JP2010098682A - レイク受信機におけるフィンガー割り当て方法およびレイク受信機 - Google Patents

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徹矢 谷田貝
Takashi Nakagawa
貴史 中川
Hideki Owada
英樹 大和田
Yoshio Takayanagi
良雄 高柳
Naohito Yamamoto
尚人 山本
Tatsuya Nakano
達哉 中野
Tatsuya Higuchi
達也 樋口
Yuji Shimoyama
裕司 下山
Junji Kato
淳史 加藤
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Abstract

【課題】レイク受信機において、フィンガーリソースの有効活用を最大限に行う。
【解決手段】レイク受信機のパスサーチ部2は、ユーザー毎にパスサーチを行い、各々のパスに対するSIRを推定した上で、有効と考えられるSIRの大きいパスから順次SIRの合成を行い、必要最小限のSIRが得られるためのパス数を見極め、フィンガーを割り当てる。
【選択図】図1

Description

本発明はレイク(RAKE)受信機に関し、特にフィンガー割り当て方法に関する。
従来、レイク受信機内のフィンガー機能は、接続要求のあったユーザーに対しその受信信号の伝播状態によらず固定数のフィンガーリソースを割り当てていた。そのため、反射波の無いような理想的な受信信号にユーザーに対しては必要以上のフィンガーリソースが割り当てられていた。この場合、必要以上のハードウェアを実装することになり、特にユーザー数の高密度化が進むにつれ、消費電力の増加も大きな問題となり、ハードウェアの放熱問題等で装置の設計が困難になるばかりでなく、通信事業者のランニングコストへの影響も無視できなくなりつつあった。また、フィンガーリソースを使い切った状態で緊急呼が発生した場合は接続不可となっていた。
無効なパスを合成せず、合成後の信号品質を高めると言う観点では、特許文献1のようにSIR(Signal to Interference Ratio )が一定の値を満たさないパスを除外するよう方法も提案されている。しかし、これは、積極的にフィンガーリソースを削減する類の発明ではない。また、特許文献2は、受信品質が過剰な場合、フィンガー数を減らし、受信品質が不足の場合、フィンガー数を増やし、受信品質が適正範囲の場合、フィンガー数を維持することで、必要なフィンガー数を決定することを記載している。しかし、この特許文献では各パスのSIR測定についての記載はない。
特開平11−8606号公報 特開2004−080339号公報
本発明の目的は、フィンガーリソースの有効活用を最大限に行うことを可能にする、レイク受信機におけるフィンガー割り当て方法およびレイク受信機を提供することにある。
本発明は、ユーザー毎にパスサーチを行い、各々のパスに対するSIRを推定した上で、有効と考えられるSIRの大きいパスから順次SIRの合成を行い、必要最小限のSIRが得られるためのパス数を見極め、フィンガーを割り当てることを特徴とする。
本発明は、ユーザー毎にパスサーチを行い、各々のパスに対するSIRを推定した上で、有効と考えられるSIRの大きいパスから順次合成を行い、必要最小限のSIRが得られるためのパス数を見極め、フィンガーを割り当てることにより、フィンガーリソースの有効活用を最大限に行うことが可能となる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態のレイク受信機のブロック図である。図1に示すように、レイク受信機は無線部インタフェース1と、パスサーチ部2と、リソース管理部3と、フィンガー部4-1、4-2、・・・、4-mと、レイク合成部5-1、5-2、・・・、5-nとを有する。ここで、通常m>nである。無線部インタフェース1は無線部(不図示)とのインタフェースを行う。パスサーチ部2は、受信信号の遅延プロフィルを計算する遅延プロファイル計算部21と、受信信号の遅延プロフィルである受信プロファイル中のピークを複数検出し、そのSIRを推定するSIR推定部22と、SIR推定値を有力パスから順次合成し、必要なSIRを得るために必要なパス数を判断し、その情報からフィンガー制御情報を生成するパス制御部23からなる。リソース管理部3は、パスサーチ部2からのパス制御用情報と上位からのユーザー情報(サービス種別を表す情報、拡散コード等)を基に必要なフィンガーリソースを割り当てるための管理を行う。フィンガー部4-1、・・・、4-mは、受信信号とユーザーに対応する拡散コードの相関演算を行う相関器41と、相関器出力にパス毎の重み係数を掛け合わせる重み付け回路42と、フィンガー出力を対応するユーザーのレイク合成部に出力するための出力制御回路43と、フィンガーの状態を管理する状態管理部44からなる。レイク合成部5−1〜5−nはフィンガー部4−1〜4−mからの出力をユーザー毎にレイク合成する。
