JP2010099940A - 転写シート及び転写シートを用いたプリント方法 - Google Patents

転写シート及び転写シートを用いたプリント方法 Download PDF

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【課題】 絵紋様が如何に複雑であってもTシャツなどの衣類に簡単にプリントすることが出来るプリント方法の提供。
【解決手段】 A転写シート、又はB転写シートのどちらか一方に絵柄5を印刷し、該絵柄5を間にしてA転写シートにB転写シートを貼り合わして熱プレスし、次にB転写シート側の基材1,2を剥がし、A転写シート上にB転写シートの樹脂層を移したトリミング転写シートを作成し、該トリミング転写シートのB転写樹脂層側に、トナー6でネガポジの絵紋様を印刷した普通紙7の印刷面を、トリミング転写シートに重ね合わせて上から熱プレスを加え、普通紙7を引き剥がすことによりトリミング転写シートの絵柄はトリミング転写シート基材上の樹脂と共にネガポジの絵紋様に切り抜き取られ、同時に不要部分が除去され、次にトリミング転写シート上に残った絵柄を剥がして接着樹脂面を被転写体に宛てがい、上部より熱プレスしてプリントする。
【選択図】 図6

Description

本発明はTシャツやジャンパー等の衣類に図形、文字、模様等をプリントする方法、及びその際に使用する転写シートに関するものである。
Tシャツやジャンパーなど衣類表面に図形や文字、模様等をプリントすることは従来から行われている。その1つの方法として、剥離性のある紙やフイルム基材上に色を付けたホットメルト樹脂がコーティングされたカラー転写シートを使用し、このカラー転写シートをコンピューターよりデーターを出力してカッター刃の付いたカッティングプロッターで、基材上の色の付いたホットメルト樹脂をトリミングし、次に手作業で不要部分を取り除き、残った部分の絵紋様を、Tシャツやジャンパー等の衣類に当てて熱圧を加えプリントしている。
しかし、この方法では転写シートのカラー色が決まってしまう。その為に、各色多数のカラー転写シートの在庫が必要になってしまい、又フルカラーの絵紋様をプリントすることは出来ない。何よりも、カッティングプロッターでトリミングされたカラー転写シートの不要部分を除去しなくてはならず、デザインによっては小さな漢字のように入り組んだ繊細で小さな絵紋様の場合、カットすることが困難であり、不要部分の除去は手作業のため多大なる時間がかかり過ぎてコスト高になってしまうなどの欠点がある。
すなわち、この方法だと絵紋様のサイズ(外観的な大きさ)が同じであってもデザインやその複雑さによっては、カッティングされた不要部分の除去などの手作業による時間が異なることで、製作コストが違ってしまい、製造原価の見積もりも出来ない。
このように従来のプリント方法には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、絵紋様が如何に複雑であってもTシャツなどの衣類に簡単にプリントすることが出来るプリント方法、及びその際に使用する転写シートを提供する。
本発明に係るプリント方法は、転写シートを用いてTシャツなどの衣類表面に転写するものである。すなわち、カラープリンターで好きな色や絵紋様を描いた転写シートをレーザープリンタやインクジェットプリンタなどの色材に混合されている樹脂トナーに、熱圧を加えて引き剥がすことによって、トリミングと同時に不要部分の除去を行うことで、Tシャツなどに好みの色で表現でき、繊細な絵紋様であってもトリミングされ、同じ時間とコストでプリント出来ることを可能としたプリント方法である。
剥離層を支持した紙又はフイルムから成る基材の上に透明な接着樹脂層と無機鉱物接着樹脂層が積層したA転写シート、又は剥離層を支持した紙又はフイルムから成る基材の上に透明な無機鉱物接着樹脂層と接着樹脂層が積層したB転写シートのどちらか一方にインクジェットプリンタ又はレーザープリンタで絵柄を印刷する。
そして該絵柄を間にしてA転写シートにB転写シートを貼り合わして熱プレスし、次にB転写シート側の基材を剥がし、A転写シート上にB転写シートの樹脂層を移したトリミング転写シートを作成し、該トリミング転写シートのB転写樹脂層側に、トナーでネガポジの絵紋様を印刷した普通紙の印刷面を、トリミング転写シートに重ね合わせて上から熱プレスを加える。
