JP2010102011A - 液晶表示パネル及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、樹脂基板の良好な切断を可能にすることを目的としている。
【解決手段】第1及び第2の樹脂基板10,12を、ギャップをあけて対向させ、第1及び第2の樹脂基板10,12の間に、複数の封止領域16を区画する部分を有するシール材14を配置し、第1及び第2の樹脂基板10,12を固定する。第1及び第2の樹脂基板10,12を、複数の封止領域16の外側で複数のセルに切断する。切断する工程は、第1及び第2の樹脂基板10,12の、シール材14と対向する部分を切断することを含む。
【選択図】図2
【解決手段】第1及び第2の樹脂基板10,12を、ギャップをあけて対向させ、第1及び第2の樹脂基板10,12の間に、複数の封止領域16を区画する部分を有するシール材14を配置し、第1及び第2の樹脂基板10,12を固定する。第1及び第2の樹脂基板10,12を、複数の封止領域16の外側で複数のセルに切断する。切断する工程は、第1及び第2の樹脂基板10,12の、シール材14と対向する部分を切断することを含む。
【選択図】図2
Description
本発明は、液晶表示パネル及びその製造方法に関する。
液晶表示パネルの製造プロセスで、大型の一対のガラス基板を、複数のセルに対応する複数の液晶封入領域をそれぞれ囲む複数のシール材によってギャップをあけてシール材で固定した後に、個々のセルに切断することが知られている。ガラス基板は、スクライブ工程によって形成されたクラック(スクライブライン)を拡大するブレークによって分断される。スクライブラインはシール材を避けた位置に引かれる。上記のガラス基板切断に関する先行技術文献としては以下のものがある。
特開2000−171780号公報
近年、ガラス基板の代わりに樹脂基板を使用することが検討されているが、ブレークによっては樹脂基板を切断することはできない。
本発明は、樹脂基板の良好な切断を可能にすることを目的としている。
(1)本発明に係る液晶表示パネルの製造方法は、第1及び第2の樹脂基板を、ギャップをあけて対向させ、前記第1及び第2の樹脂基板の間に、複数の封止領域を区画する部分を有するシール材を配置し、前記第1及び第2の樹脂基板を固定する工程と、前記第1及び第2の樹脂基板を、前記複数の封止領域の外側で複数のセルに切断する工程と、を含み、前記切断する工程は、前記第1及び第2の樹脂基板の、前記シール材と対向する部分を切断することを含むことを特徴とする。本発明によれば、第1及び第2の樹脂基板は、切断されるときに、シール材によって支持されるので、良好な切断が可能になる。
(2)(1)に記載された液晶表示パネルの製造方法において、前記切断する工程を、前記シール材と対向する位置に刃の少なくとも一部を配置して行うことを特徴としてもよい。
(3)(1)又は(2)に記載された液晶表示パネルの製造方法において、前記切断する工程の前に、前記第1及び第2の樹脂基板にそれぞれ偏光板を貼り付ける工程をさらに含み、前記切断する工程で、前記第1及び第2の樹脂基板を、前記偏光板とともに切断することを特徴としてもよい。
(4)(1)から(3)のいずれか1項に記載された液晶表示パネルの製造方法において、前記シール材は、隣同士の前記封止領域を区画する隔壁部を含み、前記切断する工程で、前記隔壁部を、一方の前記封止領域を区画する第1の隔壁部と、他方の封止領域を区画する第2の隔壁部と、に分離することを特徴としてもよい。
(5)(1)から(3)のいずれか1項に記載された液晶表示パネルの製造方法において、前記シール材は、隣同士の前記封止領域の、一方の前記封止領域を区画する第1の隔壁部と、他方の封止領域を区画する第2の隔壁部と、前記第1及び第2の隔壁部を接続する接続部と、を含み、前記切断する工程で、前記接続部を切断することを特徴としてもよい。
(6)本発明に係る液晶表示パネルは、ギャップをあけて対向する第1及び第2の樹脂基板と、前記第1及び第2の樹脂基板の間に配置された液晶と、前記第1及び第2の樹脂基板の間で前記液晶を封止するシール材と、を有し、前記第1及び第2の樹脂基板並びに前記シール材は、相互に面一となった端面を有することを含むことを特徴とする。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る液晶表示パネルの製造方法を説明する図である。図2は、図1に示す液晶表示パネルのII-II線断面図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る液晶表示パネルの製造方法を説明する図である。図2は、図1に示す液晶表示パネルのII-II線断面図である。
