し、CPU30へ出力信号を送る(図7(A)も参照)。更に、この出力信号から得られた位置ずれ量の結果より、必要に応じ、前記画像位置調整を行っている。
そして、本実施の形態では、光学センサ10を、面発光レーザアレイ50の発光部50Aの異常を判定するためのセンサとしても用いる。この異常判定では、異常を検知するための検知画像DPを形成し、光学センサ10で検知画像DPを検知し、該検知結果に基づいて上記異常を判定するようにしている。異常判定については後述する。
ここで、図7を参照して、光学センサ10について詳細に説明する。
図7(A)は、光学センサ10の配置例を示す図であり、図7(B)は、光学センサ10の概略構成図である。この光学センサ10は、中間転写体ベルト6の転写面に対向する位置に設けられている。光学センサ10は、発光部12及び受光部14を含んで構成されている。
発光部12及び受光部14は、基準画像P及び検知画像DPへ照射される光による反射光を受光し得る位置関係に配置されている。
発光部12から出射された光が、中間転写体ベルト6に形成された基準画像P及び検知画像DPに照射されると、基準画像P及び検知画像DPからの反射光が受光部14で受光される。受光部14は、フォトダイオードから構成され、受光した光の光量(像の濃淡)に応じたアナログの出力信号する。
該アナログの出力信号は、不図示の信号処理回路で必要な信号処理が施された後、主制御部22のCPU30に出力される。なお、主制御部22に接続された検知部29は、光学センサ10と信号処理回路とにより構成されている。
図8は、受光部14からの出力信号を信号処理して主制御部22に出力する信号処理回路の処理内容を説明する説明図である。
図8(A)に示すように、基準画像P及び検知画像DPからの反射光が受光部14で受光されると、図8(B)に示すように、受光部14から信号処理回路に該受光した光量に応じたアナログの出力信号が出力される。本実施の形態では、トナー像が形成されていない部分ほど高いレベルの出力信号が出力される。
信号処理回路は、画像位置調整する場合の信号処理を行う回路と、異常判定する場合の信号処理を行う回路とを備えており、主制御部22のCPU30が、切り替え信号を送信して動作させる回路を切り替えるようにしている。なお、画像位置調整する場合の信号処理についての詳細な説明はここでは省略する。
異常判定する場合の信号処理では、入力されたアナログの出力信号と予め設定された閾値とが比較される。これにより、図8(C)に示すように、アナログの出力信号が閾値より高いレベルから閾値より低いレベルに変化したタイミングで立ち下がり、閾値より低いレベルから閾値より高いレベルに変化したタイミングで立ち上がるパルス信号が生成され出力される。
以下、本実施の形態に係る画像形成装置20で行われる異常判定処理について説明する。
画像形成前等予め定められたタイミングで、或いは、利用者によりUI24から異常判定開始指示が入力された場合に、図9に示す異常判定処理のプログラムが起動する。図9は、主制御部22のCPU30が実行する異常判定処理プログラムの流れを示すフローチャートである。
ステップ100では、CPU30は、検知画像DPを形成するための画像情報を画像形成制御部26に供給し、画像形成部28で検知画像DPが第1の方向に隣接して複数形成されるように制御する。
検知画像DPを形成するための画像情報は、予め主制御部22のROM34やHDD38等に記憶しておく。検知画像DPは、走査部分と未走査部分とが第1の方向に隣接して配置された画像である。走査部分は、隣接するm個の発光部50Aが連続点灯された状態で走査されて形成される隣接するm列の線で構成された部分である。未走査部分は、隣接するn個の発光部50Aが連続消灯された状態で形成される隣接するn列の線に相当する未走査の部分である。ただし、m及びnは正の整数であって、Lとm+nとが互いに素(最大公約数が1)の関係を有するものとする。以下、走査部分を構成する線を走査線と呼称し、未走査部分に相当する未走査の線を未走査線と呼称する。
ここでは、一例としてLが5、mが5、nが4の場合を例に挙げて説明する。m+nは9であり、L=5とは互いに素である。この場合、面発光レーザアレイ50の各発光部50Aが正常な状態で形成される検知画像DPは、5列の走査線で構成される走査部分と4列の未走査線に相当する未走査部分とが第1の方向に隣接して配置された画像となる。CPU30は、この検知画像DPが第1の方向に隣接して複数形成されるように制御する。これにより、各発光部50Aが正常な状態では図10(A)に示す画像が形成される。
