JP2010098785A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成により、出力電圧を適切に制御することが可能なスイッチング電源装置を提供すること。
【解決手段】スイッチング回路と、該スイッチング回路をPWM方式によりスイッチング制御する制御手段と、出力電圧を検出する検出手段と、を備えるスイッチング電源装置であって、前記制御手段は、前記検出手段により検出された出力電圧を目標電圧に近づけるように前記PWMにおけるデューティ比を変更する手段であり、電力供給対象が高負荷であるほど前記デューティ比の増減程度を小さくし、電力供給対象が低負荷であるほど前記デューティ比の増減程度を大きくする傾向で、前記デューティ比を変更することを特徴とする、スイッチング電源装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、スイッチング回路をスイッチング制御することにより外部に電力供給するスイッチング電源装置に関する。
従来、スイッチング回路をスイッチング制御することにより外部に電力供給するスイッチング電源装置が知られている。係るスイッチング電源装置は、典型的には図2に示す如くコイルとスイッチング素子を備える構成を有し、電圧変換が可能であることからDC−DCコンバータ等として用いられている。
電流不連続モードでPWM制御を行うDC−DCコンバータであって、出力電圧と目標電圧との差分の正負が逆転したときのデューティ比を記憶するデューティ比記憶部と、デューティ比記憶部がデューティ比を記憶してから次に出力電圧と目標電圧との差分の正負が逆転するまでは当該差分がゼロに近付く方向にデューティ比を変化させるとともに、次に出力電圧と目標電圧との差分の正負が逆転したときには、前回演算時のデューティ比と前記デューティ比記憶部に記憶されたデューティ比との差分に係数を乗算した値を前回演算時のデューティ比から減算した値を今回演算時のデューティ比とするデューティ比制御部と、を具備するDC−DCコンバータについての発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−131760号公報
上記特許文献1に記載の装置の如く、コイルを電流が流れない期間が存在する(文献1では、電流不連続モードと称している)スイッチング電源装置においては、コイルを流れる電流の変動幅が比較的大きくなる。また、高出力時と低出力時のコイルを流れる電流の差も大きいものとなる。図6は、コイルを電流が流れない期間が存在しない場合(図では電流連続モードと表記した)と、電流不連続モードの最大出力時及び低出力時とを比較した図である。図中、Iはコイルを流れる電流である。
高出力時と低出力時のコイルを流れる電流の差が大きくなると、高出力時に電圧の変動幅が過度となり、低出力時に電圧制御の応答性が悪くなるという問題が生じる。図7は、係る問題を説明するための補助説明図である。スイッチング電源装置から出力される電力Poutは以下の式(1)で求められる。ここで、出力電圧をVout、出力電流をIout、電流ピークをImax、スイッチング素子がオフ状態にされてから、コイルから電流が流れなくなるまでの時間をtoff、PWM制御における1サイクルの時間をTとする。
Pout=Vout×Iout=Vout×{(Imax×toff)/(2×T)} …(1)
そして、PWM制御におけるオンデューティ幅をΔt増加させると、スイッチング電源装置から出力される電力Poutは、次式(2)で示すPout#へと変化する。
Pout#=Vout×Imax#×toff#/(2×T) …(2)
式(1)におけるImaxは次式(3)で、式(2)におけるImax#は、次式(4)でそれぞれ求められる。式中、Vinは入力電圧、Lはコイルのインダクタンス、tonはスイッチング素子がオン状態(=デューティないしオンデューティ)とされる時間である。また、時間tonとtoffの関係は、次式(5)で規定され、toff#が次式(6)で求められる。
Imax=(Vin/L)ton …(3)
Imax#=(Vin/L)×(ton+Δt) …(4)
toff=ton×Vin/(Vout−Vin) …(5)
toff#=(ton+Δt)×Vin/(Vout−Vin) …(6)
従って、スイッチング電源装置から出力される電力の変動幅ΔPは、次式(7)で求められる。式から、ΔPは、(2×ton+Δt)に比例するため、出力の増減に応じて電力の変動幅が増減することが判る。