そして、普通紙を引き剥がすことによりトリミング転写シートの絵柄はトリミング転写シート基材上の樹脂と共にネガポジの絵紋様に切り抜き取られ、同時に不要部分が除去され、次にトリミング転写シート上に残った絵柄を剥がして接着樹脂面を被転写体に宛てがい、上部より熱プレスしてプリントすることが出来る。
一方、剥離層を支持した紙又はフイルムから成る基材の上に透明な接着樹脂層と無機鉱物接着樹脂層が積層したA転写シート、又は剥離層を支持した紙又はフイルムから成る基材の上に透明な無機鉱物接着樹脂層と接着樹脂層が積層したB転写シートのどちらか一方にインクジェットプリンタ又はレーザープリンタで絵柄を印刷する。
そして、該絵柄を間にしてA転写シートにB転写シートを貼り合わして熱プレスし、次にB転写シート側の基材を剥がし、A転写シート上にB転写シートの樹脂層を移したトリミング転写シートを作成し、該トリミング転写シートのB転写樹脂層側に、トナーでネガポジの絵紋様を印刷した普通紙の印刷面を、トリミング転写シートに重ね合わせて上から熱プレスを行う。
そして、普通紙を引き剥がすことによりトリミング転写シートの絵柄はトリミング転写シート基材上の樹脂と共にネガポジの絵紋様に切り抜き取られ、同時に不要部分が除去され、次にトリミング転写シート上に残った絵柄を被転写体に宛がい、トリミング転写シートの上部より熱プレスしてプリントすることが出来る。
本発明に係るプリント方法は、A転写シートとB転写シートの2枚を1組として使用し、細かく繊細な絵紋様であってもTシャツなどの衣類表面に正確にプリントすることが出来、しかもこのプリントに際してかかるコストは絵紋様の複雑さや繊細さに影響されることはなく、一定である。勿論、低コストでプリントすることが出来る。しかも、カラープリンターがあれば誰でも手軽にプリントすることが出来る。そして、プリントされた絵紋様は何回洗濯しても剥がれ落ちることはなく、耐洗濯性に優れている。
(実施例1)
ここでは、シルクスクリーン印刷機を用いてコーティング機として説明するが、勿論、ロールコーターなど他のコーティング装置を用いても同様な結果が得られる。
図1はA転写シートの断面拡大図を示し、その製作方法は次の通りである。
普通紙にクレーなどで目止めコートされた用紙1に信越化学社製シリコーンKS3502樹脂溶液をシルクスクリーン印刷機で、乾燥膜厚2μ程度を均一に塗工し、剥離層2を支持した基材1,2を製作した。
上記、基材剥離層2の上に大日本インキ社製ホットメルト系のポリウレタン樹脂クリスボン(商品名4407)をシルクスクリーン印刷機で、乾燥膜厚30〜40μになるように均一に塗工して接着樹脂層3を形成した。
上記、接着樹脂層3の上に酸化ケイ素中にポリエステル/ポリエーテル系ウレタン樹脂を30部混入して信越化学社製シリコーンKS603を3%と油化産業社製エレガンワックス樹脂3%を溶かしたシクロヘキサノン溶液と1:2の割合でミキサーで混合攪拌し、シルクスクリーン印刷機で乾燥膜厚5μの無機鉱物接着樹脂層4を表層面に形成したA転写シートと成る。
又、図2にB転写シートの断面拡大図を示しているが、このB転写シートは次のように製作される。すなわち、上記A転写シートの場合と同じように、普通紙にクレーなどで目止めコートされた用紙1に信越化学社製シリコーンKS3502樹脂溶液をシルクスクリーン印刷機で、乾燥膜厚2μ程度を均一に塗工し、剥離層2を支持した基材1,2を製作した。ここで、無機鉱物接着樹脂層とは、無機鉱物の微粉末の中にプラスチック樹脂を混入したものである。
そして、上記基材剥離層2の上に酸化ケイ素中にポリエステル/ポリエーテル系ウレタン樹脂を60部混入して信越化学社製シリコーンKS603を3%溶かしたシクロヘキサノン溶液と1:3の割合でミキサーで混合攪拌し、シルクスクリーン印刷機で乾燥膜厚5μの無機鉱物接着樹脂層4を形成した。
その上に、大日本インキ社製ホットメルト性のポリウレタン樹脂クリスボン(商品名4407)に酸化ケイ素を1%加えミキサー攪拌後、さらに大日精化社製ダイアロマー2501ポリウレタン樹脂を50部加え、トナー及びインクの受容性を持たせた樹脂を、シルクスクリーン印刷機で、乾燥膜厚15〜20μになるように均一に塗工し、接着樹脂層3を表層面に形成してB転写シートを作成した。