なお、以下では、5つの発光部50Aを、第1の方向の配列順に、1番目の発光部50A、2番目の発光部50A、3番目の発光部50A、4番目の発光部50A、5番目の発光部50A、と呼称する。
図10(A)において、検知画像DPの右側に描いたパルス信号は、検知画像DPを検知した検知部29から出力されたパルス信号である。また、図10(A)において、各検知画像DPを構成する各走査線及び未走査線の左側に図示される1〜5の数字は、該走査線及び未走査線を形成するための発光部50Aを識別する数字である。例えば、1が付された走査線(または未走査線)は、1番目の発光部50Aにより形成された走査線(または未走査線)である。
図10(A)において、1番目の検知画像DPの走査部分の1列目は、1番目の発光部50Aにより照射された光が走査されて形成される走査線である。2番目の検知画像DPの走査部分の1列目は、5番目の発光部50Aにより照射された光が走査されて形成される走査線である。3番目の検知画像DPの走査部分の1列目は、4番目の発光部50Aにより照射された光が走査されて形成される走査線である。4番目の検知画像DPの走査部分の1列目は、3番目の発光部50Aにより照射された光が走査されて形成される走査線である。5番目の検知画像DPの走査部分の1列目は、2番目の発光部50Aにより照射された光が走査されて形成される走査線である。すなわち、5つの検知画像DPを形成することで、各検知画像DPの走査部分の1列目の走査線を形成する発光部50Aが一巡する。
ステップ102では、CPU30は、検知部29から出力されたパルス信号に基づき、検知画像DPの境界を検知する。本実施の形態では、パルス信号の立ち下がりエッジが各検知画像DPの境界となる。
ステップ104では、CPU30は、パルス信号の立ち下がりエッジから次の立ち下がりエッジまでの間隔を1周期とし、入力されたパルス信号の各周期を検知する。ここで検知された周期を検知周期と呼称する。
なお、パルス信号の理想的な周期(以下、基準周期と呼称)は、感光体1に走査される光の第1の方向における幅と、m+nの大きさとに応じて定められる。CPU30は、ステップ106で、入力されたパルス信号の検知周期と基準周期とを比較し、入力されたパルス信号に、基準周期との差が予め定められた範囲を超えている周期(以下、異常周期と呼称)があるか否かを判定する。
検知周期に異常周期が含まれていない場合には、ステップ106では、否定判定される。すなわち、CPU30は、面発光レーザアレイ50の発光部50Aに異常が生じていないと判定する。
一方、検知周期に異常周期が含まれている場合には、ステップ106では、肯定判定される。すなわち、CPU30は、面発光レーザアレイ50の発光部50Aに異常が生じていると判定する。ここで、3番目の発光部50Aに異常が生じている場合を例に挙げて説明する。
異常が発生して3番目の発光部50Aを点灯させようと制御しても点灯しない場合には、図10(B)に示すような画像が形成される。これにより、図10(B)の右側に図示するパルス信号が得られる。3番目の発光部50Aにより形成されるべき走査線が走査部分の1列目となる4番目の検知画像DPとその直前の3番目の検知画像DPとの境界がずれ、パルス信号の検知周期が変化している。
図11(A)に、各発光部50Aが正常な場合のパルス信号を示し、図11(B)に、3番目の発光部50Aに異常が生じて点灯しない場合のパルス信号を示す。
図11(A)に示すように、面発光レーザアレイ50の各発光部50Aが正常な場合には、各検知周期がほぼ基準周期xのパルス信号が得られる。
図11(B)に示すように、異常が生じている場合には、基準周期xとの差が予め定められた範囲を超えた異常周期が発生する。ここでは、点灯させようと制御しても点灯しない3番目の発光部50Aが検知画像DPの走査部分の1列目を形成するタイミング(4番目の検知画像DPの走査部分の1列目を形成するタイミング)で検知周期が変化し、異常周期が発生している。