ΔP=Pout#−Pout=(2×ton+Δt)×Vout×Vin/{2×L×T×(Vout−Vin)} …(7)
これによって、出力が大きい時にフィードバックゲインが高くなり過ぎて出力電圧が発振したり、出力が小さい時に応答性が悪くなるという問題が生じる。
なお、出力電圧と目標電圧との差分の正負に基づいて簡易に電圧制御を行なうのではなく、出力電圧と目標電圧との差分量に基づいたPID制御等のより高度な制御を行なうことによって係る問題は抑制され得るが、この場合、制御装置のコストやサイズが増大してしまう。また、積分制御等を用いると応答の遅れが生じる場合もある。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、簡易な構成により、出力電圧を適切に制御することが可能なスイッチング電源装置を提供することを、主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第1の態様は、
スイッチング回路と、
該スイッチング回路をPWM方式によりスイッチング制御する制御手段と、
出力電圧を検出する検出手段と、を備えるスイッチング電源装置であって、
前記制御手段は、
前記検出手段により検出された出力電圧を目標電圧に近づけるように前記PWMにおけるデューティ比を変更する手段であり、
電力供給対象が高負荷であるほど前記デューティ比の増減程度を小さくし、電力供給対象が低負荷であるほど前記デューティ比の増減程度を大きくする傾向で、前記デューティ比を変更することを特徴とする、
スイッチング電源装置である。
この本発明の第1の態様によれば、簡易な構成により、出力電圧を適切に制御することができる。
本発明の第1の態様において、
前記制御手段は、例えば、前記デューティ比の増減幅を小さくすることにより前記デューティ比の増減程度を小さくし、前記デューティ比の増減幅を大きくすることにより前記デューティ比の増減程度を大きくする手段である。
また、本発明の第1の態様において、
前記制御手段は、例えば、前記デューティ比の増減速度を小さくすることにより前記デューティ比の増減程度を小さくし、前記デューティ比の増減速度を大きくすることにより前記デューティ比の増減程度を大きくする手段である。
本発明の第2の態様は、
並列接続された複数のスイッチング回路と、
該複数のスイッチング回路をPWM方式によりスイッチング制御する制御手段と、
出力電圧を検出する検出手段と、を備えるスイッチング電源装置であって、
前記制御手段は、
前記検出手段により検出された出力電圧を目標電圧に近づけるように前記PWMにおけるデューティ比を変更する手段であり、
電力供給対象が高負荷であるほど前記複数のスイッチング回路に占める前記デューティ比を増減するスイッチング回路の割合を小さくし、電力供給対象が低負荷であるほど前記複数のスイッチング回路に占める前記デューティ比を増減するスイッチング回路の割合を小さくする傾向で、前記デューティ比を変更することを特徴とするスイッチング電源装置である。
本発明の第2の態様によれば、簡易な構成により、出力電圧を適切に制御することができる。
本発明によれば、簡易な構成により、出力電圧を適切に制御することが可能なスイッチング電源装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
<第1実施例>
以下、本発明の第1実施例に係るスイッチング電源装置1について説明する。図1は、スイッチング電源装置1の回路構成を示した概略図である。スイッチング電源装置1は、基準電源80から入力端子5に供給される入力電圧を用いて負荷90に電力を供給する電源装置であり、入力電圧の変動や負荷90の消費電流(負荷電流)の変動に対して、基準電源80からの入力電圧VINを変換した一定の電圧を負荷90側に出力する電源装置である。スイッチング電源装置1が車両に搭載された場合、基準電源80は、車載バッテリに相当するものであり、負荷90は車載の電気負荷(例えば、マイクロコンピュータ、IC、抵抗負荷、モータなど)に相当するものである。車両に搭載される電気負荷は多種多様であり、各電気負荷の消費電流の違いにより車載バッテリの電圧は変動しやすいため、本実施形態のようなスイッチング電源を搭載すると効果的である。
