JP2010098826A - 車両用回転電機 - Google Patents

車両用回転電機 Download PDF

Info

Publication number
JP2010098826A
JP2010098826A JP2008266593A JP2008266593A JP2010098826A JP 2010098826 A JP2010098826 A JP 2010098826A JP 2008266593 A JP2008266593 A JP 2008266593A JP 2008266593 A JP2008266593 A JP 2008266593A JP 2010098826 A JP2010098826 A JP 2010098826A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic poles
electrical machine
rotating electrical
claw
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008266593A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5268553B2 (ja
Inventor
Yosuke Umezaki
洋介 梅▲崎▼
Hisaya Shimizu
尚也 清水
Kenichi Yoshida
健一 吉田
Kazuto Oyama
和人 大山
Yoshiaki Honda
義明 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2008266593A priority Critical patent/JP5268553B2/ja
Publication of JP2010098826A publication Critical patent/JP2010098826A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5268553B2 publication Critical patent/JP5268553B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Synchronous Machinery (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

【課題】無負荷誘起電圧を低減しつつ、高効率かつ高出力な車両用回転電機の提供。
【解決手段】固定子には、相数Phの固定子コイルが結線数Ncを持って保持されている。回転子のロータコア20に形成された隣接する爪磁極21a,21bの隙間には、爪磁極21a,21bの漏れ磁束を反発させる方向に着磁された永久磁石が設けられている。そして、爪磁極21a,21bの隙間のギャップ寸法Gpと、ロータコア20の外径をDrとし爪磁極21a,21bの数をPとした時の長さLrs=Dr×sin(360×Nc/(2×P×Ph))との比Gp/Lrsを、0.8〜1.2に設定した。その結果、漏れ磁束が抑えられて無負荷誘起電圧が低減されると共に、高効率かつ高出力を得ることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両走行時には発電機として動作し、エンジン停止時には始動機として動作する発電機兼エンジン始動装置として用いるに好適な車両用回転電機に関する。
従来、爪型磁極を回転子に持つ車両用回転電機では、隣接した爪型磁極間の漏れ磁束を反発させる方向に着磁された磁石を配置している。そのような回転電機において、高効率かつ高出力を得るためには、固定子鉄心の軸方向長さL1と回転子円筒部の軸方向長さL2の比率L1/L2を1.25〜1.75の範囲に設定し、且つ回転子の外径R1と円筒部の外径R2の比率R2/R1を0.54〜0.60の範囲に設定したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開11−164499号公報
しかしながら、上述した回転電機では、隣接した爪型磁極間の距離によっては漏れ磁束の磁界が磁石の作る磁界よりも強くなり、磁石が有効に働かない場合がある。このような場合、モータ回転数が10000r/min以上というような高速回転時には、無負荷誘起電圧が大きくなり過ぎて車両系電圧を超過するという問題があるが、上述した特許文献1には、無負荷誘起電圧を低減することについては何ら記載されていなかった。
本発明に係る車両用回転電機は、回転軸に固定される円筒状の継鉄部、該継鉄部の外周に巻回される界磁巻線、継鉄部の軸方向両端からそれぞれ外径方向へ延出する第1および第2の円盤部、第1の円盤部の外周から第2の円盤部の方向へ延出する複数の第1の爪磁極、第2の円盤部の外周から第1の円盤部の方向へ延出し、周方向に沿って第1の爪磁極と交互に配置される複数の第2の爪磁極、および、第1の爪磁極と第2の爪磁極との隙間に配置され、それらの爪型磁極間の漏れ磁束を反発させる方向に着磁された永久磁石を具備する回転子と、回転子の外周側に微小隙間を保って配置され、相数Phの電機子巻線が結線数Ncを持って保持されている固定子とを備え、隣接する爪型磁極間のギャップ寸法Gpと、回転子の外径をDrとし爪型磁極の数をPとした時の長さLrs=Dr×sin(360×Nc/(2×P×Ph))との比Gp/Lrsを、0.8〜1.2に設定したことを特徴とする。