なお、検知画像DPの走査部分において、先頭の列及び最後尾の列を形成する走査線が抜けてしまった場合には、その部分のパルス信号の立ち下がりエッジ及び立ち上がりエッジのタイミングが変化するが、走査部分の先頭及び最後尾の列を形成する走査線以外の走査線が抜けてしまった場合には、その周囲に形成された走査線によって該中抜けが検知されず、パルス信号の検知周期には影響しない。これは、感光体1の表面を走査される光の幅は非常に微小であり、光学センサ10の検知性能は、そうした微小な幅に反応するほど高くないためである。
ステップ106で、CPU30が肯定判定した場合には、ステップ112で、CPU30は、画像形成部28を待機モードに切り替える待機モード切替制御を行う。待機モードとは、画像情報の受信待ちの状態であって、画像形成動作のスタンバイ状態をいう。
また、ステップ106で、CPU30が否定判定した場合には、ステップ108に移行する。
ステップ108では、CPU30は、異常レベルが許容範囲内のレベルか否かを判定する。本実施の形態では、CPU30は、異常が発生している発光部50Aの数が予め定められた数β以上の場合、及び異常が発生した発光部50Aが予め定められた数γ以上隣接している場合、の少なくとも一方の場合に、異常レベルが高い第1の異常レベルと判定し、いずれも満たさない場合には、異常レベルが低い第2の異常レベルと判定する。
以下、異常レベルの判定方法をより具体的に説明する。まず、CPU30は、異常周期の位置によって、異常が発生した発光部50Aが、何番目の発光部50Aなのかを判断する。図11(B)に示す例では、4番目の検知画像DPに対応する検知周期が基準周期より短い異常周期となっている。従って、4番目の検知画像DPの1列目の走査線を形成するための3番目の発光部50Aに異常が生じていると判定される。なお、ここでは、基準周期より短い異常周期の位置に基づいて異常が発生している発光部50Aを判定するようにしたが、基準周期より長い異常周期の位置に基づいて判定するようにしてもよい。
1番目の検知画像DP、2番目の検知画像DP、及び5番目の検知画像DPに対応する検知周期は、各々異常周期ではないため、3番目の発光部50Aの他には異常が発生していないと判定される。例えば、βが3、γが2とすると、ここでは異常が発生している発光部50Aの個数が1個であるため、第2の異常レベルと判定される。
従って、この例では、CPU30は、ステップ108で、異常レベルは第2の異常レベルであって、許容範囲内であると判定し、ステップ112に移行し、待機モード切替制御を行う。
一方、ステップ108で、CPU30が、異常レベルは、第1の異常レベルであると判定した場合には、ステップ110に移行する。ステップ110では、CPU30は、画像形成部28をフェールモードに切り替えるフェールモード切替制御を行う。フェールモードとは、画像形成部28の停止状態をいう。
なお、その後異常が解消された場合に画像形成動作が迅速に再開されるように、フェールモード中にホストコンピュータから受信した画像情報をRAM32或いはHDD38に記憶しておくようにしてもよい。
ここで、比較例として、Lとm+nとが互いに素の関係を有しない検知画像DPを形成する場合を例に挙げて、LとM+nとの関係について説明する。
図12は、発光部50Aの個数Lが5で、検知画像DPの走査部分の走査線数mが5、未走査部分の未走査線数nが5の場合の画像形成結果を示している。
この場合には、m+nは10であり、L=5との間で最大公約数が5となるため、Lとm+nとは互いに素の関係を有さない。これにより、図12に示すように、走査部分の一列目を形成する発光部50Aは特定の発光部50A(ここでは1番目の発光部50A)に固定されてしまう。従って、3番目の発光部50Aが異常であっても、検知周期に異常周期は発生せず、異常は検知されない。
図13(A)は、発光部50Aの個数Lが2である場合に、m及びnの組み合わせ、及びその組み合わせで発光部50Aの異常が検知できるか否かを示す表である。なお、ここでは、第1の方向に沿って1番目に配列された発光部50A(以下、L1)に異常が発生して点灯しない場合、および第1の方向に沿って2番目に配列された発光部50A(以下、L2)に異常が発生して点灯しない場合の2つの異常パターンを例に挙げ、この2つの異常パターンの異常を検知できるか否かについて示した。