スイッチング電源装置1は、主要な構成として、入力フィルタ10と、出力フィルタ20と、並列に設けられた複数のDC−DCユニット30(1)、30(2)、…、30(n)と、これらに電圧信号を供給するためのドライバ40(1)、40(2)、…、40(n)と、出力電圧コンパレータ50と、制御装置60と、駆動位相シフト回路70と、を備える。以下、各DC−DCユニットについて説明する際には、単にDC−DCユニット30と称する。DC−DCユニット30の個数に特段の制限はない。
入力フィルタ10は、例えば周知のLCフィルタである。出力フィルタ20は、例えば主電力ラインから分岐してグランド端子に接続されるキャパシタを有する。これらのフィルタによって電圧を平準化している。
図2は、DC−DCユニット30の構成を示す図である。DC−DCユニット30は、主電力ライン32により直列に接続されたコイル34、ダイオード36と、これらの間から分岐してグランド端子に接続されたスイッチング素子38と、を有する。スイッチング素子38としては、例えばIGBT、MOSFET、バイポーラトランジスタ等が用いられる。
係る構成のDC−DCユニット30において、スイッチング素子38に電圧が印加されてオン状態となると、基準電源80からコイル34、スイッチング素子38を経てグランド端子に電流が流れる。その過程でコイル34にエネルギーが蓄えられ、スイッチング素子38がオフ状態となったときに、コイル34に誘導起電力が発生し、ダイオード36を経て出力端子6側に電流が流れることとなる。この際の電圧は、コイル34に蓄えられたエネルギーに応じた値、すなわち制御装置60によるPWM制御におけるデューティ比に応じた値となる。
出力電圧コンパレータ50は、出力端子6における電圧(出力電圧)を検出する電圧センサを備え、外部より与えられた目標電圧と、出力端子6における電圧とを比較し、その比較結果を電圧信号として制御装置60に出力する。
制御装置60は、例えばマイクロコンピュータであるが、回路により構成されてもよい。制御装置60は、デューティ増減判定部62と、デューティ増減制御部64と、を有する。また、その他にクロック生成装置等を備えてよい。制御装置60は、これらの構成によって決定されたデューティ比を有するPWM(Pulse Width Modulation)信号を駆動位相シフト回路70に出力する。
デューティ増減判定部62は、出力電圧コンパレータ50からの電圧信号を参照し、出力電圧が目標電圧よりも低い場合にデューティ比を増加させる指示信号を出力し、出力電圧が目標電圧よりも高い場合にデューティ比を減少させる指示信号を出力する。これによって、出力電圧を目標電圧に近づけるように制御がなされることとなる。
デューティ増減制御部64は、このデューティ比の増減において、負荷90が高負荷であるほどデューティ比を増減するDC−DCユニットの割合を小さくし、負荷90が低負荷であるほどデューティ比を増減するDC−DCユニットの割合を大きくする傾向で、各DC−DCユニットに出力するPWM信号のデューティ比を変更する。その具体例については後述する。負荷90が高負荷であるか否かは、その時点のデューティ比に基づき判断することができる。
駆動位相シフト回路70は、制御装置60から入力されたPWM信号を、360/n度ずつ位相シフトさせて、各ドライバに出力する。
係る構成により、スイッチング素子38を電流が流れていない状態でスイッチングする、いわゆるソフトスイッチングが可能となり、スイッチング損失を低減することができる。また、単独のDCユニットを備えるものに比して出力電圧を平準化することができる。
ところが、こうしたソフトスイッチングを行なうスイッチング電源装置では、前述した「高出力時(=高負荷時)に電圧の変動幅が過度となり、低出力時(=低負荷時)に電圧制御の応答性が悪くなる」という問題が顕著となる。そこで、デューティ増減制御部64では、電力供給対象が高負荷となるに連れて電圧の上昇を緩やかにする制御を行なっているのである。
図3は、低負荷時、中負荷時、高負荷時において、それぞれデューティ比を増加させる場合(出力電圧が目標電圧よりも低い場合)の、各DC−DCユニットに出力するPWM信号の推移を示すタイミングチャートである。本図においては、DC−DCユニットを6個(n=6)有するものとした。図中、「ch」は各DC−DCユニット及び対応するドライバを示す略称であり、以下チャンネルと称する。また、信号が立ち上がっている状態が、スイッチング素子38に電圧が印加されている状態を示す。図中、Duty1、Duty2、Duty3は、低負荷時、中負荷時、高負荷時におけるある時点のデューティを示し、Duty1≦Duty2≦Duty3が成立する。