SIR推定部22は、図2に示すように、受信プロファイル中のピークを高い方から複数検出するピーク検出部61と、検出されたピークのSIRを高い方から順に推定する第1ピークSIR推定部62-1、第2ピークSIR推定部62-2、・・・、第NピークSIR推定部62-Nと、推定されたSIRを上位から順次合成して行く合成SIR推定部63−1、・・・、第(N-2)合成SIR推定部63-(N−2)、第(N-1)合成SIR推定部63-(N−1)で構成されている。なお、SIRの推定は、例えば、信号のレベルと、それを除いたノイズのレベルを検出し、その比を求めることで行う。
次に、図1、図2および図3を参照して本実施形態の動作について詳細に説明する。
まず、無線部とのインタフェースを行う無線インタフェース1から入力された受信信号に対し、遅延プロファイル計算部21にて、ユーザー毎に割り当てられた拡散コードとの相関演算により、遅延プロファイルを計算する。SIR推定部22では受信信号の遅延プロファイル中のピークを高いほうから複数検出し、各々のピークに対しそのSIRを推定し、SIRの高い順に順位付けを行い、1stピーク〜Nthピークとする。さらに、SIR推定部22では順位の高いピークから順次SIRの合成を行い(信号の位相を揃えた上で加算し)、その合成SIRに1パス(フィンガー1つ分)追加した場合のSIRの増分(kパス合成した結果とk+1パス合成した結果の差分)を推定し、出力する。パス制御部23では合成SIR情報(フィンガー数分の信号の合成結果とノイズの比)を基に必要なSIRを得るために必要なパス数、即ち、必要な(目標フィンガー数を満たす)フィンガー数を判断し、各々のフィンガー部4-1〜4-mに対し遅延プロファイル情報、重み付け情報等の必要な情報を出力する。すなわち、相関器41には拡散コードおよび遅延プロファイル情報が、重み付け回路42には重み付け係数が、出力制御回路43には、レイク合成部5-1〜5-nとの接続情報が出力される。ここで、パス制御部23の出力情報は、リソース管理部3に入力され、レイク合成部5-1〜5-nで合成すべきフィンガーの情報としてレジスタに書き込み管理されると共に、フィンガー部4-1〜4-mに入力され、個々のフィンガーの制御に使用される。フィンガー部4-1〜4-mではパス制御部23からの信号を一旦、状態管理部44で受け、相関器41、重み付け回路42、出力制御回路43へ必要な設定情報を与える。各フィンガー部内部では無線部インタフェース1から入力された受信信号に対し、ユーザー毎に割り当てられた拡散コードと、各々のパスに与えられた遅延および重み付け情報により逆拡散を行い、出力制御情報に基づき出力制御回路43が制御され、逆拡散された受信信号がレイク合成部5-1〜5-nに出力される。レイク合成部5-x(ただし、x=1〜n)ではユーザー毎に対応するフィンガー部からの信号を合成し、出力する。
次に、図2を参照し、SIR推定部22の動作について詳細に説明する。遅延プロファイル部21からの信号に対し、まずピーク検出部61にて複数のピークを検出し、各々のピークに対しピークSIR推定部62-1〜62-NにてSIRを推定する。次に、合成SIR推定部63-1〜63-(N-1)では上位のピークの積算SIRに対し次位のピークのSIRを合成し、その合成SIRと合成によって得られたSIRの改善値(kパス合成した結果とk+1合成した結果の差分)を出力する。したがって、SIR推定部22からの出力を参照すると、必要なSIRを得るために必要な最低限のフィンガー数(合成SIR推定部の出力がターゲットSIRを満たすのに必要な最小のパス数)とその状態からフィンガーを1個削除した場合のSIR劣化量の推定値(i番目の合成SIR推定部の出力と(i−1)番目の合成SIR推定部の出力の差分)がわかることになる。