さらに、第1および第2の円盤部の厚みRtと継鉄部の軸方向長さLyとの比Rt/Lyを、0.35〜0.45に設定するようにしても良い。
また、永久磁石の断面形状を、隙間の幅方向の寸法がWで径方向の高さ寸法がHの矩形状とし、そのときの比H/Wを0.4〜0.6に設定するようにしても良い。
本発明によれば、無負荷誘起電圧を低減しつつ、高効率かつ高出力な車両用回転電機が得られる。
以下、図を参照して本発明の一実施形態による車両用回転電機について説明する。図1は、本実施の形態の回転電機を搭載した車両のパワートレインシステムの概略構成を示す図である。図1に示す車両は、内燃機関であるエンジンと101を動力源としたエンジンパワートレインである。図1において106bは後輪を示し、107bは後輪車軸を示す。エンジン101の回転駆動力は変速機104、デファイレンシャルギア105、前輪車軸107aを介して前輪106aに伝えられる。
回転電機100はエンジン101に取り付けられており、エンジンプーリー101aと回転電機100のプーリー21がベルト102にて機械的に連結されている。本実施の形態の回転電機100は、エンジン101に回転駆動力を与える電動機としての機能を有するとともに、エンジン101から回転駆動力を受けて発電を行う発電機としても機能する。
回転電機100が電動機として動作する場合には、整流装置110は、バッテリー108からの直流電力を3相交流電力に変換し、電力ケーブル33を介して回転電機100に供給する。また、整流装置110に組み込まれた界磁回路は、バッテリー108からの電流が所望の電流値となるように調整して、回転電機100の界磁巻線に電力を供給する。
整流装置110は、エンジンコントロールユニット109からの運転指令値や回転位置検出装置のセンサ信号等の入力信号に応じた指令信号を算出し、この指令信号から駆動信号を生成する。さらに、この駆動信号に基づいて整流装置110内の整流素子をオン・オフ駆動する。整流素子にはMOSFET(金属酸化物半導体型電解効果トランジスタ)が用いられている。また、MOSFETの替わりにIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)を用いることもできる。また、整流装置内110の界磁回路部分では、上記入力信号から回転電機100の界磁コイルに流す電流値を算出する。そして、界磁駆動回路内のスイッチング素子のデューティを制御してバッテリー108の直流電力から所望の界磁電流を生成し、信号線111を介して回転電機100に供給する。
一方、回転電機100が発電機として動作する場合には、エンジン101の回転駆動力を受けて回転電機100の回転子が回転し、回転電機100の固定子コイルに起電力が誘起されて3相交流電力が発生する。発生した3相交流電力は、整流装置110により直流電力に変換され、バッテリー108に供給される。整流装置110内の界磁駆動回路部では、バッテリー108の充電状態や、回転電機100の回転数等の情報等に基づいて回転電機100の界磁巻線に流す電流値が算出される。そして、界磁駆動回路内のスイッチング素子のデューティを制御することで、バッテリー108の直流電力から所望の界磁電流を生成し、信号線111を介して回転電機100に供給する。
図1に示す車両は複数の運転モードを有しており、エンジンコントロールユニット109は、各運転モードに応じてエレクトリックパワートレインの駆動を制御する。エンジンコントロールユニット109と整流装置110との間はCANやLIN等の通信手段112が設けられ、相互の信号通信を行っている。
エンジン101が初期始動モードにある時、すなわち、エンジン101が冷えている状態においてイグニションキースイッチがオンされエンジン101が始動されるコールド始動の場合には、バッテリー108からの電力をスタータ103に供給して、スタータ103を駆動させる。これにより、エンジン101は始動する。
エンジン101が再始動モード(アイドルストップモード)にある場合には、エンジンコントロールユニット109から整流装置110に駆動信号が送られ、整流装置110は、バッテリー108の直流電力を交流に変換して回転電機100に供給する。なお、再始動モード(アイドルストップモード)とは、例えば、信号待ちなどの停車時などのようにエンジン101が温まっていて、かつ、イグニションキーがオンの状態において、エンジン101を一旦停止させ、再発車時にエンジン101を再始動(ホット始動)させるモードである。
エンジンコントロールユニット109は、エンジン101が完爆状態になったと判断した際には、回転電機100が発電機として働くよう整流装置110に指令を送る。なお、バッテリー108の充電状態が低い場合や、エンジン101が充分に温まっていない時など、エンジンコントロールユニット109がエンジン101を停止するべきでないことを判断した際には、エンジン101を停止せず駆動を継続する。
