JP2010102066A - 液晶表示装置、液晶表示装置の製造方法及び電子機器 - Google Patents

液晶表示装置、液晶表示装置の製造方法及び電子機器 Download PDF

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邦雄 丸山
Yoichi Momose
洋一 百瀬
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克浩 今井
Shinji Ariga
真司 有賀
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Abstract

【課題】シール材の各角部に加わる応力を分散し、シール材への液晶の侵食を防止することができ、信頼性に優れた高品質な液晶表示装置及び液晶表示装置の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の液晶表示装置1は、シール材4を介して貼り合わされた一対の基板間に液晶層6を挟持してなる液晶表示装置1であって、シール材4は、一対の基板のうちの周縁部に平面視矩形環状に設けられ、シール材4の4つの角部4a,4b,4c,4dと、シール材4の4つの辺部7,8,9,10との形成材料は同一材料からなり、4つの角部4a,4b,4c,4dのシール幅以上であることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置、液晶表示装置の製造方法及び電子機器に関するものである。
従来、液晶表示装置の製造方法として、ODF(One Drop Fill)方式が広く用いられている(特許文献1及び2参照)。ODF方式は、先ず、一対の基板のうちの一方の基板上にシール材を描画し、一対の基板の貼り合わせ時に一方の基板上に液晶を配置する。次に、一対の基板を真空中で貼り合わせ、貼り合わせ後に大気開放する。このような工程により、ODF方式における液晶表示装置が製造される。
特開2001−222017号公報 特開2006−349913号公報
しかしながら、特許文献1及び2に示すようなODF方式では、貼り合わされた一対の基板が大気開放される際に、シール材が液晶の膨張力に耐えられず、液晶がシール材の内部へ侵食していく現象が発生する場合がある。シール材への液晶の侵食が限度を超えると、パネル外部に液晶が漏れ出してしまう。
一般に、シール材は液晶層の周囲に平面視矩形環状に設けられる。この場合、製造プロセス中で、シール材の4つの角部は、各角部を結ぶ4つの辺部よりもシール幅が小さくなり易い。
図12は、従来の液晶表示装置のシール材1004の角部1004aにおけるシール幅1000Lbと、辺部1007,1010におけるシール幅1000Laとの関係を示した模式図である。TFTアレイ基板1002の表示領域1000Dを囲むようにシール材1004が形成されている。シール材1004の角部1004aのシール幅1000Lbは、辺部1007、1010のシール幅1000Laよりも小さくなっている。なお、本図では4つの角部のうちの1つの角部1004aのシール幅1000Lb及び、この角部1004aを介して繋がる2つの辺部1007,1010のシール幅1000Lbについて示したが、図示しない残り3つの角部についても同様に、角部のシール幅1000Lbは、辺部のシール幅1000Laよりも小さくなっている。
このように、従来では、シール材の各角部のシール幅は各辺部のシール幅よりも小さくなっている。また、シール材の各角部に応力が集中して加わるため、シール材への液晶の侵食が起こり易くなり、パネル外部に液晶が漏れ出してしまう惧れがある。また、特許文献1では、シール材の形成材料が各角部と各辺部とで異なる種類の材料から構成されるので、シール材の親和性に劣り、シール材の強度を十分に確保することができない場合がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、シール材の各角部に加わる応力を分散し、シール材への液晶の侵食を防止することができ、信頼性に優れた高品質な液晶表示装置及び液晶表示装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の液晶表示装置は、シール材を介して貼り合わされた一対の基板間に液晶層を挟持してなる液晶表示装置であって、前記シール材は、前記一対の基板の周縁部に平面視矩形環状に設けられ、前記シール材の4つの角部と、前記シール材の4つの辺部との形成材料は同一材料からなり、前記4つの角部のシール幅は、少なくとも前記4つの辺部のシール幅以上であることを特徴とする。
この構成によれば、シール材の各角部におけるシール幅は十分に確保され、各角部に加わる応力が分散されるので、シール材への液晶の侵食が発生することがない。また、シール材の形成材料は、各角部と各辺部とで同一材料からなるので、特許文献1に示すように異なる種類の材料から構成されるよりも、シール材の親和性に優れ、シール材の強度を十分に確保することができる。その結果、パネル外部に液晶が漏れ出してしまうことを防ぎ、信頼性に優れた高品質な液晶表示装置が提供できる。