次に、図3を参照してフィンガーリソースの管理方法について説明する。図3はリソース管理部3内部のレジスタの一例を示したものである。レジスタはユーザー毎に管理される項目とフィンガーリソース毎に管理される項目があり、それぞれのユーザーあるいはフィンガーリソースに対し、最左列に示される項目が管理される。先ず、管理項目について順に説明する。初めにユーザー毎に管理される項目について説明する。『最小SIR』は対象ユーザーのサービスを行うに当り、最低限必要なSIR値、『ターゲットSIR』は対象ユーザーのサービスを行うに当り、必要十分なSIR値であり、『最小 SIR』および『ターゲットSIR』はシステム側で予め値を決めておくべきパラメータである。『必要パス数履歴』は過去の必要パス数算出結果を記録したものであり、ユーザーの置かれた環境を知るための情報である。『変動フラグ』は対象のユーザーに必要なパス数が時間的に変動するか否かを示すものであり、前記『必要パス数履歴』を参照し、決定する。対象のユーザーに必要なパス数は、無線伝播路が不安定なときに変動し、周期的に必要フィンガー数を算出し、その履歴を参照し、値が変動しているかどうかで決定する。次に、フィンガー毎に管理される項目について説明する。『ユーザー ID』は対象となるフィンガーリソースがどのユーザーに属するものかを示す。『拡散パラメータ』は対象となるユーザー毎に割り当てられた値、すなわち拡散コード、『パス順位』は対象となるフィンガーリソースが対象となるユーザーに割り当てられたフィンガーリソースの中で何番目にSIRが高いかを示す。『上位積算SIR』は対象となるフィンガーリソースより上位のフィンガーリソースまでの積算SIRである。『積算SIR』は対象となるフィンガーリソースまでの積算SIRである。『SIR ゲイン』は対象となるフィンガーリソースを追加することで得られるSIRの改善値である。『上位積算SIR』、『積算SIR』、『SIR ゲイン』により対象となるフィンガーリソースの貢献度や削除した場合の通信品質等がわかる。『未使用フラグ』は現在対象となるフィンガーリソースが割り当てられていないことを示す。『削除候補フラグ』は現在対象となるフィンガーリソースが割り当てられているが、SIR改善への貢献度が低く、削除後も対象ユーザーの通信品質が必要最低限の値を満足できる場合等、削除可能なことを示す。『削除優先順位』はさらにその中で貢献度を考慮し、削除する順番を付与したものである。
次に、図4を参照し、新規呼を受け付けた場合のフィンガーリソースの割り当て動作の詳細について説明する。まず、システム側にて、接続優先で制御するか、伝送品質優先で動作させるかを予め決めておき、これを接続モードとする。新規呼の受け付けがあると、遅延プロファイル計算、ピーク検出、SIR推定を行い、パス制御部23は、その後の判定に必要な情報をリソース管理部3に蓄える(ステップ101、102、103)。次に、パス制御部23は、最小SIR、ターゲットSIRを参照し、必要なパス数を決定する(ステップ104)。その際、システムが接続優先モードで動作している場合は、その後の判定時に最小 SIRを満たすフィンガーリソース数を許容するが、伝送品質優先モードで動作している場合は、必ずターゲットSIRを満たすように制御を行うものとする。必要なフィンガーリソース数が決定されると、パス制御部23は、未使用フラグ数を確認し、残数(共有リソースとしてのフィンガーの残数)が必要数以上であれば無条件でフィンガーリソースを割り当てる(ステップ106、107)。パス制御部23は、残数が不足している場合は、接続モードを確認し、伝送品質優先モードである場合は新規呼の接続を断念する(ステップ108、109)。パス制御部23は、接続優先モードである場合は、削除候補フラグを参照し(ステップ110)、割り当て可能数、即ち、残数と削除候補数の和が必要数以上であるかを確認する(ステップ111)。パス制御部23は、必要数に満たない場合は接続を断念する(ステップ115)。必要数を満たしている場合、パス制御部23は、SIRゲイン等を参照して、通信品質への影響度の確認を行い(ステップ112)、削除優先順位を参照し、影響度の小さいものから必要な数だけフィンガーリソースを解放し(ステップ113)、新規呼に割り当てる(ステップ114)。