図2は、回転電機100の全体構成を示す断面図である。本実施形態の回転電機100は爪型磁極回転子を有する3相同期回転電機であり、バッテリー108等の直流電力を3相交流電力に変換するインバータ装置90が一体化されている。このインバータ装置90は図1に示した整流装置110に対応するものであり、整流装置110を回転電機100に一体化させた場合の構成を示している。固定子1はフロント側ハウジング3とリア側ハウジング4とにより挟持され、固定子1の外周はフロント側ハウジング3に覆われた構造となっている。固定子1に設けられた固定子鉄心11のスロットには、3相分の固定子コイル12が波巻により巻回されている。
なお、固定子1の外周とフロント側ハウジング3との間の熱伝導を向上させるために、熱伝導率の良い樹脂などを介在させても良い。また、このような樹脂を設けることにより、電磁振動の抑制を図ることができる。
回転子2は、固定子1の内周側に微小隙間を保って対向配置されている。回転子2は、複数の第1の爪磁極21aと、複数の第2の爪磁極21bと、継鉄部22とを有するルンデル型のロータコア20を備えている。継鉄部22の外周には、ボビン26を介して界磁コイル23が巻回されている。ボビン26は絶縁性を有する材料(例えば、樹脂)で形成されている。界磁コイル23には、ブラシ6及びスリップリング7を介して界磁電流が供給される。界磁コイル23に界磁電流を通電することにより、発電や駆動に必要な界磁磁束が発生する。第1の爪磁極21aと第2の爪磁極21bとの間には、永久磁石24がそれぞれ挿入されている。これらの永久磁石24を設けることで、界磁電流により発生した界磁磁束の効果を、より向上させるようにしている。
ロータコア20が固定されているシャフト5は、フロント側ハウジング3に取り付けられているフロント側ベアリング8とリア側ハウジング4に取付けられているリア側ベアリング9とによって回転可能に支持されている。シャフト5の一方の端部には、プーリー15が固定されている。図1に示したように、プーリー15とエンジン101のクランクシャフトプーリー101aとの間にはベルト102が架け回される。回転子2のロータコア20の両端面には、フロント側ファン16a、リア側ファン16bが取り付けられている。リア側ハウジング4には、樹脂等で形成された絶縁性のケース91が固定されている。ケース91内にはインバータ装置90が収納されている。
図3はロータコア20の構成を説明するための斜視図である。上述したように、ロータコア20は第1の爪磁極21a、第2の爪磁極21bおよび継鉄部22を備えている。さらに、ロータコア20は継鉄部22の軸方向両端に配置される第1および第2の円盤部25a,25bを備えている。第1の爪磁極21aは第1の円盤部25aの外周部に一体に形成されており、第1の円盤部25aの外周部から第2の円盤部25bの方向へ伸延している。一方、第2の爪磁極21bは第2の円盤部2bの外周部に一体に形成されており、第1の円盤部25aの方向へ伸延している。互いに噛み合うよう形態で配置された第1および第2の爪磁極21a,21bとは、所定の間隔で周方向に交互に配置されている。
図3ではロータコア20を3ピース構造としたが、図4はロータコア20を2ピース構造とした場合の構成を示す図である。この場合、各円盤部25a,25bの中央部分に継鉄部22a,22bが一体に形成されている。円盤部25a,25bは、互いの継鉄部22a,22bが当接するようにシャフト5に固定され、一対の継鉄部22a,22bによって図3に示す継鉄部22が構成される。
前述したように、継鉄部22の周囲に巻回されている界磁コイル23に界磁電流を通電すると、第1および第2の爪磁極21a,21bの一方にはN極が形成され、他方にはS極が形成される。その結果、ロータコア20には、N極とS極とが周方向に交互に形成されることになる。第1の爪磁極21aと第2の爪磁極21bとの間に配置されている永久磁石24は周方向に着磁されており、N極が形成された爪磁極に対向する面側がN極に、S極が形成された爪磁極に対向する面側がS極になっている。そのため、爪磁極21a,21bを通る界磁磁束は永久磁石24によって反発されるように固定子鉄心11(図2参照)に入る。すなわち、永久磁石24は、爪磁極21a,21b間に形成される漏れ磁束を低減するように機能している。漏れ磁束とは、固定子コイルと鎖交しない磁束、すなわち、固定子鉄心11へ入らずに、N極の爪磁極から隣のS極の爪磁極に直接入ってしまう磁束のことである。この漏れ磁束が小さいほど、発電機または電動機としての効率が向上する。
しかしながら、第1の爪磁極21aと第2の爪磁極21bとの間隔(後述するポールギャップGp)の大きさによっては、漏れ磁束の磁界が永久磁石24の作る磁界よりも強くなり、上述した永久磁石24の機能が有効に働かなくなる場合がある。また、界磁電流がゼロ(すなわち無励磁)とされた場合、爪磁極の間隔が小さいと、永久磁石24が形成する磁束が隣接する爪磁極間に漏れやすくなり、漏れ出た磁束が固定子コイルと鎖交して誘起電圧が生成されることになる。電機子電流ゼロ、界磁電流ゼロのときの誘起電圧は無励磁無負荷誘起電圧と呼ばれるが、前述したように、回転電機100の回転数が毎分10000回転を超える高速回転時には、無励磁無負荷誘起電圧が車両系電圧を超過してしまうという問題がある。本実施の形態の回転電機100では、以下に説明するように爪磁極間隔やロータコア20の寸法を設定することでこれらの問題点を改善し、高効率かつ高出力を得られるようにした。