本発明においては、前記4つの角部は、少なくとも前記液晶層の設けられた側と反対の側に突出していることが望ましい。
この構成によれば、表示領域を十分に確保することができるとともに、基板の大型化を回避することができる。そのため、表示領域が広く、低コストの液晶表示装置を得ることが可能となる。
本発明の液晶表示装置の製造方法は、シール材を介して貼り合わされた一対の基板間に液晶層を挟持してなる液晶表示装置の製造方法であって、前記一対の基板のうちの一方の基板の周縁部に前記シール材の形成材料を塗布することにより平面視矩形環状の前記シール材を形成する工程と、前記液晶層を構成する液晶を滴下する工程と、前記一対の基板を対向させて貼り合わせる工程と、を備え、前記シール材を形成する工程において、前記シール材の4つの角部における前記形成材料の塗布量を前記シール材の4つの辺部における前記形成材料の塗布量よりも増やすことが望ましい。
この製造方法によれば、シール材の各角部のシール幅が、各辺部のシール幅よりも大きくなる。したがって、シール材の各角部に加わる応力が分散されるので、シール材への液晶の侵食の発生を防止することができる。
本製造方法においては、前記シール材を形成する工程において、ディスペンス法を用いて、前記4つの角部における前記形成材料の塗布圧力を前記4つの辺部における前記形成材料の塗布圧力よりも大きくすることが望ましい。
この製造方法によれば、シール材の各角部における塗布圧力の調整のみで良いので、新規設備の追加や大幅な設備改造をする必要がない。したがって、標準的な製造工程に組み込み易く、設備投資に費用をかけずに済むコストメリットがある。
本製造方法においては、前記シール材を形成する工程において、ディスペンス法を用いて、前記4つの角部における前記形成材料の塗布速度を前記4つの辺部における前記形成材料の塗布速度よりも遅くすることが望ましい。
この製造方法によれば、シール材の各角部における塗布速度の調整のみで良いので、新規設備の追加や大幅な設備改造をする必要がない。したがって、標準的な製造工程に組み込み易く、設備投資に費用をかけずに済むコストメリットがある。
本製造方法においては、前記シール材を形成する工程において、ディスペンス法を用いて、前記4つの角部における前記形成材料の塗布回数を前記4つの辺部における前記形成材料の塗布回数よりも多くすることが望ましい。
この製造方法によれば、製造プロセス中で、シール材の各角部のシール幅が各辺部のシール幅よりも小さくなっている箇所に、塗布工程を追加するのみで良い。これにより、シール幅が各辺部よりも小さかった各角部は、塗布の追加分のシール量が多くなり、結果的に各辺部よりもシール幅が大きくなる。したがって、シール材の各角部に加わる応力が分散されるので、シール材への液晶の侵食の発生を防止することができる。
本製造方法においては、前記シール材を形成する工程において、ディスペンス法を用いて、前記4つの角部における被塗布面とディスペンサノズルとの距離を前記4つの辺部における被塗布面と前記ディスペンサノズルとの距離よりも大きくすることが望ましい。
この製造方法によれば、シール材の各角部における塗布量が、被塗布面における平面的な広がりだけでなく、高さ方向にも多くなるように盛られるので、各辺部の塗布量よりも格段に多く形成される。すなわち、シール材の各角部のシール幅が、各辺部のシール幅よりも格段に大きくなる。したがって、シール材の各角部に加わる応力が分散されるので、シール材への液晶の侵食の発生を防止することができる。
本製造方法においては、前記シール材を形成する工程において、スクリーン印刷法を用いて、前記4つの角部における塗布領域の幅を前記4つの辺部における塗布領域の幅よりも大きくすることが望ましい。
この製造方法によれば、所定のシール材の形状が、マスクの開口部形状を予め所定の形状に設定することで形成されるので、ディスペンス法を用いるよりも生産効率が良い。また、スクリーンからシール材の形成材料を押し出す方式のため、シール材は格段に厚い肉盛りで形成される。すなわち、シール材の各角部のシール幅が、各辺部のシール幅よりも格段に大きくなる。したがって、シール材の各角部に加わる応力が分散されるので、シール材への液晶の侵食の発生を防止することができる。
本発明の電子機器は、前述した本発明の液晶表示装置を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、シール材の各角部に加わる応力を分散し、シール材への液晶の侵食を防止することができ、信頼性に優れた高品質な電子機器が提供できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。かかる実施の形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等が異なっている。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の概略構成を示した平面図である。なお、以下の説明では、液晶表示装置の各構成部材における液晶層側を内側と呼び、その反対側を外側と呼ぶことにする。