次に、図5を参照し、既に接続済みのユーザーに対するフィンガーリソースの割り当て数更新時の制御フローについて説明する。先ず、新規呼と同様に、遅延プロファイル計算、ピーク検出、SIR推定を行い、パス制御部23は、その後の判定に必要な情報をリソース管理部3に蓄える(ステップ101、102、103)。次に、パス制御部23は、最小 SIR、ターゲットSIRを参照し、必要なパス数を算出する(ステップ121)。その後、パス制御部23は、必要パス数履歴を確認し、前回決定時より必要パス数が増えている場合は今回パス算出値で必要フィンガー数を決定する(ステップ122)。パス制御部23は、フィンガー数追加であれば、未使用フラグ数を確認し(ステップ123、105)、残数が必要数以上であれば無条件でフィンガーリソースを割り当てる(ステップ106、107)。残数が不足している場合は、パス制御部23は、削除候補フラグを参照し、割り当て可能なフィンガーを追加で割り当てる(ステップ125、113、114)。また、必要パス数が減っている場合は、パス制御部23は、変動フラグを確認する。フラグが立っていなければ、パス制御部23は、今回算出した必要パス数で決定し、不要となったフィンガーリソースは解放する(ステップ124)。パス制御部23は、フィンガーリソースを割り当てる(ステップ114)。パス制御部23は、フラグが立っている場合、受信波の伝搬状態が変動環境下に置かれているユーザーであると判断し、必要パス数は前回の値を維持する。
以上のように、本実施形態によれば、レイク受信機において常に必要最小限のフィンガーリソースにて必要な伝送品質を確保することが可能であり、特に伝播状態の良い環境化で動作する場合は固定のフィンガーリソースを割り当てる方式と比較し、大幅にハードウェアを削減することが可能となり、コスト、実装、消費電力面で非常に有利となる。一方、固定的にフィンガーリソース数を絞る方式と比較すると伝播状態の悪いユーザーに対しても伝送品質を保つことができ、正に、最小限のハードウェアにて最大限の性能を得ることが可能と言える。
図4に示した例では、全ての呼が平等な場合について示したが、緊急呼等、優先順位の高い呼接続の要求を受け付けることが可能な動作例を図6により説明する。
図4の例との差異は、パス制御部23が、接続を断念する前に緊急呼かの確認を行い(ステップ131、132)、緊急呼である場合は、削除候補フィンガーリソースの有無に関わらず、貢献度の低いフィンガーリソースから一旦解放し(ステップ133、134)、緊急呼に割り当てる(ステップ135)点である。
以上述べたように、個々のフィンガーリソースのSIRに対する貢献度を管理することにより、要求SIR、呼の優先度をコントロールすることで様々な要求に応じることが可能となる。
また、全てのユーザー接続時に緊急呼が発生した場合等には、現在接続中の呼に対するSIR改善の寄与が少ないフィンガーを選択して削除し、緊急呼に割り当てる機能を持つことにより、既接続呼への影響最小限にて前記緊急呼の接続を行うことが可能である。
なお、パスサーチ部2の機能は、その機能を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませ、実行するものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM等の記録媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク装置等の記憶装置を指す。さらに、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、インターネットを介してプログラムを送信する場合のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの(伝送媒体もしくは伝送波)、その場合のサーバとなるコンピュータ内の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものを含む。
本発明は、レイク受信機におけるフィンガーリソースの利用効率の最大化と言う観点で、W-CDMA基地局およびW-CDMA端末に適用可能である。
特に、W-CDMA基地局においては、Pico Nobe-B、Femt Node-Bと言った、小容量の小型基地局等、小型化、低消費電力化が強く望まれている分野への適用が向いており、今後の小型基地局の普及に極めて有効と考えられる。
図1は本発明の一実施形態のレイク受信機のブロック図である。 図2はSIR推定部のブロック図である。 図3はリソース管理部内のレジスタの詳細図である。 図4は、新規呼のユーザーに対するフィンガーリソースの割り当て動作を示すフローチャートである。 図5は、既に接続済みのユーザーに対するフィンガーリソースの割り当て数更新時の動作を示すフローチャートである。 図6は、優先順位の高い呼接続の要求を受付けることが可能な場合のフローチャートである。