図5〜7は、ロータコア20の各部の寸法関係を示す図である。図5はロータコア20の断面形状(半断面)を示したものである。図5に示すように、ロータコア20の外径(直径)をDr、円盤部25a,25bの厚さ(軸方向寸法)をRt、継鉄部22の厚さ(軸方向寸法)をLyとする。なお、円盤部25a,25bは同一厚さRtに設定されている。
[ポールギャップGpの設定方法]
図6は永久磁石24が挿入される部分の寸法を示す図である。図3,4に示すように爪磁極21a,21bの外周面の形状は先細りの台形状をしており、爪磁極21a,21bに形成され永久磁石24が挿入される隙間は、軸方向に対して斜めになっている。図6は、この斜めになっている隙間の一つをその斜め方向から見た図であり、隙間の断面形状はU字形状になっている。図7は、隣接する一対の爪磁極21a,21bとその間に形成された隙間とを、外周側から見た図である。
各爪磁極21a,21bには鍔部200が形成されていて、永久磁石24は鍔部200よりも内側(軸側)に保持される。なお、永久磁石24は単体で構成されても良く、複数の磁石で構成されていても良い。そのため、爪磁極21a,21bの永久磁石24が保持される部分の幅寸法は、鍔部200が形成されている部分の幅寸法よりも小さくなっている。すなわち、鍔部200部分のギャップ寸法(以下ではポールギャップと呼ぶ)をGp、鍔部200部分の幅寸法をLpとすると、永久磁石が保持される部分の幅寸法はGp+2Lpとなる。なお、ここでの幅寸法とは、図7に示すように、隙間の延在方向に対して直交する方向の寸法(最短距離)を指す。
ここで、固定子鉄心11の隣り合う2つのティースの中心間の角度を固定子1スロット分の角度とすれば、この固定子1スロット分の角度に対応する回転子2の外径(すなわち、ロータコア20の外径)における弦長さLrsは、式(1)で表される。なお、式(1)において、Pは爪磁極21a,21bの総数、すなわち回転子2の磁極数であり、PhおよびNcは固定子巻線の相数および結線数である。
Lrs=Dr×sin(360×Nc/(2×P×Ph)) …(1)
前述したように、爪磁極21a,21b間のポールギャップGpの大きさによって永久磁石24の機能が有効に働かなくなり、漏れ磁束が多くなり(すなわち鎖交磁束が少なくなり)発電時の出力電流が小さくなってしまう場合がある。
図8はポールギャップGpと漏れ磁束および出力電流との関係を図示したものである。なお、図8では、磁極数Pに関係なくロータコア20の外径Drは同一に設定されている。漏れ磁束および出力電流を示す曲線の形状は、回転子2の磁極数Pが異なっていてもほぼ同一形状をしている。一方、磁極数Pが異なると曲線が左右方向にずれており、例えば、磁極数P=12における漏れ磁束曲線に対して、磁極数Pが8の場合の漏れ磁束曲線は右側にシフトし、磁極数Pが16の場合には左側にシフトしている。
磁極数Pが増加するとポールギャップGpが小さくなるが、同時に弦長さLrsも小さくなる。そのため、固定子と回転子との寸法関係が相対的にほぼ同じとなり、漏れ磁束および出力電流もほぼ同様の傾向となることが推測される。すなわち、図9に示すように横軸としてポールギャップGpの代わりに比率Gp/Lrsを用いることで、磁極数によらず漏れ磁束および出力電流を同一の曲線で表すことができることが分かった。
図9に示す漏れ磁束曲線L3は左上がりの曲線となり、比率Gp/Lrsが小さくなるほど漏れ磁束が大きくなる。例えば、Lrs=一定として漏れ磁束を考えた場合、漏れ磁束は、永久磁石24の磁界に逆らって隣接する爪磁極に入る磁束なので、ポールギャップGpが小さくなって反対極の爪磁極が近付くほど大きくなる。逆に、ポールギャップGpが大きくなるほど漏れ磁束は小さくなり、例えば比率Gp/Lrsが1.1以上では、漏れ磁束は殆ど変化しなくなる。
出力電流は、一方の爪磁極から固定子鉄心11に入って他方の爪磁極へと戻る有効磁束の量に依存するので、漏れ磁束が小さくなって有効磁束が増えるほど出力電流は大きくなる。しかし、ポールギャップGpが大きくなると爪磁極21a,21bの幅寸法が小さくなり、爪磁極21a,21bを通る磁束に対して磁気抵抗が大きくなる。そのため、比率Gp/Lrsが所定値を越えると有効磁束が減少し始め、出力電流も減少し出す。図9に示す例では、比率Gp/Lrsがほぼ0.9のところで出力電流がピークとなり、比率Gp/Lrsがさらに大きくなると出力電流は減少する。
また、界磁電流ゼロの場合に、固定子コイルと鎖交する永久磁石24の磁束は、漏れ磁束の場合と同様の傾向を有しており、比率Gp/Lrsが小さいほど大きくなる。そのため、無励磁無負荷誘起電圧は、比率Gp/Lrsが小さいほど大きくなる。出力電流を最大にするという観点からは、比率Gp/Lrsを0.9に設定するのが好ましい。一方、0.9よりもGp/Lrsが小さい方が漏れ磁束(同様に、固定子コイルと鎖交する永久磁石24の磁束)は小さくなるが、Gp/Lrs=0.9において漏れ磁束はかなり小さくなっているため、漏れ磁束の減少によるメリットに比べて出力電流の減少によるデメリットのほうが影響が大きい。よって、図9の場合には、Gp/Lrsは0.9に設定される。