図13(B)〜(D)は、図13(A)の表に示されるm及びnの組み合わせに対応しして、検知画像DPの形成結果を視覚的に示した図である。図13(B)は、L1及びL2とも正常な場合に形成される検知画像DPを示した図である。図13(C)は、L2が異常で点灯しない場合に形成される検知画像DPを示した図である。図13(D)は、L1が異常で点灯しない場合に形成される検知画像DPを示した図である。
なお、図13(B)〜(D)では上から順に、L1により走査される列と、L2により形成される走査される列とが交互に配置されて図示されている。また、図13(B)〜(D)に示す黒部分が、発光部50Aを点灯するように制御したときに点灯して画像形成される列であり、斜線で示した部分が、発光部50Aを点灯するように制御しても点灯せず消灯したまま画像形成されない列である。
例えば、m=1、n=1の場合には、L=2であって、m+n=2であるため、互いに素の関係を有さない。この場合には、検知画像DPの走査部分の1列目の走査線を形成するための発光部50AがL1に固定されてしまうため、L1が異常の場合には、図13(D)に示すようにその異常が検知されるが、L2が異常の場合には、図13(C)に示すようにその異常が検知されない。
また、m=1、n=2の場合には、L=2であって、m+n=3であるため、互いに素の関係を有する。この場合には、検知画像DPの走査部分の1列目の走査線を形成するための発光部50Aが固定にならず、L1とL2とで交互に変化するため、L1及びL2のどちらが異常であっても、その異常が検知される。
このように、図13に示す様々なm及びnの組み合わせを検証すると、Lとm+nとが互いに素の場合には、L1及びL2のどちらが異常でもその異常が検知され、互いに素でない場合には、異常が生じた発光部50Aの位置によっては異常が検知されないことがわかる。
また、他の例として、図示は省略するが、L=6であって、m=n=2の場合には、m+n=4となり、Lとm+nとは互いに素の関係を有さない。ここで、第1の方向に沿って1番目の発光部50Aから6番目の発光部50AをL1〜L6と呼称すると、検知画像DPの走査部分の1列目の走査線を形成するための発光部50Aは、L1、L5、L3、L1、L5、L3・・・と循環し、L2、L4、及びL6は1列目の走査線を形成するための発光部50Aとして使用されないこととなる。Lとm+nとが互いに素でなければ、Lとm+nとの最小公倍数がL×(m+n)にはならないため(最小公倍数はL×(m+n)より小さい値となる)、発光部50Aの全てが走査部分の1列目の走査線を形成すべき発光部50Aとして用いられる前に、Lとm+nとの最小公倍数に到達したところで、走査部分の1列目を形成するための発光部50Aが、最初に形成した検知画像DPで1列目の走査線の形成に用いた発光部50Aに戻ってしまうためである。
従って、面発光レーザアレイ50に設けられた発光部50Aの各々が検知画像DPの1列目の走査線を形成するべき発光部50Aとして用いられるためには、Lとm+nとが互いに素であることが条件となる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で様々な設計上の変更を行うようにしてもよい。
例えば、上記実施の形態では、隣接する立ち下がりエッジの間隔を1検知周期として扱う例について説明したが、隣接する立ち上がりエッジの間隔を1検知周期として扱って、異常を検知するようにしてもよい。すなわち、上記実施の形態では、検知画像DPの境界を検知するようにしたが、各検知画像DPにおける走査部分と未走査部分との境界を検知するようにし、該検知した境界の間隔を1検知周期として取り扱うようにしてもよい。この場合には、基準周期より短い異常周期に対応する走査部分の最後列の走査線を形成するための発光部50Aが異常であると判定すればよい。また、基準周期より長い異常周期に基づいて判定してもよい。
また、上記実施の形態では、検知画像DPは、第1の方向に、走査部分、未走査部分の順に配列した画像としたが、未走査部分、走査部分の順に配列した画像であってもよい。
