JP2010100414A - 印刷機の排紙装置及びその運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷機の排紙装置及びその運転方法に関し、折帖の剛性が低い場合にも、端折れの発生を抑制することができるようにする。
【解決手段】折帖100W,100Nを挟持して搬送する第1搬送コンベアと、第1搬送コンベアから折帖を受け渡されて折帖を並べて搬送する第2搬送コンベアと、第1搬送コンベアから排出された折帖を減速して第2搬送コンベアの搬送ベルトに押し付ける押し付け部材と、をそなえ、第1搬送コンベアの下部の第1ガイドローラ40における軸方向両端部の搬送ベルト33Bをガイドする下側端部ガイド部47よりも更に端部側に、折帖の幅方向両端を上向きに湾曲させる第1拡径部48を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷機において、通常運転時にシート搬送経路の上流側から下流側へ向けて順次搬送されてくる折帖を鱗状に並べて排紙する印刷機の排紙装置及びその運転方法に関するものである。
例えば、商業用オフセット輪転機などの輪転印刷機では、ウェブ(連続紙)に印刷した後、折機でウェブを折ったり縦方向切断したりしてから断裁し更に折りを加えるなどして、折帖とした上で、排紙装置によって排紙する。
特に、排紙装置では、印刷速度に応じた搬送速度よりも低速で折帖を受けるとことにより、連続して送られてくる折帖(断裁されただけで折られないシートも含む)を、各折帖の一部が重なった鱗状或いは瓦状に並べて排紙する(特許文献1,2参照)。
例えば、図6は特許文献1に記載された輪転印刷機の折機下流の排紙装置を示す側面図であり、図6に示すように、裁断胴対(図示略)で断裁された折帖(ここでは、シート)100は、ローラ205等でガイドされる上搬送ベルト200aとローラ207等でガイドされる下搬送ベルト200bとからなる第1搬送コンベア200の搬送ベルト200a,200b間に挟持されて搬送され、第2搬送コンベア300に受け渡される。第2搬送コンベア300は第1搬送コンベア200の下搬送ベルト200bの下流に第1搬送コンベア200の上搬送ベルト200aの下に入り込むよう設けられた搬送ベルト300aをそなえ、搬送ベルト301上にシート100を載せて搬送する。
第2搬送コンベア300の搬送ベルト301は、ローラ302と駆動ローラ304とテンションローラー309とに、軸方向に間隔をおいて複数巻き掛けられた平ベルトにより構成され、第1搬送コンベア200の搬送速度より遅い速度で、第1搬送コンベア200との搬送速度比が一定になるように図示しない駆動源によって駆動される。ローラ302と駆動ローラ304との間の平ベルト301の下側には、シート100を所定の搬送経路に案内するガイドプレート307が設けられている。
ガイドプレート307の上方には、ガイドプレート307上を走行する平ベルト301の各ベルト上面に接触可能なプーリ402を有する紙押え部材400が設けられている。
紙押え部材400の上流で第2搬送コンベア300の上流端近傍の上方には、押下げ部材(押し付け部材)500が設けられている。この押下げ部材500は、従動軸501に、軸方向に間隔をおいた複数の箇所にそれぞれ2本設けられたアーム502の先端にコロ503a,503bが回転可能に取り付けられている。
そして、第1搬送コンベア200で搬送されるシート100は、第1搬送コンベア200から第2搬送コンベア300に乗り移り、シート100の先端部は、紙押え部材400のプーリ402により平ベルト301上に押さえられて、平ベルト301の移動と共に搬送される。また、シート100が第1搬送コンベア200から第2搬送コンベア300に乗り移る際、このシート100毎に押下げ部材500が作用するように、押下げ部材500の従動軸501は、図示しない裁断胴対と同じ回転数で回転駆動され、第2搬送コンベア300に乗り移るシート100毎に、従動軸501は半回転する。
したがって、シート100の後端部上面の適宜の位置にコロ503a(又は503b)の周面が接触するように回転位相が合わせられたアーム502のコロ503a(又は503b)は、ローラ302より適宜下流側でシート100の後端部の上面をたたくようにして、シート100の後端部を段差がある第2搬送コンベア300上の搬送面に押し下げる。先行のシート100bの後端部がコロ503aで押し下げられた際、後続のシート100aの先端部は第1搬送コンベア200の下搬送ベルト200bのローラ207上にある。
後続のシート100aは、第1搬送コンベア200により第2搬送コンベア300へと搬送されるが、第2搬送コンベア300の走行速度は、第1搬送コンベア200の走行速度に対し所定比で遅いので、第1搬送コンベア200で送られる後続のシート100aの先端部は、第2搬送コンベア300上の搬送面に押し下げられて送られる先行のシート100の後端部の上方に重なる状態になる。この際、先行のシート100bの後端部は、すでに押下げ部材500のコロ503aによって第2搬送コンベア300の搬送面上に押し下げられているので、後続のシート100aの先端部が先行のシート100bの後端部に接触したり、その下に入り込んだりすることはない。