本実施の形態では、第1及び第2の樹脂基板10,12を用意する。第1及び第2の樹脂基板10,12は柔軟性を有するため屈曲又は湾曲させることが可能である。なお、第1の樹脂基板10には、図示しないカラーフィルタ及び配向膜が形成されている。第2の樹脂基板12には、図示しないトランジスタ、電極及び配線を少なくとも構成する無機薄膜が形成されており、第1の樹脂基板10との対向面に配向膜(図示せず)が形成されている。
第1及び第2の樹脂基板10,12を、両者間にギャップをあけて対向させて配置する(図2参照)。第1及び第2の樹脂基板10,12の間にはシール材14(例えば熱硬化性エポキシ接着剤)を配置する。シール材14は、第1及び第2の樹脂基板10,12の間で、複数の封止領域16を区画する部分を有する。シール材14は、隣同士の封止領域16を区画する隔壁部18を含む。シール材14は、封止領域16への封入口20を形成する切れ目を有する。シール材14によって第1及び第2の樹脂基板10,12を固定する。
第1及び第2の樹脂基板10,12を、複数の封止領域16の外側で複数のセルに切断する。図1には切断線を一点鎖線で示してある。具体的には、第1及び第2の樹脂基板10,12の、シール材14(隔壁部18)と対向する部分を切断する。切断する工程を、シール材14と対向する位置に、図2に示す刃22(金属製又はセラミック製の小刀状のカッター又はホイール状のカッター)の少なくとも一部を配置して行う。切断は押し切りによって行ってもよい。また、シール材14の隔壁部18を、一方の封止領域16を区画する第1の隔壁部24と、他方の封止領域16を区画する第2の隔壁部26と、に分離する。
本実施の形態によれば、第1及び第2の樹脂基板10,12は、切断されるときに、シール材14によって支持されるので、良好な切断が可能になる。その後、封入口20から封止領域16に液晶28(図3参照)を封入し、図示しない封止材で封入口20を塞ぐ。その他の詳細は、周知の液晶表示パネルの製造方法の内容が該当する。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る液晶表示パネルを示す断面図である。液晶表示パネルは、ギャップをあけて対向する第1及び第2の樹脂基板10,12と、第1及び第2の樹脂基板10,12の間に配置された液晶28と、第1及び第2の樹脂基板10,12の間で液晶28を封止するシール材14と、を有する。第1及び第2の樹脂基板10,12並びにシール材14は、それぞれ、相互に面一となった端面30,32,34を有する。
液晶表示パネルの駆動方式は、IPS(In Plane Switching)方式、TN(Twisted Nematic)方式又はVA(Virtical Alignment)方式などいずれの方式であってもよく、方式に応じた電極及び配線が形成される。その他の詳細は、上述した製造方法から自明の内容及び周知の液晶表示パネルの製造方法の内容が該当する。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る液晶表示パネルの製造方法を説明する図である。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る液晶表示パネルの製造方法を説明する図である。
本実施の形態で、シール材114は、隣同士の封止領域116の、一方の封止領域116を区画する第1の隔壁部124と、他方の封止領域116を区画する第2の隔壁部126と、第1及び第2の隔壁部124,126を接続する接続部136と、を含む。また、シール材114は、隣同士の封止領域116を区画する隔壁部を接続しない凸部138を有する。封止領域116の封入口120は、一対の凸部138の間に形成されている。シール材114は、スクリーン印刷を適用すれば簡単に形成することができる。
第1及び第2の樹脂基板110,112を切断する工程で、接続部136を切断する。また、凸部138も切断する。図4には切断線を一点鎖線で示してある。その他の詳細は、第1の実施の形態で説明した内容が該当する。また、本実施の形態によって製造される液晶表示パネルは、上記説明から自明な内容を含む。
本実施の形態でも、第1及び第2の樹脂基板110,112の、接続部136あるいはこれに加えて凸部138によって支持されている部分を切断するので、良好な切断が可能になる。
(第3の実施の形態)
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る液晶表示パネルの製造方法を説明する図である。
