JP2010101091A - 開閉体の操作ハンドル取付部構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】テールゲート3に開口部14、レバー挿入孔41を設け、これら開口部14、レバー挿入孔41に取り付けられる開閉体の操作ハンドル取付部構造において、操作ハンドル13がテールゲート3のアウタパネル17に固定されるハンドルフレーム30と、ハンドルフレーム30に対して回動可能に支持されるハンドル34と、開口部14、レバー挿入孔41を貫通しインナパネル15の裏面側でハンドル34と共に揺動するレバー40とで構成され、インナパネル15の裏面であってレバー挿入孔41の周囲にインナパネル15がレバー40に向かって変位するのを抑えるプレート50を設け、プレート50とアウタパネル17とハンドルフレーム30とをボルト45、ナット51で連結した。
【選択図】図4
Description
このように構成することで、外力が作用した場合にパネル材がレバーに向かって変位するのを防止するプレートを、操作ハンドルの取付のための剛性を確保する部材として有効利用し、単一の取付部材により取り付けることができる。
このように構成することで、プレートをパネル材の裏面に沿って移動させるだけで取付部材に対して係止部を介して係止することができる。また、取付部材を係止部に係止することでプレートをパネル材に対して位置決めできる。
このように構成することで、ボルトを第1の係止部と第2の係止部に係止して仮止めすることができる。
このように構成することで、プレートを横方向に移動するだけで、ボルトを第1の係止部と第2の係止部の挿入ガイド部から挿入し、第1の係止部の挿入ガイド部と第2の係止部の引っ掛け部に係合できる。
このように構成することで、プレートが第1の係止部と第2の係止部に係止している状態で内側に向かって倒れる方向に回転しても、パネル材の延出部によりこれを阻止することができる。
このように構成することで、アウタパネルに外力が作用し、アウタパネルとインナパネルとの相対位置が変化した場合に、インナパネルに設けたレバー挿入孔の開口部の周縁でレバーが押圧されるのを防止できる。
請求項2に記載した発明によれば、プレートをパネル材の裏面に沿って移動させるだけで取付部材に対して係止部を介して係止することができるため、組み付け性を向上させることができると共に、取付部材を係止部に係止することでプレートをパネル材に対して位置決めできるため、取付精度を高めることができる効果がある。
請求項3に記載した発明によれば、ボルトを第1の係止部と第2の係止部に係止して仮止めすることでプレートを横方向と縦方向の双方で位置決めできる効果がある。
請求項4に記載した発明によれば、プレートを横方向に移動するだけで、第1の係止部と第2の係止部にボルトを係合できるため作業性が向上できる効果がある。
請求項5に記載した発明によれば、プレートが第1の係止部と第2の係止部に係止している状態で内側に向かって倒れる方向に回転しても、パネル材の延出部によりこれを阻止することができるため、組み付け作業が行い易い効果がある。
請求項6に記載した発明によれば、アウタパネルに外力が作用し、アウタパネルとインナパネルとの相対位置が変化した場合に、インナパネルに設けたレバー挿入孔の開口部の周縁でレバーが押圧されるのを防止できるため、開閉体が開状態となることがないという効果がある。
図1は、この発明の実施形態の操作ハンドルを備えた車両を示している。車両の車体1の後部に開口部2が設けられ、開口部2にテールゲート3が開閉可能に設けられている。テールゲート3は、上辺部が車体1の後部の開口部2の上縁に図示しないヒンジにより上下方向に開閉可能に支持され、閉状態において車体のルーフ4から後方側に向かってなだらかに下方に傾斜する傾斜部5と、この傾斜部5の後端から屈曲して下方に急激に斜めに下がる垂立部6を有している。テールゲート3の傾斜部5にはリヤガラス7が接着固定され、垂立部6の上半部にはエキストラウィンドウガラス8が接着固定されている。また、リヤガラス7とエキストラウィンドウガラス8に跨るようにしてリヤスポイラ21が設けられている。
ここで、テールゲート3は、傾斜部5と垂立部6に対応して側面視でくの字状に屈曲する車室内側のインナパネル15に、車室外側から傾斜部5に対応する部位にリヤガラス7の取付開口部9を囲むゲート上部パネル16を接合し、垂立部6に対応する部位にエキストラウィンドウガラス8の取付開口部10を上部に備えたアウタパネル17を溶接により接合して構成されている。
ここで、リヤガラス7の取付開口部9とエキストラウィンドウガラス8との境界部分に設けた車幅方向の梁部20には樹脂製のリヤスポイラ21が取り付けられている。
そして、操作ハンドル取付用の開口部14に操作ハンドル13が取り付けられている。
具体的には、各ボルト45は頭部47が薄肉のスタッドタイプのボルトであって、ネジ部46がハンドルフレーム30に形成された孔49及びアウタパネル17の開口部14の横に形成された挿入孔48,48を貫いて、車室内側に向かって挿入され、頭部47がハンドルフレーム30に溶接固定した状態でプレート50に係止し、ナット51により締結されている。