図示する如く、低負荷時には、各サイクルにおいて、6チャンネル全てについてデューティをΔt増加させる。中負荷時には、各サイクルにおいて、6チャンネルのうち3チャンネルについてデューティをΔt増加させる。高負荷時には、各サイクルにおいて、6チャンネルのうち1チャンネルについてデューティをΔt増加させる。
なお、デューティを減少させる場合は、これと逆に、低負荷時には、各サイクルにおいて、6チャンネル全てについてデューティをΔt減少させる。中負荷時には、各サイクルにおいて、6チャンネルのうち3チャンネルについてデューティをΔt減少させる。高負荷時には、各サイクルにおいて、6チャンネルのうち1チャンネルについてデューティをΔt減少させる。ここで、Δtは、例えばデューティ変化量の最小単位(1LSB;Least Significant Bit)である。
係る処理によって、前述した「高出力時に電圧の変動幅が過度となり、低出力時に電圧制御の応答性が悪くなる」という問題が効果的に抑制されることとなる。
以上説明した本実施例のスイッチング電源装置1によれば、簡易な構成により、出力電圧を適切に制御することができる。
<第2実施例>
以下、本発明の第2実施例に係るスイッチング電源装置2について説明する。スイッチング電源装置2は、第1実施例のスイッチング電源装置1と同一のハードウエアにより実現可能であるため、図1を参照すると共に同一の構成要素については同一の符号により説明する。なお、第2実施例及び第3実施例については、必ずしも複数のDC−DCユニットを備える必要はないが、複数のDC−DCユニットを備えるスイッチング電源装置の優位性については前述の通りである。
本実施例のデューティ増減制御部64は、負荷90が高負荷であるほどデューティ比の増減幅を小さくし、負荷90が低負荷であるほどデューティ比の増減幅を大きくする傾向で、デューティ比を変更する。これによって、第1実施例と同様に、電力供給対象が高負荷となるに連れて電圧の上昇を緩やかにする制御を行なっている。
図4は、低負荷時、中負荷時、高負荷時において、それぞれデューティ比を増加させる場合(出力電圧が目標電圧よりも低い場合)の、各DC−DCユニットに出力するPWM信号の推移を示すタイミングチャートである。
図示する如く、低負荷時には、各サイクルにおいて、各チャンネルについてデューティを3Δtずつ増加させる。中負荷時には、各サイクルにおいて、各チャンネルについてデューティを2Δt増加させる。高負荷時には、各サイクルにおいて、各チャンネルについてデューティをΔt増加させる。
なお、デューティを減少させる場合は、これと逆に、低負荷時には、各サイクルにおいて、各チャンネルについてデューティを3Δtずつ減少させる。中負荷時には、各サイクルにおいて、各チャンネルについてデューティを2Δt減少させる。高負荷時には、各サイクルにおいて、各チャンネルについてデューティをΔt減少させる。
係る処理によって、前述した「高出力時に電圧の変動幅が過度となり、低出力時に電圧制御の応答性が悪くなる」という問題が効果的に抑制されることとなる。
以上説明した本実施例のスイッチング電源装置2によれば、簡易な構成により、出力電圧を適切に制御することができる。
<第3実施例>
以下、本発明の第3実施例に係るスイッチング電源装置3について説明する。スイッチング電源装置3は、第1実施例のスイッチング電源装置1と同一のハードウエアにより実現可能であるため、図1を参照すると共に同一の構成要素については同一の符号により説明する。
本実施例のデューティ増減制御部64は、負荷90が高負荷であるほどデューティ比の増減速度を小さくし、負荷90が低負荷であるほどデューティ比の増減速度を大きくする傾向で、デューティ比を変更する。これによって、第1実施例と同様に、電力供給対象が高負荷となるに連れて電圧の上昇を緩やかにする制御を行なっている。
図5は、低負荷時、中負荷時、高負荷時において、それぞれデューティ比を増加させる場合(出力電圧が目標電圧よりも低い場合)の、各DC−DCユニットに出力するPWM信号の推移を示すタイミングチャートである。
図示する如く、低負荷時には、各チャンネルについて1サイクル毎にデューティをΔtずつ増加させる。中負荷時には、各チャンネルについて2サイクル毎にデューティをΔt増加させる。高負荷時には、各チャンネルについて3サイクル毎にデューティをΔt増加させる。