また、上記実施の形態では検知画像DPをL個形成して異常を判定する例について説明したが、これに限定されず、例えば、検知画像DPを形成しながら、それと並行して検知周期を確認し異常周期を検知するように構成し、L個全てを形成する前に異常が見つかった場合には、その時点で検知画像DPの形成を停止し、フェールモード切替制御を行うようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、発光部50Aの異常を判定する例について説明したが、画像情報を伝送する伝送線90の異常を判定するようにしてもよい。
例えば、伝送線90の端部を画像形成制御部26や駆動回路80の回路基板などに備え付けられたコネクタに挿入して接続する際に、斜めに挿入したり、伝送線90の端部に露出する金属膜接点が挿入時のストレスによって剥離することもある。これにより接続不良が生じると、画像情報は駆動回路80に伝送されないため、点灯制御しても接続不良が生じた伝送線90に対応する発光部50Aは点灯しない。
なお、伝送線90は発光部50Aの各々に対応して設けられているため、伝送線90の異常判定も、上記実施の形態で説明したように検知画像を形成し、検知周期を確認して行えばよい。
また、発光部50A及び伝送線90の双方を異常判定の対象としてもよい。
また、上記実施の形態では、異常判定された場合に、フェールモード切替制御を行うようしたが、モード切替制御に代えて、或いはモード切替制御と共にUI24に警告メッセージを表示するようにしてもよい。また、CPU30は、異常レベルが低いと判定した場合であっても、UI24に警告メッセージを表示するようにしてもよい。
なお、上記実施の形態では、光学センサを画像位置調整用及び異常判定用のセンサとして兼用する例について説明したが、更に画像濃度調整用のセンサとして兼用してもよい。環境条件やトナー量の変動、経時変化などの影響により、画像濃度変動が起こることがある。そのため、記録用紙への画像形成前や画像形成の待機中等に基準画像を形成して基準画像の濃度を検知し、画像濃度調整を行うようにしてもよい。この基準画像を検知する際に用いる光学センサを異常判定処理や画像位置調整に用いる光学センサと兼用してもよい。
なお、上記異常判定処理が、画像形成装置20の起動時、画像形成装置20の部品交換を行った場合、画像位置調整及び画像濃度調整の少なくとも一方を行う場合、のいずれかの場合に、併せて行われるよう上記画像形成装置20を設計してもよい。
1 感光体
2 接触帯電器
4 現像器
5 一次転写器
6 中間転写体ベルト
7 二次転写器
10 光学センサ
12 発光部
14 受光部
20 画像形成装置
22 主制御部
26 画像形成制御部
28 画像形成部
29 検知部
30 CPU
36 UIコントローラ
40 インタフェース
42 通信インタフェース
44 バス
50 面発光レーザアレイ
50A 発光部
80 駆動回路
82 走査光学系
90 伝送線
2 接触帯電器
4 現像器
5 一次転写器
6 中間転写体ベルト
7 二次転写器
10 光学センサ
12 発光部
14 受光部
20 画像形成装置
22 主制御部
26 画像形成制御部
28 画像形成部
29 検知部
30 CPU
36 UIコントローラ
40 インタフェース
42 通信インタフェース
44 バス
50 面発光レーザアレイ
50A 発光部
80 駆動回路
82 走査光学系
90 伝送線
Claims (6)
- 第1の方向に配列されると共に各々伝送線を介して伝送された画像情報に基づいて点消灯されるL個の発光部を備えた光源を有し、前記光源から照射された光を前記第1の方向と交差する第2の方向に走査して画像を形成する画像形成手段を、隣接するm個の発光部が連続点灯された状態で走査されて形成される隣接するm列の線で構成された走査部分と、隣接するn個の発光部が連続消灯された状態で形成される隣接するn列の線に相当する未走査の未走査部分とが前記第1の方向に隣接して配置された検知画像が前記第1の方向に隣接して複数形成されるように制御する制御手段と、
前記制御手段の制御により形成された前記検知画像の各々の境界、または前記検知画像の各々の走査部分と未走査部分との境界を検知する検知手段と、
前記検知手段の検知周期に、予め定められた周期との差が予め定められた範囲を超える異常周期が含まれていた場合に、前記発光部及び前記伝送線の少なくとも一方に異常が生じていると判定する判定手段と、
を備えた異常判定装置。