符号の説明
1 無線部インタフェース
2 パスサーチ部
3 リソース管理部
4-1〜4-m フィンガー部
5-1〜5-n レイク受信部
21 遅延プロファイル計算部
22 SIR推定部
23 パス制御部
41 相関器
42 重み付け回路
43 出力制御回路
44 状態管理部
61 ピーク検出部
62-1〜62-N ピークSIR推定部
63-1〜63-(N−1) 合成SIR推定部
101〜115、121〜125、131〜135 ステップ

Claims (16)

  1. レイク受信機におけるフィンガー割り当て方法において、ユーザー毎にパスサーチを行い、各々のパスに対するSIRを推定した上で、有効と考えられるSIRの大きいパスから順次SIRの合成を行い、必要最小限のSIRが得られるためのパス数を見極め、フィンガーを割り当てることを特徴とするフィンガー割り当て方法。
  2. 優先順位の高い呼が発生し、該呼に対してフィンガーの割り当てができない場合、現在接続中の呼に対するフィンガーのうち、SIR改善への貢献度が低いフィンガーを解放し、該フィンガーを、前記の優先順位の高い呼に割り当てる、請求項1に記載のレイク受信機におけるフィンガー割り当て方法。
  3. レイク受信機におけるフィンガー割り当て方法において、
    受信信号に対し、ユーザー毎に割り当てられた拡散コードを使用して遅延プロファイルを計算するステップと、
    前記遅延プロファイル中のピークを複数検出し、各ピークに対してそのSIRを推定し、SIRの高いピークから順次SIRを合成するステップと、
    合成SIR情報を基に必要なパス数、すなわちフィンガー数を決定するステップと、
    フィンガーリソースの残数を確認するステップと、
    前記残数と前記の必要なフィンガー数を比較するステップと、
    前記残数が前記の必要なフィンガー数以上であれば、フィンガーリソースを割り当てるステップと、
    を有するフィンガー割り当て方法。
  4. 前記残数が前記の必要なフィンガー数未満であれば、動作モードが接続優先モードか伝送品質優先モードか判定するステップと、
    動作モードが伝送品質優先モードであれば、新規呼の接続を断念するステップと、
    動作モードが接続優先モードであれば、前記残数と削除候補数の和と前記の必要なフィンガー数を比較するステップと、
    前記残数と削除候補数の和が前記の必要なフィンガー数未満であれば、新規呼の接続を断念するステップと、
    前記残数と削除候補数の和が前記の必要なフィンガー数以上であれば、フィンガーリソースを、対象ユーザーの通信品質への影響度の小さいフィンガーリソースから必要な数だけ解放し、新規呼に割り当てるステップと、
    さらに有する、請求項3に記載のフィンガー割り当て方法。
  5. 前記残数が前記の必要なフィンガー数未満であれば、動作モードが接続優先モードか伝送品質優先モードか判定するステップと、
    動作モードが接続優先モードであれば、前記残数と削除候補数の和と前記の必要なフィンガー数を比較するステップと、
    動作モードが伝送品質優先モードの場合、および前記残数と削除候補数の和が前記の必要なフィンガー数未満の場合、新規呼が優先順位の高い呼かどうか判定するステップと、
    前記残数と削除候補数の和が前記の必要なフィンガー数以上の場合、および新規呼が優先順位の高い呼の場合、フィンガーリソースを、対象ユーザーの通信品質への影響度の小さいから必要な数だけ解放し、新規呼に割り当てるステップと、
    新規呼が優先順位の高い呼でなければ、新規呼の接続を断念するステップと、
    さらに有する、請求項3に記載のフィンガー割り当て方法。
  6. 接続済のユーザーに対するフィンガーリソースの割り当て数更新時に、
    受信信号に対し、ユーザー毎に割り当てられた拡散コードを使用して遅延プロファイルを計算するステップと、
    前記遅延プロファイル中のピークを複数検出し、各ピークに対してそのSIRを推定し、SIRの高いピークから順次合成するステップと、
    合成SIR情報を基に必要なパス数を算出するステップと、
    前記必要パス数が前回決定時よりも減っている場合は、フィンガーリソースを、必要パスが減った分開放するステップと、
    前記必要パス数が前回決定時と同じか前回決定時よりも増えている場合は前記算出値で必要フィンガー数を決定するステップと、