なお、デューティを減少させる場合は、これと逆に、低負荷時には、各チャンネルについて1サイクル毎にデューティをΔtずつ減少させる。中負荷時には、各チャンネルについて2サイクル毎にデューティをΔt減少させる。高負荷時には、各チャンネルについて3サイクル毎にデューティをΔt減少させる。
係る処理によって、前述した「高出力時に電圧の変動幅が過度となり、低出力時に電圧制御の応答性が悪くなる」という問題が効果的に抑制されることとなる。
以上説明した本実施例のスイッチング電源装置3によれば、簡易な構成により、出力電圧を適切に制御することができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
本発明は、自動車製造業や自動車部品製造業等に利用可能である。
スイッチング電源装置1の回路構成を示した概略図である。 DC−DCユニット30の構成を示す図である。 低負荷時、中負荷時、高負荷時において、それぞれデューティ比を増加させる場合の、各DC−DCユニットに出力するPWM信号の推移を示すタイミングチャートである。 低負荷時、中負荷時、高負荷時において、それぞれデューティ比を増加させる場合の、各DC−DCユニットに出力するPWM信号の推移を示すタイミングチャートである。 低負荷時、中負荷時、高負荷時において、それぞれデューティ比を増加させる場合の、各DC−DCユニットに出力するPWM信号の推移を示すタイミングチャートである。 電流連続モードと、電流不連続モードの最大出力時及び低出力時とを比較した図である。 高出力時に電圧の変動幅が過度となり、低出力時に電圧制御の応答性が悪くなるという問題を説明するための補助説明図である。
符号の説明
1、2、3 スイッチング電源装置
5 入力端子
6 出力端子
10 入力フィルタ
20 出力フィルタ
30(1)、30(2)、…、30(n) DC−DCユニット
32 主電力ライン
34 コイル
36 ダイオード
38 スイッチング素子
40(1)、40(2)、…、40(n) ドライバ
50 出力電圧コンパレータ
60 制御装置
62 デューティ増減判定部
64 デューティ増減制御部
70 駆動位相シフト回路
80 基準電源
90 負荷

Claims (4)

  1. スイッチング回路と、
    該スイッチング回路をPWM方式によりスイッチング制御する制御手段と、
    出力電圧を検出する検出手段と、を備えるスイッチング電源装置であって、
    前記制御手段は、
    前記検出手段により検出された出力電圧を目標電圧に近づけるように前記PWMにおけるデューティ比を変更し、
    電力供給対象が高負荷であるほど前記デューティ比の増減程度を小さくし、電力供給対象が低負荷であるほど前記デューティ比の増減程度を大きくする傾向で、前記デューティ比を変更することを特徴とする、
    スイッチング電源装置。
  2. 前記制御手段は、前記デューティ比の増減幅を小さくすることにより前記デューティ比の増減程度を小さくし、前記デューティ比の増減幅を大きくすることにより前記デューティ比の増減程度を大きくする手段である、
    請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記制御手段は、前記デューティ比の増減速度を小さくすることにより前記デューティ比の増減程度を小さくし、前記デューティ比の増減速度を大きくすることにより前記デューティ比の増減程度を大きくする手段である、
    請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  4. 並列接続された複数のスイッチング回路と、
    該複数のスイッチング回路をPWM方式によりスイッチング制御する制御手段と、
    出力電圧を検出する検出手段と、を備えるスイッチング電源装置であって、
    前記制御手段は、
    前記検出手段により検出された出力電圧を目標電圧に近づけるように前記PWMにおけるデューティ比を変更する手段であり、
    電力供給対象が高負荷であるほど前記複数のスイッチング回路に占める前記デューティ比を増減するスイッチング回路の割合を小さくし、電力供給対象が低負荷であるほど前記複数のスイッチング回路に占める前記デューティ比を増減するスイッチング回路の割合を小さくする傾向で、前記デューティ比を変更することを特徴とする、
    スイッチング電源装置。
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