なお、押下げ部材(押し付け部材)としては、上記の押下げ部材500のように、アーム502及びその先端のコロ503a,503bに替えて、ブラシローラを適用したものもある。
例えば、図7はブラシローラを備えた排紙装置の要部を示すもので、図7(a)はその側面図、図7(b)はその断面図[図7(a)の矢視断面図]である。
図7に示すように、第1搬送コンベア131の複数の上側搬送ベルト132及び複数の下側搬送ベルト133に挟持され搬送された折帖100は、下流側の第2搬送コンベア134の複数の搬送ベルト135上に移送される。第2搬送コンベア134の各搬送ベルト135の上面のガイド面135gは、第1搬送コンベア131の各下側搬送ベルト133の上面のガイド面133gに対して段差を有して下位に位置するように、各下側搬送ベルト133の出口(下流部)のガイドロール133c及び各搬送ベルト135のガイドロール135aは配置されている。
第2搬送コンベア134の入り口部分(上流端部)には、ブラシローラ136が複数個軸方向に等間隔で設けられ、各ブラシローラ136は、その先端側をブラシローラ136の外周面から突出させた2つの押付ブラシ137a,137bを有しており、各押付ブラシ137a,137bの先端側を第2の搬送コンベア134の各無端ベルト135に押し付け可能に、第2の搬送コンベア134の各無端ベルト135に対向して設けられている。
なお、第1搬送コンベア131において、各上側搬送ベルト132及び各下側搬送ベルト133は、図7(b)に示すように、折帖100を水平に且つ平面状になるようにガイドし、ガイドロール133cの各下側搬送ベルト133部分以外の周面は折帖100と干渉しない位置に高さを設定されている。
これにより、第1搬送コンベア131の出口から排出される折帖100は、各ブラシローラ136の押付ブラシ137a,137bの何れかによって、その後端部を第2の搬送コンベア134の各無端ベルト135の上面のガイド面135gに押し下げる。これにより、後続の折帖100は先行の折帖100に対して十分上方に位置して、後続の折帖100の前部が先行の折帖100の後部の上に重なって、鱗状或いは瓦状に並んで排紙される。
特開第3786263号公報 特開第3429215号公報
ところで、第1搬送コンベアから第2搬送コンベアへ受け渡される折帖(シートを含む)100が、適正な状態、つまり、規定通りに断裁されて規定通りに折られて、第1搬送コンベアのベルト間の規定の位置に規定の姿勢で搬送されてきた場合には、折帖100は、第2搬送コンベアのベルト上に整然と鱗状或いは瓦状に並べられて排紙される。
しかし、例えば、折帖100が一枚のシートであったり、或いは、折帖100が薄く低剛性の紙の集合で構成されていたりすると、折帖100を水平に且つ平面状になるようにガイドしても[図7(b)参照]、図8(a)に示すように、先端が垂れ下がって、先行する折帖100の下に潜ってしまったり、図8(b)に示すように、進行方向に波状に折れ曲がる、いわゆる暴れた状態になってしまったりすることがある。この場合には、例えば、図8(c)に示すように、折帖100の先端部が折れ曲がったりした状態で排紙されることになる。
また、折帖100の剛性がある程度あって、折帖100を水平に且つ平面状になるようにガイドしても[図7(b)参照]、第1搬送コンベアから第2搬送コンベアへ向けて落下しながら移動する折帖100は、風圧により、図9に示すように、その後端側の両側部100RL,100RRが上方に捲れ上がった状態で第2搬送コンベア134上へ移動し、後続の折帖100の前端部100F(特にその両側部)が、この先行する折帖100の後端側の両側部100RL,100RRにぶつかって、前後の折帖100の何れか又は両方の角部が折れ曲がったりした状態で排紙されることもある。
このように、端折れが生じた折帖100は、単に不良紙となるだけでなく、折帖を鱗状或いは瓦状に整然と並べて排紙できなくなって、排紙下流部での処理にも支障をきたすことになる。そして、通常運転ができなくなって、マシンを止めて処理をなくてはならなくなり、損紙の増大やオペレータの負担増となるうえに、機械の稼動率を低下させることにもなる。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、折帖の剛性が低い場合にも、端折れの発生を抑制することができるようにした、印刷機の排紙装置及びその運転方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の印刷機の排紙装置(請求項1)は、折帖を挟持して搬送する上側搬送ベルト群及び下側搬送ベルト群からなる第1搬送コンベアと、前記第1搬送コンベアから排出された前記折帖を受け渡されて前記折帖を並べて搬送する搬送ベルト群からなる第2搬送コンベアと、前記第1搬送コンベアから排出された前記折帖を減速して前記第2搬送コンベアの搬送ベルトに押し付ける押し付け部材と、をそなえた、印刷機の排紙装置であって、前記第2搬送コンベアにおいて前記折帖を下方からガイドする前記搬送ベルト群のガイド面が前記第1搬送コンベアにおいて前記折帖を下方からガイドする前記下側搬送ベルト群のガイド面に対して段差をつけて下方に位置するように、前記下側搬送ベルト群の下流端の第1ガイドローラと、前記搬送ベルトの上流端の第2ガイドローラとが配置され、前記第1ガイドローラにおける軸方向両端部の搬送ベルトをガイドする下側端部ガイド部よりも更に端部側に、前記折帖の幅方向両端を上向きに湾曲させる第1拡径部が形成されていることを特徴としている。