ところで、図9では比率Gp/Lrs=0.9において出力電流曲線L4にピークが現れたが、ピークとなる比率Gp/Lrsの値はロータコア20の外径Drに依存する。ロータコア外径Drはエンジン101の大きさ(排気量)が増加するに従って大きく設定されるが、その場合、ポールギャップGpはそのままで外径Drのみが大きく設定される。そのため、回転電機100を小型化してロータコア20の外径Drを小さくすると比率Gp/Lrsが大きくなり、出力電流曲線L4および漏れ磁束曲線L3は、図10に示すように比率Gp/Lrsが大きくなる方向である右側へそれぞれ移動する。
ただし、ロータコア外径Drを小さくしすぎると、ロータコア20の鉄量が減少し、また、巻回できる界磁巻線量も減少し出力電流が全体的低下し始める。そのため、出力電流の全体的低下を考慮すると、出力電流がピークとなる比率Gp/Lrsの上限は1.2程度となる。
一方、ロータコア20の外径Drを大きくした場合には比率Gp/Lrsが小さくなり、出力電流曲線L4および漏れ磁束曲線L3は、図11に示すように比率Gp/Lrsが小さくなる方向である左側へそれぞれ移動する。ただし、本実施の形態の回転電機100は従来のオルタネータの代替品として利用するので、大きさには制限がかかる。そのため、比率Gp/Lrsの下限は0.8程度に設定される。結局、比率Gp/Lrsを0.8から1.2の範囲に設定するのが好ましく、このように設定することにより、高い出力電流を得ると共に、無負荷誘起電圧を低く抑えることができる。
なお、図10,11で説明したように、ロータコア外径Drに応じて曲線L4のピークが左右に移動するので、特定のDrに対応して曲線L4がピークとなる比率Gp/Lrsが存在する。そして、その比率Gp/Lrsに設定すれば、そのときの出力電流はピーク位置となる。すなわち、与えられた外径Drに対して、出力電流がピークとなるような比率Gp/Lrsに設定することができる。
[ロータコア20の軸方向寸法の設定方法]
次に、ロータコア20の軸方向に関する寸法設定について説明する。具体的には、円盤部軸方向寸法Rtと継鉄部軸方向寸法Lyとの比率Rt/Lyの設定方法について、図12参照して説明する。図12は、ロータコア20の軸方向長さを一定とした場合の、比率Rt/Lyに対する出力/重量(A/kg)および効率の変化を示す図である。回転電機100の発電量は大型化すれば容易に大きくすることができるので、一般的には、回転電気100の発電能力を評価する指標としては出力/重量(A/kg)が採用される。すなわち、より小さな重量でより大きな出力電流を得られるものほど、回転電機としての能力が高いことになる。
まず、出力/重量を表す曲線L6について説明する。図12において、横軸は比率Rt/Lyを示し、横軸の右側に近づくほどRtが大きくなり逆にLyが小さくなる。厚さRtの円盤部25a,25bの外径は、厚さLyの継鉄部22の外径よりも大きいので、横軸の右側に近づくほど重量は増加し、界磁巻線のターン数は減る傾向になる。そのため、比率Rt/Lyの増加とともに出力/重量の曲線L6は大きく減少する。
逆に、比率Rt/Lyを小さくするほどターン数が増加して出力も増加するはずであるが、円盤分の厚さRtが小さくなると磁気抵抗が大きくなって磁束量が飽和し始める、その結果、比率Rt/Lyを小さくしたときの出力/重量の増加の度合いが小さくなる。そして、比率Rt/Ly=0.45はこの減少傾向が変化する境目を示している。
次に、効率曲線L5について説明する。効率は界磁巻線の抵抗に依存しており、界磁巻線のターン数が増えると抵抗も増えるため、効率は低下する。界磁巻線のターン数は継鉄部22の軸方向寸法Lyに比例するので、比率Rt/Lyを示す横軸は1/ターン数に比例している。そのため、横軸の左側に近づくほどターン数は極端に大きくなり、効率曲線L5は図11のような傾向を示すようになる。すなわち、Rt/Ly=0.35付近を境目に効率曲線L5の傾きが大きく変化する。
回転電機100として出力/重量および発電効率を考慮した場合、比率Rt/Lyを0.35から0.45の範囲に設定することにより、出力/重量と発電効率とが両立した高出力、高効率の回転電機が得られる。
[永久磁石24の寸法H,Wについて]
図13は永久磁石24の形状を示す図である。永久磁石24は立方体形状を成しており、周方向(溝幅方向)の幅寸法をW、径方向の高さ寸法をHとする。永久磁石24は、溝幅方向(W方向)に着磁されている。ギャップの寸法であるポールギャップGpが変化すると、それに応じて爪磁極21a,21b間に挿入されている永久磁石24の幅寸法Wも変化することになる。
図14は、永久磁石24の断面の高さと幅との比率H/Wを横軸とし、漏れ磁束および耐遠心力性との関係を示す図である。漏れ磁束は比率H/Wが大きくなるにつれて増加している。一方、永久磁石24は、図6に示すU字断面形状を有する隙間に挿入されている。永久磁石24は鍔部200によって保持され、ロータ回転時の遠心力によって永久磁石24が隙間空間から飛び出さないように構成されている。そのため、永久磁石24の質量(すなわち体積)に応じて、ロータ20の鍔部200に加わる遠心力が変化する。すなわち、永久磁石24の体積に応じて、ロータ20の耐遠心力性が変化する。例えば、図14において、幅寸法Wを一定にしたまま高さ寸法Hを変化させると、寸法Hが大きくなるほど耐遠心力性が小さくなる。逆に、寸法Hを一定にしたまま幅寸法を小さくした場合も耐遠心力性が小さくなる。
