JP2010100357A - シート材無停止自動接合装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】先行シート材と後続シート材とを無停止で接合するシート材無停止自動接合装置を提供する。
【解決手段】負圧吸着可能な外周面を有するメインドラムと、先行シート材後端部を切断する第1のロータリーカッターと、該先行シートの後端部と後続シート材の先端部とを重ね合わせた状態で切断する第2のロータリーカッターと、該先行シートの後端部と後続シート材の先端部とを突き合わせた状態で接着テープを貼着する昇降加圧ローラーと、先行シート材と後続シート材とが前記メインドラム外周面上で合流するように配置された搬送路とを具備しており、前記第1のロータリーカッターは前記搬送路に配置され、前記第2のロータリーカッターと前記昇降加圧ローラーは、前記メインドラムの外周面に接するように配置されていることを特徴とする。
【選択図】図3
【解決手段】負圧吸着可能な外周面を有するメインドラムと、先行シート材後端部を切断する第1のロータリーカッターと、該先行シートの後端部と後続シート材の先端部とを重ね合わせた状態で切断する第2のロータリーカッターと、該先行シートの後端部と後続シート材の先端部とを突き合わせた状態で接着テープを貼着する昇降加圧ローラーと、先行シート材と後続シート材とが前記メインドラム外周面上で合流するように配置された搬送路とを具備しており、前記第1のロータリーカッターは前記搬送路に配置され、前記第2のロータリーカッターと前記昇降加圧ローラーは、前記メインドラムの外周面に接するように配置されていることを特徴とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、先行シート材(11)と後続シート材(12)とを無停止で接合するシート材無停止自動接合装置及び方法に関する。
図1は、コイル材を成形部に供給してシート材を成形加工する従来技術を示すものである。コイル材を成形部に供給する先行コイル材1の残量が少なくなると、後続コイル材2に切り替える必要がある。従来、この場合には成形部の設備を停止して、つなぎ部において作業者が手作業で材料端を突き合わせ接合を行っていた。
このため、設備が停止するために、稼動率が若干程度低下するとともに、停止頻度を低減させるために、コイルが大径化する傾向にあった。その結果、設備が大型化して、作業領域の見通し悪化する上、コイル材が数十kgにも及ぶ重量物となって、作業者にとって危険作業となっていた。また、設備を停止するためにコイル材の加減速時の材料廃却ロスも発生していた。停止後に手作業でつなぐ場合、材料端の位置合せの作業時間が長くかかり問題が生じていた。
このため、設備が停止するために、稼動率が若干程度低下するとともに、停止頻度を低減させるために、コイルが大径化する傾向にあった。その結果、設備が大型化して、作業領域の見通し悪化する上、コイル材が数十kgにも及ぶ重量物となって、作業者にとって危険作業となっていた。また、設備を停止するためにコイル材の加減速時の材料廃却ロスも発生していた。停止後に手作業でつなぐ場合、材料端の位置合せの作業時間が長くかかり問題が生じていた。
このような問題に対応して、従来、特許文献1に見られるように、第1、第2のコイル材供給部を設けて、コイル材の交換するための手間を減らすために、センサーで第1コイル材供給部の先行コイル材の終端を検知して、コイル供給を自動的に停止して、第2コイル材供給部の後続コイルを供給する自動化装置が存在したが、端部同士を精度良くつなぐためには、高い突き合せ精度が必要で、コイル供給を停止する必要があった。また、特許文献2にみられるように、収納部に材料溜めを設けて材料交換時に加工機を停止することなく連続した加工を行うようにして、設備稼働率を向上させたものも存在したが、材料溜めにスペースが必要であった。
本発明は、上記問題に鑑み、先行コイル材端部と後続コイル材端部とを無停止で接合するシート材無停止自動接合装置を提供することを課題とするものである。