一方、第2係止部66は下片部60の側縁から図7において左側に向かって延びる挿入ガイド部68とこの挿入ガイド部68の奥側から上方向に連続して延びる引っ掛け部69が形成されている。
また、プレート50の図7において左側の側縁には下片部60、水平部61、傾斜部62、立ち上げ部63に渡って連続した補強用の折曲部71が形成されている。
ここで、図4、図5において70はクッション材を示している。このクッション材70はハンドルフレーム30の裏板部31の裏面に接着固定され、ハンドルフレーム30をアウタパネル17に押し付けて、プレート50の第1係止部65と第2係止部66に係止したボルト45,45にナット51を締め付けると、開口部14の周囲ではアウタパネル17とハンドルフレーム30の裏面との間に挟持され、ハンドルフレーム30のアウタパネル17に対する直接的な接触を回避でき、アウタパネル17の開口部14においては押圧されないため露出することとなる。
とりわけ、固定用のボルト45自体を第1係止部65、第2係止部66に対する位置決めに用いているため、位置決め用のピンなどが必要なく部品点数を削減できる。
3 テールゲート(開閉体)
13 操作ハンドル
14 開口部
15 インナパネル(パネル材)
17 アウタパネル(パネル材)
30 ハンドルフレーム
34 ハンドル
40 レバー
41 レバ−挿入孔(開口部)
43 延出アーム(延出部)
44 保持部(先端)
45 ボルト(取付部材)
50 プレート
51 ナット(取付部材)
65 第1係止部(係止部)
66 第2係止部(係止部)
67 挿入ガイド部
68 挿入ガイド部
69 引っ掛け部
Claims (6)
- 車体に開閉可能に取り付けられる開閉体のパネル材に、操作ハンドル取り付け用の開口部を設け、この開口部に取り付けられる開閉体の操作ハンドル取付部構造において、前記操作ハンドルが前記パネル材に固定されるハンドルフレームと、前記パネル材の表面側で前記ハンドルフレームに対して回動可能に支持されるハンドルと、前記開口部を貫通し前記パネル材の裏面側で前記ハンドルと共に揺動するレバーとで構成され、前記パネル材の裏面であって前記開口部の周囲に前記パネル材が前記レバーに向かって変位するのを抑えるプレートを設け、前記プレートと前記パネル材と前記ハンドルフレームとを単一の取付部材で連結したことを特徴とする開閉体の操作ハンドル取付部構造。
- 前記プレート周縁から内方に延びると共に前記取付部材に係止する係止部を設けたことを特徴とする請求項1記載の開閉体の操作ハンドル取付部構造。
- 前記取付部材は少なくとも2つのボルトを備え、前記プレートには該プレートの周縁から横方向に延びる挿入ガイド部を備えた第1の係止部と、縦方向に延びる引っ掛け部を備えた第2の係止部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の開閉体の操作ハンドル取付部構造。
- 前記第2の係止部は前記プレートの周縁から横方向に延びる挿入ガイド部と、該挿入ガイド部の奥側から縦方向に延びる引っ掛け部とで構成されていることを特徴とする請求項3記載の開閉体の操作ハンドル取付部構造。
- 前記操作ハンドルの前記ハンドルフレームは、前記パネル材の裏面側で縦方向に延びる延出部を備え、前記プレートは前記延出部の先端と前記パネル材との間に位置していることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の開閉体の操作ハンドル取付部構造。
- 前記パネル材はアウタパネルとインナパネルとを備え、前記操作ハンドルは前記アウタパネルに固定され、前記インナパネルは前記レバーが挿入されるレバー挿入孔を備え、前記プレートは前記レバーと前記レバー挿入孔の周縁との間に配置されることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の開閉体の操作ハンドル取付部構造。
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CN102995958A (zh) * | 2012-11-28 | 2013-03-27 | 昌辉汽车电器(黄山)股份公司 | 一种汽车车门把手护盖的固定结构 |
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JPS6171766U (ja) * | 1984-10-16 | 1986-05-16 | ||
JPH03313U (ja) * | 1989-05-26 | 1991-01-07 | ||
JP2000110415A (ja) * | 1998-10-08 | 2000-04-18 | Fuji Heavy Ind Ltd | 自動車のドアハンドル構造およびドアハンドル取付方法 |
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