JP2010099821A - 劣化したスローアウェイ・バイトの先端刃部r(ノーズアールと呼ばれる)と直線刃部の研磨ができる再生研磨装置 - Google Patents

劣化したスローアウェイ・バイトの先端刃部r(ノーズアールと呼ばれる)と直線刃部の研磨ができる再生研磨装置 Download PDF

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英夫 中川
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Abstract

【課題】 劣化して使用不可能となったスローアウェイ・バイトを研磨して、再度使用可能とするための装置の提供
【解決手段】 劣化したスローアウェイ・バイトを研磨する装置で、スローアウェイ・バイトを搭載し固定する位置決め冶具2のバイトセットホルダーと、2を前進・後退させる4の前進・後退ブロックと、劣化スローアウェイ・バイト研磨を実施する円盤ダイアモンド砥石18と回転させるインダクション・モーター17からなる。
【選択図】図1

Description

劣化したスローアウェイ・バイトを指定の取付台にセットすれば、先端Rと直線刃部を容易に研磨でき、廃棄物となるべき同バイトが、再度バイトとして金属加工が可能になるように設計・製作された再生研磨装置
▲1▼開2742784「ドリル製造用のブランク材とドリル」 ▲2▼開2008−221352(P2008−221352A)「研磨方法及び研磨装置」 ▲3▼2006−82139(P2005−82139A)「乾式研磨装置及び乾式研磨方法」 ▲1▼「切削理論とバイト刃先の形状」名古屋大学第二装置開発 河合利秀氏 論文 (2007.10.01) ▲2▼バイト研磨台の設計製作 福島県立郡山高等技術専門学校 今泉孝仁氏 論文
現在の工作機械加工の大半はNCプログラムによる自動工作機械によって占められている。
よってNCプログラムはそのままに、なるべく補正作業を廃し、そのまま加工プログラムとして継続するには、劣化スローアウェイ・バイトの交換の際、スローアウェイ・バイトのみのワンタッチ交換が要求される。
交換しようとするスローアウェイ・バイトは劣化すると研磨できず、廃棄物とされる。
本発明は、このような従来の課題を解決すべく鋭意研究・考察を重ねた結果、劣化スローアウェイ・バイトを廃棄物とせず、再利用を可能とする極めて便利で付加価値の高い研磨装置を発明した。
劣化スローアウェイ・バイトの再生が可能となったことにより、世界中の各企業にデッドストックとして眠っている劣化スローアウェイ・バイト群が蘇ることで、その経済効果は計り知れない。
同一平面上でスローアウェイ・バイトの先端R(0.2〜3.2mm)部分の回転研磨と直線刃部研磨が円盤ダイアモンド砥石の端面で同時姿勢研磨できる装置。
以下、実施するための態様について図1乃至図2を参照して説明する。
図1−1は、本発明に係わる劣化スローアウェイ・バイトを再研磨する装置の全体斜視図である。
図1−2は、本装置の研磨部拡大図である。
図1−3は、本装置のA視正面図である。
図2−1は、スローアウェイ・バイトの標準形状である。
図2−2、2−3は、本装置で研磨加工される劣化スローアウェイ・バイトの研磨すべき個所である。
本発明の再生研磨装置は、スローアウェイ・バイト形状ごとにセット可能な2のバイトセットホルダーが前進・後退・回転することで、スローアウェイ・バイト先端のR形成部図2−2(ノーズアール)と直線刃部図2−3がJIS規定通りの数値に対応した形状研磨が可能となった。
また、装置全体は鉄(材質:S45C)を主体としているが、図1の4・6・9・16は硬質樹脂又はアクリルとしてもよい。
11の搭載台用ストッパを外し、10のユニット搭載台用レールをクランプしている9のユニット搭載ベースの切り欠き部右側にセットされている9−1のユニット脱着位置決めボルトを緩め、9のユニット搭載ベース全体を引き出し、劣化スローアウェイ・バイト形状に合致した2のバイトセットホルダーを選びセットした後、再び10のユニット搭載台用レールに9のユニット搭載ベースを戻す。
2のバイトセットホルダーは、7の前進・後退ハンドルを左右に回すことで5のホルダー摺動用レールを介し、4の前進・後退ブロックに伝達され、右に回せば2のバイトセットホルダーに装着されている図2−2の劣化スローアウェイ・バイトのノーズアール部が前進、18の円盤ダイアモンド砥石端面に接触、ハンドル操作により1/100ごとの単位で目的としている劣化部(先端R部及び直線刃部)の研磨加工ができる。
図2−3の劣化スローアウェイ・バイト直線刃の研磨は、現在設定位置のまま14の回転駆動ハンドルを時計回りに回転させれば、ノーズアール研磨量と同等分の研磨が可能となる。
同様に反時計回りに回転させれば、図2−3の直線刃部が研磨される。
現在、NC旋盤・マシニングセンタ等で切削加工に使用しているスローアウェイ・バイトは、劣化すると廃棄処分となる。つまり使い捨てとしているが、新品購入時の価格が比較的高価なため、廃棄処分出来ず、デッドストックとなっている。
このようなデッドストック群が再度切削加工に利用されることにより、その産業上の経済的利用効果は大きく、スローアウェイ・バイトの新品を購入した際でも、その寿命は飛躍的に延びることとなり、購入企業側の商品購入価格を大幅に引き下げたことと同等となるため、大幅なコストカットに貢献できる。
劣化スローアウェイ・バイトを再生研磨する装置の全体斜視図と、研磨部拡大図、A視正面図である。 本装置で研磨加工されるスローアウェイ・バイトの標準形状である。
符号の説明
1 劣化スローアウェイ・バイト
2 バイトセットホルダー
3 ホルダー固定蝶ネジ
4 前進・後退ブロック
5 ホルダー摺動用レール
5−1 ユニット取付ベース
6 ハンドル固定台
7 前進・ 後退ハンドル
8 引張コイルバネ
9 ユニット搭載ベース
9−1 ユニット脱着位置決めボルト
10 ユニット搭載台用レール
11 搭載台用ストッパ
12 可動ロータリーテーブル
12−1 テーブル回転センター
13 固定ロータリーテーブル
14 回転駆動ハンドル
15 円摺動・固定調整ボルト
16 システムベース
17 インダクションモーター
18 円盤ダイアモンド砥石

Claims (1)

  1. 劣化スローアウェイ・バイトの刃先R(ノーズアール)と直線刃部を研磨する装置であって、該装置が劣化スローアウェイ・バイトを固定する冶具と劣化スローアウェイ・バイトを研磨のため動作させる直動ユニット・回転台及び円盤ダイアモンド砥石・モーターからなることを特徴とする劣化スローアウェイ・バイト再生研磨装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5728855U (ja) * 1980-07-24 1982-02-15
JPS61100352A (ja) * 1984-10-22 1986-05-19 Toyota Banmotsupusu Kk 研削工具
JPS63201045U (ja) * 1987-06-11 1988-12-26

Patent Citations (3)

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