図1に示すように、本実施形態の液晶表示装置1は、液晶パネル40と、液晶パネル40の裏面側に配置されたバックライト41とを主体として構成されている。液晶パネル40は、TFTアレイ基板2と対向基板3とで液晶層6を挟持するように設けられている。液晶層6の周囲には、シール材4が矩形環状に設けられている。このシール材4を介して、TFTアレイ基板2と対向基板3とが貼り合わされた構成になっている。本実施形態では、薄膜ダイオード(TFD)や薄膜トランジスタ(TFT)等の非線形素子を用いたアクティブマトリクス方式の液晶表示装置1を例に挙げて説明する。
TFTアレイ基板2は、例えばガラスや石英等の透明な材料により形成された矩形の基板である。このTFTアレイ基板2の図中下側の一辺に沿って、図示しないフレキシブル基板に形成された電源回路に接続するための複数の端子部42が形成されている。シール材4の形成領域の内側の領域は、画像や動画等を表示する表示領域Dになっている。表示領域Dには、図示しない画素電極と、スイッチング素子とがマトリクス状に設けられている。また、対向基板3は、ガラスやプラスチック等の透明な材料により形成された矩形の基板である。対向基板3上には、図示しない格子状の遮光層が設けられており、この遮光層で囲まれた領域(画素)に対応して赤色層、緑色層、青色層とを有するカラーフィルタが設けられている。また、対向基板3上には、カラーフィルタを覆うようにオーバーコート層(図示略)が形成され、オーバーコート層上には配向膜(図示略)が形成されている。
シール材4は、例えばエポキシ樹脂やアクリル樹脂等の材料によって形成されている。シール材4は、矩形環状に設けられており、表示領域Dの4辺に沿って位置する辺部7、辺部8、辺部9、辺部10を有している。表示領域Dの長手方向に延在する辺部7と辺部9とが平行になっており、表示領域Dの短手方向に延在する辺部8と辺部10とが平行になっている。また、シール材4は、隣接する辺部7と辺部10とのなす角部4a、隣接する辺部9と辺部10とのなす角部4b、隣接する辺部8と辺部9とのなす角部4c、隣接する辺部7と辺部8とのなす角部4dを有している。各角部4a〜4dの内側は表示領域Dの角に沿うように形成されている。各角部4a〜4dのシール幅は、各辺部7〜10のシール幅よりも大きくなっている。また、シール材4の形成材料は、各角部4a〜4dと各辺部7〜10とで同一材料から構成されている。なお、シール幅の詳細については後述する。
次に、上記のように構成された液晶表示装置1の製造方法について説明する。
図2は、本実施形態の液晶表示装置1の製造方法に用いる液晶・シール材塗布装置の概略構成図、図3は、本実施形態の液晶表示装置1の製造方法に用いる基板貼り合わせ装置の概略構成図である。図4〜図6は、液晶表示装置1の製造プロセスを順を追って示す工程図、図7は、液晶表示装置1の製造プロセスのフローチャートである。なお、以下の説明では、基板の表面に沿う方向をX方向及びY方向とし、XY平面と直交する方向をZ方向として説明する。
図2に示すように、液晶・シール材塗布装置(材料供給部)63は、基板を保持してX方向、Y方向およびθ方向(Z軸と平行な軸周りの回転方向)に移動自在なテーブル65と、テーブル65の上方に配設されて液晶材料を吐出、滴下する液滴吐出ヘッド66と、液滴吐出ヘッド66の近傍に配設されシール材4を塗布するディスペンサノズル67とを主体に構成されている。ディスペンサノズル67から塗布されるシール材4には、略球形状のギャップ制御材が含まれており、ギャップ制御材の直径は基板のセルギャップと略同じ寸法に形成されている。また、基板給除部62は、液晶・シール材塗布装置63と後述する基板貼り合わせ装置64との間で基板を搬送するキャリアを用いている。
図3に示すように、基板貼り合わせ装置(基板貼り合わせ部)64は、基板を保持してX方向、Y方向およびθ方向に移動自在なテーブル68と、テーブル68上に設置された下チャック部69と、下チャック部69の上方に配置された真空チャンバ70と、真空チャンバ70内に下チャック部69と対向配置された上チャック部71と、上チャック部71をZ方向に移動自在に支持し、且つ下チャック部69に向けて加圧する下降機構72と、から概略構成されている。
真空チャンバ70には、覗き窓70aと排気部76とが設けられている。覗き窓70aの上方には、覗き窓70aを介して基板上のアライメントマークを拡大、観測する貼り合わせ用顕微鏡74が配置されている。貼り合わせ用顕微鏡74には、拡大されたアライメントマークの画像を取り込むCCDカメラ81が備えられている。排気部76には、収容空間70b内の気体を排気(真空引き)するための真空ポンプ等の吸引装置78が接続されている。また、真空チャンバ70には、シール材4を仮硬化させる紫外線を照射する水銀ランプ等のUVランプからファイバなどを経路として使用したUV照射ユニット82が備えられている。