    フィンガーリソースの残数を確認するステップと、
    前記残数と前記必要フィンガー数を比較するステップと、
    前記残数が前記必要フィンガー数以上であれば、フィンガーリソースを追加するステップと、
    前記残数が前記必要フィンガー数未満であれば、割り当て可能なフィンガーを追加割り当てするステップと、
    をさらに有する、請求項3から5のいずれか1項に記載のフィンガー割り当て方法。
  7. レイク受信機であって、
    パス毎のSIRおよびその合成値を推定する機能を備えたパスサーチ部と、複数のレイク合成部と、前記パスサーチ部からの情報に従い前記レイク合成部との接続を柔軟に追加あるいは削除可能な複数のフィンガー部とを有し、
    前記パスサーチ部は、ユーザー毎にパスサーチを行い、各々のパスに対するSIRを推定した上で、有効と考えられるSIRの大きいパスから順次SIRの合成を行い、必要最小限のSIRが得られるためのパス数を見極め、フィンガー部を割り当てる
    レイク受信機。
  8. 前記パスサーチ部は、優先順位の高い呼が発生し、該呼に対してフィンガーの割り当てができない場合、現在接続中の呼に対するフィンガーのうち、SIR改善への貢献度が低いフィンガーを解放し、該フィンガーを、前記の優先順位の高い呼に割り当てる、請求項7に記載のレイク受信機。
  9. レイク受信機であって、
    パス毎のSIRおよびその合成値を推定する機能を備えたパスサーチ部と、複数のレイク合成部と、前記パスサーチ部からの情報に従い前記レイク合成部との接続を柔軟に追加あるいは削除可能な複数のフィンガー部とを有し、
    前記パスサーチ部は、
    受信信号に対し、ユーザー毎に割り当てられた拡散コードを使用して遅延プロファイルを計算する遅延プロファイル計算部と、
    前記遅延プロファイル中のピークを複数検出し、各ピークに対してそのSIRを推定し、SIRの高いピークから順次SIRを合成するSIR推定部と、
    合成SIR情報を基に必要なパス数、すなわちフィンガー数を決定し、フィンガーリソースの残数を確認し、前記残数と前記の必要なフィンガー数を比較し、前記残数が前記の必要なフィンガー数以上であれば、フィンガーリソースを割り当てるパス制御部と、
    を有する、
    レイク受信機。
  10. 前記パス制御部は、前記残数が前記の必要なフィンガー数未満であれば、動作モードが接続優先モードか伝送品質優先モードか判定し、動作モードが伝送品質優先モードであれば、新規呼の接続を断念し、動作モードが接続優先モードであれば、前記残数と削除候補数の和と前記の必要なフィンガー数を比較し、 前記残数と削除候補数の和が前記の必要なフィンガー数未満であれば、新規呼の接続を断念し、前記残数と削除候補数の和が前記の必要なフィンガー数以上であれば、フィンガーリソースを、対象ユーザーの通信品質への影響度の小さいフィンガーリソースから必要な数だけ解放し、新規呼に割り当てる、請求項9に記載のレイク受信機。
  11. 前記パス制御部は、前記残数が前記の必要なフィンガー数未満であれば、動作モードが接続優先モードか伝送品質優先モードか判定し、動作モードが接続優先モードであれば、前記残数と削除候補数の和と前記の必要なフィンガー数を比較し、動作モードが伝送品質優先モードの場合、および前記残数と削除候補数の和が前記の必要なフィンガー数未満の場合、新規呼が優先順位の高い呼かどうか判定し、前記残数と削除候補数の和が前記の必要なフィンガー数以上の場合、および新規呼が優先順位の高い呼の場合、フィンガーリソースを、対象ユーザーの通信品質への影響度の小さいから必要な数だけ解放し、新規呼に割り当て、新規呼が優先順位の高い呼でなければ、新規呼の接続を断念する、
    請求項9に記載のレイク受信機。
  12. 前記パス制御部は、接続済のユーザーに対するフィンガーリソースの割り当て数更新時に、前記必要パス数が前回決定時よりも減っている場合は、フィンガーリソースを、必要パスが減った分開放し、前記必要パス数が前回決定時と同じか前回決定時よりも増えている場合は前記算出値で必要フィンガー数を決定し、フィンガーリソースの残数を確認し、前記残数と前記必要フィンガー数を比較し、前記残数が前記必要フィンガー数以上であれば、フィンガーリソースを追加し、前記残数が前記必要フィンガー数未満であれば、割り当て可能なフィンガーを追加割り当てる、請求項9から11のいずれか1項に記載のレイク受信機。