前記第1ガイドローラの軸方向中央部に、前記折帖を波板状に湾曲させる第2拡径部が形成されていることが好ましい(請求項2)。
前記第1ガイドローラは、軸方向中央部の搬送ベルトをガイドする下側中央ガイド部を含んだ下側中央ローラ部と、前記下側端部ガイド部を含んだ下側端部ローラ部とに、分割されると共に、前記下側端部ガイド部の外径は前記下側中央ガイド部の外径よりも大きく設定され、前記下側端部ガイド部の周速が前記下側中央ガイド部の周速と一致するように、前記下側端部ローラ部は前記下側中央ローラ部よりも低速で回転駆動されることが好ましい(請求項3)。
前記下側中央ローラ部は、前記折帖の幅方向両端を上向きに湾曲させるべく、軸方向中央部から軸方向両端に行くに従って次第に拡径されていることが好ましい(請求項4)。
前記下側中央ローラ部は、幅狭印刷用紙が通過する領域に対応して軸長及び位置を設定されていると共に、前記下側端部ローラ部は、前記下側中央ローラ部と協働して幅広印刷用紙が通過する領域を含むように軸長及び位置を設定されていることが好ましい(請求項5)。
この場合、前記第1搬送コンベアにおいて前記折帖を上方からガイドする前記上側搬送ベルト群のうちの両端部の上側搬送ベルトは、前記上側搬送ベルト群のうちの他の上側搬送ベルトとは別ルートで移動するように構成され、前記両端部の上側搬送ベルトの下流端の第3ガイドローラが、前記第1ガイドローラと対向するように配置され、前記第3ガイドローラは、前記第1ガイドローラに接近し前記折帖をガイドするガイド位置と、前記第1ガイドローラから離隔し前記折帖と非接触となる退避位置との間で、位置調整可能であることが好ましい(請求項6)。
本発明の印刷機の排紙装置の運転方法(請求項7)は、請求項6記載の印刷機の排紙装置の運転方法であって、前記幅広印刷用紙が通過する場合には、前記第3ガイドローラを前記ガイド位置とし、前記幅狭印刷用紙が通過する場合には、前記第3ガイドローラを前記退避位置とする位置設定ステップを実施した上で、運転を開始することを特徴としている。
本発明の印刷機の排紙装置(請求項1)によれば、第1搬送コンベアのガイド面から第2搬送コンベアのガイド面に進む際に、折帖は落下するように下方に移動し、この際折帖の剛性が低いと、折帖の前端側が垂れたり、折帖全体が暴れたり、折帖の後端側の両側角部が浮き上がったりして、端折れの原因となるが、第1ガイドローラにおける軸方向両端部の搬送ベルトをガイドする下側端部ガイド部よりも更に端部側に、折帖の幅方向両端を上向きに湾曲させる第1拡径部が形成されているので、折帖の縦方向の剛性が高まって、折帖の前端側が垂れたり折帖全体が暴れたりしにくくなり、これに起因した端折れが回避される。
また、先行する折帖の後端側の両側角部が浮き上がっていても、後続の折帖の前端側の両側角部も浮き上がるので、後続の折帖の前端側の両側角部が先行する折帖の後端側の両側にぶつかるおそれも解消され、これに起因した端折れも回避される。
この結果、端折れによる損紙の発生を抑制することができ、折帖が鱗状或いは瓦状に整然と並んで排紙されるようになり、排紙下流部での処理も支障なく行なえるようになり、印刷途中での機械の停止も不要になり、オペレータの負担を軽減し、機械の稼動率低下も回避することができる。
また、第1ガイドローラの軸方向中央部に、折帖を波板状に湾曲させる第2拡径部が形成されていると、折帖の縦方向の剛性が更に高まって、折帖の前端側が垂れたり折帖全体が暴れたりする事態を、より一層抑制でき、これに起因した端折れが一層回避される(請求項2)。
第1ガイドローラを、下側中央ローラ部と下側端部ローラ部とに分割し、下側端部ガイド部の外径を下側中央ガイド部の外径よりも大きく設定し、下側端部ガイド部の周速が下側中央ガイド部の周速と一致するように、下側端部ローラ部を下側中央ローラ部よりも低速で回転駆動すれば、下側端部ガイド部の周速が下側中央ガイド部の周速と一致するため、折帖を支障なく搬送しながら、下側端部ガイド部の大きな外径を作用させて、折帖の幅方向両端を上向きにさせるので、これによっても、折帖の縦方向の剛性が高まって、各種原因による端折れが回避される(請求項3)。
この場合、下側中央ローラ部を、軸方向中央部から両端に行くに従って次第に拡径させ、折帖の両端を上向きに湾曲させることによっても、折帖の縦方向の剛性が高まって、各種原因による端折れが回避される(請求項4)。