また、基板貼り合わせ装置64には、CCDカメラ81により取り込まれた画像を処理する画像処理部83と、画像処理部83により処理されたデータに基づいてテーブル68と下降機構72とを制御する制御部84が設けられている。また、下チャック部69および上チャック部71には、互いに対向する保持面69a、71aでそれぞれ基板を保持するための保持機構(図示略)が備えられている。
続いて、上記の製造方法を用いてTFTをスイッチング素子としたアクティブマトリクス方式の液晶表示装置1を製造する手順について、図4〜7を用いて説明する。
先ず、ガラス基板上にTFTや配線を形成し、さらに画素電極及び配向膜等を形成してTFTアレイ基板2を作製する(図7中のステップS1)。一方、ガラス基板上に遮光膜、対向電極、配向膜等を形成して対向基板3を作製する(図7中のステップS2)。
図4(a)に示すように、対向電極等が形成された対向基板3は、基板給除部62(図2参照)により運搬されて基板貼り合わせ装置64の上チャック部71に給材され、保持機構により保持される。一方、図2に示すように、TFTや配線が形成されたTFTアレイ基板2は基板給除部62により運搬され、液晶・シール材塗布装置63のテーブル65上に給材される。そして、テーブル65を移動させつつ、TFTアレイ基板2上にディスペンサノズル67からシール材4の形成材料が閉じた枠状に塗布される(図7中のステップS3)。
ここで、本実施形態に係る液晶表示装置1のシール材4の角部及び辺部におけるシール幅の関係を説明する。図8は、本実施形態の液晶表示装置1のシール材4の角部4a及び辺部7,10におけるシール幅Lb,Laの関係を示した模式図である。
図8に示すように、TFTアレイ基板2の表示領域Dを囲むようにシール材4が形成され、シール材4の角部4aのシール幅Lbは、辺部7,10のシール幅Laよりも大きくなっている。すなわち、角部4aは、辺部7,10よりもシール幅が大きくなっている部分である。ここで、辺部7,10のシール幅La及び角部4aのシール幅Lbについて説明する。シール幅Laは、辺部7,10の表示領域Dの側(内側)の最内線と、表示領域Dの側と反対側(外側)の最外線との間の距離である。すなわち、シール幅Laは、辺部7,10の長手方向に対して垂直方向の寸法であり、シール幅Laが辺部7,10の長手方向のいずれの位置においても略同じ長さになっている。
シール幅Lbの説明の便宜上、仮想部14について説明する。先ず、辺部7,10から角部4aに仮想線を引く。具体的には、辺部7の最内線を延長して仮想内線14a(二点鎖線部)を引く。辺部10についても同様に、辺部10の最内線を延長して仮想内線14aを引く。このとき、仮想内線14aに対応する辺部7,10の最内線の交わるところは所定の曲率半径とする。次に、辺部7の最外線を延長して仮想外線14c(二点鎖線部)を引く。辺部10についても同様に、辺部10の最外線を延長して仮想外線14cを引く。このとき、仮想外線14cに対応する辺部7,10の最外線の交わるところは、辺部7,10の最内線の交わるところの曲率半径よりも辺部7,10のシール幅Laの分だけ大きくなる。これら仮想内線14a、仮想外線14cに囲まれた部分を仮想部14と呼ぶ。すなわち、仮想部14は、辺部7,10の最内線及び最外線が、所定の曲率半径を有して連続してつながっている部分である。
また、辺部7,10のシール幅Laを二等分する中心線を延長して、仮想中心線14b(一点鎖線部)を引く。具体的には、辺部7の中心線を延長して仮想中心線14bを引く。辺部10についても同様に、辺部10の中心線を延長して仮想中心線14bを引く。このとき、仮想中心線14bの辺部7,10の中心線の交わるところは、仮想部14の幅を二等分する。すなわち、仮想中心線14bは、辺部7,10の中心線と所定の曲率半径を有して連続してつながっている。
角部4aのシール幅Lbとは、仮想中心線14bの法線方向における角部4aの最内線と最外線との間の距離と定義する。シール幅Lbは、辺部7,10から角部4aの中央部に近づくにつれて次第に大きくなり、中央部で最も大きくなっている。
シール材4の角部4aは、仮想内線14aの内側に突出するとともに、仮想外線14cの外側に突出して形成されている。なお、図1に概略的に示したように、残り3つの角部4b,4c,4dにおいても同様に、角部4b,4c,4dのシール幅Lbは、辺部7〜10のシール幅Laよりも大きくなっている。
本実施形態では、ディスペンス法を用いて、各角部4a〜4dにおける塗布圧力を各辺部7〜10における塗布圧力よりも大きくすることで、各角部4a〜4dにおける塗布量を各辺部7〜10における塗布量よりも増やしている。なお、塗布材料が塗布された直後は、各角部4a〜4dの幅が各辺部7〜10の幅よりも小さくなっていてもよい。すなわち、塗布材料がつぶれた際に、各角部4a〜4dの幅が各辺部7〜10の幅よりも大きくなっていればよい。その後、基板を貼り合せた際に塗布材料がつぶれて、各角部4a〜4dのシール幅Lbが辺部7〜10のシール幅Laよりも大きくなるようにシール材4が形成される。