  13. レイク受信機におけるフィンガー割り当てをコンピュータに実行させるプログラムであって、
    受信信号に対し、ユーザー毎に割り当てられた拡散コードを使用して遅延プロファイルを計算する手順と、
    前記遅延プロファイル中のピークを複数検出し、各ピークに対してそのSIRを推定し、SIRの高いピークから順次SIRを合成する手順と、
    合成SIR情報を基に必要なパス数、すなわちフィンガー数を決定する手順と、
    フィンガーリソースの残数を確認する手順と、
    前記残数と前記の必要なフィンガー数を比較する手順と、
    前記残数が前記の必要なフィンガー数以上であれば、フィンガーリソースを割り当てる手順と、
    をコンピュータに実行させるためのフィンガー割り当てプログラム。
  14. 前記残数が前記の必要なフィンガー数未満であれば、動作モードが接続優先モードか伝送品質優先モードか判定する手順と、
    動作モードが伝送品質優先モードであれば、新規呼の接続を断念する手順と、
    動作モードが接続優先モードであれば、前記残数と削除候補数の和と前記の必要なフィンガー数を比較する手順と、
    前記残数と削除候補数の和が前記の必要なフィンガー数未満であれば、新規呼の接続を断念する手順と、
    前記残数と削除候補数の和が前記の必要なフィンガー数以上であれば、フィンガーリソースを、対象ユーザーの通信品質への影響度の小さいフィンガーリソースから必要な数だけ解放し、新規呼に割り当てる手順と、
    をさらにコンピュータに実行させる、請求項13に記載のフィンガー割り当てプログラム。
  15. 前記残数が前記の必要なフィンガー数未満であれば、動作モードが接続優先モードか伝送品質優先モードか判定する手順と、
    動作モードが接続優先モードであれば、前記残数と削除候補数の和と前記の必要なフィンガー数を比較する手順と、
    動作モードが伝送品質優先モードの場合、および前記残数と削除候補数の和が前記の必要なフィンガー数未満の場合、新規呼が優先順位の高い呼かどうか判定する手順と、
    前記残数と削除候補数の和が前記の必要なフィンガー数以上の場合、および新規呼が優先順位の高い呼の場合、フィンガーリソースを、対象ユーザーの通信品質への影響度の小さいから必要な数だけ解放し、新規呼に割り当てる手順と、
    新規呼が優先順位の高い呼でなければ、新規呼の接続を断念する手順と、
    をさらにコンピュータに実行させる、請求項13に記載のフィンガー割り当てプログラム。
  16. 接続済のユーザーに対するフィンガーリソースの割り当て数更新時に、
    受信信号に対し、ユーザー毎に割り当てられた拡散コードを使用して遅延プロファイルを計算する手順と、
    前記遅延プロファイル中のピークを複数検出し、各ピークに対してそのSIRを推定し、SIRの高いピークから順次合成する手順と、
    合成SIR情報を基に必要なパス数を算出する手順と、
    前記必要パス数が前回決定時よりも減っている場合は、フィンガーリソースを、必要パスが減った分開放する手順と、
    前記必要パス数が前回決定時と同じか前回決定時よりも増えている場合は前記算出値で必要フィンガー数を決定する手順と、
    フィンガーリソースの残数を確認する手順と、
    前記残数と前記必要フィンガー数を比較する手順と、
    前記残数が前記必要フィンガー数以上であれば、フィンガーリソースを追加する手順と、
    前記残数が前記必要フィンガー数未満であれば、割り当て可能なフィンガーを追加割り当てする手順と、
    をさらにコンピュータに実行させる、請求項13から15のいずれか1項に記載のフィンガー割り当てプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016541053A (ja) * 2013-11-11 2016-12-28 深▲セン▼市中▲興▼微▲電▼子技▲術▼有限公司 マルチパスサーチを実現するタスク処理方法及び装置

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JP2016541053A (ja) * 2013-11-11 2016-12-28 深▲セン▼市中▲興▼微▲電▼子技▲術▼有限公司 マルチパスサーチを実現するタスク処理方法及び装置

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