ただし、Lは2以上の整数であり、m及びnは正の整数であって、Lとm+nとが互いに素である。 - 前記判定手段は、更に、前記異常周期の位置に基づいて、異常が生じている発光部及び異常が生じている伝送線の少なくとも一方を判定する
請求項1に記載の異常判定装置。 - 前記判定手段は、更に、前記異常が生じていると判定した発光部及び伝送線の少なくとも一方の数、及び異常が生じていると判定した発光部及び伝送線の少なくとも一方の前記第1の方向における位置、の少なくとも一方に基づいて異常レベルを判定する
請求項2に記載の異常判定装置。 - 前記判定手段で判定された異常レベルが予め定められたレベルである場合に、前記画像形成手段の動作を停止する停止手段を更に設けた
請求項3に記載の異常判定装置。 - 第1の方向に配列されると共に各々伝送線を介して伝送された画像情報に基づいて点消灯されるL個の発光部を備えた光源を有し、前記光源から照射された光を前記第1の方向と交差する第2の方向に走査して画像を形成する画像形成手段と、
請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の異常判定装置と、
を備えた画像形成装置。 - コンピュータを、
第1の方向に配列されると共に各々伝送線を介して伝送された画像情報に基づいて点消灯されるL個の発光部を備えた光源を有し、前記光源から照射された光を前記第1の方向と交差する第2の方向に走査して画像を形成する画像形成手段を、隣接するm個の発光部が連続点灯された状態で走査されて形成される隣接するm列の線で構成された走査部分と、隣接するn個の発光部が連続消灯された状態で形成される隣接するn列の線に相当する未走査の未走査部分とが前記第1の方向に隣接して配置された検知画像が前記第1の方向に隣接して複数形成されるように制御する制御手段、及び
前記制御手段の制御により形成された前記検知画像の各々の境界、または前記検知画像の各々の走査部分と未走査部分との境界を検知する検知手段の検知周期に、予め定められた周期との差が予め定められた範囲を超える異常周期が含まれていた場合に、前記発光部及び前記伝送線の少なくとも一方に異常が生じていると判定する判定手段、
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008274627A JP2010102193A (ja) | 2008-10-24 | 2008-10-24 | 異常判定装置、画像形成装置、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008274627A JP2010102193A (ja) | 2008-10-24 | 2008-10-24 | 異常判定装置、画像形成装置、及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010102193A true JP2010102193A (ja) | 2010-05-06 |
Family
ID=42292882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008274627A Pending JP2010102193A (ja) | 2008-10-24 | 2008-10-24 | 異常判定装置、画像形成装置、及びプログラム |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2010102193A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012063706A (ja) * | 2010-09-17 | 2012-03-29 | Fuji Xerox Co Ltd | 光走査装置及び画像形成装置 |
-
2008
- 2008-10-24 JP JP2008274627A patent/JP2010102193A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012063706A (ja) * | 2010-09-17 | 2012-03-29 | Fuji Xerox Co Ltd | 光走査装置及び画像形成装置 |
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