また、下側中央ローラ部を、幅狭印刷用紙が通過する領域に対応して軸長及び位置を設定し、下側端部ローラ部を、下側中央ローラ部と協働して幅広印刷用紙が通過する領域を含むように軸長及び位置を設定すれば、幅狭印刷用紙の場合には、下側端部ガイド部の大きな外径により折帖を変形させて、折帖の幅方向両端を上向きにさせるので、これによって、折帖の縦方向の剛性を高めて、各種原因による端折れが回避することができる。また、幅広印刷用紙の場合には、下側端部ガイド部よりも更に端部側の第1拡径部により折帖を変形させて、折帖の幅方向両端を上向きにさせるので、これによって、折帖の縦方向の剛性を高めて、各種原因による端折れが回避することができる(請求項5)。
この場合、第1搬送コンベアの上側搬送ベルト群のうちの両端部の上側搬送ベルトを他の上側搬送ベルトとは別ルートで移動するように構成し、この両端部の上側搬送ベルトの下流端の第3ガイドローラを第1ガイドローラと対向するように配置し、第3ガイドローラを、折帖をガイドするガイド位置と、折帖と非接触となる退避位置との間で、位置調整可能にすると(請求項6)、本発明の印刷機の排紙装置の運転方法(請求項7)のように、幅広印刷用紙が通過する場合には、第3ガイドローラをガイド位置とし、幅狭印刷用紙が通過する場合には、第3ガイドローラを前記退避位置とすることができ、これにより、幅狭印刷用紙の場合に、上側搬送ベルト群のうちの端部の搬送ベルトが、折帖の幅方向両端を上向きにさせる妨げにならず、幅広印刷用紙の場合には、上側搬送ベルト群のうちの端部の搬送ベルトが、折帖を確実にガイドして、その更に端部側の第1拡径部により、折帖の幅方向両端を上向きにさせることができる。
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
<第1実施形態>
図1〜図3は本発明の第1実施形態に係る印刷機の排紙装置を示すもので、図1はその第1ガイドローラを示す断面図、図2はその概略構成を示す側面図、図3はその下側端部ローラ部を示す側面図である。
(装置構成)
本排紙装置は、輪転印刷機の折機の下流に装備される。折機については全体を図示しないが、この折機は、図2に示すように、最上流部にウェブ1aを搬送方向に縦折りする図示しないフォーマ(三角板)を備えると共に、フォーマを通過したウェブ1aを案内する経路変更ローラ(図示略)、ウェブパスローラ11,ニッピングローラ12と、これらにより案内され搬送されたウェブ1aを幅方向に断裁し幅方向に折って折帖100に加工する断裁装置20とを備えている。そして、断裁装置20の下流に、排紙装置(折帖搬送装置)30が装備されている。
ウェブ1aの搬送経路は、ウェブパスローラ11により、鉛直方向から水平方向に方向転換されるようになっている。
一対のニッピングローラ12は、それぞれ円柱状に形成されており、その軸方向が、ウェブ搬送経路の幅方向と同方向となっている。一対のニッピングローラ12は、ウェブ搬送経路を挟んで、鉛直方向の上方側と下方側とにそれぞれ対接して配設されると共に、図示しない駆動装置に連結されて回転可能となっている。これにより、一対のニッピングローラ12は、上流側に配設されたフォーマを通過したウェブ1aを挟持すると共に、ウェブ1aを断裁装置20に導入する。
断裁装置20は、2つの鋸刃23を有する鋸胴21と、2つの鋸刃受24を有する受胴22とを有しており、鋸胴21および受胴22は、ウェブ搬送経路を挟んで対向して配設され、鉛直方向の上方側に鋸胴21が配設され、下方側に受胴22が配設されている。
鋸胴21は、図示しない駆動装置に連結されて回転可能となっており、2つの鋸刃23は、鋸胴21の回転軸21aを挟んで180度対向した外周面にそれぞれ配設されている。また、各鋸刃23は、その先端部を鋸胴21の外周面から突出させた状態で、鋸胴21の軸方向に亘って配設されている。
受胴22は、図示しない駆動装置に連結されて回転可能となっており、2つの鋸刃受124は、受胴22の回転軸22aを挟んで180度対向した外周面にそれぞれ配設されている。また、各鋸刃受24は、ゴム等の弾性材で構成されており、その先端部を外周面から僅かに突出させた状態で、受胴22の軸方向に亘って配設されている。
そして、受胴22は、鋸胴21と同期回転が可能な構成となっており、鋸胴21及び受胴22は、鋸刃23と鋸刃受24とが互いに対向するように回転位相を一致させている。このため、鋸胴21および受胴22は、一定周期でウェブ1aを断裁することができる。
ここで、鋸胴21および受胴2によるウェブ1aの断裁動作について説明する。一方の鋸刃23と一方の鋸刃受24とが合致した状態において、鋸胴21および受胴22を同期回転させると、一方の鋸刃23と一方の鋸刃受24とが各胴21,22を周回して徐々に離間すると共に、鋸胴21および受胴22の回転に同期して一対のニッピングローラ12が回転する。