次に、テーブル65を移動させつつ液滴吐出ヘッド66から液晶6aを吐出、滴下して、図4(b)に示すように、TFTアレイ基板2上のシール材4で囲まれた位置に液晶6aを配置する(図7中のステップS4)。TFTアレイ基板2にはセル厚を一定に保持するためのスペーサー52が配置されている。
液晶6aが滴下されたTFTアレイ基板2は基板給除部62により運搬され、図4(c)に示すように、下チャック部69に給材され、保持機構により保持される。なお、以下の説明では便宜上、液晶6aおよびシール材4の図示を省略する。
次に、図5(a)に示すように、真空チャンバ70を下降させて下チャック部69に当接させ、収容空間70bを密封状態に閉塞する。収容空間70bが密封状態となったら、排気部76から負圧吸引して収容空間70b内を略真空状態とする。
次に、図5(b)に示すように、対向基板3とTFTアレイ基板2とに形成されたアライメントマーク(図示略)を貼り合わせ用顕微鏡74を用いて拡大してCCDカメラ81に取り込む。CCDカメラ81に取り込まれたアライメントマークの画像データは、画像処理部83に入力され対向基板3とTFTアレイ基板2との相対位置が検出される。制御部84は、画像処理部83により検出された相対位置に基づき、テーブル68を駆動して対向基板3とTFTアレイ基板2との相対位置のズレが許容範囲以内になるように粗位置決めする。また、上チャック部71には、貼り合わせ用顕微鏡74および覗き窓70aの直下の位置に貫通孔71bが形成されており、この貫通孔71bを介して各基板2,3のアライメントマークを検出することができる。
次に、図5(c)に示すように、下降機構72により上チャック部71を下降(相対移動)させて対向する基板2,3を貼り合わせる(図7中のステップS5)。さらに上チャック部71を下チャック部69に向けて下降させ、基板2,3に加圧してシール材4を押しつぶす。基板2,3の貼り合わせが完了すると、UV照射ユニット82により紫外線を照射してシール材4を仮硬化させる(図7中のステップS6)。
次に、収容空間70b内に大気が導入され、略真空状態から大気圧に戻される。真空チャンバ70の収容空間70bが大気圧になると、圧力差により両基板2,3は押圧されてシール材4はさらに押しつぶされる(図7中のステップS7)。
そして、図6に示すように、上チャック部71と下チャック部69との保持を解除し、真空チャンバ70を上昇させる。そして、下チャック部69に非保持状態で載置されている基板(この場合は基板2、3が貼り合わされた液晶表示装置1)を基板給除部62により除材する。その後、精密アライメント、UVランプによるシール材4の本硬化が行われ(図7中のステップS8)、液晶表示装置1の製造が完了する。
なお、本実施形態では、シール材4の4つの角部4a〜4dのシール幅Lbは、4つの辺部7〜10のシール幅Laよりも大きくなっているが、これに限らず、4つの辺部7〜10のシール幅Laと同じ幅になっていてもよい。すなわち、4つの角部4a〜4dのシール幅Lbは、少なくとも4つの辺部7〜10のシール幅La以上の寸法になっていればよい。
本実施形態の液晶表示装置1によれば、シール材4の各角部4a〜4dにおけるシール幅Lbは十分に確保され、各角部4a〜4dに加わる応力が分散されるので、シール材4への液晶6aの侵食が発生することがない。また、シール材4の形成材料は、各角部4a〜4dと各辺部7〜10とで同一材料からなるので、特許文献1に示すように異なる種類の材料から構成されるよりも、シール材4の親和性に優れ、シール材4の強度を十分に確保することができる。その結果、パネル外部に液晶6aが漏れ出してしまうことを防ぎ、信頼性に優れた高品質な液晶表示装置1が提供できる。
また、本実施形態の液晶表示装置1の製造方法によれば、シール材4を形成する工程において、各角部4a〜4dにおける塗布量を各辺部7〜10における塗布量よりも増やしているので、シール材4の各角部4a〜4dのシール幅Lbが、各辺部7〜10のシール幅Laよりも大きくなる。したがって、シール材4の各角部4a〜4dに加わる応力が分散されるので、シール材4への液晶6aの侵食の発生を防止することができる。
また、本製造方法によれば、シール材4を形成する工程において、ディスペンス法を用いて、各角部4a〜4dにおける塗布圧力を各辺部7〜10における塗布圧力よりも大きくするので、シール材4の各角部4a〜4dにおける塗布圧力の調整のみで良いので、新規設備の追加や大幅な設備改造をする必要がない。したがって、標準的な製造工程に組み込み易く、設備投資に費用をかけずに済むコストメリットがある。
(第2実施形態)