請求項1の発明は、一の工程から他の工程に向けて供給中の先行シート材と待機中の後続シート材とを有し、上記先行シート材の後端部と、上記後続シート材の先端部とを自動的に接合し、継続して上記他の工程に向けて上記後続シート材を供給するシート材自動接合装置であって、上記自動接合装置は、負圧吸着可能な外周面を有するメインドラムと、上記先行シート材と上記後続シート材とを上記メインドラム外周面上で合流するように搬送する搬送路と、上記先行シート材を上記搬送路上で切断する第1の切断手段と、上記第1の切断手段で切断され上記先行シート材の後端部と上記後続シート材の先端部とを重ね合わせた状態で当該重ね合わせた部位の上記先行シート材と上記後続シート材とを切断する第2の切断手段と、上記第2の切断手段で切断された個所を覆う位置に粘着テープを貼着する貼着手段とを具備しており、上記第2の切断手段と上記貼着手段は、上記メインドラムの外周面にほぼ接するように配置されていることを特徴とする自動接合装置である。
これにより、材料端を重ねて切断し、その位置関係を変えず固定した状態で接合することで、停止せずとも精度良くつなぐことが出来るとともに、材料端を重ねて切断することから突き合わせの精度は問題にならないために、高精度の材料つなぎが高速でも対応可能である。また、切断・接合・切り屑取りの複数工程ゆえに、高速対応のためには必要な設備長さが長くなるが、円弧状で複数工程を配置することで、高速でも非常にコンパクトな機構にできる。この構造・レイアウトにより、無停止かつ高速で材料を送りながらコンパクトな構造で、材料接合が実施可能である。
そして、一事例として挙げるなら、従来、段取り作業にかかっていた時間を本発明ではゼロとし、材料段取りロスもゼロとし、設備高さも、従来は目線以上だったものを、目線以下に抑えることができた。
そして、一事例として挙げるなら、従来、段取り作業にかかっていた時間を本発明ではゼロとし、材料段取りロスもゼロとし、設備高さも、従来は目線以上だったものを、目線以下に抑えることができた。
請求項2の発明は、一の工程から他の工程に向けて供給中の先行シート材と待機中の後続シート材とを有し、上記他の工程に向けて供給する上記先行シート材の後端部と、上記後続シート材の先端部とを自動的に接合するシート材自動接合方法であって、上記先行シート材を切断する第1の切断工程と、上記第1の切断工程で切断され上記他の工程に向けて供給される上記先行シート材の後端部と上記後続シート材の先端部との重ね合わせ工程と、負圧により上記重ね合わせ工程で重ね合わせた状態を維持しつつ、重ね合わせた部位の上記先行シート材と上記後続シート材とを切断する第2の切断工程と、負圧により、上記第2の切断工程で切断した上記先行シート材と上記後続シート材の切断部位の移動を阻止した状態で、当該切断部位を覆うように粘着テープを貼着する貼着工程とを備えることを特徴とするシート材自動接合方法である。
これにより、請求項1の発明と同様な効果がある。
これにより、請求項1の発明と同様な効果がある。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図2は、本発明の一実施態様を示す全体的な概略図である。図3は、本発明の一実施態様であるシート材無停止自動接合装置100の正面図である。
図2において、1は、先行コイル材であり、2は、先行コイル材が残り少なくなってきたときに、切り替えるために待機中の後続コイル材である。コイル材としては、アルミなどのシート材を巻き取ってコイルとしたものである。コイル材から繰り出されたシート材は下流のプレス、打ち抜き、曲げ等の成形部3に供給される。一例としては、熱交換器のフィンの成形などが挙げられる。
図2は、本発明の一実施態様を示す全体的な概略図である。図3は、本発明の一実施態様であるシート材無停止自動接合装置100の正面図である。
図2において、1は、先行コイル材であり、2は、先行コイル材が残り少なくなってきたときに、切り替えるために待機中の後続コイル材である。コイル材としては、アルミなどのシート材を巻き取ってコイルとしたものである。コイル材から繰り出されたシート材は下流のプレス、打ち抜き、曲げ等の成形部3に供給される。一例としては、熱交換器のフィンの成形などが挙げられる。
図3を参照して、本発明の一実施態様であるシート材無停止自動接合装置100を説明する。
先行コイル材1から先行シート材11が、第1搬送路13を通って、成形部3に供給されている。図2に示すように、先行コイル材1は残り少なくなっている。後続コイル材2は、第2搬送路14を通って、その後続シート材12の先端部を先端検知センサー22’で検知して停止させ、待機している状態にある。第1搬送路13とは、先行コイル材1から、第2搬送路14との合流点までを指し、第2搬送路14とは、後続コイル材2から、第1搬送路13との合流点までを指すものとする。この合流点から下流の搬送路を、第3搬送路15と呼ぶ。