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る液晶表示パネルの製造方法を説明する図である。
本実施の形態では、第1及び第2の樹脂基板210,212を切断する工程の前に、第1及び第2の樹脂基板210,212にそれぞれ偏光板240を貼り付ける。貼り付けには図示しない粘着剤を使用する。そして、第1及び第2の樹脂基板210,212を、偏光板240とともに切断する。
その他の詳細は、第1の実施の形態で説明した内容が該当し、同様の効果を達成することができる。また、本実施の形態によって製造される液晶表示パネルは、上記説明から自明な内容を含む。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、実施の形態で説明した構成は、実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができる。
10 第1の樹脂基板、12 第2の樹脂基板、14 シール材、16 封止領域、18 隔壁部、20 封入口、22 刃、24 第1の隔壁部、26 第2の隔壁部、28 液晶、30 端面、32 端面、34 端面、110 第1の樹脂基板、112 第2の樹脂基板、114 シール材、116 封止領域、120 封入口、124 第1の隔壁部、126 第2の隔壁部、136 接続部、138 凸部、210 第1の樹脂基板
212 第2の樹脂基板、240 偏光板。
212 第2の樹脂基板、240 偏光板。
Claims (6)
- 第1及び第2の樹脂基板を、ギャップをあけて対向させ、前記第1及び第2の樹脂基板の間に、複数の封止領域を区画する部分を有するシール材を配置し、前記第1及び第2の樹脂基板を固定する工程と、
前記第1及び第2の樹脂基板を、前記複数の封止領域の外側で複数のセルに切断する工程と、
を含み、
前記切断する工程は、前記第1及び第2の樹脂基板の、前記シール材と対向する部分を切断することを含むことを特徴とする液晶表示パネルの製造方法。 - 請求項1に記載された液晶表示パネルの製造方法において、
前記切断する工程を、前記シール材と対向する位置に刃の少なくとも一部を配置して行うことを特徴とする液晶表示パネルの製造方法。 - 請求項1又は2に記載された液晶表示パネルの製造方法において、
前記切断する工程の前に、前記第1及び第2の樹脂基板にそれぞれ偏光板を貼り付ける工程をさらに含み、
前記切断する工程で、前記第1及び第2の樹脂基板を、前記偏光板とともに切断することを特徴とする液晶表示パネルの製造方法。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載された液晶表示パネルの製造方法において、
前記シール材は、隣同士の前記封止領域を区画する隔壁部を含み、
前記切断する工程で、前記隔壁部を、一方の前記封止領域を区画する第1の隔壁部と、他方の封止領域を区画する第2の隔壁部と、に分離することを特徴とする液晶表示パネルの製造方法。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載された液晶表示パネルの製造方法において、
前記シール材は、隣同士の前記封止領域の、一方の前記封止領域を区画する第1の隔壁部と、他方の封止領域を区画する第2の隔壁部と、前記第1及び第2の隔壁部を接続する接続部と、を含み、
前記切断する工程で、前記接続部を切断することを特徴とする液晶表示パネルの製造方法。 - ギャップをあけて対向する第1及び第2の樹脂基板と、
前記第1及び第2の樹脂基板の間に配置された液晶と、
前記第1及び第2の樹脂基板の間で前記液晶を封止するシール材と、
を有し、
前記第1及び第2の樹脂基板並びに前記シール材は、相互に面一となった端面を有することを含むことを特徴とする液晶表示パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008271859A JP2010102011A (ja) | 2008-10-22 | 2008-10-22 | 液晶表示パネル及びその製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019097583A1 (ja) * | 2017-11-14 | 2019-05-23 | 堺ディスプレイプロダクト株式会社 | 表示装置およびその製造方法 |
-
2008
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