図9は、本発明の液晶表示装置1のシール材の他の概略構成例を示す第2実施形態のシール材4Hを示した平面図である。本図は、図8に対応した、液晶表示装置1のシール材4Hの角部4a及び辺部7,10におけるシール幅Lc,Laの関係を示した模式図となっている。図8と同様の要素には同一の記号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態のシール材4Hは、第1実施形態のシール材4と異なり、角部4aのシール幅Lcは、外側に、辺部7,10のシール幅Laよりも大きくなっている。すなわち、角部4aのシール幅Lcは、内側には、辺部7,10のシール幅Laよりも大きくなっていない。なお、残り3つの角部4b,4c,4dにおいても同様に、角部4b,4c,4dのシール幅Lcは、外側に、辺部のシール幅Laよりも大きくなっている。
シール幅Lcは、仮想中心線14bの法線方向における角部4aの最内線と最外線との間の距離である。ここで、仮想内線14aは、角部4aの最内線と重なるとともに、辺部7,10の最内線に所定の曲率半径を有して連続してつながっている。
すなわち、シール材4Hの角部4aは、仮想外線14cの外側に突出して形成されている。このため、辺部7,10の最内線と表示領域Dとの間の距離LDbは、角部4aが内側に突出していない分だけ小さくなる。上述した第1実施形態では、辺部7,10の最内線と表示領域Dとの間の距離LDaは、角部4aが内側に突出した分だけ大きくなっている。これに対して、本実施形態の距離LDbは、第1実施形態の距離LDaよりも小さくなる。なお、残り3つの角部4b,4c,4dにおいても同様に、角部4b,4c,4dのシール幅Lcは、辺部7〜10のシール幅Laよりも大きくなっている。
本実施形態では、ディスペンス法を用いて、各角部4a〜4dにおける塗布速度を各辺部7〜10における塗布速度よりも遅くすることで、各角部4a〜4dにおける塗布量を各辺部7〜10における塗布量よりも増やしている。その後、基板を貼り合せた際に塗布材料がつぶれて、各角部4a〜4dのシール幅Lbが辺部7〜10のシール幅Laよりも大きくなるようにシール材4Hが形成される。
この構成によれば、各角部4a〜4dのシール幅Lcは、表示領域Dの側と反対側に突出しているので、表示領域Dを十分に確保することができるとともに、基板の大型化を回避することができる。上述した第1実施形態では、辺部7,10の最内線と表示領域Dとの間の距離LDaは、角部4aが内側に突出した分だけ大きくなっている。これに対して、本実施形態における辺部7,10の最内線と表示領域Dとの間の距離LDbは、第1実施形態における距離LDaよりも小さくなる。そのため、表示領域Dが広く、低コストの液晶表示装置1を得ることが可能となる。
また、この製造方法によれば、シール材4Hの各角部4a〜4dにおける塗布速度の調整のみで良いので、新規設備の追加や大幅な設備改造をする必要がない。したがって、標準的な製造工程に組み込み易く、設備投資に費用をかけずに済むコストメリットがある。
(第3実施形態)
図10は、本発明の液晶表示装置1のシール材の他の概略構成例を示す第3実施形態のシール材4Iを示した平面図である。本図は、図9に対応した、液晶表示装置1のシール材4Iの角部4a及び辺部7,10におけるシール幅Ld,Laの関係を示した模式図となっている。図9と同様の要素には同一の記号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態のシール材4Iは、2回の塗布によって形成される。先ず1回目の塗布で、シール材4Iの角部4aのシール幅Ldは、図12で示した従来のシール材1004と同様に、辺部7,10のシール幅Laよりも小さく形成される。具体的には、角部4aは、その最外線が仮想外線14cよりも内側になるように形成される。そして2回目の塗布(シール材4Iの塗布方法)により、角部4aの外側の領域に塗布材料が追加され、上述した実施形態のシール材4,4Hと同様に、角部4aのシール幅Ldは、辺部7,10のシール幅Laよりも結果的に大きくなる。
本実施形態では、ディスペンス法を用いて、各角部4a〜4dにおける塗布回数を各辺部7〜10における塗布回数よりも多くすることで、各角部4a〜4dにおける塗布量を各辺部7〜10における塗布量よりも増やしている。その後、基板を貼り合せた際に塗布材料がつぶれて、各角部4a〜4dのシール幅Ldが辺部7〜10のシール幅Laよりも大きくなるようにシール材4Iが形成される。すなわち、シール材4Iは、角部4aにおける外側のスペースS(点線部)に塗布工程で塗布が追加されることで形成される。
この製造方法によれば、製造プロセス中で、シール材4Iの各角部4a〜4dのシール幅Ldが各辺部7〜10のシール幅Laよりも小さくなっている箇所に、塗布工程を追加するのみで良い。これにより、シール幅Ldが各辺部7〜10よりも小さかった各角部4a〜4dは、塗布の追加分のシール量が多くなり、結果的に各辺部7〜10よりもシール幅が大きく形成される。したがって、シール材4Iの各角部4a〜4dに加わる応力が分散されるので、シール材4Iへの液晶6aの侵食の発生を防止することができる。