先行コイル材1から先行シート材11が、第1搬送路13を通って、成形部3に供給されている。図2に示すように、先行コイル材1は残り少なくなっている。後続コイル材2は、第2搬送路14を通って、その後続シート材12の先端部を先端検知センサー22’で検知して停止させ、待機している状態にある。第1搬送路13とは、先行コイル材1から、第2搬送路14との合流点までを指し、第2搬送路14とは、後続コイル材2から、第1搬送路13との合流点までを指すものとする。この合流点から下流の搬送路を、第3搬送路15と呼ぶ。
後述するシート材無停止自動接合装置100により、先行コイル材1の先行シート材11の後端部が、後続コイル材2の後続シート材12の先端部に接合されて成形部3に供給される。その後、後続コイル材2の残りが少なくなった場合は、現在の後続コイル材2が、今度は先行コイル材となる。一方、前述の先行コイル材1の位置に新たなコイル材が設置されるので、前述の先行コイル材1は、今度は後続コイル材となる。このように先行コイル材1の位置に設置されるコイル材と、後続コイル材2の位置に設置されるコイル材については、先行か後続かは繰り返し交互に変更される。
この場合、先行シート材11の後端部と後続シート材12の先端部との接合の仕方は、先行シート材11の後端部が後述するメインドラム10に接する場合と接しない場合の2通りが考えられる。
そして、先行シート材11の後端部がメインドラム10に接する場合は、メインドラム10からの吸引力を効率良く後続シート材12の先端部に伝達するため先行シート材11の後端部に複数の小径穴を加工しておくのが良い。また、先行シート材11の後端部がメインドラム10に接しない場合は、メインドラム10からの吸引力を効率良く先行シート材11の後端部に伝達するため後続シート材12の先端部に複数の小径穴を加工しておくのが良い。
以上の理由で、シート材が先行シート材11になっても後続シート材12になっても問題ないように先端部と後端部に小径穴を加工しておくのが好ましい。
第1搬送路13に先行コイル材1の先行シート材11が流れ、第2搬送路14に後続コイル材2の後続シート材12が待機している第1の場合と、その逆の第2の場合があるので、以下の説明においては、1を先行コイル材、2を後続コイル材とした第1の場合のみについて述べ、第2の場合については同様なので省略する。
この場合、先行シート材11の後端部と後続シート材12の先端部との接合の仕方は、先行シート材11の後端部が後述するメインドラム10に接する場合と接しない場合の2通りが考えられる。
そして、先行シート材11の後端部がメインドラム10に接する場合は、メインドラム10からの吸引力を効率良く後続シート材12の先端部に伝達するため先行シート材11の後端部に複数の小径穴を加工しておくのが良い。また、先行シート材11の後端部がメインドラム10に接しない場合は、メインドラム10からの吸引力を効率良く先行シート材11の後端部に伝達するため後続シート材12の先端部に複数の小径穴を加工しておくのが良い。
以上の理由で、シート材が先行シート材11になっても後続シート材12になっても問題ないように先端部と後端部に小径穴を加工しておくのが好ましい。
第1搬送路13に先行コイル材1の先行シート材11が流れ、第2搬送路14に後続コイル材2の後続シート材12が待機している第1の場合と、その逆の第2の場合があるので、以下の説明においては、1を先行コイル材、2を後続コイル材とした第1の場合のみについて述べ、第2の場合については同様なので省略する。
第1搬送路13と第2搬送路14には、それぞれ、先行コイル材1の先行シート材11(2が先行コイル材の場合は12)の後端部を切断する第1のロータリーカッター20、20’、送り込みローラー21、21’、先端検知センサー22、22’が、下流方向にこの順序で配置されている。第1のロータリーカッター20、20’、送り込みローラー21、21’、先端検知センサー22、22’は、それぞれ同じものである。
第1のロータリーカッター20は、常時先行シート材11の搬送速度に同期して回転している。先行コイル材1には残存量が自動的に把握できるようにセンサーが設置されている。先行コイル材1の残存量が所定の閾値を下回ると、第1のロータリーカッター20に切断信号を送信する。第1のロータリーカッター20は、後述するように図4の構造を有し、ナイフ刃26が半径方向に出没する。切断信号を受信するとナイフ刃が内部から突出して先行シート材11の後端を切断する。