上記、A転写シートにエプソン社製PM−G800インクジェットプリンタで絵柄5を印刷し、そして図3に示すように該A転写シートにB転写シートを太陽精機社製TP600Aの熱プレス機で、温度130℃、圧力250g/cmで15秒間、熱プレスを行い、絵柄5を間にして貼り合わせた。
次にB転写シート側の基材1,2を剥がし、図4に示すように、A転写シート上にB転写シートの樹脂層を移しトリミング転写シートを作成した。
そして、図5に示すように、トリミング転写シートのB転写樹脂層側に、リコー社製 imagio MP2500のトナー6でネガポジの絵紋様を印刷した普通紙7の印刷面を、トリミング転写シートに重ね合わせる。
そして、上から熱プレス機で、温度130℃、圧力250g/cmで15秒間、熱プレスを行う。
そこで、図6に示すように、熱いうちに普通紙7を引き剥がすと、トリミング転写シートの絵柄5はトリミング転写シート基材1,2上の樹脂と共に残る。すなわち、ネガポジのトナー6部分のところが普通紙7に貼り付き、トナー6の載っていない部分はトリミング転写シート上に残こされ、不要部分は瞬時に切り抜き取ることが出来た。
次に図8に示すように、トリミング転写シート上に残ったトリミングされた絵柄5を白Tシャツ9に宛てがい、上部より温度180℃で同様の圧力(250g/cm)と時間(15秒)を加え、冷めてからトリミング転写シートの基材1,2を剥がすならば、図10のように白Tシャツ9に鮮明なプリントを施すことが出来た。ここで、表面層を形成している接着樹脂層3と無機鉱物接着樹脂層4は透明である為に、絵柄5は透けて見える。
一方、図2に示すB転写シートにエプソン社製MP−G800インクジェットプリンタで絵柄5を印刷し、図3に示すようにA転写シートにB転写シートを太陽精機社製TP600A熱プレス機で、温度130℃、15秒間、圧力250g/cmで熱プレスを加え、絵柄5を間にして貼り合わせる場合もある。
次に図4に示すように、B転写シート側の基材を剥がし、A転写シート上にB転写シートの樹脂層を移しトリミング転写シートを作成した。
そして、図5に示すように、トリミング転写シートのB転写樹脂層側に、リコー社製 imagio MP2500のトナー6でネガポジの絵紋様を印刷した普通紙7の印刷面を、トリミング転写シートに重ね合わせ、上から熱プレス機で温度130℃、15秒間、圧力250g/cmの熱プレスを行う。
そこで、図6に示すように、熱いうちに普通紙7を引き剥がすと、トリミング転写シートの絵柄5はトリミング転写シート基材1,2上の樹脂と共に残る。すなわち、ネガポジのトナー6部分のところが普通紙7に貼り付き、トナー6の載っていない部分はトリミング転写シート上に残こされ、不要部分は瞬時に切り抜き取ることが出来た。
次に図8に示すように、トリミング転写シート上に残ったトリミングされた絵柄5を白Tシャツ9に宛てがい、上部より温度180℃で同様の圧力(250g/cm)と時間(15秒)を加え、冷めてからトリミング転写シートの基材1,2を剥がすならば、図10のように白Tシャツ9に鮮明なプリントを施すことが出来た。ここで、表面層を形成している接着樹脂層3と無機鉱物接着樹脂層4は透明である為に、絵柄5は透けて見える。
上記A転写シート、B転写シートのどちらもリコー社製 imagio MP2500のカラーレーザープリンタのトナーで絵柄5を印刷しても、上記同様のトリミング転写シートが作成出来、Tシャツ9にプリントすることが出来た。
そして、プリントして得たそれぞれのTシャツ9をTOSHIBA社製洗濯機 Ginga2.2 にて、15分間水温50℃で洗い、すすぎ15分、脱水5分を3回行ったが、色落ち、剥がれ、浮きが無いことを確認した。
(実施例2)
図1はA転写シートの断面拡大図であり、普通紙にクレーなどで目止めコートされた用紙1に信越化学社製シリコーンKS3502樹脂溶液をシルクスクリーン印刷機で、乾燥膜厚2μ程度を均一に塗工し、剥離層2を支持した基材1,2を製作した。
そして、上記基材1,2の剥離層2の上に大日本インキ社製ホットメルト系のポリウレタン樹脂クリスボン(商品名4407)をシルクスクリーン印刷機で、乾燥膜厚30〜40μになるように均一に塗工し接着樹脂層3を形成した。
上記接着樹脂層3の上に白色顔料となる酸化チタン中に酸化ケイ素5部とにポリエステル/ポリエーテル系ウレタン樹脂を60部混入して信越化学社製シリコーンKS603を3%と油化産業社製エレガンワックス樹脂3%を溶かしたシクロヘキサノン溶液と1:2の割合でミキサーで混合攪拌し、シルクスクリーン印刷機で乾燥膜厚5μの無機鉱物接着樹脂層4を表層面に形成してA転写シートが作成される。
又、図2にB転写シートの断面拡大図を示しているが、このB転写シートは次のように製作される。すなわち、上記A転写シートの場合と同じように、普通紙にクレーなどで目止めコートされた用紙1に信越化学社製シリコーンKS3502樹脂溶液をシルクスクリーン印刷機で、乾燥膜厚2μ程度を均一に塗工し、剥離層2を支持した基材1,2を製作した。
上記、基材1,2の剥離層2の上に酸化ケイ素中にポリエステル/ポリエーテル系ウレタン樹脂を60部混入して信越化学社製シリコーンKS603を3%溶かしたシクロヘキサノン溶液と1:3の割合でミキサーで混合攪拌し、シルクスクリーン印刷機で乾燥膜厚5μの無機鉱物接着樹脂層4を形成した。
その上に、大日本インキ社製ホットメルト性のポリウレタン樹脂クリスボン(商品名4407)に酸化ケイ素を1%加えミキサー攪拌後、さらに大日精化社製ダイアロマー2501ポリウレタン樹脂を50部加えてトナー及びインクの受容性を持たせた樹脂を、シルクスクリーン印刷機で、乾燥膜厚15〜20μになるように均一に塗工し、接着樹脂層3を表層面に形成してB転写シートを作成した。
図3に示すように、A転写シートにリコー社製 imagio MP2500のカラーレーザープリンタのトナーで絵柄5を印刷し、A転写シートにB転写シートを太陽精機社製TP600A熱プレス機で、温度130℃、15秒間、圧力250g/cmで熱プレスを加え、絵柄5を間にして貼り合わせた。
次にB転写シート側の基材1,2を剥がし、図4に示すようにA転写シート上にB転写シートの樹脂層を移しトリミング転写シートを作成した。
図5に示すように、トリミング転写シートのB転写樹脂層側に、リコー社製 imagio MP2500のトナー6でネガポジの絵紋様を印刷した普通紙7の印刷面を、トリミング転写シートに重ね合わせる。そして、上から熱プレス機で温度130℃、15秒間、250g/cmの熱プレスを行う。
そこで、図6に示すように、熱いうちに普通紙7を引き剥がすと、トリミング転写シートの絵柄5はトリミング転写シート基材1,2上の樹脂と共に残る。すなわち、ネガポジのトナー6部分のところが普通紙7に貼り付き、トナー6の載っていない部分はトリミング転写シート上に残こされ、不要部分は瞬時に切り抜き取ることが出来た。
次に、図7に示すごとくトリミング転写シート上に残ったトリミングされた絵柄をリンテック社製のリタック粘着シール8でトリミング転写シートより受け取り、これを図9に示すように黒Tシャツ9に宛てがい、上部より温度130℃、15秒間、圧力250g/cmで熱プレスを加えた。そして、少し冷めてからリタック粘着シール8を剥がしてみると、図11のように黒Tシャツ9にトリミングされた鮮明な絵柄をプリントすることが出来た。
ところで、トナー6で絵柄を印刷する転写シートをA転写シートではなく、B転写シートとすることも出来る。すなわち、B転写シートにリコー社製 imagio MP2500のカラーレーザープリンタのトナー6で絵柄を印刷し、図3に示すようにA転写シートにB転写シートを太陽精機社製TP600A熱プレス機で温度130℃、15秒間、圧力250g/cmで熱プレスを加え、絵柄を間にして貼り合わせる場合もある。
その後の工程は前記実施例と同じであり、図4のように、B転写シート側の基材1,2を剥がし、A転写シート上にB転写シートの樹脂層を移しトリミング転写シートを作成する。そして、図5のようにトリミング転写シートのB転写樹脂層側に、リコー社製 imagio MP2500のトナーでネガポジの絵紋様を印刷した普通紙の印刷面を、トリミング転写シートに重ね合わせ、上から熱プレス機で温度130℃、15秒間、250g/cmの熱プレスを行い、熱いうちに普通紙7を引き剥がすと、図6のようにネガポジのトナー6部分のところが普通紙7に貼り付き、トナー6の載っていない部分はトリミング転写シート上に残こされ、不要部分は瞬時に切り抜き取ることが出来た。
次に、図7に示すごとくトリミング転写シート上に残ったトリミングされた絵柄をリンテック社製のリタック粘着シール8でトリミング転写シートより受け取り、これを図9に示すように黒Tシャツ9に宛てがい、上部より温度130℃、15秒間、圧力250g/cmで熱プレスを加えた。そして、少し冷めてからリタック粘着シール8を剥がしてみると、図11のように黒Tシャツ9にトリミングされた鮮明な絵柄をプリントすることが出来た。
ところで、プリントして得たそれぞれのTシャツ9をTOSHIBA社製洗濯機 Ginga2.2 にて、水温50℃で15分洗い すすぎ15分 脱水5分を3回行ったが、色落ち、剥がれ、浮きが無いことを確認した。
A転写シート。 B転写シート。 A転写シートとB転写シートを貼りあわせた状態の模式図。 トリミング転写シート。 トリミング転写シートにトナーでネガポジ印刷した普通紙を合わせ押さえている模式図。 トリミング転写シートより普通紙を剥がしたところの模式図。 トリミング転写シート上のトリミングされた絵柄をリタック粘着シールに受け取り移したところの模式図。 図6のトリミングされたトリミング転写シートをTシャツに宛がっている模式図。 図7のリタック粘着シールに移された絵柄をTシャツに宛がっている模式図。 それぞれトリミングされた絵柄がTシャツに転写プリントされた模式図。 それぞれトリミングされた絵柄がTシャツに転写プリントされた模式図。
符号の説明
1 目止めコートした用紙
2 剥離層
3 接着樹脂層
4 無機鉱物接着樹脂層
5 トナーインク色材で印刷された絵柄
6 トナー
7 普通紙
8 リタック粘着シール
9 Tシャツ

Claims (3)

  1. 剥離層を支持した紙又はフイルムから成る基材の上に透明な接着樹脂層と無機鉱物接着樹脂層が積層したA転写シート、又は剥離層を支持した紙又はフイルムから成る基材の上に透明な無機鉱物接着樹脂層と接着樹脂層が積層したB転写シートのどちらか一方にインクジェットプリンタ又はレーザープリンタで絵柄を印刷し、該絵柄を間にしてA転写シートにB転写シートを貼り合わして熱プレスし、次にB転写シート側の基材を剥がし、A転写シート上にB転写シートの樹脂層を移したトリミング転写シートを作成し、該トリミング転写シートのB転写樹脂層側に、トナーでネガポジの絵紋様を印刷した普通紙の印刷面を、トリミング転写シートに重ね合わせて上から熱プレスを加え、普通紙を引き剥がすことによりトリミング転写シートの絵柄はトリミング転写シート基材上の樹脂と共にネガポジの絵紋様に切り抜き取られ、同時に不要部分が除去され、次にトリミング転写シート上に残った絵柄を剥がして接着樹脂面を被転写体に宛てがい、上部より熱プレスしてプリントすることを特徴とする転写シートのプリント方法。
  2. 剥離層を支持した紙又はフイルムから成る基材の上に透明な接着樹脂層と無機鉱物接着樹脂層が積層したA転写シート、又は剥離層を支持した紙又はフイルムから成る基材の上に透明な無機鉱物接着樹脂層と接着樹脂層が積層したB転写シートのどちらか一方にインクジェットプリンタ又はレーザープリンタで絵柄を印刷し、該絵柄を間にしてA転写シートにB転写シートを貼り合わして熱プレスし、次にB転写シート側の基材を剥がし、A転写シート上にB転写シートの樹脂層を移したトリミング転写シートを作成し、該トリミング転写シートのB転写樹脂層側に、トナーでネガポジの絵紋様を印刷した普通紙の印刷面を、トリミング転写シートに重ね合わせて上から熱プレスを加え、普通紙を引き剥がすことによりトリミング転写シートの絵柄はトリミング転写シート基材上の樹脂と共にネガポジの絵紋様に切り抜き取られ、同時に不要部分が除去され、次にトリミング転写シート上に残った絵柄を被転写体に宛がい、トリミング転写シートの上部より熱プレスしてプリントすることを特徴とする転写シートのプリント方法。
  3. 剥離層を支持した紙又はフィルムから成る基材を有し、この基材上に接着樹脂層、その上に無機鉱物の微粉末の中にプラスチック樹脂を混入した無機鉱物接着樹脂層からなるAシートと、剥離層を支持した紙又はフィルムから成る基材上に無機鉱物の微粉末の中にプラスチック樹脂を混入した無機鉱物接着樹脂層と、その上に接着樹脂層を積層したB転写シートの2枚1組で構成することを特徴とする転写シート。
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