なお、本製造方法では、2回目の塗布によって角部4aの外側の領域に塗布材料を追加しているが、これに限らず、塗布の追加を2回目に加え3回目にもする等、2回以上塗布の追加をしてもよい。すなわち、各角部4a〜4dが、塗布の追加によってシール量が多くなり、結果的に各辺部7〜10よりもシール幅が大きく形成されればよい。このように、塗布の追加を2回以上とすることで、各角部4a〜4dが、各辺部7〜10よりもシール幅が格段に大きく形成される効果がある。
なお、本製造方法では、塗布を追加してシール材4Iを形成しているので、1回目に形成されるシール材4Iと、2回目にスペースSに塗布される塗布材料との間に境界面ができる可能性がある。このような境界面の有無により、実際の製品において、本製造方法が適用されたか否かを分別することができる場合がある。
なお、本実施形態の液晶表示装置1の製造方法は、上述した方法に限らず、シール材4,4H,4Iを形成する工程において、ディスペンス法を用いて、図2に示すように各角部4a〜4dにおける被塗布面とディスペンサノズル67との距離を各辺部7〜10における被塗布面とディスペンサノズル67との距離よりも大きくすることで、各角部4a〜4dにおける塗布量を各辺部7〜10における塗布量よりも増やし、その後、基板を貼り合せた際に塗布材料がつぶれて幅が大きくなるように形成されてもよい。
この製造方法によれば、シール材4,4H,4Iの各角部における塗布量が、被塗布面における平面的な広がりだけでなく、高さ方向(被塗布面とディスペンサノズル67との距離)にも多くなるように盛られるので、各辺部7〜10の塗布量よりも格段に多く形成される。すなわち、シール材4,4H,4Iの各角部4a〜4dのシール幅Lb,Lc,Ldが、各辺部7〜10のシール幅Laよりも格段に大きくなる。したがって、シール材4,4H,4Iの各角部4a〜4dに加わる応力が分散されるので、シール材4,4H,4Iへの液晶6aの侵食の発生を防止することができる。
なお、本実施形態の液晶表示装置1の製造方法は、上述した方法に限らず、シール材4,4H,4Iを形成する工程において、スクリーン印刷法を用いて、各角部4a〜4dにおける塗布領域の幅を各辺部7〜10における塗布領域の幅以上にすることで、各角部4a〜4dにおける塗布量を各辺部7〜10における塗布量よりも増やし、その後、基板を貼り合せた際に塗布材料がつぶれて幅が大きくなるように形成されてもよい。
この製造方法によれば、所定のシール材4,4H,4Iの形状が、マスクの開口部形状を予め所定の形状に設定することで形成されるので、ディスペンス法を用いるよりも生産効率が良い。また、スクリーンからシール材4,4H,4Iの形成材料を押し出す方式のため、シール材4,4H,4Iは格段に厚い肉盛りで形成される。すなわち、シール材4,4H,4Iの各角部4a〜4dのシール幅Lbが、各辺部7〜10のシール幅Laよりも格段に大きくなる。したがって、シール材4,4H,4Iの各角部4a〜4dに加わる応力が分散されるので、シール材4,4H,4Iへの液晶6aの侵食の発生を防止することができる。
なお、本実施形態では、薄膜ダイオード(TFD)や薄膜トランジスタ(TFT)等の非線形素子を用いたアクティブマトリクス方式の液晶表示装置1を例に挙げて説明しているが、これに限らず、パッシブマトリクス方式やその他の方式の液晶表示装置であっても本発明の適用は可能である。
なお、本実施形態では、シール材4にエネルギーを与える手段としてUV照射ユニット82を用いているが、これに限らず、加熱・冷却装置や、可視光照射装置など、シール材4の性質によりさまざまな装置を用いることができる。
なお、本実施形態では、シール材4をTFTアレイ基板2側に形成しているが、これに限らず、対向基板3側に形成しても構わない。
(電子機器)
次に、本実施形態に係る液晶表示装置1を備えた電子機器について説明する。なお、本実施形態では電子機器として携帯電話端末を例示して説明する。
図11は、本実施形態に係る携帯電話端末500の外観図である。この図11に示すように、本実施形態に係る携帯電話端末500は、折り畳み可能に連結された第1筐体501と第2筐体502とから構成されており、第1筐体501には表示装置として上記の液晶表示装置100及び音声出力用のスピーカ503が設けられており、第2筐体502にはテンキーやファンクションキー、電源キー等の各種キーから成る操作キー504と、音声入力用のマイク505が設けられている。
このように表示装置として液晶表示装置1を備える携帯電話端末500によると、シール材の各角部に加わる応力を分散し、シール材への液晶の侵食を防止することができ、信頼性に優れた高品質なものを得ることができる。