ところで、爪磁極間のポールギャップGpを大きくしたり小さくしたりすると、それに対応して永久磁石24の幅寸法Wも大きくしたり小さくしたりする必要がある。すなわち、比率Gp/Lrsの大きさを図9に示す範囲内で変化させると、比率H/Wの値も変化する。すなわち、比率H/Wの値は、Gp/Lrs=0.8に対応する値(下限値)と、Gp/Lrs=1.2に対応する値(上限値)との間で変化することになる。さらに、上限値および下限値の大きさは高さ寸法Hにも依存するので、図14に示す上限値および下限値のラインは、Hが大きい場合には右方向に移動し、Hが小さい場合には逆に左方向に移動する。
図14に示すように、耐遠心力性の変化は比率H/Wが小さい所では小さく、比率H/Wが大きくなると変化も大きくなる。そこで、高さ寸法Hを調整して図14のように上限値を0.6とすることで、耐遠心力性を十分高く設定することができる。上限値H/W=0.6は、ポールギャップGpをGp/Lrs=0.8に設定した場合の値である。一方、下限値H/W=0.4はGp/Lrs=1.2に設定した場合の値である。このようにH/Wの範囲を0.4〜0.6に設定することで、高速時の耐遠心力性を高めつつ、漏れ磁束を減少させることができる。
上述した実施の形態は、以下に述べるような作用効果を奏する。
(1)固定子1には、相数Phの固定子コイル23が結線数Ncを持って保持されている。回転子2のロータコア20に形成された隣接する爪磁極21a,21bの隙間には、爪磁極21a,21bの漏れ磁束を反発させる方向に着磁された永久磁石24が設けられている。そして、爪磁極21a,21bの隙間のギャップ寸法Gpと、ロータコア20の外径をDrとし爪磁極21a,21bの数をPとした時の長さLrs=Dr×sin(360×Nc/(2×P×Ph))との比Gp/Lrsを、図9に示すように0.8〜1.2に設定した。その結果、漏れ磁束が抑えられて無負荷誘起電圧が低減されると共に、出力電流はピークまたはその周囲の値となり、高効率かつ高出力を得ることができる。
(2)さらに、第1および第2の円盤部25a,25bの厚みRtと継鉄部22の軸方向長さLyとの比Rt/Lyを、0.35〜0.45に設定することにより、出力/重量と発電効率とが両立した、高出力・高効率の回転電機をえることができる。
(3)また、矩形断面を有する永久磁石の、爪型磁極間の隙間の幅方向の寸法をW、径方向の高さ寸法をHとしたとき、比H/Wを0.4〜0.6に設定したことにより、ロータコア20の耐遠心力性を十分な値に維持することができる。
(4)固定子1を支持するケーシングに回転電機100の整流装置であるインバータ装置90を設けたことにより、回転電機100を搭載する装置の小型化を図ることができる。
(5)継鉄部22と第1および第2の円盤部25a,25bとを別体で形成したことにより、継鉄部22への界磁巻線の巻回しが容易となる。また、継鉄部を軸方向に2分割した2つの継鉄部22a,22bで構成し、継鉄部22aと円盤部25aとを一体に形成し、継鉄部22bと円盤部25bとを一体に形成するようにしても良い。この場合、継鉄部22a,22bの少なくとも一方に界磁巻線を巻回してから、継鉄部22a,22bを対向させるように組み立てる。
実施形態と変形例の一つ、もしくは複数を組み合わせることも可能である。変形例をどのように組み合わせることも可能である。
また、以上の説明はあくまで一例であり、本発明は上記実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
本実施の形態の回転電機を搭載した車両のパワートレインシステムの概略構成を示す図である。 回転電機100の全体構成を示す断面図である。 ロータコア20の構成を示す図である。 ロータコア20の変形例を示す図である。 ロータコア20の断面形状(半断面)を示す図である。 ロータコア20の永久磁石24が挿入される部分の寸法を示す図である。 隣接する一対の爪磁極21a,21bとその間に形成された隙間とを、外周側から見た図である。 ポールギャップGpと漏れ磁束および出力電流との関係を示す図である。 横軸としてポールギャップGpの代わりに比率Gp/Lrsを使用した場合の、漏れ磁束と出力電流の曲線L3,L4を示す図である。 回転電機100を小型化してロータコア20の外径Drを小さくした場合の曲線L3,L4を示す図である。 ロータコア20の外径Drを大きくした場合の曲線L4,L3を示す図である。 ロータコア20の軸方向長さを一定とした場合の、比率Rt/Lyに対する出力/重量(A/kg)および効率の変化を示す図である。 永久磁石24の形状を示す図である。 永久磁石24の断面の高さと幅との比率H/Wを横軸とし、漏れ磁束および耐遠心力性との関係を示す図である。
符号の説明
1:固定子、2:回転子、3:フロント側ハウジング、4:リア側ハウジング、5:シャフト、7:界磁巻線、11:固定子鉄心、12:固定子コイル、20:ロータコア、21a,21b:爪磁極、22,22a,22b:継鉄部、23:界磁コイル、24:永久磁石、25:円盤部25a,25b、90:インバータ装置、91:ケース、100:回転電機、101:エンジン、103:スタータ、108:バッテリー、109:エンジンコントロールユニット、110:整流装置、200:鍔部、

Claims (6)