一方、後続コイル材2は、第2搬送路14を通って、その後続シート材12の先端部が先端検知センサー22’に達すると、その検知信号により送り込みローラー21’を停止させて、後続シート材12を待機状態にする。第1のロータリーカッター20の切断信号が発生したら、先行シート材11の後端と後続シート材12の先端とが、後述の第2のロータリーカッター40の切断位置において、同期速度で走行しながら重なるように、送り込みローラー21’を制御する。なお、後続シート材12の走行起動は、第1のロータリーカッター20の切断信号の発生に限らず、その他センサーを用いて適宜決めればよい。
10は、メインドラムで、外周面には小穴が開いておりメインドラム内部からバキュームによって吸引されており、負圧で搬送中のシート材を吸着保持できるようになっている。第1搬送路13と第2搬送路14との合流点から下流の第3搬送路15は、メインドラム10の外周面の一部から構成されており、合流点から下流方向に順に、第2のロータリーカッター40、先行シート材11の後端切り屑の排出部60、接着テープを貼着する昇降加圧ローラー50が、第3搬送路に沿って、メインドラムにほぼ接するように配置されている。第2のロータリーカッター40、昇降加圧ローラー50については、後ほど詳説する。排出部60には、吸引ダクト61が接続している。
先行シート材11の後端と後続シート材12の先端とが接着テープ52で接合した後は、ガイドローラー74で方向転換するとともに、接合したシート材11、12は、メインドラム10の吸引保持力に打ち勝って剥離し、後工程の成形部3に供給される。71、72、73は、押圧ローラーである。
接合したシート材11、12が剥離した後には、後続のシート材12の先端の切り屑が、メインドラム10に保持されており、吸引ローラー80によって、メインドラム10から剥離されて排出部82から吸引排出される。吸引ローラー80には小穴が開いており、その内部にはメインローラの負圧より強い負圧部81が所定角度範囲で存在している。90は、操作盤である。
次に、第1のロータリーカッター20(20’)と、第2のロータリーカッター40の構造を説明する。両者とも同一の構造をしている。それぞれ、第1の切断手段、第2の切断手段を構成する。
図4は、第2のロータリーカッター40の構造の断面図である。41は、カッタードラムであって、中空軸42に連結している。中空軸43には、カッタードラム41と反対側にベルトプーリー43が固定され、ベルト44で回転駆動されるようになっている。スプロケットやギアで回転してもよい。
図4は、第2のロータリーカッター40の構造の断面図である。41は、カッタードラムであって、中空軸42に連結している。中空軸43には、カッタードラム41と反対側にベルトプーリー43が固定され、ベルト44で回転駆動されるようになっている。スプロケットやギアで回転してもよい。
一方、カッタードラム41の内部には、ナイフ刃46を設けられた刃部45が、半径方向に摺動自在に設けられている。刃部45において、カッタードラム41中心部には、コロ47、48が取付けられている。中空軸42内部には、軸方向に摺動自在に芯棒30が挿入されている。芯棒のカッタードラム41中心部側には、コロ47、48と接触するカム33が形成されており、刃部45を半径方向に摺動させられるようにしている。芯棒の他方の端部には軸受を介して作動シャフト30が連結しており、ソレノイド等(図4には図示されていない)の作動により芯棒の軸方向に移動させることができるようになっている。ソレノイドがONになると、図4において、芯棒30が右方向に移動してカム33の高位置とコロ47、48が接して、ナイフ刃46を突出させることができる。ソレノイドがOFFになるとバネ34により芯棒は元の位置に復帰して、ナイフ刃46をカッタードラム41内に収納する。
このように、第1、第2のロータリーカッター20、20’、40は、カッタードラム41内において、ナイフ刃46を有する刃部45を、カッタードラム41の中空軸42に摺動可能に挿入された芯棒30のカム33により、半径方向に出没自在に構成したものである。
その他の実施態様としては、ナイフ刃が出没しない一般的なロータリーカッターを使用してもよいが、この場合は、定位置で停止した状態から加速させて、シート材の所定箇所を切断するためにロータリーカッター駆動制御が必要となる。ロータリーカッターの代りに、その他、走間切断用の一般的切断手段も適用することができる。
次に、先行シート材11の後端部と後続シート材12の先端部とを突き合わせた状態で接着テープ52を貼着する昇降加圧ローラー50について説明する。