なお、本実施形態に係る電子機器として携帯電話端末500を例示したが、本発明はこれに限定されず、PDA(Personal Digital Assistants)やノートパソコン、腕時計等の携帯端末、その他の表示機能を有する各種の電子機器にも適用することができる。例えば、表示機能付きファックス装置、デジタルカメラのファインダ、携帯型TV、電子手帳、電光掲示盤、宣伝公告用ディスプレイなども含まれる。
本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の概略構成を示した平面図である。 液晶表示装置の製造方法に用いる液晶・シール材塗布装置の概略構成図である。 液晶表示装置の製造方法に用いる基板貼り合わせ装置の概略構成図である。 液晶表示装置の製造プロセスを順を追って示す工程図である。 図4に続く工程図である。 図5に続く工程図である。 液晶表示装置の製造プロセスのフローチャートである。 第1実施形態に係るシール材の角部と辺部のシール幅の関係図である。 第2実施形態に係るシール材の角部と辺部のシール幅の関係図である。 第3実施形態に係るシール材の角部と辺部のシール幅の関係図である。 電子機器の一例である携帯電話端末の概略構成を示す模式図である。 従来の液晶表示装置のシール材の角部と辺部のシール幅の関係図である。
符号の説明
1…液晶表示装置、2…TFTアレイ基板(一方の基板)、4,4H,4I…シール材、4a,4b,4c,4d…角部、6…液晶層、6a…液晶、7,8,9,10…辺部、67…ディスペンサノズル、500…携帯電話端末(電子機器)、La…辺部のシール幅、Lb,Lc,Ld…角部のシール幅

Claims (9)

  1. シール材を介して貼り合わされた一対の基板間に液晶層を挟持してなる液晶表示装置であって、
    前記シール材は、前記一対の基板の周縁部に平面視矩形環状に設けられ、
    前記シール材の4つの角部と、前記シール材の4つの辺部との形成材料は同一材料からなり、
    前記4つの角部のシール幅は、少なくとも前記4つの辺部のシール幅以上であることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記4つの角部は、少なくとも前記液晶層の設けられた側と反対の側に突出していることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. シール材を介して貼り合わされた一対の基板間に液晶層を挟持してなる液晶表示装置の製造方法であって、
    前記一対の基板のうちの一方の基板の周縁部に前記シール材の形成材料を塗布することにより平面視矩形環状の前記シール材を形成する工程と、
    前記液晶層を構成する液晶を滴下する工程と、
    前記一対の基板を対向させて貼り合わせる工程と、を備え、
    前記シール材を形成する工程において、前記シール材の4つの角部における前記形成材料の塗布量を前記シール材の4つの辺部における前記形成材料の塗布量よりも増やすことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  4. 前記シール材を形成する工程において、ディスペンス法を用いて、前記4つの角部における前記形成材料の塗布圧力を前記4つの辺部における前記形成材料の塗布圧力よりも大きくすることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置の製造方法。
  5. 前記シール材を形成する工程において、ディスペンス法を用いて、前記4つの角部における前記形成材料の塗布速度を前記4つの辺部における前記形成材料の塗布速度よりも遅くすることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の液晶表示装置の製造方法。
  6. 前記シール材を形成する工程において、ディスペンス法を用いて、前記4つの角部における前記形成材料の塗布回数を前記4つの辺部における前記形成材料の塗布回数よりも多くすることを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載の液晶表示装置の製造方法。
  7. 前記シール材を形成する工程において、ディスペンス法を用いて、前記4つの角部における被塗布面とディスペンサノズルとの距離を前記4つの辺部における被塗布面と前記ディスペンサノズルとの距離よりも大きくすることを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載の液晶表示装置の製造方法。
  8. 前記シール材を形成する工程において、スクリーン印刷法を用いて、前記4つの角部における塗布領域の幅を前記4つの辺部における塗布領域の幅以上にすることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置の製造方法。
  9. 請求項1又は2に記載の液晶表示装置を備えていることを特徴とする電子機器。
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