  1. 回転軸に固定される円筒状の継鉄部、該継鉄部の外周に巻回される界磁巻線、前記継鉄部の軸方向両端からそれぞれ外径方向へ延出する第1および第2の円盤部、前記第1の円盤部の外周から前記第2の円盤部の方向へ延出する複数の第1の爪磁極、前記第2の円盤部の外周から前記第1の円盤部の方向へ延出し、周方向に沿って前記第1の爪磁極と交互に配置される複数の第2の爪磁極、および、前記第1の爪磁極と前記第2の爪磁極との隙間に配置され、それらの爪型磁極間の漏れ磁束を反発させる方向に着磁された永久磁石を具備する回転子と、
    前記回転子の外周側に微小隙間を保って配置され、相数Phの電機子巻線が結線数Ncを持って保持されている固定子とを備え、
    隣接する爪型磁極間のギャップ寸法Gpと、前記回転子の外径をDrとし前記爪型磁極の数をPとした時の長さLrs=Dr×sin(360×Nc/(2×P×Ph))との比Gp/Lrsを、0.8〜1.2に設定したことを特徴とする車両用回転電機。
  2. 請求項1に記載の車両用回転電機において、
    前記第1および第2の円盤部の厚みRtと前記継鉄部の軸方向長さLyとの比Rt/Lyを、0.35〜0.45に設定したことを特徴とする車両用回転電機。
  3. 請求項1または2に記載の車両用回転電機において、
    前記永久磁石は、前記爪型磁極間の隙間の幅方向に断面した形状が矩形であって、前記隙間の延在方向に延在する磁石形状を成し、
    前記永久磁石の前記幅方向の寸法をW、径方向の高さ寸法をHとしたとき、比H/Wを0.4〜0.6に設定したことを特徴とする車両用回転電機。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用回転電機において、
    前記固定子を支持するケーシングを備え、該ケーシングに前記車両用回転電機の整流装置を設けたことを特徴とする車両用回転電機。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用回転電機において、
    前記継鉄部と前記第1および第2の円盤部とを別体で形成したことを特徴とする車両用回転電機。
  6. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用回転電機において、
    前記継鉄部は、軸方向に2分割されて端面同士が対向する第1および第2の継鉄部から成り、
    前記第1の継鉄部の前記対向する端面と反対側の端面に前記第1の円盤部を一体で形成し、前記第2の継鉄部の前記対向する端面と反対側の端面に前記第2の円盤部を一体で形成したことを特徴とする車両用回転電機。
JP2008266593A 2008-10-15 2008-10-15 車両用回転電機 Expired - Fee Related JP5268553B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008266593A JP5268553B2 (ja) 2008-10-15 2008-10-15 車両用回転電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008266593A JP5268553B2 (ja) 2008-10-15 2008-10-15 車両用回転電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010098826A true JP2010098826A (ja) 2010-04-30
JP5268553B2 JP5268553B2 (ja) 2013-08-21

Family

ID=42260104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008266593A Expired - Fee Related JP5268553B2 (ja) 2008-10-15 2008-10-15 車両用回転電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5268553B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011151874A1 (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 株式会社 日立製作所 車両用交流発電機
WO2012059981A1 (ja) * 2010-11-02 2012-05-10 株式会社 日立製作所 車両用交流発電機

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52111313U (ja) * 1976-02-20 1977-08-24
JPH0898481A (ja) * 1993-11-29 1996-04-12 Nippondenso Co Ltd 車両用交流発電機
JP2001103721A (ja) * 1999-09-30 2001-04-13 Hitachi Ltd 車両用交流発電機
JP2003324873A (ja) * 2002-04-26 2003-11-14 Hitachi Ltd 車両用交流発電機およびその製造方法