一対のニッピングローラ12が回転すると、断裁装置20により断裁された後続のウェブ1aの先端部は、排紙装置30へ向けて搬送される。ウェブ1aの先端部が折帖搬送装置30に導入されると、排紙装置30はウェブ1aの先端部を挟持する。これにより、同期回転している鋸胴21及び受胴22は、他方の鋸刃23および他方の鋸刃受24が各胴21,22を周回し対向して合致し、これにより、ウェブ1aは、ウェブ搬送経路の幅方向に断裁され、所定の寸法の折帖(シートも含む)100が作成される。
排紙装置30について説明すると、排紙装置30は、上流側の第1の搬送コンベア31と、下流側の第2の搬送コンベア34とをそなえている。
第1の搬送コンベア31は、ウェブ搬送経路を挟んで鋸胴21側であって鋸胴21の下流側に配設された上高速搬送ベルト(押付搬送ベルト)32と、ウェブ搬送経路を挟んで受胴22側であって受胴22の下流側に配置されると共に上高速搬送ベルト32に対向して配設されたた下高速搬送ベルト33とから構成される。
上高速搬送ベルト32は、軸方向両端部を除いて、複数(例えば4つ)のガイドローラ32a〜32dと、これらの複数のガイドローラ32a〜32dに掛け渡された複数(例えば5本)の無端ベルト32Aにより構成され、軸方向両端部については、複数(例えば4つ)のガイドローラ32a,32b,50,32fと、これらの複数のガイドローラ32a,32b,50,32fに掛け渡されたそれぞれ1本の無端ベルト32Bにより構成されている。複数の無端ベルト32Aは、各ガイドローラ32a〜32dの軸方向に所定間隔で設けられている(図1参照)。
下高速搬送ベルト33も、軸方向両端部を除いて、複数(例えば4つ)のガイドローラ33a,33b,40,33dと、これらの複数のガイドローラ33a,33b,40,33dに掛け渡された複数(例えば5本)の無端ベルト33Aにより構成され、軸方向両端部については、複数(例えば4つ)のガイドローラ33a,33b,40,33dと、これらの複数のガイドローラ33a,33b,40,33dに掛け渡されたそれぞれ1本の無端ベルト33Bにより構成されている。複数の無端ベルト33Aは、各ガイドローラ33a,33b,40,33dの軸方向に所定間隔で設けられている(図1参照)。
そして、上高速搬送ベルト32の各複数無端ベルト32A,32Bと下高速搬送ベルト33の各複数無端ベルト33A,33Bとは対接するように設けられている。また、上高速搬送ベルト32と下高速搬送ベルト33は、同速で駆動される。な:お、上高速搬送ベルト32及び下高速搬送ベルト33は、断裁装置20の近傍に位置するそれぞれのガイドローラ32a,33aが離間して配置されており、一対のニッピングローラ12から断裁装置20を介して搬送されてきたウェブ1aの先端部を、円滑に導入することができるようになっている。
ところで、軸方向両端部のガイドローラのうち第1の搬送コンベア31の出口(下流部)のガイドローラ(第3ガイドローラ)50は、図3(a),(b)に示すように、そのローラ軸51が上下方向に位置調整可能に構成されている。つまり、ガイドローラ50のローラ軸51の両端は、一端部に雄ねじ部52aが形成された軸52にそれぞれ支持され、各軸52は、図示しないフレーム等に固定されたブラケット53の雌ネジ部53aに雄ねじ部52aを螺合させている。ただし、軸52が回転してもローラ軸51は回転力が加わらないように接続されている。
したがって、軸52を回転させると、雄ねじ部52aの雌ネジ部53aとの螺合によって、軸52がブラケット53に対して上下に移動し、ローラ軸51と共にガイドローラ50を昇降させて、図3(a)に示すように、第3ガイドローラ50が、下側搬送ベルト33A群の下流端の後述の第1ガイドローラ40に接近し、第3ガイドローラ50に巻回された無端ベルト32Bと第1ガイドローラ40に巻回された後述の無端ベルト33Bとによって折帖100をガイドするガイド位置と、図3(b)に示すように、第3ガイドローラ50が、下側搬送ベルト33A群の下流端の第1ガイドローラ40から離隔し、第3ガイドローラ50に巻回された無端ベルト32Bが折帖100と非接触となる退避位置との間で、位置調整できるようになっている。なお、第3ガイドローラ50のローラ軸51を上下方向に位置調整可能とする構成は、かかる構造に限定されない。
また、下高速搬送ベルト33の出口(下流端)に位置するガイドローラ(第1ガイドローラ)40は、図1に示すように、軸方向中央部の搬送ベルト33Aをガイドする下側中央ガイド部44を含んだ下側中央ローラ部41と、下側端部ガイド部47を含んだ下側端部ローラ部42とに、分割されている。そして、下側端部ガイド部47の外径は下側中央ガイド部44の外径よりも大きく設定され、且つ、下側端部ガイド部47の周速が下側中央ガイド部44の周速と一致するように、下側端部ローラ部42は下側中央ローラ部41よりも低速で回転駆動されるようになっている。なお、この場合、下側端部ローラ部42と下側中央ローラ部41とを別の駆動原(駆動モータ)で駆動するようにしてもよく、共通の駆動原(駆動モータ)で駆動しながら、ローラ部42とローラ部41とで変速比を変えるようにしてもよい。
第1ガイドローラ40の下側端部ローラ部42における下側端部ガイド部47よりも更に端部側に、折帖100の幅方向両端を上向きに湾曲させる第1拡径部48が下側端部ローラ面46から滑らかに突出するようにして形成されている。
また、第1ガイドローラ40の下側中央ローラ部41の軸方向中央部には、折帖100を波板状に湾曲させる第2拡径部45が下側中央ローラ面43から滑らかに突出するようにして複数(ここでは、下側中央ガイド部44間に3つ)形成されている。
なお、下側中央ローラ部41は、図1(b)に示すように、幅狭印刷用紙の折帖100Nが通過する領域に対応して軸長及び位置を設定されている。つまり、幅狭の折帖100Nの幅方向両端部が、下側中央ローラ部41の両端から僅かに出て下側端部ガイド部47に到達する程度に、下側中央ローラ部41の軸長及び位置が設定されると共に、下側端部ガイド部47の位置が設定されている。
また、下側端部ローラ部42は、図1(a)に示すように、下側端部ローラ部42と下側中央ローラ部41と協働して幅広印刷用紙の折帖100Wが通過する領域を含むように軸長及び位置を設定されている。つまり、幅広折帖100Wの幅方向両端部が、側端部ローラ部42の下側端部ガイド部47から出て、第1拡径部48に到達する程度に、下側中央ローラ部41の軸長及び位置が設定されると共に、第1拡径部48の位置が設定されている。
一方、図2に示すように、第2の搬送コンベア34は、複数(例えば3つ)のガイドローラ35a〜35cと、複数のガイドローラ35a〜35cに掛け渡された複数(例えば6本)の無端の搬送ベルト35Aとから構成されており、複数の無端の搬送ベルト35Aは、各ガイドローラ35a〜35cの軸方向に等間隔で設けられている。第2の搬送コンベア34の各無端の搬送ベルト35Aは、上高速搬送ベルト32の各無端ベルト32A,32B間に設けられている。つまり、第2の搬送コンベア34の各無端の搬送ベルト35Aと上高速搬送ベルト32の各無端ベルト32A,32Bとは、それぞれ互い違いとなるように千烏状に配設されている。
また、第2の搬送コンベア34は、通常運転時には、第1の搬送コンベア31に比して低速で駆動される。つまり、第2の搬送コンベア34を第1の搬送コンベア31に比して低速で駆動することによって、隣接する折帖100同士が互いに一部を重ねた鱗状或いは瓦状に並んだ状態で、第2の搬送コンベア34の各搬送ベルト35A上に載って移動され排紙されるようになっている。
なお、第2の搬送コンベア34の各無端の搬送ベルト35Aは、第1の搬送コンベア31の下高速搬送ベルト33の各無端ベルト33Aと搬送方向に離間すると共に、下高速搬送ベルト33の各無端ベルト33Aの高さよりも段差を有する程度に低い高さに配置されている。このため、第2の搬送コンベア34の上流部の上方には、第1の搬送コンベア31によって搬送され排出される折帖100を、第2の搬送コンベア34の各搬送ベルト35A上に押し付け落し込む押し付け部材として、複数(例えば、6つ)のブラシローラ36が設けられている。
この複数のブラシローラ36は、同軸上に等間隔で設けられ一体となっている。各ブラシローラ36は、その先端側をブラシローラ36の外周面から突出させた2つの押付ブラシ37a,37bを有しており、各押付ブラシ37a,37bの先端側を第2の搬送コンベア34の各無端の搬送ベルト35Aに押し付け可能なように、第2の搬送コンベア34の各無端の搬送ベルト35Aに対向して設けられている。
また、複数のブラシローラ36は、図示しない駆動装置に連結されて回転可能となっており、各ブラシローラ36には、その先端側をブラシローラ36の外周面から突出させるようにして2つの押付ブラシ37a,37bは、各ブラシローラ36の回転軸36aを挟んで180度対向した外周面にそれぞれ配設されている。各押付ブラシ37a,37bが、その先端側を、第2の搬送コンベア34の各無端の搬送ベルト35A上の所定の押付領域において、折帖100を押付可能となっている。
さらに、ブラシロール36よりも下流には、第2の搬送コンベア34の各搬送ベルト35A上に載って走行する折帖100に接触可能なプーリ(ローラ)38aを有する紙押え部材38が設けられている。この紙押え部材38はプーリ38aが従動回転自在に支持されており、第2の搬送コンベア34の各搬送ベルト35A上の折帖100に対して滑らかに押え付けることができるようになっている。また、プーリ38aを支持するアーム38bは揺動可能であって、図示しない駆動装置によって、図2に実線で示す紙押え位置(作動位置)と図2に一点鎖線で示す離隔位置(退避位置)とに移動可能になっている。
(作用・効果)
本発明の第1実施形態にかかる印刷機の排紙装置は上述のように構成されているので、折帖100の排紙時に、次のような作用及び効果が得られる。
まず、印刷用紙が幅広印刷用紙の折帖100Wの場合には、第1の搬送コンベア31において、第3ガイドローラ50を、図3(a)に示すように、上側搬送ベルト32Bが折帖100Wをガイドするガイド位置とする。これにより、排紙時の折帖100Wの両端部は、図1(a)に示すように、下側端部ローラ部42の下側端部ガイド部47に位置する下側搬送ベルト33Bとこれに対向する上側搬送ベルト32Bとに挟持されながら搬送され、下側端部ガイド部47よりも外側にある第1拡径部48で端部を上方に屈曲されながら第2の搬送コンベア34に排出される。また、折帖100Wの幅方向中央も第2拡径部45によって波板状に形成される。
一方、印刷用紙が幅狭印刷用紙の折帖100Nの場合には、第1の搬送コンベア31において、第3ガイドローラ50を、図3(b)に示すように、上側搬送ベルト32Bが折帖100Wから離隔する退避位置とする。これにより、排紙時の折帖100Nの両端部は、図1(b)に示すように、折帖100Nの幅方向両端部は、下側中央ローラ部41の両端から僅かに出て径の大きくなった下側端部ガイド部47に到達しているので、上側搬送ベルト32Bに邪魔されずに、径の大きい下側端部ガイド部47の下側搬送ベルト33Bで端部を上方に屈曲されながら第2の搬送コンベア34に排出される。また、折帖100Wの幅方向中央も第2拡径部45によって波板状に形成される。
したがって、幅広印刷用紙の折帖100Wの場合も幅狭印刷用紙の折帖100Nの場合も、折帖100の幅方向中央が波板状に屈曲され、折帖100の幅方向両端が上向きに湾曲されるので、折帖100の縦方向の剛性が高まって、また中央部の波板形状によっても折帖100の縦方向の剛性が高まって、折帖100の前端側が垂れたり折帖全体が暴れたりしにくくなり、これに起因した端折れが回避される。
また、先行する折帖100の後端側の両側角部が浮き上がっていても、後続の折帖100の前端側の両側角部も浮き上がるので、後続の折帖100の前端側の両側角部が先行する折帖100の後端側の両側にぶつかるおそれも解消され、これに起因した端折れも回避される。
この結果、端折れによる損紙の発生を抑制することができ、折帖が鱗状或いは瓦状に整然と並んで排紙されるようになり、排紙下流部での処理も支障なく行なえるようになり、印刷途中での機械の停止も不要になり、オペレータの負担を軽減し、機械の稼動率低下も回避することができる。
<第2実施形態>
図4は本発明の第2実施形態に係る印刷機の排紙装置の第1ガイドローラの要部を示す、図1に対応した断面図である。
本実施形態は、図4に示すように、第1ガイドローラ40Aが端部で分割されておらず、両端には、下側中央ガイド部44に隣接して直接第1拡径部48が設けられている。
これにより、印刷用紙の幅の変更には対応できないものの、折帖100の左右両端は、第1拡径部48によって情報に湾曲されるので折帖100の縦方向の剛性が高まって、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第3実施形態>
図5は本発明の第3実施形態に係る印刷機の排紙装置の第1ガイドローラの要部を示す正面図である。
本実施形態は、図5に示すように、第1ガイドローラ40Aが端部で分割され、下側中央ガイド部44Bに対して拡径した下側端部ガイド部47Bをそなえ、下側中央ガイド部44Bから軸方向両端(下側端部ガイド部47B側)に行くにしたがって次第に拡径されており、折帖100の幅方向両端を上向きに湾曲させるようになっている。
これにより、印刷用紙の幅の変更には対応できないものの、折帖100の左右両端は、軸方向両端に行くにしたがって次第に拡径された下側中央ガイド部44B、及び、拡径した下側端部ガイド部47Bによって情報に湾曲されるので、折帖100の縦方向の剛性が高まって、第1,2実施形態と同様の効果を得ることができる。
(その他)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した各実施形態のものに限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
例えば、第1ガイドローラの軸方向中央部に、折帖を波板状に湾曲させる第2拡径部が形成されているが、これは省くこともできる。
本発明の第1実施形態にかかる印刷機の排紙装置の第1ガイドローラ部分を一部破断させて示す正面図(図2のA−A矢視断面図)であって、(a)は幅広印刷用紙を適用した状態を示し、(b)は幅狭印刷用紙を適用した状態を示す。 本発明の第1実施形態にかかる印刷機の排紙装置の構成を示す側面図である。 本発明の第1実施形態にかかる印刷機の排紙装置の下側端部ローラ部分を示す側面図(図2の要部を示す図)であって、(a)は幅広印刷用紙を適用した状態を示し、(b)は幅狭印刷用紙を適用した状態を示す。 本発明の第2実施形態にかかる印刷機の排紙装置の第1ガイドローラ部分の要部を一部破断させて示す正面図である。 本発明の第3実施形態にかかる印刷機の排紙装置の第1ガイドローラ部分を一部破断させて示す正面図である。 背景技術にかかる印刷機の排紙装置の第1構成例を示す側面図である。 背景技術にかかる印刷機の排紙装置の第2構成例を示す図であり、(a)はその要部側面図、(b)はその要部断面[図7(a)のB−B矢視断面図]である。 背景技術にかかる印刷機の排紙装置の課題を説明する模式的側面図であり、(a),(b)は折帖の不良な挙動を説明し、(c)は折帖の不良な挙動の結果を説明する図である。 背景技術にかかる印刷機の排紙装置の課題を説明する模式的側面図であり、折帖の一般的な挙動を説明する斜視図である。
符号の説明
1a ウェブ
11 ウェブパスローラ
12 ニッピングローラ
20 断裁装置
21 鋸胴
22 受胴
23 鋸刃
24 鋸刃受
30 排紙装置
31 第1の搬送コンベア
32 上高速搬送ベルト(押付搬送ベルト)
32a〜32d ガイドローラ
32A,32B 無端ベルト
33 下高速搬送ベルト
33a〜33d ガイドローラ
33A,33B 無端ベルト
34 第2の搬送コンベア
35a〜35c 第2ガイドローラ
35A 無端の搬送ベルト
36 ブラシローラ
37a,37b 押付ブラシ
38 紙押え部材
38a プーリ
38b アーム
40 第1ガイドローラ
41 下側中央ローラ部
42 下側端部ローラ部
43 下側中央ローラ面
44 下側中央ガイド部
45 第2拡径部
46 下側端部ローラ面
47 下側端部ガイド部
48 第1拡径部
50 第3ガイドローラ
51 ローラ軸
52 軸
52a 雄ねじ部
53 ブラケット
53a 雌ネジ部
100 折帖
100N 幅狭印刷用紙
100W 幅広印刷用紙の折帖

Claims (7)

  1. 折帖を挟持して搬送する上側搬送ベルト群及び下側搬送ベルト群からなる第1搬送コンベアと、
    前記第1搬送コンベアから排出された前記折帖を受け渡されて前記折帖を並べて搬送する搬送ベルト群からなる第2搬送コンベアと、
    前記第1搬送コンベアから排出された前記折帖を減速して前記第2搬送コンベアの搬送ベルトに押し付ける押し付け部材と、をそなえた、印刷機の排紙装置であって、
    前記第2搬送コンベアにおいて前記折帖を下方からガイドする前記搬送ベルト群のガイド面が前記第1搬送コンベアにおいて前記折帖を下方からガイドする前記下側搬送ベルト群のガイド面に対して段差をつけて下方に位置するように、前記下側搬送ベルト群の下流端の第1ガイドローラと、前記搬送ベルトの上流端の第2ガイドローラとが配置され、
    前記第1ガイドローラにおける軸方向両端部の搬送ベルトをガイドする下側端部ガイド部よりも更に端部側に、前記折帖の幅方向両端を上向きに湾曲させる第1拡径部が形成されている
    ことを特徴とする、印刷機の排紙装置。
  2. 前記第1ガイドローラの軸方向中央部に、前記折帖を波板状に湾曲させる第2拡径部が形成されている
    ことを特徴とする、請求項1記載の印刷機の排紙装置。
  3. 前記第1ガイドローラは、軸方向中央部の搬送ベルトをガイドする下側中央ガイド部を含んだ下側中央ローラ部と、前記下側端部ガイド部を含んだ下側端部ローラ部とに、分割されると共に、
    前記下側端部ガイド部の外径は前記下側中央ガイド部の外径よりも大きく設定され、前記下側端部ガイド部の周速が前記下側中央ガイド部の周速と一致するように、前記下側端部ローラ部は前記下側中央ローラ部よりも低速で回転駆動される
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の印刷機の排紙装置。
  4. 前記下側中央ローラ部は、前記折帖の幅方向両端を上向きに湾曲させるべく、軸方向中央部から軸方向両端に行くに従って次第に拡径されている
    ことを特徴とする、請求項3記載の印刷機の排紙装置。
  5. 前記下側中央ローラ部は、幅狭印刷用紙が通過する領域に対応して軸長及び位置を設定されていると共に、
    前記下側端部ローラ部は、前記下側中央ローラ部と協働して幅広印刷用紙が通過する領域を含むように軸長及び位置を設定されている
    ことを特徴とする、請求項3又は4記載の印刷機の排紙装置。
  6. 前記第1搬送コンベアにおいて前記折帖を上方からガイドする前記上側搬送ベルト群のうちの両端部の上側搬送ベルトは、前記上側搬送ベルト群のうちの他の上側搬送ベルトとは別ルートで移動するように構成され、
    前記両端部の上側搬送ベルトの下流端の第3ガイドローラが、前記第1ガイドローラと対向するように配置され、
    前記第3ガイドローラは、前記第1ガイドローラに接近し前記折帖をガイドするガイド位置と、前記第1ガイドローラから離隔し前記折帖と非接触となる退避位置との間で、位置調整可能である
    ことを特徴とする、請求項5記載の印刷機の排紙装置。
  7. 請求項6記載の印刷機の排紙装置の運転方法であって、
    前記幅広印刷用紙が通過する場合には、前記第3ガイドローラを前記ガイド位置とし、前記幅狭印刷用紙が通過する場合には、前記第3ガイドローラを前記退避位置とする位置設定ステップを実施した上で、運転を開始する
    ことを特徴とする、印刷機の排紙装置の運転方法。
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