昇降加圧ローラー50は、独立して負圧吸着可能な構造となっており、セッティング時に負圧にすることで、接着テープ52を保持する。
昇降加圧ローラー50は、独立して負圧吸着可能な構造となっており、セッティング時に負圧にすることで、接着テープ52を保持する。
昇降加工ローラー50は、接着テープ52をセッティングする時は停止しているが、それ以外の場合昇降加圧ローラー50はシート材と同期して回転しており、接着テープ52をシート材に貼着する時だけ、昇降加圧ローラー50全体がメインドラムに向けて昇降作動される。貼着制御を簡略にするためには、第2ロータリーカッター40のナイフ刃46と、接着テープ52の位相を一致させておくとよい。第2ロータリーカッター40の切断信号などにより昇降加圧ローラー50全体がメインドラムに向けて移動させる。さらに、先行シート11の後端部と後続シート材12の先端部の切断位置が、下流方向に搬送されて(メインドラム外周面が負圧吸引しているので、切断位置が保持されている)貼着すべき位置に来たとき、接着テープ52がその貼着位置に来るように、第2ロータリーカッター40と昇降加圧ローラー50との相互間距離を決めておくとよい。なお、シート材は通常は定速で成形部に供給されている。
また、昇降加圧ローラー50の接着テープ52位置の位相制御を行えば、昇降加圧ローラー50全体をメインドラムに向けて昇降作動する時期を制御することは容易になる。
また、昇降加圧ローラー50の接着テープ52位置の位相制御を行えば、昇降加圧ローラー50全体をメインドラムに向けて昇降作動する時期を制御することは容易になる。
次に本発明の一実施態様の作動を説明する。
図5の(a)は、第1、第2のロータリーカッター20、40、昇降加圧ローラー50の相互位置関係を示す概略図である。(b)は、先行シート材の後端部が切り落とされた時点Aの状況を示し、(c)は、先行シート材と後続シート材とが重なってまさに切断される直前の時点Bの状況を示し、(d)は、貼着が行われた直後の時点Cの状況を示している。
図5の(a)は、第1、第2のロータリーカッター20、40、昇降加圧ローラー50の相互位置関係を示す概略図である。(b)は、先行シート材の後端部が切り落とされた時点Aの状況を示し、(c)は、先行シート材と後続シート材とが重なってまさに切断される直前の時点Bの状況を示し、(d)は、貼着が行われた直後の時点Cの状況を示している。
第1、第2のロータリーカッター20、40、昇降加圧ローラー50、メインドラム10は、常時回転して、全てシート材の搬送速度vに同期している場合の一実施態様で説明する。
第1、第2のロータリーカッター20、40、昇降加圧ローラー50が、1回転する時間をTとする。全て同径として、角速度をωとする。
第1のロータリーカッター20と第2のロータリーカッター40との距離をL1、第2のロータリーカッター40と昇降加圧ローラー50との距離をL2とする。
第1のロータリーカッター20と第2のロータリーカッター40との位相差をθ1、第1のロータリーカッター20と昇降加圧ローラー50との位相差をθ2とする。
先行シート材の後端部が切り落とされた時点Aから先行シート材と後続シート材とが重なってまさに切断される直前の時点Bまでの時間をt1とし、その間に整数回転n1するものとする。
時点Bから貼着が行われた直後の時点Cまでの時間をt2とし、その間に整数回転n2するものとする。
第1、第2のロータリーカッター20、40、昇降加圧ローラー50が、1回転する時間をTとする。全て同径として、角速度をωとする。
第1のロータリーカッター20と第2のロータリーカッター40との距離をL1、第2のロータリーカッター40と昇降加圧ローラー50との距離をL2とする。
第1のロータリーカッター20と第2のロータリーカッター40との位相差をθ1、第1のロータリーカッター20と昇降加圧ローラー50との位相差をθ2とする。
先行シート材の後端部が切り落とされた時点Aから先行シート材と後続シート材とが重なってまさに切断される直前の時点Bまでの時間をt1とし、その間に整数回転n1するものとする。
時点Bから貼着が行われた直後の時点Cまでの時間をt2とし、その間に整数回転n2するものとする。
次のような式が成立する。
t1=L1/v=n1*T+θ1/ω
t2=L2/v=n2*T+(θ2−θ1)/ω
これにより、vが変化した場合には、θ1、θ2の位相を制御すればよい。制御を簡単にするためには、vは変化しないとし、θ1、θ2をゼロとして、L1、L2を、Tの整数倍(n1、n2)で上記の式を満足するような関係にしておくとよい。
他の実施態様として、第1、第2のロータリーカッター20、20’、40、昇降加圧ローラー50を、常時回転するのではなく、一定角度位置でナイフ刃等を停止しておいて、シート材の端部をセンサーで検知してから、駆動モータを加速制御して所望位置での切断・貼着を行うようにしてもよい。
メインドラム10の外周面は、第2のロータリーカッターの受刃としても機能するので、刃受けとしての必要硬度の材質を選定する必要がある。また、メインドラム10の外周の直径を、第2のロータリーカッターの切断時の刃先軌跡直径の整数倍にして、ギアやスプロケットで連結すれば、刃受け部分を飛び飛びに設ければよいので、刃受け材を効率よく設置することができる。また、受け刃の磨耗による部品交換も、受け刃部のみを交換すればよいため、非常に効率的である。
1 先行コイル材
2 後続コイル材
3 成形部
10 メインドラム
11 先行シート材
12 後続シート材
13 第1搬送路
14 第2搬送路
15 第3搬送路
20、20’ 第1のロータリーカッター
40 第2のロータリーカッター
50 昇降加圧ローラー
60、82 排出部
71、72、73 押圧ローラー
74 ガイドローラー
80 吸引ローラー
2 後続コイル材
3 成形部
10 メインドラム
11 先行シート材
12 後続シート材
13 第1搬送路
14 第2搬送路
15 第3搬送路
20、20’ 第1のロータリーカッター
40 第2のロータリーカッター
50 昇降加圧ローラー
60、82 排出部
71、72、73 押圧ローラー
74 ガイドローラー
80 吸引ローラー
Claims (2)
- 一の工程から他の工程に向けて供給中の先行シート材と待機中の後続シート材とを有し、上記先行シート材の後端部と、上記後続シート材の先端部とを自動的に接合し、継続して上記他の工程に向けて上記後続シート材を供給するシート材自動接合装置であって、
上記自動接合装置は、
負圧吸着可能な外周面を有するメインドラムと、
上記先行シート材と上記後続シート材とを上記メインドラム外周面上で合流するように搬送する搬送路と、
上記先行シート材を上記搬送路上で切断する第1の切断手段と、
上記第1の切断手段で切断され上記先行シート材の後端部と上記後続シート材の先端部とを重ね合わせた状態で当該重ね合わせた部位の上記先行シート材と上記後続シート材とを切断する第2の切断手段と、
上記第2の切断手段で切断された個所を覆う位置に粘着テープを貼着する貼着手段とを具備しており、
上記第2の切断手段と上記貼着手段は、上記メインドラムの外周面にほぼ接するように配置されていることを特徴とする自動接合装置。 - 一の工程から他の工程に向けて供給中の先行シート材と待機中の後続シート材とを有し、上記他の工程に向けて供給する上記先行シート材の後端部と、上記後続シート材の先端部とを自動的に接合するシート材自動接合方法であって、
上記先行シート材を切断する第1の切断工程と、
上記第1の切断工程で切断され上記他の工程に向けて供給される上記先行シート材の後端部と上記後続シート材の先端部との重ね合わせ工程と、
負圧により上記重ね合わせ工程で重ね合わせた状態を維持しつつ、重ね合わせた部位の上記先行シート材と上記後続シート材とを切断する第2の切断工程と、
負圧により、上記第2の切断工程で切断した上記先行シート材と上記後続シート材の切断部位の移動を阻止した状態で、当該切断部位を覆うように粘着テープを貼着する貼着工程とを備えることを特徴とするシート材自動接合方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101326183B1 (ko) | 2012-08-16 | 2013-11-07 | 주식회사 디에이테크놀로지 | 필름 밀착장치 |
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2008
- 2008-10-21 JP JP2008270822A patent/JP2010100357A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101326183B1 (ko) | 2012-08-16 | 2013-11-07 | 주식회사 디에이테크놀로지 | 필름 밀착장치 |
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