JP2004320887A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 Hitachi Ltd ローターコアの製造方法
WO2007043161A1 (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Hitachi, Ltd. 回転電機および車載回転電機システム
JP2007159378A (ja) * 2005-12-09 2007-06-21 Hitachi Ltd 回転電機または交流発電装置およびその製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52111313U (ja) * 1976-02-20 1977-08-24
JPH0898481A (ja) * 1993-11-29 1996-04-12 Nippondenso Co Ltd 車両用交流発電機
JP2001103721A (ja) * 1999-09-30 2001-04-13 Hitachi Ltd 車両用交流発電機
JP2003324873A (ja) * 2002-04-26 2003-11-14 Hitachi Ltd 車両用交流発電機およびその製造方法
JP2004320887A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 Hitachi Ltd ローターコアの製造方法
WO2007043161A1 (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Hitachi, Ltd. 回転電機および車載回転電機システム
JP2007159378A (ja) * 2005-12-09 2007-06-21 Hitachi Ltd 回転電機または交流発電装置およびその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011151874A1 (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 株式会社 日立製作所 車両用交流発電機
JPWO2011151874A1 (ja) * 2010-05-31 2013-07-25 株式会社日立製作所 車両用交流発電機
WO2012059981A1 (ja) * 2010-11-02 2012-05-10 株式会社 日立製作所 車両用交流発電機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5268553B2 (ja) 2013-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4410159B2 (ja) 交流回転電機
US6700268B2 (en) Rotational electric machine and a vehicle loaded therewith
JP5513608B2 (ja) クローポール型交流電気モータ
JP4389918B2 (ja) 回転電機及び交流発電機
KR100752906B1 (ko) 차량용 시동발전 장치
JP4887128B2 (ja) 回転電機
CN107070083B (zh) 带旋转电机的动力传递装置
US7589449B2 (en) Electric rotating machine
US8618709B2 (en) Rotary electric machine with improved energy efficiency
JP5109904B2 (ja) 回転電機
US6724115B2 (en) High electrical and mechanical response structure of motor-generator
JP2007124755A (ja) ハイブリッド励磁回転電機、及びハイブリッド励磁回転電機を備えた車両
JP2006217752A (ja) 回転電機
EP2509197A1 (en) Vehicular rotating electric machine
JP2006333642A (ja) 車両用回転電機
JP4045246B2 (ja) 車両用発電電動機
JP5268553B2 (ja) 車両用回転電機
JP2005057941A (ja) 回転電機
JP2005160278A (ja) 同期モータおよびそれを用いた車両ユニット
JP7030961B2 (ja) 固定子、及び回転電機
JP2005057940A (ja) 回転電機
JP2003204661A (ja) 回転電機
JP4742822B2 (ja) 車両用交流発電機
JP2019080475A (ja) 回転電機の回転子
KR100398342B1 (ko) 차량용 교류 발전기

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100115

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120828

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5268553

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees